JP3285138B2 - リングネットワークにおける伝送装置 - Google Patents

リングネットワークにおける伝送装置

Info

Publication number
JP3285138B2
JP3285138B2 JP28748697A JP28748697A JP3285138B2 JP 3285138 B2 JP3285138 B2 JP 3285138B2 JP 28748697 A JP28748697 A JP 28748697A JP 28748697 A JP28748697 A JP 28748697A JP 3285138 B2 JP3285138 B2 JP 3285138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
signal
unit
line
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28748697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11127183A (ja
Inventor
充己 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP28748697A priority Critical patent/JP3285138B2/ja
Priority to US09/034,439 priority patent/US6130764A/en
Priority to CN98105821A priority patent/CN1099791C/zh
Publication of JPH11127183A publication Critical patent/JPH11127183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3285138B2 publication Critical patent/JP3285138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/44Star or tree networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図34〜図39) 発明が解決しようとする課題(図40) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 ・第1実施形態の説明(図1〜図13) ・第1実施形態の変形例の説明(図14) ・第2実施形態の説明(図15〜図19) ・第2実施形態の第1変形例の説明(図20) ・第2実施形態の第2変形例の説明(図21) ・第2実施形態の第3変形例の説明(図22〜図26) ・第3実施形態の説明(図27〜図31) ・第3実施形態の変形例の説明(図32) ・第4実施形態の説明(図33) ・その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、リングネットワー
クにおける伝送装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、SDH(Synchronous Digital Hie
rarchy)技術の標準化に伴い各国でSDHネットワーク
の導入が図られ、北米ではこのSDH技術に準拠したS
ONET(Synchronous Optical Network)の導入が図ら
れている。上述のごときSDHネットワークとしては、
複数のSDH伝送装置をリング状に接続されたリングネ
ットワークが、近年の光伝送システムを構築するネット
ワークの大規模化に柔軟に対応しうるネットワークとし
て注目されている。
【0004】このようなリングネットワークを構築する
ための伝送装置としては、例えば2.4Gb/s程度の
多重信号(48チャンネルの信号)を伝送しうるもの
や、10Gb/s程度の多重信号(192チャンネルの
信号)を伝送しうるものもある。ところで、上述のリン
グネットワークにて適用される信号伝送方式(リング形
式)としては、回線の障害に対する対策が施された2つ
の方式〔UPSR方式(Uni-directional Path Switched
Ring;ユニ・ディレクショナル・パス・スイッチド・リ
ング)と、BLSR方式(Bi-directional Line Switche
d Ring;バイ・ディレクショナル・ライン・スイッチド
・リング)〕とがある。
【0005】ここで、UPSR方式(以下、単にUPS
Rと記載)は、例えば市内網などのように1箇所の交換
局に一旦全ての情報を集中させる場合に主に用いられる
もので、例えば図34に示すような2本の光ファイバ1
05−1,105−2を介して4つの伝送装置101〜
104がリング状に接続されたリングネットワーク10
0では、以下に示すように多重伝送信号(光信号)を伝
送するようになっている。
【0006】例えば図35(a)に示すように、回線障
害が発生していない通常状態で、伝送装置101に接続
される他の回線101aからの伝送信号(チャンネル
「1」の信号)を、伝送装置101からリングネットワ
ーク100を介して伝送装置103に向けて中継伝送す
る際に、伝送装置102を経由する回線101bと伝送
装置104を経由する回線101cとを併用することに
より、伝送信号を冗長に伝送するようになっている。
【0007】なお、上述の伝送装置101〜104間を
接続する2本の光ファイバ105−1,105−2は、
それぞれリングネットワーク100を介して伝送される
多重伝送信号としての光信号の方向が逆方向となるよう
に設定される。なお、光ファイバ105−1は、光信号
をリングネットワーク100上で図中矢印WEの方向に
伝播させるために用いられ、光ファイバ105−2は、
光信号をリングネットワーク100上で図中矢印EWの
方向に伝播させるために用いられる。
【0008】また、伝送装置103は、2つの回線10
1b,101cを介して入力された伝送信号について、
例えば誤り等の少ない品質の良いものを選択して他の回
線103bに中継するパススイッチ103Aをそなえて
いる(図35参照)。ここで、伝送装置103と伝送装
置104との間の回線103aに障害が発生した場合に
は、伝送装置101から伝送装置103に対して伝送さ
れる伝送信号は、伝送装置104を経由した伝送信号は
入力されず、伝送装置102を経由した伝送信号のみが
入力される。
【0009】すなわち、図35(b)に示すように、伝
送装置101からの伝送信号の伝送の際に、リングネッ
トワーク100上のいずれかにおいて回線障害が発生し
た場合においても、伝送装置103のパススイッチ10
3Aでは、障害の無い側の伝送装置102を経由した伝
送信号を選択して他の回線103bに中継できる。この
ような冗長ネットワーク構成により、UPSRでは、ネ
ットワークの信頼性を向上させることができる。
【0010】なお、リングネットワーク100を構成す
る全ての伝送装置101〜104において、上述のごと
き伝送装置101における信号伝送の際の機能や、伝送
装置103が有するパススイッチ103Aと同一の機能
を相互に有している。さらに、このUPSRでは、図3
6に示すように、上述のパススイッチ103Aの前段に
位相調整部103Bを設け、パススイッチ103Aにお
ける伝送信号の選択の前段で、2つの伝送信号の位相調
整を位相調整部103Bにて行なうことにより、信号を
ヒットせずに切り換え(無瞬断切換)を行なうことがで
きる。
【0011】また、図37に示すように、伝送装置10
1−1〜104−1により構成されるUPSRリングネ
ットワーク100−1,伝送装置101−2〜104−
2により構成されるUPSRリングネットワーク100
−2および伝送装置101−3〜104−3により構成
されるUPSRリングネットワーク100−3を相互に
接続することにより、伝送装置101−1〜104−
1,101−2〜104−2,101−3〜104−3
により構成される規模の大きいUPSRリングネットワ
ーク(バーチャルリング)100−4を構築することも
でき、ネットワーク構築の際の設計自由度が高い性質を
有している。
【0012】ところで、BLSR方式(以下、単にBL
SRと記載)は大都市間通信網など、局間の通信が多い
場合に用いられるもので、例えば図38(a),図38
(b)に示すような方式で多重伝送信号を伝送するよう
になっている。すなわち、図38(a)に示すように、
回線障害が発生していない通常状態で、伝送装置101
に接続される他の回線101aからの伝送信号を、伝送
装置101からリングネットワーク100を介して伝送
装置103に伝送する際には、上述のUPSRと異な
り、別のルートからの信号を予備回線として用いずに、
同一ルート内で予備用のチャンネルを確保するようにな
っている。
【0013】具体的には、伝送装置101から伝送装置
103へ中継伝送すべき伝送信号を、予備用のチャンネ
ルを確保しながら、伝送装置104を経由するルートの
みを通じて伝送することができるので、伝送装置102
に接続される回線101bについては、別の伝送信号を
伝送するように回線設定することができる。例えば、伝
送装置102に対して中継伝送すべき伝送信号を、回線
101bを通じ、上述の伝送装置103に対する伝送信
号と同時に伝送することができるようになっているので
ある。
【0014】ここで、図38(b)に示すように、伝送
装置103と伝送装置104との間の回線103aに障
害が発生した場合には、BLSRでは、受信側の伝送装
置103におけるパススイッチ103Aにおいて障害の
無い方のパスを選択する前述のUPSRと異なり、AP
S(Automatic Protection Switch)プロトコルを用いて
ラインのループバックを行なって救済を行なうようにな
っている。
【0015】すなわち、図39に示すように、上述の回
線103aにて障害が発生したことを伝送装置104に
て検出すると、伝送装置104ではプロテクション動作
が行なわれ、伝送装置101から光ファイバ105−2
を介して入力された信号を伝送装置104内で折り返し
(ブリッジ処理)、光ファイバ105−1を介して伝送
装置103に出力している。すなわち、伝送装置104
はスイッチングノードとして動作する。
【0016】なお、上述の伝送装置104では、上述の
ロングパスを通じて伝送信号を伝送装置103に対して
伝送する際において、伝送信号を構成するSDHフレー
ムのSOH(Section Overhead)のK1,K2バイトに、
APSバイトとして伝送路故障情報(SF-RING;Signal Fa
ll)をリクエストとして付与している。ところで、回線
103aにて障害が発生した場合には、伝送装置101
から伝送された伝送信号は、ロングパス(迂回ルート)
としての伝送装置101,102を経由したルートを通
じて伝送装置103に伝送されるようになっているが
(ループバック)、これらの中間ノードとしての伝送装
置101,102ではフルパススルーの状態にあり、K
バイトおよびプロテクションチャンネル信号をそのまま
通過させている。
【0017】なお、伝送装置103にて伝送信号をロン
グパスを介して入力されると、この信号をスイッチ処理
することにより、ショートパスからの信号(伝送装置1
04からの信号)でなくロングパスからの信号を選択し
(スイッチ処理)、他の回線103bに中継できる。す
なわち、伝送装置103についてもスイッチングノード
として動作する。
【0018】これにより、BLSRでは、APSプロト
コルを用いたループバックを行なうことで、上述のUP
SRよりも回線利用効率を向上させながら、ネットワー
クの信頼性を向上させている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】さて、近年において
は、伝送容量の増加とともに、その容量の使い方につい
ても、多様のニーズが出てくるものと予想される。すな
わち、このようなニーズを満足するためには、ネットワ
ークを構築する者の要求に応じて、互いに異なる複数の
伝送方式を有するリングネットワークを構築できるよう
な伝送装置が必要となる。
【0020】すなわち、同一の伝送装置をリングネット
ワークの構成要素としながら、UPSRとして動作しう
るリングネットワークを構築したり、BLSRとして動
作しうるリングネットワークを構築したりできるような
伝送装置が求められているのである。例えば、上述のご
とき伝送装置110によれば、図40に示すように、U
PSRとしてのリングネットワーク111,BLSRと
してのリングネットワーク112およびUPSRとして
のリングネットワーク113を相互に接続することによ
り、リングネットワーク112ではBLSRとしての性
能を有しながら、全体ではUPSRとしてのリングネッ
トワーク114として動作しうるようなネットワークを
効率的に構築でき、リングネットワーク構築のための設
計の自由度を向上させることが期待できるのである。
【0021】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、互いに異なる複数の伝送方式を有するリング
ネットワークを構築することができる伝送装置を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】このため、第1の発明の
リングネットワークにおける伝送装置は、各々回線を収
容する複数の伝送装置がリング状に接続されるととも
に、各伝送装置間において複数チャンネルの信号を多重
伝送しうるリングネットワークにおける伝送装置であっ
、上記リングネットワークを構成する第1の回線から
の第1の伝播方向の多重伝送信号を分離し、分離された
複数チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数
組出力する第1分離部と、上記リングネットワークを構
成する第2の回線からの第2の伝播方向の多重伝送信号
を分離し、分離された複数チャンネルの信号により構成
される伝送信号を複数組出力する第2分離部と、上記の
第1分離部および第2分離部にて分離された複数組の伝
送信号を分配入力され各組の伝送信号について所望のチ
ャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するとともに、他
の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐され
たチャンネルの伝送信号として挿入する、上記複数組の
伝送信号毎の複数の分岐挿入回路部と、該複数の分岐挿
入回路部からの上記第1の伝播方向にかかる複数組の伝
送信号について多重し、中継伝送先となる上記の第2の
回線に対して多重伝送信号として伝送する第1多重伝送
部と、該複数の分岐挿入回路部からの上記第2の伝播方
向にかかる複数組の伝送信号について多重し、中継伝送
先となる上記の第1の回線に対して多重伝送信号として
伝送する第2多重伝送部とをそなえるとともに、上記各
組の伝送信号を、ユニ・ディレクショナル・パス・スイ
ッチド・リングによるUPSR伝送方式かまたはバイ・
ディレクショナル・ライン・スイッチド・リングによる
BLSR伝送方式のうちのいずれかの伝送方式で伝送す
べく、各分岐挿入回路部を設定する設定部をそなえて構
成され、かつ、該複数の分岐挿入回路部が、上記各組の
伝送信号を構成するチャンネルを、上記のUPSR伝送
方式およびBLSR伝送方式において共通に割り当てる
ように構成されたことを特徴としている。
【0023】また、第2の発明のリングネットワークに
おける伝送装置は、各々回線を収容する複数の伝送装置
がリング状に接続されるとともに、各伝送装置間におい
て複数チャンネルの信号を多重伝送しうるリングネット
ワークにおける伝送装置であって、上記リングネットワ
ークを構成する第1の回線からの第1の伝播方向の多重
伝送信号を分離し、分離された複数チャンネルの信号に
より構成される伝送信号を複数組出力する第1分離部
と、上記リングネットワークを構成する第2の回線から
の第2の伝播方向の多重伝送信号を分離し、分離された
複数チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数
組出力する第2分離部と、上記の第1分離部および第2
分離部にて分離された複数組の伝送信号を入力され、各
組の伝送信号について所望のチャンネルの伝送信号を他
の回線へ分岐するとともに他の回線からの信号につい
て、上記の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送信号
として挿入する一方、上記の分岐挿入処理の施された伝
送信号をバイ・ディレクショナル・ライン・スイッチド
・リングによるBLSR伝送方式で伝送するためのBL
SR分岐挿入部と、上記の第1分離部および第2分離部
にて分離された複数組の伝送信号を入力され、各組の伝
送信号について所望のチャンネルの伝送信号を他の回線
へ分岐するとともに他の回線からの信号について、上記
の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送信号として挿
入する一方、上記の分岐挿入処理の施された伝送信号を
ユニ・ディレクショナル・パス・スイッチド・リングに
よるUPSR伝送方式で伝送するためのUPSR分岐挿
入部と、上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐
挿入部にて信号の分岐挿入処理が施された、BLSR伝
送方式およびUPSR伝送方式によるチャンネル毎の上
記第1の伝播方向にかかる伝送信号をそれぞれ入力さ
れ、これらの伝送信号のうちで、予め設定されたチャン
ネル毎の伝送方式に応じていずれか一つの伝送信号をチ
ャンネル毎に選択するセレクタ部を有し、該セレクタ部
にて選択された伝送信号について多重し、中継伝送先と
なる上記第2の回線に対して多重伝送信号として伝送す
る第1多重伝送部と、上記のBLSR分岐挿入部および
UPSR分岐挿入部にて信号の分岐挿入処理が施され
た、BLSR伝送方式およびUPSR伝送方式によるチ
ャンネル毎の上記第2の伝播方向にかかる伝送信号をそ
れぞれ入力され、これらの伝送信号の うちで、予め設定
されたチャンネル毎の伝送方式に応じていずれか一つの
伝送信号をチャンネル毎に選択するセレクタ部を有し、
該セレクタ部にて選択された伝送信号について多重し、
中継伝送先となる上記第1の回線に対して多重伝送信号
として伝送する第2多重伝送部とをそなえるとともに、
上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部の
伝送ルートとともに、上記の第1多重伝送部および第2
多重伝送部のセレクタ部の状態を、設定制御することに
より、上記チャンネル毎に応じた伝送方式を設定制御す
る設定制御部をそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
【0024】さらに、第3の発明のリングネットワーク
における伝送装置は、各々回線を収容する複数の伝送装
置がリング状に接続されるとともに、各伝送装置間にお
いて複数チャンネルの信号を多重伝送しうるリングネッ
トワークにおける伝送装置であって、上記リングネット
ワークを構成する第1の回線からの第1の伝播方向の多
重伝送信号を分離し、バイ・ディレクショナル・ライン
・スイッチド・リングによるBLSR伝送方式で伝送す
べきチャンネルの伝送信号と、ユニ・ディレクショナル
・パス・スイッチド・リングによるUPSR伝送方式で
伝送すべきチャンネルの伝送信号とを出力する第1分離
部と、上記リングネットワークを構成する第2の回線か
らの第2の伝播方向の多重伝送信号を分離し、バイ・デ
ィレクショナル・ライン・スイッチド・リングによるB
LSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号と、
ユニ・ディレクショナル・パス・スイッチド・リングに
よるUPSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信
号とを出力する第2分離部と、上記の第1分離部および
第2分離部からのBLSR伝送方式で伝送すべきチャン
ネルの伝送信号を入力され、所望のチャンネルの伝送信
号を他の回線へ分岐するとともに他の回線からの信号に
ついて、上記の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送
信号として挿入する一方、上記の分岐挿入処理の施され
た伝送信号を、上記BLSR伝送方式で伝送するための
BLSR分岐挿入部と、上記の第1分離部および第2分
離部からのUPSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの
伝送信号を入力され、所望のチャンネルの伝送信号を他
の回線へ分岐するとともに他の回線からの信号につい
て、上記の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送信号
として挿入する一方、上記の分岐挿入処理の施された伝
送信号を、上記BLSR伝送方式で伝送するためのUP
SR分岐挿入部と、上記のBLSR分岐挿入部およびU
PSR分岐挿入部にて信号の分岐挿入処理が施された上
記第1の伝播方向にかかる伝送信号について多重し、中
継伝送先となる上記第2の回線に対して多重伝送信号と
して伝送する第1多重伝送部と、上記のBLSR分岐挿
入部およびUPSR分岐挿入部にて信号の分岐挿入処理
が施された上記第2の伝播方向にかかる伝送信号につい
て多重し、中継伝送先となる上記第1の回線に対して多
重伝送信号として伝送する第2多重伝送部とをそなえる
とともに、上記のBLSR分岐 挿入部およびUPSR分
岐挿入部の伝送ルートを設定することにより、上記チャ
ンネル毎に応じた伝送方式を設定する設定部をそなえて
構成されたことを特徴としている。
【0025】上述の第3の発明の伝送装置においては、
上記の第1分離部および第2分離部が、上記分離された
複数組の伝送信号のチャンネルを入れ替える第1チャン
ネル入替スイッチをそなえるとともに、上記の第1多重
伝送部および第2多重伝送部が、該分岐挿入部からの複
数組の伝送信号のチャンネルについて多重する前段にお
いて、上記複数組の伝送信号のチャンネルを入れ替える
第2チャンネル入替スイッチをそなえて構成することと
してもよい。また、第1の発明の伝送装置においては、
好ましくは、予め設定されたチャンネルを有する伝送信
号を上記BLSR伝送方式またはUPSR伝送方式のう
ちのいずれかで多重伝送しうる下位層多重伝送装置が配
下に収容することとしてもよい。さらに、第1の発明の
伝送装置においては、各々回線を収容する伝送装置間が
4本の光ファイバにより相互に接続されることにより複
数の伝送装置がリング状に接続され、各伝送装置間を接
続する4本の光ファイバのうちで、2本の光ファイバを
上記第1の伝播方向および第2の伝送信号を伝送するた
めのワークラインとして用いる一方、残り2本の光ファ
イバについては上記第1の伝播方向および第2の伝播方
向の伝送信号を伝送するためにプロテクションラインと
して用いるように構成することもできる。この場合にお
いては、好ましくは、該各分岐挿入回路部が、上記のU
PSR伝送方式,2本の異なる光ファイバを介して複数
チャンネルの信号を伝送しうる2F−BLSR伝送方式
または4本の異なる光ファイバを介して複数チャンネル
の信号を伝送しうる4F−BLSR伝送方式のうちのい
ずれかの伝送方式で伝送すべく構成する。
【0026】また、第4の発明のリングネットワークに
おける伝送装置は、複数の伝送装置が光ファイバを介し
てリング状に接続されてなるリングネットワークにおけ
る伝送装置であって、BLSR伝送方式またはUPSR
伝送方式により伝送信号をやり取りしうる2つの伝送部
と、各伝送部における伝送信号と、上記各伝送部におけ
る伝送信号毎に設定される波長多重伝送用の光波長を有
する光信号とをインタフェースする伝送信号/波長多重
用光信号インタフェース部と、該伝送信号/波長多重用
光信号インタフェース部からの上記各伝送部における伝
送信号に対応した光信号を、光波長多重することにより
上記光ファイバを通じて伝送するとともに、上記光ファ
イバを介して伝送されてきた光信号について、上記各伝
送部における伝送信号毎に設定された光波長を有する光
信号に光波長分離する波長多重分離部とをそなえて構成
される一方、該伝送信号/波長多重用光信号インタフェ
ース部が、上記リングネットワークを構成する第1の回
線からの第1の伝播方向の多重伝送信号を分離し、バイ
・ディレクショナル・ライン・スイッチド・リングによ
るBLSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号
と、ユニ・ディレクショナル・パス・スイッチド・リン
グによるUPSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝
送信号とを出力する第1分離部と、上記リングネットワ
ークを構成する第2の回線からの第2の伝播方向の多重
伝送信号を分離し、バイ・ディレクショナル・ライン・
スイッチド・リングによるBLSR伝送方式で伝送すべ
きチャンネルの伝送信号と、ユニ・ディレクショナル・
パス・スイッチド・リングによるUPSR伝送方式で伝
送すべきチャンネルの伝送信号とを出力する第2分離部
とをそなえて構成され、該2つの伝送部のそれぞれが、
上記の第1分離部および第2分離部からのBLSR伝送
方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号を入力され、所
望のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するととも
に他の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐
されたチャンネルの伝送信号として挿入する一方、上記
の分岐挿入処理の施された伝送信号を、上記BLSR伝
送方式で伝送するためのBLSR分岐挿入部と、上記の
第1分離部および第2分離部からのUPSR伝送方式で
伝送すべきチャンネルの伝送信号を入力され、所望のチ
ャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するとともに他の
回線からの信号について、上 記の伝送信号が分岐された
チャンネルの伝送信号として挿入する一方、上記の分岐
挿入処理の施された伝送信号を、上記BLSR伝送方式
で伝送するためのUPSR分岐挿入部とをそなえて構成
され、かつ、該伝送信号/波長多重用光信号インタフェ
ース部が、上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分
岐挿入部にて信号の分岐挿入処理が施された上記第1の
伝播方向にかかる伝送信号について多重し、中継伝送先
となる上記第2の回線に対して多重伝送信号として伝送
する第1多重伝送部と、上記のBLSR分岐挿入部およ
びUPSR分岐挿入部にて信号の分岐挿入処理が施され
た上記第2の伝播方向にかかる伝送信号について多重
し、中継伝送先となる上記第1の回線に対して多重伝送
信号として伝送する第2多重伝送部とをそなえて構成さ
れ、かつ、上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分
岐挿入部の伝送ルートを設定することにより、上記チャ
ンネル毎に応じた伝送方式を設定する設定部をそなえて
構成されたことを特徴としている。
【0027】上述の第1の発明の伝送装置においては、
好ましくは、該各分岐挿入回路部が、上記第1分離部に
て分離された第1の回線からの2組の伝送信号を、BL
SR伝送方式を適用した場合にはワークチャンネルおよ
びプロテクションチャンネルとして、UPSR伝送方式
を適用した場合にはワークチャンネルとして、それぞれ
入出力される一方、上記第2分離部にて分離された第2
の回線からの2組の伝送信号を、BLSR伝送方式を適
用した場合にはワークチャンネルおよびプロテクション
チャンネルとして、UPSR伝送方式を適用した場合に
はプロテクションチャンネルとして、それぞれ入出力さ
れ、伝送装置間が4本の光ファイバにより相互に接続さ
れている場合に、上記の第1の回線,第2の回線からの
信号についてスパンスイッチを行なう、第1の回線,第
2の回線用のスパンスイッチ用スイッチと、BLSR伝
送方式を適用して当該伝送装置をスイッチングノードと
して機能する場合には上記の第1の回線,第2の回線か
らのそれぞれ信号について逆廻りのルートからの信号を
選択して出力する一方、UPSR伝送方式を適用した場
合にはスルー状態に設定される第1の回線,第2の回線
用のリングスイッチ用スイッチと、上記の第1の回線,
第2の回線用のリングスイッチ用スイッチからそれぞれ
入力された伝送信号について所望のチャンネルの伝送信
号を他の回線へ分岐する第1の回線,第2の回線用の分
岐部と、当該伝送装置がUPSR伝送方式を適用したス
イッチングノードとして機能する場合において、上記の
第1の回線,第2の回線用の分岐部にて分岐された互い
に逆廻りの同一チャンネル信号のうちで、品質の高い方
のチャンネル信号を選択し、前記他の回線へ出力するパ
ススイッチと、前記他の回線からの信号について、それ
ぞれの分岐部にて上記の伝送信号が分岐されたチャンネ
ルの伝送信号として挿入する第1の回線,第2の回線用
の挿入部と、BLSR伝送方式を適用して当該伝送装置
をスイッチングノードとして機能する場合に、逆廻りの
ルートに信号を折り返して出力する一方、UPSR伝送
方式を適用した場合にはスルー状態に設定される第1の
回線,第2の回線用のリングブリッジ用スイッチと、伝
送装置間が4本の光ファイバにより相互に接続されてい
る場合に、上記の第2の回線,第1の回線への信号につ
いてスパンブリッジを行なう、第1の回線,第2の回線
用のスパンブリッジ用スイッ チとをそなえて構成され、
かつ、上記のスパンスイッチ用スイッチ,リングスイッ
チ用スイッチ,パススイッチ,リングブリッジ用スイッ
チおよびスパンブリッジ用スイッチの設定を、上記設定
部によって設定するように構成することとしてもよい。
【0028】また、上述の第1の発明の伝送装置におい
ては、各分岐挿入回路部の伝送ルート設定機構が、該分
離部にて分離されたそれぞれに対応する上記伝送信号の
ルートを、伝送すべき伝送方式に基づいて設定するルー
ト設定スイッチを複数そなえて構成することもできる。
この場合においては、好ましくは、該設定部が、各分岐
挿入回路部に対応する上記伝送信号を、上記いずれかの
伝送方式のうちの所望の伝送方式で伝送すべく、該複数
のルート設定スイッチの状態を設定するスイッチ設定部
をそなえて構成する。また、上述の第1の発明の伝送装
置においては、各分岐挿入回路部の伝送ルート設定機構
を、上記リングネットワークにて発生した回線障害に対
し、当該分岐挿入回路部にて設定された伝送方式に対応
した回線救済方式で救済するように構成することとして
もよい。更には、上記の第1分離部および第2分離部
を、上記の第1の回線または第2の回線からの多重伝送
信号について時分割分離するように構成するとともに、
上記の第1多重伝送部および第2多重伝送部を、上記第
2の回線または第1の回線へ伝送すべき伝送信号につい
て時分割多重伝送するように構成することとしてもよ
い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照することによ
り、本発明の実施の形態について説明する。 (a)第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態におけるリングネットワー
クを示すブロック図であり、この図1に示すリングネッ
トワーク1は、各々ローカル回線等を収容する4つの伝
送装置2〜5が2本の光ファイバ6−1,6−2を介し
て相互に接続されて、各伝送装置2〜5間において複数
チャンネルの信号を多重伝送しうるものである。例え
ば、伝送装置2〜5は、192チャンネル分の回線を収
容するようになっている。
【0030】ここで、この図1に示す各伝送装置2〜5
は、伝送方式(リング形式)としてBLSRまたはUP
SRのうちのいずれかの伝送方式を用いることにより、
伝送信号を多重伝送しうるものであり、それぞれ、伝送
信号を多重分離する時分割多重分離部11をそなえると
ともに、スイッチ・分岐挿入部12をそなえて構成され
ている。
【0031】また、時分割多重分離部11は、自身の伝
送装置2〜5が接続されたリングネットワーク1上の回
線(第1の回線および第2の回線)からの多重伝送信号
について、複数組のチャンネル信号毎に時分割分離する
とともに、上述のリングネットワーク1上の回線(第2
の回線および第1の回線)に対して送出すべき複数組の
伝送信号を時分割多重するものである。
【0032】例えば、伝送装置4の時分割多重分離部1
1においては、リングネットワーク1を構成する伝送装
置3との間の回線7および伝送装置5との間の回線8か
らの多重伝送信号について、複数組(例えば48チャン
ネルを一組とする4組)のチャンネル信号毎に時分割分
離するとともに、上述の回線7または回線8に対して送
出すべき上述の4組の伝送信号を時分割多重するもので
ある。
【0033】さらに、スイッチ・分岐挿入部12は、時
分割多重分離部11にて分離された複数組の伝送信号の
うちで、所望のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐
しうるとともに、自身の伝送装置2〜5にて収容する他
の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐され
たチャンネルの伝送信号として挿入しうるものであり、
分岐挿入部として機能する。
【0034】また、このスイッチ・分岐挿入部12は、
時分割多重分離部11にて分離された各組の伝送信号
を、上述のBLSR,UPSRによる伝送方式のうちの
いずれかの伝送方式で伝送すべく、上記各組の伝送信号
の伝送ルートを設定する伝送ルート設定機構12Aをそ
なえている。これにより、リングネットワーク1を構成
する各伝送装置2〜5は、機能的には、192チャンネ
ル分の多重伝送信号を、BLSRまたはUPSRのいず
れかの伝送方式で伝送することができるようになってい
る。
【0035】換言すれば、この図1に示すリングネット
ワーク1は、後述するスイッチ・分岐挿入部12の設定
により、前述の図35(a),図35(b)に示すUP
SRとして構成することができるほか、前述の図38
(a),図38(b)に示すBLSRとして構成するこ
ともできるようになっている。なお、光ファイバ6−1
は、光信号をリングネットワーク1上で図中右廻りに伝
播させるために用いられ、光ファイバ6−2は、光信号
をリングネットワーク1上で図中左廻りに伝播させるた
めに用いられる。なお、光ファイバ6−1の伝播方向を
ウエスト(West)からイースト(East)に向かう方向として
単に「WE」と表記し、光ファイバ6−2の伝播方向
を、イースト(East)からウエスト(West)に向かう方向と
して単に「EW」と表記している。
【0036】ところで、上述のリングネットワーク1を
構成する各伝送装置2〜5は、いずれも詳細には、図2
に示すように、リングネットワーク1上を伝送される主
信号処理系の機能を提供するトランスポートコンプレッ
クス41と、タイミング同期機能を提供するシンクロナ
イゼーションコンプレックス42と、システムの監視制
御機能を提供するマネージメントコンプレックス43と
をそなえてなるシェルフ構造10を有している。
【0037】なお、以下においては、説明の便宜のた
め、伝送装置4の構成に着目して説明するが、他の伝送
装置2,3,5についても、伝送装置4と同様の構成を
有している。ここで、伝送装置4のトランスポートコン
プレックス41は、受信部(RC×1)21,22,分
離回路部(DMS1)23,24,現用系の分岐挿入回
路部(MM×1)25−1〜28−1,予備系の分岐挿
入回路部(MM×1)25−2〜28−2,多重回路部
(MXS1)29,30および送信部(RC×1)3
1,32をそなえて構成され、特にその機能に着目すれ
ば、図3に示すような構成を有している。
【0038】受信部21は、図3に示すように、回線7
からの伝送信号(第1の回線,WESTからEAST方向の伝送
信号)としての光信号を光ファイバ6−1を通じて受信
し電気信号に変換するもので、受信部22は、回線8か
らの伝送信号(EASTからWEST方向の伝送信号)としての
光信号を光ファイバ6−2を通じて受信し電気信号に変
換するものである。
【0039】また、分離回路部(DMS1)23は、受
信部21にて受信された多重伝送信号について時分割分
離するものであり、分離回路部(DMS1)24は、受
信部22にて受信された多重伝送信号について時分割分
離するものである。換言すれば、分離回路部23,24
は、通常状態において、192チャンネルが割り当てら
れた多重伝送信号を、伝送方式に応じて予め設定された
48チャンネルの信号組に時分割分離し、分離された伝
送信号を所定の分岐挿入回路部25−1〜28−1に分
配,出力するものである。
【0040】すなわち、上述の分離回路部23,24
は、リングネットワーク1を構成する回線7および回線
8からの多重伝送信号を分離し、複数チャンネルの信号
により構成される伝送信号を複数組出力する分離部とし
て機能する。具体的には、分離回路部23,24の双方
にて分離されたチャンネル「1」〜「24」,「97」
〜「120」の合計48チャンネルの信号組は分岐挿入
回路部25−1に出力され、チャンネル「25」〜「4
8」,「121」〜「144」の合計48チャンネルの
信号組は分岐挿入回路部26−1に出力される。
【0041】同様に、分離回路部23,24の双方にて
分離されたチャンネル「49」〜「72」,「145」
〜「168」の合計48チャンネルの信号組は、分岐挿
入回路部27−1に出力され、チャンネル「73」〜
「96」,「169」〜「192」の合計48チャンネ
ルの信号組は分岐挿入回路部28−1に出力される。と
ころで、各分岐挿入回路部25−1〜28−1は、分離
回路部23,24にて分離されて入力された伝送信号
(48チャンネルの信号組)のうちで、所望のチャンネ
ルの伝送信号について、例えばローカル回線等の他の回
線4aへの分岐を行なうとともに、他の回線4aからの
信号を、この分岐を行なったチャンネルの伝送信号とし
て挿入することができるものであり、これらの各分岐挿
入回路部25−1〜28−1(および後述する各分岐挿
入回路部25−2〜28−2により、スイッチ・分岐挿
入部12が構成される。
【0042】すなわち、第1実施形態にかかる伝送装置
4(伝送装置2,3,5も同様)においては、各分岐挿
入回路部25−1〜28−1の設定により、リングネッ
トワーク1における192チャンネルの信号を、BLS
RまたはUPSRのいずれかの伝送方式で伝送すること
ができるが、このような各分岐挿入回路部25−1〜2
8−1の設定については、後述のマネージメントコンプ
レックス43にて設定される。
【0043】したがって、上述の分岐挿入回路部25−
1〜28−1は、分離回路部23,24からの各組の伝
送信号をBLSR,UPSRによる伝送方式のうちのい
ずれかの伝送方式で伝送すべく、分離回路部23,24
からの各組の伝送信号の伝送ルートを設定する伝送ルー
ト設定機構12Aとして機能する。ここで、分岐挿入回
路部25−1〜28−1の設定により、伝送信号をBL
SRによる伝送方式で伝送する場合には、各分岐挿入回
路部25−1〜28−1では図4に示すように、現用チ
ャンネル(ワークチャンネル;図中「W」)および待機
チャンネル(プロテクションチャンネル;図中「P」)
が設定されるようになっている。
【0044】ここで、STS−192等の10Gb/s
の信号では、1本の光ファイバ当たりに設定されるチャ
ンネル数としては、192チャンネルを設定することが
できるが、BLSRによる伝送方式では、このうちの前
半の半分の96チャンネル(チャンネル「1」〜チャン
ネル「96」)をワークチャンネルとし、残りの96チ
ャンネル(チャンネル「96」〜チャンネル「19
2」)の信号をプロテクションチャンネルと設定するこ
とができる。
【0045】例えば、分岐挿入回路部25−1をBLS
Rによる伝送方式で伝送信号を伝送する場合には、光フ
ァイバ6−1,6−2の双方からのチャンネル「1」〜
「24」を現用チャンネル(ワークチャンネル)とし、
チャンネル「97」〜「120」を待機チャンネル(プ
ロテクションチャンネル)として設定される。なお、他
の分岐挿入回路26−1〜28−1に現用チャンネルと
して割り当てられた48チャンネルの信号についても、
上述の分岐挿入回路部25−1の場合と同様、光ファイ
バ6−1,6−2の双方からの伝送信号について、それ
ぞれ24チャンネルの現用チャンネルおよび24チャン
ネルの待機チャンネルが設定される。
【0046】ここで、分岐挿入回路部25−1〜28−
1の設定により、伝送信号をUPSRによる伝送方式で
伝送する場合には、各分岐挿入回路部25−1〜28−
1では図5に示すように、伝送すべき伝送信号のチャン
ネルが割り当てられる。すなわち、分岐挿入回路部25
−1では、光ファイバ6−1,6−2の双方からのチャ
ンネル「1」〜「24」およびチャンネル「97」〜
「120」のチャンネル信号(計48チャンネル)が割
り当てられる。
【0047】なお、他の分岐挿入回路26−1〜28−
1に対しても48チャンネルの信号が割り当てられ、各
分岐挿入回路部25−1〜28−1にてチャンネルが割
り当てられた伝送信号は、出力側の回線7,8に対応し
た多重回路部29,30に出力される。これにより、上
述の分岐挿入回路部25−1〜28−1において伝送信
号をUPSRにより伝送する場合には、図6に示すよう
なチャンネル割り当てでなく、図5に示すようなチャン
ネルの割り当てとすることにより、各分岐挿入回路部2
5−1〜28−1では上述のBLSRによる伝送の場合
と共通してチャンネルを割り当てることができるのであ
る。
【0048】また、待機系の分岐挿入回路部25−2〜
28−2はそれぞれ、分岐挿入回路部25−1〜28−
1において障害が発生した場合に現用系が切り換わり、
上述の分岐挿入回路部25−1〜28−1と同様のチャ
ンネルの信号組についての分岐挿入処理を行なうもので
ある。ところで、上述の各分岐挿入回路部25−1〜2
8−1,25−2〜28−2は、詳細には図7に示すよ
うに、スパンスイッチ用スイッチ(SPAN-SW)33−1,
33−2,リングスイッチ用スイッチ(RING-SW)34−
1,34−2,分岐部(Drop)35−1,35−2,パス
スイッチ(Path-SW)36,挿入部(Add)37−1,37
−2,リングブリッジ用スイッチ(RING-BR)38−1,
38−2およびスパンブリッジ用スイッチ(SPAN-BR)3
9−1,39−2をそなえている。
【0049】なお、上述の各スイッチ33−1,33−
2,34−1,34−2,36,38−1,38−2,
39−1,39−2の状態については、マネージメント
コンプレックス43にて設定される。以下においては、
分岐挿入回路部25−1に着目して説明するが、その他
の分岐挿入回路部26−1〜28−1,25−2〜28
−2についても、この分岐挿入回路部25−1と同様に
構成されている。
【0050】ここで、スパンスイッチ用スイッチ33−
1,33−2,リングスイッチ用スイッチ34−1,3
4−2,リングブリッジ用スイッチ38−1,38−2
およびスパンブリッジ用スイッチ39−1,39−2
は、伝送方式としてBLSRを適用する場合に動作する
もので、パススイッチ(Path-SW)36は、伝送方式とし
てUPSRを採用する場合に動作するものである。
【0051】したがって、上述の各スイッチ33−1,
33−2,34−1,34−2,36,38−1,38
−2,39−1,39−2により、分離回路部23,2
4にて分離された各組の伝送信号のルートを、伝送すべ
き伝送方式に基づいて設定するルート設定スイッチと
て動作することになる。また、スパンスイッチ用スイッ
チ33−1,33−2およびスパンブリッジ用スイッチ
39−1,39−2については、伝送装置間が4本の光
ファイバを介して接続された4ファイバ−リングネット
ワークを構築した場合に動作するもので、第1実施形態
においては、伝送方式がUPSR,BLSRのいずれを
適用しても現用系チャンネルを選択するように設定され
ている。
【0052】リングスイッチ用スイッチ34−1,34
−2は、伝送装置4がBLSRを適用したスイッチング
ノードとして機能する場合において、逆廻りのルートか
らの信号を選択して分岐部35−1,35−2に出力す
るものであるが、伝送装置4がUPSRを適用したスイ
ッチングノードとして機能する場合にはスルー状態に設
定される。
【0053】具体的には、リングスイッチ用スイッチ3
4−1は、通常時は伝送信号EW(光ファイバ6−2か
らの伝送信号)における現用系チャンネル信号(チャン
ネル「1」〜「24」)を選択する一方で、伝送装置4
がスイッチングノード(図39の符号103,104参
照)として機能する場合には、伝送信号WE(光ファイ
バ6−1からの伝送信号)における待機系チャンネル信
号(チャンネル「97」〜「120」)に選択的に切り
換えて出力するものである。
【0054】同様に、リングスイッチ用スイッチ34−
2は、通常時は光ファイバ6−1からの伝送信号WEの
現用系チャンネル信号(チャンネル「1」〜「24」)
を選択する一方で、スイッチングノードとして機能する
場合には、光ファイバEWの待機系チャンネル信号(チ
ャンネル「97」〜「120」)に選択的に切り換えて
出力するものである。
【0055】分岐部35−1,35−2は、入力された
伝送信号のうちで、他の回線(例えばローカルインタフ
ェース)4aに送出すべきチャンネルの信号について分
岐するものである。すなわち、分岐部(EAST Drop)35
−1は、伝送信号EW(チャンネル「1」〜「24」,
「97」〜「120」)のうちで、他の回線4aに送出
すべき所望のチャンネルの信号について一部分岐し、パ
ススイッチ36に出力するとともに、残りのチャンネル
信号については挿入部37−1に出力するものである。
【0056】同様に、分岐部(WEST Drop)35−2は、
伝送信号WE(チャンネル「1」〜「24」,「97」
〜「120」)のうちで、他の回線4aに送出すべき所
望のチャンネルの信号について一部分岐し、パススイッ
チ36に出力するとともに、残りのチャンネル信号につ
いては挿入部37−に出力するものである。また、パ
ススイッチ36は、伝送装置4がUPSRを適用したス
イッチングノードとして機能する場合において、2つの
分岐部35−1,35−2にて分岐された互いに逆廻り
の同一チャンネル信号のうちで、品質の高い(誤りなど
が少ない)方のチャンネル信号を選択し、回線4aに送
出するものであるが、伝送装置4がBLSRを適用した
場合にはスルー状態に設定される。
【0057】さらに、挿入部37−1,37−2は、他
の回線4aからの信号について、分岐部35−1,35
−2からの伝送信号に挿入して出力するものであり、こ
の回線4aから挿入される信号のチャンネルとしては、
上述の分岐部35−1,35−2にて信号が分岐された
チャンネルが用いられる。すなわち、挿入部(WEST Add)
37−1は、伝送信号EW(チャンネル「1」〜「2
4」,「97」〜「120」)のうちで、分岐部35−
1にて信号が分岐されたチャンネルを用いて、他の回線
4aからの信号を伝送信号として挿入するようになって
いる。
【0058】同様に、挿入部(EAST Add)37−2は、伝
送信号WE(チャンネル「1」〜「24」,「97」〜
「120」)のうちで、分岐部35−2にて信号が分岐
されたチャンネルを用いて、他の回線4aからの信号を
伝送信号として挿入するようになっている。さらに、リ
ングブリッジ用スイッチ38−1,38−2は、伝送装
置4がBLSRを適用したスイッチングノードとして機
能する場合において、逆廻りのルートに信号を折り返し
て出力するものであるが、伝送装置4がUPSRを適用
した場合にはスルー状態に設定される。
【0059】具体的には、リングブリッジ用スイッチ3
8−1は、伝送装置4がBLSRを適用したスイッチン
グノードとして機能する場合に、伝送信号WE(光ファ
イバ6−1からの伝送信号)における現用系チャンネル
信号(チャンネル「1」〜「24」)を、逆廻りのルー
ト(伝送信号EW)の待機系チャンネル信号(チャンネ
ル「97」〜「120」)として折り返して出力するも
のである。
【0060】同様に、リングブリッジ用スイッチ38−
2は、伝送装置4がBLSRを適用したスイッチングノ
ードとして機能する場合に、伝送信号EW(光ファイバ
6−1からの伝送信号)における現用系チャンネル信号
(チャンネル「1」〜「24」)を、逆廻りのルート
(伝送信号WE)の待機系チャンネル信号(チャンネル
「97」〜「120」)として折り返して出力するもの
である。
【0061】これにより、上述の分岐挿入回路部25−
1においては、伝送信号について他の回線4aとの間で
信号の分岐挿入を行ないながら、各スイッチ33−1,
33−2,34−1,34−2,38−1,38−2,
39−1,39−2の状態をマネージメントコンプレッ
クス43で設定することにより、割り当てられたチャン
ネルの信号(チャンネル「1」〜「24」,「97」〜
「120」)について、UPSRまたはBLSRで伝送
することができる。
【0062】ところで、図2に示す多重回路部(MXS
1)29は、分離回路部23にて分離され各分岐挿入回
路部25−1〜28−1にて信号の分岐挿入処理が施さ
れた伝送信号(伝送信号WE)について、再び多重(時
分割多重)するものであり、多重回路部(MXS1)3
0は、分離回路部24にて分離され各分岐挿入回路部2
5−1〜28−1にて信号の分岐挿入処理が施された伝
送信号(伝送信号EW)について、再び多重(時分割多
重)するものである。
【0063】換言すれば、多重回路部29,30はそれ
ぞれ、通常状態において、各分岐挿入回路部25−1〜
28−1にて信号の分岐挿入処理の施された各48チャ
ンネルの信号について多重することにより192チャン
ネルの多重伝送信号として送信部31,32に出力する
ようになっている。すなわち、上述の分離回路部23,
24および多重回路部29,30により、伝送信号を多
重分離する時分割多重分離部11(図1参照)として機
能することになる。
【0064】さらに、送信部(TC×1)31は、多重
回路部29からの多重伝送信号(電気信号)を光信号に
変換するとともに、この多重伝送信号としての光信号を
光ファイバ6−1を通じて送出するもので、送信部(T
C×1)32は、多重回路部30からの多重伝送信号
(電気信号)を光信号に変換するとともに、この多重伝
送信号としての光信号を光ファイバ6−2を通じて送出
するものである。
【0065】したがって、上述の多重回路部28,29
および送信部31,32により、複数の分岐挿入回路部
25−1〜28−1(25−2〜28−2)からの伝送
信号について多重し、中継伝送先となる上記の第2の回
線または第1の回線に対して多重伝送信号として伝送す
る多重伝送部として機能するようになっている。また、
上述したように、シンクロナイゼーションコンプレック
ス42は、伝送装置4全体のシステムのタイミング同期
機能を提供するもので、リファレンスクロックの収集や
タイミング分配あるいはシンクロナイゼーション・メッ
セージ処理等を行なうSC回路部42a,42bをそな
えて構成されている。
【0066】さらに、上述したように、マネージメント
コンプレックス43は、伝送装置4全体のシステムの監
視制御機能を提供するもので、AWU1回路部43a,
HED1回路部43b−1,43b−2,CRF1回路
部43c,DCC1回路43d−1,43d−2,ME
M1回路部43e,CPU回路部43f−1,43f−
2および電源としてのPWR回路43gをそなえてい
る。
【0067】すなわち、主として上述のCPU回路部4
3f−1,43f−2がメモリ1回路部43eにアクセ
スしながらソフトウェア処理を行なうことを通じて、上
述の分岐挿入回路部25−1〜28−1(25−2〜2
8−2)における各スイッチ33−1,33−2,34
−1,34−2,36,38−1,38−2,39−
1,39−2の状態の設定等を行なうことができるので
ある。
【0068】したがって、マネージメントコンプレック
ス43は、上述の各スイッチ33−1,33−2,34
−1,34−2,36,38−1,38−2,39−
1,39−2の状態について設定しうるものであり、ス
イッチ設定部としての機能を有している。また、HED
1回路部43b−1,43b−2は、トランスポートコ
ンプレックス41との間のインタフェース処理(ポーリ
ング制御,オーバヘッドインタフェース処理)を行なう
もので、伝送信号フレームにおけるオーバヘッド情報を
多重分離するHUB1回路部44と光ファイバ46(図
8参照)を介して接続されている。
【0069】これにより、上述のトランスポートコンプ
レックス41やマネージメントコンプレックス4との
間の監視制御情報やオーバヘッド情報等のやり取りを、
全て光信号でリンクして行なうことができるようになっ
ている。この光リンクには、例えば、伝送速度155.
52Mb/s程度のSTS−3c(Synchronous Transpo
rt Signal-Level 3c)のフレーム(ペイロードにはAT
Mセル)を用いることができる。
【0070】ところで、伝送装置4にて収容する回線か
らの伝送信号フレームに含まれるオーバヘッド情報は、
図8に示すように、HUB1回路部44およびHED1
回路部43b−1,43b−2を介することによりCP
U回路部43f−1,43f−2に引き渡されるように
なっている。HUB1回路部44は、伝送信号を終端す
るインタフェース部45−1〜45−3からのオーバヘ
ッド情報について上述のSTS−3cフレームに多重化
するHUB部44Aをそなえるとともに、HED1回路
部43b−1,43b−2との間の光ファイバ46との
間の電気/光インタフェースとして機能する光中継再生
部(OR/OS;Optical Receiver/Optical Sender)4
4Bをそなえて構成されている。
【0071】すなわち、HUB1回路部44のHUB部
44Aでは、例えば伝送装置4が収容する回線において
適用される伝送信号フレームとしてのOC−192(Opt
icalCarrier-Level 192;10Gb/s)や、OC−4
8(Optical Carrier-Level 48 ;2.4Gb/s)など
を終端するインタフェース部45−1〜45−3からの
オーバヘッド情報について多重化し、光中継再生部44
Bにおいて、HUB部44Aにて多重化されたオーバヘ
ッド情報を光信号に変換して、HED1回路部43b−
1,43b−2に出力するようになっている。
【0072】また、HED1回路部43b−1,43b
−2は、HED1回路部43b−1,43b−2との間
の光ファイバ46との間の電気/光インタフェースとし
て機能する光中継再生部(OR/OS)47をそなえる
とともに、HUB1回路部44からの多重化されたオー
バヘッド情報についてATM(Asynchronous TransferMo
de)セル化し、CPU回路部43f−1,43f−2側
の複数のSCCポート49のうちのいずれかに出力する
ようにルーティング制御するオーバヘッドマトリクス部
48をそなえて構成されている。
【0073】SCCポート49にバス50を介して接続
されたCPU51では、伝送信号フレームに含まれるオ
ーバヘッド情報を認識し、システムの監視制御を行なう
ことができるようになっている。例えば、CPU51で
は、オーバヘッド情報におけるAPSバイト(K1,K
2)を認識して、伝送装置4がBLSRとして伝送信号
を伝送できるように、各分岐挿入回路部25−1〜28
−1(25−2〜28−2)のスイッチ33−1,33
−2,34−1,34−2,38−1,38−2,39
−1,39−2の状態を設定制御しているのである。
【0074】また、上述の伝送装置4から回線7,8を
介して伝送すべき伝送信号フレームに付されるオーバヘ
ッド情報については、CPU回路部43f−1,43f
−2からHED1回路部43b−1,43b−2および
HUB1回路部44を通じて、対応する伝送信号フレー
ムを終端するインタフェース部45−1〜45−3に通
知するようになっている。
【0075】これにより、各インタフェース部45−1
〜45−3では、オーバヘッド内の所定のバイト位置
に、CPU回路部43f−1,43f−2にて通知され
たオーバヘッド情報が記録された伝送信号フレームを構
成し、回線7,8を介して伝送することができる。な
お、HUB1回路部44のHUB部44Aでは、CPU
回路部43f−1,43f−2からHED1回路部43
b−1,43b−2を介して入力されたオーバヘッド情
報についてATMセル化し、所望のインタフェース部4
5−1〜45−3にルーティング制御する機能をも有し
ている。
【0076】これにより、伝送装置4がBLSRによる
伝送方式を採用する場合には、この伝送装置4のマネー
ジメントコンプレックス43におけるCPU回路部43
f−1,43f−2では、回線7,8に対して伝送すべ
き伝送信号フレームに、APSバイトとしてのK1,K
2を、HED1回路部43b−1,43b−2,HUB
1回路部44および各インタフェース部45−1〜45
−3を通じて設定することができるようになっている。
【0077】なお、図9に示すように、伝送装置4がB
LSRによる伝送方式を採用する場合には、CPU回路
部43f−1,43f−2では、他の回線(2.4Gb
/s)4aからのチャンネル信号について10Gb/s
の回線7,8に挿入する場合には、2.4Gb/sの伝
送信号フレーム52を構成するAPSバイト53を、1
0Gb/sの伝送信号フレーム54における空きオーバ
ヘッド領域55にマッピングするように制御する。
【0078】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかるリングネットワーク1における伝送装置2〜5
の動作について以下に説明する。すなわち、各伝送装置
2〜5のマネージメントコンプレックス43において、
分岐挿入回路部25−1〜28−1(または分岐挿入回
路部25−2〜28−2)における各スイッチ33−
1,33−2,34−1,34−2,38−1,38−
2,39−1,39−2の状態を図10〜図12に示す
ように設定制御することにより、図38(a)または図
38(b)に示すようなBLSRによる方式で伝送信号
を伝送することができる。
【0079】すなわち、回線(光ファイバ6−1,6−
2)が通常状態(無障害時)または伝送装置2〜5がフ
ルパススルー状態のノードとして機能する場合には、マ
ネージメントコンプレックス43において、上述のスイ
ッチ33−1,33−2,34−1,34−2,38−
1,38−2,39−1,39−2を設定することによ
り、図10に示すように、現用系の各分岐挿入回路部2
5−1〜28−1に割り当てられたチャンネルの信号
を、分岐部35−1,35−2および挿入部37−1,
37−2を介してそのまま伝送するようにしているので
ある。
【0080】例えば、伝送装置4の分岐挿入回路部25
−1では、マネージメントコンプレックス43による設
定により、伝送装置5から光ファイバ6−2を介して伝
送されてきた伝送信号EWのうちのワークチャンネル
「1」〜「24」およびプロテクションチャンネル「9
7」〜「120」の信号(図4参照)について、分岐部
35−1および挿入部37−1にて必要な信号の分岐挿
入を行なった後に伝送信号EWとして伝送装置3に光フ
ァイバ6−2を介して中継伝送させることができる。
【0081】同様に、伝送装置4の分岐挿入回路部25
−1では、伝送装置3から光ファイバ6−1を介して伝
送されてきた伝送信号WEのうちのワークチャンネル
「1」〜「24」およびプロテクションチャンネル「9
7」〜「120」の信号(図4参照)については、分岐
部35−2および挿入部37−2にて必要な信号の分岐
挿入を行なった後に伝送信号WEとして伝送装置5に光
ファイバ6−1を介して中継伝送させることができる。
【0082】また、例えば伝送装置4と伝送装置5との
間の回線8にて障害が発生した場合には、伝送装置4の
マネージメントコンプレックス43では、上述のスイッ
チ33−1,33−2,34−1,34−2,38−
1,38−2,39−1,39−2の設定を切り換える
ことにより、前述の図39に示す伝送装置103と同様
に伝送信号のルートを切り換える。
【0083】具体的には、図11に示すように、伝送装
置4の分岐挿入回路部25−1におけるリングスイッチ
用スイッチ34−1を、伝送信号EWのうちのワークチ
ャンネル「1」〜「24」の信号を選択せずにロングパ
スとしての伝送信号WEにおけるプロテクションチャン
ネル「97」〜「120」を通じて入力された信号を選
択するように切り換え設定する。
【0084】これにより、伝送装置5から伝送装置4に
対して伝送すべき伝送信号を、ロングパスを通じて伝送
装置3から入力されて、必要な信号の分岐挿入処理を分
岐部35−1および挿入部37−1にて行なうことがで
きる。さらに、リングブリッジ用スイッチ38−1を、
挿入部37−1からの伝送信号EWにおけるプロテクシ
ョンチャンネル「97」〜「120」でなく、挿入部3
7−2からの伝送信号WEにおけるワークチャンネル
「1」〜「24」を選択するように切り換え設定する。
これにより、伝送装置5に対して伝送すべき伝送信号を
ブリッジ処理させて、ロングパスを通じて伝送すること
ができる。
【0085】同様に、例えば伝送装置3と伝送装置4と
の間の回線7にて障害が発生した場合には、伝送装置4
のマネージメントコンプレックス43では、上述のスイ
ッチ33−1,33−2,34−1,34−2,38−
1,38−2,39−1,39−2の設定を切り換える
ことにより、上述の場合と基本的に同様にスイッチ処理
およびブリッジ処理を発生させる。
【0086】具体的には、図12に示すように、伝送装
置4の分岐挿入回路部25−1では、スイッチ34−2
を、伝送信号WEのうちのワークチャンネル「1」〜
「24」の信号を選択せずにロングパスとしての伝送信
号EWにおけるプロテクションチャンネル「97」〜
「120」を通じて入力された信号を選択するように切
り換え設定する。
【0087】これにより、伝送装置3から伝送装置4に
対して伝送すべき伝送信号を、ロングパスを通じて伝送
装置5から入力されて、必要な信号の分岐挿入処理を分
岐部35−2および挿入部37−2にて行なうことがで
きる。さらに、スイッチ38−2を、挿入部37−2か
らの伝送信号EWにおけるプロテクションチャンネル
「97」〜「120」でなく、挿入部37−1からの伝
送信号EWにおけるワークチャンネル「1」〜「24」
を選択するように切り換え設定する。これにより、伝送
装置5に対して伝送すべき伝送信号をブリッジさせて、
ロングパスを通じて伝送することができるのである。
【0088】ところで、各伝送装置2〜5のマネージメ
ントコンプレックス43においては、分岐挿入回路部2
5−1〜28−1(または分岐挿入回路部25−2〜2
8−2)における各スイッチ33−1,33−2,34
−1,34−2,38−1,38−2,39−1,39
−2の状態を図13に示すように設定制御することによ
り、前述の図35(a)または図35(b)に示すよう
なUPSRによる方式で伝送信号を伝送することができ
る。
【0089】すなわち、伝送装置2〜5がフルパススル
ー状態のノードとして機能する場合には、マネージメン
トコンプレックス43において、上述のスイッチ33−
1,33−2,34−1,34−2,36,38−1,
38−2,39−1,39−2を設定することにより、
図10に示すように、現用系の各分岐挿入回路部25−
1〜28−1に割り当てられたチャンネルの信号を、分
岐部35−1,35−2および挿入部37−1,37−
2を介してそのまま伝送するようにしている。
【0090】また、例えば伝送装置4が、ローカルイン
タフェースとしての他の回線4aからの伝送信号を伝送
装置1に送信するノードとして機能する場合には、挿入
部37−1,37−2の設定により、回線7および回線
8に対して、同一チャンネルで伝送することができる。
さらに、例えば伝送装置4が、伝送装置1から双方の回
線7,8を介して受信された同一チャンネルの信号につ
いて受信し、ローカルインタフェースとしての他の回線
4aに分岐するノードとして機能する場合においても、
スイッチ36の設定により、いずれか品質の高い伝送信
号を選択的に他の回線4aへ出力することができる。
【0091】これにより、上述の分岐挿入回路部25−
1〜28−1のスイッチ設定により、リングネットワー
ク1にて発生した回線障害に対し、上記各組の伝送信号
を、UPSRまたはBLSRに対応した回線救済方式で
救済することができるようになっている。このように、
本発明の第1実施形態にかかるリングネットワークにお
ける伝送装置によれば、スイッチ・分岐挿入部12によ
り、分離された複数組の伝送信号を複数種類の伝送方式
のうちのいずれかの伝送方式で伝送すべく、分離された
各組の伝送信号の伝送ルートを設定することができるの
で、同一の伝送装置2〜5をリングネットワークの構成
要素としながら、UPSRとして動作しうる伝送装置2
〜5に設定して、UPSRリングネットワーク1を構築
したり、2F−BLSRとして動作しうる伝送装置2〜
5に設定して、2F−BLSRリングネットワーク1を
構築したりできるので、リングネットワーク構築のため
の設計の自由度を飛躍的に向上させることができる利点
がある。
【0092】なお、上述の第1実施形態にかかるリング
ネットワーク1における各伝送装置2〜5では、分岐挿
入回路部25−1〜28−1(または分岐挿入回路部2
5−2〜28−2)として図7に示すような構成を有す
るものを適用しているが、このほかに、例えば図14に
示すように、ローカルインタフェースとしてのリングネ
ットワーク1を構成する回線以外の回線と、挿入部37
−1,37−2との間にスイッチ36Aを設け、リング
ネットワーク1をBLSRとして構成する際に、ワーク
チャンネルの全チャンネルの他に、プロテクションチャ
ンネルの全チャンネルについても分岐挿入することがで
きる。
【0093】また、上述の第1実施形態にかかるリング
ネットワーク1における伝送装置2〜5においては、複
数の分岐挿入回路部25−1〜28−1により、スイッ
チ・分岐挿入部12としての機能を実現しているが、こ
れに限定されず、単一の回路ユニットにより、上述のご
ときスイッチ・分岐挿入部12としての機能を実現する
こともできる。
【0094】(b)第2実施形態の説明 図15は本発明の第2実施形態におけるリングネットワ
ークを示すブロック図であり、この図15に示すリング
ネットワーク1Aについても、各々回線を収容する4つ
の伝送装置2A〜5Aが前述の第1実施形態の場合と同
様の2本の光ファイバ6−1,6−2を介して相互に接
続されて、各伝送装置2A〜5A間において複数チャン
ネルの信号を多重伝送しうるものである。例えば、伝送
装置2A〜5Aは、192チャンネル分の回線を収容す
るようになっている。
【0095】ここで、この図15に示す各伝送装置2A
〜5Aは、前述の第1実施形態におけるもの(符号2〜
5参照)に比して、前述の図2に示す2つのシェルフ構
造10が相互に接続されて構成され、チャンネル単位で
伝送方式としてのUPSRかまたはBLSRを選択的に
設定して、伝送信号を伝送できるようになっている点が
異なる。
【0096】すなわち、各伝送装置2A〜5Aは、伝送
信号を多重分離する時分割多重分離部11Aをそなえる
とともに、UPSR分岐挿入部13およびBLSR分岐
挿入部14をそなえて構成されている。例えば、伝送装
置4Aの時分割多重分離部11Aは、リングネットワー
ク1Aを構成する伝送装置3Aとの間の回線(第1の回
線)7および伝送装置5との間の回線(第2の回線)8
からの多重伝送信号について、チャンネル信号毎に時分
割分離するとともに、上述の回線7または回線8に対し
て送出すべき伝送信号をチャンネル信号毎に時分割多重
するようになっているが、詳細には後述する図17に示
すような構成を有している。
【0097】さらに、伝送装置4AのUPSR分岐挿入
部13は、UPSRで多重伝送すべきチャンネルの信号
用に伝送ルートを設定するとともに、時分割多重分離部
11Aにて分離された各伝送信号について自身の伝送装
置にて収容する他の回線(例えばローカルインタフェー
ス)への分岐を行なうとともに、他の回線からの信号
を、リングネットワーク1Aに接続される回線を介して
伝送すべき伝送信号に挿入するものである。
【0098】BLSR分岐挿入部14は、BLSRで多
重伝送すべきチャンネルの信号用に伝送ルートを設定す
るとともに、時分割多重分離部11Aにて分離された各
伝送信号の一部について自身の伝送装置にて収容する他
の回線への分岐を行なうとともに、他の回線からの信号
を、リングネットワーク1Aに接続される信号に挿入す
るものである。
【0099】これにより、リングネットワーク1Aを構
成する各伝送装置2A〜5Aは、機能的には、192チ
ャンネル分の多重伝送信号を、BLSRまたはUPSR
のいずれかの伝送方式で伝送することができるようにな
っている。換言すれば、図15に示すリングネットワー
ク1Aは、例えば図16に示すUPSRによる伝送方式
を採用するリングネットワーク200としての機能とと
もに、BLSRによる伝送方式を採用するリングネット
ワーク210としての機能をも有しているのである。
【0100】なお、リングネットワーク200は、多重
伝送信号をUPSRで伝送する4つの伝送装置201〜
204が2本の光ファイバ209−1,209−2を介
してリング状に接続されてなるもので、リングネットワ
ーク210は、多重伝送信号をBLSRで伝送しうる4
つの伝送装置205〜208が2本の光ファイバ209
−3,209−4を介してリング状に接続されてなるも
のである。
【0101】ところで、上述のリングネットワーク1A
を構成する各伝送装置2A〜5Aについても、前述の第
1実施形態におけるものと同様に、トランスポートコン
プレックス,シンクロナイゼーションコンプレックスお
よびマネージメントコンプレックスとしての機能部をそ
なえて構成されているが、特にトランスポートコンプレ
ックスの要部構成が前述の第1実施形態の場合と異な
る。
【0102】図17は第2実施形態にかかる伝送装置2
A〜5Aのトランスポートコンプレックスの要部構成を
示すブロック図であり、この図17に示すように、伝送
装置2A〜5Aは、リングネットワーク1A上を伝送さ
れる主信号処理系の機能として、受信分離部(OR&DMUX)
61−1,61−2,UPSR分岐挿入部(SW&ADM)1
3,BLSR分岐挿入部(SW&ADM)14および多重送信部
(MUX&OS)62−1,62−2をそなえて構成されてい
る。なお、以下においては、伝送装置2A〜5Aにおけ
る主信号処理系の機能について、伝送装置4Aに着目し
て説明する。
【0103】受信分離部61−1は、回線からの伝送
信号EWとしての光信号を光ファイバ6−を通じて受
信し電気信号に変換するとともに、変換された多重伝送
信号について時分割分離し、分離された各伝送信号をU
PSR分岐挿入部13およびBLSR分岐挿入部14の
双方に対して出力するものである。また、受信分離部6
1−2は、回線からの伝送信号WEとしての光信号を
光ファイバ6−を通じて受信し電気信号に変換すると
ともに、分離された多重伝送信号について時分割分離
し、分離された各伝送信号をUPSR分岐挿入部13お
よびBLSR分岐挿入部14の双方に対して出力するも
のである。
【0104】すなわち、上述の受信分離部61−1,6
1−2は、リングネットワーク1Aを構成する回線7お
よび回線8からの多重伝送信号を分離し、分離された複
数チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数組
出力する分離部として機能する。また、UPSR分岐挿
入部13は、詳細には前述の図2に示す分岐挿入回路部
(符号25−1〜28−1,25−2〜28−2参照)
と同様の構成を有する8つの分岐挿入回路部をそなえて
構成される一方、分岐挿入回路部25−1〜28−1に
相当する分岐挿入回路部を現用系として動作させ、分岐
挿入回路部25−2〜28−2に相当する分岐挿入回路
部を待機系として動作させることができる。
【0105】また、各分岐挿入回路部は、前述の分岐挿
入回路部25−1〜28−1(25−2〜28−2)と
同様、48チャンネルの信号組が割り当てられて、UP
SRによる伝送を行なう際の伝送ルートを図示しないマ
ネージメントコンプレックスにより設定されるようにな
っている。
【0106】すなわち、分岐挿入回路部25−1に相当
する分岐挿入回路部には、各受信分離部61−1,61
−2の双方にて分離されたチャンネル「1」〜「2
4」,「97」〜「120」のチャンネルの信号組が割
り当てられ、分岐挿入回路部25−2に相当する分岐挿
入回路部には、チャンネル「25」〜「48」,「12
1」〜「144」のチャンネルの信号組が割り当てられ
る。
【0107】同様に、分岐挿入回路部25−3に相当す
る分岐挿入回路部には、チャンネル「49」〜「7
2」,「145」〜「168」のチャンネルの信号組が
割り当てられ、分岐挿入回路部25−4に相当する分岐
挿入回路部には、チャンネル「73」〜「96」,「1
69」〜「192」のチャンネルの信号組が割り当てら
れる。また、BLSR分岐挿入部14は、詳細には前述
の図2に示す分岐挿入回路部(符号25−1〜28−
1,25−2〜28−2参照)と同様の構成を有する8
つの分岐挿入回路部をそなえて構成される一方、分岐挿
入回路部25−1〜28−1に相当する分岐挿入回路部
現用系として動作させ、分岐挿入回路部25−2〜2
8−2に相当する分岐挿入回路部を待機系として動作さ
せることができる。
【0108】また、各分岐挿入回路部は、前述の分岐挿
入回路部25−1〜28−1(25−2〜28−2)と
同様、48チャンネルの信号組が割り当てられて、BL
SRによる伝送を行なう際の伝送ルートを図示しないマ
ネージメントコンプレックスにより設定されるようにな
っている。
【0109】すなわち、分岐挿入回路部25−1に相当
する分岐挿入回路部には、各受信分離部61−1,61
−2の双方にて分離されたチャンネル「1」〜「24」
の信号がワークチャンネルの信号として入力され、チャ
ンネル「97」〜「120」の信号をプロテクションチ
ャンネルの信号として入力される。同様に、分岐挿入回
路部25−2に相当する分岐挿入回路部には、チャンネ
ル「25」〜「48」をワークチャンネルとし、チャン
ネル「121」〜「144」をプロテクションチャンネ
ルとして設定される。
【0110】同様に、分岐挿入回路部25−3に相当す
る分岐挿入回路部には、チャンネル「49」〜「72」
をワークチャンネルとし、チャンネル「145」〜「1
68」をプロテクションチャンネルとして設定され、分
岐挿入回路部25−4に相当する分岐挿入回路部には、
チャンネル「73」〜「96」をワークチャンネルと
し、チャンネル「169」〜「192」をプロテクショ
ンチャンネルとして設定される。
【0111】ところで、各多重送信部62−1,62−
2は、受信分離部61−1,61−2にて分離され、U
PSR分岐挿入部13およびBLSR分岐挿入部14に
て信号の分岐挿入処理が施された各チャンネル毎に2つ
の伝送信号を入力され、これら各チャンネル毎の2つの
伝送信号のうちで、予め設定されたチャンネル毎の伝送
方式に応じていずれか一つの伝送信号を各チャンネル毎
に選択するセレクタ部65−1,65−2をそなえてい
る。
【0112】具体的には、各多重送信部62−1のセレ
クタ部65−1は、受信分離部61−1,61−2にて
分離され、UPSR分岐挿入部13およびBLSR分岐
挿入部14にて信号の分岐挿入処理が施された回線8か
らの伝送信号を入力され、各チャンネル毎に予め設定さ
れた伝送方式に基づいて、UPSR分岐挿入部13およ
びBLSR分岐挿入部14からの信号のうちのいずれか
一方を選択的に出力するものであり、チャンネル数に応
じた数の図示しない2×1セレクタをそなえて構成する
ことができる。
【0113】同様に、各多重送信部62−2のセレクタ
部65−2は、受信分離部61−1,61−2にて分離
され、UPSR分岐挿入部13およびBLSR分岐挿入
部14にて信号の分岐挿入処理が施された回線7からの
伝送信号を入力され、各チャンネル毎に予め設定された
伝送方式に基づいて、UPSR分岐挿入部13およびB
LSR分岐挿入部14からの信号のうちのいずれか一方
を選択的に出力するものであり、チャンネル数に応じた
数の図示しない2×1セレクタをそなえて構成すること
ができる。
【0114】なお、上述の各チャンネルに応じた伝送方
式については、マネージメントコンプレックス(図2の
符号43)にて各セレクタ部65−1,65−2の状態
を設定制御することにより、UPSRまたはBLSRの
いずれかに設定されることになる。換言すれば、多重送
信部62−1,62−2により、例えば各回線7,8毎
の192チャンネルの信号について、チャンネル「1」
〜「96」と対応するチャンネル「97」〜「192」
とにより構成される少なくとも2つのチャンネル(例え
ばチャンネル「1」とチャンネル「97」)の信号組
(この場合には96組の信号組)について、伝送方式と
してUPSRまたはBLSRのいずれかを選択的に設定
することができるのである。
【0115】なお、上述の各多重送信部62−1,62
−2は、セレクタ部65−1,65−2にて伝送方式と
してUPSRまたはBLSRのいずれかが選択された各
チャンネルの信号について多重するとともに光信号に変
換し、光ファイバ6−1,6−2を通じて伝送先に送出
するものである。すなわち、上述の多重送信部62−
1,62−2により、伝送信号を多重分離する時分割多
重分離部11A(図15参照)として機能するととも
に、UPSR分岐挿入部13,BLSR分岐挿入部14
からの伝送信号について多重し、中継伝送先となる回線
8または回線7に対して多重伝送信号として伝送する多
重伝送部として機能する。
【0116】これにより、第2実施形態にかかる伝送装
置4A(伝送装置2A,3A,5Aも同様)において
は、多重送信部62−1のセレクタ部65−1および多
重送信部62−2のセレクタ部65−2の設定により、
リングネットワーク1Aにおける伝送信号を、各チャン
ネル毎にBLSRまたはUPSRのいずれかの伝送方式
で伝送することができる。
【0117】なお、上述のUPSR分岐挿入部13およ
びBLSR分岐挿入部14における各分岐挿入回路
、受信分離部61−1,61−2にて分離されて入力
された伝送信号(48チャンネルの信号組)のうちの所
望のチャンネルの信号について、他の回線4aへの分岐
を行なうとともに、他の回線4aからの信号について伝
送信号に挿入するものであり、分岐挿入部としての機能
をも有している。
【0118】すなわち、各分岐挿入回路部は、予め割り
当てられたチャンネルの信号を、複数種類(例えばUP
SRおよびBLSRの2種類)の伝送方式のうちのいず
れか一つの伝送方式で伝送しうるように構成されるとと
もに、リングネットワーク1Aにて発生した回線障害に
対し、上述のチャンネルの信号が伝送される伝送方式に
対応した回線救済方式で救済することができるようにな
っている。
【0119】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかるリングネットワーク1Aの伝送装置2A〜5A
では、光ファイバ6−1を通じて、光信号として例えば
192チャンネルの伝送信号が多重化された多重伝送信
号が伝送されるが、この多重伝送信号を構成する各チャ
ンネルの伝送信号毎に、リングネットワークを構成する
方式としてUPSRまたはBLSRのいずれかを選択的
に設定することができる。
【0120】具体的には、図18に示すように、各伝送
装置2A〜5Aにおける図示しないマネージメントコン
プレックスにおいて、多重送信部62−1のセレクタ部
65−1および多重送信部6−2のセレクタ部65−
2の状態を設定することにより、リングネットワーク1
Aにおける複数チャンネルの伝送信号のうちで、例えば
チャンネル「a」についてはUPSRにより伝送する一
方(図18のチャンネル「a」の伝送信号U参照)、チ
ャンネル「b」についてはBLSRにより伝送すること
ができる(図18のチャンネル「b」の伝送信号B参
照)。
【0121】さらに、例えば伝送装置4Aに対して伝送
装置3A側の回線7または伝送装置5A側の回線8のい
ずれかにおいて障害が発生した場合においても、各チャ
ンネル毎の伝送方式に対応した回線救済方式により、前
述の第1実施形態の場合と同様に、伝送信号を伝送する
ことができる。例えば、図19に示すように、伝送装置
3A側の回線7に障害が発生した場合には、通常時に伝
送装置2Aから伝送装置3Aを介してBLSRにより伝
送装置4Aに伝送されるチャンネル「b」の伝送信号に
ついては、伝送装置3Aにて、チャンネル「b」に対す
るプロテクションチャンネル「b+96」に折り返して
伝送し(ブリッジ処理)、これにより、ロングパスを通
じて(伝送装置2Aおよび伝送装置5Aを介して伝送装
置4Aに伝送される。
【0122】また、この場合において、UPSRにより
伝送装置2Aから伝送装置4Aに伝送されるチャンネル
「a」の伝送信号については、伝送装置4Aのパススイ
ッチ36により、伝送装置5Aを介して伝送された側の
障害の発生していないチャンネル「a」の伝送信号につ
いて選択し、所望の回線4aへ伝送される。このよう
に、本発明の第2実施形態にかかるリングネットワーク
における伝送装置によれば、UPSR分岐挿入部13お
よびBLSR分岐挿入部14により、分離された複数組
の伝送信号を複数種類の伝送方式のうちのいずれかの伝
送方式で伝送すべく、分離された各組の伝送信号の伝送
ルートを設定することができるので、同一の伝送装置2
A〜5Aをリングネットワークの構成要素としながら、
チャンネルに応じて、UPSRにより信号を伝送しうる
伝送装置2A〜5Aとして機能させてUPSRリングネ
ットワーク1Aを構築したり、2F−BLSRにより信
号を伝送しうる伝送装置2A〜5Aとして機能させて2
F−BLSRリングネットワーク1Aを構築したりでき
るので、リングネットワーク構築のための設計の自由度
を飛躍的に向上させることができる利点がある。
【0123】(b1)第2実施形態の第1変形例の説明 上述の第2実施形態にかかるリングネットワークにおけ
る伝送装置においては、一方向の192チャンネルの伝
送信号について、任意の伝送方式を選択しうるように、
伝送方式に応じて別個の分岐挿入部13,14をそなえ
て構成されているが、これに限定されず、各伝送方式に
応じて設けられた2つの分岐挿入部を、適用すべきチャ
ンネルの信号の数に対応して処理しうるように構成する
こともできる。
【0124】例えば、図20に示すように、一方向の伝
送信号当たり多重伝送しうる192チャンネルの信号の
うちで、UPSR分岐挿入部13Bにより、96チャン
ネル分の伝送信号についてUPSRで多重伝送しうるよ
うに割り当てる一方、残りの96チャンネル分の伝送信
号については、BLSR分岐挿入部14BによりBLS
Rで多重伝送するように割り当てることができるように
なっている。
【0125】この場合においても、各分岐層入部13
B,14Bは、前述の第1実施形態における分岐挿入回
路部25−1〜28−1(25−2,28−2)と基本
的に同様の構成を有しているが、96チャンネルの伝送
信号について時分割多重処理により一つの回路モジュー
ルにより構成されている。すなわち、各分岐挿入部13
B,14Bのスイッチ(符号33−1,33−2,34
−1,34−2,38−1,38−2,39−1,39
−2参照)を図示しないマネージメントコンプレックス
にて設定することにより、UPSR分岐挿入部13Bで
はUPSRによる伝送ルートが設定され、BLSR分岐
挿入部14BではBLSRによる伝送ルートが設定され
る。
【0126】ここで、各受信分離部71−1,71−2
においては伝送信号WEまたは伝送信号EWについて時
分割分離されたチャンネル毎の信号のうちで、適用する
伝送方式がUPSRとして設定されたチャンネルの信号
については、UPSR分岐挿入部13Bに出力し、適用
する伝送方式がBLSRとして設定されたチャンネルの
信号については、BLSR分岐挿入部14Bに出力す
る。
【0127】なお、多重送信部72−1,72−2は、
各分岐挿入部13B,14Bからの伝送信号について多
重するとともに光信号に変換して、他の伝送装置へ向け
て伝送するものであるが、前述の第2実施形態における
多重送信部62−1,62−2と異なり、予めチャンネ
ル毎に設定された伝送方式に応じて、UPSRによる伝
送信号かまたはBLSRによる伝送信号を各チャンネル
毎に選択するセレクタ部65−1,65−2については
設ける必要がなくなる。
【0128】したがって、第2実施形態の第1変形例に
おいても、UPSR分岐挿入部13BおよびBLSR分
岐挿入部14Bにより、分離された複数組の伝送信号を
複数種類の伝送方式のうちのいずれかの伝送方式で伝送
すべく、分離された各組の伝送信号の伝送ルートを設定
することができるので、同一の伝送装置2B〜5Bをリ
ングネットワークの構成要素としながら、チャンネルに
応じて、UPSRにより信号を伝送しうる伝送装置2B
〜5Bとして機能させてUPSRリングネットワーク1
Bを構築したり、2F−BLSRにより信号を伝送しう
る伝送装置2〜5として機能させて2F−BLSRリン
グネットワーク1Bを構築したりできるので、リングネ
ットワーク構築のための設計の自由度を飛躍的に向上さ
せることができる利点がある。
【0129】(b2)第2実施形態の第2変形例の説明 上述の第2実施形態の第1変形例にかかるリングネット
ワークにおける伝送装置においては、各分岐挿入部71
−1,71−2により、一方向の伝送信号当たり多重伝
送しうる192チャンネルの信号毎に適用する伝送方式
を各96チャンネルのUPSRおよびBLSRに予め割
り当てているが、これに限定されず、192チャンネル
の信号毎に適用する伝送方式を各96チャンネルのUP
SRおよびBLSRに任意に割り当てることもできる。
【0130】この場合においては、図21に示すよう
に、各受信分離部73−1,73−2においては、前述
の第2実施形態の第1変形例にかかる受信分離部71−
1,71−2と同様に伝送信号WEまたは伝送信号EW
について時分割分離された192チャンネルの信号につ
いて、適用する伝送方式をUPSRとするものと伝送方
式をBLSRとするものとに応じて、チャンネルの詰替
を行なうクロスコネクトスイッチ75−1,75−2を
そなえて構成されている。
【0131】さらに、多重送信部74−1,74−2
は、各分岐挿入部13B,14Bからの所定の伝送方式
が適用された各96チャンネルの伝送信号について、元
のチャンネルの信号に詰替を行なうクロスコネクトスイ
ッチ76−1,76−2をそなえている。換言すれば、
クロスコネクトスイッチ75−1,75−2は、分離さ
れた2組の伝送信号のチャンネルを入れ替える第1チャ
ンネル入替スイッチとして機能し、クロスコネクトスイ
ッチ76−1,76−2は、分岐挿入部13B,14B
からの2組の伝送信号のチャンネルについて多重する前
段において、この2組の伝送信号のチャンネルを入れ替
える第2チャンネル入替スイッチとして機能している。
【0132】なお、UPSR分離挿入部13BおよびB
LSR分岐挿入部14Bについては、前述の第2実施形
態の第1変形例の場合と基本的に同様のものを用いるこ
とができる。したがって、第2実施形態の第2変形例に
よれば、クロスコネクトスイッチ75−1,75−2,
76−1,76−2により、UPSRにより信号を伝送
しうる伝送装置2B〜5Bとして機能させるためのチャ
ンネルや、BLSRにより信号を伝送しうる伝送装置2
〜5として機能させるためのチャンネルを任意に設定す
ることができるので、UPSRリングネットワークやB
LSRリングネットワークを構築するための設計の自由
度を、前述の各実施形態の場合よりも更に向上させるこ
とができる。
【0133】(b3)第2実施形態の第3変形例の説明 上述の第2実施形態におけるリングネットワーク1Aに
おいては、UPSRによる伝送方式を採用するチャンネ
ルの信号とともに、BLSRによる伝送方式を採用する
チャンネルの信号を設定しうるように、各伝送装置2A
〜5Aが構成されているが、この他に、例えば図22に
示すように上位装置としての各伝送装置2D〜5Dが、
伝送装置2D〜5Dにて処理可能なチャンネル数(例え
ば192チャンネル)以下のチャンネル数(例えば48
チャンネル)の伝送信号を、例えばUPSRにより伝送
しうる下位層多重伝送装置2D′〜5D′を配下に収容
してもよい。
【0134】これにより、第2実施形態の第3変形例の
リングネットワーク1Dにおいても、UPSRによる伝
送方式を採用するチャンネルの信号とともに(図22の
チャンネル「a」参照)、BLSRによる伝送方式を採
用するチャンネルの信号とを、互いに併存させながら設
定することができる。なお、上位装置としての各下位層
多重伝送装置2D〜5Dは、前述の図2に示す伝送装置
2〜5と基本的に同様の構成および信号処理機能を有す
る一方、例えば分岐挿入回路部25−1および分岐挿入
回路部25−2にて分岐された回線を介して下位層多重
伝送装置2D′〜5D′を配下に収容している。
【0135】具体的には、図23に示すように、各伝送
装置2D〜5Dにおける分岐挿入回路部25−1の分岐
部35−1では、光ファイバ6−1からの伝送信号EW
におけるチャンネル「1」〜「24」およびチャンネル
「97」〜「120」の信号の全てについて、配下に収
容される各下位層多重伝送装置2D′〜5D′に分岐さ
せることができる一方、各下位層多重伝送装置2D′〜
5D′からの信号をチャンネル「1」〜「24」および
チャンネル「97」〜「120」の伝送信号として伝送
することができるようになっている(図25参照)。
【0136】同様に、図24に示すように、各伝送装置
2D〜5Dにおける分岐挿入回路部25−2の分岐部3
5−2では、光ファイバ6−2からの伝送信号WEにお
けるチャンネル「1」〜「24」およびチャンネル「9
7」〜「120」の信号の全てについて、配下に収容さ
れる各伝送装置2D′〜5D′に分岐させることができ
る一方、各下位層多重伝送装置2D′〜5D′からの信
号をチャンネル「1」〜「24」およびチャンネル「9
7」〜「120」の伝送信号として伝送することができ
るようになっている(図25参照)。
【0137】なお、他の分岐挿入回路部26−1〜28
−1,26−2〜28−2にて分岐された回線9Dを介
して配下の下位層多重伝送装置2D′〜5D′を収容す
ることもでき、このようにすれば、上述の分岐挿入回路
部25−1,25−2の場合に準じて、各分岐挿入回路
部26−1〜28−1,26−2〜28−2にて割り当
てられた各48チャンネルの信号により、下位層多重伝
送装置2D′〜5D′との信号のやり取りを行なうこと
ができるのである。
【0138】これにより、上述の分岐挿入回路部25−
1〜28−1,25−2〜28−2のいずれかにおいて
伝送信号をUPSRにより伝送する場合には、図26に
示すようなチャンネル割り当てでなく、図25に示すよ
うなチャンネルの割り当てとすることにより、各分岐挿
入回路部25−1〜28−1では上述のBLSRによる
伝送の場合と共通してチャンネルを割り当てることがで
きるのである。
【0139】したがって、第2実施形態の第3変形例に
よれば、予め設定されたチャンネルを有する伝送信号を
上記複数の伝送方式のうちのいずれかで多重伝送しうる
下位層多重伝送装置2D′〜5D′が配下に収容されて
いるので、UPSR−UPGにより信号を伝送しうる伝
送装置2B〜5Bとして機能させてUPSRリングネッ
トワーク1Bを構築したり、BLSRにより信号を伝送
しうる伝送装置2〜5として機能させてBLSRリング
ネットワーク1Bを構築したりでき、この場合において
もリングネットワーク構築のための設計の自由度を飛躍
的に向上させることができる利点がある。
【0140】(c)第3実施形態の説明 図27は本発明の第3実施形態におけるリングネットワ
ークを示すブロック図であり、この図27に示すリング
ネットワーク1Eは、前述の第1実施形態におけるリン
グネットワーク(符号1参照)に比して、各々回線を収
容する4つの伝送装置2E〜5Eが4本の光ファイバ6
−1〜6−4を介して相互に接続されている点が異な
る。
【0141】すなわち、各伝送装置2E〜5E間を接続
する4本の光ファイバ6−1〜6−4のうちで、2本の
光ファイバ6−1,6−3を伝送信号WEを伝送するた
めのワークラインとして用いられ、2本の光ファイバ6
−2,6−4については伝送信号EWを伝送するために
プロテクションラインとして用いられる一方、各光ファ
イバ6−1〜6−4においては、192チャンネルの信
号を処理可能に構成することができる。
【0142】これにより、各光ファイバ6−1〜6−4
E間で伝送しうる伝送信号については、前述の第1また
は第2実施形態の場合に比して2倍の伝送容量を持つこ
とができる。このため、第3実施形態にかかる伝送装置
2E〜5Eは、上述の2倍の伝送容量の伝送信号につい
て処理可能に構成すべく、前述の第1実施形態にかかる
伝送装置2〜5を構成するシェルフを2個相互に接続す
ることにより、2本の光ファイバに対する2倍のファイ
バ伝送容量の伝送信号について処理可能に構成されてい
る。
【0143】ところで、上述のリングネットワーク1E
を構成する各伝送装置2E〜5Eについても、前述の第
1実施形態におけるものと同様に、トランスポートコン
プレックス,シンクロナイゼーションコンプレックスお
よびマネージメントコンプレックスとしての機能部をそ
なえて構成されている。図28は第3実施形態にかかる
伝送装置2E〜5Eのトランスポートコンプレックスの
要部構成を示すブロック図であり、この図28に示すよ
うに、伝送装置2E〜5Eは、リングネットワーク1E
上を伝送される主信号処理系の機能として、受信分離部
(OR&DMUX)81−1〜81−4,分岐挿入回路部(SW&AD
M)82−1〜82−16および多重送信部(MUX&OS)83
−1〜83−4をそなえて構成されている。
【0144】ここで、各受信分離部81−1〜81−4
は、伝送信号としての光信号をそれぞれ光ファイバ6−
2,6−4,6−1,6−3を通じて受信し電気信号に
変換するとともに、変換された多重伝送信号について時
分割分離し、分離された各伝送信号を、24チャンネル
の信号単位に各分岐挿入回路部82−1〜82−8に対
して出力するものである。
【0145】さらに、分離挿入回路部82−1〜82−
8は、受信分離部81−1〜81−4にて分離されて入
力された伝送信号(一方向あたり48チャンネルの信号
組)のうちで、所望のチャンネルの伝送信号について、
他の回線への分岐を行なうとともに、他の回線からの信
号を、この分岐を行なったチャンネルの伝送信号として
挿入することができるものであり、前述の第1実施形態
における分岐挿入回路部25−1〜28−1とチャンネ
ル割り当てが異なる以外は基本的に同様の構成を有して
いる。
【0146】また、各多重送信部83−1〜83−4
は、受信分離部81−1〜81−4にて分離され、分岐
挿入回路部82−1〜82−8にて信号の分岐挿入処理
が施された信号について多重するとともに光信号に変換
し、対応する光ファイバ6−2,6−4,6−1,6−
3を通じて伝送するものである。ところで、第3実施形
態にかかる伝送装置2E〜5Eにおいても、前述の第1
実施形態の場合と同様に、分岐挿入回路部82−1〜8
2−8の設定により、伝送信号をBLSR(4F−BL
SR)による伝送方式かまたはUPSRによる伝送方式
で伝送することができるようになっている。
【0147】すなわち、分岐挿入回路部82−1〜82
−8の設定により、伝送信号をBLSRで伝送する場合
には、各分岐挿入回路部82−1〜82−8では図29
に示すように、現用チャンネル(ワークチャンネル;図
中「Wk」)および待機チャンネル(プロテクションチ
ャンネル;図中「Pt」)として設定されるようになっ
ている。
【0148】ここで、1本の光ファイバ当たりに設定さ
れるチャンネル数は、STS−192等の10Gb/s
の信号では192チャンネルを設定することができるの
で、BLSRによる伝送方式では、一方向あたり2本の
光ファイバが割り当てられていることに対応して、19
2チャンネルをワークチャンネルとするとともに、19
2チャンネルの信号をプロテクションチャンネルと設定
することができる。
【0149】例えば、分岐挿入回路部82−1をBLS
Rによる伝送方式で伝送信号を伝送する場合には、光フ
ァイバ6−1,6−2の双方からのチャンネル「1」〜
「24」を現用チャンネル(ワークチャンネル)とし、
光ファイバ6−3,6−4双方からのチャンネル「1」
〜「24」を待機チャンネル(プロテクションチャンネ
ル)として設定される。
【0150】なお、他の分岐挿入回路82−2〜82−
8に現用チャンネルとして割り当てられた信号について
も、上述の分岐挿入回路部82−1の場合と同様、光フ
ァイバ6−1,6−2の双方からの伝送信号について、
それぞれ24チャンネルの現用チャンネルを設定すると
ともに、光ファイバ6−3,6−4の双方からの伝送信
号について、それぞれ24チャンネルの待機チャンネル
を設定する。
【0151】ここで、分岐挿入回路部82−1〜82−
8の設定により、伝送信号をUPSRによる伝送方式で
伝送する場合にも、各分岐挿入回路部82−1〜82−
8では図29に示すように、伝送すべき伝送信号のチャ
ンネルが割り当てられる。例えば、分岐挿入回路部82
−1をUPSRによる伝送方式で伝送信号を伝送する場
合には、伝送信号WEとしての光ファイバ6−1,6−
3からのチャンネル「1」〜「24」の信号とともに、
伝送信号EWとしての光ファイバ6−2,6−4からの
チャンネル「1」〜「24」が割り当てられる。なお、
他の分岐挿入回路部82−2〜82−8においても、上
述の分岐挿入回路部82−1に準じてチャンネルが割り
当てられる。
【0152】また、待機系の分岐挿入回路部82−9〜
82−16はそれぞれ、分岐挿入回路部82−1〜82
−8において障害が発生した場合に現用系が切り換わ
り、上述の分岐挿入回路部82−1〜82−8と同様の
チャンネルの信号組についての分岐挿入処理を行なうも
のである。上述の構成により、本発明の第3実施形態に
かかるリングネットワーク1Eの伝送装置2E〜5Eに
おいても、前述の第1実施形態の場合と基本的に同様
に、分岐挿入回路部82−1〜82−8の設定により、
伝送信号をBLSRによる伝送方式かまたはUPSRに
よる伝送方式として、伝送信号を伝送することができ
る。
【0153】また、4ファイバのリングネットワーク1
Eを構成する回線上のある特定の区間では、ワークライ
ンにのみ障害が発生している場合には、伝送装置2E〜
5Eでは、スパンスイッチ処理を行なうことができる。
例えば、伝送装置5Eと伝送装置4Eとの間の回線8E
のワークラインまたは伝送装置3Eと伝送装置4Eとの
間の回線7Eのワークラインにて障害が発生している場
合には、それぞれ図30または図31に示すように、プ
ロテクションラインを用いて伝送信号を伝送することに
より、障害が発生しているワークラインを回避するとと
もに、障害を回避すべくプロテクションラインを通じて
入力された信号について、所望の信号の分岐/挿入処理
を行なっている。
【0154】すなわち、回線8Eのワークラインとして
の光ファイバ6−2にて障害が発生した場合には、図3
0に示すように、伝送装置4Eの各分岐挿入回路部82
−1〜82−8のスパンスイッチ用スイッチ33−1
を、伝送信号EWのうちの光ファイバ6−2からのワー
クチャンネルの信号を選択せずに、光ファイバ6−4か
らのプロテクションチャンネルを通じて入力された信号
を選択するように切り換え設定する。
【0155】これにより、伝送装置5Eにて、光ファイ
バ6−4によるプロテクションチャンネルに切り換わっ
て伝送されている伝送信号を入力されて、必要な信号の
分岐挿入処理を分岐部35−1および挿入部37−1に
て行なうことができる。さらに、スパンスイッチ用スイ
ッチ39−2を、伝送信号WEについて、光ファイバ6
−1からのワークチャンネルでなく光ファイバ6−3か
らのプロテクションチャンネルを通じて伝送されるよう
に切り換え設定する。
【0156】これにより、回線8Eのワークラインとし
ての光ファイバ6−1に障害が発生している場合には、
プロテクションラインとしての光ファイバ6−3を用い
ることにより、障害を回避して伝送信号を伝送すること
ができる。同様に、回線7Eのワークラインとしての光
ファイバ6−1に障害が発生した場合には、図31に示
すように、例えば各分岐挿入回路部82−1〜82−8
のスパンスイッチ用スイッチ33−2を、伝送信号WE
のうちの光ファイバ6−1からのワークチャンネルの信
号を選択せずに、プロテクションラインとしての光ファ
イバ6−3からのプロテクションチャンネルを通じて入
力された信号を選択するように切り換え設定する。
【0157】これにより、伝送装置3Eにて、光ファイ
バ6−3によるプロテクションチャンネルに切り換わっ
て伝送されている伝送信号を入力されて、必要な信号の
分岐挿入処理を分岐部35−2および挿入部37−2に
て行なうことができる。さらに、スパンスイッチ用スイ
ッチ39−1を、伝送信号EWについて、光ファイバ6
−2からのワークチャンネルでなく、光ファイバ6−4
からのプロテクションチャンネルを通じて伝送されるよ
うに切り換え設定する。
【0158】これにより、回線7Eのワークラインとし
ての光ファイバ6−2に障害が発生している場合には、
光ファイバ6−4によるプロテクションチャンネルを用
いることにより、障害を回避して伝送信号を伝送するこ
とができる。このように、本発明の第3実施形態にかか
るリングネットワークにおける伝送装置によれば、分岐
挿入回路部82−1〜82−16により、受信分離部8
1−1〜81−4にて分離された複数組の伝送信号を複
数種類の伝送方式のうちのいずれかの伝送方式で伝送す
べく、これら分離された各組の伝送信号の伝送ルートを
設定することができるので、同一の伝送装置2E〜5E
をリングネットワーク1Eの構成要素としながら、UP
SRとして動作しうる伝送装置2E〜5Eに設定して、
UPSRリングネットワーク1Eを構築したり、4F−
BLSRとして動作しうる伝送装置2E〜5Eに設定し
て、4F−BLSRリングネットワーク1Eを構築した
りできるので、リングネットワーク構築のための設計の
自由度を飛躍的に向上させることができる利点がある。
【0159】(c1)第3実施形態の変形例の説明 上述の第3実施形態においては、4本の光ファイバ6−
1〜6−4を介して伝送装置2E〜5Eがリング状に接
続されることにより、4F−BLSRやUPSRによる
リングネットワーク1Eを構成することができるように
なっているが、この他に、2F−BLSRについても同
一伝送装置で設定できるように構成する場合には、図3
2に示すような分岐挿入回路部82′−1〜82′−8
を設ければよく、また、この他に待機系の分岐挿入回路
部82′−9〜82′−16を設けてもよい。
【0160】すなわち、この図32に示すように、各分
岐挿入回路部82′−1〜82′−8においては、24
チャンネル単位で分離信号を入力される通常の4組の入
出力ポート85−1〜85−4の他に、2組の追加入出
力ポート85−5,85−6をそなえるとともに、これ
ら入出力ポート85−1〜85−6から入力される伝送
信号のワーク/プロテクションによるルートを設定する
スイッチ84−1,84−2をそなえて構成されてい
る。
【0161】すなわち、このスイッチ84−1,84−
2により、本数の異なる光ファイバを介して複数チャン
ネルの信号を伝送しうる、2F−BLSRまたは4F−
BLSRのうちで、いずれか一つの伝送方式で信号を伝
送できるように、伝送ルートを設定することができるよ
うになっている。これにより、伝送方式として、2F−
BLSR,4F−BLSRまたはUPSR等のいずれか
によるリングネットワークを構築する場合には、各分岐
挿入回路部82′−1〜82′−8のスイッチ84−
1,84−2により、各伝送方式による動作の違いに応
じて物理的配置(配線)を切り換えることができるの
で、UPSR,2F−BLSRまたは4F−BLSRな
どのリングネットワークを構築するために、共通のハー
ドウェア仕様の伝送装置を用いることができる。
【0162】したがって、分岐挿入回路部82′−1〜
82′−8のスイッチ84−1,84−2を設けたこと
により、上述の第3実施形態の場合と同様の利点がある
ほか、UPSR,2F−BLSRまたは4F−BLSR
などのリングネットワークを構築するために、共通のハ
ードウェア仕様の伝送装置を用いることができる。 (d)第4実施形態の説明 図33は本発明の第4実施形態におけるリングネットワ
ークを示すブロック図であり、この図33に示すリング
ネットワーク1Fにおいても、前述の第1実施形態にお
けるリングネットワーク(符号1参照)と同様に、各々
回線を収容する4つの伝送装置2F〜5Fが2本の光フ
ァイバ6−1,6−2を介して相互に接続されている。
【0163】また、第4実施形態にかかるリングネット
ワーク1Fにおける伝送装置2F〜5Fは、前述の第2
実施形態の第1変形例の場合と異なり、各伝送装置2F
〜5F間において複数チャンネルの信号を光ファイバ6
−1または光ファイバ6−2を介して多重伝送する際
に、時分割多重でなく波長多重(WDM;Wavelength Divisi
on Multiplexing)を用いている点が異なり、その他の構
成については基本的に同様である。
【0164】このため、第4実施形態にかかる各伝送装
置2F〜5Fは、いずれも前述の第2実施形態の第1変
形例の場合と同様のUPSR分岐挿入部13FおよびB
LSR分岐挿入部14Fをそなえるとともに、これらU
PSR分岐挿入部13FおよびBLSR分岐挿入部14
Fとリングネットワーク1Fを構成する回線とを接続す
る2つの光波長多重伝送部11Fをそなえて構成されて
いる。
【0165】例えば、伝送装置4Fは、伝送装置4Fお
よび伝送装置3Fを接続する回線7FとUPSR分岐挿
入部13FおよびBLSR分岐挿入部14Fとを接続す
る光波長多重伝送部11Fをそなえるとともに、伝送装
置4Fおよび伝送装置5Fを接続する回線8FとUPS
R分岐挿入部13FおよびBLSR分岐挿入部14Fと
を接続する光波長多重伝送部11Fをそなえている。
【0166】ここで、伝送装置4FのUPSR分岐挿入
部13Fは、UPSRで多重伝送すべきチャンネルの信
号用に伝送ルートを設定するとともに、光波長多重伝送
部11Fにて分離された各伝送信号について自身の伝送
装置2F〜5Fにて収容する他の回線(例えばローカル
インタフェース)への分岐を行なうとともに、他の回線
からの信号を、リングネットワーク1Fに接続される回
線7F,8Fを介して伝送すべき伝送信号に挿入するも
のである。
【0167】BLSR分岐挿入部14Fは、BLSRで
多重伝送すべきチャンネルの信号用に伝送ルートを設定
するとともに、時分割多重分離部11Fにて分離された
各伝送信号の一部について自身の伝送装置にて収容する
他の回線への分岐を行なうとともに、他の回線からの信
号について、リングネットワーク1Fに接続される回線
7F,8Fを介して伝送すべき伝送信号に挿入するもの
である。
【0168】したがって、上述のUPSR分岐挿入部1
3FおよびBLSR分岐挿入部14Fは、互いに異なる
伝送方式により伝送信号をやり取りしうる伝送部として
機能する。また、各伝送装置2F〜5Fの光波長多重伝
送部11Fは、伝送信号/波長多重用光信号インタフェ
ース部11F−1および波長多重分離部11F−2をそ
なえて構成されている。以下においては、伝送装置4F
における回線7F側の光波長多重伝送部11Fにおける
機能について詳述するが、リングネットワーク1Fを構
成する他の光波長多重伝送部11Fについても基本的に
同様の機能を有している。
【0169】すなわち、伝送装置4Fにおける回線7F
側に設けられた光波長多重伝送部11Fの伝送信号/波
長多重用光信号インタフェース部11F−1は、UPS
R分岐挿入部13FおよびBLSR分岐挿入部14Fか
ら回線7F側に伝送すべき伝送信号と、上述のUPSR
分岐挿入部13FおよびBLSR分岐挿入部14Fにお
ける伝送信号毎に設定される波長多重伝送用の光波長を
有する光信号とをインタフェースするものである。
【0170】さらに、回線7F側の光波長多重伝送部1
1Fにおける波長多重分離部11F−2は、伝送信号/
波長多重用光信号インタフェース部11F−1からの、
UPSR分岐挿入部13FおよびBLSR分岐挿入部1
4Fから回線7F側に伝送すべき伝送信号に対応した光
信号を、光波長多重することにより光ファイバ6−2を
通じて伝送するとともに、光ファイバ6−1を介して伝
送されてきた光信号について、UPSR分岐挿入部13
FおよびBLSR分岐挿入部14Fにおける伝送信号毎
に設定された光波長を有する光信号に光波長分離するも
のである。
【0171】具体的には、伝送信号/波長多重用光信号
インタフェース部11F−1においては、UPSR分岐
挿入部13Fからの伝送信号について予め設定された光
波長多重用の光波長λUを有する光信号に変換するとと
もに、BLSR分岐挿入部14Fからの伝送信号につい
て、予め設定された光波長多重用の光波長λB(UPS
R分岐挿入部13Fからの伝送信号が変換される光波長
λUとは異なる)を有する光信号に変換するようになっ
ている。
【0172】これにより、光波長多重分離部11F−2
では、伝送信号/波長多重用光信号インタフェース部1
1F−1において光信号に変換された各分岐挿入部13
F,14Fからの伝送信号を光波長多重することによ
り、UPSR分岐挿入部13FおよびBLSR分岐挿入
部14Fからの伝送信号を光ファイバ6−2を通じて波
長多重伝送することができる。
【0173】また、光ファイバ6−1を介して伝送され
てきた光信号について、UPSR分岐挿入部13Fおよ
びBLSR分岐挿入部14Fにおける伝送信号毎に設定
された光波長λU,λBを有する光信号に光波長分離
し、伝送信号/波長多重用光信号インタフェース部11
F−1に出力するようになっている。伝送信号/波長多
重用光信号インタフェース部11F−1においては、波
長λUを有する光信号をUPSR分岐挿入部13Fへの
伝送信号に変換するとともに、波長λBを有する光信号
をBLSR分岐挿入部14Fへの伝送信号に変換する。
これにより、各UPSR分岐挿入部13F,BLSR分
岐挿入部14Fでは、光ファイバ6−1を介して波長多
重により伝送されてきた伝送信号を受けて、前述の第2
実施形態の場合と同様の分岐挿入処理を行なうことがで
きる。
【0174】上述の構成により、本発明の第4実施形態
にかかるリングネットワーク1Fにおける各伝送装置2
F〜5Fでは、光波長多重伝送部11Fにより、UPS
RおよびBLSRによる伝送信号を光波長多重すること
により、異なる伝送方式による伝送信号について共通の
光ファイバ6−1,6−2を通じて多重伝送することが
できる。
【0175】換言すれば、図33に示すリングネットワ
ーク1Fは、前述の第2実施形態の場合と同様に、例え
ば図16に示すUPSRによる伝送方式を採用するリン
グネットワーク200としての機能とともに、BLSR
による伝送方式を採用するリングネットワーク210と
しての機能についても有しているのである。このよう
に、本発明の第4実施形態にかかるリングネットワーク
における伝送装置によれば、UPSR分岐挿入部13F
およびBLSR分岐挿入部14Fと、伝送信号/波長多
重用光信号インタフェース部11F−1と、波長多重分
離部11F−2とをそなえたことにより、光波長多重に
より、BLSRおよびUPSRを組み合わせてリングネ
ットワークを構築することができるので、前述の各実施
形態の場合と同様に、リングネットワーク構築のための
設計の自由度を飛躍的に向上させることができる利点が
ある。
【0176】(e)その他 本発明によれば、上述の各実施形態にかかる伝送装置に
ついて、種々の変形を行なうことによりリングネットワ
ークを構築してもよく、このようにしても、上述の各実
施形態の場合と同様の利点を得ることができる。
【0177】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば
離された複数組の伝送信号をBLSR伝送方式および
UPSR伝送方式のうちのいずれかの伝送方式で伝送す
べく、分離された各組の伝送信号の伝送ルートを設定す
ることができるので、同一の伝送装置をリングネットワ
ークの構成要素としながら、UPSRとして動作しうる
伝送装置に設定して、UPSRリングネットワークを構
築したり、2F−BLSRとして動作しうる伝送装置に
設定して、2F−BLSRリングネットワークや4F−
BLSRリングネットワークを構築したりできるので、
リングネットワーク構築のための設計の自由度を飛躍的
に向上させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるリングネットワ
ークを示すブロック図である。
【図2】リングネットワークを構成する伝送装置の詳細
な構成を示す図である。
【図3】第1実施形態にかかる伝送装置におけるトラン
スポートコンプレックスの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図4】第1実施形態にかかる伝送装置を用いてBLS
Rによるリングネットワークを構成した場合の分岐挿入
回路部毎のチャンネル設定を示す図である。
【図5】第1実施形態にかかる伝送装置を用いてUPS
Rによるリングネットワークを構成した場合の分岐挿入
回路部毎のチャンネル設定を示す図である。
【図6】第1実施形態にかかる伝送装置を用いてUPS
Rによるリングネットワークを構成した場合の分岐挿入
回路部毎のチャンネル設定について説明するための図で
ある。
【図7】第1実施形態にかかる伝送装置の分岐挿入回路
部を示すブロック図である。
【図8】第1実施形態にかかる伝送装置のマネージメン
トコンプレックスの要部構成を示すブロック図である。
【図9】第1実施形態におけるBLSRによるリングネ
ットワーク構成時のAPSバイトの伝送フレームへのマ
ッピング手法を説明する図である。
【図10】第1実施形態におけるリングネットワーク構
成時の伝送装置における分岐挿入回路部のスイッチ設定
を説明するためのブロック図である。
【図11】第1実施形態におけるリングネットワーク構
成時の伝送装置における分岐挿入回路部のスイッチ設定
を説明するためのブロック図である。
【図12】第1実施形態におけるリングネットワーク構
成時の伝送装置における分岐挿入回路部のスイッチ設定
を説明するためのブロック図である。
【図13】第1実施形態におけるリングネットワーク構
成時の伝送装置における分岐挿入回路部のスイッチ設定
を説明するためのブロック図である。
【図14】第1実施形態の変形例にかかる伝送装置の分
岐挿入回路部を示すブロック図である。
【図15】本発明の第2実施形態におけるリングネット
ワークを示すブロック図である。
【図16】第2実施形態にかかるリングネットワークの
機能を説明するための図である。
【図17】第2実施形態にかかる伝送装置のトランスポ
ートコンプレックスの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図18】第2実施形態にかかる伝送装置を用いて構成
されたリングネットワークの動作を説明するための図で
ある。
【図19】第2実施形態にかかる伝送装置を用いて構成
されたリングネットワークの動作を説明するための図で
ある。
【図20】第2実施形態の第1変形例にかかる伝送装置
のトランスポートコンプレックスの要部構成を示すブロ
ック図である。
【図21】第2実施形態の第2変形例にかかる伝送装置
のトランスポートコンプレックスの要部構成を示すブロ
ック図である。
【図22】第2実施形態の第3変形例におけるリングネ
ットワークを示すブロック図である。
【図23】第2実施形態の第3変形例にかかる伝送装置
の分岐挿入回路部を示すブロック図である。
【図24】第2実施形態の第3変形例にかかる伝送装置
の動作を説明するためのブロック図である。
【図25】第2実施形態の第3変形例にかかる伝送装置
の分岐挿入回路部のチャンネル設定を示す図である。
【図26】第2実施形態の第3変形例にかかる伝送装置
の分岐挿入回路部のチャンネル設定を説明するための図
である。
【図27】本発明の第3実施形態におけるリングネット
ワークを示すブロック図である。
【図28】第3実施形態にかかる伝送装置のトランスポ
ートコンプレックスの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図29】第3実施形態にかかる伝送装置の分岐挿入回
路部のチャンネル設定を説明するための図である。
【図30】第3実施形態におけるリングネットワーク構
成時の伝送装置における分岐挿入回路部のスイッチ設定
を説明するためのブロック図である。
【図31】第3実施形態におけるリングネットワーク構
成時の伝送装置における分岐挿入回路部のスイッチ設定
を説明するためのブロック図である。
【図32】第3実施形態の変形例にかかる伝送装置の分
岐挿入回路部を示すブロック図である。
【図33】本発明の第4実施形態におけるリングネット
ワークを示すブロック図である。
【図34】UPSR方式によるリングネットワークを示
すブロック図である。
【図35】(a),(b)はともにUPSR方式による
リングネットワークの動作を説明するためのブロック図
である。
【図36】位相調整部が設けられた伝送装置を用いて構
成されたUPSR方式のリングネットワークを示すブロ
ック図である。
【図37】UPSR方式によるバーチャルリングを示す
ブロック図である。
【図38】(a),(b)はともにBLSR方式による
リングネットワークの動作を説明するためのブロック図
である。
【図39】BLSR方式によるリングネットワークにお
いて障害発生時の動作を説明するためのブロック図であ
る。
【図40】異なる伝送方式のリングネットワークを相互
に接続することにより構成されたバーチャルリングを示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,1A,1D〜1F リングネットワーク 2〜5,2A〜5A,2D〜5D,2E〜5E,2F〜
5F 伝送装置 2D′〜5D′ 下位層多重伝送装置 4a 回線 6−1〜6−4 光ファイバ 7,8,7E,7F,8E,8F,9D 回線 10 シェルフ構造 11,11A 時分割多重分離部 11F 光波長多重伝送部 11F−1 伝送信号/波長多重用光信号インタフェー
ス部 11F−2 光波長多重分離部 12 スイッチ・分岐挿入部(分岐挿入部) 12A 伝送ルート設定機構 13,13B,13F UPSR分岐挿入部(分岐挿入
部) 14,14B,14F BLSR分岐挿入部(分岐挿入
部) 21,22 受信部 23,24 分離回路部(分離部) 25−1〜28−1 現用系の分岐挿入回路部(伝送ル
ート設定機構) 25−2〜28−2 予備系の分岐挿入回路部(伝送ル
ート設定機構) 29,30 多重回路部(多重伝送部) 31,32 送信部(多重伝送部) 33−1,33−2 スパンスイッチ用スイッチ(設定
スイッチ) 34−1,34−2 リングスイッチ用スイッチ(設定
スイッチ) 35−1,35−2 分岐部 36 パススイッチ(設定スイッチ) 37−1,37−2 挿入部 38−1,38−2 リングブリッジ用スイッチ(設定
スイッチ) 39−1,39−2 スパンブリッジ用スイッチ(設定
スイッチ) 41 トランスポートコンプレックス 42 シンクロナイゼーションコンプレックス 42a,42b SC回路部 43 マネージメントコンプレックス(スイッチ設定
部) 43a AWU1回路部 43b−1,43b−2 HED1回路部 43c CRF1回路部43c 43d−1,43d−2 DCC1回路 43e MEM1回路部 43f−1,43f−2 CPU回路部 43g PWR回路 44 HUB1回路部 44A HUB部 44B 光中継再生部 45−1〜45−3 インタフェース部 46 光ファイバ 47 光中継再生部 48 オーバヘッドマトリクス部 49 SCCポート 50 バス 51 CPU 52 伝送信号フレーム 53 APSバイト 54 伝送信号フレーム 55 オーバヘッド領域 61−1,61−2 受信分離部 62−1,62−2 多重送信部 65−1,65−2 セレクタ部 71−1,71−2,73−1,73−2 受信分離部
(分離部) 72−1,72−2,74−1,74−2 多重送信部
(多重伝送部) 75−1,75−2,76−1,76−2 クロスコネ
クトスイッチ(入替スイッチ) 81−1〜81−4 受信分離部 82−1〜82−16,82′−1〜82′−16 分
岐挿入回路部(伝送ルート設定機構) 83−1〜83−4 多重送信部 84−1,84−2 スイッチ 85−1〜85−6 入出力ポート 100 リングネットワーク 100−1〜100−3 UPSRリングネットワーク 100−4 バーチャルリング 101〜104,101−1〜104−1 伝送装置 101−2〜104−2,101−3〜104−3 伝
送装置 101a〜101c,103a,103b 回線 103A パススイッチ 103B 位相調整部 105−1,105−2 光ファイバ 110 伝送装置 111,113 UPSRリングネットワーク 112 BLSR リングネットワーク 200 リングネットワーク 201〜208 伝送装置 209−1〜209−4 光ファイバ 210 リングネットワーク

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々回線を収容する複数の伝送装置がリ
    ング状に接続されるとともに、各伝送装置間において複
    数チャンネルの信号を多重伝送しうるリングネットワー
    クにおける伝送装置であって、上記リングネットワークを構成する第1の回線からの第
    1の伝播方向の多重伝送信号を分離し、分離された複数
    チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数組出
    力する第1分離部と、 上記リングネットワークを構成する第2の回線からの第
    2の伝播方向の多重伝送信号を分離し、分離された複数
    チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数組出
    力する第2分離部と、 上記の第1分離部および第2分離部 にて分離された複数
    組の伝送信号を分配入力され各組の伝送信号について所
    望のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するととも
    に、他の回線からの信号について、上記の伝送信号が分
    岐されたチャンネルの伝送信号として挿入する、上記複
    数組の伝送信号毎の複数の分岐挿入回路部と、該複数の分岐挿入回路部からの上記第1の伝播方向にか
    かる複数組の伝送信号について多重し、中継伝送先とな
    る上記の第2の回線に対して多重伝送信号として伝送す
    る第1多重伝送部と、 該複数の分岐挿入回路部からの上記第2の伝播方向にか
    かる複数組の伝送信号について多重し、中継伝送先とな
    る上記の第1の回線に対して多重伝送信号として伝送す
    る第2多重伝送部とをそなえるとともに、 上記各組の伝送信号を、ユニ・ディレクショナル・パス
    ・スイッチド・リングによるUPSR伝送方式かまたは
    バイ・ディレクショナル・ライン・スイッチド・リング
    によるBLSR伝送方式のうちのいずれかの伝送方式で
    伝送すべく、各分岐挿入回路部を設定する設定部をそな
    えて構成され、 かつ、該複数の分岐挿入回路部が、上記各組の伝送信号
    を構成するチャンネルを、上記のUPSR伝送方式およ
    びBLSR伝送方式において共通に割り当てるように構
    成されたことを特徴とする、リングネットワークにおけ
    る伝送装置。
  2. 【請求項2】 各々回線を収容する複数の伝送装置がリ
    ング状に接続される とともに、各伝送装置間において複
    数チャンネルの信号を多重伝送しうるリングネットワー
    クにおける伝送装置であって、 上記リングネットワークを構成する第1の回線からの第
    1の伝播方向の多重伝送信号を分離し、分離された複数
    チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数組出
    力する第1分離部と、 上記リングネットワークを構成する第2の回線からの第
    2の伝播方向の多重伝送信号を分離し、分離された複数
    チャンネルの信号により構成される伝送信号を複数組出
    力する第2分離部と、 上記の第1分離部および第2分離部にて分離された複数
    組の伝送信号を入力され、各組の伝送信号について所望
    のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するとともに
    他の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐さ
    れたチャンネルの伝送信号として挿入する一方、上記の
    分岐挿入処理の施された伝送信号をバイ・ディレクショ
    ナル・ライン・スイッチド・リングによるBLSR伝送
    方式で伝送するためのBLSR分岐挿入部と、 上記の第1分離部および第2分離部にて分離された複数
    組の伝送信号を入力され、各組の伝送信号について所望
    のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するとともに
    他の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐さ
    れたチャンネルの伝送信号として挿入する一方、上記の
    分岐挿入処理の施された伝送信号をユニ・ディレクショ
    ナル・パス・スイッチド・リングによるUPSR伝送方
    式で伝送するためのUPSR分岐挿入部と、 上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部に
    て信号の分岐挿入処理が施された、BLSR伝送方式お
    よびUPSR伝送方式によるチャンネル毎の上記第1の
    伝播方向にかかる伝送信号をそれぞれ入力され、これら
    の伝送信号のうちで、予め設定されたチャンネル毎の伝
    送方式に応じていずれか一つの伝送信号をチャンネル毎
    に選択するセレクタ部を有し、該セレクタ部にて選択さ
    れた伝送信号について多重し、中継伝送先となる上記第
    2の回線に対して多重伝送信号として伝送する第1多重
    伝送部と、 上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部に
    て信号の分岐挿入処理が施された、BLSR伝送方式お
    よびUPSR伝送方式によるチャンネル毎の上 記第2の
    伝播方向にかかる伝送信号をそれぞれ入力され、これら
    の伝送信号のうちで、予め設定されたチャンネル毎の伝
    送方式に応じていずれか一つの伝送信号をチャンネル毎
    に選択するセレクタ部を有し、該セレクタ部にて選択さ
    れた伝送信号について多重し、中継伝送先となる上記第
    1の回線に対して多重伝送信号として伝送する第2多重
    伝送部とをそなえるとともに、 上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部の
    伝送ルートとともに、上記の第1多重伝送部および第2
    多重伝送部のセレクタ部の状態を、設定制御することに
    より、上記チャンネル毎に応じた伝送方式を設定制御す
    る設定制御部をそなえて構成されたことを特徴とする、
    リングネットワークにおける伝送装置。
  3. 【請求項3】 各々回線を収容する複数の伝送装置がリ
    ング状に接続されるとともに、各伝送装置間において複
    数チャンネルの信号を多重伝送しうるリングネットワー
    クにおける伝送装置であって、 上記リングネットワークを構成する第1の回線からの第
    1の伝播方向の多重伝送信号を分離し、バイ・ディレク
    ショナル・ライン・スイッチド・リングによるBLSR
    伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号と、ユニ・
    ディレクショナル・パス・スイッチド・リングによるU
    PSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号とを
    出力する第1分離部と、 上記リングネットワークを構成する第2の回線からの第
    2の伝播方向の多重伝送信号を分離し、バイ・ディレク
    ショナル・ライン・スイッチド・リングによるBLSR
    伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号と、ユニ・
    ディレクショナル・パス・スイッチド・リングによるU
    PSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号とを
    出力する第2分離部と、 上記の第1分離部および第2分離部からのBLSR伝送
    方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号を入力され、所
    望のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐するととも
    に他の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐
    されたチャンネルの伝送信号として挿入する一方、上記
    の分岐挿入処理の施された伝送信号を、上記BLSR伝
    送方式で伝送するためのBLSR分岐挿入部と、 上記の第1分離部および第2分離部からのUPSR伝送
    方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号を入力され、所
    望のチャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐す るととも
    に他の回線からの信号について、上記の伝送信号が分岐
    されたチャンネルの伝送信号として挿入する一方、上記
    の分岐挿入処理の施された伝送信号を、上記BLSR伝
    送方式で伝送するためのUPSR分岐挿入部と、 上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部に
    て信号の分岐挿入処理が施された上記第1の伝播方向に
    かかる伝送信号について多重し、中継伝送先となる上記
    第2の回線に対して多重伝送信号として伝送する第1多
    重伝送部と、 上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部に
    て信号の分岐挿入処理が施された上記第2の伝播方向に
    かかる伝送信号について多重し、中継伝送先となる上記
    第1の回線に対して多重伝送信号として伝送する第2多
    重伝送部とをそなえるとともに、 上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入部の
    伝送ルートを設定することにより、上記チャンネル毎に
    応じた伝送方式を設定する設定部をそなえて構成された
    ことを特徴とする、リングネットワークにおける伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 上記の第1分離部および第2分離部が、
    上記分離された複数組の伝送信号のチャンネルを入れ替
    える第1チャンネル入替スイッチをそなえるとともに
    上記の第1多重伝送部および第2多重伝送部が、該分岐
    挿入部からの複数組の伝送信号のチャンネルについて多
    重する前段において、上記複数組の伝送信号のチャンネ
    ルを入れ替える第2チャンネル入替スイッチをそなえて
    構成されたことを特徴とする、請求項記載のリングネ
    ットワークにおける伝送装置。
  5. 【請求項5】 予め設定されたチャンネルを有する伝送
    信号を上記BLSR伝送方式またはUPSR伝送方式の
    うちのいずれかで多重伝送しうる下位層多重伝送装置が
    配下に収容されたことを特徴とする、請求項1記載のリ
    ングネットワークにおける伝送装置。
  6. 【請求項6】 各々回線を収容する伝送装置間が4本の
    光ファイバにより相互に接続されることにより複数の伝
    送装置がリング状に接続され、各伝送装置間を接続する
    4本の光ファイバのうちで、2本の光ファイバを上記第
    1の伝播方向および第2の伝送信号を伝送するためのワ
    ークラインとして用いる一方、残り2本の光ファイバに
    ついては上記第1の伝播方向および第2の伝播方向の伝
    送信号を伝送するためにプロテクションラインとして用
    いるように構成されたことを特 徴とする、請求項1記載
    のリングネットワークにおける伝送装置。
  7. 【請求項7】 該各分岐挿入回路部が、上記のUPSR
    伝送方式,2本の異なる光ファイバを介して複数チャン
    ネルの信号を伝送しうる2F−BLSR伝送方式または
    4本の異なる光ファイバを介して複数チャンネルの信号
    を伝送しうる4F−BLSR伝送方式のうちのいずれか
    の伝送方式で伝送すべく構成されたことを特徴とする、
    請求項記載のリングネットワークにおける伝送装置。
  8. 【請求項8】 複数の伝送装置が光ファイバを介してリ
    ング状に接続されてなるリングネットワークにおける伝
    送装置であって、BLSR伝送方式またはUPSR伝送方式に より伝送信
    号をやり取りしうる2つの伝送部と、 各伝送部における伝送信号と、上記各伝送部における伝
    送信号毎に設定される波長多重伝送用の光波長を有する
    光信号とをインタフェースする伝送信号/波長多重用光
    信号インタフェース部と、 該伝送信号/波長多重用光信号インタフェース部からの
    上記各伝送部における伝送信号に対応した光信号を、光
    波長多重することにより上記光ファイバを通じて伝送す
    るとともに、上記光ファイバを介して伝送されてきた光
    信号について、上記各伝送部における伝送信号毎に設定
    された光波長を有する光信号に光波長分離する波長多重
    分離部とをそなえて構成される一方、 該伝送信号/波長多重用光信号インタフェース部が、上
    記リングネットワークを構成する第1の回線からの第1
    の伝播方向の多重伝送信号を分離し、バイ・ディレクシ
    ョナル・ライン・スイッチド・リングによるBLSR伝
    送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号と、ユニ・デ
    ィレクショナル・パス・スイッチド・リングによるUP
    SR伝送方式で伝送すべきチャンネルの伝送信号とを出
    力する第1分離部と、上記リングネットワークを構成す
    る第2の回線からの第2の伝播方向の多重伝送信号を分
    離し、バイ・ディレクショナル・ライン・スイッチド・
    リングによるBLSR伝送方式で伝送すべきチャンネル
    の伝送信号と、ユニ・ディレクショナル・パス・スイッ
    チド・リングによるUPSR伝送方式で伝送すべきチャ
    ンネルの伝送信号とを出力する第2分離部とをそなえて
    構成され、 該2つの伝送部のそれぞれが、上記の第1分離部および
    第2分離部からのBL SR伝送方式で伝送すべきチャン
    ネルの伝送信号を入力され、所望のチャンネルの伝送信
    号を他の回線へ分岐するとともに他の回線からの信号に
    ついて、上記の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送
    信号として挿入する一方、上記の分岐挿入処理の施され
    た伝送信号を、上記BLSR伝送方式で伝送するための
    BLSR分岐挿入部と、上記の第1分離部および第2分
    離部からのUPSR伝送方式で伝送すべきチャンネルの
    伝送信号を入力され、所望のチャンネルの伝送信号を他
    の回線へ分岐するとともに他の回線からの信号につい
    て、上記の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送信号
    として挿入する一方、上記の分岐挿入処理の施された伝
    送信号を、上記BLSR伝送方式で伝送するためのUP
    SR分岐挿入部とをそなえて構成され、 かつ、該伝送信号/波長多重用光信号インタフェース部
    、上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿入
    部にて信号の分岐挿入処理が施された上記第1の伝播方
    向にかかる伝送信号について多重し、中継伝送先となる
    上記第2の回線に対して多重伝送信号として伝送する第
    1多重伝送部と、上記のBLSR分岐挿入部およびUP
    SR分岐挿入部にて信号の分岐挿入処理が施された上記
    第2の伝播方向にかかる伝送信号について多重し、中継
    伝送先となる上記第1の回線に対して多重伝送信号とし
    て伝送する第2多重伝送部とをそなえて構成され、 かつ、上記のBLSR分岐挿入部およびUPSR分岐挿
    入部の伝送ルートを設定することにより、上記チャンネ
    ル毎に応じた伝送方式を設定する設定部をそなえて構成
    されたことを特徴とする、リングネットワークにおける
    伝送装置。
  9. 【請求項9】 該各分岐挿入回路部が、上記第1分離部
    にて分離された第1の回線からの2組の伝送信号を、B
    LSR伝送方式を適用した場合にはワークチャンネルお
    よびプロテクションチャンネルとして、UPSR伝送方
    式を適用した場合にはワークチャンネルとして、それぞ
    れ入出力される一方、上記第2分離部にて分離された第
    2の回線からの2組の伝送信号を、BLSR伝送方式を
    適用した場合にはワークチャンネルおよびプロテクショ
    ンチャンネルとして、UPSR伝送方式を適用した場合
    にはプロテクションチャンネルとして、それぞれ入出力
    され、 伝送装置間が4本の光ファイバにより相互に接続されて
    いる場合に、上記の第 1の回線,第2の回線からの信号
    についてスパンスイッチを行なう、第1の回線,第2の
    回線用のスパンスイッチ用スイッチと、 BLSR伝送方式を適用して当該伝送装置をスイッチン
    グノードとして機能する場合には上記の第1の回線,第
    2の回線からのそれぞれ信号について逆廻りのルートか
    らの信号を選択して出力する一方、UPSR伝送方式を
    適用した場合にはスルー状態に設定される第1の回線,
    第2の回線用のリングスイッチ用スイッチと、 上記の第1の回線,第2の回線用のリングスイッチ用ス
    イッチからそれぞれ入力された伝送信号について所望の
    チャンネルの伝送信号を他の回線へ分岐する第1の回
    線,第2の回線用の分岐部と、 当該伝送装置がUPSR伝送方式を適用したスイッチン
    グノードとして機能する場合において、上記の第1の回
    線,第2の回線用の分岐部にて分岐された互いに逆廻り
    の同一チャンネル信号のうちで、品質の高い方のチャン
    ネル信号を選択し、前記他の回線へ出力するパススイッ
    チと、 前記他の回線からの信号について、それぞれの分岐部に
    て上記の伝送信号が分岐されたチャンネルの伝送信号と
    して挿入する第1の回線,第2の回線用の挿入部と、 BLSR伝送方式を適用して当該伝送装置をスイッチン
    グノードとして機能する場合に、逆廻りのルートに信号
    を折り返して出力する一方、UPSR伝送方式を適用し
    た場合にはスルー状態に設定される第1の回線,第2の
    回線用のリングブリッジ用スイッチと、 伝送装置間が4本の光ファイバにより相互に接続されて
    いる場合に、上記の第2の回線,第1の回線への信号に
    ついてスパンブリッジを行なう、第1の回線,第2の回
    線用のスパンブリッジ用スイッチとをそなえて構成さ
    れ、 かつ、上記のスパンスイッチ用スイッチ,リングスイッ
    チ用スイッチ,パススイッチ,リングブリッジ用スイッ
    チおよびスパンブリッジ用スイッチの設定を、上記設定
    部によって設定するように構成されたことを特徴とす
    る、請求項1記載のリングネットワークにおける伝送装
    置。
  10. 【請求項10】 各分岐挿入回路部の伝送ルート設定機
    構が、該分離部にて分離されたそれぞれに対応する上
    伝送信号のルートを、伝送すべき伝送方式に基づいて設
    定するルート設定スイッチを複数そなえて構成されたこ
    とを特徴とする、請求項1記載のリングネットワークに
    おける伝送装置。
  11. 【請求項11】 該設定部が、各分岐挿入回路部に対応
    する上記伝送信号を、上記いずれかの伝送方式のうちの
    所望の伝送方式で伝送すべく、該複数のルート設定スイ
    ッチの状態を設定するスイッチ設定部をそなえて構成さ
    れたことを特徴とする、請求項10記載のリングネット
    ワークにおける伝送装置。
  12. 【請求項12】 各分岐挿入回路部の伝送ルート設定機
    構が、上記リングネットワークにて発生した回線障害に
    対し、当該分岐挿入回路部にて設定された伝送方式に対
    応した回線救済方式で救済するように構成されたことを
    特徴とする、請求項1記載のリングネットワークにおけ
    る伝送装置。
  13. 【請求項13】 上記の第1分離部および第2分離部
    、上記の第1の回線または第2の回線からの多重伝送
    信号について時分割分離するように構成されるととも
    に、上記の第1多重伝送部および第2多重伝送部が、上
    記第2の回線または第1の回線へ伝送すべき伝送信号に
    ついて時分割多重伝送するように構成されたことを特徴
    とする、請求項1記載のリングネットワークにおける伝
    送装置。
JP28748697A 1997-10-20 1997-10-20 リングネットワークにおける伝送装置 Expired - Fee Related JP3285138B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28748697A JP3285138B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 リングネットワークにおける伝送装置
US09/034,439 US6130764A (en) 1997-10-20 1998-03-04 Transmission apparatus in ring network
CN98105821A CN1099791C (zh) 1997-10-20 1998-03-20 环形网络中的传输装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28748697A JP3285138B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 リングネットワークにおける伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11127183A JPH11127183A (ja) 1999-05-11
JP3285138B2 true JP3285138B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=17717973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28748697A Expired - Fee Related JP3285138B2 (ja) 1997-10-20 1997-10-20 リングネットワークにおける伝送装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6130764A (ja)
JP (1) JP3285138B2 (ja)
CN (1) CN1099791C (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6426815B1 (en) * 1998-06-19 2002-07-30 Ciena Corporation WDM ring transmission system having two hubs
JP3553385B2 (ja) * 1998-08-31 2004-08-11 三菱電機株式会社 光スイッチング装置
US7003189B1 (en) * 1998-12-07 2006-02-21 Sprint Communications Company L.P. Optical fiber protection switch
US6968130B1 (en) * 1999-09-07 2005-11-22 Nokia Corporation System and method for fully utilizing available optical transmission spectrum in optical networks
WO2001035581A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-17 Fujitsu Limited Optical communication apparatus and system
WO2001061937A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Fujitsu Limited Procede de commutation de boucle optique bidirectionnelle
US6288812B1 (en) 2000-11-03 2001-09-11 Seneca Networks Bidirectional WDM optical communication network with optical bridge between bidirectional optical waveguides
US7133410B2 (en) * 2001-02-12 2006-11-07 Tellabs Operations, Inc. Method and system for designing ring-based telecommunications networks
WO2003067843A1 (en) * 2002-02-06 2003-08-14 Wuhan Fiberhome Networks Co., Ltd Resilient multiple service ring
DE60206362T2 (de) * 2002-05-06 2006-06-22 Alcatel Verfahren zur geschützten Übertragung in einem WDM-Netzwerk
US7346709B2 (en) 2002-08-28 2008-03-18 Tellabs Operations, Inc. Methods for assigning rings in a network
US8463947B2 (en) * 2002-08-28 2013-06-11 Tellabs Operations, Inc. Method of finding rings for optimal routing of digital information
WO2004079950A1 (ja) * 2003-03-04 2004-09-16 Fujitsu Limited リング型光ネットワークのノード装置
US8233800B2 (en) * 2003-06-26 2012-07-31 Fujitsu Limited Method and system for upgrading a fiber optics network
CN100589352C (zh) * 2004-02-04 2010-02-10 华为技术有限公司 一种系统开销的处理方法及装置
JP5131029B2 (ja) 2008-05-26 2013-01-30 富士通株式会社 通信装置および経路切替方法
JP5682353B2 (ja) * 2011-02-14 2015-03-11 富士通株式会社 伝送装置およびネットワークプロテクション方法
JP5904320B2 (ja) * 2011-09-22 2016-04-13 日本電気株式会社 光通信装置、光通信システム、および経路制御方法
JP7063926B2 (ja) * 2020-02-17 2022-05-09 矢崎総業株式会社 通信システム
CN114205181B (zh) * 2021-11-30 2023-05-12 中国电子科技集团公司第三十四研究所 一种闭环环路网络及其自动路由选择方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05153066A (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 Canon Inc ループ型光lan用ノード及びそれを用いたループ型光lan
DE69333423T2 (de) * 1992-10-15 2004-12-16 Canon K.K. Optischer Konzentrator und optisches Übertragungsnetz mit einem derartigen Konzentrator
US5764821A (en) * 1994-02-06 1998-06-09 Lucent Technologies Inc. Large capacity local access network
US5625478A (en) * 1995-09-14 1997-04-29 Lucent Technologies Inc. Optically restorable WDM ring network using simple add/drop circuitry
JP3555824B2 (ja) * 1996-11-21 2004-08-18 日本電気株式会社 分岐装置
JP3512583B2 (ja) * 1997-01-30 2004-03-29 シャープ株式会社 光ディスク

Also Published As

Publication number Publication date
CN1215273A (zh) 1999-04-28
CN1099791C (zh) 2003-01-22
JPH11127183A (ja) 1999-05-11
US6130764A (en) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3285138B2 (ja) リングネットワークにおける伝送装置
US5793746A (en) Fault-tolerant multichannel multiplexer ring configuration
US7269130B2 (en) Redundant add/drop multiplexor
JP3659977B2 (ja) 存続可能な複数波長光通信ネットワーク用のリング間交差接続
EP0559090B1 (en) Network element comprising a cross-connect matrix and a server
JP3432958B2 (ja) 光伝送システム及び伝送路切替制御方法
US6587470B1 (en) Flexible cross-connect with data plane
JP3819480B2 (ja) 多重変換装置の構築方法
CN100373848C (zh) 支持附加业务的传输网恢复方法
US20040208554A1 (en) Packet/TDM integrated node apparatus
EP1488573A2 (en) Supervisory channel in an optical network system
CA2291837C (en) Optical communication network
US5799001A (en) Composite network protective/recovering device for synchronous digital hierarchy DXC
JPH06500221A (ja) ネットワークのセクションオーバヘッド−サーバにおけるstm−1−信号のセクションオーバヘッドの受信、送信及び当該stm−1−信号向けのセクションオーバヘッドの受信、送信のための方法
JPH07170238A (ja) 追加/ドロップ・マルチプレクサ装置
JP4287382B2 (ja) 端局中継装置、中継方法本発明は、ネットワークの端局中継装置に関するものである。
JP2000332805A (ja) 光波リングシステム
US20020006128A1 (en) Rearrangement of data streams
US7349411B2 (en) Economically expansible switching network
JP3784682B2 (ja) 伝送装置
JP2001186159A (ja) リング伝送システム及びそのスケルチ方法
JPH09214456A (ja) 多重変換装置の構成方法および多重変換装置
JP2000078176A (ja) 通信ネットワ―ク及び通信ネットワ―ク・ノ―ド装置
JP2002141867A (ja) 波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置および光波長多重通信システム
JP2002044148A (ja) ネットワーク内でトラフィックをルーティングする方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090308

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140308

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees