JP3284314B2 - 写真カラーコピー作製方法 - Google Patents

写真カラーコピー作製方法

Info

Publication number
JP3284314B2
JP3284314B2 JP25456391A JP25456391A JP3284314B2 JP 3284314 B2 JP3284314 B2 JP 3284314B2 JP 25456391 A JP25456391 A JP 25456391A JP 25456391 A JP25456391 A JP 25456391A JP 3284314 B2 JP3284314 B2 JP 3284314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copy
density
spectral
color
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25456391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04247446A (ja
Inventor
クラフト ウォルター
Original Assignee
グレターク イメージング アクチェンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グレターク イメージング アクチェンゲゼルシャフト filed Critical グレターク イメージング アクチェンゲゼルシャフト
Publication of JPH04247446A publication Critical patent/JPH04247446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3284314B2 publication Critical patent/JP3284314B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真カラー複写装置に
おける写真複写原板からの写真カラーコピー作製方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真カラーコピーは、例えば、スライド
のネガフィルムのような写真複写原板からペーパー画像
として作製される。しかしながら、これらのカラーコピ
ーを作製するに際し標準化された均一な複写光量で作製
することは通常不可能である。したがって、複写原板は
写真複写装置において分析され、色及び濃度補正が決定
される。補正はその分析データから決定され、その補正
から必要な複写光量、特に青、緑および赤の3原色が順
番に決定される。このようにして、複写原板の作製時に
おける露光のエラーはカラーコピーにおいて補正され
る。元から間違えた露光に加えて、極端な過小または過
大露光の複写原板により表現された、好ましくない照明
(例えばネオンライト)または、不適当なまたは低品質
のフィルム材の使用等による色調(color tint) もまた
補償される。
【0003】この目的を達成するためにとられた従来の
露光制御方法は、本質的に次の2つのステップを基礎と
している。 a) 複写原板はスペクトルで分析される。分析の目的
は、第1には、複写原板の領域を画像として重要な領域
と重要度の低い領域と区別することであり、第2
は、媒体の材質、好ましくない照明、露光エラー等によ
色調を検出することである。 b) 分析データに応じて、青、緑、赤の3原色の複写光
量が決定されるが、これは色調を補償し、複写原板の画
像の少なくとも重要な領域を、補正された色および濃度
を備えて再生するためである。
【0004】このタイプの露光制御装置が例えばヨーロ
ッパ特許公開第312499号に開示されている。図2におい
て、この公知の方法の基本的工程が示されているが、こ
の方法において、複写原板は間隔毎、好ましくは点毎に
走査され、各走査間隔の測定光をスペクトル的に分割検
出して電気的なスペクトル測定信号値に変換される。こ
のスペクトル測定信号値fから、複写材のスペクトル感
の変化に適合した複写原板のカラー抽出値aが電子的
またはコンピュータフィルタリングによって青、緑、赤
の原色のために形成される。これらのカラー抽出値を
準の複写原板のスペクトル基準濃度値d* と比較するこ
とにより、3原色青、緑、赤の濃度偏差c* が得られ
る。なお、スペクトル基準濃度値d* 、使用される複
写材のスペクトル感度を基礎にして決定されることは注
目すべきである。
【0005】濃度偏差c* は、厳正な意味での色及び
度補正処理D* の入力データを意味する。標準化された
補正ルーティンを施すことができるように、処理前に、
使用される複写材に対する濃度偏差の依存状態を減らす
ことがすすめられる。このため、濃度偏差c* はいわゆ
るパーパーマトリクスPと結合される。色及び濃度補正
処理D* において、補正値2cが、おそらく第1に変換
Pに従属する濃度偏差c* から得られる。理想的状態に
おけるこれらの補正値は、最適状態において得られる同
一シーンの複写原板の色濃度から複写される複写原板の
色濃度の偏差に対応する。補正値2cから、青、緑、赤
の原色のために必要な複写光量および露光時間が決定さ
れる。
【0006】続いて、複写光量および露光時間は、使用
される複写材のスペクトル感度に適用される。このた
め、色及び濃度補正手順D* 、(即ち、3原色、緑、
青、赤の補正値2c)が露光マトリクスB* と結合さ
れ、マトリクスPの効果を中和する。露光マトリクスB
* は、ペーパーマトリクスPの逆マトリクスに対応する
のが好ましい。実際において、これはシステム全体の誤
差的効果を補正するのにしばしば使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この公知の露光制御方
法は、カラーコピーにおいて正しくない露光および色調
を補償するが、いくつかの不利な点がある。複写材のス
ペクトル感度変化量に対する各走査間隔の測定光にお
けるスペクトル値の評価には、使用される各コピー材
に対して特殊な評価マトリクスS、ペーパーマトリクス
Pおよび露光マトリクスB* が必要となる。したがっ
て、使用される複写材のタイプに応じて、複写原板の同
一の走査間隔のために、異なったカラー抽出値aが得ら
れる。明らかに、基準濃度値d* についても同様であ
る。そのために、すべての使用される複写材について、
有力なスペクトル感度に適応した新しい基準濃度が決
定されなければならない。
【0008】前述のカラー抽出値と基準濃度との比較
から得られる濃度偏差もまた使用される複写材の感度変
化量に依存している。極端な場合、これは、使用される
各複写材のために、その材質に適応した特定の色及び
度補正手順をとらなければならないことを意味する。こ
の理由により、色及び濃度補正ルーティンの入力データ
を示す濃度偏差に依存する複写材を減らす多くの試み
が、(3×3)ペーパーマトリクスとそれらを結合する
ことによりなされてきた。このようにして、ただひとつ
の標準化されたルーティンを行うことが可能であるが、
特定のペーパーマトリクスPと、対応する露光マトリク
スB* は、使用される各複写材のために決定されなけれ
ばならない。このやり方においてさえ、入力データと標
準化された色及び濃度補正ルーティンは、すべての複写
材にとって最適に調和することはできず、最適に至らな
いもしくはむしろ正しくない複写光量の決定がなされ
る。
【0009】したがって、写真複写原板からの写真カラ
ーコピー作製方法の変更および改善が緊急の要望となっ
ており、それによって、前述の不利な点を排除すること
ができる。また、その方法は、簡単でかつすべての通常
の複写材に適用できなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的およびその他
の目的は、本発明による写真複写原板からの写真カラー
コピー作製方法により、写真カラー複写装置において、
達成することができる。好適な写真カラーコピー作製方
法には、写真カラー複写装置の測定装置で所定の間隔毎
に複写原板を走査し;各走査領域からの測定光を検出
置に導き前記測定光をスペクトルに分割して波長およ
び光強度による複数のスペクトル測定信号に変換し;
複写原板の走査領域毎のスペクトル測定信号をそれ
ぞれのスペクトル濃度値に変換し;前記スペクトル濃度
値とスペクトル基準濃度値の各々を比較してn個のスペ
クトル濃度差を形成し;これらのスペクトル濃度差を
直交変換によってm<nであるm個の変換係数kに変換
してデータの圧縮を行い、前記n個のスペクトル濃度
差が所定精度基準内で再生できるような変換係数を前記
個の変換係数から選択し、前記選択された変換係数
色及び濃度補正偏差を決定する入力データとして利
用し;複写原板のスペクトル感度に対する偏差を評価し
て必要な複写光量と露光補正を決定し;複写原板に対す
る複写光量と露光補正を制御信号に変換してこの制御信
号を露光装置に伝送し;複写材に露光して複写原板のカ
ラーコピーを作製する各ステップを含んでいる。
【0011】
【実施例】図1に概略的に示した写真カラー複写装置
は、ヨーロッパ特許公開第312499号に示された装置にそ
の形態において相当している。この装置は、本質上測定
装置1、コンピュータ/評価ユニット4および露光装置
5からなる。測定装置1は測定光光源6および検出装置
3を含んでいる。検出装置3は、複写原板Nの走査領域
からの光をスペクトル的に分割する一方、他方では個々
のスペクトル成分を検出し、これらを波長及び強度によ
る電気的なスペクトル測定信号に変換する。測定光の
スペクトル的分割は、例えば、プリズム、回折グリッド
またはスペクトルフィルタにより行われる。個々のスペ
クトル成分は、電子光学的トランスジューサ、特にCC
Dイメージセンサ(電荷結合素子)により検出変換され
る。光−電トランスジューサは測定信号値を伝送するた
めコンピュータ/評価ユニット4に接続されている。
【0012】また、露光装置5もコンピュータ/評価ユ
ニット4に接続されている。露光装置5は、本質上、複
写光源6、サーボ制御カラーシャッタ7の組み合わせお
よび形像レンズ8を含み、複写原板Nを複写材Mに投射
して写真コピーを作製する。
【0013】写真複写原板Nは、写真カラー複写装置の
測定装置1において測定光源2の光線により、所定の
隔毎に好ましくは点毎に走査される。複写原板Nの各走
査領域毎に透過または反射された測定光は、検出装置
に案内されスぺクトル的に分割されて波長及び光強度に
よる電気的なスペクトル測定信号値に変換される。スペ
クトル測定信号値はデジタル化されてコンピュータ/評
価ユニット4に導入され、ここでこれらは評価され必要
な複写光量が決定され、特に、原色青、緑、赤のための
対数露光制御が決定される。3原色青、緑、赤に対し
て、複写装置全体のために決定された複写光の変化は、
制御信号に変換されて露光装置に伝送される。露光装置
において、複写材M上の、複写原板Nの写真カラーコピ
ーFを露光するため、これらの制御信号を用いて複写光
源6とサーボ制御カラーシャッタ7が制御される。
【0014】図2において、ヨーロッパ特許公開第3124
99号により公知の露光制御方法の工程系統図が示されて
いる。この方法は、3原色青、緑、赤に要求される測定
信号値の評価及び複写光量と露光時間の決定のためのも
のである。ここで、感度マトリクスSは波長に対する複
写材Mの感度を表しており、ここにおいて、複写原板N
の走査間隔による測定光のスペクトル変化が決定され
る。ペーパーマトリクスPは使用される複写材の感度に
対する測定値の依存度を減少するためのものである。こ
のマトリクスPは、例えば、原板の同一領域から生じる
2組の測定値からの回帰直線により決定される。2組の
測定値は、一度は基準複写材の感度で、もう一度は他
の、新しい複写材の感度で測定される。露光マトリクス
B* はペーパーマトリクスPに基づき決定される。理想
的に言えば、露光マトリクスB* はペーパーマトリクス
Pの逆マトリクスを示している。
【0015】本発明による方法は、前述の公知の方法
と、必要な複写光量及び露光補正eを決定する測定信号
評価モードの点で異なっている。本発明による典型的
な基本的工程系統図が図3に示されている。公知の方法
と対照的に、各走査間隔のn個のスペクトル測定信号
f(これらは、含まれる走査間隔のスペクトル伝送及び
反射に相当する。)は、複写原板Mのスペクトル感度に
対する第1の評価をせずに、対数的にn個のスペクトル
濃度値dに変換される。その後、これらのn個のスペク
トル濃度値dは、標準複写原板のスペクトル基準濃度
d0 と比較されnスペクトル濃度差cに結合される。
【0016】スペクトル基準濃度d0 は中立灰色標準
複写原板の分析により決定してもよい。しかしながら、
これらは複数の複写原板Nの測定されたスペクトル濃度
値dを平均することにより決定するのが好ましい。ま
た。スペクトル基準濃度d0はゼロに等しくてもよ
い。さらに、単純に追加の複写原板のスペクトル濃度値
dをその平均に含ませることにより、こうして決定した
スペクトル基準濃度値を連続的に採用することも可能で
ある。スペクトル基準濃度d0 を決定するにあたっ
て、複写材Mのスペクトル感度に適応する評価を再度行
うことがないことが理解できる。
【0017】真の色及び濃度補正以前において、n個の
濃度差cはデータ圧縮に従属している。この工程におい
て、原初のn個の濃度差cから、直交変換によりm<n
m個の変換係数kが得られる。得られる変換係数k
は、明らかに使用される複写材Mのスペクトル感度とは
無関係である。
【0018】データ圧縮に使用される直交変換は、例え
ば、エヌ.アームド(N.Ahmed) およびケー.アール.ラ
オ(K.R.Rao) により、参考文献1:シュプリンガーベル
ラーグ(プレス)ベルリン−ハイデルベルク−ニューヨ
ーク 1975(国会図書館カタログカードNo.73-18912)に
おいて述べられているような例えば離散的コサイン変換
または離散的フーリエ変換であり、ここにおいて全体的
に参照され利用される。
【0019】データ圧縮またはデータ整理は、n個の
礎ベクトルの全組み合わせから、濃度差cの特性に最も
関連の深いm個のベクトルを選択することにより得られ
る。変換係数kの平方偏差が、最大平方偏差のm個の
換係数のみを考慮して、選択基準として使用されるなら
ば、濃度差cは最小平均2乗誤差の逆変換を使用して再
生してもよい。ここの逆マトリクスは、原初の直交変換
マトリクスの転置された(n×m)マトリクスを示して
いる。
【0020】しかしながら、平均2乗誤差に対して最適
変換は、先に引用したエヌ.アームドおよびケー.ア
ール.ラオによる公報に記載された、カルーネン・レー
(Karhunen-Loeve) 変換(以下、K−L変換とい
う。)により示される。このK−L変換は、データ圧縮
のために利用される直交変換の1つであり、その中で、
平均2乗誤差基準に対して最適な変換となり、低周波領
域への電力集中度が優れている。K−L変換において、
スペクトル濃度差cのベクトルは(m×n)変換マトリ
クス、すなわち、K−L変換 KLT により再度掛け合わ
される。K−L変換マトリクス KLT は各n成分のm
正規直交線ベクトルによって形成される。
【0021】前記の「独立した問題」の変換と対照的に
K−L変換は適合した問題である。KLT 変換マトリクス
の基礎ベクトルは変換された測定データの統計的特性に
依存する。これらは濃度差cの共分散マトリクス(複数
の測定データにより測定される)の真のベクトルとして
定義される。対応する変換係数kにおける最大平方偏差
のm個のベクトルのみが再度n個の基礎ベクトルと考え
られる。選択された基礎ベクトルは同時にm個の最大
真正値に相関した真正なベクトルを意味する。共分散マ
トリクスと変換マトリクスは、例えば、測定原板濃度ス
ペクトルの適切な高度な番号を、コンピュータ/評価ユ
ニット4により評価することにより直接決定する。この
ようにして、変換マトリクスの使用される複写原板の瞬
間的な統計的特性に対する再調整を単純化することが可
能である。
【0022】m個の選択された変換係数kの中から最大
平方偏差を有する3つの係数は特定の役割を有するのが
好ましい。これらの3係数は、色及び濃度補正手順のた
めの入力データとして使用される。選択された3係数
は、公知の方法における3原色青、緑、赤の色抽出値と
類似したように処理される。
【0023】残った(m−3)個の変換係数は、中立濃
度からの、複写原板Nの走査領域毎のスペクトル濃度の
次位の偏差を示し、かつ、複写原板N全体または数個の
複写原板を平均したものである。これらの平均偏差Δお
よび色及び濃度補正手順Dから計算された偏差Δkから
対数的露光補正eが連続的に計算される。この工程にお
いて、偏差に(3×m)露光マトリクスBが掛け合わさ
れる。露光マトリクスBを使用して、偏差は異なる複写
材に適応される。露光マトリクスBは、例えば、使用さ
れる複写材および露光の程度に関係なく、グレーのテー
ブルのテスト用複写原板からできるだけ同一のコピーが
できるまで変化させることを繰り返すことにより決定さ
れる。
【0024】図4の変形例の方法において、3つの偏差
Δkおよび(m−3)個の平均偏差Δは、逆K−L変換
IKLTを3原色青、緑、赤に必要な複写光量及び露光補正
の決定に使用する前に、逆K−L変換IKLTを使用してn
個の濃度補正値nに変換される。逆対数に続いて、n
変換値t0 が得られる。使用される複写材Mのスペク
トル感度への適応は、これらの変換値t0 と(3×n)
感度マトリクスSとの結合により行われる。後者は再度
複写材Mのスペクトル感度と複写材に含まれる3色層を
表している。3原色青、緑、赤に必要な対数露光補正e
は、その結合に伴う3つの値の対数を再度使用すること
により得られる。
【0025】図5の変形例の方法において、いわゆる曇
り濃度(ネガフィルムの場合いわゆるマスキング濃度)
bは原板材Tから決定される。これは、例えばフィルム
のウェブ上のネガフィルムの場合、例えば2つの複写原
板Nの間の原板領域を測定することにより行われる。こ
れらの曇り濃度bは、スペクトル濃度差cの決定前に各
走査領域を計測したスペクトル濃度から減算される。
感度マトリクスSとの結合前に、原板濃度bは再度n
濃度補正値に加えられる。スペクトル濃度差cは、逆
加重関数Wとの変換前に加重されるの好ましい。この
とき、逆K−L変換IKLTの適用に続いて濃度補正値が再
度逆加重関数IWと結合される。加重関数Wは、複写材M
のスペクトル感度が最も高いスペクトル領域におけるス
ペクトル濃度差cに最大加重を割り当てるように選択す
るのが好ましい。図6および図7において、複写材Mの
スペクトル感度変化および平均加重関数が例として示さ
れている。
【0026】このようにして、決定加重された3変換係
数kがすでに現存する色及び濃度補正ルーティンの適用
する境界状態をまだ満足させない場合(例えば、係数の
大きさの順序が公知の方法で使用されている色抽出値に
相当しない)、変換係数kが最初に調整されてもよい。
例えば、図5に示すように、係数kは、逆転色変換CTに
より調整でき得る;すなわち、それらの信号レベルが適
用される。しかしながら、色補正及び濃度補正に続いて
すぐに、この人為的調整を逆転するために、色及び濃度
補正変換係数Δkは逆転関数ICT と結合されねばならな
い。
【0027】
【発明の効果】本発明による方法において、作製される
コピーの色及び濃度の分析値および補正値は、使用され
る複写材のスペクトル感度に無関係である。ただ、複写
光量および露光時間の真の決定の直前又はその間に要求
されるのは、複写材のスペクトル感度に対して評価され
た補正値である。このようにして、使用される複写材に
無関係、ただ1組の分析データと補正値が得られる。
また、1組の基準値iだけでも十分である。それから分
析データの直交変換によって、測定されるスペクトル値
の数も減少することができる
【0028】このようにして決定された変換係数から、
従来通りに決定された原色青、緑、赤の色抽出値に本質
的に対応する1組の係数が選択できる。色抽出値と対照
的に、選択された係数(特にK−L変換の場合)は相関
してなく、最高の精度で、使用される全スペクトル幅に
亙って複写原板の走査領域の濃度スペクトルを表してい
る。付加的な加重、信号、データの適用によって、この
方法は現在の色及び濃度補正ルーティンと共に適用する
ことができる。
【0029】本発明が、精神的または本質的性質から逸
脱しない範囲において他の形式で実施できることは当業
者には理解されるであろう。したがって、この開示され
た実施例は、あらゆる点において説明のためであって、
制限的なものではない。本発明の範囲は、以上の説明に
よってではなく、請求範囲に示されており、それの同等
物の意味および範囲に含まれる変化はすべて本発明に含
まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー複写装置の概略図である。
【図2】従来技術の露光制御方法の工程系統図である。
【図3】本発明による典型的な複写方法の露光制御方法
の工程系統図である。
【図4】本発明による典型的な複写方法の露光制御方法
の第1変形を示す工程系統図である。
【図5】本発明による典型的な複写方法の露光制御方法
の第2変形を示す工程系統図である。
【図6】異なる複写材のスペクトル感度をすグラフで
ある。
【図7】加重関数の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 測定装置 3 検出装置 5 露光装置 F カラーコピー M 複写材 N 複写原板 c 濃度差 d スペクトル濃度値 e 露光補正 k 変換係数 Δ 平均偏差 Δk 色及び濃度補正偏差 B 露光マトリクス D 色及び濃度補正手順
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/73 G02B 5/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真カラー複写装置の測定装置で所定の
    間隔毎に複写原板を走査し;各走査領域からの測定光を
    検出装置に導き前記測定光をスペクトルに分割して波
    長および光強度による複数のスペクトル測定信号に変
    換し;複写原板の走査領域毎のスペクトル測定信号
    をそれぞれのスペクトル濃度値に変換し;前記スペクト
    ル濃度値とスペクトル基準濃度値の各々を比較してn
    スペクトル濃度差を形成し;前記n個のスペクトル濃
    度差を直交変換によってm<nであるm個の変換係数k
    に変換してデータの圧縮を行い、前記n個のスペクト
    濃度差が所定精度基準内で再生できるような変換係数
    を前記m個の変換係数から選択し、前記選択された
    換係数を色及び濃度補正偏差を決定する入力データと
    して利用し;複写原板のスペクトル感度に対する偏差を
    評価して必要な複写光量と露光補正を決定し;複写原板
    に対する複写光量と露光補正を制御信号に変換してこの
    制御信号を露光装置に伝送し;複写材に露光して複写原
    板のカラーコピーを作製する各ステップからなることを
    特徴とする写真カラー複写原板の写真カラーコピー作製
    方法。
  2. 【請求項2】 前記個の変換係数から、色及び濃度補
    正のための入力データとしての最大平方偏差を有する3
    つの変換係数mを選択し;かつ、精度基準として最小
    乗平均再生誤差を選択するステップをさらに含むことを
    特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 複写原板全体から選択されたのではない
    (m−3)個の変換係数を平均し;かつ、この(m−
    3)個の変換係数を使用して必要な複写光量および露光
    補正を決定するステップをさらに含むことを特徴とする
    請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 直交変換のためにn個の成分を有する
    行のベクトルから形成される反転可能な変換マトリクス
    を使用するステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項3の方法。
  5. 【請求項5】 前記反転可能な変換マトリクスは、変換
    マトリクスの基礎ベクトルを形成するm個の正規直交行
    ベクトルを有するK−L変換(カルーネン・レーベ変
    換)であることを特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 前記K−L変換の基礎ベクトルとして使
    用するために複数の異なる複写原板から濃度差の共分散
    マトリクスのベクトルを決定するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 逆K−L変換を使用する補正偏差をn
    濃度補正値に再変換し;この濃度補正値を評価して
    青、緑、赤の原色に要求される複写光量および露光補正
    を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項6の方法。
  8. 【請求項8】 前記n個の濃度補正値と複写材のスペク
    トル感度を示す(3×n)感度マトリクスとを結合し、
    複写材に対する原色青、緑、赤のための複写光量および
    露光補正を調整するステップをさらに含むことを特徴と
    する請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 スペクトル濃度偏差の決定前に、スペク
    トル濃度値から曇り濃度を決定し;かつ、曇り濃度と複
    写材の感度マトリクスとの結合前に曇り濃度を濃度補正
    値に加えるステップをさらに含むことを特徴とする請求
    項8の方法
  10. 【請求項10】 変換前にスペクトル濃度差と変換可能
    な加重関数とを結合し;かつ、前記濃度補正値と複写材
    の感度マトリクスとの結合前に、濃度補正値と前記加重
    関数と逆の関数とを結合するステップをさらに含むこと
    を特徴とする請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 複写材のスペクトル感度が最も高いス
    ペクトル区域のスペクトル濃度差に最も重たい加重を割
    り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項
    10の方法。
  12. 【請求項12】 変換係数の大きさまたは信号レベルの
    順序を選択された色及び濃度補正ルーティンの大きさ
    または信号レベルの順序に適合させることにより反転可
    能な色変換で色及び濃度補正のため使用される変換係数
    を調整し;補正された色及び濃度変換係数と逆関数を結
    合することにより前記適合を反転するステップをさらに
    含むことを特徴とする請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 複数の複写原板の被測定スペクトル濃
    を平均化することによりスペクトル基準濃度を決
    定し;このスペクトル基準濃度を連続的に調整するス
    テップを含むことを特徴とする請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 青、緑、赤の原色のために、必要な複
    写光量および露光補正を決定することを特徴とする請求
    項1の方法。
  15. 【請求項15】 前記測定光が各走査区域毎に伝送され
    ることを特徴とする請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 前記測定光が各走査区域毎に反射され
    ることを特徴とする請求項1の方法。
JP25456391A 1990-09-10 1991-09-06 写真カラーコピー作製方法 Expired - Fee Related JP3284314B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH293090 1990-09-10
CH2930/90-7 1990-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04247446A JPH04247446A (ja) 1992-09-03
JP3284314B2 true JP3284314B2 (ja) 2002-05-20

Family

ID=4244824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25456391A Expired - Fee Related JP3284314B2 (ja) 1990-09-10 1991-09-06 写真カラーコピー作製方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5119125A (ja)
EP (1) EP0475897B1 (ja)
JP (1) JP3284314B2 (ja)
CA (1) CA2050807C (ja)
DE (1) DE59102416D1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5223892A (en) * 1991-04-19 1993-06-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic printing method
US5561494A (en) * 1992-06-15 1996-10-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and apparatus for determining exposure amount in copying apparatus
WO1994003872A1 (en) * 1992-07-31 1994-02-17 Pressco Technology, Inc. Inspection system using compressed image data
EP0586773B1 (de) * 1992-09-11 1998-05-20 Gretag Imaging Ag Verfahren zur Erstellung von Kopien von fotografischen Kopiervorlagen
US5555073A (en) * 1993-06-23 1996-09-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Correcting method and device for a photographic copying apparatus
CH690204A5 (de) * 1994-02-16 2000-05-31 Agfa Gevaert Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Kopien von Kopiervorlagen für hohe Qualitätsanforderungen.
EP0697629B1 (de) 1994-08-16 2001-02-07 Gretag Imaging Ag Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Index-Prints auf bzw. mit einem photographischen Printer
DE59509010D1 (de) * 1994-08-16 2001-03-15 Gretag Imaging Ag Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Index-Prints auf bzw. mit einem photographischen Printer
US5959720A (en) * 1996-03-22 1999-09-28 Eastman Kodak Company Method for color balance determination
JPH09294215A (ja) * 1996-02-29 1997-11-11 Konica Corp 色補正条件算出方法、色補正方法、色補正条件算出装置、色補正装置および記憶媒体
EP0827017B1 (de) * 1996-07-26 2003-12-10 Gretag Imaging Ag Verfahren zur Kalibrierung eines fotografischen Kopiergeräts
DE59610009D1 (de) * 1996-08-21 2003-01-30 Gretag Imaging Ag Verfahren zum Erstellen fotografischer Kopien von fotografischen Kopiervorlagen
DE59610861D1 (de) * 1996-08-29 2004-01-22 Imip Llc Wilmington Verfahren zur Erzeugung von Indexprints
EP0893907B1 (de) 1997-07-24 2000-08-09 Gretag Imaging Ag Auf digitaler Bildverarbeitung basierendes System zur Herstellung von Bildern
EP1030214A3 (de) 1999-01-29 2003-04-16 Imip Llc Verfahren zum Optimieren der Beleuchtungsverteilung in einem photographischen Kopiergerät
DE59910829D1 (de) * 1999-01-29 2004-11-18 Imip Llc Wilmington Maske und Verfahren zum Ändern eines Helligkeitsprofils einer fotografischen Abbildung beim fotografischen oder digitalen Kopieren
CA2325263A1 (en) 1999-11-11 2001-05-11 Gretag Imaging Trading Ag Optimization apparatus for photographic image data
EP1231564B1 (de) 2001-02-09 2007-03-28 Imaging Solutions AG Digitale lokale Bildeigenschaftssteuerung mittels Masken
US6584435B2 (en) * 2001-08-30 2003-06-24 Xerox Corporation Systems and methods for determining spectra using dynamic karhunen-loeve algorithms with measurements from led color sensor

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4154523A (en) * 1977-05-31 1979-05-15 Eastman Kodak Company Exposure determination apparatus for a photographic printer
US4159174A (en) * 1977-05-31 1979-06-26 Eastman Kodak Company Method and apparatus for adjusting the correction levels in a settable matrix printer
US4884102A (en) * 1985-05-22 1989-11-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Controlling method for a photographic system
US4922273A (en) * 1987-04-02 1990-05-01 Konica Corporation Compression method of halftone image data
DE3850974D1 (de) * 1987-10-15 1994-09-08 Gretag Imaging Ag Belichtungssteuerungsverfahren für ein fotografisches Farbkopiergerät.
DE3737775C2 (de) * 1987-11-06 1997-05-07 Agfa Gevaert Ag Verfahren und Vorrichtung zur Messung der Dichtewerte einer Kopiervorlage
DE58905761D1 (de) * 1988-09-23 1993-11-04 Gretag Imaging Ag Belichtungssteuerungsverfahren und fotografisches farbkopiergeraet.
EP0420816B1 (de) * 1989-09-29 1994-05-25 Gretag Imaging Ag Belichtungssteuerungsverfahren und fotografisches Farbkopiergerät

Also Published As

Publication number Publication date
DE59102416D1 (de) 1994-09-08
US5119125A (en) 1992-06-02
CA2050807C (en) 2001-03-06
CA2050807A1 (en) 1992-03-11
JPH04247446A (ja) 1992-09-03
EP0475897A1 (de) 1992-03-18
EP0475897B1 (de) 1994-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3284314B2 (ja) 写真カラーコピー作製方法
US6956967B2 (en) Color transformation for processing digital images
JP2747826B2 (ja) カラー写真プリンタおよび露出制御方法
Hubel et al. A comparison of methods of sensor spectral sensitivity estimation
US5709972A (en) Apparatus and method for the measurement of grain in images
EP0221113B1 (en) Digital exposure adjustment for photographic images
EP0221133B1 (en) Method of detecting and printing color photographic images exposed with narrow band illuminant
EP0422611B1 (en) Exposure controlling apparatus
US4663663A (en) Digital color image processing method employing constrained correction of color reproduction functions
US5365353A (en) Procedure for making copies from photographic originals
US4974017A (en) Method of determining exposure
JP3338569B2 (ja) 色温度推定方法、色温度推定装置、及び露光量決定方法
US5920831A (en) Film digitization using dye density estimates
JP3015095B2 (ja) 画像再生方法
JPS5929848B2 (ja) 写真焼付露光量制御方法
JPH01500635A (ja) 白調整方法および装置
JP4098122B2 (ja) 画像形成方法
Kerr The ISO definition of the dynamic range of a digital still camera
JP2625269B2 (ja) フィルムの分光分布推定方法
Holm The photographic sensitivity of electronic still cameras
JP2625270B2 (ja) 露光量決定方法
US6072604A (en) Method for calibrating a photographic copy printer
JP3029918B2 (ja) 複写装置の露光量決定方法及び装置
Töpfer Experimental investigations of the noise transfer from silver halide negative films to print materials
JPH03230145A (ja) 露光制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees