JP3282926B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3282926B2
JP3282926B2 JP22873094A JP22873094A JP3282926B2 JP 3282926 B2 JP3282926 B2 JP 3282926B2 JP 22873094 A JP22873094 A JP 22873094A JP 22873094 A JP22873094 A JP 22873094A JP 3282926 B2 JP3282926 B2 JP 3282926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば原稿に光を照射
し、感光体上に原稿画像を結像する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機の光源は、ハロゲンランプ
とかタングステンランプが用いられている。上記光源を
用いて赤色の文字や画像を複写すると、黒色の文字や画
像を複写した場合に比べて、濃度が低いかもしくは全く
出ない。これは、ハロゲンランプやタングステンランプ
の分光エネルギ分布が、赤色や赤外成分を多く含んでい
るために、赤色原稿を照射した場合、赤色成分の光がよ
り多く感光体に露光される結果、原稿の地肌とほぼ同じ
電位になるために、コントラストが得られないためであ
る。この問題を解決する従来の技術は、ダイクロフィル
タを用いて、感光体に照射する光の赤色成分600〜7
00nmの波長をカットする方法がとられている。
【0003】例えば、ダイクロフィルタは平板ガラス上
に真空蒸着により多層膜を形成し、光の所定の波長をカ
ットするものである。図にダイクロフィルタの特性を
示す。
【0004】ダイクロフィルタに要求される特性は、波
長λがλ<600nmの領域では透過率が90%以上、
λ=600nmでは透過率50%±5%、入>600n
mの領域では、透過率が10%以下である。
【0005】赤色の原稿の再現性のポイントは、600
nmでの透過率である。600nmでの透過率を低くお
さえると赤色の原稿の再現性は良くなるが、光量の損失
が大きく光源用の電源のパワーアップ及び光源電球の効
率アップが必要になってくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その結
果として電球の寿命の低下と照明系の昇温という問題が
発生してくる。特に、パーソナル複写機ではより小型
化,軽量化,低価格を求められるのでこの問題は致命的
である。
【0007】600nmでの透過率を高くすると、赤色
の原稿の再現性が低下してくる。600nmでの透過率
は、50±5%の範囲が適正である。しかし一般的なダ
イクロフィルタの50%透過率の波長の公差の工程能力
は、±15nmである。
【0008】これをもとに、600nmでの透過率を求
めると、20%〜80%の範囲にバラつく、600nm
での透過率を50%±5%の範囲に入れようとすると大
変高価なダイクロフィルタになってしまう。
【0009】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、赤色の
文字や画像を良好に再現可能とする画像形成装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、原稿に光を照射する光源と、原稿
からの反射光を集光する集光性光学繊維と、を備え、前
記集光性光学繊維を透過した光を感光体に照射して静電
像を形成する画像形成装置において、赤色光を除去する
染料をコーティングしたポリエステルフィルムを、前記
ポリエステルフィルムの前記染料をコーティングした面
が前記集光性光学繊維側にあるように、前記集光性光学
繊維に接着したことを特徴とする。
【0011】前記ポリエステルフィルムは、前記集光性
光学繊維の前記感光体に対向する面に接着されるとよ
い。
【0012】
【0013】
【作用】上記のように構成された画像形成装置では、
色光を除去する染料をコーティングしたポリエステルフ
ィルムを、ポリエステルフィルムの染料をコーティング
した面が集光性光学繊維側にあるように、集光性光学繊
維に接着したので、原稿にある赤色で書かれた文字や画
像から反射し、感光体に照射される照射光は、原稿の白
色部分から反射し、照射される照射光と比較して少なく
なる。
【0014】
【実施例】(はじめに) 図に本発明に使用した感光体の分光感度を示す。図
から、赤色の波長域600nm〜700nmには感度が
ある。図にタングステンランプの分光特性を示す。6
00nm以上の領域はかなりのエネルギーが分布してい
る。このタングステンランプで赤色の文字部を照射し、
その反射光で感光体を露光すると赤色の文字部から60
0〜700nmの光が反射され感光体に露光されるので
感光体上の電位が除電される。この除電後の電位は、原
稿の地肌部と同等もしくは少し高いくらいである。その
結果、赤色の文字部と、地肌部との静電コントラストが
小さいので現像後の濃度が出ない。
【0015】図に本発明の赤色カットフィルタの分光
透過率を示す。この赤色カットフィルタは透明なポリエ
ステルフィルム上に染料をコーティングしたものであ
る。
【0016】コーティングする染料により、または、異
種の染料を複数混合することにより目的に応じた分光透
過率を実現することが可能である。
【0017】今回用いた染料はグリーン系の染料を用い
た。
【0018】図でG1,G2,G3,G4は、4種類
の赤色カットフィルタで、各々の、分光透過率を示して
いる。この赤色カットフィルタの特徴は、フィルタの分
光透過率曲線の形状を感光体の分光感度曲線の形状にで
きるだけ近づけたことと、かつ、光の波長600nmで
の透過率を50%以下にしたことである。このようにす
ることで光量の損失を最少限にし、原稿の赤色で書かれ
た文字や画像の複写再現性を高めることが出来る。赤色
カットフィルタG1,G2,G3,G4について、赤色
再現性を比べると、G1が一番良く、以下、G2,G
3,G4の順であった。G1,G2,G3は実用レベル
であったがG4は実用レベルではなかった。G3の赤色
再現性の性能はダイクロフィルタの600nmの透過率
50%品と同等の性能であった。
【0019】光量の損失について比べると、G4が一番
少なく、以下、G3,G2,G1の順であった。G1の
光量損失は60%を超えており、パーソナル複写機のよ
うな小型複写機には不向きである。赤色カットフィルタ
G3,G2が、ダイクロフィルタの600nmの透過率
50%品とほぼ同等の光量損失50〜55%であった。
【0020】この結果から、赤色カットフィルタのG2
とG3が赤色再現性と光量損失に関して、ダイクロフィ
ルタの600nmの透過率50%品と同等といえる。
【0021】赤色カットフィルタのG2とG3の600
nmでの透過率は、35%と45%である。本発明での
赤色カットフィルタの600nmでの適正な透過率は4
0±5%である。ダイクロフィルタでは、600nmで
の適正な透過率は50±5%であったが、赤色カットフ
ィルタでは、40±5%である。
【0022】この差は、赤色カットフィルタの600〜
700nmの領域での透過率がダイクロフィルタよりも
高いためである。
【0023】赤色カットフィルタG2と、赤色カットフ
ィルタG3の差はコーティングする染料の濃度だけの差
である。
【0024】600nmでの透過率40±5%の製造上
での管理は染料の濃度を管理するだけで良い。
【0025】(実施例) 本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0026】図1においてタングステンランプ3(この
実施例ではタングステンランプを使用しているが、ハロ
ゲンランプ等でも同様に対応できる。)から、発光され
た光の分光分布は図に示されている。図からわかる
ように赤色成分600〜700nmの波長の光もかなり
含まれている。この光は、上反射笠4,下反射笠5,右
反射笠6とにより集光され、原稿台ガラス2の上におか
れた原稿1を照明する。
【0027】原稿1に照射された反射光を集光性光学繊
維7で集光し、集光性光学繊維7の下端面に接着された
赤色カットフィルタ8を通過した後に感光体9上に投影
され、原稿1から反射される光の強さに応じて感光体9
上の電荷が除電され、原稿像に応じた静電潜像が形成さ
れる。原稿1の白色の地肌に赤色で書かれた文字や画像
がある場合、赤色の文字や画像から反射される光は赤色
成分600〜700nmの波長の光を含んでいる。この
反射光を、集光性光学繊維7で集光し赤色カットフィル
タ8を通過する時に600〜700nmの波長の光はか
なりの部分がカットされて感光体9上に露光される。
【0028】原稿1の白色の地肌から反射された光は6
00〜700nm以外の波長を含んでいるので、所定の
露光量を感光体9に与えることができ、所定の除電がで
きる。一方、原稿1の赤色で書かれた文字や画像から反
射された光は600〜700nmの波長であり、赤色カ
ットフィルタ8でカットされるので、感光体9上に照射
される露光量は白色の地肌から照射される露光量よりも
少なくなる。この結果として、感光体9上には白い地肌
に対応する部分の電位が低く赤色の文字や画像に対応す
る部分の電位が高くなり、原稿1の像に応じた静電潜像
が形成される。
【0029】もし、赤色カットフィルタ8を用いなけれ
ば、赤色の文字や画像から反射される光がそのまま感光
体9に露光されることになり白色の地肌に対応する部分
との電位差が小さく、低いコントラストの静電潜像が形
成される。その結果、赤色の文字や画像の濃度が低くな
ったり、全く出なくなったりする。赤色カットフィルタ
8を用いることにより、赤色の文字や画像の再現性が良
くなる。
【0030】図2に集光性光学繊維7と赤色カットフィ
ルタ8との接着の詳細を示す赤色カットフィルタ8の基
台10は透明なポリエステルフィルムでその上に着色染
料11が塗布されており、その上に粘着材12がコーテ
ィングされ、集光性光学繊維7と接着されている。
【0031】図1の実施例では赤色カットフィルタ8の
位置は集光性光学繊維7の下の端面に接着していたが、
上の端面に接着しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
赤色光を除去する染料をコーティングしたポリエステル
フィルムを、ポリエステルフィルムの染料をコーティン
グした面が集光性光学繊維側にあるように、集光性光学
繊維に接着したので、原稿にある赤色で書かれた文字や
画像から反射し、感光体に照射される照射光は、原稿の
白色部分から反射し、照射される照射光と比較して少な
くなり、両者に差が生じる。よって、赤色の文字や画像
を良好に再現できる。
【0033】また、赤色光を除去する染料をコーティン
グしたポリエステルフィルムを、ポリエステルフィルム
の染料をコーティングした面が集光性光学繊維側にある
ように、集光性光学繊維に接着する構成を用いたことに
より、従来のダイクロフィルタを用いた場合の、数十分
の1のコストで、達成できる。
【0034】赤色光を除去する染料をコーティングした
ポリエステルフィルムを、ポリエステルフィルムの染料
をコーティングした面が集光性光学繊維側にあるよう
に、集光性光学繊維に接着し、集光性光学繊維を透過し
た光を感光体に照射する構成であるので、簡単な構成と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の画像形成装置の実施例を示す要
部概略図である。
【図2】図2は本発明の画像形成装置に適用された染色
フィルタの概略図である。
【図3】図は本発明の画像形成装置に適用された感光
体の分光感度を示すグラフである。
【図4】図はタングステンランプの分光特性を示すグ
ラフである。
【図5】図は本発明の赤色カットフィルタの分光透過
率を示すグラフである。
【図6】図は従来の画像形成装置に適用されたダイク
ロフィルタの分光透過率を示すグラフである。
【符号の説明】 原稿 タングステンランプ(照明系) 赤色カットフィルタ(染色フィルタ) 感光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−59131(JP,A) 特開 昭63−4263(JP,A) 特開 平1−205181(JP,A) 特開 平3−226959(JP,A) 特開 昭63−81066(JP,A) 特開 平3−266863(JP,A) 特開 昭58−16263(JP,A) 特開 昭60−86505(JP,A) 特開 昭61−110130(JP,A) 実開 昭60−140966(JP,U) 実開 昭61−88158(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/04 - 15/04 120

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射する光源と、原稿からの
    反射光を集光する集光性光学繊維と、を備え、前記集光
    性光学繊維を透過した光を感光体に照射して静電像を形
    成する画像形成装置において、赤色光を除去する染料をコーティングしたポリエステル
    フィルムを、前記ポリエステルフィルムの前記染料をコ
    ーティングした面が前記集光性光学繊維側にあるよう
    に、前記集光性光学繊維に接着した ことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ポリエステルフィルムは、前記集光
    性光学繊維の前記感光体に対向する面に接着されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP22873094A 1994-08-30 1994-08-30 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3282926B2 (ja)

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