JP3282384B2 - 簡易測定装置及びそれを用いた測定方法 - Google Patents

簡易測定装置及びそれを用いた測定方法

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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫分析等に用いられ
る簡易測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】免疫分析等を簡便に行うための器具とし
ては、細長いろ紙等を、底部プレートと、上部プレート
で保持した簡易測定装置が知られている(特開昭63−
223559号、特表平1−503439号)。
【0003】これらの簡易測定装置は、上部プレートの
所定の位置に1つ又は2つ以上の窓を有しており、これ
らの窓に対応するろ紙の各部分には、それぞれ酵素標識
試薬ゾーン、検体点着ゾーン、検出ゾーン等の役割を担
う所定の試薬等が配設されている。
【0004】簡易測定装置の一端には、展開液を供給す
るための展開液供給手段が設けられており、他端には、
ろ紙中を移動してきた展開液を吸収するための吸収パッ
ドが設けられている。展開液供給手段から供給された展
開液は毛管現象によりろ紙中を移動し、前記酵素標識試
薬ゾーン中の試薬や検体点着ゾーンに点着された検体や
検出ゾーンに含浸された試薬等と反応し、検出ゾーンに
その反応の結果として現れる。この検出ゾーンに現れた
発色、蛍光、発光等を測定することにより、検体の分析
が行われる。
【0005】しかしながら、従来の簡易測定装置では、
分析を行うにあたって、まず検体の前処理を行う必要が
あった。検体には様々なものがあるが、何れも測定を阻
害する物質を含んでおり、この阻害物質を除去するため
に検体をろ過することが前処理の主な作業となってい
る。一方、検体のろ過作業は、検体によっては悪臭によ
る不快な作業であったり、感染血液によるウイルス感染
の危険を伴うものであった。
【0006】これらの作業に当たる者の負担を軽減する
ため、糞便についての測定には、繊維束でできた糞便採
取棒に糞便を採取し、繊維間に吸引された糞便を抽出液
中に抽出する、一連の作業を簡便に行うことができる糞
便採取具(特願平5−182236号)が使用されるよ
うになった。
【0007】しかしながら、このような糞便採取具を用
いても、糞便抽出液をピペット又はドロッパーで分析装
置に供給しなければならず、また、繊維束に吸引された
検体を再び溶液中に抽出することは効率が悪く、無駄の
多い作業であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、吸水性を有
する繊維束により作成された検体採取棒を検体のろ過材
として用いることにより、糞便、血液、唾液等の検体を
前処理することなく簡易に測定できる装置と、該装置を
用いた測定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による簡易測定装
置は、展開液を供給するための展開液供給手段と、該展
開液供給手段から供給された展開液により検体を展開し
て測定するための検体展開測定手段とから構成される。
前記展開液供給手段は、吸水性を有する繊維束により作
成された検体採取棒と、該検体採取棒を支持するための
採取棒支持部材と、展開液を保持するための展開液保持
容器と、薄膜を有しかつ前記展開液保持容器の開放端に
配設される、軟質材料により作成されたスクレーパとか
ら構成される。一方、前記検体展開測定手段は、前記展
開液供給手段の検体採取棒と流体的に連通しかつ所定の
位置に反応剤を配設された展開材と、該展開材を内包し
かつ反応剤に対応する位置に窓を有するプレートとから
構成される。
【0010】本発明による測定方法は、展開液を供給す
るための展開液供給手段と、該展開液供給手段から供給
された展開液により検体を展開して測定するための検体
展開測定手段とから構成され、前記展開液供給手段が、
吸水性を有する繊維束により作成された検体採取棒と、
該検体採取棒を支持するための採取棒支持部材と、展開
液を保持するための展開液保持容器と、薄膜を有しかつ
前記展開液保持容器の開放端に配設される、軟質材料に
より作成されたスクレーパとを備え、そして、前記検体
展開測定手段が、前記展開液供給手段の検体採取棒と流
体的に連通しかつ所定の位置に反応剤を配設された展開
材と、該展開材を内包しかつ反応剤に対応する位置に窓
を有するプレートとを備えた簡易測定装置を用いて行う
測定方法である。
【0011】本発明において、前記スクレーパを展開液
保持容器の内壁と採取棒支持部材の下部との間に咬み合
うように設けることもでき、前記検体採取棒の先端を鋭
角にすることもでき、また、前記スクレーパを形成する
軟質材料にエラストマーを用いることもできる。
【0012】
【作用】本発明の簡易測定装置は、採取棒支持部材を持
って検体の入った容器に検体採取棒を挿入して検体採取
棒の繊維間に検体を浸み込ませることにより検体の採取
が行われる。検体が検体採取棒に浸み込む際は、繊維束
がろ過材として作用するため、測定を阻害する検体中の
固形物、血球、粘稠物質はここで区別され、繊維間に浸
み込むことはなく、測定対象となる検体のみが検体採取
棒の繊維間に保持される。
【0013】スクレーパは展開液保持容器を密閉して展
開液の漏れを防止している。検体を採取した検体採取棒
を挿入してスクレーパの薄膜を破り、展開液保持容器中
の展開液に検体採取棒を差し込む。このとき、検体採取
棒の外表面に付着した余剰の検体はスクレーパによって
取り除かれ、検体採取棒が採取する検体の量を一定に保
持する。スクレーパは、検体採取棒によって破られた薄
膜の残部分が検体採取棒に密着して展開液保持容器と検
体採取棒との間を密閉し、スクレーパによって除かれた
余剰の検体が展開液に溶解するのを防止する。一定量の
検体の採取は、検体が固体である場合、検体採取棒の挿
入回数を一定にすることにより行われ、検体が液体であ
る場合、検体採取棒を検体中に入れておく時間を一定に
することにより行われる。
【0014】展開液保持容器に検体採取棒を挿入した
後、展開液保持容器の側壁を指で圧迫し、検体採取棒を
介して展開液をプレート内へ強制的に供給する。検体採
取棒の繊維間に保持された検体はこの展開液と共にプレ
ート内へ移送され、展開材に展開される。展開された検
体が反応剤と反応すると、反応の結果がプレートの窓に
現れる。この窓に現れた発色、蛍光、発光等により測定
終了を判別すると共に、この発色、蛍光、発光等を測定
することにより、検体の分析が行われる。
【0015】
【実施例】本考案の実施例による簡易測定装置は、図1
および図2に示すように、展開液1を供給するための展
開液供給手段2と、展開液供給手段2から供給された展
開液1により検体(図示なし)を展開して測定するため
の検体展開測定手段3とから構成される。
【0016】展開液供給手段2は、検体を採取するため
の検体採取棒4と、検体採取棒4を支持する採取棒支持
部材5と、展開液1を保持するための展開液保持容器6
と、展開液保持容器6の開放端を密閉するように配設さ
れるスクレーパ7とから構成される。
【0017】検体展開測定手段3は、展開液供給手段の
検体採取棒4と流体的に連通しかつ所定の位置に反応剤
8を配設された展開材9と、展開材9を内包しかつ反応
剤8に対応する位置に窓10を有するプレート11とか
ら構成される。
【0018】検体採取棒4は吸水性の繊維束よりなって
おり、側面からの液漏れを防ぐために先端部を除いて熱
収縮性樹脂でコーティングされている。検体を採取する
時、検体は検体採取棒4の繊維間に浸み込んで保持され
るため、検体採取棒4はその先端部からのみ検体が繊維
間に浸み込めばよい。このため、検体採取棒の先端部は
任意の形状を採用することができるが、後述するスクレ
ーパの薄膜を破断するに支障のない形状であることが好
ましく、鋭角の円錐形に成形したものがより好ましい。
また、検体採取棒4の周面は平滑な表面であればよい。
【0019】検体採取棒4の断面は直径約2.0mmを有
する円形であり、先端部は円錐形で、頂点は直径約0.
8mmの半球形である。検体採取棒4は検体展開測定手段
3と一体に形成された採取棒支持部材5に支持され、通
常は採取棒支持部材5を把手として使用される。
【0020】展開液保持容器6は、通常、円筒形の容器
である。展開液保持容器6は、その側壁を指で圧迫する
ことにより検体採取棒4を介して展開液1をプレート1
1内へ強制的に供給できるように材質を適宜選択され
る。この材料として使用することができるものとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル等
が挙げられる。
【0021】スクレーパ7は展開液保持容器6を密閉す
るよう用いられる一方、検体採取棒4の外表面に付着し
た余剰の検体を拭い、検体採取棒4により採取される検
体の量を一定に保持する。同時に、スクレーパ7は、拭
い取った余剰の検体を採取棒支持部材5との間に密閉し
て保持するように形成される。
【0022】そのため、スクレーパ7はその中心部に検
体採取棒4より小さい直径の孔12を有し、孔12は、
スクレーパ7と一体に形成された薄膜13によって局部
的に遮断されて、展開液保持容器6に内包された展開液
1の液漏れや蒸発を防ぐ。
【0023】薄膜13は検体採取棒4によって破くこと
ができるように形成されており、検体採取棒4を挿入す
ることによって破かれたとき、孔12はスクレーパの一
端から他端へ貫通する。しかしながら、孔12が貫通し
ても、破られた薄膜13の残部分または変形部分が検体
採取棒4に密着して薄膜があった時と同様の密閉を保
つ。これにより、スクレーパ7によって除かれた余剰の
検体が孔12を介して展開液保持容器6の展開液1と接
触するのを防止し、採取する検体の量を一定に保持す
る。
【0024】このようなスクレーパに使用できる材料と
しては、例えば、サーマルプラスチックエラストマー、
ゴム、各種軟質プラスチック類、ウレタンラバー、ポリ
ウレタン等がある。
【0025】スクレーパ7は軟質であるため、外力を受
けることにより著しく変形し、操作性を損なう恐れがあ
る。そこで本発明ではスクレーパを保持する部材等に硬
質の材料を用いることにより、操作性を向上している。
このため、展開液保持容器6および採取棒支持部材5は
比較的硬質の材料を用いている。
【0026】ところで、硬質でできた部材を組合せ、液
漏れすることなく咬み合わせを行わせようとする場合、
各部材の寸法精度を高くして咬み合わせをきつくしなけ
ればならず、操作性を低下させるばかりか、検体溶液が
飛散して汚染の原因にもなる。そこで、本発明では、軟
質のスクレーパと、比較的硬質の上記部材を組み合わせ
ることにより、比較的精度の低い部材を用いても、液漏
れの防止と操作性の向上を両立することができる。
【0027】プレート11は採取棒支持部材5と実質的
に一体に形成される。プレート11はその内部に展開材
9を内包している。展開材9はその一端を検体採取棒4
と流体的に連通しており、検体採取棒4を通って展開液
1と共に送り込まれる検体を他端側へ展開するよう作用
する。展開材9に適用される材料は毛管現象により展開
液1を検体と共に展開できるものであればよく、例え
ば、ろ紙、ガラス繊維、セルロースメンブラン等が用い
られる。
【0028】展開材9の他端部には吸収パッド14が設
けられており、余剰の検体を含む展開液を吸収して誤測
定の発生を回避する。また、図示されていないが、検体
採取棒4から展開材9への流動を円滑に行わせるため
に、検体採取棒4と展開材9との接合部位にスポンジの
小片を配設してもよい。
【0029】展開材9の中間位置には、免疫分析等に用
いられる酵素標識試薬と検体の反応終了を確認するため
の検出試薬等の所要の反応剤8が、プレート11の一面
側に設けられる窓10に対応させた位置に配設される。
窓10には、発色、蛍光、発光等による反応剤8の反応
結果を外部から確認すると共に外部からの汚染を防止で
きるように、透明部材15がはめ込まれている。窓10
は、図示の場合、検体採取棒4に近接する側の窓が反応
結果を測定するための窓、検体採取棒4から離間する側
の窓が反応終了を確認するための窓としてそれぞれ機能
する。
【0030】本発明の簡易測定装置を用いた測定方法
は、検体展開測定手段3により検体を採取し、展開液供
給手段2より検体を展開液1と共に検体展開測定手段3
内に供給し、検体展開測定手段3で所定の反応を行った
後、プレートの窓10に現れた反応結果を判定する事に
より行われる。
【0031】すなわち、検体採取棒4を検体に所定の時
間浸漬または所定の回数挿入することにより、検体採取
棒4の繊維束のろ過作用によって測定を阻害する検体中
の固形物、血球、粘稠物質が除き、一定量の検体を検体
採取棒4に滲み込ませる。
【0032】次いで、検体採取棒4を展開液保持容器6
に保持されたスクレーパ7を通過して展開液保持容器6
に挿入する。このとき、検体採取棒4の外表面に付着し
た余剰の検体はスクレーパ7によって除去されて検体採
取棒4の表面にはほとんど付着しない。
【0033】また、スクレーパ7によって除去しきれず
に検体採取棒4に付着した余剰の検体を確実に拭い取る
ため、スクレーパ7の検体採取棒4を挿入する側に、検
体採取棒4が通過するための貫通孔を有する円筒状のス
ポンジ16を配設してもよい。これは、最近の検査試薬
の高感度化が計られているため、余剰の検体が検体溶液
に溶解すると誤った測定結果を示すことがある。そのた
め、スポンジ16を用いて検体採取棒4を拭くことによ
って余剰の検体が検体溶液に溶解する恐れをより確実に
防止する。
【0034】検体採取棒4に保持された一定量の検体
は、展開液保持容器6に装填されることにより、また
は、装填後に展開液保持容器6の側壁を圧迫して展開液
1を加圧することにより、展開液1と共に展開材9へ給
送される。このとき、検体採取棒4と展開材9との隣接
位置にスポンジの小片17を配設してもよい。展開液1
と共に給送される検体は、一旦スポンジの小片17に吸
収され、次いで展開材9に供給されることにより、均等
に展開材9に供給される。
【0035】検体採取棒4を通過した検体及び展開液1
はプレート11内の展開材9に送り込まれ、展開材9の
毛管現象により移動し、各反応剤8とそれぞれ反応し、
検出結果を呈示する。
【0036】展開材9中を移動してきた展開液1は、展
開材9の端部に設けられた吸収パッド14によって吸収
される。吸収パッド14は、展開液1が展開材9に滞留
することを防ぎ、所要の測定結果を得るのに必要な時
間、展開材9の毛細現象を維持する。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、検体採取棒4によって
検体を採取する際に、検体採取棒4を構成する繊維束が
ろ過材となるため、測定を阻害する検体中の固形物、血
球、粘稠物質を区別されて繊維間に浸み込むことを防止
することができ、測定対象となる検体のみを検体採取棒
4の繊維間に保持できる。また、検体は、検体採取棒4
の繊維間に浸み込んで保持されるため、検体に一定時間
接触または一定回数挿入することにより簡単に一定量の
検体を採取することができる。
【0038】検体採取棒4に付着した過剰な検体は、検
体採取棒4を展開液供給手段2に挿入するときに、スク
レーパ7によって確実に取り除かれ、かつ、検体採取棒
4とスクレーパ7との間に密閉して保持するため、検体
からの悪臭や汚染を防止できると共に、孔12を検体採
取棒4とスクレーパ7との間の緊密な咬み合わせと破断
薄膜の残部分による遮断とにより、除かれた検体が展開
液1に溶解するのを防止できるため、誤った測定結果を
示すのを回避できる。また、スクレーパ7の検体採取棒
挿入側にスポンジ17を配設することにより、スクレー
パ7によって除けなかった過剰な検体を確実に拭い取る
ため、より確実に一定量の検体の測定を行うことができ
る。
【0039】検体採取棒4により採取された検体は、展
開液保持容器6に挿入または挿入後に展開液1を加圧す
ることにより検体採取棒4を通って展開材9へ供給され
るとき、一旦スポンジの小片17に吸収され、展開材9
の毛管現象により均等に移動した後、反応剤8と反応す
るため、より一層確実にろ過された検体の測定を行うこ
とができる。
【0040】更に、一定量の検体の採取、検体のろ過、
検体の反応測定を本発明の簡易測定器によって安全かつ
簡単に行うことができるため、特に多数の検体を対象と
した集団検診や短時間で判定する簡易診断において有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による簡易測定装置を示す図で
ある。
【図2】図1に示すの簡易測定装置の使用状態における
縦断面図である。
【符号の説明】
1 展開液 2 展開液供給手段 3 検体展開測定手段 4 検体採取棒 5 採取棒支持部材 6 展開液保持容器 7 スクレーパ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開液を供給するための展開液供給手段
    と、該展開液供給手段から供給された展開液により検体
    を展開して測定するための検体展開測定手段とから構成
    され、前記展開液供給手段は、吸水性を有する繊維束に
    より作成された検体採取棒と、該検体採取棒を支持する
    ための採取棒支持部材と、展開液を保持するための展開
    液保持容器と、薄膜を有しかつ前記展開液保持容器の開
    放端に配設される、軟質材料により作成されたスクレー
    パとから構成され、前記検体展開測定手段は、前記展開
    液供給手段の検体採取棒と流体的に連通しかつ所定の位
    置に反応剤を配設された展開材と、該展開材を内包しか
    つ反応剤に対応する位置に窓を有するプレートとから構
    成されることを特徴とする簡易測定装置。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパは展開液保持容器の内壁
    と採取棒支持部材の下部との間に咬み合うように設けら
    れることを特徴とする請求項1記載の簡易測定装置。
  3. 【請求項3】 前記検体採取棒の先端は鋭角であること
    を特徴とする請求項1記載の簡易測定装置。
  4. 【請求項4】 前記スクレーパを形成する軟質材料はエ
    ラストマーであることを特徴とする請求項1記載の簡易
    測定装置。
  5. 【請求項5】 展開液を供給するための展開液供給手段
    と、該展開液供給手段から供給された展開液により検体
    を展開して測定するための検体展開測定手段とから構成
    され、前記展開液供給手段は、吸水性を有する繊維束に
    より作成された検体採取棒と、該検体採取棒を支持する
    ための採取棒支持部材と、展開液を保持するための展開
    液保持容器と、薄膜を有しかつ前記展開液保持容器の開
    放端に配設される、軟質材料により作成されたスクレー
    パとを備え、前記検体展開測定手段は、前記展開液供給
    手段の検体採取棒と流体的に連通しかつ所定の位置に反
    応剤を配設された展開材と、該展開材を内包しかつ反応
    剤に対応する位置に窓を有するプレートとを備えた簡易
    測定装置を用いることを特徴とする測定方法。
  6. 【請求項6】 前記スクレーパは展開液保持容器の内壁
    と採取棒支持部材の下部との間に咬み合うように設けら
    れることを特徴とする請求項5記載の測定方法。
  7. 【請求項7】 前記検体採取棒の先端は鋭角であること
    を特徴とする請求項5記載の測定方法。
  8. 【請求項8】 前記スクレーパを形成する軟質材料はエ
    ラストマーであることを特徴とする請求項5記載の測定
    方法。
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