JP3240552U - 糞便サンプル採取検査装置 - Google Patents

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JP3240552U JP2022003813U JP2022003813U JP3240552U JP 3240552 U JP3240552 U JP 3240552U JP 2022003813 U JP2022003813 U JP 2022003813U JP 2022003813 U JP2022003813 U JP 2022003813U JP 3240552 U JP3240552 U JP 3240552U
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陸維克
陳金樹
高飛
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杭州奥泰生物技術股▲ふん▼有限公司
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Abstract

【課題】採取装置と検査装置を一体化した糞便サンプル採取検査装置を提供する。【解決手段】採取具は糞便サンプルを採取して保存室に保存する。検査装置は収容室と、検査室と、第1突き刺し部材33と、第2突き刺し部材と、を含む。検査室は収容室の一方の側に設けられる。検査室の底部が収容室の底部に連通し、検査室内にテスト部材が設けられる。本考案は、採取装置の頂部及び底部に脆弱部材が設けられ、検査装置の対応する位置に突き刺し部材が設けられることによって、採取装置を検査装置に入れて検査装置の第2蓋体を締め付けるだけで、採取装置内の液体が検査装置に流入し、これにより、サンプル自動検査が図られ、しかも、検査装置に入れられない採取装置が独立に輸送を行うことができ、これによりサンプルの遅延、移送検査が可能になる。【選択図】図8

Description

本考案は糞便サンプル検査の技術分野に関し、具体的には、糞便サンプル採取検査装置に
関する。
現在、サンプルに分析対象物質が含まれているか否かを検査するための検査装置は、病院
や家庭で広く使用されており、迅速診断のために使用されるこれらの検査装置は、早期妊
娠検査などのために、1つ又は複数の検査試薬ストリップを含んでいる。この迅速診断の
ための検査装置は非常に便利で、1分や10分程度で検査試薬ストリップから検査結果を
得ることができる。
流体サンプルを検査する必要がある場合、検査を行う前に、必ず流体サンプルを採取する
必要がある。従来技術では、採取装置がサンプルを採取した後、採取装置からサンプルの
一部を取り出して化学検査する必要がある。このアッセイ方法は、サンプル汚染の危険性
を高める一方、採取装置と検査装置は化学検査後に廃棄物として取り扱われ、環境汚染を
引き起こしやすく、このため、採取装置から検査サンプルを手動で取り出す必要がなく、
検査後に採取装置と検査装置が一体化された糞便検査サンプル採取検査装置を設計する必
要がある。
上記の事情に鑑み、従来技術の欠陥を解決するために、本考案の目的は、様々な検体の採
取、保存及び輸送を個別に行うことができ、検査を行う必要があるときに、採取装置と検
査装置とを組み合わせて使用し、容易に検査を行うことができるサンプル採取装置を提供
することである。検査終了後、採取装置と検査装置とを一体化して、そのまま維持したり
、全体としては廃棄したりすることができ、これによって、トレーサビリティの正確性及
び利便性を確保しつつ、環境汚染を回避する。
糞便サンプル採取検査装置は採取装置と検査装置を含む。採取装置は採取具と保存室を含
む。採取具は糞便サンプルを採取して保存室に保存する。前記検査装置は収容室と、検査
室と、第1突き刺し部材と、第2突き刺し部材と、を含む。検査室は収容室の一方の側に
設けられる。検査室の底部が収容室の底部に連通し、検査室内にテスト部材が設けられる
前記収容室は採取装置を収容可能である。収容室の頂部の開口には第2蓋体が取り外し可
能に接続され、収容室の底面に第1突き刺し部材が設けられ、第2蓋体の内部に第2突き
刺し部材が設けられる。第1突き刺し部材と第2突き刺し部材は互いに正対して設けられ
、間隔が採取装置の高さよりも小さい。
好ましくは、前記検査室の底部に導流斜面が設けられ、導流斜面の最低部位が収容室と検
査室との連通箇所に位置している。導流斜面の最高部位が第1突き刺し部材よりも低い。
好ましくは、前記保存室の底部に第1脆弱部材が設けられ、採取具の第1蓋体に第2脆弱
部材が設けられる。第1脆弱部材と第2脆弱部材が割ってなる切り欠きは全て保存室の内
外を連通可能である。第1脆弱部材の位置は第1突き刺し部材に対応し、第2脆弱部材の
位置は第2突き刺し部材に対応し、採取装置が収容室に入れられ、収容室の開口に第2蓋
体が取り付けられた状態で、第1脆弱部材は第1突き刺し部材によって破壊され、第2脆
弱部材は第2突き刺し部材によって破壊される。
好ましくは、第1突き刺し部材は上向きに設けられ、第2突き刺し部材は下向きに設けら
れる。第1突き刺し部材と第2突き刺し部材のいずれの対向端も鋭利な形状である。
好ましくは、前記第2蓋体は収容室の頂部開口に螺合されている。
好ましくは、前記検査室内に1つ又は順に配列された複数の取り付け溝が設けられ、テス
ト部材は取り付け溝内に設けられる。
好ましくは、前記採取具は第1蓋体と採取ヘッドを含む。ヘッドと蓋体はリンクを介して
接続される。蓋体は保存室の開口に取り外し可能に接続される。
好ましくは、前記採取ヘッドは杓子状である。
好ましくは、前記採取ヘッドは棒状であり、四周に凹状構造が設けられる。
好ましくは、前記凹状構造は孔、らせん状溝及び環状溝のうちの1つ又は複数である。
本考案の有益な効果は以下のとおりである。
本考案においては、採取装置の頂部及び底部に脆弱部材が設けられ、検査装置の対応する
位置に突き刺し部材が設けられることによって、採取装置を検査装置に入れて検査装置の
第2蓋体を締め付けるだけで、採取装置内の液体が検査装置に流入し、これにより、サン
プル自動検査が図られ、しかも、検査装置に入れられない採取装置が独立に輸送を行うこ
とができ、これによりサンプルの遅延、移送検査が可能になる。さらに、本考案では、検
査後に、採取装置が検査装置の内部にあるため、廃棄物の数が少なくなる。
本考案における採取装置の構造概略図である。 本考案における検査装置の内部構造概略図である。 本考案において採取ヘッドが杓子状である採取具の構造概略図である。 本考案において採取ヘッドに凹状構造が設けられた採取具の構造概略図である。 本考案において保存室の底部に第1脆弱部材が設けられたときの構造概略図である。 本考案において採取具に第2脆弱部材が設けられたときの構造概略図である。 本考案における検査装置の正面構造概略図である。 本考案における第2蓋体の外部構造概略図である。 本考案における第2蓋体の内部構造図である。 本考案によるサンプル検査の操作プロセスの概略図である。
以下、本考案に係る構造又はこれらに使用される技術的用語についてさらに説明するが、
これらの説明は本考案をさらに限定するものではなく、本考案の趣旨に基づいてどのよう
に実施するかを解釈するものである。
検査
検査とは、例えば、化学物質、有機化合物、无機化合物、新陳代謝産物、薬物又は薬物代
謝物、有機組織又は有機組織の代謝物、核酸、タンパク質又は重合体を含むが、これらに
限定されない特定の物質又は材料が存在するか否かを表示化学検査又はテストすることを
意味する。また、検査とは、物質又は材料の量をテストすることを意味する。さらに、化
学検査は免疫検査、化学検査、酵素検査などを表す。
サンプル
固体又は半固体の糞便サンプルは本考案の装置により試験されてもよく、これらの固体及
び半固体のサンプルは任意の適切な方法で液体サンプルとしてもよく、例えば、適切な液
体(例えば、水、リン酸塩緩衝液又は他の緩衝液)にて固体サンプルについて混合、カッ
ト、浸漬、インキュベート、溶解又は酵素分解を行う。
テスト部材
テスト部材は横方向に流れる検査用スティック型試験紙としてもよく、複数種の分析対象
物を検査することができる。もちろん、他の適切なテスト部材も本考案に適用できる。
様々なテスト部材は組み合わせられて本考案に適用されてもよい。その1つの形態として
検査試験紙が挙げられ、サンプル中の分析対象物(例えば体の状況を表す代謝物)を分析
するための検査試験紙には、例えばイムノアッセイ又は化学分析の形態のような様々な形
態のものがある。検査試験紙は非競争法又は競争法の分析モードを採用してもよい。検査
試験紙はサンプル付与領域を有する吸水材料と、試薬領域と、テスト領域と、を含む。サ
ンプルがサンプル付与領域に加えられて、毛細管作用を通じて試薬領域に流れる。試薬領
域に分析対象物が存在する場合、サンプルは試薬に結合される。次に、サンプルは検査領
域に流れる。別の試薬では、分析対象物に特異的に結合する分子が検査領域に固定化され
ている。これらの試薬はサンプル中の分析対象物(存在する場合)と反応して分析対象物
を該領域に結合させるか、又は試薬領域のある試薬に結合させる。検査信号を表示するた
めのマーカーは試薬領域又は分離したマーク領域に存在する。
代表的な非競争法の分析モードとして、サンプル中に分析対象物が含有されている場合、
信号が生成され、分析対象物が含まれていない場合、信号が生成されない。競争法では、
サンプル中に分析対象物が存在しない場合、信号が生成され、分析対象物が存在する場合
、信号が生成されない。
テスト部材は検査試験紙であり、吸水性又は非吸水性の材料を採用してもよい。検査試験
紙は液体サンプルを輸送するために、様々な材料を含んでもよい。検査試験紙の材料の1
つが別の材料上に被覆されてもよく、例えばろ紙がニトロセルロース膜上に被覆される。
検査試験紙の1つの領域は1種又は複数の材料を使用し、別の領域はそれ以外の1種又は
複数の材料を使用してもよい。検査試験紙は検査試験紙を把持するときの強度を高めるた
めに特定の支持体や硬質表面に粘着されてもよい。
分析対象物は信号生成システムにより検査され、例えば、当該分析物に特異的に反応する
1種又は複数種の酵素を用いて、前述のように特異的に結合される物質を検査試験紙に固
定化する方法によって、1種又は複数種の信号生成システムの組成物を検査試験紙の分析
対象物検査領域に固定化するようにしてもよい。信号を生成する物質はサンプル付与領域
、試薬領域、検査領域又は検査試験紙全体にあってもよく、該物質は検査試験紙の1種又
は複数種の材料上に亘って存在してもよい。信号物含有溶液を試験紙の表面に加えるか、
又は試験紙の1種又は複数種の材料を信号物含有溶液中に浸漬する。信号物含有溶液が加
えられた試験紙を乾燥させる。
検査試験紙の各領域は、サンプル付与領域、試薬領域、検査領域、制御領域、サンプルが
本物であるか否かを判定する領域、液体サンプル吸収領域の順に配列されてもよい。制御
領域は検査領域よりも後にある。全ての領域は1種の材料のみを用いた1つの試験紙に配
置されてもよい。領域ごとに異なる材料が採用されてもよい。各領域は液体サンプルに直
接接触してもよく、各領域は液体サンプルの流動方向に配列され、1つの領域の末端と別
の領域の先端とが繋ぎって重なってもよい。材料として吸水性に優れた材料、例えばろ紙
、ガラス繊維やニトロセルロース膜などが使用されてもよい。検査試験は他の形態をとっ
てもよい。
一般に使用される試薬ストリップはニトロセルロース膜試薬ストリップであり、すなわち
、検査領域はニトロセルロース膜を含み、ニトロセルロース膜の上には特異的結合分子が
検査結果表示用に固定化され、また、セルロースアセテート膜又はナイロン膜などとして
もよい。例えば、特許US 4857453、US 5073484、US511983
1、US 5185127、US 5275785、US 5416000、US 55
04013、US 5602040、US 5622871、US5654162、US
5656503、 US 5686315、US 5766961、US 57704
60、US 5916815、US 5976895、US6248598、 US 6
140136、US 6187269、US 6187598、US 6228660、
US 6235241、US 6306642、US 6352862、US 6372
515、US 6379620、及びUS 6403383に記載されている試薬ストリ
ップ又は試薬ストリップを備えた装置が挙げられる。以上の特許文献で開示されたテスト
ストリップ及びテストストリップを備えた類似の装置は、分析対象物質を検査する、例え
ばサンプル中の分析対象物質を検査するために、全て本考案のテスト部材又は検査装置に
利用可能である。
以上のテスト部材は検査装置の検査室内に設けられて液体サンプルと接触してもよい。好
ましくは、液体サンプルと接触するテスト部材のサンプル付与領域、例えばガラス繊維パ
ッドに設けられる。いくつかの特定形態では、テスト部材は検査室の取り付け溝44内に
配置されて液体サンプルをテストしてもよい。
実施例1
図1及び図2に示すように、糞便サンプル採取検査装置は採取装置200と検査装置30
0を含む。採取装置200は採取具と保存室21を含む。保存室21は採取具を収容して
保存し、採取具は第1蓋体10と採取ヘッド13を含む。採取ヘッド13と第1蓋体10
は一体構造として接続される。好適形態では、採取ヘッド13と第1蓋体10はリンク1
1を介して一体構造として接続される。このように、採取する際には、蓋体を直接手で握
持してサンプルを採取することができる。所望のサンプルを採取した後、採取装置の保存
室21に入れて保管したり、所定の場所に輸送又は移送して分析対象物質を検査したり、
採取直後に検査に付したりすることができる。
リンク11と採取ヘッド13、リンク11と第1蓋体10は取り外し可能な構造を介して
接続されてもよく、取り外し不能な構造を介して接続されてもよいが、好ましくは、取り
外し可能な構造を介して接続される。
採取ヘッドは採取量ごとに設計され、同一構造の第1蓋体を採用してもよく、このように
して、様々な採取要件に応じて任意に組み合わせることが可能になる。例えば、図3a及
び3bは2種の異なる形態の採取ヘッドであり、これらの採取ヘッドとリンクが一体構造
として接続されたものは、蓋体と組み合わせられて様々な採取具となってもよい。
図3aに示す採取ヘッド13は杓子状であり、楕円形状の凹状採取部131が設けられ、
大量の糞便サンプルを一括して採取する場合に適用できる。
図3bに示す採取ヘッド13は棒状であり、ホール、孔、採取ヘッド13に周設されるら
せん状溝や環状溝、又は他の凹状構造132が設けられており、このような形態の採取ヘ
ッドを用いてサンプルを採取する際には、採取ヘッドはサンプルに挿入され、サンプルが
これらの凹状構造に充填され、これにより、サンプルが得られる。このような採取具は主
に少量の糞便サンプルを採取する場合に適用される。
以上の各採取ヘッド13はリンク11と一体構造として接続されてもよく、リンク11は
第1蓋体10に取り外し可能に接続されてもよく、様々な所望の採取量に応じて、上記の
各形態の採取ヘッドが装備されて、採取が行われる。
いくつかの好適形態では、保存室21は側壁と、底部と、開口と、を含む。
いくつかの好適形態では、保存室内には、サンプルを処理する試薬、例えば溶液試薬又は
非溶液の固体試薬が収納されており、これらの試薬は主に採取されたサンプルについて、
例えば緩衝、溶解などの処理を行うものである。該試薬は溶液としてもよく、これによっ
て、糞便サンプルが溶液に溶解又は懸濁され、糞便サンプル中の分析対象物質がサンプル
を処理する試薬溶液に溶解され得る。
いくつかの好適形態では、図4に示すように、保存室21の底部に第1脆弱部材22が設
けられ、該脆弱部材が突き刺し部材により突き刺されやすく、このように、保存室に開口
が開けられ、保存室21中に含まれるサンプルの液体が外部に流れ、分析対象物質が化学
検査又は検査を受ける。
いくつかの好適形態では、図5に示すように、採取具の第1蓋体に第2脆弱部材14が設
けられ、該脆弱部材は突き刺し部材によって突き刺される。
1つの好適形態では、第1蓋体内にチャンネル18が設けられ、このチャンネルは、採取
ヘッド13から離れた端部が第1蓋体の外側面まで接続され、第2脆弱部材14によりシ
ールされ、採取ヘッド13に近い端部が採取ヘッド13を含む環境に連通する。第2脆弱
部材14が割ると、保存室21外の空気が保存室21に吸引される。採取具が液体サンプ
ルを採取した後、採取具はそのまま保存室21に挿入されて保存又は輸送される。採取具
の第1蓋体10は保存室の開口をシールする。このとき、採取装置は全体として脆弱部材
(保存室の底部に位置する第1脆弱部材22と蓋体に位置する第2脆弱部材14を含む)
を含むが、2つの脆弱部材のいずれも突き刺されていない。よって、採取ヘッド付きサン
プルが保存室に保存、輸送されるか、又は直ちに検査され、以下、どのように検査するか
について詳述する。よって、採取装置のサンプルは環境に漏洩されることはない。
図2、図6、図7a及び図7bに示すように、検査装置300は収容室32と、第1脆弱
部材22を突き刺すための第1突き刺し部材33と、を含む。
いくつかの好適形態では、収容室32は側壁と、開口と、底部と、を含む。前記第1突き
刺し部材33は収容室32の底部に位置する。
いくつかの好適形態では、収容室を構成する側壁及び底部は異なる材質で形成される。収
容室は底部に粘着又は溶接されたものである。収容室32の底部の中心位置に第1脆弱部
材22を突き刺す第1突き刺し部材33が設けられる。
いくつかの好適形態では、検査装置300は検査室41をさらに含み、検査室41は収容
室32の一方の側に設けられる。検査室41の底部と収容室32の底部は通流切り欠き4
3を介して流体的に連通し、検査室内にはテスト部材42が設けられる。
いくつかの好適形態では、検査室41の底部に導流斜面が設けられ、導流斜面の最低部位
は通流切り欠き43に近い。導流斜面の最高部位は第1突き刺し部材33よりも低い。
いくつかの好適形態では、検査室の底部には、収容室の底部まで延在している開口が設け
られ、これによって、収容室内の糞便サンプルが混入された試薬は検査室の底部に流れて
、検査室内のテスト部材42に接触し得る。
いくつかの好適形態では、検査室はテスト部材を収納する1つ又は複数の取り付け溝44
を含み、例えば、取り付け溝44は1~10個設けられ、それぞれ1つのテスト部材(試
薬ストリップ)を収納し、これによって、同一のサンプルについては異なる分析対象物質
の検査が行われる(図3参照)。
いくつかの好適形態では、検査室内には検査カードが含まれ、検査カードには1つ又は複
数のテスト部材が含まれる。
いくつかの好適形態では、検査装置は収容室32の開口を閉鎖するための第2蓋体31を
さらに含み、第2蓋体31は収容室32の開口をシールして、収容室32をシールするも
のである。好ましくは、収容室32は採取装置200全体を収容して、採取装置を内部に
保持することができる。好ましくは、第2蓋体の内側に第2突き刺し部材34が設けられ
る。
図8に示すように、本実施例では、該糞便サンプル採取検査装置によるサンプル採取及び
検査のプロセスは以下のように例示される。
まず、採取装置200を用いてサンプルを採取し、次に、採取装置200全体を検査装置
の収容室32内に入れ、最後に、検査装置の第2蓋体31をかける。蓋子が掛けられると
、採取装置の収容室内での位置が変わり、第1突き刺し部材33は第1脆弱部材22を突
き刺し、第2突き刺し部材34は第2脆弱部材14を突き刺し、保存室21の底部と収容
室32は第1脆弱部材22が割ってなる切り欠きを介して連通し、保存室21の内外圧力
は第2脆弱部材14が割ってなる切り欠きによって同一に保持される。
よって、保存室21内の液体(試薬を処理する糞便サンプルを含有する)は保存室21か
ら収容室32に流れるとともに、収容室内の液体は検査室41に流れて検査室内のテスト
部材に接触し、このように検査を完了する。
もちろん、採取装置が採取した直後に検査が行われるのではなく、検査センタに保存又は
輸送されて、検査が必要である場合に、上記のプロセスに従って検査が行われてもよい。
いくつかの好適形態では、具体例を参照して採取及び検査のプロセスについて詳細に説明
する。杓子状の採取ヘッド13を用いて採取を行う場合、採取具の端部の凹状採取部で所
定量の糞便サンプルを採取して、分解液を容れた保存室21に入れる。均一に混合した後
、採取装置200を検査装置の収容室32に入れて、第1蓋体10をかけると、サンプル
は検査装置300の検査室41に漏れ、様々な製品の検査に用いられる。
いくつかの好適形態では、第1脆弱部材22及び第2脆弱部材14は割りやすい部材又は
突き刺されやすい部材であり、このような脆弱部材はフィルム、ガラス、感圧接着剤、プ
ラスチップフィルム、プラスチップシートを含む。このような場合、第1突き刺し部材3
3及び第2突き刺し部材34は第1脆弱部材22及び第2脆弱部材14よりも剛性が高く
又は鋭く、このため、第1脆弱部材22及び第2脆弱部材14を突き刺したり、割れたり
、穿刺したりすることができる。このような構成は当業者により理解されやすく、具体的
な形態は複数ある。例えば、採取装置の脆弱部材を製造する際には、既存の保存室の底部
に孔を開けた後、孔上にフィルムや感圧接着剤などを被覆し、このように、針や鋭利な構
造のものなどのような第1突き刺し部材33は第1脆弱部材22を突き刺しやすい。任意
の形態では、保存室の一次注射成形において、室の底部に厚1~2mmのプラスチップシ
ートを追加して整形し、このプラスチップシートを保存室の底部に接続し、このシートは
収容室の底部にある第1突き刺し部材33(硬質プラスチップで製造される鋭利な形状の
構造)により突き刺されやすいシートである。好ましくは、保存室の一次注射成形におい
て、室の底部に窪んだ位置があり、この窪んだ位置にプラスチップシートが形成され、こ
のようにして、第1突き刺し部材33が第1脆弱部材22に対応し、突き刺さないときに
、第1突き刺し部材33の一部が窪み位置にあり、これにより、第1脆弱部材22により
正確に対応することができ、操作をさらに簡便且つ容易にする。
同様に、第2脆弱部材14及び第2突き刺し部材34は上記の形態で配置されてもよく、
例えば、第1脆弱部材22は第1蓋体10の配管をシールし、第1突き刺し部材が脆弱部
材を突き刺すと、第2突き刺し部材34は配管内にある。
特許及び出版物が本考案の明細書に記載されると、これらが本分野で開示された技術であ
り、本考案に利用可能であることを意味する。ここに引用される全ての特許及び出版物は
出版物が個別に具体的に参照として引用されると同程度に参考文献に記載される。前記本
考案は、いずれかの元素又は複数種の元素、1種の制限又は複数種の制限がなしで実施さ
れてもよく、ここでの制限について特に説明はない。例えば、一例における用語「含む」
、「実質的には…からなる」及び「…からなる」のいずれは残りの2つのいずれかによっ
て交換されてもよい。ここで使用される用語及び表現は限定的なものではなく、説明的な
ものであり、ここでは、この明細書に記載されるこのような用語及び解釈が等同の特徴を
排除することを意図しておらず、もちろん、本考案及び特許請求の範囲を逸脱することな
く、任意の適切な変化や修正が可能である。本考案に記載の実施例は全て好ましくい実施
例及び特徴であり、当業者であれば、本考案に記載の趣旨に基づいていくつかの改良及び
変化を行うことができ、このような改良及び変化も本考案の範囲、独立請求項及び従属請
求項により定められる範囲内であると見なされることが理解されるべきである。

Claims (10)

  1. 採取装置(200)と検査装置(300)を含む糞便サンプル採取検査装置であって、
    前記採取装置(200)は採取具と保存室(21)を含み、採取具は糞便サンプルを採取
    して保存室(21)に保存し、前記検査装置(300)は収容室(32)と、検査室(4
    1)と、第1突き刺し部材(33)と、第2突き刺し部材(34)と、を含み、検査室(
    41)は収容室(32)の一方の側に設けられ、検査室(41)の底部が収容室(32)
    の底部に連通し、検査室内にテスト部材(42)が設けられ、
    前記収容室(32)は採取装置(200)を収容可能であり、収容室(32)の頂部の開
    口には第2蓋体(31)が取り外し可能に接続され、収容室(32)の底面に第1突き刺
    し部材(33)が設けられ、第2蓋体(31)の内部に第2突き刺し部材(34)が設け
    られ、第1突き刺し部材(33)と第2突き刺し部材(34)は互いに正対して設けられ
    、間隔が採取装置(200)の高さよりも小さいことを特徴とする糞便サンプル採取検査
    装置。
  2. 前記検査室(41)の底部に導流斜面が設けられ、導流斜面の最低部位が収容室(32)
    と検査室との連通箇所に位置しており、導流斜面の最高部位が第1突き刺し部材(33)
    よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の糞便サンプル採取検査装置。
  3. 前記保存室(21)の底部に第1脆弱部材(22)が設けられ、採取具の第1蓋体(10
    )に第2脆弱部材(14)が設けられ、第1脆弱部材(22)と第2脆弱部材(14)が
    割ってなる切り欠きは全て保存室(21)の内外を連通可能であり、第1脆弱部材(22
    )の位置は第1突き刺し部材(33)に対応し、第2脆弱部材(14)の位置は第2突き
    刺し部材(34)に対応し、
    採取装置(200)が収容室に入れられ、収容室の開口に第2蓋体が取り付けられた状態
    で、第1脆弱部材(22)は第1突き刺し部材(33)によって破壊され、第2脆弱部材
    (14)は第2突き刺し部材(34)によって破壊されることを特徴とする請求項1に記
    載の糞便サンプル採取検査装置。
  4. 第1突き刺し部材(33)は上向きに設けられ、第2突き刺し部材(34)は下向きに設
    けられ、第1突き刺し部材(33)と第2突き刺し部材(34)のいずれの対向端も鋭利
    な形状であることを特徴とする請求項1に記載の糞便サンプル採取検査装置。
  5. 前記第2蓋体(31)は収容室(32)の頂部開口に螺合されていることを特徴とする請
    求項1に記載の糞便サンプル採取検査装置。
  6. 前記検査室内に1つ又は順に配列された複数の取り付け溝(44)が設けられ、テスト部
    材は取り付け溝(44)内に設けられることを特徴とする請求項1に記載の糞便サンプル
    採取検査装置。
  7. 前記採取具は第1蓋体(10)と採取ヘッド(13)を含み、採取ヘッド(13)と蓋体
    (10)はリンク(11)を介して接続され、蓋体(10)は保存室(21)の開口に取
    り外し可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載の糞便サンプル採取検査装置。
  8. 前記採取ヘッド(13)は杓子状であることを特徴とする請求項7に記載の糞便サンプル
    採取検査装置。
  9. 前記採取ヘッド(13)は棒状であり、四周に凹状構造(132)が設けられることを特
    徴とする請求項7に記載の糞便サンプル採取検査装置。
  10. 前記凹状構造(132)は孔、らせん状溝及び環状溝のうちの1つ又は複数であることを
    特徴とする請求項9に記載の糞便サンプル採取検査装置。
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