JP3282380B2 - オートサンプラ - Google Patents

オートサンプラ

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JP3282380B2
JP3282380B2 JP14965994A JP14965994A JP3282380B2 JP 3282380 B2 JP3282380 B2 JP 3282380B2 JP 14965994 A JP14965994 A JP 14965994A JP 14965994 A JP14965994 A JP 14965994A JP 3282380 B2 JP3282380 B2 JP 3282380B2
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  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子吸光分析装置等の
分析装置に試料等を順次導入するためのオートサンプラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より原子吸光分析装置、液体クロマ
トグラフ等の分析装置に試料等を順次導入するためにオ
ートサンプラが使用されている。このオートサンプラ
は、ターンテーブル等に複数個の試料容器等を並べ、シ
リンジとシリンジに接続されているニードルで試料容器
内の試料等を吸引し、ニードルを分析装置の試料導入部
等に移動させて吐出するものである。ここで、試料容器
等は、ニードルが差し込めるように上部が開放状態か、
あるいはセプタムでシールされているかであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、試料容
器等の上部を開放状態にしておくと、試料中の溶媒等が
蒸発し、試料等の濃度が変化した。また、上部をセプタ
ム等でシールする方法は、溶媒の蒸発は防げるが、試料
等の採取時毎にそのシールをニードルで破る必要があ
り、ニードルとシールの接触で汚染が生じたり、ニード
ル内にシールが詰まるなどの可能性があった。
【0004】一方、これら課題を解決するために、試料
容器等の各々に蓋をすることも考えられるが、この方法
だと試料等の採取直前に蓋を開け、採取後蓋を閉めると
いう工程が必要となり、操作が煩雑になるばかりでな
く、別途開閉機構も必要となる。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決し、蓋
やシールを使わずに試料容器内の溶媒の蒸発を防ぐ機能
を備えたオートサンプラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオートサンプラ
は、上記課題を解決するため、試料等を収容した複数の
容器を載置した容器載置台と、該容器載置台を覆う密閉
式チャンバーと、該チャンバーの一部に設けられた開閉
口と、該開閉口を通り各々の容器内の試料等を吸引・吐
出するニードルと、前記密閉式チャンバーと連通する溶
媒タンクと、該溶媒タンクの溶媒を蒸発させる手段とを
備えてなる。
【0007】ここで、容器載置台は、例えば複数の開口
を設けたターンテーブル、化学実験用の試験管立、血液
搬送装置などで採用されているラックなど、複数の容器
を載置できるものならば何でも良い。容器の材質は、ガ
ラス、ポリエチレン、ポリアクリルアミドなど収容すべ
き溶液に対し不活性なものであれば特に限定されず、ま
た容器内に収容するものは、試料、試薬、希釈水、緩衝
液等分析装置に必要な溶液全てが対象となる。
【0008】密閉式チャンバーは、容器を載置した状態
で容器載置台全体を密閉できるものであれば何でも良
く、例えば真空容器として汎用されているベルジャー形
容器等を挙げることができるが、これに限定されない。
また、該チャンバーは、一体形、蓋と容器本体を分離で
きる分離型のいずれでも良い。チャンバーの材質も、ガ
ラス、ポリエチレン、ポリアクリルアミドなど特に限定
されない。
【0009】密閉式チャンバーの一部には、ニードルを
挿入するための開口が開けられる。この開口は、可動蓋
により不使用時は閉じるようにしても良い。可動蓋の場
合には、例えば、常時はバネにより閉じているが、ニー
ドルの挿入時その押圧力により開く構造とするものが考
えられるが、これに限定されない。
【0010】挿入するニードルは、ガラス等の材質から
なり、水きり容易なように先端を斜めに削ったものでも
良い。試料等の吸引・吐出は、ニードルにポンプ、シリ
ンジ等をパイプ等で接続して、ポンプ、シリンジ等の作
動で行う。
【0011】溶媒としては試料等の溶媒と同じ溶媒、水
等の揮発性溶媒を用いることができるが、試料等との反
応性を考慮し、前者が好ましい。溶媒を蒸発させるため
の手段としては、例えば加熱、超音波等による方法で行
うことができるが、これらには限定されない。加熱源と
しては、電気ヒータ、バーナー等のあらゆるものを用い
ることができるが、電気ヒータがコストや制御の面など
を考慮して最適である。
【0012】なお、本発明のオートサンプラが利用でき
る分析装置は、原子吸光分析装置、液体クロマトグラ
フ、蛍光分析計等のあらゆる分析装置が対象となる。
【0013】
【作用】本発明によれば、蒸気供給手段により発生した
蒸気を、容器載置台を収容した密閉式チャンバー内に導
入することにより、容器載置台の試料容器等の開口が蒸
気によりシールされ、容器の一つずつに蓋をした状態と
同じ状態となる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1(a)が本発明のオートサンプラの上面図、(b)
が側面図を示す。図中1が円形のターンテーブルからな
る容器載置台で、この台は図示しない駆動源により回転
軸3を中心に回転する。また、容器載置台1には複数の
開口2´が設けられており、そこに試料容器2が載置さ
れる。試料容器2は、蓋をせず上部が開口されたままに
しておく。
【0015】4は密閉式チャンバーで、中空の円筒体か
らなり、上面にニードル挿入用開閉蓋10が設けられて
いる。この蓋10は、半密閉式の可動蓋であり、中心部
に穴があいており、後述するニードルを穴に挿入するこ
とにより、その押圧力により蓋がスライドして開くよう
になっている。ニードルを抜くと自動的に蓋が復元力に
より元に戻る。密閉式チャンバー4の下面は開放されて
おり、基台12に設置されることにより、密閉状態とな
る。
【0016】基台12は下面は開放している中空の直方
体であり、基台12内には蒸気供給手段および前述した
容器載置台の駆動源が収容される。蒸気供給手段は、溶
媒タンク6とタンク下面に設置されるヒータ7とからな
る。溶媒タンク6とヒータ7は、図示しない支持機構に
より基台12に支持されている。なお、溶媒タンク6は
直方体のタンクであり、その下面全体を加熱するように
ヒータ7は面ヒータが用いられる。ヒータ7は図示しな
い温度センサ、制御回路により制御される。
【0017】また、基台12には、溶媒供給口8、ドレ
イン口11、蒸気供給口5が開口しており、溶媒供給口
8とドレイン口11は外部に開放し、蒸気供給口5は密
閉式チャンバー4内に開放する。
【0018】9はニードルで、パイプ13によりシリン
ジポンプ(図示せず)と接続される。また、ニードル9
は操作アーム14に支持され、この操作アーム14は駆
動機構15によって上下動及び左右回転運動がなされ
る。
【0019】以上の構成で、本発明のサンプラを使用す
るときは、次の様に行う。先ず、密閉式チャンバー4を
基台12から外し、容器載置台1に試料容器2を載置す
るとともに、基台12内に溶媒タンク6とヒータ7を設
置する。溶媒タンク6内には、溶媒供給口8より試料と
同じ溶媒を供給する。
【0020】次に密閉式チャンバー4を基台12に取り
付け、ヒータ7をONにして、溶媒を蒸発させて、密閉
式チャンバー4内に蒸気供給口5を介して蒸気を送るよ
うにする。このとき、溶媒供給口8、ドレイン口11は
蓋をして閉じるようにする。また、密閉式チャンバー4
のニードル挿入用開閉蓋10も閉じられている。
【0021】蒸気が密閉式チャンバー4内に充満されれ
ば、試料容器2の一つをニードル挿入用開閉蓋10の下
部に位置するように回転させる。そして、ニードル9を
駆動させて、ニードル挿入用開閉蓋10の中心穴に挿入
して蓋10を開け、ニードル9を試料容器2内に挿入す
る。図示しないシリンジポンプを作動させて、試料を吸
引し、ニードル9を上部に駆動させる。
【0022】そして、ニードル9を左右回転させて分析
装置の試料導入部(図示せず)に移動させ、該試料導入
部に試料を吐出する。
【0023】一つの試料容器の試料の吐出が終了すれ
ば、容器載置台1を回転させて次の試料容器をニードル
挿入用開閉蓋10の下部に位置するように回転させ、同
様に試料の吸引・吐出を行う。
【0024】なお、以上の説明では、試料の吸引・吐出
について説明したが、容器載置台1に試薬容器等別の容
器を載置することにより、違った種類の溶液の吸引・吐
出も可能となる。試薬容器等を載置するときは、溶媒タ
ンク6の溶媒も異なったものに入れ替える。但し、溶媒
に共通性を持たすため、溶媒として、イオン交換水など
を使用しても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、蓋やシールを使わずに
試料容器等内の溶媒の蒸発を防ぐことができるので、試
料容器等を長時間安定にオートサンプラにセットしてお
くことができる。また、試料等の吸引・吐出を行うニー
ドルは、試料等以外とは非接触なので、汚染の可能性も
低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のオートサンプラの上面図、
(b)は本発明のオートサンプラの側面図である。
【符号の説明】
1:容器載置台 2:試料容器 4:密閉式チャンバー 5:蒸気供給口 6:溶媒タンク 7:ヒータ 9:ニードル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料等を収容した複数の容器を載置した容
    器載置台と、該容器載置台を覆う密閉式チャンバーと、
    該チャンバーの一部に設けられた開閉口と、該開閉口を
    通り各々の容器内の試料等を吸引・吐出するニードル
    と、前記密閉式チャンバーと連通する溶媒タンクと、該
    溶媒タンクの溶媒を蒸発させる手段とを備えたオートサ
    ンプラ。
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