JP3282317B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3282317B2
JP3282317B2 JP27345193A JP27345193A JP3282317B2 JP 3282317 B2 JP3282317 B2 JP 3282317B2 JP 27345193 A JP27345193 A JP 27345193A JP 27345193 A JP27345193 A JP 27345193A JP 3282317 B2 JP3282317 B2 JP 3282317B2
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政知 折田
功 水田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波加熱装置に於け
る裏板部分の外装構造に関するもので、特に機器の清掃
時等に外装部にかかる、水等の侵入を防止する構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の高周波加熱装置の電気部品
室の構成図を示す。また、図5は従来例による裏板部分
の外装構造を示す要部断面構成図である。
【0003】図4に於いて、高周波発振装置7や高圧ト
ランス8、高圧コンデンサ16、各種制御基板12及び
操作パネル3裏面に設けた制御装置13等を冷却するた
めの冷却装置5を設け、高周波発振装置7を冷却するた
めのエアーガイド9と冷却後の風を排出する排気ガイド
10及び排気が後壁に触れるのを防止する排気カバー等
を設け、冷却風の取り入れ口とする吸気孔11を設けた
構成である。1は本体の底板で後面には裏板2と、裏板
カバー4が設けられ上面、側面は別途ボディが設けられ
外装をカバーするものである。裏板カバー4は、機器と
しての奥行き寸法の制約がある場合多少なりとも小さく
するために、冷却装置5や高圧コンデンサ16等の内装
部品を裏板2に対しオーバーラップするように設けた場
合の箱状のカバーである。
【0004】このように構成された高周波加熱装置に於
いて、従来例による前記裏板カバー部は図5に示すよう
な構成とするのが一般的であった。
【0005】図5に於いて、冷却装置5は裏板2とオバ
ーラツプするように設け、冷却風はエアーガイド9で高
周波発振装置7に導かれ、冷却後の風を排気ガイド10
を通じ裏板2に設けた排気孔20及び排気カバー6部よ
り排出するものである。
【0006】排気孔20部には上部に裏板2に一体に設
けた突起21を有し、上部よりの滴下水32が直接機器
内に侵入するのを防止するものである。
【0007】また排気孔20は、前記突起21を裏板2
に一体に設けたため、裏板2の角窓を覆うように設けた
別部材のラスメタル等で構成したものである。裏板2と
オーバーラップし、裏板2より後面に突出した冷却装置
5は、箱状の裏板カバー30でカバーされ、フランジ3
1で裏板2と面当てとなるように設けるものである。ま
た22はボディである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、機器の清掃時その他で上部より侵入す
る滴下水32は前記突起21で多少は防止できても、滴
下水32の量及び勢いによっては排気孔20より機器内
の排気ガイド10内に侵入し、裏板2との突合せ部より
侵入した水33は、その下部に設けられた冷却装置5等
の電気部品に侵入し、機器の故障や耐圧不良等の品質不
良の原因となるだけでなく、最悪の場合は感電事故につ
ながる等の重大な問題を有していた。
【0009】本発明は、かかる従来の問題点を解消する
もので、侵入水が電気部品等に侵入するのを防止しする
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の高周波加熱装置は、裏板カバーの上部に裏
板の冷却装置等を臨ませる開口端面に係合させるフラン
ジを上部に対しその端面部が口を開くように構成すると
共に、前記フランジ部は前記裏板よりも内側に設け、前
記フランジ部以外は裏板後面にかぶせるように設けた構
成とするものである。
【0011】
【作用】本発明の高周波加熱装置は、裏板カバーの上部
に裏板の冷却装置等を臨ませる開口端面に篏合させるフ
ランジを上部に対しその端面部が口を開くように構成す
ると共に、前記フランジ部は前記裏板よりも内側に設
け、前記フランジ部以外は裏板後面にかぶせるように設
けた構成とすることにより、機器内に侵入し裏板と排気
ガイド突合せ部より侵入する水を、上記フランジで受け
裏板カバー上面部を伝って機器外に排出することで、冷
却装置等の電気部品にかかるのを防止することができ
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例に於ける高周波加熱装
置について、図面とともに説明する。
【0013】図1は要部断面構成図を示し、図2は要部
断面詳細図で、図3は部品構成図を示す裏板部斜視図で
ある。なお全体構成図は図4に同じである。
【0014】図1に於いて、冷却装置5は裏板2とオバ
ーラツプするように設け、冷却風はエアーガイド9で高
周波発振装置7に導かれ、冷却後の風を排気ガイド10
を通じ裏板2に設けた排気孔20及び排気カバー6部よ
り排出するものである。
【0015】排気孔20部には上部に裏板2に一体に設
けた突起21を有し、排気孔20は、前記突起21を裏
板2に一体に設けたため、裏板2の角窓を覆うように設
けた別部材のラスメタル等で構成したものである。
【0016】また裏板2とオーバーラップし、裏板2よ
り後面に突出した冷却装置5は、箱状の裏板カバー4で
カバーされるものである。
【0017】このように構成する場合の部品構成を図3
により説明する。図3に於いて上部及び側面部をカバー
するボディ22の後面部を構成する裏板2に、ラスメタ
ル等を当てた排気孔20を設け、排気孔20の上部には
裏板後面側に突出させた突起21を有し、排気孔20、
突起21をカバーする排気カバー6を設けビス27で固
定する。一方裏板カバー4の上部フランジは取付座23
と段差Sとなるようにプレス加工した水受け部24とで
なり、水受け部24は前記裏板2の突起21の長さL1
を十分カバーする長さL2とする。また裏板カバー4を
設ける裏板2側は、前記冷却装置を臨ますための開口部
上部端面18部分は高さHの段差をもつ端面19とに分
かれ、開口左右部に裏板2より切り起こしたフランジ1
7を設け、裏板カバー装着時の左右壁とするものであ
る。このような形状とした裏板2に前記裏板カバー4
を、前記上部フランジ23、24を前記裏板2の上部端
面18に係合するように装着しビス26で固定する。
【0018】図2は本発明の要部断面詳細図で、前記の
ように構成したことで上部より滴下する水28は直接及
びボディ22を伝って排気カバー6に入り、排気孔20
より機器内の排気ガイドに侵入し、排気ガイド10と裏
板2との突合せ部より裏板に添うように下に流れ落ち、
流れ落ちた滴下水29は前記裏板カバー4の上部フラン
ジの水受け部24で受け、裏板2の開口部上部端面部の
段差Hで生じる隙間Hより裏板カバー4の上部面25を
流れ落ちて機器外に排出されるものである。
【0019】本構成によれば、機器内に侵入する水を、
裏板カバーに設けた水受け部で受けて機器外に排出する
ため、侵入水が機器にかかることを防止することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波加熱装置に
よれば、次のような効果が得られる。
【0021】排気孔等より機器内に侵入する水を、裏板
カバーに設けた水受け部で受けて機器外に排出するた
め、侵入水が機器にかかることがなく、機器の安全性や
誤動作等の問題を低減し、品質及び信頼性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の要
部断面図
【図2】同高周波加熱装置の要部拡大断面図
【図3】同高周波加熱装置の要部部品構成斜視図
【図4】従来例の高周波加熱装置の電気部品室の構成図
【図5】同高周波加熱装置の裏板部分の構成図
【符号の説明】
2 裏板 4 裏板カバー 5 冷却装置 6 排気カバー 7 高周波発振装置 9 エアーガイド 10 排気ガイド 20 排気孔 24 水受け部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−306022(JP,A) 特開 昭60−119093(JP,A) 実開 昭61−18412(JP,U) 実開 昭61−7708(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 501 F24C 7/02 541

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を調理する調理庫と、前記調理庫に高
    周波を供給する高周波発振装置と、これを動作させるた
    めのトランス等の各種電気部品と、それを制御する制御
    装置と、制御装置の一部を裏面に有し表面に各種調理モ
    ードを設定するキーボード等の設定装置や表示装置等を
    有する操作パネルと、これらを冷却するための冷却装置
    と、冷却用空気を取り入れるための吸気孔と、冷却風を
    排出するための排気孔および排気ガイドと、機器本体の
    上面および両側面の外郭を構成するボディと、後面の外
    郭を構成する裏板と、前記冷却装置を前記裏板より後部
    に突出するように設けると共に、前記冷却装置を固定し
    その外装ともなる箱状の裏板カバーとを有し、前記裏板
    カバーは、上部に前記裏板の冷却装置等を臨ませる開口
    端面に係合させるフランジを上部に対しその端面部が口
    を開くように構成すると共に、前記フランジ部は前記裏
    板よりも内側に設け、前記フランジ部以外は裏板後面に
    かぶせるように設けた構成とする高周波加熱装置。
JP27345193A 1993-11-01 1993-11-01 高周波加熱装置 Expired - Lifetime JP3282317B2 (ja)

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JPH07127863A JPH07127863A (ja) 1995-05-16
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