JP3280793B2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JP3280793B2 JP3280793B2 JP03600094A JP3600094A JP3280793B2 JP 3280793 B2 JP3280793 B2 JP 3280793B2 JP 03600094 A JP03600094 A JP 03600094A JP 3600094 A JP3600094 A JP 3600094A JP 3280793 B2 JP3280793 B2 JP 3280793B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/02—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being helically coiled
- F28D7/024—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being helically coiled the conduits of only one medium being helically coiled tubes, the coils having a cylindrical configuration
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は現在研究開発が行われている熱発
生源(核融合炉)に適用される熱交換器の一例を示すも
ので、1は核融合炉本体、2は第1の熱交換器本体、3
は第2の熱交換器本体であり、前記の核融合炉本体1及
び第1の熱交換器本体2は、遮蔽構造物4の内部に配置
されている。
生源(核融合炉)に適用される熱交換器の一例を示すも
ので、1は核融合炉本体、2は第1の熱交換器本体、3
は第2の熱交換器本体であり、前記の核融合炉本体1及
び第1の熱交換器本体2は、遮蔽構造物4の内部に配置
されている。
【0003】核融合炉本体1の内部と第1の熱交換器本
体2の内部に設置された一次系伝熱管5とは、管路6及
び管路7を介して接続されており、これら核融合炉本体
1と管路6と一次系伝熱管5と管路7とによって構成さ
れる一次流体ループには、一次冷却材として水(蒸気)
が図示されていない一次系ポンプにより循環するように
なっている。
体2の内部に設置された一次系伝熱管5とは、管路6及
び管路7を介して接続されており、これら核融合炉本体
1と管路6と一次系伝熱管5と管路7とによって構成さ
れる一次流体ループには、一次冷却材として水(蒸気)
が図示されていない一次系ポンプにより循環するように
なっている。
【0004】また、第1の熱交換器本体2の内部と第2
の熱交換器本体3の内部とは、管路8及び管路9を介し
て接続されており、これら第1の熱交換器本体2と管路
8と第2の熱交換器本体3と管路9とによって構成され
る二次流体ループには、二次冷却材として水が図示され
ていない二次系ポンプにより循環するようになってい
る。
の熱交換器本体3の内部とは、管路8及び管路9を介し
て接続されており、これら第1の熱交換器本体2と管路
8と第2の熱交換器本体3と管路9とによって構成され
る二次流体ループには、二次冷却材として水が図示され
ていない二次系ポンプにより循環するようになってい
る。
【0005】更に、第2の熱交換器本体3の内部に設置
された三次系伝熱管10は、管路11,12を介して
海、湖沼、冷却用水池等の水中13に連通しており、こ
れら三次系伝熱管10と管路11と水中13と管路12
とによって形成される三次流体ループには、三次冷却材
として水(海水)が図示されていない三次系ポンプによ
り循環するようになっている。
された三次系伝熱管10は、管路11,12を介して
海、湖沼、冷却用水池等の水中13に連通しており、こ
れら三次系伝熱管10と管路11と水中13と管路12
とによって形成される三次流体ループには、三次冷却材
として水(海水)が図示されていない三次系ポンプによ
り循環するようになっている。
【0006】このように、熱交換系を一次流体系と二次
流体系と三次流体系とに分割しているのは、万一、第1
の熱交換器本体2の内部に設置されている一次系伝熱管
5が破損しても、核融合炉本体1の炉心部で発生し且つ
一次冷却材中に混入する放射性物質トリチウム(3H)
が熱交換器の外部へ流出しないようにするためである。
流体系と三次流体系とに分割しているのは、万一、第1
の熱交換器本体2の内部に設置されている一次系伝熱管
5が破損しても、核融合炉本体1の炉心部で発生し且つ
一次冷却材中に混入する放射性物質トリチウム(3H)
が熱交換器の外部へ流出しないようにするためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す熱交換器で
は、遮蔽構造物4の外部へのトリチウムの漏洩を阻止す
る障壁は、一次系伝熱管5と三次系伝熱管10との二つ
である。
は、遮蔽構造物4の外部へのトリチウムの漏洩を阻止す
る障壁は、一次系伝熱管5と三次系伝熱管10との二つ
である。
【0008】しかしながら、一次系伝熱管5と三次系伝
熱管10はそれぞれ有効伝熱面積を可能な限り大きくす
るために複雑な形状とせざるを得ないので、特に高温冷
却材が流通する一次系伝熱管5の屈曲部分は、熱膨張収
縮や振動に起因する材料疲労の度合いが、三次系伝熱管
10や他の管路6,7,8,9,11,12に比べて高
いと予想される。
熱管10はそれぞれ有効伝熱面積を可能な限り大きくす
るために複雑な形状とせざるを得ないので、特に高温冷
却材が流通する一次系伝熱管5の屈曲部分は、熱膨張収
縮や振動に起因する材料疲労の度合いが、三次系伝熱管
10や他の管路6,7,8,9,11,12に比べて高
いと予想される。
【0009】このため、核融合炉を実用化するにあた
り、更に熱交換器本体の外部へのトリチウムの漏洩を阻
止する障壁を増加させたいという要望がある。
り、更に熱交換器本体の外部へのトリチウムの漏洩を阻
止する障壁を増加させたいという要望がある。
【0010】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、トリチウム等の放射性物質を含有する流体を一次流
体として適用する熱交換器において、熱膨張収縮や振動
に起因する材料疲労の度合いが他の管材に比べて高いと
予想される一次系伝熱管の熱交換室に位置する部分の安
全性をより向上させることを目的としている。
で、トリチウム等の放射性物質を含有する流体を一次流
体として適用する熱交換器において、熱膨張収縮や振動
に起因する材料疲労の度合いが他の管材に比べて高いと
予想される一次系伝熱管の熱交換室に位置する部分の安
全性をより向上させることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の熱交換器においては、一端より他端へ向っ
て順に一次流体入口室27、第1の管板16、第1のモ
ニタガス室28、第2の管板18、三次流体出口室2
9、第3の管板20、熱交換室30、第4の管板22、
三次流体入口室31、第5の管板24、第2のモニタガ
ス室32、第6の管板26、一次流体出口室35を有す
る熱交換器本体36と、該熱交換器本体36の内部に配
置され且つ第2の管板18、三次流体出口室29、第3
の管板20、熱交換室30、第4の管板22、三次流体
入口室31、第5の管板24を貫通して第1のモニタガ
ス室28と第2のモニタガス室32とを連通するモニタ
ガス流通管37と、中間部がモニタガス流通管37の内
部に該モニタガス流通管37の内側部との間にモニタガ
ス流路39が形成されるように設置され且つ一端寄りの
部分が第1のモニタガス室28、第1の管板16を貫通
しまた他端寄りの部分が第2のモニタガス室32、第6
の管板26を貫通して一次流体入口室27と一次流体出
口室35とを連通する一次系伝熱管38と、前記の熱交
換器本体36の内部に配置され且つ第3の管板20、熱
交換室30、第4の管板22を貫通して三次流体出口室
29と三次流体入口室31とを連通する三次系伝熱管4
3と、前記の一次流体入口室27と熱交換器本体36の
外部とを連通する一次流体入口流路15と、前記の一次
流体出口室35と熱交換器本体36の外部とを連通する
一次流体出口流路34と、前記の三次流体入口室31と
熱交換器本体36の外部とを連通する三次流体入口流路
46と、前記の三次流体出口室29と熱交換器本体36
の外部とを連通する三次流体出口流路47と、前記の第
1のモニタガス室28と熱交換器本体36の外部とを連
通するモニタガス流通口48と、前記の第2のモニタガ
ス室32と熱交換器本体36の外部とを連通するモニタ
ガス流通口49と、モニタガス流通口48とモニタガス
流通口49とを連通し且つ水分・放射線検出器60及び
ポンプ61を有する管路58,59と、前記の水分・放
射線検出器60より出力される警報信号63に基づき作
動する警報装置62とを備えている。
め、本発明の熱交換器においては、一端より他端へ向っ
て順に一次流体入口室27、第1の管板16、第1のモ
ニタガス室28、第2の管板18、三次流体出口室2
9、第3の管板20、熱交換室30、第4の管板22、
三次流体入口室31、第5の管板24、第2のモニタガ
ス室32、第6の管板26、一次流体出口室35を有す
る熱交換器本体36と、該熱交換器本体36の内部に配
置され且つ第2の管板18、三次流体出口室29、第3
の管板20、熱交換室30、第4の管板22、三次流体
入口室31、第5の管板24を貫通して第1のモニタガ
ス室28と第2のモニタガス室32とを連通するモニタ
ガス流通管37と、中間部がモニタガス流通管37の内
部に該モニタガス流通管37の内側部との間にモニタガ
ス流路39が形成されるように設置され且つ一端寄りの
部分が第1のモニタガス室28、第1の管板16を貫通
しまた他端寄りの部分が第2のモニタガス室32、第6
の管板26を貫通して一次流体入口室27と一次流体出
口室35とを連通する一次系伝熱管38と、前記の熱交
換器本体36の内部に配置され且つ第3の管板20、熱
交換室30、第4の管板22を貫通して三次流体出口室
29と三次流体入口室31とを連通する三次系伝熱管4
3と、前記の一次流体入口室27と熱交換器本体36の
外部とを連通する一次流体入口流路15と、前記の一次
流体出口室35と熱交換器本体36の外部とを連通する
一次流体出口流路34と、前記の三次流体入口室31と
熱交換器本体36の外部とを連通する三次流体入口流路
46と、前記の三次流体出口室29と熱交換器本体36
の外部とを連通する三次流体出口流路47と、前記の第
1のモニタガス室28と熱交換器本体36の外部とを連
通するモニタガス流通口48と、前記の第2のモニタガ
ス室32と熱交換器本体36の外部とを連通するモニタ
ガス流通口49と、モニタガス流通口48とモニタガス
流通口49とを連通し且つ水分・放射線検出器60及び
ポンプ61を有する管路58,59と、前記の水分・放
射線検出器60より出力される警報信号63に基づき作
動する警報装置62とを備えている。
【0012】また、熱交換室30における熱交換効率を
より向上させるために、熱交換室30と熱交換器本体3
6の外部とを連通する二次流体入口流路44並びに二次
流体出口流路45を設け、ポンプ54を有する管路53
によって前記の二次流体入口流路44と二次流体出口流
路45とを連通させる構成を付加するか、あるいは、モ
ニタガス流通管37、一次系伝熱管38と三次系伝熱管
43との熱交換室30に位置する部分を、略同心の円筒
コイル状に形成するようにするとよい。
より向上させるために、熱交換室30と熱交換器本体3
6の外部とを連通する二次流体入口流路44並びに二次
流体出口流路45を設け、ポンプ54を有する管路53
によって前記の二次流体入口流路44と二次流体出口流
路45とを連通させる構成を付加するか、あるいは、モ
ニタガス流通管37、一次系伝熱管38と三次系伝熱管
43との熱交換室30に位置する部分を、略同心の円筒
コイル状に形成するようにするとよい。
【0013】
【作用】本発明においては、一次系伝熱管38の熱交換
室30に位置する部分をモニタガス流通管37によって
被覆しているので、熱膨張収縮や振動に起因する材料疲
労の度合いが他の部分に比べて高いと予想される熱交換
室30において、熱交換器本体36の外部への一次流体
の漏洩を阻止する障壁が、一次系伝熱管38とモニタガ
ス流通管37と三次系伝熱管43との三つとなり、熱交
換器の安全性が更に向上する。
室30に位置する部分をモニタガス流通管37によって
被覆しているので、熱膨張収縮や振動に起因する材料疲
労の度合いが他の部分に比べて高いと予想される熱交換
室30において、熱交換器本体36の外部への一次流体
の漏洩を阻止する障壁が、一次系伝熱管38とモニタガ
ス流通管37と三次系伝熱管43との三つとなり、熱交
換器の安全性が更に向上する。
【0014】また、万一、一次系伝熱管38の熱交換室
30に位置する部分において管に亀裂等の損傷が生じる
ことによって一次系伝熱管38の外部に放射性物質を含
有する一次流体が漏洩した際には、水分・放射線検出器
60から警報信号63が出力されることによって警報装
置62が作動する。
30に位置する部分において管に亀裂等の損傷が生じる
ことによって一次系伝熱管38の外部に放射性物質を含
有する一次流体が漏洩した際には、水分・放射線検出器
60から警報信号63が出力されることによって警報装
置62が作動する。
【0015】更に、熱交換室30と熱交換器本体36の
外部とを連通する二次流体入口流路44並びに二次流体
出口流路45を設け、ポンプ54を有する管路53によ
って前記の二次流体入口流路44と二次流体出口流路4
5とを連通させる構成を付加した場合には、ポンプ54
を作動させて熱交換室30に充填された二次流体を強制
的に循環させることによって、一次流体と三次流体との
間の熱交換効率をより向上させることができる。
外部とを連通する二次流体入口流路44並びに二次流体
出口流路45を設け、ポンプ54を有する管路53によ
って前記の二次流体入口流路44と二次流体出口流路4
5とを連通させる構成を付加した場合には、ポンプ54
を作動させて熱交換室30に充填された二次流体を強制
的に循環させることによって、一次流体と三次流体との
間の熱交換効率をより向上させることができる。
【0016】一方、モニタガス流通管37、一次系伝熱
管38と三次系伝熱管43との熱交換室30に位置する
部分を、略同心の円筒コイル状に形成するようにした場
合には、モニタガス流通管37、一次系伝熱管38と三
次系伝熱管43との有効伝熱面積が大きくなって一次流
体と三次流体との間の熱交換効率をより向上させること
ができる。
管38と三次系伝熱管43との熱交換室30に位置する
部分を、略同心の円筒コイル状に形成するようにした場
合には、モニタガス流通管37、一次系伝熱管38と三
次系伝熱管43との有効伝熱面積が大きくなって一次流
体と三次流体との間の熱交換効率をより向上させること
ができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【0018】図1及び図2は本発明の熱交換器の一実施
例を示すもので、図3と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしている。
例を示すもので、図3と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしている。
【0019】14は第1の端部部材であり、該第1の端
部部材14は、一端に一次流体入口流路15を有し且つ
他端が筒状に開口した中空構造に形成されている。
部部材14は、一端に一次流体入口流路15を有し且つ
他端が筒状に開口した中空構造に形成されている。
【0020】16は第1の管板、18は第2の管板、2
0は第3の管板、22は第4の管板、24は第5の管
板、26は第6の管板であり、これらの各管板16,1
8,20,22,24,26は、それぞれ前記の第1の
端部部材14の他端開口部と略等しい外径を有する円板
状に形成されている。
0は第3の管板、22は第4の管板、24は第5の管
板、26は第6の管板であり、これらの各管板16,1
8,20,22,24,26は、それぞれ前記の第1の
端部部材14の他端開口部と略等しい外径を有する円板
状に形成されている。
【0021】17は第1の胴部部材、19は第2の胴部
部材、21は第3の胴部部材、23は第4の胴部部材、
25は第5の胴部部材であり、これらの各胴部部材1
7,19,21,23,25は、それぞれ前記の第1の
端部部材14の他端開口部と略等しい内外径を有する筒
状に形成されている。
部材、21は第3の胴部部材、23は第4の胴部部材、
25は第5の胴部部材であり、これらの各胴部部材1
7,19,21,23,25は、それぞれ前記の第1の
端部部材14の他端開口部と略等しい内外径を有する筒
状に形成されている。
【0022】また、第3の胴部部材21の全長は、他の
胴部部材17,19,23,25に比べて長くなってい
る。
胴部部材17,19,23,25に比べて長くなってい
る。
【0023】第1の端部部材14の他端周縁部には、第
1の管板16の一側面縁部が密着固定されており、前記
の第1の端部部材14の内側面と第1の管板16の一側
面とによって一次流体入口室27を形成している。
1の管板16の一側面縁部が密着固定されており、前記
の第1の端部部材14の内側面と第1の管板16の一側
面とによって一次流体入口室27を形成している。
【0024】第1の管板16の他側面縁部には第1の胴
部部材17の一端周縁部が、また該第1の胴部部材17
の他端周縁部には第2の管板18の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第1の管板16の他側面と第1
の胴部部材17の内側面と第2の管板18の一側面とに
よって第1のモニタガス室28を形成している。
部部材17の一端周縁部が、また該第1の胴部部材17
の他端周縁部には第2の管板18の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第1の管板16の他側面と第1
の胴部部材17の内側面と第2の管板18の一側面とに
よって第1のモニタガス室28を形成している。
【0025】第2の管板18の他側面縁部には第2の胴
部部材19の一端周縁部が、また該第2の胴部部材19
の他端周縁部には第3の管板20の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第2の管板18の他側面と第2
の胴部部材19の内側面と第3の管板20の一側面とに
よって三次流体出口室29を形成している。
部部材19の一端周縁部が、また該第2の胴部部材19
の他端周縁部には第3の管板20の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第2の管板18の他側面と第2
の胴部部材19の内側面と第3の管板20の一側面とに
よって三次流体出口室29を形成している。
【0026】第3の管板20の他側面縁部には第3の胴
部部材21の一端周縁部が、また該第3の胴部部材21
の他端周縁部には第4の管板22の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第3の管板20の他側面と第3
の胴部部材21の内側面と第4の管板22の一側面とに
よって熱交換室30を形成している。
部部材21の一端周縁部が、また該第3の胴部部材21
の他端周縁部には第4の管板22の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第3の管板20の他側面と第3
の胴部部材21の内側面と第4の管板22の一側面とに
よって熱交換室30を形成している。
【0027】第4の管板22の他側面縁部には第4の胴
部部材23の一端周縁部が、また該第4の胴部部材23
の他端周縁部には第5の管板24の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第4の管板22の他側面と第4
の胴部部材23の内側面と第5の管板24の一側面とに
よって三次流体入口室31を形成している。
部部材23の一端周縁部が、また該第4の胴部部材23
の他端周縁部には第5の管板24の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第4の管板22の他側面と第4
の胴部部材23の内側面と第5の管板24の一側面とに
よって三次流体入口室31を形成している。
【0028】第5の管板24の他側面縁部には第5の胴
部部材25の一端周縁部が、また該第5の胴部部材25
の他端周縁部には第6の管板26の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第5の管板24の他側面と第5
の胴部部材25の内側面と第6の管板26の一側面とに
よって第2のモニタガス室32を形成している。
部部材25の一端周縁部が、また該第5の胴部部材25
の他端周縁部には第6の管板26の一側面縁部がそれぞ
れ密着固着されており、第5の管板24の他側面と第5
の胴部部材25の内側面と第6の管板26の一側面とに
よって第2のモニタガス室32を形成している。
【0029】33は第2の端部部材であり、該第2の端
部部材33は、一端が筒状に開口し且つ他端に一次流体
出口流路34を有する中空構造に形成されおり、第2の
端部部材33の一端開口部は、前記の第1の端部部材1
4の他端開口部と略等しい内外径を有している。
部部材33は、一端が筒状に開口し且つ他端に一次流体
出口流路34を有する中空構造に形成されおり、第2の
端部部材33の一端開口部は、前記の第1の端部部材1
4の他端開口部と略等しい内外径を有している。
【0030】この第2の端部部材33の一端周縁部は前
記の第6の管板26の他側面縁部が密着固定されてお
り、第2の端部部材33の内側面と第6の管板26の他
側面とによって一次流体出口室35を形成している。
記の第6の管板26の他側面縁部が密着固定されてお
り、第2の端部部材33の内側面と第6の管板26の他
側面とによって一次流体出口室35を形成している。
【0031】本実施例では、上述した第1の端部部材1
4、第1の管板16、第1の胴部部材17、第2の管板
18、第2の胴部部材19、第3の管板20、第3の胴
部部材21、第4の管板22、第4の胴部部材23、第
5の管板24、第5の胴部部材25、第6の管板26、
第2の端部部材33によって、熱交換器本体36を形成
しており、該熱交換器本体36及び核融合炉本体1は、
遮蔽構造物4の内部に設置されている。
4、第1の管板16、第1の胴部部材17、第2の管板
18、第2の胴部部材19、第3の管板20、第3の胴
部部材21、第4の管板22、第4の胴部部材23、第
5の管板24、第5の胴部部材25、第6の管板26、
第2の端部部材33によって、熱交換器本体36を形成
しており、該熱交換器本体36及び核融合炉本体1は、
遮蔽構造物4の内部に設置されている。
【0032】37はモニタガス流通管であり、該モニタ
ガス流通管37は、前記の第2の管板18、三次流体出
口室29、第3の管板20、熱交換室30、第4の管板
22、三次流体入口室31、第5の管板24を貫通し
て、第1のモニタガス室28と第2のモニタガス室32
とを連通するようになっている。
ガス流通管37は、前記の第2の管板18、三次流体出
口室29、第3の管板20、熱交換室30、第4の管板
22、三次流体入口室31、第5の管板24を貫通し
て、第1のモニタガス室28と第2のモニタガス室32
とを連通するようになっている。
【0033】このモニタガス流通管37の第2の管板1
8、第3の管板20、第4の管板22、第5の管板24
を貫通する部分は、各管板18,20,22,24に形
成した管挿通孔にモニタガス流通管37を挿通させ、各
管板18,20,22,24の管挿通孔周縁部とモニタ
ガス流通管37の外側部とを溶接等の手段によって気密
に固着した構造になっている。
8、第3の管板20、第4の管板22、第5の管板24
を貫通する部分は、各管板18,20,22,24に形
成した管挿通孔にモニタガス流通管37を挿通させ、各
管板18,20,22,24の管挿通孔周縁部とモニタ
ガス流通管37の外側部とを溶接等の手段によって気密
に固着した構造になっている。
【0034】また、モニタガス流通管37の第3の管板
20と第4の管板22との間、すなわち熱交換室30に
位置する部分は、第3の胴部部材と同心の円筒コイル状
に形成されている。
20と第4の管板22との間、すなわち熱交換室30に
位置する部分は、第3の胴部部材と同心の円筒コイル状
に形成されている。
【0035】なお、図1において、モニタガス流通管3
7は1本のみだけ図示されているが、実際には多数設け
られている。
7は1本のみだけ図示されているが、実際には多数設け
られている。
【0036】38は一次系伝熱管であり、該一次系伝熱
管38は、中間部がモニタガス流通管37の内部に該モ
ニタガス流通管37の内側部との間にモニタガス流路3
9が形成されるように設置され且つ一端寄りの部分が第
1のモニタガス室28、第1の管板16を貫通し他端寄
りの部分が第2のモニタガス室32、第6の管板26を
貫通して一次流体入口室35と一次流体出口室35とを
連通するようになっている。
管38は、中間部がモニタガス流通管37の内部に該モ
ニタガス流通管37の内側部との間にモニタガス流路3
9が形成されるように設置され且つ一端寄りの部分が第
1のモニタガス室28、第1の管板16を貫通し他端寄
りの部分が第2のモニタガス室32、第6の管板26を
貫通して一次流体入口室35と一次流体出口室35とを
連通するようになっている。
【0037】この一次系伝熱管38の第1の管板16、
第3の管板26を貫通する部分は、各管板16,26に
形成した管挿通孔に一次系伝熱管38を挿通させ、各管
板16,26の管挿通孔周縁部と一次系伝熱管38の外
側部とを溶接等の手段によって気密に固着した構造にな
っている。
第3の管板26を貫通する部分は、各管板16,26に
形成した管挿通孔に一次系伝熱管38を挿通させ、各管
板16,26の管挿通孔周縁部と一次系伝熱管38の外
側部とを溶接等の手段によって気密に固着した構造にな
っている。
【0038】なお、図1において、一次系伝熱管38は
1本のみだけ図示されているが、実際には先に述べた各
モニタガス流通管37ごとに設けられている。
1本のみだけ図示されているが、実際には先に述べた各
モニタガス流通管37ごとに設けられている。
【0039】前述したモニタガス流通管37の内部に一
次系伝熱管38が設置されている部分には、図2に示す
ような二重構造管が用いられている。
次系伝熱管38が設置されている部分には、図2に示す
ような二重構造管が用いられている。
【0040】この二重構造管は、金属製の内部管40
と、該内部管40の外側面を被覆するように設けたワイ
ヤメッシュ材等の金属製通気材よりなるアニュラス部材
41と、該アニュラス部材41を介して前記の内部管4
0を被覆する外部管42によって形成されている。
と、該内部管40の外側面を被覆するように設けたワイ
ヤメッシュ材等の金属製通気材よりなるアニュラス部材
41と、該アニュラス部材41を介して前記の内部管4
0を被覆する外部管42によって形成されている。
【0041】すなわち、二重構造管の内部管40により
前記の一次系伝熱管38をなし、また、外部管42によ
り前記のモニタガス流通管37をなし、アニュラス部材
41の空隙部分によってモニタガス流路39を形成する
ようになっている。
前記の一次系伝熱管38をなし、また、外部管42によ
り前記のモニタガス流通管37をなし、アニュラス部材
41の空隙部分によってモニタガス流路39を形成する
ようになっている。
【0042】更に、図2に示す二重管に替えて、内部管
と、該内部管に外接する外部管と、内部管の外側面ある
いは外部管の内側面の少なくとも一方に形成した管長手
へ延びる溝部とを有する二重管を適用し、前記の溝部を
先に述べたモニタガス流路39とするようにしてもよ
い。
と、該内部管に外接する外部管と、内部管の外側面ある
いは外部管の内側面の少なくとも一方に形成した管長手
へ延びる溝部とを有する二重管を適用し、前記の溝部を
先に述べたモニタガス流路39とするようにしてもよ
い。
【0043】43は三次系伝熱管であり、該三次系伝熱
管43は、第3の管板20、熱交換室30、第4の管板
22を貫通して三次流体出口室29と三次流体入口室3
1とを連通するようになっている。
管43は、第3の管板20、熱交換室30、第4の管板
22を貫通して三次流体出口室29と三次流体入口室3
1とを連通するようになっている。
【0044】この三次系伝熱管43の第3の管板20、
第4の管板22を貫通する部分は、各管板20,22に
形成した管挿通孔に三次系伝熱管43を挿通させ、各管
板20,22の管挿通孔周縁部と三次系伝熱管43の外
側部とを溶接等の手段によって気密に固着した構造にな
っている。
第4の管板22を貫通する部分は、各管板20,22に
形成した管挿通孔に三次系伝熱管43を挿通させ、各管
板20,22の管挿通孔周縁部と三次系伝熱管43の外
側部とを溶接等の手段によって気密に固着した構造にな
っている。
【0045】また、三次系伝熱管43の第3の管板20
と第4の管板22との間、すなわち熱交換室30に位置
する部分は、先に述べたモニタガス流通管37(一次系
伝熱管38)と同心の円筒コイル状に形成されている。
と第4の管板22との間、すなわち熱交換室30に位置
する部分は、先に述べたモニタガス流通管37(一次系
伝熱管38)と同心の円筒コイル状に形成されている。
【0046】なお、図1において、三次系伝熱管43は
1本のみだけ図示されているが、実際には多数設けられ
ている。
1本のみだけ図示されているが、実際には多数設けられ
ている。
【0047】44は二次流体入口流路であり、該二次流
体入口流路44は、熱交換器本体36の外部と熱交換室
30とを連通するように第3の胴部部材21の一端寄り
の部分に設けられている。
体入口流路44は、熱交換器本体36の外部と熱交換室
30とを連通するように第3の胴部部材21の一端寄り
の部分に設けられている。
【0048】45は二次流体出口流路であり、該二次流
体出口流路45は、熱交換器本体36の外部と熱交換室
30とを連通するように第3の胴部部材21の他端寄り
の部分に設けられている。
体出口流路45は、熱交換器本体36の外部と熱交換室
30とを連通するように第3の胴部部材21の他端寄り
の部分に設けられている。
【0049】46は三次流体入口流路であり、該三次流
体入口流路46は、熱交換器本体36の外部と三次流体
入口室31とを連通するように第4の胴部部材23に設
けられている。
体入口流路46は、熱交換器本体36の外部と三次流体
入口室31とを連通するように第4の胴部部材23に設
けられている。
【0050】47は三次流体出口流路であり、該三次流
体出口流路47は、熱交換器本体36の外部と三次流体
出口室29とを連通するように第2の胴部部材19に設
けられている。
体出口流路47は、熱交換器本体36の外部と三次流体
出口室29とを連通するように第2の胴部部材19に設
けられている。
【0051】48はモニタガス流通口であり、該モニタ
ガス流通口48は、熱交換器本体36の外部と第1のモ
ニタガス室28とを連通するように第1の胴部部材17
に設けられている。
ガス流通口48は、熱交換器本体36の外部と第1のモ
ニタガス室28とを連通するように第1の胴部部材17
に設けられている。
【0052】49はモニタガス流通口であり、該モニタ
ガス流通口49は、熱交換器本体36の外部と第2のモ
ニタガス室32とを連通するように第5の胴部部材25
に設けられている。
ガス流通口49は、熱交換器本体36の外部と第2のモ
ニタガス室32とを連通するように第5の胴部部材25
に設けられている。
【0053】50,51は管路であり、管路50は、核
融合炉本体1の一次流体出口と一次流体入口流路15と
を連通し、また、管路51は、ポンプ52を備え且つ一
次流体出口流路34と核融合炉本体1の一次流体入口と
を連通するようになっており、核融合炉本体1、管路5
0、一次流体入口流路15、一次流体入口室27、一次
系伝熱管38、一次流体出口室35、一次流体出口流路
34、管路51によって一次流体ループを形成してい
る。
融合炉本体1の一次流体出口と一次流体入口流路15と
を連通し、また、管路51は、ポンプ52を備え且つ一
次流体出口流路34と核融合炉本体1の一次流体入口と
を連通するようになっており、核融合炉本体1、管路5
0、一次流体入口流路15、一次流体入口室27、一次
系伝熱管38、一次流体出口室35、一次流体出口流路
34、管路51によって一次流体ループを形成してい
る。
【0054】この一次流体ループには、冷却材として水
(水蒸気)が前記のポンプ52により循環するようにな
っている。
(水蒸気)が前記のポンプ52により循環するようにな
っている。
【0055】53は管路であり、管路53は、ポンプ5
4を備え且つ二次流体出口流路45と二次流体入口流路
44とを連通しており、管路53、熱交換室30によっ
て二次流体ループを形成している。
4を備え且つ二次流体出口流路45と二次流体入口流路
44とを連通しており、管路53、熱交換室30によっ
て二次流体ループを形成している。
【0056】この二次流体ループには、冷却材として水
が前記のポンプ54により循環するようになっている。
が前記のポンプ54により循環するようになっている。
【0057】55,56は管路であり、管路55は、ポ
ンプ57を備え且つ海、湖沼、冷却用水池等の水中13
と三次流体入口流路46とを連通し、また、管路56
は、三次流体出口流路47と水中13とを連通するよう
になっており、水中13、管路55、三次流体出口流路
47、三次流体入口室31、三次系伝熱管43、三次流
体出口室29、三次流体出口流路47、管路56によっ
て三次流体ループを形成している。
ンプ57を備え且つ海、湖沼、冷却用水池等の水中13
と三次流体入口流路46とを連通し、また、管路56
は、三次流体出口流路47と水中13とを連通するよう
になっており、水中13、管路55、三次流体出口流路
47、三次流体入口室31、三次系伝熱管43、三次流
体出口室29、三次流体出口流路47、管路56によっ
て三次流体ループを形成している。
【0058】この三次流体ループには、冷却材として水
(海水)が前記のポンプ57により循環するようになっ
ている。
(海水)が前記のポンプ57により循環するようになっ
ている。
【0059】58,59は管路、60は水分・放射線検
出器であり、管路58は、ポンプ61を備え且つモニタ
ガス流通口49と水分・放射線検出器60のガス入口と
を連通し、また、管路59は、水分・放射線検出器60
のガス出口とモニタガス流通口48とを連通するように
なっており、モニタガス流通口48、第1のモニタガス
室28、モニタガス流路39、第2のモニタガス室3
2、モニタガス流通口49、管路58、水分・放射線検
出器60、管路59によってモニタガスループを形成し
ている。
出器であり、管路58は、ポンプ61を備え且つモニタ
ガス流通口49と水分・放射線検出器60のガス入口と
を連通し、また、管路59は、水分・放射線検出器60
のガス出口とモニタガス流通口48とを連通するように
なっており、モニタガス流通口48、第1のモニタガス
室28、モニタガス流路39、第2のモニタガス室3
2、モニタガス流通口49、管路58、水分・放射線検
出器60、管路59によってモニタガスループを形成し
ている。
【0060】このモニタガスループには、モニタガスと
してヘリウムガスがポンプ61により循環するようにな
っている。
してヘリウムガスがポンプ61により循環するようにな
っている。
【0061】62は警報装置であり、該警報装置62
は、前記の水分・放射線検出器60が検出する水分量あ
るいは放射線量が予め設定された値を超過した際に、該
水分・放射線検出器60より出力される警報信号63に
基づき作動するようになっている。
は、前記の水分・放射線検出器60が検出する水分量あ
るいは放射線量が予め設定された値を超過した際に、該
水分・放射線検出器60より出力される警報信号63に
基づき作動するようになっている。
【0062】なお、図1において、64は流路形成部材
をなす内筒、65はステーを示し、内筒64は、円筒コ
イル状に形成されたモニタガス流通管37(一次系伝熱
管38)と三次系伝熱管43の内方に位置するように熱
交換室30に配置され、また、ステー65は、モニタガ
ス流通管37と三次系伝熱管43とを前記の内筒64に
支持している。
をなす内筒、65はステーを示し、内筒64は、円筒コ
イル状に形成されたモニタガス流通管37(一次系伝熱
管38)と三次系伝熱管43の内方に位置するように熱
交換室30に配置され、また、ステー65は、モニタガ
ス流通管37と三次系伝熱管43とを前記の内筒64に
支持している。
【0063】以下、本実施例の作動を説明する。
【0064】核融合炉本体1において発生する熱を吸収
する際には、熱交換室30等の二次流体ループに冷却材
を充填したうえ、ポンプ52,54,57,61及び水
分・放射線検出器を稼働させる。
する際には、熱交換室30等の二次流体ループに冷却材
を充填したうえ、ポンプ52,54,57,61及び水
分・放射線検出器を稼働させる。
【0065】ポンプ52を稼働すると、一次流体ループ
の冷却材が、核融合炉本体1、管路50、一次流体入口
流路15、一次流体入口室27、一次系伝熱管38、一
次流体出口室35、一次流体出口流路34、管路51、
核融合炉本体1の順に循環する。
の冷却材が、核融合炉本体1、管路50、一次流体入口
流路15、一次流体入口室27、一次系伝熱管38、一
次流体出口室35、一次流体出口流路34、管路51、
核融合炉本体1の順に循環する。
【0066】また、ポンプ54が稼働すると、二次流体
ループの冷却材が、管路53、熱交換室30の順に循環
する。
ループの冷却材が、管路53、熱交換室30の順に循環
する。
【0067】更に、ポンプ57が稼働すると、三次流体
ループの冷却材が、水中13、管路55、三次流体入口
流路46、三次流体入口室31、三次系伝熱管43、三
次流体出口室29、三次流体出口流路47、管路56の
順に循環する。
ループの冷却材が、水中13、管路55、三次流体入口
流路46、三次流体入口室31、三次系伝熱管43、三
次流体出口室29、三次流体出口流路47、管路56の
順に循環する。
【0068】一方、ポンプ61が稼働すると、モニタガ
スループのモニタガスが、モニタガス流通口48、第1
のモニタガス室28、モニタガス流路39、第2のモニ
タガス室32、モニタガス流通口49、管路58、水分
・放射線検出器60、管路59の順に循環する。
スループのモニタガスが、モニタガス流通口48、第1
のモニタガス室28、モニタガス流路39、第2のモニ
タガス室32、モニタガス流通口49、管路58、水分
・放射線検出器60、管路59の順に循環する。
【0069】このとき、熱交換室30において、一次系
伝熱管38を流通する核融合炉本体1によって昇温され
た一次流体ループの冷却材の熱が、一次系伝熱管38
(内部管40)、(アニュラス部材41)、モニタガス
流通管37(外部管42)、熱交換室30に存在してい
る二次流体ループの冷却材、三次系伝熱管43を介し
て、該三次系伝熱管43を流通する三次流体ループの冷
却材に伝達される。
伝熱管38を流通する核融合炉本体1によって昇温され
た一次流体ループの冷却材の熱が、一次系伝熱管38
(内部管40)、(アニュラス部材41)、モニタガス
流通管37(外部管42)、熱交換室30に存在してい
る二次流体ループの冷却材、三次系伝熱管43を介し
て、該三次系伝熱管43を流通する三次流体ループの冷
却材に伝達される。
【0070】従って、核融合炉本体1によって昇温され
た一次流体ループの冷却材は、一次系伝熱管38を流通
する際に熱を放出し、この熱を放出した冷却材が再度核
融合炉本体1に対して供給され、また同時に、三次流体
ループの冷却材は、三次系伝熱管43を流通する際に熱
を吸収し、この熱を吸収した冷却材が水中へ放出され
る。
た一次流体ループの冷却材は、一次系伝熱管38を流通
する際に熱を放出し、この熱を放出した冷却材が再度核
融合炉本体1に対して供給され、また同時に、三次流体
ループの冷却材は、三次系伝熱管43を流通する際に熱
を吸収し、この熱を吸収した冷却材が水中へ放出され
る。
【0071】このようにして一次流体ループの冷却材と
三次流体ループの冷却材との間で熱交換を行う本実施例
においては、有効伝熱面積を可能な限り大きくするため
に円筒コイル状に形成した一次系伝熱管38の熱交換室
30に位置する部分をモニタガス流通管37によって被
覆しているので、熱膨張収縮や振動に起因する材料疲労
の度合いが他の部分に比べて高いと予想される熱交換室
30において、熱交換器本体36の外部へのトリチウム
を有する冷却材の漏洩を阻止する障壁が、一次系伝熱管
38とモニタガス流通管37と三次系伝熱管43との三
つとなり、熱交換器の安全性が更に向上する。
三次流体ループの冷却材との間で熱交換を行う本実施例
においては、有効伝熱面積を可能な限り大きくするため
に円筒コイル状に形成した一次系伝熱管38の熱交換室
30に位置する部分をモニタガス流通管37によって被
覆しているので、熱膨張収縮や振動に起因する材料疲労
の度合いが他の部分に比べて高いと予想される熱交換室
30において、熱交換器本体36の外部へのトリチウム
を有する冷却材の漏洩を阻止する障壁が、一次系伝熱管
38とモニタガス流通管37と三次系伝熱管43との三
つとなり、熱交換器の安全性が更に向上する。
【0072】また、万一、一次系伝熱管38の熱交換室
30に位置する部分において管に亀裂等の損傷が生じる
ことによって一次系伝熱管38の外部にトリチウムを含
有する冷却材が漏洩すると、モニタガスループを流通す
るモニタガスの水分量及び放射線量が増加する。
30に位置する部分において管に亀裂等の損傷が生じる
ことによって一次系伝熱管38の外部にトリチウムを含
有する冷却材が漏洩すると、モニタガスループを流通す
るモニタガスの水分量及び放射線量が増加する。
【0073】このモニタガスループを循環するモニタガ
ス中の水分量及び放射線量は、前記の水分・放射線検出
器60によって常時モニタされており、上記のように一
次系伝熱管38の外部に冷却材が漏洩した際には、水分
・放射線検出器60から警報信号63が出力されること
によって警報装置62が作動し、熱交換器の運転管理者
に対して一次系伝熱管38に損傷が発生したことを告知
するので、一次系伝熱管38に損傷が発生したことを確
実に認識できる。
ス中の水分量及び放射線量は、前記の水分・放射線検出
器60によって常時モニタされており、上記のように一
次系伝熱管38の外部に冷却材が漏洩した際には、水分
・放射線検出器60から警報信号63が出力されること
によって警報装置62が作動し、熱交換器の運転管理者
に対して一次系伝熱管38に損傷が発生したことを告知
するので、一次系伝熱管38に損傷が発生したことを確
実に認識できる。
【0074】なお、本発明の熱交換器は、上述した実施
例のみに限定されるものではなく、一次系伝熱管38を
流通する冷却材(一次流体)と三次系伝熱管を流通する
冷却材(三次流体)の温度条件等により熱交換室30に
充填された冷却材(二次流体)の自然対流のみだけで所
定の熱交換を行うことができる場合において、二次流体
入口流路44、二次流体出口流路45、管路53、ポン
プ54の設置を省略すること、モニタガス流通管37、
一次系伝熱管38と三次系伝熱管43との熱交換室30
に位置する部分を円筒コイル状でなく直管状に形成する
こと、モニタガスにヘリウム以外の不活性ガスを用いる
ようにすること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例のみに限定されるものではなく、一次系伝熱管38を
流通する冷却材(一次流体)と三次系伝熱管を流通する
冷却材(三次流体)の温度条件等により熱交換室30に
充填された冷却材(二次流体)の自然対流のみだけで所
定の熱交換を行うことができる場合において、二次流体
入口流路44、二次流体出口流路45、管路53、ポン
プ54の設置を省略すること、モニタガス流通管37、
一次系伝熱管38と三次系伝熱管43との熱交換室30
に位置する部分を円筒コイル状でなく直管状に形成する
こと、モニタガスにヘリウム以外の不活性ガスを用いる
ようにすること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱交換器に
よれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
よれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0076】(1)本発明の請求項1から請求項3に記
載した熱交換器のいずれにおいても、一次系伝熱管38
の熱交換室30に位置する部分をモニタガス流通管37
によって被覆しているので、熱膨張収縮や振動に起因す
る材料疲労の度合いが他の部分に比べて高いと予想され
る熱交換室30において、熱交換器本体36の外部へ一
次流体の漏洩を阻止する障壁が、一次系伝熱管38とモ
ニタガス流通管37と三次系伝熱管43との三つとな
り、熱交換器の安全性が更に向上させることができる。
載した熱交換器のいずれにおいても、一次系伝熱管38
の熱交換室30に位置する部分をモニタガス流通管37
によって被覆しているので、熱膨張収縮や振動に起因す
る材料疲労の度合いが他の部分に比べて高いと予想され
る熱交換室30において、熱交換器本体36の外部へ一
次流体の漏洩を阻止する障壁が、一次系伝熱管38とモ
ニタガス流通管37と三次系伝熱管43との三つとな
り、熱交換器の安全性が更に向上させることができる。
【0077】(2)本発明の請求項1から請求項3に記
載した熱交換器のいずれにおいても、万一、一次系伝熱
管38の熱交換室30に位置する部分において管に亀裂
等の損傷が生じることによって一次系伝熱管38の外部
に放射性物質を含有する一次流体が漏洩した際には、水
分・放射線検出器60から警報信号63が出力されるこ
とによって警報装置62が作動するので、一次系伝熱管
38に損傷が発生したことを確実に認識することができ
る。
載した熱交換器のいずれにおいても、万一、一次系伝熱
管38の熱交換室30に位置する部分において管に亀裂
等の損傷が生じることによって一次系伝熱管38の外部
に放射性物質を含有する一次流体が漏洩した際には、水
分・放射線検出器60から警報信号63が出力されるこ
とによって警報装置62が作動するので、一次系伝熱管
38に損傷が発生したことを確実に認識することができ
る。
【0078】(3)本発明の請求項2に記載した熱交換
器においては、ポンプ54によって熱交換室30に充填
した二次流体を強制的に循環させるので、一次流体と三
次流体との間の熱交換効率をより向上させることができ
る。
器においては、ポンプ54によって熱交換室30に充填
した二次流体を強制的に循環させるので、一次流体と三
次流体との間の熱交換効率をより向上させることができ
る。
【0079】(4)本発明の請求項3に記載した熱交換
器においては、モニタガス流通管37、一次系伝熱管3
8と三次系伝熱管43との熱交換室30に位置する部分
を略同心の円筒コイル状に形成しているので、モニタガ
ス流通管37、一次系伝熱管38と三次系伝熱管43と
の有効伝熱面積が大きくなって一次流体と三次流体との
間の熱交換効率をより向上させることができる。
器においては、モニタガス流通管37、一次系伝熱管3
8と三次系伝熱管43との熱交換室30に位置する部分
を略同心の円筒コイル状に形成しているので、モニタガ
ス流通管37、一次系伝熱管38と三次系伝熱管43と
の有効伝熱面積が大きくなって一次流体と三次流体との
間の熱交換効率をより向上させることができる。
【図1】本発明の熱交換器の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の熱交換器の一実施例におけるモニタガ
ス流通管に一次系伝熱管を挿通させた部分に適用する二
重構造管の一例を示す部分切断斜視図である。
ス流通管に一次系伝熱管を挿通させた部分に適用する二
重構造管の一例を示す部分切断斜視図である。
【図3】従来の熱交換器の一例を示す概念図である。
15 一次流体入口流路 16 第1の管板 18 第2の管板 20 第3の管板 22 第4の管板 24 第5の管板 26 第6の管板 27 一次流体入口室 28 第1のモニタガス室 29 三次流体出口室 30 熱交換室 31 三次流体入口室 32 第2のモニタガス室 34 一次流体出口流路 35 一次流体出口室 36 熱交換器本体 37 モニタガス流通管 38 一次系伝熱管 39 モニタガス流路 43 三次系伝熱管 44 二次流体入口流路 45 二次流体出口流路 46 三次流体入口流路 47 三次流体出口流路 48,49 モニタガス流通口 53,58,59 管路 54,61 ポンプ 60 水分・放射線検出器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−15001(JP,A) 特開 平1−256791(JP,A) 特開 平4−203896(JP,A) 実開 昭58−181174(JP,U) 実開 昭62−192091(JP,U) 特公 昭44−27424(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 7/16 F28F 1/00 F28F 9/00 G21D 1/00 F28D 21/00
Claims (3)
- 【請求項1】 一端より他端へ向って順に一次流体入口
室(27)、第1の管板(16)、第1のモニタガス室
(28)、第2の管板(18)、三次流体出口室(2
9)、第3の管板(20)、熱交換室(30)、第4の
管板(22)、三次流体入口室(31)、第5の管板
(24)、第2のモニタガス室(32)、第6の管板
(26)、一次流体出口室(35)を有する熱交換器本
体(36)と、該熱交換器本体(36)の内部に配置さ
れ且つ第2の管板(18)、三次流体出口室(29)、
第3の管板(20)、熱交換室(30)、第4の管板
(22)、三次流体入口室(31)、第5の管板(2
4)を貫通して第1のモニタガス室(28)と第2のモ
ニタガス室(32)とを連通するモニタガス流通管(3
7)と、中間部がモニタガス流通管(37)の内部に該
モニタガス流通管(37)の内側部との間にモニタガス
流路(39)が形成されるように設置され且つ一端寄り
の部分が第1のモニタガス室(28)、第1の管板(1
6)を貫通しまた他端寄りの部分が第2のモニタガス室
(32)、第6の管板(26)を貫通して一次流体入口
室(27)と一次流体出口室(35)とを連通する一次
系伝熱管(38)と、前記の熱交換器本体(36)の内
部に配置され且つ第3の管板(20)、熱交換室(3
0)、第4の管板(22)を貫通して三次流体出口室
(29)と三次流体入口室(31)とを連通する三次系
伝熱管(43)と、前記の一次流体入口室(27)と熱
交換器本体(36)の外部とを連通する一次流体入口流
路(15)と、前記の一次流体出口室(35)と熱交換
器本体(36)の外部とを連通する一次流体出口流路
(34)と、前記の三次流体入口室(31)と熱交換器
本体(36)の外部とを連通する三次流体入口流路(4
6)と、前記の三次流体出口室(29)と熱交換器本体
(36)の外部とを連通する三次流体出口流路(47)
と、前記の第1のモニタガス室(28)と熱交換器本体
(36)の外部とを連通するモニタガス流通口(48)
と、前記の第2のモニタガス室(32)と熱交換器本体
(36)の外部とを連通するモニタガス流通口(49)
と、モニタガス流通口(48)とモニタガス流通口(4
9)とを連通し且つ水分・放射線検出器(60)及びポ
ンプ(61)を有する管路(58)(59)と、前記の
水分・放射線検出器(60)より出力される警報信号
(63)に基づき作動する警報装置(62)とを備えて
なることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 熱交換室(30)と熱交換器本体(3
6)の外部とを連通する二次流体入口流路(44)並び
に二次流体出口流路(45)を設け、ポンプ(54)を
有する管路(53)によって前記の二次流体入口流路
(44)と二次流体出口流路(45)とを連通させたこ
とを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項3】 モニタガス流通管(37)、一次系伝熱
管(38)と三次系伝熱管(43)との熱交換室(3
0)に位置する部分を、略同心の円筒コイル状に形成し
たことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の
熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03600094A JP3280793B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03600094A JP3280793B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07243777A JPH07243777A (ja) | 1995-09-19 |
JP3280793B2 true JP3280793B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=12457526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03600094A Expired - Fee Related JP3280793B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280793B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102545280B1 (ko) * | 2020-12-03 | 2023-06-20 | 한국수력원자력 주식회사 | 원전 증기발생기 전열관 누설 감지 시스템 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP03600094A patent/JP3280793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07243777A (ja) | 1995-09-19 |
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