JP3280350B2 - 塗布剤の塗布装置 - Google Patents

塗布剤の塗布装置

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JP3280350B2
JP3280350B2 JP20542799A JP20542799A JP3280350B2 JP 3280350 B2 JP3280350 B2 JP 3280350B2 JP 20542799 A JP20542799 A JP 20542799A JP 20542799 A JP20542799 A JP 20542799A JP 3280350 B2 JP3280350 B2 JP 3280350B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接着剤やクリームは
んだ等の塗布剤をプリント基板の上面に対し正規に塗布
するに際し、この正規の塗布に先立って、試し塗布を可
能とさせる塗布剤の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板の上面にチップ部品
を取り付ける場合には、塗布装置により、接着剤やクリ
ームはんだ等の塗布剤を上記プリント基板の上面に正規
に塗布し、この塗布剤により上記プリント基板の上面に
対しチップ部品の貼付を行っている。
【0003】上記塗布装置には、従来、次のように構成
されたものがある。
【0004】即ち、ほぼ水平な姿勢とされたプリント基
板を搬送して所定位置に位置させる搬送手段と、上記所
定位置のプリント基板の上面に対し、チップ部品貼付用
の塗布剤をノズル部を通し押し出してこの塗布剤を正規
に塗布可能とする塗布機とが設けられている。
【0005】そして、上記プリント基板の上面に、正規
に塗布された塗布剤によりチップ部品が貼付される。
【0006】ところで、通常、上記塗布剤は大きい粘性
を有すると共に、外気に触れると容易に硬化するもので
ある。このため、上記塗布機によりそのノズル部を通し
て塗布を行った後、ある期間を置いてから上記塗布機に
より再び正規の塗布を行なおうとすると、塗布剤が上記
ノズル部で硬化したことにより、詰って出にくくなった
り、各塗布位置に対する塗布が不均一になって、プリン
ト基板に対するチップ部品の貼付の強度にばらつきが生
じるおそれがある。
【0007】そこで、上記プリント基板の上面に対する
塗布剤の正規の塗布がより均一に行われるようにするた
め、従来、平面視で、上記所定位置のプリント基板の外
方に配設されて上記塗布機のノズル部を通し塗布剤が試
し塗布可能とされる被試し塗布体を設け、この被試し塗
布体の上方位置から上記プリント基板の上方位置に向っ
て上記ノズル部を相対的に移動可能としたものが提案さ
れている。
【0008】そして、この構成によれば、上記プリント
基板に対する正規の塗布に先立って、上記被試し塗布体
の被試し塗布面に対し試し塗布をすることができ、これ
により、所望の正規の塗布ができるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記従来
の技術によれば、被試し塗布体の被試し塗布面の面積は
所定の大きさに定められているため、上記ノズル部で塗
布剤がより硬化した場合などに、上記被試し塗布面に多
数回の試し塗布をしようとすると、上記被試し塗布面の
面積が不足するおそれが生じる。そして、このときに
は、この被試し塗布体を別部材の新しいものに交換する
ことが考えられるが、これでは試し塗布の作業が煩雑に
なる。
【0010】そこで、上記被試し塗布面を面積が大きい
ものにしておくことも考えられる。しかし、このように
すると、この被試し塗布面への試し塗布が少数回で足り
る場合には、被試し塗布面に、試し塗布がされない部分
が大きく残されるという無駄が生じることとなる。
【0011】また、上記したように、被試し塗布面の面
積を大きくした場合に、この被試し塗布面の全体にわた
り塗布剤の試し塗布をしようとすると、上記被試し塗布
面の大きさに伴って上記ノズル部の動作範囲が大きくな
り、その分、試し塗布の迅速な作業が阻害されるおそれ
を生じる。
【0012】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、被試し塗布体の被試し塗布面に対す
る試し塗布の作業が容易にできるようにすることを目的
とする。
【0013】また、上記目的を達成するようにした場合
でも、被試し塗布面に対し試し塗布をしない部分が大き
く残されてこの被試し塗布面に大きい無駄が生じる、と
いうことが生じないようにし、かつ、上記被試し塗布面
に対する試し塗布の作業が迅速にできるようにすること
を目的とする。
【0014】
【発明の構成】上記目的を達成するためのこの発明の特
徴とするところは、次の如くである。
【0015】請求項1の発明は、ほぼ水平な姿勢とされ
たプリント基板1を搬送して所定位置(以下、これを
「所定位置」と表現する)に位置させる搬送手段と、上
記「所定位置」のプリント基板1の上面に対し、チップ
部品貼付用の塗布剤21をノズル部20を通し押し出し
てこの塗布剤21を正規に塗布可能とする塗布機19
と、平面視で、上記「所定位置」のプリント基板1の外
方に配設されて上記塗布機19のノズル部20を通し塗
布剤21′が試し塗布可能とされる被試し塗布体23と
を設け、この被試し塗布体23の上方位置から上記プリ
ント基板1の上方位置に向って上記ノズル部20を相対
的に移動可能とした塗布剤の塗布装置において、
【0016】上記被試し塗布体23が、上記塗布剤2
1′を試し塗布可能とさせる被試し塗布面32と、この
被試し塗布面32を移動させるよう駆動する駆動手段2
9とを備え、上記「所定位置」のプリント基板1に対す
る相対的な他の所定位置(以下、これを「他の所定位
置」と表現する)に上記駆動手段29の駆動により被試
し塗布面32の少なくとも一部分を位置させてこの一部
分に上記試し塗布をさせるようにし
【0017】上記被試し塗布面32に試し塗布された塗
布剤21′を上記被試し塗布面32から除去する除去手
段(33,34,36〜39)を設け、上記塗布剤2
1′が除去された上記被試し塗布面の一部分に、上記塗
布機19のノズル部20を通し塗布剤21′を試し塗布
可能としたものである。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、平面視で、上記「所定位置」に位置させられたプリ
ント基板1の外方近傍に上記「他の所定位置」に位置さ
せられる上記被試し塗布面32の一部分を配設したもの
である。
【0019】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記被試し塗布面32に、上記駆動手
段29による移動と、停止とを交互にさせるようにし、
この停止時の上記被試し塗布面32の一部分に試し塗布
をさせるようにしたものである。
【0020】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0021】請求項1の発明によれば、「所定位置」に
位置決めされたプリント基板1の上面に対し、塗布機1
9により塗布剤21を正規に塗布しようとするときに
は、まず、上記正規の塗布に先立って、上記被試し塗布
体23の被試し塗布面32の一部分に塗布剤21′を試
し塗布させ、この試し塗布の塗布剤21′が適正である
ことを確認してから、上記した正規の塗布をすればよ
い。
【0022】上記の場合、ノズル部20で塗布剤21が
より硬化した場合などに、上記被試し塗布面32に多数
回の試し塗布をしようとすると、上記被試し塗布面32
の一部分だけでは面積が不足するおそれが生じる。
【0023】そこで、上記したように不足が生じた場合
には、駆動手段29の駆動により、被試し塗布面32を
移動させ、この移動により再びその一部分を上記「他の
所定位置」に位置させて、この新たな一部分に対し上記
した試し塗布を続ければよい。
【0024】よって、上記被試し塗布面32に多数回の
試し塗布をしようとするとき、被試し塗布面32の一部
分の面積が不足しても、単に駆動手段29の駆動により
被試し塗布面32を移動させれば、これにより、上記
「他の所定位置」に位置させられた新たな被試し塗布面
32の一部分によって、試し塗布のための面積の不足が
補われる
【0025】また、上記被試し塗布面32に試し塗布さ
れた塗布剤21′を上記被試し塗布面32から除去する
除去手段を設け、上記塗布剤21′が除去された上記被
試し塗布面の一部分に、上記塗布機19のノズル部20
を通し塗布剤21′を試し塗布可能としてある。
【0026】このため、上記被試し塗布体23の被試し
塗布面32に対する多数回の試し塗布により、この被試
し塗布面32上に試し塗布の塗布剤21′が満ちて、そ
れ以上の試し塗布ができなくなった場合には、上記除去
手段により上記被試し塗布面32から試し塗布の塗布剤
21′を除去すればよく、これにより、上記被試し塗布
面32に対し試し塗布を繰り返しすることができる。
【0027】よって、上記被試し塗布面32に試し塗布
の塗布剤21′が満ちる毎に、上記被試し塗布体23を
使い捨てして、新しいものに交換する、ということは不
要である。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0029】図2から図4において、符号1はプリント
基板で、図で示す装置は、ほぼ水平な姿勢とされたプリ
ント基板1の上面にチップ部品を貼付するに際し、この
プリント基板1の上面に接着剤やクリームはんだ等の塗
布剤を塗布するためのものである。
【0030】なお、説明の便宜上、図2中矢印Frの方
向を前方とし、下記する左右とは上記前方に向っての方
向をいうものとする。
【0031】上記プリント基板1を搬送して「所定位
置」に位置させる搬送手段が設けられている。この搬送
手段は、上記プリント基板1をほぼ水平な一方向である
前方に搬送させるコンベア2を備えている。このコンベ
ア2は前後方向に延びる左右一対のコンベアフレーム
3,3を有し、この各コンベアフレーム3には前方に向
って移動する無端式コンベアベルト4の往動側が支承さ
れている。そして、上記左右コンベアベルト4,4上に
プリント基板1が支持されて前方に搬送されるようにな
っている。また、上記コンベアベルト4の上方近傍には
ストッパ5が設けられている。
【0032】上記プリント基板1が、図2中実線矢印で
示すように前進して実線図示の位置に達したとき、これ
を検出する入口センサー6が設けられる。また、この入
口センサー6の前方で左側コンベアフレーム3には主ス
トッパ7が昇降自在に設けられている。
【0033】同上図2中仮想線矢印で示すように、コン
ベア2によって搬送されたプリント基板1が同上図2中
二点鎖線図示の所定位置に達したとき、上記入口センサ
ー6の検出信号により上昇させられていた上記主ストッ
パ7により、それ以上の前方への搬送が停止させられる
ようになっている。
【0034】上記プリント基板1の左側縁には前後一対
の位置決め孔8,8が形成され、かつ、上記主ストッパ
7の後方には上記各位置決め孔8に係脱自在に嵌合する
位置決め突起9が設けられ、この位置決め突起9は左側
のコンベアフレーム3に取り付けられた空気圧式の第1
シリンダ10によって昇降自在とされている。
【0035】上記左右コンベアフレーム3,3を結ぶ連
結フレーム11が設けられている。上記コンベア2によ
るプリント基板1の搬送途中における上記所定位置のプ
リント基板1(前記図2中二点鎖線)の下方には、昇降
自在とされる押し上げ体12が設けられている。この押
し上げ体12の主体はほぼ水平に延びて昇降するプッシ
ュアッププレートで構成されている。
【0036】上記押し上げ体12は、平面視で、上記左
右コンベアフレーム3,3の間に配設され、上記連結フ
レーム11に取り付けられた第2シリンダ13により昇
降自在に支持されている。また、上記押し上げ体12は
その主体である上記プッシュアッププレートの上面に突
設される前後一対のプッシュアップピン15,15を備
えている。これら各プッシュアップピン15は、軸心が
垂直で、ボルト16により上記プッシュアッププレート
の上面に着脱自在に取り付けられ、上記各プッシュアッ
プピン15の各突出端はその上下位置が調整自在とされ
ている。
【0037】前記したように、コンベア2で搬送された
プリント基板1が図2中仮想線で示す前記所定位置に達
したとき、これを検出する位置センサー17が設けられ
ている。この位置センサー17の検出により、まず、第
1シリンダ10が作動して、各位置決め突起9,9が図
4中一点鎖線と矢印Aとで示すように上昇し、これらが
各位置決め孔8に係合すると共に、プリント基板1を前
記ストッパ5に当接するまで押し上げることとされてい
る。これにより、プリント基板1の前後、および上下方
向の位置決めがなされる。
【0038】次に、第2シリンダ13が作動して上記押
し上げ体12が上昇動作し、同上図4中一点鎖線と矢印
Bとで示すように、この押し上げ体12のプッシュアッ
プピン15がプリント基板1を全体的に所定高さにまで
押し上げることとされ、これにより、プリント基板1の
左右中途部の下方への撓みが矯正されてプリント基板1
はその上面が全体としてほぼ水平となるような水平姿勢
とされる。これにより、上記プリント基板1が前記「所
定位置」に位置させられる。
【0039】不図示のロボットには塗布機19が取り付
けられており、この塗布機19のノズル部20を通して
チップ部品貼付用の塗布剤21,21′が押し出し可能
とされている。そして、上記「所定位置」に位置させら
れた上記プリント基板1の上面に対し、上記したよう
に、塗布機19により、塗布剤21が上記ノズル部20
を通し押されて、正規に塗布可能とされている。
【0040】上記塗布機19による上記プリント基板1
の上面に対する塗布剤21の正規の塗布に先立って、上
記塗布機19のノズル部20を通して塗布剤21′を試
し塗布可能とさせる試し塗布装置が設けられている。
【0041】図1から図7において、上記試し塗布装置
は、前記押し上げ体12のプッシュアッププレートに取
り付けられる被試し塗布体23を備えている。この被試
し塗布体23は、平面視で、上記「所定位置」のプリン
ト基板1の外方近傍であるこのプリント基板1の後側に
配設され、上記被試し塗布体23に対し、上記塗布機1
9のノズル部20を通し塗布剤21′が試し塗布可能と
されている。また、上記ノズル部20は、上記被試し塗
布体23の被試し塗布面32の上方位置から上記「所定
位置」のプリント基板1の上方位置に向って相対的に移
動可能とされている。
【0042】上記押し上げ体12への被試し塗布体23
の取り付け構成につき、詳しく説明すると、上記プッシ
ュアッププレートに第1締結手段24により着脱自在に
第1ブラケット25がねじ止めされ、上記第1締結手段
24が長孔を有することにより第1ブラケット25は、
その左右位置が調整自在とされている。また、上記第1
ブラケット25には第2締結手段26により着脱自在に
第2ブラケット27がねじ止めされ、上記第2締結手段
26が長孔を有することにより第2ブラケット27は、
その上下位置が調整自在とされている。この上記第2ブ
ラケット27に上記被試し塗布体23が取り付けられて
いる。上記構成により、上記被試し塗布体23の上記押
し上げ体12に対する相対位置が左右、上下に調整自在
とされている。
【0043】上記被試し塗布体23は駆動手段29を備
え、この駆動手段29はその主体を構成する空気圧式の
ロータリシリンダと、このシリンダを内有するケーシン
グとを備え、このケーシングは2本のボルト30,30
により上記第2ブラケット27に着脱自在にねじ止めさ
れている。上記被試し塗布体23は、垂直な軸心回りに
回動(移動)自在となるよう、上記駆動手段29のケー
シングを介して上記押し上げ体12に支承される円形の
ターンテーブル31を有している。このターンテーブル
31は上記駆動手段29のロータリシリンダにより、1
80°の範囲で上記軸心回りに往復回動(移動)するよ
う駆動させられる。
【0044】上記被試し塗布体23の上記ターンテーブ
ル31の上面が被試し塗布面32とされ、この被試し塗
布面32に前記塗布機19により塗布剤21′が試し塗
布可能とされている。
【0045】上記被試し塗布面32に試し塗布された塗
布剤21′を上記被試し塗布面32から除去する除去手
段が設けられている。この除去手段につき説明すると、
上記被試し塗布面32には放射状に延びる排出溝33が
形成され、この排出溝33の底面は被試し塗布面32の
径方向外方に進むに従い下方に傾いている。また、上記
ターンテーブル31の外周部には、このターンテーブル
31と同軸上に円環状の受け皿部34が形成され、この
受け皿部34は上記各排出溝33の外端の下方に設けら
れている。
【0046】上記ターンテーブル31の前、後方にはそ
れぞれ支持アーム36,36が設けられ、この各支持ア
ーム36は前記ボルト30により駆動手段29のケーシ
ングに共締めされている。上記両支持アーム36,36
の上端にはスクレーパ37がボルト38により着脱自在
に架設され、このスクレーパ37は上記被試し塗布面3
2に近接(摺接を含む)し、この被試し塗布面32に沿
って延びている。また、上記スクレーパ37の前部には
補助スクレーパ39が一体成形され、この補助スクレー
パ39は上記被試し塗布面32に連なるターンテーブル
31の外周面に近接(摺接を含む)して設けられてい
る。上記各スクレーパ37,39は、上記支持アーム3
6等を介して上記押し上げ体12に取り付けられてい
る。
【0047】即ち、上記除去手段は、排出溝33、受け
皿部34、支持アーム36、スクレーパ37、ボルト3
8、および補助スクレーパ39を備えている。
【0048】特に図4において、前記第2シリンダ13
の作動により押し上げ体12が上昇動作してプリント基
板1が前記「所定位置」に位置させられたとき、上記押
し上げ体12と共に上昇した上記被試し塗布体23の上
記被試し塗布面32の少なくとも一部分は、上記駆動手
段29の駆動により上記「所定位置」のプリント基板1
に対する相対的な「他の所定位置」に位置させられるよ
うになっており、かつ、上記被試し塗布面32の上面
は、図4中一点鎖線で示すように、上記プリント基板1
の上面とほぼ同じ高さになることとされている。
【0049】上記被試し塗布面32は、上記駆動手段2
9による回動(移動)と、停止と交互にさせられるよ
うになっている。
【0050】図1,8において、上記停止時の上記被試
し塗布面32の一部分(図8で塗布剤21′が試し塗布
されている部分)に対し塗布機19のノズル部20によ
り、塗布剤21′の試し塗布が行われ、その後、塗布機
19のノズル部20は図4中一点鎖線で示した水平矢印
で示すように水平移動して、プリント基板1の所望上方
位置に位置させられ、そこで、塗布剤21の正規の塗布
が行われるようになっている。
【0051】図8において示されるように、被試し塗布
面32の停止時に上記した試し塗布によりこの被試し塗
布面32の一部分に塗布剤21′が所定量付着した後
は、図9中矢印Dで示すように、上記駆動手段29によ
りターンテーブル31が一方向に180°往回動させら
れる。すると、上記被試し塗布面32の一部分に塗布さ
れていた上記塗布剤21′はスクレーパ37により掻き
取られて、上記被試し塗布面32から除去され、被試し
塗布面32が清掃されることとなる。
【0052】次に、図10中矢印Eで示すように、駆動
手段29により上記とは逆にターンテーブル31を18
0°復回動させ、上記被試し塗布面32の清掃された一
部分を上記「他の所定位置」に位置させる。すると、上
記被試し塗布面32の新たな一部分に対し、再び試し塗
布が可能となる。
【0053】また、上記の場合、スクレーパ37で掻き
取られた塗布剤21′の塊は被試し塗布面32から受け
皿部34に直接落下して溜められ、もしくは排出溝33
内に落下してこれに案内されて同上受け皿部34に溜め
られる。
【0054】また、上記ターンテーブル31における上
記被試し塗布面32の外縁部に連なる外周面に付着した
塗布剤21′は補助スクレーパ39により掻き取られ、
これも同上受け皿部34に直接落下して溜められる。
【0055】以下、上記作動が繰り返されて試し塗布が
次々となされることとなる。なお、上記被試し塗布体2
3の作動は、塗布機19の動きに自動的に連動させても
よい。
【0056】
【発明の効果】この発明による効果は、次の如くであ
る。
【0057】請求項1の発明は、ほぼ水平な姿勢とされ
たプリント基板を搬送して「所定位置」に位置させる搬
送手段と、上記「所定位置」のプリント基板の上面に対
し、チップ部品貼付用の塗布剤をノズル部を通し押し出
してこの塗布剤を正規に塗布可能とする塗布機と、平面
視で、上記「所定位置」のプリント基板の外方に配設さ
れて上記塗布機のノズル部を通し塗布剤が試し塗布可能
とされる被試し塗布体とを設け、この被試し塗布体の上
方位置から上記プリント基板の上方位置に向って上記ノ
ズル部を相対的に移動可能とした塗布剤の塗布装置にお
いて、
【0058】上記被試し塗布体が、上記塗布剤を試し塗
布可能とさせる被試し塗布面と、この被試し塗布面を移
動させるよう駆動する駆動手段とを備え、上記「所定位
置」のプリント基板に対する相対的な「他の所定位置」
に上記駆動手段の駆動により被試し塗布面の少なくとも
一部分を位置させてこの一部分に上記試し塗布をさせる
ようにしてある。
【0059】このため、上記「所定位置」に位置決めさ
れたプリント基板の上面に対し、塗布機により塗布剤を
正規に塗布しようとするときには、まず、上記正規の塗
布に先立って、上記被試し塗布体の被試し塗布面の一部
分に塗布剤を試し塗布させ、この試し塗布の塗布剤が適
正であることを確認してから、上記した正規の塗布をす
ればよい。
【0060】上記の場合、ノズル部で塗布剤がより硬化
した場合などに、上記被試し塗布面に多数回の試し塗布
をしようとすると、上記被試し塗布面の一部分だけでは
面積が不足するおそれが生じる。
【0061】そこで、上記したように不足が生じた場合
には、駆動手段の駆動により、被試し塗布面を移動さ
せ、この移動により再びその一部分を上記「他の所定位
置」に位置させて、この新たな一部分に対し上記した試
し塗布を続ければよい。
【0062】よって、上記被試し塗布面に多数回の試し
塗布をしようとするとき、被試し塗布面の一部分の面積
が不足しても、単に駆動手段の駆動により被試し塗布面
を移動させれば、これにより、上記「他の所定位置」に
位置させられた新たな被試し塗布面の一部分によって、
試し塗布のための面積の不足が補われる
【0063】また、上記被試し塗布面に試し塗布された
塗布剤を上記被試し塗布面から除去する除去手段を設
け、上記塗布剤が除去された上記被試し塗布面の一部分
に、上記塗布機のノズル部を通し塗布剤を試し塗布可能
としてある。
【0064】このため、上記被試し塗布体の被試し塗布
面に対する多数回の試し塗布により、この被試し塗布面
上に試し塗布の塗布剤が満ちて、それ以上の試し塗布が
でき なくなった場合には、上記除去手段により上記被試
し塗布面から試し塗布の塗布剤を除去すればよく、これ
により、上記被試し塗布面に対し試し塗布を繰り返しす
ることができる。
【0065】よって、上記被試し塗布面に試し塗布の塗
布剤が満ちる毎に、上記被試し塗布体を使い捨てして、
新しいものに交換する、ということは不要であり、その
分、この試し塗布の作業が簡単になると共に、使い捨て
の被試し塗布体を生じさせないで、十分の試し塗布がで
る。
【0066】請求項2の発明は、平面視で、上記「所定
位置」に位置させられたプリント基板の外方近傍に上記
「他の所定位置」に位置させられる上記被試し塗布面の
一部分を配設してある。
【0067】このため、上記「他の所定位置」に位置さ
せられた被試し塗布面の一部分に対しノズル部により試
し塗布した後、上記「所定位置」のプリント基板の上方
に上記ノズル部を移動させて正規の塗布をする場合、上
記したようにプリント基板に対し「他の所定位置」に位
置させられる上記被試し塗布面の一部分が、上記プリン
ト基板の外方近傍に位置させられる分、上記被試し塗布
面の部分の上方位置から上記プリント基板の上方位置へ
のノズル部の移動は迅速にさせることができ、つまり、
試し塗布の作業が迅速にできることとなる。
【0068】請求項3の発明は、上記被試し塗布面に、
上記駆動手段による移動と、停止とを交互にさせるよう
にし、この停止時の上記被試し塗布面の一部分に試し塗
布をさせるようにしてある。
【0069】このため、ノズル部による試し塗布は、停
止した被試し塗布面の一部分に対しなされるため、上記
ノズル部と被試し塗布面との相対移動の制御が単純とな
り、よって、その分、試し塗布の作業が容易にできるこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のI‐I線矢視断面図である。
【図2】全体平面図である。
【図3】図2のIII‐III線矢視図である。
【図4】図3の部分拡大作用説明図である。
【図5】図2の部分拡大図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】斜視図である。
【図8】ターンテーブルとスクレーパの平面図で作用説
明図である。
【図9】ターンテーブルとスクレーパの平面図で作用説
明図である。
【図10】ターンテーブルとスクレーパの平面図で作用
説明図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 19 塗布機 20 ノズル部 21,21′ 塗布剤 23 被試し塗布体 29 駆動手段 32 被試し塗布面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/02 B23K 3/06 H05K 3/34 504 H05K 3/34 505

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平な姿勢とされたプリント基板を
    搬送して所定位置に位置させる搬送手段と、上記所定位
    置のプリント基板の上面に対し、チップ部品貼付用の塗
    布剤をノズル部を通し押し出してこの塗布剤を正規に塗
    布可能とする塗布機と、平面視で、上記所定位置のプリ
    ント基板の外方に配設されて上記塗布機のノズル部を通
    し塗布剤が試し塗布可能とされる被試し塗布体とを設
    け、この被試し塗布体の上方位置から上記プリント基板
    の上方位置に向って上記ノズル部を相対的に移動可能と
    した塗布剤の塗布装置において、 上記被試し塗布体が、上記塗布剤を試し塗布可能とさせ
    る被試し塗布面と、この被試し塗布面を移動させるよう
    駆動する駆動手段とを備え、上記所定位置のプリント基
    板に対する相対的な他の所定位置に上記駆動手段の駆動
    により被試し塗布面の少なくとも一部分を位置させてこ
    の一部分に上記試し塗布をさせるようにし 上記被試し塗布面に試し塗布された塗布剤を上記被試し
    塗布面から除去する除去手段を設け、上記塗布剤が除去
    された上記被試し塗布面の一部分に、上記塗布機のノズ
    ル部を通し塗布剤を試し塗布可能とし た塗布剤の塗布装
    置。
  2. 【請求項2】 平面視で、上記所定位置に位置させられ
    たプリント基板の外方近傍に上記他の所定位置に位置さ
    せられる上記被試し塗布面の一部分を配設した請求項1
    に記載の塗布剤の塗布装置。
  3. 【請求項3】 上記被試し塗布面に、上記駆動手段によ
    る移動と、停止とを交互にさせるようにし、この停止時
    の上記被試し塗布面の一部分に試し塗布をさせるように
    した請求項1、もしくは2に記載の塗布剤の塗布装置。
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