JP3279831B2 - 2値疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法 - Google Patents
2値疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法Info
- Publication number
- JP3279831B2 JP3279831B2 JP19636194A JP19636194A JP3279831B2 JP 3279831 B2 JP3279831 B2 JP 3279831B2 JP 19636194 A JP19636194 A JP 19636194A JP 19636194 A JP19636194 A JP 19636194A JP 3279831 B2 JP3279831 B2 JP 3279831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- symbol
- pixel
- value
- binary
- interest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
- G06T9/004—Predictors, e.g. intraframe, interframe coding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
列を用いて作成された2値シンボルからなる2値疑似階
調画像の符号化方法及び復号化方法に関するものであ
る。
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。文
献;安田浩編著、1991、「マルチメディア符号化の
国際標準」、丸善多値階調画像を閾値行列{Dxy}によ
る2値疑似階調画像の作成は以下のようにして行う。
た2値疑似階調画像の符号化方法を実施するための符号
化器の構成図である。
階調画像INの閾値{Dxy}により2値化された2値疑
似階調画像を記憶する2値疑似階調画像バッファ1、マ
ルコフ確率推定部2、及び算術符号構成部3を有してい
る。2値疑似階調画像バッファ1の出力側には、着目画
素mのシンボル出現確率ps を求めるマルコフ確率推定
部2、及び算術符号を作成する算術符号構成部3が接続
されている。マルコフ確率推定部2の出力側には、算術
符号構成部3が接続されている。算術符号構成部3から
は、算術符号Cが出力される。次に、図2を参照しつつ
従来の2値疑似階調画像の符号化方法を説明する。マル
コフ確率推定部2では、2値疑似階調画像バッファ1に
記憶された着目画素mの近傍の参照画素の集合であるテ
ンプレートtの画素のシンボルの状態毎に、着目画素m
のシンボル出現確率ps を求めて、このシンボル出現確
率ps を算術符号構成部3に出力する。算術符号構成部
3では、着目画素mのシンボル出現確率ps と着目画素
mのシンボルに基づいて算術符号Cを求め、伝送経路ま
たは蓄積媒体に出力する。
2値疑似階調画像の符号化方法においては、次のような
課題があった。相関性のある画素間の距離である相関距
離に対して、閾値行列の大きさM×Mを大きくとると2
値疑似階調画像に周期構造が現れなくなることから、着
目画素mのシンボル値のシンボル出現確率ps が小さく
なり、算術符号化長が長くなり、そのため、符号化効率
が低下するという問題点があった。前記課題を解決すべ
く本出願人等は、特願平6−22235の明細書(以
下、先の提案と呼ぶ)において、2値化の閾値行列{D
xy}の構造から2値化を行った原画像の階調値まで遡っ
た状態をシンボル出現の予測状態として、予測状態を入
力してマルコフ確率推定部によりシンボル出現確率を求
めることによって、画像信号の陽に現れないシンボル出
現確率の偏りを利用し、符号化効率を高めた。しかしな
がら先の提案では、符号化する画素の中でそのシンボル
を符号化すると符号化効率を著しく低下させるが、その
シンボルを反転したシンボルを用いて符号化すると符号
化効率を低下させないうえ、復号化した画像の品質にお
いてもほとんど影響を与えないものが存在するものがあ
り、画像品質に対する符号化効率の点で満足できるもの
ではなかった。
に、本発明のうちの第1の発明では、多値階調画像をm
×n(m,nは自然数)の閾値行列により2値化して作
成された2値のシンボルからなる2値疑似階調画像の符
号化方法において、以下の処理を実行する。すなわち、
符号化を行う着目画素の近傍のシンボルパターンと前記
閾値行列から着目画素の階調値の推定を行い、該推定階
調値と着目画素の座標に対応して前記2値化された閾値
との距離を算出し、該距離を着目画素の予測状態とする
予測状態算出処理と、前記予測状態毎に2値のそれぞれ
のシンボル出現確率を推定するマルコフ確率推定処理
と、前記着目画素のシンボル値のシンボル出現確率が第
1の事前設定値よりも小さく、かつ前記着目画素の予測
状態の距離が第2の事前設定値よりも小さいとき、前記
着目画素のシンボル値を反転し、その反転したシンボル
値を着目画素のシンボル値とする2値シンボル変更処理
と、前記シンボル出現確率及び前記着目画素のシンボル
値に基づいて2値シンボルの算術符号を作成する算術符
号構成処理とを実行する。第2の発明の復号化方法で
は、多値階調画像をm×n(m,nは自然数)の閾値行
列により2値化して作成された2値のシンボルからなる
2値疑似階調画像の符号化によって得られた算術符号を
入力し、復号化を行う着目画素の近傍の既に復号化され
たシンボルパターンと前記閾値行列からその着目画素の
階調推定を行い、該推定階調値とその着目画素の座標に
対応して2値化された閾値との距離を算出し、該距離を
その着目画素の予測状態とする予測状態算出処理と、前
記予測状態毎に復号化する前記着目画素の2値のそれぞ
れのシンボル出現確率を推定するマルコフ確率推定処理
と、前記算術符号と前記着目画素のシンボル出現確率と
に基づいて着目画素のシンボルを復号化する算術復号化
処理とを実行する。
出処理により、符号化を行う着目画素の近傍のシンボル
パターンと閾値行列から着目画素の階調値の推定を行
い、この推定階調値と着目画素の座標に対応して2値化
された閾値との距離を算出し、この距離を着目画素の予
測状態とする。マルコフ確率推定処理により、この着目
画素の予測状態から着目画素のシンボル出現確率を求め
る。原画像の階調値まで遡った状態に基づいて予測状態
を算出しているので、シンボル出現確率は画像信号の陽
に現われないシンボル出現確率の偏りを反映したものと
なる。2値シンボル変更処理により、着目画素のシンボ
ル値のシンボル出現確率が第1の事前設定値よりも小さ
く、かつ前記着目画素の予測状態の距離が第2の事前設
定値よりも小さいとき、前記着目画素シンボルの値を反
転する。シンボル出現確率と第1の事前設定値とを比較
するのは、着目画素のシンボル出現確率が低いために符
号化効率が落ちるのを防ぐために、反転後のシンボル出
現確率(1−反転前のシンボル出現確率)を大きくす
る。また、着目画素の閾値と推定階調値の距離と第2の
事前設定値との比較は、復号化画像の品質の低下を防ぐ
ためである。算術符号構成処理により、反転後のシンボ
ル出現確率(1−反転前のシンボル出現確率)及び着目
画素のシンボルの値に基づいて2値シンボルの算術符号
を作成する。第2の発明の復号化方法によれば、予測状
態算出処理により、復号化を行う着目画素の近傍の既に
復号化されたシンボルパターンと前記閾値行列からその
着目画素の階調推定を行い、該推定階調値とその着目画
素の座標に対応して2値化された閾値との距離を算出
し、該距離をその着目画素の予測状態を求める。マルコ
フ確率推定処理により、予測状態算出処理により算出さ
れた予測状態から復号化する着目画素のシンボル出現確
率を推定する。算術復号化処理により、算術符号と着目
画素のシンボル出現確率に基づいて着目画素のシンボル
を復号化する。
調画像の符号化方法の概略(I)とその問題点(II)を
説明した後、その問題点を解決するための本発明の2値
疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法の実施例(II
I)を説明する。 (I) 先の提案の2値疑似階調画像の符号化方法の実
施例 図3は、先の提案の2値疑似階調画像の符号化方法を実
施するための符号化器の構成図である。この符号化器
は、多値階調画像INの閾値行列{Dxy}により作成さ
れた2値疑似階調画像を記憶する2値疑似階調画像バッ
ファ1を有している。2値疑似階調画像バッファ1の出
力側には、確率モデル部10及び算術符号構成部13が
接続されている。確率モデル部10は、2値疑似階調画
像バッファ1の出力側に接続された予測状態算出部11
と、この予測状態算出部11の出力側に接続されたマル
コフ確率推定部12とを有している。マルコフ確率推定
部12の出力側には、算術符号構成部13が接続されて
いる。算術符号構成部13からは、算術符号Cが出力さ
れる。mは着目画素であり、Rは着目画素mの予測状態
を算出するための着目画素mの近傍の参照画素である。
2値疑似階調画像バッファ1は、着目画素mより以前の
2値疑似階調画像を予測状態算出部11で参照する領域
分保持する。予測状態算出部11は、符号化を行う着目
画素mの近傍のシンボルパターンと閾値行列{Dxy}か
ら着目画素mの階調値の推定を行い、この推定階調値と
着目画素mの座標に対応して2値化された閾値との距離
を算出し、距離を着目画素mの予測状態とする処理を行
う。マルコフ確率推定部12は、各予測状態での着目画
素mのシンボル出現確率p s を推定する。算術符号構成
部13は、シンボル出現確率ps を符号化パラメータと
して2値シンボルの算術符号を作成する。
似階調画像の符号化方法について説明する。符号化する
2値疑似階調画像は2値疑似階調画像バッファ1を通し
て予測状態算出部11に入力される。予測状態算出部1
1では、符号化しようとしている着目画素mの近傍の参
照画像Rのシンボルパターンと2値化の構造、すなわ
ち、閾値行列{Dxy}から着目画素mの階調値推定を行
い、この推定階調値と着目画素mの座標に対応して2値
化された閾値との距離を、着目画素mの予測状態として
求める。着目画素mの階調値の推定は、nmax を閾値行
列{Dxy}の階調数とし、着目画素mの近傍の画素Rの
階調値を等しいとするnmax 個のそれぞれの一様階調画
像のうちで、着目画素mの近傍のそれぞれの座標に対応
する閾値行列{Dxy}の各閾値で2値化したときの着目
画素mの近傍のシンボルパターンが、符号化する疑似階
調画像のシンボルパターンに最も一致するものを推定階
調値とすることで行う。シンボルパターンの一致の尺度
は、
より以前の画素を含む着目画素mの参照画素領域であ
り、(x',y')=(x+Δx,y+Δy)、d(x',y')は座
標(x',y') で一様階調画像の2値シンボルと2値疑似階
調画像バッファ1に記憶された2値疑似階調画像(x',
y') のシンボルが一致した時に1、不一致の時に0を取
る変数、Cx'y'は重み係数であり、例えば着目画素mに
近い画素程その値を大きくする。この一致の尺度が、大
きい程一致の度合いが高いと判定する。この推定階調値
と着目画素mの閾値との距離を着目画素mの予測状態と
して求める。各予測状態はインディクスで識別できるよ
うにしてあり、着目画素mのインデックスをマルコフ確
率推定部12に出力する。マルコフ確率推定部12で
は、インデックスにより識別される予測状態で着目画素
mのシンボル出現確率ps を推定し、このシンボル出現
確率ps を算術符号構成部13に出力する。シンボル出
現確率ps は、予測状態毎に予測状態出現数に対するシ
ンボル“0”、シンボル“1”のそれぞれの出現数の割
合として算出する。ここで、シンボル“0”の出現確率
をps (0)とすると、シンボル“1”の出現確率ps
(1)は1−ps (0)となる。算術符号構成部13で
は、2値疑似階調画像バッファ1の着目画素mのシンボ
ル値より、そのシンボル値のシンボル出現確率ps を採
択する。そして、算術符号構成部13では、その採択し
たシンボル出現確率ps と着目画素mのシンボル値によ
りオージェントを作成し、そしてこのオージェントの左
端点座標を符号化し、算術符号Cを出力する。
調画像によっては、マルコフ確率推定部12により推定
された着目画素mのシンボル値のシンボル出現確率ps
が低くなり、そのために符号化効率が著しく低下する場
合があった。一方、そのシンボル出現確率が低くなるよ
うなシンボルを反転して、反転したシンボルを符号化す
ると符号化効率を低下させないばかりでなく、その復号
した画像品質についても反転しない画像品質とほどんど
変わらないような場合があった。すなわち、先の提案に
よる符号化方法は、画像品質に対する符号化効率の点で
満足できるものではなかった。 (III) 本発明の実施例 図1は、本発明の実施例を示す符号化方法を実施するた
めの符号化器の構成図であり、図3の先の提案と同様の
要素には同一の符号を付してある。本実施例の符号化器
が先の提案の符号化器と異なる点は、マルコフ確率推定
部12により推定された着目画素mのシンボルのシンボ
ル出現確率ps が第1の事前設定値εよりも小さく、か
つ前記着目画素mの予測状態の距離が第2の事前設定値
ηよりも小さいとき、前記着目画素mのシンボルの値を
反転する2値シンボル変更部14を設けたことである。
すなわち、本実施例の符号化器では、2値シンボル変更
部14が設けられている。2値シンボル変更部14は、
2値疑似階調画像バッファ1の入出力側、及びマルコフ
確率推定部12の出力側に接続されている。
を実施するための復号化器の構成図である。図4に示す
ように、この復号化器は、確率モデル部20、算術復号
化部23、及び2値疑似階調画像バッファ24から構成
されている。確率モデル部20は、予測状態を算出する
予測状態算出部21と、この予測状態算出部21の出力
側に接続された復号化する着目画素mのシンボル出現確
率ps を算出するマルコフ確率推定部22とを有してい
る。マルコフ確率推定部22の出力側には、算術復号化
部23が接続され、さらにこの算術復号化部23の出力
側には、2値疑似階調画像バッファ24が接続されてい
る。2値疑似階調画像バッファ24は、復号化する着目
画素mより以前に復号化された2値疑似階調画像を予測
状態算出部21で参照する領域分保持する。予測状態算
部21は、復号化を行う着目画素mの近傍のシンボルパ
ターンと閾値行列{Dxy}から着目画素mの階調値の推
定を行い、この推定階調値と着目画素mの座標に対応し
て2値化された閾値との距離を算出し、距離を着目画素
mの予測状態とする処理を行う。マルコフ確率推定部2
2は、各予測状態での着目画素mのシンボル出現確率p
s を推定する。算術復号化部23は、シンボル出現確率
ps を符号化パラメータとして2値シンボルの算術符号
を作成する。
符号化方法を説明する。符号化する2値疑似階調画像
は、2値疑似階調画像バッファ1を通して予測状態算出
部11に入力される。予測状態算出部11では、符号化
しようとしている着目画素mの近傍の参照画像Rのシン
ボルパターンと2値化の構造である閾値行列{Dxy}か
ら着目画素mの階調値推定を行い、推定階調値と着目画
素mの2値疑似階調画像の作成時における閾値との距離
を、着目画素mの予測状態として求める。そして、予測
状態算出部11では、各予測状態がインデックスで識別
できるようにしてあり、着目画素mのインデックスをマ
ルコフ確率推定部12に出力する。着目画素mの階調値
の推定は、nmax を閾値行列{Dxy}の階調数とし、n
max 個の着目画素mの近傍の画素の階調値を等しいとす
る一様階調のうちで、着目画素mの近傍の閾値で2値化
したときの着目画素mの近傍のシンボルパターンが、符
号化する疑似階調画像のシンボルパターンに最も一致す
るものを推定階調値とすることで行う。
スにより識別される予測状態で着目画素mでのシンボル
出現確率ps を推定し、インデックス及びシンボル出現
確率を2値シンボル変更部14に出力する。2値シンボ
ル変更部14では、2値疑似階調画像バッファ1の着目
画素mのシンボルを参照し、着目画素mのシンボルのシ
ンボル出現確率ps を採択する。そして、2値シンボル
変更部14では、着目画素mのシンボルのシンボル出現
確率ps とインデックスにより識別される予測状態、す
なわち距離の値を参照し、着目画素mのシンボル値の出
現確率ps が第1の事前設定値εよりも小さく、かつ距
離の値が第2の事前設定値ηよりも小さければ、2値疑
似階調画像バッファ1の着目画素mのシンボルを反転す
る。ここで、着目画素mのシンボルのシンボル出現確率
ps と第1の事前設定値εとの比較は、着目画素mのシ
ンボルを反転することによりシンボル出現確率を大きく
して、符号化効率を向上させるためである。また、距離
の値と第2の事前設定値ηとの比較は、画像品質を低下
させないためである。算術符号構成部13では、2値疑
似階調画像バッファ1の着目画素mのシンボル値のシン
ボル出現確率ps を採択する。この時、着目画素mのシ
ンボルが反転されていれば、反転されたより大きなシン
ボル出現確率が採択される。そして、算術符号構成部1
3では、シンボル出現確率ps と着目画素mのシンボル
によりオージェントを作成し、このオージェントの左端
点座標を符号化し、算術符号Cを出力する。着目画素m
を画像の走査順に左から右、上から下に順に移動し、全
画素の符号化を実行する。
により符号化された符号を復号する復号方法を説明す
る。算術復号化部23により復号化された2値疑似階調
画像は、2値疑似階調画像バッファ24を通して予測状
態算出部21に入力される。予測状態算出部21では、
符号化の場合と同様にして、復号化する着目画素mの近
傍の参照画像Rのシンボルパターンと2値化の構造であ
る閾値行列{Dxy}から着目画素mの階調値推定を行
い、推定階調値と着目画素mの2値疑似階調画像の作成
時における閾値との距離を、着目画素mの予測状態とし
て求める。マルコフ確率推定部22では、符号化の場合
と同様にしてこの予測状態での着目画素mのシンボル出
現確率ps を推定する。算術復号化部23では、着目画
素mのシンボル出現確率ps を復号化パラメータとし
て、算術符号Cより2値シンボルを復号して、出力OU
Tする。着目画素mを画像の走査線順に、左から右、上
から下に順に移動し、全画素の復号化を実行する。参照
画素Rが画像の外側に存在する場合、符号化と復号化で
共通の境界条件を設定することにより、復号化の一意性
が保証される。
号化方法のシミュレーション結果を示す。図5(a),
(b)は、シミュレーション実験結果を示す符号化画像
(300dpi、2倍拡大)の図であり、同図(a)
は、先の提案の符号化方法による符号化画像であり、同
図(b)は、シミュレーションでの符号化方法による符
号化画像である。図6は、予測状態算出部11,21で
使用するシミュレーション実験における参照画像を示す
図である。 [シミュレーション条件] 画像:SCID(Standard Color Image Data)No.2
(8bit)の一部(512×512)(図6に示
す。) 第1の事前設定値ε=0.05 第2の事前設定値η=16 階調値推定における参照画像:図6に示す。 閾値行列{Dxy}の大きさ:64×64 閾値行列{Dxy}の階調値の最大nmax =16 マルコフ確率推定部12,22:QM−Coderのマ
ルコフ確率推定部 算術符号構成部13:QM−Coderの算術符号構成
部 重み係数Cx'y':全ての画素で1 [シミュレーション結果] 先の提案と比較して、図5に示すように画像品質を劣化
させることなく、11.2%符号量を削減することがで
きた。以上のように、本実施例では、符号化する画素の
ち、その画素シンボルsを符号化することで著しく符号
化効率を低下させ、画素シンボルsを反転しても画像品
質には殆ど影響を与えないものを検出し、その画素シン
ボルsを反転することで、画像品質を劣化させずに符号
化効率を改善することができるという利点がある。な
お、本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が可
能である。その変形例としては、例えば次のようなもの
がある。 (1) 実施例は、ファクシミリ、DTPシステムなど
であり、伝送・蓄積コストの削減を目的として、データ
圧縮符号化部に使用することができる。 (2) 閾値行列{Dxy}の大きさは、縦と横で異なっ
ていてもよい。
によれば、符号化を行う着目画素の近傍のシンボルパタ
ーンと閾値行列から着目画素の階調値の推定を行い、こ
の推定階調値と着目画素の座標に対応して2値化された
閾値との距離を算出し、この距離を着目画素の予測状態
とする予測状態算出処理と、予測状態毎のシンボル出現
確率を推定するマルコフ確率推定処理と、着目画素のシ
ンボル出現確率が第1の事前設定値よりも小さく、かつ
着目画素の予測状態の距離が第2の事前設定値よりも小
さいとき、着目画素のシンボルの値を反転し、その反転
したシンボル値を着目画素のシンボルとする2値シンボ
ル変更処理を行うようにしたので、画像品質に対する符
号化効率を向上させることができる。第2の発明によれ
ば、第1の発明の符号化方法等で符号化された算術符号
を入力し、予測状態算出処理、マルコフ確率推定処理、
及び算術復号化処理を行うようにしたので、復号化画像
の品質の低下を防止できる。
めの符号化器の構成図である。
るための符号化器の構成図である。
施するための符号化器の構成図である。
めの復号化器の構成図である。
(300dpi、2倍拡大)の図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 多値階調画像をm×n(m,nは自然
数)の閾値行列により2値化して作成された2値のシン
ボルからなる2値疑似階調画像の符号化方法において、 符号化を行う着目画素の近傍のシンボルパターンと前記
閾値行列から着目画素の階調値の推定を行い、該推定階
調値と着目画素の座標に対応して前記2値化された閾値
との距離を算出し、該距離を着目画素の予測状態とする
予測状態算出処理と、 前記予測状態毎に2値のそれぞれのシンボル出現確率を
推定するマルコフ確率推定処理と、 前記着目画素のシンボル値のシンボル出現確率が第1の
事前設定値よりも小さく、かつ前記着目画素の予測状態
の距離が第2の事前設定値よりも小さいとき、前記着目
画素のシンボル値を反転し、その反転したシンボルの値
を着目画素のシンボル値とする2値シンボル変更処理
と、 前記シンボル出現確率及び前記着目画素のシンボル値に
基づいて2値シンボルの算術符号を作成する算術符号構
成処理とを、 実 行することを特徴とする2値疑似階調画像の符号化方
法。 - 【請求項2】 多値階調画像をm×n(m,nは自然
数)の閾値行列により2値化して作成された2値のシン
ボルからなる2値疑似階調画像の符号化によって得られ
た算術符号を入力し、 復号化を行う着目画素の近傍の既に復号化されたシンボ
ルパターンと前記閾値行列からその着目画素の階調推定
を行い、該推定階調値とその着目画素の座標に対応して
2値化された閾値との距離を算出し、該距離をその着目
画素の予測状態とする予測状態算出処理と、 前記予測状態毎に復号化する前記着目画素の2値のそれ
ぞれのシンボル出現確率を推定するマルコフ確率推定処
理と、 前記算術符号と前記着目画素のシンボル出現確率とに基
づいて着目画素のシン ボルを復号化する算術復号化処理
とを、 実行することを特徴とする2値疑似階調画像の復号化方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19636194A JP3279831B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 2値疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19636194A JP3279831B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 2値疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0865523A JPH0865523A (ja) | 1996-03-08 |
JP3279831B2 true JP3279831B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=16356574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19636194A Expired - Fee Related JP3279831B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 2値疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3279831B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6757440B2 (en) | 1997-06-19 | 2004-06-29 | Electronics For Imaging, Inc. | Methods and apparatus for data compression |
US6757436B2 (en) | 1997-06-19 | 2004-06-29 | Electroncs For Imaging, Inc. | Methods and apparatus for data compression based on modeling schemes |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP19636194A patent/JP3279831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0865523A (ja) | 1996-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8363889B2 (en) | Image data processing systems for hiding secret information and data hiding methods using the same | |
US7894522B2 (en) | Classified filtering for temporal prediction | |
JPH0865508A (ja) | 誤差拡散方法、誤差拡散システム及び誤差生成方法 | |
JPH07193720A (ja) | 画像符号化復号装置 | |
JP3279831B2 (ja) | 2値疑似階調画像の符号化方法及び復号化方法 | |
JP3086583B2 (ja) | 疑似階調画像の符号化方法 | |
JP3108526B2 (ja) | 画像の量子化とその符号化方法 | |
JP3157043B2 (ja) | 2値画像符号化方法 | |
JP2575229B2 (ja) | 画像処理装置 | |
Selvi et al. | Variable dimension range and domain block-based fractal image coding | |
JP2716618B2 (ja) | 画像符号化方法 | |
US8406543B2 (en) | Image decoding apparatus and image decoding method | |
JP4035280B2 (ja) | 画像処理装置及びその処理方法 | |
JP3108532B2 (ja) | 2値画像符号化方法 | |
JP3230122B2 (ja) | 二値画像のデータ圧縮方法及び装置 | |
JP3167196B2 (ja) | 2値画像符号化方法 | |
JP2825697B2 (ja) | 画像符号化方法 | |
JP3549700B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2860039B2 (ja) | 擬似中間調画像縮小装置 | |
JPH06103928B2 (ja) | 画像データの符号化方式 | |
JP3943747B2 (ja) | 画像処理装置および多値化処理方法 | |
JP2677989B2 (ja) | 擬似中間調処理装置 | |
JP2637610B2 (ja) | 画像処理装置 | |
AU744936B2 (en) | Spread decision error diffusion | |
JP4529681B2 (ja) | 画像データの圧縮方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020205 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |