JP3279467B2 - 電子財布端末 - Google Patents

電子財布端末

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JP3279467B2
JP3279467B2 JP32059795A JP32059795A JP3279467B2 JP 3279467 B2 JP3279467 B2 JP 3279467B2 JP 32059795 A JP32059795 A JP 32059795A JP 32059795 A JP32059795 A JP 32059795A JP 3279467 B2 JP3279467 B2 JP 3279467B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨幣に代えて、I
Cカードに格納されている金額情報のやり取りを行なう
決済機能を備えた電子財布に係り、特に、電話回線など
の通信回線を介して金額情報のやり取りを行なうように
した電子財布端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記憶媒体に格納されている金額情
報のやり取りを行なう電子財布システムとしては、例え
ば特開平第3−92966号公報に記載のように、かか
る金額情報を格納したICカードをその所有者が店頭や
自動販売機などに持参し、買物などをした場合には、こ
れに設置されている電子財布端末にこのICカードを装
着することにより、商品の取引に際しての金額情報のや
り取りをこのICカードと電子財布端末との間で行な
い、また、このICカードを銀行に持参し、これをこの
銀行の電子財布端末に装着して所定の操作を行なうこと
により、自己の口座からICカードに残高の補充ができ
るようにしたシステムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店頭で
の買物や銀行での残高の補充など、ICカードを使用す
る場合には、必ずこれを使用する場所にこのICカード
を持って行かなければならず、また、この商品に対する
支払いを受け取る側が支払者の所で支払を受ける場合に
は、電子財布端末を持参して行かなければならず、非常
に面倒なものであった。
【0004】また、銀行から金額情報を受け取る際に
は、銀行口座から金額情報を受け取ることができるIC
カードが決まっている場合、これとは別のICカードに
この金額情報を入れることができず、この別のICカー
ドにこの金額情報を入れるためには、一旦、この別のI
Cカードで金額情報を受けることができる別の電子財布
端末にこの金額情報を移すことが必要があった。
【0005】さらに、上記従来技術では、金額情報のや
り取りの履歴情報はICカード内に格納されているが、
これまで行なわれた金額情報のやり取りの経過を確認す
るためには、例えば、電子財布端末などを用いてICカ
ードからこの履歴情報を読み出し、これを文字情報に変
換して表示させるようにすることが必要があった。
【0006】さらにまた、金額情報に付随した情報、例
えば、商品の説明書などを送ったりまたは受け取ったり
する場合、金額情報のやり取りとは別に、何等かの手段
によって、かかる付随する情報の形態も含めた指示を行
なう必要がある。例えば、金額情報を渡して商品の説明
書をファクシミリ装置で入手したい場合には、金額情報
のやり取りとは別に、電話などの手段でこの説明書のフ
ァクシミリ装置による送信を依頼する必要がある。
【0007】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、任意の場所から支払いや金額情
報の補充をすることができるようにした電子財布端末を
提供することにある。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通信回線を介して他の電子財布端末と通
信可能として、該他の電子財布端末との間で金額情報の
やり取りができるようにし、また、自動的に通信を受け
て金額情報を受け取る留守設定機能を設けた。
【0012】かかる構成によると、通信機能を有するこ
とにより、例えば、家庭などの店頭から離れた場所と該
店頭との間で金額情報の受渡しが可能となるし、同様
に、銀行から離れた場所から該銀行との間で金額情報の
取り引きを行なうことができ、また、留守設定機能によ
り、不在時の金額情報の受取りが可能となる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0020】図1は本発明による通信機能を有する電子
財布の第1の実施形態を示すブロック図である。1はI
Cカード、2は電子財布端末である電子財布部、2aは
表示部、2bはカード読み書き部、2cは入力部、2d
は留守設定スイッチ、2eは財布演算処理部、2fは財
布モデム装置、2gは回線監視部、2hはスイッチ、3
は通信回線、4は電話機である。
【0021】同図において、この実施形態は、ICカー
ド1と電子財布部2とからなり、この電子財布部2は通
信回線(ここでは、電話回線)3に接続されている。電
子財布部2は、表示部2aと、カード読み書き部2b
と、留守設定スイッチ2dを備えた入力部2cと、財布
演算処理部2eと、財布モデム部2fと、回線監視部2
gと、スイッチ2hとから構成されている。
【0022】ここで、この表示部2aは各種情報を表示
するものであり、カード読み書き部2bはICカード1
と財布演算処理部2eとの間に設けられ、これら間の情
報のやり取りを行なう。入力部2cは財布演算処理部2
eに動作の指示を入力するためのものである。財布モデ
ム部2fは財布演算処理部2eの出力情報を通信回線3
に送り込んだり、通信回線3を介して送られて情報を財
布演算処理部2eに供給するためのものである。スイッ
チ2hは、財布演算処理部2eからの制御信号により、
通信回線3を電話機4と財布モデム部2fとの間で切り
換えるためのものである。回線監視部2gは、通信回線
3を監視し、他の通信端末(図示せず)からの通信回線
3を介した接続の要求を検出するためのものである。留
守設定スイッチ2dは財布演算処理部2eに自動で回線
接続と情報内容の判断処理を行なうように指示を出すも
のである。
【0023】次に、この実施形態の動作について説明す
る。
【0024】電子財布部2では、スイッチ2hが、通
常、通信回線3を電話機4に接続している。このため、
この実施形態の使用者は、電話機4により、外部からの
接続要求への応答や通話の発信を行なうことができる。
【0025】電話機4により通信回線3を介した通信が
成立した後、入力部2cから金額情報のやり取りの指示
を入力すると、財布演算処理部2eは通信回線3を財布
モデム部2fに接続する命令信号を送る。これにより、
スイッチ2hが通信回線3を電話機4側から財布モデム
部2f側に切り換わり、財布演算処理部2eは財布モデ
ム部2f,通信回線3を介して金額情報のやり取りを他
の通信端末と行なう。この金額情報のやり取りにおい
て、ICカード1に格納されている金額情報などのやり
取りも行なわれ、これによって電子マネーの取引きを可
能としている。
【0026】さらに、この第1の実施形態では、留守設
定スイッチ2dを操作することにより、留守番動作が行
なわれる。以下、この留守動作について説明する。
【0027】留守設定スイッチ2dを操作すると、財布
演算処理部2eは回線監視部2gに常に通信回線3を監
視するように指示を与える。この監視中、通信回線3を
介して外部の通信端末からの接続要求があると、回線監
視部2gはこの接続要求を検出して財布演算処理部2e
にこの要求があることを伝える、そこで、財布演算処理
部2eは、スイッチ2hを切り換えて通信回線3を財布
モデム部2f側に接続する。このとき、財布演算処理部
2eは、回線監視部2gから接続要求があったことが通
知されても、或る一定時間この接続要求が続いているこ
とを確認し、かつ応答接続がなされていないことを確認
した後、スイッチ2hを操作して通信回線3を財布モデ
ム部2f側に切り換えるようにする。これにより、接続
要求に対して即座に電話機4で応答したときには、スイ
ッチ2hを切り換えないようになっている。
【0028】以上の動作により、外部の通信端末は通信
回線3から財布モデム部2fを介して財布演算処理部2
eと金額情報の取引きを行なうことができる。但し、上
記の留守動作においては、外部の通信端末から電子金額
情報の引出しが要求されている場合には、財布演算処理
部2eはこの要求に応じないようにしている。これによ
り、外部の通信端末と自動的に接続された電子財布部2
は、外部からの送金を受けることはできても、外部から
の電子金額情報の引出しはできないようになっている。
【0029】以上のようにして、この第1の実施形態で
は、通信回線3を経由した金額情報の取引きを可能とす
る。また、留守設定スイッチ2dを操作することによ
り、外部の通信端末からの接続要求に対し、自動的に通
信回線3に財布モデム部2fを接続し、さらに、金額情
報の受取りを自動的に行なうことができる。このため、
不在時などでは、この留守設定スイッチ2dを操作する
ことにより、自動的に金額情報を受け取ることができ
る。
【0030】図2は本発明による通信機能を有する電子
財布の第2の実施例を示すブロック図であって、1aは
ID記憶部、1bは演算処理部、1cは接続部、1dは
金額情報記憶部、2iは情報記録部、2jはスイッチ、
5はモデム装置、5aはモデム演算処理部、5bは音声
処理部、5cは音声記憶部、5dは回線制御部、5eは
通信制御部、6は画像印字装置、6aは画像情報復号
部、6bは画像出力部、6cは印字部演算制御部、7は
画像読取処理部であり、図1に対応する部分には同一符
号を付けて重複する説明を省略する。
【0031】この第2の実施形態は、第1の実施形態で
の電話機54に代えて、ファクシミリ装置を接続し、さ
らに、一体とした構成としている。
【0032】図2において、この第2の実施形態は、I
Cカード1と電子財布部2とモデム装置5と画像印字装
置6と画像読取処理部7とから構成されている。ここ
で、モデム装置5と画像印字装置6と画像読取処理部7
とはファクシミリ装置を構成するものであるが、さらに
具体的には、モデム装置5での通信制御部5eがファク
シミリ装置の通信制御部であって、このモデム装置5は
ファクシミリ装置と図1での財布モデム部2fとを一体
にしたものである。
【0033】ICカード1は、内部でカードのID情報
を記憶するID記憶部1aと、ID情報や金額情報のや
り取りを制御する演算処理部1bと、電子財布部2との
情報伝達を行なうための接続部1cと、金額情報を記憶
する金額情報記憶部1dとを有し、電子財布部2は、図
1に示した第1の実施形態の電子財布部2とは、財布モ
デム部2fや回線監視部2gの代わりに、電子情報を記
録するための情報記録部2iが設けられている点で異な
っている。財布演算処理部2eにはスイッチ2jが設け
られており、後述するようにして、画像印字装置6を情
報記録部2iとモデム装置5との間で切り換える。な
お、ICカード1と電子財布部2の間は、接続部1cと
カード読み書き部2bによって接続される。
【0034】モデム装置5は、音声を用いた通話を行な
うための音声処理部5bと、音声の記憶と再生をする音
声記憶部5cと、モデム装置5の動作を制御するモデム
演算処理部5aと、モデム演算処理部5aからの指示信
号や情報を表わす信号を通信回線3の上で予め決められ
た情報通信の方式にし、また、通信回線3の上の信号を
モデム演算処理部5aへの指示信号や情報を表わす信号
に変換する通信制御部5eと、通信回線3からの信号を
音声処理部5bと通信制御部5eとのいずれかに供給を
する回線制御部5dとから構成されている。
【0035】画像印字装置6はファクシミリ装置の一部
であって、画像情報から画像を生成する画像情報復号部
6aと、画像を出力する画像出力部6bと、画像印字装
置6の動作を制御する印字部演算制御部6cとから構成
されている。
【0036】画像読取処理部7もファクシミリ装置の一
部であって、送信する原稿を読み取るためのものであ
る。
【0037】この第2の実施形態では、ファクシミリ装
置を構成するモデム装置5と画像印字装置6と画像読取
処理部7との制御と、電子財布部2の制御とを電子財布
部2での財布演算処理部2eで行ない、この財布演算処
理部2eは夫々の制御を行なう制御プログラムを内蔵し
ている。
【0038】また、モデム装置5における通信制御部5
eからの情報をモデム演算処理部5aを介して財布演算
処理部2eに取り込み、この財布演算処理部2eに内蔵
された上記制御プログラムで取り込んだ情報を識別する
ことにより、かかる機能が情報認識部を構成している。
【0039】同様に、押し釦などで構成される入力部2
cと使用者に機器の動作状態などを表わす表示部2aと
しても、ファクシミリ装置の入力装置や表示装置と兼用
している。スイッチ2jは財布演算処理部2eに内蔵の
プログラムによって実現し、モデム装置5からの信号の
内容を判別することにより、この信号がファクシミリ信
号であれば、この信号を印字部演算制御部6cに送り込
むようにする。また、この信号が金額情報の操作を示す
信号であれば、この信号を財布演算処理部2eの内部の
金額情報の処理を行なうプログラムへ送り込むようにす
る。
【0040】以下、この第2の実施形態の動作について
説明する。
【0041】この第2の実施形態では、電子財布部2の
入力部2cにより、ファクシミリ機能と電子財布機能と
の制御をできる構成となっている。入力部2cには、い
わゆる留守番を設定するスイッチである留守設定スイッ
チ2dが設けられている。
【0042】以下、この留守設定スイッチ2dを使用者
が操作して留守番を選択したときの動作を説明する。こ
の留守番を選択するということは、無人の状態で、通信
回線3からの電気的な接続要求に自動的に応答する動作
となるように設定することを意味する。
【0043】通信回線3を介して他の通信端末から接続
要求を受けた回線制御部5dは、通信回線3との物理的
な接続をし、音声記憶部5cに予め記憶されている音声
による応答メッセージを、音声処理部5bを介して、通
信回線3に出力する。次に、回線制御部5dでは、通信
回線3上の内容がデジタル情報である場合は、通信制御
部5eにこれを送る。これらの処理は、直接的には、モ
デム演算処理部5aにより制御される。モデム演算処理
部5aは、財布演算処理部2eからの指示により、これ
らの細部の動作を行なうようになっている。
【0044】通信制御部5eでは、このデジタル情報を
復号し、モデム演算処理部5aを介して電子財布部2へ
送る。電子財布部2では、財布演算処理部2eにおい
て、送られてきたこのデジタル情報の意味を解釈し、こ
れが画像情報(ファクシミリデータ)である場合には、
このデジタル情報を画像印字装置6に供給するように、
スイッチ2jを切換制御する。
【0045】そこで、画像印字装置6では、送られてき
たこのデジタル情報が、画像情報復号部6aで画像情報
に復号された後、画像出力部6bに供給されて印字画像
などとして出力される。
【0046】このように、通信回線3を介して送られて
きたデジタル情報が画像情報(ファクシミリ情報)であ
った場合には、従来のファクシミリ装置と全く同様の機
能をする。
【0047】この第2の実施形態では、通信回線3を介
して送られてきた上記のデジタル情報がICカード1へ
の接続要求であった場合には、このデジタル情報を財布
演算処理部2eでの電子財布処理を行なうプログラム部
に伝える。この電子財布の処理を行なうプログラム部で
は、このデジタル情報の意味を解釈し、カード読み書き
部2bを介してICカード1に命令信号を送る機能を有
する。ICカード1に送られる指示としては、ICカー
ド1の内部に設けられた金額情報記憶部1dに金額情報
を書き込む、いわゆる金額情報の受取りである。この第
2の実施形態においても、留守を設定した場合には、こ
れ以外の指示は送られないようになっている。
【0048】ここで、この金額情報の受取りについてさ
らに詳しく説明する。
【0049】他の電子財布から、金額情報の書込みを要
求された電子財布部2は、必要に応じて他の電子財布
と、通信回線3を介し、そのID記憶部に記憶されたI
D情報などの金額情報を受け取るのに必要な情報をやり
取りした後に金額情報を受け取り、ICカード1の金額
情報記憶部1dに記憶する。この受取りが終了した時点
で取引の履歴を情報記録部2iに記録する。
【0050】この第2の実施形態では、この取引の履歴
を画像情報として画像印字装置6に送ることにより、画
像出力部6bで紙などに画像出力することができる。こ
の出力を図3に示す。図3は入力部2cの操作によって
複数の取引を同時に出力した結果を示したものである。
【0051】この第2の実施形態では、取引の都度その
結果を出力するように設定することも、入力部2cの操
作により可能である。その出力例を図4に示す。これら
の出力の動作は、留守設定時以外でも常時可能とするこ
ともできる。また、画像出力部6bから出力される内容
は図4に示されるものに限定されるものではなく、受け
取った金額情報の付帯的な情報として、例えば、注文品
名などの情報を合わせて出力することもできることはい
うまでもない。
【0052】図5はこの第2の実施形態での、通信回線
3を介して使用者の銀行口座を有する銀行の電子財布に
接続し、そこから金額情報を引き出すときの動作手順を
示すフローチャートであり、入力部2cから残高照会を
指示したときの動作を示す。
【0053】この第2の実施形態の通信機能付き電子財
布Aでは、他の通信回線3を介して接続された他の電子
財布Bに対して、残高照会を要求する電子情報を送るこ
とができる(ステップ500)。この電子情報の中に
は、口座番号やICカード1(図2)に固有なカードI
D,暗号化されたカードIDが含まれている。
【0054】相手の電子財布Bはこの電子情報を受け取
ると(ステップ501)、まず、送られてきたカードI
Dと暗号化されたカードIDを照合し(ステップ50
2)、これらが正しいことを確認すると(ステップ50
3)、送られてきた口座番号とカードIDを照合し(ス
テップ504)、口座からの引き落しが可能か否かを判
断する(ステップ505)。可能な場合、電子財布Aで
のICカード1のID記憶部1aに記憶され、かつ使用
者しか知り得ない暗証番号の照会を要求する(ステップ
506)。
【0055】そこで、電子財布Aは、この要求に対し
(ステップ507)、表示部2a(図2)に暗証番号の
入力を要求する文字情報を出力し、使用者に暗証番号の
入力を促す(ステップ508)。使用者は、この表示に
従い、ICカード1のID記憶部1a(図2)に予め記
憶させておいた暗証番号と同じ暗証番号を入力部2cか
ら入力する。財布演算処理部2e(図2)では、入力さ
れたこの暗証番号をカード読み書き部2b(図2)を介
してICカード1の演算処理部1b(図2)に伝達す
る。演算処理部1bでは、この暗証番号がID記憶部1
a(図2)に記憶されている暗証番号と比べ(ステップ
509)、その比較結果を他の電子財布Bに送る(ステ
ップ510)。
【0056】他の電子財布Bでは、この比較結果を受信
し(ステップ511)、暗証番号の照合結果が正しいこ
とにより、カードの所持者と現在の使用者(残高照会の
要求者)が同じであることを確認する(ステップ51
2)。その確認した後、他の電子財布Bは残高の情報
(若しくは送信可能な金額情報の値)を返送する(ステ
ップ513)。
【0057】この第2の実施形態の電子財布Aは、この
残高の情報を受け取り(ステップ514)、これを表示
部2a(図2)に表示する(ステップ515)ととも
に、残高の情報を受けたことを示す残高情報転送結果を
他の電子財布Bに送り、他の電子財布Bは、これを受け
て残高の情報を電子財布Aに間違いなく送られたことを
確認する(ステップ516)。
【0058】なお、この第2の実施形態においては、か
かる残高の情報ばかりでなく、個人情報としての口座の
入出金情報も、同様な手順で、表示部2aに表示させる
ことができる。また、表示部2aでの表示に加え、この
残高の情報などを画像情報として画像印字装置6(図
2)に伝達し、画像出力部6bから出力することも可能
である。
【0059】さらに、この第2の実施形態では、銀行口
座の口座番号とICカードのID番号とを別々に送受信
しているが、ICカードのID番号のみで銀行口座が特
定できれば、口座番号の送受信は不要であることはいう
までもない。
【0060】この第2の実施形態では、上記した残高の
表示動作に加え、さらに異なる表示動作を行なうことが
できるが、これを図6により説明する。
【0061】図6はこの第2の実施形態の通信機能付き
電子財布Aを通信回線3と接続後、1回以上0円以上の
金額情報を引き出した(即ち、他の電子財布Bから受け
取った)後、残高の情報の伝達を要求するときの動作を
示すフローチャートである。
【0062】同図において、図5での金額情報の受け取
りで口座番号やカードIDの伝達やその確認は既に済ん
でいるので、通信が切断される迄は、これらの情報は他
の電子財布側Bで保持されている。このため、電子財布
Aから残高の情報の伝達を指示する命令を他の電子財布
Bに送ることにより、残高の情報が返送されてくる。こ
のときの命令で伝えられる情報は図5とは異なり、ID
番号などの伝送を必要としない。
【0063】さらに、この第2の実施形態の通信機能付
き電子財布Aでは、他の電子財布Bからの金額情報を、
確認に用いたICカードとは別のICカードに格納する
ことができる。これを図7を用い説明する。図7は例え
ば銀行に設けられた他の電子財布Bから口座残高に応じ
た金額情報を受け取る手順を示すフローチャートであ
る。
【0064】銀行口座から金額情報を引き出すことがで
きるICカード1の接続部1cをカード読み書き部2b
に接続し(図2)、このICカード1のID情報を他の
電子財布に送るのであるが、この第2の実施形態の電子
財布を用いたシステムでは、金額情報の支払要求に対し
て他の電子財布は実際に金額情報を送ることができるI
Cカードが決まっており、この確認をICカードのID
番号により確認している。例えば、銀行口座の持ち主の
ICカードでのみ、金額情報の支払いの許可を受けるこ
とができるようになっている。
【0065】図7において、他の電子財布Bと通信回線
3を通じて接続されたこの実施形態の通信機能付き電子
財布Aは、まず、金額情報の受取要求を送信する(ステ
ップ700)。このとき、図2の電子財布部2に接続さ
れるICカード1は、金額情報の受取りを要求できるI
D番号を有するICカードである。この受取要求のため
には、受け取りたい金額情報の額やID番号,暗号化さ
れたID番号,その他必要な情報を送るとともに、金額
情報を別のICカードで受け取ることを示す情報も送
る。
【0066】他の電子財布Bでは、送られた情報を受信
し(ステップ701)、それを確認した後、使用者が正
当なICカード1の所持者であることを確認するため
に、暗証番号の入力を電子財布Aに要求する。
【0067】そこで、電子財布Aでは、図2において、
暗証暗号の入力を使用者に要求する表示を表示部2aに
表示し、これにともなって使用者が入力部2cから暗証
番号を入力すると、財布演算処理部2eが入力されたこ
の暗証番号を演算処理部1bに送り、暗証番号の確認を
要求する。演算処理部1bは転送された暗証番号とID
記憶部1aに記録された暗証番号を照合し、その結果を
財布演算処理部2eに送る(以上、ステップ702)。
財布演算処理部2eはこの照合結果をモデム演算処理部
5aや通信回線3を介して他の電子財布Bに送る(ステ
ップ703)。
【0068】他の電子財布Bでは、送られてきた暗証番
号の照会結果を確認し(ステップ704)、金額情報の
送信要求を認めるか否かを判断する(ステップ70
5)。金額情報を送ることが可能であれば、金額情報を
送ることが可能であることとやICカードの入れ替えを
要求する信号を電子財布Aに送る(ステップ706)。
【0069】この実施形態の電子財布Aは、この信号を
受け取ると(ステップ707)、表示部2a(図2)に
ICカード1の差し替えを促すメッセージを表示する
(ステップ708)。そして、使用者が金額情報を受け
取るICカードに交換すると(ステップ709)、金額
情報の受取りに必要なICカードに交換されたことを示
す情報を他の電子財布Bに送る(ステップ710)。
【0070】そこで、他の電子財布Bは、この情報を受
信すると(ステップ711)、金額情報を電子財布Aに
送り(ステップ712)、以下、上記のようにして、交
換されたICカードに金額情報が格納される。
【0071】以上の手順により、直接金額情報を受け取
ることを認められないICカードであっても、金額情報
を受け取ることができる。
【0072】以上のように、この第2の実施形態では、
通信回線を経由した金額情報のICカードへの受け取り
を無人の状態で行なうことができる。このため、例え
ば、外出中などでも、金額情報を受け取ることができ
る。このとき、受け付けるのを金額情報の受け取りのみ
とすることにより、ICカード上の情報が第三者に無断
で使用されたり、勝手に金額情報を引き出されることを
防止することができる。
【0073】また、必要に応じて、通信回線を経由した
残高照会を行なうことができる。これにより、予め受取
りを要求できる金額情報の値を知ることができる。
【0074】残高を照会する際に、ICカードの所持者
と使用者の一致を確認することにより、第三者に個人の
情報が開示されることを防止することができる。
【0075】一度金額情報を受け取ると、残高照会の際
の確認や伝達する情報の量を減らすことにより、金額情
報を受け取る前に比べてより短時間で照会できる。
【0076】また、取引後に、この取引きの履歴を出力
された紙により見ることができる。
【0077】金額情報を受け取るICカードと受取りの
承認を受けるICカードとを別にできるので、任意のI
Cカードに金額情報を受け取ることができる。これによ
り、例えば、他人のICカードに金額情報を入力する必
要がある場合、他の電子財布からの金額情報を、承認を
得られるICカードで受け取った後、別の電子財布など
を用いて他人のICカードに別の手順により金額情報を
移す必要がなく、手間が省けることになる。
【0078】なお、この第2の実施形態では、本発明の
機能の個々の内容について詳細に説明したが、いずれの
機能も独立に成立可能であり、その組み合わせは種々の
電子財布の目的により選択できることはいうまでもな
い。
【0079】図8は本発明による通信機能を有する電子
財布の第3の実施形態を示すブロック図であって、8は
文字認識部、8aは画像パターン認識部であり、図2に
対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略
する。
【0080】この第3の実施形態は、図8に示すよう
に、第2の実施形態の構成に文字認識部8を付加したも
のである。この文字認識部8には、電子財布部2での財
布演算処理部2eの内部で実現されるスイッチ2jを介
して画像情報が入力される。この入力画像情報は、画像
パターン認識部8aに供給され、文字情報を表わす電子
文字情報に変換されて電子財布部2の財布演算処理部2
eに戻される。また、この第3の実施形態では、スイッ
チ2jを介して、画像読取処理部7から画像情報を文字
認識部8に入力することも可能に構成されている。
【0081】次に、この第3の実施形態の動作について
説明する。
【0082】この第3の実施形態での通信回線5からの
接続要求に対する応答動作及び切替え動作は、先に説明
した第2の実施形態と同様であり、金額情報を通信回線
3を介して受け取った時の動作も、第2の実施形態と同
様である。また、通信回線3を介して画像情報を受け取
ったときも、第2の実施形態と同様に、この画像情報は
画像印字装置6の画像情報復号部6aに送られて画像と
なる。
【0083】この第3の実施形態では、この画像情報が
文字認識部8の画像パターン認識部8aにも送られる。
画像パターン認識部8aでは、供給されたこの画像情報
の中から予め決められた範囲の中に存在する文字の存在
する範囲を認識し、画像情報となっている文字を文字情
報として認識する。この認識した文字情報は文字情報を
表わす電子文字情報として電子財布部2の財布演算処理
部2eに供給される。財布演算処理部2eはこの電子文
字情報の内容に応じた動作をする。
【0084】この第3の実施形態では、図9に示すよう
な注文書26の中から、注文品の品名27や価格28,
注文者29,電話番号30,支払い方法31の電子文字
情報が転送される。支払方法31で通信による金額情報
の転送による支払いが選択された場合には、先の第1の
実施形態で説明した金額情報の受取り動作を行なう。こ
のとき、受け取る値は価格28を参照して決められる。
また、電子財布部2(図8)での情報記録部2iには、
注文品の番号27や注文者29,電話番号30,受け取
った金額情報の値、相手のICカードのID番号などが
記録される。
【0085】かかる動作は、電子財布部2(図8)での
入力部2cによる設定動作により、留守時でも、自動的
に行なうことができる。
【0086】また、この第3の実施形態では、電子財布
部2(図8)での入力部2cの操作により、例えば、一
連の取引き動作の度などに画像印字装置6(図8)での
画像出力部6bから内容を出力することができる。その
出力する内容は、注文品の番号27や価格28,注文者
29、電話番号30、支払方法31、受け取った金額情
報の値などである。
【0087】また、この第3の実施形態では、画像読取
処理部7から読み込んだ画像情報を、財布演算処理部2
eの内部のファクシミリ処理を行なうプログラムによ
り、文字認識部8の画像パターン認識部8aに転送する
ことができる。画像パターン認識部8aでは、読み込ん
だこの画像情報を上記と同様に処理した後、認識した文
字情報を表わす電子文字情報に変換して電子財布部2の
財布演算処理部2eに戻す。財布演算処理部2eは、こ
の電子文字情報に応じた動作をする。
【0088】これにより、例えば、図9に示すのと同様
な注文書26を読み込むと、相手側の通信端末に、支払
方法30で指示された金額情報の転送によって支払いを
行なう。このときの金額情報の転送は支払いの動作を行
なう。支払う金額情報の値は価格28を参照して決めら
れた値となる。また、読み込んだ画像情報は、通常のフ
ァクシミリと同様に、相手の通信端末に送られる。
【0089】以上のように、この第3の実施形態では、
画像情報を受け取ることにより、金額情報のやり取りの
目的や内容を電子財布が認識できる。このため、この第
3の実施形態の電子財布に金額情報を送ろうとした第三
者が、例えば、紙に書いた注文を画像情報として、例え
ば、ファクシミリ装置から送信することにより、必要な
事項をこの第3の実施形態の電子財布に伝え、かつ認識
させることができる。このため、第三者は容易にこの第
3の実施形態の電子財布を遠隔操作できる。
【0090】また、同様に、この第3の実施形態の電子
財布で紙に書いた情報を読み込ませることにより、金額
情報の値の入力などの操作を省略することができ、容易
に電子財布を操作することができる。
【0091】図10は本発明による通信機能を有する電
子財布の第4の実施形態を示すブロック図であって、2
e’は財布演算処理部、9は画像情報記憶部、Aはこの
電子財布、Bは他の電子財布、1’はICカード、2’
他の電子財布端末である電子財布部、5’はモデム装
置、6’は画像印字装置であり、図2に対応する部分に
は同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0092】この第4の実施形態は、先の第2の実施形
態とは、通信回線3を介して送受信される情報の内容が
異なり、また、ファクシミリ装置で受信できる画像情報
を記録する画像情報記憶部9を設けた点で異なる。ま
た、上記のように送受信される情報の内容が異なるため
に、財布演算処理部2e’が第2の実施形態での財布演
算処理部2eと異なった動作を行なう。
【0093】なお、ここでは、通信回線3を介して接続
される他の電子財布Bは、例えば、画像印字装置4’な
どを有する電子財布であるとする。
【0094】次に、この第4の実施形態の動作について
説明する。
【0095】図10において、この第4の実施形態の電
子財布Aでは、この装置の構成を示す情報10を通信回
線3を介して送受信する。図11はこの情報10の要部
の構成を示すものであって、ここには、夫々の装置構成
を示す情報12と、命令11と、この2つのものが正し
いことを確認できるようにしたエラー確認用情報13と
を含んでいる。
【0096】次に、かかる情報10の送受信の手順を図
12を用いて説明する。ここで、図12はこの第4の実
施形態の電子財布Aと他の電子財布B(図10)との装
置構成を示す情報10のやり取りの手順を示すものであ
る。
【0097】図12において、これら電子財布A,Bの
いずれか一方が、まず、自装置の構成を示す情報10を
相手側に送る(ステップ1200)。自装置の構成情報
10を最初に送るのは、デジタル情報による通信を最初
に開始した側、いわゆる起呼側である。図12では、他
電子財布Bが起呼側とする。
【0098】この電子財布Aは、この情報10を受信し
(ステップ1201)、その命令11に示された情報に
従って装置構成を示す情報12を読み取る。そして、財
布演算処理部2e’(図10)はこの情報10の命令1
1と装置構成を示す情報12とをエラー確認用情報13
で照合し、これらが正しく伝送されたことを確認する処
理を行なう(ステップ1202)。正常にこれらのデー
タを処理した場合、この処理結果を命令11に示し、読
み取った情報10を再度装置構成を示す情報12に示し
て他の電子財布Bに送り返す(ステップ1203)。
【0099】他の電子財布Bでは、返送された情報10
の命令11と装置構成を示す情報12とを読み取り(ス
テップ1204)、これらがともに正常であったことを
確認する(ステップ1205)。次に、同様な手順で、
この電子財布Aから命令11と装置構成を示す情報12
の情報10を送り、返送された内容を確認して(ステッ
プ1207)処理を終了する。
【0100】以上の動作により、夫々相手の装置の構成
を認識することができる。この実施形態の財布演算処理
部2e’(図10)は、相手である他の電子財布B(図
10)にファクシミリの画像情報を出力できる画像印字
装置があることを認識した場合、金額情報の取引きが終
了したことを検出したら、画像情報記憶部9(図10)
に記録されている画像情報をファクシミリの画像信号と
して送る。
【0101】この第4の実施形態では、金額情報の受取
りが終わると、他の電子財布Bに受領書の画像情報を送
信する。また、電子財布部2(図10)の入力部2cか
らの設定により、例えば、商品説明の情報を選択するこ
ともできる。
【0102】また、この第4の実施形態では、他の電子
財布Bに画像印字装置4(図10)がない場合には、モ
デム装置5(図10)において、回線制御部5dを介し
て音声処理部5bを通信回線3に接続し、音声記憶部5
cに予め記憶されている音声情報を送出する。この音声
情報は、金額情報のやり取りの結果についての情報であ
り、画像情報として送出するものと同等の内容をもって
いる。
【0103】以上のように、この第4の実施形態では、
相互に接続された電子財布が夫々の装置の構成を知るこ
とができるので、相手の電子財布に合わせた形態で情報
を送ることができる。このため、この第4の実施形態の
電子財布に金額情報を送ろうとした第三者が、金額情報
のやり取りを終了した後、必要な種々の情報を受け取る
ことができるし、この情報を受け取る電子財布の装置の
構成に自由度を与えることができる。このため、種々の
装置の構成を有した種々の第三者に対し、この第4の実
施形態の電子財布は有効な情報を付加して送信すること
ができる。
【0104】図13は本発明による通信機能を有する電
子財布の第5の実施形態を示すブロック図であって、1
4はテレビ装置。15はセットトップボックス、16は
多重装置、17は情報送出制御装置、18は他の電子財
布、19は多重装置、20は情報制御手段、21は金額
設定手段であり、前出図面に対応する部分には同一符号
を付けている。
【0105】同図において、この第4の実施形態では、
通信回線3を介して送受信される電子情報が、主に、画
像情報及び音声情報となっている。テレビ装置14は画
像や音声を出力する。セットトップボックス15は通信
回線3を介して受けた電子情報を復元し、テレビ装置1
4に送る。多重装置16は通信回線3上の電子情報をセ
ットトップボックス15や電子財布部2に振り分ける。
情報送出制御装置17は通信回線3を介してセットトッ
プボックス15から離れて設置されている。多重装置1
9は他の電子財布18と情報送出制御装置17とを通信
回線3に接続する。
【0106】次に、この第5の実施形態の動作について
説明する。
【0107】まず、セットトップボックス15から情報
送出制御装置17に映像や音声の有料な情報提供を依頼
する。情報送出制御装置17は、有料な情報提供の依頼
に従い、多重装置16を介して電子財布部2に金額情報
の送出を指示し、さらに、金額設定手段21を用いて、
他の電子財布18に有料な情報の提供に必要な金額情報
の値を指示する。
【0108】他の電子財布18からは、電子財布部2に
金額情報の支払いを要求する信号を多重装置19と通信
回線3とを介して送る。電子財布部2では、受けた支払
いの要求に対して、必要に応じて金額情報の値などの確
認を使用者に要求する。これを使用者が承認すると、通
信回線3を経由して電子財布部2から他の電子財布18
に金額情報を送る。そこで、他の電子財布18は、金額
情報を受け取ったことを示す信号を、情報制御手段20
を介して情報送出制御装置17に伝える。情報送出制御
装置17はこれによって金額情報を受け取ったことを確
認し、通信回線3を経由して映像や音声の情報を通信回
線3を介して送出する。セットトップボックス15で
は、これら受けた映像や音声の情報を復号し、テレビ装
置14に送る。
【0109】以上のように、この第4の実施形態では、
情報送出制御装置17から離れた地点で有料な情報提供
を受ける際に、金額情報を通信回線3を介して送信する
ことによって支払いができる。
【0110】なお、金額情報の支払いのタイミングは、
画像情報の提供を受けることと交互に行なうことによ
り、いつでも可能である。例えば、画像情報の一部を提
供してから金額情報の支払いを行ない、さらに、残りの
画像情報を提供することや画像情報と金額情報とのやり
取りを時分割で行なうことができることはいうまでもな
い。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子財布システムの安全性を確保した上で、個人所有の
電子財布を用いて、店頭から離れた場所での金額情報の
受け渡しが可能となり、また、留守設定機能により、不
在時にも、金額情報の受け取りができる。
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信機能を有する電子財布の第1
の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明による通信機能を有する電子財布の第2
の実施形態を示すブロック図である。
【図3】図2に示した第2の実施形態での出力結果の一
例を示す図である。
【図4】図2に示した第2の実施形態での出力結果の他
の例を示す図である。
【図5】図2に示した第2の実施形態の残高確認動作の
一具体例を示すフローチャートである。
【図6】図2に示した第2の実施形態の残高確認動作の
他の具体例を示すフローチャートである。
【図7】図2に示した第2の実施形態の異なるICカー
ドで金額情報を受け取る場合の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明による通信機能を有する電子財布の第3
の実施形態を示すブロック図である。
【図9】図8に示した第3の実施形態での入力例を示す
図である。
【図10】本発明による通信機能を有する電子財布の第
4の実施形態を示すブロック図である。
【図11】図10に示した第4の実施形態での情報の構
成を示す図である。
【図12】図10に示した第4の実施形態の動作を示す
フローチャートである。
【図13】本発明による通信機能を有する電子財布の第
5の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 ICカード 1a ID記憶部 1d 金額情報記憶部 1b 演算処理部 2 電子財布部 2a 表示部 2b カード読み書き部 2c 入力部 2d 留守設定スイッチ 2e,2e’ 財布演算処理部 2f 財布モデム部 2g 回線監視部 2h スイッチ 2i 情報記録部 2j スイッチ 3 通信回線 5 モデム装置 5a モデム演算処理部 5b 音声処理部 5c 音声記憶部 5d 回線制御部 5e 通信制御部 6 画像印字装置 6a 画像情報復号部 6b 画像出力部 6c 印字部演算制御部 7 画像読取処理部 8 文字認識部 8a 画像パターン認識部 9 画像情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 1/65 G06K 19/00 Q 11/00 303 G07F 7/08 Z (72)発明者 松本 健司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マルテメディア システム開発本部内 (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マルテメディア システム開発本部内 (72)発明者 井上 雅之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立画像情報システム内 (56)参考文献 特開 平3−92966(JP,A) 特開 平4−352090(JP,A) 特開 平7−192066(JP,A) 特開 平5−83506(JP,A) 特開 平4−243374(JP,A) 特開 平2−220171(JP,A) 特開 平4−205289(JP,A) 特開 平4−167859(JP,A) 特開 昭62−121573(JP,A) 特開 昭62−25372(JP,A) 特開 平5−342245(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06K 19/00 G07F 7/08 H04M 1/65 H04M 11/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金額情報を格納するICカードの情報の
    読み取りまたは書き込みを行なうICカード読み書き手
    段と、 該ICカード読み書き手段を制御する財布演算処理手段
    と、 該財布演算処理手段の出力情報を通信回線に送り込みま
    たは該通信回線を介して送られた情報を該財布演算処理
    手段に供給する財布モデム手段と、 該通信回線を介して通信端末から送信された接続要求を
    検出する回線監視手段と、 該通信回線を介して通信端末から送信された情報を電話
    機または該財布モデム手段に切り換え供給する切換手段
    と、 留守状態を設定する留守設定手段とを備え、 該留守設定手段によって留守状態が設定されていると
    き、該回線監視手段が該通信端末からの接続要求を検出
    すると、該切換手段が該通信回線を該電話機から該財布
    モデム手段に切り換え接続し、該財布演算処理手段は、
    該通信端末から金額情報の引き出しが要求されたときに
    は、該引き出しの要求に応ぜず、該通信端末から金額情
    報が送信されたときには、該金額情報の受け取り処理を
    行なうことを特徴とする電子財布端末。
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