JP3278875B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3278875B2
JP3278875B2 JP26490491A JP26490491A JP3278875B2 JP 3278875 B2 JP3278875 B2 JP 3278875B2 JP 26490491 A JP26490491 A JP 26490491A JP 26490491 A JP26490491 A JP 26490491A JP 3278875 B2 JP3278875 B2 JP 3278875B2
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伊藤  公一
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吹出モードの切替を可撓
性の膜状部材にて行う車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吹出モードの切替を可撓性の膜状部材に
て行う車両用空調装置の従来技術として、特開平1−1
86415号公報に開示される技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、インストルメントパネルの中央に設けられたセン
タフェイスグリル、および両側に設けられたサイドフェ
イスグリルのうち一方を閉じると、吹出モードの切替を
行うフィルムダンパ(膜状部材)が異音を発生するとい
った問題があった。
【0004】すなわち、例えば図2においてセンタフェ
イスグリル1aを閉じた場合、図2中円形部分の拡大図
である図3の中の矢印に示すように、空気の一部が格子
6bとフィルムダンパ3の遮断部3aとの隙間を勢い良
く流れ(図中矢印A)、これによって前記遮断部3aが
ばたついて異音が発生していた。
【0005】そこで本発明は上記問題に鑑みてなされた
ものであって、膜状部材のばたつきによる異音の発生を
防止する車両用空調装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ダクトを介して車室内へ空気を送風するブ
ロワ、前記ダクトの下流に設けられたセンタフェイスダ
クト、該センタフェイスダクトと隣合うところの前記ダ
クトの下流に設けられたサイドフェイスダクト、前記セ
ンタフェイスダクトと前記サイドフェイスダクトとの境
界部分に設けられ、前記ダクトの一部を構成しているダ
クト壁部、前記センタフェイスダクトおよび前記サイド
フェイスダクトに沿って張架され、かつ前記空気を通す
複数の孔部と、該孔部の相互間に設けられ前記空気の流
れを遮断する遮断部とを有する可撓性の膜状部材、およ
び前記センタフェイスダクトおよび前記サイドフェイス
ダクトのうち少なくとも一方からの車室内への送風を遮
断する吹出口遮断手段を有し、前記ダクト壁部の前記膜
状部材側先端部を前記孔部の中心に近い位置と互いに対
向させ、かつ前記複数の孔部のそれぞれの中心間の寸法
を1としたときに、前記ダクト壁部の前記膜状部材側先
端部と前記遮断部との間の寸法を0.3ないし0.7
設定した車両用空調装置をその要旨とする。
【0007】
【作用】本発明においては、ダクト壁部の膜状部材側先
端部を、孔部の中心に近い位置と互いに対向させるよう
にずらしたので、膜状部材の遮断部をばたつかせるほど
の大きな風が遮断部を直射することがなくなり、異音が
発生しなくなる。
【0008】また、前記複数の孔部のそれぞれの中心間
の寸法を1としたときに、前記ダクト壁部の前記膜状部
材側先端部と前記遮断部との間の寸法を0.3ないし
0.7にすることによって、膜状部材の遮断部が発生す
る異音の大きさを許容範囲内に抑えることができる。す
なわち前記寸法をこの範囲内に設定すれば、装置を乗員
が実際に使用しても乗員は苦にならない。また前記寸法
を0.4ないし0.6に設定することによって、異音は
殆ど聞こえなくなる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明における車両
用空調装置は膜状部材から異音が発生しないので、乗員
は快適な車室内温度コントロールを行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。図1は本発明一実施例におけるフェイス吹出口近辺
の構造を示す断面図であり、図4は図1中の円内部分の
拡大図である。
【0011】図1において5は、センタフェイスダクト
5aとサイドフェイスダクト5bとが一体となって形成
され、かつダクト4の下流に形成されたフェイス吹出口
6部分に固定されたフェイスダクトであり、ダクト4の
一部を構成している。そしてセンタフェイスダクト5a
とサイドフェイスダクト5bとの境界部分であるダクト
壁部7は、図示せぬブロワから送風されてフィルムダン
パ3を通過した空気を、センタフェイスダクト5aから
車室内へ吹き出すかサイドフェイスダクト5bから車室
内へ吹き出すかをはっきりと区別するガイドとしての機
能を有する。
【0012】6aないし6cは、フィルムダンパ3の遮
断部3aに沿ってフェイス吹出口6に形成された格子で
ある。フィルムダンパ3は樹脂でできた可撓性を有する
ものであり、図中下方から上方に向かって空気が流れた
ときに図中上方へたわもうとするが、この格子6aない
し6cはこのたわもうとする力を抑える働きをする。こ
こで参考のために、図1のC−C断面図を図6に示し
た。
【0013】ところでこの一実施例ではダクト壁部7を
従来の位置(図1中2点鎖線位置)に対して実線の位置
までずらしている。従来に比べてどれだけずらしている
かを具体的に説明するために、まず格子6bと格子6c
との間隔をLとする。また、ダクト壁部7が従来の位置
から移動した距離をXとする。このときX/Lの値が
0.4ないし0.6となるように一実施例では設定して
いる。
【0014】X/Lの値が上記範囲内となるようにダク
ト壁部7をずらすと、センタフェイスグリル1aを閉じ
てサイドフェイスグリル1bを開けた場合に、従来にお
いて遮断部3aと格子6bとの隙間を勢い良く流れてい
た空気(図3中矢印Aに示す空気)が図4の矢印Bに示
すように流れるようになる。つまり、図4中、遮断部3
aと格子6aとの隙間を勢い良く流れる空気が無くなる
ので、遮断部3aと格子6aとが互いにばたばたと衝突
し合うことによって生じる異音が発生しなくなる。
【0015】以上本発明の一実施例について述べたが、
上記X/Lの値は0.4ないし0.6である必要は無
く、この値が0.3ないし0.7の範囲内なら乗員はフ
ィルムダンパ3のばたつき音をほとんど気にすることは
ない。参考のため、X/Lの値に対するフィルムダンパ
3の最大移動量を示す図を図5に示す。なお、この図5
ではX/Lの値が0から0.5までの特性しか図示して
いないが、0.5から1までの特性についてはX/L=
0.5を軸に前記0から0.5までの特性と線対称であ
るので図示していない。
【0016】またフィルムダンパ3の材質によっては、
格子6bと衝突しなくても自身がばたばたと干渉するだ
けで異音を発生し得るフィルムダンパが在るが、本実施
例はこのようなフィルムダンパにおいても対応すること
ができるものであり、X/Lの値が0.3ないし0.7
となるようにダクト壁部7をずらすことによって前記干
渉を無くすことができ、異音の発生を防止することがで
きる。
【0017】なお、上記実施例において、吹出口遮断手
段はセンタフェイスグリル1aおよびサイドフェイスグ
リル1bにて構成している。また膜状部材はフィルムダ
ンパ3にて構成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の車両用空調装置におけるフェ
イス吹出口近辺の構造を示す断面図である。
【図2】従来の車両用空調装置におけるフェイス吹出口
近辺の構造を示す断面図である。
【図3】図2中円内部分の拡大図である。
【図4】図1中の円内部分の拡大図である。
【図5】X/Lの値に対するフィルムダンパの最大移動
量を示す特性図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【符号の説明】
1a 吹出口遮断手段としてのセンタフェイスグリル 1b 吹出口遮断手段としてのサイドフェイスグリル 3 膜状部材としてのフィルムダンパ 3a 遮断部 3b 孔部 4 ダクト 5a センタフェイスダクト 5b サイドフェイスダクト 7 ダクト壁部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−36515(JP,A) 特開 昭64−85809(JP,A) 特開 昭63−166618(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクトを介して車室内へ空気を送風するブ
    ロワ、 前記ダクトの下流に設けられたセンタフェイスダクト、 該センタフェイスダクトと隣合うところの前記ダクトの
    下流に設けられたサイドフェイスダクト、 前記センタフェイスダクトと前記サイドフェイスダクト
    との境界部分に設けられ、前記ダクトの一部を構成して
    いるダクト壁部、 前記センタフェイスダクトおよび前記サイドフェイスダ
    クトに沿って張架され、かつ前記空気を通す複数の孔部
    と、該孔部の相互間に設けられ前記空気の流れを遮断す
    る遮断部とを有する可撓性の膜状部材、および 前記センタフェイスダクトおよび前記サイドフェイスダ
    クトのうち少なくとも一方からの車室内への送風を遮断
    する吹出口遮断手段を有し、 前記ダクト壁部の前記膜状部材側先端部を前記孔部の中
    心に近い位置と互いに対向させ、かつ前記複数の孔部の
    それぞれの中心間の寸法を1としたときに、前記ダクト
    壁部の前記膜状部材側先端部と前記遮断部との間の寸法
    を0.3ないし0.7に設定したことを特徴とする車両
    用空調装置。
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