JP3278371B2 - トンネル内装板の直打設工法およびその装置 - Google Patents
トンネル内装板の直打設工法およびその装置Info
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- JP3278371B2 JP3278371B2 JP02724797A JP2724797A JP3278371B2 JP 3278371 B2 JP3278371 B2 JP 3278371B2 JP 02724797 A JP02724797 A JP 02724797A JP 2724797 A JP2724797 A JP 2724797A JP 3278371 B2 JP3278371 B2 JP 3278371B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル内に二次
覆工させたコンクリートの表面の防護と美観を向上させ
るためのトンネル内装板を、二次覆工用コンクリートの
打設と同時施工することができるトンネル内装板の直打
設工法およびその装置に関するものである。なお、本明
細書中、「打設」とは、養生硬化してない流動性コンク
リートを型枠と、トンネル掘削面または一次覆工用コン
クリートと、の間に充填させることをいう。
覆工させたコンクリートの表面の防護と美観を向上させ
るためのトンネル内装板を、二次覆工用コンクリートの
打設と同時施工することができるトンネル内装板の直打
設工法およびその装置に関するものである。なお、本明
細書中、「打設」とは、養生硬化してない流動性コンク
リートを型枠と、トンネル掘削面または一次覆工用コン
クリートと、の間に充填させることをいう。
【0002】
【従来の技術】元来、トンネル壁面(二次覆工させたコ
ンクリートの表面)との輝度差から視線誘導を促し、ド
ライバーの視認性を向上させ、自動車の安定走行を支援
すると共に、トンネル壁面の漏水、配管の露出、トンネ
ル壁面の不揃いを被覆することによりトンネル壁面の防
護と美観を向上させる措置として、通常トンネル壁面の
下方部分に、白色系塗装を施したトンネル内装板を施工
し(取付け)ていた。
ンクリートの表面)との輝度差から視線誘導を促し、ド
ライバーの視認性を向上させ、自動車の安定走行を支援
すると共に、トンネル壁面の漏水、配管の露出、トンネ
ル壁面の不揃いを被覆することによりトンネル壁面の防
護と美観を向上させる措置として、通常トンネル壁面の
下方部分に、白色系塗装を施したトンネル内装板を施工
し(取付け)ていた。
【0003】その工程は、まずトンネル壁面である二次
覆工用コンクリートの表面に固定金具を固着させた後、
各固定金具にそれぞれトンネル内装板を固定させたり、
固定金具を使用するのではなく、トンネル内装板を貼着
用モルタルを介して直に二次覆工用コンクリートの表面
に固定していた。
覆工用コンクリートの表面に固定金具を固着させた後、
各固定金具にそれぞれトンネル内装板を固定させたり、
固定金具を使用するのではなく、トンネル内装板を貼着
用モルタルを介して直に二次覆工用コンクリートの表面
に固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、トンネル内装板
の施工は、二次覆工用コンクリートの打設後に別途行わ
れていたため、トンネルの全長が長い程その工期も長く
なり、一年近くかかる場合もあり、施工期間が長いこと
が問題となっていた。
の施工は、二次覆工用コンクリートの打設後に別途行わ
れていたため、トンネルの全長が長い程その工期も長く
なり、一年近くかかる場合もあり、施工期間が長いこと
が問題となっていた。
【0005】また、各固定金具に、個々にトンネル内装
板を固定したり、貼着用モルタルを介して個々にトンネ
ル内装板を固定していたため、作業能率が良くないこと
が問題となっていた。
板を固定したり、貼着用モルタルを介して個々にトンネ
ル内装板を固定していたため、作業能率が良くないこと
が問題となっていた。
【0006】また、トンネル内は、湧水や高い湿度、冬
季の凍結防止剤、自動車の排気ガス等もあり、汚損し易
く、金属の腐食が進行する環境であるため、固定金具が
腐食したり、貼着用モルタルが劣化すると共に、自動車
からの衝撃、清掃作業時の清掃具の圧力等によりトンネ
ル内装板の表面が汚損するため、永年使用中、固定金具
の取替え、トンネル内装板の洗浄、取替え等を何度も行
う必要があり、この維持管理に大きな負担が掛かること
が問題となっていた。
季の凍結防止剤、自動車の排気ガス等もあり、汚損し易
く、金属の腐食が進行する環境であるため、固定金具が
腐食したり、貼着用モルタルが劣化すると共に、自動車
からの衝撃、清掃作業時の清掃具の圧力等によりトンネ
ル内装板の表面が汚損するため、永年使用中、固定金具
の取替え、トンネル内装板の洗浄、取替え等を何度も行
う必要があり、この維持管理に大きな負担が掛かること
が問題となっていた。
【0007】また、固定金具の取替え、トンネル内装板
の洗浄、取替え等の補修工事において、トンネル内の片
側車線を止めて行う必要があり、このため交通渋滞とな
り、トンネル内装板の補修工事の見直しが強く要望され
ている。
の洗浄、取替え等の補修工事において、トンネル内の片
側車線を止めて行う必要があり、このため交通渋滞とな
り、トンネル内装板の補修工事の見直しが強く要望され
ている。
【0008】本発明は、この要望に対処すべく、二次覆
工用コンクリートの打設と同時施工ができ、維持管理の
負担を激減させることができるトンネル内装板の直打設
工法およびその装置を提供することを目的とするもので
ある。
工用コンクリートの打設と同時施工ができ、維持管理の
負担を激減させることができるトンネル内装板の直打設
工法およびその装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の工法は、トンネ
ル内に打設した二次覆工用コンクリートの表面に、一枚
のシートに多数配設させてなるトンネル内装板を取付け
る工法において、トンネル内に二次覆工用コンクリート
を打設する型枠の外周面の下方部分に設けられた凹部内
に嵌着させた弾性体に、トンネル内装板をシート毎に、
表面を弾性体に当接させ、ステープルを介して止着させ
た後、トンネル内に型枠を介して二次覆工用コンクリー
トを打設し、二次覆工用コンクリートの養生硬化後、型
枠を脱型させることにより、二次覆工用コンクリートの
表面にトンネル内装板を直に取付けることを特徴とする
ものである。
ル内に打設した二次覆工用コンクリートの表面に、一枚
のシートに多数配設させてなるトンネル内装板を取付け
る工法において、トンネル内に二次覆工用コンクリート
を打設する型枠の外周面の下方部分に設けられた凹部内
に嵌着させた弾性体に、トンネル内装板をシート毎に、
表面を弾性体に当接させ、ステープルを介して止着させ
た後、トンネル内に型枠を介して二次覆工用コンクリー
トを打設し、二次覆工用コンクリートの養生硬化後、型
枠を脱型させることにより、二次覆工用コンクリートの
表面にトンネル内装板を直に取付けることを特徴とする
ものである。
【0010】本発明の装置は、トンネル内に二次覆工用
コンクリートを打設する型枠の外周面の下方部分に設け
られた凹部内に嵌着させた弾性体に、一枚のシートに多
数配設させてなるトンネル内装板を、シート毎に、表面
を弾性体に当接させ、ステープルを介して止着させてな
り、トンネル内に型枠を介して二次覆工用コンクリート
を打設し、二次覆工用コンクリートの養生硬化後、型枠
を脱型させることにより、二次覆工用コンクリートの表
面にトンネル内装板を直に取付けることを特徴とするも
のである。
コンクリートを打設する型枠の外周面の下方部分に設け
られた凹部内に嵌着させた弾性体に、一枚のシートに多
数配設させてなるトンネル内装板を、シート毎に、表面
を弾性体に当接させ、ステープルを介して止着させてな
り、トンネル内に型枠を介して二次覆工用コンクリート
を打設し、二次覆工用コンクリートの養生硬化後、型枠
を脱型させることにより、二次覆工用コンクリートの表
面にトンネル内装板を直に取付けることを特徴とするも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るトンネル内装板の直
打設装置は、図1〜図6に示すように、以下の構成から
なるものである。
打設装置は、図1〜図6に示すように、以下の構成から
なるものである。
【0012】トンネル12内に二次覆工用コンクリート
14を打設する型枠16の外周面に、トンネル内装板1
8を、トンネル内装板18の表面を型枠16に当接させ
て止着させてある。
14を打設する型枠16の外周面に、トンネル内装板1
8を、トンネル内装板18の表面を型枠16に当接させ
て止着させてある。
【0013】本発明で使用する型枠16は、上円部分2
0および下円部分22が伸縮自在、かつ折畳み可能なも
のである。
0および下円部分22が伸縮自在、かつ折畳み可能なも
のである。
【0014】 本例において、トンネル内装板18は表面
がセラミックであるタイルであり、表面がセラミックで
あるため、排気ガスが付着し難く、また付着しても水に
よる洗浄等で容易に清掃が行え、長期的に美観を保つこ
とができる。
がセラミックであるタイルであり、表面がセラミックで
あるため、排気ガスが付着し難く、また付着しても水に
よる洗浄等で容易に清掃が行え、長期的に美観を保つこ
とができる。
【0015】 また、トンネル内装板18は一枚のシート
24に、目地26を形成させて多数配設させると共に、
この目地26に目地充填材38を装着させ、トンネル内
装板18の表面側を貼着させてブロック化してある。
24に、目地26を形成させて多数配設させると共に、
この目地26に目地充填材38を装着させ、トンネル内
装板18の表面側を貼着させてブロック化してある。
【0016】 また、二次覆工用コンクリート14の養生
硬化後、シート24をトンネル内装板18の表面から剥
離し易くするため、シート24とトンネル内装板18と
の貼着用接着剤の素材を考慮すると共に、トンネル内装
板18からシート24を剥離した際、トンネル内装板1
8の表面に残存したシート片を、トンネル内装板18の
表面から容易に除去し易くするため、シート24の素材
を考慮しておくことが望ましい。
硬化後、シート24をトンネル内装板18の表面から剥
離し易くするため、シート24とトンネル内装板18と
の貼着用接着剤の素材を考慮すると共に、トンネル内装
板18からシート24を剥離した際、トンネル内装板1
8の表面に残存したシート片を、トンネル内装板18の
表面から容易に除去し易くするため、シート24の素材
を考慮しておくことが望ましい。
【0017】本例のトンネル内装板18の型枠16への
止着手段を以下に詳述する。
止着手段を以下に詳述する。
【0018】 型枠16の外周面に凹部34が設けられて
いる。
いる。
【0019】 本例において、凹部34は型枠16の下方
部分にのみ設けられている。
部分にのみ設けられている。
【0020】 凹部34内に、凹部34に対応させて弾性
体36が嵌着されている。
体36が嵌着されている。
【0021】 弾性体36はゴム、ウレタン等の弾性素材
であればよい。
であればよい。
【0022】 弾性体36にトンネル内装板18を、トン
ネル内装板18の表面を当接させて止着させてある。
ネル内装板18の表面を当接させて止着させてある。
【0023】 また、トンネル内装板18の型枠16の弾
性体36への止着は、ステープル40を介して行う。
性体36への止着は、ステープル40を介して行う。
【0024】 従って、トンネル内装板18の型枠16の
弾性体36への止着は、多数の内装板18を貼着させた
シート24毎に、ステープル40を目地26部分にステ
ープラ(図示略)を介して打込むことにより止着させる
ため、容易に止着できると共に、一度に多数のトンネル
内装板18を止着させることができ、作業効率が良い。
弾性体36への止着は、多数の内装板18を貼着させた
シート24毎に、ステープル40を目地26部分にステ
ープラ(図示略)を介して打込むことにより止着させる
ため、容易に止着できると共に、一度に多数のトンネル
内装板18を止着させることができ、作業効率が良い。
【0025】 なお、図中30は既二次覆工用コンクリー
ト打設部、32は既一次覆工用コンクリート打設部を示
す。
ト打設部、32は既一次覆工用コンクリート打設部を示
す。
【0026】 本装置を使用してトンネル12内の二次覆
工用コンクリート14の表面にトンネル内装板18を直
に取付ける工法を以下に詳述する。
工用コンクリート14の表面にトンネル内装板18を直
に取付ける工法を以下に詳述する。
【0027】 まず、型枠16をトンネル12の所定位置
まで移動させる。
まで移動させる。
【0028】 この際、型枠16のトンネル掘削側と反対
側は、既二次覆工用コンクリート打設部30と重合させ
ておく必要がある。
側は、既二次覆工用コンクリート打設部30と重合させ
ておく必要がある。
【0029】 次に、型枠16のトンネル掘削側周縁を確
実に被覆(妻止め)する。
実に被覆(妻止め)する。
【0030】 次に、既一次覆工用コンクリート打設部3
2と型枠16との間に二次覆工用コンクリート14を打
設させ、二次覆工用コンクリート14を養生硬化させ
る。
2と型枠16との間に二次覆工用コンクリート14を打
設させ、二次覆工用コンクリート14を養生硬化させ
る。
【0031】 次に、型枠16を脱型させる。
【0032】 この際、型枠16の外周面にトンネル内装
板18が止着されているため、二次覆工用コンクリート
14の打設時に、トンネル内装板18の表面を除く全て
の部分が二次覆工用コンクリート14内に埋設された状
態で、二次覆工用コンクリート14の養生硬化完了後、
打設した二次覆工用コンクリート14の表面に、トンネ
ル内装板18が固着される。
板18が止着されているため、二次覆工用コンクリート
14の打設時に、トンネル内装板18の表面を除く全て
の部分が二次覆工用コンクリート14内に埋設された状
態で、二次覆工用コンクリート14の養生硬化完了後、
打設した二次覆工用コンクリート14の表面に、トンネ
ル内装板18が固着される。
【0033】 また、型枠16の脱型時、型枠16の外周
面に止着されたトンネル内装板18は、表面を除く全て
の部分が養生硬化した二次覆工用コンクリート14に固
着され、この固着力が、型枠16とトンネル内装板18
との止着手段であるステープル40の弾性体36への止
着力より、強大であるため、トンネル内装板18は型枠
16から容易に剥離する。
面に止着されたトンネル内装板18は、表面を除く全て
の部分が養生硬化した二次覆工用コンクリート14に固
着され、この固着力が、型枠16とトンネル内装板18
との止着手段であるステープル40の弾性体36への止
着力より、強大であるため、トンネル内装板18は型枠
16から容易に剥離する。
【0034】 次に、二次覆工用コンクリート14の表面
に固着されたトンネル内装板18の表面に残存したシー
ト24を除去すると共に、トンネル内装板18の表面を
洗浄する。
に固着されたトンネル内装板18の表面に残存したシー
ト24を除去すると共に、トンネル内装板18の表面を
洗浄する。
【0035】 また、型枠16の脱型時、型枠16の弾性
体36からトンネル内装板18は容易に剥離し、多数の
トンネル内装板18間に形成された目地26部分にステ
ープル40が残存するが、目地26表面に露出したステ
ープル40については、切断、折曲げ等の処理する必要
がある。
体36からトンネル内装板18は容易に剥離し、多数の
トンネル内装板18間に形成された目地26部分にステ
ープル40が残存するが、目地26表面に露出したステ
ープル40については、切断、折曲げ等の処理する必要
がある。
【0036】 前記工程により、型枠16が設置された個
所にトンネル内装板18の施工が完了する。
所にトンネル内装板18の施工が完了する。
【0037】 このトンネル内装板16の施工を、トンネ
ル掘削側へ向けて順次型枠16を移動させて行い、トン
ネル12の全長にわたり行う。
ル掘削側へ向けて順次型枠16を移動させて行い、トン
ネル12の全長にわたり行う。
【0038】 また、図7にトンネル内装板18の型枠1
6への止着手段の別の例が示してある。
6への止着手段の別の例が示してある。
【0039】 本例において、型枠16へのトンネル内装
板18の止着手段は、両面テープ28である。場合によ
っては、トンネル内装板18のシート24に両面テープ
28を貼着させることもある。
板18の止着手段は、両面テープ28である。場合によ
っては、トンネル内装板18のシート24に両面テープ
28を貼着させることもある。
【0040】 従って、型枠16へのトンネル内装板18
の止着は、多数のトンネル内装板18を貼着させたシー
ト24毎に、両面テープ28を介して型枠16に止着さ
せるため、容易に止着できると共に、一度に多数のトン
ネル内装板18を止着させることができ、作業効率が良
い。
の止着は、多数のトンネル内装板18を貼着させたシー
ト24毎に、両面テープ28を介して型枠16に止着さ
せるため、容易に止着できると共に、一度に多数のトン
ネル内装板18を止着させることができ、作業効率が良
い。
【0041】 本例の装置を使用してトンネル12内の二
次覆工用コンクリート14の表面にトンネル内装板18
を直に取付ける工法は第1例と同様にして行う。
次覆工用コンクリート14の表面にトンネル内装板18
を直に取付ける工法は第1例と同様にして行う。
【0042】本例において、型枠16の脱型時、型枠1
6に固着されたトンネル内装板18の表面に残存した両
面テープ28は、シート24と共に除去できる。
6に固着されたトンネル内装板18の表面に残存した両
面テープ28は、シート24と共に除去できる。
【0043】 なお、両例において、トンネル内装板18
は表面がセラミックであるタイルであるが、通常のタイ
ルとしてもよく、他の素材からなる板状のものであれば
よい。
は表面がセラミックであるタイルであるが、通常のタイ
ルとしてもよく、他の素材からなる板状のものであれば
よい。
【0044】 また、トンネル内装板18の型枠16への
止着個所を型枠16の下方部分としてあるのは、通常ト
ンネル内装板18はトンネル12下方にのみ取付けられ
るためである。
止着個所を型枠16の下方部分としてあるのは、通常ト
ンネル内装板18はトンネル12下方にのみ取付けられ
るためである。
【0045】 また、型枠16は伸縮、折畳み自在のもの
であるが、必ずしも、伸縮折畳み自在のものに限定され
ることはない。
であるが、必ずしも、伸縮折畳み自在のものに限定され
ることはない。
【0046】 また、本例は略半円形のトンネル等のコン
クリート打設におけるものであるが、円形のトンネル、
例えば海中トンネル、下水道等にも利用できる。
クリート打設におけるものであるが、円形のトンネル、
例えば海中トンネル、下水道等にも利用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るトンネル内装板の直打設工
法およびその装置によれば、二次覆工用コンクリートを
打設するための型枠の外周面に設けられた凹部に嵌着さ
せた弾性体に、トンネル内装板を、ステープルを介して
止着させ、二次覆工用コンクリートの打設と同時にトン
ネル内装板の施工をするため、止着作業が極めて容易で
あり、二次覆工と別にトンネル内装板の施工を行う必要
がなく、トンネル内装板の施工期間を大幅に短縮でき
る。
法およびその装置によれば、二次覆工用コンクリートを
打設するための型枠の外周面に設けられた凹部に嵌着さ
せた弾性体に、トンネル内装板を、ステープルを介して
止着させ、二次覆工用コンクリートの打設と同時にトン
ネル内装板の施工をするため、止着作業が極めて容易で
あり、二次覆工と別にトンネル内装板の施工を行う必要
がなく、トンネル内装板の施工期間を大幅に短縮でき
る。
【0048】 また、トンネル内装板を直に二次覆工用コ
ンクリートの表面に取付けることにより、従来使用して
いた固定金具、貼着用モルタルを省くことができるた
め、固定金具の腐食、貼着用モルタルの劣化によるトン
ネル内装板の損傷が皆無となるばかりか、固定金具の取
替え、トンネル内装板の取替え等の補修工事の回数が激
減し、維持管理に掛かる負担を激減させることができ
る。
ンクリートの表面に取付けることにより、従来使用して
いた固定金具、貼着用モルタルを省くことができるた
め、固定金具の腐食、貼着用モルタルの劣化によるトン
ネル内装板の損傷が皆無となるばかりか、固定金具の取
替え、トンネル内装板の取替え等の補修工事の回数が激
減し、維持管理に掛かる負担を激減させることができ
る。
【図1】本発明に係るトンネル内装板の直打設装置を示
す正面図。
す正面図。
【図2】同、側面図。
【図3】(イ)はトンネル内装板の側面図、(ロ)はト
ンネル内装板の正面図。
ンネル内装板の正面図。
【図4】本装置の要部正面図。
【図5】型枠へのトンネル内装板の止着状態を示す要部
拡大正面図。
拡大正面図。
【図6】同、要部拡大平面図。
【図7】別のトンネル内装板の直打設装置の要部拡大正
面図。
面図。
12 トンネル 14 二次覆工用コンクリート 16 型枠 18 トンネル内装板24 シート 34 凹部 36 弾性体 40 ステープル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−13625(JP,A) 特開 昭50−91127(JP,A) 特公 昭53−9008(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/04 E04G 9/10 103
Claims (2)
- 【請求項1】 トンネル(12)内に打設した二次覆工用コ
ンクリート(14)の表面に、一枚のシート(24)に多数配設
させてなるトンネル内装板(18)を取付ける工法におい
て、 トンネル(12)内に二次覆工用コンクリート(14)を打設す
る型枠(16)の外周面の下方部分に設けられた凹部(34)内
に嵌着させた弾性体(36)に、トンネル内装板(18)をシー
ト(24)毎に、表面を弾性体(36)に当接させ、ステープル
(40)を介して止着させた後、トンネル(12)内に型枠(16)
を介して二次覆工用コンクリート(14)を打設し、二次覆
工用コンクリート(14)の養生硬化後、型枠(16)を脱型さ
せることにより、二次覆工用コンクリート(14)の表面に
トンネル内装板(18)を直に取付けることを特徴とするト
ンネル内装板の直打設工法。 - 【請求項2】 トンネル(12)内に二次覆工用コンクリー
ト(14)を打設する型枠(16)の外周面の下方部分に設けら
れた凹部(34)内に嵌着させた弾性体(36)に、一枚のシー
ト(24)に多数配設させてなるトンネル内装板(18)を、シ
ート(24)毎に、表面を弾性体(36)に当接させ、ステープ
ル(40)を介して止着させてなり、 トンネル(12)内に型枠(16)を介して二次覆工用コンクリ
ート(14)を打設し、二次覆工用コンクリート(14)の養生
硬化後、型枠(16)を脱型させることにより、二次覆工用
コンクリート(14)の表面にトンネル内装板(18)を直に取
付けることを特徴とするトンネル内装板の直打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02724797A JP3278371B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | トンネル内装板の直打設工法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02724797A JP3278371B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | トンネル内装板の直打設工法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205290A JPH10205290A (ja) | 1998-08-04 |
JP3278371B2 true JP3278371B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=12215755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02724797A Expired - Fee Related JP3278371B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | トンネル内装板の直打設工法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3278371B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4099293B2 (ja) * | 1999-07-26 | 2008-06-11 | 岐阜工業株式会社 | トンネル内装板の直打設工法およびその装置 |
CN108442941A (zh) * | 2018-02-26 | 2018-08-24 | 龚岗 | 隧道锚喷支护混凝土整体式分段灌注模板及施工方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS539008B2 (ja) * | 1973-07-01 | 1978-04-03 | ||
JPS5091127A (ja) * | 1973-12-17 | 1975-07-21 | ||
JP3556737B2 (ja) * | 1995-07-03 | 2004-08-25 | 株式会社仲田建設 | タイル貼着パネル取付構造 |
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1997
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