JP3277924B2 - 交換システム - Google Patents
交換システムInfo
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- JP3277924B2 JP3277924B2 JP2000032723A JP2000032723A JP3277924B2 JP 3277924 B2 JP3277924 B2 JP 3277924B2 JP 2000032723 A JP2000032723 A JP 2000032723A JP 2000032723 A JP2000032723 A JP 2000032723A JP 3277924 B2 JP3277924 B2 JP 3277924B2
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- Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話通信網等に用
いられる交換機システムの構成に係り、特に高速広帯域
の通信に適し、且つ、規模拡張性を考慮した分散形交換
システムの構成に関する。 【0002】 【従来の技術】交換システムは、高速広帯域化、伝送路
の大容量化、信頼性の一層の向上、という方向に向かっ
ている。これに対するひとつの具体策として、通話路
系、特に集線段の分散化が考えられる。すなわち負荷分
散効果による処理能力の向上と、交換機全体としての大
容量化、及び、ビルディングブロック性の確保(局規模
に応じて最適構成がとれること)、更には、物理的分散
配置による危険分散を図るのである。 【0003】従来の交換機の役割は、低速度の電話音声
の交換がほとんどであったが、今後、画像までを含む高
速のデータ通信やいわゆるマルチメディア通信の需要が
伸びてくると予想される。そのため、交換機には飛躍的
な呼処理能力の向上が要求されるが、プロセサの処理能
力にはある程度の限界がある。処理能力向上の策として
は、マルチプロセサ化による、機能分散や負荷分散があ
るが、ソフトウェアの複雑化を招くうえ、プロセサ間通
信等がネックになり、やはり限界は存在する。 【0004】また、増設性や危険分散の面から、交換機
が機能ユニット毎にモジュール化構成されていて、それ
が物理的に分散している事が望ましいが、その場合もプ
ロセサそのものを分散させた、独立分散構成をとらない
と中央プロセサの負担は変らず、むしろ各モジュールを
制御するための制御線が増加してしまう。 【0005】一方、上記のように、高速データ通信やマ
ルチメディア通信の需要が伸びてくるとは言っても、地
域的、時間的偏りはあり、高処理能力かつ大容量の交換
機のみでは、経済的なネットワークは構成できない。従
って、アーキテクチャとしては将来まで使える物であ
り、かつ、規模は小容量から大容量まで柔軟に構成でき
る、すなわち上記のビルディングブロック性が重要にな
る。 【0006】図2に従来の交換機の基本構成を示す。加
入者インタフェースを持つ集線段201と、スイッチン
グを行なう分配段202から成る通話路系と制御系20
3、保守運用系205、信号処理系204で構成される
(電子通信学会発行「ディジタル交換方式」p.17図
3.1交換機の基本構成参照)。 【0007】本構成で分散化を図る場合は、図3に示す
ように集線段201を分散モジュール化(分散化集線段
301,302)して張りだす案が考えられるが、前述
のように制御系の負担は変らない。物理的には分散され
るため、災害時などに対しては危険分散にはなるが、例
えば、ある集線段モジュールが故障した場合、システム
全体は制御系が集中管理しているため、制御系で故障モ
ジュールの切り離し処理を行なわなければならない等、
集中管理部にオーバヘッドが生じシステム全体への影響
が出る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、通
話路系が分散され、制御系が1個所に集中しているタイ
プの分散形交換システムでは、制御系の処理能力に限界
があるため、負荷分散のメリットを完全に生かし切れな
い。即ち、今後の交換システムは制御系も含めて分散し
た独立分散化構成が望ましい。ところが、各モジュール
が独立していると、あるモジュールから他のモジュール
へ通信を行なおうとした時、送信側のモジュールは、相
手モジュールまでの伝送路が空いているか、更に、相手
モジュールから出ていく回線が空いているかどうかを知
らなければならない。即ち、リソース管理が必要になる
のである。通常分散システムにおいても、リソース管理
は集中して行う事が多いが、リソース管理を1個所で集
中して行なうと、各モジュールが全てこの集中管理部に
問合せをする事になるので、特に大規模システムの場
合、ここが処理のネックとなる。一方、各モジュールが
完全に独立分散であると、ひとつのモジュールは他の全
てのモジュールの状態を常に知っているか、呼設定のた
びに相手モジュールの状態を確認するかのどちらかの方
法をとらなければならない。前者では、あるひとつのモ
ジュールで状態が変わった時に他の全てのモジュールに
それを通知するか、各モジュールが定期的に状態を確認
し合うか、のどちらかが必要であり、しかも、それだけ
ではあるモジュールに1回線だけ空きが残っている時
に、他の複数のモジュールが同時にそこへ向かって通信
要求をしてしまう可能性が残る。後者では、このような
問題は起こらないがいずれにしても全てのモジュール相
互間の通信が必要である。このために、例えば各モジュ
ール間に通信線をメッシュ状に張る事が考えられるが、
物理的な面からも、通信の管理を更に別に行わなければ
ならないという面からもこれは経済的ではない。 【0009】本発明の目的は、より経済的で、処理能力
の高い分散形交換システムを構築することにある。具体
的には、周辺交換モジュールが共通にアクセスする伝送
路もしくは装置(中央交換モジュール)を持った分散交
換システムであって、しかも、共通部が呼処理のボトル
ネックとならないように各周辺交換モジュールが独立に
呼処理可能な分散形交換システムを提供することにあ
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、図4に示すような加入者線または中継線との信号の
送受を行なうインタフェース回路を持つ複数の周辺交換
モジュール402,403,404,405と、該複数
の周辺交換モジュールそれぞれと伝送路を介し接続され
た1台または複数の中央交換モジュール401から成
る、分散形交換システムを構成した。 【0011】周辺交換モジュールは、加入者線または中
継線から入力される信号の宛先方路を決定する機能を持
ち、伝送路に信号と宛先周辺交換モジュール番号を含む
ヘッダを乗せた情報の塊(パケット、ブロック、セル等
と呼ばれる)を前記伝送路へ送出する機能と、加入者線
又は中継線の空塞状態を常に記憶しておく状態管理機能
と、要求があった時に、前記加入者線又は中継線の空塞
を判定する機能と、判定の結果を前記複数の周辺交換モ
ジュール間で送受する機能を持つ。 【0012】中央交換モジュールは、各周辺交換モジュ
ールを相互に接続するモジュールで、単なるバス形の伝
送路やループ形の伝送路でも良いし、スイッチでも良
い。 【0013】スイッチの場合は、上記パケットの衝突を
避けるため、次のような工夫が必要となる。即ち、複数
の時間スイッチとそれらの時間スイッチ間を接続する空
間スイッチと、空間スイッチの入側ハイウェイ対応にリ
ンク(スイッチ間を接続するときにそれぞれの呼にあた
える管理単位)の空塞管理を、フレーム(伝送路上の信
号を便宜的にを適当な時間に区切ったもの)毎に行う、
第1の状態管理メモリと、空間スイッチの出側ハイウェ
イ対応にリンクの空塞管理をフレーム毎に行う、第2の
状態管理メモリと、第1、第2の状態管理メモリを参照
して、同一宛先を持つ複数のタイムスロットが同一時刻
にスイッチングされないように前記複数の時間スイッチ
それぞれの書き込み、又は読み出しアドレスを発生させ
る回路を持つ構成である。 【0014】上記のような手段を備えた分散形交換シス
テムは、以下のような呼設定を行なう。 【0015】ある周辺交換モジュールに、加入者からの
発呼要求があると、該周辺交換モジュールはダイヤル数
字を分析し、宛先方路を知る。次に宛先方路に属する任
意の周辺交換モジュールを選び、発呼信号を送る。この
発呼信号は、ヘッダとして、選択した周辺交換モジュー
ルの番号の宛先を含み、信号として、呼番号、選択数
字、信号速度、使用タイムスロット番号を書き込んだ、
伝送路上のタイムスロットに乗せられた一つのパケット
である。タイムスロットとはフレームを更に細かく区切
ったもので、時分割多重技術に置いては分割、多重の基
本単位である。 【0016】このタイムスロットを伝送路を介して中央
交換モジュールへ送出する。中央交換モジュールが伝送
路の場合は、この伝送路は各周辺交換モジュールからの
パケットを多重して各周辺交換モジュール間を接続した
ものなので、各周辺交換モジュールは各パケットのヘッ
ダを読みとって、自分に宛てられたものが有ればこれを
取り込む。一方、中央交換モジュールがスイッチの場合
は、中央交換モジュールがヘッダを読み取って、このパ
ケットを宛先周辺交換モジュールへ接続された伝送路へ
スイッチングする。 【0017】宛先として指定された周辺交換モジュール
は、このパケットの乗ったタイムスロットを受信する
と、加入者線又は中継線の回線の空塞を判断した後、応
答信号を発信周辺交換モジュールへ送り返す。この応答
信号も発呼信号とほぼ同様な構成のパケットである。パ
ケットを乗せるタイムスロットの数は、後で具体的に述
べるが、回線が空いている限り空きタイムスロットがあ
るように設定するので、回線が空いていれば必ず応答信
号が返ってくる。逆に、一定時間たっても応答信号が返
って来なければ、回線が捕捉出来なかったとして、同じ
方路に属する他の周辺交換モジュールに宛て再度発呼信
号を送出する。応答信号が返ってくると、その時点で呼
設定が完了した事になる。その後は、毎フレーム、発呼
信号で宛先周辺交換モジュールへ連絡済の、同一のタイ
ムスロットを用いて信号を送出する。この際、中央交換
モジュールは、ヘッダの宛先を読み取って、スイッチン
グするだけであり、プロセサは介在しない。 【0018】以上のようにして、共通部である中央交換
モジュールではパケットの振り分け以外の処理を行なわ
せずに、周辺交換モジュールだけで呼設定を行なう事が
できる。また、その後の通話状態においても、中央交換
モジュールは各タイムスロットのヘッダをもとに、自律
的にスイッチングする。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を用いて説明する。図1は本発明の交換システムの通話
路系を示すもので、中央交換モジュール(CM:Centra
l Module)101を中心に、これに伝送路111,1
12等を介して周辺交換モジュール(FM:Front−end
Module)102〜109が接続している。図において
SM(Subscriber Module)と記してある周辺交換モジ
ュール102〜105は、加入者線インタフェースを持
ち、TM(Trunk Module)と記してある周辺交換モジ
ュール106〜109は中継線インタフェースを持つ。
例えば、加入者線110から到来した信号は周辺交換モ
ジュール102で宛先アドレスを付加されて、モジュー
ル間伝送路111を経て、中央交換モジュール101へ
送られる。中央交換モジュール101はヘッダに書き込
まれているアドレスを参照して、例えば宛先が周辺交換
モジュール108であれば、モジュール間伝送路112
へスイッチングする。周辺交換モジュール108では、
ヘッダを取り除き、信号を中継線113へ送出する。中
継線側から加入者線側への通信も同様である。 【0020】通常の通信は双方向で行われるので、加入
者線インタフェースの周辺交換モジュール(SM)は、
例えば102と104,103と105のように、1対
ずつ組み合わせて分散設置される。尚、中継線インタフ
ェースの周辺交換モジュール(TM)は、特に分散設置
する必要が無いので、中央交換モジュールと近接して置
かれる。周辺交換モジュールの数や、SMとTMの割合
は、局状に応じて自由に決める事ができる。もちろんT
Mのみを設置すれば、中継交換機として機能する。 【0021】次に、図5を用いて更に詳細な構成と動作
を説明する。周辺交換モジュール102は、時間スイッ
チ501,リンクインタフェース502,制御系50
3、状態管理メモリ500で構成される。加入者線から
は、図示しない集線装置を経て時分割多重された、加入
者からの信号が入力される。時間スイッチ501は、こ
の時分割多重された信号を、制御系503の指示に従っ
て宛先モジュール別に並べ替える。リンクインタフェー
ス502は、これに宛先アドレス等のヘッダを付加し
て、同一宛先へ行く信号とともにタイムスロットへ乗
せ、中央交換モジュール101へ向けて送出する。 【0022】中央交換モジュール101は、リンクイン
タフェース504,514、時間スイッチ505,51
5チャネルマッチ論理511、空間スイッチ506、時
間スイッチ507,517より成る。周辺交換モジュー
ル102より届いたタイムスロットは、リンクインタフ
ェース504でヘッダを読みこむ。チャネルマッチ論理
511は、各周辺交換モジュールから到着した各タイム
スロットのヘッダ情報から、同一宛先を持ったタイムス
ロットが同一時刻に複数個存在しないように、各時間ス
イッチ505,515の読み出しアドレス又は書き込み
アドレスを発生する。本動作はワイヤードロジックのみ
で行う事が可能である。時間スイッチ505,515は
チャネルマッチ論理で発生するアドレスに基づいて、タ
イムスロットの入れ替えを行うものであり、1フレーム
内のタイムスロットを完全に衝突しないように入れ替え
るため、即ちノンブロックとするため、出側のリンクは
入側のリンクの2倍の速度で動作させる。空間スイッチ
506は、各タイムスロットをそのヘッダに書かれた宛
先アドレスによって、スイッチングし、宛先の周辺交換
モジュールへ接続された時間スイッチ507,517へ
送り出す。時間スイッチ507,517は動作速度を元
に戻して、周辺交換モジュールへ接続する伝送路へタイ
ムスロットを送出する。 【0023】周辺交換モジュール104は、リンクイン
タフェース509、時間スイッチ510、制御系50
8、状態管理メモリ518から成る。中央交換モジュー
ル101より到着したタイムスロットは、リンクインタ
フェース509にてヘッダを除去され、信号はヘッダ内
の情報に基づいて制御系508が指示するアドレスによ
って時間スイッチ510に書き込まれ、信号は再び時分
割多重されて、中継線へ送出される。 【0024】図5を用いて信号の流れを説明したが、次
に呼設定時の動作について述べる。 【0025】図8に示すように、加入者線側周辺交換モ
ジュール(以下SMと略記)は発呼を検出すると、方路
分析を行う。従って、各SMは必要なデータは全て自分
で持っている必要がある。宛先方路が決まると、一般に
は各方路毎に複数の中継線側周辺交換モジュール(以下
TMと略記)があるので、その中から任意の一つを選択
する。選択アルゴリズムは種々考えられるが、発信側の
周辺交換モジュールは互いに通信しないので、なるべく
各発信側周辺交換モジュールが異なる着信側周辺交換モ
ジュールを選択するようなアルゴリズムが望ましい。例
えば特定のSMから特定の方路への通信が多ければ、そ
のSMは常に特定のTMを選択し、他のSMはそのTM
を選択しないなど、局状に応じて決める事もできる。T
Mを選択した後、そのTMへ宛てて発呼信号を送る。こ
れは、別の信号線を用いて送っても構わないが、本実施
例では、通話路のタイムスロットを使う。発呼信号の情
報部分には、呼番号、選択数字、信号速度、使用タイム
スロット番号を書き込む。TMはこれにより、その後受
信する。どのタイムスロットの(1タイムスロットに複
数の呼が含まれていれば)何番目の何ビット分の情報
が、その呼であるかどうかを認識する事が出来る。(ヘ
ッダのオーバヘッドを少なくするために同一方路へ向か
う複数の呼を1つのタイムスロットに乗せる手法は群交
換の一種として一般的である。)発呼信号を受信したT
Mは、図5で示した制御系508が状態管理メモリ51
8を参照して、自分が収容している回線の空塞状態を判
定し、空きがあればそのうちの1つの回線を捕捉して、
回線状態管理メモリ518書き替え、応答信号を返送す
る。応答信号はこの受信TMと対になっている発信TM
から送られ、前記の発信SMと対になっているSMで受
信される。応答信号には、呼番号と、使用タイムスロッ
ト番号を書き込む。応答信号がSMで受信されると、呼
設定が完了した事になる。この方式によれば、周辺交換
モジュールは、自分の収容している回線の状態管理と、
空塞状態の判断と、その通知を行うだけで、中央交換モ
ジュールの介在なく回線の捕捉と、通信に使用するタイ
ムスロットの確保が行える。 【0026】図6にモジュール間伝送路のフレーム構成
を示す。ここでは125μsを1フレームとして、その
中をm個のタイムスロットに分割している。各タイムス
ロットはヘッダ601と情報部602から成る。 【0027】図7にタイムスロットの構成を更に詳細に
示す。ヘッダ601は5つの領域に分割される。それぞ
れの内容は、空/使用中表示701、交換情報/呼制御
情報インジケータ702、宛先アドレス703、発信ア
ドレス704、呼番号705である。 【0028】次にタイムスロット数と、情報部の長さに
ついて説明する。前提条件として、最大c回線を収容す
る周辺交換モジュールがn個あるとし、タイムスロット
内のヘッダはhバイト、情報部はiバイトであるとす
る。この1フレーム内のタイムスロット数tは、次の条
件を満たすようにする。すなわち、ある宛先周辺交換モ
ジュール以外の(n−1)個の宛先に対しては、全て音
声1回線分(即ち1バイト)の情報しか送られていない
という、最も効率の悪い状態で、残りの{c−(n−
1)}回線の情報が全てある1つの宛先周辺交換モジュ
ールへ集中して送られたとしても、タイムスロットは不
足してはならない。式で表すと、 t≧(n−1)+c−(n−1)/i ・・・(1) を満たさなければならないという事である。 【0029】一方、ヘッダによるオーバヘッドoは次の
ように表わせる。 【0030】o=t・(h+i)/c ・・・(2) タイムスロット数tが大きいほど、オーバヘッドは大き
くなるので、上記(1)式と(2)式からtとiの最適
値が求まる。 【0031】このようにしてタイムスロット数を決定す
ればある周辺交換モジュールで、回線が空いてさえいれ
ばその周辺交換モジュールと通信するためのタイムスロ
ットは必ず確保でき、周辺交換モジュールにおけるリソ
ース管理を回線の空塞状態のみで出来るようになる。 【0032】次に、先に述べた交換ユニットでのチャネ
ルマッチ論理について更に詳しく説明する。 【0033】図9に、チャネルマッチ論理部のブロック
図を示す。リンクインタフェース504〜514と時間
スイッチ505〜515及び空間スイッチ506は図5
にて説明したものと同じである。 【0034】チャネルマッチ論理511は、アドレス多
重器901、1次リンク管理メモリ902、2次リンク
管理メモリ903、アドレス計算部904から成る。
尚、ここで言う「1次リンク」は空間スイッチ506の
入側リンクであり、「2次リンク」は空間スイッチ50
6の出側リンクである。リンクインタフェース504〜
514でヘッダが読み出され、アドレス多重器901で
多重される。ヘッダの内容のうち、発信アドレス(S
A)は1次リンク管理メモリ902の読み出しアドレス
とし、宛先アドレス(DA)は2次リンク管理メモリ9
03の読み出しアドレスとする。1次リンク管理メモリ
902には周辺交換モジュール対応に1次リンクの各タ
イムスロットの空塞状態が、2次リンク管理メモリ90
3には周辺交換モジュール対応に2次リンクの各タイム
スロットの空塞状態が書き込まれている。尚、ノンブロ
ック通話路とするため空間スイッチは動作速度を2倍と
してあるので、タイムスロット数としては1フレームサ
イクルで入力されるタイムスロットの2倍ある。フレー
ム内のある時点で見ると、そのフレーム内で、1次リン
クと2次リンクそれぞれの「何番目のタイムスロットが
空いているか」がわかる。 【0035】図10で更に具体的に説明する。図は入側
i番目の周辺交換モジュールから出側j番目の周辺交換
モジュールへ宛てたタイムスロットが入って来たところ
を表わしている。(図では、1が塞がり、0が空きを意
味している。) 発信アドレス#i、宛先アドレス#jでそれぞれ1次リ
ンク管理メモリ、2次リンク管理メモリの内容を読み出
す。両者のORをとって共通に空いているところを求
め、フレームの1番先頭に近い空きを、このタイムスロ
ットが時間スイッチに書かれるべきアドレスとする。使
用した位置は、0を1に書き換え、 1次リンク管理メ
モリ、2次リンク管理メモリへフィードバックする。 【0036】このようにして到着したタイムスロット
を、上記書き込みアドレスに基づいてそれぞれの時間ス
イッチにランダムライトするとともに、1次リンク管理
メモリ、2次リンク管理メモリを書き換えていき、1フ
レーム分の処理が済んだらシーケンシャルリードによっ
て、空間スイッチ506ヘ送出すれば、空間スイッチ5
06でのスイッチングにおいて、タイムスロットの衝突
は起こらない。尚、上記説明において、時間スイッチは
ライト面とリード面を持ち、それを交互に使う、いわゆ
るダブルバッファ構成されている事とした。またランダ
ムライト、シーケンシャルリードとして説明したが、シ
ーケンシャルライト、ランダムリードでも同様の機能は
得られるように構成できる。 【0037】空間スイッチ506は、各タイムスロット
のヘッダの宛先アドレスにより自律的にスイッチングで
きるものであれば良く、色々な構成が考えられる。図1
1に一例を示す。ここでは、各宛先対応にセレクタ11
11〜1113を設け、切替アドレス発生回路1121
〜1123でヘッダ情報をもとに、切替アドレスを発生
して、切替えるという単純な構成をとっている。タイミ
ングを合せるために、リタイミング回路1101〜11
21を設けてある。 【0038】以上の説明でわかるように、中央交換モジ
ュールは全てワイヤードロジックで構築可能であり、制
御プロセサを必要としない受動モジュールである。 【0039】図12は、本発明による分散形交換システ
ムの別の構成例を示したもので、中央交換モジュールを
複数とした事で、負荷分散と危険分散を図ったものであ
る。 【0040】中央交換モジュールが受動モジュールであ
るため、このような分散化が容易である。どちらの中央
交換モジュールを経由しても同一の周辺交換モジュール
へ到着できるように構成してあるので、片方が故障して
も、もう一方が過負荷とならない限り支障はない。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、各周辺交換モジュール
は自分の収容している回線の管理だけを行えば良く、集
中リソース管理が不要なので、共通部の処理ネックが無
く、交換システム全体として高い処理能力が得られる。
また、各周辺交換モジュールは自分でプロセサを持ち、
呼処理を全て行う事ができる独立分散モジュールであ
り、一方共通部である中央交換モジュールは、呼処理プ
ロセサを持たない、単なる伝送路、または、全ワイヤー
ドロジックによる構成である事から、プロセサの処理能
力はネックとならず、交換システム全体として高い処理
能力が得られる。 【0042】また、共通部である中央交換モジュールの
処理能力を気にせずに、増設、拡張が行えるため、周辺
交換モジュールの数を変えることで、小規模な構成から
大規模な構成までの柔軟な構成が可能となる。 【0043】更に、スイッチング機能を持つ中央交換モ
ジュールは、プロセサもスイッチの保持メモリも持たな
いため、間欠的な障害が時間的に後に影響を残さず、ま
たひとつの周辺交換モジュールが故障を起こしても、中
央交換モジュールにはほとんど何の影響も与えないとい
う、極めて信頼性の高い分散形交換システムを構築する
ことができる。 【0044】以上まとめると本発明によれば負荷分散、
危険分散によって、処理能力が高くかつ信頼性の高い、
分散形交換システムの構築が可能である。
いられる交換機システムの構成に係り、特に高速広帯域
の通信に適し、且つ、規模拡張性を考慮した分散形交換
システムの構成に関する。 【0002】 【従来の技術】交換システムは、高速広帯域化、伝送路
の大容量化、信頼性の一層の向上、という方向に向かっ
ている。これに対するひとつの具体策として、通話路
系、特に集線段の分散化が考えられる。すなわち負荷分
散効果による処理能力の向上と、交換機全体としての大
容量化、及び、ビルディングブロック性の確保(局規模
に応じて最適構成がとれること)、更には、物理的分散
配置による危険分散を図るのである。 【0003】従来の交換機の役割は、低速度の電話音声
の交換がほとんどであったが、今後、画像までを含む高
速のデータ通信やいわゆるマルチメディア通信の需要が
伸びてくると予想される。そのため、交換機には飛躍的
な呼処理能力の向上が要求されるが、プロセサの処理能
力にはある程度の限界がある。処理能力向上の策として
は、マルチプロセサ化による、機能分散や負荷分散があ
るが、ソフトウェアの複雑化を招くうえ、プロセサ間通
信等がネックになり、やはり限界は存在する。 【0004】また、増設性や危険分散の面から、交換機
が機能ユニット毎にモジュール化構成されていて、それ
が物理的に分散している事が望ましいが、その場合もプ
ロセサそのものを分散させた、独立分散構成をとらない
と中央プロセサの負担は変らず、むしろ各モジュールを
制御するための制御線が増加してしまう。 【0005】一方、上記のように、高速データ通信やマ
ルチメディア通信の需要が伸びてくるとは言っても、地
域的、時間的偏りはあり、高処理能力かつ大容量の交換
機のみでは、経済的なネットワークは構成できない。従
って、アーキテクチャとしては将来まで使える物であ
り、かつ、規模は小容量から大容量まで柔軟に構成でき
る、すなわち上記のビルディングブロック性が重要にな
る。 【0006】図2に従来の交換機の基本構成を示す。加
入者インタフェースを持つ集線段201と、スイッチン
グを行なう分配段202から成る通話路系と制御系20
3、保守運用系205、信号処理系204で構成される
(電子通信学会発行「ディジタル交換方式」p.17図
3.1交換機の基本構成参照)。 【0007】本構成で分散化を図る場合は、図3に示す
ように集線段201を分散モジュール化(分散化集線段
301,302)して張りだす案が考えられるが、前述
のように制御系の負担は変らない。物理的には分散され
るため、災害時などに対しては危険分散にはなるが、例
えば、ある集線段モジュールが故障した場合、システム
全体は制御系が集中管理しているため、制御系で故障モ
ジュールの切り離し処理を行なわなければならない等、
集中管理部にオーバヘッドが生じシステム全体への影響
が出る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、通
話路系が分散され、制御系が1個所に集中しているタイ
プの分散形交換システムでは、制御系の処理能力に限界
があるため、負荷分散のメリットを完全に生かし切れな
い。即ち、今後の交換システムは制御系も含めて分散し
た独立分散化構成が望ましい。ところが、各モジュール
が独立していると、あるモジュールから他のモジュール
へ通信を行なおうとした時、送信側のモジュールは、相
手モジュールまでの伝送路が空いているか、更に、相手
モジュールから出ていく回線が空いているかどうかを知
らなければならない。即ち、リソース管理が必要になる
のである。通常分散システムにおいても、リソース管理
は集中して行う事が多いが、リソース管理を1個所で集
中して行なうと、各モジュールが全てこの集中管理部に
問合せをする事になるので、特に大規模システムの場
合、ここが処理のネックとなる。一方、各モジュールが
完全に独立分散であると、ひとつのモジュールは他の全
てのモジュールの状態を常に知っているか、呼設定のた
びに相手モジュールの状態を確認するかのどちらかの方
法をとらなければならない。前者では、あるひとつのモ
ジュールで状態が変わった時に他の全てのモジュールに
それを通知するか、各モジュールが定期的に状態を確認
し合うか、のどちらかが必要であり、しかも、それだけ
ではあるモジュールに1回線だけ空きが残っている時
に、他の複数のモジュールが同時にそこへ向かって通信
要求をしてしまう可能性が残る。後者では、このような
問題は起こらないがいずれにしても全てのモジュール相
互間の通信が必要である。このために、例えば各モジュ
ール間に通信線をメッシュ状に張る事が考えられるが、
物理的な面からも、通信の管理を更に別に行わなければ
ならないという面からもこれは経済的ではない。 【0009】本発明の目的は、より経済的で、処理能力
の高い分散形交換システムを構築することにある。具体
的には、周辺交換モジュールが共通にアクセスする伝送
路もしくは装置(中央交換モジュール)を持った分散交
換システムであって、しかも、共通部が呼処理のボトル
ネックとならないように各周辺交換モジュールが独立に
呼処理可能な分散形交換システムを提供することにあ
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、図4に示すような加入者線または中継線との信号の
送受を行なうインタフェース回路を持つ複数の周辺交換
モジュール402,403,404,405と、該複数
の周辺交換モジュールそれぞれと伝送路を介し接続され
た1台または複数の中央交換モジュール401から成
る、分散形交換システムを構成した。 【0011】周辺交換モジュールは、加入者線または中
継線から入力される信号の宛先方路を決定する機能を持
ち、伝送路に信号と宛先周辺交換モジュール番号を含む
ヘッダを乗せた情報の塊(パケット、ブロック、セル等
と呼ばれる)を前記伝送路へ送出する機能と、加入者線
又は中継線の空塞状態を常に記憶しておく状態管理機能
と、要求があった時に、前記加入者線又は中継線の空塞
を判定する機能と、判定の結果を前記複数の周辺交換モ
ジュール間で送受する機能を持つ。 【0012】中央交換モジュールは、各周辺交換モジュ
ールを相互に接続するモジュールで、単なるバス形の伝
送路やループ形の伝送路でも良いし、スイッチでも良
い。 【0013】スイッチの場合は、上記パケットの衝突を
避けるため、次のような工夫が必要となる。即ち、複数
の時間スイッチとそれらの時間スイッチ間を接続する空
間スイッチと、空間スイッチの入側ハイウェイ対応にリ
ンク(スイッチ間を接続するときにそれぞれの呼にあた
える管理単位)の空塞管理を、フレーム(伝送路上の信
号を便宜的にを適当な時間に区切ったもの)毎に行う、
第1の状態管理メモリと、空間スイッチの出側ハイウェ
イ対応にリンクの空塞管理をフレーム毎に行う、第2の
状態管理メモリと、第1、第2の状態管理メモリを参照
して、同一宛先を持つ複数のタイムスロットが同一時刻
にスイッチングされないように前記複数の時間スイッチ
それぞれの書き込み、又は読み出しアドレスを発生させ
る回路を持つ構成である。 【0014】上記のような手段を備えた分散形交換シス
テムは、以下のような呼設定を行なう。 【0015】ある周辺交換モジュールに、加入者からの
発呼要求があると、該周辺交換モジュールはダイヤル数
字を分析し、宛先方路を知る。次に宛先方路に属する任
意の周辺交換モジュールを選び、発呼信号を送る。この
発呼信号は、ヘッダとして、選択した周辺交換モジュー
ルの番号の宛先を含み、信号として、呼番号、選択数
字、信号速度、使用タイムスロット番号を書き込んだ、
伝送路上のタイムスロットに乗せられた一つのパケット
である。タイムスロットとはフレームを更に細かく区切
ったもので、時分割多重技術に置いては分割、多重の基
本単位である。 【0016】このタイムスロットを伝送路を介して中央
交換モジュールへ送出する。中央交換モジュールが伝送
路の場合は、この伝送路は各周辺交換モジュールからの
パケットを多重して各周辺交換モジュール間を接続した
ものなので、各周辺交換モジュールは各パケットのヘッ
ダを読みとって、自分に宛てられたものが有ればこれを
取り込む。一方、中央交換モジュールがスイッチの場合
は、中央交換モジュールがヘッダを読み取って、このパ
ケットを宛先周辺交換モジュールへ接続された伝送路へ
スイッチングする。 【0017】宛先として指定された周辺交換モジュール
は、このパケットの乗ったタイムスロットを受信する
と、加入者線又は中継線の回線の空塞を判断した後、応
答信号を発信周辺交換モジュールへ送り返す。この応答
信号も発呼信号とほぼ同様な構成のパケットである。パ
ケットを乗せるタイムスロットの数は、後で具体的に述
べるが、回線が空いている限り空きタイムスロットがあ
るように設定するので、回線が空いていれば必ず応答信
号が返ってくる。逆に、一定時間たっても応答信号が返
って来なければ、回線が捕捉出来なかったとして、同じ
方路に属する他の周辺交換モジュールに宛て再度発呼信
号を送出する。応答信号が返ってくると、その時点で呼
設定が完了した事になる。その後は、毎フレーム、発呼
信号で宛先周辺交換モジュールへ連絡済の、同一のタイ
ムスロットを用いて信号を送出する。この際、中央交換
モジュールは、ヘッダの宛先を読み取って、スイッチン
グするだけであり、プロセサは介在しない。 【0018】以上のようにして、共通部である中央交換
モジュールではパケットの振り分け以外の処理を行なわ
せずに、周辺交換モジュールだけで呼設定を行なう事が
できる。また、その後の通話状態においても、中央交換
モジュールは各タイムスロットのヘッダをもとに、自律
的にスイッチングする。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を用いて説明する。図1は本発明の交換システムの通話
路系を示すもので、中央交換モジュール(CM:Centra
l Module)101を中心に、これに伝送路111,1
12等を介して周辺交換モジュール(FM:Front−end
Module)102〜109が接続している。図において
SM(Subscriber Module)と記してある周辺交換モジ
ュール102〜105は、加入者線インタフェースを持
ち、TM(Trunk Module)と記してある周辺交換モジ
ュール106〜109は中継線インタフェースを持つ。
例えば、加入者線110から到来した信号は周辺交換モ
ジュール102で宛先アドレスを付加されて、モジュー
ル間伝送路111を経て、中央交換モジュール101へ
送られる。中央交換モジュール101はヘッダに書き込
まれているアドレスを参照して、例えば宛先が周辺交換
モジュール108であれば、モジュール間伝送路112
へスイッチングする。周辺交換モジュール108では、
ヘッダを取り除き、信号を中継線113へ送出する。中
継線側から加入者線側への通信も同様である。 【0020】通常の通信は双方向で行われるので、加入
者線インタフェースの周辺交換モジュール(SM)は、
例えば102と104,103と105のように、1対
ずつ組み合わせて分散設置される。尚、中継線インタフ
ェースの周辺交換モジュール(TM)は、特に分散設置
する必要が無いので、中央交換モジュールと近接して置
かれる。周辺交換モジュールの数や、SMとTMの割合
は、局状に応じて自由に決める事ができる。もちろんT
Mのみを設置すれば、中継交換機として機能する。 【0021】次に、図5を用いて更に詳細な構成と動作
を説明する。周辺交換モジュール102は、時間スイッ
チ501,リンクインタフェース502,制御系50
3、状態管理メモリ500で構成される。加入者線から
は、図示しない集線装置を経て時分割多重された、加入
者からの信号が入力される。時間スイッチ501は、こ
の時分割多重された信号を、制御系503の指示に従っ
て宛先モジュール別に並べ替える。リンクインタフェー
ス502は、これに宛先アドレス等のヘッダを付加し
て、同一宛先へ行く信号とともにタイムスロットへ乗
せ、中央交換モジュール101へ向けて送出する。 【0022】中央交換モジュール101は、リンクイン
タフェース504,514、時間スイッチ505,51
5チャネルマッチ論理511、空間スイッチ506、時
間スイッチ507,517より成る。周辺交換モジュー
ル102より届いたタイムスロットは、リンクインタフ
ェース504でヘッダを読みこむ。チャネルマッチ論理
511は、各周辺交換モジュールから到着した各タイム
スロットのヘッダ情報から、同一宛先を持ったタイムス
ロットが同一時刻に複数個存在しないように、各時間ス
イッチ505,515の読み出しアドレス又は書き込み
アドレスを発生する。本動作はワイヤードロジックのみ
で行う事が可能である。時間スイッチ505,515は
チャネルマッチ論理で発生するアドレスに基づいて、タ
イムスロットの入れ替えを行うものであり、1フレーム
内のタイムスロットを完全に衝突しないように入れ替え
るため、即ちノンブロックとするため、出側のリンクは
入側のリンクの2倍の速度で動作させる。空間スイッチ
506は、各タイムスロットをそのヘッダに書かれた宛
先アドレスによって、スイッチングし、宛先の周辺交換
モジュールへ接続された時間スイッチ507,517へ
送り出す。時間スイッチ507,517は動作速度を元
に戻して、周辺交換モジュールへ接続する伝送路へタイ
ムスロットを送出する。 【0023】周辺交換モジュール104は、リンクイン
タフェース509、時間スイッチ510、制御系50
8、状態管理メモリ518から成る。中央交換モジュー
ル101より到着したタイムスロットは、リンクインタ
フェース509にてヘッダを除去され、信号はヘッダ内
の情報に基づいて制御系508が指示するアドレスによ
って時間スイッチ510に書き込まれ、信号は再び時分
割多重されて、中継線へ送出される。 【0024】図5を用いて信号の流れを説明したが、次
に呼設定時の動作について述べる。 【0025】図8に示すように、加入者線側周辺交換モ
ジュール(以下SMと略記)は発呼を検出すると、方路
分析を行う。従って、各SMは必要なデータは全て自分
で持っている必要がある。宛先方路が決まると、一般に
は各方路毎に複数の中継線側周辺交換モジュール(以下
TMと略記)があるので、その中から任意の一つを選択
する。選択アルゴリズムは種々考えられるが、発信側の
周辺交換モジュールは互いに通信しないので、なるべく
各発信側周辺交換モジュールが異なる着信側周辺交換モ
ジュールを選択するようなアルゴリズムが望ましい。例
えば特定のSMから特定の方路への通信が多ければ、そ
のSMは常に特定のTMを選択し、他のSMはそのTM
を選択しないなど、局状に応じて決める事もできる。T
Mを選択した後、そのTMへ宛てて発呼信号を送る。こ
れは、別の信号線を用いて送っても構わないが、本実施
例では、通話路のタイムスロットを使う。発呼信号の情
報部分には、呼番号、選択数字、信号速度、使用タイム
スロット番号を書き込む。TMはこれにより、その後受
信する。どのタイムスロットの(1タイムスロットに複
数の呼が含まれていれば)何番目の何ビット分の情報
が、その呼であるかどうかを認識する事が出来る。(ヘ
ッダのオーバヘッドを少なくするために同一方路へ向か
う複数の呼を1つのタイムスロットに乗せる手法は群交
換の一種として一般的である。)発呼信号を受信したT
Mは、図5で示した制御系508が状態管理メモリ51
8を参照して、自分が収容している回線の空塞状態を判
定し、空きがあればそのうちの1つの回線を捕捉して、
回線状態管理メモリ518書き替え、応答信号を返送す
る。応答信号はこの受信TMと対になっている発信TM
から送られ、前記の発信SMと対になっているSMで受
信される。応答信号には、呼番号と、使用タイムスロッ
ト番号を書き込む。応答信号がSMで受信されると、呼
設定が完了した事になる。この方式によれば、周辺交換
モジュールは、自分の収容している回線の状態管理と、
空塞状態の判断と、その通知を行うだけで、中央交換モ
ジュールの介在なく回線の捕捉と、通信に使用するタイ
ムスロットの確保が行える。 【0026】図6にモジュール間伝送路のフレーム構成
を示す。ここでは125μsを1フレームとして、その
中をm個のタイムスロットに分割している。各タイムス
ロットはヘッダ601と情報部602から成る。 【0027】図7にタイムスロットの構成を更に詳細に
示す。ヘッダ601は5つの領域に分割される。それぞ
れの内容は、空/使用中表示701、交換情報/呼制御
情報インジケータ702、宛先アドレス703、発信ア
ドレス704、呼番号705である。 【0028】次にタイムスロット数と、情報部の長さに
ついて説明する。前提条件として、最大c回線を収容す
る周辺交換モジュールがn個あるとし、タイムスロット
内のヘッダはhバイト、情報部はiバイトであるとす
る。この1フレーム内のタイムスロット数tは、次の条
件を満たすようにする。すなわち、ある宛先周辺交換モ
ジュール以外の(n−1)個の宛先に対しては、全て音
声1回線分(即ち1バイト)の情報しか送られていない
という、最も効率の悪い状態で、残りの{c−(n−
1)}回線の情報が全てある1つの宛先周辺交換モジュ
ールへ集中して送られたとしても、タイムスロットは不
足してはならない。式で表すと、 t≧(n−1)+c−(n−1)/i ・・・(1) を満たさなければならないという事である。 【0029】一方、ヘッダによるオーバヘッドoは次の
ように表わせる。 【0030】o=t・(h+i)/c ・・・(2) タイムスロット数tが大きいほど、オーバヘッドは大き
くなるので、上記(1)式と(2)式からtとiの最適
値が求まる。 【0031】このようにしてタイムスロット数を決定す
ればある周辺交換モジュールで、回線が空いてさえいれ
ばその周辺交換モジュールと通信するためのタイムスロ
ットは必ず確保でき、周辺交換モジュールにおけるリソ
ース管理を回線の空塞状態のみで出来るようになる。 【0032】次に、先に述べた交換ユニットでのチャネ
ルマッチ論理について更に詳しく説明する。 【0033】図9に、チャネルマッチ論理部のブロック
図を示す。リンクインタフェース504〜514と時間
スイッチ505〜515及び空間スイッチ506は図5
にて説明したものと同じである。 【0034】チャネルマッチ論理511は、アドレス多
重器901、1次リンク管理メモリ902、2次リンク
管理メモリ903、アドレス計算部904から成る。
尚、ここで言う「1次リンク」は空間スイッチ506の
入側リンクであり、「2次リンク」は空間スイッチ50
6の出側リンクである。リンクインタフェース504〜
514でヘッダが読み出され、アドレス多重器901で
多重される。ヘッダの内容のうち、発信アドレス(S
A)は1次リンク管理メモリ902の読み出しアドレス
とし、宛先アドレス(DA)は2次リンク管理メモリ9
03の読み出しアドレスとする。1次リンク管理メモリ
902には周辺交換モジュール対応に1次リンクの各タ
イムスロットの空塞状態が、2次リンク管理メモリ90
3には周辺交換モジュール対応に2次リンクの各タイム
スロットの空塞状態が書き込まれている。尚、ノンブロ
ック通話路とするため空間スイッチは動作速度を2倍と
してあるので、タイムスロット数としては1フレームサ
イクルで入力されるタイムスロットの2倍ある。フレー
ム内のある時点で見ると、そのフレーム内で、1次リン
クと2次リンクそれぞれの「何番目のタイムスロットが
空いているか」がわかる。 【0035】図10で更に具体的に説明する。図は入側
i番目の周辺交換モジュールから出側j番目の周辺交換
モジュールへ宛てたタイムスロットが入って来たところ
を表わしている。(図では、1が塞がり、0が空きを意
味している。) 発信アドレス#i、宛先アドレス#jでそれぞれ1次リ
ンク管理メモリ、2次リンク管理メモリの内容を読み出
す。両者のORをとって共通に空いているところを求
め、フレームの1番先頭に近い空きを、このタイムスロ
ットが時間スイッチに書かれるべきアドレスとする。使
用した位置は、0を1に書き換え、 1次リンク管理メ
モリ、2次リンク管理メモリへフィードバックする。 【0036】このようにして到着したタイムスロット
を、上記書き込みアドレスに基づいてそれぞれの時間ス
イッチにランダムライトするとともに、1次リンク管理
メモリ、2次リンク管理メモリを書き換えていき、1フ
レーム分の処理が済んだらシーケンシャルリードによっ
て、空間スイッチ506ヘ送出すれば、空間スイッチ5
06でのスイッチングにおいて、タイムスロットの衝突
は起こらない。尚、上記説明において、時間スイッチは
ライト面とリード面を持ち、それを交互に使う、いわゆ
るダブルバッファ構成されている事とした。またランダ
ムライト、シーケンシャルリードとして説明したが、シ
ーケンシャルライト、ランダムリードでも同様の機能は
得られるように構成できる。 【0037】空間スイッチ506は、各タイムスロット
のヘッダの宛先アドレスにより自律的にスイッチングで
きるものであれば良く、色々な構成が考えられる。図1
1に一例を示す。ここでは、各宛先対応にセレクタ11
11〜1113を設け、切替アドレス発生回路1121
〜1123でヘッダ情報をもとに、切替アドレスを発生
して、切替えるという単純な構成をとっている。タイミ
ングを合せるために、リタイミング回路1101〜11
21を設けてある。 【0038】以上の説明でわかるように、中央交換モジ
ュールは全てワイヤードロジックで構築可能であり、制
御プロセサを必要としない受動モジュールである。 【0039】図12は、本発明による分散形交換システ
ムの別の構成例を示したもので、中央交換モジュールを
複数とした事で、負荷分散と危険分散を図ったものであ
る。 【0040】中央交換モジュールが受動モジュールであ
るため、このような分散化が容易である。どちらの中央
交換モジュールを経由しても同一の周辺交換モジュール
へ到着できるように構成してあるので、片方が故障して
も、もう一方が過負荷とならない限り支障はない。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、各周辺交換モジュール
は自分の収容している回線の管理だけを行えば良く、集
中リソース管理が不要なので、共通部の処理ネックが無
く、交換システム全体として高い処理能力が得られる。
また、各周辺交換モジュールは自分でプロセサを持ち、
呼処理を全て行う事ができる独立分散モジュールであ
り、一方共通部である中央交換モジュールは、呼処理プ
ロセサを持たない、単なる伝送路、または、全ワイヤー
ドロジックによる構成である事から、プロセサの処理能
力はネックとならず、交換システム全体として高い処理
能力が得られる。 【0042】また、共通部である中央交換モジュールの
処理能力を気にせずに、増設、拡張が行えるため、周辺
交換モジュールの数を変えることで、小規模な構成から
大規模な構成までの柔軟な構成が可能となる。 【0043】更に、スイッチング機能を持つ中央交換モ
ジュールは、プロセサもスイッチの保持メモリも持たな
いため、間欠的な障害が時間的に後に影響を残さず、ま
たひとつの周辺交換モジュールが故障を起こしても、中
央交換モジュールにはほとんど何の影響も与えないとい
う、極めて信頼性の高い分散形交換システムを構築する
ことができる。 【0044】以上まとめると本発明によれば負荷分散、
危険分散によって、処理能力が高くかつ信頼性の高い、
分散形交換システムの構築が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散交換システムの構成例を示すブロ
ック図である。 【図2】従来例を示すブロック図である。 【図3】従来例を示すブロック図である。 【図4】本発明の基本構成を示すブロック図である。 【図5】本発明の実施例を示すブロック図である。 【図6】本発明の実施例のフレーム構成の説明図であ
る。 【図7】本発明の実施例のタイムスロット構成の説明図
である。 【図8】本発明の呼制御シーケンスの説明図である。 【図9】図5の一部を詳細に示す実施例のブロック図で
ある。 【図10】図9の動作説明図である。 【図11】図5の一部を詳細に示す実施例のブロック図
である。 【図12】システム構成例を示すブロック図である。 【符号の説明】 101…中央交換モジュール、 102〜109…
周辺交換モジュール、500…状態管理メモリ、
501…時間スイッチ、502,504…リンクイ
ンタフェース、503…制御回路、 5
05,507…時間スイッチ、506…空間スイッチ、
511…チャネルマッチ論理、901…ア
ドレス多重器、 902…1次リンク管理メモ
リ、903…2次リンク管理メモリ、 904…アド
レス計算部。
ック図である。 【図2】従来例を示すブロック図である。 【図3】従来例を示すブロック図である。 【図4】本発明の基本構成を示すブロック図である。 【図5】本発明の実施例を示すブロック図である。 【図6】本発明の実施例のフレーム構成の説明図であ
る。 【図7】本発明の実施例のタイムスロット構成の説明図
である。 【図8】本発明の呼制御シーケンスの説明図である。 【図9】図5の一部を詳細に示す実施例のブロック図で
ある。 【図10】図9の動作説明図である。 【図11】図5の一部を詳細に示す実施例のブロック図
である。 【図12】システム構成例を示すブロック図である。 【符号の説明】 101…中央交換モジュール、 102〜109…
周辺交換モジュール、500…状態管理メモリ、
501…時間スイッチ、502,504…リンクイ
ンタフェース、503…制御回路、 5
05,507…時間スイッチ、506…空間スイッチ、
511…チャネルマッチ論理、901…ア
ドレス多重器、 902…1次リンク管理メモ
リ、903…2次リンク管理メモリ、 904…アド
レス計算部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 加藤 孝雄
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地
株式会社日立製作所 戸塚工場内
(72)発明者 桑原 弘
東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地
株式会社日立製作所 中央研究所内
(56)参考文献 特開 昭60−127844(JP,A)
信学技報SE83−148
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 12/56
H04Q 11/04
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】1.複数の加入者線もしくは中継線
から受信した情報を該情報の宛先に対応した加入者線も
しくは中継線に転送する交換システムであって、 それぞれが、受信した情報の宛先決定を行い、前記受信
情報に前記宛先を示すヘッダを付加して出力する複数の
第1のモジュールと、 前記複数の第1のモジュール同士を相互接続する空間ス
イッチを有し、前記複数の第1のモジュールのいずれか
の第1のモジュールから受信した情報を該受信情報の宛
先に対応した該複数の第1のモジュールの別の第1のモ
ジュールに前記空間スイッチを介して出力する第2のモ
ジュールと、 前記複数の第1のモジュールから第2のモジュールに出
力された前記受信情報同士が該第2のモジュール内で衝
突しないよう該第1のモジュールと第2のモジュール間
の情報転送タイミングを制御する衝突防止手段とを備え
たことを特徴とする交換システム。2. 上記複数の第1のモジュールは、上記受信情報を上
記ヘッダと該情報とからなる固定長パケットにして、上
記第2のモジュールは、前記固定長パケットを上記空間
スイッチで処理することを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の交換システム。3. 上記複数の第1のモジュールと第2のモジュール間
での上記固定長パケットの送受信は、所定のフレームに
該固定長パケットを多重化して行い、上記衝突防止手段
が上記空間スイッチへの前記固定長パケットの入力タイ
ミングを制御することを特徴とする特許請求の範囲第2
項に記載の交換システム。4. 上記第2のモジュールは、上記ヘッダに基づき該受
信情報を自己ルーティングすることを特徴とする特許請
求の範囲第1項乃至第3項いずれかに記載の交換システ
ム。5. 複数の加入者線もしくは中継線から受信した情報を
該情報の宛先に対応した加入者線もしくは中継線に転送
する交換システムであって、 それぞれが、第1のインタフェースで受信した情報の宛
先を決定し、前記受信情報に前記宛先を示すヘッダを付
加して第2のインタフェースから出力する複数の第1の
モジュールと、 前記複数の第1のモジュール同士を相互接続する空間ス
イッチを有し、前記複数の第1のモジュールのいずれか
の第1のモジュールの第2のインタフェースから受信し
た情報を該受信情報の宛先に対応した該複数の第1のモ
ジュールの別の第1のモジュールの第2のインタフェー
スに前記空間スイッチを介して出力する第2のモジュー
ルと、 前記複数の第1のモジュールから第2のモジュールに出
力された前記受信情報同士が該第2のモジュールで衝突
しないよう該第1のモジュールと第2のモジュール間の
情報転送タイミングを制御する衝突防止手段とを備えた
ことを特徴とする交換システム。6. 上記複数の第1のモジュールは、上記受信情報を上
記ヘッダと該情報とからなる固定長パケットにして、上
記第2のモジュールは、前記固定長パケットを上記空間
スイッチで処理することを特徴とする特許請求の範囲第
5項に記載の交換システム。7. 上記複数の第1のモジュールと第2のモジュール間
での上記固定長パケットの送受信は、所定のフレームに
該固定長パケットを多重化して行い、上記衝突防止手段
が上記空間スイッチへの前記固定長パケットの入力タイ
ミングを制御することを特徴とする特許請求の範囲第6
項に記載の交換システム。8. 上記第2のモジュールは、上記ヘッダに基づき該受
信情報を自己ルーティングすることを特徴とする特許請
求の範囲第5項乃至第7項いずれかに記載の交換システ
ム。
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JP2003023684A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Nec Eng Ltd | スイッチングシステム |
-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000032723A patent/JP3277924B2/ja not_active Expired - Lifetime
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信学技報SE83−148 |
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JP2000232696A (ja) | 2000-08-22 |
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