JP2550032B2 - 回線/パケツト統合交換システム - Google Patents

回線/パケツト統合交換システム

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JP2550032B2
JP2550032B2 JP21576886A JP21576886A JP2550032B2 JP 2550032 B2 JP2550032 B2 JP 2550032B2 JP 21576886 A JP21576886 A JP 21576886A JP 21576886 A JP21576886 A JP 21576886A JP 2550032 B2 JP2550032 B2 JP 2550032B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回線交換とパケット交換の統合交換方式に関
するもので、特に地理的分散配置に好適な回線/パケッ
ト統合交換システムを提供するものである。
〔従来の技術〕
回線/パケット統合交換の公知例としては、特開昭59
−23658号公報「ハイブリッド交換方式」、特開昭60−1
27844号公報「回線/パケット統合交換方式」等があ
る。前者は、加入者インタフェースを統合したもので、
交換機内部では、回線交換部とパケット交換部が分かれ
ている、ハイブリッド方式を採ったものである。後者
は、第3図に示すように、複数の分散配置した通信ノー
ドをループ状に接続したもので、通信ノードの大部分は
加入者インタフェースまたは中継線インタフェースを持
つ交換モジュール30で、他に制御機能や保守運用機能を
持ったノード(制御モジュール31,保守運用モジュール3
2)も接続される。各交換モジュール30では、宛先交換
モジュール別に、回線交換信号もパケット交換信号もパ
ケット化して、ループ33を介して交換動作を行う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の「ハイブリッド交換方式」では、交換機として
は、回線信号用交換機とパケット交換機が必要なので、
ハード量が多く経済性に難があった。また、分散の概念
は無く、重負荷時の処理性や、信頼性の点で分散交換シ
ステムより劣る。
一方の、「回線/パケット統合交換方式」では、ルー
プを効果的に使って分散容易な統合交換システムを実現
している。しかし、各交換モジュール全てがループにア
クセスするため、全体のスループットを下げないために
は、ループの動作を各モジュールのスループットの合計
を処理出来るだけの高速動作としなければならない。そ
のため、各交換モジュールとループのインタフェースに
て高速素子等の高価なデバイスが必要となる。また、制
御は1個所で集中して処理しているため、制御系の能力
が充分高くなくてはならないという条件も加わる。従っ
て、必ずしも経済的とは言えない。
本発明の目的は、より経済的で、しかも処理能力の高
い回線/パケット統合分散形交換システムを構築するこ
とにある。具体的には、全交換モジュールが共通にアク
セスする中央交換モジュールを持った、スター形配置の
分散交換システムであって、しかも中央交換モジュール
が呼処理のボトルネックとならないよう、各周辺交換モ
ジュールが独立に呼処理可能である回線/パケット統合
分散形交換システムを構築することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、加入者線または中継線と
の回線交換信号およびパケット交換信号の送受を行なう
インタフェース回路を持つ複数の周辺交換モジュール
と、該複数の周辺交換モジュールそれぞれと伝送路を介
しスター形式で継続された1台または複数の中央交換モ
ジュールから成る回線/パケット統合交換システムを構
成した。
周辺交換モジュールは、加入者線または中継線から入
力される回線交換信号の選択数字分析およびパケット交
換信号のヘッダ分析を行って、宛先方路を決定する機能
を持ち、また、前記伝送路に一定時間周期のフレームを
設け、フレームを、周辺交換モジュールの数と周辺交換
モジュールの持つ加入者線または中継線の回線数に対し
て一定の規則でその数を決めた複数のタイムスロットに
分割し、該タイムスロットに回線交換信号またはパケッ
ト交換信号および宛先周辺交換モジュール番号を含むヘ
ッダを乗せて、前記伝送路へ送出する機能と、加入者線
又は中継線の空塞状態を常に記憶しておく状態管理機能
と、要求があった時に、前記加入者線又は中継線の空塞
を判定する機能と、判定の結果を複数の周辺交換モジュ
ール間で送受する機能を持ち、また、パケット交換信号
用のバッファメモリを持つ。
中央交換モジュールは、各周辺交換モジュールと伝送
路を介して接続される複数の時間スイッチと、それらの
時間スイッチ間を接続する空間スイッチと、空間スイッ
チの入側ハイウェイ対応にリンクの空塞管理をフレーム
毎に行う、第1の状態管理メモリと、空間スイッチの出
側ハイウェイ対応にリンクの空塞管理をフルーム毎に行
う、第2の状態管理メモリと、第1、第2の状態管理メ
モリを参照して、同一宛先を持つ複数のタイムスロット
が同一時刻にスイッチングされないように前記複数の時
間スイッチそれぞれの書き込み、又は読み出しアドレス
を発生させ、タイムスロットの位置を入れ換えるチャネ
ルマッチ論理を持つ。
更に、パケット交換信号を扱うために、次の2通りの
構成を考案した。
第1の方法は、中央交換モジュール内に、各入力側周
辺交換モジュール毎に、宛先周辺交換モジュール対応の
パケットバッファを設け、同一宛先毎にバス回路で接続
し、スイッチングする方法である。この場合、前記のチ
ャネルマッチ論理を用いるのは、回線交換信号に対して
のみとなる。
第2の方法は、前記チャネルマッチ論理をパケット交
換信号に対しても用いるものである。後で詳細に述べる
が、パケット交換信号の場合、全てのタイムスロットを
1フレーム内で入れ替える事が出来ない場合が生じる。
そのため、各入力側周辺交換モジュール毎に、入れ替え
不能であったタイムスロットを収容するためのバッファ
メモリを設ける。但し、回線交換信号を優先処理できる
よう、フレームの先頭にフィールドを設け、回線交換信
号が乗せられているタイムスロットの数を各入力側周辺
交換モジュールからチャネルマッチ論理部へ連絡し、回
線交換信号の乗ったタイムスロットはバッファを用いず
に確実に処理できるようにする。
〔作用〕
上記の構成によって、回線交換信号については、次の
ような呼設定を行なう。
ある周辺交換モジュールに、加入者からの発呼要求が
あると、該周辺交換モジュールはダイヤル数字を分析
し、宛先方路を知る。次に宛先方路に属する任意の周辺
交換モジュールを選び、発呼信号を送る。この発呼信号
は、ヘッダとして、選択した周辺交換モジュールの番号
を宛先を含み、信号として、呼番号、選択数字、信号速
度、使用タイムスロット番号を書き込んだ、ひとつのタ
イムスロットである。このタイムスロットを伝送路を介
して中央交換モジュールへ送出すると、中央交換モジュ
ールはヘッダを読み取って、このタイムスロットを宛先
周辺交換モジュールへ接続された伝送路へスイッチング
する。宛先として指定された周辺交換モジュールは、こ
のタイムスロットを受信すると、加入者線又は中継線の
回線の空塞を判断した後、応答信号を発信周辺交換モジ
ュールへ送り返す。この応答信号も発呼信号とほぼ同様
な構成のタイムスロットである。タイムスロットの数
は、実施例を用いて後で具体的に述べるが、回線が空い
ている限り空きタイムスロットがあるように設定するの
で、回線が空いていれば必ず応答信号が返ってくる。逆
に、一定時間たっても応答信号が返って来なければ、回
線が捕捉出来なかったとして、同じ方路に属する他の周
辺交換モジュールに宛て再度発呼信号を送出する。応答
信号が返ってくると、その時点で呼設定が完了した事に
なる。その後は、毎フレーム、発呼信号で宛先周辺交換
モジュールへ連絡済の、同一のタイムスロットを用いて
信号を送出する。
一方、パケット交換信号については、上記のような呼
設定は行わず、出側の回線が空いているかどうかに関わ
らず、周辺交換モジュールは信号をタイムスロットに乗
せて中央交換モジュールに送出する。従って、出側の回
線が塞っている場合は中央交換モジュール内でバッファ
リングする必要がある。
前記第1の構成では、各入側周辺交換モジュール毎
に、宛先周辺交換モジュール対応のバッファを用意し
て、パケット交換信号をバッファリング時に振り分け
る。従ってその後は、各入側周辺交換モジュール毎の同
一宛先バッファをバス回路で多重して宛先周辺交換モジ
ュールへ送出する。
前記第2の方法では、パケット交換信号は回線交換信
号と同様に扱う。しかし、回線交換信号と異なって、前
もって空き回線を捕捉していないので、同一宛先を持っ
たタイムスロットが集中する場合がある。回線交換信号
については、前記のチャネルマッチ論理によって同一時
刻に同一宛先のタイムスロットが衝突しないように、タ
イムスロットの入れ替えを行うが、パケット交換信号に
ついては同一宛先タイムスロットが、数に制限無く集中
して到着する場合があるので、フレーム内で全てのタイ
ムスロットが衝突しないように入れ替える事が出来なく
なる可能性がある。パケット交換信号の場合は遅延はあ
る程度許されるので、入れ替え不能であったタイムスロ
ットは再度バッファに戻して、次のフレームサイクルで
の処理を狙う。パケット呼はバースト的な通信なので毎
フレーム続けて同一宛先のタイムスロットが集中する確
率は低く、従ってこれを何度か繰り返すうちには処理が
進む。
以上のようにして、回線/パケット統合交換が可能と
なる。尚、共通部である中央交換モジュールは、各タイ
ムスロットのヘッダをもとに、自律的にスイッチングす
るだけであり、呼処理装置(中央プロセサ)を持たなく
て良い。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を説明する。第4図は本発明の
交換システムの基本構成を示すもので、中央交換モジュ
ール(CM:Central Module)401を中心に、これに伝送路
411,412等を介して周辺交換モジュール(FM:Front−end
Module)402〜409が接続している。図においてSM(Sub
scriber Module)と記してある周辺交換モジュール402
〜405は、加入者線インタフェースを持ち、TM(Trunk M
odule)と記してある周辺交換モジュール406〜409は中
継線インタフェースを持つ。例えば、加入者線410から
到来した信号は周辺交換モジュール402で宛先アドレス
(宛先周辺交換モジュール番号)を付加されて、モジュ
ール間伝送路411を経て、中央交換モジュール401へ送ら
れる。中央交換モジュール401はヘッダに書き込まれて
いるアドレスを参照して、例えば宛先が周辺交換モジュ
ール408であれば、モジュール間伝送路412へスイッチン
グする。周辺交換モジュール408では、ヘッダを取り除
き、信号を中継線413へ送出する。中継線側から加入者
線側への通信も同様である。通常の通信は双方向で行わ
れるので、加入者線インタフェースの周辺交換モジュー
ル(SM)は、例えば402と404,403と405のように、1対
ずつ組み合わせて分散設置される。尚、中継線インタフ
ェースの周辺交換モジュール(TM)は、特に分散設置す
る必要が無いので、中央交換モジュールと近接して置か
れる。周辺交換モジュールの数や、SMとTMの割合は、局
状に応じて自由に決める事ができる。もちろんTMのみを
設置すれば、中継交換機として機能する。
次に、第5図にて、回線交換信号の取扱いについて詳
細を説明する。
周辺交換モジュール402は、時間スイッチ501,リンク
インタフェース502,制御系503、状態管理メモリ500で構
成される。加入者線からは、図示しない集線装置を経て
時分割多重された、加入者からの信号が入力される。時
間スイッチ501は、この時分割多重された信号を、制御
系503の指示に従って宛先モジュール別に並べ替える。
リンクインタフェース502は、これに宛先アドレス等の
ヘッダを付加して、同一宛先へ行く信号とともにタイム
スロットへ乗せ、中央交換モジュール401へ向けて送出
する。
中央交換モジュール401は、リンクインタフェース50
4,514、時間スイッチ505,515、チャネルマッチ論理51
1、空間スイッチ506、時間スイッチ507,517より成る。
周辺交換モジュール402より届いたタイムスロットは、
リンクインタフェース504でヘッダを読みこむ。チャネ
ルマッチ論理511は、各周辺交換モジュールから到着し
た各タイムスロットのヘッダ情報から、同一宛先を持っ
たタイムスロットが同一時刻に複数個存在しないよう
に、各時間スイッチ505,515の読み出しアドレス又は書
き込みアドレスを発生する。本動作はワイヤードロジッ
クのみで行う事が可能である。時間スイッチ505,515は
チャネルマッチ論理で発生するアドレスに基づいて、タ
イムスロットの入れ替えを行うものであり、1フレーム
内のタイムスロットを完全に衝突しないように入れ替え
るため、即ちノンブロックとするため、出側のリンクは
入側のリンクの2倍の速度で動作させる。空間スイッチ
506は、各タイムスロットをそのヘッダに書かれた宛先
アドレスによって、スイッチングし、宛先の周辺交換モ
ジュールへ接続された時間スイッチ507,517へ送り出
す。時間スイッチ507,517は時間スイッチ505,515で2倍
にした動作速度を元に戻して、各周辺交換モジュールへ
接続する伝送路へタイムスロットを送出する。
周辺交換モジュール404は、リンクインタフェース50
9、時間スイッチ510、制御系508、状態管理メモリ518か
ら成る。中央交換モジュール401より到着したタイムス
ロットは、リンクインタフェース509にてヘッダを除去
され、ヘッダ内の情報に基づいて制御系508が指示する
アドレスによって時間スイッチ510に書き込まれ、信号
は再び時分割多重されて、中継線へ送出される。
第5図を用いて回線交換信号の流れを説明したが、次
に呼設定時の動作について述べる。第8図に示すよう
に、加入者線側周辺交換モジュール(以下SMと略記)は
発呼を検出すると、選択数字分析を行い方路決定を行
う。従って、各SMは必要なデータは全て自分で持ってい
る必要がある。宛先方路が決まると、一般には各方路毎
に複数の中継線側周辺交換モジュール(以下TMと略記)
があるので、その中から任意の一つを選択する。選択ア
ルゴリズムは種々考えられるが、発信側の周辺交換モジ
ュールは互いに通信しないので、なるべく各発信側周辺
交換モジュールが異なる着信側周辺交換モジュールを選
択するようなアルゴリズムが望ましい。例えば特定のSM
から特定の方路への通信が多ければ、そのSMは常に特定
のTMを選択し、他のSMはそのTMを選択しないなど、局状
に応じて決める事もできる。TMを選択した後、そのTMへ
宛てて発呼信号を送る。これは、別の信号線を用いて送
っても構わないが、本実施例では、通話路のタイムスロ
ットを使う。発呼信号の情報部分には、呼番号、選択数
字、信号速度、使用タイムスロット番号を書き込む。TM
はこれにより、その後受信する、どのタイムスロットの
(1タイムスロットに複数の呼が含まれていれば)何番
目の何ビット分の情報が、その呼であるかどうかを認識
する事が出来る。(ヘッダのオーバヘッドを少なくする
ために、、同一方路へ向かう複数の呼を1つのタイムス
ロットに乗せる手法は群交換の一種として一般的であ
る。) 発呼信号を受信したTMは、第5図で示した制御系508
が状態管理メモリ518を参照して、自分が収容している
回線の空塞状態を判定し、空きがあればそのうちの1つ
の回線を捕捉して、回線状態管理メモリ518を書き替
え、応答信号を返送する。応答信号はこの受信TMと対に
なっている発信TMから送られ、前記の発信SMと対になっ
ているSMで受信される。応答信号には、呼番号と、使用
タイムスロット番号を書き込む。応答信号がSMで受信さ
れると、呼設定が完了した事になる。この方式によれ
ば、周辺交換モジュールは、自分の収容している回線の
状態管理と、空塞状態の判断と、その通知を行うだけ
で、中央交換モジュールの介在なく回線の捕捉と、通信
に使用するタイムスロットの確保が行える。尚、後で詳
しく述べるが、パケット交換信号に対してはこの様な呼
設定シーケンスを用いない。パケット交換信号の場合
は、蓄積する事が可能なので、必ずしも回線の捕捉が必
要ではなく、むしろ、ある程度蓄積しておいて、まとめ
てバースト的に送った方が回線の効率が良い場合もある
からである。
第6図にモジュール間伝送路のフレーム構成を示す。
ここでは125μsを1フレームとして、その中をm個の
タイムスロットに分割している。但し、フレームの先頭
に、そのフレーム中の回線交換信号用のタイムスロット
の数を記録するためのフィールド600が設けられてい
る。各タイムスロットはヘッダ601と情報部602から成
る。
第7図にタイムスロットの構成を更に詳細に示す。ヘ
ッダ601は5つの領域に分割される。それぞれの内容
は、空/使用中表示701、回線/パケット/呼制御情報
インジケータ702、宛先アドレス703、発信アドスレス70
4、呼番号705である。
次に回線交換信号を扱う場合のタイムスロット数と、
情報部の長さについて説明する。前提条件として、最大
c回線を収容する周辺交換モジュールがn個あるとし、
タイムスロット内のヘッダはhバイト、情報部はiバイ
トであるとする。この1フレーム内のタイムスロット数
tは、つぎの条件を満たすようにする。すなわち、ある
宛先周辺交換モジュール以外の(n−1)個の宛先に対
しては、全て音声1回線分(即ち1バイト)の情報しか
送られていないという、最も効率の悪い状態で、残りの
{c−(n−1)}回線の情報が全てある1つの宛先周
辺交換モジュールへ集中して送られたとしても、タイム
スロットは不足してはならない。式で表すと、 を満たさなければならないという事である。
一方、ヘッダによるオーバヘッドoは次のように表わ
せる。
タイムスロット数tが大きいほど、オーバヘッドは大
きくなるので、上記(1)式と(2)式からtとiの最
適値が求まる。
このようにしてタイムスロット数を決定すればある周
辺交換モジュールで、回線が空いてさえいればその周辺
交換モジュールと通信するためのタイムスロットは必ず
確保でき、周辺交換モジュールにおけるリソース管理を
回線の空塞状態のみで出来るようになる。
次に、先に述べた交換ユニットでのチャネルマッチ論
理について更に詳しく説明する。
第9図に、チャネルマッチ論理部のブロック図を示
す。リンクインタフェース504,514と時間スイッチ505,5
15及び空間スイッチ506は第5図にて説明したものと同
じである。
チャネルマッチ論理511は、アドレス多重器901、1次
リンク管理メモリ902、2次リンク管理メモリ903、アド
レス計算部904から成る。尚、ここで言う「1次リン
ク」は空間スイッチ506の入側リンクであり、「2次リ
ンク」は空間スイッチ506の出側リンクである。リンク
インタフェース504,514でヘッダが読み出され、アドレ
ス多重器901で多重される。ヘッダの内容のうち、発信
アドレス(SA)は1次リンク管理メモリ902の読み出し
アドレスとし、宛先アドレス(DA)は2次リンク管理メ
モリ903の読み出しアドレスとする。1次リンク管理メ
モリ902には周辺交換モジュール対応に1次リンクの各
タイムスロットの空塞状態が、2次リンク管理メモリ90
3には周辺交換モジュール対応に2次リンクの各タイム
スロットの空塞状態が書き込まれている。尚、ノンブロ
ック通話路とするため空間スイッチは動作速度を2倍と
してあるので、タイムスロット数としては1フレームサ
イクルで入力されるタイムスロットの2倍ある。フレー
ム内のある時点で見ると、そのフレーム内で、1次リン
ク、2次リンクそれぞれの、何番目のタイムスロットが
空いているか、がわかる。第11図で更に具体的に説明す
る。図は入側i番目の周辺交換モジュールから出側j番
目の周辺交換モジュールへ宛てたタイムスロットが入っ
て来たところを表わしている。(図では1は塞がり、0
は空き)発信アドレス#i、宛先アドレス#jでそれ
ぞれ1次リンク管理メモリ、2次リンク管理メモリの内
容を読み出す。両者のORをとって共通に空いていると
ころを求め、フレームの1番先頭に近い空きを、この
タイムスロットが時間スイッチに書かれるべきアドレス
とする。使用した位置は、0を1に書き換え、1次
リンク管理メモリ、2次リンク管理メモリへフィードバ
ックする。
このようにして到着したタイムスロットを、上記書き
込みアドレスに基づいてそれぞれの時間スイッチにラン
ダムライトするとともに、1次リンク管理メモリ、2次
リンク管理メモリを書き換えていき、1フレーム分の処
理が済んだらシーケンシャルリードによって、空間スイ
ッチ506へ送出すれば、空間スイッチ506でのスイッチン
グにおいて、タイムスロットの衝突は起こらない。
尚、上記説明において、時間スイッチはライト面とリ
ード面を持ち、それを交互に使う、いわゆるダブルバッ
ファ構成されている事とした。またランダムライト、シ
ーケンスシャルリードとして説明したが、シーケンシャ
ルライト、ランダムリードでも同様の機能は得られるよ
うに構成できる。
空間スイッチ506は、各タイムスロットのヘッダの宛
先アドレスにより自律的にスイッチングできるものであ
れば良く、色々な構成が考えられる。第11図に一例を示
す。ここでは、各宛先対応にセレクタ1111〜1113を設
け、切替アドレス発生回路1121〜1123でヘッダ情報をも
とに、切替アドレスを発生して、切替えるという単純な
構成をとっている。タイミングを合せるために、リタイ
ミング回路1101〜1103を設けてある。
以上の説明でわかるように、中央交換モジュールは全
てワイヤードロジックで構築可能であり、制御プロセサ
を必要としない受動モジュールである。
次に、パケット交換信号の流れについて説明する。既
に述べた様に、パケット交換信号の場合は、第9図に示
したような呼設定は行なわず、従って、回線の捕捉を行
わない。パケット交換信号は、回線交換信号に使われて
いないタイムスロットを全て使って送られる。これは、
回線を効率良く使うためと、保留時間は短いが一時に多
量のデータが送られるような、バースト性の通信に対し
ても充分対応出来る様にするためである。しかし、この
ためには、周辺交換モジュール、中央交換モジュールと
もに、バッファメモリが必要となる。
第2図に、回線/パケット統合通話路の一実施例をあ
げる。本図は中央交換モジュールのブロック図である。
時間スイッチ201,211、パケットバッファ202,212、バス
回路204,214チャネルマッチ論理205、空間スイッチ20
6、時間スイッチ(速度変換バッファ)203,213から成
る。第7図で説明したように宛先周辺交換モジュール番
号や回線交換/パケット交換の区別が書かれたヘッダお
よび信号を含むタイムスロットが、例えば、#1の伝送
路から中央交換モジュールに届くと、回線交換信号は時
間スイッチ201へ、パケット交換信号はパケットバッフ
ァ202へ振分けられる。回線交換信号のスイッチングに
ついては既に述べた。パケットバッファ202の中は宛先
別に分かれており、到着したタイムスロットはここで宛
先別に分けてバッファリングされる。各伝送路毎に同様
な振分けが行われ、次に各バッファの同一宛先のもの
が、バス回路204,210でそれぞれ多重される。多重され
た信号は出側の伝送路で、回線交換信号の乗っていない
空きタイムスロットに乗せられる。本実施例では、スイ
ッチング部分では、回線交換信号とパケット交換信号が
別々であるが、比較的論理構成が単純であり、また出側
伝送路へ多重したパケット交換信号を効率良く送出する
ことが出来る。
次に第2の実施例を、第1図にて説明する。第1図も
第2図と同じく、中央交換モジュールのブロック図であ
る。第2図の、パケットバッファ202,212とバス回路20
4,214の代わりに、第1のパケットバッファ102,112、お
よび第2のパケットバッファ104,114が置かれている。
本構成の特徴は、パケット交換信号を乗せたタイムスロ
ットも回線交換信号と同様に時間スイッチ101,111、空
間スイッチ106によってスイッチングする事にある。但
し、回線交換信号を優先するため、パケット交換信号は
待ち合わせが必要となる場合があり、そのため第1のパ
ケットバッファ102,112が設けられている。パケット交
換信号を回線交換信号と同様にスイッチングするために
は、パケット交換信号に対しても、チャネルマッチ論理
が適用出来なければならない。回線交換信号について
は、宛先通話路ユニットが同一であるタイムスロットの
数が回線数で制限されたが、パケット交換信号の場合
は、タイムスロットが空いている限り無制限に送られて
くる。そのため前述のチャネルマッチ論理によって、同
一時刻に同一宛先のタイムスロットが衝突しない様にし
ようとしても、タイムスロットの入れ替えが出来ない場
合が出てくる。この、入れ替え不能で溢れたタイムスロ
ットを収容するために、第2のパケットバッファ104,11
4が設けられている。前述のようにチャネルマッチ論理1
05はフレームの先頭で、回線交換信号を乗せたタイムス
ロットはそのフレーム内に何個あるかを知らされている
ので、回線交換信号を優先し、パケット交換信号のみを
溢れさせるようにする事が出来る。第2のパケットバッ
ファ104,114からは、ただちに第1のパケットバッファ
の先頭近くに戻され、チャネルマッチに成功するまでこ
れが繰り返される。
本実施例によればスイッチ部も回線/パケット統合化
し、しかもパケットバッファを各宛先毎に持たなくても
よい構成が実現できる。
以上の2つの実施例により、回線/パケット統合中央
交換モジュールが実現出来ることを説明した。
第12図にてシステム構成例を示す。本構成例は、中央
交換モジュールを複数とした事で、負荷分散と危険分散
を図ったものである。中央交換モジュールは呼処理プロ
セサを持たない受動モジュールなので、このような分散
化が容易に実現できる。どちらの中央交換モジュールを
経由しても同一の周辺交換モジュールへ到着できるよう
に構成してあるので、片方が故障しても、もう一方で動
作を続けるので、過負荷とならない限り支障はない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、中央交換モジュールを中心に置き、
周辺交換モジュールを分散配置した、スター形の分散交
換システムであって、しかも回線交換とパケット交換を
統合して扱える、回線/パケット統合分散形交換システ
ムが構築できる。特に、中央交換モジュールは呼処理機
能を持たず、基本的にワイヤードロジックで構成できる
ので、処理装置ネックで処理能力が抑えられる事が無
い。また、中央交換モジュールそのものも容易に分散化
できる。
本発明によれば回線交換信号とパケット交換信号を同
一フォーマットのタイムスロットでスイッチングするの
で、交換機としての経済性を高めている。加入者に対し
ては、多元速度,高速広帯域の提供を統一的に行う事が
できる。回線交換信号は優先してスイッチングするの
で、遅延時間は固定的で、絶対遅延時間も小さい。
【図面の簡単な説明】
第1図は回線/パケット統合中央交換モジュールの第1
の実施例を示すブロック図,第2図は同じく第2の実施
例を示すブロック図,第3図は従来例を示すブロック
図,第4図は分散形交換システムの構成例を示すブロッ
ク図,第5図は第4図の詳細を示すブロック図,第6図
はフレーム構成の説明図,第7図はタイムスロット構成
の説明図,第8図は呼制御シーケンスの説明図,第9図
は第5図の一部を詳細に示すブロック図,第10図は第9
図の動作説明図,第11図は第5図の一部を詳細に示すブ
ロック図,第12図はシステム構成例を示すブロック図で
ある。 図において、401……中央交換モジュール、402〜409…
…周辺交換モジュール、500……状態管理メモリ、501,5
07……時間スイッチ、502,504……リンクインタフェー
ス、503……制御回路、505……時間スイッチ、506……
空間スイッチ、511……チャネルマッチ論理、901……ア
ドレス多重器、902……1次リンク管理メモリ、903……
2次リンク管理メモリ、904……アドレス計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 孝雄 横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社 日立製作所戸塚工場内 (72)発明者 天田 栄一 国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式 会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−31334(JP,A) 特開 昭61−35646(JP,A) 桜井義人他著「次世代交換システムに 関する一考察」信学技報SE86−68P P.25〜30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者線もしくは中継線からの回線交換情
    報もしくはパケット交換情報を入出力し、前記回線交換
    情報もしくはパケット交換情報を固定長の情報部に編集
    して前記回線交換情報もしくはパケット交換情報の宛先
    に対応した宛先情報を含むヘッダを付加した固定長パケ
    ットを単位として交換を行う回線/パケット統合交換シ
    ステムであって、 前記固定長パケットを運ぶ入ハイウェイと、前記固定長
    パケットを運ぶ出ハイウェイと、前記入ハイウェイと出
    ハイウェイを接続する時間スイッチと空間スイッチから
    なるスイッチ手段と、前記パケット交換情報を運ぶ固定
    長パケットを蓄積する第1のバッファメモリおよび第2
    のバッファメモリと、前記回線/パケット統合交換シス
    テムの制御手段とを備え、 前記入ハイウェイと前記スイッチ手段とは、前記パケッ
    ト交換情報を運ぶ固定長パケットが前記第1のバッファ
    メモリを介して、また、前記回線交換情報を運ぶ固定長
    パケットが前記入ハイウェイから直接前記スイッチ手段
    に入力されるように接続し、更に、前記スイッチ手段の
    入力を第2のバッファメモリを介して前記第1のバッフ
    ァメモリに戻すように接続する構成とし、 前記制御手段は、前記スイッチ手段が前記パケット交換
    情報を運ぶ固定長パケットを交換出来ない場合は、前記
    第1のバッファメモリから前記スイッチ手段に入力する
    前記パケット交換情報を運ぶ固定長パケットを前記第2
    のバッファメモリを介して前記第1のバッファメモリに
    戻した後に再交換する制御手段であることを特徴とする
    回線/パケット統合交換システム。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記回線交換情報を運ぶ
    固定長パケットの交換を優先させる交換優先制御手段を
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回
    線/パケット統合交換システム。
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