JP3276931B2 - 3次元映像の立体感調整方法及び立体感調整装置 - Google Patents
3次元映像の立体感調整方法及び立体感調整装置Info
- Publication number
- JP3276931B2 JP3276931B2 JP32955698A JP32955698A JP3276931B2 JP 3276931 B2 JP3276931 B2 JP 3276931B2 JP 32955698 A JP32955698 A JP 32955698A JP 32955698 A JP32955698 A JP 32955698A JP 3276931 B2 JP3276931 B2 JP 3276931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- information
- signal
- coefficient
- dimensional image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Description
体感を調整する立体感調整方法および立体感調整装置に
関する。
らなる3次元映像信号を立体表示装置に表示することに
り、立体感のある映像を提供する装置が既に開発されて
いる。また、2次元映像信号から3次元映像信号を生成
する装置も既に開発されている。
イムに処理することにより、3次元映像信号によって得
られる立体映像の立体感を調整できる装置はまだ開発さ
れていない。
像信号をリアルタイムに処理することにより、3次元映
像信号によって得られる立体映像の立体感を調整するこ
とができる立体感調整方法および立体感調整装置を提供
することを目的とする。
段は、映像信号源から出力される3次元映像から遠近に
関する情報を抽出する遠近情報抽出ステップと、該遠近
情報抽出ステップで抽出された3次元映像の遠近に関す
る情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する情報の
うち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮明度を
高くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像の輪郭
の鮮明度を低く調整する係数を生成する係数生成ステッ
プと、前記3次元映像の立体感を前記係数生成ステップ
で生成した係数に応じて調整し、調整した3次元映像を
出力する映像調整ステップとを備えた方法である。
輪郭の鮮明度が高くなるように、遠い映像に関しては映
像の輪郭の鮮明度が低くなるように、映像の輪郭の鮮明
度が制御される。人間の眼には、近いものほど輪郭がく
っきりと見え、遠いものほど輪郭がぼやけて見えるの
で、映像の立体感が強調される。
像から遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出ステッ
プと、該遠近情報抽出ステップで抽出された3次元映像
の遠近に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に
関する情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の彩
度を高くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像の
彩度を低く調整する係数を生成する係数生成ステップ
と、前記3次元映像の立体感を前記係数生成ステップで
生成した係数に応じて調整し、調整した3次元映像を出
力する映像調整ステップとを備えた方法である。
彩度が高くなるように、遠い映像に関しては映像の彩度
が低くなるように、映像の彩度が制御される。人間の眼
には、近いものほど色があざやかに見え、遠いものほど
色が薄く見えるので、映像の立体感が強調される。
像から遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出ステッ
プと、該遠近情報抽出ステップで抽出された3次元映像
の遠近に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に
関する情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の輪
郭の鮮明度及び彩度を高くし、且つ、遠い映像に対して
前記3次元映像の輪郭の鮮明度及び彩度を低く調整する
係数を生成する係数生成ステップと、前記3次元映像の
立体感を前記係数生成ステップで生成した係数に応じて
調整し、調整した3次元映像を出力する映像調整ステッ
プとを備えた方法である。
輪郭の鮮明度が高くなるように、遠い映像に関しては映
像の輪郭の鮮明度が低くなるように、映像の輪郭の鮮明
度が制御され、近い映像に対しては映像の彩度が高くな
るように、遠い映像に関しては映像の彩度が低くなるよ
うに、映像の彩度が制御される。人間の眼には、近いも
のほど輪郭がくっきりと見えるとともに色があざやかに
見え、遠いものほど輪郭がぼやけて見えるとともに色が
薄く見えるので、映像の立体感が強調される。
映像から遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出手段
と、該遠近情報抽出手段で抽出された3次元映像の遠近
に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する
情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮
明度を高くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像
の輪郭の鮮明度を低く調整する係数を生成する係数生成
手段と、前記3次元映像の立体感を前記係数生成手段で
生成した係数に応じて調整し、調整した3次元映像を出
力する映像調整手段とを備えた構成である。
像から遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出手段
と、該遠近情報抽出手段で抽出された3次元映像の遠近
に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する
情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の彩度を高
くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像の彩度を
低く調整する係数を生成する係数生成手段と、前記3次
元映像の立体感を前記係数生成手段で生成した係数に応
じて調整し、調整した3次元映像を出力する映像調整手
段とを備えた構成である。
映像から遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出手段
と、該遠近情報抽出手段で抽出された3次元映像の遠近
に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する
情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮
明度及び彩度を高くし、且つ、遠い映像に対して前記3
次元映像の輪郭の鮮明度及び彩度を低く調整する係数を
生成する係数生成手段と、前記3次元映像の立体感を前
記係数生成ステップで生成した係数により調整し、調整
した3次元映像を出力する映像調整手段とを備えた構成
である。
の実施の形態について説明する。
ての説明 〔1−1〕2D/3D映像変換システムの全体的な構成
の説明。
成を示している。
元映像を3次元映像に変換するための2D/3D映像変
換装置501および2D/3D映像変換装置501によ
って得られた3次元映像信号に対して立体感を調整する
立体感調整回路502とを備えている。
元映像信号を構成する輝度信号Y−IN、色差信号(R
−Y)−INおよび色差信号(B−Y)−INが入力さ
れる。2D/3D映像変換装置501からは、左映像信
号を構成する輝度信号YL、色差信号(R−Y)Lおよ
び色差信号(B−Y)Lと、右映像信号を構成する輝度
信号YR、色差信号(R−Y)Rおよび色差信号(B−
Y)Rと、各画素ごとの視差情報PRとを出力する。
号は立体感調整回路502に送られる。立体感調整回路
502からは、立体感調整後の左映像信号を構成する輝
度信号YL−OUT、色差信号(R−Y)L−OUTお
よび色差信号(B−Y)L−OUTと、立体感調整後の
右映像信号を構成する輝度信号YR−OUT、色差信号
(R−Y)R−OUTおよび色差信号(B−Y)R−O
UTとが出力される。
の説明 2D/3D映像変換装置501としては、たとえば、以
下に説明する第1の2D/3D映像変換装置、第2の2
D/3D映像変換装置等が用いられる。
装置の説明 図2は、第1の2D/3D映像変換装置の全体的な構成
を示している。
差信号R−Yおよび色差信号B−Yは、AD変換回路1
(ADC)によってそれぞれディジタルのY信号、R−
Y信号およびB−Y信号に変換される。 Y信号は、輝
度積算回路7、高周波成分積算回路8および輝度コント
ラスト算出回路9に送られるとともに、第1の左映像用
任意画素遅延FIFO11および第1の右映像用任意画
素遅延FIFO21に送られる。R−Y信号は、彩度積
算回路10に送られるとともに、第2の左映像用任意画
素遅延FIFO12および第2の右映像用任意画素遅延
FIFO22に送られる。B−Y信号は、彩度積算回路
10に送られるとともに、第3の左映像用任意画素遅延
FIFO13および第3の右映像用任意画素遅延FIF
O23に送られる。
3に示すように、1フィールド画面内に予め設定された
複数個の視差算出領域E1〜E12それぞれに対する輝
度積算値を算出する。高周波成分積算回路8は、1フィ
ールド毎に、各視差算出領域E1〜E12それぞれに対
する高周波成分の積算値を算出する。輝度コントラスト
算出回路9は、1フィールド毎に、各視差算出領域E1
〜E12それぞれに対する輝度コントラストを算出す
る。彩度積算回路10は、1フィールド毎に、各視差算
出領域E1〜E12それぞれに対する彩度の積算値を算
出する。
る輝度積算値、各視差算出領域E1〜E12それぞれに
対する高周波成分の積算値、各視差算出領域E1〜E1
2それぞれに対する輝度コントラストおよび各視差算出
領域E1〜E12それぞれに対する彩度の積算値が、視
差算出領域E1〜E12ごとの映像の遠近に関する画像
特徴量である。
は、図16に示すように6行10列の計60個の視差算
出領域が設定されているが、説明の便宜上、図3に示す
ように、1フィールド画面内に、3行4列の計12個の
視差算出領域E1〜E12が設定されているものとす
る。
積算回路8、輝度コントラスト算出回路9および彩度積
算回路10から送られてきた情報に基づいて、各視差算
出領域E1〜E12に対する視差情報を生成する。この
例では、被写体のように前側にある物体ほど視差量が少
なく、背景のように後ろ側にある物体ほど視差量が大き
くなるように視差情報が生成される。この視差情報の生
成方法の詳細については、後述する。
域E1〜E12に対する視差情報は、視差制御回路4に
送られる。視差制御回路4は、各視差算出領域E1〜E
12に対する視差情報に基づいて、各フィールドの各画
素位置ごとの視差情報(所定単位領域ごとの映像の遠近
に関する情報)を生成する。そして、得られた各画素位
置ごとの視差情報に基づいて、各FIFO11〜13、
21〜23から映像信号(Y信号、R−Y信号、B−Y
信号)を読み出す際の読み出しアドレスが左映像用任意
画素遅延FIFO11〜13と右映像用任意画素遅延F
IFO21〜23との間でずれるように、各FIFO1
1〜13、21〜23の読み出しアドレスを制御する。
したがって、左映像用任意画素遅延FIFO11〜13
から読み出された左映像信号の水平位相と、右映像用任
意画素遅延FIFO21〜23から読み出された右映像
信号の水平位相が異なるようになる。
から読み出された左映像信号(YL信号、(R−Y)L
信号、(B−Y)L信号)は、DA変換回路(DAC)
5によってアナログ信号に変換された後、立体感調整回
路502を介して図示しない立体表示装置に送られる。
右映像用任意画素遅延FIFO21〜23から読み出さ
れた右映像信号(YR信号、(R−Y)R信号、(B−
Y)R信号)は、DA変換回路(DAC)6によってア
ナログ信号に変換された後、立体感調整回路502を介
して図示しない立体表示装置に送られる。
平位相は異なっているので、左映像と右映像との間に視
差が発生する。この結果、左映像を左目のみで観察し、
右映像を右目のみで観察すると、被写体が背景に対して
前方位置にあるような立体映像が得られる。
る。
12の水平方向の画素数をm、各視差算出領域E1〜E
12の垂直方向の画素数をn、第1の視差算出領域E1
の左上の座標を(a,b)として、水平位置(HAD)
および垂直位置(VAD)が表されている。
路201、加算回路202および輝度積算レジスタ群2
03および選択回路(SEL)204を備えている。輝
度積算レジスタ群203は、各視差算出領域E1〜E1
2にそれぞれ対応した第1〜第12の輝度積算レジスタ
211〜222を備えている。
映像信号の水平同期信号Hsyncおよび垂直同期信号
Vsyncならびに各水平期間の水平アドレスを検出す
るためのクロック信号CLKが入力している。
期信号Hsync、垂直同期信号Vsyncおよびクロ
ック信号CLKに基づいて、第1〜第12のイネーブル
信号EN1〜EN12、リセット信号RSTおよび出力
タイミング信号DOUTを出力する。
れぞれ各視差算出領域E1〜E12に対応しており、常
時はLレベルであり、入力映像信号の水平垂直位置が対
応する領域内にあるときに、Hレベルとなる。第1〜第
12のイネーブル信号EN1〜EN12は、それぞれ第
1〜第12の輝度積算レジスタ211〜222に、書き
込み信号として入力している。また、第1〜第12のイ
ネーブル信号EN1〜EN12は、選択回路204にも
送られる。選択回路204は、Hレベルのイネーブル信
号に対応する入力データを選択して出力する。
ける各フィールドの有効映像開始タイミングで出力さ
れ、各輝度積算レジスタ211〜222に送られる。各
輝度積算レジスタ211〜222にリセット信号RST
が入力されると、その内容が0にされる。
すように、入力映像信号の垂直位置が、最下段の視差算
出領域E12の下端の垂直位置を越えた時点から一定期
間だけ、Hレベルとなる。出力タイミング信号DOUT
は、CPU3に送られる。
ングにリセット信号が出力され、各輝度積算レジスタ2
11〜222の内容が0にされる。入力映像信号の水平
垂直位置が第1の視差算出領域E1内である場合には、
第1のイネーブル信号EN1がHレベルとなるので、第
1の輝度積算レジスタ211に保持されている輝度値が
選択回路204を介して加算回路202に送られるとと
もに、入力映像信号におけるY信号が加算回路202に
入力する。
1に保持されていた輝度値と、入力映像信号におけるY
信号とが加算回路202によって加算され、その加算結
果が第1の輝度積算レジスタ211に格納される。つま
り、入力映像信号の水平垂直位置が第1の視差算出領域
E1内である場合においては、第1の視差算出領域E1
内の画素の輝度値が積算されていき、その積算結果が第
1の輝度積算レジスタ211に蓄積される。
12ごとの輝度積算値が、対応する輝度積算レジスタ2
11〜222に蓄積される。そして、出力タイミング信
号DOUTがHレベルとなると、各輝度積算レジスタ2
11〜222に蓄積されている各視差算出領域E1〜E
12ごとの輝度積算値が、CPU3にデータバス(DA
TA−BUS)を介して送られる。
している。
発生回路231、ハイパスフィルタ(HPF)232、
絶対値化回路233、スライス処理回路234、加算回
路235および高周波成分積算レジスタ群236および
選択回路237を備えている。高周波成分積算レジスタ
群236は、各視差算出領域E1〜E12にそれぞれ対
応した第1〜第12の高周波成分積算レジスタ241〜
252を備えている。
および出力信号は、図4のタイミング信号発生回路20
1の入力信号および出力信号と同じである。
ば、図6に示すように、5つのDフリップフロップ26
1〜265、入力値の2倍の出力を得るためのビットシ
フト回路266、加算器267および減算器268から
なる、−1、0、2、0および−1のタップ係数を持つ
ハイパスフィルタが用いられる。
図7に示すような入出力特性を有する回路が用いられ
る。0〜Iaまでの入力に対しては、出力を0としてい
るのは、ノイズが高周波成分として抽出されないように
するためである。
の高周波成分がハイパスフィルタ232によって抽出さ
れ、その絶対値が絶対値化回路233により得られ、ス
ライス処理回路234によって高周波成分の絶対値から
ノイズが除去される。
ングにリセット信号が出力され、各高周波成分積算レジ
スタ241〜252の内容が0にされる。入力映像信号
の水平垂直位置が第1の視差算出領域E1内である場合
には、第1のイネーブル信号EN1がHレベルとなるの
で、第1の高周波成分積算レジスタ241に保持されて
いる高周波成分が選択回路237を介して加算回路23
5に送られるとともに、入力映像信号におけるY信号の
高周波成分(スライス処理回路234の出力)が加算回
路235に入力する。
タ241に保持されていた高周波成分と、入力映像信号
におけるY信号の高周波成分とが加算回路235によっ
て加算され、その加算結果が第1の高周波成分積算レジ
スタ241に格納される。つまり、入力映像信号の水平
垂直位置が第1の視差算出領域E1内である場合におい
ては、第1の視差算出領域E1内の画素の高周波成分が
積算されていき、その積算結果が第1の高周波成分積算
レジスタ241に蓄積される。
12ごとの高周波成分の積算値が、対応する高周波成分
積算レジスタ241に蓄積される。そして、出力タイミ
ング信号DOUTがHレベルとなると、各高周波成分積
算レジスタ241〜252に蓄積されている各視差算出
領域E1〜E12ごとの高周波成分の積算値が、CPU
3にデータバスを介して送られる。
示している。
信号発生回路238、ハイパスフィルタ232、ピーク
検出回路239、加算回路235、高周波成分積算レジ
スタ群236および選択回路237を備えている。
タイミング信号発生回路201とほぼ同じであるが、図
3に示すように、入力映像信号の水平位置が、視差算出
領域E1、E5、E9の直前の水平位置および各視差算
出領域E1〜E12の最後尾の水平位置に達したとき
に、トリガパルス(領域境界信号RST1) が出力され
る点が、図4のタイミング信号発生回路201と異なっ
ている。領域境界信号RST1は、ピーク検出回路23
9に送られる。
たY信号の高周波成分は、ピーク検出回路239に送ら
れる。ピーク検出回路239は、各視差算出領域E1〜
E12内の各水平ラインごとに、高周波成分の最大値を
検出する。ピーク検出回路239としては、図9に示す
ように、比較回路271、最大値レジスタ272および
ゲート273を備えたものが用いられる。図10は、入
力映像信号の水平同期信号Hsync、領域境界信号R
ST1、ゲート273等の出力を示している。
ルタ232によって抽出されたY信号の高周波成分、領
域境界信号RST1、比較回路271の判定結果信号L
aおよびクロック信号CLKが入力される。比較回路2
71は、最大値レジスタ272の出力と入力映像信号に
おけるY信号の高周波成分とを比較し、Y信号の高周波
成分が最大値レジスタ272の出力より大きいときに、
判定結果信号LaをHレベルにする。
と、最大値レジスタ272の内容は0にされる。領域境
界信号RST1がLレベルである状態において、比較回
路271からの判定結果信号L1がHレベルであれば、
Y信号の高周波成分が最大値レジスタ272に格納され
る。つまり、最大値レジスタ272の内容が更新され
る。したがって、最大値レジスタ272には、領域境界
信号RST1がLレベルである期間ごとに、入力映像信
号の水平垂直位置に対応する視差算出領域E1〜E12
内の1水平ラインの各画素に対するY信号の高周波成分
のうちの最大値が蓄積される。
Hレベルになると、最大値レジスタ272の出力値を出
力し、領域境界信号RST1がLレベルのときには0を
出力する。つまり、ゲート回路273からは、領域境界
信号RST1がHレベルになるごとに、最大値レジスタ
272に蓄積されていた所定の視差算出領域E1〜E1
2内の1水平ラインに対するY信号の高周波成分の最大
値が出力される。したがって、各高周波成分積算レジス
タ241〜252(図8参照)には、対応する視差算出
領域内の各水平ラインに対するY信号の高周波成分の最
大値の積算値が蓄積されることになる。
構成を示している。
グ信号発生回路301および輝度コントラスト検出回路
群302を備えている。輝度コントラスト検出回路群3
02は、各視差算出領域E1〜E12にそれぞれ対応し
た第1〜第12の輝度コントラスト検出回路311〜3
22を備えている。
および出力信号は、図4のタイミング信号発生回路20
1の入力信号および出力信号と同じである。
2は、図12に示すように、第1の比較回路331、最
大値レジスタ332、第2の比較回路333、最小値レ
ジスタ334および減算器335を備えている。
におけるY信号、当該輝度コントラスト検出回路に対応
する領域E1〜E12のイネーブル信号EN(N=1、
2…12)、リセット信号RST、第1の比較回路33
1から出力される判定信号Lbおよびクロック信号CL
Kが入力している。第1の比較回路331は、最大値レ
ジスタ332の出力値と入力映像信号におけるY信号と
を比較し、入力映像信号におけるY信号が最大値レジス
タ332の出力値より大きいときに判定信号LbをHレ
ベルにする。
最大値レジスタ332の内容は0にされる。当該輝度コ
ントラスト検出回路に対応する領域E1〜E12のイネ
ーブル信号ENがHレベルでありかつ判定信号LbがH
レベルのときに、Y信号が最大値レジスタ332に格納
される。つまり、最大値レジスタ332の内容が更新さ
れる。したがって、出力タイミング信号DOUTが出力
される直前においては、最大値レジスタ332には、当
該輝度コントラスト検出回路に対応する視差算出領域E
1〜E12内の各画素の輝度値のうちの最大値が蓄積さ
れる。
におけるY信号、当該輝度コントラスト検出回路に対応
する領域E1〜E12のイネーブル信号EN(N=1、
2…12)、リセット信号RST、第2の比較回路33
3から出力される判定信号Lcおよびクロック信号CL
Kが入力している。第2の比較回路334は、最小値レ
ジスタ334の出力値と入力映像信号におけるY信号と
を比較し、入力映像信号におけるY信号が最小値レジス
タ334の出力値より小さいときに判定信号LcをHレ
ベルにする。
最小値レジスタ334に、予め定められた最大値が設定
される。当該輝度コントラスト検出回路に対応する領域
E1〜E12のイネーブル信号ENがHレベルでありか
つ判定信号LcがHレベルのときに、Y信号が最小値レ
ジスタ334に格納される。つまり、最小値レジスタ3
34の内容が更新される。したがって、出力タイミング
信号DOUTが出力される直前においては、最小値レジ
スタ334には、当該輝度コントラスト検出回路に対応
する視差算出領域E1〜E12内の各画素の輝度値のう
ちの最小値が蓄積される。
出力される時点においては、減算器335の出力は、対
応する視差算出領域E1〜E12内の各画素の輝度値の
うちの最大値と最小値との差(輝度コントラスト)に対
応した値となる。そして、出力タイミング信号DOUT
が出力されると、減算器335の出力(輝度コントラス
ト)がCPU3に送られる。
ている。
回路341、彩度算出回路342、加算回路343、彩
度積算レジスタ群344および選択回路345を備えて
いる。彩度積算レジスタ群344は、各視差算出領域E
1〜E12にそれぞれ対応した第1〜第12の彩度積算
レジスタ351〜362を備えている。
および出力信号は、図4のタイミング信号発生回路20
1の入力信号および出力信号と同じである。
けるR−Y信号の値を(R−Y)とし、入力映像信号に
おけるB−Y信号の値を(B−Y)として、次の数式1
の演算を行なって、彩度に対応する値SAIを求める。
ト信号RSTが出力され、各彩度積算レジスタ351〜
362の内容が0にされる。入力映像信号の水平垂直位
置が第1の視差算出領域E1内である場合には、第1の
イネーブル信号EN1がHレベルとなるので、第1の彩
度積算レジスタ351に保持されている彩度が選択回路
345を介して加算回路343に送られるとともに、彩
度算出回路342によって演算された彩度が加算回路3
43に入力する。
1に保持されている彩度と、彩度算出回路342によっ
て演算された彩度とが加算回路343によって加算さ
れ、その加算結果が第1の彩度積算レジスタ351に格
納される。つまり、入力映像信号の水平垂直位置が第1
の視差算出領域E1内である場合においては、第1の視
差算出領域E1内の画素の彩度が積算されていき、その
積算結果が第1の彩度積算レジスタ351に蓄積され
る。
12ごとの彩度の積算値が、対応する彩度積算レジスタ
351〜362に蓄積される。そして、出力タイミング
信号DOUTがHレベルとなると、各彩度積算レジスタ
351〜362に蓄積されている各視差算出領域E1〜
E12ごとの彩度の積算値が、CPU3にデータバスを
介して送られる。
差量の算出方法を示している。
域E1〜E12ごとの高周波成分の積算値を0〜10の
範囲の値に正規化する。第2の正規化手段402は、各
視差算出領域E1〜E12ごとの輝度コントラストを0
〜10の範囲の値に正規化する。第3の正規化手段40
3は、各視差算出領域E1〜E12ごとの輝度積算値を
0〜10の範囲の値に正規化する。第4の正規化手段4
04は、各視差算出領域E1〜E12ごとの彩度積算値
を0〜10の範囲の値に正規化する。
ごとの高周波成分の積算値には、乗算手段405によっ
て係数K1が積算された後、加算手段409に送られ
る。正規化された各視差算出領域E1〜E12ごとの輝
度コントラストには、乗算手段406によって係数K2
が積算された後、加算手段409に送られる。正規化さ
れた各視差算出領域E1〜E12ごとの輝度積算値に
は、乗算手段407によって係数K3が積算された後、
加算手段409に送られる。正規化された各視差算出領
域E1〜E12ごとの彩度積算値には、乗算手段408
によって係数K4が積算された後、加算手段409に送
られる。
ては、K1=0.6、K2=0.2、K3=0.1、K
4=0.1が挙げられる。また、K1=0.75、K2
=0.25、K3=0.0、K4=0.0が挙げられ
る。
ることにより、高周波成分の積算値、輝度コントラス
ト、輝度積算値および彩度積算値のうちから選択された
任意の1つまたは任意の組み合わせを、映像の遠近に関
する画像特徴量として用いることができる。
量として、高周波成分の積算値のみを用いることもでき
る。映像の遠近に関する画像特徴量として、輝度コント
ラストのみを用いることもできる。映像の遠近に関する
画像特徴量として、高周波成分の積算値および輝度コン
トラストを用いることもできる。映像の遠近に関する画
像特徴量として、高周波成分の積算値、輝度コントラス
トおよび輝度積算値を用いることもできる。映像の遠近
に関する画像特徴量として、高周波成分の積算値、輝度
コントラストおよび彩度積算値を用いることもできる。
映像の遠近に関する画像特徴量として、高周波成分の積
算値、輝度コントラスト、輝度積算値および彩度積算値
を用いることもできる。
408によって得られた各視差算出領域E1〜E12ご
との値が加算される。加算手段409によって得られた
各視差算出領域E1〜E12ごとの値は、第5の正規化
手段410によって、0〜10の範囲の値(以下、奥行
き情報という)に正規化される。図15は、加算手段4
09の出力値と第5の正規化手段410によって得られ
る奥行き情報との関係を示している。各視差算出領域E
1〜E12ごとの奥行き情報が、視差算出領域E1〜E
12ごとの映像の遠近に関する情報である。第5の正規
化手段410によって、得られた各視差算出領域E1〜
E12ごとの奥行き情報は、奥行き補正手段411に送
られる。
し、背景が後方に存在している。また、被写体に対して
ピントが合っている映像が多いため、近くにある物ほ
ど、高周波成分、コントラスト、輝度および彩度が高い
と考えられる。そこで、この実施の形態では、高周波成
分の積算値、輝度コントラスト、輝度積算値および彩度
積算値が大きい領域ほど、前方に存在する物体が写って
いると仮定している。
れた奥行き情報が大きい領域ほど、前方に存在する物体
が写っている領域であると判断することができる。最も
前方に存在する物体が写っている領域の立体視位置を立
体表示装置の管面位置に設定すると、加算手段409に
よって得られた奥行き情報と、管面位置からの奥行き量
とは反比例する。
補正処理について説明する。
れている視差算出領域を例にとって説明したほうが理解
しやいすいので、1フィールドに対して実際に設定され
ている60個の視差算出領域を例にとって、奥行き補正
手段411による奥行き補正処理を説明する。図16
は、1フィールドに対して実際に設定されている60個
の視差算出領域F1〜F60を示している。
とに、奥行き情報の平均値が算出される。各視差算出領
域F1〜F60ごとの奥行き情報が図17に示すような
値であった場合には、第1〜第6行目ごとの奥行き情報
の平均値は、1.2、3.6、6.0、7.2、4.
0、1.2となる。
置の物体が多く映っている領域が抽出される。つまり、
奥行き情報の平均値が最も大きい行が抽出される。図1
7の例では、第4行目の領域が抽出される。
領域については、直上の領域に対して、急激に奥行き情
報が小さくならないように、抽出された行より下段にあ
る行の各領域の奥行き情報が調整される。具体的には、
抽出された行より下段にある行の各領域の奥行き情報が
直上の領域に対して3以上小さい領域に対しては、直上
の領域の奥行き情報より2だけ小さい値に、その領域の
奥行き情報が変更せしめられる。
ず、第5行の各領域F41〜F50のうち、その奥行き
情報が直上の領域の奥行き情報に対して3以上小さい領
域F42〜F49に対して、奥行き情報が補正される。
この後、第6行の各領域F51〜F60のうち、その奥
行き情報が直上の領域の奥行き情報(補正後の奥行き情
報)に対して3以上小さい領域F53〜F58に対し
て、奥行き情報が補正される。
さに対する奥行き情報の関係が、図19に曲線U1で示
すような関係である場合には、奥行き補正によって、画
面の高さに対する奥行き情報の関係が、図19に曲線U
2に示すような関係となるように補正される。
手前位置の物体が多く映っている領域より下段の領域の
奥行き情報が補正されているのは次の理由による。
る物体が映っていることが多い。また、画面の下側に映
っている物体は、地面等のように変化の少ない画像であ
ることが多い。地面等のように変化の少ない画像は、高
周波成分が低いため、前方にあるにも係わらず、奥行き
情報の値は小さくなる。そこで、奥行き補正により、前
方にある物体であって高周波成分が低い映像に対する奥
行き情報を、その直上の領域の奥行き情報の値より大き
くならない程度に大きくしているのである。
が補正された各領域(実際はF1〜F60であるが、説
明の便宜上E1〜E12とする)ごとの奥行き情報は、
再正規化手段412によって、0〜10の範囲内で正規
化される。再正規化手段412によって得られた各領域
E1〜E12ごとの奥行き情報は、視差情報決定手段4
13によって、各領域E1〜E12ごとの視差情報に変
換される。
た奥行き情報に対する視差情報との関係に基づいて、各
領域E1〜E12ごとに、奥行き情報を視差情報に変換
する。奥行き情報に対する視差情報との関係は、図20
に直線S1またはS2で示されるように、反比例の関係
である。
き情報に対する視差情報との関係は、立体感が比較的強
い立体映像を得たい場合に用いられる。直線S2で示さ
れる奥行き情報に対する視差情報との関係は、立体感が
比較的弱い立体映像を得たい場合に用いられる。奥行き
情報に対する視差情報との関係を、直線S1と直線S2
との間で調整することにより、立体感を調整することが
可能である。 このようにして得られた各領域E1〜E
12ごとの視差情報は、視差制御回路4(図2参照)に
送られる。なお、奥行き補正手段411による奥行き補
正を省略してもよい。
および任意画素遅延FIFOの構成を示している。
13、21〜23のうち、Y信号に対する左映像用任意
画素遅延FIFO11および右映像用任意画素遅延FI
FO21しか示されていないが、他の任意画素遅延FI
FO12、13、22、23も同様な構成でありかつ同
様な制御が行なわれるので、他の任意画素遅延FIFO
12、13、22、23の構成および制御方法について
は、その説明を省略する。
差情報は、各視差算出領域E1〜E12の中心位置に対
する視差情報である。視差制御回路4では、各視差算出
領域E1〜E12の中心位置に対する視差情報に基づい
て、1フィールド画面の各画素位置に対する視差情報が
求められる。そして、各画素位置に対する2次元映像信
号から、その画素位置に対する視差情報に応じた視差を
有する左映像と右映像とを生成するために、各画素位置
に対する視差情報に基づいて、左映像用任意画素遅延F
IFO11〜13および右映像用任意画素遅延FIFO
21〜23の読み出しアドレスが制御される。
差情報は、タイミング信号発生回路51、視差補間係数
発生回路52、視差情報記憶手段60、視差選択回路8
0、第1〜第4乗算器81〜84および加算回路85に
よって、生成される。
よび垂直同期信号Vsyncは、タイミング信号発生回
路51に入力している。また、各水平期間の水平アドレ
スを検出するためのクロック信号CLKもタイミング信
号発生回路51に入力している。
信号Hsync、垂直同期信号Vsyncおよびクロッ
ク信号CLKに基づいて、入力映像信号の絶対的水平位
置を表す水平アドレス信号HAD、入力映像信号の絶対
的垂直位置を表す垂直アドレス信号VAD、入力映像信
号の相対的水平位置を表す相対的水平位置信号HPOS
および入力映像信号の相対的垂直位置を表す相対的垂直
位置信号VPOSを生成して出力する。
的垂直位置について説明する。
E1〜E12は、次のように設定されている。画面全体
が図22に点線で示すように、4行5列の20個の領域
(以下、第1分割領域という)に分割されている。そし
て、左上端の第1分割領域の中心、右上端の第1分割領
域の中心、左下端の第1分割領域の中心および右下端の
第1分割領域の中心を4頂点とする四角形領域が3行4
列の12個の領域(以下、第2分割領域という)に分割
され、各第2分割領域が視差算出領域E1〜E12とし
て設定されている。
向の画素数がmで表され、第1分割領域および第2分割
領域の垂直方向の画素数がnとして表されている。入力
映像信号の相対的水平位置は、各第1分割領域の左端を
0とし、右端をmとして、0〜(m−1)で表される。
入力映像信号の相対的垂直位置は、各第1分割領域の上
端を0とし、下端をnとして、0〜(n−1)で表され
る。
Sおよび相対的垂直位置VPOSは、視差補間係数発生
回路52に送られる。視差補間係数発生回路52は、相
対的水平位置信号HPOS、相対的垂直位置VPOSお
よび次の数式2に基づいて、第1視差補間係数KUL、
第2視差補間係数KUR、第3視差補間係数KDLおよ
び第4視差補間係数KDRを生成して出力する。
する方法の基本的な考え方について、図23を用いて説
明する。水平アドレス信号HADおよび垂直アドレス信
号VADによって表されている水平垂直位置(以下、注
目位置という)が図23のPxyであるとする。注目位
置Pxyに対する視差情報を求める場合について説明す
る。
各視差算出領域E1〜E12に対する視差情報のうちか
ら、注目位置Pxyが含まれる第1分割領域の4頂点、
この例ではPE1、PE2、PE5、PE6を中心とす
る視差算出領域E1、E2、E5、E6に対する視差情
報が、それぞれUL、UR、DL、DRとして抽出され
る。つまり、注目位置Pxyが含まれる第1分割領域の
4頂点のうち、左上の頂点を中心とする領域E1の視差
情報が第1視差情報ULとして、右上の頂点を中心とす
る領域E2の視差情報が第2視差情報URとして、左下
の頂点を中心とする領域E5の視差情報が第3視差情報
DLとして、右下の頂点を中心とする領域E6の視差情
報が第4視差情報DRとして抽出される。
が、左上端の第1分割領域である場合のように、注目位
置が含まれる第1分割領域の4頂点のうち1つの頂点の
みが視差検出領域の中心に該当するような場合には、そ
の視差算出領域の視差情報が、第1〜第4の視差情報U
L、UR、DL、DRとして抽出される。
が、左上端の第1分割領域の右隣の第1分割領域である
場合のように、注目位置が含まれる第1分割領域の4頂
点のうち下側の2つの頂点のみが視差算出領域の中心に
該当するような場合には、注目位置が含まれる第1分割
領域の4頂点のうち上側の2つの頂点に対応する視差情
報UL、URとしては、その下側の頂点を中心とする視
差算出領域の視差情報が抽出される。
が、左上端の第1分割領域の下隣の第1分割領域である
場合のように、注目位置が含まれる第1分割領域の4頂
点のうち右側の2つの頂点のみが視差算出領域の中心に
該当するような場合には、注目位置が含まれる第1分割
領域の4頂点のうち左側の2つの頂点に対応する視差情
報UL、DLとしては、その右側の頂点を中心とする視
差算出領域の視差情報が抽出される。
が、右下端の第1分割領域の左隣の第1分割領域である
場合のように、注目位置が含まれる第1分割領域の4頂
点のうち上側の2つの頂点のみが視差算出領域の中心に
該当するような場合には、注目位置が含まれる第1分割
領域の4頂点のうち下側の2つの頂点に対応する視差情
報DL、DRとしては、その上側の頂点を中心とする視
差算出領域の視差情報が抽出される。
が、右下端の第1分割領域の上隣の第1分割領域である
場合のように、注目位置が含まれる第1分割領域の4頂
点のうち左側の2つの頂点のみが視差算出領域の中心に
該当するような場合には、注目位置が含まれる第1分割
領域の4頂点のうち右側の2つの頂点に対応する視差情
報UR、DRとしては、その左側の頂点を中心とする視
差算出領域の視差情報が抽出される。
UL、KUR、KDLおよびKDRが求められる。
xyを含む第1分割領域eの水平方向幅mに対する、注
目位置Pxyから第1分割領域eの右辺までの距離ΔX
Rとの比{(m−HPOS)/m}と、第1分割領域e
の垂直方向幅nに対する、注目位置Pxyから第1分割
領域eの下辺までの距離ΔYDとの比{(n−VPO
S)/n}との積によって求められる。すなわち、第1
の視差補間係数KULは、注目位置Pxyを含む第1分
割領域eの左上頂点PE1と注目位置Pxyとの距離が
小さいほど大きくなる。
xyを含む第1分割領域eの水平方向幅mに対する、注
目位置Pxyから第1分割領域eの左辺までの距離ΔX
Lとの比(HPOS/m}と、第1分割領域eの垂直方
向幅nに対する、注目位置Pxyから第1分割領域eの
下辺までの距離ΔYDとの比{(n−VPOS)/n}
との積によって求められる。すなわち、第2の視差補間
係数KURは、注目位置Pxyを含む第1分割領域eの
右上頂点PE2と注目位置Pxyとの距離が小さいほど
大きくなる。
xyを含む第1分割領域eの水平方向幅mに対する、注
目位置Pxyから第1分割領域eの右辺までの距離ΔX
Rとの比{(m−HPOS)/m}と、第1分割領域e
の垂直方向幅nに対する、注目位置Pxyから第1分割
領域eの上辺までの距離ΔYUとの比(VPOS/n)
との積によって求められる。すなわち、第3の視差補間
係数KDLは、注目位置Pxyを含む第1分割領域eの
左下頂点PE5と注目位置Pxyとの距離が小さいほど
大きくなる。
xyを含む第1分割領域eの水平方向幅mに対する、注
目位置Pxyから第1分割領域eの左辺までの距離ΔX
Lとの比(HPOS/m)と、第1分割領域eの垂直方
向幅nに対する、注目位置Pxyから第1分割領域eの
上辺までの距離ΔYUとの比(VPOS/n)との積に
よって求められる。すなわち、第4の視差補間係数KD
Rは、注目位置Pxyを含む第1分割領域eの右下頂点
PE6と注目位置Pxyとの距離が小さいほど大きくな
る。
の視差情報UL、UR、DL、DRに、それぞれ上記
(2)で算出された第1〜第4の視差補間係数KUL、
KUR、KDL、KDRがそれぞれ乗算される。そし
て、得られた4つの乗算値が加算されることにより、注
目位置Pxyに対する視差情報が生成される。
2にそれぞれ対応して設けられた第1〜第12の視差レ
ジスタ61〜72を備えている。第1〜第12の視差レ
ジスタ61〜72には、CPU3によって生成された各
領域E1〜E12に対する視差情報が格納される。
択回路80が設けられている。視差選択回路80には、
各視差レジスタ61〜72から視差情報がそれぞれ送ら
れる。さらに、視差選択回路80には、タイミング信号
発生回路51から水平アドレス信号HADおよび垂直ア
ドレス信号VADが送られている。
れている規則にしたがって、水平アドレス信号HADお
よび垂直アドレス信号VADに対応する領域(図23の
例では、注目位置を含む第1領域の左上頂点を中心とす
る視差算出領域)に対する視差情報を、第1視差情報U
Lとして選択して出力する。さらに、視差選択回路80
は、図24(b)に示されている規則にしたがって、水
平アドレス信号HADおよび垂直アドレス信号VADに
対応する領域(図23の例では、注目位置を含む第1領
域の右上頂点を中心とする視差算出領域)に対する視差
情報を、第2視差情報URとして選択して出力する。
(c)に示されている規則にしたがって、水平アドレス
信号HADおよび垂直アドレス信号VADに対応する領
域(図23の例では、注目位置を含む第1領域の左下頂
点を中心とする視差算出領域)に対する視差情報を、第
3視差情報DLとして選択して出力する。さらに、視差
選択回路80は、図24(d)に示されている規則にし
たがって、水平アドレス信号HADおよび垂直アドレス
信号VADに対応する領域(図23の例では、注目位置
を含む第1領域の右下頂点を中心とする視差算出領域)
に対する視差情報を、第4視差情報DRとして選択して
出力する。図24において、たとえば、0〜mのよう
に、a〜bで表現されている記号"〜"は、a以上b未満
を意味する記号として用いられている。
視差情報UL、第2視差情報UR、第3視差情報DLお
よび第4視差情報DRは、それぞれ第1、第2、第3お
よび第4の乗算器81、82、83、84に入力する。
1、82、83、84には、それぞれ視差補間係数発生
回路52からの第1視差補間係数KUL、第2視差補間
係数KUR、第3視差補間係数KDLおよび第4視差補
間係数KDRも入力している。
1視差補間係数KULを乗算する。第2乗算器82は、
第2視差情報URに第2視差補間係数KURを乗算す
る。第3乗算器83は、第3視差情報DLに第3視差補
間係数KDLを乗算する。第4乗算器84は、第4視差
情報DRに第4視差補間係数KDRを乗算する。
は、加算回路85によって加算される。これにより、注
目位置に対する視差情報PRが得られる。
画素より小さい単位での水平位相制御を行なうために、
ぞれぞれ2つのラインメモリ11a、11b、21a、
21bを備えている。各任意画素遅延FIFO11、2
1内の2つのラインメモリ11a、11b、21a、2
1bには、それぞれY信号が入力されているとともにク
ロック信号CLKが入力している。
ている水平アドレス信号HADは、標準アドレス発生回
路90にも入力している。標準アドレス発生回路90
は、各任意画素遅延FIFO11、21内の2つのライ
ンメモリ11a、11b、21a、21bに対する標準
書き込みアドレスWADおよび標準読み出しアドレスR
ADを生成して出力する。また、標準アドレス発生回路
90は、2D/3D変換装置によって得られる左映像信
号および右映像信号に付加される同期信号Csyncを
も出力する。この同期信号Csyncによって表される
水平同期信号は、入力映像信号の水平同期信号Hsyn
cより、所定クロック数分遅れた信号となる。
出しアドレスによって規定される基準水平位相に対し
て、各任意画素遅延FIFO11、21に入力される映
像信号の水平位相を進めたり遅らしたりできるようにす
るために、標準書き込みアドレスWADに対して、所定
クロック数分遅れている。標準アドレス発生回路90か
ら出力される標準書き込みアドレスWADは、各任意画
素遅延FIFO11、21内の2つのラインメモリ11
a、11b、21a、21bに、書き込みアドレスを示
す書き込み制御信号として入力する。
標準読み出しアドレスRADは、加算器91および減算
器92にそれぞれ入力する。加算器91および減算器9
2には、加算回路85から出力される注目位置の視差情
報PRも入力している。
ADに視差情報PRが加算される。これにより、左映像
用読み出しアドレスPRLが得られる。
PRL1は、左映像用任意画素遅延FIFO11内の第
1のラインメモリ11aに読み出しアドレスRADL1
として入力する。したがって、第1のラインメモリ11
aのアドレスRADL1に対応するアドレスからY信号
が読み出される。読み出されたY信号は、第1の左映像
用乗算器101に入力する。
PRL1に1が加算されたアドレス値は、左映像用任意
画素遅延FIFO11内の第2のラインメモリ11bに
読み出しアドレスRADL2として入力する。したがっ
て、第2のラインメモリ11bのアドレスRADL2に
対応するアドレスからY信号が読み出される。読み出さ
れたY信号は、第2の左映像用乗算器102に入力す
る。
しアドレスRADL1と、第2のラインメモリ11bに
対する読み出しアドレスRADL2とは、1だけ異なっ
ているので、第1のラインメモリ11aから読み出され
たY信号と、第2のラインメモリ11bから読み出され
たY信号とは、水平位置が1だけずれた信号となる。
PRL2は、第2の左映像補間係数として第2の左映像
用乗算器102に入力する。左映像用読み出しアドレス
PRLの小数部PRL2を1から減算した値(1−PR
L2)は、第1の左映像補間係数として第1の左映像用
乗算器101に入力する。 したがって、第1の左映像
用乗算器101では、第1のラインメモリ11aから読
み出されたY信号に第1の左映像補間係数(1−PRL
2)が乗算される。第2の左映像用乗算器102では、
第2のラインメモリ11bから読み出されたY信号に第
2の左映像補間係数PRL2が乗算される。そして、各
乗算器101、102によって得られたY信号は加算器
103で加算された後、左映像用Y信号YL−OUTと
して、出力される。
によって規定される基準水平位相に対して、水平位相量
が注目位置に対する視差情報に応じた量だけ遅れた左映
像用Y信号が得られる。
ADから視差情報PRが減算される。これにより、右映
像用読み出しアドレスPRRが得られる。
PRR1は、右映像用任意画素遅延FIFO21内の第
1のラインメモリ21aに読み出しアドレスRADR1
として入力する。したがって、第1のラインメモリ21
aのアドレスRADR1に対応するアドレスからY信号
が読み出される。読み出されたY信号は、第1の右映像
用乗算器111に入力する。
PRR1に1が加算されたアドレス値は、右映像用任意
画素遅延FIFO21内の第2のラインメモリ21bに
読み出しアドレスRADR2として入力する。したがっ
て、第2のラインメモリ21bのアドレスRADR2に
対応するアドレスからY信号が読み出される。読み出さ
れたY信号は、第2の右映像用乗算器112に入力す
る。
しアドレスRADR1と、第2のラインメモリ21bに
対する読み出しアドレスRADR2とは、1だけ異なっ
ているので、第1のラインメモリ21aから読み出され
たY信号と、第2のラインメモリ21bから読み出され
たY信号とは、水平位置が1だけずれた信号となる。
PRR2は、第2の右映像補間係数として第2の右映像
用乗算器112に入力する。右映像用読み出しアドレス
PRRの小数部PRR2を1から減算した値(1−PR
R2)は、第1の右映像補間係数として第1の右映像用
乗算器111に入力する。 したがって、第1の右映像
用乗算器111では、第1のラインメモリ21aから読
み出されたY信号に第1の右映像補間係数(1−PRR
2)が乗算される。第2の右映像用乗算器112では、
第2のラインメモリ21bから読み出されたY信号に第
2の右映像補間係数PRR2が乗算される。そして、各
乗算器111、112によって得られたY信号は加算器
113で加算された後、右映像用Y信号YR−OUTと
して、出力される。
によって規定される基準水平位相に対して、水平位相量
が注目位置に対する視差情報に応じた量だけ進んだ右映
像用Y信号が得られる。
の場合の、各部の信号を示している。
出力される左映像用読み出しアドレスPRLと、減算器
92から出力される右映像用読み出しアドレスPRR
は、ともに標準読み出しアドレスRADと等しい小数部
のない整数部のみからなるアドレスとなる。
O11内の第1のラインメモリ11aに対する読み出し
アドレスRADL1と、右映像用任意画素遅延FIFO
21内の第1のラインメモリ21aに対する読み出しア
ドレスRADR1は、標準読み出しアドレスRADと等
しいアドレスとなる。
内の第2のラインメモリ11bに対する読み出しアドレ
スRADL2と、右映像用任意画素遅延FIFO21内
の第2のラインメモリ21bに対する読み出しアドレス
RADR2は、標準読み出しアドレスRADより1だけ
大きい値となる。
2)および第1の右映像補間係数(1−PRR2)は1
となり、第2の左映像補間係数PRL2および第2の右
映像補間係数PRR2は0となる。
11内の第1のラインメモリ11aの標準アドレスRA
Dに対応するアドレスから読み出されたY信号が加算器
103から左映像用Y信号YL−OUTとして出力さ
れ、右映像用任意画素遅延FIFO21内の第1のライ
ンメモリ21aの標準アドレスRADに対応するアドレ
スから読み出されたY信号が加算器113から右映像用
Y信号YR−OUTとして出力される。つまり、水平方
向の位相ずれ量が同じ2つのY信号、すなわち視差のな
い2つのY信号が左映像用Y信号および右映像用Y信号
として出力される。
込みアドレスWADが20であり、上記注目位置に対す
る標準読み出しアドレスRADが10であり、上記注目
位置に対する視差情報が1.2の場合の、各アドレス値
の具体例を示している。図27は、その際の各部の信号
を示している。
左映像用読み出しアドレスPRLは、11.2となり、
その整数部PRL1は11となり、その小数部PRL2
は0.2となる。
O11内の第1のラインメモリ11aに対する読み出し
アドレスRADL1は11となり、第2のラインメモリ
11bに対する読み出しアドレスRADL2は12とな
る。また、第1の左映像補間係数KL1{=(1−PR
L2)}は0.8となり、第2の左映像補間係数KL2
(=PRL2)は0.2となる。
O11内の第1のラインメモリ11aのアドレス11か
らY信号(Y11)が読み出され、第1乗算器101か
らは読み出されたY信号(Y11)の0.8倍の信号
(0.8*Y11)が出力される。
内の第2のラインメモリ11bのアドレス12からY信
号(Y12)が読み出され、第2乗算器102からは読
み出されたY信号(Y12)の0.2倍の信号(0.2
*Y12)が出力される。そして、加算器103から
は、0.8*Y11+0.2*Y12に相当する左映像
用Y信号YL−OUTが出力される。つまり、読み出し
アドレス11.2に相当するY信号が、左映像用Y信号
YL−OUTとして出力される。
しアドレスPRRは、8.8となり、その整数部PRR
1は8となり、その小数部PRR2は0.8となる。
O21内の第1のラインメモリ21aに対する読み出し
アドレスRADR1は8となり、第2のラインメモリ2
1bに対する読み出しアドレスRADR2は9となる。
また、第1の右映像補間係数KR1{=(1−PRR
2)}は0.2となり、第2の右映像補間係数KR2
(=PRR2)は0.8となる。
O21内の第1のラインメモリ21aのアドレス8から
Y信号(Y8 )が読み出され、第1乗算器111から
は読み出されたY信号(Y8 )の0.2倍の信号
(0.2*Y8 )が出力される。
内の第2のラインメモリ21bのアドレス9からY信号
(Y9 )が読み出され、第2乗算器112からは読み
出されたY信号(Y9 )の0.8倍の信号(0.8*
Y9 )が出力される。そして、加算器113からは、
0.2*Y8 +0.8*Y9 に相当する右映像用Y
信号YR−OUTが出力される。つまり、読み出しアド
レス8.8に相当するY信号が、右映像用Y信号YR−
OUTとして出力される。
差、つまり、視差情報1.2の2倍の視差を互いに有す
る左映像および右映像が得られる。
次元映像信号に対して時間的に遅延された映像信号を生
成するためのフィールドメモリが不要であるため、コス
トの低廉化が図れる。また、上記2D/3D映像変換装
置では、元の2次元映像信号によって表される映像が静
止映像であっても立体映像を得ることができる。
装置の説明 図28は、第2の2D/3D映像変換装置の全体的な構
成を示している。
差信号R−Yおよび色差信号B−Yは、AD変換回路1
(ADC)によってそれぞれディジタルのY信号、R−
Y信号およびB−Y信号に変換される。 Y信号は、動
きベクトル検出回路2に送られるとともに、第1の左映
像用任意画素遅延FIFO11および第1の右映像用任
意画素遅延FIFO21に送られる。R−Y信号は、第
2の左映像用任意画素遅延FIFO12および第2の右
映像用任意画素遅延FIFO22に送られる。B−Y信
号は、第3の左映像用任意画素遅延FIFO13および
第3の右映像用任意画素遅延FIFO23に送られる。
毎に、図22に示すように1フィールド画面内に設定さ
れた12個の動きベクトル検出領域(以下、視差算出領
域という)E1〜E12それぞれに対する動きベクトル
を算出する。そして、動きベクトル検出回路2は、算出
された動きベクトルの信頼性が低い領域(以下、NG領
域という)を示すデータ、NG領域以外の各領域E1〜
E12ごとのX方向の動きベクトル、NG領域以外の各
領域E1〜E12のX方向の動きベクトルのうちの最大
値(X方向の動きベクトルが最大値である領域のデータ
を含む)、NG領域以外の各領域E1〜E12のX方向
の動きベクトルのうちの最小値(X方向の動きベクトル
が最小値である領域のデータを含む)ならびにNG領域
以外の各領域E1〜E12のX方向の動きベクトルの絶
対値の積算値を、各フィールドごとにCPU3に送る。
送られてきた情報に基づいて、各視差算出領域E1〜E
12に対する奥行き量または飛び出し量を算出し、算出
された奥行き量または飛び出し量に基づいて各視差算出
領域E1〜E12ごとに視差情報を生成する。この例で
は、背景が存在する領域については奥行き量が大きくな
り、被写体が存在する領域では奥行き量が小さくなるよ
うに、各視差算出領域E1〜E12に対する奥行き量が
算出される。この奥行き量の算出方法の詳細について
は、後述する。
域E1〜E12ごとの視差情報は、視差制御回路4に送
られる。視差制御回路4は、各視差算出領域E1〜E1
2ごとの視差情報に基づいて、各フィールドの各画素位
置ごとの視差情報を生成する。そして、得られた各画素
位置ごとの視差情報に基づいて、各FIFO11〜1
3、21〜23から映像信号(Y信号、R−Y信号、B
−Y信号)を読み出す際の読み出しアドレスが左映像用
任意画素遅延FIFO11〜13と右映像用任意画素遅
延FIFO21〜23との間でずれるように、各FIF
O11〜13、21〜23の読み出しアドレスを制御す
る。したがって、左映像用任意画素遅延FIFO11〜
13から読み出された左映像信号の水平位相と、右映像
用任意画素遅延FIFO21〜23から読み出された右
映像信号の水平位相が異なるようになる。
から読み出された左映像信号(YL信号、(R−Y)L
信号、(B−Y)L信号)は、DA変換回路(DAC)
5によってアナログ信号に変換された後、立体感調整装
置502を介して図示しない立体表示装置に送られる。
右映像用任意画素遅延FIFO21〜23から読み出さ
れた右映像信号(YR信号、(R−Y)R信号、(B−
Y)R信号)は、DA変換回路(DAC)6によってア
ナログ信号に変換された後、立体感調整装置502を介
して図示しない立体表示装置に送られる。
平位相は異なっているので、左映像と右映像との間に視
差が発生する。この結果、左映像を左目のみで観察し、
右映像を右目のみで観察すると、被写体が背景に対して
前方位置にあるような立体映像が得られる。
差情報の生成方法を示している。
外の各視差算出領域E1〜E12のX方向の動きベクト
ルに基づいて、NG領域以外の各視差算出領域ごとにそ
の領域の映像が被写体であるか背景であるかを判別す
る。この判別方法としては、たとえば、特開平8−14
9517号公報に示されている方法が用いられる。
の各視差算出領域E1〜E12ごとのX方向の動きベク
トル、NG領域以外の各視差算出領域E1〜E12のX
方向の動きベクトルのうちの最大値(X方向の動きベク
トルが最大値である領域のデータを含む)、NG領域以
外の各視差算出領域E1〜E12のX方向の動きベクト
ルのうちの最小値(X方向の動きベクトルが最小値であ
る領域のデータを含む)およびNG領域を示すデータに
基づいて、各視差算出領域E1〜E12ごとに奥行き量
(奥行き情報)を決定する。
NG領域以外の各視差算出領域E1〜E12ごとの判別
結果と、NG領域以外の各視差算出領域E1〜E12の
X方向の動きベクトルのうちの最大値(X方向の動きベ
クトルが最大値である領域のデータを含む)と、NG領
域以外の各視差算出領域E1〜E12のX方向の動きベ
クトルのうちの最小値(X方向の動きベクトルが最小値
である領域のデータを含む)とに基づいて、X方向の動
きベクトルが最大値である視差算出領域およびX方向の
動きベクトルが最小値である視差算出領域のうちの一方
の立体視位置を管面位置PPFに決定し、他方の視差算
出領域の立体視位置を最も奥の位置PPRに決定する。
である視差算出領域の映像が被写体であり、X方向の動
きベクトルが最小値である視差算出領域の映像が背景で
ある場合には、図30に示すように、X方向の動きベク
トルが最大値である視差算出領域の立体視位置が管面位
置PPFに決定され、X方向の動きベクトルが最小値で
ある視差算出領域の立体視位置が最も奥の位置PPRに
決定される。 X方向の動きベクトルが最大値である視
差算出領域の映像が背景であり、X方向の動きベクトル
が最小値である視差算出領域の映像が被写体である場合
には、X方向の動きベクトルが最大値である視差算出領
域の立体視位置が最も奥の位置PPRに決定され、X方
向の動きベクトルが最小値である視差算出領域の立体視
位置が管面位置PPFに決定される。
である視差算出領域の映像が被写体であり、X方向の動
きベクトルが最小値である視差算出領域の映像が背景で
あり、図30に示すように、X方向の動きベクトルが最
大値である視差算出領域の立体視位置が管面位置PPF
に決定され、X方向の動きベクトルが最小値である視差
算出領域の立体視位置が最も奥の位置PPRに決定され
たとして、各視差算出領域E1〜E12の奥行き量の決
定方法について説明する。
領域および最小値の視差算出領域以外の視差算出領域の
うち、NG領域以外の各視差算出領域の立体視位置は、
管面位置PPFと最も奥の位置PPRの間において、そ
の視差算出領域のX方向の動きベクトルに応じた位置に
決定される。この例では、X方向の動きベクトルが大き
い領域ほど、その立体視位置が管面位置PPFに近い位
置に決定され、X方向の動きベクトルが小さい領域ほ
ど、その立体視位置が最も奥の位置PPRに近い位置に
決定される。
が画面の上段(領域E1〜E4)にあるか、中段(領域
E5〜E8)にあるか、画面の下段(領域E9〜E1
2)にあるかに応じて決定される。
は、管面位置PPFと最も奥の位置PPRとの間の中央
位置Paに決定される。画面の上段にあるNG領域の立
体視位置は、最も奥の位置PPRと同じ位置Pcに決定
される。画面の中段にあるNG領域の立体視位置は、画
面の下段にあるNG領域の立体視位置Paと、画面の上
段にあるNG領域の立体視位置Pcとの間の中央位置P
bに決定される。
決定している理由について説明する。NG領域は、その
映像が背景であると推定される。そして、通常、背景は
画面下側にあるものほど近い背景であり、画面上側にあ
るものほど遠い背景である。したがって、画面の上側の
NG領域ほどその立体視位置が管面位置PPFからより
奥の位置となるように、各NG位置の立体視位置が決定
されているのである。また、NG領域の映像が背景であ
ると推定しているため、画面の下側のNG領域の立体視
位置が、被写体が存在する領域の立体視位置より奥の位
置に決定されているのである。
12の立体視位置が決定されることにより、各視差算出
領域E1〜E12の管面位置PPFからの奥行き量(奥
行き情報)が決定される。
生成手段32によって生成された現フィールドの各視差
算出領域E1〜E12に対する奥行き情報と、前回にお
いて奥行き情報選択手段33によって選択された前フィ
ールドの各視差算出領域E1〜E12に対する奥行き情
報とが入力している。また、奥行き情報選択手段33に
は、NG領域以外の各視差算出領域E1〜E12のX方
向の動きベクトルの絶対値の積算値を示すデータが送ら
れている。
の各視差算出領域E1〜E12のX方向の動きベクトル
の絶対値の積算値が所定値以上である場合、つまり、前
フィールドに対する現フィールドの映像の動きが大きい
場合には、現フィールドの奥行き情報を選択して出力す
る。NG領域以外の各視差算出領域E1〜E12のX方
向の動きベクトルの絶対値の積算値が所定値より小さい
場合、つまり、前フィールドに対する現フィールドの映
像の動きが小さい場合には、奥行き情報選択手段33
は、前フィールドの奥行き情報を選択して出力する。
視差算出領域E1〜E12ごとの奥行き情報(以下、各
領域E1〜E12ごとの第1奥行き情報という)は、奥
行き情報が隣接するフィールド間において急激に変化す
るのを防止するための平滑化処理手段40に送られ、平
滑化される。平滑化処理手段40は、第1乗算手段3
4、加算手段35および第2乗算手段36から構成され
ている。
行き情報は、第1乗算手段34によって係数αが乗算さ
れる。係数αは、通常はたとえば1/8に設定されてい
る。ただし、現フィールドのシーンが、前フィールドの
シーンから変化(シーンチェンジ)したときには、係数
αは1に設定される。このようなシーンチェンジの検出
方法としては、たとえば、特開平8−149514号公
報に開示されている方法が用いられる。
1〜E12ごとの第2奥行き情報という)は、加算手段
35に送られる。加算手段35には、第2乗算手段36
の出力(以下、各領域E1〜E12ごとの第4奥行き情
報という)も送られており、各視差算出領域E1〜E1
2ごとの第1奥行き情報と、対応する視差算出領域の第
4奥行き情報との和が算出される。
5の出力(以下、各領域E1〜E12ごとの第3奥行き
情報という)に係数βが乗算される。係数βは、通常は
たとえば7/8に設定されている。ただし、現フィール
ドのシーンが、前フィールドのシーンから変化(シーン
チェンジ)したときには、係数βは0に設定される。
フィールドのシーンから変化していない場合には、第1
乗算手段34によって、奥行き情報選択手段33から出
力された各視差算出領域E1〜E12ごとの第1奥行き
情報に1/8がそれぞれ乗算される。これにより、各視
差算出領域E1〜E12ごとの第2奥行き情報が得られ
る。
行き情報は、加算手段35に送られる。加算手段35に
は、さらに、加算手段35から前回出力された各視差算
出領域E1〜E12ごとの第3奥行き情報に第2乗算手
段36によって7/8が乗算されることによって得られ
た各視差算出領域E1〜E12ごとの第4奥行き情報も
入力している。
E12の第2奥行き情報と、対応する視差算出領域の第
4奥行き情報との和がそれぞれ算出される。これによ
り、各視差算出領域E1〜E12ごとの第3奥行き情報
が得られる。この各視差算出領域E1〜E12ごとの第
3奥行き情報が、視差情報として、視差制御回路4(図
28参照)に送られる。
シーンから変化している場合には、第1乗算手段34に
よって、奥行き情報選択手段33から出力された各視差
算出領域E1〜E12ごとの奥行き情報に1がそれぞれ
乗算される。したがって、第1乗算手段34からは、奥
行き情報選択手段33から出力された各視差算出領域E
1〜E12ごとの奥行き情報がそのまま出力される。
第2乗算手段36の出力は0である。したがって、加算
手段35からは、奥行き情報選択手段33から出力され
た各視差算出領域E1〜E12ごとの奥行き情報がその
まま出力される。つまり、現フィールドのシーンが、前
フィールドのシーンから変化している場合には、奥行き
情報選択手段33から出力された各視差算出領域E1〜
E12ごとの奥行き情報が、視差情報として、視差制御
回路4(図28参照)に送られる。
差制御回路4の構成および動作は、図2に示す第1の2
D/3D映像変換装置における視差制御回路と同じであ
るので、その構成および動作の説明を省略する。
次元映像信号に対して時間的に遅延された映像信号を生
成するためのフィールドメモリが不要であるため、コス
トの低廉化が図れる。
なる係数生成回路601、左映像信号に対して立体感調
整処理を行なう映像調整手段となる左映像用立体感調整
回路602および右映像信号に対して立体感調整処理を
行なう映像調整手段となる右映像用立体感調整回路60
3を備えている。
右映像用立体感調整回路603の構成とは同じであるの
で、左映像用立体感調整回路602についてのみ説明す
る。
換装置501から送られてくる画素ごとの視差情報PR
(映像の遠近に関する情報)に基づいて、第1係数K
L、第2係数KHおよび第3係数KCを生成する。第1
係数KLは、0以上1以下の範囲内(0≦KL≦1)で
生成され、映像の低周波成分の割合を調整するための係
数である。つまり、第1係数KLは、映像の輪郭をぼや
かすための係数、すなわち映像の輪郭の鮮明度を低下さ
せるための係数であり、第1係数KLの値が大きくなる
ほど、輪郭がぼやけた映像が得られるようになる。
映っている画素に対しては、第1係数KLを小さくし、
後方にある映像が映っている画素に対しては、第1係数
KLを大きくする。上述したように、この実施の形態で
は、前方にある映像が映っている画素に対する視差情報
PRは小さく、後方にある映像が映っている画素に対す
る視差情報PRは大きい。このため、図32に示すよう
に、係数生成回路601は、視差情報PRが所定値以下
の範囲では、第1係数KLの値を0にさせ、視差情報P
Rが所定値より大きい範囲では、視差情報PRが大きく
なるほど、第1係数KLの値を大きくさせる。
(0≦KH≦1)で生成され、映像の高周波成分の割合
を調整するための係数である。つまり、第2係数KH
は、映像の輪郭をくっきりさせるための係数、すなわち
映像の輪郭の鮮明度を高めるための係数であり、第2係
数KHの値が大きくなるほど輪郭がくっくりした映像が
得られるようになる。
映っている画素に対しては、第2係数KHを大きくし、
後方にある映像が映っている画素に対しては、第2係数
KHを小さくする。上述したように、この実施の形態で
は、前方にある映像が映っている画素に対する視差情報
PRは小さく、後方にある映像が映っている画素に対す
る視差情報PRは大きい。このため、図33に示すよう
に、係数生成回路601は、視差情報PRが所定値以下
の範囲では、視差情報PRが大きくなるほど第2係数K
Hの値を小さくさせ、視差情報PRが所定値より大きい
範囲では、第2係数KHの値を0にさせる。
めの係数であり、第3係数KCが大きくなるほど映像の
彩度が強調される。係数生成回路601は、前方にある
映像が映っている画素に対しては、第3係数KCを大き
くし、後方にある映像が映っている画素に対しては、第
3係数KCを小さくする。上述したように、この実施の
形態では、前方にある映像が映っている画素に対する視
差情報PRは小さく、後方にある映像が映っている画素
に対する視差情報PRは大きい。このため、図34に示
すように、係数生成回路601は、視差情報PRが大き
くなるほど第3係数KCの値を小さくさせる。
/3D映像変換装置501から送られてくる左映像を構
成する輝度信号YL、色差信号(R−Y)Lおよび色差
信号(B−Y)Lが入力される。
輪郭の鮮明度を調整する回路610および映像の彩度を
調整する回路620とが設けられている。
について説明する。映像の輪郭の鮮明度を調整する回路
610は、映像の低周波成分の割合を調整する回路61
1、映像の高周波成分の割合を調整する回路612およ
びそれらの出力を加算する加算回路613とからなる。
11は、輝度信号YLの低周波成分を抽出するローパス
フィルタ(LPF)701、ローパスフィルタ701に
よって抽出された輝度信号YLの低周波成分に第1係数
KLを乗算する第1乗算器702、1−KLの演算を行
なう演算器703、輝度信号YLに演算器703の出力
である(1−KL)を乗算する第2乗算器704ならび
に第1乗算器702の出力と第2乗算器704の出力を
加算する第1加算器705を備えている。
12は、輝度信号YLの高周波成分を抽出するハイパス
フィルタ(HPF)711およびハイパスフィルタ71
1によって抽出された輝度信号YLの高周波成分に第2
係数KHを乗算する第3乗算器712を備えている。
11の出力(第1加算器705の出力)と、映像の高周
波成分の割合を調整する回路612の出力(第3乗算器
712の出力)とは、加算回路613によって加算され
る。この加算回路613の出力YL−OUTが、図示し
ない立体表示装置に送られる。
いる画素に対しては、第1係数KLは小さくなり、第2
係数KHは大きくなる。したがって、前方にある映像が
映っている画素に対しては、輝度信号YLの低周波成分
の割合は低く、輝度信号YLの高周波成分の割合が高く
なる。このため、前方にある映像が映っている画素に対
する映像は、輪郭がくっきりした映像となる。
対しては、第1係数KLは大きくなり、第2係数KHは
小さくなる。したがって、後方にある映像が映っている
画素に対しては、輝度信号YLの低周波成分の割合は高
く、輝度信号YLの高周波成分の割合が低くなる。この
ため、後方にある映像が映っている画素に対する映像
は、輪郭がぼやけた映像となる。このように、前方にあ
る映像が映っている画素に対する映像は輪郭がくっきり
した映像となり、後方にある映像が映っている画素に対
する映像は輪郭がぼやけた映像となるため、立体感が強
調される。
説明する。映像の彩度を調整する回路620は、色差信
号(R−Y)Lに第3係数KCを乗算する第5乗算器7
21および色差信号(B−Y)Lに第3係数KCを乗算
する第6乗算器722を備えている。第5乗算器721
の出力(R−Y)L−OUTおよび第6乗算器722の
出力(B−Y)L−OUTが、図示しない立体表示装置
に送られる。 上述したように、前方にある映像が映っ
ている画素に対しては、第3係数KCは大きくなる。し
たがって、前方にある映像が映っている画素に対して
は、色差信号(R−Y)Lおよび(B−Y)Lの値が大
きくなり、彩度が高くなる。一方、後方にある映像が映
っている画素に対しては、第3係数KCは小さくなる。
したがって、後方にある映像が映っている画素に対して
は、色差信号(R−Y)Lおよび(B−Y)Lの値が小
さくなり、彩度が低下する。このように、前方にある映
像が映っている画素に対する映像の彩度が高くなり、後
方にある映像が映っている画素に対する映像の彩度が低
くなるので、立体感が強調される。
て撮像した左映像信号と右映像信号からなる3次元映像
信号の立体感を調整するシステムに対して適用した場合
の実施の形態について説明する。
構成の説明。
している。
号から、1フィールド毎に、画素ごとの視差情報PRを
検出するための遠近情報抽出手段からなる視差検出回路
801および視差検出回路801によって得られた画素
ごとの視差情報PRに基づいて、3次元映像信号に対し
て立体感を調整する立体感調整回路802とを備えてい
る。
動きベクトル検出回路902、ベクトル補正回路903
および視差情報生成回路904を備えている。
る左映像の輝度信号YL−INと、3次元映像を構成す
る右映像の輝度信号YR−INとが入力している。ま
た、選択回路901には、フィールド識別信号FLDが
制御信号として入力している。
LDに基づいて、左映像における輝度信号YL−INと
右映像における輝度信号YR−INとを1フィールド単
位で切り替えて出力する。この例では、フィールド識別
信号FLDは、入力映像信号のフィールドが奇数フィー
ルドである場合にはHレベルとなり、入力映像信号のフ
ィールドが偶数フィールドである場合にはLレベルとな
る。そして、選択回路901は、フィールド識別信号F
LDがHレベル(奇数フィールド)である場合には、左
映像における輝度信号YL−INを選択して出力し、フ
ィールド識別信号FLDがLレベル(偶数フィールド)
である場合には、右映像における輝度信号YR−INを
選択して出力する。
901から出力される映像信号から、1フィールド毎
に、図22に示すように1フィールド画面内に設定され
た12個の動きベクトル検出領域(以下、視差算出領域
という)E1〜E12それぞれに対するX方向動きベク
トルを算出する。
れた各視差算出領域E1〜E12それぞれに対するX方
向動きベクトルは、ベクトル補正回路903に送られ
る。動きベクトル検出回路902によって得られた各視
差算出領域E1〜E12ごとの左映像と右映像との間の
映像の水平方向の動きを表している。左映像と右映像と
は視差を有しているので、同じ物体であっても、カメラ
からの距離に応じて両映像間で水平位置が異なってい
る。したがって、各視差算出領域E1〜E12ごとのX
方向動きベクトルは、各視差算出領域E1〜E12毎の
両映像間の視差に相当する。
いる場合でも、左の映像から右映像に変化した場合に得
られるX方向ベクトルと、右映像から左映像に変化した
場合に得られるX方向ベクトルとでは、X方向の動きベ
クトルの符号が反対方向になる。そこで、同じ方向に物
体が移動している場合に、得られるX方向ベクトルの符
号を一致させるために、ベクトル補正回路903が設け
られている。 ベクトル補正回路903は、フィールド
識別信号FLDがHレベル(奇数フィールド)である場
合には、動きベクトル検出回路902から送られてきた
視差算出領域E1〜E12それぞれに対するX方向動き
ベクトルを視差情報生成回路904にそのまま送る。
数フィールド)である場合には、ベクトル補正回路90
3は、動きベクトル検出回路902から送られてきた視
差算出領域E1〜E12それぞれに対するX方向動きベ
クトルの符号を反転させて、視差情報生成回路904に
送る。
正回路903から送られてきた各視差算出領域E1〜E
12ごとのX方向動きベクトルに基づいて、各画素ごと
の視差情報PRを生成する。
れてきた各視差算出領域E1〜E12ごとのX方向動き
ベクトルを、各視差算出領域E1〜E12に対する視差
情報とし、図21を用いて説明したと同様にして、各視
差算出領域E1〜E12に対する視差情報から各画素ご
との視差情報PRを生成する。
路801によって得られた画素ごとの視差情報PRに基
づいて、3次元映像信号に対して立体感を補正するため
の処理を行なう。この立体感調整回路802は、図1の
立体感調整回路502と同じであるので、その構成及び
動作を説明を省略する。
って得られる立体映像の立体感を調整することができる
ようになる。
ック図である。
図である。
ある。
回路図である。
示すグラフである。
である。
路図である。
イムチャートである。
ック図である。
示す回路図である。
ための説明図である。
すグラフである。
である。
き情報の一例を示す模式図である。
き情報を示す模式図である。
る奥行き情報との関係および奥行き補正後における画面
の高さ位置に対する奥行き情報との関係を示すグラフで
ある。
である。
FIFOの構成を示すブロック図である。
す模式図である。
説明するための説明図である。
る。
ムチャートである。
差制御回路に付記したブロック図である。
タイムチャートである。
ロック図である。
す機能ブロック図である。
るための説明図である。
る。
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】映像信号源から出力される3次元映像から
遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出ステップと、
該遠近情報抽出ステップで抽出された3次元映像の遠近
に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する
情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮
明度を高くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像
の輪郭の鮮明度を低く調整する係数を生成する係数生成
ステップと、前記3次元映像の立体感を前記係数生成ス
テップで生成した係数に応じて調整し、調整した3次元
映像を出力する映像調整ステップとを備えたことを特徴
とする3次元映像の立体感調整方法。 - 【請求項2】映像信号源から出力される3次元映像から
遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出ステップと、
該遠近情報抽出ステップで抽出された3次元映像の遠近
に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する
情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の彩度を高
くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像の彩度を
低く調整する係数を生成する係数生成ステップと、前記
3次元映像の立体感を前記係数生成ステップで生成した
係数に応じて調整し、調整した3次元映像を出力する映
像調整ステップとを備えたことを特徴とする3次元映像
の立体感調整方法。 - 【請求項3】映像信号源から出力される3次元映像から
遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出ステップと、
該遠近情報抽出ステップで抽出された3次元映像の遠近
に関する情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する
情報のうち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮
明度及び彩度を高くし、且つ、遠い映像に対して前記3
次元映像の輪郭の鮮明度及び彩度を低く調整する係数を
生成する係数生成ステップと、前記3次元映像の立体感
を前記係数生成ステップで生成した係数に応じて調整
し、調整した3次元映像を出力する映像調整ステップと
を備えたことを特徴とする3次元映像の立体感調整方
法。 - 【請求項4】映像信号源から出力される3次元映像から
遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出手段と、該遠
近情報抽出手段で抽出された3次元映像の遠近に関する
情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する情報のう
ち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮明度を高
くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像の輪郭の
鮮明度を低く調整する係数を生成する係数生成手段と、
前記3次元映像の立体感を前記係数生成手段で生成した
係数に応じて調整し、調整した3次元映像を出力する映
像調整手段とを備えたことを特徴とする3次元映像の立
体感調整装置。 - 【請求項5】映像信号源から出力される3次元映像から
遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出手段と、該遠
近情報抽出手段で抽出された3次元映像の遠近に関する
情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する情報のう
ち近い映像に対して前記3次元映像の彩度を高くし、且
つ、遠い映像に対して前記3次元映像の彩度を低く調整
する係数を生成する係数生成手段と、前記3次元映像の
立体感を前記係数生成手段で生成した係数に応じて調整
し、調整した3次元映像を出力する映像調整手段とを備
えたことを特徴とする3次元映像の立体感調整装置。 - 【請求項6】映像信号源から出力される3次元映像から
遠近に関する情報を抽出する遠近情報抽出手段と、該遠
近情報抽出手段で抽出された3次元映像の遠近に関する
情報を入力し、前記3次元映像の遠近に関する情報のう
ち近い映像に対して前記3次元映像の輪郭の鮮明度及び
彩度を高くし、且つ、遠い映像に対して前記3次元映像
の輪郭の鮮明度及び彩度を低く調整する係数を生成する
係数生成手段と、前記3次元映像の立体感を前記係数生
成ステップで生成した係数により調整し、調整した3次
元映像を出力する映像調整手段とを備えたことを特徴と
する3次元映像の立体感調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32955698A JP3276931B2 (ja) | 1996-08-07 | 1998-11-19 | 3次元映像の立体感調整方法及び立体感調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32955698A JP3276931B2 (ja) | 1996-08-07 | 1998-11-19 | 3次元映像の立体感調整方法及び立体感調整装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20817296A Division JP3235776B2 (ja) | 1996-07-18 | 1996-08-07 | 立体感調整方法および立体感調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11239364A JPH11239364A (ja) | 1999-08-31 |
JP3276931B2 true JP3276931B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=18222686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32955698A Expired - Fee Related JP3276931B2 (ja) | 1996-08-07 | 1998-11-19 | 3次元映像の立体感調整方法及び立体感調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3276931B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4424299B2 (ja) | 2005-11-02 | 2010-03-03 | ソニー株式会社 | 画像処理方法、画像処理装置およびこれを用いた画像表示装置 |
JP5121294B2 (ja) * | 2006-05-08 | 2013-01-16 | パナソニック株式会社 | 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、記録媒体および集積回路 |
JP5366824B2 (ja) * | 2006-12-19 | 2013-12-11 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 2次元ビデオの3次元ビデオへの変換方法及びシステム |
JP5024632B2 (ja) * | 2008-09-19 | 2012-09-12 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
JP5186614B2 (ja) * | 2010-03-24 | 2013-04-17 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
US20130027520A1 (en) * | 2010-04-20 | 2013-01-31 | Hiromichi Ono | 3d image recording device and 3d image signal processing device |
JP5540942B2 (ja) * | 2010-06-29 | 2014-07-02 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 処理装置 |
JP5197683B2 (ja) | 2010-06-30 | 2013-05-15 | 株式会社東芝 | 奥行き信号生成装置及び方法 |
JP5198615B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2013-05-15 | 株式会社東芝 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP5210416B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2013-06-12 | シャープ株式会社 | 立体画像生成装置、立体画像生成方法、プログラム、および記録媒体 |
JP5916199B2 (ja) * | 2011-12-22 | 2016-05-11 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、撮像装置、表示装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
JP2013132018A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Sharp Corp | 画像処理装置、撮像装置、表示装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
JP5881005B2 (ja) * | 2011-12-19 | 2016-03-09 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、画像撮像装置、画像表示装置、画像処理方法およびプログラム |
US9646383B2 (en) | 2011-12-19 | 2017-05-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, image capturing apparatus, and display apparatus |
KR101880479B1 (ko) * | 2011-12-28 | 2018-07-23 | 엘지전자 주식회사 | 영상표시장치, 및 그 동작방법 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP32955698A patent/JP3276931B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11239364A (ja) | 1999-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100445619B1 (ko) | 2차원 영상을 3차원 영상으로 변환하는 장치 및 방법 | |
JP3005474B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置および方法 | |
JP3276931B2 (ja) | 3次元映像の立体感調整方法及び立体感調整装置 | |
US6584219B1 (en) | 2D/3D image conversion system | |
JP3235776B2 (ja) | 立体感調整方法および立体感調整装置 | |
JP5587894B2 (ja) | 深さマップを生成するための方法及び装置 | |
KR101856805B1 (ko) | 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법, 및 프로그램 | |
US8630480B2 (en) | Image processing apparatus, display apparatus, image processing method and image processing program | |
JP2013534742A (ja) | デプスマップ情報を利用した立体映像変換方法及び装置 | |
JP2002123842A (ja) | 立体視画像生成装置および情報記憶媒体 | |
US20120133747A1 (en) | Image processing apparatus, display apparatus, image processing method and image processing program | |
JPH10191397A (ja) | 意図適応型の2次元映像を3次元映像に変換する装置 | |
JP2951291B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置および方法 | |
JP3500056B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置および方法 | |
TWI559762B (zh) | An image processing apparatus, an image processing method, and a recording medium | |
JP3540626B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置および方法 | |
JP3957343B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置および方法 | |
JP3485764B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置および方法 | |
JP3454684B2 (ja) | 2次元映像を3次元映像に変換する装置 | |
JP2004310777A (ja) | 複数個の入力イメージからバーチャルイメージを合成する複合カメラ及び方法 | |
JP5545059B2 (ja) | 動画像処理方法、動画像処理装置および動画像処理プログラム | |
JP2012060246A (ja) | 画像処理装置、集積回路装置 | |
TWI502960B (zh) | 二維轉三維轉換裝置及其方法 | |
JPH08140111A (ja) | 輪郭補正回路 | |
JP5711634B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |