JP2012060246A - 画像処理装置、集積回路装置 - Google Patents

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繁樹 金澤
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Abstract

【課題】 周辺の画素との関係性を考慮した奥行き値を演算し、滑らかで自然な立体視画像が得られる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号208に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、前記入力画像信号のうち、前記非立体視画像における1つの画素である注目画素とその周囲の画素を含む演算対象画素群の画素値を一時的に保持するバッファー部20と、前記演算対象画素群の画素値に基づいて前記注目画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部30と、前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部40と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、集積回路装置等に関する。
近年、2D3D変換によって非立体視画像(2次元画像)を加工し、立体視画像(3次元画像)として鑑賞者に認識させる立体視が行われている。2D3D変換では、例えば立体視画像における奥行きを示す奥行き値を非立体視画像の特徴から推定し、視差のある2枚の画像を生成する。この2枚の画像はそれぞれ右目用画像と左目用画像であり、画像生成の際には、奥行き値に基づいて画素を移動させる画素移動が一般に行われる。
特許文献1によれば、各画素の彩度から画像の奥行き値を推定している。しかし、推定される彩度は各画素でばらつく。このような奥行き値に基づいて画素移動を行った場合、鑑賞者にとってギザギザで滑らかさのない立体視画像に見える可能性がある。特許文献1ではこれを回避するために、画像中のオブジェクトを抽出し、その中に含まれる画素の奥行き値を平均する。しかし、平均化により各オブジェクトは平面的に飛び出す、又は奥まることになり、不自然な立体視画像が得られることになる。
特許文献2によれば、各画素の輝度から画像の奥行き値を推定している。そして、オブジェクト単位ではなく画素単位で周囲の奥行き値との平均化を行っており、オブジェクトが平面的に飛び出す又は奥まるという問題は生じない。しかし、奥行き値の推定は1つの画素の画素値に基づき画一的に行われ、周辺画素との関係性を考慮した奥行き値を得ることはできない。例えば、奥行き値を求める画素が遠景に含まれるか、近景に含まれるかによって、適応的に奥行き値の推定に用いるパラメーターを変更することはできない。
特開2002−123842号公報 特許第4061305号公報
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、周辺の画素との関係性を考慮した奥行き値を演算し、滑らかで自然な立体視画像が得られる画像処理装置を提供することができる。
(1)本発明は、1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、前記入力画像信号のうち、前記非立体視画像における1つの画素である注目画素とその周囲の画素を含む演算対象画素群の画素値を一時的に保持するバッファー部と、前記演算対象画素群の画素値に基づいて前記注目画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部と、前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部と、を含む。
(2)この画像処理装置において、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の画素値の平均値に基づき前記奥行き値を生成してもよい。
本発明の奥行き値生成部は、1つの画素(注目画素)の画素値から奥行き値を生成するのではなく、注目画素を含む例えばU画素×V画素(U、Vは2以上の整数)の領域に含まれる画素(演算対象画素群)から奥行き値を生成する。具体的には、演算対象画素群の画素値を演算することにより求められる修正画素値に基づいて奥行き値を生成する。修正画素値とは例えば演算対象画素群の画素値の平均値であるが、画素毎に異なった重み付けをして求めてもよい。これらの発明によれば、周辺の画素との関係性を考慮した修正画素値に基づいて奥行き値が生成されるため、奥行き値を得た後に平均化の処理を行わなくても自然な立体視画像が得られる。なお、一般の画像信号の処理と同様に、注目画素はこの画像処理装置のシステムクロックに同期してシフトし、所定の時間が経過すると1フレーム全ての画素について奥行き値が生成される。つまり、注目画素は非立体視画像の画素のいずれかであって、時間と共に変化する。また、右目用画像と左目用画像とは常に対になって生成される必要はない。例えば、相関の高い2フレームの非立体視画像が得られる場合に、第1フレーム目では右目用画像を生成し、第2フレーム目では左目用画像を生成してもよい。
(3)この画像処理装置において、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の画素値、又は前記演算対象画素群の画素値に基づき演算した修正画素値から輝度と彩度とを求め、前記輝度と前記彩度とを所与の割合で加算することで前記注目画素の前記奥行き値を生成してもよい。
(4)本発明は、1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、前記入力画像信号のうち、前記非立体視画像における1つの画素である注目画素とその周囲の画素を含む演算対象画素群の画素値に基づいて、前記注目画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部と、前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部と、を含み、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の画素値に基づいて、前記注目画素の輝度と彩度とを求め、前記輝度と前記彩度とを所与の割合で加算することで前記注目画素の奥行き値を生成する。
これらの発明によれば、 輝度と彩度を所与の割合で加算して奥行き値とすることができる。よって、加算する割合を調整することで、画像の特性(例えば遠景、又は近景)にあった奥行き値を生成することが可能となる。さらに、本発明の奥行き値生成部は、注目画素と周囲の画素の画素値に基づいて加算する割合を調整することができるため、1フレームの非立体視画像の中でも例えば画素毎に前記の割合を変更することが可能である。
(5)この画像処理装置において、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の画素値に基づいて、前記非立体視画像に含まれるオブジェクトのエッジを検出し、前記非立体視画像を前記オブジェクトのエッジで区切られた領域に区分し、前記注目画素が前記領域のいずれに属するかを判断して、判断結果に基づき前記輝度と前記彩度とを加算する際の前記所与の割合を定めてもよい。
本発明によれば、オブジェクトのエッジで区切られた領域毎に 、奥行き値を構成する輝度と彩度の割合を調整できるので、より自然な画像を生成することができる。
(6)この画像処理装置において、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の画素値に基づいて、輝度、彩度とは異なる前記注目画素の属性を求め、前記注目画素の属性に基づいて、前記輝度と前記彩度とを加算する前記所与の割合を定めてもよい。
(7)この画像処理装置において、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の明度差を前記注目画素の属性として求めてもよい。
これらの発明によれば、演算対象画素群(注目画素と周囲の画素)の画素値に基づいて輝度、彩度とは異なる画像の情報(属性)を求めて、輝度と彩度とを加算する所与の割合を調整できるので、より自然な画像の生成を可能にする。例えば、当該属性としては演算対象画素群の明度差(コントラスト)であってもよい。
(8)この画像処理装置において、前記奥行き値生成部は、前記演算対象画素群の明度差を求めて、前記明度差に基づいて、前記注目画素が前記非立体視画像において焦点からどれだけ離れているかを示すぼやけ度を求め、前記輝度と前記彩度と前記ぼやけ度とを所与の割合で加算することで前記注目画素の奥行き値を生成してもよい。
本発明によれば、演算対象画素群の画素値に基づいて輝度、彩度、ぼやけ度を求めて、輝度と彩度とぼやけ度とを加算する所与の割合を調整できるので、さらに自然な画像を生成することができる。ぼやけ度は、注目画素が画像において焦点から離れており、ピントが合っていない場合に絶対値が大きくなるような画像の情報である。コントラストが低い場合には、ぼやけ度は大きくなる。
(9)この画像処理装置において、前記立体視画像生成部は、前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する場合において、前記注目画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である対象画素理想位置と、前記注目画素に隣接する隣接画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である隣接画素理想位置とを求め、前記対象画素理想位置と前記隣接画素理想位置とに挟まれる前記左目用画像又は前記右目用画像の画素の画素値を、前記注目画素および前記隣接画素の画素値に基づく補間処理により求めてもよい。
(10)本発明は、1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、前記入力画像信号に基づいて前記非立体視画像の各画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部と、前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部と、を含み、前記立体視画像生成部は、前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する場合において、前記非立体視画像における1つの画素である注目画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である対象画素理想位置と、前記注目画素に隣接する隣接画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である隣接画素理想位置とを求め、前記対象画素理想位置と前記隣接画素理想位置とに挟まれる画素の画素値を、前記注目画素および前記隣接画素の画素値に基づく補間処理により求める。
これらの発明によれば、視差のある左目用画像と右目用画像との画像信号を生成する際に、画素の移動量を小数点以下まで求めて理想的な画素移動の位置(対象画素理想位置、隣接画素理想位置)を計算する。そして、対象画素理想位置と隣接画素理想位置とに挟まれた画素の画素値を補完処理によって求めることで、移動量の小数点以下を切り上げ、切り捨て、又は四捨五入等して画素値を求める手法に比べて、画素の不連続感を与えない自然な画像を生成することができる。
(11)本発明は、前記のいずれかに記載の画像処理装置を含む集積回路装置である。
本発明によれば、自然な立体視画像の立体視を可能にする半導体デバイスなどの集積回路を提供することができる。
第1実施形態における画像処理装置を含む集積回路装置のブロック図。 図2(A)は非立体視画像を例示した図。図2(B)は第1実施形態におけるバッファー部のブロック図。 第1実施形態における奥行き値生成部のブロック図。 図4(A)〜(D)は奥行き値を説明するための図。 図5(A)は非立体視画像を例示した図。図5(B)は右目用画像の補間処理を説明するための図。図5(C)は左目用画像の補間処理を説明するための図。 第1実施形態における立体視画像生成部のブロック図。 図7(A)、(B)は補間処理用変数を説明するための図。 補間処理における係数を説明するための図。 第1実施形態における立体視画像生成部の処理を表すフローチャート。 第1変形例における奥行き値生成部のブロック図。 第2変形例における奥行き値生成部のブロック図。 第3変形例における奥行き値生成部のブロック図。 図13(A)、(B)は非立体視画像の領域を例示した図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
1.第1実施形態
本発明の第1実施形態について図1〜図9を参照して説明する。
1.1.画像処理装置の入出力信号
図1の2D3D変換器が本実施形態の画像処理装置である。本実施形態では、画像処理装置(2D3D変換器)10は集積回路装置1000の一部であり、入力画像信号208を受け取って出力立体視画像信号214に変換して出力する。なお、画像処理装置10は集積回路装置1000の一部ではなく独立した装置であってもよい。
本実施形態では、画像処理装置10は、集積回路装置1000の入力インターフェース(入力I/F)80、メモリーインターフェース(メモリーI/F)82、フレームバッファー84、別のメモリーインターフェース(メモリーI/F)86を経由した入力画像信号208を取得する。フレームバッファー84は1フレーム分以上の画素値を一時保存できるメモリーであり、フレームバッファー84にアクセスするためのインターフェースとしてメモリーインターフェース82、86が設けられている。集積回路装置1000の外部から入力される画像信号200は、例えばホストCPUから供給されてもよい。このとき、入力インターフェース80により適切なデータの受け渡しが行われる。画像信号202、204、206は集積回路装置1000の内部信号である。
本実施形態では、画像処理装置10は3Dパネルの特性に合わせて、すなわちLCDインターフェース(LCDI/F)90の要求する入力フォーマットに合わせて出力立体視画像信号214を出力する。出力立体視画像信号214は、FIFO88を経由して画像信号216としてLCDインターフェース90に入力されて画像信号218として、集積回路装置1000の外部へと出力される。
本実施形態では、画像処理装置10は、例えばホストCPUから奥行き値の演算で用いる係数を制御する制御信号220を受け取ってもよい。
1.2.画像処理装置の構成
本実施形態の画像処理装置10は、バッファー部20、奥行き値生成部30、立体視画像生成部40を含む。
バッファー部20は、入力画像信号208のうち、非立体視画像における1つの画素である注目画素とその周囲の画素を含む演算対象画素群の画素値210を一時的に保持する。
奥行き値生成部30は、バッファー部20に保持される演算対象画素群の画素値210に基づいて、前記注目画素の前記立体視画像における奥行きを示す奥行き値を生成する。演算対象画素群の画素値210に基づいて、前記注目画素の画素値を修正した修正画素値を求める画素値修正部を含んでいてもよい。このとき、修正画素値に基づいて奥行き値が生成される。
立体視画像生成部40は、前記注目画素および前記注目画素に隣接する画素の画素値に基づいて補間処理を行うことで、出力立体視画像信号214を構成する左目用画像及び右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する。本実施形態の立体視画像生成部40は、図1のように、バッファー部20から注目画素の画素値224、前記注目画素に隣接する画素(隣接画素)の画素値226、ピクセルカウンターの値228、奥行き値生成部30から注目画素の奥行き値212、隣接画素の奥行き値222を受け取る。
1.3.バッファー部
図2(A)はバッファー部20に保持される画素値を説明するための非立体視画像300の例である。非立体視画像300は水平方向にN画素、垂直方向にM画素を含む。その画素Pijは画素の位置に応じて添え字が付されている。添え字iはMまでの自然数であり垂直方向のiライン目の画素であることを示す。添え字jはNまでの自然数であり水平方向のjカラム目の画素であることを示す。なお、図2(B)では、画素Pijの画素値もPijで表現している。
画素Pijの画素値は、例えばRGBそれぞれ8ビットのデータを有する24ビットデータであってもよいし、Gが6ビット、RとBは5ビットのデータを有する16ビットデータであってもよい。また、YUVなどのデータフォーマットであってもよい。
図2(B)は本実施形態のバッファー部20のブロック図である。本実施形態のバッファー部20は、奥行き値生成部30の演算に必要な画素の画素値を一時的に保持する。バッファー部20が画素値を保持することにより、後段の奥行き値生成部30は注目画素と周辺画素との関係性を考慮した演算結果を得ることができる。そして、周辺画素との関係性を考慮して生成された奥行き値により、画像処理装置10はより自然な立体視画像を生成することができる。
本実施形態のバッファー部20では、バッファーPL11〜PL33は図外のクロックに同期してPLuvのデータをPLuv+1へとシフトさせる(但し、この例ではu={1、2、3}、v={1、2})。ラインバッファー1とラインバッファー2はそれぞれ1つ前のライン、2つ前のラインの画素値を保持するラインバッファーである。
本実施形態のバッファー部20は、演算対象画素群の画素値210を奥行き値生成部30に出力する。そして、注目画素の画素値(PD)224と、水平方向に1つ前の隣接画素の画素値(PD)226と、ピクセルカウンターの値(PCNT)228を立体視画像生成部40に出力する。
図2(B)の例では、入力画像信号208として非立体視画像300のP45の画素値が入力されPL11に保持されており、バッファーPL11〜PL33には、図2(A)の領域302に含まれる画素の画素値が保持されている。
この例では、後段の奥行き値生成部30は、領域302の中央の画素であるP34の画素値を周辺の画素P23、P24、P25、P33、P35、P43、P44、P45の画素値に基づいて調整して修正画素値を得る。そして、奥行き値生成部30は修正画素値に基づいて注目画素P34の奥行き値を求める。
また、この例では、後段の立体視画像生成部40は、領域302の中央に位置する注目画素P34の画素値と隣接画素P33の画素値とに基づいて補間処理を行う。そして、PCNT228によって注目画素のカラム数を把握することができる。
この例では注目画素が画素P34である場合についてのみ図示しているが、前記のように、図外のクロックに同期して保持される画素値は変化(シフト)する。例えば1クロック後には、PL22には新たに注目画素となったP35の画素値が保持され、PL23には新たに隣接画素となったP34の画素値が保持される。このように、本実施形態の画像処理装置10では、1フレーム分の非立体視画像の各画素をシフトさせながら注目画素とすることで、各画素の奥行き値を求め、立体視に必要な右目用画像と左目用画像とを生成する。
なお、バッファー部20はピクセルカウンターの値(PCNT)や図外のラインカウンターの値に基づいて、いわゆる外周画素(周辺画素)の処理を行ってもよい。外周画素の処理とは、例えば非立体視画像300の外周部分の画素(例えばP11〜P1N)を予めラインバッファーやバッファーにコピーしておき、データを欠くバッファーをなくす処理をいう。
また、バッファーの数は領域302(U画素×V画素)に対応する。本実施形態ではU=V=3であるが、例えばU=V=2のように偶数であってもよいし、U=3、V=2のようにUとVとで異なる値でもよい。
ここで、バッファー部20は、必ずしも画像処理装置10に含まれている必要はない。例えば、画像処理装置10の外部にあって必要なデータを画像処理装置10に出力してもよい。
1.4.奥行き値生成部
図3は本実施形態の奥行き値生成部30のブロック図である。本実施形態の奥行き値生成部30は、輝度値402と彩度404とを所与の比率で加算して拡大率416を乗じたものを奥行き値212とする。前記の所与の比率は、例えばCPUからの制御信号220によって変更可能である。例えば、非立体視画像が遠景であれば大気の影響を考慮して奥行き値の推定に彩度を用いる方がよく、逆に近景であれば輝度を用いる方がよい。本実施形態の奥行き値生成部30は、例えば、非立体視画像が遠景か近景かに応じて輝度値402と彩度404との比率を変更することができ、最適な奥行き値212を出力することが可能である。
本実施形態の奥行き値生成部30は画素値修正部32を含んでもよい。画素値修正部32は、演算対象画素群の画素値210、すなわち非立体視画像における注目画素(例えば図2(A)のP34)とその周囲の画素(例えば図2(A)の領域302の画素)の画素値から修正画素値400を生成する。本実施形態では、修正画素値400は演算対象画素群の画素値210の平均値である。また、本実施形態では各画素値はRGBそれぞれ8ビットのデータ(0〜255)を有する24ビットデータであるとする。
なお修正画素値400の別の例として、画素値修正部32は演算対象画素群の画素値210の一部から平均値を求めてもよい。例えば、注目画素と上下左右に隣接する4つの画素(例えば図2(A)のP24、P33、P35、P44)の画素値を平均して修正画素値400としてもよい。また、画素値修正部32は演算対象画素群の画素値210の各画素値に重み付けを行って修正画素値400を計算してもよい。図2(A)の領域302の例では、注目画素P34の画素値には0.2を乗じ、その他8つの画素の画素値には0.1を乗じて、それらを加算して修正画素値400としてもよい。
修正画素値400は、周囲の画素の画素値を用いて注目画素の画素値を修正したものである。よって、注目画素の画素値だけから求められる奥行き値に比べて、修正画素値400から求められる奥行き値は周囲の画素の奥行き値との関連性を有しており、結果的に、より自然な立体視画像を生じさせる。
輝度値計算部310は、修正画素値400のR成分(R)、G成分(G)、B成分(B)から輝度値(Y)402を数1によって求める。なお、本実施形態の輝度値(Y)402は0≦Y≦1の範囲の値をとる。
彩度計算部312は、修正画素値400のR成分(R)、G成分(G)、B成分(B)から彩度(S)404を数2によって求める。なお、本実施形態の彩度(S)404は0≦S≦1の範囲の値をとる。
比率係数設定部320は、制御信号220に基づいて、輝度値(Y)402の比率係数(R)406と彩度(S)404の比率係数(R)408とを定める。比率係数(R)406と比率係数(R)408とは数3の関係に従う。なお、本実施形態の比率係数(R)406は、0≦R≦1の範囲の値をとる。
本実施形態の奥行き値生成部30は、輝度値(Y)402、彩度(S)404にそれぞれ比率係数(R)406、比率係数(R)408を乗じて中間値410、412を生成する。そして、加算器316でこれらの中間値を加算して数4で与えられる原奥行き値(Z)414を求める。
そして、奥行き値生成部30は、原奥行き値Z414に拡大率(D)416を乗じて奥行き値(Z)212を生成する。ここで、拡大率(D)416は、制御信号220に基づいて比率係数設定部320から出力される。奥行き値(Z)212は数5(ここでは上の式)で与えられ、拡大率(D)416は本実施形態においては1≦D≦8の範囲の値である。なお、上限値8は立体視画像生成部40のFIFOのサイズによって決定されている。補間処理の対象となる画素数がFIFOのサイズ内に収まるようにするためである。
ここで、奥行き値(Z)は大小関係を反転する機能を持っていてもよい。このとき、通常の場合に奥行き値は式(5)の上の式で表され、反転した場合には下の式となる。反転した場合には、原奥行き値Z414ではなく、固定値の1から原奥行き値(Z)414を引いた値(以下、反転値)が用いられる。
図3では、減算器450が反転値464を生成している。比率係数設定部320からの選択信号466に従って、マルチプレクサー452は原奥行き値(Z)414又は反転値464を選択する。そして、拡大率(D)416を乗じて奥行き値(Z)が求められる。
原奥行き値(Z)414に代えて反転値464を選択するのは、例えば次のような場合である。非立体視画像において輝度又は彩度の高い画素は手前にある場合が多い。例えば比率係数(R)406や比率係数(R)408の画一的な設定が原因で、このような画素が奥まった位置に配置されそうな場合に、反転値を選択することで奥行き値を調整して手前に配置させることが可能になる。反転値を選択する機能(反転値選択機能)により、手前にあるべき画素が奥まって見える不自然な画像が生成されることを回避でき、自然な立体視画像が得られる。
このとき、選択信号466により瞬時に切り替えが可能であるため、画素毎の制御ができる。例えば、比率係数設定部320は、輝度値(Y)および彩度(S)の少なくとも一方を直接受け取ってもよい(図外)。そして、閾値等を用いてその画素が手前に配置されるべきか否かを判断して、画素毎に選択信号466を切り替えてもよい。なお、比率係数設定部320は画像の情報を制御信号220経由で受け取り、画像毎に反転値選択機能を使用するか否かを判断してもよい。
ここで、再び図2(A)および(B)の例を用いて奥行き値(Z)について説明する。この場合の奥行き値(Z)212は領域302の中央に位置する注目画素P34の奥行き値である。そして、遅延回路322は1つ前の注目画素の奥行き値(Z)222を保持している。本実施形態において「1つ前」とは、バッファー部20のレジスターの値をシフトさせるクロック(図外)を基準として1クロック前を意味する。図2(A)および(B)の例では、1つ前の注目画素は隣接画素P33である。
このように、本実施形態の奥行き値生成部30は、注目画素、隣接画素にそれぞれ対応した奥行き値(Z)212、奥行き値(Z)222を出力する。
ここで、遅延回路322は、奥行き値生成部30でなく、例えばバッファー部20にあってもよい。この場合、奥行き値(Z)222は隣接画素の画素値PD226と共にバッファー部20から立体視画像生成部40に出力されてもよい。また、奥行き値(Z)212についても、一度、バッファー部20を経由して、注目画素の画素値PD224と共に立体視画像生成部40に出力されてもよい。
1.5.奥行き値と画素移動について
図4(A)〜(D)は奥行き値を説明するための図である。図4(A)〜(D)は非立体視画像332を上方から見ており、鑑賞者の右目330Rと左目330Lとが示されている。前記の通り立体視のためには視差のある2枚の画像を生成する必要がある。ここでは、右目用画像を作成する場合における奥行き値について図4(A)〜(D)を用いて説明する。なお、左目用画像については、画素移動させる方向が左右対称となるだけで、右目用画像の作成方法と同様であるため図示および詳細な説明を省略する。
図4(A)は、ある画素340が立体視画像においても非立体視画像332の上に表示される場合、すなわち鑑賞者と非立体視画像332までの距離に等しい距離だけ離れている場合を示している。このとき、非立体視画像332に表示される当該画素の位置を移動させる必要はなく奥行き値はゼロである。しかし、画素340が立体視画像において非立体視画像332よりも手前、または奥まった位置に表示される場合には、画素移動を行う必要がある。
図4(B)は、画素340が立体視画像において非立体視画像332よりも手前に位置するように表示される場合を示している。なお、垂線334は画素340を含む非立体視画像332に対する仮想的な垂線である。ここで、非立体視画像332の位置をゼロとして鑑賞者から見て奥の方の奥行きをプラスにとる。図4(B)では、立体視画像における画素340の奥行きは−Lである。このとき、右目用画像では、非立体視画像332が当初に画素340を表示している位置(非立体視画像画素位置)342から左方にSだけずれた位置(右目用画像画素位置)344に画素移動を行う必要がある。
図4(C)は、画素340が立体視画像において非立体視画像332よりも少し奥まった位置(+Lの位置)に表示される場合を示している。このとき、右目用画像では、非立体視画像画素位置342から右方にSだけ画素移動を行う必要がある。
図4(D)は、画素340が立体視画像において図4(C)の場合よりも更に奥まった+Lの位置に表示される場合を示している。このとき、右目用画像では、右方にSよりも大きいSだけ画素移動を行う必要がある。
これらの例における、画素の移動量S〜Sが奥行き値である。右方へ画素移動する場合をプラスにとると、図4(B)の場合の奥行き値は−Sであり、図4(C)、(D)の場合の奥行き値はそれぞれ+S、+Sである。このとき奥行き値は、立体視画像において表示される位置(奥行き)と正の相関関係をもつ。
本実施形態では、例えば奥行き値生成部30の比率係数設定部320によって適当な拡大率(D)416(図3参照)を与えることにより、奥行き値(すなわち、画素の移動量)と、鑑賞者が認識する立体視画像における奥行きとの関係とを調整することが可能である。
ここで、左目用画像を作成する場合には左右の対称性を利用できる。つまり、右目用画像を作成するのに用いる演算式において奥行き値の符号を変えて適用すればよい。例えば図4(C)の例において、右目用画像では非立体視画像画素位置342から+Sだけ画素移動を行うが、左目用画像では対称性により−Sだけ画素移動を行うと考えることが可能である。左右の対称性を利用することにより、奥行き値生成部30が右目用画像と左目用画像について個別に奥行き値を求める場合に比べて演算量が半分で済む。
1.6.補間処理の概要
前記の通り、奥行き値生成部30が生成した奥行き値(Z)212だけ画素移動を行うことで、例えば右目用画像を生成することが可能である。しかし、奥行き値(Z)は立体視画像において表示されるべき位置(奥行き)に基づいて決定されるため、整数値、すなわち画素間隔の倍数になるとは限らない。奥行き値が小数部分を含む場合には、例えば小数点以下の切り捨てや切り上げ等が行われるが、その誤差によって不自然な立体視画像が生成される恐れがある。
そこで、本実施形態においては、奥行き値生成部30が出力する注目画素および隣接画素の奥行き値を用いて、補間処理によって右目用画像および左目用画像の画素値を生成する。
図5(A)〜(C)は、補間処理を説明するための図である。図5(A)は非立体視画像の例を示し、バッファー部20の説明で用いた図2(A)と同一の画像である。補間処理を行う立体視画像生成部40は、バッファー部20からピクセルカウンターの値PCNTと領域304内の2つの画素P33、P34の画素値を受け取る。また、立体視画像生成部40は、奥行き値生成部30から画素P33、P34のそれぞれの奥行き値Z、Zを受け取る。画素P34は注目画素であり、画素P33は1つ前の隣接画素である。立体視画像生成部40は、PCNTの値が5であることから、注目画素のカラム数が4であると判断できる。
図5(B)は、立体視画像生成部40が右目用画像における補間処理の対象画素を選択する手順を示している。図5(B)の上図は、画素P33、P34の移動位置を計算する前、すなわち非立体視画像における配置を示す。画素P33、P34は右目用画像においてはそれぞれ奥行き値Z、Zが加算され、理想的には図5(B)の下図に示す位置に移動する。図5(B)の下図の画素P33の位置は隣接画素理想位置であり、画素P34の位置は対象画素理想位置である。このとき、前記のように奥行き値Z、Zは小数部分を含むため、画素があるべき位置X、X、…、Xからずれている。ここで、奥行き値の小数点以下の切り捨て等を行うと不自然な立体視画像が生成され得る。そこで、本実施形態の立体視画像生成部40は、理想的に移動した図5(B)の下図の画素P33、P34の画素値を用いて、これらに挟まれた画素を例えば線形補間によって作成することで自然な立体視画像を生成する。この例においては位置X、Xの画素が、画素P33、P34の画素値を用いた補間処理の対象となる。そして、注目画素と隣接画素をシフトさせながら、右目用画像の各画素をこの補間処理により作成することで、自然な立体視画像を表示できる右目用画像が生成される。
図5(C)は、立体視画像生成部40が左目用画像における補間処理の対象画素を選択する手順を示している。左目用画像を生成する場合には、奥行き値Z、Zの符号を変えた−Z、−Zを加算して画素P33、P34の理想的な移動位置を求める。それ以外は右目用画像の場合と同じである。この例では、位置Xの画素だけが、画素P33、P34の画素値を用いた補間処理の対象となる。
1.7.立体視画像生成部
1.7.1.全体構成
図6は、本実施形態の立体視画像生成部40のブロック図である。前記のように、立体視画像生成部40は注目画素と隣接画素の画素値から、補間処理の対象となる画素(補間処理対象画素)の画素値を演算で求める。
立体視画像生成部40は、注目画素の画素値PD224、隣接画素の画素値PD226、奥行き値Z212、Z222、ピクセルカウンターの値(PCNT)228を受け取る。
立体視画像生成部40は、理想的な注目画素と隣接画素の移動位置を計算する移動位置計算部350を含む。移動位置計算部350は、PCNT228から注目画素のカラム数を把握し、Z212とZ222に基づいて画素移動の位置を計算する。
立体視画像生成部40は、補間処理対象画素の画素値を計算で求める際の係数を出力する補間係数設定部352を含む。本実施形態では補間処理対象画素の画素値は数6のように求められ、補間係数設定部352は、移動位置計算部350からの制御信号422に従って係数CO426とCO424を出力する。
なお、数6はPD、PDのデータ形式に従って各要素に対して展開される。例えば、本実施形態のようにRGBの各要素を有する場合には、具体的には数7のように求められる。
例えば、図5(B)の例において、補間処理対象画素は位置X、Xにある2つの画素である。このうち、位置Xの画素は隣接画素理想位置(画素移動後の画素P33の位置)に近いため、係数COをCOよりも大きくすることが好ましい。逆に、位置Xの画素は対象画素理想位置(画素移動後の画素P34の位置)に近いため、係数COをCOよりも大きくすることが好ましい。本実施形態の移動位置計算部350は、補間処理対象画素の位置情報を計算し、位置Xの画素と位置Xの画素とで異なる係数が出力されるように補間係数設定部352を制御信号422によって制御する。
立体視画像生成部40は、乗算器354、356や加算器358によって、数6の画素値PD432を計算する。選択回路360は、移動位置計算部350から右目用画像の補間処理であるか左目用画像の補間処理であるかを指定する選択信号434を受け取って、画素値PD432をRFIFO362、又はLFIFO364に出力する。RFIFO362、LFIFO364はそれぞれ、右目用画像、左目用画像を一時保存するためのFIFOである。
立体視画像生成部40は、合成出力部366を含んでいてもよい。合成出力部366は右目用画像と左目用画像とを例えば後段のLCDインターフェースに適したフォーマットに合成し、出力立体視画像信号214として出力する。このとき、例えばPCNT228の値や処理の状況を示すパラメーターなどを移動位置計算部350から内部信号444として受け取り、例えば出力タイミングの調整を行ってもよい。
1.7.2.移動位置計算
図7(A)〜(B)は移動位置計算に用いられる補間処理用変数を説明するための図である。図7(A)は、この例では画素移動後の画素P33、P34を含む1ライン分の右目用画像であるとする。記号等については、図5(B)の下図と同じであり説明を省略する。
図7(A)に示された補間処理用変数Dist、Accは、奥行き値Z、Zと同じように、隣接する画素の間隔を1とする数値で表現される。なお、奥行き値Z、Zについては重複記載となるため説明を省略する。
変数Distは、画素移動後の隣接画素P33と注目画素P34との距離であり、数8で与えられる。
変数Accの初期値は、画素移動後の隣接画素P33と最も近い画素位置(この例ではX)との距離であり、数9で与えられる。
ただし、[]はガウス記号であり、[Z]はZを越えない最大の整数値を表す。移動位置計算部350は、上記の変数DistとAccを計算で求め、これらの変数の比率に応じた係数を補間係数設定部352が出力するように制御信号422によって制御する。
ここで、左目用画像の計算は、奥行き値Z、Zの符号を変えて同様に行う。
なお、変数Accは後述するように係数を選択する際の計算において、値を1ずつインクリメントして用いられる。数9および数11の式は、その初期値を与えるものである。
図7(B)は、補間処理用変数Dist、Accの別の例を示す図である。このとき、変数DistはAccよりも小さい。Dist<Accが成り立つ場合には、補間処理対象画素は存在しないため、移動位置計算部350は例えば次の注目画素の計算を開始することになる(図9のS16N参照)。
1.7.3.補間係数
図8のテーブルは、補間処理における係数の具体例である。このテーブルが示すように、変数AccとDistの比に応じて係数CO、COが変化する。図8の下図では、変数Distは理想的に画素移動した画素P33、P34の間の距離である。また、変数Accは理想的に画素移動した画素P33から画素位置までの距離であり、図ではその初期値Accとして示している。
図8の下図で、画素位置Xの画素の画素値PDを補間処理で求める場合、AccはDistに比べて小さく、2/8<Acc/Dist≦3/8が成り立つ。すると、数6と図8のテーブルに従ってPDは(6/8)*P33+(2/8)*P34と計算される。なお、ここでは画素P33、P34の画素値もP33、P34で表すこととする。このとき、近接する画素P33の係数COの方が大きい。
次に、画素位置Xの画素の画素値PDを補間処理で求める場合には、Accに画素間隔である1を加えた値を新たなAccとして計算する。このとき、5/8<Acc/Dist≦6/8であるとすると、数6と図8に従ってPDは(3/8)*P33+(5/8)*P34と計算される。このとき、近接する画素P34の係数COの方が大きい。
画素位置Xの画素については、Accに2を加えた値を新たなAccとするとDistよりも値が大きくなる。よって、前記の通り、画素P33、P34に基づく補完処理は行われない。
なお、仮に画素位置Xが画素P33、P34の中央付近にあり、5/8<Acc/Dist≦6/8を満たす場合には、PDは(4/8)*P33+(4/8)*P34と計算される。つまり、画素P33、P34の画素値を1/2ずつ加算した値となる。
移動位置計算部350は、このように係数COとCOを求め、補間係数設定部352がこれらの係数を出力するように制御する。なお、図8のテーブルは変数AccとDistの比率を8段階に区分して係数を定めているが、より細かく設定(例えば16段階)してもよいし、逆に区分を粗くしてもよい。
1.7.4.フローチャート
図9は、本実施形態における立体視画像生成部40の移動位置計算部350における処理を表すフローチャートである。
本実施形態では、移動位置計算部350は新たにPCNT228、奥行き値Z212、Z222を取得し(S10)、まず右目用画像を作成するための計算を行う(S12)。
変数AccとDistを計算により求めて(S14)、これらの変数の大小関係を判断する(S16)。Acc<Distであれば(S16Y)、その比率から補間係数を求めて(S22)、補間係数設定部352や他の機能ブロックに対して制御信号を出力し(S24)、例えば補間係数を更新させる。次に、Accの値に1を加えて新たなAccとし(S26)、次の画素位置の画素に対しても同様の処理を行うためにS16に戻る。
もし、Acc≧Distであれば(S16N)、補間処理対象画素がなくなったことを意味する。その場合、右目用画像を作成していたならば(S18Y)、左目用画像の作成に移行し(S32)同様の処理を行う。左目用画像の作成していた場合には(S18N)1フレーム分の処理を終えたならば(S20Y)一連の処理を終了し、そうでなければS10に戻って処理を継続する(S20N)。
このように、立体視画像生成部40がこのようなフローに従って補間処理で右目用画像と左目用画像の画素値を得ることで、本実施形態の画像処理装置は自然な立体視画像を生成することができる。
2.変形例
2.1.第1変形例
2.1.1.構成
図10は、第1変形例における奥行き値生成部30Aのブロック図である。なお、図3と同じ要素には同じ番号を付しており説明を省略する。
第1実施形態においては、比率係数設定部320は制御信号220にのみ基づいて奥行き値の比率係数を決定する(図3参照)。画像処理装置10を含む集積回路装置1000の外部に存在するホストCPU等が制御信号220を出力している場合、アクセスに時間がかかるため、1フレームの非立体視画像の全領域で同じ比率係数が使用されることがある。しかし、例えば1フレームの非立体視画像をいくつかの領域に区分して各領域の特徴に応じて適応的に比率係数を変更できれば、より自然な立体視画像を生成するための適切な奥行き値を生成することができる。
第1変形例の奥行き値生成部30Aは、バッファー部20に保持された演算対象画素群の画素値210に基づいて修正画素値の演算とは異なる画像処理を行い、その処理結果を比率係数設定部320Aに出力することで、領域ごとに比率係数を変えることを可能にする。具体的には、明度差(コントラスト)を計算する明度差計算部324を含み、その処理結果418を比率計数設定部320Aに出力する。
本願発明では、周辺の画素との関係を考慮して奥行き値を生成できる。このとき、奥行き値の計算に必要な画像処理と周辺の画素との関係を数値化する画像処理とを並列に行い、必要な画像処理の結果を反映させて、適切な1つの奥行き値を得ることができる。例えば、第1変形例では、画素値修正部32と明度差計算部324は並列に画像処理を行っており、周辺の画素との関係を示す明度差を反映させた1つの奥行きが生成される。奥行き値を複数得てから平均化処理などを必要とする特許文献1又は特許文献2の発明に比べても、本願発明は、奥行き値の生成時に必要な画像処理の結果を反映できるとの有利な効果がある。
2.1.2.具体例
図13(A)は、第1変形例での非立体視画像の領域の例を示す図である。ポートレートなどの写真(非立体視画像)では、近く(近景)にフォーカスの合った人物像が配置され、背景(遠景)にぼやけた景色が写っている場合がある。図13(A)がこのような非立体視画像であるとすると、近景の領域380Bと遠景の領域380Aに領域を区分することができる。
このとき、近景の領域380Bにのみフォーカスが合っている。よって、両領域を区別するには、隣接画素間での明るさの差(コントラスト)を検出して判断すればよい。例えば、明度差計算部324は演算対象画素群の画素値210から輝度を求めて隣接画素間の差の絶対値をとり、その絶対値の和から注目画素が近景の領域380Bに含まれるか、遠景の領域380Aに含まれるかを判断してもよい。例えば、前記の絶対値の和が大きい場合には、フォーカスが合っていると判断されるため、注目画素は近景の領域380Bに含まれると判断できる。
ここで、遠景は大気の影響が強いため、彩度を用いて奥行き値を推定するのが有効であり、逆に近景は大気の影響を無視できるため、輝度を用いて奥行き値を推定するのが有効である。
よって、第1変形例の比率係数設定部320Aは、明度差計算部324から注目画素が遠景であるか近景であるかを示す処理結果418を受け取り、遠景であれば彩度の比率係数R408を高く設定し、近景であれば輝度の比率係数R406を高く設定する。このように、第1変形例の奥行き値生成部30Aは、適応的に比率係数を変更して、より自然な立体視画像を生成するための適切な奥行き値を生成することができる。
2.2.第2変形例
図11は、第2変形例における奥行き値生成部30Bのブロック図である。なお、図3、図10と同じ要素には同じ番号を付しており説明を省略する。
第2変形例の奥行き値生成部30Bも第1変形例の奥行き値生成部30Aと同じように明度差により、遠景であるか近景であるかを判断して奥行き値を調整する。
しかし、原奥行き値(Z)414Aは数4ではなく、明度差から求められる画像のぼけ具合を示す「ぼやけ度σ」を含めた数12の式で与えられる。
このとき、ぼやけ度σはコントラストが低い遠景において大きくなり、原奥行き値も大きくなる。よって直接的に明度差計算部324の処理結果418(ぼやけ度σ)を奥行き値に反映させることができ、比率係数設定部の制御も第1変形例の場合に比べて単純化できる。
2.3.第3変形例
図12は、第3変形例における奥行き値生成部30Cのブロック図である。なお、図3と同じ要素には同じ番号を付しており説明を省略する。
第3変形例における奥行き値生成部30Cは、非立体視画像のオブジェクトのエッジを検出して、非立体視画像を複数の領域に区分した上で、領域毎に適応的に比率係数を変更するものである。
図13(B)は、第3変形例での非立体視画像の領域の例を示す図である。第1変形例の場合と異なり、人物像(近景)と背景(遠景)の領域区分だけでなく、各人物の頭部とそれ以外などの領域に区分されている(領域382A〜382E)。領域は非立体視画像のオブジェクトの輪郭に基づいて定められる。よって、人間の視覚による認識と対応した領域毎に奥行き値の比率係数を変更できるので、より自然な立体視画像を得ることができる。
これらの領域、すなわちオブジェクトの輪郭を検出するために、第3変形例の奥行き値生成部30Cはエッジ検出部328を含む。エッジ検出部328は、ラプラシアンフィルターやソーベルフィルターを用いてエッジ検出を行ってもよい。
第3変形例の比率係数設定部320Cは、注目画素がどの領域に属するかとの情報を含む処理結果419を受け取り、領域に応じて適応的に比率係数を変更する。第3変形例の奥行き値生成部30Cは、より自然な立体視画像を生成するための適切な奥行き値を生成することができる。
これらの例示に限らず、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。
本発明による立体視については、視差バリア、レンチキュラーレンズを用いた裸眼立体視だけでなく、偏光眼鏡、シャッター眼鏡を用いた方式等、両眼の視差を利用する様々な立体視方式に適用できる。
また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…画像処理装置(2D3D変換器)、20…バッファー部、30、30A、30B、30C…奥行き値生成部、32…画素値修正部、40…立体視画像生成部、80…入力インターフェース(入力I/F)、82…メモリーインターフェース(メモリーI/F)、84…フレームバッファー、86…メモリーインターフェース(メモリーI/F)、88、362、364…FIFO、90…LCDインターフェース(LCDI/F)、200…画像信号、202、204、206…内部信号、208…入力画像信号、210…演算対象画素群の画素値、212、212A…奥行き値(Z)、214…出力立体視画像信号、216、218…画像信号、220…制御信号、222、222A…奥行き値(Z)、224…画素値(PD)、226…画素値(PD)、228…ピクセルカウンターの値(PCNT)、300、332…非立体視画像、302…(演算対象画素群を示す)領域、304…(注目画素と隣接画素を示す)領域、310…輝度値計算部、312…彩度計算部、313、314、318、318A、326、354、356…乗算器、316、316A、358…加算器、320、320A、320B、320C…比率係数設定部、322…遅延回路、324…明度差計算部、328…エッジ検出部、330R…右目、330L…左目、334…垂線、340…画素、342…非立体視画像画素位置、344…右目用画像画素位置、350…移動位置計算部、352…補間係数設定部、360…選択回路、366…合成出力部、380A〜B、382A〜E…領域、400…修正画素値、402…輝度値(Y)、404…彩度(S)、406…比率係数(R)、408…比率係数(R)、410、412…中間値、414、414A…原奥行き値(Z)、416…拡大率(D)、418…明度差計算部の処理結果(ぼやけ度σ)、419…エッジ検出部の処理結果、420…比率係数(1−R−R)、422…制御信号、424…係数(CO)、426…係数(CO)、428、430、436、438、440、442、444、460、468…内部信号、432…画素値(PD)、434、466…選択信号、450…減算器、452…マルチプレクサー、464…反転値、1000…集積回路装置

Claims (11)

  1. 1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、
    前記入力画像信号のうち、前記非立体視画像における1つの画素である注目画素とその周囲の画素を含む演算対象画素群の画素値を一時的に保持するバッファー部と、
    前記演算対象画素群の画素値に基づいて前記注目画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部と、
    前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部と、を含む画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の画素値の平均値に基づき前記奥行き値を生成する画像処理装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の画素値、又は前記演算対象画素群の画素値に基づき演算した修正画素値から輝度と彩度とを求め、前記輝度と前記彩度とを所与の割合で加算することで前記注目画素の前記奥行き値を生成する画像処理装置。
  4. 1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、
    前記入力画像信号のうち、前記非立体視画像における1つの画素である注目画素とその周囲の画素を含む演算対象画素群の画素値に基づいて、前記注目画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部と、
    前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部と、を含み、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の画素値に基づいて、前記注目画素の輝度と彩度とを求め、前記輝度と前記彩度とを所与の割合で加算することで前記注目画素の奥行き値を生成する画像処理装置。
  5. 請求項3乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の画素値に基づいて、前記非立体視画像に含まれるオブジェクトのエッジを検出し、
    前記非立体視画像を前記オブジェクトのエッジで区切られた領域に区分し、
    前記注目画素が前記領域のいずれに属するかを判断して、判断結果に基づき前記輝度と前記彩度とを加算する際の前記所与の割合を定める画像処理装置。
  6. 請求項3乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の画素値に基づいて、輝度、彩度とは異なる前記注目画素の属性を求め、
    前記注目画素の属性に基づいて、前記輝度と前記彩度とを加算する前記所与の割合を定める画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の明度差を前記注目画素の属性として求める画像処理装置。
  8. 請求項3乃至5のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記奥行き値生成部は、
    前記演算対象画素群の明度差を求めて、
    前記明度差に基づいて、前記注目画素が前記非立体視画像において焦点からどれだけ離れているかを示すぼやけ度を求め、
    前記輝度と前記彩度と前記ぼやけ度とを所与の割合で加算することで前記注目画素の奥行き値を生成する画像処理装置。
  9. 請求項1又は8に記載の画像処理装置において、
    前記立体視画像生成部は、
    前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する場合において、
    前記注目画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である対象画素理想位置と、前記注目画素に隣接する隣接画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である隣接画素理想位置とを求め、
    前記対象画素理想位置と前記隣接画素理想位置とに挟まれる前記左目用画像又は前記右目用画像の画素の画素値を、前記注目画素および前記隣接画素の画素値に基づく補間処理により求める画像処理装置。
  10. 1枚の非立体視画像の画像信号である入力画像信号に基づいて、立体視画像を構成する右目用画像及び左目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する画像処理装置であって、
    前記入力画像信号に基づいて前記非立体視画像の各画素の奥行き値を生成する奥行き値生成部と、
    前記奥行き値に基づいて前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する立体視画像生成部と、を含み、
    前記立体視画像生成部は、
    前記左目用画像及び前記右目用画像の少なくとも一方の画像信号を生成する場合において、
    前記非立体視画像における1つの画素である注目画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である対象画素理想位置と、前記注目画素に隣接する隣接画素をその奥行き値に基づいて画素移動させた位置である隣接画素理想位置とを求め、
    前記対象画素理想位置と前記隣接画素理想位置とに挟まれる画素の画素値を、前記注目画素および前記隣接画素の画素値に基づく補間処理により求める画像処理装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置を含む集積回路装置。
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WO2013186881A1 (ja) * 2012-06-13 2013-12-19 株式会社エム・ソフト 立体視画像生成方法および立体視画像生成システム

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