JP5545059B2 - 動画像処理方法、動画像処理装置および動画像処理プログラム - Google Patents
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Description
2次元画像にある加工を加えることにより、平面的な画像を立体的に見せる方法、いわゆる「立体視」技術が知られている。その中に、1枚の2次元画像から左眼用と右眼用の2つの画像を生成する技術がある。これは、画像中の注目物体(被写物体)に対する両眼の視差を算出し、これに基づいた量だけ画像の各画素位置を水平方向にシフトすることにより左眼用画像と右眼用画像を生成する処理である。
例えば、特許文献1では、画像の遠近を表す画像特徴量として、各領域毎の高周波数成分の積算値、輝度コントラスト、輝度積算値および彩度積算値を定め、これらのいずれか或は組合せから各領域間に差が出るように奥行き補正量を算出し、その大小から遠近の度合いを決定する方法が開示されている。
この方法では、領域間に都合よく前後関係を付けるように奥行き量を補正するが、そのために適切な画像特徴量を選択するものであり、様々な場合に対応し得る柔軟性があるが、逆に、自動的に決定するなどの決定力に欠ける。さらに、同一面内などの領域内部に前後関係を与えることが困難な対象には不適切といえる。
例えば、特許文献1では、映像中の注目領域の移動量に応じた動きベクトルの平均値を求め、その平均値と比較した大小関係から、注目領域が被写体であるか背景であるかを決定し、被写体と背景との間の差分に応じて水平位相量を調節する方法が提示されている。しかし、この方法では背景自体や被写体の面の内部に立体感を与えることはできない。
また、特許文献2では、映像信号のエッジ情報を求め、エッジ情報の密な領域を前景に、疎な領域を背景とみなして前後関係を求め、前景には大きく、背景には小さく視差を与える方法が提示されている。しかし、この方法ではエッジが密な領域全体を対象とするため、毛皮や織物などの細かい構造が密集した素材に対しては、面全体が前景の対象となって背景を特定できず、前後関係が求まらない。
さらに特許文献3では、一般に被写体にピントが合っている映像が多いことから、近くにあるものほど、高周波数成分、コントラスト、輝度および彩度が高いと考え、高周波の積算値、輝度コントラスト、輝度積算値および彩度積算値が多い領域ほど、前方に存在する物体と判断して奥行き補正量を決定し、この奥行き量に対して線形に視差量を対応付ける方法が提示されている。しかし、この方法は領域間に視差を与える事を目的としており、例えば面積の小さい領域内部に視差を与える目的に対しては不適切である。
前記2次元画像に与えるべき視差量を指定する視差量指定手段と、
分解して得られた周波数成分に、前記視差量を割り当てる視差量割当手段と、
前記視差量割当手段を経て得られた各周波数成分を合成する周波数合成手段と、
前記周波数合成手段で得られた結果から、両眼立体視を可能とする左眼用画像および右眼用画像を出力する画像変換手段と、前記画像変換手段を経て得られる左眼用2次元画像および右眼用2次元画像を受け取って左眼用動画像および右眼用動画像を出力する動画像出力手段と、
を少なくとも含むことを特徴とする動画像処理方法である。
前記周波数合成手段で得られた結果から、両眼立体視を可能とする左眼用画像および右眼用画像を出力する画像変換手段と、前記画像変換手段を経て得られる左眼用2次元画像および右眼用2次元画像を受け取って左眼用動画像および右眼用動画像を出力する動画像出力手段と、
を少なくとも含むことを特徴とする動画像処理装置である。
また、本発明は、特に物体表面の厚み感を強調する性能に優れており、人間が厚みを感じる対象物、例えば絨毯、毛皮、毛織物、厚手の布地、衣類などの素材に対して特に有効である。また、元々立体視用に撮影した映像でなくても、擬似的に視差を生成することができるため、既存の映像から擬似的にステレオ映像を生成する際に活用することができる。
これらを両眼立体視環境で観察することにより、違和感なく面の立体感が強調ないし抑制される。
例えば1台の撮像機器で撮影した映像、もしくはアニメーション映像から、両眼立体視用の映像もしくはアニメーション映像を容易に実現することができ、両眼立体視可能な観察環境においてリアルな擬似立体視を実現可能になる。
明度成分と色度成分とを分離して、明度成分だけを処理することによって、色彩の変化を最大限に抑制しつつ、効果的に立体感を強調ないし抑制することができる。
特に、人の視覚が中・高周波数成分に対しては主に明度成分に対して感度が高いことから、明度の高周波数成分に対して本発明を適用することで、立体感を違和感無く効果的に得ることができる。
この発明は、特に、厚手の毛皮など毛が密集した素材の細部の表面立体感を強調するのに適している。また、映像中でカメラが徐々に接近してズームインする場面や徐々に離れるズームアウト場面における立体感の強調や抑制に有効である。
明度の低周波数成分は、主に対象物の表面形状(表面全体に渡る面積の大きな凹凸形状)を反映するため、表面形状の立体感を効果的に強調ないし抑制することができる。
例えば、この発明は犬や猫などの動物の毛の動画像において、背中、腹部、臀部など、あるいは空中に浮遊する雲や砂漠の砂丘の盛り上がり、海面の波のうねりなどの対象物の比較的広い面積の立体感を強調ないし抑制するのに適している。また、動画像においてカメラが徐々に遠写しになるズームアウトする場面において、対象物の面を広く映し出す際に有効である。
特に、表面構造に多層の網目状の構造を有する素材、例えば多層のガーゼや綿、毛織物、あるいはナイロンタワシなどの場合、表面に近いほど反射が強く明るく、奥に行くほど反射が弱く暗いため、明度の大きい成分に大きい視差量を与え、明度の小さい成分に小さい視差量を与えることにより、表面側と奥側との奥行き差を漸次的に強調することができ、その結果、奥行き感を自然に強調することができる。
これは、近くにある対象物体の面の彩度が強く、遠くにある対象物体の面の彩度が弱くなる経験則に依拠しており、例えば派手な色使いの衣装やカーテン、ペルシャ絨毯などの色彩鮮やかな素材の表面立体感を得たい場合に有効であり、また、映像におけるズームイン/ズームアウトの際の物体表面の立体感の変化を再現する場面に有効である。
また、本発明は、特に物体表面の厚み感を強調する性能に優れており、人間が厚みを感じる対象物、例えば絨毯、毛皮、毛織物、厚手の布地、衣類などの素材に対して特に有効である。また、元々立体視用に撮影した映像でなくても、擬似的に視差を生成することができるため、既存の映像から擬似的にステレオ映像を生成する際に活用することができる。
これらを両眼立体視環境で観察することにより、違和感なく面の立体感が強調ないし抑制される。
例えば1台の撮像機器で撮影した画像や映像、もしくはアニメーション映像から、両眼立体視用の画像や映像もしくはアニメーション映像を容易に実現することができ、両眼立体視可能な観察環境においてリアルな擬似立体視を実現可能になる。
また、本発明は、特に物体表面の厚み感を強調する性能に優れており、人間が厚みを感じる対象物、例えば絨毯、毛皮、毛織物、厚手の布地、衣類などの素材に対して特に有効である。また、元々立体視用に撮影した画像や映像でなくても、擬似的に視差を生成することができるため、既存の画像や映像から擬似的にステレオ画像やステレオ映像を生成する際に活用することができる。
これらを両眼立体視環境で観察することにより、違和感なく面の立体感が強調ないし抑制される。
明度成分と色度成分とを分離して、明度成分だけを処理することによって、色彩の変化を最大限に抑制しつつ、効果的に立体感を強調ないし抑制することができる。
特に、人の視覚が中・高周波数成分に対しては主に明度成分に対して感度が高いことから、明度の高周波数成分に対して本発明を適用することで、立体感を違和感無く効果的に得ることができる。
この発明は、特に、厚手の毛皮など毛が密集した素材の細部の表面立体感を強調するのに適している。また、映像においてカメラが徐々に接近してズームインする場面や、対象物体の面をより接写して映じる場面に有効である。
明度の低周波数成分は、主に対象物の表面形状(表面全体に渡る面積の大きな凹凸形状)を反映するため、表面形状の立体感を効果的に強調ないし抑制することができる。
例えば、この発明は犬や猫などの動物の毛の動画像において、背中、腹部、臀部など、あるいは空中に浮遊する雲や砂漠の砂丘の盛り上がり、海面の波のうねりなどの対象物の比較的広い面積の立体感を強調ないし抑制するのに適している。また、映像においてカメラが徐々に遠写しになるズームアウトする場面において、対象物の面を広く映し出す際に有効である。
特に、表面構造に多層の網目状の構造を有する素材、例えば多層のガーゼや綿、毛織物、あるいはナイロンタワシなどの場合、表面に近いほど反射が強く明るく、奥に行くほど反射が弱く暗いため、明度の大きい成分に大きい視差量を与え、明度の小さい成分に小さい視差量を与えることにより、表面側と奥側との奥行き差を漸次的に強調することができ、その結果、奥行き感を自然に強調することができる。
これは、近くにある対象物体の面の彩度が強く、遠くにある対象物体の面の彩度が弱くなる経験則に依拠しており、例えば派手な色使いの衣装やカーテン、ペルシャ絨毯などの色彩鮮やかな素材の表面立体感を得たい場合に有効であり、また、映像におけるズームイン/ズームアウトの際の物体表面の立体感の変化を再現する場面に有効である。
また、第1乃至19の発明によれば、映像において、本発明における高周波数成分の立体感強調手法と低周波数成分の立体感強調手法とを時間軸上で適宜選択して適用することによって、水面のうねりなどの粘性物体の動きや、風にたなびく旗などの布地のうねりなどの動きを強調ないし抑制することが可能となる。
また、画像とミラーの配置を変更することで視差角が変化し、画像までの距離感が変化する.また、画像とミラーの配置を変更することなく、双方の画像に表示されている画像に対して、それぞれに異なる量の平行移動を加えることによっても視差角が変化し距離感が変化する。
動画像入力手段S1では、ハードディスクデバイス等の記憶装置もしくはネットワークを通じた通信回線もしくは映像機器等に接続した映像信号線などから動画像データVinを入力する。
なお、各分解レベルにおける周波数の値は、周波数を規定する際の単位の大きさに依存する。
本発明は人間の立体視に関するため、視知覚的に有意味な信号に対して適用するのが適切と考えられる。画像の信号成分である明度成分と色度成分に関しては、人間の視知覚の空間周波数の知覚に関して、明度成分に対する感度特性がバンドパス型を示すのに対して、色度成分に対する感度特性がローパス型を示し、中・高周波数成分の知覚には主として明度成分が利用されることから、本発明における空間周波数の処理は明度成分に対して行なうのが好ましい。以下、明度成分を適用する場合を用いて説明する。
さて、計数の方法としては色々と考えられるが、例えば、ヒストグラムを用いる方法がある。所定のフレーム数の画像に渡り、各周波数成分のヒストグラムを求める。
判定の方法としては、ズームイン場面およびズームアウト場面、さらにその他の場面を学習用映像として用意し、それぞれヒストグラムを算出し、例えば判別分析法などの統計的手法によってそれぞれの分類閾値を算出して利用する方法が考えられる。
あるいは、各時間毎に、所定のフレーム数に渡るヒストグラムを逐次算出し、ヒストグラムの分布形状およびピーク位置を比較し、形状が類似で、かつ、ピーク位置が低周波側へシフトする場面はズームイン場面として、形状が類似で、かつ、ピーク位置が高周波側へシフトする場面はズームアウト場面として、それぞれ判定する方法などが考えられる。
ここで、関数K2(f)としては、ズームイン場面では、場面の全フレーム数(開始フレームf1から終了フレームf2)に渡って0から1まで単調増加する関数を、またズームアウト場面では全フレーム数に渡って1から0まで単調減少する関数として、その他の場面ではK2(f)=1のように設定する。
最も単純な例としては、
ここで、関数としては、例えば、明度画像L(x,y,t)の明度の最大値をVmax、最小値をVminとすると、v=L(x,y,t)としてf(v)=v/(Vmax−Vmin)のように線形に与えることができる。彩度の関数g(s)としても、同様に、彩度画像S(x,y,t)の彩度の最大値をSmax、最小値をSminとすると、s=S(x,y,t)としてg(s)=s/(Smax−Smin)のように線形に与えることができる。もちろん、これらに限るわけではなく、単調増加の範囲内で様々な関数を選択することが可能である。
周波数合成手段S10では、前記周波数分解方法とは逆方向に処理を進める。分解レベルnの低周波画像および分解レベルnのウェーブレット係数にウェーブレット逆変換を適用して分解レベルn−1の低周波画像が得られる。次に、分解レベルn−1の低周波画像とウェーブレット係数にウェーブレット逆変換を適用することにより分解レベルn−2の低周波画像が得られる。この操作を順次繰り返すことにより、分解レベル0の画像すなわち元の画像を再構成することができる。
具体的には、画像出力手段S11は、前記周波数合成手段から左眼用周波数合成画像
まず、動画像入力処理P1において、処理すべき2次元動画像データVinを入力する。
次に、最大分解レベル算出処理P5において、前記画像変換処理P2において出力された時刻tの明度成分画像L(x,y,t)を受け取り、横幅widthおよび高さheightを読み取り、widthとheightの小さい方の値を超えない最大の2のべき乗数を算出し、そのべき数を最大分解レベルとしてMに代入する。
周波数分解処理P7においては、前記画像変換処理P2で算出した明度画像から時刻t'の明度画像L(x,y,t’)を、分解レベル1から前記最大分解レベル算出処理で求めた最大分解レベルMまで順次空間周波数変換して、各分解レベルの周波数成分画像Fi(x,y,t’)を算出する。
次にiの値に1を加算した値でiを更新し(P7e)、最大分解レベル数Mと比較する(P7f)。iの値がM以下であれば、c1に対して再度P7cからP7fまでの処理を適用して分解レベル2の分解係数、c2、d2を求め、以下、P7cからP7fまでの処理を繰り返して各分解係数ci、diを順次算出する。iの値がMを超えた時点で周波数分解処理を終了する。その結果、各分解レベルにおける周波数成分画像Fi(x,y,t’)=ciが得られる。
ウェーブレット変換は、ツースケール関係と正規直交系条件をみたす2種類の関数(スケーリング関数とウェーブレット関数)を用いて信号を分解・生成する方法である。ウェーブレット変換の基本的内容は、例えば「非特許文献1」などで説明されている。又、ウェーブレットを構成するための関数系に関しては、例えば「非特許文献2」で説明されている。
ウェーブレット関数の例としては、Daubechiesウェーブレットや、カーディナル・スプライン・ウェーブレット、等がある。性質が素直で滑らかなウェーブレット関数は、本発明には好適である。
続いて、時刻変数t’の値に増分時間Δtを加えて更新し、場面の最終時刻t2と比較し(t≦t2),t2より小さければ再びP7、P8の処理を実行することを繰り返す。
例えば、各時刻ごとに所定のフレーム(時刻t1からt2まで)に渡るhist(i)を算出し、ヒストグラムの分布形状およびピーク位置を比較し、形状が類似で、かつ、ピーク位置が低周波側へシフトする場面はズームイン場面として、形状が類似で、かつ、ピーク位置が高周波側へシフトする場面はズームアウト場面として、それぞれ判定する。
ここで、関数K2(t)(t1≦t≦t2)としては、ズームイン場面では、場面の全フレーム数(開始フレームt1から終了フレームt2)に渡って0から1まで単調増加する関数を、またズームアウト場面では全フレーム数に渡って1から0まで単調減少する関数として、その他の場面ではK2(t)=1のように設定する。
最も単純な例としては、
まず、前記周波数選択処理P6から選択リストlist(i)を受け取り、前記視差量補正処理P10から視差補正量H’を受け取り、前記周波数分解処理P7から分解レベル1からMまでの各周波数成分画像Fi(x,y,t)を受け取る。
いま分解レベルiに1を代入し(P11a)、list(i)の値を1と比較し(P11b)、一致すれば分解レベルiの周波数成分画像Fi(x,y,t)に対称に水平視差を与えて、分解レベルiの左眼用周波数成分画像Fi L(x,y,t)および右眼用周波数成分画像Fi R(x,y,t)を算出する。具体的には、分解レベルiの周波数成分画像Fi(x,y,t)に水平右方向に視差H’を与えて分解レベルiの左眼用周波数成分画像
一方、list(i)の値が1と一致しなければ、分解レベルiの周波数成分画像Fi(x,y,t)を分解レベルiの左眼用周波数成分画像Fi L(x,y,t)および右眼用周波数成分画像Fi R(x,y,t)に代入する(Fi L(x,y,t)=Fi(x,y,t),Fi R(x,y,t)=Fi(x,y,t))。この処理(P11jからP11nまで)をxの値が0からwidthまでxの値を1ずつ増やしながら行い、さらにyの値が0からheightまでyの値を1ずつ増やしながら繰り返し処理する。
次にiの値に1を加算してMと比較し、M以下であれば同様の処理(P11bからP11oまで)を再度行なうことを繰り返し、Mを超えた時点で処理を終了する。
図6において左から右へ進む矢印のフローを、逆方向の右から左へと進めることを考える。最大分解レベルMにおける低周波数成分と高周波数成分を用いて、ウェーブレット逆変換を一回行なう毎に、周波数が2倍に増すとともに、分解レベルが1つ少ないレベルの低周波数成分に合成される。したがって、変換をM回繰り返した際、最大分解レベルの、その2倍、4倍、・・・、2M倍の周波数成分にそれぞれ合成される。2M倍の周波数成分とは、分解を行なっていないレベルを表し、結局元の画像の周波数成分が合成されることになる。
以下、具体的に処理を説明する。
また、図5は本発明の周波数合成処理の一例を示した処理フロー図である。
前記視差量割当処理P11から、分解レベル1からMまでの各左眼用周波数成分画像Fi L(x,y,t)および右眼用周波数成分画像Fi R(x,y,t)を受け取る。
いま、分解レベルをiとして、まずiに最大分解レベル数Mを代入する(P12a)。左眼用周波数成分画像
2・・・右眼用画像
3・・・融像用ミラー
4・・・仮想的画像
5・・・視差角
D1・・・Daubechiesウェーブレット(第10次)のスケーリング関数
D2・・・Daubechiesウェーブレット(第10次)のウェーブレット関数
P1・・・動画像入力処理
P2・・・画像変換処理
P3・・・視差量入力処理
P4・・・補正係数算出処理
P5・・・最大分解レベル算出処理
P6・・・周波数選択処理
P7・・・周波数分解処理
P7a・・・分解レベルを変数iに設定
P7b・・・iに1を設定
P7c・・・周波数変換処理
P7d・・・分解係数を格納
P7e・・・iの値を1加算
P7f・・・iの値をMと比較
P8・・・周波数計数処理
P9・・・場面判定処理
P10・・・視差量補正処理
P11・・・視差量割当処理
P11a・・・変数iに1を設定
P11b・・・list(i)の値を1と比較
P11c・・・変数x,yに0を設定
P11d・・・変数x,yに0を設定
P11e・・・左眼用および右眼用周波数成分に周波数成分をx方向に右および左に対称に水平視差H’を設定したものを設定
P11f・・・変数xの値を1加算する
P11g・・・変数xの値をwidthと比較
P11h・・・変数yの値を1換算する
P11i・・・変数yの値をheightと比較
P11j・・・左眼用および右眼用周波数成分に周波数成分を設定
P11k・・・変数xの値を1加算する
P11l・・・変数xの値をwidthと比較
P11m・・・変数yの値を1換算する
P11n・・・変数yの値をheightと比較
P11o・・・変数iの値を1加算
P11p・・・変数iの値をMと比較
P12・・・周波数合成処理
P12a・・・変数iにMを設定
P12b・・・分解レベルiの分解係数および分解画像から周波数逆変換
P12c・・・分解レベルi−1の分解画像を算出
P12d・・・変数iの値を1減じる
P12e・・・変数iの値を1と比較
P13・・・画像変換処理
P14・・・動画像出力処理
S1・・・動画像入力手段
S2・・・画像変換手段
S3・・・視差量指定手段
S3a・・・視差量入力手段
S3b・・・補正係数指定手段
S4・・・周波数選択手段
S5・・・周波数分解手段
S6・・・計数手段
S7・・・判定手段
S8・・・視差量補正手段
S9・・・視差量割当手段
S10・・・周波数合成手段
S11・・・画像変換手段
S12・・・動画像出力手段
Claims (19)
- 2次元画像の空間周波数成分を空間周波数分解して周波数成分を算出する周波数分解手段と、前記2次元画像に与えるべき視差量を指定する視差量指定手段と、
分解して得られた周波数成分に、前記視差量を割り当てる視差量割当手段と、
前記視差量割当手段を経て得られた各周波数成分を合成する周波数合成手段と、
前記周波数合成手段で得られた結果から、両眼立体視を可能とする左眼用画像および右眼用画像を出力する画像変換手段と、前記画像変換手段を経て得られる左眼用2次元画像および右眼用2次元画像を受け取って左眼用動画像および右眼用動画像を出力する動画像出力手段と、
を少なくとも含むことを特徴とする動画像処理方法。 - 前記周波数分解手段を経て得られる各周波数成分を計数する計数手段と、前記計数手段を経て得られる結果から場面の動的性質を判定する判定手段と、前記判定手段を経て得られる結果から視差量の補正量を決定する視差量補正手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の動画像処理方法。
- 前記視差量割当手段で視差量が割り当てられる周波数成分は、前記2次元画像の明度の周波数成分であることを特徴とする請求項1に記載の動画像処理方法。
- 前記視差量割当手段で視差量が割り当てられる周波数成分は、所望回数の周波数分解を繰り返した後に二分された周波数成分の内、周波数が低い側の周波数成分を低周波数成分、周波数が高い側の周波数成分を高周波数成分とした際の、前記2次元画像の明度の高周波数成分であり、視差量が割り当てられる前記高周波数成分以外の周波数成分には視差量を割り当てないことを特徴とする請求項1に記載の動画像処理方法。
- 前記視差量割当手段で視差量が割り当てられる周波数成分は、所望回数の周波数分解を繰り返した後に二分された周波数成分の内、周波数が低い側の周波数成分を低周波数成分、周波数が高い側の周波数成分を高周波数成分とした際の、前記2次元画像の明度の低周波数成分であり、視差量が割り当てられる前記低周波数成分以外の周波数成分には視差量を割り当てないことを特徴とする請求項1に記載の動画像処理方法。
- 前記視差量は、水平視差であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の動画像処理方法。
- 前記水平視差は、画像の明度の大きい成分に対して大きく、明度の小さい成分に対しては小さく与えることを特徴とする請求項6に記載の動画像処理方法。
- 前記水平視差は、画像の彩度の大きい成分に対して大きく、彩度の小さい成分に対しては小さく与えることを特徴とする請求項6に記載の動画像処理方法。
- 前記水平視差は、動画像データにおいて、ズームイン場面ないし面が手前側に変位する領域に対して大きく、ズームアウト場面ないし面が奥行き側に変位する領域に対して小さくなるように漸次的に与えることを特徴とする請求項6に記載の動画像処理方法。
- 2次元画像の空間周波数成分を空間周波数分解して周波数成分を算出する周波数分解手段と、前記周波数分解手段を経て得られる各周波数成分を計数する計数手段と、前記計数手段を経て得られる結果から場面の動的性質を判定する判定手段と、前記判定手段を経て得られる結果に基づいて前記2次元画像に与えるべき視差量を指定する視差量指定手段と、
分解して得られた周波数成分に、前記視差量を割り当てる視差量割当手段と、
前記視差量割当手段を経て得られた各周波数成分を合成する周波数合成手段と、
前記周波数合成手段で得られた結果から、両眼立体視を可能とする左眼用画像および右眼用画像を出力する画像変換手段と、前記画像変換手段を経て得られる左眼用2次元画像および右眼用2次元画像を受け取って左眼用動画像および右眼用動画像を出力する動画像出力手段と、
を少なくとも含むことを特徴とする動画像処理装置。 - 前記周波数分解手段を経て得られる各周波数成分を計数する計数手段と、前記計数手段を経て得られる結果から場面の動的性質を判定する判定手段と、前記判定手段を経て得られる結果から視差量の補正量を決定する視差量補正手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の動画像処理装置。
- 前記視差量割当手段で視差量が割り当てられる周波数成分は、前記2次元画像の明度の周波数成分であることを特徴とする請求項10に記載の動画像処理装置。
- 前記視差量割当手段で視差量が割り当てられる周波数成分は、所望回数の周波数分解を繰り返した後に二分された周波数成分の内、周波数が低い側の周波数成分を低周波数成分、周波数が高い側の周波数成分を高周波数成分とした際の、前記2次元画像の明度の高周波数成分であり、視差量が割り当てられる前記高周波数成分以外の周波数成分には視差量を割り当てないことを特徴とする請求項10に記載の動画像処理装置。
- 前記視差量割当手段で視差量が割り当てられる周波数成分は、所望回数の周波数分解を繰り返した後に二分された周波数成分の内、周波数が低い側の周波数成分を低周波数成分、周波数が高い側の周波数成分を高周波数成分とした際の、前記2次元画像の明度の低周波数成分であり、視差量が割り当てられる前記低周波数成分以外の周波数成分には視差量を割り当てないことを特徴とする請求項10に記載の動画像処理装置。
- 前記視差量は、水平視差であることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の動画像処理装置。
- 前記水平視差は、画像の明度の大きい成分に対して大きく、明度の小さい成分に対しては小さく与えることを特徴とする、請求項15に記載の動画像処理装置。
- 前記水平視差は、画像の彩度の大きい成分に対して大きく、彩度の小さい成分に対しては小さく与えることを特徴とする、請求項15に記載の動画像処理装置。
- 前記水平視差は、動画像データにおいて、ズームイン場面ないし面が手前側に変位する領域に対して大きく、ズームアウト場面ないし面が奥行き側に変位する領域に対して小さくなるように漸次的に与えることを特徴とする請求項15に記載の動画像処理装置。
- 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理方法を演算装置に実行させることを特徴とする動画像処理プログラム。
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JP2010138103A JP5545059B2 (ja) | 2010-06-17 | 2010-06-17 | 動画像処理方法、動画像処理装置および動画像処理プログラム |
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