JP3276689B2 - 屈折率分布型光学素子 - Google Patents

屈折率分布型光学素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、顕微鏡などの
光学レンズに応用可能な屈折率分布型光学素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】屈折率分布型光学素子は、媒質に屈折率
分布を付与することにより媒質自体にパワー(屈折力)
を持たせたものである。そのパワーは、屈折率分布によ
って決定されるものであって、パワーを大きくするため
には、屈折率nの差Δn(外周部の屈折率から中心部の
屈折率を引いた値)の絶対値を大きくすればよい。
【0003】従来、|Δn|を大きくするための試みが
多くの研究者によってなされている。例えば、SELF
OCレンズの名称で市販されている光学素子は、イオン
交換によりTlの濃度勾配を付けることによって、|Δ
n|を大きくしている(Journal of the
American Ceramics Societ
y vol.54,No.7(1971)P.321
−)。また、二重イオン交換法を用いてAgの濃度勾配
を付けることによって|Δn|≒0.059としたレン
ズが得られる(Applied Optics vo
l.27,No.3(1988)p.496−)。さら
に、ゾルゲル法によりPbとKの濃度勾配を付与し、|
Δn|≒0.04としたレンズ(J.Non−cry.
sol.100,506,(1988))や、Tiまた
はGeの濃度勾配により|Δn|≒0.03としたレン
ズ(Elect,lett.22,99(1986),
Elect.lett.22,1108(1986))
等が得られている。
【0004】また、特開平3−141302号公報に
は、金属種の組み合わせにより分布特性を種々に変化さ
せ、屈折率の増加とともにアッベ数も増加するようなG
RIN(屈折率分布型光学素子)の組成が開示されてい
る。
【0005】一方、屈折率分布型光学素子を有効に利用
した光学設計の例として、例えば、高変倍率ズームレン
ズを小型化した例が特開平3−17609号公報に開示
されており、この中で、図2に示すように、nd −νd
図上で、D1 ,D2 の方向に示すような屈折率分布型光
学素子、すなわち屈折率変化が小さく、アッベ数が大き
く変化するような光学素子が有用であることが示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、上記の
ように、屈折率分布型光学素子の開発は屈折率差に注目
したものが多く、屈折率分布型光学素子が白色光源下で
用いられる光学系へ応用された例はまだない。これは、
光学設計の上で重要な意味を持つ屈折率分布型光学素子
に特有の収差補正能力を期待できるような光学特性を持
った屈折率分布型光学素子が未だ開発されていないため
である。
【0007】ところで、屈折率分布型光学素子は、ガラ
ス中の金属酸化物濃度の勾配により、屈折率勾配を付与
して得るものである。ガラスの光学的性質は、酸化物組
成により決定されるが、SiO2 を主成分とするガラス
の場合、Si以外の金属酸化物はSiO2 ガラスと比べ
て屈折率を高く、分散を大きくする(アッベ数を小さく
する)性質をもつので、これらの金属種に勾配をつける
ことにより屈折率分布型光学素子を得ようとすると、一
般に図2に示すBの方向の分布にしかならない。
【0008】特開平3−141302号公報によれば、
2種以上の金属を用いて互いに逆方向に分布を付与され
た屈折率分布型光学素子の分布特性を種々に変化させう
ることが示されている。しかしながら、ここでは図2に
示すA方向の分布を示すような金属種の組み合わせを提
示したのみである。
【0009】以上のように、図2に示すD1 ,D2 方向
の分布をもつ光学素子は、特開平3−17609号公報
に示されているように、光学設計上望まれているにもか
かわらず、このような特性を示す光学素子の金属酸化物
組成の分布は未だ明らかにされていない。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、色収差補正の点で優れた、すなわち屈折
率の変化が小さくかつアッベ数が大きく変化するような
屈折率分布型光学素子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、以
下の条件を満足するとき、目的とする屈折率変化が小さ
く、且つアッベ数が大きく変化するような屈折率分布型
光学素子とすることを突き止めた。すなわち、濃度勾配
分布△C及び△Cを、それぞれ金属種f,gを金属
酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度の変化
量とした場合において、 a.金属群G(Nb,Ta,Pb,Tl,Zr)より選
ばれた少なくとも1種の金属種gと、金属群F(L
a,In,Ta)より選ばれかつ金属種gと異種の少な
くとも1種の金属種fとが、互いに逆方向に分布し、金
属種fの濃度勾配分布△Cと金属種gの濃度勾配分布
△Cとの比(△C/△C)が−4以上、−0.2
以下であるとき。 b.金属群G(Nb,Ta,Pb,Tl,Zr)より選
ばれた少なくとも1種の金属種gと、金属群F(G
a,Sn,Sr,Ca)より選ばれかつ金属種gと異種
の少なくとも1種の金属種fとが、互いに逆方向に分布
し、金属種fの濃度勾配分布△Cと金属種gの濃度勾
配分布△Cとの比(△C/△C)が、−7以上、
−0.5以下であるとき。 c.金属種gであるTiと、金属群(La,Ta)より
選ばれかつ金属種gと異種の少なくとも1種の金属種f
とが、互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布
△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C
/△C)の絶対値が、0.2以上、0.7以下である
とき。 d.金属種gであるTiと、金属群(Y,Zr)より選
ばれかつ金属種gと異種の少なくとも1種の金属種fと
が、互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△
と金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C
△C)の絶対値が、0.2以上、1.5以下であると
き。 e.金属群(Nb,Ta)より選ばれた少なくとも1種
の金属種sと、金属種fであるYとが互いに逆方向に分
布し、金属群fの濃度勾配分布△Cと金属種gの濃度
勾配分布△Cとの比(△C/△C)の絶対値が、
1.0以上、3.0以下であるとき。 f.金属種gであるPbと、金属群fであるYとが互い
に逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△Cと金
属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C/△C
の絶対値が、0.5以上、1.5以下であるとき。 g.金属種gであるTlと、金属群(Y,Zr)より選
ばれかつ金属種gと異種の少なくとも1種の金属種fと
が、互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△
と金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C
△C)の絶対値が、0.2以上、2.0以下であると
き。 h.金属種gであるNbと、金属種fであるBaとが互
いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△C
金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C/△
)の絶対値が、1.5以上、5.0以下であると
き。 i.金属種gであるTaと、金属種fであるBaとが互
いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△C
金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C/△
)の絶対値が、2.5以上、5.0以下であると
き。 j.金属群(Pb,Tl)より選ばれた少なくとも1種
の金属種gと、金属種fであるBaとが互いに逆方向に
分布し、金属種fの濃度勾配分布△Cと金属種gの濃
度勾配分布△Cとの比(△C/△C)の絶対値
が、0.5以上、4.0以下であるとき。 k.金属種gであるTiと、金属種fであるBaとが互
いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△C
金属種の濃度勾配分布△Cとの比(△C/△
)の絶対値が0.5以上、3.0以下であるとき。 l.金属種gであるZrと、金属種fであるBaとが互
いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△C
金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C/△
)の絶対値が0.7以上、2.0以下であるとき。
【0012】ここで、分布勾配とは、金属酸化物に換算
したモル量の単位長さあたりの変化量を表すもので、例
えば径方向屈折率分布型光学素子で金属種g,fの金属
酸化物がともに径方向全体に放物線状の分布をしていた
ときには、素子の半径を基準にして簡略的に周辺部にお
ける含有量から中心部における含有量を引いた値として
とらえて分布比率(ΔCf /ΔCg )を考えることがで
きるものである。
【0013】ただし、図3に示すように、1種あるいは
2種の金属酸化物の分布が径方向を通して放物線状でな
い場合には、分布勾配を半径を基準として考えることは
できず、半径方向により細かく分割し、それぞれの区間
でのモル量の変位を分布勾配としてとらえ、分割した区
間ごとに本発明の分布比率(ΔCf /ΔCg )に適用し
なければならない。金属種g,fは互いに逆方向に分布
をしているので、分布比率(ΔCf /ΔCg )の符号は
負で表されるが、以下、本発明のより好ましい条件を簡
単に説明するために、分布比率の絶対値|ΔCf /ΔC
g |を用いることにする。
【0014】上記金属種の組み合わせをもつような径方
向屈折率分布型光学素子は、図1(a)に示すように、
金属種gが中心部で最も絶対量が多く、周辺部へ向けて
ほぼ放物線状に減少する分布をし、金属種fが金属種g
と逆方向に分布しているとき、あるいは、金属種gの分
布方向を逆にした場合(図1(b))に同様な効果が認
められる。上記金属群Gから選択した金属種gと、上記
金属群F1 ,F2 から選択した金属種fとが互いに逆方
向に分布しても、金属種gと金属種fの分布比率が前記
比率になっていない場合は、目的とするような分布特性
をもった光学素子を得ることはできない。
【0015】一方、金属種の選択方法、各金属種の量を
種々に変化させることで、色収差の発生量を任意に変化
させたものが得られる。
【0016】金属種g,fを選択し、金属種gの分布勾
配ΔCg が一定であるならば、金属種fの分布勾配の絶
対値|ΔCf |を大きくすることにより、図2における
分布特性を示す矢はBの方向からD1 ,D2 の方向へ傾
く。したがって、D1 ,D2方向の分布を得るために
は、金属種fの分布勾配の絶対値|ΔCf |がある量以
上であることが必要となる。金属種fの分布勾配|ΔC
f |の下限値は、前述のように金属種g,金属種fの種
類、及びその含有量分布勾配により異なり、一概に提示
することは難しいが、金属種fの種類毎の分布比率の絶
対値|ΔCf /ΔCg |の範囲は表1に示すような値で
あることが望ましい。
【0017】
【表1】
【0018】また、金属種gとfの組み合わせによっ
て、分布比率の絶対値|ΔCf /ΔCg |の下限値とし
ては表2に示すような値であることが望ましい。
【0019】
【表2】
【0020】分布比率の絶対値|ΔCf /ΔCg |を大
きくしていくことにより、図2における分布特性を示す
矢はD1 方向からD2 方向へ移っていく。金属種gとf
の組み合わせによって、分布比率の絶対値の上限値とし
ては表3に示すような値であることが望ましい。
【0021】
【表3】
【0022】金属種g,fとしては金属群G,F1 ,F
2 からそれぞれ2種以上の金属種を同時に選択すること
も可能である。この場合には、金属酸化物含有量を各金
属群内で合計し、総含有量CF ,Cg からΔCf ,ΔC
g を算出して表1〜3中の値へ適用する。また表中の異
なる欄の金属を同時に複数選択した場合には、より下欄
に属する金属ペアに対応する分布比率値が適用されるこ
とが望ましい。
【0023】また、屈折率分布型光学素子は金属酸化物
が勾配をもって分布しているために、屈折率やアッベ数
以外に熱膨張係数も勾配を持って分布することになる。
実際にはこれを補正するためにK,Na等の第4成分を
加えることになるが、これらの金属種は、屈折率やアッ
ベ数への寄与が少ないので、本発明に示したガラス組成
に適用する際にはこれらの金属種を除いた金属酸化物に
ついて計算し適用すればよく、こうして得られたK,N
a等を含有する屈折率分布型光学素子も図2におけるD
1 ,D2 方向の光学特性を呈する収差補正能力に優れた
ものとなる。
【0024】
【実施例1】本実施例の屈折率分布型光学素子は、中心
部の組成が、SiO2 70mol%,PbO20mol
%,Y2 3 10mol%であり、周辺部へ向けてPb
Oの絶対値が減少するように分布し、またY2 3 は周
辺部へ向けて増加するように分布している屈折率分布型
光学素子である。
【0025】すなわち、中心部70SiO2 −20Pb
O−10Y2 3 ,周辺部70SiO2 −10PbO−
17Y2 3 で表される。このガラスの光学特性は、中
心部の屈折率nd =1.701、アッベ数νd =35.
5,周辺部の屈折率nd =1.686、アッベ数νd
42.4であり、屈折率差Δnd (周辺部の屈折率から
中心部の屈折率を引いた値)は−0.015,アッベ数
の差Δνd (周辺部の屈折率から中心部の屈折率を引い
た値)は6.9であった。これは、図2のnd −νd
上でD1 方向の分布であり、この光学素子が色収差補正
に有効なものであることがわかった。
【0026】
【実施例2〜6】これらの実施例は前記金属群G群,F
1 ,F2 群より各々1種の金属種g,fを選択し、中心
部,外周部において表4に記載の金属量を有するような
屈折率分布型光学素子である。各実施例では、金属群G
群,F1 ,F2 群の金属種g,fがほぼ放物線状に逆方
向の分布をもって存在しており、分布比率は表2,表3
に示した範囲内におさまっている。
【0027】
【表4】
【0028】表4中の光学特性のうちΔnd の符号が負
であるのは、これらの光学素子の屈折率分布が中心部で
高くなる凸状の分布をしていることを、Δnd の符号が
正であるのは屈折率分布が凹状の分布をしていることを
示す。また、Δnd とΔνd の比(Δnd /Δνd )が
小さく、Δnd とΔνd の積の符号が負であることは、
得られたガラスの分布特性が、図2のD1 の方向である
ことを示し、Δnd とΔνd の積の符号が正であること
は、図2のD2 の方向であることを示す。よってこれら
の光学素子が色収差補正に有効なものであることがわか
った。
【0029】
【実施例7〜9】上記各実施例では、金属群G,F1
2 群より1種ずつの金属種g,fを選択した例を示し
たが、各群から2種以上の金属種を選択しても可能であ
る。
【0030】これらの実施例は、表5に記載したよう
に、各群より1種あるいは2種以上選択し、中心部に表
5記載の金属酸化物換算量を含有し、周辺部に向けてG
群の金属種gがほぼ放物線状に減少する分布を有し、か
つF1 ,F2 群の金属種fはほぼ放物線状に増加する分
布を有する屈折率分布型光学素子である。
【0031】
【表5】
【0032】これらの光学素子も色収差補正に有効なも
のであることがわかった。
【0033】なお、以上の例では径方向屈折率分布型光
学素子を示したが、軸方向屈折率分布型光学素子へ応用
したときにも高い効果を引き出せることは言うまでもな
い。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の屈折率分布型光
学素子によれば、屈折率の変化が小さくかつアッベ数の
みが大きく変化するような屈折率分布型光学素子が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による屈折率分布型光学素子の金属酸化
物含有量分布を示す概念図である。
【図2】屈折率分布型光学素子の屈折率とアッベ数との
関係を示す図である。
【図3】放物線状の分布でない金属酸化物含有量分布を
示す概念図である。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属群G(Nb,Ta,Pb,Tl,Z
    r)より選ばれた少なくとも1種の金属種gと、金属群
    (La,In,Ta)より選ばれかつ金属種gと異
    種の少なくとも1種の金属種fとが、互いに逆方向に分
    布し、金属種fの濃度勾配分布△Cと金属種gの濃度
    勾配分布△Cとの比(△C/△C)が−4以上、
    −0.2以下であることを特徴とする屈折率分布型光学
    素子。ここで、濃度勾配分布△C及び△Cは、それ
    ぞれ金属種f,gを金属酸化物に換算したモル量の単位
    長さあたりの濃度の変化量である。
  2. 【請求項2】 金属群G(Nb,Ta,Pb,Tl,Z
    r)より選ばれた少なくとも1種の金属種gと、金属群
    (Ga,Sn,Sr,Ca)より選ばれかつ金属種
    gと異種の少なくとも1種の金属種fとが、互いに逆方
    向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△Cと金属種g
    の濃度勾配分布△Cとの比(△C/△C)が、−
    7以上、−0.5以下であることを特徴とする屈折率分
    布型光学素子。ここで、濃度勾配分布△Cとび△C
    は、それぞれ金属種f,gを金属酸化物に換算したモル
    量の単位長さあたりの濃度の変化量である。
  3. 【請求項3】 金属種gであるTiと、金属群(La,
    Ta)より選ばれかつ金属種gと異種の少なくとも1種
    の金属種fとが、互いに逆方向に分布し、金属種fの濃
    度勾配分布△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの
    比(△C/△C)の絶対値が、0.2以上、0.7
    以下であることを特徴とする屈折率分布型光学素子。こ
    こで、濃度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属
    種f,gを金属酸化物に換算したモル量の単位長さあた
    りの濃度の変化量である。
  4. 【請求項4】 金属種gであるTiと、金属群(Y,Z
    r)より選ばれかつ金属種gと異種の少なくとも1種の
    金属種fとが、互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度
    勾配分布△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比
    (△C/△C)の絶対値が、0.2以上、1.5以
    下であることを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここ
    で、濃度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種
    f,gを金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたり
    の濃度の変化量である。
  5. 【請求項5】 金属群(Nb,Ta)より選ばれた少な
    くとも1種の金属種sと、金属種fであるYとが互いに
    逆方向に分布し、金属群fの濃度勾配分布△Cと金属
    種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C/△C)の
    絶対値が、1.0以上、3.0以下であることを特徴と
    する屈折率分布型光学素子。ここで、濃度勾配分布△C
    及び△Cは、それぞれ金属種f,gを金属酸化物に
    換算したモル量の単位長さあたりの濃度の変化量であ
    る。
  6. 【請求項6】 金属種gであるPbと、金属群fである
    Yとが互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布
    △Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C
    /△C)の絶対値が、0.5以上、1.5以下である
    ことを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここで、濃度
    勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種f,gを
    金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度の
    変化量である。
  7. 【請求項7】 金属種gであるTlと、金属群(Y,Z
    r)より選ばれかつ金属種gと異種の少なくとも1種の
    金属種fとが、互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度
    勾配分布△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比
    (△C/△C)の絶対値が、0.2以上、2.0以
    下であることを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここ
    で、濃度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種
    f,gを金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたり
    の濃度の変化量である。
  8. 【請求項8】 金属種gであるNbと、金属種fである
    Baとが互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分
    布△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C
    /△C)の絶対値が、1.5以上、5.0以下であ
    ることを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここで、濃
    度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種f,g
    を金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度
    の変化量である。
  9. 【請求項9】 金属種gであるTaと、金属種fである
    Baとが互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分
    布△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C
    /△C)の絶対値が、2.5以上、5.0以下であ
    ることを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここで、濃
    度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種f,g
    を金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度
    の変化量である。
  10. 【請求項10】 金属群(Pb,Tl)より選ばれた少
    なくとも1種の金属種gと、金属種fであるBaとが互
    いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配分布△C
    金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△C/△
    )の絶対値が、0.5以上、4.0以下であること
    を特徴とする屈折率分布型光学素子。ここで、濃度勾配
    分布△C及び△Cは、それぞれ金属種f,gを金属
    酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度の変化
    量である。
  11. 【請求項11】 金属種gであるTiと、金属種fであ
    るBaとが互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配
    分布△Cと金属種の濃度勾配分布△Cとの比(△
    /△C)の絶対値が0.5以上、3.0以下であ
    ることを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここで、濃
    度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種f,g
    を金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度
    の変化量である。
  12. 【請求項12】 金属種gであるZrと、金属種fであ
    るBaとが互いに逆方向に分布し、金属種fの濃度勾配
    分布△Cと金属種gの濃度勾配分布△Cとの比(△
    /△C)の絶対値が0.7以上、2.0以下であ
    ることを特徴とする屈折率分布型光学素子。ここで、濃
    度勾配分布△C及び△Cは、それぞれ金属種f,g
    を金属酸化物に換算したモル量の単位長さあたりの濃度
    の変化量である。
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