JP3275866B2 - 半導体レーザ駆動装置及び半導体レーザ駆動方法 - Google Patents

半導体レーザ駆動装置及び半導体レーザ駆動方法

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JP3275866B2 JP01466699A JP1466699A JP3275866B2 JP 3275866 B2 JP3275866 B2 JP 3275866B2 JP 01466699 A JP01466699 A JP 01466699A JP 1466699 A JP1466699 A JP 1466699A JP 3275866 B2 JP3275866 B2 JP 3275866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動光出力制御
(APC:Automatic Power Cont
rol)方式の半導体レーザ駆動技術に関し、特に電流
/電圧変換器のダイナミックレンジを拡大して電流/電
圧変換器の出力が飽和してしまう領域まで自動光出力制
御が可能とし、駆動電流の不定幅を低減でき、光出力の
安定精度の向上を図ることができる半導体レーザ駆動装
置及び半導体レーザ駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電流/電圧(I/V)変換器の利
得切替方式としては、例えば、特開平2−143731
号公報や特開平10−190369号公報に記載のもの
がある。図7は、従来のディジタルAPC方式の半導体
レーザ駆動回路に、従来の電流/電圧(I/V)変換器
の利得切替方式を組み合わせた場合の構成図である。各
構成要素の説明を以下に示す。
【0003】図7の半導体レーザ駆動装置は、半導体レ
ーザP1、駆動回路(図中でLDDと表記)P2、通信
制御部P3、比較増幅器P4、モニタ用受光素子P5、
電流/電圧変換器(図中でI/V変換器と表記)P6、
切替制御回路P7を中心にして構成されている。半導体
レーザP1は、アノード端子が電源に接続され、カソー
ド端子が駆動回路(LDD)P2に接続され、駆動回路
(LDD)P2から駆動電流Iopの供給を受けて発光
するデバイスである。駆動回路(LDD)P2は、半導
体レーザP1のカソード端子が出力端に接続され、通信
制御部P3からの電気信号に従って、半導体レーザP1
に駆動電流Iopを供給する機能ブロックである。通信
制御部P3は、駆動回路(LDD)P2の入力端に接続
され、駆動回路(LDD)P2に電気信号を出力する機
能ブロックである。比較増幅器P4は、電流/電圧変換
器(I/V変換器)P6の出力と自動光出力制御収束電
圧との比較を実行し、その比較結果に基づいて、光出力
パワーが設定値に収束するように、駆動回路(LDD)
P2の駆動電流Iopを制御する信号を駆動回路(LD
D)P2に出力する機能ブロックである。モニタ用受光
素子(PD)P5は、カソード端子が電源に接続され、
アノード端子が電流/電圧変換器(I/V変換器)P6
の入力端に接続され、半導体レーザP1のバック光を受
光するとともに、この受光量に応じたモニタ電流I
monに変換する機能ブロックである。電流/電圧変換
器(I/V変換器)P6は、モニタ用受光素子P5が生
成・出力するモニタ電流Imonを電圧に変換(電流/
電圧変換)するとともに、切替制御回路P7の制御に従
って、利得の切替を行う。切替制御回路P7は電流/電
圧変換器(I/V変換器)P6の出力のピーク値が設定
しきい値を超えているかいないかにより、電流/電圧変
換器(I/V変換器)P6の利得を切り替える制御をす
る。
【0004】図8は図7の電流/電圧変換器の入力電流
のピーク値と出力のピーク値との関係を示している。縦
軸のスイッチ閉切替設定しきい値Vaあるいはスイッチ
開切替設定しきい値Vbは利得切替を行う際の設定しき
い値である。従来技術の半導体レーザ駆動方法は、利得
切替の動作電流/電圧変換器(I/V変換器)P6の利
得を切り替えることにより、ダイナミックレンジを拡大
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す半導体レーザ駆動装置は、利得切替の動作電流/電
圧変換器(I/V変換器)P6の利得を切り替えること
によりダイナミックレンジを拡大しているため、利得が
小さくなると、図8に示すようにモニタ電流I on
対する電流/電圧変換器P6の出力Vの傾きが小さくな
り、以下の問題が生じる。
【0006】図9は図7の従来技術の半導体レーザ駆動
装置における駆動電流Iopに対する電流/電圧変換器
(I/V変換器)P6の出力Vの関係を示している。図
9に示すように、比較増幅器P4には入力オフセットが
生じており、図9上に比較増幅器P4の不定幅として示
してある。それに伴って、駆動電流Iopにも駆動電流
不定幅が生じるという問題点があった。また、駆動電流
不定幅は、電流/電圧変換器(I/V変換器)P6の利
得の大きさに依存するため、図9に示すように、電流/
電圧変換器(I/V変換器)P6の利得を下げることに
より駆動電流不定幅が大きくなり、光出力の安定精度が
劣化してしまうという問題点があった。
【0007】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、電流/電圧変換器
のダイナミックレンジを拡大して電流/電圧変換器の出
力が飽和してしまう領域まで自動光出力制御ができ、駆
動電流の不定幅を低減でき、更に、光出力の安定精度の
向上を図ることができる半導体レーザ駆動装置及び半導
体レーザ駆動方法を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の要旨は、電流/電圧変換器のダイナミックレンジを拡
大して電流/電圧変換器の出力が飽和してしまう領域ま
で自動光出力制御が可能とし、駆動電流の不定幅を低減
でき、半導体レーザの光出力の安定精度の向上を図るこ
とができる半導体レーザ駆動装置であって、半導体レー
ザの光出力をモニタする受光素子に一定電流を流すため
の少なくとも1つ以上の電流源と前記モニタ用受光素子
と当該電流源の各々との間に直列に介設された少なくと
も1つ以上のスイッチ手段とを備え、所定の制御信号に
従って前記スイッチ手段を閉・開して前記電流/電圧変
換器の出力バイアスを切り替える切替型定電流源と、前
記電流/電圧変換器が出力する変換後の電圧信号のピー
ク値が所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切替設
定しきい値を超えているか否かを判定するとともに、当
該判定結果に応じて、前記切替型定電流源に設けられて
いる前記スイッチ手段の各々の閉・開の制御を行う制御
信号を生成・出力する切替制御回路とを有することを特
徴とする半導体レーザ駆動装置に存する。また本発明の
請求項2に記載の要旨は、前記切替制御回路は、前記切
替型定電流源に設けられている前記スイッチ手段の各々
の閉・開の状態を固定するスイッチを備えることを特徴
とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動装置に存す
る。また本発明の請求項3に記載の要旨は、前記切替制
御回路は、前記切替型定電流源に設けられている前記ス
イッチ手段の各々の閉・開の制御を、少なくとも光出力
設定時に実行することを特徴とする請求項1または2に
記載の半導体レーザ駆動装置に存する。また本発明の請
求項4に記載の要旨は、前記切替制御回路は、前記切替
型定電流源に設けられている前記スイッチ手段の各々の
閉・開の制御を、少なくとも自動光出力制御収束電圧設
定時に実行することを特徴とする請求項1または2に記
載の半導体レーザ駆動装置に存する。また本発明の請求
項5に記載の要旨は、前記電流/電圧変換器は、前記モ
ニタ用受光素子が生成・出力する前記モニタ電流を電圧
に変換するとともに、当該変換後の電圧信号を前記制御
信号として前記切替制御回路に出力するように構成され
ていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項
に記載の半導体レーザ駆動装置に存する。また本発明の
請求項6に記載の要旨は、前記モニタ用受光素子は、カ
ソード端子が電源に接続され、アノード端子が前記切替
型定電流源に設けられている前記スイッチ手段の各々の
一端及び前記電流/電圧変換器の入力端に接続され、半
導体レーザのバック光を受光するとともに、当該受光量
に応じた前記モニタ電流に変換して前記電流/電圧変換
器に出力するように構成されていることを特徴とする請
求項5に記載の半導体レーザ駆動装置に存する。また本
発明の請求項7に記載の要旨は、前記切替型定電流源
は、前記所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切替
設定しきい値として、第1スイッチ閉切替設定しきい値
及び第2スイッチ閉切替設定しきい値を備え、前記スイ
ッチ手段の開状態においては、前記電流/電圧変換器の
出力のピーク値が前記第1スイッチ閉切替設定しきい値
を超えたときに当該スイッチ手段を閉状態に切り替え、
前記スイッチ手段の閉状態においては、前記電流/電圧
変換器の出力のピーク値が前記第2スイッチ開切替設定
しきい値を超えなくなったときに前記スイッチ手段を開
に切り替えるように構成されていることを特徴とする請
求項3または4に記載の半導体レーザ駆動装置に存す
る。また本発明の請求項8に記載の要旨は、電流/電圧
変換器のダイナミックレンジを拡大して電流/電圧変換
器の出力が飽和してしまう領域まで自動光出力制御が可
能とし、駆動電流の不定幅を低減でき、半導体レーザの
光出力の安定精度の向上を図ることができる半導体レー
ザ駆動装置であって、半導体レーザの光出力をモニタす
る受光素子に一定電流を流すための電流源であって、制
御信号に応じて前記モニタ用受光素子に供給する電流量
を制御できる可変型電流源と、前記電流/電圧変換器が
出力する変換後の電圧信号のピーク値が所定の少なくと
も1種類以上のスイッチ開切替設定しきい値を超えてい
るか否かを判定するとともに、当該判定結果に応じて、
前記可変型電流源に流れる前記モニタ用受光素子に供給
する電流量を指定する制御信号を生成・出力する切替制
御回路とを有することを特徴とする半導体レーザ駆動装
置に存する。また本発明の請求項9に記載の要旨は、前
記切替制御回路は、前記切替型定電流源の供給する電流
量を固定するスイッチを備えることを特徴とする請求項
8に記載の半導体レーザ駆動装置に存する。また本発明
の請求項10に記載の要旨は、前記切替制御回路は、前
記切替型定電流源の電流量の制御を、少なくとも光出力
設定時に実行することを特徴とする請求項8または9に
記載の半導体レーザ駆動装置に存する。また本発明の請
求項11に記載の要旨は、前記切替制御回路は、前記切
替型定電流源の電流量の制御を、少なくとも自動光出力
制御収束電圧設定時に実行することを特徴とする請求項
8または9に記載の半導体レーザ駆動装置に存する。ま
た本発明の請求項12に記載の要旨は、前記電流/電圧
変換器は、前記モニタ用受光素子が生成・出力する前記
モニタ電流を電圧に変換するとともに、当該変換後の電
圧信号を前記制御信号として前記切替制御回路に出力す
るように構成されていることを特徴とする請求項8乃至
11のいずれか一項に記載の半導体レーザ駆動装置に存
する。また本発明の請求項13に記載の要旨は、前記モ
ニタ用受光素子は、カソード端子が電源に接続され、ア
ノード端子が前記切替型定電流源の一端及び前記電流/
電圧変換器の入力端に接続され、半導体レーザのバック
光を受光するとともに、当該受光量に応じた前記モニタ
電流に変換して前記電流/電圧変換器に出力するように
構成されていることを特徴とする請求項12に記載の半
導体レーザ駆動装置に存する。また本発明の請求項14
に記載の要旨は、電流/電圧変換工程のダイナミックレ
ンジを拡大して電流/電圧変換器の出力が飽和してしま
う領域まで自動光出力制御が可能とし、駆動電流の不定
幅を低減でき、半導体レーザの光出力の安定精度の向上
を図ることができる半導体レーザ駆動方法であって、前
記電流/電圧変換工程が出力する変換後の電圧信号のピ
ーク値が所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切替
設定しきい値を超えているか否かを判定するとともに、
当該判定結果に応じて、半導体レーザの光出力をモニタ
する受光素子に一定電流を流すための少なくとも1つ以
上の電流源に流れる電流の制御を行う制御信号を生成・
出力する電流源制御工程と、前記制御信号に従って前記
電流/電圧変換工程の出力バイアスを切り替えるバイア
ス制御工程とを有することを特徴とする半導体レーザ駆
動方法に存する。また本発明の請求項15に記載の要旨
は、前記電流源制御工程は、前記バイアス制御工程に設
けられている前記スイッチ手段の各々の閉・開の状態を
固定する工程を含むことを特徴とする請求項14に記載
の半導体レーザ駆動方法に存する。また本発明の請求項
16に記載の要旨は、前記電流源制御工程は、前記バイ
アス制御工程に設けられている前記スイッチ手段の各々
の閉・開の制御を、少なくとも光出力設定時に実行する
ことを特徴とする請求項14または15に記載の半導体
レーザ駆動方法に存する。また本発明の請求項17に記
載の要旨は、前記電流源制御工程は、前記バイアス制御
工程に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉・開
の制御を、少なくとも自動光出力制御収束電圧設定時に
実行することを特徴とする請求項14または15に記載
の半導体レーザ駆動方法に存する。また本発明の請求項
18に記載の要旨は、前記モニタ用受光素子が生成・出
力する前記モニタ電流を電圧に変換するとともに、当該
変換後の電圧信号を前記制御信号として前記電流源制御
工程に出力する電流/電圧変換工程を含むことを特徴と
する請求項14乃至17のいずれか一項に記載の半導体
レーザ駆動方法に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に示す各実施形態の半導体レ
ーザ駆動装置は、自動光出力制御(APC:Autom
atic Power Control)方式の半導体
レーザ駆動装置であり、その特徴は、モニタ用受光素子
(PD)5により発生する光電流(モニタ電流
mon)を受ける電流/電圧変換器(I/V変換器)
6のダイナミックレンジを広くしたこと、そしてその際
の半導体レーザ駆動方法にある。電流/電圧変換器(I
/V変換器)6のダイナミックレンジを広くすることに
より、従来技術では、半導体レーザ(LD)1のフォワ
ード光における結合効率のサンプルばらつきやモニタ用
受光素子(PD)5の変換効率のサンプルばらつきによ
り、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の出力が飽和
してしまう領域まで、自動光出力制御が可能となる。切
替手段として、従来技術の半導体レーザ駆動方法である
電流/電圧変換器(I/V変換器)の利得を切り替える
方式を用いると(図7)、利得が小さい方に切り替わっ
たとき、比較増幅器の持つオフセットのため、駆動電流
opの不定幅が大きくなり、光出力の安定精度が劣化
する問題が生じる。以下に示す各実施形態の半導体レー
ザ駆動装置及び半導体レーザ駆動方法は、電流/電圧変
換器(I/V変換器)6に対して切替型定電流源8を並
列に接続し、切替制御回路7からの制御信号に従ってス
イッチ手段8A(あるいはスイッチ手段81A,…,
81A)の切替、または可変型電流源82を用いた電
流制御を行う(図1)。前述したように、従来技術の半
導体レーザ駆動装置は、半導体レーザ(LD)P1のフ
ォワード光における結合効率のサンプルばらつきやモニ
タ用受光素子(PD)P5の変換効率のサンプルばらつ
きにより、電流/電圧変換器(I/V変換器)P6の出
力が飽和してしまい、自動光出力制御ができないことが
ある。この問題を解消するには、電流/電圧変換器(I
/V変換器)P6のダイナミックレンジを広くすればよ
い。しかし、その際、従来技術の利得切替の技術を用い
ると、比較増幅器P4の持つオフセットのため、駆動電
流I opの不定幅が大きくなり、光出力の安定精度が劣
化する問題が生じる。このオフセットは、回路を構成す
る素子の特性ばらつきにより起こるものであり、回避は
できない。この問題を解消できる新たな切替手段が、本
発明である。以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0010】(第1実施形態)図1は本発明にかかる半
導体レーザ駆動装置の第1実施形態を説明するための機
能ブロック図である。図1を参照すると、第1実施形態
の半導体レーザ駆動装置は、半導体レーザ(図中でLD
と表記)1、駆動回路(図中でLDDと表記)2、通信
制御部3、比較増幅器4、モニタ用受光素子(図中でP
Dと表記)5、電流/電圧変換器(図中でI/V変換器
と表記)6、切替制御回路7、切替型定電流源8を中心
にして構成されている。
【0011】半導体レーザ(LD)1は、アノード端子
が電源に接続され、カソード端子が駆動回路(LDD)
2に接続され、駆動回路(LDD)2から駆動電流I
opの供給を受けて発光するデバイスである。駆動回路
(LDD)2は、半導体レーザ(LD)1のカソード端
子が出力端に接続され、通信制御部3からの電気信号に
従って、半導体レーザ(LD)1に駆動電流Iopを供
給する機能ブロックである。通信制御部3は、駆動回路
(LDD)2の入力端に接続され、駆動回路(LDD)
2に電気信号を出力する機能ブロックである。比較増幅
器4は、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の出力と
自動光出力制御収束電圧との比較を実行し、その比較結
果に基づいて、光出力パワーが設定値に収束するよう
に、駆動回路(LDD)2の駆動電流Iopを制御する
信号を駆動回路(LDD)2に出力する機能ブロックで
ある。モニタ用受光素子(PD)5は、カソード端子が
電源に接続され、アノード端子が切替型定電流源8に設
けられているスイッチ手段8Aの一端及び電流/電圧変
換器(I/V変換器)6の入力端に接続され、半導体レ
ーザ(LD)1のバック光を受光するとともに、この受
光量に応じたモニタ電流Imonに変換する機能ブロッ
クである。電流/電圧変換器(I/V変換器)6は、モ
ニタ用受光素子(PD)5が生成・出力するモニタ電流
monを電圧に変換(電流/電圧変換)するととも
に、変換後の電圧信号を比較増幅器4及び切替制御回路
7に出力する機能ブロックである。
【0012】本実施形態の切替制御回路7は、電流/電
圧変換器(I/V変換器)6が出力する変換後の電圧信
号のピーク値がスイッチ閉切替設定しきい値Vaあるい
はスイッチ開切替設定しきい値Vbを超えているか否か
を判定するとともに、その判定結果に応じて、切替型定
電流源8に設けられているスイッチ手段8AのON
(閉)・OFF(開)の制御を行う制御信号を生成・出
力する機能ブロックであって、現状の切替型定電流源8
に設けられているスイッチ手段8AのON(閉)・OF
F(開)の状態を固定するスイッチ(固定用スイッチ)
を備えるとともに、切替型定電流源8に設けられている
スイッチ手段8AのON(閉)・OFF(開)の制御
を、光出力設定時(自動光出力制御収束電圧設定時)の
み行う点に特徴を有している。
【0013】本実施形態の切替型定電流源8は、モニタ
用受光素子(PD)5に一定電流を流すための電流源8
Bと、モニタ用受光素子(PD)5と電流源8Bとの間
に直列に介設されたスイッチ手段8Aを備え、切替制御
回路7からの制御信号に従ってスイッチ手段8AをON
(閉)・OFF(開)することで、電流/電圧変換器
(I/V変換器)6の出力バイアスを切り替える機能ブ
ロックである。
【0014】図2は、図1の電流/電圧変換器(I/V
変換器)6の入力電流(モニタ電流Imon)のピーク
値と出力Vのピーク値との関係を示している。横軸は入
力電流(モニタ電流Imon)のピーク値、縦軸は出力
Vのピーク値である。本実施形態の半導体レーザ駆動装
置では、図2に示すように電流/電圧変換器(I/V変
換器)6のダイナミックレンジを拡大でき、更に加え
て、光出力の安定精度が劣化する問題は生じないといっ
た効果を奏する。
【0015】次に、図面に基づき本実施形態の半導体レ
ーザ駆動装置の動作及び本実施形態の半導体レーザ駆動
装置で実行される半導体レーザ駆動方法の動作を説明す
る。初めに、本実施形態の半導体レーザ駆動装置の基本
動作を説明する。図1を参照すると、通信制御部3より
電気信号を受けた駆動回路(LDD)2は、駆動電流I
opを供給して半導体レーザ(LD)1を発光させるこ
とによって、電気信号を光信号に変換する。半導体レー
ザ(LD)1からの光は、モニタ用受光素子(PD)5
によって検出されてモニタ電流Imonに変換される。
このモニタ電流Imonは電流/電圧変換器(I/V変
換器)6によって電圧信号に変換される。電流/電圧変
換器(I/V変換器)6から出力された電圧信号は比較
増幅器4に入力される。比較増幅器4は、電流/電圧変
換器(I/V変換器)6から出力された電圧信号と予め
設定されている自動光出力制御収束電圧との比較を行う
とともに、その比較結果に基づいて、駆動回路(LD
D)2の駆動電流Iopを制御して半導体レーザ(L
D)1からの光出力を一定にする。
【0016】次に本実施形態の切替型定電流源8の動作
を説明する。本実施形態では、切替型定電流源8に設け
られているスイッチ手段8AのON(閉)・OFF
(開)の制御を、光出力設定時(自動光出力制御収束電
圧設定時)のみ行う点に特徴を有している。図2(図1
の電流/電圧変換器(I/V変換器)6の入力電流(モ
ニタ電流Imon)のピーク値と出力Vのピーク値との
関係を示すグラフ)に示すように、切替型定電流源8の
スイッチ手段8AのON(閉)・OFF(開)により出
力のバイアスに違い(図2に示す、OFF時は破線、O
N時は実線)が生じる。以下に切替制御回路7におけ
る、スイッチ閉切替設定しきい値Vaあるいはスイッチ
開切替設定しきい値Vbと電流/電圧変換器(I/V変
換器)6の出力Vとの関係を記述する。切替型定電流源
8のスイッチ手段8AのOFF(開)の状態で、電流/
電圧変換器(I/V変換器)6の出力Vのピーク値がス
イッチ閉切替設定しきい値Vaを超えたとき、スイッチ
手段8AはON(閉)に切り替わる。切替型定電流源8
のスイッチ手段8AのON(閉)の状態で、電流/電圧
変換器(I/V変換器)6の出力Vのピーク値がスイッ
チ開切替設定しきい値Vbを超えなくなったとき、スイ
ッチ手段8AはOFF(開)に切り替わる。
【0017】切替型定電流源8のスイッチ手段8AのO
N(閉)・OFF(開)によって、電流/電圧変換器
(I/V変換器)6の入力電流(モニタ電流Imon
に対する出力Vの傾きは変わらない。よって、従来技術
型(利得切替型)に伴う光出力の安定精度が劣化すると
いった従来技術の問題点が生じることなく、電流/電圧
変換器(I/V変換器)6のダイナミックレンジを広げ
ることができる。
【0018】光出力パワー設定(自動光出力制御収束電
圧設定)後の運用時は、切替制御回路7の固定用スイッ
チを用いて、光出力パワー設定(自動光出力制御収束電
圧設定)の設定レベルに応じて、切替型定電流源8のス
イッチ手段8AがON(閉)・OFF(開)のいずれか
一方になっているところで固定とする。また、自動光出
力制御収束電圧がスイッチ閉切替設定しきい値Vaある
いはスイッチ開切替設定しきい値Vbと一致した場合で
も、ON(閉)・OFF(開)のいずれか一方に固定し
た運用時に、モニタ電流Imonの変動幅が電流/電圧
変換器(I/V変換器)6のダイナミックレンジ内に収
まるように、スイッチ閉切替設定しきい値Vaあるいは
スイッチ開切替設定しきい値Vbを設定しておく(図2
参照)。
【0019】切替型定電流源8のスイッチ閉切替設定し
きい値Vaあるいはスイッチ開切替設定しきい値Vbに
ついて、本実施形態では、図2に示すように、切替型定
電流源8のスイッチ手段8AのON(閉)・OFF
(開)に対する切替ポイントのモニタ電流Imonが一
致している。このとき、例えば自動光出力制御収束電圧
がスイッチ閉切替設定しきい値Vaあるいはスイッチ開
切替設定しきい値Vbと一致している場合、ON(閉)
・OFF(開)どっちつかずの状態になり、回路動作が
不安定になる可能性がある。図3は切替制御回路7にお
ける切替にヒステリシス特性を持たせた場合の、図1の
電流/電圧変換器(I/V変換器)6の入力電流(モニ
タ電流Imon)のピーク値と出力Vのピーク値との関
係を示している。本実施形態の半導体レーザ駆動装置及
び半導体レーザ駆動方法では、切替制御回路7における
切替制御にヒステリシス特性を持たせて前述の回路動作
が不安定になる現象を防ぐことができる。
【0020】本実施形態は以上のように構成されている
ので、以下に掲げる効果を奏する。第1に、電流/電圧
変換器(I/V変換器)6のダイナミックレンジを広く
することにより、従来技術では、半導体レーザ(LD)
1のフォワード光における結合効率のサンプルばらつき
やモニタ用受光素子(PD)5の変換効率のサンプルば
らつきにより、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の
出力が飽和してしまう領域まで、自動光出力制御が可能
となる。第2に、幅広い光出力パワーの設定にも対応で
きるようになる。第3に、電流/電圧変換器(I/V変
換器)6のダイナミックレンジを広くする際、従来技術
の半導体レーザ駆動方法(利得切替)と異なり、駆動電
流Iopの不定幅を低減でき、光出力の安定精度の向上
を図ることができる。
【0021】(第2実施形態)図4は本発明にかかる半
導体レーザ駆動装置の第2実施形態を説明するための機
能ブロック図であって、N個の定電流源及びスイッチ手
段を備えた切替型定電流源81及びその周辺部分を示し
ている。前述の第1実施形態の半導体レーザ駆動装置で
は、切替型定電流源8に定電流源を1つ用いた構成にな
っているが、この切替型定電流源8に代えて、第2実施
形態の半導体レーザ駆動装置では、図4に示すように、
定電流源をN個(電流源81B,…,81B)並列
に複数個つなぐ構成を用いている点に特徴を有してい
る。換言すれば、N個のスイッチ手段81A,…,8
1Aを備えた切替型定電流源81を備えている。
【0022】図4を参照すると、第2実施形態の半導体
レーザ駆動装置は、半導体レーザ(LD)1、駆動回路
(LDD)2、通信制御部3、比較増幅器4、モニタ用
受光素子(PD)5、電流/電圧変換器(I/V変換
器)6、切替制御回路71、切替型定電流源81を中心
にして構成されている。スイッチ手段81A,…,8
1Aの各々の一端と接地電位GNDとの間には、切替
制御回路71からの制御信号に応じてON(閉)・OF
F(開)可能なN個の電流源81B,…,81B
接続されている。スイッチ手段81A,…,81A
の各々の他端とモニタ用受光素子(PD)5のアノード
端子との結節点には電流/電圧変換器(I/V変換器)
6の入力端が接続されている。
【0023】半導体レーザ(LD)1は、アノード端子
が電源に接続され、カソード端子が駆動回路(LDD)
2に接続され、駆動回路(LDD)2から駆動電流I
opの供給を受けて発光するデバイスである。駆動回路
(LDD)2は、半導体レーザ(LD)1のカソード端
子が出力端に接続され、通信制御部3からの電気信号に
従って、半導体レーザ(LD)1に駆動電流Iopを供
給する機能ブロックである。通信制御部3は、駆動回路
(LDD)2の入力端に接続され、駆動回路(LDD)
2に電気信号を出力する機能ブロックである。比較増幅
器4は、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の出力と
自動光出力制御収束電圧との比較を実行し、その比較結
果に基づいて、光出力パワーが設定値に収束するよう
に、駆動回路(LDD)2の駆動電流Iopを制御する
信号を駆動回路(LDD)2に出力する機能ブロックで
ある。モニタ用受光素子(PD)5は、カソード端子が
電源に接続され、アノード端子が切替型定電流源81に
設けられているスイッチ手段81A,…,81A
各々の一端及び電流/電圧変換器(I/V変換器)6の
入力端に接続され、半導体レーザ(LD)1のバック光
を受光するとともに、この受光量に応じたモニタ電流I
monに変換する機能ブロックである。電流/電圧変換
器(I/V変換器)6は、モニタ用受光素子(PD)5
が生成・出力するモニタ電流Imonを電圧に変換(電
流/電圧変換)するとともに、変換後の電圧信号を比較
増幅器4及び切替制御回路71に出力する機能ブロック
である。
【0024】図6は図4の電流/電圧変換器(I/V変
換器)の入力電流(モニタ電流I on)のピーク値と
出力Vのピーク値との関係を示している。横軸は入力電
流(モニタ電流Imon)のピーク値、縦軸は出力Vの
ピーク値である。本実施形態の半導体レーザ駆動装置で
は、N個の定電流源及びスイッチ手段を備えた切替型定
電流源81を設けることにより、図6に示すように電流
/電圧変換器(I/V変換器)6のダイナミックレンジ
を第1実施形態に比較して更に拡大でき、更に加えて、
光出力の安定精度が劣化する問題は生じないといった効
果を奏する。
【0025】本実施形態の切替制御回路71は、電流/
電圧変換器(I/V変換器)6が出力する変換後の電圧
信号のピーク値がスイッチ閉切替設定しきい値Vaある
いはスイッチ開切替設定しきい値Vbを超えているか否
かを判定するとともに、その判定結果に応じて、切替型
定電流源81に設けられているスイッチ手段81A
…,81Aの各々のON(閉)・OFF(開)の制御
を行う制御信号を生成・出力する機能ブロックであっ
て、現状の切替型定電流源81に設けられているスイッ
チ手段81A,…,81Aの各々のON(閉)・O
FF(開)の状態を固定するスイッチ(固定用スイッ
チ)を備えるとともに、切替型定電流源81に設けられ
ているスイッチ手段81A,…,81Aの各々のO
N(閉)・OFF(開)の制御を、光出力設定時(自動
光出力制御収束電圧設定時)のみ行う点に特徴を有して
いる。
【0026】本実施形態の切替型定電流源81は、モニ
タ用受光素子(PD)5に一定電流を流すための電流源
81B,…,81Bの各々と、モニタ用受光素子
(PD)5と電流源81B,…,81Bの各々との
間に直列に介設されたスイッチ手段81A,…,81
の各々を備え、切替制御回路71の制御に従ってス
イッチ手段81A,…,81Aの各々をON(閉)
・OFF(開)することで、電流/電圧変換器(I/V
変換器)6の出力バイアスを切り替える機能ブロックで
ある。
【0027】次に、図4,6に基づき本実施形態の半導
体レーザ駆動装置の動作及び本実施形態の半導体レーザ
駆動装置で実行される半導体レーザ駆動方法の動作を説
明する。
【0028】初めに、本実施形態の半導体レーザ駆動装
置の基本動作を説明する。図4を参照すると、通信制御
部3より電気信号を受けた駆動回路(LDD)2は、駆
動電流Iopを供給して半導体レーザ(LD)1を発光
させることによって、電気信号を光信号に変換する。半
導体レーザ(LD)1からの光は、モニタ用受光素子
(PD)5によって検出されてモニタ電流Imonに変
換される。このモニタ電流Imonは電流/電圧変換器
(I/V変換器)6によって電圧信号に変換される。電
流/電圧変換器(I/V変換器)6から出力された電圧
信号は比較増幅器4に入力される。比較増幅器4は、電
流/電圧変換器(I/V変換器)6から出力された電圧
信号と予め設定されている自動光出力制御収束電圧との
比較を行うとともに、その比較結果に基づいて、駆動回
路(LDD)2の駆動電流Iopを制御して半導体レー
ザ(LD)1からの光出力を一定にする。
【0029】次に本実施形態の切替型定電流源81の動
作を説明する。本実施形態では、切替型定電流源81に
設けられているスイッチ手段81A,…,81A
各々のON(閉)・OFF(開)の制御を、光出力設定
時(自動光出力制御収束電圧設定時)のみ行う点に特徴
を有している。図6(図4の電流/電圧変換器(I/V
変換器)6の入力電流(モニタ電流Imon)のピーク
値と出力Vのピーク値との関係を示すグラフ)に示すよ
うに、切替型定電流源81のスイッチ手段81A
…,81Aの各々のON(閉)・OFF(開)により
出力のバイアスに違い(具体的には、前述の図に示す、
OFF時は破線、ON時は実線)が生じる。以下に切替
制御回路71における、スイッチ閉切替設定しきい値V
aあるいはスイッチ開切替設定しきい値Vbと電流/電
圧変換器(I/V変換器)6の出力Vとの関係を記述す
る。切替型定電流源81のスイッチ手段81A,…,
81Aの各々のOFF(開)の状態で、電流/電圧変
換器(I/V変換器)6の出力Vのピーク値がスイッチ
閉切替設定しきい値Vaを超えたとき、スイッチ手段8
1A,…,81Aの各々はON(閉)に切り替わ
る。切替型定電流源81のスイッチ手段81A,…,
81Aの各々のON(閉)の状態で、電流/電圧変換
器(I/V変換器)6の出力Vのピーク値がスイッチ開
切替設定しきい値Vbを超えなくなったとき、スイッチ
手段81A,…,81Aの各々はOFF(開)に切
り替わる。
【0030】切替型定電流源81のスイッチ手段81A
,…,81Aの各々のON(閉)・OFF(開)に
よって、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の入力電
流(モニタ電流Imon)に対する出力Vの傾きは変わ
らない。よって、従来技術型(利得切替型)に伴う光出
力の安定精度が劣化するといった従来技術の問題点が生
じることなく、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の
ダイナミックレンジを広げることができる。
【0031】光出力パワー設定(自動光出力制御収束電
圧設定)後の運用時は、切替制御回路71の固定用スイ
ッチを用いて、光出力パワー設定(自動光出力制御収束
電圧設定)の設定レベルに応じて、切替型定電流源81
のスイッチ手段81A,…,81Aの各々がON
(閉)・OFF(開)のいずれか一方になっているとこ
ろで固定とする。また、自動光出力制御収束電圧がスイ
ッチ閉切替設定しきい値Vaあるいはスイッチ開切替設
定しきい値Vbと一致した場合でも、ON(閉)・OF
F(開)のいずれか一方に固定した運用時に、モニタ電
流Imonの変動幅が電流/電圧変換器(I/V変換
器)6のダイナミックレンジ内に収まるように、スイッ
チ閉切替設定しきい値Vaあるいはスイッチ開切替設定
しきい値Vbを設定しておく(図6参照)。
【0032】切替型定電流源81のスイッチ閉切替設定
しきい値Vaあるいはスイッチ開切替設定しきい値Vb
について、本実施形態では、図6に示すように、切替型
定電流源81のスイッチ手段81A,…,81A
各々のON(閉)・OFF(開)に対する切替ポイント
のモニタ電流Imonが一致している。このとき、例え
ば自動光出力制御収束電圧がスイッチ閉切替設定しきい
値Vaあるいはスイッチ開切替設定しきい値Vbと一致
している場合、ON(閉)・OFF(開)どっちつかず
の状態になり、回路動作が不安定になる可能性がある。
図3は切替制御回路71における切替にヒステリシス特
性を持たせた場合の、図4の電流/電圧変換器(I/V
変換器)6の入力電流(モニタ電流Imon)のピーク
値と出力Vのピーク値との関係を示している。本実施形
態の半導体レーザ駆動装置及び半導体レーザ駆動方法で
は、切替制御回路71における切替制御にヒステリシス
特性を持たせて前述の回路動作が不安定になる現象を防
ぐことができる。
【0033】本実施形態は以上のように構成されている
ので、以下に掲げる効果を奏する。第1に、N個の定電
流源及びスイッチ手段を備えた切替型定電流源81を用
いることにより、電流/電圧変換器(I/V変換器)6
のダイナミックレンジを第1実施形態に比較して広げる
ことができ、電流/電圧変換器(I/V変換器)6のダ
イナミックレンジを広くすることにより、従来技術で
は、半導体レーザ(LD)1のフォワード光における結
合効率のサンプルばらつきやモニタ用受光素子(PD)
5の変換効率のサンプルばらつきにより、電流/電圧変
換器(I/V変換器)6の出力が飽和してしまう領域ま
で、自動光出力制御が可能となる。第2に、幅広い光出
力パワーの設定にも対応できるようになる。第3に、電
流/電圧変換器(I/V変換器)6のダイナミックレン
ジを広くする際、従来技術の半導体レーザ駆動方法(利
得切替)と異なり、駆動電流Iopの不定幅を低減で
き、光出力の安定精度の向上を図ることができる。
【0034】(第3実施形態)図5は本発明にかかる半
導体レーザ駆動装置の第3実施形態を説明するための機
能ブロック図であって、可変型電流源82及びその周辺
部分を示している。図5を参照すると、第3実施形態の
半導体レーザ駆動装置は、半導体レーザ(LD)1、駆
動回路(LDD)2、通信制御部3、比較増幅器4、モ
ニタ用受光素子(PD)5、電流/電圧変換器6、切替
制御回路72、可変型電流源82を中心にして構成され
ている。モニタ用受光素子(PD)5のアノード端子と
接地電位GNDとの間には、切替制御回路72からの制
御信号に応じてモニタ用受光素子(PD)5に供給する
電流量を制御できる可変型電流源82が接続されてい
る。モニタ用受光素子(PD)5のアノード端子と可変
型電流源82との結節点には電流/電圧変換器(I/V
変換器)6の入力端が接続されている。
【0035】半導体レーザ(LD)1は、アノード端子
が電源に接続され、カソード端子が駆動回路(LDD)
2に接続され、駆動回路(LDD)2から駆動電流I
opの供給を受けて発光するデバイスである。駆動回路
(LDD)2は、半導体レーザ(LD)1のカソード端
子が出力端に接続され、通信制御部3からの電気信号に
従って、半導体レーザ(LD)1に駆動電流Iopを供
給する機能ブロックである。通信制御部3は、駆動回路
(LDD)2の入力端に接続され、駆動回路(LDD)
2に電気信号を出力する機能ブロックである。比較増幅
器4は、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の出力と
自動光出力制御収束電圧との比較を実行し、その比較結
果に基づいて、光出力パワーが設定値に収束するよう
に、駆動回路(LDD)2の駆動電流Iopを制御する
信号を駆動回路(LDD)2に出力する機能ブロックで
ある。モニタ用受光素子(PD)5は、カソード端子が
電源に接続され、アノード端子が可変型電流源82の出
力端及び電流/電圧変換器(I/V変換器)6の入力端
に接続され、半導体レーザ(LD)1のバック光を受光
するとともに、この受光量に応じたモニタ電流Imon
に変換する機能ブロックである。電流/電圧変換器(I
/V変換器)6は、モニタ用受光素子(PD)5が生成
・出力するモニタ電流Imonを電圧に変換(電流/電
圧変換)するとともに、変換後の電圧信号を比較増幅器
4及び切替制御回路72に出力する機能ブロックであ
る。
【0036】図6は図5の電流/電圧変換器(I/V変
換器)の入力電流(モニタ電流I on)のピーク値と
出力Vのピーク値との関係を示している。横軸は入力電
流(モニタ電流Imon)のピーク値、縦軸は出力Vの
ピーク値である。本実施形態の半導体レーザ駆動装置で
は、N個の定電流源及びスイッチ手段を備えた可変型電
流源82を設けることにより、図6に示すように電流/
電圧変換器(I/V変換器)6のダイナミックレンジを
第1実施形態に比較して更に拡大でき、更に加えて、光
出力の安定精度が劣化する問題は生じないといった効果
を奏する。
【0037】本実施形態の切替制御回路72は、電流/
電圧変換器(I/V変換器)6が出力する変換後の電圧
信号のピーク値に応じて、可変型電流源82の制御を行
う機能ブロックであって、現状の可変型電流源82の電
流量制御の状態を固定するスイッチ(固定用スイッチ)
を備えるとともに、可変型電流源82の制御を、光出力
設定時(自動光出力制御収束電圧設定時)のみ行う点に
特徴を有している。また本実施形態の可変型電流源82
は、切替制御回路72の制御に従って電流量制御するこ
とで、電流/電圧変換器(I/V変換器)6の出力バイ
アスを切り替える機能ブロックである。
【0038】次に、図5,6に基づき本実施形態の半導
体レーザ駆動装置の動作及び本実施形態の半導体レーザ
駆動装置で実行される半導体レーザ駆動方法の動作を説
明する。初めに、本実施形態の半導体レーザ駆動装置の
基本動作を説明する。図5を参照すると、通信制御部3
より電気信号を受けた駆動回路(LDD)2は、駆動電
流Iopを供給して半導体レーザ(LD)1を発光させ
ることによって、電気信号を光信号に変換する。半導体
レーザ(LD)1からの光は、モニタ用受光素子(P
D)5によって検出されてモニタ電流Imonに変換さ
れる。このモニタ電流Imonは電流/電圧変換器(I
/V変換器)6によって電圧信号に変換される。電流/
電圧変換器(I/V変換器)6から出力された電圧信号
は比較増幅器4に入力される。比較増幅器4は、電流/
電圧変換器(I/V変換器)6から出力された電圧信号
と予め設定されている自動光出力制御収束電圧との比較
を行うとともに、その比較結果に基づいて、駆動回路
(LDD)2の駆動電流Iopを制御して半導体レーザ
(LD)1からの光出力を一定にする。
【0039】次に本実施形態の可変型電流源82の動作
を説明する。本実施形態では、可変型電流源82の制御
を、光出力設定時(自動光出力制御収束電圧設定時)の
み行う点に特徴を有している。上記各実施形態と同様
に、可変型電流源82での電流量制御によって、電流/
電圧変換器(I/V変換器)6の入力電流(モニタ電流
mon)に対する出力Vの傾きは変わらない。よっ
て、従来技術型(利得切替型)に伴う光出力の安定精度
が劣化するといった従来技術の問題点が生じることな
く、電流/電圧変換器(I/V変換器)6のダイナミッ
クレンジを広げることができる。
【0040】光出力パワー設定(自動光出力制御収束電
圧設定)後の運用時は、切替制御回路72の固定用スイ
ッチを用いて、光出力パワー設定(自動光出力制御収束
電圧設定)の設定レベルに応じて、可変型電流源82の
電流量を固定とする。
【0041】本実施形態は以上のように構成されている
ので、以下に掲げる効果を奏する。第1に、可変型電流
源82を用いることにより、電流/電圧変換器(I/V
変換器)6のダイナミックレンジを第1実施形態に比較
して広げることができ、電流/電圧変換器(I/V変換
器)6のダイナミックレンジを広くすることにより、従
来技術では、半導体レーザ(LD)1のフォワード光に
おける結合効率のサンプルばらつきやモニタ用受光素子
(PD)5の変換効率のサンプルばらつきにより、電流
/電圧変換器(I/V変換器)6の出力が飽和してしま
う領域まで、自動光出力制御が可能となる。第2に、幅
広い光出力パワーの設定にも対応できるようになる。第
3に、電流/電圧変換器(I/V変換器)6のダイナミ
ックレンジを広くする際、従来技術の半導体レーザ駆動
方法(利得切替)と異なり、駆動電流Iopの不定幅を
低減でき、光出力の安定精度の向上を図ることができ
る。
【0042】なお、本発明が上記各実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
適宜変更され得ることは明らかである。また上記構成部
材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、
本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にするこ
とができる。また、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。第1に、電流/電圧変
換器のダイナミックレンジを広くすることにより、従来
では、半導体レーザのフォワード光における結合効率の
サンプルばらつきやモニタ用受光素子の変換効率のサン
プルばらつきにより、電流/電圧変換器の出力が飽和し
てしまう領域まで、自動光出力制御が可能となる。第2
に、幅広い光出力パワーの設定にも対応できるようにな
る。第3に、電流/電圧変換器のダイナミックレンジを
広くする際、従来の半導体レーザ駆動方法(利得切替)
と異なり、駆動電流の不定幅を低減でき、光出力の安定
精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体レーザ駆動装置の第1実
施形態を説明するための機能ブロック図である。
【図2】図1の電流/電圧変換器の入力電流(モニタ電
流)のピーク値と出力のピーク値との関係を示してい
る。
【図3】切替制御回路における切替にヒステリシス特性
を持たせた場合の、図1の電流/電圧変換器の入力電流
(モニタ電流)のピーク値と出力のピーク値との関係を
示している。
【図4】本発明にかかる半導体レーザ駆動装置の第2実
施形態を説明するための機能ブロック図であって、N個
の定電流源及びスイッチ手段を備えた切替型定電流源の
部分を示している。
【図5】本発明にかかる半導体レーザ駆動装置の第3実
施形態を説明するための機能ブロック図であって、可変
型電流源及びその周辺部分を示している。
【図6】図4,5の電流/電圧変換器の入力電流のピー
ク値と出力のピーク値との関係を示している。
【図7】従来のディジタルAPC方式の半導体レーザ駆
動回路に、従来の電流/電圧(I/V)変換器の利得切
替方式を組み合わせた場合の構成図である。
【図8】図7の電流/電圧変換器の入力電流のピーク値
と出力のピーク値との関係を示している。
【図9】図7の従来技術の半導体レーザ駆動装置におけ
る駆動電流に対する電流/電圧変換器の出力の関係を示
している。
【符号の説明】
1…半導体レーザ(LD) 2…駆動回路(LDD) 3…通信制御部 4…比較増幅器 5…モニタ用受光素子(PD) 6…電流/電圧変換器(I/V変換器) 7…切替制御回路 71…切替制御回路 72…切替制御回路 8…切替型定電流源 8A…スイッチ手段 81…切替型定電流源 81A,…,81A…スイッチ手段 81B,…,81B…電流源 82…可変型電流源 Imon…モニタ電流 Va…スイッチ閉切替設定しきい値 Vb…スイッチ開切替設定しきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−20655(JP,A) 特開 昭61−81677(JP,A) 特開 昭62−15909(JP,A) 特開 平5−102744(JP,A) 特開 平5−145166(JP,A) 特開 平10−22521(JP,A) 特開 平11−41181(JP,A) 特開 平11−196053(JP,A) 特開2000−269541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 G11B 7/125 H01L 33/00 H01L 31/00 - 31/10

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流/電圧変換器のダイナミックレンジ
    を拡大して電流/電圧変換器の出力が飽和してしまう領
    域まで自動光出力制御が可能とし、駆動電流の不定幅を
    低減でき、半導体レーザの光出力の安定精度の向上を図
    ることができる半導体レーザ駆動装置であって、 半導体レーザの光出力をモニタする受光素子に一定電流
    を流すための少なくとも1つ以上の電流源と前記モニタ
    用受光素子と当該電流源の各々との間に直列に介設され
    た少なくとも1つ以上のスイッチ手段とを備え、所定の
    制御信号に従って前記スイッチ手段を閉・開して前記電
    流/電圧変換器の出力バイアスを切り替える切替型定電
    流源と、 前記電流/電圧変換器が出力する変換後の電圧信号のピ
    ーク値が所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切替
    設定しきい値を超えているか否かを判定するとともに、
    当該判定結果に応じて、前記切替型定電流源に設けられ
    ている前記スイッチ手段の各々の閉・開の制御を行う制
    御信号を生成・出力する切替制御回路とを有することを
    特徴とする半導体レーザ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記切替制御回路は、前記切替型定電流
    源に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉・開の
    状態を固定するスイッチを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体レーザ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記切替制御回路は、前記切替型定電流
    源に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉・開の
    制御を、少なくとも光出力設定時に実行することを特徴
    とする請求項1または2に記載の半導体レーザ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記切替制御回路は、前記切替型定電流
    源に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉・開の
    制御を、少なくとも自動光出力制御収束電圧設定時に実
    行することを特徴とする請求項1または2に記載の半導
    体レーザ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記電流/電圧変換器は、前記モニタ用
    受光素子が生成・出力する前記モニタ電流を電圧に変換
    するとともに、当該変換後の電圧信号を前記制御信号と
    して前記切替制御回路に出力するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の半導体レーザ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記モニタ用受光素子は、カソード端子
    が電源に接続され、アノード端子が前記切替型定電流源
    に設けられている前記スイッチ手段の各々の一端及び前
    記電流/電圧変換器の入力端に接続され、半導体レーザ
    のバック光を受光するとともに、当該受光量に応じた前
    記モニタ電流に変換して前記電流/電圧変換器に出力す
    るように構成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の半導体レーザ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記切替型定電流源は、 前記所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切替設定
    しきい値として、第1スイッチ閉切替設定しきい値及び
    第2スイッチ閉切替設定しきい値を備え、 前記スイッチ手段の開状態においては、前記電流/電圧
    変換器の出力のピーク値が前記第1スイッチ閉切替設定
    しきい値を超えたときに当該スイッチ手段を閉状態に切
    り替え、前記スイッチ手段の閉状態においては、前記電
    流/電圧変換器の出力のピーク値が前記第2スイッチ開
    切替設定しきい値を超えなくなったときに前記スイッチ
    手段を開に切り替えるように構成されていることを特徴
    とする請求項3または4に記載の半導体レーザ駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 電流/電圧変換器のダイナミックレンジ
    を拡大して電流/電圧変換器の出力が飽和してしまう領
    域まで自動光出力制御が可能とし、駆動電流の不定幅を
    低減でき、半導体レーザの光出力の安定精度の向上を図
    ることができる半導体レーザ駆動装置であって、 半導体レーザの光出力をモニタする受光素子に一定電流
    を流すための電流源であって、制御信号に応じて前記モ
    ニタ用受光素子に供給する電流量を制御できる可変型電
    流源と、 前記電流/電圧変換器が出力する変換後の電圧信号のピ
    ーク値が所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切替
    設定しきい値を超えているか否かを判定するとともに、
    当該判定結果に応じて、前記可変型電流源に流れる前記
    モニタ用受光素子に供給する電流量を指定する制御信号
    を生成・出力する切替制御回路とを有することを特徴と
    する半導体レーザ駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記切替制御回路は、前記切替型定電流
    源の供給する電流量を固定するスイッチを備えることを
    特徴とする請求項8に記載の半導体レーザ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記切替制御回路は、前記切替型定電
    流源の電流量の制御を、少なくとも光出力設定時に実行
    することを特徴とする請求項8または9に記載の半導体
    レーザ駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記切替制御回路は、前記切替型定電
    流源の電流量の制御を、少なくとも自動光出力制御収束
    電圧設定時に実行することを特徴とする請求項8または
    9に記載の半導体レーザ駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記電流/電圧変換器は、前記モニタ
    用受光素子が生成・出力する前記モニタ電流を電圧に変
    換するとともに、当該変換後の電圧信号を前記制御信号
    として前記切替制御回路に出力するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に
    記載の半導体レーザ駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記モニタ用受光素子は、カソード端
    子が電源に接続され、アノード端子が前記切替型定電流
    源の一端及び前記電流/電圧変換器の入力端に接続さ
    れ、半導体レーザのバック光を受光するとともに、当該
    受光量に応じた前記モニタ電流に変換して前記電流/電
    圧変換器に出力するように構成されていることを特徴と
    する請求項12に記載の半導体レーザ駆動装置。
  14. 【請求項14】 電流/電圧変換工程のダイナミックレ
    ンジを拡大して電流/電圧変換器の出力が飽和してしま
    う領域まで自動光出力制御が可能とし、駆動電流の不定
    幅を低減でき、半導体レーザの光出力の安定精度の向上
    を図ることができる半導体レーザ駆動方法であって、 前記電流/電圧変換工程が出力する変換後の電圧信号の
    ピーク値が所定の少なくとも1種類以上のスイッチ開切
    替設定しきい値を超えているか否かを判定するととも
    に、当該判定結果に応じて、半導体レーザの光出力をモ
    ニタする受光素子に一定電流を流すための少なくとも1
    つ以上の電流源に流れる電流の制御を行う制御信号を生
    成・出力する電流源制御工程と、 前記制御信号に従って前記電流/電圧変換工程の出力バ
    イアスを切り替えるバイアス制御工程とを有することを
    特徴とする半導体レーザ駆動方法。
  15. 【請求項15】 前記電流源制御工程は、前記バイアス
    制御工程に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉
    ・開の状態を固定する工程を含むことを特徴とする請求
    項14に記載の半導体レーザ駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記電流源制御工程は、前記バイアス
    制御工程に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉
    ・開の制御を、少なくとも光出力設定時に実行すること
    を特徴とする請求項14または15に記載の半導体レー
    ザ駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記電流源制御工程は、前記バイアス
    制御工程に設けられている前記スイッチ手段の各々の閉
    ・開の制御を、少なくとも自動光出力制御収束電圧設定
    時に実行することを特徴とする請求項14または15に
    記載の半導体レーザ駆動方法。
  18. 【請求項18】 前記モニタ用受光素子が生成・出力す
    る前記モニタ電流を電圧に変換するとともに、当該変換
    後の電圧信号を前記制御信号として前記電流源制御工程
    に出力する電流/電圧変換工程を含むことを特徴とする
    請求項14乃至17のいずれか一項に記載の半導体レー
    ザ駆動方法。
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