JP3275444B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP3275444B2
JP3275444B2 JP10520493A JP10520493A JP3275444B2 JP 3275444 B2 JP3275444 B2 JP 3275444B2 JP 10520493 A JP10520493 A JP 10520493A JP 10520493 A JP10520493 A JP 10520493A JP 3275444 B2 JP3275444 B2 JP 3275444B2
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育男 中澤
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータの負荷を共振
形点灯回路とするタイプの放電灯点灯装置に関するもの
である。特にその負荷電流についての進相動作の緩和な
いしはその遅相化に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図8はハーフブリッジ形インバータを用
いたごく普通の放電灯点灯装置である。図8装置は放電
灯10、該放電灯10と直列のインダクタ20、該放電
灯10と並列のコンデンサ30を含む共振形点灯回路を
備える。また直流電源61・62、該直流電源61・6
2の出力を交流に変えて前記共振形点灯回路に供給する
一対の直列接続されたスイッチング素子41・42、各
該スイッチング素子41・42と逆並列に接続された一
対の整流器51・52を含むインバータを備える。通常
点灯時には共振形点灯回路(10〜30)に遅相電流が
流れる。また遅相運用となるように回路定数およびイン
バータ周波数を決定する。かかる遅相運用下において
は、スイッチング素子41(42)のオン期間が相対的
に短く、共振形点灯回路(10〜30)すなわち振動回
路の振動電流が反転する前にスイッチング素子41(4
2)がターンオフする。このとき、インダクタ20の電
流がスイッチング素子41(42)によって強制遮断さ
れるが、実際には逆並列の整流器52(51)をバイパ
スして流れるので、有害な過度の過渡現象は生じない。
遅相運用と対立する概念は進相運用であるが、進相運用
の場合は次のような難点が生ずるのでよくない。進相運
用下においては、スイッチング素子41(42)のオン
期間が相対的に長く、たとえばオン動作中のスイッチン
グ素子41に代わってもう一方のスイッチング素子42
がターンオンする前に共振形点灯回路(10〜30)の
振動電流が反転する。反転した電流は整流器51を経由
するが、この状況下でスイッチング素子42のターンオ
ン時期を迎える。スイッチング素子42がターンオンす
ると、それ以降、整流器51の逆阻止特性が回復するま
での間に、直流電源61・62が整流器51およびスイ
ッチング素子42によって短絡される。これにともなう
大電流の影響で、スイッチング素子42が破壊する。特
にインバータ出力電圧に対する前記振動電流の進み位相
角が大きい、いわゆる深進相状況下では、整流器51
(52)の順電流が相対的に大きくなり、その残存キャ
リアの消滅に必要なリカバリータイムも長くなるので、
スイッチング素子41(42)の負担は過酷となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】放電灯10は一種の非
線形要素である。放電灯10の点弧前における抵抗値は
極めて大きく、共振形点灯回路(10〜30)の始動時
共振周波数fを増大させるので、進相動作に陥り易
い。以下、この点について、もう少し詳しく説明する。
始動時共振周波数fは図8のインダクタ20とコンデ
ンサ30の純直列共振回路とみなして求め得る。それを
変形すると次式のようになる。 :始動時共振周波数 f:点灯周波数 X:点灯時におけるコンデンサ30の適正リアクタン
ス値 X:点灯時におけるインダクタ20の適正リアクタン
ス値 上記f同様、X・Xもfの関数であるが、f
をn倍した場合はコンデンサ30のキャパシタンス値、
インダクタ20のインダクタンス値をそれぞれ1/n倍
しなければならない。このため、XおよびXをf
とは無関係な定数とみなし得る。一方、Xを小さくす
ると点灯時にそこを流れる電流が増大し損失要因とな
る。またXを大きくすると点灯時における放電灯10
の電力(ランプ電力)が不足する。そんな訳で、上式の
平方根は1よりも大きくなる。これは、fの値如何に
かかわらず、f<fとなることを意味する。ここ
で、始動時周波数fをfと一致するように選択する
と、必然的にf<fとなり、不所望な進相動作に陥
る。進相運用の弊害は既知であって、インバータ周波数
を可変し、点灯周波数fよりも始動時周波数fを高
く設定する対策が現になされている。つまり、f<f
を改め、f<fの遅相動作を実現する。これは有
用であるが、なおそれだけでは十分とはいい難い。始動
時周波数fを相対的に高くするので、点弧後に適正な
より低い点灯周波数fに戻す必要があるが、その周波
数切替えのタイミングが早すぎると、当然のことながら
進相破壊が生ずる。また、周波数fで点灯していると
きに、放電灯10のトラブルないしは図外のソケットと
の一時的な離脱等の理由で失弧した場合にも進相破壊が
生ずる。本発明の目的は進相緩和ないしは遅相化であ
る。本発明は進み位相角をより小さくし、好ましくは遅
相化する手段を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源、該
直流電源の出力を交流に変えて共振形点灯回路に供給す
る一対の直列接続されたスイッチング素子、各該スイッ
チング素子と逆並列に接続された一対の整流器を含むイ
ンバータを備えた、インバータ形の放電灯点灯装置を前
提とする。本発明においては、共振形点灯回路と直列で
あって、直流電源側寄りの位置に補助コンデンサを接続
する。直流電源電圧は各スイッチング素子を介して共振
形点灯回路に印加される。共振形点灯回路の一端は直流
電源側となり、他端はスイッチング素子側となる。補助
コンデンサはそのうちの直流電源側に接続される。ま
た、共振形点灯回路と各一方の前記スイッチング素子を
跨ぐ各位置に、補助コンデンサの電圧上下限値を制限す
る補助整流器を接続する。つまり、一方の補助整流器は
共振形点灯回路と一方のスイッチング素子を跨ぐ。もう
一方の補助整流器は共振形点灯回路と別のスイッチング
素子を跨ぐ。そして、各補助整流器の接続極性を補助コ
ンデンサの電圧上下限値が制限されるように選定する。
【0005】
【作用】共振形点灯回路においては始動時に共振させ放
電灯始動に必要な高電圧を得る。そのときに大電流が流
れ、それと直列の補助コンデンサを充電し、その両端電
圧を高める。これにともない、両端電圧の極性に応じた
いずれか一方の補助整流器が導通し、補助コンデンサの
電圧を制限する。これにより、共振形点灯回路すなわち
振動回路に及ぼす補助コンデンサの影響が緩和され、始
動時共振周波数fを実質的に低減する。点灯時のこの
低減効果は低いかまったくないので、一種の非線形特性
となる。放電灯の非線形特性は前記のごとく始動時共振
周波数fを高めるように作用する。補助コンデンサお
よび補助整流器による前記非線形特性は始動時共振周波
数fを低めるように作用する。本発明の意図は前者の
影響を後者の作用で緩和することである。
【0006】
【実施例】図1〜図4に示す本発明実施例について説明
する。ここに前記図8回路の部品符号をそのまま引用
し、重複する説明の一部を割愛する。一対のスイッチン
グ素子41・42はトランジスタである。該スイッチン
グ素子41・42にはそれらを交互にオン(オフ)させ
るドライブ回路43およびその制御回路44が付属す
る。このオン・オフの周期によってインバータの出力周
波数が決定される。また、本発明にとっての不可欠の前
提事項ではないが、このインバータ周波数を合目的的に
可変する性能を持つ。スイッチング素子41・42の制
御形態はいわゆる自励形・他励形のいずれであっても構
わない。放電灯10は予熱形放電灯である。具体的には
螢光ランプであり、一対のフィラメント電極12・14
を持つ。従って、本実施例における共振形点灯回路(1
0〜30)は点灯維持機能、始動高電圧印加機能に加
え、フィラメント電極12・14を予熱する役割を負
う。70は補助コンデンサである。これは共振形点灯回
路(10〜30)と直列であって、直流電源61・62
側寄りの位置に接続される。補助コンデンサ70は説明
の便宜上、共振形点灯回路(10〜30)と別個の部品
として扱うが、振動回路上は共振形点灯回路(10〜3
0)と適宜に関連し、その振動角速度に影響を及ぼす。
81・82は一対の補助整流器である。これらは共振形
点灯回路(10〜30)と各一方のスイッチング素子
(41または42)を跨ぐ各位置に接続される。ちなみ
に、補助整流器81は共振形点灯回路(10〜30)と
スイッチング素子41を跨ぐ。補助整流器82は共振形
点灯回路(10〜30)とスイッチング素子42を跨
ぐ。補助整流器81・82の極性は補助コンデンサ70
の電圧上下限値を制限するように選ぶ。補助整流器81
・82のいずれかが導通すると、補助コンデンサ70電
圧の更なる上昇が抑制される。また、この趣旨に合うよ
うに補助整流器81(82)の接続極性を選択する。補
助整流器81(82)には共振形点灯回路(10〜3
0)・スイッチング素子41(42)両端の電圧が印加
し、適宜にオンオフする。この点は本発明の他の実施例
にも共通である。しかし、図1回路においては補助整流
器81(82)・直流電源61(62)を介して補助コ
ンデンサ70の電圧がクリップされる、と理解した方が
わかりよい。補助整流器81・82がない場合の回路動
作は従来のそれと類似する。スイッチング素子の41が
オンし、42がオフしている期間には、直流電源61の
電圧がスイッチング素子41を介して共振形点灯回路
(10〜30)等に印加し、図面上左向きの電流が流れ
る。逆に、スイッチング素子の42がオンし、41がオ
フしている期間には、直流電源62の電圧がスイッチン
グ素子42を介して共振形点灯回路(10〜30)等に
印加し、図面上右向きの電流が流れる。かくして、共振
形点灯回路(10〜30)等は交流で動作する。遅相運
用、進相運用の区分上は従来同様に前者に属する。図2
および図3は補助コンデンサ70の電圧波形である。共
振形点灯回路(10〜30)等を流れる電流で、補助コ
ンデンサ70は充電される。この電流レベルが小さいと
きは、補助コンデンサ70の電圧も図2のように低く、
単純な交流波形となる。図2の状態では補助整流器81
・82はまったくオンしない。一方、電流レベルが大き
いと、補助コンデンサ70の電圧が図3のように高くな
る。その電圧が±Vに達すると、補助整流器81また
は82が導通し、更なる電圧上昇を制限する。このた
め、山と谷が削られた図3の台形風波形となる。本実施
例においては、補助コンデンサ70の電圧が±Vの範
囲に制限される。その限界値Vは直流電源61、62
の電圧に等しい。始動時における共振形点灯回路(10
〜30)等の振動現象はインダクタ20とコンデンサ3
0・補助コンデンサ70との間で起こる。インダクタ2
0は振動現象に常に参画する。インダクタ20の相方を
努めるコンデンサ容量値は状況に応じて変化する。補助
整流器81・82がオフとなる位相(図3の補助コンデ
ンサ70の電圧瞬時値が変化する時期)では、コンデン
サ30と補助コンデンサ70の直列回路であって、容量
値は相対的に小さい。補助整流器81・82がオンとな
る位相(図3の補助コンデンサ70の電圧瞬時値が一定
となる時期)では、コンデンサ30単独となり、補助コ
ンデンサ70が参加しないので、容量値は相対的に大き
い。前者の場合は振動角速度が大きく、後者の場合は小
さい。実際にはそれらを1サイクルの範囲で平均したよ
うな振動角速度となり、それに対応する共振周波数とな
る。以上の点から、実際の共振周波数は補助整流器81
・82の導通角が大きくなるに従って相対的に小さくな
ることがわかる。これは実験の結果とも一致する。本発
明においては、始動時に共振形点灯回路(10〜30)
等に大電流が流れる現象を利用する。これは共振形点灯
回路(10〜30)等を共振させ、コンデンサ30両端
に放電灯10点弧に必要な高電圧を確保するための必然
の現象である。始動時(共振時)においては図3のよう
に、補助整流器81・82の導通角が相対的に大きくな
り、始動時共振周波数fが低下する。それ以外の例え
ば点灯中には、図2のように、補助整流器81・82の
導通角がゼロないしは微少となり、共振周波数低減の効
果もゼロないしは微少となる。以上の機能は放電灯10
の非線形特性を緩和するように作用する。点灯中を基準
に取り、点弧前の始動時を眺めると、放電灯10の非線
形特性に原因する始動時共振周波数fの増大効果が、
補助整流器81・82の導通にともなう始動時共振周波
数fの低下効果によって緩和される結果となる。これ
は、進相緩和ないしは遅相化に有益である。図4を利用
し補足して説明する。図4の101は補助整流器81・
82がまったくオンしないと仮定した場合の始動時にお
ける従来形の共振特性である。この場合の始動時共振周
波数はf01である。102は補助整流器81・82が
前記のごとくオンする場合の実際の始動時共振特性を示
している。この場合の始動時共振周波数はf02であ
る。両者の関係はf02<f01となる。始動時共振特
性101と102は遅れ電流が小さい場合は一致する。
インバータ周波数を共振点に近づけて遅れ電流を増大さ
せるに従って、補助整流器81・82の導通角が大きく
なり、特性カーブ102が低周波寄りにシフトする。図
4の200は点灯中の共振特性であり、その点灯時共振
周波数はf200である。放電灯10の点弧にともなっ
て始動時共振特性102は崩れ、それより総体的に周波
数の低い点灯時共振特性200が顕在化する。図4のf
・fはインバータ周波数である。前者のfは始動
時周波数、後者のfは点灯周波数である。始動時周波
数fはこれに対応する始動時共振特性102の右斜面
(f02<f)に位置するので、遅相運用となる。点
灯周波数fもこれに対応する点灯時共振特性200の
右斜面(f200<f)に位置するので、遅相運用と
なる。これと異なる組み合わせであっても以下のように
遅相動作となる。図4において、点弧前にインバータ周
波数をfからfに切替えた場合はインバータ周波数
と始動時共振特性102との組み合わせとなる。ま
た、点灯中の放電灯10が失弧した場合にも同様の組み
合わせとなる。これらの場合であっても、インバータ周
波数fは始動時共振特性102の右斜面(f02<f
)に位置するので、進相運用の回避が可能となる。し
かしながら、始動時共振特性が101である従来の場合
は、インバータ周波数fが始動時共振特性101の左
斜面(f<f01)に位置するので、不所望な進相運
用となり、前記経過を辿ってスイッチング素子41・4
2が破壊する。なお、図4ではf<fとしたが、f
とfの関係は従来以上に近似するので、これをf
=fに改めることも可能である。前記説明において
は、始動時周波数を一定のfとしたが、これを図示f
よりも大きな値から図示fへ段階的にあるいは連続
的に変化する周波数運用としてもよい。かかる運用状況
下においては、まず放電灯10のフイラメント電極1
2、14を予熱するプロセスが先行し、その後に図示f
の始動時周波数に至り、共振高電圧の印加を受けて放
電灯10が点弧する運びとなる。さらに放電灯10の点
弧を図外の手段で確認し、あるいはその頃にインバータ
周波数を図示fの点灯周波数に移行させる。インバー
タ周波数をこのように制御するプログラムはスイッチン
グ素子41・42の制御回路44に保持される。図1の
補助コンデンサ70について補足する。このようなコン
デンサ70それ自体は本発明に特有なものではない。従
来のかかるコンデンサ70は直流電流を阻止する役割を
負う。寿命末期の放電灯10が整流特性を示し、その影
響でインダクタ20が直流励磁を受け飽和する。従来の
コンデンサ70はこの弊害を防止するためのものであ
る。また、コンデンサ70電圧の正負ピークの偏りを図
外の手段で比較検知し、スイッチング素子41・42の
ターンオンを禁じてインバータ動作を停止する仕組みと
することもある。従って、本発明実施上は補助コンデン
サ70をかかる保護機能兼用の素子とすることも可能で
ある。図5は図1とほぼ同等の実施例である。図1回路
よりも図5回路の方が実用的である。図5回路では交流
電源901と一対の整流器902・903を用いて高容
量の一対のコンデンサ904・905を充電する。これ
らのコンデンサ904・905は図1回路の直流電源6
1・62として機能する。それ以外の点は図1回路のそ
れと同等である。図6の実施例は単一の直流電源921
を用いたものである。直流電源921の電圧は一対のコ
ンデンサ922・923に分配される。これらのコンデ
ンサ922・923は図1回路の直流電源81・82な
いしは図5回路のコンデンサ904・905として機能
する。それ以外の点は図1回路のそれと同等である。図
7の実施例は図6回路に類似する。図7回路に立入る前
に図6回路の変形余地について説明する。図6回路のコ
ンデンサ922・923のうちの任意一方のコンデンサ
たとえば923を除去し、それを残った方のコンデンサ
922と並列に接続してもほぼ等価である。定常状態に
おいてはまったく等価であり、同じように動作する。こ
のような図6変形回路において、922の位置で並列と
なる一対のコンデンサ922・923は同等容量の単一
のコンデンサで代替えし得る。更に変形する。この場合
の単一コンデンサ(922の位置のコンデンサ)は補助
コンデンサ70と直列の関係にあるので、それら全体を
同等容量の一つのコンデンサにまとめても等価である。
前置きが長くなったが、図7のコンデンサ71はそのよ
うにして一つにまとめられたコンデンサに該当する。従
って、図7のコンデンサ71は図1回路における補助コ
ンデンサ70としての機能を兼ねる。なお、図7回路か
ら補助整流器81・82を除いた回路態様のインバータ
形放電灯点灯装置は周知である。図7回路について補足
する。スイッチング素子42がオンすると、補助コンデ
ンサ71およびスイッチング素子42を介して共振形点
灯回路(10〜30)に図面上右向きの電流が流れる。
これにともない、補助コンデンサ71が充電されるが、
その上限値は直流電源921の電圧と一致する。それ以
降は共振形点灯回路(10〜30)の右向きの電流が補
助整流器82をバイパスする。このバイパス期間におけ
る振動角速度は大きい。一方、スイッチング素子42に
替わって41がオンすると、補助コンデンサ71の充電
電圧がスイッチング素子41を介して共振形点灯回路
(10〜30)に印加し図面上左向きの電流が流れる。
これにともない、補助コンデンサ71の電圧は低下する
が、その下限値は0ボルトとなる。それ以降は共振形点
灯回路(10〜30)の左向きの電流が補助整流器81
をバイパスする。このバイパス期間における振動角速度
も大きい。従って、図7回路の場合も、上限値下限値は
図1の場合と異なるが、補助整流器81・82によって
補助コンデンサ71の充電電圧が制限され、その制限作
用に起因して振動角速度が変更される。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明は所要の補助コン
デンサとその電圧を制限する一対の補助整流器を付属さ
せたものである。これによれば、進相動作の緩和ないし
はその遅相化に有用であって、進相動作とくに深進相動
作に原因するスイッチング素子の破壊を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の回路図である。
【図2】図1回路の補助コンデンサの電圧波形図であ
る。
【図3】図2とは異なる状態の図2同様の波形図であ
る。
【図4】図1回路の特性説明図である。
【図5】他の実施例装置を示す回路図である。
【図6】別の実施例装置を示す回路図である。
【図7】さらに異なる実施例装置を示す回路図である。
【図8】従来装置を示す回路図である。
【符号の説明】
10…放電灯、20…インダクタ、30…コンデンサ、
41・42…スイッチング素子、51・52…整流器、
61・62・921…直流電源、70・71…補助コン
デンサ、81・82…補助整流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/24 H02M 7/48 H02M 7/5387 H05B 41/282

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電灯、該放電灯と直列のインダクタ、該
    放電灯と並列のコンデンサを含む共振形点灯回路を備
    え、 直流電源、該直流電源の出力を交流に変えて前記共振形
    点灯回路に供給する一対の直列に接続されたスイッチン
    グ素子、各該スイッチング素子と逆並列に接続された一
    対の整流器を含むインバータを備え、 前記共振形点灯回路と直列であって、前記直流電源側寄
    りの位置に補助コンデンサを接続し、 前記共振形点灯回路と各一方の前記スイッチング素子を
    跨ぐ各位置に、前記補助コンデンサの電圧上下限値を制
    限する補助整流器を接続したことを特徴とする放電灯点
    灯装置。
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