JP3275118B2 - 弁の取換方法 - Google Patents

弁の取換方法

Info

Publication number
JP3275118B2
JP3275118B2 JP21486193A JP21486193A JP3275118B2 JP 3275118 B2 JP3275118 B2 JP 3275118B2 JP 21486193 A JP21486193 A JP 21486193A JP 21486193 A JP21486193 A JP 21486193A JP 3275118 B2 JP3275118 B2 JP 3275118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
water
operating rod
suction pipe
replacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21486193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0748864A (ja
Inventor
正雄 川辺
正章 江崎
圭一 松本
隆明 伊藤
Original Assignee
株式会社朝倉工業所
正雄 川辺
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社朝倉工業所, 正雄 川辺 filed Critical 株式会社朝倉工業所
Priority to JP21486193A priority Critical patent/JP3275118B2/ja
Publication of JPH0748864A publication Critical patent/JPH0748864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3275118B2 publication Critical patent/JP3275118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弁の取換方法、特
に、貯液池又は貯液タンクに連通した吸込管とポンプと
の間の弁を取換える弁の取換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】貯水池、貯水タンク等に水を蓄え、その
水をポンプを使って移送して水浄化池、水浄化装置、池
水使用地等に送ることが行なわれている。このような場
合は、貯水池又は貯水タンクに隣接して、給水設備用の
建物を建て、その地下部等にポンプ室を設け、ポンプ室
に少なくとも一台のポンプを配設し、ポンプと貯水池の
底部とを吸込管で連結し、ポンプと水浄化池、水浄化装
置、水使用地等とを供給管で連結し、吸込管及び供給管
にそれぞれ弁を設け、所望の時にポンプを駆動して、貯
水池の水を水浄化池、水浄化装置、水使用地等に供給で
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の貯水池、貯水タ
ンク等に蓄えた水を移送する装置は、長期間にわたって
使用していると、ポンプ、弁等がいたみ、それらを取換
える必要が生じる。吸込管に設けた弁を閉じれば、ポン
プ及び供給管中の弁は容易に取換えることができ、吸込
管に設けた弁も、貯水池、貯水タンク等の水を空にする
ことができれば、簡単に取換えることができる。ところ
が、通常の場合は、貯水池、貯水タンク等の水は空にす
ることができないので、潜水夫等により貯水池の底部の
吸込管の開口部を閉塞しないと、吸込管に設けた弁を取
換えることができない。しかし、貯水池が深かったり、
その上側が覆われていたり、その水が濁っていたりして
いる場合には、吸込管の開口部を閉塞する作業は難しく
危険な作業になる欠点がある。この欠点は水以外の液を
貯える貯液池、貯液タンクにおいても同じである。この
発明の解決しようとする課題は、従来の弁の取換技術が
有する欠点を有しない弁の取換方法を提供すること、換
言すると、貯液池、貯液タンク等に液が貯えられていて
も、貯液池、貯液タンク等の底部の吸込管の開口部を閉
塞する必要がなく、吸込管とポンプとの間に設けられた
弁を容易に取換えることができる弁の取換方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、貯水池、貯水タンク等の液面下の箇所に
連通させて吸込管が設けられ、吸込管とポンプとの間に
開閉自在の弁が設けられている水移送設備の弁の取換方
法において、前記弁を閉じて、該弁の吐出側に連結され
ていた繋ぎ管、ポンプ等を弁から切離し、弁の吐出側に
弁取換具の密閉室の一方の開口のある側を着脱自在に取
付けてから、弁を開いて弁取換具の密閉室内を水で満た
し、弁取換具の密閉室の他方の側の貫通孔から抜き挿し
可能に挿し込まれていた弁取換具の操作杆を弁側へ動か
して、操作杆の先に付いて密閉室内にあった収縮状態の
止水プラグを開いた弁を通して吸込管内に挿入し、止水
プラグの中空部に高い圧力の流体を供給して、止水プラ
グの中空部のゴム等の伸縮する材料でつくられた部分を
膨張させ、止水プラグの膨張した部分の外周面を吸込管
の内周面に密着させて吸込管の水路を閉塞して、止水プ
ラグに操作杆の先が付いている状態のまま、弁取換具の
密閉室を弁から外し、且つ弁を吸込管から外し、次いで
先に止水プラグが付いている操作杆を交換する交換弁の
開いた開口に通して、交換弁を吸込管に取付け、先に止
水プラグが付いている操作杆を密閉室及びその貫通孔に
通して、交換弁の吐出側に弁取換具の密閉室の開口のあ
る側を取付け、止水プラグ内の高い圧力の流体を抜き出
して止水プラグを収縮させ、交換弁及び弁取換具の密閉
室を水で満たし、操作杆を介して吸込管内の止水プラグ
を弁取換具の密閉室内に引き入れ、交換弁を閉じ、交換
弁から弁取換具の密閉室等を外し、交換弁の吐出側に繋
ぎ管、ポンプ等を連結することを特徴とする弁の取換方
法にある。好ましい実施形態においては、弁から弁取換
具の密閉室を外す前に、弁取換具の密閉室に設けられた
水抜き管を使って密閉室内の水を排出し、水が弁の設置
部のある場所(ポンプ室)に流出しないようにする。
【0005】好適な実施形態においては、弁取換具とし
て、止水プラグ、密閉室、操作杆等から構成されてい
て、密閉室は、その一方の側の端が開口になっていて、
この開口の周囲部が弁の吐出側の部分に着脱可能に取付
け得るようにされ、その他方の側の端に貫通孔が穿たれ
て構成され、長い操作杆は、前記貫通孔に摺動可能でか
つ抜き挿し可能に通され、前記貫通孔と操作杆との間が
パッキングにより水密にされ、止水プラグは、少なくと
もゴム等の伸縮する材料でつくられた周囲部を備えた中
空体からなり、該中空体の中空部内に高い圧力の流体を
入れておくことにより前記周囲部が膨張して大径にな
り、前記中空体の中空部内から高い圧力の流体を抜き出
すことにより前記周囲部が元の径に収縮するように構成
され、前記止水プラグが操作杆の先に付けられ、収縮状
態の止水プラグが前記開口から密閉室へ出入可能になっ
ている弁取換具を使用する。そして、止水プラグを膨張
と収縮をする栓体で構成し、一方の端を塞いだ短い筒状
体で密閉室を構成し、この密閉室の他方の端の開口の周
囲部を弁の吐出側の部分に着脱可能に取付け得るように
構成し、密閉室の端の塞いだ部分に貫通孔を穿ち、この
貫通孔に操作杆を摺動可能に通し、密閉室内に止水プラ
グを移動可能に挿入し、操作杆の移動により止水プラグ
を移動させ得るように、操作杆に止水プラグを取付け
る。前記貫通孔と操作杆との間に漏れ止め具等を設け、
密閉室内の水が流出しないようにする。止水プラグとし
ては、例えば、中空体の主な部分をゴム等の伸縮する材
料で形成し、中空体内の流体(例えば、空気)の圧力を
高めると、中空体が膨張し、中空体内の流体の圧力を下
げると中空体が収縮するものを使用する。好ましい実施
形態においては、弁取換具の密閉室の下側に中途に開閉
弁を備えた水抜き管を連結し、所望時に密閉室内の水を
抜き出せるようにする。なお、ポンプは、通常、繋ぎ管
を介して吸込側の弁に連結するが、繋ぎ管を介しないで
連結してもよい。
【0006】
【実施例】この発明の弁の取換方法を吸込弁の取換えに
適用した一実施例が図1ないし図11に示されている。
図示の貯水池11、ポンプ室12a、吸込管13、吸込
弁14、ポンプ16、吐出弁18、移送管19等からな
る水移送設備10の構成を説明する。貯水池11に隣接
して水移送設備を収容する建物12が建てられ、この建
物12の地下にポンプ室12aが設けられ、ポンプ室1
2aと貯水池11との間に建物12の地階の外側壁12
bが位置し、ポンプ室12aの床が貯水池11の底と略
同じ水準になっている。建物12の外側壁12bの下方
の貫通孔12bに吸込管13が通され、吸込管13の
貯水池11側の端にL字管13aが連結され、L字管1
3aの下端に吸込部13bがその吸込口13bを下向
きにして固定されている。吸込管13のポンプ室12a
側の端のフランジ13cに吸込弁14の吸込側のフラン
ジ14bがボルト・ナットbnにより着脱自在に固定
されている。なお、吸込弁14としては、例えば、弁棒
を回してそのねじを回動させることにり、楔状の弁体1
4aを弁座間に押し込んで、流体の流れを止める普通の
仕切弁を使用する。ポンプ室12aの床上の基台12c
上にモータMにより変速機を介して駆動されるポンプ
16が据え付けられ、ポンプ16の吸込側のフランジが
繋ぎ管15を介して吸込弁14の吐出側のフランジ14
にボルト・ナット等により着脱自在に固着されてい
る。ポンプ16の吐出側のフランジが短い管17a、1
7bからなる繋ぎ管17を介して吐出弁18の吸込側の
フランジに着脱自在に固着され、吐出弁18の吐出側に
管19a、19b、19c等からなる移送管19が取り
外し可能に固着されている。なお、吐出弁18はモータ
の作動により開閉するようになっている。吸込弁1
4及び吐出弁18を開いて、モータMを回転させてポ
ンプ16を駆動すると、吸込管13を通して貯水池11
の水をポンプ16に吸い込み、ポンプ16で吸い込んだ
水を加圧し、繋ぎ管17、吐出弁18、移送管19等を
通して、水処理池、水処理機、水消費地等に移送するよ
うになっている。
【0007】次に、この発明の実施に使う弁取換具20
の構成を説明する。弁取換具20が図2に示され、その
密閉室21は、吸込管13及び吸込弁14の水の通路の
内径と略同じ内径の短い筒体21aと、その両端に形成
したフランジ21a、21aと、蓋体21bとで構
成され、筒体21aの吸込弁14側のフランジ21a
には、吸込弁14の吐出側のフランジ14bに穿った
ボルト孔に対応する位置に、それぞれボルト孔が穿た
れ、筒体21aのフランジ21aを吸込弁14のフラ
ンジ14bにボルト・ナットbnにより着脱自在に固
着できるようにしてある。筒体21aの反吸込弁14側
のフランジ21aに複数のボルト孔が穿たれ、筒体2
1aのフランジ21aのボルト孔に対応する蓋体21
bの位置にそれぞれボルト孔が形成され、各ボルト孔に
ボルトが通され、筒体21aのフランジ21aに蓋体
21bがボルト・ナットbnにより着脱自在に取付けら
れている。蓋体21bの中心には貫通孔21bが形成
され、この貫通孔21bに操作杆22が摺動可能に挿
入され、操作杆22の左端に止水プラグ24の支持部2
4aが連結具23を介して連結されている。操作杆22
と貫通孔21bとの間にパッキン21bが設けら
れ、水漏れしないようになっている。止水プラグ24は
中空体で構成され、止水プラグ24の少なくとも円筒状
の周囲部24bがゴム等の伸縮する材料で形成され、中
空部内に高い圧力の流体、例えば、圧縮空気を供給する
と、止水プラグ24の少なくとも周囲部24bが膨張す
るようになっている。操作杆22内に圧縮空気の流路2
5bが設けられ、この流路25bの一方の端に中途に開
閉弁25aのある圧縮空気の供給管25aが連結さ
れ、流路25bの他方の端が連結管25cを介して止水
プラグ24の中空体内に連通している。密閉室21の筒
部21aの下側には中途に開閉弁26aのある水抜き管
26が連結されている。
【0008】次に、吸込弁14の取換法を説明する。 (1)モータMの回転を止め、吸込弁14及び吐出弁
18を閉じてから、モータM、ポンプ16、繋ぎ管1
5、17、吐出弁18等を外して、吸込管13の吐出側
の端に吸込弁14が固着されている図3に示す状態にす
る。 (2)弁取換具20の密閉室21の筒体21aの吸込側
のフランジ21aを、吸込弁14の吐出側のフランジ
14bに、ボルト・ナットbnにより着脱自在に取付
け、図4に示す状態にする。 (3)吸込弁14の楔状の弁体14aを上方に移動させ
て開弁して、弁取換具20の密閉室21内を水で満た
し、操作杆22を左方に押して、操作杆22を左方に移
動させ、その先端に固着した止水プラグ24を吸込管1
3内に挿入してから、圧縮空気の供給管25aの開閉弁
25aを開いて、圧縮空気を流路25b及び連結管2
5cを通して止水プラグ24の中空体内に供給し、止水
プラグ24の円筒状の周囲部24bを膨張させて、この
膨張した部分を吸込管13内の内周面に押し付けて、吸
込管13の水の流路を閉塞する。この閉塞した状態が図
5に示されている。それから、水抜き管26の開閉弁2
6aを開いて、吸込弁14及び密閉室21内の水を排出
する。 (4)密閉室21の筒体21aの吸込側のフランジ21
と吸込弁14の吐出側のフランジ14bとを連結
していたボルト・ナットbnを外し、止水プラグ24及
び操作杆22をそのままにして、弁取換具20の密閉室
21を、右方に移動させて、吸込弁14から外し、図6
に示す状態にする。 (5)吸込弁14の吸込側のフランジ14bと吸込管
13の吐出側のフランジ13cとを連結していたボルト
・ナットbnを外し、止水プラグ24及び操作杆22を
そのままにして、吸込弁14を図7に示すように右方に
移動させて、吸込管13から既設の吸込弁14を外し、
次に、止水プラグ24及び操作杆22をそのままにした
状態で、開弁状態の新しい吸込弁14Aを左方に移動さ
せて、吸込弁14Aの水通路に操作杆22を通し、図8
に示す状態にする。上記の弁14、14Aの交換中は、
必要に応じて、吸込管13の吐出側のフランジに閉止板
27を当て、止水プラグ24が水圧により押し出されな
いようにする。
【0009】 (6)新しい吸込弁14Aの吸込側のフランジを吸込管
13の吐出側のフランジ13cにボルト・ナットbnに
より着脱自在に固着する。止水プラグ24及び操作杆2
2をそのままにした状態で、操作杆22が密閉室21の
筒体21aの開口及び蓋体21bの貫通孔21bに通
されるように、密閉室21を左方に移動させて、弁取換
具20の筒体21aの吸込側のフランジ21aを新し
い吸込弁14Aの吐出側のフランジ14bにボルト・
ナットbnにより着脱自在に固着する。それから、止水
プラグ25内の圧縮空気を連結管25c、流路25b、
開閉弁25a等を通じて大気中に放出して、止水プラ
グ24の円筒状の周囲部24bを収縮させ、吸込管13
を通じて、新しい吸込弁14A及び弁取換具20の密閉
室21内を水で満たす。その後、操作杆22を引いて、
それを右方に移動させ、その先端に取付けた止水プラグ
24を弁取換具20の密閉室21内に引き入れ、新らし
い吸込弁14Aの楔状の弁体14aを下方に移動させて
閉弁し、図9に示す状態にする。 (7)水抜き管26の開閉弁26aを開いて密閉室21
内の水を排出し、密閉室21の筒体21aのフランジ2
1aと吸込弁14Aの吐出側のフランジ14bとを
連結していたボルト・ナットbnを外し、止水プラグ2
4及び操作杆22が取付けられている密閉室21を右方
に移動させて、弁取換具20を新らしい吸込弁14Aか
ら外し、図10に示す状態にする。 (8)ポンプ室12aの床上の基台12c上にモータM
、ポンプ16を据え付け、ポンプ16の吸込側を繋ぎ
管15を介して新らしい吸込弁14Aの吐出側にボルト
・ナットbn等により着脱自在に固着する。また、ポン
プ16の吐出側に、繋ぎ管17、吐出弁18、移送管1
9を取付けて、図11に示す状態にし、吸込弁14、1
4Aの取換作業が完了する。実施例として、貯水池の液
面より低い位置の吸込管とポンプとの間にある吸込弁の
取換えにこの発明の方法を適用した一例を説明したが、
この発明は上記実施例に限定されるものではない。
【0010】
【発明の作用効果】この発明は、特許請求の範囲の欄に
記載した構成を備えることにより、次の(イ)ないし
(ニ)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1の発明の弁の取換方法は、前記弁を閉じ
て、該弁の吐出側に連結されていた繋ぎ管、ポンプ等を
弁から切離し、弁の吐出側に弁取換具の密閉室の一方の
開口のある側を着脱自在に取付けてから、弁を開いて弁
取換具の密閉室内を水で満たし、弁取換具の密閉室の他
方の側の貫通孔から抜き挿し可能に挿し込まれていた弁
取換具の操作杆を弁側へ動かして、操作杆の先に付いて
密閉室内にあった収縮状態の止水プラグを開いた弁を通
して吸込管内に挿入し、止水プラグの中空部に高い圧力
の流体を供給して、止水プラグの中空部のゴム等の伸縮
する材料でつくられた部分を膨張させ、止水プラグの膨
張した部分の外周面を吸込管の内周面に密着させて吸込
管の水路を閉塞して、止水プラグに操作杆の先が付いて
いる状態のまま、弁取換具の密閉室を弁から外し、且つ
弁を吸込管から外し、次いで先に止水プラグが付いてい
る操作杆を交換する交換弁の開いた開口に通して、交換
弁を吸込管に取付け、先に止水プラグが付いている操作
杆を密閉室及びその貫通孔に通して、交換弁の吐出側に
弁取換具の密閉室の開口のある側を取付け、止水プラグ
内の高い圧力の流体を抜き出して止水プラグを収縮さ
せ、交換弁及び弁取換具の密閉室を水で満たし、操作杆
を介して吸込管内の止水プラグを弁取換具の密閉室内に
引き入れ、交換弁を閉じ、交換弁から弁取換具の密閉室
等を外し、交換弁の吐出側に繋ぎ管、ポンプ等を連結す
るようにしたから、次ぎの(1)〜(4)の作用効果を
奏する。 (1)貯水池、貯水タンク等に水が貯えられていても、
貯水池、貯水タンク等の底部の吸込管の吸込口を閉塞す
る必要がなく、吸込管とポンプとの間に設けられた弁を
容易に取換えることができ、取換作業に必要な時間と手
間を最小にすることができる。 (2)弁を閉じて、該弁の吐出側に連結されていた繋ぎ
管、ポンプ等を弁から切離し、弁取換具の密閉室の一方
の開口のある側を弁の吐出側に着脱自在に取付け、弁を
開いて密閉室内を水で満たすようにしたから、密閉室の
他に弁の吐出側に閉塞する手段を設ける必要がない。 (3)操作杆の先に付いて密閉室内にある収縮状態の止
水プラグを開いた弁を通して吸込管内に挿入し、止水プ
ラグの中空部に高い圧力の流体を供給して、止水プラグ
の中空部のゴム等の伸縮する材料でつくられた部分を膨
張させ、止水プラグの膨張した部分の外周面を吸込管の
内周面に密着させて吸込管の流路を閉塞するから、簡単
な操作で吸込管の流路を完全に閉塞することができる。 (4)吸込管の閉塞(止水)後に、止水プラグに操作杆
の先が付いている状態のまま、弁取換具の密閉室を弁か
ら外し、且つ弁を吸込管から外し、次いで先に止水プラ
グが付いている操作杆を交換する交換弁の開いた通路に
通して、交換弁を吸込管に取付け、先に止水プラグが付
いている操作杆を密閉室及びその貫通孔に通して、交換
弁の吐出側に弁取換具の密閉室の開口のある側を取付
け、止水プラグ内の高い圧力の流体を抜き出して止水プ
ラグを収縮させ、交換弁及び弁取換具の密閉室を水で満
たし、操作杆を介して吸込管内の止水プラグを弁取換具
の密閉室内に引き入れ、交換弁を閉じ、交換弁から弁取
換具の密閉室等を外すから、止水プラグによる吸込管の
閉塞の解除操作及び弁取換具の密閉室内への止水プラグ
の引入操作を正確かつ容易に行なうことができる。 (ロ)請求項2の発明の弁の取換方法は、前記の(1)
〜(4)の作用効果を奏しうるだけでなく、次ぎの
(5)の作用効果を奏する。 (5)弁から弁取換具の密閉室を外す前に、弁取換具の
密閉室に設けられた水抜き管を使って密閉室内の水を抜
き出すから、弁取換具の密閉室を弁から外す時に、水が
弁の設置部のある場所(ポンプ室内)に流出してその場
所を汚すおそれがない。 (ハ)請求項3の発明の弁の取換方法は、前記の(1)
〜(5)の作用効果を奏しうるだけでなく、次ぎの
(6)の作用効果を奏する。 (6)止液プラグの中空部内への高い圧力の流体の供給
及び前記中空部内の高い圧力の流体の抜き出しが操作杆
内に設けた流路及び該流路に連結した管を通して行なう
から、高い圧力の流体の供給及び抜き出しを簡単な手段
で容易且つ確実に行なうことができる。 (ニ)請求項4の発明の弁取換具は、止水プラグ、密閉
室、操作杆等からなる弁取換具において、密閉室は、そ
の一方の側の端が開口になっていて、この開口の周囲部
が弁の吐出側の部分に着脱可能に取付け得るようにさ
れ、その他方の側の端に貫通孔が穿たれて構成され、長
い操作杆は、前記貫通孔に摺動可能でかつ抜き挿し可能
に通され、前記貫通孔と操作杆との間がパッキングによ
り水密にされ、止水プラグは、少なくともゴム等の伸縮
する材料でつくられた周囲部を備えた中空体からなり、
該中空体内に高い圧力の流体を供給して中空体内の圧力
を高めることにより前記周囲部が膨張して大径になり、
前記中空体内から高い圧力の流体を抜き出して中空体内
の圧力を下げることにより前記周囲部が元の径に収縮す
るように構成され、前記止水プラグが操作杆の先に付け
られ、収縮状態の止水プラグが前記開口から密閉室へ出
入可能になっているから、前記(3)の作用効果と同様
の作用効果を奏しうるだけでなく、次ぎの(7)〜
(9)の作用効果を奏する。 (7)弁取換具の構成が簡単になり、比較的に廉価で製
作でき、且つ弁の取換作業も容易になる。 (8)長い操作杆は、前記貫通孔に摺動可能でかつ抜き
挿し可能に通され、前記貫通孔と操作杆との間がパッキ
ンにより水密にされているから、密閉室の他に弁の吐出
側を閉塞する手段を設ける必要がない。 (9)止水プラグが操作杆の先に付けられ、収縮状態の
止水プラグが密閉室の開口から密閉室へ出入可能になっ
ているから、操作杆を移動させることにより、止水プラ
グを密閉室から出して吸込管内に入れたり、吸込管内か
ら出して密閉室内に入れたりする操作を容易に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のポンプ室を備えた建物の一部と貯水池
の一部とを縦断した立面図
【図2】実施例の弁の取換に使う弁取換具を縦断した正
面図
【図3】実施例の吸込管の仕切弁を閉じてポンプ等を外
した状態の立面図
【図4】実施例の閉じた仕切弁に弁取換具を取付けた状
態の立面図
【図5】実施例の仕切弁を開いて止水プラグを吸込管内
に移動させて止水プラグを膨張させて吸込管を閉塞した
状態の立面図
【図6】実施例の止水プラグで吸込管を閉塞し、仕切弁
から密閉室を外した状態の立面図
【図7】実施例の止水プラグで閉塞した吸込管から仕切
弁を外した状態の立面図
【図8】実施例の止水プラグで閉塞した吸込管に新しい
仕切弁を取付けようとしている状態の立面図
【図9】実施例の止水プラグで閉塞し吸込管に新しい仕
切弁を取付け、新しい仕切弁に弁取換具の密閉室を取付
けてから、止水プラグを収縮させて密閉室内に移し、新
しい仕切弁を閉じた状態の立面図
【図10】実施例の閉じた新しい仕切弁から弁取換具を
外した状態の立面図
【図11】実施例の閉じた新しい仕切弁にポンブ等を取
付けた状態の立面図
【符号の説明】
10 水移送設備 11 貯水池 12 建物 12a ポンプ室 13 吸込管 14 吸込弁(弁) 14a 弁体 15 繋ぎ管 16 ポンプ 17 繋ぎ管 18 吐出弁 19 移送管 20 弁取換具 21 密閉室 21a 筒体 21a、21a フランジ 21b 蓋体 21b 貫通孔 21b パッキン 22 操作杆 23 連結具 24 止水プラグ 24a 支持部 24b 円筒状の周囲部 25a 供給管 25a 開閉弁 25b 流路 25c 連結管 26 水抜き管 26a 開閉弁 27 閉止板 b・n ボルト・ナット M、M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 圭一 東京都大田区大森五丁目2番25号 東京 都下水道局森ケ崎水処理センター内 (72)発明者 伊藤 隆明 川崎市川崎区渡田二丁目18番7号 株式 会社朝倉工業所内 (56)参考文献 特開 平3−89091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03B 5/00 F16K 43/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯池、貯タンク等の液面下の箇所に連
    通させて吸込管が設けられ、込管とポンプとの間に開
    閉自在の弁が設けられている移送設備の弁の取換方法
    において、前記弁を閉じて、該弁の吐出側に連結されて
    いた繋ぎ管、ポンプ等を弁から切離し、弁の吐出側に弁
    取換具の密閉室の一方の開口のある側を着脱自在に取付
    けてから、弁を開いて弁取換具の密閉室内を水で満た
    し、弁取換具の密閉室の他方の側の貫通孔から抜き挿し
    可能に挿し込まれていた弁取換具の操作杆を弁側へ動か
    して、操作杆の先に付いて密閉室内にあった収縮状態の
    止水プラグを開いた弁を通して吸込管内に挿入し、止
    プラグの中空部に高い圧力の流体を供給して、止水プラ
    グの中空部のゴム等の伸縮する材料でつくられた部分を
    膨張させ、止水プラグの膨張した部分の外周面を吸込管
    の内周面に密着させて吸込管の路を閉塞して、止水プ
    ラグに操作杆の先が付いている状態のまま、弁取換具の
    密閉室を弁から外し、且つ弁を吸込管から外し、次いで
    先に止水プラグが付いている操作杆を交換する交換弁の
    開いた開口に通して、交換弁を吸込管に取付け、先に止
    水プラグが付いている操作杆を密閉室及びその貫通孔に
    通して、交換の吐出側に弁取換具の密閉室の開口のあ
    る側を取付け、止プラグ内の高い圧力の流体を抜き出
    して止水プラグを収縮させ、交換弁及び弁取換具の密閉
    室を水で満たし、操作杆を介して吸込管内の止水プラグ
    を弁取換具の密閉室内に引き入れ、交換弁を閉交換
    弁から弁取換具の密閉室等を外し、交換弁の吐出側に繋
    ぎ管、ポンプを連結することを特徴とする弁の取換方
    法。
  2. 【請求項2】貯池、貯タンク等の液面下の箇所に連
    通させて吸込管が設けられ、込管とポンプとの間に開
    閉自在の弁が設けられている水移送設備の弁の取換方法
    において、前記弁を閉じて、該の吐出側に連結されて
    いた繋ぎ管、ポンプ弁から切離し、弁の吐出側に弁
    取換具の密閉室の一方の開口のある側を着脱自在に取付
    けてから、弁を開て密閉室内をで満たし、弁取換具
    の密閉室の他方の側の貫通孔から抜き挿し可能に挿し込
    まれていた弁取換具の操作弁側へ動かして、操作杆
    の先に付いて密閉室内にあった収縮状態の止水プラグを
    開いた弁を通して吸込管内に挿入し、止プラグの中空
    部に高い圧力の流体を供給して、止水プラグの中空部の
    ゴム等の伸縮する材料でつくられた部分を膨張させ、止
    水プラグの膨張した部分の外周面を吸込管の内周面に密
    着させて吸込管の路を閉塞してから、弁取換具の密閉
    室に設けられた水抜き管を使って密閉室内のを排出
    し、止水プラグに操作杆の先が付いている状態のまま、
    弁取換具の密閉室を弁から外し、且つ弁を吸込管から外
    し、次いで先に止水プラグが付いている操作杆を交換す
    る交換弁の開いた開口に通して、交換弁を吸込管に取付
    け、先に止水プラグが付いている操作杆を密閉室及びそ
    の貫通孔に通して、交換の吐出側に弁取換具の密閉室
    の開口のある側を取付け、止プラグ内の圧力流体を抜
    き出して止水プラグを収縮させて、交換弁及び弁取換具
    の密閉室をで満たし、操作杆を介して吸込管内の止水
    プラグを弁取換具の密閉室内に引き入れ、交換弁を閉
    弁取換具の密閉室に設けられた水抜き管を使って
    閉室内のを排出し、交換弁から弁取換具の密閉室等
    外し、交換弁の吐出側に繋ぎ管、ポンプを連結するこ
    とを特徴とする弁の取換方法。
  3. 【請求項3】止水プラグの中空部内への高い圧力の流体
    の供給及び前記中空部内の高い圧力の流体の抜き出しが
    操作杆内に設けた流路及び該流路に連結した管を通して
    行なうようにすることを特徴とする請求項1又は2記載
    弁の取換方法。
  4. 【請求項4】止プラグ、密閉室操作杆からなる弁
    取換具において、密閉室は、その一方の側の端が開口に
    なっていて、この開口の周囲部が弁の吐出側の部分に着
    脱可能に取付け得るようにされ、その他方の側の端に貫
    通孔が穿たれて構成され、長い操作杆は、前記貫通孔に
    摺動可能でかつ抜き挿し可能に通され、前記貫通孔と操
    作杆との間がパッキンにより水密にされ、止水プラグ
    は、少なくともゴム等の伸縮する材料でつくられた周囲
    部を備えた中空体からなり、該中空体内に高い圧力の流
    体を供給して中空体内の圧力を高めることにより前記周
    囲部が膨張して大径になり、前記中空体内から高い圧力
    の流体を抜き出して中空体内の圧力を下げることにより
    前記周囲部が元の径に収縮するように構成され、前記止
    水プラグが操作杆の先に付けられ、収縮状態の止水プラ
    グが前記開口から密閉室へ出入可能になっていることを
    特徴とする弁取換具。
JP21486193A 1993-08-06 1993-08-06 弁の取換方法 Expired - Fee Related JP3275118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21486193A JP3275118B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 弁の取換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21486193A JP3275118B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 弁の取換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0748864A JPH0748864A (ja) 1995-02-21
JP3275118B2 true JP3275118B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=16662776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21486193A Expired - Fee Related JP3275118B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 弁の取換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3275118B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109866176A (zh) * 2019-04-09 2019-06-11 武汉市天然气有限公司 一种分体式阀门更换工具及其使用方法
JP7391350B2 (ja) * 2019-07-12 2023-12-05 六菱ゴム株式会社 バルブ交換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0748864A (ja) 1995-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5797421A (en) Dry hydrant siphon assembly
US3858599A (en) Sanitary frostproof hydrant
CA2469711C (en) Wellbore fluid recovery system & method
US5509437A (en) Dry hydrant check valve
NO326205B1 (no) Enkeltventil for et fylle, og sirkulasjonsapparat for foringsror
BR0303133B1 (pt) " conjunto de poço e processo de bombear fluido de um poço".
JPH05500994A (ja) 電気的給気制御装置を備えた高揚程能力の真空下水道装置
BR112012007461B1 (pt) Aparelho para circular fluidos de poço em um sistema de intervenção, e, sistema para circular fluidos de poço
JP3102891B2 (ja) 真空下水搬送システム用水だめ通気制御機構
JP3275118B2 (ja) 弁の取換方法
US7044149B2 (en) Pipe fitting
US2638224A (en) Apparatus for cleansing septic tanks
JP7097253B2 (ja) 貯水装置、及び排水システム
FI77911C (fi) Foerfarande foer stoetvis transport av vaetska.
JP7097927B2 (ja) 貯水装置、及び排水システム
WO2001057359A2 (en) Apparatus and method for moving fluid
CN113622491B (zh) 坐便器及其药剂投放机构
KR0118152Y1 (ko) 침전지의 슬러지 자동 배출장치
JPS6123757Y2 (ja)
JPH047278Y2 (ja)
JP2000002074A (ja) リバースサーキュレイションドリルの掘削装置
JPH083506Y2 (ja) 水槽装置
JPS6219698Y2 (ja)
JPS6435197A (en) Anti-fluid transport pipe working method and device used for said method
KR0171537B1 (ko) 무동력 폐수 자동배출 장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees