JP3274824B2 - 液晶プロジェクター - Google Patents
液晶プロジェクターInfo
- Publication number
- JP3274824B2 JP3274824B2 JP25018697A JP25018697A JP3274824B2 JP 3274824 B2 JP3274824 B2 JP 3274824B2 JP 25018697 A JP25018697 A JP 25018697A JP 25018697 A JP25018697 A JP 25018697A JP 3274824 B2 JP3274824 B2 JP 3274824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- light
- polarizing plate
- crystal panel
- side polarizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Description
を用いた液晶プロジェクターに関し、より詳細には、透
過型液晶パネルの出射側に偏光分離素子を設けた液晶プ
ロジェクターに関するものである。
すように、白色光を出射する光源1と、該光源1からの
白色光を略平行光にするためのリフレクター2と、該リ
フレクター2からの反射光のうちS波(又はP波)を透
過させる入射側偏光板3と、該入射側偏光板3を透過し
たS波(又はP波)を画像信号に応じて変調する透過型
液晶パネル4とを備えている。
貼り付けられ、該透過型液晶パネル4の透過光から任意
の偏光成分のみ透過させる出射側偏光板5と、該出射側
偏光板5の透過光をスクリーン(図示せず)上に拡大投
影する投射レンズ6と、上記入射側偏光板3、透過型液
晶パネル4、出射側偏光板5を強制冷却するための冷却
ファン7とを備えている。
5においては、透過する直線偏光成分(S波又はP波)
に直交する偏光成分が熱として吸収されるため、この熱
負担を軽減するために、上記冷却ファン7による冷却以
外にも様々な対策が提案されている。
は、入射側偏光板3及び出射側偏光板5の入射側に、偏
光度の低いプリ偏光板8,9を配置し、熱負担を分担す
ることにより、入射側偏光板3及び出射側偏光板5の熱
負担を軽減するものが開示されている。
開平7−301801号公報等には、入射側偏光板3の
入射側に、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと称
す)10を配置し、不要な偏光成分を反射することによ
り、入射側偏光板3の熱負担を軽減して、さらなる高輝
度化を可能にするものが開示されている。
特開平7−306405号公報には、図5に示すよう
に、透過型液晶パネル4の前後に、入射側,出射側偏光
板の代わりにPBS11,12を設けたものが開示され
ている。
の光から有効な偏光成分S波(又はP波)のみを透過
し、それと直交方向の偏光成分P波(又はS波)を光路
外に反射する。PBS11を透過した光は透過型液晶パ
ネル4で変調された後、PBS12によって特定の偏光
成分S'波(又はP'波)のみを透過し、それと直交する
成分P'波(又はS'波)を光路外に反射する。従って、
不要な偏光成分光は光路外に反射されるので熱となら
ず、熱負担を大幅に軽減することができる。
4−194978号公報に記載されたもののように、プ
リ偏光板8,9を追加した場合、出射側偏光板5を透過
型液晶パネル4から離した構造とし、両者の間にプリ偏
光板9を配置する必要があるが、このとき、プリ偏光板
9の入射面での反射光が透過型液晶パネル4(出射側に
は遮光格子がない)内の電気回路へ直接入射するため、
透過型液晶パネル4の駆動に不具合を起こし、高輝度化
には対応できないという問題があった。
出射面に貼り付けた場合も、出射側偏光板5での戻り光
(反射光)が透過型液晶パネル4に入射するため、同様
の問題が生じる。
開平7−301801号公報等に記載されたもののよう
に、入射側偏光板3の前にPBS10を配置し、両者を
併用した場合、高輝度化の妨げとなっていた入射側偏光
板3の熱負担を軽減し、さらなる高輝度化が可能となる
が、高輝度化のための光量アップはそのまま出射側偏光
板5の熱負担増となるという問題があった。
熱負担を軽減するためには、冷却ファン7の回転数を増
加する必要があり、この場合、装置の大型化及び騒音の
増加を招来するという問題があった。
特開平7−306405号公報に記載されたもののよう
に、偏光板を使用しないでPBS11,12を用いた場
合、PBSの特性が平行度の高い光束に対しては高い偏
光度を持つが、平行度の低い光束に対しては偏光板より
偏光度が劣るので、通常液晶プロジェクターに適用した
とき、コントラストの低下を招来するという問題があっ
た。
が光路軸に対して垂直に配置されるので、透過型液晶パ
ネル4の後に配置されるPBS12の入射面での戻り光
(反射光)が透過型液晶パネル4に入射し、不具合を生
じるという問題もあった。
れたものであり、透過型液晶パネルへの戻り光を発生す
ることなく、出射側偏光板の熱負担を軽減することがで
きる液晶プロジェクターを提供することを目的とする。
明に係る液晶プロジェクターは、光源からの出射光を強
度変調して透過させる透過型液晶パネルと、該透過型液
晶パネルの透過光を2つの直交偏光に分離して、一方の
直線偏光を透過し、他方の直線偏光を反射する偏光分離
素子と、該偏光分離素子で分離された一方の出力光をス
クリーン上に拡大投射する投射レンズとを備えた液晶プ
ロジェクターであって、前記偏光分離素子は、入射面を
光路軸に対して略45゜傾斜した状態で配置されたもの
である。
偏光板との間には、入射面を光軸に対して略45゜傾斜
した状態で偏光分離素子を配置しているので、偏光分離
素子の入射面での戻り光が透過型液晶パネルに入射する
のを防ぎつつ、不要成分を光路外に放射して出射側偏光
板の熱負担を軽減することができ、高輝度化、小型化、
低騒音化、長寿命化を実現することが可能となる。
ジェクターは、前記請求項1に記載の液晶プロジェクタ
ーにおいて、前記偏光分離素子は、くの字形状に配置さ
れた複数の入射面からなるものである。
偏光板と間の距離を短くすることができるため、より一
層の小型化を実現することが可能となる。
ーの第1実施形態を、図1とともに説明するが、上記従
来例と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。ここで、図1は本実施形態の液晶プロジェクターの
概略構成を示す側面説明図である。
に示すように、透過型液晶パネル4と出射側偏光板5と
の間に、出射側偏光板5と同一の透過軸を有する反射型
偏光性フィルム(以下、DBEF;Dual enha
ncement filmと称す)21を、光路軸に対
して45゜傾斜した状態で配置している。
ターにおいて、入射側偏光板3を透過したS波は、透過
型液晶パネル4で画像信号に応じて変調された後、DB
EF21によって出射側偏光板5で吸収される偏光成分
P'波が光路外に反射される。DBEF21を透過した
偏光成分S'波の大部分は、出射側偏光板5を透過した
後、投射レンズ6によりスクリーン(図示せず)上に投
影される。
は、DBEF21によって光路外に反射されるので、ほ
とんどなくなり、出射側偏光板5の熱負担を軽減するこ
とができる。また、DBEF21の入射面(反射面)
は、光路軸に対して45゜傾斜しているので、ここでの
反射光が戻り光となって透過型液晶パネル4に入射する
ことはなく、該透過型液晶パネル4の誤動作の発生を防
止することができる。
実施形態を、図2とともに説明するが、上記第1実施形
態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。ここで、図2は本実施形態の液晶プロジェクターの
概略構成を示す側面説明図である。
に示すように、上記第1実施形態におけるDBEF21
に代えて、入射面(反射面)が光路軸に対して45゜傾
斜した状態で配置されたPBS31を設けている。
ターにおいて、入射側偏光板3を透過したS波は、透過
型液晶パネル4で画像信号に応じて変調された後、PB
S31によって出射側偏光板5で吸収される偏光成分
P'波が光路外に反射される。PBS31を透過した偏
光成分S'波の大部分は、出射側偏光板5を透過した
後、投射レンズ6によりスクリーン(図示せず)上に投
影される。
は、PBS31によって光路外に反射されるので、ほと
んどなくなり、出射側偏光板5の熱負担を軽減すること
ができる。また、PBS31の入射面(反射面)は、光
路軸に対して45゜傾斜しているので、ここでの反射光
が戻り光となって透過型液晶パネル4に入射することは
なく、該透過型液晶パネル4の誤動作の発生を防止する
ことができる。
3実施形態として、図3に示すように、上記第1実施形
態における1平面形状のDBEF21に代えて、それぞ
れ光路軸に対して45゜傾斜した2つの入射面を有する
くの字形状のDBEF41を設けても良い。
41を設けているので、上記第1実施形態に比べて、透
過型液晶パネル4と出射側偏光板5と間の距離を短くす
ることができるため、液晶プロジェクターをより一層小
型化することが可能である。
プロジェクターは、出射側偏光板5の熱負担を軽減し
て、長寿命化することが可能となるばかりでなく、高輝
度化を図ることができるとともに、冷却ファンの出力を
下げることができ、小型化,低騒音化を実現することが
可能となる。
た偏光変換素子21,31,41の入射面は光路軸に対
して45゜傾斜しているので、戻り光が透過型液晶パネ
ル4に入射するのを防ぐことができる。さらに、透過型
液晶パネル4の入射側及び出射側には偏光板3,5を用
いているので、偏光板を使用しない従来例に比べて、コ
ントラストの低下も抑制することが可能である。
ロジェクターは、上記のような構成としているので、偏
光分離素子の入射面での戻り光が透過型液晶パネルに入
射するのを防ぎつつ、不要成分を光路外に放射して出射
側偏光板の熱負担を軽減することができ、高輝度化、小
型化、低騒音化、長寿命化を実現することが可能とな
る。
ジェクターは、透過型液晶パネルと出射側偏光板と間の
距離を短くすることができるため、より一層の小型化を
実現することが可能となる。
概略構成を示す側面説明図である。
概略構成を示す側面説明図である。
概略構成を示す側面説明図である。
面説明図である。
す側面説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 光源からの出射光を強度変調して透過さ
せる透過型液晶パネルと、 該透過型液晶パネルの透過光を2つの直交偏光に分離し
て、一方の直線偏光を透過し、他方の直線偏光を反射す
る偏光分離素子と、 該偏光分離素子で分離された一方の出力光をスクリーン
上に拡大投射する投射レンズとを備えた液晶プロジェク
ターであって、 前記偏光分離素子は、入射面を光路軸に対して略45゜
傾斜した状態で配置されたことを特徴とする液晶プロジ
ェクター。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の液晶プロジェクタ
ーにおいて、 前記偏光分離素子は、くの字形状に配置された複数の入
射面からなることを特徴とする液晶プロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25018697A JP3274824B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 液晶プロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25018697A JP3274824B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 液晶プロジェクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184368A JPH1184368A (ja) | 1999-03-26 |
JP3274824B2 true JP3274824B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17204100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25018697A Expired - Fee Related JP3274824B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 液晶プロジェクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274824B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4114194B2 (ja) * | 1998-10-29 | 2008-07-09 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2007316564A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-12-06 | Seiko Epson Corp | プロジェクタ |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25018697A patent/JP3274824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1184368A (ja) | 1999-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1998053364A1 (fr) | Element modulateur de lumiere et ecran de projection | |
JP4956887B2 (ja) | 投写光学装置及びそれを用いた画像表示装置 | |
JPH11305337A (ja) | 背面投写型表示装置 | |
US8308300B2 (en) | Color separation optical system and image projection apparatus | |
JP2008299258A (ja) | プロジェクション装置 | |
US6575578B2 (en) | Projector | |
JP2671261B2 (ja) | 液晶デバイス及び投写型液晶表示装置 | |
US8827457B2 (en) | Projector | |
JP3274824B2 (ja) | 液晶プロジェクター | |
US6853363B2 (en) | Projection type image display apparatus | |
JP3972701B2 (ja) | 光学ユニットおよびそれを用いた投写型映像表示装置 | |
US8182101B2 (en) | Illumination optical system having the longest air interspace distance between a first and a second optical unit where a specific condition is satisfied for the optical system | |
JP2002090874A (ja) | 光学装置およびそれを用いた投射型表示装置 | |
JP4172532B2 (ja) | 投射型液晶表示装置 | |
JP4125631B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
WO2022037416A1 (zh) | 光回收组件及投影装置 | |
CN220171390U (zh) | 光学系统和投影设备 | |
JP2004198596A (ja) | 偏光板及びプロジェクタ | |
JP2004205858A (ja) | 液晶プロジェクション装置 | |
JP3428189B2 (ja) | 液晶表示用光源装置 | |
JP5066802B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP2000105360A5 (ja) | ||
US20080007660A1 (en) | Image display device | |
JP2004198583A (ja) | 偏光板及びプロジェクタ | |
JP2000105360A (ja) | 投射型表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080201 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |