JP3274293B2 - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JP3274293B2
JP3274293B2 JP24817094A JP24817094A JP3274293B2 JP 3274293 B2 JP3274293 B2 JP 3274293B2 JP 24817094 A JP24817094 A JP 24817094A JP 24817094 A JP24817094 A JP 24817094A JP 3274293 B2 JP3274293 B2 JP 3274293B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号処理装置に係り、
詳しくは、例えば、構内高速用モデム等に用いる端末イ
ンタフェース(DTE−DCEインタフェース)、また
は、複雑な処理を行うものの、入力信号のビット数は少
なく、かつ、本質的に必要なレジスタのビット数も少な
いシステム、例えば、構内高速データ伝送用装置、CA
TV網用高速データ伝送装置、ディジタルVTR等の信
号処理装置に関する。
【0002】高速データをサポートできる装置には、接
続用コネクタとして、ITU−T勧告のV.28以外にV.35
/X.21 のコネクタのサポートが要求されている。このた
め、例えば、構内高速モデムにおいては、上記の3種の
コネクタを標準整備する必要がある。これらのシステム
においては、高速且つ複雑な信号処理を低コストで実現
することが要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来例に係る端末インタフェースを図2
6に示す。同図に示すように、従来技術にあっては、異
なるインタフェース条件で作動する複数のデータ端末装
置と接続する複数チャネル数個のコネクタ901 〜90
3と、当該コネクタと接続し、送受信信号のレベル変換
を行う複数チャネル数個のドライバ・レシーバ部911
〜913 とを有し、当該ドライバ・レシーバ部91 1
913 は各々別個の通信回線に接続されているものであ
る。
【0004】また、各通信回線には、端末装置と一対一
のモデムが各々設けられている。さらに、従来例に係る
信号処理装置では、システムで要求される信号処理の機
能を、各機能毎に、別個にハードウェアによって実現し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上説明したよ
うに、第一の従来例に係る信号処理装置である端末イン
タフェースにあっては、異なるインタフェース条件で作
動する複数の各データ端末装置に対しては、従来では、
各々別個の通信回線及びモデム等を用意して接続してい
た。そのため、装置の種類を増やす場合には、別個の回
線の設備や切替えスイッチ等の関連する装置を、新たに
設ける必要があり、コストが増えるという問題点を有し
ていた。
【0006】また、従来例に係る信号処理装置にあって
は、前述したように、システムで要求される信号処理の
機能を、各機能毎に、別個にハードウェアによって実現
していた。そのため、信号処理機能の増大とともに、部
品点数が増加し、装置コストが増えるとともに、装置に
よって処理される信号の処理品質が低下するという問題
点を有していた。さらに、部品点数が増大するため、信
号処理の速度も遅くなるという問題点を有していた。
【0007】そこで、本願発明は、第一には、複数の異
なるインタフェース条件にしたがうデータ端末装置を、
回線や切替えスイッチ等の関連装置を必要とせずに共有
回線と接続することができて、関連する装置の開発の必
要もなく、装置の小型化及び低コスト化に寄与し、各種
のインタフェース条件をもつ装置の種類の増加を容易
に、かつ安価に行うことのできる端末インタフェースを
提供することを目的としたものである。
【0008】第二には、複雑な処理を行うものの、入力
信号のビット数は少なく、かつ、本質的に必要なレジス
タのビット数も少ないシステム(利用分野もデータ伝送
に限らず)の信号処理や部品点数の削減を含めてシステ
ムのコストの大幅な低減を図り、部品点数の減少に伴う
装置品質の大幅な改善、処理速度を低下させることな
く、信号処理機能の増大を安価に実現することを目的と
してなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、第一の発明は、図1に示すように、異なるイ
ンタフェース条件で作動する複数のデータ端末装置と接
続する複数チャネル数分のコネクタ101 〜10n と、
当該コネクタと接続されて送受信信号のレベル変換を行
う複数チャネル数分のレベル変換部111 〜11n と、
前記複数チャネル数分に対する直流分岐機能を有する直
流分岐部12とを有し、データ端末装置と回線終端装置
との間の接続制御を行うものである。
【0010】ここで、「インタフェース条件」とは、例
えば、実施例に示すように、ITU−T勧告V.28、V.35
又はX.21等で規定されるようなハードウェアに関する物
理的条件のみならず、電気的条件又は論理的条件をも含
む。
【0011】また、V.28は、不平衡複流相互接続回路の
電気的特性に関するものであり、V.35は60〜108kHz群帯
域回線を用いる48kbpsデータ伝送に関するものであり、
X.21は公衆データ網で同期運転するDTE,DCEの汎
用インタフェースに関するものである。「レベル変換
部」はインタフェース変換部に相当し、実施例に示すよ
うに、ドライバ、レシーバに相当する。「直流分岐機
能」は送信データの集線、受信データの分配を実現する
機能をいう。
【0012】第二の発明は、図2に示すように、処理に
必要とするビット数が所定ビット数以下のレジスタ部1
3を有する装置であって、前記レジスタ部13の出力信
号又は当該装置への入力信号をアドレス信号として入力
し、前記レジスタ部13への入力信号を出力信号の一部
とするROM14を有するものである。
【0013】ここで、「所定ビット数」とは、前記RO
Mの最大アドレス番号を指定することができる最大ビッ
ト数以下である。通常当該所定ビット数は約16ビット程
度である。「レジスタ部」は、単一のレジスタに限られ
ず、複数の各種のレジスタを含むものであっても良い。
但し、レジスタは本質的に必要なものに限る。「RO
M」、即ちRead Only Memoryは読出専用メモリである。
本質的に必要なレジスタ部システムとして、本質的に要
求されているビット情報を格納するためのレジスタ部で
ある。
【0014】第三の発明は、図3に示すように、処理に
必要とするビット数が所定ビット数以下で、システムク
ロックに従って作動するレジスタ部15を有する装置で
あって、前記レジスタ部の出力信号又は当該装置への入
力信号をアドレス信号として入力し、前記レジスタ部へ
の入力信号を出力信号の一部とするROM16と、当該
装置への入力信号をシステムクロックに従って保持する
入力信号ラッチ回路17と、前記ROMからの出力信号
をシステムクロックに従って保持する出力信号ラッチ回
路18とを有するものである。
【0015】ここで、「システムクロック」とは、シス
テムが必要とする動作クロック(サンプリングクロッ
ク)をいい、このクロックに従い入出力内容及び各レジ
スタの内容更新が実施される。
【0016】さらに、第四の発明は、図4に示すよう
に、処理に必要とするビット数が所定ビット数以下で、
システムクロックに従って作動するレジスタ部19を有
する装置であって、前記レジスタ部の出力信号又は当該
装置への入力信号をアドレス信号として入力し、前記レ
ジスタ部への入力信号を出力信号の一部とするととも
に、選択信号によって、アドレス信号に対応するメモリ
領域が切り換えられるROM20と、当該装置への入力
信号をシステムクロックに従って保持する入力信号ラッ
チ回路21と、選択信号に基づいて、選択信号に基づい
て、前記装置への入力信号の中から、前記ROMに対す
るアドレス信号を選択する選択回路22と、選択信号に
よる選択があると、前記ROMからの出力信号をシステ
ムクロックに従って保持する出力信号ラッチ回路231
〜23m とを有するものである。
【0017】本発明は、ROMに対するI/O(入出
力)の拡張を図るものである。尚、図4には、選択回路
22を入力信号ラッチ回路21のROM20の反対側に
設けているが、選択回路をROM20側に設けるように
しても良い。この場合には、入力信号ラッチ回路を選択
回路の前に複数設ける必要がある。
【0018】
【作用】第一の発明にあっては、図1に示すように、イ
ンタフェース条件の異なる各端末装置からの各コネクタ
101 〜10n を介しての送信信号は前記レベル変換部
111 〜11n によって、例えば、実施例に示すよう
に、TTLレベルの信号に変換され、前記直流分岐部1
2によって集線する。
【0019】一方、回線側からの受信信号は前記直流分
岐部12によって、各コネクタ10 1 〜10n を介して
各端末装置に分配される。そのため、本発明に係る信号
処理装置には、切替えに伴うスイッチは不要である。
【0020】続いて、第二の発明にあっては、図2に示
すように、入力信号が当該信号処理装置に前記ROM1
4のアドレス信号として入力される。すると、当該アド
レス信号で指定されるメモリ領域に格納されているデー
タが当該ROM14から出力され、当該出力信号の一部
はシステムへ出力されシステムの出力信号として用いら
れるとともに、他の一部又は残り全部は本質的に必要な
前記レジスタ部13への入力信号として用いられる。
【0021】第三の発明にあっては、図3に示すよう
に、システムクロックに従って、入力信号ラッチ回路1
7及び出力信号ラッチ回路18にある入出力内容及びレ
ジスタ部15にある各レジスタの内容更新が実施され
る。本例は同期式に対応する。
【0022】第四の発明にあっては、図4に示すよう
に、選択回路22を設けることによって、選択信号によ
って、複数の信号線の中から、ROMのアドレス信号と
して用いる信号線を選択して、ROMにアドレス信号を
与える。
【0023】その際、前記選択信号によって、選択され
たアドレス信号線に対応するROM中の該当するメモリ
領域が選択される。同様にして、出力された信号は、や
はり前記選択信号によって選択された該当する出力信号
ラッチ回路231 〜23m に保持される。これによっ
て、ROMを指定するアドレス値が拡張され、I/Oを
拡張して、ROMのメモリ領域を無駄なく効率良く利用
することができる。
【0024】
【実施例】続いて、本発明の実施例について、図面に基
づいて説明する。第一の実施例について図5及び図6に
基づいて説明する。
【0025】本実施例に係る信号処理装置である端末イ
ンタフェース(DTE−DCEインタフェース)は、図
5に示すように、異なるインタフェース条件で作動する
複数の端末装置に各々接続する複数チャネル分(ここで
は3チャネル)のコネクタ241 〜243 と、当該コネ
クタ241 〜243 と各々接続し、送受信信号のレベル
変換を行う複数チャネル数分のレベル変換部(ドライバ
・レシーバ)251 〜253 と、前記複数チャネル数分
に対応する直流分岐機能を有する直流分岐部26とを有
し、データ端末装置(DTE)とモデム等の回線終端装
置(DCE)との間の接続制御を行うものである。
【0026】さらに、前記信号処理装置の要部を図6に
詳細に示す。前記レベル変換部251 〜253 は各々レ
シーバ321 〜323 ,341 〜343 及びドライバ3
1 〜333 を有する。ここで、RS信号は送信要求を
示す信号であり、端末装置が送信を行う場合には必ずこ
の信号をオンとされる。RD信号は受信データ及びSD
信号は送信データを示す信号である。
【0027】前記直流分岐部26には、同図に示すよう
に、前記RS信号を監視し、RS信号がオン状態か否か
を検出し、RS信号が1つでもオンになるとRS信号を
オンにした端末のアドレスを付してSD/RD制御部2
8に信号を送るRS検出部27と、RS検出部27の検
出結果に基づいて、RS信号がオン状態となった唯一の
端末装置については、ゲートを開いた状態とし、他の端
末装置のゲートを閉じて、送受信不能とするSD/RD
制御部28と、当該SD/RD制御部28によって開閉
されるAND素子301 〜303 ,311 〜313 と、
インタフェースとの結合の制御を行う結合制御部29と
を有する。
【0028】ここで、当該結合制御部29によるインタ
フェースの結合の制御とは、以下に示す制御である。 V.28端末装置、V.35端末装置、及びX.21端末装置か
らのRS信号を論理ORで回線側に提供する。又は、R
S信号の優先制御を実施し、RS信号が最初に上がった
ポートを優先させて、回線側に提供させる。
【0029】 回線側からのRD信号を、そのまま、
前記V.28端末装置、V.35端末装置、X.21端末装置の各ポ
ートへ提供する。 V.28端末装置、V.35端末装置、及びX.21端末装置から
のSD信号を第項に従い回線側へ提供する。
【0030】本実施例によると、前記RS検出部27が
RS信号を監視し、RS信号が1つでもオンになると、
RS信号をオンにした端末のアドレスを付して前記SD
/RD制御部28に信号を送る。これによって、制御部
はゲート選択信号を出力する。例えば、V.28端末装置が
RS信号をオンとすると、出力S1 を“1”とし、それ
以外のS2 及びS3 は“0”として、ゲート301 及び
311 を開き、ゲート302 ,303 ,312 ,313
を閉じる。これによって、RSをオンにしたV.28端末装
置以外の端末装置のSD及びRD線1レベルに抑えら
れ、通信不能になる。また、1レベルにするのは、SD
線のみであっても良い。
【0031】以上の説明から明らかなように、本実施例
によると、各インタフェース条件の異なる他端末装置の
誤った信号がセンタ等とつながった回線上へ送られるこ
とはなく、又、他端末へ不必要な情報を送るともなく、
端末装置間の信号で混信することもなく、1端末装置の
障害が他端末装置へ悪影響を与えることもない。尚、以
上の例では3種類の端末装置に関しての直接分岐につい
て述べたが、3種類に限られない。また、同種類の端末
装置が一部混在しても良い。
【0032】続いて、128kbpsの構内モデムを例
として、信号処理装置に関する第二の実施例について説
明する。図7に第二の実施例に係る送信部を示す。
【0033】図7に示すように、本実施例に係る送信部
は、入力データをランダム化して、受信側でのタイミン
グ再生を容易にするためのスクランブル等価回路(SC
R、スクランブラ)50及びスクランブラ50のシリア
ル出力をパラレル(2biti/Bauds) に変換するS/P変換
回路51と、グレイコード(Gray Code) を自然コード(N
atural Code)に変換するG/N変換回路52及び回線上
で位相回転が生じても受信側で正しくデータが再生でき
るように送信側で90°位相和分を行う和分等価回路53
と、送信側4 値の信号点を発生させる信号点発生回路5
4と、4 値の信号を疑似8相として受信側のタイミング
再生を容易なものとする45°の位相回転を与える45°
回路55及び同時にサンプリング周波数を16倍に拡大す
るROF(ロールオフフィルタ)56と、256kHzキャリ
アでの変調を行う変調回路57と、ディジタル信号をア
ナログ信号に変換するD/A回路58と、送信側でのレ
ベル調整用のATT等価回路59と、リセット型のDigi
tal-Phase locked loop の位相同期回路であって外部か
ら入力されたシステムクロック128kHzの信号に位相同期
するリセット型D−PLL回路60とを有する。
【0034】尚、本実施例では、伝送方式としては、P
SK(Phase Shift Keying,位相変調)方式により、伝送
を行う。この方式では、符号間干渉なしで、最も高速に
伝送することができる。
【0035】以上の、各回路及び全回路について本発明
に係る信号処理装置を適用する。但し、ビット数が大な
る処理に関しては、ROMでは対処しにくく得意としな
いので、個別ハードウェアで実現しても、さほど、ハー
ド規模が拡大しない場合には、個別ハードウェアで実現
する。したがって、前記送信部の例では、前記スクラン
ブル等化回路50、前記S/P変換回路51、前記G/
N変換回路52、和分等価回路53、信号点発生回路5
4、45°回路55、ROF56、及び変調回路57に
ついて適用し、D/A回路58、ATT(アッテネー
タ)回路59、及びD−PLL回路60については対象
外とし、個別ハードウェアで実現している。
【0036】ここで、図7に示した送信部の全体的な動
作について説明する。入力された送信データSDは、S
CR回路(スクランブラ、スクランブル等価回路)50
に入力され、ランダム化された後、S/P(シリアルto
パラレル)変換回路51によって、シリアルデータから
パラレルデータ(2ビット/Bauds)に変形される。
【0037】この後、G/N(Gray /Natural)変換回路
52により、グレイコード(Gray Code) から自然コード
(Natural Code)に変換される。さらに、和分等価回路5
3により、位相和分される。この後2 ビットデータから
4 値の信号点を発生させる。
【0038】次に、受信側でのタイミング再生を容易に
するため、疑似8相回路によって、4 値を8 値とする。
この後、変調回路57によって変調し、D/A変換によ
って、Digital 信号からAnalog信号に変換し、ATT回
路59を経由して、回線上にアナログ信号として送出す
る。
【0039】リセット型D−PLL回路60とは、図7
に示した外部ST1 信号に同期した各種システムサンプリ
ングクロックを生成するものである。尚、図7中、OS
Cはシステム用マスタクロックであり、回路動作には不
可欠である。以上の動作の概略は、ITU−T勧告V.26
bis 及びV.27bis の規定と同様の概要である。
【0040】以下、第二の実施例に係る前記送信部を構
成する各回路について説明する。図8には、第二の実施
例に係るスクランブル等価回路を示す。スクランブル等
価回路50は、入力データをランダム化するための回路
であり、受信側でのタイミング再生を容易なものとする
ために設けられている。詳細は、ITU−T勧告V.29等
に規定されている。
【0041】図8(a)は、本実施例によって、代替し
ようとするスクランブル等価回路50であって、当該ス
クランブル等価回路50は、タップ付き遅延線からなる
レジスタ部50aと、排他的論理和(EOR)素子から
なる演算部50bからなる。
【0042】ここで、各遅延回路の遅延時間は1/128kHz
( 秒) である。また、1+X -18+X -23 はV.29等で用いら
れるものである。入力データはX -18 とX -23 との排他
的論理和によって、スクランブルデータを出力するとと
もに、結果をX -1に入力する。これによって、ランダム
化を実現することができる。
【0043】図8(b)は、本質的に必要とするレジス
タ部50cと、代替されたROM50dを示す。ここ
で、「本質的に必要とするレジスタ部」とは、必要最小
限の個数の各種レジスタから構成されるレジスタ部をい
う。また、レジスタ部50cとレジスタ部50aとは全
く同一であり、演算部50bとROM50dとも機能的
に全く同一である。
【0044】したがって、全体的に同図(b)を同図
(a)に等価変換したものである。要するに、図8は、
同図(a)の基本のオリジナル等価回路を、同図(b)
に示すようなレジスタ+ROM方式に変換したものであ
る。図8(b)のROM50dの入力は、SD信号とX
-18 の出力及びX -23 の出力である。ROM50dの出
力は、スクランブラの出力となる。ROM50aの内容
はEORの論理和となる。
【0045】図9には、第二の実施例に係るS/P及び
G/N変換回路を示す。S/P変換回路は、スクランブ
ル等価回路のシリアル出力をパラレル(2bit/Baunds) に
変換するための回路である。ここでは、128kbps のシリ
アルデータを64kBのパラレルデータに変換するものであ
る。G/N変換回路は、グレイコード(Gray code) から
自然コード(natural code)に変換するための回路であ
る。詳細は、ITU−T勧告V.26に規定されている。
【0046】図9(a)には、本実施例によって、代替
しようとするS/P変換回路51及びG/N変換回路5
2を示す。図9(b)は、本実施例によって、代替しよ
うとする同図(a)の合成回路であって、タップ付き遅
延線(遅延時間は1/64kHz(秒) )からなる本質的に必要
とするレジスタ部61aと、代替されたROM61bと
を示す。
【0047】図10には、第二の実施例に係る和分等価
回路を示す。和分等価回路53は、90°位相回転の保護
のための位相和分回路である。回線上で位相回転が生じ
ても、受信側で正しくデータが再生できるように送信側
で90°の位相和分を行うものである。詳細は、ITU−
T勧告V.26に規定されている。
【0048】図10(a)には、本実施例によって、代
替しようとする和分等価回路を示す。タップ付き遅延線
53a(遅延時間は1/64kHz(秒) )と和分テーブル53
bからなる。同図(b)には、本実施例に係るROM5
3cによって代替された回路を示す。したがって、同図
(a)と同図(b)とは機能的には全く同一である。単
に、図(a)を、レジスタ+ROMの方式に等価変換し
たものである。和分テーブルの内容とROM53cの内
容とは機能的に同一である。
【0049】図11は、第二の実施例に係る信号点発生
回路54及び疑似8相回路55を示す。図11(a)
は、信号点発生回路54を示す。信号点発生回路54は
送信のオリジナル信号点の発生回路である。ここでは、
送信側4 値の信号点を発生する。
【0050】図11(b)は、疑似8相の位相回転回路
55を示す。疑似8相の位相回転回路は45°回路とも
いい、4値の信号を疑似8相とするために、45°の位
相回転を与えるものであり、疑似8相とすることで、受
信側のタイミング再生を容易なものとするものである。
尚、図中、符号55aは乗算回路を示す。
【0051】図11(a)の信号点発生回路54は、入
力データが2bitに対して、ROMテーブル(信号点テー
ブル)によって4 値の信号点を出力する。但し、8相の
位相回転を追加しているので、入力データ4値を8相位
相情報によって回転し、出力データ(8値)を出力す
る。図11(a)と同図(b)とは機能的には同一であ
るが、同図(b)はROM+レジスタ方式で実現されて
いる。
【0052】ここで、図11(b)に示す「8相情報」
とは、半径1のベクトル情報であって、0°の位置から
順次45°単位で順番に割り振られた45°ずつのシフ
ト情報であり、3bitの情報であって、その値が位相回転
量を示す。当該8相情報は、入力信号点に乗算される。
例えば、入力データが90°単位で半径1に割り振られた
4値である場合には、8相情報を乗算することによっ
て、45°単位で割り振られた8値が出力される。
【0053】図12は、第二の実施例に係るROF等価
回路を示す。ROFはロールオフフィルタ回路であり、
100%のCOS2 ROFである。ここでは、同時にサンプ
リング周波数を16倍に拡大する。
【0054】図12(a)には、ROFフィルタ応答特
性を示す。図12(b)には、本実施例によって、代替
しようとするROF回路56を示す。当該ROF回路5
6には、タップ付遅延線(遅延時間は1個の遅延回路当
たり1/1024kHz(秒) )からなる回路56aと、乗算回路
56c及び加算回路56dからなる演算部56bとを有
する。
【0055】当該ROF回路56は通常のトランスバー
サルフィルタである。図中、T/16は、ボーレートの1/16
のタップ遅延線を示し、c1〜c31 はトランスバーサルフ
ィルタのタップ係数値を示す。入力信号は先程の8 値の
情報(3bit)が入力され、出力としては、フィルタ出力の
実部及び虚部の両方を出力する。
【0056】図12(a)はフィルタのインパルス応答
を示したものであり、この時間応答が図12(b)のト
ランスバーサルフィルタのタップ係数値そのものとな
る。ここで、同図(c)には、本質的に必要とするレジ
スタ部62aと、ROM62bとによって代替されたR
OF回路62を示す。図12(b)は、通報のトランス
バーサルフィルタを示す。
【0057】図12(c)において、3 bit のレジスタ
には、具体的には、“000 ”、“001 ”、“010 ”、
“011 ”、“100 ”、“101 ”、“110 ”、“111 ”の
値が記憶される。入力情報は、シンボル単位(1/64kHz)
が取り込まれ、1/64kHz の単位でレジスタに入力され
る。従って、同図(b)のT/16には、1/64kHz に1 回だ
け、3bit情報が入力され他の時間帯には“0 ”が入力さ
れる。ROM62bへ入力するPH信号は、位相情報で
あり、ボーレイトは64kHz 、サンプリングレートは1024
kHz で考えられているため、ボーレイト単位で16の情報
(4bit 情報) が必要となる。
【0058】図13には、第二の実施例に係る変調回路
57、ATT等価回路58及びD/A出力スペクトラム
を示す。図13(a)には、変調回路57を示す。変調
回路とは送信部変調回路であり、ここでは、256 kHz キ
ャリアでの変調回路である。
【0059】ここでの入力データは、図12(b)の出
力X,Y、8bit 情報×2 =16 bitの情報である。PH
とはサンプリング1024kHz に対して、ボーレイト64kHz
のため、この間の位相情報を示すものである。
【0060】図13(a)中、COS + jSIN はキャリア
周波数を示す。本実施例でのモデムではキャリア周波数
が256kHzのため、256kHzで回転する単一円のベクトル情
報となる。また、図13(b)には、ATT等価回路を
示す。ATTは送信部アッテネータであって、送信側の
レベル調整のためのものである。
【0061】ここで、ATT情報とは、送信レベルを決
定するための情報である。本実施例では、0 〜15dBの1d
B 単位で16通りとなり、4bitの情報となる。また、送信
ATTは15 dB で約 2.5 bit、D/A誤差が 6 dB で約
1.0 bitで、ピークファクターは 12 dBで約 2.0 bit
で、信号S/NはEYE 25 %は12 dB で約2.0 bit
で、計 51 dBで約 8.5 bit(≒9bit)である。
【0062】ATT等価回路を同図(b)で実現した場
合には、入力データとして最低9 bit は必要である。し
かし、本実施例では、D/Aの精度が8bitしかとれない
ため、ATT回路はアナログのハードウェアで実現して
いる。
【0063】図13(c)には、D/A出力スペクトラ
ムを示す。図14には、第二の実施例に係る各種回路が
接続した回路についてROMによって代替させた場合を
示す。本例では、各種回路として、スクランブル等価回
路、S/P変換器、和分等価回路、信号点発生回路、R
OF、45°回路、及び変調回路を接続したものであ
る。
【0064】図中、符号64はレジスタ部で、符号65
はROM部である。入力ラッチ回路63及び出力ラッチ
回路66はハードウェアで構成されている。ROM65
の内容は、スクランブル回路のEOR回路、S/P変換
回路、和分回路、信号点発生、ROFのフィルタ係数、
変調用キャリア周波数、及び、変調機能を示す。
【0065】このように、図14に示す回路は、図7〜
図13に示す細部の全て、即ち、複数の機能をもつ回路
または、各種の機能をもつ回路を複数接続した回路であ
っても、レジスタ部64とROM65とで、構成するこ
とによって、代替することができることを示す。尚、A
TT回路はビット情報が多く、S/N的に適切ではない
ため、個別ハードで実現する。これは、個別ハード規模
も小さいからである。
【0066】その他、D/A、PLL回路も同様にハー
ドウェアで実現する。ここで、PLL回路は、位相同期
回路(phase locked loop)を示す。外部より入力された
システムクロック(128kHz)に位相同期するための回路で
ある。尚、フェーズ信号は計7 bit もいらないはずなの
で要時間軸の処理を分析し削減する。
【0067】図15には、本実施例での送信スペクトラ
ム及び復調スペクトラムを示す。図15(a)に示す送
信のアナログ信号の送信スペクトラムでは、帯域外減衰
用は20.5 dB となり、この場合には、4次のLPF(27.
4dB)とする。
【0068】また、図15(b)は、同図(a)の送信
信号を256kHzの中心キャリアで復調したものであって、
復調後のスペクトラムを示す。復調後には、256kHzキャ
リアによる和信号(512kHz)と差信号(0kHz)のベースバン
ド信号とに分離される。和信号(512kHz)は不要な信号の
ためLPFにより除去される。
【0069】20.5dBは、4値のアイ(EYE)パターン
で、15dBがエラー限界信号なので、この点から約6dB 下
げる(EYE開口率は1/4=25%)ことから算出される。また、
同図(b)に示す復調スペクトラムにおけるLPFロス
は3*20log(448/64)=50.7 dB>24 dB であれば問題がな
い。この場合には、二次のLPF(33.8dB)でも良い。
【0070】以上説明したように、第二の実施例にあっ
ては、大半の等価回路で、又は各種の等価回路が接続さ
れた回路において、ROMによって置き換え可能であ
る。また、以上の実施例にあっては、純粋なハードウェ
ア(ROM+レジスタ部)によって実現しているため、
素子の許す限り、高速化に対応することができる。
【0071】特に、ROM/RAMのメモリは日進月歩
で高速化とともに大規模化がされているので、このRO
M/RAMを利用して装置を作成することは、時代の流
れに合い、コストや、供給のしやすさ、作成のしやす
さ、複雑な装置の簡略化、高速化を実現することができ
る。
【0072】次に、第三の実施例に係る受信部を図16
に示す。当該受信部は、アナログ信号を処理するための
アナログハード部70と、外部アナログについてのディ
ジタルハードGSW制御回路71と、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換部80,81と、デ
ィジタル信号を処理するDSP(digital signalproces
sor)72と、ディジタル信号を処理するディジタルハー
ド部74と、ROM及びレジスタ部73とを有する。こ
こで、アナログハード部70及びDSP72について
は、本実施例を適用しない。
【0073】前記アナログハード部70には、同図に示
すように、LEQ(Line Equalizer) &LPF75と、
GSW76と、復調回路77と、LPF二次78,79
と、を有する。ここで、前記LEQ&LPF75は、受
信側用線路等化器であって、本構内モデムのターゲット
性能はNLC2km を基準としているため、固定等化機能
としてNLC1km 相当を挿入する。また、LEQ&LP
F75は同時に受信側での外来ノイズ抑圧のため、高調
波を除去するためのLPFの構成で実現する。
【0074】さらに、前記GSW76は受信用のゲイン
・スイッチ(Gain Switch) であり、A/Dのビット数の
不足分を本回路で補う。前記復調回路77によって、バ
スバンド信号をベースバンド信号に落とす。LPF二次
78,79はA/D変換用の帯域外ノイズ除去用のもの
である。また、前記DSP72には、AGC(Automatic
gain control)82と、8相等回路83と、受信タイミ
ングを抽出し、位相の進み/遅れの情報からD−PLL
回路85を動作させるタイミング抽出回路84とを有す
る。また、前記ディジタルハード部74には、D−PL
L回路85を有する。
【0075】前記8相等回路83には、送信側で実施し
た8相位相の逆回転を行う8相位相逆回転回路と、キャ
リア自動位相制御回路(CAPC)と、受信データの判
定を行う判定回路とを有する。
【0076】さらに、前記ROM及びレジスタ部73に
は、受信データの90°位相不変を除去するため、送信側
で実施した和分回路とは逆の処理を行って元の送信信号
を得る差分回路と、N/G、P/S、デスクランブラ回
路とを有する。N/G、P/S、デスクランブラ回路
は、送信側で実施した処理と逆の処理を行う回路であ
る。
【0077】続いて、第三の実施例に係る受信部の全体
的動作について説明する。入力された信号は、LEQ&
LPF75のうちのLEQによって、メタリック線の伝
送による損失が等化される。その後、LEQ&LPF7
5のうちのLPFによって、不要な帯域外成分が除去さ
れる。前記GSW75によって、入力レベルが最適レベ
ルへのゲイン切換え(Gain Switch) が行われる.その
後、復調キャリア(256kHz) によって、実部と虚部とに
復調される。その後、LPF二次78,79によって不
要な高調波成分が除去される。A/D変換部80,81
によって、ディジタル信号に変換される。
【0078】ディジタル変換された信号は、AGC回路
82によって自動利得制御され、タイミング抽出回路8
4によって、進み/遅れの信号が抽出され、D−PLL
回路85を制御する。D−PLL回路85によってサン
プリング信号と復調キャリアが生成される。また、AG
C回路82の出力(8相信号)を4相信号に戻し、CA
PCによってキャリアの位相制御を調整し、4値の判定
結果を得る。
【0079】この後、ROM&レジスタ部73によって
位相差分、Natural/Gray変換、並直変換され、DSP
(デスクランブラ)回路によって、デスクランブラさ
れ、元の送信データRDを得る。尚、GSW制御回路に
よって、GSW制御される。また、256kHzは、本実施定
で実現したモデムの変調キャリアである。
【0080】以下、各機能のブロック図の等価回路を図
17〜図25に示す。大半の等価回路では、本発明であ
る方式による置き換えが可能である。但し、ビット数が
大なる処理に関しては、得意としていないので、個別ハ
ードで実現しても、さほど、ハード規模が拡大しない場
合には、個別ハードで実現する。
【0081】図17は、第三の実施例に係るLFQ&L
PF回路及びアナログGSW回路を示す。図17(a)
は、LEQ及びLPF回路75を示す。LEQ及びLP
F回路75は、従来のアナログ技術による受信用線等化
器(Line equalizer)及び高調波除去用LPEを示す。こ
れは、従来と同様のものを用いる。本構内モデムのター
ゲット性能は、NLC 2km を基準としているため、固定等
化機能としてNLC 1km 相当を挿入する。また、同時に受
信側での外来ノイズ抑制のため、二次のLPFの構成で
実現する。
【0082】図17(b)は、アナログGSW回路76
を示す。アナログGSW回路76は、 アナログGSW
回路76は受信用Gainスイッチであり、R1〜R5
は抵抗を示し、OPはオペアンプを示す。これも従来と
同様のものを用いる。本回路によって、A/D変換器の
ビット数不足分を補う。
【0083】図18は、第三の実施例に係るアナログ復
調回路及びLPF二次回路を示す。図18(a)は、ア
ナログ復調回路77を示し、受信用の復調回路である。
図18(b)は、LPF二次回路78を示し、受信用で
ある。この復調回路によって、バスバンド信号をベース
バンド信号に落とす。また、LPF回路はよって、A/
D変換用の帯域外ノイズ除去用LPFである。
【0084】図19は、前記DSP82に設けられた、
第三の実施例に係るAGC(Automatic gain control)等
価回路82を示す。ここで、VCA82aは電圧制御増
幅器、PWR82bはPowerを示し、符号82cは
8kHz演算部を示す。また、符号82dは二乗回路を示
し、符号82eは絶対値回路を示し、符号82fは8シ
ンボル遅延回路を示す。
【0085】図20には、第三の実施例に係るディジタ
ルハードのGSW制御回路71を示す。当該GSW制御
回路71は、受信用の前記GSWを制御するための回路
である。図20(a)は、純粋にディジタルハードウェ
アで実現するGSW制御回路を示す。図20(b)及び
図21は他の態様のGSW制御回路171,271を示
す。ここで、符号71aはリミッタ回路、符号71はn
シンボル遅延回路、符号71cは加算回路、符号71d
はT/m遅延回路を示す。
【0086】図22は、第三の実施例に係るタイミング
(TIM)抽出等価回路及びDPLL回路を示す。図2
2(a)は、タイミング抽出等価回路84を示す。タイ
ミング抽出等価回路は、受信タイミング信号を抽出する
回路である。もし、この回路をROMで代替すると、同
図(b)に示すように、ROMへの入力信号のビットが
8 + 16= 24ビットにもなり、ROMのアドレス信号とし
て指定することができるビット数を越えてしまうため、
このままでは適当でない。そこで、第四の発明を用いて
ROMのビット数を拡、するか、又は、タイミング抽出
等価回路をROMへ代替しない。図22(c)は、DP
LL回路(Digital Phase Locked Loop制御回路) を示
す。
【0087】図23は、第三の実施例に係る8相等回路
83を構成する8相位相逆転回路、CAPC回路及び判
定回路を示す。当該装置では、ビット数は、3 + 32 =35
と大きいので、ROMでは代替しない。
【0088】図24は、第三の実施例に係る差分回路、
N/G変換回路、P/S変換回路の等価回路、及びデス
クランブル等価回路を示す。図24(a)は、本実施例
によって代替しようとする差分回路、N/G変換回路、
及びP/S変換回路を合成した等価回路を示すものであ
り、符号86aは、レジスタ部で代替される部分であ
り、符号86bはROMで代替される部分である。
【0089】図24(b)は本実施例によって代替しよ
うとするデスクランブル等価回路を示すものであり、同
図(c)は、回路部分87aと回路部分87bは、同図
(c)に示すように、各々レジスタ部88aと、ROM
88bとで代替される。図25は、第三の実施例に係る
差分回路、N/G変換回路、P/S変換回路、デスクラ
ンブラ等価回路からなる回路を外部レジスタ部89aと
ROM89bで代替したものを示す。
【0090】以上説明したように、第三の実施例にあっ
ては、大半の等価回路で、又は各種の等価回路が接続さ
れた回路において、ROMによって置き換え可能であ
る。また、以上の実施例にあっては、純粋なハードウェ
ア(ROM+レジスタ部)によって実現しているため、
素子の許す限り、高速化に対応することができる。特
に、ROM/RAMのメモリは日進月歩で高速化ととも
に大規模化がされているので、このROM/RAMを利
用して装置を作成することは、時代の流れに合い、コス
トや、供給のしやすさ、作成のしやすさ、複雑な装置の
簡略化、高速化を実現することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、第一の発明にあっ
ては、直流分岐機能を設けているため、複数の異なるイ
ンタフェース条件にしたがうデータ端末装置を、切替ス
イッチなしに共有回線と接続することができる。そのた
め、複数の関連する装置を開発する必要もなく、又、直
流分岐機能はLSI化が可能であるため、装置の小型化
及び低コスト化に寄与するところが大きい。
【0092】第二の発明、第三の発明及び第四の発明に
あっては、複雑な処理を行うものの、入力信号のビット
数は少なく、かつ、本質的に必要なレジスタのビット数
も少ないシステム(利用分野もデータ伝送に限らず)の
信号処理や部品点数の削減を含めてシステムのコストの
大幅な低減を図り、部品点数の減少に伴う装置品質の大
幅な改善、処理速度を低下させることなく信号処理機能
の増大を安価に実現することができる。
【0093】より具体的には、次のような効果を奏す
る。 構内高速伝送 狭帯域での高速伝送が可能であるため、高価な光ファイ
バーケーブルを用いることなく、メタリック線を用い
て、高速伝送が可能となる。そのため、設置コストも提
言可能であるばかりでなく、設置変更も容易となる。さ
らに、狭帯域であるため、従来のベースバンド方式のメ
タリック線よりも接続可能距離を大幅に拡大可能(300
m から最大6 km(0.9φ時) に)
【0094】 CATV網用高速データ伝送装置 狭帯域の高速伝送が可能であるため、高価な皮下位ファ
イバーケーブルではなく、安価な同軸ケーブルを用い
て、高速伝送が可能である。このため、設置コストを提
言可能であり、狭帯域伝送によって、チャネル数も増大
可能である。
【0095】 ディジタルVTRへの適用 ディジタルVTRも高密度記録対応装置として、高速化
処理が必要な分野である。本分野に適用することで、安
価な装置を実現可能である。さらに、将来においては、
本発明の採用によって、PSKのみではなくITU−T
で審議中のV.34(V.fast)に準拠した最新方式も、DSP
の枠を越えて、高速化に対応可能な技術であることはい
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の原理ブロック図
【図2】第二の発明の原理ブロック図
【図3】第三の発明の原理ブロック図
【図4】第四の発明の原理ブロック図
【図5】第一の実施例に係るブロック図
【図6】第一の実施例に係る要部を示すブロック図
【図7】第二の実施例に係る送信部を示すブロック図
【図8】第二の実施例に係るスクランブル等価回路を示
す図
【図9】第二の実施例に係るS/P及びG/N変換回路
を示す図
【図10】第二の実施例に係る和分等価回路を示す図
【図11】第二の実施例に係る信号点発生回路及び疑似
8相回路を示す図
【図12】第二の実施例に係るROF等価回路を示す図
【図13】第二の実施例に係る変調回路、ATT等価回
路及びD/A出力スペクトラムを示す図
【図14】第二の実施例に係るスクランブラ等を合成し
た装置
【図15】第二の実施例に係る復調スペクトラムを示す
【図16】第三の実施例に係る受信部を示すブロック図
【図17】第三の実施例に係るLEQ&LPF回路及び
アナログGSW回路を示す図
【図18】第三の実施例に係るアナログ復調回路及びL
PF二次回路を示す図
【図19】第三の実施例に係るAGC等価回路を示す図
【図20】第三の実施例に係るGSW制御回路を示す図
【図21】第三の実施例に係るGSW制御回路を示す図
【図22】第三の実施例に係るTIM抽出等価回路及び
DPLL回路を示す図
【図23】第三の実施例に係る8相位相逆回転回路、C
APC回路及び判定回路を示す図
【図24】第三の実施例に係る差分回路、N/G変換回
路、P/S変換回路の等価回路、及びデスクランブラを
示す図
【図25】第三の実施例に係るROM処理内容を示す図
【図26】従来例に係る端末インタフェースを示すブロ
ック図
【符号の説明】
101 〜10n ,241 〜243 …コネクタ 111 〜11n ,251 〜253 ,…レベル変換部 12,26…直流分岐部 13,15,19,50c,53a,61a,62a,
64,86a,87a,88a,89a…レジスタ部 14,16,20,50d,53b,61b,62b,
65,86b,87b,88b,89b…ROM 17,21(63)…入力信号ラッチ回路(入力ラッチ
回路) 18,231 〜23m (66)…出力信号ラッチ回路
(出力ラッチ回路) 22…選択回路 29…結合制御部 321 〜323 ,341 〜343 …レシーバ 331 〜333 …ドライバ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/04 H04L 12/02 H04L 25/02 H04L 29/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理に必要とするビット数が所定ビット
    数以下のレジスタ部を有し所定の信号処理を行う機能を
    有する複数種類の信号処理用等価回路が接続された合成
    回路を有する送信データ又は受信データの信号処理を行
    う信号処理装置であって、 前記各信号処理用等価回路に、前記レジスタ部の出力信
    号又は当該装置への入力信号をアドレス信号として入力
    し、前記レジスタ部への入力信号を出力信号の一部とす
    るROMを設けた信号処理装置。
  2. 【請求項2】 処理に必要とするビット数が所定ビット
    数以下で、システムクロックに従って作動するレジスタ
    部を有し所定の信号処理を行う機能を有する複数種類の
    信号処理用等価回路が接続された合成回路を有する送信
    データ又は受信データの信号処理を行う信号処理装置で
    あって、 前記複数種類の信号処理用等価回路が接続された合成回
    路に、 前記レジスタ部の出力信号又は当該装置への入力
    信号をアドレス信号として入力し、前記レジスタ部への
    入力信号を出力信号の一部とするROMと、 前記当該装置への入力信号をシステムクロックに従って
    保持する入力信号ラッチ回路と、 前記ROMからの出力信号をシステムクロックに従って
    保持する出力信号ラッチ回路とを設けた 信号処理装置。
  3. 【請求項3】 処理に必要とするビット数が所定ビット
    数以下で、システムクロックに従って作動するレジスタ
    部を有し所定の信号処理を行う機能を有する複数種類の
    信号処理用等価回路が接続された合成回路を有する送信
    データ又は受信データの信号処理を行う信号処理装置で
    あって、 前記複数種類の信号処理用等価回路が接続された前記合
    成回路に、 前記レジスタ部の出力信号又は当該装置への
    入力信号をアドレス信号として入力し、前記レジスタ部
    への入力信号を出力信号の一部とするとともに、選択信
    号によって、アドレス信号に対応するメモリ領域が切り
    換えられるROMと、 当該装置への入力信号をシステムクロックに従って保持
    する入力信号ラッチ回路と、選択信号に基づいて、前記装置への入力信号の中から、
    前記ROMに対するアドレス信号を選択する選択回路
    と、 選択信号による選択があると、 前記ROMからの出力信
    号をシステムクロックに従って保持する出力信号ラッチ
    回路とを設けた信号処理装置。
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