JP3274105B2 - 防水パン - Google Patents

防水パン

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浩司 野村
敏之 森下
好晴 増田
和宏 富田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防水パンに係り、更
に詳しくは、床面形成板の外周側に形成されるコーナー
領域を曲面形状にしつつも、キャビネット等の設置に際
して立ち上がり部材の近傍に生じるデッドスペースを低
減することができる防水パンに関する。
【0002】
【従来の技術】近時において、浴室と、この浴室に隣接
する洗面室等が一体的にユニット化されたシステムルー
ムが普及するに至っている。これら浴室及び洗面室等の
床面側には、図4に示されるように、上部が開放する有
底箱状の樹脂製防水パンが用いられている。この防水パ
ン50は、洗面室等の床面となる床面形成板51と、こ
の床面形成板51の外周側に一体的に立設されるととも
に、壁パネルWが上面側に設置される立ち上がり部材5
2とからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな防水パン50にあっては、成形時の離型或いは脱型
の容易性等により、床面形成板51と立ち上がり部材5
2との境界となる床面形成板51の外周側に形成される
コーナー領域53が円弧状の湾曲面となっている他、立
ち上がり部材52は、上方に向って外側に次第に傾斜す
る形状となっている。これがために、壁パネルWに沿っ
てキャビネットC等を設置する際に、当該キャビネット
Cの裏面側を、壁パネルW或いは立ち上がり部材52の
内面に密着させることができず、壁パネルWとキャビネ
ットCとの間にデッドスペースが生じるという不都合が
ある。このことは、コーナー領域53を形成する湾曲面
の円弧の半径を小さくすれば解消できる場合があるが、
この場合には、製造時の離型或いは脱型を容易に行うこ
とができず、これが製造コストに反映されて製品の高騰
化を招来するばかりか、コーナー領域53に溜まった挨
や汚れ等の清掃が極めて困難になってユーザーの使い勝
手が悪くなるという別異の不都合をもたらす。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、立ち上がり部材に
沿って配置されるキャビネット等との間に生じるデッド
スペースを低減することができるとともに、床面形成板
の外周側に形成されるコーナー領域の清掃を簡易に行う
ことができる防水パンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、床面形成板の外周領域に当該床面形成板
と一体又は別体の立ち上がり部材を設けてなる防水パン
において、前記立ち上がり部材は、その下部領域に、内
面が外側に向って膨出する湾曲部と、前記湾曲部の上方
に連なる側壁部と、この側壁部の上方に設けられて壁パ
ネルを着座可能とする着座部とを備え、前記側壁部は、
内面が略鉛直面上に位置する形状に設けられる、という
構成を採っている。このような構成によれば、コーナー
領域の内面側が外側に向って膨出する曲面形状となるた
め、コーナー領域の清掃を簡易に行うことができる他、
キャビネット等を立ち上がり部材に沿って配置する場合
に、キャビネット等を一層立ち上がり部材側に配置させ
ることができ、それらの間に生じるデッドスペースの低
減を図ることができる。特に、立ち上がり部材を床面形
成板に対して別体とした場合には、湾曲部の成形を簡易
に行うことができる他、一種の立ち上がり部材で、平面
サイズが異なる各種のタイプの床面形成板に適用可能と
なり、製造コストの低減を期待することができる。
た、キャビネット等を立ち上がり部材に沿って配置する
場合に、キャビネット等を立ち上がり部材に密着させる
ことができ、キャビネット等と立ち上がり部材との間の
実質的なデッドスペースを解消することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】 また、複数の立ち上がり部材を、
床面形成板の外周領域に設け、各立ち上がり部材の端部
間を接合部材で相互に接合した防水パンにおいて、前記
各立ち上がり部材及び接合部材は、その下部領域に、内
面が外側に向って膨出する湾曲部と、内面が略鉛直面上
に位置する側壁部とを備える、という構成を採ることが
好ましい。このような構成によれば、立ち上がり部材と
キャビネット等との間に生じるデッドスペースを低減す
ることができ、且つ、コーナー領域の清掃を簡易に行う
ことができるという前述の効果を達成することができる
ことはもとより、立ち上がり部材が複数分割型となるた
め、湾曲部の成形を一層簡易に行うことができ、製造コ
ストの一層の低減を図ることができる。
【0007】
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0009】図1には、本実施例に係る防水パンの概略
断面正面図が示されており、図2には、防水パンの一部
概略分解斜視図が示されている。これらの図において、
防水パン10は、所定の樹脂材料によって形成されてお
り、平板状の床面形成板11と、床面形成板11の外周
領域に取り付け可能な立ち上がり部材12とを備えて構
成されている。なお、本実施例における防水パン10
は、特に限定されるものではないが、浴室に隣接する洗
面室或いはトイレルームに適用される床板を構成するも
のとなっている。
【0010】前記床面形成板11は、その外周領域に前
記立ち上がり部材12の下端縁部分を受容可能とする段
部14が形成されている。なお、床板形成板11の上面
は、防水パン10が洗面室等に設置されたときに当該洗
面室の床面となる。
【0011】前記立ち上がり部材12は、前記床面形成
板11と別体に設けられ、壁パネルW等が着座可能とな
る着座部16と、この着座部16の一端側、すなわち、
床面形成板11に立ち上がり部材12が取り付けられた
状態(以下、単に「取付状態」と称す)で内側に位置す
る端部から垂下する側壁部17と、この側壁部17の下
端に連なる湾曲部18とを備えて構成されている。
【0012】前記着座部16は、前記取付状態で上面が
略水平面上に位置するように形成された壁パネル設置片
20と、この壁パネル設置片20における前記側壁部1
7の反対側、すなわち、取付状態で外側に位置する端部
に立設されたガイド片21とからなっている。また、前
記側壁部17は、略鉛直方向に延びる片状をなしてお
り、取付状態において、その内面17Aが略鉛直面上に
配置可能となる形状に設けられている。
【0013】前記湾曲部18は、立ち上がり部材12の
下部領域に設けられるとともに、その内面18Aが外側
に向って膨出する形状に設けられている。具体的に、湾
曲部18は、側壁部17の下端から次第に外側に向って
傾斜する曲面領域22と、この曲面領域22の下端側か
ら内側に向って略水平方向に延びる水平面領域23とか
らなっている。ここで、曲面領域22と水平面領域23
との境界は、床面形成板11の外周側に沿って形成され
るコーナー領域24となっている。また、水平面領域2
3における曲面領域22の反対側の端部には、前記床面
形成板11の段部14に係合可能となる係合片26が設
けられている。係合片26は、前記取付状態においてそ
の上面位置と床面形成板11の上面位置との間に段差や
隙間を殆ど生じさせずに、立ち上がり部材12が床面形
成板11に接合可能となるように設けられている。
【0014】従って、このような実施例によれば、立ち
上がり部材12は、取付状態で内面18Aが外側に膨出
する湾曲部18を備えているため、キャビネットCを壁
パネルWや立ち上がり部材12に沿って設置する場合
に、キャビネットCの裏面側と壁パネルW等との間のデ
ッドスペースを実質的に解消することができる他、コー
ナー領域24の清掃も簡単に行うことができる。また、
立ち上がり部材12が別体となっているため、成形型の
構造を複雑化することなく、湾曲部18の成形も簡易に
行うことができる。
【0015】なお、前記立ち上がり部材12としては、
床面形成板11の平面視外周形状に略相応した平面形状
を有する一体成形体としてもよいし、例えば、図3に示
されるように、床面形成板11の外周直線領域に配置さ
れる複数の直線部材33を相互に接合した複数分割型と
してもよい。ここで、複数分割型とした場合には、各直
線部材33の端部33A間が、床面形成板11の外周コ
ーナ領域に配置される接合部材34で相互に接合される
ようになっている。また、直線部材33及び接合部材3
4の下部領域には、前述した構成と略同一或いは略同等
の構成の側壁部17及び湾曲部18が形成されている。
【0016】また、前記実施例において、床面形成板1
1と立ち上がり部材12を別体としたが、本発明はこれ
に限定するものではなく、床面形成板11の外周側に形
成されたコーナー領域24に湾曲部18が設けられてい
れば、立ち上がり部材12を床面形成板11に一体的に
設けてもよい。
【0017】
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
床面形成板の外周側に形成されるコーナー領域に内面が
外側に向って膨出する湾曲部を設けたから、コーナー領
域の清掃を簡易に行うことができる他、キャビネット等
を立ち上がり部材に沿って配置する場合に、それらの間
に生じるデッドスペースの低減を図ることができる。特
に、立ち上がり部材を床面形成板に対して別体とした場
合には、湾曲部の成形を簡易に行うことができる他、一
種の立ち上がり部材で、平面サイズが異なる各種のタイ
プの床面形成板に適用可能となり、製造コストの低減を
期待することができる。
【0019】また、前記立ち上がり部材と、それらの端
部間を相互に接合可能な接合部材とに前記湾曲部を備え
た構成としたから、湾曲部の成形を一層簡易に行うこと
ができ、製造コストの一層の低減を図ることができる。
【0020】更に、前記立ち上がり部材は前記湾曲部に
連なる側壁部を含み、この側壁部を、立ち上がり部材が
床面形成板に取り付けられたときに、内面が略鉛直面上
に配置可能となる形状に設けたから、キャビネット等を
立ち上がり部材に沿って配置する場合に、キャビネット
等と立ち上がり部材との間のデッドスペースを略解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の防水パンを示す概略断面正面図。
【図2】 防水パンの一部概略分解斜視図。
【図3】 変形例を示す立ち上がり部材の概略斜視図。
【図4】 従来例を示す防水パン等の概略断面正面図。
【符号の説明】
10・・・防水パン、11・・・床面形成板、12・・
・立ち上がり部材、17・・・側壁部、17A・・・内
面、18・・・湾曲部、18A・・・内面、24・・・
コーナー領域、33・・・直線部材、33A・・・端
部、34・・・接合部材
フロントページの続き (72)発明者 富田 和宏 静岡県浜松市西山町1370番地 ヤマハリ ビングテック株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−260731(JP,A) 特開 平11−256647(JP,A) 実開 昭49−60564(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面形成板の外周領域に当該床面形成板
    と一体又は別体の立ち上がり部材を設けてなる防水パン
    において、 前記立ち上がり部材は、その下部領域に、内面が外側に
    向って膨出する湾曲部と、当該湾曲部の上方に連なる側
    壁部と、この側壁部の上方に設けられて壁パネルを着座
    可能とする着座部とを備え、 前記側壁部は、内面が略鉛直面上に位置する形状に設け
    られている ことを特徴とする防水パン。
  2. 【請求項2】 複数の立ち上がり部材を、床面形成板の
    外周領域に設け、各立ち上がり部材の端部間を接合部材
    で相互に接合した防水パンにおいて、 前記各立ち上がり部材及び接合部材は、その下部領域
    に、内面が外側に向って膨出する湾曲部と、内面が略鉛
    直面上に位置する側壁部とを備えたことを特徴とする防
    水パン。
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