JP3272988B2 - 双方向ワイヤレス・メッセージ通信システム及びその方法 - Google Patents

双方向ワイヤレス・メッセージ通信システム及びその方法

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JP3272988B2 JP21849897A JP21849897A JP3272988B2 JP 3272988 B2 JP3272988 B2 JP 3272988B2 JP 21849897 A JP21849897 A JP 21849897A JP 21849897 A JP21849897 A JP 21849897A JP 3272988 B2 JP3272988 B2 JP 3272988B2
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    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟なメッセージ
通信能力を有する双方向ワイヤレスメッセージ通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤレス・ページングのようなワイヤ
レス・メッセージ通信は広く行われている民生用ワイヤ
レス通信サービスであり、新たな狭帯域なパーソナル通
信サービス(Personal Communication Service;PC
S)周波数が利用可能なために、発展することが見込ま
れている。ワイヤレスでの通信及びメッセージ通信は多
岐に渡る様々なタイプのサービスに対する基礎を供す
る。広く行われているサービスの1つに単方向ページン
グが有り、このサービスは現在極めて旨くいっている。
そのサービスの普及は次に示す多くの数のファクタ、即
ち、 (1) ページャ装置を携帯可能にする、その小形状フ
ァクタ (2) 該ページング・サービスの低コスト性 (3) ページャ装置の保守容易性 (4) メッセージ送信者及びメッセージ受信者の双方
に対する使用容易性 によってもたらされている。
【0003】しかし、単方向ページングは応答能力を持
っていない。単方向ページング・サービスの加入者は受
信されるどのメッセージにも応答するために他の方法に
依存しなければならない。例えば、単方向ページング・
サービスからページ信号を受信した後、加入者が上記メ
ッセージに応答するために電話機を捜し、電話を掛けな
ければならないことが度々有る。最近、単方向ページン
グの利点、即ち、ページング装置が小型であること、低
コストサービスのコストが低いこと、保守が容易である
こと及び使用が容易であることを保っている双方向ペー
ジング・システムを設計することが提案されている。こ
れらの双方向ページング・システムは戻りチャネルを包
含するが、しかしそれらは単に定型の応答及び限定され
た応答のために使用されるものである。
【0004】米国に本出願人によって出願された、「ユ
ーザエージェントを有する双方向ワイヤレス・メッセー
ジ通信システム(Two-Way Wireless Messaging System
having User Agent)」、「双方向ワイヤレス・メッセ
ージ通信システム(Two-Way Wireless Messaging Syste
m)」なる表題の米国特許出願第08/686080号
及び第08/686074号(共に1996年7月24
日出願)では、上記 従来技術によるワイヤレス・メッ
セージ通信システムの欠点が、メッセージ通信網と動的
なメッセージ構成要素を有するメッセージを創出し、上
記メッセージ通信網との間での該メッセージの受信及び
応答を行う双方向ワイヤレス・メッセージ通信装置との
使用により克服される。ユーザが更なる配信をしようと
決めた(またはする必要が生じた)ある時点において、
トランザクションをオープンしたり、クローズしたりで
きることは好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、メッセージ
通信網と、及びこのメッセージ通信網とメッセージをや
りとりし、動的メッセージ成分を有するメッセージを生
成、受信、応答する双方向メッセージ通信装置とを有す
る双方向ワイヤレスメッセージ通信システムにおいて、
メッセージの配信及び展開に対する卓越した制御を可能
にし、既存のワイヤレス・ページング・システムの能力
限界の問題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による双方向ワイ
アレスメッセージ通信システム(10)は、様々なメッ
セージ要素を加入者の仕様に合わせる柔軟なメッセージ
処理が可能となる。これらのカスタマイズには、強調す
べき文字テキストの一部を明確にするリッチテキスト属
性と、選択的要素と、ユーザが規定する選択的要素と、
予めの選択と、その変形例がある。本発明の一側面にお
いては、双方向ワイアレスメッセージ通信装置は、普通
の文字テキストを有するメッセージを発信し、受信し、
応答する。メッセージは強調すべき文字テキストの一部
を明確にするリッチテキスト属性を有する。このリッチ
テキスト属性は、文字テキストの一部を強調する属性を
含む。
【0007】本発明の他の側面においては、双方向メッ
セージ通信装置は、メッセージ通信装置のユーザがメッ
セージの一部を包含したり排除したりすることのできる
選択的要素を有するメッセージを発信し、受信し、応答
する。さらにユーザの規定する選択的要素により双方向
メッセージ通信システム(10)の加入者(40)は、
選択が行われるべきアイテムのリストを指定できる。同
時にまたメッセージは、変形例を有する所定の選択的要
素でもってカスタマイズすることができる。
【0008】ユーザエージェント内に登録されるメッセ
ージは符号化され、双方向メッセージ通信装置から受信
したメッセージ転送コードに応答する制御情報を有す
る。このメッセージは、ユーザエージェント内で少なく
とも1つの制御タグでもって符号化され制御が行われる
メッセージの一部の始点と終点を規定する一対の制御タ
グでもって符号化される。双方向メッセージ通信装置
(11)から転送される発信メッセージコードは、符号
化転送コードを含む。この符号化転送コードは、通常メ
ッセージ番号と、メッセージに対し適用されるカスタマ
イズを指定する修正子(modifier)とを有する。
【0009】上述の開示はまた、公衆交換電話網或いは
同様な通信網で使用可能な双方向ワイヤレス・メッセー
ジ通信システムを考察している。従来のワイヤレスペー
ジングシステムの欠点は、本発明によって複数のユーザ
・エージェントおよびトランザクションサーバ、配布サ
ーバ、バッチサーバのような他のインテリジェントサー
バを有するワイヤレスメッセージ通信網においてメッセ
ージを通信することによって解決できる。
【0010】本発明の一態様によれば、ワイヤレス メ
ッセージ通信装置11は第1通信チャネル (アップリン
ク)に沿って新たなメッセージの創出または以前に受信
されたメッセージに対する応答を行い、且つ、第2通信
チャネル (ダウンリンク) に沿ってメッセージの受信を
行うことができる。そのようなメッセージは各々が所定
の様式でコード化され、各メッセージはとりわけ上記ワ
イヤレス メッセージ通信装置とユーザ・エージェント
との双方で局所的に蓄積されているメッセージを一意に
識別するメッセージ番号、そのメッセージに適用される
べきカストマイズを表す修飾子及び個別設定されたアド
レス・エイリアス(alias)を包含する。
【0011】双方向メッセージ通信網14内のユーザエ
ージェントは、双方向メッセージ通信システムの加入者
(40)に対応して、とりわけ、複数のメッセージ及び
宛先アドレスを蓄積する。ユーザエージェントがその関
連加入者からのコード化メッセージを受信すると、該ユ
ーザエージェントはそのコードに従って蓄積されたメッ
セージ及び宛先アドレスから選択することによってその
メッセージを所望のフル・メッセージ及び宛先に組み立
て直す。
【0012】送信することが可能なメッセージは極めて
高い柔軟性が有る。内蔵構成要素の外に、上記メッセー
ジは組み込み応答、選択肢、前以って定義された変数(p
re-defined variable)等のような動的な構成要素を包含
することができる。一例として、株取引きへの応用を検
討する。或る加入者(40)は、彼または彼女が興味を
持つ株が特定の値に達したときに双方向メッセージ通信
を介して知らされる。上記通知メッセージは購入または
売却する選択肢を持つ応答、及び株数と株価とを入力す
るための前以って定義された変数を組み込むことができ
る。
【0013】動的な構成要素はメッセージの送信者及び
受取人によるメッセージのカストマイズ(任意設定)を
可能にし、その結果本システムの実際的適用範囲を大幅
に増大している。動的な構成要素の特定の意味がメッセ
ージ修飾子中でコード化され、上記ユーザエージェント
によって再生され且つ適用される。コード化メッセージ
は対応するフルテキスト・メッセージより遙かに短く、
その結果ワイヤレス通信環境内で縮小帯域の使用を可能
にする。ユーザエージェントと共に、コード化メッセー
ジを使用することが、アップリンク方向とダウンリンク
方向の帯域幅が非対称であるか、または端末装置が処理
能力やメモリ記憶域或いはバッテリー容量によって制約
を受けている通信状況に特に適している。本発明の双方
向メッセージ通信システムはまた、マルチキャスティン
グをサポートすることも可能である。メッセージは、複
数応答を行うために複数の宛先へ転送することが可能で
ある。コード化メッセージに包含されているアドレス・
エイリアスはシングル・アドレスまたはグループ・アド
レス或いはそれら2つの何らかの組み合わせに対応する
ことができる。マルチキャストに関しては、メッセージ
の送信に必要なアップリンク・メッセージ及びダウンリ
ンク・メッセージの数が最小化される。
【0014】本発明の他の態様によれば、本システムは
トランザクションについての照会を追尾し、応答するこ
とができる。トランザクションは一人のメッセージ送信
者と一人または複数のメッセージ受取人との間の単一或
いは一連の要求-応答の対話である。トランザクション
は、選択的応答が望まれ通信シナリオに対して最も有用
である。例えば、トランザクションは、或る制限時間を
過ぎて到達する応答は必要ではなく、本システムによっ
て棄却されるべきであることを特定できる。マルチキャ
ストと組み合わせられると、トランザクションは応答の
所望の意味規則文を特定することができる。例えば、A
LL意味規則文(ALL semantics)を持つトランザクシ
ョンが全受取人からの応答が望まれていることを特定
し、他方、OR意味規則文(OR semantics)を持つトラ
ンザクションは受取人のうちの誰かからの応答が上記ト
ランザクションをクローズするようになることを特定す
る。一旦トランザクションがクローズされると、余分の
応答が本システムによって棄却されることとなる。
【0015】本発明の他の態様によれば、システム機能
性が一纏まりのユーザエージェントの間及び一纏まりの
インテリジェント・サーバの間で分配される。分配され
た上記特質が本システムのモジュール化度を向上し、且
つ、本システムの増分配備を可能にする。例えば、単に
ユーザエージェントの機能性を欲するだけでトランザク
ション・サーバの機能性は欲しないプロバイダはユーザ
エージェントを配備することだけが必要である。
【0016】本発明の方法及びシステムは何らかの双方
向メッセージ通信トランスポートの冒頭で履行可能であ
る。本発明は、専用ページングネットワーク(例えば、
狭帯域PCS)や、セルラー短メッセージ通信サービス
(例えば、IS-95通信サービス、IS-136通信サ
ービス及びGSM(Global System for Mobile Communi
cations)通信サービス)、或いはワイヤレス・データ
・トランスポート・サービス(例えば、ARDIS社の
ワイヤレス・パケット通信サービス)を包含する。
【0017】上記サーバは特殊 ネットワーク・サーバ
または中継交換局上に実現することができる。
【0018】上記メッセージ通信装置11は、既存の文
字式ページャのような専用ページング装置やコンピュー
タ装置 (例えば、携帯デジタル情報端末(PDA)、ラ
ップトップ・コンピュータ)に付属するユニットである
ことができ、或いは、通信装置(例えば、セルラー電話
機/PCS電話機)またはコンピュータ装置 (例えば、
携帯デジタル情報端末(PDA)、ラップトップ・コン
ピュータ)の一部として組み込まれるようにすることが
可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に注目すると、双方向ワイヤ
レス・メッセージ通信システム10は本発明の双方向ワ
イヤレス・メッセージ通信システムを示し、該双方向ワ
イヤレス・メッセージ通信システム10は双方向メッセ
ージ通信装置(ページャ)11からの発信メッセージ・
コードが双方向メッセージ通信網14のユーザエージェ
ント12に受信されることを可能にしている。双方向メ
ッセージ通信装置(ページャ)11は多くの図に渡って
専用双方向ページャとして示されている。双方向メッセ
ージ通信装置(ページャ)11はまた通信装置の付属装
置として設けることが可能であり、或いは通信装置また
はコンピュータ装置の一部として内蔵されるようにする
こともまた可能である。メッセージは、対撚り線や同軸
ケーブル、光ファイバ回線、ワイヤレス・リンク或いは
何れか他の種類の通信結合によるする第1通信結合20
によって電話機22に接続されているネットワーク・ア
クセス・スイッチ18を包含する公衆交換電話網16を
介して配信されるようにすることができる。双方向メッ
セージ通信網14はまた、セルラー・ネットワーク24
または電子メール・メッセージ27を所望の時間にパー
ソナル・コンピュータのような所望の宛先へ移送するた
めのデータ・ネットワーク26へ接続することも可能で
ある。更に、ワールド・ワイド・ウエブ(WWW)27
aを介してメッセージを宛先へ転送することも可能であ
る。
【0020】本発明によれば、第2通信結合28は、ネ
ットワーク・アクセス・スイッチ18を第3通信結合3
6を介してデータベース32に結合されている回線網制
御交換局(Network Control Point;NCP)30へ接
続する。公衆交換電話網16は第4通信結合38を介し
て双方向メッセージ通信網14に結合されている。双方
向メッセージ通信装置(ページャ)11と双方向メッセ
ージ通信網14との間の通信結合は無線インタフェース
である。双方向メッセージ通信網14はまた本双方向ワ
イヤレス・メッセージ通信サービスの加入者40(図2
参照)に対応する少なくとも1個のユーザエージェント
12を有することができる。上記加入者は双方向メッセ
ージ通信網14から第1通信チャネル42に沿ってメッ
セージを受信する。これらのメッセージには被送信メッ
セージ或いは被送信リプライを包含することができる。
双方向メッセージ通信装置(ページャ)11により双方
向メッセージ通信網14へ転送されるメッセージは第2
通信戻りチャネル43に沿って転送される。メッセージ
及び受取人のアドレスがコード化される場合、双方向メ
ッセージ通信網14に受信されたメッセージはユーザエ
ージェント12へ転送される。
【0021】本発明によれば、ユーザエージェント12
には複数の蓄積メッセージが包含される。所定のメッセ
ージが、加入者の双方向メッセージ通信装置(ページ
ャ)11から第2通信戻りチャネル43に沿って受信さ
れる発信メッセージ・コードに応答してデータ・ネット
ワーク26、公衆交換電話網16或いはセルラー・ネッ
トワーク24のような所望の宛先へ転送される。この発
信メッセージ・コードはユーザエージェント12によっ
て展開され、所望の宛先へのダウンリンク・メッセージ
が完全な情報を包含することが可能になる。更にまた、
上記選択された宛先は第2双方向メッセージ通信装置4
4(図2参照)であってもよい。
【0022】図1及び図2に図示されるように、双方向
ワイヤレス・メッセージ通信システム10を使用するこ
とができるサービスは変化し、1)電話機22、2)電
子メール・メッセージ27、及び第2双方向メッセージ
通信装置44のような、別の第2メッセージ通信装置を
包含することができる。双方向メッセージ通信装置(ペ
ージャ)11及び何れか他の装置によって使用される第
2通信戻りチャネル43は新しいメッセージまたは応答
を搬送するだけでなく、双方向ワイヤレス・メッセージ
通信システム10の能力を向上する。第2通信戻りチャ
ネル43は肯定応答のために使用することができ、従っ
て確実なメッセージ通信を可能にし、もし登録情報また
は位置情報のような信号通信が利用可能な場合、この信
号通信のために使用することができる。上記メッセージ
はユーザエージェント12内で展開されるので、順方向
でのチャネル帯域幅と逆方向でのチャネル帯域幅は極め
て大きく異なり、100対1或いはそれ以上にも異なっ
ている。この非対称はまた、双方向メッセージ通信装置
(ページャ)11と双方向メッセージ通信網14との間
の処理能力、メモリ記憶域及びバッテリー容量の観点か
らしても存在することがある。
【0023】考察の目的で、最初に双方向短メッセージ
通信シナリオについて記述し、続いて種々のメッセージ
゛通信システム・エレメント及びそれらの機能について
より詳細に記述する。
【0024】ここで図3に注目すると、この図はトーマ
ス(Thomas)、ダン(Dan)、メリー(Mary)及びポー
ル(Paul)の4人に対する、それぞれ、UA T50,
UAD52,UA M54及びUA P56として参照さ
れる4つのユーザエージェントを有する双方向ワイヤレ
ス・メッセージ通信システムを示している。
【0025】トーマスは彼のページャ50aを介して彼
の昼食仲間の一員であるダン、メアリー及びポールへメ
ッセージを送信し、昼食の選択について尋ねることがで
きる。上記メッセージは、双方向メッセージ通信網14
を介し、メッセージ配信チャネル57a( 無線インタフ
ェース )、57b( データ回線網インタフェース )、
57c( 電話回線網インタフェース )に沿って、それ
ぞれ、ダンに帰属するページャ58の形態の双方向メッ
セージ通信装置へのページング信号 、メアリーに帰属
するコンピュータ60への電子メール、及びポールに帰
属する電話機62への電話呼として配信される。各受取
人からの応答は、個々のメッセージ戻り通信チャネル6
4a、64b、64cに沿って双方向メッセージ通信網1
4により収集され、第1通信チャネル42を介してペー
ジング信号としてトーマスへ返送される。メッセージ戻
り通信チャネル64a、64b、64c及びメッセージ配
信チャネル57a、57b、57cのタイプは、ページャ
58、コンピュータ60或いは電話機62のような装置
に依存して変わる。
【0026】本発明によれば、ユーザエージェント50
乃至56が使用されているので、アップリンク・メッセ
ージは短い状態に維持される。それらユーザエージェン
トはそれらの双方向メッセージ通信装置(ページャ)1
1(図1参照)、50a及び58の状態及び文脈(例え
ば、ユーザエージェント内の何らかのアドレス・テーブ
ル及びメッセージ・テーブル)を反映する。上記の例で
は、アップリンク・メッセージには短いグループ識別子
及びメッセージ番号が包含される。これらはユーザエー
ジェントにより、メッセージ展開中のそれぞれのデータ
・テーブルの索引として使用される。メッセージ応答に
関しては、アップリンク・メッセージには応答コードの
みが包含される。これは上記回線網内で完全な応答に組
み立て直される。グループ・アドレス指定を使用するこ
とによって、トーマスは単に1個のメッセージ通信アッ
プリンクを終了し、上記回線網によって自動的に上記メ
ッセージが所定の宛先における複数の受取人へコピーさ
れる。
【0027】ダン、メアリー及びポールはめいめいが、
トーマスによってメッセージの発信中に提案されるか或
いはそれら受取人のそれぞれユーザエージェントのふる
い分け/発送条件の一部として特定されている、異なる
フォーマットでメッセージを受信する。
【0028】ふるい分け/発送の上記基準は極く一般的
なものでよい。上記基準はメッセージ発信者、時刻或い
は何らかの他の普通に入手可能な転送オプションに基づ
くものであってもよい。メッセージはまた種々の技法で
作成することができる。例えば、トーマスはメッセージ
を組み込み応答を持つ内蔵メッセージとして送出するこ
とができる。従って、上記メッセージは要求のテキスト
を包含するだけでなく、受取人によって選択され且つ返
信されるべき応答リストをも包含することとなる。
【0029】何れかのユーザエージェント 、例えば、
要素50乃至60として図示されているユーザエージェ
ントは代表的には、とりわけ、上記メッセージ通信装置
と同様なアドレス・テーブル及びメッセージ・テーブル
のコピーを保持する。上記メッセージ通信装置及びそれ
ぞれ ユーザエージェントに蓄積されているアドレス情
報及びメッセージ情報は常に互いに調和していなければ
ならない。代表的には、これらのアドレス・テーブル及
びメッセージ・テーブルを変更するために、加入者は最
初に一つのコピーを変更するだけでよく、本システムは
変更を他に伝播することとなる。
【0030】加入者が上記メッセージ通信システムへ新
たなメッセージ或いはアドレスを入力することができる
種々の方法が有る。主に2つの主要なカテゴリー、即
ち、メッセージ通信装置自体を介するカテゴリー、或い
はメッセージ通信システムを介するカテゴリーが有る。
【0031】例えば、図13に示されるように、双方向
メッセージ通信装置(ページャ)11、例えば双方向ペ
ージャはLCD画面88上に表示される模擬キーボード
69を包含することできる。加入者はページャ・ボタン
84を使用して模擬キーボード69の辺りを誘導し、文
字を選択してメッセージを組み立てる。この方法は冗長
であり、いっそう短い定型メッセージに適切である。こ
の方法は、動的な構成要素を包含する弾力的なメッセー
ジを作成するには実際的ではない。
【0032】加入者はまた、他の加入者から送信された
入信メッセージを選び、その加入者自身の一組のメッセ
ージに加えることができる。例えば、加入者はもう一人
の人から入信メッセージを受信することとなる。上記加
入者はその特定のメッセージを嗜好し、双方向メッセー
ジ通信装置(ページャ)11上のボタンの適切な選択に
よりそのメッセージを自分自身のメッセージ・リストに
加えることが可能である。
【0033】更に別の方法では、ページャのような多く
の既存のメッセージ通信装置は入出力ポート(I/Oポー
ト)を有する。このポートはラップトップ・コンピュー
タまたは携帯デジタル情報端末(Personal Digital Ass
istant;PDA)へ接続するための使用することができ
る。加入者は上記ラップトップ・コンピュータまたは携
帯デジタル情報端末(PDA)を使用してメッセージの
編集を行い、それらを入出力ポートを介して双方向メッ
セージ通信装置(ページャ)11へダウンロードする。
適切なプロトコルを使用することが可能であろう。
【0034】他の主要なカテゴリーはメッセージ通信シ
ステムを使用して加入者ユーザエージェントに対するメ
ッセージ及びアドレスを何らかの新たなメッセージ及び
アドレスに更新するためのものである。例えば、新しい
メッセージ及びアドレスは上記ユーザ ・エージェント
へ送り出される。これは加入者のメッセージとアドレス
との一式をカストマイズする1つの方法である。加入者
ユーザエージェント中のコピーは、ダイヤル呼出しプロ
グラム、インターネット接続、ワールド・ワイド・ウエ
ブ(WWW)ホーム・ページ或いは交換手さえ利用する
ようなことで更新され、メッセージ及びアドレスが直接
ワイヤラインを介して変更される。
【0035】更に別の方法では、加入者は新たな第3者
接続サービスに対する契約を行う。加入者が初めにサー
ビスに対する契約を行うと、該加入者はそのサービスへ
アクセスするために使用される一組のメッセージ及びア
ドレスを与えられる。続いてこれらのメッセージ及びア
ドレスはサービス・プロバイダによって該加入者のユー
ザエージェントへ直ぐロードされる。
【0036】次に、双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システム10(図1参照)に関するユーザエージェント
12(図1参照)について更に詳述する。
【0037】本発明に依れば、双方向ワイヤレス・メッ
セージ通信システム10の各加入者は双方向メッセージ
通信網14内に存在するユーザエージェント12で表さ
れている。ユーザエージェント12は双方向メッセージ
通信装置(ページャ)11から受信されたコード化発信
メッセージを展開し、双方向メッセージ通信装置(ペー
ジャ)11の直ぐ前の既知の位置に対するポインターを
供する。ユーザエージェント12はまた、それが接続状
態にあり、且つ加入者のプロフィールである場合には、
双方向メッセージ通信装置(ページャ)11の状態を保
持する。ユーザエージェント12はまた、メッセージの
ふるい分けや選択的メッセージ発送のような幾つかの付
加価値機能を具備することができる。ユーザエージェン
ト12はまた、それをその加入者がカストマイズするこ
とが可能である。従って、ユーザエージェント12は加
入者のためのパーソナル・サーバとして作用する。
【0038】ユーザエージェント12はまた、外にも利
点を具備する。メッセージは双方向メッセージ通信網1
4内で展開されるので、アップリンク上の帯域幅を縮小
することが可能であり、ワイヤレス・リンク上では帯域
非対称が可能にされる。知能的処理を、双方向メッセー
ジ通信装置(ページャ)11においてではなく、回線網
で実行することにより、回線網の高能力が利用される。
ユーザエージェント12はその加入者が居る位置を追尾
することによって移動性を管理する。結局、ユーザエー
ジェント12はそれが区域外にあるとき双方向メッセー
ジ通信装置(ページャ)11の管理代行エージェントと
して 働く。
【0039】図11に示されるように、ユーザエージェ
ント12はそれぞれ定型部分70及び拡張可能部分72
を有することができる。定型部分70は全ユーザエージ
ェントに通有の基本メッセージ通信機能を履行する。定
型部分70はメッセージ通信装置の文脈(例えば、 ア
ドレス・テーブル及びメッセージ・テーブル )を模擬
し、且つ、進行中のメッセージ配信に関する情報を保持
することができる。拡張可能部分72はユーザ・エージ
ェント・プログラム・モジュール72a、72bを包含
し、加入者(図1参照)が欲する特定のタスク、例え
ば、個人予定表を維持するタスク、ワールド・ワイド・
ウエブ(WWW)27a、データベース73、データ入
力可能な箇所73a或いは他の同様な機能からの特定情
報を検索するタスクを実行するように拡張可能部分72
をプログラムすることが可能である。ソフトウエア74
は上記ユーザエージェント・プログラムと共同し、本シ
ステムに実行時間サポートを供する。
【0040】これら基本機能には登録/登録取消し、メ
ッセージ配信及びメッセージ状態照会が包含される。
【0041】登録機能では、双方向メッセージ通信装置
(ページャ)11の現在の位置が、図4に示されるよう
な上記システムに更新される。登録機能は明示的であっ
てもよく、或いは、暗黙的であってもよい。明示登録
は、メッセージ通信装置が電源投入されるとき、或いは
それが新たなクラスタ(房)78(図4参照)内へ移動
するときに行われる。暗黙登録は、メッセージが受信ま
たはメッセージ通信装置へ配信されるときに行われる。
電源投入中、ユーザエージェント12はまた、双方向メ
ッセージ通信装置(ページャ)11での最後の電源遮断
以後に双方向メッセージ通信網14に受信されたメッセ
ージをダウンロードすることもできる。
【0042】ユーザエージェント12は、以下の場合に
メッセージ配信を可能にする。即ち、(1) 双方向メ
ッセージ通信装置(ページャ)11が新たなメッセージ
を創出するとき、(2) 双方向メッセージ通信装置
(ページャ)11がメッセージを受信するとき、(3)
双方向メッセージ通信装置(ページャ)11がメッセ
ージに応答するとき、及び(4) 双方向メッセージ通
信装置(ページャ)11が応答を受信するとき。
【0043】グループ3と4に対する処理はグループ1
と2に対する処理と極めて似ている。
【0044】双方向メッセージ通信装置(ページャ)1
1が新たなメッセージを創出すると、ユーザエージェン
ト12は双方向メッセージ通信装置(ページャ)11に
よって送信された宛先 アドレス・エイリアス及び応答
アドレス・エイリアスを完全なアドレスに変換し、提供
されたメッセージ番号及び修飾子をフル・メッセージ・
テキストに展開し、上記メッセージに関するレコードを
作成する。このレコードは何れかの後続のメッセージ照
会に対する基礎として使用することができる。双方向メ
ッセージ通信装置(ページャ)11がメッセージを受信
すると、ユーザエージェント12によって双方向メッセ
ージ通信装置(ページャ)11の現在の状態 (オン/オ
フ) 及び位置が戻される。或る一定のパーソナル・メッ
セージ通信機能、例えば、送信またはふるい分けを実行
することもまた可能である。
【0045】メッセージ状態照会に関しては、後述する
如く、上記ユーザ ・エージェントが照会要求のメッセ
ージ・レコードを参照することによって照会要求に対す
る応答が為され、且つ、もし必要な場合には、トランザ
クション・サーバへ現在の配信状態についての照会が行
われる。
【0046】上記ユーザエージェントの拡張可能部分7
2は、追加の機能をユーザエージェント・プログラム・
モジュール72a、72b(図11参照)として加えるこ
とができる枠組みを特定する。この一纏まりのプログラ
ムには特定パターンのメッセージを取り扱うためのコー
ドが包含される。拡張可能部分72は事象主導モデルを
追尾し、入信メッセージとのパターン照合を行ってそれ
らを適切なプログラム・モジュールへタスク指名するカ
ーネルを供する。拡張可能部分72はまた、それを、メ
ッセージを上記ユーザエージェント自体へアドレスする
ことによって、信号通信に使用することが可能である。
例えば、メッセージ状態照会は、それを拡張可能部分7
2の信号機能として履行することが可能である。
【0047】ここで図4に注目すると、この図は本発明
の双方向ワイヤレス・メッセージ通信システム10の基
本アーキテクチャを示している。図示されるように、双
方向ワイヤレス・メッセージ通信システム10は3層階
層構造を包含する。最上階層はドメイン(領域)80で
あり、クラスタ78が中間階層を構成し、セル82は最
下階層である。基地局76のサービス・エリヤはセル8
2を定義する。一纏まりの隣接セル82がクラスタ78
を形成し、一纏まりのクラスタ78がドメイン80を形
成する。3個のドメイン80が図示されている。ドメイ
ン80は管理ユニットであり、各加入者は「ホーム・ド
メイン」と呼ばれる独特のドメインに組み入れられてい
る。本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信システ
ム10の様々なサーバが各ドメイン80内に同様に包含
され、加入者のユーザエージェントがそのホーム・ドメ
インに常駐し、そのホーム・ドメインによって管理され
る。説明のため、1個のシングル・ドメインのみについ
て説明する。本階層構造は本発明の以下の幾つかの重要
な基本方針に関して設計されている。即ち、 (1) 制御情報送信を制限する基本方針; (2)被送信メッセージのサイズを制限する基本方針;
及び (3)機能をモジュール様式で分配する基本方針。
【0048】双方向メッセージ通信装置(ページャ)1
1によって制御情報の送信を制限するために、 周期的
信号通信の量が縮小される。例えば、位置の更新を、登
録領域がクラスタ78とされるように定義することによ
って、最小化することができる。この結果、双方向メッ
セージ通信装置(ページャ)11はそれがクラスター境
界を交差するとき、双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システム10に再登録されるに過ぎない。これにより、
特に高い加入者移動性を持つマイクロセル通信施設にお
いて、信号通信量を縮減することができる。、従って、
上記メッセージ通信網は、クラスタ78の解明のために
はメッセージ通信装置の位置を知るだけでよく、メッセ
ージ配信の前に双方向メッセージ通信装置(ページャ)
11の位置を突き止めるために必要とされる検索は限定
される。
【0049】クラスタ78のサイズが小さい場合は、装
置位置突き止めの精度が良くなり、且つ、メッセージ通
信の遅延も短くなるが、多頻度の更新が必要である。他
方、クラスタ78のサイズが大きい場合は、平均メッセ
ージ通信遅延は増大するが必要な更新回数は少ない。最
適クラスタ・サイズを得るには、メッセージ到達率及び
移動性パターンの双方を検討する必要が有る。
【0050】ここで図9に注目すると、この図は本発明
で使用されるメッセージ通信装置の一例を図示してい
る。該メッセージ通信装置は専用のスタンド・アロン型
双方向メッセージ通信装置(ページャ)11として示さ
れている。この例では、双方向メッセージ通信装置(ペ
ージャ)11は加入者ユーザエージェントへのメッセー
ジの生成、受信及び表示を行う。上記メッセージ通信装
置の設計は、電力消費を最小にするニーズのような重大
なハードウエアの能力限界を考慮する必要がある。図示
の如く、双方向メッセージ通信装置(ページャ)11は
「何時でも何処でも」的サービスに欠かせない携帯性を
備えるために名刺サイズとすることがよい。電力消費
は、バッテリー交換の頻度を少なくするために、最少限
にしなければならない。
【0051】図9は、下部にファンクション・キー、即
ち機能が文脈によっていろいろ変化するキーとして働く
4個の機能ボタン(ページャ・ボタン)84を有し、サ
イドに主としてスクロール目的に使用される2個のボタ
ン86を有する、ページャ11の代表例の概略図を示
す。双方向メッセージ通信装置(ページャ)11は5行
のLCD画面88を包含し、その上部の4行はテキスト
表示に使用され、下部の1行はファンクション・キーの
最新の縁取りを示す。双方向メッセージ通信装置(ペー
ジャ)11はコンピュータ・ハードウエア 、即ち、ユ
ーザ・インタフェース・コード及びページャ・プロトコ
ルに対するプロセッサ及びメモリを包含する。低電力の
汎用マイクロプロセッサを双方向メッセージ通信装置
(ページャ)11に使用することが可能である。メモリ
はこれら種々のメッセージ及び関連データを収容するの
に十分な能力を持たなければならない。
【0052】図2及び図4に図示される如く、基地局7
6は双方向メッセージ通信装置(ページャ)11で終端
する無線インタフェース及びリンク層プロトコルを有す
る。基地局76は無線インタフェース資源を管理する。
基地局76は、何らかのワイヤレス・メッセージ通信シ
ステム及びワイヤレス・ページング・システムに必要と
されるような、セルラ無線基地局、パケット無線機或い
は他のタイプのトランシーバとして配備されるようにす
ることができる。
【0053】ここで図4及び図5の全体を概括的に参照
し、以下、本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムで使用される種々のサーバについて記述する。
【0054】バッチ・サーバ100は基地局76へ知能
性を供する。1個のバッチ・サーバ100が1以上の基
地局76と接続し、双方向メッセージ通信装置(ページ
ャ)11からメッセージを受信し且つ肯定応答する。バ
ッチ・サーバ100はまた、メッセージ通信装置へ予定
されたメッセージを受信し、それらを配信する目的で適
当な基地局76へ転送し、且つ、それらメッセージが正
しく受信された肯定応答を受信する。バッチ・サーバ1
00はダウンリンク・ページ信号を予定配信のためのグ
ループに纏めて、ページャのスリープ・モード動作を可
能にする。本質において、バッチ・サーバ100は双方
向ワイヤレス・メッセージ通信システム10の有線(回
線網)部分とワイヤレス (加入者及び基地局)部分との
間の形質転換点として作用する。バッチ・サーバ100
は加入者装置からのアップリンク・メッセージを基地局
76を介して回線網へ中継し、回線網からのダウンリン
ク・メッセージを基地局76を介して加入者装置へ中継
する役割を担っている。
【0055】双方向メッセージ通信装置(ページャ)1
1、基地局76及びバッチ・サーバ100の間の対話に
使用することができるプロトコル構造が図6に示めされ
ている。メッセージ層プロトコル(MLP)102はバ
ッチ・サーバ100とメッセージ通信装置との間の確実
なメッセージ配信を確保する役割を担っている。メッセ
ージ層プロトコル(MLP)102の各データ・ユニッ
トには1個の ユーザ・レベル・メッセージが包含され
る。メッセージ通信装置毎に多くとも1個のメッセージ
が一時に懸案となることがある。メッセージの送信側エ
ンティティは懸案のメッセージに対する再送タイマを保
持し、送信側エンティティが肯定応答を受信するまでメ
ッセージの再送を行う。肯定応答はメッセージが正しく
受信されたとき、上記受信側MLPエンティティによっ
て生成される。
【0056】無線リンク特殊収束副層(Airlink Specif
ic Convergence Sublayer;ASCS)104はバッチ
・サーバ100と双方向メッセージ通信装置(ページ
ャ)11との間の対等通信を動作させる。無線リンク特
殊収束副層(ASCS)104はメッセージ層プロトコ
ル(MLP)102のデータ・ユニットを無線インタフ
ェースを介して送信するのに適したサイズのセグメント
に分ける役目を担い、受信者側の無線リンク特殊収束副
層(ASCS)104は無線インタフェース・フレーム
をMLPデータ・ユニットに再組み立てする役割を担っ
ている。無線リンク特殊収束副層(ASCS)104は
正しく受信されたデータ・ユニットだけをメッセージ層
プロトコル(MLP)102へパスし、破損したデータ
・ユニットはどれもひっそりと棄却される。上記ASC
Sプロトコル仕様は上記無線インタフェース・プロトコ
ルに依存しており、その結果、多くの異なるASCSプ
ロトコル仕様が存在することとなろう。
【0057】2個のリンク層プロトコル106、108
が図示されている。リンク層プロトコル(LINK1)
106はバッチ・サーバ100と基地局76との間で動
作する。リンク層プロトコル(LINK2)108は無
線インタフェースを介して動作し、双方向ワイヤレス・
メッセージ通信システム10で使用されている特定の無
線インタフェースによって特定される。
【0058】図10は高水準の構成を持つバッチ・サー
バを示している。該バッチ・サーバには、その動作が行
われるために必要な登録されたメッセージ通信装置テー
ブルのような数個のデータ構造が保持され、登録された
メッセージ通信装置テーブルには該バッチ・サーバによ
って現にサービスを受けている各メッセージ通信装置に
対するレコードが保持される。上記レコードには、通信
量統計(例えば、メッセージ通信装置との間の幾つかの
アップリンク・メッセージやダウンリンク・メッセー
ジ)に関する情報だけでなく、上記メッセージ通信装置
(例えば、最後に訪問があった基地局)に関する情報の
双方が 包含されている。ワイヤライン (回線網) サイ
ドは概ね109で表示され、ワイヤレス (加入者及び基
地局) サイドは109aで表示される。
【0059】レコードは、2つの環境、即ち、明示登録
や 暗黙登録の下で登録されたメッセージ通信装置テー
ブル内で作成される。その結果、明示登録は2つの状
態、即ち、電源投入時初期設定やクラスター境界 交差
の下で実行される。前者は新規登録であるが、後者は再
登録 である。再登録は古いバッチ・サーバに保持され
ている状態情報を削除する追加のステップを要求する。
他方、暗黙登録は、現在は登録されていないメッセージ
通信装置からデータ・メッセージを基地局が受信すると
きに行われる。これはアクティブなメッセージ通信装置
がクラスタ内のセル間で移動する結果であることが多
い。上記レコードは、電源遮断時登録取消しが受信され
るときに削除される。
【0060】別のデータ構造にダウンリンクで配信され
る予定のメッセージを包含する無応答メッセージ待ち行
列(UMQ)110が有る。それらは論理的にはメッセ
ージ通信装置毎のベースで編成されるが、しかし実際の
履行はそれらは別々の待ち行列若しくは共通メッセージ
・プールに基づくことができる。バッチ・サーバ100
はメッセージを配信する際に少し進んでは止まる方法を
使用する。即ち、バッチ・サーバ100は双方向メッセ
ージ通信装置(ページャ)11への以前のメッセージが
肯定応答されるまで双方向メッセージ通信装置(ページ
ャ)11への新たなメッセージの配信を行わない。従っ
て、どの特定の時間にも、多くて1つの懸案の無応答メ
ッセージが存在する。
【0061】メッセージ通信装置から肯定応答が受信さ
れると、肯定応答受けメッセージ、即ち、待ち行列のヘ
ッド部分に有るメッセージが肯定応答受けメッセージ待
ち行列(AMQ)112へ移動される。肯定応答は短文
であるように設計され、該肯定応答には、宛先ページャ
に関して局所的に独特の識別子であるいわゆる受信バッ
ファ・インデックス(rbi)が包含される。上記受信
バッファ・インデックス(rbi)は、後で応答を当初
のメッセージと相関させるために使用される。
【0062】更に別のデータ構造に、宛先メッセージ通
信装置によって配信が肯定応答されているメッセージを
包含し、現在はそれらの応答を待機している、肯定応答
受けメッセージ待ち行列(AMQ)112が有る。応答
には、応答コードと共に受信バッファ・インデックス
(rbi)が包含される。上記受信バッファ・インデッ
クス(rbi)は当初の要求を検索するために使用され
る。即ち、上記受信バッファ・インデックス(rbi)
は基本的にはローカル・メッセージ識別コードとして働
き、従ってシステム・メッセージ識別コードをアップリ
ンクに送信する必要が解消される。応答コードは所望の
応答をコード化し、応答元のユーザエージェントによっ
て展開されることとなる。
【0063】一般的に、これら待ち行列の長さは、応答
が約30分の台で厳密に肯定応答に追随する傾向がある
ため、短い。もし応答が一定の制限時間内に到来しない
場合、その状態を上記ユーザエージェントへ戻すための
手順が存在し得、当業者によって履行される。従って、
上記AMQSは応答を処理する際に必要とされるメッセ
ージ情報を蓄積するためのキャッシュ・メモリのように
動作する。
【0064】上記無線インタフェースに依り、バッチ・
サーバ100はまた他の低いレベルのタスクを遂行する
役割りを担うことができる。これら低いレベルのタスク
にはマルチキャスト動作を使用するパケットの配信が包
含される。マルチキャスト配信には2つの可能な形態、
即ち、1)真マルチキャスト配信と、2)随時マルチキ
ャスト配信とが有る。真マルチキャスト配信では、マル
チキャスト・グループに属するメッセージ通信装置が1
個のマルチキャスト・アドレスを共有し、各メッセージ
が該マルチキャスト・アドレスを使用して配信される。
随時マルチキャスト配信では、宛先装置識別コード・リ
ストを包含するアドレス・ヘッダ・メッセージが先ず受
信側メッセージ通信装置に警報するために送信される。
このアドレス・ヘッダ・メッセージに続いてメッセージ
の本体が送信される。
【0065】再び図4及び図5に注目すると、これらに
は個々の サーバのアクティビティを統合することによ
って本システムのモジュール化度を向上するメッセージ
゛通信サーバ114が示されている。メッセージ゛通信サ
ーバ114は発信メッセージを受信し、他のサーバと連
携して、それらの位置及びメッセージを配信するために
必要なフォーマットを判定し、付加価値サービスを呼び
出し、最後にメッセージをそれらを配信することができ
るサーバへ転送する。メッセージ゛通信サーバ114の
機能性は全メッセージ通信システムで必要とされ、その
動作は上記知能性及びメッセージ通信システムから入手
可能な付加価値サービスに依存して変化する。
【0066】配布サーバ116はメッセージをそれらの
最終宛先へ適当なフォーマットで配信する役割を担って
いる。双方向メッセージ通信装置(ページャ)11のよ
うなワイヤレス装置へ配信されるべきメッセージに関し
ては、配布サーバ116がユーザエージェント12によ
って供された位置情報に基づいて指定ページング・アル
ゴリズムを実行する。異なるフォーマットに変換する必
要があるメッセージに関しては、配布サーバ116はメ
ッセージをトランスレータへ転送する。上記配布サーバ
の機能は基本的に双方向ワイヤレス・メッセージ通信シ
ステム10で要求される。もし双方向ワイヤレス・メッ
セージ通信システム10が位置情報を使用せず、しかし
双方向ワイヤレス・メッセージ通信システム10で無線
インタフェースが配信しなければならないメッセージで
溢れる場合(真のブロードキャスト)は、上記配布サー
バの機能が最小限で有る。
【0067】本発明では、配布サーバ116は位置情報
を供給するユーザエージェント12と共に動作し、ユー
ザ移動性を管理する。配布サーバ116は配信されるべ
き何れかのメッセージを、双方向メッセージ通信装置
(ページャ)11或いは他のワイヤレス装置のようなメ
ッセージ通信装置に供していたことがつい今し方まで分
かっていたバッチ・サーバ100へ転送する。もしバッ
チ・サーバ100によるメッセージの配信が旨くいく
と、配布サーバ116が肯定応答を受信し、上記アルゴ
リズムが終了する。もし上記バッチ・サーバがタイムア
ウトすると、配布サーバ116は当初の目標バッチ・サ
ーバの近辺に在る全バッチ・サーバ100へメッセージ
を転送することとなる。このことによってメッセージを
配信しようとするサービス・エリヤが増大する。上記メ
ッセージは第2回目の配信の試みが為される際には当初
のバッチ・サーバへ送信されない。もし上記メッセージ
が依然として配信されない場合は、サービス・エリヤが
再度増大され、メッセージが配信されるまで最新のサブ
セットの近辺に在るバッチ・サーバ100へ送信する。
【0068】このアルゴリズムは幾つかの利点を有す
る。第1の利点として、単一のバッチ・サーバ100が
検索中に2回包含されることが無い。第2の利点とし
て、配布サーバ116がクラスタ領域上で指定ページン
グを実行する間、バッチ・サーバ100がクラスタ78
内の各基地局76の間で指定ページング・ アルゴリズ
ムを実行することができる。この分散制御により、配布
サーバ116に対してその指定ページング・アルゴリズ
ム検索リストを変更するように要求すること無く、基地
局76をクラスタへ加えることが可能にされる。双方向
ワイヤレス・メッセージ通信システム10の指定ページ
ング・アルゴリズムは、現在運用中の多くのページング
・システムによって使用されているフラッディング技法
と対比されるとき、双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システム10内の無線通信量及び回線網通信量の双方を
縮減するように設計されている。この基本アルゴリズム
の多くの変形例が当該分野の技術者に可能である。
【0069】トランザクション・サーバ118(図4、
5及び12参照)はメッセージ通信加入者間のトランザ
クションを追尾する。このトランザクションは、相互に
関連するメッセージ、応答及び肯定応答を必要とする。
トランザクション・サーバ118は幾つかのトランザク
ション型をサポートし、要求が有ったときトランザクシ
ョンの状態を通報し、トランザクションが完結するとそ
れをクローズする。トランザクション・サーバ118は
1対1トランザクション及び1対多トランザクションを
サポートする。例えば、加入者(図2参照)はメッセー
ジを3つの端末へ送信し、且つ、最初の応答だけが通知
されるように要求することができる。この事例では、ト
ランザクション・サーバ118はメッセージが送信され
るときにトランザクションをオープンし、最初の 応答
が受信されたときにそのトランザクションをクローズす
ることとなる。それ以降の応答は棄却されることとな
る。もしシステムがトランザクションをサポートしない
場合は、トランザクション・サーバ118は不要なエレ
メントである。
【0070】本発明のシステムでは、トランザクション
・サーバ118が更に向上した一組のトランザクション
・サービスを構成するように組み合わせ可能な次の基本
トランザクション型、即ち、 1. 全数応答トランザクション; 2. N数応答トランザクション;及び 3. 時限応答トランザクション をサポートする。
【0071】上記全数応答トランザクションは応答があ
らゆるメッセージ受取人で受信されるまでオープン状態
に留まる。上記N数応答トランザクションは応答がN個
の受取人で受信されるまでオープン状態に留まる。上記
時限応答トランザクションはユーザ指定時刻が切れるま
でオープン状態に留まる。一旦トランザクションがクロ
ーズされると、それ以降の応答は受け入れられず、従っ
てトランザクション開始元へは転送されない。例えば、
最初の3つの応答だけが5分間以内に受け入れられるト
ランザクションでは、もし5分間が経過するか或いは3
つの応答が受信されるかの何れかの場合に、トランザク
ションがクローズされる。これはN数応答トランザクシ
ョン型と時限応答トランザクション型との組み合わせの
例である。全トランザクションが、ほどよい量の時間内
に完結されなかったトランザクションをクローズするた
めに使用されるシステム・タイマーに従う。
【0072】トランザクション・サーバの構成の一例の
該略図が図12に図示されている。前に述べたように、
トランザクション・サーバ118は3個の基本 トラン
ザクション型、即ち全数応答トランザクション、N数応
答トランザクション及び時限応答トランザクションをサ
ポートする。
【0073】図12に示すように、上記トランザクショ
ン・サーバは階層構造の2つの層レベル 、即ち、会話
管理装置120及びトランザクション・マネージャ12
2を有する。会話管理装置120はオープン状態124
またはクローズ状態126の何れかを取る簡単な2状態
マシンを保持する。もしトランザクションがオープン状
態であれば、当初のメッセージに対する応答が期待さ
れ、受け入れられる。もしトランザクションがクローズ
されると、応答は受け入れられない。トランザクション
・マネージャ122はトランザクションに関与する各受
取人の状態を追尾する役割りを担っており、従ってトラ
ンザクションがクローズされるべきか否かを判定する。
トランザクション・マネージャ122は、この決定をト
ランザクションに関して受け入れられつつある応答の数
及び図12bに図示されているような受信完了状態に達
した受取人128の数に基づいて行う。適当な数の受取
人が受信完了状態にあるときは、上記トランザクション
・マネージャ122が会話管理装置 120へトランザ
クションをクローズするように告げる。
【0074】ここで3つの受取人との簡単なトランザク
ションを検討する。トランザクション・サーバ118は
メッセージ゛通信サーバ114からのOPENTX(オ
ープン・トランザクション)要求を受信しそのトランザ
クションに固有のトランザクション識別コードを割り当
てる。トランザクション・サーバ118は続いて会話管
理装置120を起動し、この要求を処理させる。会話管
理装置120はトランザクション識別コードによってイ
ンデックスされる。会話管理装置120はオープン状態
に遷移し、トランザクション・マネージャ122を起動
する。トランザクション・マネージャ122は、各受取
人に1つの、受取人の状態を反映する3個のレコードを
作成する。これらのレコードは受取人アドレスによって
インデックスされる。それら当初の状態は「送信済」と
名付けられ、メッセージが3個の受取人の全てに送信さ
れていることを意味する状態である。
【0075】トランザクション・サーバ118はまた、
トランザクション型に関わる情報を蓄積する。例えば、
トランザクション・サーバ118はトランザクション型
からどれだけの数の応答がトランザクションに関して受
け入れられる必要が有るかを判定する。トランザクショ
ン・サーバ118はまた、トランザクションが何時まで
にクローズされる必要が有るかを決める締め切り時刻タ
イマを設定する。もしトランザクションが時限トランザ
クションでない場合は、デフォールト・システム・タイ
マーが、代表的にはだいたい日の長さで使用される。こ
のとき、トランザクション・サーバ118は上記トラン
ザクション識別コードを持つメッセージ゛通信サーバに
応答する。
【0076】肯定応答及び応答がメッセージ受取人から
受信されると、会話管理装置120はトランザクション
をオープン状態に保持する。トランザクション・マネー
ジャ122は各対応する受取人の状態を修正する。それ
ら応答に関する肯定応答が受信されると、トランザクシ
ョン・マネージャ122は 適切な受取人を受信完了状
態に遷移することとなる。トランザクションに認められ
る応答の数に依存して、配布サーバ116は応答が更に
多く受け入れられる必要が有るか否かを判定する。応答
限界に達すると、即ち、必要な数の受取人が受信完了状
態に達したとき、トランザクション・マネージャ122
は会話管理装置120に対してトランザクションをクロ
ーズするように指図する。トランザクション・マネージ
ャ122はまた、もしトランザクション時間が過ぎてい
る場合にも、会話管理装置120に対してトランザクシ
ョンをクローズするように指図する。
【0077】その後、トランザクション・サーバ118
に受信された応答は阻止される。トランザクション・サ
ーバ118はレコード・タイマーを設定する。レコード
・タイマーが切れるまで、トランザクション・サーバ1
18はクローズ状態に凍結され、且つ、受取人の状態も
凍結される。この期間中、トランザクション・サーバ1
18にトランザクションの状態に関して照会することが
可能である。レコード・タイマーが切れると、トランザ
クション・サーバ118はトランザクションに関して会
話管理装置120及びトランザクション・マネージャ1
22を削除する。トランザクション・サーバ118に対
するその後の照会によって何れも、無効トランザクショ
ン識別コード・メッセージが得られることとなる。
【0078】図12bに示される簡単な ルーチン・フロ
ー・チャートはメッセージ送信とその肯定応答を示す。
ステップ130でメッセージが送信され、ステップ13
2で肯定応答が受信される。ステップ134で応答が受
取人から受信され、続いて応答に対して肯定応答が受信
されるとステップ136で上記シーケンス が完了す
る。
【0079】本発明に伴う本双方向ワイヤレス・メッセ
ージ通信システム10では様々なタイプのメッセージが
可能である。主に静的メッセージをサポートし、或いは
口述を要求する、多くの既存のページング及びメッセー
ジ通信システムとは違って、本発明は柔軟性が有るメッ
セージ・タイプをサポート する。これらのメッセージ
・タイプの設計はメッセージ通信装置の能力によって強
く影響される。例えば、キーボードが無い場合は自由形
式メッセージが非実用的であることを意味する。同様
に、メッセージ通信装置によって局所的に処理される先
進機能が多くなるほど、メッセージ通信装置は処理ロジ
ックを取り扱うために十分に精巧でなければならない。
【0080】最も基本的なタイプのサポートされたメッ
セージは固定の内蔵メッセージである。このメッセージ
は単方向文字ページングの下で現在得られるものと同一
である。固定の内蔵メッセージの単純な敷衍は、いわゆ
るリッチテキスト・メッセージである。このリッチテキ
スト・メッセージ によって、テキスト属性、例えば、
太字体、逆転表示などが平文の固定の内蔵メッセージに
加えられる。しかし、固定の内蔵メッセージは重大な制
約を受ける。即ち、それらを動的にカストマイズするこ
とはできない。それを克服するために、本発明は3つの
タイプの動的な構成要素、即ち、1)任意選択構成要
素、2)選択的要素及び3)前以って定義された変数を
導入する。任意選択構成要素は、包含或いは排除を動的
に為すことができるメッセージ部分の輪郭を描く(区別
かつくように描く)。選択的要素はそこから選択すべき
要素リストを供する。例えば、「ロケーション」と名付
けられた選択的要素は選択肢リスト、即ち、a)家庭、
b)オフィス、または、c)研究所に展開することがで
きる。一組の利用可能な選択的要素が個々の加入者によ
って定義される。前以って定義された変数は、ユーザが
カストマイズ可能な特定の共通に使用される入力項目を
表す。前以って定義された変数の代表的な例は、時間、
電話番号などである。動的な構成要素は、必要に応じて
入れ子式に重ねられるようにすることができる。
【0081】応答を容易にするために、メッセージは応
答構成要素を包含することができる。応答構成要素は所
望の応答を内蔵し、代表的には動的な構成要素を利用す
る。このことはそれら可能な応答が演繹的に折り合いの
ゆく用途で有益である。
【0082】最も一般的なメッセージ・タイプには条件
付き構成要素(conditional component)が包含される。
条件付き構成要素は以前の動的な構成要素の意味に基づ
いて条件次第で包含或いは排除されるようにすることが
できる。その条件付き構成要素は多数のメッセージを互
いに鎖状接続するために使用可能であり、その結果、往
復遅延が消去される。それらは最先端のメッセージ通信
応用分野に対してだけ意図されている。
【0083】以下、応答を持つマルチキャスト・メッセ
ージ配信のためのプロトコル・フローの例を説明する。
この説明を本システムの顕著な特徴に焦点を当てて進め
る。
【0084】この例では、図7および図8に表されるよ
うに、加入者(S)200がメッセージを3つの受取
人、即ち、受取人(R1)202、受取人(R2)204
及び受取人 (R3)(図示せず)へ送信する。この例で
は、バッチ・サーバ(BS-R1)222で最後に登録
された受取人 R1202が、現在依然としてそのバッチ
・サーバ(BS-R1)222に在る。バッチ・サーバ
(BS-R21)230で最後に登録された受取人(R
2)204は、その後でバッチ・サーバ(BS-R22)
232へ移動している。受取人(R3)は現在非活動状
態にある。即ち、電源がオフされている。受取人(R
1)202は最初の配信の試みが為されたときにそのメ
ッセージ通信装置にメッセージを受信する。受取人(R
2)204は2回目の配信の試みが為されたときにその
メッセージ通信装置にメッセージを受信する。受取人
(R3)は、メッセージが次の検索のためにメッセージ
蓄積サーバへ転送されるように要求する。以下、各エン
ティティの機能、本システムのロケーション管理手順及
び指定ページング・アルゴリズムの例について説明す
る。個々の基地局とのやり取りはこの例には包含されな
い。説明を簡単にするため、基地局とバッチ・サーバと
の間に1対1マッピングが有るものと想定する。
【0085】図7はメッセージ配信手順を高度に図式化
した描写を示す。メッセージの発信者である加入者
(S)200は、そのメッセージをPG2S-NEWメ
ッセージを媒介としてその供給側バッチ・サーバ(BS
-S)208を介して回線網へ送信する。このPG2S-
NEWメッセージには、加入者(S)200のアドレ
ス、一群の受取人アドレス、一群の応答先アドレス及び
コード化メッセージが包含される。この例では、リスト
されている受取人は受取人(R1)202、受取人(R
2)204及び受取人(R3)206であり、応答先アド
レスはメッセージ発信者(S)200のアドレスであ
る。メッセージはメッセージ番号及び幾らかの動的な構
成要素の意味を示すことによってコード化される。供給
側バッチ・サーバ(BS-S)208はメッセージを受
信して加入者(S)200へ戻す、上記回線網がメッセ
ージを配信のために既に受け入れていることを表す肯定
応答BS2PG-ACK(逆向き矢印で示されている)
を生成する。
【0086】供給側バッチ・サーバ(BS-S)208
はメッセージをBS2MS-NEWメッセージでもって
メッセージ゛通信サーバ(MS)210へ転送する。上
記PG2S-NEWメッセージに包含される情報の外
に、このメッセージにはこのメッセージを本システム全
体に渡って一意に識別するメッセージ識別子(mid)
が包含される。
【0087】メッセージ゛通信サーバ(MS)210は
MS2UA-NEWメッセージでもってメッセージ発信
者のユーザ・エージェント(UA-S)212と交信す
る。ユーザエージェント(UA-S)212はメッセー
ジ展開機能を実行する。ユーザエージェント(UA-
S)212は受信されたメッセージ番号及び動的な構成
要素の意味に依存してメッセージ本体を展開し、幾つか
のアドレス・エイリアスを完全なシステム・アドレスに
展開する。ユーザエージェント(UA-S)212はメ
ッセージ゛通信サーバ(MS)210にメッセージ本体
及びメッセージ・タイプを応答する。即ち、このメッセ
ージが応答を要求する場合や、トランザクションの一部
である場合、或いは単純な単方向ページング信号である
場合は表示信号を応答する。この例では、メッセージ
は、全受取人からの応答が要求されるトランザクション
として分類される。この情報は上記UA2MS-NEW
メッセージでもって送信される。
【0088】ここで、メッセージ゛通信サーバ(MS)
210はメッセージ受取人のユーザエージェントと交信
してそれらの対応するメッセージ通信装置の位置、それ
らがメッセージを受信しようとするフォーマット、及び
それらの状態を判定する。メッセージ゛通信サーバ(M
S)210はヘッダ(HDR)メッセージを上記ユーザ
・エージェントへ送信することによって上記判定を行
う。上記ユーザエージェントはメッセージ通信装置の状
態及び直ぐ前の既知の位置を応答する。この例では、ユ
ーザエージェント(UA-R1)214が、メッセージ
通信装置がアクティブであること、及び、その直ぐ前の
既知の位置がBS-R1にあることを応答する。ユーザ
エージェント(UA-R2)216は、メッセージ通信
装置がアクティブであること、及び、その直ぐ前の既知
の位置がBS-R21にあることを応答する。ユーザエ
ージェント(UA-R3)218は、そのページャがオ
フ状態であること、及び、メッセージをメッセージ蓄積
サーバへ転送する必要が有ることを応答する。
【0089】メッセージ゛通信サーバ(MS)210は
それらの応答を受信し、続いてトランザクション・サー
バ(XS)220がこのメッセージ交換に関するトラン
ザクションを上記OPENTXメッセージを媒介してオ
ープンすることを要求する。トランザクション・サーバ
(XS)220はトランザクションをオープンし、TX
RSPメッセージ中のトランザクション識別コードを返
信する。上記トランザクション識別コードはこのトラン
ザクションを回線網全体に渡って一意に識別し、更に、
このトランザクションを管理しているトランザクション
・サーバ(XS)220を識別する。上記トランザクシ
ョン識別コードはメッセージ発信者のユーザエージェン
ト(UA-S)212へ転送され(TXUPDAT
E)、その結果、ユーザエージェント(UA-S)21
2はそれがもし後でトランザクションの状態に関する何
らかの照会を受信した場合に上記トランザクション・レ
コードにアクセスすることが可能である。
【0090】メッセージ゛通信サーバ(MS)210は
続いて、受取人リスト、それらの所望のメッセージ・フ
ォーマット及び直ぐ前の既知の位置と一緒に配布サーバ
(DS)221へフル・メッセージ本体を転送する(M
S2DS)。配布サーバ(DS)221は、提供された
位置情報及びメッセージの所望のフォーマットに基づい
て、メッセージを受取人へ配信する方法を判定する。配
布サーバ(DS)221は、受信された位置情報による
指図に従ってメッセージをバッチ・サーバ(BS-R
1)222を介して受取人(R1)202へ転送し、且
つ、バッチ・サーバ(BS-R21)230を介して受
取人(R2)204へ転送する。配布サーバ(DS)2
21は、受取人(R3)に対するメッセージをメッセー
ジ蓄積サーバ(MSS)224へ転送する。
【0091】バッチ・サーバ(BS-R1)222はメ
ッセージ(MSG)を受取人(R1)202へ配信し、
最後には肯定応答(ACK)を受信する。バッチ・サー
バ(BS-R1)222はこの肯定応答を配布サーバ
(DS)221へ転送し、配布サーバ(DS)221は
その肯定応答をトランザクション・サーバ(XS)22
0へ転送する。トランザクション・サーバ(XS)22
0はそのトランザクション・レコード を更新する。
【0092】同様に、受取人(R3)に代わってメッセ
ージ蓄積サーバ(MSS)224から肯定応答が受信さ
れる。この肯定応答はまた、配布サーバ(DS)221
及びトランザクション・サーバ(XS)220へ転送さ
れる。更に、配布サーバ(DS)221はユーザエージ
ェント(UA-R3)218を更新し、そのユーザエー
ジェント(UA-R3)218へユーザが後で記憶装置
からのメッセージを検索する際に依存する検索識別コー
ドを知らせる。上記検索識別コードは、ユーザエージェ
ント(UA-R3)218によって受取人 (R3)へ、
その電源がオン状態にあるときダウンロードされる。
【0093】バッチ・サーバ(BS-R21)230は
受取人(R2)204に関する肯定応答は受信せず、従
ってタイムアウトする。バッチ・サーバ(BS-R2
1)230は配布サーバ(DS)221への否定応答
(NAK)を生成する。配布サーバ(DS)221は指
定ページング・アルゴリズムを実行し、メッセージ配信
領域を当初の目標バッチ・サーバの近辺に在る全 バッ
チ・サーバへ展開する。この例では、バッチ・サーバ
(BS-R22)232とバッチ・サーバ(BS-R2
3)234とが存在する。バッチ・サーバ(BS-R2
2)232はメッセージを旨く配信し、肯定応答を受信
する。上記肯定応答は配布サーバ(DS)221及びト
ランザクション・サーバ(XS)220へ転送される。
配布サーバ(DS)221はユーザ・エージェント(U
A-R2)216を更新し、その結果、それが受取人
(R2)204の現在位置情報を反映するようになる。
上記配布サーバとユーザエージェントとの間の対話を介
して、ワイヤレス メッセージ通信装置の大凡の位置が
修得され、且つ、指定ページング・アルゴリズムが実行
される。
【0094】このとき、全受取人へのメッセージの配信
が完了し、トランザクションがオープンする。
【0095】図8は上記で生成されたメッセージに対す
る応答に関するフローを示す。該応答フローは高いレベ
ルでメッセージ発信フローと対称である。この例では、
受取人(R)240が応答(REPLY)を生成し、こ
の応答(REPLY)がバッチ・サーバ(BS-R)2
42に受信される。上記応答は先の場合と同様にコード
化メッセージであり、そのコード化メッセージを当初の
メッセージと関連付けるための識別子を持つ。バッチ・
サーバ(BS-R)242はメッセージに関わる情報を
キャッシュ・メモリに保存して、有限の期間の間配信す
る。もし上記応答がその時間枠以内にバッチ・サーバ
(BS-R)242で受信されると、バッチ・サーバ
(BS-R)242はローカル識別子から完全なメッセ
ージ識別コード、トランザクション識別コード及びその
他の識別コードを判定することが可能である。もし情報
がキャッシュ・メモリから既に除去されているか、或い
はワイヤレス・メッセージ通信装置がその応答を送信す
る前に異なるバッチ・サーバ領域へ移されている場合
は、バッチ・サーバ(BS-R)242は上記応答を送
信している上記ワイヤレス・取り出しメッセージ通信装
置のユーザエージェントからの情報を取り出さなければ
ならない。
【0096】上記メッセージ発信の場合における如く、
上記バッチ・サーバ(BS-R)242は応答側装置の
ユーザ・エージェント(UA-R)246のユーザエー
ジェントと交信するメッセージ゛通信サーバ(MS)2
44へメッセージを転送する。ユーザエージェント(U
A-R)246は応答を展開し、メッセージをメッセー
ジ゛通信サーバ(MS)244へ返信する。メッセージ゛
通信サーバ(MS)244は続いてトランザクション・
サーバ(XS)248と交信してトランザクション・サ
ーバ(XS)248に応答の生成が完了していることを
知らせる。もし上記トランザクションが依然としてオー
プンしており、更に応答が依然として受け入れられつつ
ある場合は、この例での場合の如くトランザクション・
サーバ(XS)248がメッセージ゛通信サーバ(M
S)244に対して応答の配信を継続するように指図す
る。上記応答配信フローの残りの部分は上記メッセージ
配信フローと同様である。即ち、応答を受信している装
置のユーザ・エージェント(UA-R)246が応答の
配信先を判定するように交信が行われ、上記応答は配信
目的で配布サーバ(DS)250へ送信される。
【0097】上記応答に対する肯定応答が配布サーバ
(DS)250で受信されると、該肯定応答はトランザ
クション・サーバ(XS)248へ転送される。
【0098】本発明による双方向ワイヤレス・メッセー
ジ通信システムは上述の図示の例以外にも広く使用可能
である。例えば、それはタスク指名プログラム(dispat
cher)がタスクを割り当てるために一組の受取人へメッ
セージを送信することが可能な個所をタスク指名する助
けになる。例えば、もし停電が起きた場合に、保守用監
視プログラムが全交代勤務者へメッセージ を送信する
ことが可能である。メッセージ受取人はそれらの利用可
能性を示すメッセージを受信して応答する。上記保守用
監視プログラムは、その結果グループのうちの1以上の
メンバーにジョブを割り当てることが可能である。
【0099】更に、本双方向メッセージ通信システム
は、ネットワークを基盤とする予定表サーバにより加入
者 ユーザ・エージェントの力を借りてリマインダー及
びアラームを生成する予定表残余報知サービスとして使
用可能である。本メッセージ通信装置は携帯可能であ
り、メッセージをページャや電子メール装置及び他のメ
ッセージ通信装置へ配信することができる。上記予定表
はある程度「アラーム」として作用し、予定された面会
約束、記念日及び重要な日にちをいつでもユーザに知ら
せる。予約は上記予定表にユーザエージェントの一部と
して入力することが可能である。
【0100】更に、本システム は救急信号及び遭難
(SOS)メッセージの送信のために使用することがで
きる。救急信号システムでは、遭難者が遭難(SOS)
メッセージを送信することができる。このメッセージは
救急指揮センターへ転送される。上記回線網は位置に基
づくサービス・システムを使用しているメッセージの送
信者が居る位置を示すことが可能である。救急指揮セン
ターはメッセージを遭難者へ送信し、照会メッセージを
使用してそれらの状態の当初の評価を実行する。例え
ば、「怪我をしていますか」、「出血していますか」、
或いは、「動けますか」のようなメッセージを応答選択
肢と共に送信することができる。上記当初の評価から収
集された応答は適切な救急応答ユニットをタスク指名す
るのに極めて有益となり得るであろう。
【0101】先に述べたような別々の双方向メッセージ
・マルチキャストを介してタスク指名を終了させると、
「救助隊が向かっています」、または、「次のブロック
で救急隊員と会って下さい」のような肯定応答を緊急救
助を求めている遭難者へ復路中継可能になる。
【0102】加入者のプロフィールに依存して、双方向
メッセージ通信を介する追跡通知を加入者のグループ構
成員へ送信することが可能である。
【0103】このサービスは本双方向メッセージ通信シ
ステムの信頼性、双方向性、マルチキャスト及びトラン
ザクション・サポートを利用する。
【0104】更に、メッセージは或る位置に居る加入者
へ宛てて送信されるようにすることが可能である。例え
ば、もしニュー・ヨークの列車が運行していない場合、
ニュー・ヨーク中の人々にメッセージが送信される可能
性が有る。このサービスはそれが位置に依存することを
除いて、現行の単純な ページング・サービスと同等で
ある。
【0105】図14、15a、15bには、セルラーシ
ステムの基本を理解できる標準に基づいた従来の双方向
無線セルラーメッセージ通信システムを示す。図16、
17、18は、セルラーシステムに関連した本発明のサ
ーバとユーザエージェントの利用を示す。
【0106】図14において、セルラーシステム300
は、基地局と移動体メッセージ通信エンティティーの間
でIS−136無線インタフェースを、及びIS−41
C網ノードインタフェースを用いる。このIS−136
無線インタフェースはディジタルセルラー無線インタフ
ェース規格であり、移動登録、呼出しを配信するための
ページング、呼出し発信、ハンドオフ、電話サービス。
メッセージ交換等の機能をメッセージ通信サービスの一
部として提供する。IS−41C網ノードインタフェー
スは、セルラー移動体交換局、移動管理に用いる様々な
データベース、メッセージ通信局302の間で動作する
網プロトコルである。
【0107】図14において、セルラーメッセージ通信
システムは、従来のセルラー・ネットワークで一般的で
ある、ホーム位置レジスタ304(HLR)、ビジター
位置レジスタ306(VLR)、移動体交換局308
(MSC)、基地局310(BS)を有する。このシス
テムでは、メッセージ通信エージェント312(短メッ
セージ通信エージェント又はエンティティー(SME)
とも呼ばれる)は、メッセージ通信局302(MC)へ
のメッセージを生成する。このメッセージは、所望の宛
先に対応するメッセージ経路アドレスを受信した後、更
に配信するために移動体交換局308にへと転送され
る。この所望の宛先は通常、移動体メッセージ通信エン
ティティー314であり、これは図でMS−SME31
4として示した双方向ページャ又は同様の装置であって
もよい。
【0108】IS−136は、約420のチャネルをサ
ポートし、これらのサブセットはセルラーシステムの各
セルで再利用される。各チャネルが48.6kbpsの
トラフィックをサポートできる。システムのチャネルの
多数は、音声会話に用いられる。残りのチャネルは、デ
ィジタル制御チャネル(DCCH)をサポートするため
に用いられる。各移動局は、制御情報と短メッセージを
セルラー基板局と交換するDCCHを獲得する。
【0109】DCCHは3つの前方向チャネル(ダウン
リンク)と1つの逆方向チャネル(アップリンク)に分
けられる。この3つの前方向チャネルは、ブロードキャ
スト制御チャネル(BCCH)、共有制御帰還チャネル
(SCF)、短メッセージ通信/ページング/アクセス
応答チャネル(SPACH)である。BCCHは3つの
制御サブチャネルにさらに分けられ、その2つはシステ
ム情報のブロードキャストに使われ、その1つは、短メ
ッセージ通信サービスブロードキャスト制御チャネル
(S−BCCH)と呼ばれ、メッセージ通信サービスの
一部としてブロードキャストメッセージを送るために確
保される。SCFは移動局メディアアクセス手順をサポ
ートするためにリンク層ステータス情報を与えるために
用いられる。SPACHは、名前でわかるように、短メ
ッセージ通信サービスの一部としてメッセージを、電気
通信サービスにおける呼出し配信の一部としてページ
を、及び資源割り当てを配信するのに用いられる。
【0110】逆方向チャネルはランダムアクセス制御チ
ャネル(RACH)と呼ばれる。このチャネルは、移動
局により使われ、制御メッセージ又は短メッセージ通信
サービスの一部であるメッセージをセルラー基地局に送
る。このチャネルのリンク層帰還がSCF上に備えられ
る。
【0111】図14には、IS−136/IS41Cに
基づいたメッセージ通信システムのアーキテクチャを示
す。基地局310と移動体交換局308(MSC)は標
準的なセルラー電話網と同様な能力で動作する。基地局
310はIS−136プロトコルを着信する。ホーム位
置レジスタ304(HLR)は、各移動体メッセージ通
信エンティティー又は他の移動局に対する恒久的なプロ
フィールと、及び各エンティティーにサーブする現在の
ビジター位置レジスタ306(VLR)へのポインタを
記憶する。ビジター位置レジスタ306は、いかなる移
動局又は移動体メッセージ通信エンティティーのプロフ
ィールの一時的なコピーと、及び移動局が現在登録され
ている移動体交換局308へのポインタを記憶する。メ
ッセージ通信局は、他のエンティティーの活動を調整す
るメッセージ通信システムの中核である。
【0112】図15a、15bは、IS−136ベース
の移動局へのメッセージ配信のフローを示す。呼出しを
英字の大文字で示し、応答を小文字で示した。太字で示
したメッセージはIS−136メッセージであり、イタ
リック体で示したものはIS−41Cメッセージであ
る。通常の字体のものはAインタフェースと呼ばれるベ
ンダーが指定するインタフェースを表すメッセージであ
る。図15aでは、移動体メッセージ通信エンティティ
ー314は、おそらくパワーオンにより登録する。ビジ
ター位置レジスタ306は、REGNOTメッセージを受信す
ると、サーブしている移動体交換局308へのポインタ
を記憶する。ビジター位置レジスタ306はこのメッセ
ージをビジター位置306へのポインタを記憶するホー
ム位置レジスタ304へ転送する。
【0113】後において、図15bに示すように、固定
された端点が、メッセージをメッセージ通信エージェン
ト312(SMDPP)に送る。このメッセージはメッ
セージ通信局302により受信され、これはホーム位置
レジスタ34に問い合わせて移動局(SMSREQ又は
移動体メッセージ通信エンティティー314)の位置を
決める。これメッセージは、宛先メッセージ通信エンテ
ィティーの移動体識別番号(MIN)を含有する。この
要求はサーブする移動体交換局308へと伝わり、これ
はメッセージ通信エンティティー(SMSADDRパラ
メーター)にルーティングアドレスを割り当てる。この
ルーティングアドレスはメッセージ通信局302に返さ
れ、これはこのメッセージをサーブしている移動体交換
局308に転送する。この移動体交換局308は、IS
−136のメッセージ通信チャネル上を基地局310
(SMS配信)経由でこのメッセージを配信する。
【0114】また、移動体メッセージ通信エンティティ
ー314はメッセージ交換を開始する。この場合、移動
体メッセージ通信エンティティー314は、メッセージ
通信局302にそのIS−136RACH経由でメッセ
ージを送る。
【0115】システム運用の様々なクラスは予想であっ
てもよい。プライバシークラスと緊急クラスはメッセー
ジ通信エンティティーにより解釈される。網はこれらの
クラスを区別しない。この据え置かれたメッセージ配信
は、移動体メッセージ通信エンティティー314をメッ
セージ配信のために位置決定できない場合(パワーオフ
された場合、範囲外の場合等)に網により明示的に要求
又は作動させられる。これらの場合、メッセージは、移
動体メッセージ通信エンティティー314がアクティブ
になるときに配ばれる。メッセージを更新することは、
送信者が前に送られたメッセージに上書きすることを可
能にする。
【0116】このシステムはいくつかの他の利点を有す
る。このシステムは位置管理のためにセルラー網インフ
ラを用いて運営できる。メッセージ通信エンティティー
が移動したときに登録し、ビジター位置レジスタとホー
ム位置レジスタを更新することを要求することにより、
網はメッセージを正確にその加入者へ向けることができ
る。
【0117】システムからの幾らかのエンティティー
は、IS−16/IS−41Cセルラーシステムに加え
て、改善したメッセージ通信容量を与えることができ
る。図16に示すように、メッセージ通信サーバ機能は
IS−136/IS−41Cメッセージ通信局302に
より行われる。これら両方のエンティティーはメッセー
ジを受信し、いかなる他のサーバの呼出しも調整し、そ
して送ることができる別のエンティティーへのメッセー
ジを転送する。
【0118】また、配布サーバ320の機能は図16で
は別々のエンティティーとして示してあるが、メッセー
ジ通信局で包括される。IS−136084ICシステ
ムでは、メッセージ通信局302は、ホーム位置レジス
タ304との相互作用を通して宛先メッセージ通信装置
の位置を決め、そしてメッセージを転送する。代わり
に、この機能は、図16に示すように外部の配布サーバ
320により同様の方法で行える。この場合、メッセー
ジ通信局302はメッセージの受取りにより引き起こさ
れたいかなるサービス(例えば、据え置かれた配信)を
も呼び出し、そして、メッセージを送らなければならな
い配布サーバ320にメッセージを送る。配布サーバ3
20はホーム位置レジスタ304と相互作用して、宛先
移動体メッセージ通信エンティティー314の位置を決
める。
【0119】ユーザエージェント機能はIS−136/
IS−41Cシステムには含められていない。このシス
テムにユーザエージェント322を加えることにより、
メッセージ展開が網の中で行われる。これは網の中にお
いて短い符号化メッセージを可能にして、無線インタフ
ェースの資源を節約できる。また、メッセージには変数
及び選択を含有する。また、ユーザエージェントはメッ
セージスクリーニングのような付加価値サービスを与え
るために用いられる。IS−136/IS−41Cシス
テムは位置情報を記録するためにホーム位置レジスタ3
04及びビジター位置レジスタ306を用いるが、ユー
ザエージェントの位置機能はこのシステムでは必要とさ
れない。
【0120】トランザクション・サーバ機能は、IS−
136/IS−41Cには含まれていない。このシステ
ムにトランザクション・サーバ324を加えることによ
り、付加価値トランザクションサービスをセルラーメッ
セージ通信システムでサポートできる。これらはシステ
ムがサポートしたトランザクションサービスの全てを含
む。
【0121】もしユーザエージェントとトランザクショ
ン・サーバがシステムに加えられれば、メッセージ通信
局302での手順を変更しなくてはならない。メッセー
ジ通信局302は到来メッセージ要求をユーザエージェ
ントに転送しなくてはならず、いつトランザクションサ
ービスが要求されるかを認識しなくてはならない。これ
らの付加はセルラー標準には違反しない。付加価値サー
バはメッセージ通信局302の付属プロセッサとして実
装してもよく、遠隔プロセッサとして実装してもよい。
前者の場合は、メッセージ通信局302の手順だけを変
更すればすみ、外部のメッセージは生成されない。後者
の場合は、メッセージ通信局と遠隔プロセッサの間の動
作を定められなくてはならない。今日の多くの電気通信
サービスでみられるように、これらの動作は標準である
トランザクション能力アプリケーションパート(TCA
P)のようなシグナリングシステム7番プロトコルを用
いて呼び出すことができる。
【0122】図17、18は、本発明のメッセージ通信
システムを用いたときのメッセージ配信フローを示す。
【0123】簡明さのために新規の符号を用いた。2つ
の移動体メッセージ通信エンティティー(MS−SM
E)が用いられる。左から右へと説明すると、各ブロッ
クは、第1移動体メッセージ通信エンティティー(MS
−SME)400、基地局(BS)402、移動体交換
局(MSC)404、ビジター位置レジスタ(VLR)
406、送信者ホーム位置レジスタ/ユーザエージェン
ト(HLR−R/UA−S)408、受取人ホーム位置
レジスタ/ユーザエージェント(HLR−R/UA−
R)410、トランザクション・サーバ(TX)41
2、メッセージ通信局(MC)414、配布サーバ(D
S)416、第2移動体メッセージ通信エンティティー
(MS−SME)418を表す。図17、18のフロー
と図15aと15bのフローの主要な相違を以下に詳し
く述べる。登録プロセスのようなメッセージフローの他
の部分は類似している。
【0124】図17は、登録プロセスを示し、移動体メ
ッセージ通信エンティティー400の登録フローが図1
5aで表わした登録に類似していることを示す。登録は
ホーム位置レジスタ/ユーザエージェント408、41
0として定められた対応するユーザエージェントで起こ
る。
【0125】図18には、登録後のメッセージ通信フロ
ーを示す。第1符号化メッセージSMDPPが移動体メ
ッセージ通信エンティティー418からメッセージ通信
局414へと送られる。このメッセージは、後のメッセ
ージ展開が網で起こるように符号化され、そして、確認
(アクノーレッジ)が返送される。前の図15bの例の
ように受取人のホーム位置レジスタへ行く代わりに、こ
のメッセージは送信側のHLR−S/UA−S408に
転送される。このHLR−S/UA−S408では、メ
ッセージ展開が起こり、メッセージはメッセージ通信局
414に戻され、そして受取人のHLR−R/UA−R
410に戻される。受取人のユーザエージェントはフィ
ルタリングをしたり、新規のフォーマットを要求した
り、又は位置情報を与えることができる。ユーザ情報は
現在のシステムにおけるものと同様にビジター位置レジ
スタ406をに投ずることができ、又はこの例に示すよ
うに迂回できる。ホーム位置レジスタは位置情報を与え
ることができる。メッセージはメッセージ通信局414
に転送される。
【0126】このメッセージは次にトランザクション・
サーバ412に転送され、トランザクションを広げる。
このトランザクションは次に、メッセージ通信局414
へ戻され、そして、ディレクテッド・ページング・アル
ゴリズムを行う配布サーバ416に送られる。ここでの
メッセージフローは、SMDPPの前の例と、配布サー
バへ逆戻りする確認に非常に類似している。
【0127】本発明のメッセージ通信システムは多くの
利点を有する。ユーザエージェントにおいてメッセージ
通信展開が可能である。さらに、ユーザエージェントは
メッセージをフィルタにかけ、他の機能を行うことがで
きる。また、トランザクションサポートがセルラー・ネ
ットワークの中でカレントであってもよい。システムは
方向性ページングを可能にし、方向性ページング機能を
用いて領域を変えることができ、必要とする登録の数を
減らすことができる。交換領域が変えられたときに常に
登録することは必要ではなく、ビジター位置レジスタの
必要性はない。配布サーバも方向性ページングを行うこ
とができる。
【0128】各サーバも所望のように実装できる。方向
性ページングアルゴリズムが走っていなければ、配布サ
ーバは必要ない。もしメッセージ展開が必要なければ、
ユーザエージェントは必要ではない。これはシステムに
更なる柔軟性を与える。全てのサーバは柔軟性がある。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の双方向ワ
イヤレスメッセージ通信網のユーザエージェントの中に
複数のメッセージが記憶される。このメッセージは双方
向メッセージ通信サービスの加入者により選択されたも
のに対応する。このメッセージは符号化され、制御情報
を含む。発信メッセージ転送コードが加入者の双方向メ
ッセージ通信装置から双方向メッセージ通信網へと送信
される。この発信メッセージ転送コードは、メッセージ
番号と、メッセージに適応されるカスタマイズを指定す
る修正子を含む。次に、この発信メッセージ転送コード
は、ユーザエージェントの中で展開され、この展開され
たメッセージは、発信メッセージ転送コードの内容に基
づいて所望の宛先へ転送される。また、メッセージを少
なくとも1つの制御タグで符号化することもでき、さら
に、制御が適用される最初の部分と最後の部分を指定す
る対の制御タグを用いて符号化することもできる。この
ようにして、双方向ワイヤレスメッセージ通信システム
において、メッセージの配信及び展開に対する卓越した
制御を可能にし、既存のワイヤレス・ページング・シス
テムの能力限界の問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公衆交換電話網、データ・ネットワーク、セ
ルラー・ネットワーク及び双方向メッセージ通信装置と
共同して使用される、本発明の双方向ワイヤレス・メッ
セージ通信システムのシステム及び方法の該略ブロック
図である。
【図2】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムの別の該略図である。
【図3】 種々のユーザエージェント、メッセージ通信
網及び相違する加入者の間で転送することが可能なメッ
セージの例を示す双方向ワイヤレス・メッセージ通信シ
ステムのより詳細な図である。
【図4】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムのネットワーク・アーキテクチャを示す該略図
である。
【図5】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムの制御アーキテクチャの一例を示す図である。
【図6】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムのメッセージ通信装置とバッチ・サーバとの間
で使用されるプロトコル・アーキテクチャの一例を示す
ブロック図である。
【図7】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムで使用される新たなメッセージ配信のためのプ
ロトコル・フローの一例を示す詳細フロー・チャートで
ある。
【図8】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムにおける応答配信の一例を示す詳細フロー・チ
ャートである。
【図9】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通信
システムに使用することができる双方向ページャの形態
の双方向メッセージ通信装置の該略図である。
【図10】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通
信システムに使用することができるバッチ・サーバの構
成の一例の該略図である。
【図11】 本発明の双方向ワイヤレス・メッセージ通
信システムに使用することができるユーザ・エージェン
トの機能部分の一例を示す該略図である。
【図12】 図12は本発明の双方向ワイヤレス・メッ
セージ通信システムに使用することができるトランザク
ション・サーバの様々な機能の例を示す該略図である。 (a)会話管理装置のオープン状態とクローズ状態とを
示す図である。 (b)トランザクション・サーバの受取人の状態に対す
る 状態遷移図である。
【図13】 模擬キーボードがメッセージを入力するた
めに表示される双方向メッセージ通信装置の該略図を示
す図である。
【図14】 標準により定められた双方向メッセージ通
信セルラーシステムの様々な構成部分の簡略ブロック図
を示す。
【図15】(a)従来のシステムにおける移動体メッセ
ージ通信エンティティーの登録の際の基本的なメッセー
ジのフローを示す。 (b)移動体メッセージ通信エンティティーへのメッセ
ージ配信のフロー・チャートを示す。
【図16】本発明のユーザエージェントとトランザクシ
ョン・配布サーバを有する双方向メッセージ通信セルラ
ーシステムの簡略ブロック図を示す。
【図17】本発明のシステムにおける基本的なメッセー
ジフローの例を示す。
【図18】本発明の移動体メッセージ通信エンティティ
ーへのメッセージ配信の基本的なメッセージフローの例
を示す。
【符号の説明】
10 双方向ワイヤレス・メッセージ通信システム 11 双方向メッセージ通信装置(ページャ) 12 ユーザエージェント 14 双方向メッセージ通信網 16 公衆交換電話網 18 ネットワーク・アクセス・スイッチ 20 第1通信結合 22 電話機 24 セルラー・ネットワーク 26 データ・ネットワーク 27 電子メール・メッセージ 27a ワールド・ワイド・ウエブ 28 第2通信結合 30 回線網制御交換局(NCP) 32 データベース 36 第3通信結合 38 第4通信結合 40 加入者 42 第1通信チャネル 43 第2通信戻りチャネル 44 第2双方向メッセージ通信装置 50 ユーザエージェント(UA T) 50a ページャ 52 ユーザエージェント(UA D) 54 ユーザエージェント(UA M) 56 ユーザエージェント(UA P) 57a メッセージ配信チャネル 57b メッセージ配信チャネル 57c メッセージ配信チャネル 58 ページャ 60 コンピュータ 62 電話機 64a メッセージ戻り通信チャネル 64b メッセージ戻り通信チャネル 64c メッセージ戻り通信チャネル 69 模擬キーボード 70 定型部分 72 拡張可能部分 72a ユーザエージェント・プログラム・モジュール 72b ユーザエージェント・プログラム・モジュール 73 データベース 73a データ入力可能な箇所 74 ソフトウエア 76 基地局 78 クラスタ 80 ドメイン 82 セル 84 ボタン 86 ボタン 88 LCD画面 100 バッチ・サーバ 102 メッセージ・レイヤ・プロトコル(MLP) 104 無線リンク特殊収束サブレイヤ(ASCS) 106 リンク層プロトコル(LINK1) 108 リンク層プロトコル(LINK2) 109 ワイヤライン・サイド(ネットワーク) 109a ワイヤレス(加入者及び基地局)サイド 110 無応答メッセージ待ち行列(UMQ) 112 肯定応答受けメッセージ待ち行列(AMQ) 114 メッセージ゛通信サーバ 116 配布サーバ 118 トランザクション・サーバ 120 会話管理装置 122 トランザクション・マネージャ 124 オープン 126 クローズ 128 受取人 130 送信 132 受信 134 受信 136 終了 200 加入者(S) 202 受取人(R1) 204 受取人(R2) 206 受取人(R3) 208 供給側バッチ・サーバ(BS-S) 210 メッセージ゛通信サーバ(MS) 212 メッセージ発信者のユーザエージェント(UA
-S) 214 ユーザエージェント(UA-R1) 216 ユーザエージェント(UA-R2) 218 ユーザエージェント(UA-R3) 220 トランザクション・サーバ(XS) 221 配布サーバ(DS) 222 バッチ・サーバ(BS-R1) 224 メッセージ蓄積サーバ(MSS) 230 バッチ・サーバ(BS-R21) 232 バッチ・サーバ(BS-R22) 234 バッチ・サーバ(BS-R23) 240 受取人(R) 242 バッチ・サーバ(BS-R) 244 メッセージ゛通信サーバ(MS) 246 ユーザエージェント(UA-R) 248 トランザクション・サーバ(XS) 250 配布サーバ(DS) 300 セルラーシステム 302 メッセージ通信局 304 ホーム位置レジスタ 306 ビジター位置レジスタ 308 移動体交換局 310 基地局 312 メッセージ通信エージェント 314 移動体メッセージ通信エンティティー 320 配布サーバ 322 ユーザエージェント 324 トランザクション・サーバ 400 第1移動体メッセージ通信エンティティー(M
S−SME) 402 基地局(BS) 404 移動体交換局(MSC) 406 ビジター位置レジスタ(VLR) 408 送信者ホーム位置レジスタ/ユーザエージェン
ト(HLR−R/UA−S) 410 受取人ホーム位置レジスタ/ユーザエージェン
ト(HLR−R/UA−R) 412 トランザクションサーバ(TX) 414 メッセージ通信局(MC) 416 配布サーバ 418 第2移動体メッセージ通信エンティティー(M
S−SME)
フロントページの続き (73)特許権者 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New J ersey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 クリシャン クマー サブナニ アメリカ合衆国、07090 ニュージャー ジー、ウェストフィールド、ゴールド エッジ ドライブ 206 (72)発明者 トーマス ヤット チャン ウー アメリカ合衆国、07701 ニュージャー ジー、レッド バンク、キンバリー コ ート 13、アパートメント 75 (56)参考文献 特開 平6−118937(JP,A) 特開 平7−79464(JP,A) 特開 昭62−5742(JP,A) 特開 平9−275457(JP,A) 特開 平10−79964(JP,A) 特開 平7−99677(JP,A) 特表 平8−501432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26 102

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージ通信網からメッセージを受信
    する双方向ワイヤレスメッセージ通信装置の加入者に対
    応する少なくとも1つのユーザエージェントを有するメ
    ッセージ通信網を有する双方向ワイヤレスメッセージ通
    信システムにおいて、 前記ユーザエージェントは、加入者の双方向メッセージ
    通信装置から受信した送信メッセージコードに応答して
    所望の宛先に転送するために複数のメッセージを記憶
    し、 前記ユーザエージェント内に記憶されたメッセージは、
    符号化されかつ制御情報を含むことを特徴とする双方向
    ワイヤレスメッセージ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザエージェント内の符号化され
    たメッセージは、少なくとも1つの制御タグを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセ
    ージ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザエージェント内の符号化され
    たメッセージは、制御が行われるメッセージの一部の始
    点と終点とを規定する制御タグの対を有することを特徴
    とする請求項5記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信
    システム。
  4. 【請求項4】 双方向メッセージ通信装置から転送され
    る送信メッセージコードは、符号化転送コードを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセ
    ージ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記符号化転送コードは、メッセージ番
    号と、メッセージに適用されるカスタマイズを指定する
    修正子を含むことを特徴とする請求項4記載の双方向ワ
    イヤレスメッセージ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記メッセージは、文字テキストを含
    み、文字テキストの一部を強調するためのリッチテキス
    ト属性を含むことを特徴とする請求項1記載の双方向ワ
    イヤレスメッセージ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記メッセージは、前記メッセージ通信
    装置のユーザがメッセージの一部を包含または排除する
    ことを可能にする選択的要素を有することを特徴とする
    請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記メッセージは、双方向メッセージ通
    信システムの加入者が選択リストを指定することを可能
    にする、ユーザ定義の選択的要素を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ定義の選択的要素は、各メッ
    セージをカスタマイズするために加入者ごとに定義され
    ることを特徴とする請求項8記載の双方向ワイヤレスメ
    ッセージ通信システム。
  10. 【請求項10】 前記メッセージは、動的にカスタマイ
    ズできる前もって定義された変数を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記メッセージは、関連づけられた要
    求を複数有する条件付き構成要素を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信シス
    テム。
  12. 【請求項12】 双方向メッセージ通信網のユーザエー
    ジェント内に、双方向メッセージ通信装置の加入者によ
    り選択されるメッセージに対応し符号化され制御情報を
    含む複数のメッセージを記憶するステップと、 加入者の双方向メッセージ通信装置から双方向メッセー
    ジ通信網に、メッセージ番号とメッセージに加えられる
    カスタマイズを指定する修正子とを含む送信メッセージ
    転送コードを送信するステップと、 前記ユーザエージェント内で送信メッセージ転送コード
    を展開するステップと、 展開されたメッセージを、送信メッセージ転送コードの
    内容に基づいて、所望の宛先に転送するステップとを有
    することを特徴とする双方向ワイヤレスメッセージ通信
    方法。
  13. 【請求項13】 前記メッセージは文字テキストを含
    み、 前記文字テキストを強調するステップをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 メッセージの選択的要素を選択するこ
    とによりメッセージの一部を包含または排除するステッ
    プをさらに有することを特徴とする請求項12記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 選択が行われるユーザ定義の選択リス
    トを指定するステップをさらに有することを特徴とする
    請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 前もって定義された変数で各メッセー
    ジをカスタマイズするステップをさらに有することを特
    徴とする請求項12記載の方法。
  17. 【請求項17】 関連づけられた要求を複数有する条件
    付き構成要素を含むメッセージを送信するステップをさ
    らに有することを特徴とする請求項12記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記メッセージは、受信者によりカス
    タマイズ可能な、埋め込まれた返信を含むことを特徴と
    する請求項1記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの制御タグでメッセー
    ジを符号化するステップをさらに有することを特徴とす
    る請求項12記載の方法。
  20. 【請求項20】 制御が行われるメッセージの一部の始
    点と終点とを規定する制御タグの対でメッセージを符号
    化するステップをさらに有することを特徴とする請求項
    12記載の方法。
  21. 【請求項21】 トランザクションを開始して、前記メ
    ッセージ通信網を通じて前記双方向メッセージ通信装置
    からメッセージ受信者へ送信される各メッセージを追跡
    し、該トランザクションに関連するサービスが完了した
    後、該トランザクションを終了して、メッセージがさら
    に配信されることおよびメッセージに対する返信を防
    ぐ、前記メッセージ通信網に接続されたトランザクショ
    ンサーバを有することを特徴とする請求項1記載の双方
    向ワイヤレスメッセージ通信システム。
  22. 【請求項22】 前記トランザクションサーバは、 前記トランザクションサーバを開始状態および終了状態
    のうちの一方に維持する会話マネージャと、 前記会話マネージャと通信し、トランザクションに関連
    するメッセージ受信者の状態を追跡するトランザクショ
    ンマネージャとを有し、 前記トランザクションマネージャは、トランザクション
    を終了すべきであると判断した後、該トランザクション
    を終了することにより、複数の宛先アドレスのうちの1
    つ以上からの返信を制限することを特徴とする請求項2
    1記載の双方向ワイヤレスメッセージ通信システム。
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