JP3272797B2 - 面積流量計 - Google Patents

面積流量計

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JP3272797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量計、特に、流量に
応じてフロートが上下して、流体の通過面積が変わるよ
うにした面積可変式の面積流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】係る従来の面積式流量計としては、例え
ば、図5に示すように、テーパ管41内に上下動するフ
ロート42を配し、テーパ管41の下から上に向けて流
体を流し、テーパ管41内のフロート42の位置により
通過する流体の体積が異なるように構成したものが公知
である。
【0003】また、図6に示すように、シリンダ44の
中にフロート45を配置するとともに、シリンダ44に
スリット46を形成し、フロート45の位置によって、
スリット46を流れる流体の面積が変化するように構成
し、流体の流量に応じてフロート45の位置が変化する
ようにした構成が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の面積流量計にあっては、シリンダの断面積や体積等が
決定されると、フロートの体積(形状、大きさ)と比重
量とが決定される。従って、測定する流量によって、フ
ロートの材料や形状、寸法等、フロート設計における制
約が大きく、フロートの自由な設計がし難くく、このた
め面積流量計の製造が容易にできないという問題点があ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、自由なフロート
設計が可能な面積流量計を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ハウジングに流入路と流出路とこれらを
つなぐフロート室とを設け、前記流入路の開口端部に対
抗して弁体を設け、弁体には浮力を与えるフロートを設
け、更にハウジングには前記弁体と前記開口端部との距
離を検知する検知器とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】流体の非流動時には、フロートはフロート室内
において浮上し、開口端部を閉じる位置にある。このと
き、弁体と開口端部との間の距離は0となる。
【0008】流入路に流体が流入されると、弁体の開口
端部側の圧力が高まり、フロートの浮力に抗して弁体を
押し下げる。このときの開口端部から浮力室に流入され
る流体の圧力は、フロートによる浮力が一定のため、常
に一定である。従って、流量は開口部の面積に比例し、
検知器が開口部面積に比例する弁体の位置を検知するこ
とによって、そこを流れる流量を計測することができ
る。
【0009】係る流量計では、弁体を指示するフロート
は、弁体に浮力を与えるのみであり、流体の流路に配置
されないから、所定の浮力を得られれば、その厚みや体
積、形状等を自由に設計することができる。
【0010】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の実施例
を詳細に説明する。
【0011】まず、図1を参照して、本発明の第1実施
例ついて説明する。
【0012】図1に示すように、第1実施例による面積
流量計1は、ハウジング2を有し、このハウジング2は
流路管6a,6bに接続される導入部3とフロート室部
5とが設けられている。
【0013】導入部3には、流体の流体入口7と流体出
口9とが形成されており、それぞれ流路管6a,6bに
接続されるようになっている。この導入部3には、フロ
ート室部5のフロート室5aに流体を導入する流入路1
1と、フロート室部5から流体を流出する流出路13と
がそれぞれ平行に並んで形成されており、流路管6a,
6bの流路と直角を形成して下方に向けて延出されてい
る。尚、流入路11の下端部には、弁体15に向けて流
体を流す開口端部11aが形成されている。
【0014】流入路11の開口端部11aは流出路13
の開口端部(流出口)13aより突設しており、後述す
る弁体15により流入路11のみを閉じるようになって
いる。
【0015】フロート室部5には、その上部において、
上述の導入部3にOリング17を介して螺合されてお
り、フロート室5aの天井には、流入路11と流出路1
3とが連通されている。
【0016】前記フロート室5a内には浮上して前記開
口端部の流路面積を狭める弁体15が配置されている。
即ち、この弁体15は、フロート室5a内において、流
路面積を制御するものである。
【0017】弁体15には、フロート19が一体に設け
られ、弁体15に浮力を与えている。フロート17の浮
力は、その比重量と体積によって決定されているが、本
実施例では、流入路11から流入される流体は弁体15
が直接受け、フロート19が直接受けない。従って、フ
ロート19の面積や体積は問題とならず、一定の浮力を
得るために、フロート17の容積を自由に設定をするこ
とができる。従って、比重量も広い範囲に亘って設定す
ることができ、材質やフロートの寸法等における設計上
の制約をほどんど受けることがない。
【0018】弁体15の開口端部11aからの距離を検
知する検知器21は、弁15の位置を検知するセンサー
であり、いわゆる近接センサ等により弁体15の開口端
部からの距離(または位置)Xを測定するようになって
いる。
【0019】尚、図1中において、導入部3に設けられ
ているのは、入口圧力計取付部23、入口温度計取付部
24、出口圧力計取付部25であり、流体の入口圧及び
出口圧の測定をすることにより、質量流量の測定ができ
るようになっている。
【0020】次に、第1実施例の作用について説明す
る。
【0021】流路管6a,6bを流れる流体は、流入入
口6aから導入部3の流入路11に流入され、その下端
部(開口端部)11aから吹き出される。すると、弁体
15側の圧力が高められ、フロート19の浮力に抗して
弁体15が押し下げられる。
【0022】一方、フロート室5a内には弁体15の検
知器21が設けられているから、この検知器21が弁体
と開口端部11aとの距離Xを測定する。
【0023】フロート室5a内の流体は流出管13を通
過して、流出口6を介して流路管6bに戻される。
【0024】ここで、測定原理について説明する。
【0025】開口端部11aにおける直径をD(m)と
し、比重量をγF(Kg/m3 )、流量Q(m3 /sec
)、弁体15前後の圧力差ΔP=P1 −P2 (Kg/
2 )とすると、差圧ΔPが弁に作用して弁を押し下げ
て、その差圧に見合った距離Xに位置する。
【0026】流出面積A(m2 )は、A=π・D・Xで
表される。よって、下記(1)式が成り立つ。
【0027】
【数1】 このとき、弁に作用している力Fpは下記(2)式で表
される。
【0028】
【数2】 一方、弁に連結したフロートの浮力Ffは、フロート及
び弁の容積Vfとすると、それらの等価比重量をγf
(弁とフロートの重量/Vf)(Kg/m3 )とすると
次式で表される。
【0029】
【数3】 ここで、差圧による押し下げ力Fpとフロートの浮力F
fは、平衡状態(即ち、FpとFfは等しい)にあるの
で、式(2)と式(3)により、下記式(4)が導かれ
る。
【0030】
【数4】 この式(4)の関係を式(1)に代入して整理すると、
下記数式(5)が得られる。
【0031】
【数5】 式(5)中において、ζ、Vfが一定と考えて、これら
の定数をCと置くと、下記(6)式が得られる。
【0032】
【数6】 但し、C=ζ(8πg・Vf・(1−γf/γF))
1/2 式(6)から明らかなように、流量Qは、弁体の距離X
と一次比例の関係にある。
【0033】また、γfに対してγFが大きい程(即
ち、γFに対してγfが小さい程)、γf/γFの変化
量は設定誤差に伴う流量の計測誤差を小さくできること
が分かる。
【0034】即ち、本方式では、このフロート材料に、
極めて比重量が小さい材料が使用でき、しかもフロート
容積Vfを自由に設計できることがわかる。
【0035】また、従来のように、直接フロートが流体
に接触する面を構成していないから、正確な加工精度を
必要としない。
【0036】次に、図2及び図3を参照して、本発明の
第2実施例の面積流量計31について説明するが、上述
した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付するこ
とによって、その部分の詳細な説明を省略する。
【0037】第2実施例では、流入路の端部11aにス
リット27が形成されている点で、上述の第1実施例と
異なる。
【0038】スリット27は、流入路の端部11aにお
いて、流体の流れ方向に縦長に複数形成されており、ス
リット27の幅、数等は特に限定されず、流体や測定す
る流量の範囲によって決定される。
【0039】そして、弁体15は、スリット27が形成
された流入路の端部11a内に収納されており、この端
部例11a内を上下動するようになっている。尚、スリ
ット27は、例えば、ワイヤカット加工機で簡単にしか
も高精度で形成することができる。
【0040】ここで、スリット27の幅をWとし、スリ
ット数をn、弁の直径をD(m)、そして、比重量をγ
F(Kg/m3 )の流体が、流量Q(m3 /sec )で流
れているときの、弁体15前後の圧力差ΔP=P1 −P
2 (Kg/m2 )とすると、差圧ΔPが弁体15に作用
して弁体15を押し下げて、その差圧に見合った距離X
に位置する。流出面積A(m2 )は、A=n・w・Xで
表される。よって、下記(7)式が成り立つ。
【0041】
【数7】
【0042】
【数8】 但し、Eは定数である。
【0043】この第2実施例でも、上述した第1実施例
と同様にΔPを一定に保てば、Xの計測により流量計測
ができることを示している。
【0044】また、上述の式(4)によりγFについて
解くと、下記式(9)が得られる。
【0045】
【数9】 この式(9)から明らかな如くΔPを測定することによ
り、その時の流体の比重量が計測できる。しかも、γF
の測定精度を高めるためには、Vfを大きくしてΔPの
値を大きくすることが一つの方法であり、フロート容積
は構造上の制約を受けない。
【0046】上述の式(7)及び式(9)の積より導き
出される下記式(10)により質量流量Gが求められ
る。
【0047】
【数10】 即ち、弁の開口端部からの距離Xと差圧ΔPを測定する
ことにより、質量流量Gを計測することができる。この
場合、差圧Δpは、入口圧力計23a及び出口圧力計2
5(図1参照)により測定される。
【0048】次に、図4を参照して本発明の第3実施例
の面積流量計32について説明するが、上述した第1実
施例と同一の部分には同一の符号を付することによって
その部分の詳細な説明を省略する。
【0049】第3実施例では、気体流量計を例に用いて
おり、フロート19は、シリコーンオイルのように沸点
が高く安定な液体28中に格納されている。その他の部
分は前述した第1実施例と略同様である。この場合の弁
体15に連結したフロート19の浮力Ff(Kg)は、
液体の比重量をγF(m3 )、液体中に沈んでいるフロ
ートの容積をVf(m3 )、弁とフロートの重量をm
(Kg)とすると次式(11)で表される。
【0050】
【数11】 式(11)のFfと上述した式(2)におけるFpは等
しいので、両者の関係よりΔpについて解くと、次式
(12)が得られる。
【0051】
【数12】 この式(12)を上述した式(1)に代入すると、気体
流量Q(m3 /sec )は次式(13)で得られる。
【0052】
【数13】 式(13)中において、定数項をまとめてCと置くと、
下記(14)式が得られる。
【0053】
【数14】 この式(14)から明らかなように、同様にXの計測に
より気体流量の計測を行なうことができる。この場合、
気体の温度変化に対して、フロート室5aの液体28の
温度を一定にして、γFを一定にすることによって、精
度の向上を図ることができる。
【0054】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0055】例えば、弁体15の位置を検知する検知器
21は底部に限らず、弁体15と流入路の開口端部との
距離を測定できる位置であればどこでもよい。
【0056】また、弁体15とフロート19とは一体に
形成することに限らず、別体に形成するものであっても
同様な効果を得ることができる。
【0057】更に、所定流量を検知すると入力する流量
スイッチとして用いてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、流入路の開口端部と流
出路の流出口とが連通されたフロート室に弁体とフロー
トとを配置して弁体と開口端部との距離により流量を測
定するものであるから、フロートの密度や、体積、形状
等について、自由なフロート設計が可能となる。これに
より、流量計を容易かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による面積流量計の断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例による面積流量計の断面図
である。
【図3】図2に示す面積流量計のスリットの正面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例による面積流量計の断面図
である。
【図5】従来の面積流量計の断面図である。
【図6】他の従来の面積流量計の断面図である。
【符号の説明】
1 第1実施例による面積流量計 2 ハウジング 3 導入部 5a フロート室 11 流入路 11a 開口端部 13 流出路 15 弁体 19 フロート 21 検知器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに流入路と流出路とこれらを
    つなぐフロート室とを設け、前記流入路の開口端部に対
    抗して弁体を設け、前記弁体には浮力を与えるフロート
    を設け、更に前記ハウジングには前記弁体と前記開口端
    部との距離を検知する検知器とを設けたことを特徴とす
    る面積流量計。
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