JP3272121B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3272121B2 JP27656093A JP27656093A JP3272121B2 JP 3272121 B2 JP3272121 B2 JP 3272121B2 JP 27656093 A JP27656093 A JP 27656093A JP 27656093 A JP27656093 A JP 27656093A JP 3272121 B2 JP3272121 B2 JP 3272121B2
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芳郎 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室内外ユニ
ット内等に収納される熱交換器に係り、特にヘッダを備
えた多パス方式の熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の室内ユニットは、図
11に示すように、空気吸込口aと空気吹出口bが形成
されたケーシングc内に、室内空気を加熱冷却するため
の熱交換器dと、室内空気を循環させるファンeとが収
容されている。
【0003】この熱交換器dとしては例えば冷媒側の圧
力損失を抑えるために多パス方式の熱交換器が用いられ
ている。すなわち、図12に示すように、この多パス方
式の熱交換器は、内部が中空となっている一対のヘッダ
f,gを複数の伝熱管h…,で接続すると共に、これら
伝熱管h…間に複数のフィンi…を架け渡し、さらに、
このヘッダf,gの内部に冷媒の流れを規制する仕切板
jを設け、これらヘッダf,gに冷媒を交互に流し込む
ことでその流れをスムースにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の多パス方式の熱交換器の場合、これを構成するヘ
ッダf,gが直管型で、その高さが高いものであるた
め、これを用いた室内ユニット自体も大型化してしまう
ものであった。そこで、この多パス方式の熱交換器を図
11に示すように、空気の流れ方向に折り曲げてコンパ
クトに形成することになるが、上述したように、このヘ
ッダf,gは直管型であり、しかも、この折曲げ部位に
伝熱管hや仕切板jが設けられている場合もあり、その
折曲げ加工は容易ではなかった。
【0005】そこで、本発明は上記の問題点を有効に解
決するために案出されたものであり、その目的はヘッダ
の折曲げ加工を容易にし、そのコンパクト化が達成でき
る新規な熱交換器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第一の発明は、略管状をした一対のヘッダ間に、冷媒
を流すための伝熱管を複数接続すると共に、これら伝熱
管に、これらを上記ヘッダと並行に接続する板状のフィ
ン群を設けた熱交換器において、上記一対のヘッダにそ
れぞれ縮小部を形成し、これらヘッダをこの縮小部を境
に同方向に屈曲させたものであり、また、第二の発明
は、略管状をした一対のヘッダ間に、冷媒を流すための
伝熱管を複数接続すると共に、これら伝熱管に、これら
を上記ヘッダと並行に接続する板状のフィン群を設けた
熱交換器において、上記一対のヘッダにそれぞれ同方向
に開口した切欠け部を形成し、これらヘッダをこの切欠
け部を閉塞するように屈曲させたものである。また、第
の発明は上記縮小部又は切欠け部に位置するフィン群
を、上記ヘッダの折曲げ方向に対してそれぞれ三角形状
に切欠加工したものである。
【0007】
【作用】第一の発明及び第二の発明は上述したように、
上記一対のヘッダにそれぞれ縮小部あるいは切欠け部を
形成し、この縮小部あるいは切欠け部を境にこれらヘッ
ダを同方向に屈曲させたものであるため、ヘッダの折曲
げ加工が容易となってコンパクトな熱交換器が得られ
る。また、切欠け部を形成した場合では、ヘッダを屈曲
させた際に、屈曲部位のヘッダ同志が当接して切欠け部
が閉塞することになるため、これよりヘッダ内の冷媒が
漏洩することはない。また、第三の発明は上述したよう
にフィン群を、上記ヘッダの折曲げ方向に対してそれぞ
れ扇状に切欠加工したものであるため、ヘッダを屈曲さ
せても、その部位でフィン群が捩れることなく、空気の
流れ抵抗が増大するのを未然に防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて詳述する。
【0009】図1及び図2は本発明に係る多パス方式の
熱交換器1の一実施例を示したものである。図示するよ
うに、この熱交換器1は並列に配置された一対のヘッダ
2,3間に、冷媒を流すための伝熱管4…がそれぞれ複
数並行に接続されており、また、これら伝熱管4…には
これらを上記ヘッダ2,3と並行に接続するための板状
をしたフィン群5が設けられて構成されている。
【0010】このヘッダ2,3は図2に示すように、そ
れぞれの両端が閉じられ、かつ内部が中空となった管状
体であり、上記伝熱管4…の各端部がその側部を貫通し
てそれぞれの伝熱管4…と連通されている。また、一方
のヘッダ2の端部付近には冷媒配管6,7が接続されて
おり、ヘッダ2内と連通されている。また、これらヘッ
ダ2,3内には仕切板8…が設けられ、それぞれの内部
が複数の部屋に区画されている。従って、この熱交換器
1は例えば冷媒配管6からヘッダ2内に流れた冷媒を実
線矢印に示すように冷媒配管6付近に接続された伝熱管
4…を通過させて他方のヘッダ3側へ流した後、ヘッダ
3側へ設けられた仕切板8によって再び他の伝熱管4…
を通過させてヘッダ2側へ戻し、その後さらに他の伝熱
管4…を介して順次ヘッダ2,3間を蛇行させながら流
した後、ヘッダ2に設けられた他方の冷媒配管7から流
出させることで冷媒側の圧力損失を低く抑えることがで
きるようになっている。
【0011】また、図示するように、これらヘッダ2,
3の中間部には径方向内方に縮小した縮小部2a,3a
がそれぞれ形成されており、しかも、これら縮小部2
a,3aは、これら縮小部2a,3aを結ぶ仮想線kが
各伝熱管4…と平行になるような位置に形成されてい
る。また、図1に示すように、この仮想線kに位置する
フィン群5には、各ヘッダ2,3の径方向に対してそれ
ぞれ三角形に切欠け加工された欠損部5aが形成されて
おり、仮想線kを軸としてその厚さ方向の折曲げが容易
となっている。
【0012】そして、このように構成された熱交換器1
のヘッダ2,3に、同方向に折り曲げ応力を加えると、
これらヘッダ2,3が応力の低いそれぞれの縮小部2
a,3aを境にして折り曲げられ、図3に示すように、
簡単にコンパクト化することができる。また、上述した
ように縮小部2a,3aを結ぶ仮想線kに位置するフィ
ン群5には折り曲げ方向に開いた三角形状の欠損部5a
が切削加工されているため、ヘッダ2,3を屈曲させる
ことによってこれら欠損部5aが消滅することとなる。
従って、ヘッダ2,3を屈曲させても、この仮想線k部
分に位置するフィン群5が捩れたりして、空気の流れ抵
抗が増大するのを未然に防止することができる。
【0013】次に、図4〜図6は本発明の第二の実施例
を示したものである。図4に示すように、本実施例は、
従来の多パス方式の熱交換器をヘッダの長さ方向に二分
割したような構成をした熱交換器ユニット1a,1bを
形成し、これら熱交換器ユニット1a,1bを連結部材
9で屈曲状態に連結したものである。すなわち、本実施
例は各熱交換器ユニット1a,1bを構成するように、
両ヘッダ2,3を中間部分で2b、2c、3b、3cに
分割し、これらヘッダ2bと2c及びヘッダ3bと3c
の分割部を図5(A)に示すように、両端が開口した環
状の連結部材9にそれぞれ嵌合させ、ろう付け等によっ
て一体的に接続することで図5(B)に示すような角度
θ1 だけ屈曲した熱交換器が形成されることになる。
尚、この連結部材9には図6(A)に示すように、各ヘ
ッダ間を連通させるような開口部9aを形成したもので
あってもよく、また、このような開口部9aを形成せず
に、図6(B)に示すように、冷媒の流れを規制するた
めの仕切板8を兼ね備えたものであってもよい。また、
両ヘッダ2,3の分割と同時に両ヘッダ2,3間のフィ
ン群5もヘッダと同様に分割されているため、このフィ
ン群5の分割部も角度θ1 分隙間が空き、この隙間を通
過する空気流は熱交換されないので、この隙間を埋め空
気流が通過しないように図4及び図6に示すような連結
板10を連結部材9,9間に連結する。
【0014】このような構成であれば、連結板10がフ
ィン群5の分割部の隙間を埋め、この隙間を空気流が通
過することがない。
【0015】次に、図7〜図10は本発明の第三の実施
例を示したものであり、上記第一の実施例で示した縮小
部2a,3bに代わり、その部分に切欠け部11,11
を形成し、これを境にヘッダ2,3を同方向に屈曲させ
たものである。すなわち、本実施例は図7及び図9
(A)に示すように、ヘッダ2,3を所定の角度θで切
欠いて切欠け部11,11を形成すると共に、第一の実
施例と同様にこれら切欠け部11,11を結ぶ仮想線K
部分に位置するフィン群5に切欠け加工を施した後、図
9(B)に示すように、これら2,3を切欠け部11を
塞ぐようにその開口方向に所定の角度θで折り曲げ、そ
の隙間に図10(A)に示すようなCリング状の閉塞部
材12を嵌め込んでその隙間を塞ぎ、その後、これらを
一体的に溶接し、図8に示すように形成したものであ
り、本実施例によっても上記実施例と同様に屈曲した熱
交換器が容易に得られ、そのコンパクト化が達成され
る。また、本実施例においても第二の実施例と同様に、
図10(B)に示すような板状態の閉塞部材12aを用
い、ヘッダ2,3内の冷媒の流れを制御する仕切板8と
同様な機能をもたせるように構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ヘ
ッダを用いた多パス式の熱交換器のコンパクト化が容易
に達成できるため、空気調和機等の小型化が達成できる
等といった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第二実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第二実施例を示す組立て図である。
【図6】本発明の第二実施例に係る連結部材を示す斜視
図である。
【図7】本発明の第三実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第三実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第三実施例を示す組立て図である。
【図10】本発明の第三実施例に係る閉塞部材を示す斜
視図である。
【図11】従来の空気調和機の室内ユニットを示す概略
断面図である。
【図12】従来の多パス式熱交換器の構造を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
2,3 ヘッダ 2a,3a 縮小部 4 伝熱管 5 フィン群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池谷 實男 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝 富士工場内 (56)参考文献 実開 平2−36793(JP,U) 実開 平1−83126(JP,U) 実開 昭59−124869(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 - 9/26 F28D 1/00 - 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略管状をした一対のヘッダ間に、冷媒を
    流すための伝熱管を複数接続すると共に、これら伝熱管
    に、これらを上記ヘッダと並行に接続する板状のフィン
    群を設けた熱交換器において、上記一対のヘッダにそれ
    ぞれ縮小部を形成し、この縮小部を境にこれらヘッダを
    同方向に屈曲させたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 略管状をした一対のヘッダ間に、冷媒を
    流すための伝熱管を複数接続すると共に、これら伝熱管
    に、これらを上記ヘッダと並行に接続する板状のフィン
    群を設けた熱交換器において、上記一対のヘッダにそれ
    ぞれ同方向に開口する切欠け部を形成し、これらヘッダ
    をこの切欠け部を閉塞するように屈曲させたことを特徴
    とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 上記縮小部又は切欠け部に位置するフィ
    ン群を、上記ヘッダの折曲げ方向に対して三角形状に切
    欠加工したことを特徴とする請求項1または2記載の熱
    交換器。
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