JP3269939B2 - 端末装置 - Google Patents

端末装置

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JP3269939B2
JP3269939B2 JP15341195A JP15341195A JP3269939B2 JP 3269939 B2 JP3269939 B2 JP 3269939B2 JP 15341195 A JP15341195 A JP 15341195A JP 15341195 A JP15341195 A JP 15341195A JP 3269939 B2 JP3269939 B2 JP 3269939B2
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直子 岩見
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/5307Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems for recording messages comprising any combination of audio and non-audio components

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末装置がネッ
トワークを介して接続され、これら複数の端末装置間
で、連続した複数の音声データおよびこれらの音声デー
タの少なくとも一部に同期した複数の描画データを含む
マルチメディアデータを用いて作成されたメールを送受
信するマルチメディアメールシステムにおいて、メール
を受信し再生する端末装置が、メールを作成し送信した
端末装置より描画処理性能が劣る場合でも、音声データ
の再生を途切らせることなく、音声データと描画データ
との間の同期を取って、メールを再生することが可能な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の端末装置がネットワークを
介して接続され、これら複数の端末装置間でメールを送
受信する電子メールシステムにおいては、テキストデー
タが中心として扱われている。すなわち、端末装置間で
送受信されるメールは、複数のテキストデータを用いて
作成されている。
【0003】また、音声データや描画データといったテ
キストデータ以外のデータを扱うことが可能な電子メー
ルシステムにおいても、音声データや描画データは、テ
キストデータとは、独立かつ非同期に扱われている。例
えば、複数の音声データを用いて作成されたメール、ま
たは、複数の描画データを用いて作成されたメールは、
複数のテキストデータを用いて作成されたメールに付属
するメールとして扱われ、ユーザは、必要に応じて、こ
のような付属メールを再生するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、描画処理速
度が速い端末装置においては、複数の音声データおよび
複数の画像データを含むマルチメディアデータを扱うこ
とができるので、このような端末装置をネットワークを
介して接続することにより、マルチメディアデータを用
いて作成されたメールを送受信することが可能なマルチ
メディアメールシステムを構築することが考えられる。
【0005】しかし、ネットワークを介して接続される
全ての端末装置の描画処理速度が同じであるとは限らな
いので、メールを受信し再生する端末装置が、該メール
を作成し送信した端末装置より描画処理速度が遅かった
り、他の処理による負荷が原因で描画処理速度が遅くな
っていると、特に、連続した複数の音声データおよびこ
れらの音声データの少なくとも一部に同期したマルチメ
ディアデータを用いて作成されたメールを再生する際
に、描画データの再生が音声データの再生より遅れてし
まい、音声データと描画データとの間の同期が取れなく
なってしまうという問題点がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、連続した複数の
音声データおよびこれらの少なくとも一部に同期した複
数の描画データを含むマルチメディアデータを用いて作
成されたメールを受信し再生する端末装置において、音
声データの再生を途切らせることなく、音声データと描
画データとの間の同期を取って、メールを再生すること
を可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、マルチメディアデータを含むメールを再
生する端末装置であって、音声データと、前記音声デー
タの一部に同期する複数の描画データと、前記各描画デ
ータにそれぞれ付加された、前記メールの再生開始時か
ら経過時間と比較される時刻情報と、を含むメールを受
信する受信手段と、前記受信手段が受信したメールに含
まれる前記音声データを再生する音声再生手段と、前記
受信手段が受信したメールに含まれる前記複数の描画デ
ータを再生する描画データ再生手段と、を備え、前記描
画再生手段は、所定時間が経過するたびに、前記受信手
段が受信したメールに含まれる複数の描画データのなか
から、予め設定された制限数以内の数の描画データを再
生順に選択し、当該選択した描画データを、前記メール
の再生が開始された時点からの経過時間が、当該描画デ
ータに付加された時刻情報が表す時刻に達している場合
に再生する、ことを特徴とする端末装置を提供する。ま
た、上記目的を達成するため、本発明は、連続した複数
の音声データおよびこれらの音声データの少なくとも一
部に同期した複数の描画データを含むマルチデータを用
いて作成され送信されたメールを受信し再生するメール
端末装置において、 (1)上記複数の描画データの各々に、メールの作成が開
始された時点から経過した相対的な時刻を表す時刻情報
が付加されているメールを受信する受信手段、 (2)上記受信手段が受信したメールに含まれる複数の音
声データを順次再生する音声再生手段、 (3)上記受信手段が受信したメールに含まれる複数の描
画データの各々について、メールの再生が開始された時
点から経過した相対的な時刻が、該描画デーに付加され
ている時刻情報が表す時刻に達した場合に、他の描画デ
ータを再生中であれば、該描画データを廃棄する描画再
生手段、を備えるようにしている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明に係る端末装置によれば、前記描画再生
手段が、所定時間が経過するたびに、前記受信手段が受
信したメールに含まれる複数の描画データのなかから、
予め設定された制限数以内の数の描画データを再生順に
選択する。そして、当該選択した描画データを、前記メ
ールの再生が開始された時点からの経過時間が、当該描
画データに付加された時刻情報が表す時刻に達している
場合に再生する。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】なお、上記描画再生手段が、上記受信手段
が受信したメールに含まれる複数の描画データの各々に
ついて、メールの再生が開始された時点から経過した相
対的な時刻が、該描画データに付加されている時刻情報
が表す時刻に達した場合に、他の描画データを再生中で
あれば、その時点で未再生の描画データの時間的な密度
に応じて、該描画データを再生するかまたは廃棄するか
を判断するようにすることもでき、このようにすれば、
1つの描画データを再生する度に、音声データと描画デ
ータとの間の同期を補正することができる。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】本実施例は、図1に示すような伝言(メー
ル)、すなわち、音声データ1と描画データ2とを用い
て、資料等のイメージデータやテキストデータである背
景データ3に対して指示,注釈,コメント等を加えたメ
ールを、複数の端末装置間で送受信するマルチメディア
メールシステムにおいて、メールを受信し再生する端末
装置が、該メールを作成し送信した端末装置より描画処
理速度が遅い場合でも、音声データ1と描画データ2と
の間の同期を取って、該メールを再現できるようにする
ものである。
【0019】図2は本実施例に係るマルチメディアメー
ルシステムの構成例を示すブロック図である。
【0020】図2に示すように、本実施例に係るマルチ
メディアメールシステムは、メールの作成/送信/受信
/再生を行う複数台の端末装置13と、メールを蓄積す
るファイル装置11を備えたメールサーバ10とが、ネ
ットワーク12を介して接続された構成となっている。
【0021】端末装置13は、メールの送信時は、作成
したメールに、送信先の端末装置13を表す宛先情報、
および、自身を表す送信元アドレス情報を付加した後、
ネットワーク12を介してメールサーバ10のファイル
装置11に格納する。
【0022】また、端末装置13は、メールの受信時
は、自身を表す宛先情報が付加されているメールを、ネ
ットワーク12を介してメールサーバ10のファイル装
置11から読み込む。
【0023】図3は端末装置13の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0024】図3に示すように、端末装置13は、ネッ
トワーク12との間の接続を行う通信インタフェース3
0と、音声データを入力する音声データ入力部(例え
ば、マイク)27と、音声データを出力する音声データ
出力部(例えば、スピーカ)28と、音声データ入力部
27および音声データ出力部28が接続され、音声デー
タの入力および音声データの再生を行う音声ボード29
と、入力インタフェース26を介して接続され、テキス
トデータを入力するテキストデータ入力部(例えば、キ
ーボード)24と、入力インタフェース26を介して接
続され、描画データを入力する描画データ入力部(例え
ば、マウス)25と、テキストデータおよび描画データ
を表示する表示部(例えば、CRT)23と、各種プロ
グラムを格納しているファイル装置22と、プログラム
が実行時にロードされるプログラムメモリ21と、プロ
グラムを実行するプロセッサ20とが、バス31を介し
て接続された構成となっている。
【0025】図4は本実施例に係るマルチメディアメー
ルシステムでメールとして送受信される伝言ファイルの
ファイル構造を示す図である。
【0026】図4に示すように、メールの先頭には、宛
先情報および送信元アドレス情報が含まれるメール識別
子40が付加される。
【0027】メール本体は、複数の描画データからなる
描画ブロック44,複数の音声データからなる音声ブロ
ック46,1つ以上の背景データからなる背景ブロック
48が連結され、先頭に、各ブロックの大きさを表すブ
ロックサイズおよび各ブロックの先頭位置を表すポイン
タが含まれる制御情報42が記録された構造となってい
る。なお、描画ブロック44および音声ブロック46の
みからなるメールである場合、すなわち、資料等のイメ
ージデータやテキストデータを用いずに作成されたメー
ルである場合は、背景ブロック48のブロックサイズを
「0」として扱う。
【0028】なお、音声ブロック46内の複数の音声デ
ータは、メールの作成が開始された時点から終了される
時点までの間に連続して入力された、無音データも含む
音声データである。また、描画ブロック44内の複数の
描画データは、音声ブロック46内の複数の音声データ
の少なくとも一部に同期して入力された描画データであ
る。
【0029】このため、特に、描画ブロック44には、
描画データごとに、該描画データが入力された時刻を表
す時刻情報、および、該描画データの終点の座標値が記
録されるようになっている。ここで、時刻情報は、端末
装置13においてメールの作成が開始された時点から経
過した相対的な時刻を表すものである。また、一連の描
画軌跡を区別するために、一連の描画データの入力が開
始された時点および終了した時点に、識別子(図中で
は、「START」および「STOP」)が記録される
ようになっている。
【0030】すなわち、端末装置13は、メールの作成
時には、入力された描画データの各々に、該描画データ
の終点の座標値に加えて、該描画データが入力された時
刻を表す時刻情報を付加するようになっている。
【0031】以下、端末装置13におけるメール再生手
順の第1例について説明する。
【0032】図5は第1例のメール再生手順を示すフロ
ーチャートである。
【0033】図5に示すように、端末装置13は、メー
ルの再生がユーザから指示されると、まず、初期設定処
理を行う(ステップ50)。初期設定処理においては、
後述する処理で用いられるフラグやタイマを初期化する
と共に、音声ブロック46内の音声データの再生を開始
する。なお、初期設定処理の詳しい処理内容について
は、後述する。
【0034】続いて、描画処理を行う(ステップ5
1)。描画処理においては、描画ブロック44内の1つ
の描画データを再生する。なお、描画処理の詳しい処理
内容については、後述する。
【0035】続いて、音声ボード29に設けられている
音声バッファに残っている音声データの残量を監視する
ことにより、音声バッファに音声データを補充するタイ
ミングであるか否かを判断する(ステップ52)。
【0036】例えば、音声バッファの容量が4Kバイト
で、音声バッファの空き容量が1Kバイトを超えると、
音声データを音声バッファに補充するというような仕様
である場合は、音声バッファの空き容量が1Kバイトに
達したか否かを監視し、空き容量が1Kバイトを超えた
ときに、音声データ補充タイミングであると判断する
か、または、1Kバイトの音声データが再生されるだけ
の時間が経過したときに、音声データ補充タイミングで
あると判断する。
【0037】音声データ補充タイミングでないと判断し
た場合は、ステップ51に戻り、音声データ補充タイミ
ングであると判断した場合は、音声ブロック46内に未
再生の音声データが残っているか否かを調べる(ステッ
プ53)。
【0038】未再生の音声データが残っている場合に
は、次の音声データを読み込んで、音声ボード29に設
けられている音声バッファに補充すると共に(ステップ
55)、同期処理を行ってから(ステップ56)、ステ
ップ51に戻る。なお、同期処理の詳しい処理内容につ
いては、後述する。
【0039】一方、未再生の音声データが残っていない
場合、すなわち、音声ブロック46内の全ての音声デー
タを音声ボード29に補充した状態である場合は、音声
ボード29に設けられている音声バッファ内の音声デー
タの残量を調べ(ステップ54)、音声データ残量が
「0」にならなければ、ステップ51に戻り、「0」に
なったならば、メールの再生を終了する。
【0040】なお、音声データを音声バッファに補充す
るタイミングとしては、音声バッファの容量が10Kバ
イトの場合は、音声バッファの空き容量が2Kバイトを
超えた場合に補充するなど、音声バッファの容量や音声
バッファの空き容量のサイズは、上述した例に限るもの
ではない。
【0041】また、背景データの内容は、時間の経過と
共に変化しないので、メールの再生に先立って、背景ブ
ロック48内の背景データを再生しておけばよい。
【0042】図6はステップ50の初期設定処理の詳細
な処理内容を示すフローチャートである。
【0043】図6に示すように、初期設定処理において
は、まず、描画ブロック44内に未再生の描画データが
残っているか否かを表すフラグ(以下、描画データフラ
グと称す。)に「1」を設定する(ステップ62)。
【0044】続いて、メールの再生を開始した時点から
経過した時刻を計測するためのタイマを初期化する(ス
テップ64)。
【0045】続いて、音声ボード29に設けられている
音声バッファの容量分だけ、音声ブロック46内の音声
データを読み込み、読み込んだ音声データを音声バッフ
ァに補充することにより、音声データの再生を開始する
(ステップ66)。
【0046】最後に、描画ブロック44内の1つ分の描
画データを読み込み(ステップ68)、ステップ51の
描画処理に備える。
【0047】図7はステップ51の描画処理の詳細な処
理内容を示すフローチャートである。
【0048】図7に示すように、描画処理においては、
まず、描画データフラグを調べ(ステップ70)、描画
データフラグが「0」である場合は、描画ブロック44
内の全ての描画データを再生したと判断し、描画処理を
終了する。
【0049】一方、描画データフラグが「1」である場
合は、描画データを再生すべきタイミングに達したか否
かを判断する(ステップ72)。ステップ72では、詳
しくは、タイマの計測値(メールの再生を開始した時点
から経過した時刻を表す。)と、ステップ68で読み込
んだ描画データに対応する時刻情報とを比較し、タイマ
の計測値が、時刻情報が表す時刻に達している場合に、
描画データ再生タイミングであると判断する。
【0050】描画データ再生タイミングでないと判断し
た場合は、描画処理を終了し、描画データ再生タイミン
グであると判断した場合は、ステップ68で読み込んだ
描画データを再生する(ステップ74)。
【0051】続いて、次回の描画処理に備える準備処理
を行ってから(ステップ76a)、描画処理を終了す
る。なお、準備処理の詳しい処理内容については、後述
する。
【0052】図8はステップ76aの準備処理の詳細な
処理内容を示すフローチャートである。
【0053】図8に示すように、準備処理においては、
まず、描画ブロック44内に未再生の描画データが残っ
ているか否かを調べる(ステップ80)。
【0054】未再生の描画データが残っている場合に
は、描画ブロック44内の次の1つ分の描画データを読
み込み(ステップ68)、未再生の描画データが残って
いない場合、すなわち、全ての描画データを再生した場
合には、描画データフラグに「0」を設定する(ステッ
プ82)。
【0055】図9はステップ56の同期処理の詳細な処
理内容を示すフローチャートである。
【0056】図9に示すように、同期処理においては、
まず、この時点におけるタイマの計測値(メールの再生
を開始した時点から経過した時刻を表す。)Tpを求め
る(ステップ90)。
【0057】続いて、描画ブロック44内に、Tpまで
に再生すべき描画データであるが、描画データの再生が
遅れているために再生されていない描画データがある場
合には、そのような描画データの再生を全てスキップす
る(ステップ92)。
【0058】続いて、描画データの再生をスキップした
場合は(ステップ94)、次回の描画処理に備える準備
処理を行ってから(ステップ76a)、同期処理を終了
する。
【0059】図10は第1例のメール再生手順により再
生される描画データの例を示す図である。
【0060】図10に示すように、描画データは、メー
ルの再生を開始した時点から経過した時刻Tpが、該描
画データに対応する時刻情報が表す時刻に達してから、
前の描画データとの間に線分を引くことにより、描画軌
跡200を形成する。
【0061】ただし、音声ボード29に設けられている
音声バッファに音声データを補充すべき音声データ補充
タイミング202で、本来ならばその時点までに再生さ
れていなければならない描画データが再生されずに残っ
ている場合には、そのような描画データ204の再生を
スキップし、次の描画データ208を再生するときに、
前の描画データ206との間に線分を引くようにする。
【0062】これにより、メールの再生を行う端末装置
13が、該メールを作成し送信した端末装置13の描画
処理速度より描画処理速度が遅い場合や、他の処理が原
因で負荷がかかっている場合でも、音声データを音声バ
ッファに補充するタイミングごとに、音声データと描画
データとの間の同期を取り直すことができる。
【0063】なお、第1例では、音声データを音声バッ
ファに補充するタイミングごとに、その時点までに再生
すべき描画データであるが、描画データの再生が遅れて
いるために再生されていない描画データがあるか否かを
調べるようにしているが、一定時間が経過する度や1つ
の描画データを再生する度に、その時点までに再生すべ
き描画データであるが、描画データの再生が遅れている
ために再生されていない描画データがあるか否かを調べ
るようにしてもよい。
【0064】次に、端末装置13におけるメール再生手
順の第2例について説明する。
【0065】第2例のメール再生手順を示すフローチャ
ートは、図5に示したフローチャートと同様であるが、
ステップ50の初期設定処理,ステップ51の描画処
理,ステップ56の同期処理が、各々、上述した第1例
とは異なる。
【0066】図11はステップ50の初期設定処理の詳
細な処理内容を示すフローチャートである。
【0067】図11に示すように、初期設定処理におい
ては、まず、一定時間内に再生すべき描画データ数の制
限値Lwを初期設定する(ステップ100)。ここでい
う一定時間、すなわち、描画データ数を制限する時間間
隔としては、音声ボード29に設けられている音声バッ
ファに音声データを補充する時間間隔を用いる。なお、
制限値Lwの初期値は、後述するように、可変とするこ
とができる。
【0068】続いて、描画データフラグに「1」を設定
し(ステップ62)、描画ブロック44内の描画データ
を読み込むべきであるか否かを表すフラグ(以下、描画
データ読み込みフラグと称す。)にも「1」を設定する
(ステップ102)。
【0069】続いて、メールの再生を開始した時点から
経過した時刻を計測するためのタイマを初期化し(ステ
ップ64)、音声ブロック46内の音声データを、音声
ボード29に設けられている音声バッファの容量分だけ
読み込んで、音声ボード29に補充することにより、音
声データの再生を開始する(ステップ66)。
【0070】図12はステップ51の描画処理の詳細な
処理内容を示すフローチャートである。
【0071】図12に示すように、描画処理において
は、まず、描画データフラグを調べ(ステップ70)、
描画データフラグが「0」である場合は、描画ブロック
44内の全ての描画データを再生したと判断し、描画処
理を終了する。
【0072】一方、描画データフラグが「1」である場
合は、描画データ読み込みフラグを調べ(ステップ11
0)、描画データ読み込みフラグが「0」である場合
は、ステップ72に進む。
【0073】また、描画データ読み込みフラグが「1」
である場合は、一定時間内(すなわち、次に音声ボード
29に設けられている音声バッファに音声データを補充
するタイミングに達するまでの間)に再生すべきである
描画データを全て読み込み、読み込んだ描画データの数
を変数Awに一時的に設定する。そして、変数Awが制
限値Lwよりも大きい場合には、実際に再生する描画デ
ータの数が制限値Lw内に納まるように、読み込んだ描
画データのうちから、実際に再生すべき描画データを選
択する(ステップ112)。
【0074】ステップ112における選択方法として
は、例えば、描画ブロック44における順番通りに描画
データを選択するようにする。また、例えば、再生すべ
き描画データの間隔が均一になるように、1つおきまた
は2つおき、描画データを選択していくようにする。ま
た、例えば、読み込んだ描画データに対応する座標値に
基づいて、再生時の線分の長さが長くなるような組合せ
の描画データを選択するようにする。
【0075】続いて、ステップ112で選択した描画デ
ータの数を変数Swに一時的に設定し(ステップ11
4)、一定時間内に再生した描画データの数をカウント
するためのカウンタCwを初期化し(ステップ11
5)、描画データ読み込みフラグに「0」を設定してか
ら(ステップ116)、ステップ72に進む。
【0076】ステップ72では、描画データを再生すべ
きタイミングに達したか否かを判断する(ステップ7
2)。ステップ72では、詳しくは、タイマの計測値
(メールの再生を開始した時点から経過した時刻を表
す。)と、再生すべき描画データに対応する時刻情報と
を比較し、タイマの計測値が時刻情報が表す時刻に達し
ている場合に、描画データ再生タイミングであると判断
する。
【0077】描画データ再生タイミングでないと判断し
た場合は、描画処理を終了し、描画データ再生タイミン
グであると判断した場合は、描画データを再生する(ス
テップ74)。
【0078】続いて、カウンタCwに「1」を加算する
と共に(ステップ118)、次回の描画処理に備える準
備処理を行ってから(ステップ76b)、描画処理を終
了する。なお、準備処理の詳しい処理内容を示すフロー
チャートは、図8に示したフローチャートではなく、図
13に示すようになる。
【0079】すなわち、図13に示すように、準備処理
においては、まず、カウンタCwと変数Swとを比較す
ることにより、ステップ112で選択した描画データの
全てを再生したか否かを調べ(ステップ120)、再生
した場合は、描画ブロック44内に未再生の描画データ
が残っているか否かを調べる(ステップ80)。
【0080】未再生の描画データが残っている場合に
は、描画データ読み込みフラグに「1」を設定してから
(ステップ102)、次回の描画処理で新たな描画デー
タを読み込むよう準備する。また、未再生の描画データ
が残っていない場合には、描画データフラグに「0」を
設定する(ステップ82)。
【0081】図14はステップ56の同期処理の詳細な
処理内容を示すフローチャートである。
【0082】第2例では、同期処理は、図12に示した
描画処理におけるステップ110〜ステップ116、お
よび、図13に示した準備処理におけるステップ12
0,ステップ102に関連した処理内容となる。
【0083】すなわち、図14に示すように、同期処理
においては、まず、描画データ読み込みフラグに「1」
を設定する(ステップ102)。これにより、次回の描
画処理で、再生すべき描画データの選択が新たになされ
ることとなる。すなわち、今回の描画処理で選択された
描画データのうちの、この時点で未再生の描画データ
は、廃棄されることとなる。
【0084】続いて、廃棄された描画データの有無に基
づいて、一定時間内に再生すべき描画データの数の制限
値Lwを再設定する(ステップ122)。例えば、選択
した描画データの数を表す変数Swが、一定時間内に再
生すべき描画データの数を表す変数Awよりも少いとい
う状況で、廃棄された描画データがなかった場合には、
制限値Lwを上げ、廃棄された描画データが多かった場
合には、制限値Lwを下げるようにする。
【0085】このように、ステップ122を除けば、制
限値Lwの値を固定のまま処理することになる。
【0086】さて、ここで、制限値Lwの初期値の設定
方法について説明する。
【0087】例えば、制限値Lwの初期値は、ユーザが
設定した数値とすることができる。すなわち、端末装置
13は、図15に示すように、制限値Lwの初期値を設
定するための領域100aを表示部23に表示し、領域
100aにおいて、ユーザがテキストデータ入力部24
を用いて所定の枠100b内に入力した数値を、ユーザ
がボタン100cを指示した時点で入手し、入手した数
値を制限値Lwの初期値として用いることができる。
【0088】また、例えば、制限値Lwの初期値は、端
末装置13のプロセッサ20の処理能力または負荷状況
に応じた数値とすることができる。すなわち、端末装置
13は、アプリケーションプログラムの起動に要した時
間からプロセッサ20の処理能力または負荷状況を推定
し、図16に示すように、予め用意されている対応表に
基づいて、アプリケーションプログラムの起動時間10
0dに対応する制限値100eを、制限値Lwの初期値
として用いることができる。
【0089】また、例えば、制限値Lwの初期値は、端
末装置13の実際の描画処理能力に応じた数値とするこ
とができる。すなわち、端末装置13は、図17に示す
ように、メールの再生に先立って、試験データを用い
て、一定時間内(すなわち、音声ボード29に設けられ
ている音声バッファに音声データを補充する時間間隔
内)に再生可能な描画データの数を何回か実測し、実測
した描画データ数(処理数)100fの最大値100g
を、制限値Lwの初期値として用いることができる。
【0090】図18は第2例のメール再生手順により再
生される描画データの例を示す図である。
【0091】図18に示すように、一定時間T(21
0)内に再生すべき描画データの数が制限されることに
より(図18の例では、「2」に制限されている。)、
メールの再生を行う端末装置13が、該メールを作成し
送信した端末装置13の描画処理速度より描画処理速度
が遅い場合や、他の処理が原因で負荷がかかっている場
合でも、音声データと描画データとの間の同期を取るこ
とができる。
【0092】なお、実際に再生すべき描画データを選択
する選択方法によって、再現される描画軌跡212は違
ってくるが、一定時間T(210)ごとに、該時間内に
実際に再生すべきである描画データを選択することによ
り、廃棄される描画データが連続する事態を避け、メー
ルの作成時に入力された描画データの特徴を残した形で
描画データを再現することができる。
【0093】次に、端末装置13におけるメール再生手
順の第3例について説明する。
【0094】第3例のメール再生手順を示すフローチャ
ートは、図5に示したフローチャートにおいて、ステッ
プ56の同期処理を取り除いたようになる。また、ステ
ップ51の描画処理が上述した第1例とは異なる。
【0095】図19はステップ51の描画処理の詳細な
処理内容を示すフローチャートである。
【0096】第3例において、描画処理には、取り除い
た同期処理に相当する処理が含まれるようになってい
る。
【0097】すなわち、図19に示すように、描画処理
においては、まず、描画データフラグを調べ(ステップ
70)、描画データフラグが「0」である場合は、描画
処理を終了する。
【0098】一方、描画データフラグが「1」である場
合は、タイマの計測値(メールの再生を開始した時点か
ら経過した時刻を表す。)が、現在読み込んである描画
データに対応する時刻情報が表す時刻を超過していない
かを調べる(ステップ130)。ステップ130では、
例えば、タイマの計測値から時刻情報が表す時刻を減算
した値が1秒以上である場合は、該描画データと音声デ
ータとの間の同期が取れなくなっている、すなわち、該
描画データを再生すべきタイミングを超過していると判
断する。
【0099】描画データ再生タイミングを超過していな
いと判断した場合は、描画データ再生タイミングに達し
てから(ステップ72)、ステップ134に進んで、描
画データの再生を行う。
【0100】また、描画データ再生タイミングを超過し
ていると判断した場合は、次に再生する予定の描画デー
タに対応する時刻情報が表す時刻を参照し、この時点か
ら次の描画データを再生すべき時刻までの時間が、1つ
分の描画データを再生するのに要した時間(以下、描画
データの再生所要時間と称す。)の平均値の2倍以上で
あるか否かを比較する(ステップ132)。なお、描画
データの再生所要時間は、後述するステップ136で、
描画データを再生する度に求められている。
【0101】ステップ132の比較の結果、条件を満た
している場合には、描画データ再生タイミングを超過し
ている描画データであっても、該描画データを廃棄せず
に、ステップ134に進んで、該描画データを再生する
ことにする。
【0102】ステップ134では、タイマの計測値を参
照し、描画データを再生する前の時点の時刻を入手して
おき、続いて、1つ分の描画データを再生するが(ステ
ップ74)、このとき、描画データの再生所要時間を求
めておく(ステップ136)。
【0103】描画データ再生タイミングを超過した描画
データを廃棄した場合や、描画データの再生を終了した
場合は、次回の描画処理に備える準備処理を行ってから
(ステップ76a)、描画処理を終了する。なお、準備
処理の詳細な処理内容は、図8のフローチャートに示し
た処理内容である。
【0104】図20は第3例のメール再生手順により再
生される描画データの例を示す図である。
【0105】図20に示すように、描画データは、メー
ルの再生を開始した時点から経過した時刻が、該描画デ
ータに対応する時刻情報が表す時刻に達してから、前の
描画データとの間に線分が引かれる。
【0106】ただし、描画データ再生タイミングを超過
してしまった描画データ220が発生した場合は、次の
描画データ222を再生すべき時刻までの時間と、描画
データの再生所要時間の平均値224とを比較し、次の
描画データ222を再生すべき時刻までの時間が、平均
値224の2倍以上であるならば、描画データ再生タイ
ミングを超過してしまった描画データ220であっても
再生するようにし、そうでないならば、このような描画
データ220についての再生をスキップするようにす
る。
【0107】これにより、メールの再生を行う端末装置
13が、該メールを作成し送信した端末装置13の描画
処理速度より描画処理速度が遅い場合や、他の処理が原
因で負荷がかかっている場合に、描画データの再生が遅
れてしまうようなことがあっても、より多くの描画デー
タを再生すると共に、1つ分の描画データを再生する度
に、音声データと描画データとの間の同期を補正してい
くことができる。
【0108】次に、端末装置13におけるメール再生手
順の第4例について説明する。
【0109】第4例のメール再生手順を示すフローチャ
ートは、図5に示したフローチャートと同様であるが、
ステップ50の初期設定処理,ステップ56の同期処理
が上述した第1例とは異なる。
【0110】図21はステップ50の初期設定処理の詳
細な処理内容を示すフローチャートである。
【0111】図21に示すように、初期設定処理におい
ては、まず、制御情報42に記録されている音声ブロッ
ク46のブロックサイズを調べることにより、再生すべ
き音声データの総量を求める(ステップ140)。
【0112】以降の処理は、図6に示したフローチャー
トと同様に、ステップ62〜ステップ68の処理を行
う。なお、ステップ140およびステップ62の順序
は、逆でも構わない。
【0113】図22はステップ56の同期処理の詳細な
処理内容を示すフローチャートである。
【0114】図22に示すように、同期処理において
は、まず、ステップ53で求めた未再生の音声データの
データ量と、ステップ52で求めた音声ボード29に設
けられている音声バッファに残っている音声データのデ
ータ量とを併せた値を、初期設定処理のステップ140
で求めた音声データの総量から減算することにより、再
生した音声データのデータ量を求める(ステップ14
2)。
【0115】続いて、音声データの再生処理速度が、例
えば、1m秒の間に4バイトだけ再生されるというもの
であるならば、再生した音声データのデータ量を「4」
で割ることにより、音声データの再生に要した時間(以
下、音声データの再生所要時間と称す。)を求める(ス
テップ144)。
【0116】続いて、ステップ144で求めた音声デー
タの再生所要時間とメールの再生を開始した時点から経
過した時間との差分値を、タイマ補正値として設定する
(ステップ146)。
【0117】これにより、描画処理において、描画デー
タ再生タイミングに達したか否かを判断するときに、タ
イマの計測値(メールの再生を開始した時点から経過し
た時刻を表す。)からタイマ補正値を減算し、減算した
結果と描画データに対応する時刻情報とを比較すること
となる。
【0118】なお、音声データの再生所要時間の計算に
おいて、再生された音声データのデータ量を割る値は、
音声データの再生処理速度が1m秒の間に10バイトだ
け再生されるというものであるならば、「10」で割る
というように、端末装置13の仕様によって、別の値を
用いる。
【0119】図23は第4例のメール再生手順による効
果を示す図である。
【0120】メールの作成時250に、メールの作成を
開始した時点から経過した時刻の流れ(メール作成所要
時間)254に対する、音声データの入力に要した時間
252および描画データの入力に要した時間256が、
図23に示すようである場合を考える。すなわち、音声
データの入力が中断されることなく、メールが作成され
た場合を考える。
【0121】この場合、メールの再生時260に、再生
が中断されてしまうと、再開時に、音声データについて
は、中断された時点から引き続いて再生することができ
るが、メールの再生を開始した時点から経過した時刻の
流れ(メール再生所要時間)264と音声データの再生
に要した時間262とが一致しなくなるので、描画デー
タについては、メールの再生を開始した時点から経過し
た時刻と描画データに対応する時刻情報が表す時刻とを
比較することで、描画データ再生タイミングに達したか
否かを判断するようにしていたのでは、266に示すよ
うに、音声データと描画データとの間の同期が取れなく
なる。
【0122】一方、上述したように、音声ボード29に
設けられている音声バッファに音声データを補充すると
きに、メール再生所要時間264と音声データの再生に
要した時間262との間のズレを、タイマ補正値として
設定し、設定したタイマ補正値を描画データ再生タイミ
ングに達したか否かを判断するときに利用することによ
り、268に示すように、音声データと描画データとの
間の同期を取ることができるようになる。
【0123】このように、音声データの再生が中断して
しまい、メール再生所要時間264と音声データの再生
に要した時間262とがずれてしまった場合でも、音声
データの再生を再開した後に、再び、音声データと描画
データとの間の同期を取ってメールを再生することがで
きるようになる。
【0124】以上説明したように、第1例のメール再生
手順によれば、メールの再生を行う端末装置13におい
て、音声ボード29に設けられている音声バッファに音
声データを補充する時点で、該時点までに再生すべき描
画データが未再生のまま残っているならば、このような
描画データの再生をスキップしているので、描画データ
の再生が遅れるようなことがあっても、音声データを音
声バッファに補充する度に、音声データと描画データと
の間の同期を取り直すことができる。
【0125】また、第2例のメール再生手順によれば、
メールの再生を行う端末装置13において、一定時間内
に再生すべき描画データ数を制限しているので、音声デ
ータと描画データとの間の同期を取ることができる。
【0126】また、第3例のメール再生手順によれば、
メールの再生を行う端末装置13において、描画データ
再生タイミングを超過しても未再生となっている描画デ
ータの扱いを、次の描画データを再生するまでの時間と
1つ分の描画データの再生に要する時間の平均値とを比
較することで、再生可能であるか否かを判断し、再生可
能であれば再生するようにしているので、描画データの
再生が遅れるようなことがあっても、より多くの描画デ
ータを再生すると共に、1つ分の描画データを再生する
度に、音声データと描画データとの間の同期を補正する
ことができる。
【0127】また、第4例のメール再生手順によれば、
メールの再生を行う端末装置13において、描画データ
再生タイミングに達したか否かを判断するために利用す
る、メールの再生を開始した時点から経過した時刻の計
算を、再生した音声データのデータ量に基づいて補正す
るようにしているので、音声データの再生が中断した場
合でも、音声データの再生を再開した後に、再び、音声
データと描画データとの間の同期を取ることができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメール端
末装置においては、メールの再生時に、描画処理速度や
負荷状況等が原因で、描画データの再生が音声データの
再生より遅れるような場合でも、音声データの再生を優
先し、描画データを間引いて再生することにより、音声
データの再生を途切らせることなく、音声データと描画
データとの間の同期を取って、メールを再現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メールの概念を示す説明図。
【図2】本実施例に係るマルチメディアメールシステム
の構成例を示すブロック図。
【図3】本実施例の端末装置の構成例を示すブロック構
成図。
【図4】本実施例におけるメールのファイル構造を示す
説明図。
【図5】第1例のメール再生手順を示すフローチャー
ト。
【図6】第1例における初期設定処理の詳細な処理内容
を示すフローチャート。
【図7】第1例における描画処理の詳細な処理内容を示
すフローチャート。
【図8】第1例における準備処理の詳細な処理内容を示
すフローチャート。
【図9】第1例における同期処理の詳細な処理内容を示
すフローチャート。
【図10】第1例のメール再生手順により再生される描
画データを示す説明図。
【図11】第2例における初期設定処理の詳細な処理内
容を示すフローチャート。
【図12】第2例における描画処理の詳細な処理内容を
示すフローチャート。
【図13】第2例における準備処理の詳細な処理内容を
示すフローチャート。
【図14】第2例における同期処理の詳細な処理内容を
示すフローチャート。
【図15】一定時間内に再生すべき描画データ数の制限
値の初期値を設定する方法を示す説明図。
【図16】一定時間内に再生すべき描画データ数の制限
値の初期値を設定する方法を示す説明図。
【図17】一定時間内に再生すべき描画データ数の制限
値の初期値を設定する方法を示す説明図。
【図18】第2例のメール再生手順により再生される描
画データを示す説明図。
【図19】第3例における描画処理の詳細な処理内容を
示すフローチャート。
【図20】第3例のメール再生手順により再生される描
画データを示す説明図。
【図21】第4例における初期設定処理の詳細な処理内
容を示すフローチャート。
【図22】第4例における同期処理の詳細な処理内容を
示すフローチャート。
【図23】第4例のメール再生手順による効果を示す説
明図。
【符号の説明】
10…メールサーバ、11…ファイル装置、12…ネッ
トワーク、13…端末装置、20…プロセッサ、21…
プログラムメモリ、22…ファイル装置、23…表示
部、24…テキストデータ入力部、25…描画データ入
力部、26…入力インタフェース、27…音声データ入
力部、28…音声データ出力部、29…音声ボード、3
0…通信インタフェース、31…バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星 徹 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 小山 俊明 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (56)参考文献 特開 平1−286563(JP,A) 実開 昭62−191253(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04N 1/32

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチメディアデータを含むメールを再生
    する端末装置であって、 音声データと、前記音声データの一部に同期する複数の
    描画データと、前記各描画データにそれぞれ付加され
    た、前記メールの再生開始時から経過時間と比較される
    時刻情報と、を含むメールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記音声デー
    タを再生する音声再生手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記複数の描
    画データを再生する描画データ再生手段と、 を備え、 前記描画再生手段は、 所定時間が経過するたびに、前記受信手段が受信したメ
    ールに含まれる複数の描画データのなかから、予め設定
    された制限数以内の数の描画データを再生順に選択し、 当該選択した描画データを、前記メールの再生が開始さ
    れた時点からの経過時間が、当該描画データに付加され
    た時刻情報が表す時刻に達している場合に再生する、 ことを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】マルチメディアデータを含むメールを再生
    する端末装置であって、 音声データと、前記音声データの一部に同期する複数の
    描画データと、前記各描画データにそれぞれ付加され
    た、前記メールの再生時からの経過時間と比較される時
    刻情報と、を含むメールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記音声デー
    タを再生する音声再生手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記複数の描
    画データを再生する描画データ再生手段と、 を備え、 前記描画再生手段は、 所定時間が経過するたびに、再生すべき描画データを、
    予め設定されている制限数以内の数、前記複数の描画デ
    ータのなかから等間隔に選択し、 当該選択した描画データを、それぞれ、前記メールの再
    生が開始された時点からの経過時間が、当該描画データ
    に付加された時刻情報が表す時刻に達している場合に再
    生する、 ことを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】マルチメディアデータを含むメールを再生
    する端末装置であって、 音声データと、前記音声データの一部に同期する複数の
    描画データと、前記各描画データにそれぞれ付加され
    た、前記メールの再生時からの経過時間と比較される時
    刻情報と、を含むメールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記音声デー
    タを再生する音声再生手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記複数の描
    画データを再生する描画データ再生手段と、 を備え、 前記描画再生手段は、 所定時間が経過するたびに、予め設定されている制限数
    以内の数の描画データを、前記複数の描画データのなか
    から、再生後の描画軌跡が長くなる組合せで選択し、 当該選択した描画データを、それぞれ、前記メールの再
    生が開始された時点からの経過時間が、当該描画データ
    に付加された時刻情報が表す時刻に達している場合に再
    生する、 ことを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2および3のうちのいずれか1
    項に記載の端末装置であって、 前記描画再生手段は、 前記所定時間が経過するたびに、前記選択した描画デー
    タのうち、前記メール の再生が開始された時点からの経
    過時間が、当該未再生の描画データに付加されている時
    刻情報が表す時刻を超えて再生されなった描画データを
    廃棄することを特徴とする端末装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の端末装置であって、 前記描画再生手段が廃棄した描画データの数に応じて、
    前記制限数を変更する制限値変更手段を備えることを特
    徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3および4のうちのいずれ
    か1項に記載の端末装置であって、 前記描画再生手段が1の描画データを再生するのに要し
    た時間に応じて、前記制限値を変更する制限値変更手段
    を備えることを特徴とする端末装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3および4のうちのいずれ
    か1項に記載の端末装置であって、 予め用意された試験用の描画データを用いて、所定時間
    内に再生可能な描画データの数を実測し、当該実測の結
    果に応じた値を、前記制限値に設定する制限値変更手段
    を備えることを特徴とする端末装置。
  8. 【請求項8】マルチメディアデータを含むメールを再生
    する端末装置であって、 音声データと、各メールの作成が開始された時点からの
    経過時間で描画データが入力された時刻を表す相対的な
    時刻情報が付加された、該音声データの一部と同期する
    複数の描画データとを含むメールを受信する受信手段
    と、 前記受信手段が受信したメールに含まれた前記音声デー
    タを再生する音声再生手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれた前記複数の描
    画データを再生する描画データ再生手段と、 を備え、 前記描画再生手段は、 前記複数の描画データのうちの未再生の描画データであ
    って、前記メールの再生が開始された時点からの経過時
    間が、前記時刻情報が表す時刻を所定値超えた 描画デー
    タを廃棄する、 ことを特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】マルチメディアデータを含むメールを再生
    する端末装置であって、 音声データと、各メールの作成が開始された時点からの
    経過時間で描画データが入力された時刻を表す相対的な
    時刻情報が付加された、該音声データの一部と同期する
    複数の描画データとを含むメールを受信する受信手段
    と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記音声デー
    タを再生する音声再生手段と、 前記受信手段が受信したメールに含まれる前記描画デー
    タを再生する描画データ再生手段と、 を備え、 前記描画再生手段は、 所定時間が経過するたびに、前記複数の描画データのう
    ち、前記メールの再生が開始された時点からの経過時間
    が、前記描画データに付加された時刻情報が表す時刻を
    超えて再生されなかった描画データを廃棄する、 ことを特徴とする端末装置。
  10. 【請求項10】マルチメディアデータを含むメールを再
    生する方法であって、 音声データと、各メールの作成が開始された時点からの
    経過時間で描画データが入力された時刻を表す相対的な
    時刻情報が付加された、該音声データの一部と同期する
    複数の描画データとを含むメールを受信する処理と、 前記受信したメールに含まれる前記音声データを再生す
    る処理と、 前記受信したメールに含まれる前記複数の描画データを
    再生する処理と、 前記複数の描画データのうちの未再生の描画データであ
    って、前記メールの再生が開始された時点からの経過時
    間が、前記時刻情報が表す時刻を所定値超えた描画デー
    タを廃棄する処理と、 を含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】マルチメディアデータを含むメールを再
    生する方法であって、 音声データと、各メールの作成が開始された時点からの
    経過時間で描画データが入力された時刻を表す相対的な
    時刻情報が付加された、該音声データの一部と同期する
    複数の描画データとを含むメールを受信する処理と、 前記受信したメールに含まれる前記音声データを再生す
    る処理と、 前記受信したメールに含まれる前記描画データを再生す
    る処理と、 所定時間が経過するたびに、前記複数の描画データのう
    ち、前記メールの再生が開始された時点からの経過時間
    が、前記描画データに付加された時刻情報が表す時刻を
    超えて再生されなかった描画データを廃棄する処理と、 を含むことを特徴とする方法。
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