JP3269442B2 - 画像データの不正流用防止システム - Google Patents

画像データの不正流用防止システム

Info

Publication number
JP3269442B2
JP3269442B2 JP35356597A JP35356597A JP3269442B2 JP 3269442 B2 JP3269442 B2 JP 3269442B2 JP 35356597 A JP35356597 A JP 35356597A JP 35356597 A JP35356597 A JP 35356597A JP 3269442 B2 JP3269442 B2 JP 3269442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image data
watermark data
digital
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35356597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10290312A (ja
Inventor
俊之 石野
佐藤  忍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27276962&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3269442(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP35356597A priority Critical patent/JP3269442B2/ja
Publication of JPH10290312A publication Critical patent/JPH10290312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3269442B2 publication Critical patent/JP3269442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0021Image watermarking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0052Embedding of the watermark in the frequency domain

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル画像処理の
分野に関し、特にデジタル画像データを不正流用を防止
するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル画像の違法な複製が問題
となっている。
【0003】不正な複製を防止するために、デジタル画
像データを暗号化し、正当な暗号解読キーを持つ再生シ
ステムのみが、暗号化されたデジタル画像データを再生
できるシステムが考えられている。しかし、ひとたび暗
号を解読されてしまうと、以降の複製を防止することは
できない。
【0004】そこで、記録媒体に固有の識別コードを記
録しておき、複製の是非を行う方式(特開平8−694
19号公報参照)や有料テレビジョン放送用のデコーダ
に各デコーダ毎に異なる識別コードを記録しておき、契
約された識別コードをもつデコーダのみ正しくデコード
可能な方式(特開平5−260468号公報参照)等が
考えられている。
【0005】また、デジタル画像の不正な使用、及び複
製を防止するために、デジタル画像そのものに特殊な情
報、つまり電子すかしデータを埋め込む方法も考えられ
ている。このような、デジタル画像に対する電子すかし
データとしては、可視な電子すかしデータ、及び不可視
な電子すかしデータの2種類が考えられている。
【0006】可視な電子すかしデータは、画像に対して
特殊な文字、或いは記号等を合成して視覚的に感知でき
るようにしたものであり、画質の劣化を招くが、デジタ
ル画像の使用者に対して、不正な流用の防止を視覚的に
訴える効果がある。
【0007】可視な電子すかしデータの埋め込みの一例
が、特開平8−241403号公報に示されている。こ
の方法においては、元になる画像に対して可視な電子す
かしデータを合成する際、電子すかしデータの不透明な
部分に対応する画素の輝度のみを変化させ、色成分は変
化させないようにして電子すかしデータを原画像に合成
している。この際、画素の輝度成分の変化させるスケー
リング値は、色成分、乱数、電子すかしデータの画素の
値等によって決定されている。
【0008】また、不可視な電子すかしデータは、画質
を劣化させないように配慮して、電子すかしデータを画
像に埋め込んだものであり、画質の劣化がほとんど無い
ため視覚的には感知できないことが特徴である。
【0009】しかし、この電子すかしデータとして著作
者の識別が可能な特殊な情報を埋め込んでおけば、不正
な複製が行われた後でも、この電子すかしデータを検出
することにより著作者を特定することが可能である。ま
た、複製不可情報を埋め込んでおけば、例えば再生装置
がその複製不可情報を検出した際に、使用者に複製禁止
データであることを通知したり、再生装置内の複製防止
機構を動作させて、VTR(ビデオテープレコーダ)等
への複製を制限することが可能である。
【0010】不可視な電子すかしデータの、デジタル画
像への埋め込み方法の一つとしては、画素データのLS
B(least significant bit)等の画質への影響の少な
い部分に電子すかしデータとして特殊な情報を埋め込む
方法がある。すなわち、この方法は、画像信号の時間波
形中に電子すかしデータを挿入する方法であるといえ
る。しかし、この方法に対しては、画像から電子すかし
データを取り除くことは容易であった。例えば、低域通
過フィルタを用いれば画素のLSBの情報は失われるこ
とになる。また、画像圧縮処理は、このような画質に影
響の少ない部分の情報量を落とすことによりデータ量の
削減を図っているので、画像処理により電子すかしデー
タが失われることになる。従って、電子すかしデータの
再検出が困難となるという問題があった。
【0011】そこで、画像を周波数変換し、周波数スペ
クトラムに電子すかしデータを埋め込む方法が提案され
ている(日経エレクトロニクス 1996.4.22
(No.660) 13ページ)。この方法において
は、周波数成分に電子すかしデータを埋め込むので、圧
縮処理やフィルタリング等の画像処理に対しても電子す
かしデータが失われることはない。さらに、電子すかし
データとして正規分布に従う乱数を採用することで、電
子すかしデータ同士の干渉を防ぎ、画像全体に大きな影
響を及ぼすことなく電子すかしデータを破壊することを
困難にしている。
【0012】電子すかしデータを埋め込む方法は、元の
画像Dを8ピクセル×8ピクセルのブロックに分割し、
このブロックを処理単位として、電子すかしデータを埋
め込む。電子すかしデータの抽出処理も、ブロック単位
で行われる。
【0013】電子すかしデータの埋め込み処理は、ま
ず、MPEG(Moving Picture Experts Group)符号化
処理の、離散コサイン変換(DCT)が終わった後の周
波数領域でAC成分の周波数成分の低いものから順に、
f(1),f(2),…,f(n)とし、電子すかしデ
ータw(1),w(2),…,w(n)を平均0、分散
1である正規分布より選び、 F(i)=f(i)+α*avg(f(i))*w(i) を各iについて計算する。
【0014】ここで、αはスケーリング要素であり、a
vg(f(i))はf(i)の近傍3点の絶対値の平均
を取った部分平均である。そして、f(i)の代わりに
F(i)を用いて、MPEG符号化処理の後続の処理を
行う。
【0015】電子すかしデータの抽出は以下の方法で行
う。この検出方法においては、元の画像は必要ではな
く、電子すかしデータ候補w(i)(但しi=1,2,
…,n)が既知であればよい。
【0016】MPEG伸張処理の逆量子化が終わった後
のブロックの周波数領域において、周波数成分の低いも
のから順に、F(1),F(2),…,F(n)とす
る。F(i)の近傍3点の絶対値の平均値を部分平均a
vg(F(i))として、電子すかしデータW(i)を W(i)=F(i)/avg(F(i)) により計算し、さらに1画像分のW(i)の総和WF
(i)をi毎に各々計算する。
【0017】次に、w(i)とWF(i)の統計的類似
度をベクトルの内積を利用して、 C=WF*w/(WFD*wD) により計算する。ここで、W=(WF(1),WF
(2),…,WF(n))、w=(w(1),w
(2),…,w(n))、WFD=ベクトルWFの絶対
値、wD=ベクトルwの絶対値である。統計的類似度C
がある特定の値以上である場合には該当電子すかしデー
タが埋め込まれていると判定する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、パーソナルコンピュータ上において、画像デー
タを単なる1つのデジタルデータと見た場合、Wind
owsやMS−DOS等のオペレーションシステムソフ
トウェアのコピーコマンドで何回でも複製することが可
能であった。
【0019】また、デジタルビデオレコーダや複写機や
ファクシミリなどのデジタル画像を扱うシステムでは、
簡単にデータの複製を作ることが可能であるため、電子
データを含んだデジタル画像データがそのまま複製され
ること自体は防止できなかった。
【0020】本発明は、デジタル画像データの不正流用
を画質の劣化なしに防止でき、仮に複製された場合にも
その複製物から所有権が識別可能なシステムを提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様の画
像データの不正流用防止システムは、電子すかしデータ
が埋め込まれたデジタル画像データを取り込む画像デー
タ取込手段と、この画像データ取込手段により取り込ま
れた画像データから前記電子すかしデータを検出する電
子すかしデータ検出手段と、この電子すかしデータ検出
手段により電子すかしデータが検出されると、前記画像
データ取込手段により取り込まれた画像データとは異な
るデータを転送先へ転送する転送手段とを備えたことを
特徴とする。
【0022】本発明の第2の態様の画像データの不正流
用防止システムは、電子すかしデータが埋め込まれたデ
ジタル画像データを取り込む画像データ取込手段と、こ
の画像データ取込手段により取り込まれた画像データか
ら前記電子すかしデータを検出する電子すかしデータ検
出手段と、検出された電子すかしデータが転送可能回数
ゼロを示す値を含む電子すかしデータであるときは、転
送不可を示すデータと判定して、前記取り込まれた画像
データの転送先への転送動作を禁止する転送禁止手段と
を備えたことを特徴とする。
【0023】本発明の第3の態様の画像データの不正流
用防止システムは、転送可能回数mを示す値を含む電子
すかしデータが埋め込まれたデジタル画像データを取り
込む画像データ取込手段と、取り込まれた画像データ
に、転送可能回数が前記mより1だけ少ない回数を示す
値を含む新たな電子すかしデータを埋め込むすかしデー
タ埋め込み手段と、この新たな電子すかしデータが埋め
込まれた画像データを転送先へ転送する転送手段とを備
えたことを特徴とする。
【0024】上記いずれの形態においても、電子すかし
データが、離散コサイン変換されたデジタル画像データ
の周波数成分について予め決めた数式に従って算出した
ものであれば、MPEG対応のシステムにできる。ま
た、画像データ取込手段が、デジタル画像データが記録
された記録媒体からデジタル画像データを取り込む場
合、転送先は、主にデジタル画像データが記録された記
録媒体とは別の記録媒体となる。
【0025】なお、本発明において「転送」とは、デジ
タル画像データを生成元又は保存元から他へ伝送するこ
とや、他の媒体に保存することや、保存元の記録媒体か
ら他の記録媒体に複製することや、コンピュータにおい
てファイルを複製すること等々を含み、デジタル画像デ
ータを流用可能な形態にする動作を広く意味するものと
する。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1に本発明を適用したシステムの基本的
構成を示す。このシステムは、画像生成記録装置100
と画像複製装置101との2つの装置に大別される。画
像生成記録装置100は、画像データ生成手段1とすか
しデータ埋込手段2とすかしデータテーブル3と画像記
録手段4とで構成される。また、画像複製装置101
は、画像データ取込手段5と画像データ記録手段7とす
かしデータ検出手段8とで構成される。
【0028】画像生成記録装置100において、画像デ
ータ生成手段1により得られたデジタル画像データはす
かしデータ埋込手段2に送られる。すかしデータ埋込手
段2は、後述するようにしてデジタル画像データにすか
しデータテーブル3の電子すかしデータを挿入する。画
像データ記録手段4は、電子すかしデータが埋め込まれ
たデジタル画像データを記録媒体5に記録する。
【0029】画像複製装置101において、画像データ
取込手段6は、記録媒体5に記録されているデジタル画
像データを取り込む。すかしデータ検出手段8は、画像
データ取込手段6で取り込まれたデジタル画像データ中
の電子すかしデータを後述するようにして検出する。画
像データ記録手段7は、すかしデータ検出手段6で電子
すかしデータが検出されなければ記録媒体9にデジタル
画像データを記録して複製を作り、電子すかしデータが
検出されると、取り込まれた画像データとは異なるデジ
タル画像データを記録媒体9に記録する。
【0030】図2に、すかしデータ埋込手段2の構成例
を示す。図1の画像データ生成手段1からのデジタル画
像データ、つまり離散コサイン変換されたMPEG画像
データは、部分平均計算部111及び加算器114に入
力される。このデジタル画像データを便宜的にf(i)
(i=1,2,…,n)と表す。
【0031】部分平均計算部111は、arg(f
(i))=(|f(i−1)|+|f(i)|+|f
(i+1)|)/3により前述した部分平均を計算し、
結果を乗算器112の一方の入力端子に供給する。
【0032】乗算器112の他方の入力端子には、すか
しデータテーブル3から電子すかしデータw(i)が供
給される。乗算器112の出力は、乗算器113でスケ
ーリング要素αが乗ぜられ、この結果は、加算器114
でデジタル画像データと加算される。この加算結果、即
ち、電子すかしデータが埋め込まれた画像データ(f
(i)+α*arg(f(i))*w(i)が加算器1
14より得られ、図1の画像データ記録手段4に供給さ
れる。
【0033】図3に、すかしデータ検出手段8の構成例
を示す。図1の画像データ取込手段6により取り込まれ
たデータF(i)が部分平均計算部115と除算器11
6に供給される。部分平均計算部115は、前述したa
vg(F(i))を計算する。この計算は、例えばav
g(F(i))=(|F(i−1)|+|F(i)|+
|F(i+1)|)/3で計算される。除算器116
は、W(i)=F(i)/avg(F(i))の計算を
行う。
【0034】次に、加算器117は、この計算値W
(i)の1画像分の総和WF(i)を、i毎に計算す
る。そして、このWF(i)は内積計算部118に供給
され、検出対象の電子すかしデータw(i)との内積計
算が行われる。この内積計算部118の演算は、次のよ
うに表される。
【0035】C=WF*w/(WFD*wD) ここで、WFは、WF(1),WF(2)…WF(n)
を要素とするベクトル、wは、すかしデータw(1),
w(2)…w(n)を要素とするベクトル、WFDはベ
クトルWFの絶対値、wDはベクトルwの絶対値であ
る。
【0036】内積計算部118は、可能性のある電子す
かしデータの全てにつき、内積Cを計算し、類似度判定
部119に供給する。
【0037】類似度判定部119は、内積Cを最大とす
る電子すかしデータを検出し、その結果を図1の画像デ
ータ記録手段7に送出する。
【0038】図4は、図1に示した構成をデジタルビデ
オシステムとした実施例で、図1における画像生成記録
装置100がビデオカメラ100A、画像複製装置10
1がビデオレコーダ101Aとなっている。
【0039】ビデオカメラ100Aにおいて、撮像部1
1により撮影された画像は、デジタル画像データとして
すかしデータ埋め込み部12へ送られる。すかしデータ
テーブル13には、デジタル画像データに埋め込みたい
電子すかしデータが入っているので、それを電子すかし
データ埋込部12に送る。すかしデータ埋込部12は、
送られてきたデジタル画像データに電子すかしデータを
上述のように挿入する。電子すかしデータが挿入された
デジタル画像データは、記録部14により磁気テープや
光ディスクなどの記録媒体15に保存される。
【0040】複製を作るときは、記録媒体15に保存さ
れたデジタル画像データをビデオレコーダ101Aの再
生部16により再生する。通常はこのデジタル画像デー
タを再度、記録部17により記録媒体19に保存するこ
とにより、複製を作るが、再生部16により再生された
デジタル画像データに電子すかしデータが挿入されてい
たら、つまりすかしデータ検出部18により電子すかし
データが検出されたら、それを記録部17に通知する。
記録部17は、ダミーデータを記録部17に供給した
り、或いは、すかしデータ検出部18に蓄積してあるす
かしデータを、画像データのダイナミックレンジと同等
程度、つまり眼に見えるレベルの強度となるように定数
倍したデータを復元画像データに加算(重畳)して、記
録部17に送る。このようにすれば、記録部17から
は、原画像とは全く異なる画像が出力されるので、複製
動作を禁止しなくても不正複製を防止できる。
【0041】図5は、図1に示した構成をデジタル複写
システムとした実施例で、図1における画像生成記録装
置100が第1の複写機100B、画像複製装置101
が第2の複写機101Bとなっている。
【0042】第1の複写機100Bのスキャン部21に
より取り込まれたオリジナル画像20は、デジタル画像
データとしてすかしデータ埋込部22へ送られる。すか
しデータテーブル23には、デジタル画像データに埋め
込みたい電子すかしデータが入っているので、それをす
かしデータ埋込部22に送る。すかしデータ埋込部22
は、送られてきたデジタル画像データに電子すかしデー
タを挿入する。電子すかしデータが挿入されたデジタル
画像データは印刷部24によりコピー用紙25に印刷さ
れる。
【0043】第2の複写機101Bにおいて、コピー用
紙25に印刷された画像をスキャン部26により取り込
み、デジタル画像データに復元する。通常はこのデジタ
ル画像データを再度、印刷部27によりコピー用紙29
に印刷することにより、複製を作るが、スキャン部26
により取り込まれたデジタル画像データに電子すかしデ
ータが挿入されていたら、つまりすかしデータ検出部2
8により電子すかしデータが検出されたら、それを印刷
部27に通知する。印刷部27は、ダミーデータを印刷
部27に供給したり、或いは、すかしデータ検出部28
に蓄積してあるすかしデータを、画像データのダイナミ
ックレンジと同等程度、つまり眼に見えるレベルの強度
となるように定数倍したデータを復元画像データに加算
(重畳)して、印刷部27に送るようにしてもよい。こ
のようにすれば、印刷部27からは、原画像とは全く異
なる画像が出力されるので、コピー動作を禁止しなくて
も不正コピーを防止できる。
【0044】図6は、図1における画像生成記録装置1
00をパーソナルコンピュータ利用のプリンタシステム
100Cとした実施例である。すかしデータテーブル3
3には、デジタル画像データに埋め込みたい電子すかし
データが入っている。すかしデータ埋込部32は、パー
ソナルコンピュータ31から送られてくるデジタル画像
データに電子すかしデータを挿入し、印刷部34に送
る。印刷部34は、電子すかしデータが挿入されたデジ
タル画像データをプリンタ用紙35に印刷する。これに
より、例えば図5の複写機101Bで複製しようとして
も、すかしデータ検出部28で電子すかしデータが検出
されるので、不正コピーを防ぐことができる。
【0045】図7は、図1における画像複製装置101
をファクシミリシステム101Cとした実施例である。
電話回線を通じて送信されてきた画像データをモデム4
1にて受信すると、その画像データは通常、印刷部42
に送られ、ファクシミリ用紙44に印刷される。その画
像データが、例えば図6のプリンタシステム100Cで
印刷された画像のように、電子すかしデータが挿入され
た画像を取り込んで送られてきた、デジタル画像データ
の場合には、すかしデータ検出部43により電子すかし
データが挿入されているか検査される。もし、電子すか
しデータが検出されたら、印刷部42に通知する。印刷
部42は、電子すかしデータが検出されたと通知された
ら、ダミーデータを印刷部42に供給したり、或いは、
すかしデータ検出部43に蓄積してあるすかしデータ
を、画像データのダイナミックレンジと同等程度、つま
り眼に見えるレベルの強度となるように定数倍したデー
タを復元画像データに加算(重畳)して、印刷部42に
送る。このようにすれば、印刷部42からは、原画像と
は全く異なる画像が出力されるので、印刷動作を禁止し
なくても不正印刷を防止できる。
【0046】図8は、図1における画像複製装置101
をキャプチャボードシステム101Dとした実施例であ
る。画像データ取込手段51にて取り込まれた画像デー
タは通常、キャプチャ装置52に送られ、外部記憶装置
54に保存される。その画像データが、例えば図4のビ
デオカメラ100Aで保存された画像のように、電子す
かしデータが挿入されたデジタル画像データの場合に
は、電子すかしデータ検出装置53により電子すかしデ
ータが挿入されているか検査される。もし、電子すかし
データが検出されたら、キャプチャ装置52に通知す
る。キャプチャ装置52は、電子すかしデータが検出さ
れたと通知されたら、ダミーデータをキャプチャ装置5
2に供給したり、或いは、すかしデータ検出部53に蓄
積してあるすかしデータを、画像データのダイナミック
レンジと同等程度、つまり眼に見えるレベルの強度とな
るように定数倍したデータを復元画像データに加算(重
畳)して、キャプチャ装置52に送るようにしてもよ
い。このようにすれば、キャプチャ装置52からは、原
画像とは全く異なる画像が出力されるので、保存動作を
禁止しなくても不正保存を防止できる。
【0047】図9は、転送元の記憶手段から転送先の記
憶手段へデータ転送してコピーするデータ転送システム
に本発明を適用した例である。同図において、入力手段
61では入力の有無を調べる。入力が有ったときは、コ
ピー命令分析手段62で入力された命令が何かが分析さ
れる。分析の結果、転送元の記憶媒体66の転送元デー
タ69を転送先の記憶媒体67の転送先データ領域70
にコピーするという命令が入力されたと判断されたとき
には、コピー処理実行手段63へコピー処理を実行する
ように命令が送られる。コピー処理実行手段63は、転
送元の記憶手段66に記憶されている転送元データ69
を、一時記憶手段65へ転送してから、その転送された
データ69をすかしデータ検出/埋込手段64に検査さ
せる。すかしデータ検出/埋込手段64は、データ69
中のすかしデータの有無を検出し、すかしデータが検出
されたときは、それがコピー可/不可のいずれを示して
いるか判断する。
【0048】検出されたすかしデータの結果により、コ
ピー可の場合には、一時記憶手段65に記憶された転送
元データ69は、記憶手段B7の転送先データ領域10
にコピーされる。検出されたすかしデータがm回コピー
可を示す場合には、すかしデータ検出/埋込手段64か
ら、新たなすかしデータが埋め込まれ逆量子化データが
コピー処理実行手段63へ送られ、転送先の記憶媒体6
7の転送先データ領域70に記憶され、コピーが実行さ
れる。そして、コピー処理実行手段63にてどのような
コピーを行ったかの情報が表示手段68へ送られて表示
され、コピー処理は終了する。検出されたすかしデータ
がコピー不可を示す場合には、コピーを行わない。
【0049】次に、図10のフローチャートを用いて、
図9のシステムによるコピー処理の動作について説明す
る。
【0050】コピー処理実行手段63は、ステップA1
で転送元の記憶媒体66から転送元データ69を読み出
す。ステップA2では、転送元データ69がコピー命令
分析手段62に入力され、MPEGのヘッダーを分析
し、MPEGの画像データであるかどうかが判断され
る。
【0051】転送元データ69がMPEGの画像データ
の場合は、逆量子化データがステップA3で可変長符号
復号化処理がされ、可変長符号化されたデータはステッ
プA4で逆量子化処理される。逆量子化されたデータ
は、すかしデータ検出/埋込手段64に供給され、すか
しデータが検出される。ステップA6では検出されたす
かしデータの判断がなされる。
【0052】ステップA5で検出されたすかしデータが
コピー不可を示す場合、そのまま何もせずにステップA
13にジャンプし、処理を終了する。
【0053】ステップA5で検出されたすかしデータが
コピー回数制限無しの場合には、ステップA12へジャ
ンプし、転送元データ69を転送先データ領域70へコ
ピーしてから、ステップA13へジャンプし、処理を終
了する。
【0054】ステップA5で検出されたすかしデータが
m(m=1…k)回コピー可の場合には、mは、ステッ
プA7でm=m−1と更新される。そして、ステップA
8では、ステップA4で逆量子化されたデータに対して
新たなm回コピー可のすかしデータを埋め込む。
【0055】そして、ステップA9でm≧0の場合、ス
テップA8で新たにm回コピー可のすかしデータが埋め
込まれたデータを、ステップA10で量子化する。量子
化されたデータは、ステップA11で可変長符号化され
る。可変長符号化されMPEG画像データに変換された
データは、ステップA11でコピー処理実行手段63に
入力され、コピー処理される。
【0056】ステップA9でm<0の場合には、コピー
不可なので処理を終了する。
【0057】次に、図11を参照して、すかしデータ検
出/埋込手段64の構成例につき説明する。すかしデー
タ検出/埋込手段64は、電子すかしデータ埋込部64
Aと電子すかしデータ検出部64Bとから構成される。
【0058】電子すかしデータ検出部64Bは、図3に
示したすかしデータ検出手段8と同じ構成で、図10の
ステップA3で復号されたMPEGデータF(i)が部
分平均計算部111と除算器112に供給される。部分
平均計算部111は、前述したavg(F(i))を計
算する。除算器116は、W(i)=F(i)/avg
(F(i))の計算を行う。
【0059】次に、加算器117は、この計算値W
(i)の1画像分の総和WF(i)を、i毎に計算す
る。そして、このWF(i)は、内積計算部118に供
給され、すかしデータw(i)との内積計算が行われ
る。
【0060】内積計算部118は、可能性のあるすかし
データの全てにつき、内積Cを計算し、類似度判定部1
19に供給する。
【0061】類似度判定部119は、内積Cを最大とす
るすかしデータを検出し、その結果を図9のコピー処理
実行手段63に送出する。
【0062】電子すかしデータ埋込部64Aは、図2に
示したすかしデータ埋込手段2と同じ構成で、図10の
ステップA5で元のすかしデータが除去された転送元デ
ータが部分平均計算部111及び加算器114に入力さ
れる。
【0063】部分平均計算部111は前述の部分平均を
計算し、結果を乗算器112の一方の入力端子に供給す
る。
【0064】乗算器112の他方の入力端子には、図1
0のステップA7で定められたmを示すすかしデータw
(i)が供給される。乗算器112の出力は、乗算器1
13でスケーリング要素αが乗ぜられ、この結果は、加
算器114でデジタル画像データと加算される。この加
算結果、即ち、新たなすかしデータが埋め込まれた画像
データ(f(i)+α*arg(f(i))*w(i)
が加算器114より得られ、図9のコピー処理実行手段
63に供給される。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子すか
し技術を用いて画質の劣化なしに画像データの複製を防
ぐことができ、様々な画像処理システムに適用できる。
【0066】また、コピー元データの媒体、コピー先の
媒体が限定されずに、不正コピーを防止することがで
き、もし仮にコピーされた場合にも、すかしデータとし
て著作権データを埋め込んでおけば、すかしデータを調
査することで、その画像データの所有権を持つ人を識別
することが可能となり、不正複製を行った者を特定する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムの基本的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1中のすかしデータ埋込手段の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】図1中のすかしデータ検出手段の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図1の構成をデジタルビデオシステムに適用し
たブロック図である。
【図5】図1に示した構成をデジタル複写システムに適
用したブロック図である。
【図6】図1における画像生成記録装置をプリンタシス
テムとした実施例のブロック図である。
【図7】図1における画像複製装置をファクシミリシス
テムとした実施例のブロック図である。
【図8】図1における画像複製装置をキャプチャボード
システムとした実施例のブロック図である。
【図9】データ転送システムに本発明を適用した実施例
のブロック図である。
【図10】図9のシステムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】図9中のすかしデータ検出/埋込手段の構成
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 画像生成記録装置 101 画像複製装置 1 画像データ生成手段 2 すかしデータ埋込手段 3 すかしデータテーブル 4 画像データ記録手段 5 記録媒体 6 画像データ取込手段 7 画像データ記録手段 8 すかしデータ検出手段 9 記録媒体 100A ビデオカメラ 101A ビデオレコーダ 11 撮像部 12 すかしデータ埋込部 13 すかしデータテーブル 14 記録部 15 記録媒体 16 再生部 17 記録部 18 すかしデータ検出部 19 記録媒体 100B 第1の複写機 101B 第2の複写機 20 オリジナル画像 21 スキャン部 22 すかしデータ埋込部 23 すかしデータテーブル 24 印刷部 25 コピー用紙 26 スキャン部 27 印刷部 28 すかしデータ検出部 29 コピー用紙 100C プリンタシステム 31 パーソナルコンピュータ 32 すかしデータ埋込部 33 すかしデータテーブル 34 印刷部 35 プリンタ用紙 101C ファクシミリシステム 41 モデム 42 印刷部 43 すかしデータ検出部 44 ファクシミリ用紙 101D キャプチャボードシステム 51 画像データ取込手段 52 キャプチャ装置 53 すかしデータ検出部 54 外部記憶装置 61 入力手段 62 コピー命令分析手段 63 コピー処理実行手段 64 すかしデータ検出/埋め込み手段 65 一時記憶手段 66 転送元の記憶手段 67 転送先の記憶手段 68 表示手段 69 転送元データ 70 転送先データ領域 111 部分平均計算部 112 乗算器 113 乗算器 114 加算器 115 部分平均計算部 116 除算器 117 加算部 118 内積計算部 119 類似度判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/081 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00 500 H04N 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子すかしデータが埋め込まれたデジタル
    画像データを取り込む画像データ取込手段と、 この画像データ取込手段により取り込まれた画像データ
    から前記電子すかしデータを検出する電子すかしデータ
    検出手段と、 この電子すかしデータ検出手段により電子すかしデータ
    が検出されると、前記画像データ取込手段により取り込
    まれた画像データとは異なるデータを転送先へ転送する
    転送手段と、 を備えたことを特徴とする画像データの不正流用防止シ
    ステム。
  2. 【請求項2】電子すかしデータが埋め込まれたデジタル
    画像データを取り込む画像データ取込手段と、 この画像データ取込手段により取り込まれた画像データ
    から前記電子すかしデータを検出する電子すかしデータ
    検出手段と、 検出された電子すかしデータが転送可能回数ゼロを示す
    値を含む電子すかしデータであるときは、転送不可を示
    すデータと判定して、前記取り込まれた画像データの転
    送先への転送動作を禁止する転送禁止手段と、 を備えたことを特徴とする画像データの不正流用防止シ
    ステム。
  3. 【請求項3】転送可能回数mを示す値を含む電子すかし
    データが埋め込まれたデジタル画像データを取り込む画
    像データ取込手段と、 取り込まれた画像データに、転送可能回数が前記mより
    1だけ少ない回数を示す値を含む新たな電子すかしデー
    タを埋め込むすかしデータ埋め込み手段と、 この新たな電子すかしデータが埋め込まれた画像データ
    を転送先へ転送する転送手段と、 を備えたことを特徴とする画像データの不正流用防止シ
    ステム。
JP35356597A 1997-01-17 1997-12-22 画像データの不正流用防止システム Expired - Fee Related JP3269442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35356597A JP3269442B2 (ja) 1997-01-17 1997-12-22 画像データの不正流用防止システム

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP594197 1997-01-17
JP9-5941 1997-02-17
JP3154597 1997-02-17
JP9-31545 1997-02-17
JP35356597A JP3269442B2 (ja) 1997-01-17 1997-12-22 画像データの不正流用防止システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10290312A JPH10290312A (ja) 1998-10-27
JP3269442B2 true JP3269442B2 (ja) 2002-03-25

Family

ID=27276962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35356597A Expired - Fee Related JP3269442B2 (ja) 1997-01-17 1997-12-22 画像データの不正流用防止システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3269442B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3102417B2 (ja) 1998-10-30 2000-10-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置および画像処理方法
EP1473721B1 (en) 1998-12-11 2015-07-15 Sony Corporation Technique for controlling copying of data
JP3508680B2 (ja) 2000-02-24 2004-03-22 日本電気株式会社 コンテンツ不正コピー防止方法およびシステム
JP2002176550A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Nec Corp 電子すかしデータ挿入・検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10290312A (ja) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3349910B2 (ja) 画像データエンコードシステム
KR100290330B1 (ko) 디지탈데이터용식별데이터삽입및검출시스템
US6424726B2 (en) Image data encoding system and image inputting apparatus
JP3201347B2 (ja) 画像属性変更装置と電子透かし装置
Wu et al. Watermarking for image authentication
JP3137022B2 (ja) 動画像エンコード装置
US6674873B1 (en) Method and device for inserting and detecting a watermark in digital data
EP1136946A2 (en) Electronic watermark data insertion apparatus and electronic watermark data detection apparatus
EP1164543A2 (en) Digital information embedding/extracting
JP2000515691A (ja) 二進化データセットのマーキング方法
US6741722B2 (en) Verification data encoding method, original image verification method and apparatus, and computer readable medium
CA2226719C (en) Image data illegal use prevention system
JPH11355736A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュ―タ読み取り可能な記憶媒体
JP2002176550A (ja) 電子すかしデータ挿入・検出装置
KR100643273B1 (ko) 비디오 워터마킹 방법 및 장치와, 비디오 워터마킹을 이용한 비디오 콘텐츠 보호방법 및 장치
JP3055672B2 (ja) 画像データのエンコードシステム及び画像入力装置
JP3269442B2 (ja) 画像データの不正流用防止システム
JP4100675B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JP2004040752A (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
KR20060017420A (ko) 워터마킹 삽입/추출 장치 및 그 방법과 그를 이용한디지털 저작권 관리 시스템 및 그 방법
Su Information hiding in digital images: watermarking and steganography

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140118

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees