JP2002176550A - 電子すかしデータ挿入・検出装置 - Google Patents

電子すかしデータ挿入・検出装置

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JP2002176550A
JP2002176550A JP2000372312A JP2000372312A JP2002176550A JP 2002176550 A JP2002176550 A JP 2002176550A JP 2000372312 A JP2000372312 A JP 2000372312A JP 2000372312 A JP2000372312 A JP 2000372312A JP 2002176550 A JP2002176550 A JP 2002176550A
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data
electronic
digital watermark
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JP2000372312A
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Satomi Hinishi
里美 日西
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
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    • G06T1/005Robust watermarking, e.g. average attack or collusion attack resistant
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T2201/005Image watermarking
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0061Embedding of the watermark in each block of the image, e.g. segmented watermarking

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の違法な複製を防止することができる電
子すかしデータ挿入・検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明による電子すかしデータ挿入・検
出装置は、元画像データを入力し、前記元画像データを
画素の複数のブロックに対してブロック毎に複数の第1
周波数成分に変換する第1成分変換部(11)と、前記
第1周波数成分に特殊な情報である電子すかしデータを
挿入する挿入部(14)とを備えている。前記挿入部
(14)は、前記複数のブロックのうち少なくとも1つ
の前記ブロックに複数種類の前記電子すかしデータを挿
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子すかしデータ
挿入・検出装置に関するものであり、特に画像の違法な
複製を防止する電子すかしデータ挿入・検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル化された画像(以下、画
像、又はデジタル画像と称す)の違法な複製が問題とな
っている。特に、デジタル画像は、0と1との識別のみ
であるため、デジタル画像のコピーが何回行われても劣
化しないという特質がある。このため、デジタル画像の
著作権者の被害は甚大である。
【0003】このような違法な複製を防止するために、
デジタル画像をデジタル画像データ(又は、画像データ
と称す)として入力し、入力されたデジタル画像データ
を暗号化し、正当な暗号解読キーを持つ再生システムで
あって、暗号化されたデジタル画像データを再生できる
システムが考えられている。しかしながら、ひとたび暗
号が解読されてしまうと、以降の複製を防止することは
できない。
【0004】そこでデジタル画像の不正な使用、および
複製を防止するために、デジタル画像そのものに特殊な
情報(以下、この情報を電子すかしデータと称す)を埋
め込む方法が考えられている。このような、デジタル画
像に対する電子すかしデータとしては、可視の電子すか
しデータ、不可視な電子すかしデータの2種類が考えら
れている。
【0005】可視の透かしデータは、画像に対して特殊
な文字、あるいは記号等を合成して視覚的に感知できる
ようにしたものである。この可視の電子すかしデータの
挿入は、画質の劣化を招くものの、デジタル画像の使用
者に対して、不正流用の禁止を視覚的に喚起する。
【0006】可視の電子すかしデータの埋め込み方法と
して、特開平8−241403号公報に開示されてい
る。この方法は、原画像に対して可視電子すかしデータ
を合成する際、電子すかしデータの不透明な部分に対応
する画素の輝度成分のみスケーリング値だけ変化させ、
色成分を変化させないように、電子すかしデータを原画
像に合成している。このスケーリング値は、色成分、乱
数、電子すかしデータの画素の値等によって決定され
る。
【0007】これに対し、不可視な電子すかしデータ
は、画質を劣化させないように配慮して、電子すかしデ
ータを画像に埋め込んだものである。不可視な電子すか
しデータは、電子すかしデータの挿入に起因する画質の
劣化がほとんどないため、視覚的には感知できない。こ
の技術は、上記の電子すかしデータとして著作者識別が
可能な情報を埋め込んでおけば、違法な複製が行われた
後でも、この電子すかしデータを検出することにより著
作者を特定することが可能である。また、この技術は、
上記の電子すかしデータとして複製不可を示す情報を埋
め込んでおけば、例えば再生装置がその複製不可情報を
検出した際に、使用者に複製禁止データであることを通
知、あるいは再生装置内の複製防止機構を動作させて、
VTR等への制限をすることが可能となる。
【0008】不可視な電子すかしデータにおけるデジタ
ル画像への埋め込み方法としては、画素データの最下位
ビット(LSB)等の画質への影響の少ない部分に電子
すかしデータとして特殊な情報を埋め込むものが知られ
ている。しかし、この方法では、画像から電子すかしデ
ータを取り除くことは容易である。例えば、この電子す
かしデータが埋め込まれた画像に低域通過フィルタリン
グを施せば、画素のLSBの情報は失われるので、画素
を余り低下させることなく、電子すかしデータを取り除
くことが可能である。また、画像圧縮処理は、このよう
な画質に影響の少ない部分の情報量を落とすことによ
り、画質を大幅に低下させることなく、電子すかしデー
タを取り除くことが可能である。
【0009】他の従来例として、特開平6−31513
1号公報では、連続するフレームの画質の相関を利用
し、再生時に周辺の領域で置き換えても画像の劣化を生
じない領域を検出し、変換対象領域のレベルを変換して
特定の情報を埋め込む技術が知られている。この技術
は、再生時に信号欠落部分と変換情報を用いて、この特
定部分を補正することによって、電子すかしデータの検
出、画像の復元を行っている。
【0010】また、他の従来例として、特開平5−30
466号公報では、映像信号を周波数変換し、周波数変
換後の映像信号の周波数帯域よりも低い周波数信号を持
つ情報を埋め込む技術が知られている。この技術は、高
域通過フィルタを用いて、もとの映像信号を取り出し、
低域通過フィルタを用いて埋め込んだ識別データを取り
出している。
【0011】また、画像を周波数変換する他の従来例と
して、“日経エレクトロニクス 1996.4.22
(no.660)”の13ページに記載された浅見直樹
による“NEC、ディジタル著作物にID情報を組み込
む手法開発”では、画像を周波数変換し、周波数変換後
の映像信号における周波数成分の強い領域に電子すかし
データを埋め込む技術が述べられている。この技術は、
強い周波数成分に電子すかしデータを埋め込むので、圧
縮伸長処理やフィルタリング等の画像処理が施されて
も、電子すかしデータが失われることはない。この場
合、上記の電子すかしデータは、原画像を破壊しない限
り、取り除くことはできない。さらに、この技術は、上
記の電子すかしデータとして正規分布に従う乱数を採用
することで、電子すかしデータ同士の干渉を防ぎ、電子
すかしデータの埋め込みにより、画質が低下することを
防止している。
【0012】“日経エレクトロニクス 1996.4.
22(no.660)”の13ページに記載された浅見
直樹による“NEC、ディジタル著作物にID情報を組
み込む手法開発”における電子すかしデータの埋め込み
方法は、元の画像をDCT(離散コサイン変換)などを
用いて周波数成分に変換し、周波数領域で高い値を示す
データをn個選び、f(1)、f(2)、・・・、f
(n)とし、電子すかしデータw(1)、w(2)、・
・・w(n)を平均が0分散が1である正規分布より選
び、 F(i)=f(i)+α×|f(i)|×w(i) を各iについて計算する。ここでαはスケーリング要素
である。
【0013】そして、F(i)に逆DCT変換を施すこ
とにより、電子すかしデータが埋め込まれた画像を得
る。
【0014】電子すかしデータの検出は、以下の方法で
行う。この検出方法は、元の画像f(i)および電子す
かしデータ候補w(i)(但しi=1、2、・・・、
n)が既知でなければならない。
【0015】まず、電子すかしデータ入り画像は、DC
T等を用いて周波数成分に変換される。ここで、周波数
領域において、電子すかしデータを埋め込んだf
(1)、f(2)、・・・、f(n)に対応する要素の
値をF(1)、F(2)、・・・、F(n)とする。f
(i)、及びF(i)により、電子すかしデータW
(i)を W(i)=(F(i))−f(i))/f(i) により計算して抽出する。
【0016】次に、w(i)とW(i)の統計的類似度
をベクトルの内積を利用して、 C=W・w/(WD×wD) により計算する。ここで、 W=(W(1)、W(2)、・・・、W(n))、 w=(w(1)、w(2)、・・・、w(n))、 WD=ベクトルWの絶対値、wD=ベクトルwの絶対
値、・はベクトルの内積である。
【0017】統計的類似度Cがある特定の値以上である
場合には、該当電子すかしデータが埋め込まれていると
判断する。
【0018】この方法を用いて電子すかしデータを画像
に埋め込んでおけば、原画像を所有している著作者が、
違法な複製と思われるデジタル画像データに対して検出
処理を行う場合に有効である。この方法は、原画像が必
要であるため、違法な複製と思われる画像データに対し
て原画像を所有している著作者が検出処理を行う場合、
電子すかしデータの検出が可能である。ところが、各端
末の再生装置では、原画像がないために、この方法を用
いて電子すかしデータの検出を行うことができない。
【0019】そこで、この方法を端末処理、特にMPE
Gシステム向けに改良した方法が提案されている。この
方法では、元の画像を8ピクセルx8ピクセルのブロッ
クに分割し、このブロックを処理単位として、電子すか
しデータの埋め込み、及び抽出処理を行う。
【0020】電子すかしデータの埋め込み処理は、ま
ず、MPEG符号化処理において、離散コサイン変換が
終わった後の周波数領域でAC成分の周波数成分の低い
ものから順に、f(1)、f(2)、・・・、f(n)
とすると、電子すかしデータw(1)、w(2)、・・
・w(0)の平均0、分散1である正規分布より選び、 F(i)=f(i)+α×avg(f(i))×w
(i) を各iについて計算する。ここで、αはスケーリング要
素であり、avg(f(i))はf(i)における近傍
3点の絶対値の平均を取った部分平均である。
【0021】そして、f(i)の代わりにF(i)を用
いてMPEG符号化処理の後続の処理を行う。
【0022】電子すかしデータの検出は以下の方法で行
う。この検出方法においては、元の画像は必要ではな
く、電子すかしデータ候補w(i)(但しi=1、2、
・・・、n)が既知であればよい。
【0023】MPEG伸長処理の逆量子化が終わった後
のブロックの周波数領域において、周波数成分の低いも
のから順に、F(1)、F(2)、・・・、F(n)と
する。F(i)の近傍3点F(i−1)、F(i)、F
(i+1)の絶対値の平均値を部分平均avg(F
(i))として、電子すかしデータW(i)を W(i)=F(i)/avg(F(i)) により計算し、さらに1画像分のW(i)の総和WF
(i)をiごとに各々計算する。
【0024】次に、w(i)とWF(i)の統計的類似
度をベクトルのない積を利用して、 C=WF・w/(WFD×wD) により計算する。統計的類似度Cがある特定の値以上で
ある場合には、該当電子すかしデータが埋め込まれてい
ると判断する。
【0025】更に、特開2000−216988号公報
では、複数個の電子すかしデータを埋め込んでも、電子
すかしデータを正しく検出する技術が知られている。こ
の技術は、画像をj×k(j、kは自然数)画素のブロ
ック毎に周波数変換して、その周波数成分に対して電子
すかしデータを挿入する際に、ブロック毎に複数種類の
電子すかしデータを挿入することを特徴としている。ま
た、この技術は、画像をj×k(j、kは自然数)画素
のブロック毎に周波数変換して、その周波数成分から電
子すかしデータを抽出する際に、ブロック毎に複数種類
の電子すかしデータを抽出することを特徴としている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−31513
1号公報に示される技術では、全てのフレームに電子す
かし情報が埋め込まれないため、電子すかしを埋め込ま
れてないフレームに対して、違法な複製を防止すること
はできない。また、この技術は、連続するフレームが静
止画であり、連続するフレームに変化がないことを前提
にしているため、動きの激しい物体を含む動画におい
て、電子すかしデータを埋め込む領域を特定できない。
このため、動きの激しい物体を含む動画において、特開
平6−315131号公報に示される技術では、電子す
かしデータを埋め込むことができない。
【0027】また、特開平5−30466号公報に示さ
れる技術では、画像の周波数変換後の周波数領域よりも
低い周波数帯に電子すかしデータを埋め込むため、高域
通過フィルタを用いて容易に電子すかしデータを除去す
ることが可能である。
【0028】また、“日経エレクトロニクス 199
6.4.22(no.660)”の13ページに記載さ
れた浅見直樹による“NEC、ディジタル著作物にID
情報を組み込む手法開発”に示される技術では、フィル
タ等によって電子すかしデータを取り除くことができな
い。しかし、この技術は、複数の電子すかしデータを埋
め込むと、互いの電子すかしデータが打ち消しあって、
検出時の検出率を下げてしまう。
【0029】また、特開2000−216988号公報
に示される技術では、容易に電子すかしデータを取り除
くことができない。しかし、この技術は、ブロック毎に
複数種類の電子すかしデータを挿入しているため、すで
に電子すかしデータが挿入さている1枚の画像に別の電
子すかしデータを挿入する場合、互いの電子すかしデー
タが打ち消されてしまう。また、この技術では、電子す
かしデータの上書きにより元から挿入されていた電子す
かしデータが消されてしまう。
【0030】ユーザには、画像の違法な複製を防止する
ことができる電子すかしデータ挿入・検出装置が望まれ
る。
【0031】本発明の目的は、画像の違法な複製を防止
することができる電子すかしデータ挿入・検出装置を提
供することにある。
【0032】本発明の他の目的は、画像に特殊な情報を
持つ識別データ(電子すかしデータ)を埋め込み(挿
入)を行うことができ、画像から電子すかしデータの検
出を行うことができる電子すかしデータ挿入・検出装置
を提供することにある。
【0033】本発明の更に他の目的は、すでに電子すか
しデータが挿入さている1枚の画像に別の電子すかしデ
ータを挿入する場合でも互いの電子すかしデータが打ち
消しあうことなく挿入を行うことができ、検出の際、正
しく電子すかしデータの検出を行うことができる電子す
かしデータ挿入・検出装置を提供することにある。
【0034】本発明の更に他の目的は、電子すかしの上
書きにより元から挿入されていた電子すかしデータが消
されることを防止することができ、検出の際、正しく電
子すかしデータの検出を行うことができる電子すかしデ
ータ挿入・検出装置を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中の請求
項対応の技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号
等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実
施の複数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1
つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事
項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に
表現されている技術的事項に付せられている参照番号、
参照記号等に一致している。このような参照番号、参照
記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施
例の技術的事項との対応・橋渡しを明白にしている。こ
のような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実
施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈する
ことを意味しない。
【0036】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、元画像データを入力し、元画像データを画素の
複数のブロックに対してブロック毎に複数の第1周波数
成分に変換する第1成分変換部(11)と、第1周波数
成分に特殊な情報である電子すかしデータを挿入する挿
入部(14)とを備えている。挿入部(14)は、複数
のブロックのうち少なくとも1つのブロックに複数種類
の電子すかしデータを挿入する。
【0037】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、特殊な情報である電子すかしデータが挿入され
た画像データを入力し、挿入された画像データを画素の
複数のブロックに対してブロック毎に複数の第2周波数
成分に変換する第2成分変換部(21)と、第2周波数
成分に基づいて、挿入された画像データから電子すかし
データを検出する検出部(25)とを備えている。検出
部(25)は、複数のブロックのうち電子すかしデータ
が挿入されているブロックから複数種類の電子すかしデ
ータを検出する。
【0038】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、元画像データを入力し、元画像データを画素の
複数の第1ブロックに対して第1ブロック毎に複数の第
1周波数成分に変換する第1成分変換部(11)と、第
1周波数成分に特殊な情報である電子すかしデータを挿
入する挿入部(14)と、電子すかしデータが挿入され
た画像データを入力し、挿入された画像データを画素の
複数の第2ブロックに対して第2ブロック毎に複数の第
2周波数成分に変換する第2成分変換部(21)と、第
2周波数成分に基づいて、挿入された画像データから電
子すかしデータを検出する検出部(25)とを備えてい
る。挿入部(14)は、複数の第1ブロックのうち少な
くとも1つの第1ブロックに複数種類の電子すかしデー
タを挿入する。検出部(25)は、複数の第2ブロック
のうち電子すかしデータが挿入されている第2ブロック
から複数種類の電子すかしデータを検出する。
【0039】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、更に、複数種類の電子すかしデータを挿入する
ための挿入番号が記録され、挿入番号が格納されている
挿入番号指定テーブル(12)と、複数種類の電子すか
しデータが格納されている第1電子すかしデータテーブ
ル(13)とを備えている。挿入部(14)は、挿入番
号指定テーブル(12)に格納された挿入番号に対応す
る複数種類の電子すかしデータを第1電子すかしデータ
テーブル(13)から取り出す。
【0040】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、特殊な情報である電子すかしデータが挿入され
た画像データを入力し、挿入された画像データを画素の
複数のブロックに対してブロック毎に複数の第1周波数
成分に変換する第1成分変換部(11)と、第1周波数
成分に特殊な情報である他の電子すかしデータを挿入す
る挿入部(14)とを備えている。挿入部(14)は、
複数のブロックのうち少なくとも1つのブロックに他の
電子すかしデータを挿入する。ここで、挿入されたブロ
ックには、電子すかしデータ及び他の電子すかしデータ
が挿入されている。
【0041】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、特殊な情報である電子すかしデータが挿入され
た第1画像データを入力し、第1画像データを画素の複
数のブロックに対してブロック毎に複数の第1周波数成
分に変換する第1成分変換部(11)と、第1周波数成
分に特殊な情報である他の電子すかしデータを挿入する
挿入部(14)と、挿入部(14)は、複数のブロック
のうち少なくとも1つのブロックに他の電子すかしデー
タを挿入し、挿入されたブロックには、電子すかしデー
タ及び他の電子すかしデータを含む複数種類の電子すか
しデータが挿入され、複数種類の電子すかしデータが挿
入された第2画像データを入力し、第2画像データを画
素の複数のブロックに対してブロック毎に複数の第2周
波数成分に変換する第2成分変換部(21)と、第2周
波数成分に基づいて、第2画像データから電子すかしデ
ータ及び他の電子すかしデータを検出する検出部(2
5)とを備えている。
【0042】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、更に、他の電子すかしデータを挿入するための
挿入番号が記録され、挿入番号が格納されている挿入番
号指定テーブル(12)と、他の電子すかしデータが格
納されている第1電子すかしデータテーブル(13)と
を備えている。挿入部(14)は、挿入番号指定テーブ
ル(12)に格納された挿入番号に対応する他の電子す
かしデータを第1電子すかしデータテーブル(13)か
ら取り出す。
【0043】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、更に、複数種類の電子すかしデータを抽出する
ための抽出番号が記録され、抽出番号が格納されている
抽出番号指定テーブル(23)と、第2成分変換部(2
1)が出力する第2周波数成分毎に、抽出番号を抽出番
号指定テーブル(23)から取得する抽出部(22)と
を備えている。抽出部(22)は、第2周波数成分毎に
複数種類の電子すかしデータを抽出する。
【0044】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、更に、複数種類の電子すかしデータが格納され
ている第2電子すかしデータテーブル(26)を備えて
いる。検出部(25)は、抽出部(22)により抽出さ
れた電子すかしデータと、第2電子すかしデータテーブ
ル(26)に格納された電子すかしデータから統計的類
似度を算出する。
【0045】本発明による電子すかしデータ挿入・検出
装置は、元画像データを入力し、元画像データを画素の
複数のブロックに対してブロック毎に複数の第1周波数
成分に変換し、第1周波数成分に特殊な情報である電子
すかしデータを挿入することで、1ブロック内に複数種
類の電子すかしデータを挿入するものである。本発明に
よる電子すかしデータ挿入・検出装置は、ブロック毎に
複数種類の電子すかしデータを挿入することで、1ブロ
ック内に1種類の電子すかしデータを挿入する特開20
00−216988号公報に記載された技術とは異な
る。
【0046】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明によ
る電子すかしデータ挿入・検出装置の実施の形態を以下
に説明する。
【0047】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係る電子すかしデータ挿入・検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0048】図2は、本実施の形態1に係る電子すかし
データ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入シ
ステムを示すブロック図である。
【0049】図3は、本実施の形態1に係る電子すかし
データ挿入・検出装置における電子すかしデータ検出シ
ステムを示すブロック図である。
【0050】図1に示されるように、符号1は実施の形
態1に係る電子すかしデータ挿入・検出装置を示してい
る。電子すかしデータ挿入・検出装置1は、電子すかし
データ挿入システム10と、電子すかしデータ検出シス
テム20とを備えている。電子すかしデータは、デジタ
ル画像の不正な使用、および複製を防止するための特殊
な情報(あるいは制御情報)である。
【0051】電子すかしデータ挿入システム10は、画
像を画像データとして入力し、入力された画像データに
DCT(離散コサイン変換)などを用いて画素のブロッ
ク毎に周波数成分に変換して、変換された周波数成分
(DCT係数と称す)を取り出し、取り出されたDCT
係数に電子すかしデータの埋め込み(挿入)を行う。こ
の電子すかしデータ挿入システム10は、1ブロック内
に複数種類の電子すかしデータを挿入することができ
る。
【0052】電子すかしデータ検出システム20は、電
子すかしデータが挿入された画像を入力し、入力された
画像データにDCT(離散コサイン変換)などを用いて
画素のブロック毎に周波数成分に変換して、変換された
周波数成分(DCT係数)を取り出し、取り出されたD
CT係数毎に電子すかしデータの抽出(検出)を行う。
この電子すかしデータ検出システム20は、1ブロック
内の複数種類の電子すかしデータを抽出(検出)するこ
とができる。
【0053】また、点線で示されたように、ユーザの設
定により、電子すかしデータ挿入・検出装置1は、電子
すかしデータ挿入システム10により電子すかしデータ
の埋め込み(挿入)が行われた画像を電子すかしデータ
検出システム20により画像から電子すかしデータの検
出を行うことで、電子すかしデータ挿入・検出装置1の
挿入及び検出の確認をすることもできる。
【0054】図2に示されるように、電子すかしデータ
挿入システム10は、MPEGデータ解析器11、電子
すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル12、電子す
かしデータテーブル13、電子すかしデータ挿入器1
4、MPEGデータ変換器15から構成されている。M
PEGデータ解析器11は、入力部であり、電子すかし
データ挿入器14と接続されている。電子すかしデータ
挿入器14には、電子すかしデータ挿入DCT係数指定
テーブル12と、電子すかしデータテーブル13とが接
続されている。MPEGデータ変換器15は、出力部で
あり、電子すかしデータ挿入器14と接続されている。
【0055】MPEGデータ解析器11は、画像を画像
データとして入力し、入力された画像データにDCT
(離散コサイン変換)などを用いて画素のブロック毎に
周波数成分に変換して、変換された周波数成分(DCT
係数)を取り出す。電子すかしデータ挿入DCT係数指
定テーブル12には、挿入すべき電子すかしデータの番
号が記録され、格納されている。この番号は、n種類の
電子すかしデータの各々を1次元配列である64個のど
のDCT係数に挿入するかを指定するものである。電子
すかしデータテーブル13には、DCT係数毎に適切な
値に計算された第1の電子すかしデータから第nの電子
すかしデータまでn個の電子すかしデータが格納されて
いる。電子すかしデータ挿入器14は、MPEGデータ
解析器11から出力されたDCT係数に応じて電子すか
しデータ挿入DCT係数指定テーブル12から挿入すべ
き電子すかしデータの番号と、この番号に対応した電子
すかしデータを電子すかしデータテーブル13から取り
出し、MPEGデータ解析器11から出力されたDCT
係数に電子すかしデータを挿入する。MPEGデータ変
換器15は、電子すかしデータが挿入されたDCT係数
に対して量子化をおこないMPEGデータとして出力す
る。
【0056】これにより、電子すかしデータ挿入システ
ム10は、画像を画像データとして入力し、入力された
画像データにDCT(離散コサイン変換)などを用いて
画素のブロック毎に周波数成分に変換して、変換された
周波数成分(DCT係数と称す)を取り出し、取り出さ
れたDCT係数に電子すかしデータを挿入するため、1
ブロック内に複数種類の電子すかしデータを挿入するこ
とができる。
【0057】また、電子すかしデータ挿入システム10
は、どのDCT係数に電子すかしデータを挿入するかを
示す電子すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル12
を設け、電子すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル
12に示されるDCT係数に対応する電子すかしデータ
を挿入することができる。
【0058】図3に示されるように、電子すかしデータ
検出システム20は、MPEGデータ解析器21、電子
すかしデータ抽出器22、電子すかしデータ抽出DCT
係数指定テーブル23、抽出データテーブル24、電子
すかしデータ検出器25、電子すかしデータテーブル2
6から構成されている。MPEGデータ解析器21は、
入力部であり、電子すかしデータ抽出器22と接続され
ている。電子すかしデータ抽出器22には、電子すかし
データ抽出DCT係数指定テーブル23が接続されてい
る。抽出データテーブル24は、電子すかしデータ抽出
器22と接続されている。電子すかしデータ検出器25
は、出力部であり、抽出データテーブル24と、電子す
かしデータテーブル26とが接続されている。
【0059】MPEGデータ解析器21は、電子すかし
データが挿入された画像データ(MPEGデータ)を入
力し、MPEGデータにDCT(離散コサイン変換)な
どを用いて画素のブロック毎に周波数成分に変換して、
変換された周波数成分(DCT係数)を取り出す。電子
すかしデータ抽出DCT係数指定テーブル23には、抽
出すべき電子すかしデータの番号が記録され、格納され
ている。この番号は、n種類の電子すかしデータの各々
を1次元配列64個のどのDCT係数から抽出するかを
指定するものである。抽出データテーブル24は、各々
のDCT係数から抽出したデータを格納する。電子すか
しデータテーブル26には、n種類の電子すかしデータ
が格納されている。電子すかしデータ抽出器22は、M
PEGデータ解析器21が出力する各々のDCT係数毎
に、抽出すべき電子すかしデータの番号を電子すかしデ
ータ抽出DCT係数指定テーブル23から取得する。ま
た、電子すかしデータ抽出器22は、DCT係数から電
子すかしデータを抽出し、抽出データテーブル24の所
定の位置にデータを格納する。電子すかしデータ検出器
25は、電子すかしデータテーブル26と抽出データテ
ーブル24から第m(m=1、2、・・・、n)番目の
データを取り出し、抽出データと電子すかしデータの統
計的類似度を算出する。
【0060】これにより、電子すかしデータ検出システ
ム20は、電子すかしデータが挿入された画像を入力
し、入力された画像データにDCT(離散コサイン変
換)などを用いて画素のブロック毎に周波数成分に変換
して、変換された周波数成分(DCT係数)を取り出
し、取り出されたDCT係数に電子すかしデータを抽出
(検出)するため、1ブロック内の複数種類の電子すか
しデータを抽出(検出)することができる。
【0061】また、電子すかしデータ検出システム20
は、DCT係数のどの係数にどの種類の電子すかしデー
タが挿入されているかを示す電子すかしデータ抽出DC
T係数指定テーブル23を設け、電子すかしデータが挿
入されているDCT係数毎に電子すかしデータを抽出
し、当該電子すかしデータと、電子すかしデータ抽出D
CT係数指定テーブル23により示されたDCT係数の
電子すかしデータとの類似度を算出することで電子すか
しデータを検出することができる。
【0062】本発明においては、挿入側と検出側で、対
応する番号の電子すかしデータテーブル、及び電子すか
しデータDCT係数指定テーブルの内容は一致しなけれ
ばならない。すなわち、挿入側と検出側の対応する第m
(m=1、2、・・・、n)番目の電子すかしデータテ
ーブルの内容は一致しなければならない。
【0063】このように、実施の形態1に係る電子すか
しデータ挿入・検出装置1は、電子すかしデータ挿入シ
ステム10により画像に特殊な情報を持つ電子すかしデ
ータの埋め込み(挿入)を行い、電子すかしデータ検出
システム20により画像から電子すかしデータの検出を
行う。
【0064】次に、前述した電子すかしデータ挿入・検
出装置1の動作について図4及び図5を参照しながら説
明する。
【0065】図4は、本実施の形態1に係る電子すかし
データ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入シ
ステムの動作を示すフローチャートである。
【0066】図5は、本実施の形態1に係る電子すかし
データ挿入・検出装置における電子すかしデータ検出シ
ステムの動作を示すフローチャートである。
【0067】電子すかしデータ挿入・検出装置1の動作
は、(1)電子すかしデータ挿入システム10による電
子すかし挿入処理及び(2)電子すかしデータ検出シス
テム20による電子すかし検出処理から構成されてい
る。
【0068】まず、図4を参照して電子すかしデータ挿
入・検出装置1の(1)電子すかしデータ挿入システム
10による電子すかし挿入処理について説明する。
【0069】図4に示されるように、MPEGデータ解
析器11は、画像を画像データとして入力する(ステッ
プS11)。次に、MPEGデータ解析器11は、画像
データに基づいて画素のブロック毎に周波数成分に変換
して、変換された周波数成分(DCT係数)をブロック
内から取り出す(ステップS12)。次いで、電子すか
しデータ挿入器14は、MPEGデータ解析器11が出
力する各々のDCT係数に応じて、挿入すべき電子すか
しデータの番号を電子すかしデータ挿入DCT係数指定
テーブル12から取り出す(ステップS13)。次に、
電子すかしデータ挿入器14は、電子すかしデータ挿入
DCT係数指定テーブル12から取り出した電子すかし
番号と一致する電子すかしデータを電子すかしデータテ
ーブル13から取り出す(ステップS14)。次いで、
電子すかしデータ挿入器14は、MPEGデータ解析器
11が出力するDCT係数に電子すかしデータを挿入す
る(ステップS15)。次に、MPEGデータ変換器1
5は、電子すかしデータ挿入器14により電子すかしデ
ータが挿入されたDCT係数に対して量子化する(ステ
ップS16)。次いで、MPEGデータ変換器15は、
ステップS16にて量子化されたDCT係数をMPEG
データとして出力する(ステップS17)。
【0070】電子すかしデータ挿入システム10による
電子すかし挿入処理は、上述した動作を電子すかしデー
タ挿入DCT係数指定テーブル12で指定した全てのD
CT係数に対して行う。
【0071】尚、電子すかしデータ挿入DCT係数指定
テーブル12で指定されてないDCT係数は、MPEG
データ変換器15にそのまま入力される。
【0072】次に、図5を参照して電子すかしデータ挿
入・検出装置1の(2)電子すかしデータ検出システム
20による電子すかし検出処理について説明する。
【0073】図5に示されるように、MPEGデータ解
析器21は、電子すかしデータが挿入されている画像デ
ータ(MPEGデータ)を入力する(ステップS2
1)。次に、MPEGデータ解析器21は、MPEGデ
ータに基づいて、変換された周波数成分(DCT係数)
をブロック内から取り出す(ステップS22)。次い
で、電子すかしデータ抽出器22は、MPEGデータ解
析器21が出力する各々のDCT係数毎に、抽出すべき
電子すかしデータの番号を電子すかしデータ抽出DCT
係数指定テーブル23から取得する(ステップS2
3)。次に、電子すかしデータ抽出器22は、DCT係
数から電子すかしデータを抽出する(ステップS2
4)。次いで、電子すかしデータ抽出器22は、抽出さ
れたデータ(抽出データ)を抽出データテーブル24へ
格納する(ステップS25)。ここで、抽出データテー
ブル24には、電子すかしデータ抽出DCT係数指定テ
ーブル23から取り出された電子すかしデータの番号と
対応する位置に抽出データが格納される。
【0074】電子すかしデータ検出システム20による
電子すかし検出処理は、上述した動作を電子すかしデー
タ抽出DCT係数指定テーブル23に指定された全ての
DCT係数に対して行う。
【0075】次に、電子すかしデータ検出器25は、格
納された抽出データと、格納された抽出データに対応す
る電子すかしデータとを抽出データテーブル24と電子
すかしデータテーブル26から取り出す(ステップS2
6)。次いで、電子すかしデータ検出器25は、格納さ
れた抽出データと取り出された電子すかしデータとの統
計的類似度を算出する(ステップS27)。次に、電子
すかしデータ検出器25は、算出した結果を検出結果と
して出力する(ステップS28)。n種類の電子すかし
データが存在する場合、電子すかしデータ検出器25
は、n種類の電子すかしデータ毎に、電子すかしデータ
テーブル26から対応する抽出データと電子すかしデー
タを取り出し、統計的類似度を算出し、検出結果を出力
する。
【0076】以上により、実施の形態1に係る電子すか
しデータ挿入・検出装置1は、電子すかしデータ挿入シ
ステム10により画像に特殊な情報を持つ電子すかしデ
ータの埋め込み(挿入)を行い、電子すかしデータ検出
システム20により画像から電子すかしデータの検出を
行うことができる。これにより、実施の形態1に係る電
子すかしデータ挿入・検出装置1は、画像の違法な複製
を防止することができる。
【0077】次に、前述した電子すかしデータ挿入・検
出装置1における電子すかしデータ挿入DCT係数指定
テーブル12、及び電子すかしデータ抽出DCT係数指
定テーブル23の値について、図6及び図7を参照しな
がら説明する。
【0078】図6は、量子化されたDCT係数の数字の
順序を示す模式図である。
【0079】図7は、電子すかしデータ挿入DCT係数
指定テーブル、及び電子すかしデータ抽出DCT係数指
定テーブルの値を示す模式図である。
【0080】図6及び図7に示されるように、電子すか
しデータ挿入DCT係数指定テーブル12、及び電子す
かしデータ抽出DCT係数指定テーブル23には、水平
方向に挿入される水平空間周波数fHと垂直方向に挿入
される垂直空間周波数fVとが含まれる。水平空間周波
数fH側は8列であり、垂直空間周波数fV側は8行で
ある。
【0081】図6に示されるように、量子化後に非0と
なる最後の係数までが符号化範囲となるジグザグスキャ
ンの場合、量子化されたDCT係数は、走査の順番に従
って行われ、64個の1次元配列に変換される。
【0082】図7に示されるように、電子すかしデータ
挿入DCT係数指定テーブル12、及び電子すかしデー
タ抽出DCT係数指定テーブル23には、各々のDCT
係数に何番目の電子すかしデータを挿入するかを示す番
号が記載されている。電子すかしデータ挿入・検出装置
1は、図6に示された2、6、7、15、16、28、
29番目のDCT係数を図7に示された“1”番目の電
子すかしデータとして挿入し、図6に示された3、4、
10、11、21、22、36番目のDCT係数を
“2”番目の電子すかしデータとして挿入する。
【0083】次に、前述した電子すかしデータ挿入DC
T係数指定テーブル12、及び電子すかしデータ抽出D
CT係数指定テーブル23を参照して図5に示された
2、6、7、15、16、28、29番目のDCT係数
に1番目の電子すかしデータを挿入し、3、4、10、
11、21、22、36番目のDCT係数に2番目の電
子すかしデータを挿入する場合の電子すかしデータ挿入
・検出装置1の動作について図4及び図5を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0084】まず、図4を参照して電子すかしデータ挿
入・検出装置1の(1)電子すかしデータ挿入DCT係
数指定テーブル12を参照した場合の電子すかしデータ
挿入システム10による電子すかし挿入処理について説
明する。
【0085】図4に示されるように、MPEGデータ解
析器11は、画像を画像データとして入力する(ステッ
プS11)。次に、MPEGデータ解析器11は、入力
された画像データの解析を行い、DCT係数を図6に示
された番号順に低周波成分から高周波成分の順に1次元
配列で取り出す(ステップS12)。
【0086】次いで、電子すかしデータ挿入器14は、
(a)MPEGデータ解析器11が出力するDCT係数
が2、6、7、15、16、28、29番目の場合、電
子すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル12から電
子すかしデータの番号“1”を取り出し、(b)MPE
Gデータ解析器11が出力するDCT係数が3、4、1
0、11、21、22、36番目の場合、電子すかしデ
ータ挿入DCT係数指定テーブル12から電子すかしデ
ータの番号“2”を取り出す(ステップS13)。次
に、電子すかしデータ挿入器14は、(a)の場合、電
子すかしデータの番号“1”と一致する第1の電子すか
しデータを電子すかしデータテーブル13から取り出
し、同様に、(b)の場合、電子すかしデータの番号
“2”と一致する第2の電子すかしデータを電子すかし
データテーブル13から取り出す(ステップS14)。
次いで、電子すかしデータ挿入器14は、(a)の場
合、MPEGデータ解析器11が出力する2、6、7、
15、16、28、29番目のDCT係数に第1の電子
すかしデータを挿入してMPEGデータ変換器15へ出
力し、同様に、(b)の場合、MPEGデータ解析器1
1が出力する3、4、10、11、21、22、36番
目のDCT係数に第2の電子すかしデータを挿入してM
PEGデータ変換器15へ出力する(ステップS1
5)。
【0087】ここで、電子すかしデータ挿入器14は、
2、6、7、15、16、28、29、3、4、10、
11、21、22、36番以外の電子すかしデータを挿
入しないDCT係数は、そのままMPEGデータ変換器
15へ出力する。
【0088】次に、MPEGデータ変換器15は、電子
すかしデータ挿入器14からの電子すかしデータが挿入
されたDCT係数に対して量子化する(ステップS1
6)。次いで、MPEGデータ変換器15は、ステップ
S16にて量子化されたDCT係数をMPEGデータと
して出力する(ステップS17)。
【0089】次に、図5を参照して電子すかしデータ挿
入・検出装置1の(2)電子すかしデータ抽出DCT係
数指定テーブル23を参照した場合の電子すかしデータ
検出システム20による電子すかし検出処理について説
明する。
【0090】図5に示されるように、MPEGデータ解
析器21は、電子すかしデータが挿入されている画像デ
ータ(MPEGデータ)を入力する(ステップS2
1)。次に、MPEGデータ解析器21は、入力された
MPEGデータの解析を行いDCT係数を取り出す(ス
テップS22)。次いで、電子すかしデータ抽出器22
は、電子すかしデータ抽出DCT係数指定テーブル23
を参照し、MPEGデータ解析器21が出力するDCT
係数が2、6、7、15、16、28、29番目の場
合、電子すかしデータの番号“1”を取得し、DCT係
数が3、4、10、11、21、22、36番目の場
合、電子すかしデータの番号“2”を取得する(ステッ
プS23)。次に、電子すかしデータ抽出器22は、M
PEGデータ解析器21が出力する2、6、7、15、
16、28、29番目のDCT係数から電子すかしデー
タを抽出し、同様に、MPEGデータ解析器21が出力
する3、4、10、11、21、22、36番目のDC
T係数からも電子すかしデータを抽出する(ステップS
24)。次いで、電子すかしデータ抽出器22は、電子
すかしデータ番号“1”に対応する抽出データテーブル
24に含まれる第1の抽出データテーブルに抽出したデ
ータを格納し、電子すかしデータ番号“2”に対応する
抽出データテーブル24に含まれる第2の抽出データの
テーブルに抽出したデータを格納する(ステップS2
5)。
【0091】電子すかしデータ検出システム20による
電子すかし検出処理は、上述した動作を電子すかしデー
タ抽出DCT係数指定テーブル23に指定された全ての
DCT係数に対して行う。
【0092】次に、抽出データが抽出データテーブル2
4に格納された後、電子すかしデータ検出器25は、抽
出データテーブル24から第1の抽出データと、電子す
かしデータテーブル26から第1の電子すかしデータと
を取り出し、同様に、抽出データテーブル24から第2
の抽出データと、電子すかしデータテーブル26から第
2の電子すかしデータとを取り出す(ステップS2
6)。次いで、電子すかしデータ検出器25は、第1の
抽出データと第1の電子すかしデータとの統計的類似度
を算出し、同様に、第2の抽出データと第2の電子すか
しデータとの統計的類似度を算出する(ステップS2
7)。次に、電子すかしデータ検出器25は、算出した
結果を検出結果として出力する(ステップS28)。n
種類の電子すかしデータが存在する場合、電子すかしデ
ータ検出器25は、n種類の電子すかしデータ毎に、電
子すかしデータテーブル26から対応する抽出データと
電子すかしデータを取り出し、統計的類似度を算出し、
検出結果を出力する。
【0093】このように、実施の形態1に係る電子すか
しデータ挿入・検出装置1は、DCT係数毎に挿入する
電子すかしデータを変更しているので、複数個の電子す
かしデータを画像データに挿入する場合に複数個の電子
すかしデータが互いに打ち消しあうことなく、電子すか
しデータの挿入が可能である。
【0094】実施の形態1に係る電子すかしデータ挿入
・検出装置1は、上記の説明に限定されるものではな
い。電子すかしデータ挿入・検出装置1は、電子すかし
データを挿入する機能があり、電子すかしデータを検出
する機能があればよい。また、電子すかしデータ挿入・
検出装置1は、電子すかしデータを挿入する機能、電子
すかしデータを検出する機能のいずれか一方であっても
よい。その場合、電子すかしデータ挿入・検出装置1
は、なるべくユーザの設定により電子すかしデータを挿
入する機能及び検出する機能に切り換えられるようにす
ることが望ましい。
【0095】以上の説明により、実施の形態1に係る電
子すかしデータ挿入・検出装置1によれば、画像の違法
な複製を防止することができる。
【0096】また、実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置1によれば、電子すかしデータを埋め
込み(挿入)を行うことができ、画像から電子すかしデ
ータの検出を行うことができる。
【0097】また、実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置1によれば、すでに電子すかしデータ
が挿入さている1枚の画像に別の電子すかしデータを挿
入する場合でも互いの電子すかしデータが打ち消しあう
ことなく挿入を行うことができ、検出の際、正しく電子
すかしデータの検出を行うことができる。
【0098】(実施の形態2)実施の形態1に係る電子
すかしデータ挿入・検出装置1の電子すかしデータ挿入
システム10は、DCT係数毎に挿入する電子すかしデ
ータを変更しているので、複数個の電子すかしデータを
画像データに挿入する場合に複数個の電子すかしデータ
が互いに打ち消しあうことなく、電子すかしデータの挿
入が可能である。一方、実施の形態2に係る電子すかし
データ挿入・検出装置の電子すかしデータ挿入システム
は、電子すかしデータ入りの画像に別の電子すかしデー
タを挿入する場合、電子すかしデータが挿入されている
DCT係数と別のDCT係数に新たな電子すかしデータ
を挿入することで、電子すかしの上書きにより元から挿
入されていた電子すかしデータが消されることを防止す
ることができる。
【0099】実施の形態2に係る電子すかしデータ挿入
・検出装置の構成について図8及び図9を参照しながら
説明する。
【0100】図8は、本実施の形態2に係る電子すかし
データ挿入・検出装置の構成を示すブロック図である。
【0101】図9は、本実施の形態2に係る電子すかし
データ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入シ
ステムを示すブロック図である。
【0102】図8に示されるように、符号2は実施の形
態2に係る電子すかしデータ挿入・検出装置を示してい
る。電子すかしデータ挿入・検出装置2は、電子すかし
データ挿入システム30と、電子すかしデータ検出シス
テム40とを備えている。電子すかしデータは、デジタ
ル画像の不正な使用、および複製を防止するための特殊
な情報(あるいは制御情報)である。
【0103】電子すかしデータ挿入システム30は、画
像を画像データとして入力し、入力された画像データに
DCT(離散コサイン変換)などを用いて画素のブロッ
ク毎に周波数成分に変換して、変換された周波数成分
(DCT係数と称す)を取り出し、取り出されたDCT
係数に電子すかしデータの埋め込み(挿入)を行う。こ
の電子すかしデータ挿入システム30は、1ブロック内
に複数種類の電子すかしデータを挿入することができ
る。
【0104】電子すかしデータ検出システム40は、電
子すかしデータが挿入された画像を入力し、入力された
画像データにDCT(離散コサイン変換)などを用いて
画素のブロック毎に周波数成分に変換して、変換された
周波数成分(DCT係数)を取り出し、取り出されたD
CT係数毎に電子すかしデータの抽出(検出)を行う。
この電子すかしデータ検出システム20は、1ブロック
内の複数種類の電子すかしデータを抽出(検出)するこ
とができる。
【0105】また、点線で示されたように、ユーザの設
定により、電子すかしデータ挿入・検出装置2は、電子
すかしデータ挿入システム30により電子すかしデータ
の埋め込み(挿入)が行われた画像を電子すかしデータ
検出システム40により画像から電子すかしデータの検
出を行うことで、電子すかしデータ挿入・検出装置2の
挿入及び検出の確認をすることもできる。尚、実施の形
態2に係る電子すかしデータ挿入・検出装置2における
電子すかしデータ検出システム40の構成及び動作につ
いては、実施の形態1に係る電子すかしデータ挿入・検
出装置1における電子すかしデータ検出システム20と
同様であるため説明を省略する。
【0106】図9に示されるように、電子すかしデータ
挿入システム30は、MPEGデータ解析器31、電子
すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル32、電子す
かしデータテーブル33、電子すかしデータ挿入器3
4、MPEGデータ変換器35から構成されている。M
PEGデータ解析器31は、入力部であり、電子すかし
データ挿入器34と接続されている。電子すかしデータ
挿入器34には、電子すかしデータ挿入DCT係数指定
テーブル32と、電子すかしデータテーブル33とが接
続されている。MPEGデータ変換器35は、出力部で
あり、電子すかしデータ挿入器34と接続されている。
【0107】MPEGデータ解析器31は、画像を画像
データとして入力し、入力された画像データにDCT
(離散コサイン変換)などを用いて画素のブロック毎に
周波数成分に変換して、変換された周波数成分(DCT
係数)を取り出す。また、MPEGデータ解析器31
は、DCT係数に第1の電子すかしデータが挿入されて
いる画像データを入力し、入力された画像データの解析
を行い、DCT係数を番号順に低周波成分から高周波成
分の順に1次元配列で取り出す。
【0108】電子すかしデータ挿入DCT係数指定テー
ブル32には、挿入すべき電子すかしデータの番号が記
録され、格納されている。この番号は、n種類の電子す
かしデータの各々を1次元配列である64個のどのDC
T係数に挿入するかを指定するものである。また、電子
すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル32には、上
記の複数の内容が記録されている。電子すかしデータテ
ーブル33には、DCT係数毎に適切な値に計算された
第1の電子すかしデータから第nの電子すかしデータま
でn個の電子すかしデータが格納されている。電子すか
しデータ挿入器34は、MPEGデータ解析器31から
出力されたDCT係数に応じて電子すかしデータ挿入D
CT係数指定テーブル32に記録された複数の内容から
挿入すべき第2の電子すかしデータの番号と、この番号
に対応した第2の電子すかしデータを電子すかしデータ
テーブル33から取り出し、MPEGデータ解析器31
から出力されたDCT係数に第2の電子すかしデータを
挿入する。
【0109】MPEGデータ変換器35は、電子すかし
データ挿入器34からの電子すかしデータが挿入された
DCT係数に対して量子化をおこないMPEGデータと
して出力する。出力されたデータは、第1の電子すかし
データと第2の電子すかしデータが挿入されている画像
データである。第1及び第2の電子すかしデータは、異
なるDCT係数にそれぞれ挿入されているため、2つの
電子すかしデータが互いに打ち消しあうことはない。
【0110】これにより、電子すかしデータ挿入システ
ム30は、画像を画像データとして入力し、入力された
画像データにDCT(離散コサイン変換)などを用いて
画素のブロック毎に周波数成分に変換して、変換された
周波数成分(DCT係数と称す)を取り出し、取り出さ
れたDCT係数に電子すかしデータを挿入するため、1
ブロック内に複数種類の電子すかしデータを挿入するこ
とができる。
【0111】また、電子すかしデータ挿入システム30
は、電子すかしデータが挿入された画像データに別の電
子すかしデータを挿入する場合、電子すかしデータが挿
入されているDCT係数と別のDCT係数に新たな電子
すかしデータを挿入(再挿入)することで、電子すかし
データの上書きによる元から挿入されていた電子すかし
データが消されることを防止することができる。
【0112】次に、電子すかしデータの再挿入方法につ
いて図10及び図11を参照して説明する。
【0113】図10は、第1の電子すかしデータが挿入
されているDCT係数を示す図である。
【0114】図11は、第2の電子すかしデータが挿入
されているDCT係数を示す図である。
【0115】図10及び図11に示されるように、電子
すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル32には、水
平方向に挿入される水平空間周波数fHと垂直方向に挿
入される垂直空間周波数fVとが含まれる。水平空間周
波数fH側は8列であり、垂直空間周波数fV側は8行
である。
【0116】電子すかしデータ挿入DCT係数指定テー
ブル12には、各々のDCT係数に、何番目の電子すか
しデータを挿入するかを示す番号が記載されている。電
子すかしデータ挿入・検出装置1は、図10の1行目に
示されたDCT係数を“1”番目の電子すかしデータと
して挿入し、図11の1列目に示されたDCT係数を
“2”番目の電子すかしデータとして挿入する。
【0117】この電子すかしデータ挿入システム30
は、図10に対応するDCT係数に第1の電子すかしデ
ータが挿入されている画像データに対して、図11に対
応するDCT係数に第2の電子すかしデータを挿入する
ことで、電子すかしデータの再挿入を実現することがで
きる。
【0118】次に、図6及び図12を参照して電子すか
しデータ挿入・検出装置2の電子すかしデータ挿入DC
T係数指定テーブル32を参照した場合の電子すかしデ
ータ挿入システム30による電子すかし挿入処理につい
て説明する。
【0119】図12は、本実施の形態2に係る電子すか
しデータ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入
システムの動作を示すフローチャートである。
【0120】図12に示されるように、MPEGデータ
解析器31は、例えば、図6に示された2、6、7、1
5、16、28、29番目のDCT係数に第1の電子す
かしデータが挿入されている画像データを入力する(ス
テップS31)。次に、MPEGデータ解析器31は、
入力された画像データの解析を行い、DCT係数を図6
に示された番号順に低周波成分から高周波成分の順に1
次元配列で取り出す(ステップS32)。
【0121】次いで、電子すかしデータ挿入器34は、
MPEGデータ解析器31が出力するDCT係数が3、
4、10、11、21、22、36番目の場合、電子す
かしデータ挿入DCT係数指定テーブル32から電子す
かしデータの番号“2”を取り出す(ステップS3
3)。次に、電子すかしデータ挿入器34は、電子すか
しデータの番号“2”と一致する第2の電子すかしデー
タを電子すかしデータテーブル33から取り出す(ステ
ップS34)。次いで、電子すかしデータ挿入器14
は、MPEGデータ解析器31が出力する3、4、1
0、11、21、22、36番目のDCT係数に第2の
電子すかしデータを挿入しMPEGデータ変換器35へ
出力する(ステップS35)。ここで、2、6、7、1
5、16、28、29番目のDCT係数は予め第1の電
子すかしデータが挿入されている。
【0122】次に、MPEGデータ変換器35は、電子
すかしデータ挿入器34からの電子すかしデータが挿入
されたDCT係数に対して量子化する(ステップS3
6)。次いで、MPEGデータ変換器35は、ステップ
S36にて量子化されたDCT係数をMPEGデータと
して出力する(ステップS37)。
【0123】これにより、出力されたデータは、第1の
電子すかしデータと第2の電子すかしデータが挿入され
ている画像データとなる。第1及び第2の電子すかしデ
ータは、異なるDCT係数にそれぞれ挿入されているた
め、2つの電子すかしデータが互いに打ち消しあうこと
はない。
【0124】電子すかしデータ挿入システム30は、画
像データにすでに電子すかしデータが挿入されている場
合でも、電子すかしデータが挿入されていないDCT係
数に別の電子すかしデータを挿入することで、複数種類
の電子すかしデータの挿入が可能になる。
【0125】このように、実施の形態2に係る電子すか
しデータ挿入・検出装置2は、電子すかしデータ入りの
画像に別の電子すかしデータを挿入する場合、電子すか
しデータが挿入されているDCT係数と別のDCT係数
に新たな電子すかしデータを挿入することで、電子すか
しデータの上書きにより元から挿入されていた電子すか
しデータが消されることを防止することができる。
【0126】また、電子すかしデータ挿入システム30
のMPEGデータ変換器31は、DCT係数をジグザグ
スキャン方式で1次元配列として出力する場合の他に、
MPEG2のスキャン方式であるオルタネートスキャン
方式にも対応させることが可能である。
【0127】実施の形態2に係る実施の形態2に係る電
子すかしデータ挿入・検出装置2は、上記の説明に限定
されるものではない。実施の形態では、MPEG標準の
符号化方式を例にして説明したが、DCT係数を用いる
他の画像符号化方式でも適用させることが可能である。
【0128】また、実施の形態2に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置2は、上記の説明に限定されるもので
はない。電子すかしデータ挿入・検出装置2は、電子す
かしデータを挿入する機能があり、電子すかしデータを
検出する機能があればよい。また、電子すかしデータ挿
入・検出装置2は、電子すかしデータを挿入する機能、
電子すかしデータを検出する機能のいずれか一方であっ
てもよい。その場合、電子すかしデータ挿入・検出装置
2は、なるべくユーザの設定により電子すかしデータを
挿入する機能及び検出する機能に切り換えられるように
することが望ましい。
【0129】以上の説明により、実施の形態2に係る電
子すかしデータ挿入・検出装置2によれば、実施の形態
1の効果に加えて、電子すかしデータの上書きにより元
から挿入されていた電子すかしデータが消されることを
防止することができ、検出の際、正しく電子すかしデー
タの検出を行うことができる。
【0130】
【発明の効果】本発明の電子すかしデータ挿入・検出装
置は、画像の違法な複製を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入システ
ムを示すブロック図である。
【図3】図3は、本実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置における電子すかしデータ検出システ
ムを示すブロック図である。
【図4】図4は、本実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は、本実施の形態1に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置における電子すかしデータ検出システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、量子化されたDCT係数の数字の順序
を示す模式図である。
【図7】図7は、電子すかしデータ挿入DCT係数指定
テーブル、及び電子すかしデータ抽出DCT係数指定テ
ーブルの値を示す模式図である。
【図8】図8は、本実施の形態2に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、本実施の形態2に係る電子すかしデー
タ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入システ
ムを示すブロック図である。
【図10】図10は、第1の電子すかしデータが挿入さ
れているDCT係数を示す図である。
【図11】図11は、第2の電子すかしデータが挿入さ
れているDCT係数を示す図である。
【図12】図12は、本実施の形態2に係る電子すかし
データ挿入・検出装置における電子すかしデータ挿入シ
ステムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子すかしデータ挿入・検出装置 2 電子すかしデータ挿入・検出装置 10 電子すかしデータ挿入システム 11 MPEGデータ解析器 12 電子すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル 13 電子すかしデータテーブル 14 電子すかしデータ挿入器 15 MPEGデータ変換器 20 電子すかしデータ検出システム 21 MPEGデータ解析器 22 電子すかしデータ抽出器 23 電子すかしデータ抽出DCT係数指定テーブル 24 抽出データテーブル 25 電子すかしデータ検出器 26 電子すかしデータテーブル 30 電子すかしデータ挿入システム 31 MPEGデータ解析器 32 電子すかしデータ挿入DCT係数指定テーブル 33 電子すかしデータテーブル 34 電子すかしデータ挿入器 35 MPEGデータ変換器 40 電子すかしデータ検出システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元画像データを入力し、前記元画像デー
    タを画素の複数のブロックに対してブロック毎に複数の
    第1周波数成分に変換する第1成分変換部と、 前記第1周波数成分に特殊な情報である電子すかしデー
    タを挿入する挿入部とを備え、 前記挿入部は、前記複数のブロックのうち少なくとも1
    つの前記ブロックに複数種類の前記電子すかしデータを
    挿入する電子すかしデータ挿入・検出装置。
  2. 【請求項2】 特殊な情報である電子すかしデータが挿
    入された画像データを入力し、前記挿入された画像デー
    タを画素の複数のブロックに対してブロック毎に複数の
    第2周波数成分に変換する第2成分変換部と、 前記第2周波数成分に基づいて、前記挿入された画像デ
    ータから前記電子すかしデータを検出する検出部とを備
    え、 前記検出部は、前記複数のブロックのうち前記電子すか
    しデータが挿入されている前記ブロックから複数種類の
    前記電子すかしデータを検出する電子すかしデータ挿入
    ・検出装置。
  3. 【請求項3】 元画像データを入力し、前記元画像デー
    タを画素の複数の第1ブロックに対して第1ブロック毎
    に複数の第1周波数成分に変換する第1成分変換部と、 前記第1周波数成分に特殊な情報である電子すかしデー
    タを挿入する挿入部と、 前記電子すかしデータが挿入された画像データを入力
    し、前記挿入された画像データを画素の複数の第2ブロ
    ックに対して第2ブロック毎に複数の第2周波数成分に
    変換する第2成分変換部と、 前記第2周波数成分に基づいて、前記挿入された画像デ
    ータから前記電子すかしデータを検出する検出部とを備
    え、 前記挿入部は、前記複数の第1ブロックのうち少なくと
    も1つの前記第1ブロックに複数種類の前記電子すかし
    データを挿入し、 前記検出部は、前記複数の第2ブロックのうち前記電子
    すかしデータが挿入されている前記第2ブロックから複
    数種類の前記電子すかしデータを検出する電子すかしデ
    ータ挿入・検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3のいずれか1項に記載の
    電子すかしデータ挿入・検出装置において、 更に、 前記複数種類の電子すかしデータを挿入するための挿入
    番号が記録され、前記挿入番号が格納されている挿入番
    号指定テーブルと、 前記複数種類の電子すかしデータが格納されている第1
    電子すかしデータテーブルとを備え、 前記挿入部は、前記挿入番号指定テーブルに格納された
    前記挿入番号に対応する前記複数種類の電子すかしデー
    タを前記第1電子すかしデータテーブルから取り出す電
    子すかしデータ挿入・検出装置。
  5. 【請求項5】 特殊な情報である電子すかしデータが挿
    入された画像データを入力し、前記挿入された画像デー
    タを画素の複数のブロックに対してブロック毎に複数の
    第1周波数成分に変換する第1成分変換部と、 前記第1周波数成分に特殊な情報である他の電子すかし
    データを挿入する挿入部とを備え、 前記挿入部は、前記複数のブロックのうち少なくとも1
    つの前記ブロックに前記他の電子すかしデータを挿入
    し、 前記挿入されたブロックには、前記電子すかしデータ及
    び前記他の電子すかしデータが挿入されている電子すか
    しデータ挿入・検出装置。
  6. 【請求項6】 特殊な情報である電子すかしデータが挿
    入された第1画像データを入力し、前記第1画像データ
    を画素の複数のブロックに対してブロック毎に複数の第
    1周波数成分に変換する第1成分変換部と、 前記第1周波数成分に特殊な情報である他の電子すかし
    データを挿入する挿入部と、 前記挿入部は、前記複数のブロックのうち少なくとも1
    つの前記ブロックに前記他の電子すかしデータを挿入
    し、 前記挿入されたブロックには、前記電子すかしデータ及
    び前記他の電子すかしデータを含む複数種類の電子すか
    しデータが挿入され、 前記複数種類の電子すかしデータが挿入された第2画像
    データを入力し、前記第2画像データを画素の複数のブ
    ロックに対してブロック毎に複数の第2周波数成分に変
    換する第2成分変換部と、 前記第2周波数成分に基づいて、前記第2画像データか
    ら前記電子すかしデータ及び前記他の電子すかしデータ
    を検出する検出部とを備えた電子すかしデータ挿入・検
    出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6のいずれか1項に記載の
    電子すかしデータ挿入・検出装置において、 更に、 前記他の電子すかしデータを挿入するための挿入番号が
    記録され、前記挿入番号が格納されている挿入番号指定
    テーブルと、 前記他の電子すかしデータが格納されている第1電子す
    かしデータテーブルとを備え、 前記挿入部は、前記挿入番号指定テーブルに格納された
    前記挿入番号に対応する前記他の電子すかしデータを前
    記第1電子すかしデータテーブルから取り出す電子すか
    しデータ挿入・検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項2、3、6のいずれか1項に記載
    の電子すかしデータ挿入・検出装置において、 更に、 前記複数種類の電子すかしデータを抽出するための抽出
    番号が記録され、前記抽出番号が格納されている抽出番
    号指定テーブルと、 前記第2成分変換部が出力する前記第2周波数成分毎
    に、前記抽出番号を前記抽出番号指定テーブルから取得
    する抽出部とを備え、 前記抽出部は、前記第2周波数成分毎に前記複数種類の
    電子すかしデータを抽出する電子すかしデータ挿入・検
    出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子すかしデータ挿入・
    検出装置において、更に、 複数種類の電子すかしデータが格納されている第2電子
    すかしデータテーブルを備え、 前記検出部は、前記抽出部により前記抽出された電子す
    かしデータと、第2電子すかしデータテーブルに前記格
    納された電子すかしデータから統計的類似度を算出する
    電子すかしデータ挿入・検出装置。
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