JP3268970B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3268970B2
JP3268970B2 JP05606796A JP5606796A JP3268970B2 JP 3268970 B2 JP3268970 B2 JP 3268970B2 JP 05606796 A JP05606796 A JP 05606796A JP 5606796 A JP5606796 A JP 5606796A JP 3268970 B2 JP3268970 B2 JP 3268970B2
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成利 松原
和志 本庄
達治 岸田
幸一 高田
田中  淳司
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、ファクシミリ装置や電話機等の通
信端末装置における電話番号入力は、テンキー、ワンタ
ッチキーあるいは短縮キー等のダイヤルキーを手動操作
することにより行われている。しかし、この方法ではオ
ペレータのキー操作が必要であるためダイヤル発信操作
が煩雑となる可能性があると共に誤操作による誤発信が
発生する確率も高くなっていた。
【0003】尚、操作者が電話番号を手動入力する際に
はメモ書等を見ながらキーを操作するケースが多く、こ
の場合のメモ書の記載ミスはキーの誤操作に比べて発生
確率が低いという現実がある。
【0004】そこで、キー操作の煩雑さの解消及び誤発
信防止を目的として原稿に記載された電話番号を自動的
に認識しダイヤル発信を行う通信端末装置が特開平2−
113665号公報、特開平2−28044号公報及び
特開平4−177969号公報等で提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、上記
認識中の着信について一切考慮されていなかった。
【0006】本発明は、認識中の着信に対する適切な対
処が可能な通信端末装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたもので、第1の特徴は、原稿上の認識対象
となる電話番号情報を読み取る手段と、該読取手段で読
み取られた上記電話番号情報のイメージデータを保持す
る手段と、該保持手段より1文字毎のイメージデータを
切り出す手段と、該切出手段より切り出された1文字毎
のイメージデータを順次認識する手段と、該認識手段の
認識結果に基づいてダイヤル発信を行う手段とを備え、
原稿に記載された電話番号情報を自動的に認識してダイ
ヤル発信を実行する通信端末装置であって、更に、電話
回線からの着信を検出する手段と、上記読取手段による
上記認識対象となる電話番号情報の読み取り中に上記着
信検出手段が着信を検出すると上記読取手段の読取終了
後に上記着信に応答した着信処理を行う制御手段とを備
えたことにある。
【0008】第2の特徴は、上記制御手段が、上記着信
処理終了後、着信処理実行前に上記保持手段に保持され
たイメージデータを1文字毎に切り出し認識処理を行う
ように上記切出手段及び認識手段を制御することにあ
る。
【0009】第3の特徴は、原稿上の認識対象となる電
話番号情報を読み取る手段と、該読取手段で読み取られ
た上記電話番号情報のイメージデータを保持する手段
と、該保持手段より1文字毎のイメージデータを切り出
す手段と、該切出手段より切り出された1文字毎のイメ
ージデータを順次認識する手段と、該認識手段の認識結
果に基づいてダイヤル発信を行う手段とを備え、原稿に
記載された電話番号情報を自動的に認識してダイヤル発
信を実行する通信端末装置であって、更に、電話回線か
らの着信を検出する手段と、上記認識手段による上記認
識中に上記着信検出手段が着信を検出すると上記認識手
段による認識動作を直ちに終了し、上記着信に応答した
着信処理を行う制御手段とを備えたことにある。
【0010】第4の特徴は、上記制御手段が、上記認識
動作の終了に応答して上記認識手段による認識結果を無
効とすることにある。
【0011】第5の特徴は、上記着信処理終了後、上記
制御手段後、上記保持手段に保持されたイメージデータ
に対する認識処理を再度実行するように上記認識手段を
制御することにある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用してなるファ
クシミリ装置の一実施例を示す外観図である。本実施例
のファクシミリ装置10は、ハウジング12を含み、該
ハウジング12の上面には、操作パネル14が形成され
る。操作パネル14には、図2に詳細に示される種々の
キーが配置される。
【0013】即ち、操作パネル14上には、「0」〜
「9」、「*」及び「#」を含むテンキー16が設けら
れ、このテンキー16は、後述のように、宛先情報を手
動的に入力する際に用いられる。図2において「A」〜
「D」で示される4つのキーの各々はワンタッチダイヤ
ルキー18であり、それを押すことによって予め登録し
た宛先にダイヤルすることができる。短縮ダイヤルキー
20は、予め登録した例えば2桁のコード番号によって
宛先情報を入力するために用いられ、この短縮キー20
とテンキー16とを用いて短縮コードを入力することが
できる。フラッシュキー22はいわゆるフラッシング動
作を行わせるためのキーであり、このフラッシュキー2
2が操作されると、後述のNCU(Network Control Uni
t)114が電話回線を700ミリ秒〜1秒間ブレイクす
る。トーンキー24はダイヤルパルス信号またはDTM
F(Dual-Tone Multi-Frequency)信号の切り換えのため
のキーである。ポーズキー26はダイヤルポーズ期間を
設定するために用いられる。リダイヤルキー28は一旦
発呼が行われたが回線が接続されなかった相手先に再度
ダイヤルするために用いられる。尚、参照番号30及び
32は、それぞれ保留キー及びハンズフリーキーを示
す。
【0014】図2においてテンキー16の上方には、メ
ニューキー34が設けられ、このメニューキー34は機
能選択キーとして働く。即ち、メニューキー34を押す
ことによって、各種機能を設定するためのメニューを選
択することができる。尚、このメニューキー34は、後
で説明するように、液晶表示器(LCD:Liquid Cryst
al Display)36においてカーソル38を上位桁方向即
ち左方向に移動させるためのキーとしても用いられる。
セットキー40は、メニューキー34で設定された各種
機能を確定させるためのキーである。また、このセット
キー40は、LCD36上のカーソル38を下位桁方向
即ち右方向に移動させるために用いられる。モードキー
42はファックスモード、電話モードまたは留守番電話
モードを切り換えるためのキーである。画質選択キー4
4はノーマル送信モード、ファイン送信モード及び中間
調送信モードのいずれかを選択する。
【0015】原稿種類キー46は原稿の濃淡を切り換え
たり、あるいは中間調を選択するために用いられる。ダ
イヤルバンクキー48は、SRAM76(後述)に蓄積
された宛先上方を読み出すために用いられる。即ち、例
えばテンキー16によって手動的に宛先情報を入力する
と、その都度その宛先情報がSRAM76に登録され
る。ダイヤルバンクキー48を操作することによって、
過去の発信頻度順位の第1位から第20位までの宛先情
報を読み出すことができる。このようにして、ダイヤル
バンクキー48で過去の宛先情報を読み出すことによっ
て、ワンタッチダイヤル登録や短縮ダイヤル登録に利用
することができる。また、ダイヤルバンクキー48を利
用して過去にダイヤルされた宛先情報を読み出すことに
よって、所謂オートダイヤラとしての機能も実現でき
る。ペーパーセーブキー50は、ファクシミリ受信の際
のファクシミリ用紙を節約するために用いられ、このペ
ーパーセーブキー50が押されると受信用紙送りピッチ
を1/2にする。
【0016】停止/クリアキー52は、実行中の動作を
停止する機能と、登録モード(ワンタッチ登録あるいは
自局名/自局番号登録等)において入力された番号をク
リアする機能と、登録モードそれ自体を解除する機能と
を果たす。また、この停止/クリアキー52は、後述の
宛先情報認識動作においても操作される。例えば、図1
に示すように原稿を挿入した後、宛先情報を認識する動
作を開始するまでにこの停止/クリアキー52が操作さ
れると、その原稿を強制的に排出する。また、図1に示
すように挿入された原稿の宛先情報を認識している間
(LCD36に「バンゴウヨミトリチュウ」と表示され
る)、停止/クリアキー52が操作されると、宛先情報
の認識動作を中断し、その認識結果を破棄する。但し、
この場合でも、ラインバッファ68(後述)には、CI
S100(後述)で読み取ったイメージデータは保持さ
れている。更に、修正モードあるいはエラー訂正モード
において、停止/クリアキー52が操作されると、強制
的に待機状態に戻る。
【0017】スタートキー54は動作を開始させるとき
に操作される。例えば、図1に示すハンドセット56が
オフフック状態にあるとき、またはハンズフリーキー3
2がオンされているとき、このスタートキー54が操作
されると、図1のように原稿が挿入されたことに応じて
送信動作が開始され、原稿が挿入されていないときには
受信動作が開始される。また、ハンドセット56がオン
フック状態のとき、宛先情報が手動的に入力されると、
このスタートキー54の操作に応答して、ダイヤル動作
が開始される。さらに、送信原稿上に記入された宛先情
報を認識した後にスタートキー54が操作されると、そ
の認識した宛先情報に従ったダイヤル動作が開始され
る。
【0018】コピーキー58は原稿のコピー動作を実行
する際に操作される。テガキキー59は、送信原稿上に
記入された宛先情報を読取、かつ、それを認識した結果
に基づいて自動的にダイヤル動作を開始する自動認識モ
ードと宛先を手動入力する手動入力モードとを切り換え
るためのキーである。このテガキキー59は例えば発光
ダイオードLED152を内蔵し、自動認識モード設定
時には点灯し、かつ、自動認識モード設定時の宛先情報
の読取及びその認識時には点滅する。また、このテガキ
キー59は、自動認識モード実行中の宛先情報読取後〜
ダイヤル発信が行われる迄の間に操作されるとラインバ
ッファ68中に格納されている宛先情報のイメージデー
タを印字出力する。更に、自動認識モード動作途中で手
動入力モードに一旦移行した後にテガキキー59が操作
されると、自動認識モードに復帰する。
【0019】図3は、例えば株式会社東芝製の「TC3
5167F」のようなシングルチップファクシミリプロ
セッサを含む図1実施例のブロック図である。CPU6
0と他のコンポーネントとはバス62によって結合され
る。ROM64は図4に示すように制御プログラム領域
64a、認識用辞書領域64b及びメッセージ(可聴メ
ッセージまたは可視メッセージ)のためのデータ、すな
わちメッセージデータをストアするメッセージデータ領
域64cを含む。制御プログラム領域64aは、後述の
フロー図に従った制御プログラムを含む。認識用辞書領
域64bは、手書き宛先情報を認識するための辞書であ
り、パターンマッチングのベクトルや複数のニューラル
ネットワークを含み、パターンマッチングのベクトルに
応じてニューラルネットワークを選択することによっ
て、送信原稿上に記入された宛先情報を認識する。この
認識用辞書領域64bは、さらに、256テーブル(ビ
ット数検出テーブル)を含む。このビット数検出テーブ
ルは1バイト中の黒ビットの数を示すテーブルであり、
ヒストグラムを作成するに際してビット数を検出する際
に参照される。
【0020】VRAM66は、図5に示すように例えば
32.25Kバイト(=129×2048ビット(=2
56バイト))のビットマップ方式(ビット単位でのア
クセスが可能)のラインバッファ68を含む。
【0021】他方、SRAM76はバイトマップ方式
(バイト単位でアクセスする)メモリであり、図6に示
すようなメモリスイッチ領域76a、フラッグ領域76
bおよびカウンタ、ポインタ及び変数領域76cを含む
とともに、ダイヤルバッファ70、第1文字テーブル
(TBL1)72及び第2文字データテーブル(TBL
2)74を含む。
【0022】メモリスイッチ領域76aのエラー処理モ
ードスイッチEMODEは、手書き宛先情報を認識して
いるときに、リジェクト文字が発生したときの処理を選
択するスイッチである。このスイッチEMODEが
「0」に設定されると、手書き宛先情報を認識中にリジ
ェクト文字(認識不能文字)が発生したとき、その認識
を中断し、それまでに得られた認識結果を破棄する。ま
た、このエラー処理モードスイッチEMODEが「1」
に設定されると、リジェクト文字が発生する都度認識動
作を中断し、エラー訂正モードに移行する。また、スイ
ッチEMODEが「2」に設定されると、手書き宛先情
報の全てに対する認識動作を終了した時点でエラー訂正
モードに移行する。
【0023】認識確認時間スイッチCTは、手書き宛先
情報の認識終了後に、その認識結果を確認するための時
間を設定するスイッチである。即ち、このスイッチCT
が「0」に設定されると、手書き宛先情報の認識結果を
LCD36(図2)で表示した後、スタートキー54
(図2)の操作を待って自動ダイヤル動作を開始する。
しかし、このスイッチCTに「1」〜「10」の可変数
が設定されていると、認識結果を表示した後、その可変
数で示される秒数(CT秒)経過後、自動的にダイヤル
動作を実行する。
【0024】番号送信モードスイッチNSMODEは、
手書き宛先情報を認識するためにCIS100で読み取
ったイメージデータを送信データの一部として送信する
か否かを選択するためのスイッチである。このスイッチ
NSMODEが「0」に設定されると、宛先情報認識の
ために読み取ったイメージデータを送信データの一部と
しては送信しない。スイッチNSMODEが「1」に設
定されると、宛先情報認識のために読み取ったイメージ
データを送信データの一部として送信する。
【0025】読取送信モードスイッチSMODEは、オ
ペレータが希望する送信モードを設定するためのスイッ
チであり、SMODE=「0」はノーマルモードを示
し、SMODE=「1」はファインモードを示し、SM
ODE=「2」は中間モードを示す。
【0026】フラッグ領域76bには、自動認識フラッ
グRF、記入ガイドフラッグGF、確認プリントフラッ
グCPF、自動認識移行可否フラッグCAF、先読みフ
ラッグSF、有効イメージ領域フラッグAF、有効文字
フラッグMF及びエラーフラッグEFがセットされる。
自動認識フラッグRFは、自動認識モードと手動入力モ
ードのいづれがオペレータにより選択されているかを示
し、RF=「0」のとき手動モードが選択され、RF=
「1」のとき自動認識モードが選択されていることを示
す。記入ガイドフラッグGFは、図7に示すごとく自動
認識モード時に読み取られる宛先情報イメージデータの
送信原稿上での記入方法を示すガイドの印字出力可否を
示すものであり、GF=「0」のとき記入ガイドの印字
出力を禁止し、GF=「1」のとき印字出力を容認す
る。確認プリントフラッグCPFは、ラインバッファ6
8に格納されている宛先情報のイメージデータを、停止
/クリアキー52の入力に基づく自動認識モードから手
動入力モードへの移行時に自動的に印字出力(以下、確
認プリントという)するか否かを示すものであり、CP
F=「0」のときこの確認プリントを可能とし、CPF
=「1」のとき禁止する。自動認識移行可否フラッグC
AFは、手動入力モードから自動認識モードへの移行の
可否を示すものであり、CAF=「0」のときこの移行
を許可し、CAF=「1」のとき禁止する。先読みフラ
ッグSFは、既に認識された宛先情報のデータがダイヤ
ルバッファ70に存在しているかどうかを示すフラッグ
であり、SF=「0」がデータがないことを示し、SF
=「1」がデータがあることを示す。有効イメージ領域
フラッグAFは、CIS100によって現在読み取って
いる原稿の領域が認識対象となる宛先情報が記載された
領域であるか否かを示すフラッグであり、AF=「0」
が宛先情報領域以外の領域を示し、AF=「1」が宛先
情報領域を示す。有効文字フラッグMFは、主走査方向
において認識の対象となる宛先情報の領域を走査してい
るか否かを示すフラッグであり、MF=「0」は領域外
を示し、MF=「1」は領域内を示す。エラーフラッグ
EFは、宛先情報を認識しているときにリジェクト文字
が発生したことを示すフラッグであり、EF=「0」は
リジェクト文字の発生がないことを示し、EF=「1」
はリジェクト文字の発生を示す。
【0027】SRAM76のカウンタ、ポインタおよび
変数領域76cには、原稿送りカウンタPCNT、書込
みラインカウンタLCNT、有効ラインカウンタBCN
T、全白ラインカウンタWCNT、第1〜第2048カ
ラムカウンタCCNT、文字数カウンタMCNT、カラ
ムポインタCPNT、第1文字データカウンタDCNT
1、第2文字データカウンタDCNT2、ダイヤルバッ
ファライトポインタDLBW、第2テーブルリードポイ
ンタTRPT、白ライン送信カウンタWLSC、ライン
バッファリードポインタLBRP、スペースカウンタS
CNT、タイマカウンタTC、リジェクト文字数カウン
タRJC、平均距離レジスタAL及びスペース幅レジス
タSPが設けられる。原稿送りカウンタPCNTは、宛
先情報を認識するためにCIS100によって読み取ら
れた原稿の副走査方向のライン数をカウントするための
カウンタである。書込みラインカウンタLCNTは、宛
先情報を認識するためにCIS100で読み取ったイメ
ージデータをラインバッファ68に書き込むためのライ
トポインタである。有効ラインカウンタBCNTは、主
走査方向に2以上の黒ドットが連続するライン(有効ラ
イン)が連続して出現する数をカウントするカウンタで
ある。全白ラインカウンタWCNTは、主走査方向に2
以上の黒ドットが連続しないライン(全白ライン)が連
続して出現する数をカウントするためのカウンタであ
る。
【0028】第1〜第2048カラムカウンタCCNT
は、図8に詳細に示すラインバッファ68の各カラム毎
の黒ドット数をカウントするカウンタであり、第1カラ
ムカウンタ1CCNT、第2カラムカウンタ2CCN
T、第3カラムカウンタ3CCNT、・・・、第204
8カラムカウンタ2048CCNTを含む。文字数カウ
ンタMCNTは、ラインバッファ68に格納されたイメ
ージデータに含まれる文字数をカウントするためのカウ
ンタである。カラムポインタCPNTは、ラインバッフ
ァ68の各カラムをアドレスするポインタである。第1
文字データカウンタDCNT1は、第1文字データテー
ブル72(図6)のデータを読み出すためのリードポイ
ンタであり、第2文字データカウンタDCNT2は、第
2文字データテーブル74(図6)にデータを書き込む
ためのライトポインタである。
【0029】ダイヤルバッファライトポインタDLBW
は、ダイヤルバッファ70へ宛先情報のキャラクタコー
ドを書き込むためのライトポインタである。第2テーブ
ルリードポインタTRPTは、第2文字テーブル74の
データを読み出すためのリードポインタである。白ライ
ン送信カウンタWLSCは、送信すべき全白ラインの数
を示すカウンタである。ラインバッファリードポインタ
LBRPは、ラインバッファ68に格納されているイメ
ージデータをライン毎に読み出すためのリードポインタ
である。スペースカウンタSCNTは、手書き宛先情報
に含まれるスペースが連続して出現するためのカウンタ
である。タイマカウンタTCは、時間をカウントするた
めのカウンタである。リジェクト文字数カウンタRJC
は、認識結果中のリジェクト数を格納するレジスタであ
る。平均距離レジスタALは、ラインバッファ68に格
納されているイメージデータの文字間平均距離ALを示
すデータが書き込まれるレジスタであり、スペース幅レ
ジスタSPは、ラインバッファ68のイメージデータの
文字間スペースの幅SPCを表すデータを格納するため
のレジスタである。
【0030】ダイヤルバッファ70は、原稿上に記入さ
れた宛先情報の認識結果または手動的に入力された宛先
情報に基づいてNCU114からダイヤルパルスまたは
DTMF信号を発生させるためのキャラクタコードをス
トアするためのバッファメモリである。
【0031】第1文字データテーブル72及び第2文字
データテーブル74の各々は、図9に示すように、始点
X領域、始点Y領域、X幅領域及びY幅領域毎に第1格
納部〜第32格納部の32の格納部を有する文字データ
テーブルである。この文字データテーブル72および7
4には、ラインバッファ68中での各文字の領域を表す
上述の4つのデータが格納される。文字データテーブル
72および74は、宛先情報の各文字やスペースを切り
出すために用いられる。
【0032】尚、このSRAM76は、更に手書き宛先
情報を認識するために必要なイメージバッファおよびヒ
ストグラムバッファを含む。イメージバッファはバイト
マップ形式でラインバッファ68からのイメージデータ
をストアし、256バイト×16ラインの領域として形
成され、ヒストグラムバッファは1×512バイトの領
域で形成される。ヒストグラムバッファは、手書き宛先
情報を認識する際に必要なヒストグラムを作成するため
に利用される。
【0033】図3に戻って、時計回路78は、クロック
信号(図示せず)を受けて現在時刻をカウントするため
の回路であり、VRAM66及びSRAM76と共にバ
ックアップ電池80によってバックアップされる。
【0034】記録制御回路82は、確認プリント動作、
ファクシミリ受信動作またはコピー動作においてファク
シミリ用紙にデータを印字するための回路であって、サ
ーマルヘッド84のためのサーマルヘッドドライバを含
む。
【0035】DMA回路86は、CPU60の介在しな
い、例えばラインバッファ68からのデータの読み出し
あるいはラインバッファ68へデータを書き込むための
DMA(Direct Memory Access)動作を制御するための回
路である。
【0036】モータ制御回路88は、送信モータ90及
び受信モータ92を制御する。送信モータ90及び受信
モータ92はいずれもステッピングモータである。送信
モータ90は、図10に示す原稿送りローラ94及び圧
接ローラ96を駆動する。受信モータ92は、ファクシ
ミリ用紙ないし記録紙(図示せず)を送り出す。
【0037】画処理回路98は、CIS100からの
「1」または「0」として出力されるビットイメージデ
ータを受け取る中間調処理回路を含む。尚、この中間調
処理回路では、例えばディザ法等にに従ってCIS10
0のスライスレベルを変更する。
【0038】符号化回路102は、CIS100からの
1ライン分のデータをMH(Modified Haffmann)コード
に変換し、それをSRAM76に与える。従って、この
SRAM76にはCIS100からの1ライン分のデー
タのMHコードが1ライン毎に格納される。そして、こ
のMHコードは、CPU60によりフィル符号が付加さ
れた後、FIFO方式でモデム104に供給される。
【0039】尚、第1原稿センサ106及び第2原稿セ
ンサ108は、図10に示すように、原稿送りローラ9
4を挟む位置に配される。第1原稿センサ106は、原
稿送りローラ94の位置に原稿が送られてきたこと、即
ち原稿の存在を検出する。また、第2原稿センサ108
は、CIS100の位置に原稿が送られてきたこと、即
ち原稿が読取位置に達したことを検出する。これらセン
サ106及び108は、センサI/Oポート140を介
してバス62に接続される。
【0040】モデム104は、DTMF発生回路110
を含み、CPU60からの指示に従ったモードでDTM
F信号を出力する。モデム104は、更に、音声応答回
路112を含み、この音声応答回路112は、NCU1
14によって電話回線L1、L2を捕捉したときに発呼
側に返す例えば「お待ち下さい」などの音声データをメ
ッセージデータ領域64c(図4)のデータに従って返
送する。尚、モデム104は、当然、変復調回路を含
む。
【0041】NCU114の詳細を図11に示す。図1
1を参照して、電話回線L1及びL2は、CMLスイッ
チを介してトランス116に接続される。従って、CM
Lスイッチは電話回線L1およびL2をトランス116
を介してモデム104に接続するか、スピーチネットワ
ーク118を介してハンドセット56に接続するかを切
り換える。
【0042】待機状態では、CMLスイッチはハンドセ
ット56側に切り換えられていて、リンガ信号(16H
z)が回線L1、L2から出力されると、コンデンサ及
び抵抗を介してトランス116にリンガ信号が与えられ
る。従って、着信検出回路120がリンガ信号を検出
し、NCU制御I/Oポート130を介してCPU60
に着信を知らせる。
【0043】CPU60は、着信検出回路120からの
着信信号が与えられると、リレードライブ回路122を
介してCMLスイッチをトランス116側に切り換え
る。応じて、モデム104−トランス116−CMLス
イッチ−L1、L2のラインが形成され、先に述べた
「音声応答」が行われ、あるいは発呼側からのファック
ス識別信号、即ちCNG信号(1100Hz、0.5秒
オン、3秒オフ)を検出する。従って、このNCU11
4は、発呼側にファックス信号(例えばNSF、CS
I、DIS)を返送する。そして、発呼側がこのような
ファックス信号を受けると、例えばNSS(またはTS
I)の信号を返送し、2つのファックス間での機能の確
認が行われる。その後、トレーニングモードが実行さ
れ、モデム104の機能の確認が行われる。即ち、まず
9600ボーでデータが送信され、次いで7200ボ
ー、4800ボーそして2400ボーで順次データが送
信され、2つのファックスの間でデータの授受が可能な
通信速度を設定する。そして、NCU114からCFR
信号を発呼側に返し、それに応じて発呼側からファック
スイメージ信号が回線L1、L2を介して送られる。
【0044】尚、上述の各信号(NSF、CSI、DI
S、・・・、CFR等)は、CPU60によってその信号
を構成した後モデム104に対してその送信を指示す
る。
【0045】ファックス送信時において、例えばテンキ
ー16(図2)によって宛先情報が入力され、スタート
キー54が操作されると、CPU60によってCMLス
イッチがトランス116側すなわちモデム104側に切
り換わる。その後、3秒間回線の捕捉を確認する。そし
て、CPU60は、回線の確立を確認すると、DP制御
回路124に信号を与える。応じて、DP制御回路12
4がDPスイッチをダイヤルバッファ70(図6)にス
トアされたキャラクタコードに従ってオンまたはオフす
ることによって、回線L1、L2に発呼信号を与える。
続いて、CPU60の指令に応答して、モデム104が
CNG信号をトランス116及び回線L1、L2を介し
て出力する。その後は先に述べたファクシミリ受信動作
の逆である。
【0046】また、電話発呼の場合、ハンドセット56
を取り上げると、フックスイッチHSがオン(メイク)
される。従って、回線L1、L2からトーン信号がCM
Lスイッチを介してハンドセット56で聞こえる。一
方、フックスイッチ検出回路126はこのオンフック状
態を検出し、オンフック信号をCPU60に与える。こ
れに応答して、CPU60は宛先情報が入力されている
ことおよびフックスイッチHSがオンされていることを
条件に、CMLスイッチをトランス116側に切り換え
る。従って、DP制御回路124がDPスイッチをオン
またはオフ制御し、発呼する。その後、一定時間いずれ
のキーも押されなかったことを条件として、CMLスイ
ッチをフックスイッチHS側に切り換え、ハンドセット
56での通話を可能にする。
【0047】尚、このようなNCU116の詳細な構成
及び動作は既によく知られたところでありかつ重要では
ないので省略する。但し、図11に示すスピーカ128
は、図1に示すようにハウジング12の側面に設けら
れ、NCU制御I/Oポート130からの信号に応じ
て、スピーカドライブ回路132がスイッチ134をオ
ンしたとき、スピーカ128から音声メッセージを出力
することができる。
【0048】図3に戻って、LED制御回路150は、
CPU60の制御の下にテガキキー59に内蔵されたL
ED152の点灯を制御する。
【0049】次に、図12以降のフロー図を参照して、
上述の実施例の動作について説明する。
【0050】図12は動作の概略を示すフロー図であ
る。電源が投入されると、最初のステップS1において
CPU60は初期化を実行するとともに、操作パネル1
4の各キーの操作をチェックする。次のステップS2で
は、CPU60は、送信原稿上に手書きされた宛先情報
の自動的に認識するかどうかをチェックする。従って、
このステップS2において宛先情報を認識すべきである
と判断した場合には、次のS3ステップにおいて、送信
原稿上の宛先情報の有無をチェックすると共にその宛先
情報が記入されている場合には、宛先情報のイメージデ
ータをラインバッファ68に取り込む。そして、ステッ
プS4において、手書きされた宛先情報の各文字パター
ンデータを切り出すとともに、ステップS5において切
り出された文字を認識する。ステップS5で認識された
宛先情報に従って、ステップS6では送信処理が行われ
る。
【0051】図12の最初のステップS1を図13に詳
細に示す。図13の最初のステップS100では、CP
U60は、SRAM76のフラッグ領域76b中の自動
認識フラッグRFに「0」を、また記入ガイドフラッグ
GFに「1」をそれぞれセットする。続くステップS1
01では、RF=1か否かを判定し、RF=1の場合は
ステップS102でLED152を点灯する。一方、R
F=0と判定するとステップS103においてLED1
52を消灯する。即ち、ステップS101〜S103で
は、CPU60がRF=1とき、つまり自動認識モード
が選択されているときのみ、LED制御回路150を駆
動しLED152を点灯する。
【0052】ステップS104では、CPU60は、S
RAM76のフラッグ領域76b中の確認プリントフラ
ッグCPFと自動認識移行可否フラッグCAFとを共に
「0」にリセットする。続くステップS105では、C
PU60は原稿が挿入されたかどうかを判断する。即
ち、このステップS105では、CPU60は第1原稿
センサ106(図10)からの検出信号があるか否かを
判断する。原稿挿入検出信号が第1原稿センサ106か
ら得られないときステップS106において、CPU6
0は先読みフラッグSF及びエラーフラッグEFをそれ
ぞれクリアする。そして、次のステップS107におい
て、操作パネル14上のテガキキー59が操作されたか
否かを判断する。操作されていないと判断すると、ステ
ップS108ステップにおいてその他のキーの操作をチ
ェックし、操作されたキーに応じた処理を行なう。例え
ば、図6に示すメモリスイッチ領域76aの各メモリス
イッチの設定、ワンタッチダイヤル登録や短縮ダイヤル
登録などの処理を行なう。ステップS108の処理が終
了するとCPU60は処理をステップS101に戻す。
【0053】一方、ステップS107ステップにおい
て、テガキキー59が操作されたと判定すると、CPU
60は図14にその詳細を示すステップS108の処理
を行なう。即ち、ステップS180において自動認識フ
ラッグRFが「0」か否かを判定し、「0」でないと判
定すると、ステップS181においてRFを「0」に変
更した後ステップS101に処理を戻す。また、ステッ
プS180においてRFが「0」であると判定すると、
CPU60はステップS182においてRFに「1」を
セットした後、次のステップS183において記入ガイ
ドフラッグGFが「1」か否かを判定し、「1」でない
ときには直ちにステップS101に処理を戻す。一方、
GFが「1」であるときには、ステップS184におい
て図7に示す記入ガイドをプリントする。即ち、ステッ
プS184では、CPU60は、予めROM64に格納
されている記入ガイドのイメージデータを読み出し、こ
れを記録制御回路82に渡すことにより記録紙上に図7
に示すような記入ガイドを印字する。続くステップS1
85では、CPU60は、ステップS184実行時に操
作パネル14上の停止キー52が操作されたか否かを判
定し、操作されていた際にはステップS186において
記入ガイドフラッグGFを「0」にリセットした後ステ
ップS101に処理を戻す。
【0054】即ち、電源投入後、原稿が挿入されない状
態でテガキキー59が操作されると、その操作に応じて
自動認識フラッグRFがON(「1」)−OFF
(「0」)し、それに応答してLED152が点灯、消
灯を繰り返す。またこの自動認識フラッグRFがOFF
からONに変化した際に記入ガイドフラッグGFが
「1」であるとこの変更のたびに記入ガイドが印字され
る。また、記入ガイドフラッグGFは上述の記入ガイド
印字中に停止キー52が操作されると「0」となり、そ
の状態では自動認識フラッグRFがOFFからONに変
更されても記入ガイドは印字されない。従って、記入ガ
イドの印字の可否をオペレータに選択させることができ
る。尚、記入ガイドフラッグGFの「0」から「1」へ
の変更は、電源を一旦切った後、再び投入してステップ
S100を実行する以外には行えないので、記入ガイド
フラッグGFを一旦「0」にすることにより、それ以後
の記入ガイド印字による記録紙の浪費を防止できる。
【0055】ステップS105に戻って、このステップ
においてCPU60が第1原稿センサ106からの原稿
検出信号を受け取ると、ステップS110に進み、原稿
がCIS100の読取位置まで送られたかどうかを判断
する。即ち、このステップS110では、CPU60
は、第2原稿センサ108からの原稿検出信号があるか
どうかを判断する。第2原稿センサ108からの原稿検
出信号がないときには、ステップS111において、C
PU60はモータ制御回路88に対して送信モータ90
を駆動するための指令信号を送る。これに応じて、送信
モータ90が駆動される。即ち、ステップS111では
CPU60からの指令に応じて、モータ制御回路88が
送信モータを励磁する。従って、原稿が原稿送りローラ
94によって送られる。そして、ステップS110にお
いて第2原稿センサ108が原稿を検出するまで、この
ステップS111が実行される。
【0056】そして、原稿が原稿読取位置に送られる
と、ステップS112において、CPU60はモータ制
御回路88に指令信号を与え、その指令信号に応じてモ
ータ制御回路88は送信モータ90を停止する。
【0057】続くステップS113では、CPU60
は、NCU制御I/Oポート130からの信号に基づい
て、ハンドセット56がオフフック状態にあるかどうか
を判断する。つまり、原稿がCIS100の読取位置に
まで送られたときに、オフフック状態となれば、先に説
明した通話処理を行う。即ち、ステップS112の状態
でオフフック状態にされたということは、オペレータは
電話を使用することを意味し、この場合には、CPU6
0はステップS114でまずLED152を消灯すべく
LED制御回路150を制御した後、ステップS115
において通話処理を行う。
【0058】ステップS113で、オフフック状態では
ないと判断されると、ファクシミリ送信を処理すべきあ
ることを意味する。従って、この場合には、図12のス
テップS2、つまり図15のステップS200に進む。
【0059】図15の最初のステップS200では、C
PU60は、SRAM76のフラッグ領域76bを参照
して、先読みフラッグSFがセットされているかどうか
を判断する。このステップS200において”YES”
と判断されるということは、既に原稿がセットされてい
て、その原稿上に記入された宛先情報が正しく認識さ
れ、ダイヤルバッファ70(図6)に宛先情報の各文字
のキャラクタコードセットされていることを意味する。
従って、この場合には、ステップS201においてLE
D152を消灯した後、送信処理(ステップS6)に移
る。そして、先読みフラッグSFがセットされていない
場合には、CPU60はステップS202においてSR
AM76のフラッグ領域76bを参照して、自動認識フ
ラッグRFの設定が「0」であるか否かを判断する。即
ち、ステップS202では、CPU60は、原稿に記入
された宛先情報を認識して、その認識結果に応じて自動
的に発呼処理を行なう自動発信モードが設定されている
かどうかを判断する。従って、このステップS202に
おいて”YES”と判断されると、自動発信モードであ
るので、処理を図12のステップS3すなわち図16の
ステップS300に進める。一方、手動送信モードが設
定されている場合には、まずステップS203において
テガキキ−59が操作されたか否かを判断し、操作され
ている場合には処理を図16のステップS300に進め
る。つまり、自動認識フラッグRFの設定が「1」であ
る場合であっても、原稿のセット後、テガキキ−59を
操作することにより自動送信モードへ移行できる。但
し、自動認識フラッグRFの設定は「1」のままである
ため、このテガキキ−59操作による自動送信モードの
実行は、その時点でセットされている原稿に対してのみ
である。ステップS203においてテガキキ−59が操
作されていないと判断した場合には、ステップS204
において自動認識可否フラッグCAFを「1」にセット
した後ステップS800に進む。
【0060】図16の最初のステップS300では、C
PU60は、LED152を点滅すべくLED制御回路
150を制御した後、ステップS301において、CP
U60は表示I/Oポート136(図3)を制御して、
LCD36にメッセージを表示する。即ち、このステッ
プS301では、CPU60は、ROM64のメッセー
ジデータ領域64cから「バンゴウヨミトリチュウ」の
メッセージデータを取り出し、それを表示I/Oポート
136に与える。この結果、LCD36において、この
メッセージが表示される。尚、このステップS301に
おいて、LCD36による可視的表示とともに、スピー
カ128を用いてメッセージを可聴的に表示するように
しても良い。
【0061】続くステップS302では、CPU60
は、SRAM76のカウンタ,ポインタ及び変数領域7
6cにおける各変数を初期化する。即ち、原稿送りカウ
ンタPCNTを初期値「1」に設定する。この原稿送り
カウンタPCNTは、送信モータ90によって原稿が副
走査方向に1ライン送られる毎にインクリメントされる
ものであり、従ってこの原稿送りカウンタPCNTを参
照することによって、手書き宛先情報を記入している領
域の最終ラインの位置ないしライン番号を判断すること
ができる。書込ラインカウンタLCNTには初期値とし
て「2」がセットされる。この書込ラインカウンタLC
NTは、ラインバッファ68(図8)に1ライン分のデ
ータが書き込まれる毎にインクリメントされる。尚、書
込ラインカウンタLCNTに初期値として「2」をセッ
トする理由は、図8に示すようにラインバッファ68の
第1ラインには手書き宛先情報を読み取ったイメージデ
ータを書き込まないようにするためである。また、この
書込ラインカウンタLCNTを参照することにより、ラ
インバッファ68に書き込まれたイメージデータの最終
書き込みライン位置が分かる。
【0062】ステップS302では、さらに、カラムカ
ウンタCCNTが全て「0」にされる。先に説明したよ
うに、ラインバッファ68の第1カラムから第2048
カラムのそれぞれについてカラムカウンタ1CCNTか
ら2048CCNTが個別に設けられていて、そのカラ
ムカウンタ1CCNT〜2048CCNTによって各カ
ラム毎のX方向のヒストグラムを作成する。即ち、カラ
ムカウンタ1CCNT〜2048CCNTは、ラインバ
ッファ68の各カラム毎の黒ドット数をカウントするも
のであるため、ステップS302では、これら全てのカ
ラムカウンタCCNTに「0」を設定する。
【0063】そして、ステップS302では、さらに、
有効ラインカウンタBCNTに「0」の初期値を設定す
る。有効ラインカウンタBCNTは、ノイズ処理のため
に用いられるものである。即ち、1ライン中に連続する
2以上の黒ドットがあれば、そのラインは手書き宛先情
報が記入されている有効ラインであると判断する。これ
に対して、1ライン中に連続した黒ドットが存在しない
場合には、その1ドットだけの黒ドットは原稿の汚れや
ゴミによるものと認識し、そのラインは有効ラインとは
見做さない。そして、このような有効ラインの連続数を
カウントするのが有効ラインカウンタBCNTである。
即ち、有効ラインが連続して15ライン(ファインモー
ドで読み取る場合、これは原稿上において2mmの長さ
に相当)にならなければ、有効な宛先情報が記入されて
いないものと判断する。このような判断のために有効ラ
インカウンタBCNTが用いられる。つまり、この有効
ラインカウンタBCNTのカウント値が「15」を超え
ない限り、手書き宛先情報の認識は行わない。換言すれ
ば、原稿上において副走査方向のサイズが2mm以下の
宛先情報の文字は認識の対象から除外する。
【0064】ステップS302ステップでは、さらに、
全白ラインカウンタWCNTが「0」に設定される。こ
の全白ラインカウンタWCNTは図8に示すラインバッ
ファ68の最後の3つの全白ラインを検出するために用
いられる。つまり、ラインバッファ68において3つの
全白ラインが連続して格納されたとき、手書き宛先情報
の記入領域の終了を判断する。つまり、この全白ライン
カウンタWCNTは、手書き宛先情報の最後のライン即
ち終了ラインを検出するために用いられる。
【0065】ステップS302ステップでは、さらに、
フラッグ領域76a(図6)の有効イメージ領域フラッ
グAFがリセットされる。このフラッグAFは、CIS
100が手書き宛先情報を記入した領域を読み取ってい
るかどうかを表すフラッグであり、その領域を読み取っ
ているときには「1」にセットされ、それ以外のときに
は「0」にリセットされる。
【0066】図16の次のステップS303では、CP
U60は、CIS100及び送信モータ90を含む読取
系をセットアップする。即ち、このステップS303で
は、CPU60は、モータ制御回路88に指令信号を与
え、送信モータ90を駆動するとともに、CIS100
及び画処理回路98をファインモードに設定する。つま
り、手書き宛先情報を認識する場合には、オペレータが
画質選択キー44で設定したモードの如何にかかわら
ず、このステップS302ではファインモードを強制的
に設定する。
【0067】そして、次のステップS304において、
CIS100からのイメージデータをラインバッファ6
8の書込ラインカウンタLCNTによって指定されたラ
インに書き込む。最初のラインであれば、CIS100
からのイメージデータはラインバッファ68の第2ライ
ンに書き込まれることとなる。尚、このステップS30
4におけるラインバッファ68へのイメージデータの書
き込みは、実際にはDMAに従って実行されるので、C
PU60は、ラインバッファ68のアドレスとイメージ
データのデータ長とをDMA回路86(図3)に指示す
るだけでよい。それにより、CIS100からの1ライ
ン分のイメージデータがラインバッファ68に書き込ま
れる。
【0068】続くステップS305では、CPU60
は、入力I/Oポート134からの信号を参照して、停
止/クリアキー52(図2)が操作されたかどうかを判
断する。この段階で停止/クリアキー52が操作された
ということは、例えば(1)オペレータは原稿をコピーし
ようとしていたのに宛先情報の読取動作に入ってしまっ
た場合や(2)原稿が正常に送られなかった場合などを意
味し、停止/クリアキー52の操作に応答して原稿を排
出する。そのためにこのステップS305において”Y
ES”と判断された場合、ステップS306に処理を進
め、原稿を排出し、その後ステップS307において読
取系を停止すると共にLED152を消灯し、処理をス
テップS101に戻す。
【0069】一方、ステップS305において”NO”
と判断された場合、CPU60は、ステップS308に
おいて送信モータ90を駆動してファインモードで1ラ
イン分(約0.13mm)だけ原稿を送る。そして、次
のステップS309において、原稿送りカウンタPCN
Tをインクリメントする。
【0070】続くステップS310では、先のステップ
S304でラインバッファ68に格納された1ライン分
のイメージデータにおいて、2以上連続する黒ドットが
あるかどうか、即ち先に読み取った1ラインが有効ライ
ンかどうかを判断する。具体的には、CPU60は、ラ
インバッファ68の2048カラムのうち最初の5バイ
ト(原稿上では約5mm)のデータを除いて、ラインバ
ッファ68の第40カラムから2048カラムまでの2
00バイト分(原稿上では約200mm)のイメージデ
ータをラインバッファから読み出す。尚、ラインバッフ
ァ68の最初の5バイトのイメージデータを読み出さな
い理由は、その範囲で原稿のエッジを検出してしまう可
能性があるので、その可能性を排除するためである。
【0071】そして、CPU60は、ラインバッファ6
8から読み出した200バイト分のイメージデータをア
キュムレータに取り込む。このとき、まず1バイトを読
み出し、その1バイトのイメージデータと次のバイトの
イメージデータの最上位ビットとの合計9ビットで黒ド
ットの連続性を判断する。即ち、各バイト毎に単独で黒
ドットの連続性を判断すると、先行のバイトの最下位ビ
ットと後続のバイトの最上位ビットとが連続して黒ドッ
トであった場合でも、黒ドットが連続していると判断で
きないことがある。そのために、次のバイトのイメージ
データの最上位ビットを含めて合計9ビットで黒の連続
性を判断するのである。具体的には、CPU60は、ア
キュムレータの内容をチェックして、2以上のビットで
連続する「1」があるかどうかを判断する。このように
して、ステップS310では、CPU60は先にライン
バッファ68に読み込んだイメージデータが有効ライン
であるかどうかを判断する。
【0072】一方、ステップS310において、”N
O”と判断されると、ステップS311において、CP
Uは、有効イメージ領域フラッグAFがセットされてい
るか否かを判断する。そして、このフラッグAFが既に
セットされている場合には、次のステップS312にお
いて、全白ラインカウンタWCNTをインクリメントす
る。そして、次のステップS313において、全白ライ
ンカウンタWCNTのカウント値が「3」以上になった
かどうかを判断する。先に説明したように、図8に示す
ようにラインバッファ68に3ライン連続して全白ライ
ンが出現した場合には、手書き宛先情報の記入領域の終
了ラインを判断する。従って、このステップS313に
おいて”YES”と判断したときには、手書き宛先情報
の記入領域の終了ラインを検出したことを意味し、この
場合、次のステップS314で読取系を停止した後、図
12のステップS4すなわち図20の最初のステップS
400に進む。
【0073】先のステップS310において”YES”
と判断したとき、即ちステップS304でラインバッフ
ァ68に格納された1ラインのイメージデータが有効ラ
インであると判断したとき、ステップS315におい
て、CPU60は全白ラインカウンタWCNTをクリア
するとともに先読みフラッグSFに「1」をセットす
る。全白ラインカウンタWCNTは連続して3ライン以
上全白ラインが出現したかどうかを検出するためのカウ
ンタであるので、有効ラインが検出される都度クリアさ
れる。そして、先のステップS313において”NO”
と判断された場合と同様に、図17に示す次のステップ
S316に進む。
【0074】このステップS316では、CPU60
は、ラインバッファ68の書込ラインカウンタLCNT
で示されるラインの黒ドットの位置に対応したカラムの
カラムカウンタCCNTをインクリメントする。即ち、
このステップS316では、ラインバッファ68の黒ド
ットが存在するカラムのカラムカウンタCCNTをイン
クリメントする。そして、次のステップS317におい
て、CPU60は、書込ラインカウンタLCNTをイン
クリメントするとともに、有効ラインカウンタBCNT
をインクリメントする。
【0075】そして、次のS318ステップにおいて、
CPU60は、書込ラインカウンタLCNTのカウント
値が「12」を超えたかどうかを判断する。つまり、こ
のステップS318では、図8に示すラインバッファ6
8の128ラインの全てにイメージデータが書き込まれ
たかどうかを判断する。従って、ラインバッファ68が
満杯になるまでは、ステップS318において”NO”
と判断されるため、次のステップS319に進む。
【0076】このステップS319では、有効イメージ
領域フラッグAFがセットされているか否かを判断す
る。つまり、先のステップS310において有効ライン
を検出すると、それは有効イメージ領域(宛先情報記入
領域)であることを意味するため、このステップS31
9において、このフラッグAFがセットされているかど
うかを判断する。このステップS319において”N
O”と判断された場合には、次のステップS320にお
いて、CPU60は、有効ラインカウンタBCNTのカ
ウント値が「15」に達したかどうかを判断する。即
ち、このステップS320では、CPU60は、連続し
て15ライン以上有効ラインがあったかどうかを判断す
る。そして、このステップS320において”YES”
が判断されたとき初めて、有効イメージ領域フラッグA
Fをセットする(ステップS321)。先に説明したよ
うに、原稿上において2mm以下のサイズの宛先情報の
文字は認識対象としないため、有効ライン数が15ライ
ンを超えたときにのみ有効イメージ領域フラッグAFを
セットするものである。
【0077】先のステップS319で”YES”と判断
された場合、ステップS320で”NO”と判断された
場合及びステップS321が処理された場合には、CP
U60は、ステップS327を処理する。このステップ
S327では、CPU60は、着信検出回路120(図
11)が着信を検出してるか否かを判断し、着信を検出
している際には、ステップS328においてSRAM7
6のフラッグ領域76b中の着信フラッグCHKに
「1」をセットした後、処理をステップS304に戻
す。一方、ステップS327において着信を検出してい
ないと判断すると、CPU60は、ステップS329に
おいて、着信フラッグCHKを「0」にリセットした
後、処理をステップS304に戻す。即ち、ステップS
3における宛先情報の読み取り中に着信があった際には
単にその旨を記憶しておき、後述のステップS330及
びS331に示すように読み取り終了後に着信に応答す
ることとなる。
【0078】先のステップS311(図16)におい
て、”NO”と判断されたときには、ステップS322
に進む。このステップS322では、CPU60は、書
込ラインカウンタLCNTに初期値「2」を設定すると
ともに、有効ラインカウンタBCNT、カラムカウンタ
1CCNT〜2048CCNT及び先読みフラッグSF
をクリアする。その後、ステップS320において”N
O”と判断した場合と同様に、次のステップS323に
進む。このステップS323では、CPU60は、原稿
送りカウンタPCNTのカウント値が「231」を超え
たかどうかを判断する。即ち、このステップS323で
は、原稿が30mm(=231/7.7)以上送られた
かどうかを判断する。これは、手書き宛先情報の文字の
上端が原稿の上端から30mm以内に存在するであろう
という前提に立ったものである。従って、このステップ
S323における「231」を変更することによって、
手書き宛先情報の認識領域を拡大しまたは縮小すること
ができる。そして、このステップS323において”Y
ES”が判断されるということは、原稿の上端から30
mmの範囲内に宛先情報の文字が記入されていないこと
を意味する。従って、この場合には、次のステップS3
24において、CPU60は、読取系を停止し、続くス
テップS325において、LCD36に例えば「バンゴ
ウアリマセン」のようなメッセージを表示する。その
後、次のステップS326において、CPU60は、自
動認識移行可否フラッグCAFに「1」を設定し、処理
を図29に示すステップS800に進める。
【0079】更に、先のステップS318において、ラ
インバッファ68が満杯になったことを検出すると、処
理をステップS314(図16)に進め読取系を停止し
た後、ステップS330において宛先情報読取中の着信
の有無を判断する。具体的には、CPU60は、ステッ
プS330において、着信フラッグCHKに「1」がセ
ットされているかどうかを判断し、「CHK=1」であ
る場合には、続くステップS331において着信処理を
実行した後、処理を図12のステップS4すなわち図2
0の最初のステップS400に進める。即ち、ステップ
S318において”YES”と判断された場合も、先の
ステップS313で”YES”と判断された場合と同様
に、手書き宛先情報の記入領域の終了ラインを検出した
と見做す。
【0080】先のステップS314が処理される場合に
は、ラインバッファ68に認識可能な状態で手書き宛先
情報のイメージデータがストアされていることを意味
し、この場合には、図12に示すステップS4に進み、
手書き宛先情報として記入された各文字を切り出す。つ
まり、このステップS4では、図18において点線で囲
んだ各文字の領域と2点鎖線で囲んだスペースの領域と
を検出する。そのために、このステップS4では、図1
8に示す各文字の始点X、始点Y、X幅及びY幅をそれ
ぞれ、データA、B、CおよびDとして文字データテー
ブル72及び74(図6)に書き込む。
【0081】図20の最初のステップS400では、文
字の切出のための初期化を行う。即ち、このステップS
400では、文字数カウンタMCNTに「0」の初期値
を設定する。この文字数カウンタMCNTは、ラインバ
ッファ68中のスペースの部分を含んだ文字の数をカウ
ントするものである。ここで、スペースの部分もカウン
トするのは、スペースをポーズデータとして後の送信処
理(ステップS6)において用いるためである。そし
て、ステップS400では、さらに、カラムポインタC
PNTに「1」の初期値を設定する。このカラムポイン
タCPNTは、ラインバッファ68のリードポインタと
なり、図8に示す2048個のカラムのどれかを指示す
る。そして、ステップS400では、有効文字フラッグ
MFをリセットする。この有効文字フラッグMFは、リ
ードポインタCPNTが図18の点線の領域の中にある
かどうかを示すフラッグであり、このフラッグMFがセ
ットされているとき、それは有効文字であることを示
す。更に、ステップS400では、第1文字データテー
ブル72及び第2文字テーブル74(図6)の第1格納
部〜第32格納部の全てをクリアする。
【0082】そして、次のステップS401において、
CPU60は、カラムポインタCPNTで示されるカラ
ムのカラムカウンタCCNTのカウント値が「3」以上
であるか否かを判定する。即ち、このステップS401
では、カラムポインタCPNTで指定されるカラムに3
以上の黒ドットが存在するかどうかを判断する。1つの
カラムに3以上の黒ドットが存在するかどうかを判断す
ることによって、そのカラムが有効文字領域内にあるか
どうかを判断するのである。従って、このステップS4
01において”YES”と判断されると、次のステップ
S402及びS403を実行し、有効文字フラッグMF
をセットする。そして、ステップS404において、C
PU60は、文字数カウンタMCNTをインクリメント
する。
【0083】次のステップS405では、CPU60
は、第1文字データテーブルTBL1の文字数カウンタ
MCNTで指示される格納部、つまり第MCNT番目の
格納部に、図18の始点XのデータAとして、カラムポ
インタCPNTの値を書き込む。即ち、ステップS40
5では、文字数カウンタMCNTで指示される文字の始
点XがデータAとして第1文字データテーブル72に書
き込まれる。
【0084】ステップS405において始点Xのデータ
Aを書き込んだ後、または先のステップS402におい
て”NO”と判断された後、CPU60は、ステップS
406において、カラムポインタCPNTをインクリメ
ントする。その後、ステップS407において、カラム
ポインタCPNTの値が「2048」を超えたかどうか
を判断する。つまり、このステップS407では、ライ
ンバッファ68の全てのカラムについて、ステップS4
01の判断が終了したかどうかを判断する。従って、ラ
インバッファ68の全てのカラムについて3以上の黒ド
ットがあるかどうかの判断を終えていない場合には、ス
テップS401からステップS406を繰り返し実行す
る。
【0085】そして、例えば第1文字と第2文字との間
のスペース部分をカラムポインタCPNTが指示したと
きには、ステップS401において”NO”と判断さ
れ、ステップS408に進む。そして、このステップS
408で、有効文字フラッグMFがセットされているか
どうかを判断する。第1文字を先に検出している場合、
このフラッグMFはセットされているので、このステッ
プS408で”YES”が判断され、次のステップS4
09で有効文字フラッグMFがリセットされる。その
後、ステップS410〜S413を実行して、第1文字
データテーブル72の各格納部に残りの3つのデータ
B、CおよびDを書き込む。
【0086】ステップS410では、図18のX幅のデ
ータCを第1文字データテーブル72の有効文字数カウ
ンタMCNTで指定される格納部のX幅領域に格納す
る。このX幅データCは、カラムポインタCPNTの値
とさきにステップS405で第1文字データテーブルの
文字数カウンタMCNTで指定される格納部の始点X領
域にセットされた値(データA)との差である。
【0087】そして、次のステップS411において、
CPU60は、ラインバッファ68のカラム(これは始
点XのデータAで表されるカラム)からカラムポインタ
CPNTで示されるカラムまでの範囲において、黒ドッ
トが位置する最上位ライン及び最下位ラインを検出す
る。即ち、このステップS411では、図18の点線で
示す文字領域の最上位ラインY1及び最下位ラインY2
を検出する。そして、ステップS412では、ステップ
S411で検出した最上位ラインY1の番号を、第1文
字データテーブル72の文字数カウンタMCNTで指定
される格納部の始点Y領域に、データBとしてセットす
る。
【0088】そして、ステップS413において、CP
U60は、第1文字データテーブル72の文字数カウン
タMCNTで指定される格納部のY幅領域にデータDを
セットする。このデータDは、ステップS411で検出
した最下位ラインY2と最上位ラインY1とによって
「最下位ライン−最上位ライン+1」によって求めるこ
とができる。
【0089】このようにして第1文字データテーブル7
2の文字数カウンタMCNTで指定される格納部に4つ
のデータA、B、CおよびDが全て格納されると、次の
ステップS414において、CPU60は文字数カウン
タMCNTのカウント値が「32」に達したかどうかを
判断する。即ち、このステップS414では、第1文字
データテーブル72の第1格納部から第32格納部の全
てに始点XのデータA、始点YのデータB、X幅のデー
タCおよびY幅のデータDが全て格納されたかどうかを
判断する。従って、もしこのステップS414におい
て”NO”と判断されると、先のステップS406〜S
413を繰り返し実行する。
【0090】尚、先のステップS411において、文字
領域の最上位ラインY1及び最下位ラインY2を検出す
るためには、CPU60は、ラインバッファ68の1バ
イト分のイメージデータをアキュムレータに読み出し、
これをシフトしながら「1」の数を検出する。これによ
って、最上位ラインY1のライン番号が検出できる。
【0091】図21の次のステップS415では、CP
U60は、文字数カウンタMCNTのカウント値が
「0」かどうかを判断する。即ち、このステップS41
5では、1以上の有効文字が手書き宛先情報記入領域に
存在するかどうかを判断する。従って、このステップS
415において”YES”と判断される場合には、手書
き宛先情報記入領域に認識すべき有効な文字がないので
あるから、先のステップS325(図17)に戻る。
【0092】しかし、ステップS45において”NO”
と判断されると、CPU60は、次のステップS416
において、図18に示す手書き宛先情報記入領域の長さ
Lを算出する。具体的には、このステップS416で
は、第1文字データテーブル72の第1格納部の始点X
領域にセットされた値A1(図19)と、第1文字デー
タテーブル72の文字数カウンタMCNTによって指定
される格納部の始点X領域及びX幅領域にセットされた
値A(MCNT)及びC(MCNT)とに基づいて、長
さLを算出する。即ち、このステップS416では、手
書き宛先情報の文字が記入された主操作方向の長さLを
検出する。次に、ステップS417において、CPU6
0は、平均文字間距離ALを算出する。即ち、ステップ
S417では、ステップS416で求めた文字領域長さ
Lを文字数カウンタMCNTで表される文字数で割った
値を平均文字間距離ALとして算出する。そして次のス
テップS418において、CPU60は、第1文字デー
タテーブル72のリードポインタDCNT1及び第2文
字データテーブルのライトポインタDCNT2にそれぞ
れ「1」の初期値を設定する。
【0093】次のステップS419〜S425を実行す
ることによって、CPU60は、第1文字データテーブ
ル72のデータを第2文字データテーブル74へ書き換
える。但し、このとき第2文字データテーブル74には
スペースを示すデータも書き込まれる。
【0094】即ち、ステップS419では、第1文字デ
ータテーブル72のリードポインタDCNT1で指定さ
れる格納部の各データA、B、CおよびDを、第2文字
データテーブル74のライトポインタDCNT2で指定
される格納部に、図19に示すようにセットする。そし
て、次のステップS420では、第1文字データテーブ
ル72のリードポインタDCNT1が文字数カウンタM
CNTでカウントした文字すうになったかどうか、即
ち、第1文字データテーブル72に格納した全てのデー
タを第2文字データテーブル74にかくのうしたかどう
かを判断する。従って、もし、このステップS420に
おいて”YES”が判断されれば、次のステップS5
(図12)すなわち図22のステップS500に進む。
【0095】しかし、第1文字データテーブル72の全
てのデータを第2文字データテーブル74は書き込んで
いない状態では、ステップS420において”NO”と
判断される。従って、CPU60は、次のステップS4
21において、手書き宛先情報記入領域に記入された各
文字の間のスペースの幅SPCを計算する。具体的に
は、このステップS421では、第1文字データテーブ
ル72のリードポインタDCNT1で指定される格納部
の始点X領域及びX幅領域にそれぞれセットされた値A
(DCNT1)及びC(DCNT1)と、第1文字デー
タテーブル72の次の格納部の始点X領域にセットされ
た値A(DCNT+1)とに基づいて、ラインバッファ
68にストアされている第(DCNT1)番目の文字と
第(DCNT1+1)番目の文字との間のスペース幅S
PCを計算する。そして、その計算したスペース幅SP
Cは、ステップS417で計算した平均距離ALととも
に、SRAM76のスペース幅レジスタSPC及び平均
距離レジスタALに格納される。
【0096】そして、ステップS422において、CP
U60は、平均距離レジスタAL及びスペース幅レジス
タSPCを参照して、スペース幅SPCが平均文字間距
離ALより大きいかどうかを判断する。もし、このステ
ップS422において”YES”と判断されると、次の
ステップS423において、CPU60は、第2文字デ
ータテーブル74のライトポインタDCNT2をインク
リメントし、次のステップS424を実行する。
【0097】先のステップS422において”YES”
と判断されるということは、平均文字間距離AL以上の
スペースが第(DCNT1)番目の文字と第(DCNT
1+1)番目の文字との間に存在することを意味し、従
って、この場合には、ステップS424では、第2文字
データテーブル74のその部分に、図19に示すように
スペースを意味する「−1」をセットする。即ち、ステ
ップS424では、第2文字データテーブル74のライ
トポインタDCNT2で指定される格納部の始点Xの領
域に「−1」をセットする。そして、ステップS425
において、リードポインタDCNT1およびライトポイ
ンタDCNT2をそれぞれインクリメントする。
【0098】このようにして、第1文字データテーブル
72に格納された全ての文字について文字またはスペー
スを第2文字データテーブル74に記入した状態では、
ステップS420において”YES”と判断され、次の
ステップS500に進む。
【0099】図22の最初のステップS500では、C
PU60は、図18〜図21のようにして切り出した手
書き宛先情報の各文字の認識を実行するための初期化を
行う。即ち、このステップS500では、先読みフラッ
グSFをセットするとともに、エラーフラッグEFをリ
セットする。さらに、このステップS500では、スペ
ースカウンタSCNT(図6)に「0」の初期値を設定
するとともに、ダイヤルバッファライトポインタDLB
W及び第2文字データテーブルリードポインタTRPT
に、それぞれ「1」の初期値を設定する。それととも
に、ステップS500では、ダイヤルバッファ70(図
6)及びリジェクト文字数カウンタRJC(図6)をク
リアするとともにLED152の点滅を行わせる。
【0100】尚、ダイヤルバッファライトポインタDL
BWは、32桁の宛先情報を書き込むことができるダイ
ヤルバッファ70の書込桁位置を指定するためのポイン
タであり、リードポインタTRPTは、第2文字データ
テーブル74の格納部を指定するポインタである。
【0101】そして、ステップS501では、第2文字
データテーブル74のリードポインタTRPTがそのラ
イトポインタDCNT2を超えたかどうか、即ち、第2
文字データテーブル74の第1格納部から第32格納部
の全ての格納部についてデータを読み出したかどうかを
判断する。このステップS501で”YES”と判断さ
れると、CPU60は、ステップS502ステップにお
いてLED152の点滅を終了させた後、図12のステ
ップS6すなわち図24のステップS600に処理を進
める。
【0102】一方、ステップS501で”NO”と判断
されると、CPU60はステップS503に処理を進
め、ROM64の認識用辞書領域64b(図4)等を参
照して、切り出した文字の認識を実行する。即ち、第2
文字データテーブル74の各格納部にストアされている
データに従ってラインバッファ68の各文字領域のイメ
ージデータを読み出し、それを正規化し、そのイメージ
データの特徴パラメータを抽出する。そして、周知のパ
ターンマッチングの手法に従って、抽出した特徴と認識
用辞書領域64bとを比較し、その文字が「0」〜
「9」のいずれかの数字、「*」、「#」、「−」など
であるかを認識する。そして、その認識した文字に対応
するキャラクタコードCCを出力する。
【0103】ステップS504では、CPU60は、ス
テップS503で出力されるキャラクタコードCCがス
ペースを表すキャラクタコードあるかどうかを判断す
る。もし、このステップS504において”YES”で
あると判断されると、次のステップS505へ進む。こ
のステップS505では、ダイヤルバッファライトポイ
ンタDLBWが「1」であるかどうかを判断する。も
し、ダイヤルバッファライトポインタDLBWが「1」
であると、このときのスペースのキャラクタコードを無
視するために、ステップS506においてスペースカウ
ンタSCNTをインクリメントした後、ステップS52
5へ進む。
【0104】一方、ステップS504において”NO”
と判断されたときには、ステップS507〜S510を
実行し、ダイヤルバッファ70にスペースのキャラクタ
コードを書き込む。即ち、ステップS507では、スペ
ースカウンタSCNTが「0」になったかどうかを判断
する。このスペースカウンタSCNTが「0」でないと
いうことは、第2文字データテーブル74にいくつかの
スペース(「−1」のデータ)が存在していることを意
味し、このときには、次のステップS508で、ダイヤ
ルバッファライトポインタDLBWに従って、ダイヤル
バッファ70にスペースのキャラクタコードを書き込
む。そして、次のステップS509において、ダイヤル
バッファライトポインタDLBWをインクリメントする
とともに、ステップS510において、スペースカウン
タSCNTをディクリメントする。
【0105】そして、ステップS507において、”Y
ES”が判断されると、即ち、スペースカウンタSCN
Tが「0」であると判断されると、次のステップS51
1において、CPU60は、先に出力されたキャラクタ
コードがエラーコードであるかどうかを判断する。もし
エラーコードであれば、次のステップS512で、その
キャラクタコードをアルファベットの「X」のキャラク
タコードに置き換える。そして、ステップS513で
は、ステップS503で出力されたキャラクタコードお
よびステップS512で置き換えられたキャラクタコー
ドのいずれかをダイヤルバッファライトポインタDLB
Wに従ってダイヤルバッファ70に書き込む。
【0106】そして、次のステップS514では、CP
U60は、ダイヤルバッファ70にセットされたキャラ
クタコードに従って、認識した手書き宛先情報の文字を
LCD36で表示する。これは、オペレータに宛先情報
を確認させるためである。また、これと同時にLED1
52の点滅も終了させる。これは、ステップS503以
下の認識処理が終了したことをオペレータに知らしめる
ためである。
【0107】ステップS514に続くステップS515
では、CPU60は、停止/クリアキー52(図2)が
操作されたかどうかを判断する。ここで、停止/クリア
キー52が操作されたということは、先のステップS5
14においてLCD36に表示された認識結果を無効に
したい、又は、認識処理を中断し手動入力モードへ移行
したいというオペレータの意思であり、従って、次のス
テップS516においてエラーフラッグEFをセットす
る。そして、続くステップS517において、確認プリ
ントフラッグCPFがセットされていないかどうかを判
断し、”NO”と判断されるとステップS800(図2
9)へ直ちに進む。
【0108】一方、ステップS517において”YE
S”と判断されると、ステップS518において確認プ
リントを行う。即ち、このステップS518では、CP
U60は、ラインバッファ68に格納され、先のステッ
プS503における認識対象となったイメージデータも
しくはステップS503で得られた正規化データをプリ
ントアウトすべく記録制御部82及びモータ制御部88
(図3)を制御する。その後、ステップS519におい
て確認プリントフラッグCPFをセットし、ステップS
800へ進む。また、上記確認プリント時、イメージデ
ータと共に表題として「カクニンプリント」という可視
データもROM64より読み出し印字する。
【0109】尚、この確認プリントフラッグCPFは、
一連の自動認識モード実行時中において先のステップS
515において検出された停止/クリアキー52操作が
1回目の操作であるか否かを判断するためのフラッグで
ある。即ち、後の説明からもわかるとおり、ステップS
515における停止/クリアキー52操作により自動認
識モードから手動入力モードへ移行した場合(ステップ
S800への移行)であっても再度自動認識モードへ復
帰可能であり、かつ、復帰後に再びステップS515に
おいて検出された停止/クリアキー52操作に従って手
動入力モードへ移行する場合には、確認プリントのプリ
ントアウトを禁止するためのものである。この確認プリ
ントの禁止は、そもそも確認プリント自体がオペレータ
が記入した宛先情報を確認させるためのものであり、こ
のような確認プリントは一連の自動認識モード実行中に
1回出力すれば通常十分であり、オペレータの意思とは
無関係に何回も出力することは記録紙の浪費となるとい
う観点からのものである。
【0110】ステップS515において停止/クリアキ
ー52の操作が検出されなければ、ステップS520に
おいて、キャラクタコードがアルファベットの「X」を
表すキャラクタコードであるかどうかを判断する。即
ち、このステップS520では、先の認識ステップS5
03において認識できなかった文字(リジェクト文字)
があるかどうかを判断する。つまり、このステップS5
03で認識できなかった文字は、ステップS512にお
いて「X」のキャラクタコードに置換されている。従っ
て、ステップS520において「X」のキャラクタコー
ドを検出することによって、認識できなかった文字があ
ることかどうかが判断できる。そして、認識できなかっ
た文字(リジェクト文字)があれば、ステップS521
及びS522において、エラー処理モードスイッチEM
ODEの内容をチェックする。ステップS521におい
て”YES”が判断されると、エラー処理モードスイッ
チEMODEには「0」が設定されているので、手書き
宛先情報の認識を中断し、それまでの認識結果を破棄す
べく処理を先に説明したステップS516に進める。ス
テップS521において”NO”と判断され、ステップ
S522において”YES”と判断された場合には、エ
ラー処理モードスイッチEMODEとして「1」が設定
されているので、文字認識中にリジェクト文字が発生し
たとして、その認識処理を中断し、訂正処理モード(S
524)に移行し、その後ステップS525に処理を進
める。尚、ステップS524の訂正1ルーチンについて
は後で詳細に説明する。ステップS522において”N
O”と判断されると、エラー処理モードスイッチEMO
DEとして「2」が設定されているので、次のステップ
S523において、リジェクト文字数カウンタRJCを
インクリメントし、その後処理をステップS525に進
め、第2文字データテーブル74のリードポインタTR
PTをインクリメントする。その後、ステップS526
において、CPU60は、先のステップS327(図1
7)と同様に着信の有無を判断し、”NO”と判断した
場合には、先のステップS501に戻って認識処理を続
行する。一方、ステップS526において”YES”と
判断すると、CPU60は、次のステップS526にお
いて着信処理を実行した後、処理をステップS400
(図20)に戻し、認識処理を最初からやり直す。尚、
本実施例では、ステップS527処理後、処理をステッ
プS400に戻すようにしたが、ステップS500に戻
してもよい。また、本実施例では、ステップS527処
理後、直ちに次のステップ(S400またはS500)
に処理を進めたが、例えばテガキキ−59等の任意のキ
ー入力を待って処理を進めてもよい。
【0111】図24のステップS600では、CPU6
0は、ダイヤルバッファ70にアルファベット「X」の
キャラクタコードがあるかどうかを判断する。このステ
ップS600において”YES”が判断されると、次の
ステップS601において、CPU60は、リジェクト
文字数カウンタRJCのカウント値が「3」以上となっ
たか否かを判断する。このステップS601において”
YES”が判断されると、次のステップS603におい
て、CPU60は、自動認識移行可否フラッグCAFを
セットした後、ステップS800(図29)に処理を進
める。一方、ステップS601において”NO”が判断
されると、ステップS602の訂正処理モードに移行
し、その後ステップS615に処理を進める。尚、ステ
ップS602の訂正2ルーチンについては後で詳細に説
明する。
【0112】先のステップS600において”NO”と
判定されると、ステップS604において、CPU60
は、認識確認時間スイッチCTとして「0」が設定され
ているか、あるいは「1」〜「10」の可変数値が設定
されているかを判断する。このスイッチCTが「0」に
設定されている場合には、スタートキー54の操作に応
答して発呼動作を実行する。一方、スイッチCTとして
「0」以外の数値が設定されている場合には、次のステ
ップS605において、タイマカウンタTM(図6)を
トリガする。
【0113】そして、次のステップS606において、
CPU60は、コピーキー58(図2)が操作されたか
どうかを判断する。このステップS606において、コ
ピーキー58の操作が検出されると、ステップS607
においてコピー処理が実行された後、待機状態に戻る。
また、ステップS608において、CPU60は、停止
/クリアキー52が操作されたかどうかを検出する。こ
のステップS608において”YES”が判断される
と、ステップS517(図23)に処理を進める。即
ち、先のステップS5において正しく認識された認識結
果の全てがLCD36上に表示されている場合に停止/
クリアキー52が操作されると、ステップS515(図
23)でこの停止/クリアキー52の操作を検出された
場合と同様に確認プリントフラッグCPFを確認の上、
確認プリント動作を実行又は実行せずにステップS80
0に進む。つまり、自動認識モードから手動認識モード
に移行する。
【0114】ステップS608において”NO”と判断
されると、次のステップS609において、CPU60
は、メニューキー34またはセットキー40(いずれも
図2)が操作されたかどうかを判断する。メニューキー
34またはセットキー40のいずれかが操作されると、
次のステップS610において、訂正3ルーチンが実行
される。即ち、手書き宛先情報の各文字を正しく認識し
た後にメニューキー34またはセットキー40のいずれ
かが操作されると、それはオペレータがその宛先情報の
認識結果を訂正したいという場合であるので、次のステ
ップS610でその訂正を許容するのである。
【0115】ステップS609において”NO”と判断
された場合には、ステップS611において、スタート
キー54(図2)が操作されたかどうかを判断する。ス
タートキー54が操作されると、直ちにステップS61
5に進む。一方、このステップS611において”N
O”と判断されると、ステップS612においてテガキ
キー59(図2)が操作されたかどうかを判断する。
【0116】ステップS612において”NO”と判断
すると、次のステップS614において、先のステップ
S605においてトリガしたタイマカウンタTMがメモ
リスイッチCTとして設定した可変数値に相当する時間
の経過をカウントしたか否かを判断し、カウントされな
い限り処理をステップS606に戻し、カウントされる
とステップS615に処理を進める。尚、メモリスイッ
チCTとして「0」が設定されている場合には、タイマ
カウンタTMのカウントとは無関係に常に処理をステッ
プS606に戻す。
【0117】一方、ステップS612において”YE
S”と判定されると、ステップS613において先のス
テップS518(図23)と同様に確認プリントを実行
した後、ステップS604に処理を戻す。即ち、手書き
宛先情報の各文字を正しく認識した後の認識結果の表示
中にテガキキー59が操作されると、確認プリントを任
意に実行でき、オペレータの所望分だけの確認プリント
を得ることができる。また、ステップS613における
確認プリント後には、処理はステップS604に戻るた
め、メモリスイッチCTに可変数値が設定されている場
合には、再度ステップS605でタイマカウントがリス
タートされ、確認プリント結果により手書き宛先情報の
確認のための時間的余裕ができる。
【0118】ステップS611では、ダイヤルバッファ
にストアされているスペースを示すキャラクタコードを
「;(セミコロン)」を示すコードに置換し、それをL
CD36で表示する。つまり、このステップS615で
は、ダイヤルバッファ70にストアされたスペースコー
ドをポーズデータである「;」のコードに置換する。そ
して、次のステップS616において、ダイヤルバッフ
ァ70にストアされているキャラクタコードに従ってD
TMF発生回路110を制御して、ダイヤル動作を実行
する。
【0119】その後、図25に示すステップS617に
おいて、宛先情報で特定される相手先からの応答信号が
あるかどうかをNCU114からの信号に基づいてCP
U60が判断する。もし応答がなければ、ステップS6
18で表される周知のリダイヤル動作を実行する。
【0120】ステップS617で応答が検出されると、
ステップS619において「フェーズB」が実行され、
相手先ファクシミリ装置との間で能力ないし機能の確認
が行われる。そして、次のステップS620において、
CPU60は、読取系のセットアップを行う。具体的に
は、送信モータ90を駆動するとともに、オペレータが
画質選択キー44(図2)を操作することによって指定
した送信モード、例えばファインモード、中間調モード
あるいはノーマルモードを設定する。即ち、手書き宛先
情報を認識する場合は、オペレータの設定したモードの
如何にかかわらず、強制的にファインモードを選択し
た。そして、宛先情報を認識した後送信原稿に記入され
ている送信データを送信する場合には、オペレータが当
初に設定した送信モードを実行するのである。そして、
ステップS621で発信元情報をモデム104からNC
U114を介して電話回線に送出する。
【0121】ステップS622では、CPU60は、先
読みフラッグSFがセットされているかどうか、即ち、
ラインバッファ68の中に既に読み込んだ宛先情報のイ
メージデータがあるかどうかが判断される。そして、こ
のステップS622において”YES”が判断される
と、次のステップS623において、CPU60は、白
送信カウンタWLSC(図6)を、原稿送りカウンタP
CNT及び書込ラインカウンタLCNTのカウント値に
従って計算する。即ち、原稿送りカウンタPCNTは、
手書き宛先情報を認識するためにCIS100で既に読
み取った原稿のらいんすうを示し、書込ラインカウンタ
LCNTは、ラインバッファ68に書き込まれたイメー
ジデータのライン数を示している。従って、原稿送りカ
ウンタPCNTのカウント値から手書き宛先情報の記入
領域のライン数すなわち書込ラインカウンタLCNTの
カウント値を引くことにより、原稿の上端に形成された
余白のライン数が計算できる。但し、図8に示すように
ラインバッファ68の第1ラインには何のデータも書き
込んでいないので、そのラインも白ラインであるため、
ステップS623において「−1」が必要となるのであ
る。このようにして、ステップS623で、手書き宛先
情報が記入されている領域より上の原稿の余白ライン数
が計算される。従って、ステップS624では、この計
算された白送信カウンタWLSCのカウント値に応じ
て、全白ライン送信ルーチンを実行する。
【0122】次のステップS625において、CPU6
0は、エラーフラッグEFがリセットされているかどう
かを判断する。もし、このエラーフラッグEFがセット
されていれば、手書き宛先情報記入領域に記入された文
字を送信データとして送信する必要があるので、ステッ
プS626において、さらに、送信設定モードスイッチ
NDMODEが「0」として設定されているかどうか、
すなわち、認識のために読み取った手書き宛先情報のイ
メージデータを送信データの一部として送信するか否か
を判断する。従って、このステップS626において”
YES”と判断されると、次のステップS627におい
て、ラインバッファ68にストアされているイメージデ
ータの第2ラインから第(LCNT)番目のラインまで
のイメージデータを先のステップS620で決定された
送信モードに従って送信する。
【0123】尚、スイッチNSMODEが「1」で設定
されている場合には、ステップS628において、白ラ
イン送信カウンタWLSCを書込ラインカウンタLCN
Tのカウント値に基づいて決定する。そして、次のステ
ップS629において、先のステップS624と同様に
して、その白ライン送信カウンタWLSCで示される数
の全白ラインを送信する。ステップS627またはS6
29を実行後、図26に示すステップS630〜S63
4において、通常のファクシミリ送信と同様に原稿の送
信データをステップS620で設定された送信モードに
従ってそすしんする。そして、ステップS634におい
て、読取系を停止する。
【0124】このようにして、送信原稿上に手書きされ
た宛先情報の各文字を認識し、その認識結果に基づい
て、スタートキー54の操作に応答してまたは自動的に
ダイヤル動作を実行し、原稿の送信データを相手先ファ
クシミリ装置に送信することができる。
【0125】次に、図27を参照して、先のステップS
524(図23)で実行される訂正1ルーチンについて
説明する。図27の最初のステップS700では、CP
U60は、例えばスピーカ128やLCD36を用い
て、オペレータにエラーが発生したことを報知する。そ
の後、ステップS701で停止/クリアキー54の操作
が検出されると、手動入力モードに移行すべく処理をス
テップS800に進める。また、ステップS702にお
いて、オペレータがテンキー16を操作したかどうかを
検出する。もしテンキー16が操作されれば、ステップ
S703において、その操作されたテンキーの数字を表
すキャラクタコードをダイヤルバッファ70の「X」の
キャラクタコードと置換する。即ち、このステップS7
03で、オペレータがテンキー16を操作することによ
って、エラー表示された文字を訂正することができる。
【0126】図28は、ステップS602およびS61
0で実行される訂正2ルーチン及び訂正3ルーチンを示
す。訂正2ルーチン及び訂正3ルーチンはほぼ同じ動作
であるため、ここでは図28を参照して一緒に説明す
る。
【0127】訂正ルーチン3のステップS711でCP
U60は、セットキー40が操作されたかどうかを判断
する。セットキー40が操作されていれば、ステップS
710において、LCD36において表示された認識結
果(S514)の先頭位置にカーソル38(図2)を表
示する。逆に、セットキー40が押されていない場合、
すなわちメニューキー34が操作された場合には、次の
ステップS712において、LCD36において表示さ
れた認識結果の末尾の位置にカーソル38を表示する。
一方、訂正2ルーチンでは、先に説明したステップS7
10が直ちに処理される。つまり、訂正2ルーチンと訂
正3ルーチンとは、メニューキー34あるいはセットキ
ー40に応答して開始されるか、これらキーの操作とは
無関係に開始されるかの違いだけであり、ステップS7
13以降の動作は同じである。
【0128】ステップS713では、操作パネル14の
何らかのキーが操作されたかどうかを判断する。キー操
作があれば、次のステップS714において、停止/ク
リアキー52が操作されたかどうかを判断する。このス
テップS714において”YES”と判断されると、ス
テップS800(図29)に進む。即ち、この場合、宛
先情報の認識結果によらず、手動的に入力された宛先情
報に従って送信動作を実行することとなる。
【0129】そして、ステップS714において”N
O”が判断されると、次のステップS715において、
CPU60は、スタートキー54が操作されたかどうか
を判断する。スタートキー54が操作されたのであれ
ば、ステップS716において、ダイヤルバッファ70
に「X」のキャラクタコードが存在するかどうかを判断
する。アルファベット「X」のキャラクタコードが存在
しない状態になって初めて、この訂正ルーチンを抜け
る。従って、「X」のキャラクタコードがある場合に
は、先のステップS713に戻る。
【0130】停止/クリアキー52またはスタートキー
54が操作されなかった場合には、ステップS717に
おいて、CPU60は、テンキー16が操作されたかど
うかを判断する。もし、テンキー16が操作されたので
あれば、次のステップS718において、ダイヤルバッ
ファ70のカーソル38で示される位置のキャラクタコ
ードがテンキーによって入力された数値のキャラクタコ
ードに置換される。
【0131】ステップS717において”NO”と判断
された場合には、ステップS719でメニューキー34
が操作されたかどうかを判断する。メニューキー34が
操作されたのであれば、カーソル38(図2)を左方向
に1桁分移動させる(ステップS720)。そして、ス
テップS719において”NO”と判断されると、ステ
ップS721において、セットキー40が操作されたか
どうかを判断する。セットキー40が操作されたのであ
れば、カーソル38を右方向に1桁分移動させる(ステ
ップS722)。そして、ステップS718、S720
またはS722を実行した後、先のステップS716に
おいて、CPU60は、ダイヤルバッファ70に「X」
のキャラクタコードが存在するかどうかを判断する。こ
のようにして、手書き宛先情報を認識した際に発生した
リジェクト文字についての訂正が行える。
【0132】図29には、宛先情報を手動的に入力する
際の動作が示される。この図29の最初のステップS8
00では、CPU60は、ダイヤルバッファ70をクリ
アする。そして、次のステップS801では、CPU6
0は、LCD36に、例えば「バンゴウヲニュウリョク
シテクダサイ」のようなメッセージを表示し、オペレー
タが手動的にテンキー16等を操作して宛先情報を入力
するのを待つ。そして、ステップS802では、CPU
60は、コピーキー58が操作されたかどうかを判断す
る。コピーキー58が操作されたのであれば、ステップ
S803においてコピールーチンを実行した後、ステッ
プS101すなわち待機状態に戻る。また、ステップS
804では、停止/クリアキー52が操作されたかどう
か判断する。このステップS804で”YES”と判断
されると、ステップS805において原稿を排出した
後、待機状態に戻る。
【0133】次のS806ステップにおいて、CPU6
0は、テガキキー59が操作されたかどうかを判断す
る。テガキキー59が操作されたのであれば、CPU6
0は、ステップS807において、自動認識移行可否フ
ラッグCAFがセットされず、かつ、先読みフラッグS
Fがセットされているか否かを判断し、”YES”と判
断されると、宛先情報の手動入力モードから自動認識モ
ードへ移行すべく、ステップS500に処理を戻しライ
ンバッファ68にストアされているイメージデータに対
する認識処理を再開する。一方、S806ステップにお
いて”NO”と判断すると、このテガキキー59操作を
無効とする。即ち、自動認識移行可否フラッグCAFが
セットされず、かつ、先読みフラッグSFがセットされ
ているということは、つまり、ラインバッファ68に手
書き宛先情報のイメージデータが格納されており、この
データに基づいて宛先情報の自動認識を行うことが可能
であることを示すものである。
【0134】ステップS808において、CPU60
は、テンキー16が操作されたかどうか判断する。テン
キーが操作されなかった場合には、ステップS809で
他のキーかどうかを判断し、次のステップS810で、
その他のキーに対応する処理を実行する。
【0135】テンキーが操作された場合には、ステップ
S811において、CPU60は、テンキー16によっ
て入力された宛先情報の数値のキャラクタコードをダイ
ヤルバッファ70にセットする。そして、ステップS8
12において、スタートキー54が操作されるのを待
つ。ステップS812において、スタートキー54が操
作されると、CPU60は、ステップS616(図2
4)に進む。
【0136】ステップS607やステップS803にお
いて実行されるコピールーチンが、第30図に示され
る。コピールーチンの最初のステップS900では、C
PU60は、読取系のセットアップを行う。即ち、送信
モータ90を駆動するとともにCIS100および画処
理回路98をステップS620で決定された送信モード
に従って設定する。そして、次のステップS901にお
いて、印字系のセットアップを行う。即ち、このステッ
プS901では、CPU60は、モータ制御回路88に
指令信号を与え、受信モータ92(図3)を駆動する。
そして、次のステップS902では、CPU60は、先
読みフラッグSFがセットされているかどうかを判断す
る。先読みフラッグSFがセットされていれば、手書き
宛先情報記入領域からCIS100で読み取り、ライン
バッファ68にストアされているイメージデータをコピ
ーイメージとして印字する必要があるので、ステップS
903〜S905を実行する。即ち、ステップS903
では、先のステップS623(図25)と同じように、
白ライン送信カウンタWLSCを原稿送りカウンタPC
NT及び書込ラインカウンタLCNTのカウント値に基
づいて決定する。そして、次のステップS904では、
ステップS903で決定された白ライン送信カウンタW
LSCのカウント値に応じたライン数だけ、ファクシミ
リ用紙(記録紙)を受信モータ92によって送る。次い
で、ステップS905において、ラインバッファ68の
第2ライン〜第(LCNT)ラインのイメージデータを
サーマルヘッド84によってファクシミリ用紙(記録
紙)に印字する。
【0137】その後、先読みフラッグSFがセットされ
ていない場合と同様に、ステップS906〜S909が
実行される。即ち、このステップS906〜S909で
は、原稿の本文の部分がコピーされる。そして、ステッ
プS909においてコピーの終了が検出されると、ステ
ップS910において、CPU60は、読取系及び印字
系を停止する。
【0138】図31は、ステップS624またはS62
9で実行される全白ライン送信ルーチンを示すフロー図
である。この図31の最初のステップS920では、C
PU60は、白ライン送信カウンタWLSCを、ステッ
プS620で決定された送信モードに従って変更する。
例えば、オペレータが設定した送信モードがノーマルモ
ードである場合には、白ライン送信カウンタWLSCの
カウント値を1/2する。なぜなら、白ライン送信カウ
ンタWLSCは、ファインモードにおけるライン数をカ
ウントしているからである。そして、次のステップS9
21では、ラインバッファ68の第1ラインのイメージ
データ(全白ラインのイメージデータ)を読み出し、決
定された送信モードに従って送信する。そして、ステッ
プS922では、白ライン送信カウンタWLSCがディ
クリメントされ、ステップS923では、白ライン送信
カウンタWLSCのカウント値が「0」になったかどう
か、すなわち送信すべき全白ラインの全てが送信された
かどうかを判断する。
【0139】
【発明の効果】本発明によれば、原稿上に記載された宛
先情報読取中に着信があった場合には、その読取終了後
に着信に応答するものであるので、上記宛先情報読取中
断時に生じる送信モータの慣性動作等により生じる読取
データの位置ズレを防止でき、その後の認識における認
識確率を高めることができる。また、上記宛先情報読取
終了後の認識動作中に着信があった場合には、認識を中
断し、直ちに着信に応答するので、発呼側の待ち時間を
無くすことができる。更に、上記認識中断時には、それ
までの認識結果を無効とし、上記着信処理終了後に再度
初めから認識をやり直すものであるので、認識中断時点
の状態を記憶する必要はなく、余分なメモリを必要とし
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の操作パネルを詳細に示す斜
視図である。
【図3】図1に示す実施例の全体構成を示すブロック図
である。
【図4】図3に示すROMの記憶領域を示す図解図であ
る。
【図5】図3に示すVRAMの記憶領域を示す図解図で
ある。
【図6】図3に示すSRAMの記憶領域を示す図解図で
ある。
【図7】図1に示す実施例の記入ガイドを詳細に示す図
解図である。
【図8】図5に示すラインバッファを詳細に示す図解図
である。
【図9】図6に示す第1文字データテーブル(第2文字
データテーブル)を示す図解図である。
【図10】図1に示す実施例の読取部の構成を示す図解
図である。
【図11】図3に示すNCUを詳細に示すブロック図で
ある。
【図12】本実施例の全体動作を示す概略フロー図であ
る。
【図13】初期化及び操作チェックの動作を示すフロー
図である。
【図14】自動認識切換及び記入ガイドプリントの動作
を示すフロー図である。
【図15】自動認識可否チェックの動作を示すフロー図
である。
【図16】宛先情報の有無チェック御良い宛先情報のイ
メージデータの取り込み動作を示すフロー図である。
【図17】図16に続く動作を示すフロー図である。
【図18】第1文字データテーブル(第2文字データテ
ーブル)にセットされる各データを示す図解図である。
【図19】第1文字データテーブルのデータを第2文字
データテーブルに書き込む状態を示す図解図である。
【図20】宛先情報の各文字を切り出すステップの動作
を示すフロー図である。
【図21】図20に続く動作を示すフロー図である。
【図22】認識ステップの動作を示すフロー図である。
【図23】図23に続く動作を示すフロー図である。
【図24】送信ステップの動作を示すフロー図である。
【図25】図24に続く動作を示すフロー図である。
【図26】図25に続く動作を示すフロー図である。
【図27】訂正1ルーチンを示すフロー図である。
【図28】訂正2ルーチン及び訂正3ルーチンを示すフ
ロー図である。
【図29】宛先情報を手動的に入力するときの動作を示
すフロー図である。
【図30】コピールーチンを示すフロー図である。
【図31】全白ライン送信ルーチンを示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
10 ・・・ファクシミリ装置 14 ・・・操作パネル 16 ・・・テンキー 36 ・・・LCD 52 ・・・停止/クリアキー 54 ・・・スタートキー 59 ・・・テガキキー 60 ・・・CPU 64 ・・・ROM 66 ・・・VRAM 68 ・・・ラインバッファ 70 ・・・ダイヤルバッファ 72 ・・・第1文字データテーブル 74 ・・・第2文字データテーブル 76 ・・・SRAM 84 ・・・サーマルヘッド 90 ・・・送信モータ 92 ・・・受信モータ 152・・・LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 達治 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 高田 幸一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 田中 淳司 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−328078(JP,A) 特開 平3−270372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の認識対象となる電話番号情報を
    読み取る手段と、該読取手段で読み取られた上記電話番
    号情報のイメージデータを保持する手段と、該保持手段
    より1文字毎のイメージデータを切り出す手段と、該切
    出手段より切り出された1文字毎のイメージデータを順
    次認識する手段と、該認識手段の認識結果に基づいてダ
    イヤル発信を行う手段とを備え、原稿に記載された電話
    番号情報を自動的に認識してダイヤル発信を実行する通
    信端末装置であって、 更に、電話回線からの着信を検出する手段と、上記読取
    手段による上記認識対象となる電話番号情報の読み取り
    中に上記着信検出手段が着信を検出すると上記読取手段
    の読取終了後に上記着信に応答した着信処理を行い、そ
    の後、上記着信処理実行前に上記保持手段に保持された
    イメージデータを1文字毎に切り出し認識処理を行うよ
    うに上記切出手段及び認識手段を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 原稿上の認識対象となる電話番号情報を
    読み取る手段と、該読取手段で読み取られた上記電話番
    号情報のイメージデータを保持する手段と、該保持手段
    より1文字毎のイメージデータを切り出す手段と、該切
    出手段より切り出された1文字毎のイメージデータを順
    次認識する手段と、該認識手段の認識結果に基づいてダ
    イヤル発信を行う手段とを備え、原稿に記載された電話
    番号情報を自動的に認識してダイヤル発信を実行する通
    信端末装置であって、 更に、電話回線からの着信を検出する手段と、上記認識
    手段による上記認識中に上記着信検出手段が着信を検出
    すると上記認識手段による認識動作を直ちに終了し、上
    記着信に応答した着信処理を行う制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記認識動作の終了に
    応答して上記認識手段による認識結果を無効とすること
    を特徴とする請求項の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記着信処理終了後、上記制御手段は、
    上記保持手段に保持されたイメージデータに対する認識
    処理を再度実行するように上記認識手段を制御すること
    を特徴とする請求項及びの通信端末装置。
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