JP3268496B2 - 破砕設備 - Google Patents
破砕設備Info
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- JP3268496B2 JP3268496B2 JP30206699A JP30206699A JP3268496B2 JP 3268496 B2 JP3268496 B2 JP 3268496B2 JP 30206699 A JP30206699 A JP 30206699A JP 30206699 A JP30206699 A JP 30206699A JP 3268496 B2 JP3268496 B2 JP 3268496B2
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- Japan
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトクラッ
シャ、ハンマミル等の衝撃式破砕機又はコンクラッシ
ャ、ジョークラッシャ等の圧縮式破砕機の排出口に連な
る排出シュート等における発塵防止手段を有する破砕設
備に関する。
シャ、ハンマミル等の衝撃式破砕機又はコンクラッシ
ャ、ジョークラッシャ等の圧縮式破砕機の排出口に連な
る排出シュート等における発塵防止手段を有する破砕設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の破砕設備としては、破砕
機が衝撃式又は圧縮式のいずれであっても、破砕機の投
入口に気密に連設され、原料を投入する搬入ベルトコン
ベヤの一端部が挿入されたほぼ密閉状態の投入シュート
と、破砕機の排出口に気密に連設された排出シュート
と、排出シュートの出口の下方に一端部を臨ませて配設
され、砕製品を搬出する搬出ベルトコンベヤと、排出シ
ュートの出口から砕製品と一緒に排出される粉塵の外部
への飛散を防止するため、排出シュートの出口と気密に
連通され、搬出ベルトコンベヤの一端部のキャリア側を
所要長さに亘って気密に覆うフードと、フードにおける
搬出ベルトコンベヤの他端側の上部及び前記投入シュー
トとそれぞれ空気ダクトを介して連通され、フード内及
び投入シュート内の粉塵を集塵する集塵機を備えたもの
が知られている。なお、排出シュートの出口から排出さ
れる粉塵の飛散は、衝撃式破砕機の場合、ロータのファ
ン効果により排出シュートの出口から排出される吹き出
し風によって、又、圧縮式破砕機の場合、排出シュート
からの砕製品の落下に伴う吹き出し風によって生じる。
機が衝撃式又は圧縮式のいずれであっても、破砕機の投
入口に気密に連設され、原料を投入する搬入ベルトコン
ベヤの一端部が挿入されたほぼ密閉状態の投入シュート
と、破砕機の排出口に気密に連設された排出シュート
と、排出シュートの出口の下方に一端部を臨ませて配設
され、砕製品を搬出する搬出ベルトコンベヤと、排出シ
ュートの出口から砕製品と一緒に排出される粉塵の外部
への飛散を防止するため、排出シュートの出口と気密に
連通され、搬出ベルトコンベヤの一端部のキャリア側を
所要長さに亘って気密に覆うフードと、フードにおける
搬出ベルトコンベヤの他端側の上部及び前記投入シュー
トとそれぞれ空気ダクトを介して連通され、フード内及
び投入シュート内の粉塵を集塵する集塵機を備えたもの
が知られている。なお、排出シュートの出口から排出さ
れる粉塵の飛散は、衝撃式破砕機の場合、ロータのファ
ン効果により排出シュートの出口から排出される吹き出
し風によって、又、圧縮式破砕機の場合、排出シュート
からの砕製品の落下に伴う吹き出し風によって生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
破砕設備では、破砕機が衝撃式又は圧縮式のいずれであ
っても、集塵機を必要とするので、構成部材が多くなる
と共に、そのための運転動力を必要とし、かつ、メンテ
ナンスを必要とする不具合がある。そこで、本発明は、
排出シュート等における粉塵の外部への飛散を、集塵機
を用いることなく防止し得る破砕設備を提供することを
目的とする。
破砕設備では、破砕機が衝撃式又は圧縮式のいずれであ
っても、集塵機を必要とするので、構成部材が多くなる
と共に、そのための運転動力を必要とし、かつ、メンテ
ナンスを必要とする不具合がある。そこで、本発明は、
排出シュート等における粉塵の外部への飛散を、集塵機
を用いることなく防止し得る破砕設備を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の破砕設備は、衝撃式破砕機の投入口
に気密に連設され、搬入ベルトコンベヤの一端部が挿入
された投入シュートと、衝撃式破砕機の排出口に気密に
連設された排出シュートと、排出シュートの出口の下方
に一端部を臨ませて配設された搬出ベルトコンベヤと、
排出シュートの出口と気密に連通され、搬出ベルトコン
ベヤの一端部のキャリア側を所要長さに亘って気密に覆
うフードとを備える破砕設備において、前記フードにお
ける搬出ベルトコンベヤの他端側の上部にダクト連結室
を設け、ダクト連結室と前記投入シュートとを空気ダク
トで連通し、ダクト連結室より上流側のフードの天井
に、フード内を搬出ベルトコンベヤの搬送方向と直角に
仕切る少なくとも3枚のノレンを上記搬送方向へ適宜に
離隔して垂下したことを特徴とする。
め、本発明の第1の破砕設備は、衝撃式破砕機の投入口
に気密に連設され、搬入ベルトコンベヤの一端部が挿入
された投入シュートと、衝撃式破砕機の排出口に気密に
連設された排出シュートと、排出シュートの出口の下方
に一端部を臨ませて配設された搬出ベルトコンベヤと、
排出シュートの出口と気密に連通され、搬出ベルトコン
ベヤの一端部のキャリア側を所要長さに亘って気密に覆
うフードとを備える破砕設備において、前記フードにお
ける搬出ベルトコンベヤの他端側の上部にダクト連結室
を設け、ダクト連結室と前記投入シュートとを空気ダク
トで連通し、ダクト連結室より上流側のフードの天井
に、フード内を搬出ベルトコンベヤの搬送方向と直角に
仕切る少なくとも3枚のノレンを上記搬送方向へ適宜に
離隔して垂下したことを特徴とする。
【0005】又、第2の破砕設備は、圧縮式破砕機の投
入口に気密に連設され、搬入ベルトコンベヤの一端部が
挿入された投入シュートと、圧縮式破砕機の排出口に気
密に連設された排出シュートと、排出シュートの出口の
下方に一端部を臨ませて配設された搬出ベルトコンベヤ
と、排出シュートの出口と気密に連通され、搬出ベルト
コンベヤの一端部のキャリア側を所要長さに亘って気密
に覆うフードとを備える破砕設備において、前記フード
における搬出ベルトコンベヤの他端側の上部にダクト連
結室を設け、ダクト連結室と前記圧縮式破砕機の出口側
又は投入シュートとを送風機を介装した空気ダクトで連
通し、ダクト連結室より上流側のフードの天井に、フー
ド内を搬出ベルトコンベヤの搬送方向と直角に仕切る少
なくとも3枚のノレンを上記搬送方向へ適宜に離隔して
垂下したことを特徴とする。
入口に気密に連設され、搬入ベルトコンベヤの一端部が
挿入された投入シュートと、圧縮式破砕機の排出口に気
密に連設された排出シュートと、排出シュートの出口の
下方に一端部を臨ませて配設された搬出ベルトコンベヤ
と、排出シュートの出口と気密に連通され、搬出ベルト
コンベヤの一端部のキャリア側を所要長さに亘って気密
に覆うフードとを備える破砕設備において、前記フード
における搬出ベルトコンベヤの他端側の上部にダクト連
結室を設け、ダクト連結室と前記圧縮式破砕機の出口側
又は投入シュートとを送風機を介装した空気ダクトで連
通し、ダクト連結室より上流側のフードの天井に、フー
ド内を搬出ベルトコンベヤの搬送方向と直角に仕切る少
なくとも3枚のノレンを上記搬送方向へ適宜に離隔して
垂下したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2は本発明に係る
破砕設備の第1の実施の形態を示す概略構成図、図1に
おけるII−II線矢視断面図である。図中1はインパクト
クラッシャ、ハンマーミル等の衝撃式破砕機で、この衝
撃式破砕機1の投入口1aには、原料を搬送する搬入ベ
ルトコンベヤ2の一端部が挿入されたほぼ密閉状態の投
入シュート3が気密に連設されており、又、衝撃式破砕
機1の排出口1bには、排出シュート4が気密に連設さ
れている。排出シュート4の出口4aの下方には、砕製
品を搬出する搬出ベルトコンベヤ5が、その一端部を臨
ませて配設されており、この搬出ベルトコンベヤ5は、
図2に示すように、砕製品の落下を防止するため、コン
ベヤベルト5aのキャリア側が、キャリア支柱5bの上
部に装着した複数のキャリアローラ5cにより、下方へ
凸となるよう湾曲して支持されるように設けられてい
る。
て図面を参照して説明する。図1、図2は本発明に係る
破砕設備の第1の実施の形態を示す概略構成図、図1に
おけるII−II線矢視断面図である。図中1はインパクト
クラッシャ、ハンマーミル等の衝撃式破砕機で、この衝
撃式破砕機1の投入口1aには、原料を搬送する搬入ベ
ルトコンベヤ2の一端部が挿入されたほぼ密閉状態の投
入シュート3が気密に連設されており、又、衝撃式破砕
機1の排出口1bには、排出シュート4が気密に連設さ
れている。排出シュート4の出口4aの下方には、砕製
品を搬出する搬出ベルトコンベヤ5が、その一端部を臨
ませて配設されており、この搬出ベルトコンベヤ5は、
図2に示すように、砕製品の落下を防止するため、コン
ベヤベルト5aのキャリア側が、キャリア支柱5bの上
部に装着した複数のキャリアローラ5cにより、下方へ
凸となるよう湾曲して支持されるように設けられてい
る。
【0007】搬出ベルトコンベヤ5における一端部のキ
ャリア側は、排出シュート4の出口4aと気密に連通さ
れたフード6により所要長さに亘って気密に覆われてい
る。フード6は、主に衝撃式破砕機1のロータによるフ
ァン効果により排出シュート4の出口4aから排出され
る吹き出し風によって生じる粉塵の飛散を防止するため
のもので、図2に示すように、コンベヤベルト5aのキ
ャリア側から適宜上方に位置するようにし、ブラケット
6aを介してキャリア支柱5bに取り付けられた断面コ
字状の上蓋6bと、ゴム等の弾性体からなり、上蓋6b
の両側部からコンベヤベルト5aの上面に摺接するよう
に垂下した側部スカート6cと、同様にゴム等の弾性体
からなり、上蓋6bの前、後端部から両側部スカート6
cとコンベヤベルト5aの上面若しくはそれによって搬
送される砕製品に摺接するように垂下した端部スカート
6dとからなる。
ャリア側は、排出シュート4の出口4aと気密に連通さ
れたフード6により所要長さに亘って気密に覆われてい
る。フード6は、主に衝撃式破砕機1のロータによるフ
ァン効果により排出シュート4の出口4aから排出され
る吹き出し風によって生じる粉塵の飛散を防止するため
のもので、図2に示すように、コンベヤベルト5aのキ
ャリア側から適宜上方に位置するようにし、ブラケット
6aを介してキャリア支柱5bに取り付けられた断面コ
字状の上蓋6bと、ゴム等の弾性体からなり、上蓋6b
の両側部からコンベヤベルト5aの上面に摺接するよう
に垂下した側部スカート6cと、同様にゴム等の弾性体
からなり、上蓋6bの前、後端部から両側部スカート6
cとコンベヤベルト5aの上面若しくはそれによって搬
送される砕製品に摺接するように垂下した端部スカート
6dとからなる。
【0008】フード6の上蓋6bにおける搬出ベルトコ
ンベヤ5の他端側の上部には、フード6内と連通した箱
形のダクト連結室7が設けられており、このダクト連結
室7と前記投入シュート3とは、フレキシブルチューブ
等からなる空気ダクト8によって連通されている。一
方、ダクト連結室7より上流側(搬出コンベヤの一端
側)におけるフード6の天井、すなわち、上蓋6bの下
面には、排出シュート4の出口4aからフード6内に排
出される吹き出し風の風圧(風速)を減速するため、各
スカート6c,6dと同様にゴム等の弾性体からなり、
両側部スカート6cとコンベヤベルト5a上の砕製品に
摺接するようになされてフード6内を搬出ベルトコンベ
ヤ5の搬送方向と直角に仕切る少なくとも3枚のノレン
9が、搬出ベルトコンベヤ5の搬送方向へ適宜に離隔し
て垂下されている。
ンベヤ5の他端側の上部には、フード6内と連通した箱
形のダクト連結室7が設けられており、このダクト連結
室7と前記投入シュート3とは、フレキシブルチューブ
等からなる空気ダクト8によって連通されている。一
方、ダクト連結室7より上流側(搬出コンベヤの一端
側)におけるフード6の天井、すなわち、上蓋6bの下
面には、排出シュート4の出口4aからフード6内に排
出される吹き出し風の風圧(風速)を減速するため、各
スカート6c,6dと同様にゴム等の弾性体からなり、
両側部スカート6cとコンベヤベルト5a上の砕製品に
摺接するようになされてフード6内を搬出ベルトコンベ
ヤ5の搬送方向と直角に仕切る少なくとも3枚のノレン
9が、搬出ベルトコンベヤ5の搬送方向へ適宜に離隔し
て垂下されている。
【0009】上記構成の破砕設備において、搬入ベルト
コンベヤ2から投入シュート3内に投入された原料は、
衝撃式破砕機1により破砕され、砕製品となって排出シ
ュート4を経て搬出コンベヤ5上に落下し、搬出され
る。そして、上記破砕に伴って生じた粉塵は、衝撃式破
砕機1のロータのファン効果により排出シュート4の出
口4aから排出される吹き出し風に随伴されてフード6
内へ進入し、その中を搬出ベルトコンベヤ5の他端側へ
移動するが、その移動の過程で、吹き出し風がノレン9
に次々と衝突することによって、吹き出し風の風圧が徐
々に1/5から1/10に減衰されると共に、比較的大
きな粉塵が徐々に砕製品上に落下する。そして、吹き出
し風がダクト連結室7に至ると、その風圧が大幅に低減
されると共に、粉塵が自重によって砕製品上に沈降する
一方、投入シュート3内が、ロータのファン効果により
負圧となるので、微細な粉塵を伴った空気が空気ダクト
8を経て投入シュート3に還流する。したがって、原料
の破砕によって生じた微細な粉塵が、排出シュート4、
フード6、ダクト連結室7、空気ダクト8、投入シュー
ト3及び衝撃式破砕機1内を空気と一緒に循環すること
となり、排出シュート4、投入シュート3等において粉
塵が外部へ飛散するのを完全に防止することができる。
コンベヤ2から投入シュート3内に投入された原料は、
衝撃式破砕機1により破砕され、砕製品となって排出シ
ュート4を経て搬出コンベヤ5上に落下し、搬出され
る。そして、上記破砕に伴って生じた粉塵は、衝撃式破
砕機1のロータのファン効果により排出シュート4の出
口4aから排出される吹き出し風に随伴されてフード6
内へ進入し、その中を搬出ベルトコンベヤ5の他端側へ
移動するが、その移動の過程で、吹き出し風がノレン9
に次々と衝突することによって、吹き出し風の風圧が徐
々に1/5から1/10に減衰されると共に、比較的大
きな粉塵が徐々に砕製品上に落下する。そして、吹き出
し風がダクト連結室7に至ると、その風圧が大幅に低減
されると共に、粉塵が自重によって砕製品上に沈降する
一方、投入シュート3内が、ロータのファン効果により
負圧となるので、微細な粉塵を伴った空気が空気ダクト
8を経て投入シュート3に還流する。したがって、原料
の破砕によって生じた微細な粉塵が、排出シュート4、
フード6、ダクト連結室7、空気ダクト8、投入シュー
ト3及び衝撃式破砕機1内を空気と一緒に循環すること
となり、排出シュート4、投入シュート3等において粉
塵が外部へ飛散するのを完全に防止することができる。
【0010】ここで、衝撃式破砕機として、ロータが直
径1600mm、幅2000mm、周速25m/sec の
インパクトクラッシャを用い、フードを長さ7〜10
m、幅0.6〜1W(W:ベルトコンベヤの幅)、ダク
ト連結室を長さ1.8Wm、幅0.6〜1W、高さ0.
5〜1Wmm、ノレンを3枚で間隔1〜1.2mとした
ところ、いずれの箇所からも、粉塵の外部への飛散は認
められなかった。
径1600mm、幅2000mm、周速25m/sec の
インパクトクラッシャを用い、フードを長さ7〜10
m、幅0.6〜1W(W:ベルトコンベヤの幅)、ダク
ト連結室を長さ1.8Wm、幅0.6〜1W、高さ0.
5〜1Wmm、ノレンを3枚で間隔1〜1.2mとした
ところ、いずれの箇所からも、粉塵の外部への飛散は認
められなかった。
【0011】図3は本発明に係る破砕設備の第2の実施
の形態を示す概略構成図である。この破砕設備は、破砕
機をコンクラッシャ、ジョークラッシャ等の圧縮式破砕
機11とすると共に、圧縮式破砕機11の場合、排出シ
ュート4の出口4aから排出される吹き出し風の風圧
が、砕製品の落下に伴って生じるものとなり、衝撃式破
砕機1の場合のように、ロータのファン効果により生じ
るものより格段に小さくなるので、ダクト連結室7と圧
縮式破砕機11の排出口側又は投入シュート3とを連通
する空気ダクト8に送風機12を介装したものである。
他の構成は、第1の実施の形態のものと同様であるの
で、同一の構成部材等には、同一の符号を付してその説
明を省略する。したがって、原料の破砕によって生じた
微細な粉塵が、排出シュート4、フード6、ダクト連結
室7、空気ダクト8及び圧縮式破砕機11内の排出口
側、又は排出シュート4、フード6、ダクト連結室7、
空気ダクト8、投入シュート3及び圧縮式破砕機11内
を空気と一緒に循環することとなり、第1の実施の形態
のものとほぼ同様の作用効果が得られる。
の形態を示す概略構成図である。この破砕設備は、破砕
機をコンクラッシャ、ジョークラッシャ等の圧縮式破砕
機11とすると共に、圧縮式破砕機11の場合、排出シ
ュート4の出口4aから排出される吹き出し風の風圧
が、砕製品の落下に伴って生じるものとなり、衝撃式破
砕機1の場合のように、ロータのファン効果により生じ
るものより格段に小さくなるので、ダクト連結室7と圧
縮式破砕機11の排出口側又は投入シュート3とを連通
する空気ダクト8に送風機12を介装したものである。
他の構成は、第1の実施の形態のものと同様であるの
で、同一の構成部材等には、同一の符号を付してその説
明を省略する。したがって、原料の破砕によって生じた
微細な粉塵が、排出シュート4、フード6、ダクト連結
室7、空気ダクト8及び圧縮式破砕機11内の排出口
側、又は排出シュート4、フード6、ダクト連結室7、
空気ダクト8、投入シュート3及び圧縮式破砕機11内
を空気と一緒に循環することとなり、第1の実施の形態
のものとほぼ同様の作用効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の破砕設備
によれば、原料の粉砕によって生じた粉塵のうち、比較
的大きなものが、ノレンによって砕製品上に沈降、落下
され、微細なものが、破砕機が衝撃式の場合は、ロータ
のファン効果により、又、圧縮式の場合は、砕製品の落
下及び送風機により生じる吹き出し風と一緒に設備内を
循環することとなるので、排出シュート等における粉塵
の外部へと飛散を、集塵機を使用することなく確実に防
止することができる。
によれば、原料の粉砕によって生じた粉塵のうち、比較
的大きなものが、ノレンによって砕製品上に沈降、落下
され、微細なものが、破砕機が衝撃式の場合は、ロータ
のファン効果により、又、圧縮式の場合は、砕製品の落
下及び送風機により生じる吹き出し風と一緒に設備内を
循環することとなるので、排出シュート等における粉塵
の外部へと飛散を、集塵機を使用することなく確実に防
止することができる。
【図1】本発明に係る破砕設備の第1の実施の形態を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図2】図1におけるII−II線矢視断面図である。
【図3】本発明に係る破砕設備の第2の実施形態を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
1 衝撃式破砕機 1a 投入口 1b 排出口 2 搬入ベルトコンベヤ 3 投入シュート 4 排出シュート 5 搬出ベルトコンベヤ 6 フード 7 ダクト連結室 8 空気ダクト 9 ノレン 11 圧縮式破砕機 12 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−34048(JP,A) 特開 平7−96209(JP,A) 実開 昭57−43835(JP,U) 実開 昭60−145000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 1/00 - 25/00 B65G 21/08
Claims (2)
- 【請求項1】 衝撃式破砕機の投入口に気密に連設さ
れ、搬入ベルトコンベヤの一端部が挿入された投入シュ
ートと、衝撃式破砕機の排出口に気密に連設された排出
シュートと、排出シュートの出口の下方に一端部を臨ま
せて配設された搬出ベルトコンベヤと、排出シュートの
出口と気密に連通され、搬出ベルトコンベヤの一端部の
キャリア側を所要長さに亘って気密に覆うフードとを備
える破砕設備において、前記フードにおける搬出ベルト
コンベヤの他端側の上部にダクト連結室を設け、ダクト
連結室と前記投入シュートとを空気ダクトで連通し、ダ
クト連結室より上流側のフードの天井に、フード内を搬
出ベルトコンベヤの搬送方向と直角に仕切る少なくとも
3枚のノレンを上記搬送方向へ適宜に離隔して垂下した
ことを特徴とする破砕設備。 - 【請求項2】 圧縮式破砕機の投入口に気密に連設さ
れ、搬入ベルトコンベヤの一端部が挿入された投入シュ
ートと、圧縮式破砕機の排出口に気密に連設された排出
シュートと、排出シュートの出口の下方に一端部を臨ま
せて配設された搬出ベルトコンベヤと、排出シュートの
出口と気密に連通され、搬出ベルトコンベヤの一端部の
キャリア側を所要長さに亘って気密に覆うフードとを備
える破砕設備において、前記フードにおける搬出ベルト
コンベヤの他端側の上部にダクト連結室を設け、ダクト
連結室と前記圧縮式破砕機の出口側又は投入シュートと
を送風機を介装した空気ダクトで連通し、ダクト連結室
より上流側のフードの天井に、フード内を搬出ベルトコ
ンベヤの搬送方向と直角に仕切る少なくとも3枚のノレ
ンを上記搬送方向へ適宜に離隔して垂下したことを特徴
とする破砕設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30206699A JP3268496B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 破砕設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30206699A JP3268496B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 破砕設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001121025A JP2001121025A (ja) | 2001-05-08 |
JP3268496B2 true JP3268496B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=17904512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30206699A Expired - Fee Related JP3268496B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 破砕設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268496B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101050805B1 (ko) * | 2009-09-28 | 2011-07-21 | 주식회사 포스코 | 벨트컨베이어 슈트의 분진 비산 방지장치 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040007845A (ko) * | 2002-07-11 | 2004-01-28 | 유명철 | 사료용 곡물상차방법과 그 장비 |
FR2967985B1 (fr) * | 2010-11-26 | 2014-02-28 | Emile Alexandre Lacroix | Convoyeur a bande etanche curviligne |
KR101309221B1 (ko) * | 2011-11-30 | 2013-09-17 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어 미세 분진 흡입 장치 |
JP5879423B1 (ja) * | 2014-11-11 | 2016-03-08 | 株式会社中山鉄工所 | 破砕機の粉塵飛散防止用カバー |
CN115159186A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-10-11 | 郑州汇德建材有限公司 | 一种输送设备用除尘装置 |
-
1999
- 1999-10-25 JP JP30206699A patent/JP3268496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101050805B1 (ko) * | 2009-09-28 | 2011-07-21 | 주식회사 포스코 | 벨트컨베이어 슈트의 분진 비산 방지장치 |
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JP2001121025A (ja) | 2001-05-08 |
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