JP3268457B2 - 電力系統の安定化方法及び可変速発電電動機 - Google Patents
電力系統の安定化方法及び可変速発電電動機Info
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Description
期機(可変速発電電動機)を用いた電力系統の安定化方
法および装置に関する。
るために、電力系統にフライホイール効果を有する同期
機を接続し、そのフライホイールのエネルギを放出して
負荷増を吸収する方法が知られている。
編、第10章、734頁、静止セルビウス方式、昭和5
3年4月発行)に、すべり電力を電源周波数に変換して
電源に回収する方式が記載されている。
期機に係る従来技術は、単に系統の負荷が取った電力量
を放出する機能に限られていた。したがって、可変速同
期機は電力放出に従って回転数が低下するだけであり、
系統の安定度を積極的に向上させるものではなく、場合
によっては安定度を低下させるという悪影響もある。
は、単にすべり電力を回収するに止まり、電力系統の擾
乱等を防止するという、積極的な安定度向上に関しては
何ら効果がない。
て電力系統の安定度を向上する電力系統の安定化方法お
よび装置を提供することにある。
方法は、上記目的を達成するため、フライホイールを有
する交流励磁式の可変速発電電動機を電力系統に接続
し、前記電力系統の有効電力の変動を検出し、有効電力
が増加した場合は、前記可変速発電電動機の回転数を増
加させて前記電力系統から有効電力を吸収し、前記電力
系統の有効電力が減少した場合は、前記可変速発電電動
機の回転数を減少させて前記電力系統へ有効電力を放出
するように、前記可変速発電電動機の交流励磁を制御す
るにあたって、前記電力系統の発電機の有効電力の変動
と前記可変速発電電動機に流出入する有効電力の変動と
を検出し、前記発電機の有効電力の変動が設定値以下の
場合は、前記可変速発電電動機に流出入する有効電力の
変動に基づいて前記交流励磁を制御し、前記発電機の有
効電力の変動が設定値を超える場合は、該発電機の有効
電力の変動に基づいて前記交流励磁を制御することを特
徴とする。
系統に接続されてなり、交流励磁手段とフライホイール
とを有する可変速発電電動機であって、前記電力系統の
有効電力の変動を検出する検出手段と、該検出手段によ
り前記電力系統の有効電力の増加が検出された場合、前
記可変速発電電動機の回転数を増加させて前記電力系統
から有効電力を吸収し、前記電力系統の有効電力が減少
した場合は、前記可変速発電電動機の回転数を減少させ
て前記電力系統へ有効電力を放出するように、前記交流
励磁手段を制御する制御手段とを備えてなり、前記検出
手段は、前記電力系統の発電機の有効電力の変動と前記
可変速発電電動機に流出入する有効電力の変動とを検出
し、前記制御手段は、前記検出手段により検出される前
記発電機の有効電力の変動が設定値以下の場合は、前記
可変速発電電動機に流出入する有効電力の変動に基づい
て前記交流励磁を制御し、前記検出手段により検出され
る前記発電機の有効電力の変動が設定値を超える場合
は、該発電機の有効電力の変動に基づいて前記交流励磁
を制御することを特徴とする。
ば、次の作用により上記目的が達成される。すなわち、
可変速発電電導機が接続された母線に係る発電機の有効
電力の変動が設定値以下のときは、可変速発電電動機に
流出入する有効電力に基づいて励磁の位相が制御され、
有効電力の変動分を可変速発電電動機の回転エネルギと
して蓄え又は放出することによって吸収する。これによ
って、微少外乱に対する動態安定度を向上させることが
できる。一方、可変速発電電導機が接続された母線の発
電機の有効電力の変動が設定値を超えるときは、その変
動前と変動後の有効電力の差に基づいて励磁の位相が制
御され、有効電力の変動を可変速発電電動機の回転エネ
ルギで吸収する。これによって、送電線の事故等により
その送電線が電力系統から切り離されて生ずる電力系統
の過渡変動をも吸収することができ、電力系統の過渡安
定度を向上させることができる。
する。図1に、本発明の一実施例装置の構成図を示す。
本実施例は、有効電力の変動を検出し、これに応じて可
変速同期機の2次励磁電圧の位相を制御し、電力系統の
変動を可変速同期機のフライホイールエネルギと置換し
て、電力系統の安定度を向上する例である。図示のよう
に、可変速同期機(以下、単に可変速機と称する。)1
は固定子2と回転子3を含んでなり、回転子3は回転子
自体、或いは図示していないフライホイールに連結する
等により、フライホイール効果を有する回転体となって
いる。固定子2の3相1次巻線は、電力系統5に接続さ
れている。回転子3の3相2次巻線4(a,b,c)
は、励磁制御装置10によって交流励磁される。励磁制
御装置10は有効電力算出手段11と、位相角算出手段
12と、電圧調整手段13と、励磁量設定手段14と、
位相変換手段15(a,b,c)とを含んで構成されて
いる。有効電力演算手段11は、同期機1の出力線に設
けられた電流変成器16と電圧変成器17から、それぞ
れ可変速機1の出力電流と端子電圧とを取り込み、有効
電力Pを演算して位相角算出手段12に出力する。ここ
では、有効電力Pの極性を同期機1に流入する方向を
「正」として考える。位相角算出手段12は、次の数式
1に基づいて位相角制御量Δδを算出して、励磁量設定
手段14に出力する。同式で、k1は予め定めた定数で
ある。
り込み、予め設定されている基準電圧V0との偏差に基
づいて、励磁電圧の制御量E(=k2(V0−V)、但し
k2は定数)を励磁量設定部17に出力する。励磁量設
定部17は、速度検出器18から入力される回転数Nに
基づいてすべりsを求め、これと前記位相角制御量Δδ
および前記励磁電圧の制御量Eとに基づいて、基準相の
励磁電圧指令v1を求めて位相変換手段15に出力す
る。位相変換手段15a〜cは、次の数式2に従って各
相の励磁電圧v1〜v3を発生し、2次巻線4a〜4cに
加えるようになっている。
あり、位相角の変動分のみによる制御の場合は零であ
る。
動作を説明する。まず、可変速機1の基本的な動作につ
いて説明する。いま、定格周波数をfとし、可変速機1
のすべりをsとすると、回転子3の速度はf(1−s)
である。そして、回転子3の2次巻線をすべりsの周波
数で励磁することにより、回転子3の回転磁界はすべり
零、すなわち同期速度で回転し、固定子2の回転磁界と
同一の速度になる。この2次励磁の周波数制御は励磁量
設定手段14により行なわれ、可変速機1を任意の回転
数で運転しても、固定子巻線2には系統周波数fの電圧
を発生させることができる。つまり、回転子3の回転磁
界の周波数は、数式3に示すように、すべりsにかかわ
らず定格周波数fの回転磁界が得られる。
V0との偏差が求められ、更にこの偏差を零にする制御
量Eが求められ、これに基づいて前記数式2に従って励
磁量設定手段14により制御される。以上のような基本
的動作により、回転子3の回転数を可変しても、可変速
機1の出力は電力系統5の周波数と電圧に一致させて制
御される。
上の動作について説明する。いま、可変速機1は有効電
力の流出入が零になるように運用するものとし、何らか
の原因で電力系統5の系統状態量が変動したと仮定す
る。この変動により、例えば、可変速機1に流入する有
効電力Pが増加すると、位相角算出手段12は前記式1
に従って、励磁電圧の位相を遅らせる方向の位相角制御
量Δδを制御量設定手段14に出力する。これにより、
可変速機1は電力系統5から有効電力を引き取るように
動作し、系統側の変動が吸収され、電力系統の安定度が
向上する。このとき可変速機1の速度は上昇し、吸収し
た有効電力はフライホイールの慣性力として蓄えられ
る。逆に、前記有効電力Pが減少すると、位相角算出手
段12は前記式1に従って、励磁電圧の位相を進ませる
方向の位相角制御量Δδを制御量設定手段14に出力す
る。これにより、可変速機1は電力系統5に有効電力を
放出するように動作し、系統側の変動が吸収され、電力
系統の安定度が向上する。このとき可変速機1の速度は
減少し、放出した有効電力に応じてフライホイールの慣
性エネルギが減少する。
変速機1の出力端の有効電力Pを検出し、これに応じて
可変速機1の2次励磁電圧の位相を制御していることか
ら、電力系統5の変動を可変速機1のフライホイールエ
ネルギと置換して、電力系統の安定度を向上することが
できる。
てなる電力系統の全体構成図を示し、図3に本実施例に
かかる励磁制御装置の構成図を示す。図2に示すよう
に、電力系統は、2つの同期発電機(以下、単に発電機
という。)G1,G2がそれぞれ系統母線B1,B2に
接続され、この母線B1,B2の間を送電線L1,L2
で結合して構成されている。そして、母線B1に安定化
装置としての可変速機1が接続されている。送電線L1
の母線B1,B2との接続端には、それぞれ遮断器2
2,24、電流変成器21,23、保護リレー25,2
6が設けられている。発電機G1の出力端に電流変成器
19と電圧変成器20が設けられ、これらにより検出さ
れる端子電圧V1と出力電流I1は、励磁制御装置10に
入力されている。励磁制御装置10は図3に示すように
構成されている。なお、図3実施例が図1実施例と相違
する点は、発電機G1の有効電力制御手段30と、安定
化制御切換手段31と、切替手段32が設けられている
ことにある。
る。いま、図2の送電線L1の地点Fにて地絡事故が発
生したとすると、電流変成器21,23からの検出電流
に基づいて保護リレー25,26が事故を検出し、これ
により遮断器22,24を遮断して地絡事故を系統から
除去するように動作する。これにより送電線L1が系統
から切り離されるため、母線B1,B2間のインピーダ
ンスが増大して送電電力が減少し、発電機G1,G2の
入出力にアンバランスが生じ、厳しい場合には脱調に至
る恐れがある。そこで、本実施例では、そのようなアン
バランスにより生じた系統状態量の変動を、可変速機1
により抑制して安定化させようとするものである。
が考えられが、その数例を図4〜図9を用いて説明す
る。まず、有効電力制御手段30により発電機G1の有
効電力P1の変動ΔP1が求められる。このΔP1は安定
化制御切替手段31に入力され、ここにおいて変動ΔP
1が予め設定された一定値以下か否かが判断される(ス
テップ41)。一定値以下の場合は、図3の切替手段3
2を有効電力算出手段11に切り替え、図1実施例と同
様に可変速機1の有効電力Pに応じて励磁電圧の位相制
御量Δδを制御する(ステップ42)。これにより、微
少外乱に対する動態安定度を向上させることができる。
なお、可変速機1の有効電力の変動ΔPを、図5に示す
ように、一定時間前の有効電力を記憶手段35で記憶し
ておき、これと現在の有効電力との差を加算手段36で
求めるようにし、これに応じて位相制御量Δδを制御す
るようにしてもよい。
でないときは、切替手段32を有効電力制御手段30側
に切り替え、有効電力制御手段30にて算出された発電
機G1の変動前の有効電力P11と変動後の有効電力P12
の差(P11−P12)により、位相制御量Δδを制御する
(ステップ43)。これにより、過渡安定度を向上させ
ることができる。
る。図6は、遮断器22,24を開放して事故を除去し
た場合の発電機G1の位相角の変化を示している。図の
曲線aは可変速機1により安定化制御を行なった場合の
結果であり、曲線bは行なわなかった場合の結果であ
る。図から判るように、可変速機1による安定化作用が
顕著に現れている。
を、保護リレー25,26が動作したか否かに代えて、
動態安定度制御と過渡安定度制御とを区別するようにし
た点と(ステップ51)、ステップ42を発電機G1の
有効電力P1で制御するようにした点が異なる(ステッ
プ52)。本実施例によっても、図4と同一の効果が得
られる。なお、図7のステップ53はそれぞれ図4のス
テップ42に同じである。また、ステップ52を図4の
ステップ42と同じにしてもよい。
である。本実施例の特徴は、保護リレーが動作しかつ事
故が除去されたことを安定化制御切替手段31で判断し
(ステップ61,62)、その場合は可変速機1の励磁
位相を、系統のアンバランスの予測をもとに予め定めた
値に制御し(ステップ65)、一定時間経過後はステッ
プ62に移行して、保護リレー動作前と同様に、発電機
G1の有効電力P1の変動に応じて励磁電圧の位相角を
制御する方法に切り替える。これによれば、動態安定度
及び過渡安定度のいずれにおいても、安定化効果を持た
せることができる。なお、図示の通り、保護リレー動作
後であって、事故が除去されるまでの間は、何らの制御
も行なわないことは言うまでもない(ステップ64)。
2次励磁電圧の位相を制御して、電力系統の安定度を向
上させる例を示したが、これに代えて図10に示すよう
に無効電力Qを検出し、基準無効電力Q0との偏差を零
にするように、或いは無効電力Qの変動を零にするよう
に、2次励磁の電圧の絶対値|E|又は|s・E|を制
御するようにしても、同様に電力系統の安定度を向上さ
せることができる。更に、この無効電力に代えて、端子
電圧Vに基づいて同様に2次励磁電圧の絶対値を制御す
るようにすることができ、これによれば、安定化の応答
性を向上できる。 また、有効電力による2次励磁の位
相角制御と、無効電力又は端子電圧による励磁電圧の絶
対値制御とを組み合わせることも可能であり、この場合
は、安定化の応答を一層速やかにできる。この組合せの
例を表1と表2にそれぞれ示す。
を組み合わせた安定化制御の一例を示す。また、これに
加え、本実施例の特徴は、事故の程度により系統に与え
る過酷さを考慮して、速やかに安定化を図るようにした
ステップ67,68,69の処理にあり、他の処理は図
8と同一である。すなわち、事故の中では、3相地絡
(3LG)が最も過酷であるから、この場合は2次励磁
の位相角を大きく制御する必要がある。そこでステップ
67で事故が3LGであるか否かを判断し、肯定の場合
は予め定めた位相角の制御量θ1と励磁電圧の絶対値|
sE1|で制御する(ステップ68)。一方否定のとき
は、θ1、|sE1|よりも小さい値に設定されたθ2、
|sE2|により制御する。本実施例によれば、位相角
による制御に加えて励磁電圧の絶対値を制御するように
していることから、速やかに系統を安定化させることが
できるとともに、事故の程度に合わせて制御量を変えて
いることから、適切な安定化制御を行なわせることがで
きる。
方が、長時間の安定化に望ましい。
可変速発電電動機を用いて電力系統の安定度を向上する
ことができる。
電力系統の全体構成図である。
ーチャートである。
ック図である。
フローチャートである。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
すブロック図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 フライホイールを有する交流励磁式の可
変速発電電動機を電力系統に接続し、前記電力系統の有
効電力の変動を検出し、有効電力が増加した場合は、前
記可変速発電電動機の回転数を増加させて前記電力系統
から有効電力を吸収し、前記電力系統の有効電力が減少
した場合は、前記可変速発電電動機の回転数を減少させ
て前記電力系統へ有効電力を放出するように、前記可変
速発電電動機の交流励磁を制御するにあたって、前記電
力系統の発電機の有効電力の変動と前記可変速発電電動
機に流出入する有効電力の変動とを検出し、前記発電機
の有効電力の変動が設定値以下の場合は、前記可変速発
電電動機に流出入する有効電力の変動に基づいて前記交
流励磁を制御し、前記発電機の有効電力の変動が設定値
を超える場合は、該発電機の有効電力の変動に基づいて
前記交流励磁を制御することを特徴とする電力系統の安
定化方法。 - 【請求項2】 フライホイールを有する交流励磁式の可
変速発電電動機を電力系統に接続し、前記可変速発電電
動機に流出入する有効電力の変動を検出し、有効電力が
増加した場合は、前記可変速発電電動機の回転数を増加
させて前記電力系統から有効電力を吸収し、有効電力が
減少した場合は、前記可変速発電電動機の回転数を減少
させて前記電力系統へ有効電力を放出するように、前記
可変速発電電動機の交流励磁を制御し、前記電力系統に
接続された発電機の有効電力の変動を検出し、該発電機
の有効電力の変動が設定値を超える場合は、前記可変速
発電電動機に流出入する有効電力の変動に基づく制御に
代えて、前記発電機の有効電力の変動を吸収するように
前記可変速発電電動機の交流励磁を制御することを特徴
とする電力系統の安定化方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電力系統の安定
化方法において、 前記電力系統の無効電力を検出し、該無効電力が変動し
た時に、前記可変速発電電動機の交流励磁を制御して前
記電力系統の無効電力を制御することを特徴とする電力
系統の安定化方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電力系統の安定
化方法において、 前記電力系統の電圧を検出し、該電圧が変動した時に、
前記可変速発電電動機の交流励磁を制御して前記電力系
統の電圧を制御することを特徴とする電力系統の安定化
方法。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載の電力系統の安定
化方法において、 前記有効電力の変動に基づく前記交流励磁の制御は、前
記交流励磁の位相を制御することを特徴とする電力系統
の安定化方法。 - 【請求項6】 電力系統に接続されてなり、交流励磁手
段とフライホイールとを有する可変速発電電動機であっ
て、 前記電力系統の有効電力の変動を検出する検出手段と、
該検出手段により前記電力系統の有効電力の増加が検出
された場合、前記可変速発電電動機の回転数を増加させ
て前記電力系統から有効電力を吸収し、前記電力系統の
有効電力が減少した場合は、前記可変速発電電動機の回
転数を減少させて前記電力系統へ有効電力を放出するよ
うに、前記交流励磁手段を制御する制御手段とを備えて
なり、 前記検出手段は、前記電力系統の発電機の有効電力の変
動と前記可変速発電電動機に流出入する有効電力の変動
とを検出し、 前記制御手段は、前記検出手段により検出される前記発
電機の有効電力の変動が設定値以下の場合は、前記可変
速発電電動機に流出入する有効電力の変動に基づいて前
記交流励磁を制御し、前記検出手段により検出される前
記発電機の有効電力の変動が設定値を超える場合は、該
発電機の有効電力の変動に基づいて前記交流励磁を制御
する ことを特徴とする可変速発電電動機。 - 【請求項7】 電力系統に接続されてなり、交流励磁手
段とフライホイールとを有する可変速発電電動機であっ
て、 前記可変速発電電動機に流出入する有効電力の変動を検
出する第1の検出手段と、 該第1の検出手段により前記電力系統の有効電力の増加
が検出された場合は、前記可変速発電電動機の回転数を
増加させて前記電力系統から有効電力を吸収し、前記第
1の検出手段により前記電力系統の有効電力が減少した
場合は、前記可変速発電電動機の回転数を減少させて前
記電力系統へ有効電力を放出するように、前記交流励磁
手段を制御する制御手段と、 前記電力系統に接続された発電機の有効電力の変動を検
出する第2の検出手段とを備え、 前記制御手段は、前記第2の検出手段により検出される
前記発電機の有効電力の変動が設定値を超える場合は、
前記可変速発電電動機に流出入する有効電力の変動に基
づく制御に代えて、前記発電機の有効電力の変動を吸収
するように前記可変速発電電動機の交流励磁を制御する
ことを特徴とする可変速発電電動機。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載の可変速発電電動
機において、 前記電力系統の無効電力を検出し、該無効電力が変動し
た時に、前記交流励磁手段を調整して前記電力系統の無
効電力を制御する制御手段を備えてなることを特徴とす
る可変速発電電動機。 - 【請求項9】 請求項6又は7に記載の可変速発電電動
機において、 前記電力系統の電圧を検出し、該電圧が変動した時に、
前記交流励磁手段を調整して前記電力系統の電圧を制御
する制御手段を備えてなることを特徴とする可変速発電
電動機。 - 【請求項10】 請求項6又は7に記載の可変速発電電
動機において、 前記制御手段は、前記有効電力の変動に基づいて前記交
流励磁の位相を制御することを特徴とする可変速発電電
動機。 - 【請求項11】 フライホイールを有する交流励磁式の
可変速発電電動機を電力系統に接続し、前記電力系統の
有効電力の変動を検出し、有効電力が増加した場合は、
前記可変速発電電動機の回転数を増加させて前記電力系
統から有効電力を吸収し、前記電力系統の有効電力が減
少した場合は、前記可変速発電電動機の回転数を減少さ
せて前記電力系統へ有効電力を放出するように、発電機
の有効電力の変動が設定値以下の場合は前記可変速発電
電動機の交流励磁を制御し、発電機の有効電力の変動が
設定値を超える場合は該発電機の有効電力の変動に基づ
いて前記交流励磁を制御することを特徴とする電力系統
の安定化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09556191A JP3268457B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電力系統の安定化方法及び可変速発電電動機 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04325831A JPH04325831A (ja) | 1992-11-16 |
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JP (1) | JP3268457B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10458384B2 (en) | 2016-03-10 | 2019-10-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Pumped-storage power generation control device and pumped-storage power generation control method |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP09556191A patent/JP3268457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10458384B2 (en) | 2016-03-10 | 2019-10-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Pumped-storage power generation control device and pumped-storage power generation control method |
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---|---|
JPH04325831A (ja) | 1992-11-16 |
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