JP3268078B2 - Pipリードスイッチ診断装置 - Google Patents

Pipリードスイッチ診断装置

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JP3268078B2
JP3268078B2 JP21974993A JP21974993A JP3268078B2 JP 3268078 B2 JP3268078 B2 JP 3268078B2 JP 21974993 A JP21974993 A JP 21974993A JP 21974993 A JP21974993 A JP 21974993A JP 3268078 B2 JP3268078 B2 JP 3268078B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所における
制御棒の位置検出用PIPリードスイッチの診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について、図3〜図5を参照
して説明する。
【0003】図3は、制御棒位置指示装置の構成を示す
もので、同図において1は制御棒を示している。制御棒
1は、原子炉内に約 200本近く設置され、これらの制御
棒1が挿入又は引抜駆動されることにより、原子炉の出
力制御が行われる。これらの制御棒1の位置は、制御棒
1の本体に内蔵され、制御棒1の炉内挿入位置に対応し
て取り付けられている53個または54個のリードスイッチ
により検出される。
【0004】これらのリードスイッチは、各制御棒1毎
に設けられている制御棒検出器2を構成するマトリック
ス回路(図4に示す。)の各交点に配置される。制御棒
位置を表すデータPは、 P={Pi (P1 P2 P3 P4 P5,P6 P7 P8 P9 P10 P11
)} i=1〜n(n;制御棒の本数) の形(以後、これらを制御棒位置データと言う。)で、
制御棒位置入力装置3に入力される。
【0005】例えば、第1番目の制御棒の位置が“0
0”の位置にあれば、図4に示すマトリックス回路のリ
ードスイッチ“00”が閉じ、P1とP6とが互いに接続さ
れて、制御棒位置入力装置3内の図5に示すスイッチン
グ回路によってP1,P6の信号状態が“1”になり、位置
データPは、P=P1(10000、100000)とな
る。
【0006】このデータPは、内部処理用データ[P]
([P]はデータPの変換後のデータを示す。)に変換
され、制御棒位置判断装置4に入力される。制御棒位置
判断装置4は、入力データ[P]が正常であるか否かを
判断する。正常状態であれば、P1〜P5のうち1つだけが
“1”、かつP6〜P11 までの1つだけが“1”になり、
それ以外の組合わせは異常データになる。
【0007】データ[P]にこの条件を満足しないもの
がi=1〜n(n;制御棒本数)のうち1つでもあれ
ば、制御棒位置判断装置4は、制御棒位置装置異常信号
eを出力し、制御棒の操作を不可とする。また、データ
[P]は、制御棒位置記憶/出力装置5に入力され、記
憶されると共に外部に制御棒位置出力データBの形で出
力される。
【0008】図5に上記スイッチング回路の第1番目の
制御棒のリードスイッチ“00”入力部分の一例を示
す。同図に示すスイッチング回路は、トランジスタQ
6、抵抗R1〜R3、コンデンサC1等から構成されて
いる。また、同図において、10はP1〜P5入力用TT
L、11はP6〜P11 入力用TTLである。
【0009】このようなスイッチング回路において、リ
ードスイッチ“00”が開の時は、トランジスタQ6の
ベース電圧VQ6B が0 [V]であり、トランジスタはカ
ットオフの為、P6の入力電圧VB1=VC すなわち“H”
レベルとなる。同様にP1の入力電圧VA1=VC すなわち
“H”レベルとなり、この場合の制御棒位置データPの
P1、P6は共に“0”(開)となる。
【0010】次に、リードスイッチ“00”が閉の時の
作用について説明する。トランジスタのベース〜エミッ
タ間電圧VBEは、通常0.5 〜0.8 [V]であり、トラン
ジスタのベースに0.8 [V]以上の電圧が印加される
と、トランジスタはオンすると同時に、VBEが略0.8
[V]に固定される。
【0011】リードスイッチ“00”が閉じた時のトラ
ンジスタQ6のベース電圧VQ6B はリードスイッチ“0
0”の接触抵抗R00を無視すると、 VQ6B ={R3/(R1+R3)}×VC …(1) である。
【0012】リードスイッチ“00”が開から閉とな
り、トランジスタQ6がオンするための電圧条件は、V
Q6B ≧0.8 [V]であるが、(1)式において、R1=
R3=Rと置くと VQ6B (=VA1)=(1/2)×VC ≧0.8 [V] …(2) となるので、トランジスタQ6がオンし、VBEが略0.8
[V]に固定されるのでVA1も0.5 〜0.8 [V]とな
る。
【0013】トランジスタQ6がオンし、スイッチング
動作が行われると、トランジスタのコレクタ−エミッタ
間電圧VCEが略0 [V]となるため、P6の入力電圧VB1
は0[V]すなわち“L”レベルとなる。
【0014】P1の入力電圧VA1もVC から0.5 〜0.8
[V]一定となり、P1〜P6入力用TTL11のH/Lス
レシホールド電圧VSH以下であるためP1も“L”レベル
となる。この場合制御棒位置データPのP1、P6は共に
“1”(閉)となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上は、リードスイッ
チの接触抵抗が充分小さく無視できる場合の作用につい
て説明したが、リードスイッチ“00”が経年劣化し、
接点の接触抵抗R00が無視できない値となり、接点が閉
となってもR00の抵抗が接続されているの等価となった
場合の作用について、図6を参照して説明する。
【0016】前述した(1)式に対応するリードスイッ
チ“00”が閉じた時のトランジスタQ6のベース電圧
VQ6B は、リードスイッチの接触抵抗をR00とすると、 VQ6B ={R3 /(R1 +R00+R3 )}×VC …(3) となる。
【0017】ここで、R00>>R1 ,R3 と置くと、V
Q6B は略 0[V]となり、VBE(略0.8 [V])より小
さいため、リードスイッチ“00”が開から閉となって
も、トランジスタQ6はオンしなくなる。
【0018】一方、リードスイッチ“00”が閉じ、ト
ランジスタQ6がオフの時のP1の入力電圧VA1も、リー
ドスイッチの接触抵抗R00を考慮すると VA1={(R3 +R00)/(R1 +R00+R3 )}×VC …(4) と表されるが、(3)式同様R00>>R1 ,R3 と置く
と、VA1は、略VC と等しくなり、“H”レベルとなる
ので、P1は“0”(開)となる。同様にP6の入力電圧V
B1もトランジスタQ6がオンしないため、VB1=VC
[V]すなわち“H”レベルとなるので、P6も“0”
(開)となる。
【0019】すなわち、リードスイッチの接触抵抗R00
が大きくなると、リードスイッチの接点が閉となって
も、制御棒の位置データPとしては“0”(開)となっ
てしまい、制御棒の位置が検出できない箇所が発生する
ことになる。
【0020】一方、原子力発電所は、一般にベースロー
ドとして運用されることから、一度起動されると、次の
燃料交換のための停止までの期間は、ほぼ定格負荷で運
転される。これを制御棒位置の観点から見ると、通常定
格負荷運転中は、過半数の制御棒が全引抜位置(“4
8”リードスイッチ閉)で運転されており、全挿入位置
(“00”リードスイッチ閉)から、全引抜位置までの
中間に位置する各リードスイッチが動作する機会は、プ
ラントの起動または停止過程のごく限られた機会しかな
い。
【0021】この過程で、前述のように、特定のリード
スイッチの接触抵抗が増加し、制御棒位置が不明となる
箇所が発生しても、通常運転中にその制御棒位置まで戻
して確認することは困難である。というのは、制御棒の
挿入/引抜は、原子炉内の出力分布が均等となるよう
に、予め定められた順序で行われているので、特定の制
御棒のみをリードスイッチの健全性確認のために任意の
位置へ動かすことができないためである。
【0022】そこで従来は、図3に示すように、プラン
ト停止中にテスタ等の抵抗測定装置6を用いてリードス
イッチの健全性の確認を行っている。すなわち、劣化が
考えられるリードスイッチが閉動作する位置まで、制御
棒1を動かし、その状態でワイヤケーブル間の当該リー
ドスイッチ間の抵抗を測定するという確認を作業員の手
作業により行っている。
【0023】また、リードスイッチの劣化により、接触
抵抗が徐々に増加した場合、スイッチの閉状態を検出で
きないレベルに到達して、初めて異常が判明することに
なるが、原子炉内の出力分布や反応度は、制御棒の位置
により算出し監視しており、原子力発電所の運転上極め
て重要な監視パラメータの1つでもあるので、予防保全
の観点からもリードスイッチの劣化が進行して制御棒位
置が不明となる状態に至る前に、リードスイッチの健全
性を確認することが望まれている。
【0024】本発明は、かかる従来の事情に鑑みてなさ
れたもので、プラントの起動/停止過程を含む運転中に
リードスイッチの健全性の確認を行うことができるとと
もに、制御棒の位置が不明となる事態に至る前に劣化傾
向にあるリードスイッチを検出することができ、制御棒
位置検出の信頼性および保守性の向上を図ることのでき
るPIPリードスイッチ診断装置を提供することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
のPIPリードスイッチ診断装置は、原子炉内に配置さ
れる制御棒の挿入/引抜位置を検出するリードスイッチ
群と、前記リードスイッチ群からの制御棒位置データを
入力して、制御棒位置により検出動作しているリードス
イッチの位置を検出し、該リードスイッチの位置に応じ
たアドレス信号を出力する検出回路と、前記アドレス信
号に応じて、動作中のリードスイッチの電圧信号を抽出
する電圧選択回路と、前記電圧選択回路によって抽出し
た電圧信号の値を所定の基準電圧値と比較して、前記電
圧信号が前記基準電圧値よりも小さければ正常とし、前
記電圧信号が前記基準電圧値以上であれば異常として
果を出力する比較回路と、前記比較回路による比較結果
を記憶する記憶手段とを具備したことを特徴とする。
【0026】
【0027】さらに、請求項記載のPIPリードスイ
ッチ診断装置は、原子炉内に配置される制御棒の挿入/
引抜位置を検出するリードスイッチ群と、前記リードス
イッチ群からの制御棒位置データを入力して、制御棒位
置により検出動作しているリードスイッチの位置を検出
し、該リードスイッチの位置に応じたアドレス信号を出
力する検出回路と、前記アドレス信号に応じて、動作中
のリードスイッチの電圧信号を抽出する電圧選択回路
と、前記電圧選択回路によって抽出した電圧信号の値を
所定の基準電圧値と比較して、前記電圧信号が前記基準
電圧値よりも小さければ正常とし、前記電圧信号が前記
基準電圧値以上であれば異常として結果を出力する比較
回路と、前記比較回路による比較結果を記憶する第1の
記憶手段と、前記比較回路による比較結果に応じて、前
記電圧選択回路から抽出した電圧信号を導くゲート回路
と、前記ゲート回路から導出された電圧信号の値を前記
アドレス信号と共に格納する第2の記憶装置と、を具備
したことを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明のPIPリードスイッチ診断装置では、
制御棒位置入力装置へ入力されている11ワイヤーマトリ
ックスによって構成される各制御棒からの位置信号入力
を、分岐して取り込む。
【0029】そして、検出回路によって、検出動作して
いるリードスイッチの位置を検出しこのリードスイッチ
の位置に応じたアドレス信号を発生させ、このアドレス
信号に基づいて、入力したリードスイッチの電圧信号の
記憶および判定を行う。
【0030】これによって、プラントの起動/停止過程
を含む運転中にリードスイッチの健全性の確認を行うこ
とができるとともに、制御棒の位置が不明となる事態に
至る前に劣化傾向にあるリードスイッチを検出すること
ができ、制御棒位置検出の信頼性および保守性の向上を
図ることができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明のPIPリードスイッチ診断装
置の詳細を一実施例について図面を参照して説明する。
【0032】図1において、100は、本実施例のPI
Pリードスイッチ診断装置であり、このPIPリードス
イッチ診断装置100には、各制御棒1の位置を検出す
る制御棒位置検出器2から制御棒位置入力装置3に入力
されるマトリックス信号が、分岐して入力されるように
構成されている。すなわち、図2に示すように、P1は図
5に示したVA1、P6はVQ6B と同電位になるよう以下同
様にして電気的に接続されている。
【0033】図2は、上記PIPリードスイッチ診断装
置100の概略構成を示すもので、同図に示すように、
本実施例のPIPリードスイッチ診断装置100は、ス
イッチ番号検出回路101と、選択回路102と、電圧
比較回路103と、ゲート回路104と、記憶装置10
5、106と、表示装置107とからその主要部が構成
されている。
【0034】上記スイッチ番号検出回路101は、各制
御棒の位置データPによって、どのリードスイッチが動
作したかを検出し、制御棒番号iとリードスイッチ番号
とを組合せたアドレス信号Ci を出力する。
【0035】上記選択回路102は、制御棒位置データ
PのうちP1〜P5、すなわち図5に示したP1〜P5の入力電
圧VA1〜VA5を入力して、スイッチ番号検出回路101
からのアドレス信号Ci により、これらのP1〜P5のうち
の1つの電圧信号を選択し、選択後の電圧VAk(k =1
〜5 )を出力する。
【0036】上記電圧比較回路103は、選択回路10
2の出力である選択後の電圧VAkと、予め設定されてい
る基準電圧VS とを入力し、これらを比較して、比較結
果としての良否信号bi を出力する。ここで、基準電圧
VS は、以下のように設定する。すなわち、前述したよ
うに、図5のスイッチング回路において、リードスイッ
チ“00”が開から閉動作するためのトランジスタQ6
のベース電圧VQ6B は、VBE(略0.8 [V])以上であ
るが、トランジスタQ6がオンした時には、ベース電圧
VQ6B は、0.8 [V]に固定されるため、0.8 [V]以
上の印加電圧分は、トランジスタへ流入するベース電流
として置き換えられる。このトランジスタQ6へのベー
ス電流は、印加されるベース電圧VQ6B に比例して大き
くなる。一方(3)式に示すようにリードスイッチの接
触抵抗R00を考慮した時のVQ6BはR00に反比例するた
め、R00が大きくなるほど、トランジスタQ6へ流入す
るベース電流は小さくなる。また、トランジスタのコレ
クタ〜エミッタ間電圧VCEは、トランジスタQ6へ流入
するベース電流が大きいほど、0 [V]に近くなり、ベ
ース電流が小さくなると大きくなる(通常VCEの飽和電
圧は0.5 〜1.0 [V])。したがって、トランジスタQ
6がオン動作しても、リードスイッチの接触抵抗R00が
徐々に増加すると、トランジスタQ6へ流入するベース
電流が減少し、コレクタ〜エミッタ間の電圧VCEが0 〜
1.0 [V]の間で変化するため、結果として、P1の入力
電圧VA1に0 〜1.0 [V]の変化として現れる。したが
って、基準電圧VS は、リードスイッチの接触抵抗が充
分小さい正常範囲では、VAkが0 [V]に近いため、こ
れにより大きな値に設定し、リードスイッチの接触抵抗
が徐々に増加して、トランジスタがオンしなくなる直前
の値(VCE飽和電圧=1.0 [V])より小さい値に設定
し、トランジスタのスイッチ動作が行われなくなる以前
に、リードスイッチの劣化傾向が検出できるようにす
る。
【0037】上記のように設定された基準電圧VS と、
前記選択後の電圧VAkとを電圧比較回路103内で比較
し、その比較の結果、電圧比較回路103は、VAk<V
S の時、良否信号bi =0 (正常)、VAk≧VS の時、
良否信号bi =1 (異常)を出力する。なお、プラント
起動/停止過程で各リードスイッチが閉する時間は、最
短で10ミリ秒程度の極めて短い時間であるが、電圧の単
純比較によって良否判定を行えば、短時間で診断を行う
ことができる。
【0038】記憶装置105は、PIPリードスイッチ
の良否信号bi を入力し、アドレス信号Ci に対応する
場所へ格納する。また良否信号bi =1 (異常)の場
合、ゲート回路104を介して選択後の電圧VAkを劣化
傾向にあるリードスイッチの電圧信号di として、記憶
装置106へ導き、この電圧信号di をアドレス信号C
i と共に記憶する。
【0039】表示装置107は、記憶装置105に格納
された全制御棒の各リードスイッチの良否判定結果デー
タ[Ci]={Ci (b0 ,b1 ,b2 ,b3 ,…bj
)},(j=“00”〜“53”,j;リードスイッ
チ番号,i=1 〜m,m;制御棒番号)を入力し、異常
(bj =1 )のあったリードスイッチ番号と制御棒番号
を表示出力する。また、表示装置107は、記憶装置1
06に格納された異常が認められたリードスイッチの電
圧信号[Di]={Di (dj Ci )},(dj=j番
目のリードスイッチの電圧、Ci =制御棒番号とリード
スイッチ番号で組合わせたアドレス信号)を入力し、電
圧信号di を接触抵抗に換算して表示出力する。
【0040】次に、上記構成の本実施例装置の動作につ
いて説明する。なお、以下の説明では、説明を簡単にす
るために、1番目の制御棒の制御棒位置データP={P
1(P1 P2 P3 P4 P5,P6 P7 P8 P9 P10 P11 )}のリー
ドスイッチ“00”(閉動作した場合、P1とP6が接続さ
れ1となる)を例にとって説明する。
【0041】リードスイッチ“00”が閉動作した場
合、図5に示したスイッチ回路動作により、VA1および
VQ6B の電圧が変化するので(VA1は、VC →0
[V],VQ6B は、0→0.8 [V])、スイッチ番号検
出回路101では、P1とP6の電圧変化により、スイッチ
番号“00”が閉動作したことを認識し、制御棒番号と
リードスイッチ番号とを組合わせたアドレス信号C1 を
出力する。
【0042】選択回路102では、アドレス信号C1 を
入力し、P1〜P5の電圧信号のうち現在閉動作しているP1
の電圧信号を選択してVA1を出力する。電圧比較回路1
03では、選択後の電圧VA1と基準電圧VS とを入力し
て比較し、VA1<VS であれば良否信号b1 =0 (正
常)、VA1≧VS であれば良否信号b1 =1 (異常)と
して出力する。
【0043】この良否信号b1 は、記憶装置105へ入
力され、制御棒番号とリードスイッチ番号との組合わせ
によるアドレス信号C1 から対応する記憶場所を算出
し、良否信号b1 を(b0 ,b1 ,b2 …bj )の順に
格納する。また、良否信号b1=1 (異常)の場合に
は、良否信号b1 によってゲート回路104のゲートが
オンして、電圧VA1が、劣化傾向にある電圧信号d1 と
して導かれ、記憶装置106へ入力される。記憶装置1
06では、アドレス信号C1 と電圧信号d1 とを入力し
て、(d1 C1 )として格納する。
【0044】このような処理は、全制御棒の各リードス
イッチに対して同様に行われるため、記憶装置105に
は、全制御棒i(i=1〜n)の各リードスイッチの良
否判定結果データ[Ci]={Ci (b0 ,b1 ,b2
,b3 ,…bj )が格納される。また、同様に記憶装
置106には、劣化の認められたリードスイッチの閉動
作時のP1〜P5の電圧信号が、全てデータ[Di]={D
i (dj Ci )}として記憶される。表示装置107
は、これら2つの記憶装置105,106に格納された
データを順次引き出して、異常のあった制御棒番号とリ
ードスイッチのみ、または正常、異常を含めた全データ
を表示用データに変換して出力する。
【0045】以上説明したように、本実施例によれば、
従来の制御棒位置入力装置とは全く独立の装置を付加す
ることにより、オンラインでリードスイッチの接触抵抗
の異常の有無の確認が可能となる。また、記憶装置10
5,106に記憶されたデータをフロッピーティスク等
の媒体を介して抜き出し、別の場所へ移動してデータの
解析表示出力等も行うことができる。
【0046】なお、上記実施例では、2つの記憶装置1
05,106を設け、劣化が認められたリードスイッチ
のみの閉動作時の回路電圧を記憶させるようにして、記
憶容量を少なくし、かつ、前回測定値との比較等による
劣化進行状況の確認等を行うことができるようした例に
ついて説明したが、本発明はかかる実施例に限定される
ものではなく、たとえば、記憶装置105,106は、
どちらか一方を省略してもよく、この場合、例えば、電
圧比較回路103による判定結果のみを記憶したり、あ
るいは、選択回路102によって選択された電圧値をそ
のまま記憶して、判定を別途行うように構成することも
できる。また、選択回路102によって選択された電圧
値をそのまま記憶するように構成した場合、多くの記憶
容量が必要となるが、電圧比較回路103およびゲート
回路104等の構成を省略することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPIPリ
ードスイッチ診断装置によれば、プラント運転中に各リ
ードスイッチの良否判定を自動的に行うことができ、ま
た劣化傾向にあるリードスイッチを事前に把握できるの
で、制御棒位置入力に対する信頼性および保守性が格段
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のPIPリードスイッチ診断
装置の配置部分を示す図。
【図2】図1のPIPリードスイッチ診断装置の概略構
成を示す図。
【図3】制御棒位置指示装置の構成を示す図。
【図4】制御棒挿入/引抜位置検出器のマトリックス回
路の構成を示す図。
【図5】制御棒位置入力装置のスイッチング回路の入力
部分の例を示す図。
【図6】リードスイッチの接触抵抗を考慮したスイッチ
ング回路の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1 制御棒 2 制御棒位置検出器 3 制御棒位置入力装置 4 制御棒位置判断装置 5 制御棒位置記憶/出力装置 100 PIPリードスイッチ診断装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内に配置される制御棒の挿入/引
    抜位置を検出するリードスイッチ群と、 前記リードスイッチ群からの制御棒位置データを入力し
    て、制御棒位置により検出動作しているリードスイッチ
    の位置を検出し、該リードスイッチの位置に応じたアド
    レス信号を出力する検出回路と、 前記アドレス信号に応じて、動作中のリードスイッチの
    電圧信号を抽出する電圧選択回路と、 前記電圧選択回路によって抽出した電圧信号の値を所定
    の基準電圧値と比較して、前記電圧信号が前記基準電圧
    値よりも小さければ正常とし、前記電圧信号が前記基準
    電圧値以上であれば異常として結果を出力する比較回路
    と、 前記比較回路による比較結果を記憶する記憶手段とを具
    備したことを特徴とするPIPリードスイッチ診断装
    置。
  2. 【請求項2】 原子炉内に配置される制御棒の挿入/引
    抜位置を検出するリードスイッチ群と、 前記リードスイッチ群からの制御棒位置データを入力し
    て、制御棒位置により検出動作しているリードスイッチ
    の位置を検出し、該リードスイッチの位置に応じたアド
    レス信号を出力する検出回路と、 前記アドレス信号に応じて、動作中のリードスイッチの
    電圧信号を抽出する電圧選択回路と、 前記電圧選択回路によって抽出した電圧信号の値を所定
    の基準電圧値と比較して、前記電圧信号が前記基準電圧
    値よりも小さければ正常とし、前記電圧信号が前記基準
    電圧値以上であれば異常として結果を出力する比較回路
    と、 前記比較回路による比較結果を記憶する第1の記憶手段
    と、 前記比較回路による比較結果に応じて、前記電圧選択回
    路から抽出した電圧信号を導くゲート回路と、 前記ゲート回路から導出された電圧信号の値を前記アド
    レス信号と共に格納する第2の記憶装置と、 を具備したことを特徴とするPIPリードスイッチ診断
    装置。
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