JP3267689B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エアバッグ装置に関
し、さらに詳しくはインストルメントパネル内に装着さ
れる助手席用のエアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の助手席乗員を保護するた
めのエアバッグ装置は、乗員の前方に位置するインスト
ルメントパネル内に装着されることとなっている。該エ
アバッグ装置は、エアバッグケース内にエアバッグおよ
び発火装置等を収納して構成されるエアバッグモジュー
ルと、前記エアバッグの展開時に開作動されるべくイン
ストルメントパネルに形成された開口部を覆うエアバッ
グリッドとからなっている。
【0003】上記エアバッグ装置においては、車両が所
定値以上で急減速した場合に、加速度センサーが作動し
てエアバッグモジュールにおけるエアバッグを乗員の前
方に展開させることにより乗員を保護することとなって
いる。
【0004】ところが、エアバッグ装置が作動する減速
度よりも小さい減速度で車両が減速された場合であって
も、乗員がインストルメントパネル(あるいはエアバッ
グリッド)に当接されることがある。その場合を考慮し
て、エアバッグモジュールをインストルメントパネルの
奥に配置して干渉を防ぐようにするとレイアウト的に大
きなスペースを必要とする。
【0005】そこで、エアバッグケースの車幅方向両側
壁に、乗員側が開放された多数の切欠を形成して変形促
進部とし、乗員がインストルメントパネル(あるいはエ
アバッグリッド)に当接した場合にインストルメントパ
ネル(あるいはエアバッグリッド)の変形を妨げ無いよう
し、エアバッグモジュールをインストルメントパネルの
内面に近接した配置を可能ならしめるようにしたものが
提案されている(例えば、特開平2−155855号公
報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
におけるようにエアバッグケースの車幅方向両側壁に多
数の切欠を形成するものの場合、変形促進部として切欠
を多数形成する必要があるところから、加工工数が増大
するとともに、切欠の形状やエアバッグケースの材質の
選定にも時間がかかるという不具合がある。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、極めて簡易な手段の付加により、乗員のインスト
ルメントパネル(あるいはエアバッグリッド)への当接時
における衝撃を効果的に吸収し得るようにすることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、車両のインストル
メントパネル内に装着されるエアバッグモジュールと、
該エアバッグモジュールの展開時に開作動されるエアバ
ッグリッドとからなるエアバッグ装置において、このエ
アバッグリッドとエアバッグモジュールとをヒンジによ
り連結し、このエアバッグモジュールの外周壁を構成す
るエアバッグケースの乗員側端部にエアバッグ展開用の
開口部を設け、この開口部の上部に、該上部から乗員側
に向かって突出しかつインストルメントパネル又はエア
バッグリッドに作用した衝撃を緩和するための衝撃緩和
用のプレートを前記ヒンジとは別体に設けるようにして
いる。
【0009】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載のエアバッグ装置
において、前記プレートを、前記ヒンジとともに前記エ
アバッグケースに対して共締め状態で取り付るようにし
ている。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。即ち、車両がエアバッグ装置を作
動させるより小さな減速度で減速された場合にも、乗員
がインストルメントパネル(あるいはエアバッグリッド)
に当接することがあるが、その場合、インストルメント
パネル(あるいはエアバッグリッド)が変形するに当たっ
てエアバッグケースと干渉する前にエアバッグケースの
開口部上部から乗員側に向かって延びているプレート
渉し、該プレートの衝撃緩和作用によって乗員の運動
エネルギーが吸収されることとなる。
【0011】請求項2の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。即ち、エアバッグケースへの
ヒンジの取り付けと同時にプレートの取付も行えること
となる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車両のインス
トルメントパネル内に装着されるエアバッグモジュール
と、該エアバッグモジュールの展開時に開作動されるエ
アバッグリッドとからなるエアバッグ装置において、こ
エアバッグリッドとエアバッグモジュールとをヒンジ
により連結し、このエアバッグモジュールの外周壁を構
成するエアバッグケースの乗員側端部にエアバッグ展開
用の開口部を設け、この開口部の上部に、該上部から乗
員側に向かって突出しかつインストルメントパネル又は
エアバッグリッドに作用した衝撃を緩和するための衝撃
緩和用のプレートを前記ヒンジとは別体に設けて、車両
がエアバッグ装置を作動させるより小さな減速度で減速
された場合に乗員がインストルメントパネル(あるいは
エアバッグリッド)に当接した時、その当接力によりイ
ンストルメントパネル(あるいはエアバッグリッド)が変
形するに当たってエアバッグケースと干渉する前にプレ
ートとまず干渉するようにしたので、該プレートの衝撃
緩和作用によって乗員の運動エネルギーが吸収され得る
こととなり、極めて簡易な手段を付加するだけで、エア
バッグケースの材質に関係なく極めて良好な衝撃吸収作
用が得られるという優れた効果がある。また、エアバッ
グ装置の作動時においては、プレートがエアバッグ展開
をスムーズならしめるガイドとしても作用するため、エ
アバッグのスムーズな展開を確保できるという効果もあ
る。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
エアバッグ装置において、プレートをヒンジとともにエ
アバッグケースに対して共締め状態で取り付けるように
しているので、エアバッグケースへのヒンジの取付と同
時にプレートの取付も行えることとなり、組付作業性が
向上するという優れた効果がある。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0015】実施例1図1および図2には、本願発明の
実施例1にかかるエアバッグ装置が示されている。本実
施例は、請求項1および2の発明に対応するものであ
る。
【0016】図2に示すように、車両1における車室内
の助手席2の前方に位置するインストルメントパネル3
内にはエアバッグ装置4が装着されている。該エアバッ
グ装置4は、後に詳述するが、インストルメントパネル
3内に支持されるエアバッグモジュール5と該エアバッ
グモジュール5の展開時に開作動されるエアバッグリッ
ド6とによって構成されている。該エアバッグリッド6
はインストルメントパネル3に形成された開口部7に設
けられている。
【0017】前記エアバッグモジュール5は、乗員側
(換言すれば、車両後方側)が開放されたエアバッグケー
ス8内にエアバッグ9、インフレータ10、発火装置1
1を配設して構成されており、車両が急減速したことを
検知する加速度センサー(図示省略)からの信号を受けて
発火装置11が作動し、該発火装置11の作動に応答し
て作動するインフレータ10によってエアバッグ9が乗
員側へ膨張展開することによって、乗員の保護がなされ
ることとなっている。
【0018】前記エアバッグモジュール5は、エアバッ
グケース8の底面に設けられた取付脚12,12をイン
ストルメントパネル3を開口部7の下端縁から前方に延
設して得られた取付座13にボルト14,14を介して
取り付け、前記取付座13を該ボルト14,14によっ
て共締めされるブラケット15を介してステアリング支
持メンバー16に取り付けることによってインストルメ
ントパネル3内に支持されている。
【0019】前記エアバッグリッド6は、前記開口部7
を覆蓋する構造とされており、本実施例の場合、前記開
口部7の全体を覆うリッド主体6aと該リッド主体6aの
略上半分を覆う保護カバー部6bとによって構成されて
いる。なお、前記リッド主体6aは中実な合成樹脂成形
体からなっており、前記保護カバー部6bは中空な合成
樹脂成形体からなっている。
【0020】そして、前記エアバッグリッド6は、前記
エアバッグケース8の上面にボルト17により一端を固
定されたヒンジ18を介してエアバッグモジュール5に
連結されている。本実施例の場合、該ヒンジ18は、リ
ッド主体6aの内面に沿って下方に延設されており、リ
ッド主体6aに対して上下位置にてボルト19,20を介
して固定されている。一方、前記エアバッグリッド6と
エアバッグケース8の乗員側下端部とは、前記ヒンジ1
8の下端部をリッド主体6aに取り付けているボルト2
0により共締めされた合成樹脂製の連結部材21を介し
て連結されている。該連結部材21には、エアバッグリ
ッド6の開作動時に破断し易いようにノッチ22が形成
されている。
【0021】しかして、本実施例においては、前記エア
バッグケース8の乗員側開口縁8aが車両前方側に向か
って上り匂配に傾斜せしめられている。つまり、エアバ
ッグケース8の乗員側上部とエアバッグリッド6との間
には、比較的大きな空間が形成されることとなっている
のである。
【0022】また、前記エアバッグケース8の乗員側上
部には、乗員側に向かって突出する衝撃緩和用のプレー
ト23がヒンジ18を取り付けているボルト17により
共締め状態で取り付けられている。該プレート23は、
ある程度の荷重に耐え得る強度を有し且つ衝撃吸収性能
を有する材料(例えばバネ鋼等の弾性材料)により構成さ
れている。
【0023】上記のように構成したことにより、本実施
例のエアバッグ装置では次のような作用効果が得られ
る。
【0024】エアバッグ装置4は、車両1が急減速した
時に作動して乗員を保護する機能をもっているが、車両
1がエアバッグ装置4を作動させるより小さな減速度で
減速された場合にも、図3に示すように、乗員Mがイン
ストルメントパネル3(本実施例の場合、エアバッグリ
ッド6)に当接することがある。
【0025】その場合、エアバッグリッド6が変形する
に当たってエアバッグケース8と干渉する前にプレート
23とまず干渉し、該プレート23の衝撃緩和作用によ
って乗員Mの運動エネルギーが吸収されることとなる。
従って、極めて簡易な手段(即ち、プレート23)を付加
するだけで、エアバッグケース8の材質に関係なく極め
て良好な衝撃吸収作用が得られるのである。
【0026】また、本実施例の場合、エアバッグケース
8に対してヒンジ18とプレート23とを共締め状態で
取り付けるようにしているため、ヒンジ18の取付と同
時にプレート23の取付も行えることとなり、組付作業
性が大幅に向上することとなる。
【0027】実施例2図4には、本願発明の実施例2に
かかるエアバッグ装置が示されている。本実施例は、請
求項1および2の発明に対応するものである。
【0028】本実施例の場合、エアバッグケース8の乗
員側開口縁8aの上端部が上向きに折り曲げられてい
る。また、プレート23の乗員側端部も上向きに湾曲せ
しめられている。なお、本実施例の場合、エアバッグリ
ッド6は中空な合成樹脂体により構成され、ヒンジ18
はエアバッグリッド6の上端部にのみ連結され、エアバ
ッグケース8の取付脚12,12にブラケット15が直
付けされている。その他の構成は実施例1と同様なので
説明を省略する。
【0029】上記のように構成したことにより、エアバ
ッグケース8の乗員側開口縁8aの上端部およびプレー
ト23の乗員側端部が丸みを帯びた形状となるため、エ
アバッグ9の展開時において、エアバッグ9を傷付ける
おそれはなくなる。その他の作用効果は実施例1と同様
なので説明を省略する。
【0030】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかるエアバッグ装置の
装着状態を示す断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかるエアバッグ装置を
備えた車両の前部概略斜視図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかるエアバッグ装置の
乗員当接時の状態を示す断面図である。
【図4】本願発明の実施例2にかかるエアバッグ装置の
装着状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1は車両、3はインストルメントパネル、4はエアバッ
グ装置、5はエアバッグモジュール、6はエアバッグリ
ッド、8はエアバッグケース、9はエアバッグ、18は
ヒンジ、23は衝撃緩和用のプレート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネル内に装着
    されるエアバッグモジュールと、該エアバッグモジュー
    ルの展開時に開作動されるエアバッグリッドとからなる
    エアバッグ装置であって、前記エアバッグリッドとエアバッグモジュールとがヒン
    ジにより連結され、 前記エアバッグモジュールの外周壁を構成するエアバッ
    グケースの乗員側端部にエアバッグ展開用の開口部が設
    けられ、 前記開口部の上部に、該上部から乗員側に向かって突出
    しかつインストルメントパネル又はエアバッグリッドに
    作用した衝撃を緩和するための衝撃緩和用のプレートが
    前記ヒンジとは別体に設けられていることを特徴とする
    エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記プレートは、前記ヒンジとともに前
    記エアバッグケースに対して共締め状態で取り付けられ
    ていることを特徴とする前記請求項1記載のエアバッグ
    装置。
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