JP3267654B2 - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JP3267654B2
JP3267654B2 JP03964892A JP3964892A JP3267654B2 JP 3267654 B2 JP3267654 B2 JP 3267654B2 JP 03964892 A JP03964892 A JP 03964892A JP 3964892 A JP3964892 A JP 3964892A JP 3267654 B2 JP3267654 B2 JP 3267654B2
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哲司 貴志
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ送信装置及びデ
ータ受信装置、並びに両者を組み合わせてなるデータ転
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シングルプロセッサ構成の計算機
の高速化の限界に伴い、マルチプロセッサ構成の計算機
システムが多く提案されている。マルチプロセッサシス
テムでは、プロセッサ間のデータ通信が実行される。
【0003】図14は、従来のマルチプロセッサシステ
ムの構成を示すブロック図である。同図のマルチプロセ
ッサシステムは、N個のプロセッサエレメント600
(1) 〜(N) が相互結合網700を介して互いにリンクさ
れるものである。各プロセッサエレメント600におい
て、602は命令を実行するためのプロセッサ、604
は命令やデータの格納のためのメモリ、606は内部バ
ス、608は他のプロセッサエレメントとの間のデータ
通信のためのデータ転送装置である。データ転送装置6
08は、アドレス生成回路610、ECC回路612、
データラッチ614及び同期処理回路616を備えたも
のである。アドレス生成回路610は、送信すべきデー
タをメモリ604から順次取り出したり、受信したデー
タをメモリ604に順次格納したりするためのアドレス
を、内部バス606へ送出する機能を有する回路であ
る。ECC回路612は、図15に内部構成を示すよう
に、誤り訂正符号付加回路650、誤り検査・訂正回路
652及び誤り検出信号出力回路654を備えた回路で
あって、送信データに誤り訂正符号を付加する機能と受
信データの誤り検査・訂正の機能とを兼ね備えたもので
ある。データラッチ614は、送信データ及び受信デー
タを一時保持するための回路である。また、同期処理回
路616は、データ通信の同期をとるための回路であ
る。各プロセッサエレメント600(1) 〜(N) のデータ
ラッチ614と相互結合網700との間には、それぞれ
外部バス618(1) 〜(N) が設けられている。相互結合
網700は、富田真治:並列計算機構成論,昭晃堂,昭
和61年,pp69−99に例示されているように、例
えばクロスバー網の構成を有するものである。
【0004】図16は、上記データ転送装置608の動
作を示すタイムチャート図である。以下、第1のプロセ
ッサエレメント600(1) と第Nのプロセッサエレメン
ト600(N) とが相互結合網700を介してリンクさ
れ、前者から後者へ向けてデータが転送される場合につ
いて説明する。
【0005】送信側のプロセッサユニット600(1) で
は、まず同期処理回路616の制御下で、送信すべきデ
ータのアドレス(例えばADDRESSn)がアドレス
生成回路610からメモリ604に与えられる。該アド
レスに基づいてメモリ604から取り出されたデータ
(DATA n)は、第1の双方向バス20を通してE
CC回路612に与えられ、該ECC回路内で誤り訂正
符号が付加されたうえ、第2の双方向バス22、データ
ラッチ614及び外部バス618(1) を通して送信され
る。
【0006】受信側のプロセッサエレメント600(N)
では、外部バス618(N) を通して受け取ったデータ
を、まずデータラッチ614に受信データとしてラッチ
する。データラッチ614にラッチされた誤り訂正符号
付きの受信データは、第2の双方向バス22を通してE
CC回路612の誤り検査・訂正回路652に与えら
れ、検査を受ける。誤り検査・訂正回路652は、受信
データに誤りがない場合には該受信データをそのまま、
受信データ中の誤りが訂正可能である場合には該受信デ
ータに訂正を施して得たデータを、第1の双方向バス2
0へ出力する。この受信データは、内部バス606を通
してメモリ604に格納される。ただし、メモリ604
の格納アドレスは、アドレス生成回路610により指定
される。また、誤り検査・訂正回路652は、受信デー
タ中に訂正不可能な誤りがあることを検出した場合に
は、出力回路654を通して誤り検出信号24を生成す
る。同期処理回路616は、該誤り検出信号24の生成
の有無に応じたレスポンスを外部バス618(N) へ送出
する。
【0007】送信側のプロセッサユニット600(1) で
は、外部バス618(1) を通してデータラッチ614が
受信した第Nのプロセッサエレメント600(N) からの
レスポンスを同期処理回路616が受け取る。このレス
ポンスを判定した結果先に送信したデータ(例えばDA
TA n)が相手方に正しく受信されたことが判明した
場合には、同期処理回路616は、アドレス生成回路6
10に次期アドレス(ADDRESS n+1)を生成
させ、次期データ(DATA n+1)を送信させる。
一方、送信したデータ(例えばDATA n+1)が相
手方に正しく受信されていないことを示すレスポンス
(再送要求)を受け取った場合には、同期処理回路61
6は、アドレス生成回路610による次期アドレス(A
DDRESS n+2)の生成を停止させ、同じデータ
を再送データ(RDATA n+1)として送信させ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデータ転送
装置608は、転送データが相手方に正しく受信された
ことを確認したうえで次のデータ送信を実行する構成で
あったので、データ転送速度が遅い問題があった。この
ため、マルチプロセッサシステム全体の処理効率が著し
く低下するという問題点を有していた。
【0009】本発明の目的は、高速データ転送と円滑な
データ再送とを同時に実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、データ転送にパイプライン処理を導入
するとともに、送信済みのデータを再送のために一時保
持しておく構成を採用することとした。
【0011】具体的に説明すると、請求項1の発明は、
データを順次送信し、かつ該送信したデータ中の誤りが
検出された際に返送されてくる再送要求信号を受信する
機能を有するデータ送信装置において、次のような送信
データ記憶手段、データ取り出し制御手段、データ保持
手段、データ送信手段及びデータ送信制御手段を備えた
構成を採用したものである。すなわち、送信データ記憶
手段は、送信すべき複数のデータを蓄えておくためのも
のであり、データ取り出し制御手段は、該送信データ記
憶手段からデータを順次取り出す機能を有するものであ
る。データ保持手段は、送信データ記憶手段から取り出
されたデータを順次保持するためのものである。また、
データ送信手段は、送信データ記憶手段からのデータと
データ保持手段が保持しているデータとのうちのいずれ
か一方のデータを送信する機能を有するものである。ま
た、データ送信制御手段は、前記再送要求信号を受信
し、かつ該再送要求信号の受信の有無に応じてデータ取
り出し制御手段、データ保持手段及びデータ送信手段の
各々の動作を制御するものである。
【0012】しかも、データ送信制御手段は、データ取
り出し制御手段に送信データ記憶手段から現データを取
り出させ、該送信データ記憶手段からの現データをデー
タ送信手段に送信させ、かつ該送信データ記憶手段から
の現データをデータ保持手段に保持させたうえ、データ
取り出し制御手段に送信データ記憶手段から次期データ
を取り出させ、かつ該送信データ記憶手段からの次期デ
ータをデータ送信手段に送信させた後、前記現データに
係る再送要求信号の受信の有無を判定し、該判定の結果
に応じて次に説明するデータ連続送信動作又はデータ再
送信動作を選択実行する機能を有するものである。すな
わち、判定の結果現データに係る再送要求信号を受信し
ていないことが判明した場合には、送信データ記憶手段
からの次期データをデータ保持手段に保持させ、データ
取り出し制御手段に送信データ記憶手段から次々期デー
タを取り出させ、かつ該送信データ記憶手段からの次々
期データをデータ送信手段に送信させる一連のデータ連
続送信動作を実行する。一方、判定の結果現データに係
る再送要求信号を受信したことが判明した場合には、デ
ータ保持手段が保持している現データを送信データ記憶
手段からの次期データに更新することなく維持させ、デ
ータ取り出し制御手段による送信データ記憶手段からの
次々期データの取り出しを禁止し、かつデータ保持手段
が保持している現データをデータ送信手段に再送データ
として送信させる一連のデータ再送信動作を実行するの
である。
【0013】請求項2の発明では、送信すべきデータを
順次指定するためのアドレスを受信する機能を有するア
ドレス受信手段を更に設け、前記データ取り出し制御手
段は、前記送信データ記憶手段中のアドレス受信手段が
受信したアドレスで示される領域からデータを取り出す
機能を有することとした。
【0014】請求項3の発明では、前記送信データ記憶
手段は送信すべき複数のデータを蓄えておくための先入
れ先出し方式のFIFOメモリを、前記データ取り出し
制御手段は該FIFOメモリ中のいずれの領域からデー
タを取り出すべきかを示すFIFOポインタを有するF
IFO制御回路を各々備えることとしたうえ、該FIF
O制御回路は、データの取り出しが前記データ送信制御
手段により許可されている場合にはFIFOポインタを
更新し、データの取り出しが前記データ送信制御手段に
より禁止された場合にはFIFOポインタの更新を中断
する機能を有することとした。
【0015】請求項4の発明では、再送の対象となった
同一のデータに係る所定回数の再送要求信号の受信を検
出した場合には前記データ送信制御手段の一連のデータ
再送信動作を終了させるためのデータ再送信停止手段を
更に備えることとした。
【0016】請求項5の発明は、転送されるべきデータ
を指定するためのアドレスを順次送信し、かつ該送信し
たアドレスに基づいて転送されてくるデータを順次受信
する機能を有するデータ受信装置において、次のような
アドレス生成手段、アドレス保持手段、アドレス送信手
段、データ受信手段及びデータ受信制御手段を備えた構
成を採用したものである。すなわち、アドレス生成手段
は、送信すべきアドレスを順次生成するためのものであ
る。アドレス保持手段は、アドレス生成手段からのアド
レスを順次保持するためのものである。アドレス送信手
段は、アドレス生成手段からのアドレスとアドレス保持
手段が保持しているアドレスとのうちのいずれか一方の
アドレスを送信する機能を有するものである。データ受
信手段は、アドレス送信手段から送信されたアドレスに
基づいて転送されてくるデータを順次受信し、該受信し
たデータ中の誤りの有無を検査し、該受信したデータを
出力し、かつ検査の結果該受信したデータ中に誤りがあ
ることが判明した場合には誤り検出信号を生成する機能
を有するものである。また、データ受信制御手段は、デ
ータ受信手段による誤り検出信号の生成の有無に応じて
アドレス生成手段、アドレス保持手段及びアドレス送信
手段の各々の動作を制御するものである。
【0017】しかも、データ受信制御手段は、アドレス
生成手段に現アドレスを生成させ、該アドレス生成手段
からの現アドレスをアドレス送信手段に送信させ、かつ
該アドレス生成手段からの現アドレスをアドレス保持手
段に保持させたうえ、アドレス生成手段に次期アドレス
を生成させ、かつ該アドレス生成手段からの次期アドレ
スをアドレス送信手段に送信させた後、アドレス送信手
段から送信された現アドレスに基づいて転送されてくる
現データに係るデータ受信手段による誤り検出信号の生
成の有無を判定し、該判定の結果に応じて次に説明する
アドレス連続送信動作又はアドレス再送信動作を選択実
行する機能を有するものである。すなわち、判定の結果
現データに係る誤り検出信号が生成されていないことが
判明した場合には、アドレス生成手段からの次期アドレ
スをアドレス保持手段に保持させ、アドレス生成手段に
次々期アドレスを生成させ、かつ該アドレス生成手段か
らの次々期アドレスをアドレス送信手段に送信させる一
連のアドレス連続送信動作を実行する。一方、判定の結
果現データに係る誤り検出信号が生成されたことが判明
した場合には、アドレス保持手段が保持している現アド
レスをアドレス生成手段からの次期アドレスに更新する
ことなく維持させ、アドレス生成手段による次々期アド
レスの生成を禁止し、かつアドレス保持手段が保持して
いる現アドレスをアドレス送信手段に再送アドレスとし
て送信させる一連のアドレス再送信動作を実行するので
ある。
【0018】請求項6の発明では、前記データ受信手段
は、受信データ中に訂正不可能な誤りがあることを条件
として誤り検出信号を生成し、かつ該受信データ中の誤
りが訂正可能である場合には該受信データに訂正を施し
て得たデータを出力する機能を有することとした。
【0019】請求項7の発明では、再送の対象となった
同一のデータに係る所定回数の誤り検出信号が前記デー
タ受信手段により生成されたことを検出した場合には前
記データ受信制御手段の一連のアドレス再送信動作を終
了させるように再送禁止信号を出力するためのアドレス
再送信停止手段を更に備えることとした。
【0020】請求項8の発明では、前記データ受信手段
からのデータを蓄えるための受信データ記憶手段と、該
受信データ記憶手段へデータを格納するためのデータ格
納制御手段とを更に備えた構成を採用し、前記データ受
信制御手段は、次のような機能を更に有することとし
た。すなわち、前記データ受信制御手段は、前記アドレ
ス送信手段から送信された現アドレスに基づいて転送さ
れてくる現データに係る前記データ受信手段による受
信、検査及び出力を各々実行させ、該データ受信手段か
ら出力された現データをデータ格納制御手段に受信デー
タ記憶手段へ格納させたうえ、前記アドレス送信手段か
ら送信された次期アドレスに基づいて転送されてくる次
期データを前記データ受信手段に受信させた後、前記デ
ータ受信手段による現データに係る誤り検出信号の生成
の有無を判定し、該判定の結果に応じて次に説明するデ
ータ連続受信動作又はデータ再受信動作を選択実行する
機能を有するものである。すなわち、判定の結果現デー
タに係る誤り検出信号が生成されていないことが判明し
た場合には、データ格納制御手段により受信データ記憶
手段に格納された現データを承認し、前記受信済みの次
期データに係る前記データ受信手段による検査及び出力
を各々実行させ、該データ受信手段から出力された次期
データをデータ格納制御手段に受信データ記憶手段へ格
納させ、かつ前記アドレス送信手段から送信された次々
期アドレスに基づいて転送されてくる次々期データを前
記データ受信手段に受信させる一連のデータ連続受信動
作を実行する。一方、判定の結果現データに係る誤り検
出信号が生成されたことが判明した場合には、データ格
納制御手段により受信データ記憶手段に格納された現デ
ータを廃棄するように該データ格納制御手段に指示を与
え、前記受信済みの次期データに係る前記データ受信手
段による検査及び出力を各々禁止し、前記アドレス送信
手段から再送アドレスとして送信された現アドレスに基
づいて転送されてくる再送データに係る前記データ受信
手段による受信、検査及び出力を各々実行させ、かつ該
データ受信手段から出力された再送データをデータ格納
制御手段に受信データ記憶手段へ格納させる一連のデー
タ再受信動作を実行するのである。
【0021】請求項9の発明では、前記受信データ記憶
手段は前記データ受信手段からのデータを蓄えるための
先入れ先出し方式のFIFOメモリを、前記データ格納
制御手段は該FIFOメモリ中のいずれの領域へデータ
を格納すべきかを示すFIFOポインタを有するFIF
O制御回路を各々備えることとしたうえ、FIFO制御
回路は、データの格納が前記データ受信制御手段により
承認を受けた場合にはFIFOポインタを更新し、デー
タを廃棄するように前記データ受信制御手段から指示を
受けた場合にはFIFOポインタの更新を中断する機能
を有することとした。
【0022】請求項10の発明では、再送の対象となっ
た同一のデータに係る所定回数の誤り検出信号が前記デ
ータ受信手段により生成されたことを検出した場合には
前記データ受信制御手段の一連のデータ再受信動作を終
了させるためのデータ再受信停止手段を更に備えること
とした。
【0023】請求項11の発明は、複数のデータ送信装
置と1つのデータ受信装置との間にデコーダを介在させ
たデータ転送装置の構成を採用したものである。ただ
し、データ受信装置は、前記アドレス生成手段、アドレ
ス保持手段、アドレス送信手段、データ受信手段及びデ
ータ受信制御手段を有する構成を備え、かつ前記転送さ
れるべきデータを指定するためのアドレスとして複数の
データ送信装置のうちの1つを選択するための装置アド
レスを順次送信し、かつ該送信した装置アドレスに基づ
いて転送されてくるデータを順次受信する機能を有する
こととする。また、デコーダは、データ受信装置から順
次送信される装置アドレスに基づいて複数のデータ送信
装置の各々を順次データ受信装置に対するデータ転送元
として選択する機能を有することとした。
【0024】請求項12の発明は、複数の経路を備えた
相互結合網を介して互いにリンクされる複数のプロセッ
サエレメントの各々に内蔵されるデータ転送装置におい
て、前記アドレス生成手段、アドレス保持手段、アドレ
ス送信手段、データ受信手段、データ受信制御手段及び
アドレス再送信停止手段を有するデータ受信装置を備え
た構成を採用し、該データ受信装置は他のプロセッサエ
レメントからの転送データを受信することとした。しか
も、前記アドレス再送信停止手段からの再送禁止信号を
受け取った際に前記アドレス保持手段が保持している再
送アドレスを相互結合網の複数の経路のうちの障害経路
のアドレスとして保持しておき、かつ以後前記アドレス
生成手段に対して障害経路のアドレスと一致するアドレ
スの生成を禁止するためのエラーパス記憶手段を更に備
えることとした。
【0025】
【作用】請求項1の発明によれば、あるデータが送信さ
れた後、該データに係る再送要求信号の受信の有無を確
認しないまま次期データがパイプライン方式で連続的か
つ高速に送信される。この際、送信済みのデータは、デ
ータ保持手段に逐次保持される。そして、あるデータに
係る再送要求信号を受信した場合には、データ連続送信
の動作が一時中断され、データ保持手段が保持している
送信済みのデータが再送データとして直ちに送信され
る。
【0026】請求項2の発明によれば、外部から与えら
れるアドレスに基づいて、送信すべきデータが送信デー
タ記憶手段から順次取り出される。
【0027】請求項3の発明によれば、外部からアドレ
スを与えなくとも、データ送信装置内のFIFO制御回
路のFIFOポインタに基づいて、送信すべきデータが
FIFOメモリから順次取り出される。
【0028】請求項4の発明によれば、同一のデータに
係る所定回数の再送要求信号が与えられた場合には、デ
ータ再送信動作が終了させられる。これにより、例えば
データ伝送路に断線等の永久故障が発生した場合でも、
データ再送信動作が無限に繰り返されることはなくな
る。
【0029】請求項5の発明によれば、あるアドレスが
送信された後、該アドレスに基づいて転送されてくるデ
ータ中の誤りの有無を確認しないまま次期アドレスがパ
イプライン方式で連続的かつ高速に送信される。この
際、送信済みのアドレスは、アドレス保持手段に逐次保
持される。そして、あるデータに係る誤り検出信号が生
成された場合には、アドレス連続送信の動作が一時中断
され、アドレス保持手段が保持している送信済みのアド
レスが再送アドレスとして直ちに送信される。
【0030】請求項6の発明によれば、受信データ中に
訂正不可能な誤りがある場合にかぎり、誤り検出信号が
生成される。したがって、アドレス再送信動作の実行回
数が低減される。
【0031】請求項7の発明によれば、同一のデータに
係る所定回数の誤り検出信号の生成があった場合には、
アドレス再送信動作が終了させられる。これにより、例
えばデータ伝送路に永久故障が発生した場合でも、アド
レス再送信動作が無限に繰り返されることはなくなる。
【0032】請求項8の発明によれば、あるデータが受
信された後、該データ中の誤りの有無を確認しないまま
次期データがパイプライン方式で連続的かつ高速に受信
される。そして、あるデータ(現データ)に係る誤り検
出信号が生成された場合には、データ連続受信の動作が
一時中断され、誤りが検出された受信済みの現データと
受信済みの次期データとがいずれも廃棄される。現デー
タとともに次期データを廃棄するのは、データ受信順序
の混乱を防止するためである。
【0033】請求項9の発明によれば、外部からアドレ
スを与えなくとも、データ受信装置内のFIFO制御回
路のFIFOポインタに基づいて、受信データがFIF
Oメモリへ順次格納される。この際、誤りが検出された
受信済みのデータの廃棄は、FIFOポインタを更新し
ないことにより実現される。
【0034】請求項10の発明によれば、同一のデータ
に係る所定回数の誤り検出信号の生成があった場合に
は、データ再受信動作が終了させられる。これにより、
例えばデータ伝送路に永久故障が発生した場合でも、デ
ータ再受信動作が無限に繰り返されることはなくなる。
【0035】請求項11の発明によれば、データ受信装
置から送信される装置アドレスに基づいて、データ転送
元としての1つのデータ送信装置が選択される。しか
も、該装置アドレスは、データ受信装置からパイプライ
ン方式で、連続的かつ高速に送信される。この際、送信
済みの装置アドレスは、アドレス保持手段に逐次保持さ
れる。そして、あるデータに係る誤り検出信号が生成さ
れた場合には、装置アドレス連続送信の動作が一時中断
され、アドレス保持手段が保持している送信済みの装置
アドレスが再送アドレスとして直ちに送信される。
【0036】請求項12の発明によれば、同一のデータ
に係る所定回数の誤り検出信号の生成があった場合に
は、再送禁止信号がエラーパス記憶手段に与えられる。
この際、アドレス保持手段が保持している再送アドレス
が相互結合網のうちの障害経路を特定するものとして記
憶され、該アドレスの以後の送信が禁止される。これに
より、例えば相互結合網の一部に永久故障が発生した場
合の障害経路の再使用が回避される。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係る5つの実施例を図面に基
づいて説明する。
【0038】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。同
図において、100aはデータ送信装置、200aはデ
ータ受信装置であり、両者間でデータ転送が実行され
る。ただし、データ送信装置100aは、データ10を
順次送信し、かつ該送信したデータ中の誤りが検出され
た際に返送されてくる再送要求信号14を受信するもの
である。
【0039】データ送信装置100aは、FIFOメモ
リ102、FIFO制御回路104、ECC回路10
6、データラッチ108、データセレクタ110及びデ
ータ送信制御回路112を備えたものである。このう
ち、FIFOメモリ102は、送信すべき複数のデータ
を蓄えておくための先入れ先出し方式のメモリである。
FIFO制御回路104は、FIFOメモリ102中の
いずれの領域からデータを取り出すべきかを示すFIF
Oポインタを有し、該FIFOメモリ102からのデー
タの取り出しを制御するための回路である。ECC回路
106は、図15に示したものと同様の誤り訂正符号付
加回路を備えた回路である。データラッチ108は、F
IFOメモリ102からのデータに誤り訂正符号を付加
したものを順次保持するための回路である。データセレ
クタ110は、FIFOメモリ102からのデータに誤
り訂正符号を付加したものとデータラッチ108が保持
しているデータとのうちのいずれか一方のデータを転送
データ10として送信する機能を有する回路である。デ
ータ送信制御回路112は、データ受信装置200aか
らの再送要求信号14を受信し、かつ後述するように該
再送要求信号14の受信の有無に応じてFIFO制御回
路104、データラッチ108及びデータセレクタ11
0の各々の動作を制御するための回路である。
【0040】データ受信装置200aは、データラッチ
204とECC回路206とを有するデータ受信回路2
02、FIFOメモリ208、FIFO制御回路210
及びデータ受信制御回路212を備えたものである。こ
のうち、データラッチ204は、データ送信装置100
aからのデータ10を受信するための回路である。EC
C回路206は、図15に示したものと同様の誤り検査
・訂正回路と誤り検出信号出力回路とを備えたものであ
って、データラッチ204からの受信データ中の誤りの
有無を検査し、該受信データをFIFOメモリ208に
向けて出力し、かつ検査の結果該受信データ中に訂正不
可能な誤りがあることが判明した場合にかぎり誤り検出
信号12を生成するための回路である。受信データ中の
誤りが訂正可能である場合には、ECC回路206は、
受信データに訂正を施して得たデータをFIFOメモリ
208に向けて出力する。FIFOメモリ208は、E
CC回路206からのデータを蓄えるための先入れ先出
し方式のメモリである。FIFO制御回路210は、F
IFOメモリ208中のいずれの領域へデータを格納す
べきかを示すFIFOポインタを有し、該FIFOメモ
リ208へのデータの格納を制御するための回路であ
る。データ受信制御回路212は、後述するように、E
CC回路206からの誤り検出信号12の有無に応じ
て、前記データ送信装置100aへの再送要求信号14
を出力するとともに、データ受信回路202及びFIF
O制御回路210の各々の動作を制御するための回路で
ある。
【0041】以上の構成を有する実施例1のデータ転送
装置の動作を、図2〜図5を参照しながら説明する。
【0042】図2は、図1中のデータ送信装置100a
の動作を示すフローチャート図である。同図に示すよう
に、データ送信制御回路112は、再送要求信号14を
受信していない間は、ステップS11からステップS1
6に至ってステップS11へ戻るループを実行する。つ
まり、FIFO制御回路104にFIFOメモリ102
からデータを取り出させ、該FIFOメモリ102から
のデータをデータセレクタ110に送信させ、かつ該F
IFOメモリ102からのデータをデータラッチ108
に保持させる。このようにしてあるデータ(現データ)
を送信させかつこれをデータラッチ108に保持させた
うえ、FIFO制御回路104にFIFOメモリ102
から次期データを取り出させ(ステップS11)、かつ
該FIFOメモリ102からの次期データをデータセレ
クタ110に送信させた(ステップS12)後、前記現
データに係る再送要求信号14の受信の有無を判定する
(ステップS13)。
【0043】判定の結果現データに係る再送要求信号1
4を受信していないことが判明した場合には、FIFO
メモリ102からの次期データをデータラッチ108に
保持させ(ステップS14)、FIFO制御回路104
のFIFOポインタを更新させ(ステップS15)、該
FIFO制御回路104にFIFOメモリ102から次
々期データを取り出させ(ステップS11)、かつ該F
IFOメモリ102からの次々期データをデータセレク
タ110に送信させる(ステップS12)という一連の
データ連続送信動作を実行する。
【0044】一方、判定の結果現データに係る再送要求
信号14を受信したことが判明した場合には、データラ
ッチ108が保持している現データをFIFOメモリ1
02からの次期データに更新することなく維持させ(ス
テップS17)、FIFO制御回路104のFIFOポ
インタの更新を禁止することによりFIFOメモリ10
2からの次々期データの取り出しを禁止し(ステップS
18)、かつデータラッチ108が保持している現デー
タをデータセレクタ110に再送データとして送信させ
る(ステップS19)という一連のデータ再送信動作を
実行する。このデータ再送信動作は、再送要求信号14
を受信しなくなるまで繰り返される。
【0045】図3は、図1中のデータ受信装置200a
の動作を示すフローチャート図である。同図に示すよう
に、データ受信制御回路212は、誤り検出信号12が
生成されていない間は、ステップS21からステップS
26に至ってステップS21に戻るループを実行する。
つまり、データ送信装置100aから転送されてくるデ
ータをデータ受信回路202に受信させ、該データ受信
回路202から出力されたデータをFIFOメモリ20
8へ格納させる。このようにしてあるデータ(現デー
タ)をFIFOメモリ208へ格納させたうえ、データ
送信装置100aから転送されてくる次期データをデー
タラッチ204に受信させた(ステップS21)後、E
CC回路206による前記受信済みの現データに係る誤
り検出信号12の生成の有無を判定する(ステップS2
2)。この際、FIFO制御回路210のFIFOポイ
ンタは、FIFOメモリ208の全領域のうちの前記現
データが格納された領域を示している。
【0046】判定の結果現データに係る誤り検出信号1
2が生成されていないことが判明した場合には、FIF
Oメモリ208に格納された現データを承認してFIF
O制御回路210のFIFOポインタを更新させ(ステ
ップS23)、ECC回路206による前記受信済みの
次期データに係る検査及び出力を実行させ(ステップS
24)、該ECC回路206から出力された次期データ
をFIFOメモリ208へ格納させ(ステップS2
5)、かつデータ送信装置100aから転送されてくる
次々期データをデータラッチ204に受信させる(ステ
ップS21)という一連のデータ連続受信動作を実行す
る。
【0047】一方、判定の結果現データに係る誤り検出
信号12が生成されたことが判明した場合には、データ
送信装置100aへ向けて再送要求信号14を返信し
(ステップS27)、FIFOメモリ208に格納され
た現データ(誤りを有するデータ)を廃棄させるように
FIFO制御回路210のFIFOポインタの更新を禁
止し(ステップS28)、前記受信済みの次期データを
も廃棄するように該次期データに係るECC回路206
による検査及び出力を禁止し(ステップS29)、デー
タ送信装置100aから転送されてくる再送データに係
るデータ受信回路202による受信、検査及び出力を各
々実行させ、かつ該データ受信回路202から出力され
た再送データをロックされたFIFOポインタに基づい
てFIFOメモリ208へ格納させる(ステップS3
0)という一連のデータ再受信動作を実行する。このデ
ータ再受信動作は、ECC回路206による誤り検出信
号12の生成がなくなるまで繰り返される。
【0048】図4は、以上のデータ送信装置100a及
びデータ受信装置200aの動作を総括的に示したタイ
ムチャート図である。データ送信装置100aは、ある
データ(例えばDATA n+1:現データ)を送信し
た後、該現データに係る再送要求信号14の受信の有無
を確認しないまま次期データ(DATA n+2)をパ
イプライン方式で連続的に送信する。一方、データ受信
装置200aは、現データ(DATA n+1)を受信
した後、該現データ中の誤りの有無を確認しないまま次
期データ(DATA n+2)をパイプライン方式で連
続的に受信する。そして、現データ(DATA n+
1)に誤りが生じた場合には、これら現データと次期デ
ータとの双方がデータ受信装置200a内で廃棄された
後、データ送信装置100aのデータラッチ108から
再送データ(RDATAn+1)がデータセレクタ11
0を通して直ちに送信される。しかも、該再送データ
(RDATA n+1)に引き続いて、FIFOメモリ
102からの次期データ(DATA n+2)が直ちに
再送信される。つまり、本実施例によれば、図16との
比較から判るように従来に比べてデータ転送が高速化さ
れるだけでなく、円滑なデータ再送をも実現することが
できる。
【0049】図5は、データ受信装置200aの動作を
示す状態遷移図である。同図は、誤りを有する受信デー
タ(DATA n+1:現データ)がFIFOポインタ
のロックを通して廃棄され、かつ次期データ(DATA
n+2)がECC回路206の動作のロックを通して
廃棄される様子を表わしている。
【0050】図6は、図1のデータ転送装置の変形例の
構成を示すブロック図である。図6中のデータ送信装置
100bは、図1中のデータ送信装置100aに再送禁
止回路114を付加したものである。図6中のデータ受
信装置200bは、図1中のデータ受信装置200aに
割り込み制御回路213を付加したものである。
【0051】再送禁止回路114は、データ受信装置2
00bからの再送要求信号14を計数するためのエラー
カウンタ116と、最大リトライ回数設定回路118
と、エラーカウンタ116の計数値が最大リトライ回数
設定回路118の設定値に達したときに再送禁止信号1
6を出力する機能を有する比較器120とを備えたもの
である。データ送信制御回路112は、比較器120か
らの再送禁止信号16を受けた場合には、前記一連のデ
ータ再送信動作の実行が禁止されてデータ送信処理を終
了する。
【0052】データ伝送路には、クロストーク等に起因
した瞬間的な障害だけでなく、継続的な障害(例えば断
線等の永久故障)が発生することがある。図1のデータ
送信装置100aによれば、瞬間的な障害の場合には、
再送データがデータ受信装置200aに正しく受信され
た時点で前記一連のデータ再送信動作を終了してデータ
連続送信動作へ進むことができるが、永久故障の場合に
は、データ再送信動作が無限に繰り返されることとな
る。ところが、図6のデータ送信装置100bによれ
ば、一時的な障害と継続的な障害とを判別することがで
き、データ伝送路に継続的な障害が発生した場合には、
再送の対象となった同一データに係る所定回数の再送要
求信号14を受信した時点でデータ再送信動作が強制的
に終了させられる。
【0053】また、再送禁止回路114の比較器120
からの再送禁止信号16は、データ受信装置200bへ
向けて送信される。データ受信装置200bでは、割り
込み制御回路213は、再送禁止信号16を受信した時
点でデータ受信制御回路212の前記一連のデータ再受
信動作を終了させ、かつ受信済みのFIFOメモリ20
8中のデータを全て取り出させたうえ、データ受信動作
を終了させる。なお、再送禁止回路114をデータ受信
装置200b側に設けておき、再送禁止信号16をデー
タ受信装置からデータ送信装置へ向けて送信する構成を
採用することも可能である。
【0054】(実施例2)図7は、本発明の実施例2に
係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。同
図において、150aはデータ送信装置、200cはデ
ータ受信装置であり、両者間でデータ転送が実行され
る。ただし、データ受信装置200cは、転送されるべ
きデータを指定するためのアドレス18を順次送信し、
かつ該送信したアドレスに基づいてデータ送信装置15
0aから転送されてくるデータ10を順次受信するもの
である。
【0055】データ送信装置150aは、データメモリ
152、メモリアクセス制御回路154、ECC回路1
56、データラッチ158及びアドレスラッチ160を
備えたものである。このうち、データメモリ152は、
送信すべき複数のデータを蓄えておくためのメモリであ
って、任意のアドレスに基づいてデータをランダムに取
り出すことができるものである。メモリアクセス制御回
路154は、データメモリ152中の所定のアドレスの
領域からのデータの取り出しを制御するための回路であ
る。ECC回路156は、誤り訂正符号付加回路を備え
た回路である。データラッチ158は、データメモリ1
52からのデータに誤り訂正符号を付加したものを順次
保持し、これを転送データ10として送信する機能を有
する回路である。アドレスラッチ160は、送信すべき
データを指定するためのアドレス18を受信し、かつ該
受信したアドレスを保持する機能を有する回路であり、
受信アドレスをメモリアクセス制御回路154に与え
る。
【0056】図7中のデータ受信装置200cは、図1
中のデータ受信装置200aにアドレス生成回路21
4、アドレスラッチ216及びアドレスセレクタ218
を付加したものである。このうち、アドレス生成回路2
14は、データ受信装置200cが送信すべきアドレス
を順次生成するための回路である。アドレスラッチ21
6は、アドレス生成回路214からのアドレスを順次保
持するための回路である。アドレスセレクタ218は、
アドレス生成回路214からのアドレスとアドレスラッ
チ216が保持しているアドレスとのうちのいずれか一
方のアドレスを送信する機能を有する回路である。本実
施例のデータ受信制御回路212は、ECC回路206
からの誤り検出信号12の有無に応じて、データ受信回
路202及びFIFO制御回路210の各々の動作を制
御する前記の機能に加えて、アドレス生成回路214、
アドレスラッチ216及びアドレスセレクタ218の各
々の動作を制御する機能を有する回路である。
【0057】以上の構成を有する実施例2のデータ転送
装置の動作を、図8〜図10を参照しながら説明する。
【0058】図8は、図7中のデータ送信装置150a
の動作を示すフローチャート図である。まず、データ受
信装置200cから転送されてくるアドレス18をアド
レスラッチ160が受信する(ステップS31)。メモ
リアクセス制御回路154は、アドレスラッチ160が
保持しているアドレスに基づいて、送信すべきデータを
データメモリ152から取り出す(ステップS32)。
データメモリ152から取り出されたデータは、ECC
回路156により誤り訂正符号が付加されたうえ、デー
タラッチ158を通して送信される(ステップS3
3)。
【0059】図9は、図7中のデータ受信装置200c
の動作を示すフローチャート図である。同図に示すよう
に、データ受信制御回路212は、誤り検出信号12が
生成されていない間は、ステップS41からステップS
49に至ってステップS41に戻るループを実行する。
つまり、アドレス生成回路214にアドレスを生成さ
せ、該アドレス生成回路214からのアドレスをアドレ
スセレクタ218に送信させ、該アドレス生成回路21
4からのアドレスをアドレスラッチ216に保持させ、
前記送信したアドレスに基づいてデータ送信装置150
aから転送されてくるデータをデータ受信回路202に
受信させ、かつ該データ受信回路202から出力された
データをFIFOメモリ208へ格納させる。
【0060】このようにしてあるアドレス(現アドレ
ス)に基づいたデータ(現データ)をFIFOメモリ2
08へ格納させたうえ、アドレス生成回路214に次期
アドレスを生成させ(ステップS41)、該アドレス生
成回路214からの次期アドレスをアドレスセレクタ2
18に送信させ(ステップS42)、該送信した次期ア
ドレスに基づいてデータ送信装置150aから転送され
てくる次期データをデータラッチ204に受信させた
(ステップS43)後、ECC回路206による前記受
信済みの現データに係る誤り検出信号12の生成の有無
を判定する(ステップS44)。この際、FIFO制御
回路210のFIFOポインタは、FIFOメモリ20
8の全領域のうちの前記現データが格納された領域を示
している。
【0061】判定の結果現データに係る誤り検出信号1
2が生成されていないことが判明した場合には、アドレ
ス生成回路214からの次期アドレスをアドレスラッチ
216に保持させ(ステップS45)、FIFOメモリ
208に格納された現データを承認してFIFO制御回
路210のFIFOポインタを更新させ(ステップS4
6)、ECC回路206により前記受信済みの次期デー
タに係る検査及び出力を実行させ(ステップS47)、
該ECC回路206から出力された次期データをFIF
Oメモリ208へ格納させ(ステップS48)、アドレ
ス生成回路214に次々期アドレスを生成させ(ステッ
プS41)、該アドレス生成回路214からの次々期ア
ドレスをアドレスセレクタ218に送信させ(ステップ
S42)、かつ該送信した次々期アドレスに基づいてデ
ータ送信装置150aから転送されてくる次々期データ
をデータラッチ204に受信させる(ステップS43)
という一連のアドレス連続送信及びデータ連続受信の動
作を実行する。
【0062】一方、判定の結果現データに係る誤り検出
信号12が生成されたことが判明した場合には、FIF
Oメモリ208に格納された現データ(誤りを有するデ
ータ)を廃棄させるようにFIFO制御回路210のF
IFOポインタの更新を禁止し(ステップS50)、前
記受信済みの次期データをも廃棄するように該次期デー
タに係るECC回路206による検査及び出力を禁止し
(ステップS51)、アドレスラッチ216が保持して
いる現アドレスをアドレス生成回路214からの次期ア
ドレスに更新することなく維持させ(ステップS5
2)、アドレス生成回路214による次々期アドレスの
生成を禁止し(ステップS53)、アドレスラッチ21
6が保持している現アドレスをアドレスセレクタ218
に再送アドレスとして送信させ(ステップS54)、該
送信した再送アドレスに基づいてデータ送信装置150
aから転送されてくる再送データに係るデータ受信回路
202による受信、検査及び出力を各々実行させ、かつ
該データ受信回路202から出力された再送データをロ
ックされたFIFOポインタに基づいてFIFOメモリ
208へ格納させる(ステップS55)という一連のア
ドレス再送信及びデータ再受信の動作を実行する。この
アドレス再送信及びデータ再受信の動作は、ECC回路
206による誤り検出信号12の生成がなくなるまで繰
り返される。
【0063】図10は、データ受信装置200cの動作
をタイムチャート図の形で表わしたものである。データ
受信装置200cは、あるアドレス(例えばADDRE
SSn+1:現アドレス)を送信した後、該現アドレス
に基づいて転送されてくる現データ(DATA n+
1)に係る誤り検出信号12の生成の有無を確認しない
まま次期アドレス(ADDRESS n+2)をパイプ
ライン方式で連続的に送信する。また、現データ(DA
TA n+1)を受信した後、該現データに係る誤り検
出信号12の生成の有無を確認しないまま次期データ
(DATA n+2)をパイプライン方式で連続的に受
信する。そして、現データ(DATA n+1)に誤り
が生じた場合には、これら現データと次期データとの双
方がデータ受信装置200c内で廃棄された後、データ
受信装置200cのアドレスラッチ216から再送アド
レス(RADDRESS n+1)がアドレスセレクタ
218を通して直ちに送信される。しかも、該再送アド
レス(RADDRESS n+1)に引き続いて、アド
レス生成回路214からの次期アドレス(ADDRES
S n+2)が直ちに再送信される。つまり、本実施例
によれば、実施例1の場合と同様に、従来に比べてデー
タ転送が高速化されるだけでなく、円滑なデータ再送を
も実現することができる。
【0064】(実施例3)図11は、本発明の実施例3
に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。
同図において、150bはデータ送信装置、200dは
データ受信装置であり、両者間でデータ転送が実行され
る。
【0065】図11のデータ送信装置150bは、図1
(実施例1)のデータ送信装置100aにおけるFIF
Oメモリ102及びFIFO制御回路104を、図7
(実施例2)のデータ送信装置150aの場合と同様の
データメモリ152、メモリアクセス制御回路154及
びアドレスラッチ160に置き換えたものであって、受
信したアドレス18に基づいてデータ10を順次送信
し、かつ該送信したデータ中の誤りが検出された際に返
送されてくる再送要求信号14を受信するものである。
また、図11のデータ受信装置200dは、図7(実施
例2)のデータ受信装置200c中のデータ受信制御回
路212に再送要求信号14を送信する機能を付加した
ものであって、転送されるべきデータを指定するための
アドレス18を順次送信し、かつ該送信したアドレスに
基づいてデータ送信装置150bから転送されてくるデ
ータ10を順次受信する。
【0066】以上の構成を有する実施例3のデータ転送
装置によれば、再送データと再送アドレスとの双方が常
に用意されているので、再送動作が高速化される。
【0067】(実施例4)図12は、本発明の実施例4
に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。
本データ転送装置は、複数のデータ送信装置100a
(1) 〜(4) と、1つのデータ受信装置200eとの間に
デコーダ300を介在させたものである。
【0068】図12中の複数のデータ送信装置100a
(1) 〜(4)の各々は、図1(実施例1)のデータ送信装
置100aと同じ構成を有するものである。また、図1
2のデータ受信装置200eは、図11(実施例3)の
データ受信装置200dに図6(実施例1の変形例)の
データ送信装置100bの場合と同様の再送禁止回路2
20を付加したものである。ただし、実施例4のデータ
受信装置200eは、転送されるべきデータを指定する
ためのアドレス18として複数のデータ送信装置100
a(1) 〜(4) のうちの1つを選択するための装置アドレ
スを順次送信し、かつ該送信した装置アドレスに基づい
て転送されてくるデータ10を順次受信する機能を有す
るものである。デコーダ300は、データ受信装置20
0eから順次送信される装置アドレス18に基づいて、
複数のデータ送信装置100a(1) 〜(4) の各々に対応
したチップセレクト信号301〜304を順次出力する
ものである。なお、データ受信装置200eのデータ受
信制御回路212及び再送禁止回路220から各々出力
される再送要求信号14及び再送禁止信号16は、全て
のデータ送信装置100a(1) 〜(4) のデータ送信制御
回路112に分配される。
【0069】データ受信装置200eから第1のデータ
送信装置100a(1) を指定する装置アドレス18が出
力された時点では、第1のチップセレクト信号301の
みがアクティブとなり、第1のデータ送信装置100a
(1)がデータ転送元として選択される。そして、第1の
データ送信装置100a(1) とデータ受信装置200e
との間でパイプラインデータ転送が実行される。次にデ
ータ受信装置200eから第2のデータ送信装置100
a(2)を指定する装置アドレス18が出力された時点で
は、第2のチップセレクト信号302のみがアクティブ
となり、第2のデータ送信装置100a(2) がデータ転
送元として選択される。そして、第2のデータ送信装置
100a(2) とデータ受信装置200eとの間でパイプ
ラインデータ転送が実行される。しかも、装置アドレス
18は、データ受信装置200eからパイプライン方式
で連続的に送信される。この際、送信済みの装置アドレ
スは、アドレスラッチ216に逐次保持される。そし
て、ある受信データに係る誤り検出信号12が生成され
た場合には、アドレスラッチ216が保持している送信
済みの装置アドレスが再送アドレスとして直ちに送信さ
れる。つまり、本実施例によれば、データ転送元の選択
と並行した高速データ転送と円滑なデータ再送とを同時
に実現することができる。しかも、再送禁止回路220
の作用により、同一データに係る所定回数の誤り検出信
号12の生成があった場合には、送信側及び受信側の双
方において再送動作が終了させられる。
【0070】(実施例5)図13は、本発明の実施例5
に係るデータ転送装置408を各々有するN個のプロセ
ッサエレメント400(1) 〜(N) を備えたマルチプロセ
ッサシステムの構成を示すブロック図である。N個のプ
ロセッサエレメント400(1) 〜(N) は、複数の経路を
備えた相互結合網500を介して互いにリンクされる。
各プロセッサエレメント400において、402は命令
を実行するためのプロセッサ、404は命令やデータの
格納のためのメモリ、406は内部バス、408は他の
プロセッサエレメントとの間のデータ通信のための本実
施例のデータ転送装置である。各プロセッサエレメント
400(1) 〜(N) のデータ転送装置408と相互結合網
500との間には、それぞれ外部バス412(1) 〜(N)
が設けられている。
【0071】図13中のデータ転送装置408は、他の
プロセッサエレメントへデータを送信するためのデータ
送信装置100aと、他のプロセッサエレメントからの
転送データを受信するためのデータ受信装置200e
と、該データ受信装置200eに結合されたエラーパス
アドレスレジスタ410とを備えたものである。このう
ち、データ送信装置100aは、図12(実施例4)中
の複数のデータ送信装置100a(1) 〜(4) の各々と同
じ構成を有し、データ受信装置200eは、図12(実
施例4)中のデータ受信装置と同じ構成を有するもので
ある。図12のデコーダ300は、相互結合網500の
中に組み込まれている。エラーパスアドレスレジスタ4
10は、データ受信装置200e中の再送禁止回路22
0からの再送禁止信号16を受け取った際にアドレスラ
ッチ216が保持している再送アドレスを相互結合網5
00の複数の経路のうちの障害経路のアドレスとして保
持しておき、かつ以後データ受信装置200e中のアド
レス生成回路214に対して前記障害経路のアドレスと
一致する装置アドレスの生成を禁止するための回路であ
る。
【0072】本実施例によれば、N個のプロセッサエレ
メント400(1) 〜(N) の中から任意に選択された2つ
のプロセッサエレメントの間でデータ再送を含むパイプ
ラインデータ転送が実行される。しかも、エラーパスア
ドレスレジスタ410の作用により、例えば相互結合網
500の一部に永久故障が発生した場合の障害経路の再
使用が回避される。該レジスタ410に障害経路のアド
レスが格納された時点でプロセッサ402に割り込みを
かけるようにすれば、データ伝送路に障害が発生したこ
とが該プロセッサ402に伝えられる。プロセッサ40
2は、該エラーパスアドレスレジスタ410の参照を通
して相互結合網500中の障害経路を特定する情報を得
ることができ、該情報に基づいて使用経路を変更するこ
とも可能である。
【0073】以上、図面に基づいて本発明に係る5つの
実施例を説明してきたが、当業者にとっては種々の変更
が可能である。例えば、前記再送データ及び再送アドレ
スを各々保持しておくためのデータラッチ108及びア
ドレスラッチ216は、複数のデータ又はアドレスを保
持することができるメモリ(好ましくはFIFOメモ
リ)にそれぞれ置き換えることができる。また、ECC
回路106,156,206に代えてパリティチェック
回路等の他の回路構成を採用することも可能である。こ
れらの変更が本願発明の技術範囲から外れるものでない
かぎり、本願発明に含まれる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、請求項1の発
明によれば、データを順次送信しかつ該送信したデータ
中の誤りが検出された際に返送されてくる再送要求信号
を受信する機能を有するデータ送信装置において、送信
したデータに係る再送要求信号の受信の有無を確認しな
いまま、再送データの準備を行ないながら次期データを
パイプライン方式で連続的に送信し、しかも再送要求信
号を受信した場合には準備しておいた再送データを直ち
に送信する構成を採用したので、高速データ転送と円滑
なデータ再送とを同時に実現することができる。
【0075】請求項2の発明によれば、外部から与えら
れるアドレスに基づいて送信データ記憶手段から送信す
べきデータを順次取り出す構成を採用したので、該送信
データ記憶手段のランダム・アクセスが可能である。
【0076】請求項3の発明によれば、FIFOポイン
タに基づいてFIFOメモリから送信すべきデータを順
次取り出す構成を採用したので、送信データの取り出し
のために外部からアドレスを与える必要がない。つま
り、送信すべきデータをFIFOメモリに書き込んでお
くだけで、データの順次自動送信が実行される。
【0077】請求項4の発明によれば、同一データに係
る所定回数の再送要求信号を受信した場合にはデータ再
送信動作を終了させる構成を採用したので、データ再送
信動作の無限繰り返しが回避され、データ送信装置の信
頼性が向上する。
【0078】請求項5の発明によれば、転送されるべき
データを指定するためのアドレスを順次送信しかつ該送
信したアドレスに基づいて転送されてくるデータを順次
受信する機能を有するデータ受信装置において、転送さ
れてくるデータ中の誤りの有無を確認しないまま、再送
アドレスの準備を行ないながら次期アドレスをパイプラ
イン方式で連続的に送信し、しかも誤り検出信号が生成
された場合には準備しておいた再送アドレスを直ちに送
信する構成を採用したので、高速データ転送と円滑なデ
ータ再送とを同時に実現することができる。
【0079】請求項6の発明によれば、受信データ中に
訂正不可能な誤りがある場合にかぎり誤り検出信号を生
成する構成を採用したので、アドレス再送信動作の実行
回数が低減され、データの連続受信を妨げる要因を減ら
すことができる。
【0080】請求項7の発明によれば、同一データに係
る所定回数の誤り検出信号の生成があった場合にはアド
レス再送信動作を終了させる構成を採用したので、アド
レス再送信動作の無限繰り返しが回避され、データ受信
装置の信頼性が向上する。
【0081】請求項8の発明によれば、受信したデータ
中の誤りの有無を確認しないまま、受信データ記憶手段
へのデータ格納を行ないながら次期データをパイプライ
ン方式で連続的に受信し、しかも誤り検出信号が生成さ
れた場合には誤りが検出された受信済みのデータと受信
済みの次期データとをいずれも廃棄する構成を採用した
ので、受信順序の混乱を生じさせずにデータ受信の高速
化を実現することができる。
【0082】請求項9の発明によれば、受信したデータ
をFIFOポインタに基づいてFIFOメモリへ順次格
納する構成を採用したので、該受信データの格納のため
に外部からアドレスを与える必要がない。
【0083】請求項10の発明によれば、同一データに
係る所定回数の誤り検出信号の生成があった場合にはデ
ータ再受信動作を終了させる構成を採用したので、デー
タ再受信動作の無限繰り返しが回避され、データ受信装
置の信頼性が向上する。
【0084】請求項11の発明によれば、データ受信装
置から送信される装置アドレスに基づいてデータ転送元
としての1つのデータ送信装置を選択する構成を備えた
データ転送装置において、データ受信装置は、送信した
装置アドレスに基づいて転送されてくるデータ中の誤り
の有無を確認しないまま、再送装置アドレスの準備を行
ないながら次期装置アドレスをパイプライン方式で連続
的に送信し、しかも誤り検出信号が生成された場合には
準備しておいた再送装置アドレスを直ちに送信する構成
を採用したので、データ転送元の選択と並行した高速デ
ータ転送と円滑なデータ再送とを同時に実現することが
できる。
【0085】請求項12の発明によれば、マルチプロセ
ッサシステムを構築するように相互結合網を介して互い
にリンクされる複数のプロセッサエレメントの各々に内
蔵されるデータ転送装置において、転送されるべきデー
タを指定するためのアドレスを順次送信する機能を有す
るデータ受信装置を設け、該データ受信装置が他のプロ
セッサエレメントから受信した同一のデータに係る所定
回数の誤り検出信号の生成時すなわち再送禁止信号の生
成時に、保持しておいた再送アドレスを相互結合網の障
害経路のアドレスとして記憶しておき、かつ以後該障害
経路のアドレスの送信を禁止する構成を採用したので、
例えば相互結合網の一部に永久故障が発生した場合の障
害経路の再使用が回避され、マルチプロセッサシステム
の信頼性向上に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るデータ転送装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1中のデータ送信装置の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図3】図1中のデータ受信装置の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図4】図1のデータ転送装置の動作を示すタイムチャ
ート図である。
【図5】図1中のデータ受信装置の動作を示す状態遷移
図である。
【図6】図1のデータ転送装置の変形例の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の実施例2に係るデータ転送装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】図7中のデータ送信装置の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図9】図7中のデータ受信装置の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図10】図7中のデータ受信装置の動作を示すタイム
チャート図である。
【図11】本発明の実施例3に係るデータ転送装置の構
成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例4に係るデータ転送装置の構
成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施例5に係るデータ転送装置を各
々有する複数のプロセッサエレメントを備えたマルチプ
ロセッサシステムの構成を示すブロック図である。
【図14】従来のデータ転送装置を各々有する複数のプ
ロセッサエレメントを備えたマルチプロセッサシステム
の構成を示すブロック図である。
【図15】図14中のデータ転送装置のECC回路の内
部構成を示すブロック図である。
【図16】図14中のデータ転送装置の動作を示すタイ
ムチャート図である。
【符号の説明】
10 データ 12 誤り検出信号 14 再送要求信号 16 再送禁止信号 18 アドレス 20,22 双方向バス 24 誤り検出信号 100a,100b データ送信装置 102 FIFOメモリ(送信データ記憶手段) 104 FIFO制御回路(データ取り出し制御手段) 106 ECC回路 108 データラッチ(データ保持手段) 110 データセレクタ(データ送信手段) 112 データ送信制御回路(データ送信制御手段) 114 再送禁止回路(データ再送信停止手段) 116 エラーカウンタ 118 最大リトライ回数設定回路 120 比較器 150a,150b データ送信装置 152 データメモリ(送信データ記憶手段) 154 メモリアクセス制御回路(データ取り出し制御
手段) 156 ECC回路 158 データラッチ 160 アドレスラッチ(アドレス受信手段) 200a〜200e データ受信装置 202 データ受信回路(データ受信手段) 204 データラッチ 206 ECC回路 208 FIFOメモリ(受信データ記憶手段) 210 FIFO制御回路(データ格納制御手段) 212 データ受信制御回路(データ受信制御手段) 213 割り込み制御回路 214 アドレス生成回路(アドレス生成手段) 216 アドレスラッチ(アドレス保持手段) 218 アドレスセレクタ(アドレス送信手段) 220 再送禁止回路(アドレス再送信停止手段,デー
タ再受信停止手段) 300 デコーダ 301〜304 チップセレクト信号 400,600 プロセッサエレメント 402,602 プロセッサ 404,604 メモリ 406,606 内部バス 408,608 データ転送装置 410 エラーパスアドレスレジスタ(エラーパス記憶
手段) 412,618 外部バス 500,700 相互結合網 610 アドレス生成回路 612 ECC回路 614 データラッチ 616 同期処理回路 650 誤り訂正符号付加回路 652 誤り検査・訂正回路 654 誤り検出信号出力回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−219856(JP,A) 特開 昭59−168537(JP,A) 特開 昭63−180445(JP,A) 特開 平1−228340(JP,A) 特開 平2−228147(JP,A) 特開 昭61−198865(JP,A) 狩野信吾 他3名,並列計算機ADE NAにおけるプロセッサ間通信の高効率 化方式,1990年電子情報通信学会春季全 国大会講演論文集(分冊6),日本,電 子情報通信学会,1990年3月5日,p. 6_110(D−110) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 15/00 H04L 12/00 H04L 29/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを順次送信し、かつ該送信したデ
    ータ中の誤りが検出された際に返送されてくる再送要求
    信号を受信する機能を有するデータ送信装置であって、 送信すべき複数のデータを蓄えておくための送信データ
    記憶手段と、 前記送信データ記憶手段からデータを順次取り出すため
    のデータ取り出し制御手段と、 前記送信データ記憶手段から取り出されたデータを順次
    保持するためのデータ保持手段と、 前記送信データ記憶手段からのデータと前記データ保持
    手段が保持しているデータとのうちのいずれか一方のデ
    ータを送信するためのデータ送信手段と、 前記再送要求信号を受信し、かつ該再送要求信号の受信
    の有無に応じて前記データ取り出し制御手段、データ保
    持手段及びデータ送信手段の各々の動作を制御するため
    のデータ送信制御手段とを備え、 前記データ送信制御手段は、 前記データ取り出し制御手段に前記送信データ記憶手段
    から現データを取り出させ、該送信データ記憶手段から
    の現データを前記データ送信手段に送信させ、かつ該送
    信データ記憶手段からの現データを前記データ保持手段
    に保持させたうえ、 前記データ取り出し制御手段に前記送信データ記憶手段
    から次期データを取り出させ、かつ該送信データ記憶手
    段からの次期データを前記データ送信手段に送信させた
    後、 前記現データに係る再送要求信号の受信の有無を判定
    し、 該判定の結果前記現データに係る再送要求信号を受信し
    ていないことが判明した場合には、前記送信データ記憶
    手段からの次期データを前記データ保持手段に保持さ
    せ、前記データ取り出し制御手段に前記送信データ記憶
    手段から次々期データを取り出させ、かつ該送信データ
    記憶手段からの次々期データを前記データ送信手段に送
    信させる一連のデータ連続送信動作を実行し、 前記判定の結果前記現データに係る再送要求信号を受信
    したことが判明した場合には、前記データ保持手段が保
    持している現データを前記送信データ記憶手段からの次
    期データに更新することなく維持させ、前記データ取り
    出し制御手段による前記送信データ記憶手段からの次々
    期データの取り出しを禁止し、かつ前記データ保持手段
    が保持している現データを前記データ送信手段に再送デ
    ータとして送信させる一連のデータ再送信動作を実行す
    る機能を有することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ送信装置におい
    て、 送信すべきデータを順次指定するためのアドレスを受信
    する機能を有するアドレス受信手段を更に備え、 前記データ取り出し制御手段は、前記送信データ記憶手
    段中の前記アドレス受信手段が受信したアドレスで示さ
    れる領域からデータを取り出す機能を有することを特徴
    とするデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ送信装置におい
    て、 前記送信データ記憶手段は、送信すべき複数のデータを
    蓄えておくための先入れ先出し方式のFIFOメモリを
    備え、 前記データ取り出し制御手段は、前記FIFOメモリ中
    のいずれの領域からデータを取り出すべきかを示すFI
    FOポインタを有するFIFO制御回路を備え、 前記FIFO制御回路は、データの取り出しが前記デー
    タ送信制御手段により許可されている場合には前記FI
    FOポインタを更新し、データの取り出しが前記データ
    送信制御手段により禁止された場合には前記FIFOポ
    インタの更新を中断する機能を有することを特徴とする
    データ送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデータ送信装置におい
    て、 再送の対象となった同一のデータに係る所定回数の再送
    要求信号の受信を検出した場合には前記データ送信制御
    手段の一連のデータ再送信動作を終了させるためのデー
    タ再送信停止手段を更に備えたことを特徴とするデータ
    送信装置。
  5. 【請求項5】 転送されるべきデータを指定するための
    アドレスを順次送信し、かつ該送信したアドレスに基づ
    いて転送されてくるデータを順次受信する機能を有する
    データ受信装置であって、 送信すべきアドレスを順次生成するためのアドレス生成
    手段と、 前記アドレス生成手段からのアドレスを順次保持するた
    めのアドレス保持手段と、 前記アドレス生成手段からのアドレスと前記アドレス保
    持手段が保持しているアドレスとのうちのいずれか一方
    のアドレスを送信するためのアドレス送信手段と、 前記アドレス送信手段から送信されたアドレスに基づい
    て転送されてくるデータを順次受信し、該受信したデー
    タ中の誤りの有無を検査し、該受信したデータを出力
    し、かつ前記検査の結果該受信したデータ中に誤りがあ
    ることが判明した場合には誤り検出信号を生成するため
    のデータ受信手段と、 前記データ受信手段による誤り検出信号の生成の有無に
    応じて前記アドレス生成手段、アドレス保持手段及びア
    ドレス送信手段の各々の動作を制御するためのデータ受
    信制御手段とを備え、 前記データ受信制御手段は、 前記アドレス生成手段に現アドレスを生成させ、該アド
    レス生成手段からの現アドレスを前記アドレス送信手段
    に送信させ、かつ該アドレス生成手段からの現アドレス
    を前記アドレス保持手段に保持させたうえ、 前記アドレス生成手段に次期アドレスを生成させ、かつ
    該アドレス生成手段からの次期アドレスを前記アドレス
    送信手段に送信させた後、 前記アドレス送信手段から送信された現アドレスに基づ
    いて転送されてくる現データに係る前記データ受信手段
    による誤り検出信号の生成の有無を判定し、 該判定の結果前記現データに係る誤り検出信号が生成さ
    れていないことが判明した場合には、前記アドレス生成
    手段からの次期アドレスを前記アドレス保持手段に保持
    させ、前記アドレス生成手段に次々期アドレスを生成さ
    せ、かつ該アドレス生成手段からの次々期アドレスを前
    記アドレス送信手段に送信させる一連のアドレス連続送
    信動作を実行し、 前記判定の結果前記現データに係る誤り検出信号が生成
    されたことが判明した場合には、前記アドレス保持手段
    が保持している現アドレスを前記アドレス生成手段から
    の次期アドレスに更新することなく維持させ、前記アド
    レス生成手段による次々期アドレスの生成を禁止し、か
    つ前記アドレス保持手段が保持している現アドレスを前
    記アドレス送信手段に再送アドレスとして送信させる一
    連のアドレス再送信動作を実行する機能を有することを
    特徴とするデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ受信装置におい
    て、 前記データ受信手段は、受信データ中に訂正不可能な誤
    りがあることを条件として前記誤り検出信号を生成し、
    かつ該受信データ中の誤りが訂正可能である場合には該
    受信データに訂正を施して得たデータを出力する機能を
    有することを特徴とするデータ受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のデータ受信装置におい
    て、 再送の対象となった同一のデータに係る所定回数の誤り
    検出信号が前記データ受信手段により生成されたことを
    検出した場合には前記データ受信制御手段の一連のアド
    レス再送信動作を終了させるように再送禁止信号を出力
    するためのアドレス再送信停止手段を更に備えたことを
    特徴とするデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のデータ受信装置におい
    て、 前記データ受信手段からのデータを蓄えるための受信デ
    ータ記憶手段と、 前記受信データ記憶手段へデータを格納するためのデー
    タ格納制御手段とを更に備え、 前記データ受信制御手段は、 前記アドレス送信手段から送信された現アドレスに基づ
    いて転送されてくる現データに係る前記データ受信手段
    による受信、検査及び出力を各々実行させ、該データ受
    信手段から出力された現データを前記データ格納制御手
    段に前記受信データ記憶手段へ格納させたうえ、 前記アドレス送信手段から送信された次期アドレスに基
    づいて転送されてくる次期データを前記データ受信手段
    に受信させた後、 前記データ受信手段による前記現データに係る誤り検出
    信号の生成の有無を判定し、 該判定の結果前記現データに係る誤り検出信号が生成さ
    れていないことが判明した場合には、前記データ格納制
    御手段により前記受信データ記憶手段に格納された現デ
    ータを承認し、前記受信済みの次期データに係る前記デ
    ータ受信手段による検査及び出力を各々実行させ、該デ
    ータ受信手段から出力された次期データを前記データ格
    納制御手段に前記受信データ記憶手段へ格納させ、かつ
    前記アドレス送信手段から送信された次々期アドレスに
    基づいて転送されてくる次々期データを前記データ受信
    手段に受信させる一連のデータ連続受信動作を実行し、 前記判定の結果前記現データに係る誤り検出信号が生成
    されたことが判明した場合には、前記データ格納制御手
    段により前記受信データ記憶手段に格納された現データ
    を廃棄するように該データ格納制御手段に指示を与え、
    前記受信済みの次期データに係る前記データ受信手段に
    よる検査及び出力を各々禁止し、前記アドレス送信手段
    から再送アドレスとして送信された現アドレスに基づい
    て転送されてくる再送データに係る前記データ受信手段
    による受信、検査及び出力を各々実行させ、かつ該デー
    タ受信手段から出力された再送データを前記データ格納
    制御手段に前記受信データ記憶手段へ格納させる一連の
    データ再受信動作を実行する機能を更に有することを特
    徴とするデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータ受信装置におい
    て、 前記受信データ記憶手段は、前記データ受信手段からの
    データを蓄えるための先入れ先出し方式のFIFOメモ
    リを備え、 前記データ格納制御手段は、前記FIFOメモリ中のい
    ずれの領域へデータを格納すべきかを示すFIFOポイ
    ンタを有するFIFO制御回路を備え、 前記FIFO制御回路は、データの格納が前記データ受
    信制御手段により承認を受けた場合には前記FIFOポ
    インタを更新し、データを廃棄するように前記データ受
    信制御手段から指示を受けた場合には前記FIFOポイ
    ンタの更新を中断する機能を有することを特徴とするデ
    ータ受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のデータ受信装置におい
    て、 再送の対象となった同一のデータに係る所定回数の誤り
    検出信号が前記データ受信手段により生成されたことを
    検出した場合には前記データ受信制御手段の一連のデー
    タ再受信動作を終了させるためのデータ再受信停止手段
    を更に備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 複数のデータ送信装置と、 請求項5に記載の構成を有し、かつ前記転送されるべき
    データを指定するためのアドレスとして前記複数のデー
    タ送信装置のうちの1つを選択するための装置アドレス
    を順次送信し、かつ該送信した装置アドレスに基づいて
    転送されてくるデータを順次受信する機能を有する1つ
    のデータ受信装置と、 前記データ受信装置から順次送信される装置アドレスに
    基づいて前記複数のデータ送信装置の各々を順次前記デ
    ータ受信装置に対するデータ転送元として選択するため
    のデコーダとを備えたことを特徴とするデータ転送装
    置。
  12. 【請求項12】 複数の経路を備えた相互結合網を介し
    て互いにリンクされる複数のプロセッサエレメントの各
    々に内蔵されるデータ転送装置であって、 他のプロセッサエレメントからの転送データを受信する
    ための請求項7に記載の構成を有するデータ受信装置を
    備え、 前記アドレス再送信停止手段からの再送禁止信号を受け
    取った際に前記アドレス保持手段が保持している再送ア
    ドレスを前記相互結合網の複数の経路のうちの障害経路
    のアドレスとして保持しておき、かつ以後前記アドレス
    生成手段に対して前記障害経路のアドレスと一致するア
    ドレスの生成を禁止するためのエラーパス記憶手段を更
    に備えたことを特徴とするデータ転送装置。
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JP5036448B2 (ja) * 2007-08-13 2012-09-26 株式会社ピーエーネット技術研究所 インサーキットエミュレータにおけるfifoメモリ読出方法およびfifoメモリ内蔵ワンチップ・マイクロコンピュータ用インサーキットエミュレータ

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狩野信吾 他3名,並列計算機ADENAにおけるプロセッサ間通信の高効率化方式,1990年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集(分冊6),日本,電子情報通信学会,1990年3月5日,p.6_110(D−110)

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