JP3267615B2 - 染料移り抑制組成物 - Google Patents

染料移り抑制組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は洗浄時における染色布帛から他の布帛への染
料の移動を抑制するための酵素組成物に関する。
発明の背景 現代の布帛洗濯操作時に生じる最も頑固で厄介な問題
の1つは、一部の着色布帛が洗濯溶液中に染料を放出す
る傾向である。そのとき染料は、それと一緒に洗浄され
た布帛に移ってしまう。
この問題を克服する1つの方法は、染料が洗濯で他の
物品に付着する前に、染色布帛から洗い落された遊走染
料を漂白することである。
懸濁または溶解された染料は公知の漂白剤を用いるこ
とにより溶液中である程度酸化することができる。
GB第2 101 167号明細書は、希釈時に活性化されて
過酸化水素を生じる過酸化水素前駆体を含有した安定な
液体漂白組成物について記載している。
しかしながら、布帛に残る染料を漂白しないこと、即
ちカラーダメージを起こさないことも同時に重要であ
る。
米国特許第4,077,768号明細書は鉄ポルフィンのよう
な触媒化合物と一緒に酸化漂白剤の使用により染料移り
を抑制するためのプロセスについて記載している。
米国特許出願第421,414号明細書は着色物質を含めた
有機または無機物質の酸化に利用されるペルオキシダー
ゼおよびオキシダーゼについて記載している。過酸化水
素を生成しうる酵素系と鉄触媒を含んだ染料移り抑制組
成物は、1991年10月9日付で出願された同時係属EP特許
出願第91202655.6号明細書に開示されている。
EP第424 398−A号明細書はペルオキシダーゼを含ん
だ漂白効果を発揮しうる洗剤添加物について記載してい
る。その添加物は1種以上の酵素、特にリパーゼ、プロ
テアーゼ、アミラーゼまたはセルラーゼを更に含んでい
る。
EP−A−第350 098号明細書は洗剤適用に関連したセ
ルラーゼ選択基準を既定するC14CMC法について開示して
いる。試験溶液中25×10-6重量%のセルラーゼタンパク
質でCMC法に従い固定放射性標識カルボキシメチルセル
ロースを最低10%除去すれば、高活性セルラーゼである
とされている。
本発明による高活性の定義に属するセルラーゼの好ま
しいグループは、1990年5月5日付で出願された同時係
属デンマーク特許出願第1159/90号明細書に開示されて
いる。ヒューミコラ・インソレンス(Humicola insolen
s)DM1800に由来する部分的に精製された=43kDセルラ
ーゼに対するモノクローナル抗体と免疫反応性である均
一なエンドグルカナーゼ成分から本質的になるセルラー
ゼ調製物が開示されている。
染料移りの抑制に関するペルオキシダーゼの効力は、
上記の高活性セルラーゼ、更に具体的には同時係属デン
マーク特許出願第1159/90号明細書で開示された特定の
セルラーゼ調製物を用いることで、著しく高められるこ
とが意外にもわかった。したがって、上記の高活性セル
ラーゼおよびペルオキシダーゼを用いることにより洗浄
液中で最良の染料移りの抑制を示す染料移り抑制組成物
を提供することが本発明の目的である。
本発明の1つの態様によれば、例えば組換えDNA技術
を用いることにより、原価効率のよいセルラーゼ調製物
を含んだ染料移り抑制組成物が提供される。
本発明のもう1つの態様によれば、着色布帛を伴う洗
濯操作に関する方法も提供される。
発明の概要 本発明は、ペルオキシダーゼ活性を示す酵素、過酸化
水素または過酸化水素前駆体または過酸化水素を生成し
うる酵素系、追加の酸化性基質、およびセルラーゼを含
んでなり、該セルラーゼが洗濯試験溶液の25×10-6重量
%でC14CMC法に従い固定放射性標識カルボキシメチルセ
ルロースを少くとも10%除去するものであることを特徴
とする染料移り抑制組成物を提供する。
本発明によれば、好ましいセルラーゼは、ヒューミコ
ラ・インソレンスDM1800に由来する部分的に精製された
=43kDセルラーゼに対するモノクローナル抗体に免疫反
応性である、均一なエンドグルカナーゼ成分から本質的
になるものである。
発明の詳細な説明 セルラーゼ 酵素の活性、特にセルラーゼ酵素の活性は異なる分析
方法により様々な用途に関して規定されている。これら
の方法ではすべて、予想される使用時性能の現実的評
価、または少くとも使用時性能と相関する測定を行おう
と試みている。欧州特許出願EP−A−第350098号明細書
で詳述されたように、その方法の多く、特にセルラーゼ
製造業者によりしばしば用いられる方法は、洗濯洗剤組
成物においてセルラーゼの使用時性能と十分には相関し
ていない。これは、これらの活性測定法が開発された様
々な他の使用条件に起因している。
EP−A−第350098号明細書に記載された方法は、洗濯
洗剤組成物中でのセルラーゼ活性の格付に関する予想相
互関係を示すために開発された。
したがって、本発明では、本発明で有用なセルラーゼ
と、本発明の目的物を提供しないものとを区別するため
に、セルラーゼをスクリーニングするEP−A−第350098
号明細書に開示された方法を用いる。EP−A−第350098
号明細書で開示された方法から採用された、以下でC14C
MC法と称されるスクリーニング方法を、以下に説明す
る。
原理: スクリーニングに関するC14CMC法の原理は、布基体か
らの固体カルボキシメチルセルロース(CMC)の除去率
を洗浄溶液中において規定セルラーゼ濃度で測定するこ
とである。CMCの除去率はC14放射性炭素を用いてCMCの
一部を放射性標識することにより測定される。セルラー
ゼ処理前後における布基体上の放射性C14の量の簡単な
計測から、セルラーゼ活性を評価することができる。
サンプル調製: CMC調製:放射性CMCストック溶液は表Iに従い調製さ
れる。放射性CMCはEP−A−第350098号明細書で言及さ
れた方法により得られる。
布帛基体:布帛基体は5×5cmのサイズを有するモス
リンコットン布切れである。それらは、それらの中心に
放射性標識CMCストック溶液0.35mlが接種される。次い
でモスリンコット布切れを風乾する。
CMCの固定:モスリンコットン布切れに放射性標識CMC
を固定するために、ドイツのオリジナル・ハウナウ製の
洗濯機装置“リニテスト・オリジナル・ハウナウ”(Li
nitest Original Haunau)が用いられる。洗濯機の金属
ジャーに硬水(Ca++イオン4mmol/リットル)400mlを充
填する。最大13枚の布切れがジャー当たりで使用でき
る。次いでジャーを洗濯機装置で40分間にわたる20℃か
ら60℃への昇温サイクルでインキュベートする。インキ
ュベート後、布切れを水道水で1分間すすぐ。それらは
しぼって、少くとも30分間風乾させる。EP−A−350098
によれば、放射性CMCが固定された布切れのサンプル
は、洗浄せずに“ブランクサンプル”として測定するこ
ともできる。
サンプル処理: 洗濯試験溶液:洗濯試験溶液は表IIの組成に従い調製
される。それをpH7.5に平衡換する。洗濯試験溶液はセ
ルラーゼ試験サンプルが加えられるベースである。加え
られたセルラーゼの量を決める前に、残部100%まで水
を加えて洗濯試験溶液を希釈することがないように注意
する。このスクリーニング試験で用いられるセルラーゼ
の量は、洗濯試験溶液で25×10-6重量%のセルラーゼタ
ンパク質(14.5℃で0.25mg/リットルに相当する)とな
るように加えられなければならない。
洗浄操作:次いで放射性標識CMCで接種された布切れ
は洗濯シミュレートプロセスで試験される。洗濯プロセ
スはドイツのオリジナル・ハウナウによる洗濯機タイプ
装置“リニテスト・オリジナル・ハウナウ”でシミュレ
ートする。個々の布切れは20cm3ガラスバイアル中にい
れる。バイアルは洗濯試験溶液10mlで充填された後、液
密に閉じられる。5本以内のバイアルが各洗濯機ジャー
中にいれられる。ジャーに洗濯シミュレート用に熱伝達
媒体として水が充填される。洗濯シミュレートは40分間
にわたる20℃から60℃への昇温サイクルとして行う。
サンプルの処理後にバイアルは冷水に浸漬され、その
後各布切れはそのバイアルから取り出され、水道軟水に
よりビーカー内ですすぎ、しぼられ、少くとも30分間風
乾させる。
測定: 放射性標識CMC除去率を測定するために、シンチレー
ションカウンター、例えばLKB1210ウルトラベータ(Ult
rabeta)シンチレーションカウンターが用いられる。最
も正確な結果を得るためには、具体的シンチレーション
カウンターの最適操作に関する取扱いマニュアルに従う
べきである。例えば、LKB1210ウルトラベータシンチレ
ーションカウンターの場合には、下記操作に従うべきで
ある。測定される布切れはシンチレーション液体〔例え
ば、パッカード(Packard)からのシンチレーター299〕
12mlで充填されたプラスチックバイアル中にいれられ
る。次いで布切れは少くとも30分間安定化させる。次い
でバイアルはLKB1210ウルトラベータシンチレーション
カウンター中にいれられ、布切れの各放射能カウントが
得られる。
セルラーゼのみによるCMC除去量を測定するために
は、同時に接種されたものの無セルラーゼ洗濯試験溶液
で処理された布切れの測定が必要である。次いでセルラ
ーゼの活性は放射性標識CMC除去率として表示される。
このパーセンテージは下記式により計算される: 上記においてXOは無セルラーゼ洗濯試験溶液で処理さ
れた布切れの放射能シンチレーションカウントでり、 XCは評価されるセルラーゼを含有した洗濯試験溶液で
処理された布切れの放射能シンチレーションカウントで
ある。
統計的考察、操作確認: 統計上十分な結果を得るためには、標準統計分析が用
いられるべきである。与えられた例では、LKB1210ウル
トラベータシンチレーションカウンターを用いて、各放
射性シンチレーションカウント用にサンプルサイズの布
切れ3枚が使用できることがわかった。
内部クロスチェックにより操作を確認するためには、
EP−A−第350098号に従い“ブランクサンプル”の測定
および計算が勧められる。これによりエラーを検出して
排除する。
結果の解釈: 記載されたスクリーニング試験は、本発明の一部では
ないセルラーゼと、本発明の活性基準を満足するセルラ
ーゼとを識別するための、迅速無比で、信頼性のある方
法を提供する。
上記C14CMC法により固定放射性標識CMCを10%以上除
去していれば、各セルラーゼは本発明の要求を満たすこ
とが見出された。
10%以上の除去率が各セルラーゼに関して高い活性を
示すことは当業者にとり明らかである。したがって、C1
4CMC法により洗濯試験溶液中のタンパク質濃度で放射性
標識CMCを25%以上または好ましくは50%以上除去する
セルラーゼは、洗濯洗剤で使用上セルラーゼの一層優れ
た性能を示すと考えられる。
C14CMC法では高濃度のセルラーゼの使用ほど高い除去
率を示すこともわかった。しかしながら、セルラーゼ濃
度とそれにより得られる除去率との間には直線的な相互
関係は存在しない。
C14CMC法では高濃度のセルラーゼの使用ほど高い除去
率を示すこともわかった。
本発明によれば、好ましいセルラーゼはデンマーク特
許出願第1159/90号明細書で記載されたようなものであ
る。例えば、本発明の組成物で有用なセルラーゼ調製物
は均一なエンドグルカナーゼ成分から本質的になり、こ
れはヒューミコラ・インソレンスDSM1800に由来する高
度精製43kDセルラーゼまたはその43kDエンドグルカナー
ゼに相同的であるセルラーゼに対する抗体と免疫反応性
である。
本発明によるすべてのセルラーゼ酵素は上記スクリー
ニング試験の基準に合わねばならないことを強調しなけ
ればならない。しかしながら、デンマーク特許出願第11
59/90号では、本スクリーニング試験と組合せて好まし
いセルラーゼ酵素を確認しうる追加の基準が確立され
る。
本発明の組成物で特に有用なセルラーゼ調製物は、ス
クリーニング試験に加えて、エンドグルカナーゼ成分が
少くとも約50、好ましくは少くとも約60、特に少くとも
約90、CMCエンドアーゼ単位/mg全タンパク質のCMCエン
ドアーゼ活性を示すものである。特に、好ましいエンド
グルカナーゼ成分は少くとも100CMCエンドアーゼ単位/m
g全タンパク質のCMCエンドアーゼ活性を示す。
本関係において、“CMCエンドアーゼ活性”(cevu)
という用語は、以下で詳細に記載される本発明のセルラ
ーゼ調製物とのインキュベート後におけるカルボキシメ
チルセルロース(CMC)の溶液の粘度減少から調べられ
るように、セルロースをグルコース、セロビオース、お
よびトリオースに分解するその能力についてのエンドグ
ルカナーゼ成分のエンドグルカナーゼ活性に関する。
CMCエンドアーゼ(エンドグルカナーゼ)活性は、下
記のように、CMCの粘度減少から決定することができる:
pH9.0の0.1Mトリス緩衝液中に35g/l CMC〔ハーキュリ
ーズ(Hercules)7LFD〕を含有した基質溶液が調製され
る。分析される酵素サンプルを同緩衝液に溶解する。基
質溶液10mlおよび酵素溶液0.5mlを混合し、40℃で恒温
化された粘度計〔例えば、ハーク(Haake)VT181、NVセ
ンサー、181rpm〕に移す。粘度計の読取りは混合後でき
るだけすぐに、および再び30分間後に行う。これらの条
件下で粘度を半分に減少させる酵素の量は1単位のCMC
エンドアーゼ活性として定義される。
当業者に公知の方法で、マーカータンパク質とのSDS
ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)および
等電点電気泳動が、本関係で有用なセルラーゼ調製物中
におえるエンドグルカナーゼ成分の分子量および等電点
(pI)を各々調べるために用いられた。こうして、特異
的エンドグルカナーゼ成分の分子量は43kDであることが
わかった。このエンドグルカナーゼの等電点は約5.1で
あることがわかった。
セロビオヒドロラーゼ活性はセロビオースp−ニトロ
フェニルに対する活性として定義してもよい。その活性
は37℃およびpH7.0で1分間当たりに放出されるμmolニ
トロフェニルとして定義される。本エンドグルカナーゼ
成分はセロビオヒドロラーゼ活性を実質的に有しないこ
とが見出された。
本発明のセルラーゼ調製物中におけるエドグルカナー
ゼ成分は、一般的には米国特許第4,435,307号による粗
製H.インソレンスセルラーゼ混合物の逆相HPLC精製を含
む徹底した精製操作により初めて単離された。この操作
により、意外に高いエンドグルカナーゼ活性のために予
想外に好ましい性質を有する、単一成分としての43kDエ
ンドグルカナーゼが意外にも単離された。
しかも、スクリーニング試験に加えて、本組成物で有
用なセルラーゼ酵素は、エンドグルカナーゼ活性を示す
酵素(以下では“エンドグルカナーゼ酵素”と呼ぶ)
(その酵素は添付の配列表の配列番号2で示されたアミ
ノ酸配列を有する)またはエンドグルカナーゼ活性を示
すそのホモログとして更に定義することができる。
ここで、“ホモログ”という用語は、(5×SSCに前
浸漬、20%ホルムアミド、5×デンハート(Denhardt'
s)溶液、pH6.8の50mMリン酸ナトリウムおよび変性超音
波処理子牛胸腺DNA50μgの溶液中40℃で1時間の前ハ
イブリッド形成、その後100μM ATPで補充された同溶
液中40℃で18時間のハイブリッド形成のような)ある特
定条件下で、このアミノ酸配列のエンドグルカナーゼ酵
素をコードするDNAと同様のプローブとハイブリッドす
るDNAによりコードされたポリペプチドを表す意味に用
いる。この用語は、天然配列のCおよびN末端の一方ま
たは双方への1以上のアミノ酸残基の付加、天然配列の
1以上の部位における1以上のアミノ酸残基の置き換
え、天然アミノ酸配列の一方または双方の末端または天
然配列内部の1以上の部位における1以上のアミノ酸残
基の削除あるいは天然配列の1以上の部位における1以
上のアミノ酸残基の挿入により得られる前記配列の誘導
体を含めた意味である。
エンドグルカナーゼ酵素とはここでは、特許手続上の
微生物の寄託の国際承認に関するブダペスト条約(ブダ
ペスト条約)の規定に従い、ドイチェ・サムルンク・フ
ォン・ミクロオルガニスメン,マシェローダー・ベク1
B,D−3300ブラウンシュバイク,FRG(Deutsche Sammlung
von Mikroorganismen,Mascheroder Weg 1B,D−3300 Br
aunschweig,FRG)に1981年10月1日付で寄託された、ヒ
ューミコラ・インソレンスのようなヒューミコラ種、例
えば株DSM1800により産生されうるものであってもよ
い。
更に別の面において、ここで有用なセルラーゼ酵素と
は、スクリーニング試験に加えて、添付された配列表の
配列番号4で示されたアミノ酸配列を有するエンドグル
カナーゼ酵素、またはエンドグルカナーゼ活性を示す
(前記のような)そのホモログとして定義することがで
きる。上記エンドグルカナーゼ酵素は、ブダペスト条約
の規定に従い、ドイチェ・サムルンク・フォン・ミクロ
オルガニスメン,マシェローダー・ベク1B,D−3300ブラ
ウンシュバイク,FRGに1983年6月6日付で寄託された、
フサリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)の
ようなフサリウム種、例えば菌株DSM2672により産生さ
れうるものであってもよい。更に、相同的エンドグルカ
ナーゼはセルロース分解酵素を産生する他の微生物、例
えばトリコデルマ(Trichoderma)、ミセリオフトラ(M
yceliophthora)、ファネロカエテ(Phanerochaete)、
シゾフィルム(Schizophyllum)、ペニシリウム(Penic
illium)、アスペルギルス(Aspergillus)およびゲオ
トリクム(Geotricum)の種に由来してもよいと考えら
れる。
しかしながら、ここでのセルラーゼ調製物の工業的生
産のためには、望ましい酵素活性の大量産生を保証する
上で行われる組換えDNA技術、あるいは発酵の調整、ま
たは微生物の変異を含めた他の技術を用いることが好ま
しい。このような方法および技術は当業界で公知であ
り、当業者であれば容易に行える。
このためエンドグルカナーゼ成分とは、上記エンドグ
ルカナーゼ成分、または上記エンドグルカナーゼ成分の
前駆体をコードするDNA配列と、エンドグルカナーゼ成
分またはその前駆体をコードするDNA配列を発現させる
機能をコードするDNA配列とを保有した組換えDNAベクタ
ーで形質転換された縮主細胞を、エンドグルカナーゼ成
分またはその前駆体を発現させる条件下で培地中におい
て培養し、エンドグルカナーゼ成分を培養物から回収す
ることからなる方法により産生されうるものであっても
よい。
上記のようなエンドグルカナーゼ酵素またはその酵素
の前駆体をコードするDNA配列を含んだDNA構築物には、
添付の配列表の配列番号1また3で示されたようなDNA
配列、あるいはその修正配列を有するDNA構築物があ
る。DNA配列の適切な修正例は、エンドグルカナーゼの
他のアミノ酸配列を生じないが、DNA構築物が導入され
た縮主生物のコドン用法(usage)に相当するヌクレオ
チド置換、あるいは異なるアミノ酸配列、したがってお
そらく天然酵素とは異なる性質を有するエンドグルカナ
ーゼ変異体を生じるかもしれない異なるタンパク質構造
を生じるヌクレオチド置換である。可能な修正の他の例
は、配列の一端における1以上のヌクレオチドの挿入あ
るいは一端または配列内部における1以上のヌクレオチ
ドの削除である。
ここで有用なエンドグルカナーゼ酵素をコードするDN
A構築物は、確立された標準方法、例えばS.L.Beaucage
and M.H.Caruthers,Tetrahedron Letters,22,1981,pp.1
859−1869で記載されたホスホアミダイト方法またはMat
thes et al.,EMBO Journal,3,1984,pp.801−805で記載
された方法により合成してよい。ホスホミダイト方法に
よれば、オリゴヌクレオチドは例えば自動DNAシンセサ
イザーで合成され、精製され、アニーリングされ、結合
され、適切なベクターでクローニングされる。
エンドグルカナーゼ酵素またはその前駆体をコードす
るDNA構築物は、例えば、ヒューミコラ・インソレンスD
SM1800のようなセルラーゼ産生微生物のcDNAまたはゲノ
ムライブラリーを確立し、標準技術(例えば、.Sambroo
k et al.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,2n
d.Ed.Cold Spring Harbor,1989)に従いエンドグルカナ
ーゼの全または一部アミノ酸配列に基づき合成されたオ
リゴヌクレオチドプローブを用いるハイブリッド形成に
よるような慣用的操作で陽性クローンについてスクリー
ニングするか、あるいは適切な酵素活性(即ち、前記の
ようなCMCエンドアーゼ活性)を発現するクローンにつ
いて選択するか、あるいは天然セルラーゼ(エンドグル
カナーゼ)に対する抗体と反応性であるタンパク質を産
生するクローンについて選択することにより単離してよ
い。
最後に、DNA構築物とは、標準技術に従い完全DNA構築
物の様々な部分に相当する断片、(適宜に)合成、ゲノ
ムまたはcDNA源の断片を結合させることで作製された混
合合成およびゲノム、混合合成およびcDNAまたは混合ゲ
ノムおよびcDNA源である。DNA構築物は、例えば米国特
許第4,683,202号明細書またはR.K.Saiki et al.,Scienc
e,239,1988,pp.487−491で記載されたような特異的プラ
イマーを用いるポリメラーゼ鎖反応により作製してもよ
い。
上記DNA構築物が挿入される組換え発現ベクターは組
換えDNA操作にうまく適合するものであればいかなるベ
クターであってもよく、ベクターの選択はそれが導入さ
れる宿主細胞に依存することが多い。このため、ベクタ
ーは自律複製ベクター、即ち複製が染色体複製から独立
している染色体外物として存在するベクター、例えばプ
ラスミドであってもよい。一方、ベクターは、宿主細胞
中に導入されたときに、宿主細胞ゲノム中に組み込まれ
て、それが組み込まれた染色体と一緒に複製されるもの
であってもよい。
ベクターにおいて、エンドグルカナーゼをコードする
DNA配列は適切なプロモーターおよびターミネーター配
列と作動的に連結されているべきである。プロモーター
は選択された宿主細胞中で転写活性を示すのであればい
かなるDNA配列であってもよく、しかも宿主細胞と相同
的であるかまたは異種であるタンパク質をコードする遺
伝子に由来してもよい。エンドグルカナーゼ、プロモー
ターおよびターミネーターについて各々コードするDNA
配列を結合するために並びにそれらを適切なベクター中
に挿入するために用いられる操作は当業者に周知である
(例えば、Sambrook et al.前掲)。
上記DNA構築物または上記発現ベクターで形質転換さ
れる宿主細胞は、例えばアスペルギルスの種に属し、最
も好ましくはアスペルギルス・オリザ(Aspergillus or
yzae)またはアスペルギルス・ニガー(Aspergillus ni
ger)である。真菌細胞は、それ自体公知の方法で、プ
ロトプラスト形成およびプロトプラストの形質転換、し
かる後細胞壁の再生を含めたプロセスにより形質転換し
てもよい。宿主微生物としてアスペルギルスの使用は
〔ノボ・インダストリ社(Novo Industri A/S)の〕EP
第238 023号明細書に記載されており、その内容は参考
のため本明細書の開示の一部とされる。宿主細胞は酵母
細胞、例えばサッカロミセス・セレビシア(Saccharomy
ces cerevisiae)の株でもよい。
一方、宿主生物は細菌、特にストレプトミセス(Stre
ptomyces)およびバチルス(Bacillus)の株と大腸菌で
もよい。細菌細胞の形質転換は、例えばSambrook et a
l.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,Cold Spri
ng Harbor,1989で記載されたように、常法に従い行え
る。
適切なDNA配列のスクリーニングおよびベクターの組
立ても標準操作により実施してよい(cf.Sambrook et a
l.,前掲)。
形質転換された宿主細胞を培養するために用いられる
培地は、問題の宿主細胞を増殖させる上で適したいかな
る慣用的な培地であってもよい。発現されたエンドグル
カナーゼは好都合には培地中に分泌され、遠心または濾
過による培地からの細胞の分離、硫酸アンモニウムのよ
うな塩による培地のタンパク質性成分の沈降後、イオン
交換クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフ
ィー等のようなクロマトグラフィー操作を含めた周知の
操作によりそれから回収される。
前記のような組換えDNA技術、タンパク質精製の技
術、発酵および変異の技術または当業界で周知の技術を
用いることで、高純度のエンドグルカナーゼを提供する
ことができる。
上記セルラーゼの本組成物中におけるレベルは、洗浄
溶液中に放出される酵素タンパク質の量が0.005〜40mg/
l洗浄溶液、好ましくは0.01〜10mg/l洗浄溶液となるよ
うなレベルであるべきである。
ペルオキシダーゼ 本目的に用いられるペルオキシダーゼは植物から単離
および産生しても(例えば、西洋ワサビペルオキシダー
ゼ)、あるいは真菌または細菌のような微生物から単離
および産生してもよい。一部の好ましい真菌としては細
分類の不完全菌類、ヒフォミセテス(Hyphomycetes)鋼
に属する株、例えばフサリウム、ヒューミコラ、トリコ
ダ−マ、ミロテシウム(Myrothecium)、バーチシルム
(Verticillum)、アルトロミセス(Arthromyces)、カ
ルダリオミセス(Caldariomyces)、ウロクラジウム(U
locladium)、エンベリシア(Embellisia)、クラドス
ポリウム(Cladosporium)またはドレシュレラ(Dresch
lera)、特にフサリウム・オキシスポルム(DSM 267
2)、ヒューミコラ・インソレンス、トリコダ−マ・レ
ジイ(T.resii)、ミロテシウム・ベルカナ(M.verruca
na)(IFO 6113)、バーチシルム・アルボアトルム(V.
alboatrum)、バーチシルム・ダーリエ(V.dahlie)、
アルトロミセス・ラモサス(A.ramosus)(FERM P−775
4)、カルダリオミセス・フマゴ(C.fumago)、ウロク
ラジウム・チャータルム(U.chartarum)、エンベリシ
ア・アリア(E.allior)、ドレシュレラ・ハロデス(D.
halodes)がある。
他の好ましい真菌としては細分類バシジオマイコチナ
(Basidiomycotina)、バシジオマイセテス(Basidiomy
cetes)網に属する株、例えばコプリヌス(Coprinu
s)、ファネロチャエテ(Phanerochaete)、コリオルス
(Coriolus)またはトラメテス(Trametes)、特にコプ
リヌス・シネレウス(C.cinereus)f.ミクロスポルス
(microsporus)(IFO 8371)、コプリヌス・マクロリ
ズス(C.macrorhizus)、ファネロチャエテ・クリソス
ポリウム(P.chrysosporium)(例えば、NA−12)また
はコリオルス・バーシカラー(C.versicolor)(例え
ば、PR4 28−A)がある。
別の好ましい真菌としては細分類ジゴミコチナ(Zygo
mycotina)、ミコラセア(Mycoraceae)鋼に属する株、
例えばリゾプス(Rhizopus)またはムコル(Mucor)、
特にムコル・ヒエマリス(M.hiemalis)がある。
一部の好ましい細菌としては放線菌目の株、例えばス
トレプトミセス・スフェロイデス(S.spheroides)(AT
TC 23965)、ストレプトミセス・サーモビオラセウス
(S.thermoviolaceus)(IFO 12382)またはストレプト
バーチシルム・バーチシリウムssp.バーチシリウムがあ
る。
他の好ましい細菌としてはバチルス・プミルス(B.pu
millus)(ATCC 12905)、バチルス・ステアロサーモフ
ィルス(B.stearothermophilus)、ロードバクター・ス
ファエロイデス(Rhododbacter sphaeroides)、ロード
モナス・パルストリ(Rhodomonas palustri)、ストレ
プトコッカス・ラクチス(Streptococcus lactis)、シ
ュードモナス・プロシニア(Pseudomonas purrocinia)
(ATCC 15958)またはシュードモナス・フルオレッセン
ス(P.fluorescens)(NRRL B−11)がある。
有用なペルオキシダーゼの他の可能性がある供給源は
B.C.Saunder et al.,前掲,pp.41−43に掲載されてい
る。
本発明に従い用いられる酵素を産生する方法は、当業
界において、例えばFEBS Letters,1625,173(1);Appl
ied and Environmental Microbiology,Feb.1985,pp.273
−278;Applied Microbiol.Biotechnol.26,1987,pp.158
−163;Biotechnology Letters,9(5),1987,pp.357−3
60;Nature,326,2,April,1987;FEBS Letters,4270,209
(2),p.321;EP179 486;EP200 565;GB2 167 421;E
P171 074;Agric.Biol.Chem.50(1),1986,p.247で記
載されている。
特に好ましいペルオキシダーゼは洗浄液の典型的pH、
即ち6.5〜10.5、好ましくは6.5〜9.5、最も好ましくは
7.5〜9.5のpHで活性であるものである。このような酵素
は、例えばR.E.Childs and W.G.Bardsley,Biochem.J.14
5,1975,pp.93−103に記載されたABTSアッセイを用い
て、好アルカリ性微生物による関連酵素産生物について
スクリーニングすることにより単離される。
他の好ましいペルオキシダーゼは、良好な熱安定性
と、非イオン系、カチオン系またはアニオン系界面活性
剤、洗剤ビルダー、リン酸等のような常用洗剤成分に対
する良好な安定性を示すものである。
他のグループの有用なペルオキシダーゼはクロロおよ
びブロモペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダー
ゼである。
更に、ペルオキシダーゼ酵素は、その酵素をコードす
るDNA配列と、その酵素をコードするDNA配列を発現させ
る機能をコードするDNA配列とを保有した組換えDNAベク
ターで形質転換された宿主細胞を、その酵素を発現させ
る条件下で培地中において培養し、その酵素を培養物か
ら回収することからなる方法により産生されうるもので
あってもよい。
その酵素についてコードするDNA断片は、例えば、前
記微生物のもののような関心ある酵素を産生する微生物
のcDNAまたはゲノムライブラリーについて確立し、酵素
の全または一部アミノ酸配列に基づき合成されたオリゴ
ヌクレオチドプローブとのハイブリッド形成によるよう
な慣用的操作で陽性クローンについてスクリーニングす
るか、あるいは適切な酵素活性を発現するクローンにつ
いて選択するか、あるいは天然酵素に対する抗体と反応
性であるタンパク質を産生するクローンについて選択す
ることにより単離してもよい。
選択されると、DNA配列は、特定の宿主生物で酵素を
発現させる適切なプロモーター、オペレーターおよびタ
ーミネーター配列と、問題の宿主生物でベクターを複製
させうる複製源とを含んだ適切な複製発現ベクター中に
挿入される。
次いで、得られた発現ベクターは真菌細胞のような適
切な宿主細胞中に組み込まれて形質転換するが、その好
ましい例はアスペルギルスの種、最も好ましくはアスペ
ルギルス・オリザまたはアスペルギルス・ニガーであ
る。真菌細胞は、それ自体公知の方法で、プロトプラス
ト形成およびプロトプラストの形質転換、いかる後細胞
壁の再生を含めたプロセスにより形質転換してもよい。
宿主微生物としてアスペルギルスの使用は(ノボ・イン
ダストリ社の)EP第238,023号明細書で記載されてお
り、その内容は参考のため本明細書の開示の一部とされ
る。
一方、宿主生物は細菌、特にストレプトミセスおよび
バチルスの株または大腸菌でもよい。細菌細胞の形質転
換は、例えばT.Maniatis et al.,Molecular Cloning:A
Laboratory Manual,Cold Spring Harbor,1982で記載さ
れたように、常法に従い行える。
適切なDNA配列のスクリーニングおよびベクターの構
築も標準操作により実施してよい(cf.T.Maniatis et a
l.,前掲)。
形質転換された宿主細胞を培養するために用いられる
培地は、問題の宿主細胞を増殖させる上で適したいかな
る慣用的な培地であってもよい。発現された酵素は好都
合には培地中に分泌され、遠心または濾過による培地か
らの細胞の分離、硫酸アンモニウムのような塩による培
地のタンパク質性成分の沈降後、イオン交換クロマトグ
ラフィー、アフィニティクロマトグラフィー等のような
クロマトグラフィー操作を含めた周知の操作によりそれ
から回収される。
初めにまたはそのプロセス中に、H2O2は例えば0.001
〜5mM、特に0.01〜1mMの量で加えられる。コプリヌスの
ペルオキシダーゼを用いるときには0.01〜0.25mMのH2O2
が好ましく、B.プミルスのペルオキシダーゼでは0.1〜1
mM H2O2である。
過酸化水素は過酸化水素またはその前駆体、好ましく
はペルボレートまたはペルカーボネートとして加えられ
る。使用できる過酸化水素前駆体の量は選択されるペル
オキシダーゼの具体的性質に依存し、例えばコプリヌス
のペルオキシダーゼは5%以下でペルボレートを含有し
た洗剤組成物に用いられるべきである。
本発明による方法では、過酸化水素形成用に酵素的方
法を利用することが望ましい。このため、本発明による
方法では初めにまたは洗浄および/またはすすぎ工程中
に過酸化水素を生成しうる酵素系(即ち、酵素およびそ
のための基質)を更に加えてもよい。
過酸化水素生成系の1つのこのようなカテゴリーに
は、分子状酸素と有機または無機基質を各々過酸化水素
と酸化基質に変換することができる酵素が含まれる。こ
れらの酵素は低レベルの過酸化酵素しか生成しないが、
それらはペルオキシダーゼの存在が生成する過酸化水素
の効率的な利用を保証することから、本発明の方法でか
なり有利に用いられる。
好ましい過酸化水素生成酵素は、洗剤組成物中に含有
されることが都合よく、安価で容易に入手しうる基質で
作用するものである。このような気質の例は、グルコー
スオキシダーゼによる過酸化水素生成のために利用され
るグルコースである。適切なオキシダーゼとしてはフェ
ノール類および関連物質のような芳香族化合物で作用す
るもの、例えばカテコールオキシダーゼ、ラッカーゼが
ある。他の適切なオキシダーゼは尿酸オイシダーゼ、ガ
ラクトースオキシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、ア
ミンオキシダーゼ、アミノ酸オキシダーゼ、アミログル
コシダーゼおよびコレステロールオキシダーゼである。
好ましい酵素系はアルコールおよびアルデヒドオキシ
ダーゼである。
顆粒洗剤用に更に好ましい系には固体アルコール類、
例えばグルコースがあるが、これは酸化でグルコースオ
キシダーゼにより触媒されてグルクロン酸になり、過酸
化水素を形成する。
液体洗剤用に更に好ましい系には、例えば溶媒として
も作用する液体アルコール類が含まれる。例えばエタノ
ール/エタノールオキシダーゼである。
本発明による組成物で用いられるオキシダーゼの量
は、洗濯で1分間当たり0.01〜10ppmのAvOを一定に生成
する上で少くとも十分であるべきである。例えばグルコ
ースオキシダーゼでは、これは一定通気下50〜5000U/l
グルコースオキシダーゼ、0.005〜0.5%グルコースのと
きに室温およびpH6〜11、好ましくは7〜9で達成でき
る。
初めにまたは洗浄および/またはすすぎ工程中におけ
るペルオキシダーゼ用の追加の酸化性基質の添加は、用
いられるペルオキシダーゼの染料移り抑制効果を高め
る。これは着色物質の漂白または他の変化に関与するこ
の追加の酸化性基質の短時間ラジカル、または他の酸化
状態の形成に起因すると考えられる。このような追加の
酸化性基質の例は金属イオン、例えばMn++、ハライドイ
オン、例えばクロリドもしくはブロミドイオンまたはフ
ェノール類のような有機化合物、例えばp−ヒドロキシ
ケイ皮酸もしくは2,4−ジクロロフェノールである。本
目的のために用いてよいフェノール性化合物の他の例
は、M.Kato and S.Shimizu,Plant Cell Physiol.26
(7),1985,pp.1291−1301(cf.特に表1)またはB.C.
Saunders et al.,前掲、pp.141以下に示されたものであ
る。添加される追加の酸化性基質の量は約1μM〜1mM
であることが適切である。
本発明による方法において、ペルオキシダーゼは典型
的には洗剤組成物の成分として加えられ、洗浄液体1リ
ットル当たり0.01〜100mg酵素/l洗浄液の量で加えられ
る。このようにして、それは非粉散性顆粒、液体、特に
安定換された液体または保護された酵素の形で洗剤組成
物中に含有される。非粉散性顆粒は例えば米国特許第4,
106,991号および第4,661,452号明細書(双方ともノボ・
インダストリ社)で開示されたように調製され、場合に
より当業界で公知の方法によりコーティングしてもよ
い。液体酵素調製物は、例えば確立された方法に従いプ
ロピレングリコールのようなポリオール、糖もしくは糖
アルコール、乳酸またはホウ酸を加えることで安定化さ
せてもよい。他の酵素安定剤は当業界で周知である。保
護された酵素はEP第238,216号明細書で開示された方法
に従い調製される。洗剤組成物はペルオキシダーゼ用の
基質を1種以上含んでもよい。通常、本発明の洗剤組成
物の溶液のpHは好ましくは7〜12、特に7.5〜9.5であ
る。洗浄pHは選択されたペルオキシダーゼに依存し、例
えばコプリヌスのペルオキシダーゼは9.5以下の洗浄pH
で適用されるべきである。
洗剤添加物 本発明の組成物は常用量でこのような洗剤組成物の常
用成分を含有することができる。このため、アニオン
系、ノニオン系、両性、双極性または常用されないカチ
オン系の有機界面活性剤およびそれらの混合物が存在し
てもよい。適切な界面活性剤は当業界で周知であり、こ
のような化合物の詳細なリストは米国特許第3,717,630
号および米国特許出願第589,116号明細書に示されてい
る。
本発明で有用な洗剤組成物は1〜95%、好ましくは5
〜40%のノニオン系、アニオン系、双極性またはそれら
の混合物を含有する。洗剤ビルダーは無機または有機、
リン酸または非リン酸、水溶性または不溶性および他の
水溶性の塩として存在でき、この種類の塩も有機洗剤が
存在するか否かにかかわらず用いてよい。適切なビルダ
ーの記載は米国特許第3,936,537号および米国特許出願
第589,116号明細書で示されている。洗剤ビルダーは0
〜50%、好ましくは5〜40%で存在する。
洗剤組成物で用いられる他の成分、例えば起泡増進ま
たは抑制剤、酵素安定剤または活性化剤、汚物懸濁剤、
汚物放出剤、蛍光増白剤、研磨剤、殺菌剤、変色防止
剤、着色剤および香料も用いてよい。
これらの成分、特に酵素、蛍光増白剤、着色剤および
香料は、それらが組成物の漂白成分と適合するように選
択されることが好ましい。
本発明による洗剤組成物は液体、ペーストまたは顆粒
形である。酵素はあらゆる便利な形で、例えば粉末また
は液体として処方することができる。酵素は酵素安定剤
の含有により液体中で安定化させてもよい。液体洗剤は
安定化された過酸化水素前駆体も更に含有してよい。本
発明による顆粒組成物は“コンパクト形”でもよく、即
ちそれらは慣用的な顆粒洗剤より比較的高い密度、即ち
550〜950g/lを有してもよく、このようなケースにおい
て、本発明による顆粒洗剤組成物は慣用的な顆粒洗剤と
比較して少量の“無機充填剤塩”を含有し、典型的な充
填剤塩はサルフェートおよびクロリドのアルカリ土類金
属塩、典型的には硫酸ナトリウムであり、“コンパク
ト”洗剤は典型的には10%以下で充填剤塩を含む。
本発明は、着色布帛を伴う布帛洗濯操作中に出会う溶
解懸濁染料の布帛間における染料移りを抑制するための
方法にも関する。
その方法では前記のようにして布帛を洗濯溶液と接触
させる。
本発明による方法は洗浄工程過程で実施されることが
都合よい。洗浄工程は好ましくは5〜75℃、特に20〜60
℃で実施される。処理溶液のpHは好ましくは7〜12、特
に7〜9.5である。
本発明のによる方法および組成物は洗濯操作中で追加
的に用いてもよい。
下記例は本発明と、それから得られた予想外に優れた
カラーケア効果を説明するものである。
例I 請求項1のセルラーゼ性能パラメーターの優秀性 下記試験を行った: 試験条件: 洗浄温度:60℃(昇温サイクル) 洗浄時間:40min pH=7.5 水硬度:4mmol/L 洗剤濃度:1% 洗剤組成:crf.EPA350 098、例1 セルラーゼ: 1)ノボ・ノルディスク(Novo Nordisk)供給のセルザ
イム(Celluzyme )=参照例 2)43kDエンドグルカナーゼ =本発明によるセルラーゼ 試験結果: 洗剤+セルザイム 1.5mgタンパク質/L(150×10-6%) 12.7 3.0mgタンパク質/L(300×10-6%) 17.7 4.5mgタンパク質/L(450×10-6%) 21.5 洗剤+43kDエンドグルカナーゼ 0.3mgタンパク質/L(30×10-6%) 20.3 結果の考察: 上記データは、市販セルザイムよりも、本発明のセル
ラーゼに関する請求の範囲に記載されたパラメーターの
優秀性を証明している。
例II 2組各4タイプの洗剤組成物を調製するが、すべてコ
ンパクト顆粒に基づいている。
このようなコンパクト顆粒洗剤組成物は典型的には下
記成分を含有している: 直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS) 11% アルキルサルフェート 5% ノニオン系 6% クエン酸三ナトリウム 15% ゼオライト 32% クエン酸 6% ポリマー 4% キレート化剤 0.2% 硫酸ナトリウム 5% ケイ酸ナトリウム 2% ペルボレート 0.5% フェノールスルホネート 0.1% 上記洗剤組成物を下記のように補充した: A)43kDエンドグルカナーゼおよびペルオキシダーゼ 含有せず=参照例 B)43kDエンドグルカナーゼ含有 C)ペルオキシダーゼ含有 D)43kDエンドグルカナーゼおよびペルオキシダーゼ含
A)セルザイム およびペルオキシダーゼ含有せず B)セルザイム 含有 C)ペルオキシダーゼ含有 D)セルザイム およびペルオキシダーゼ含有 各組の第一タイプの洗剤組成物はセルラーゼおよびペ
ルオキシダーゼを全く含有していない(参照組成物:
A)。
第1組の洗剤組成物において、43kDエンドグルカナー
ゼは2mg酵素タンパク質/洗浄溶液リットル(55cevu/リ
ットル)のレベルで加える。第2組の洗剤組成物におい
て、セルザイム は76mg酵素タンパク質/洗浄溶液リッ
トル(55cevu/リットル)のレベルで加える。
試験条件: −ミール(Miele)洗浄機で試験 −コットンプログラム、低水レベル(18リットル)、シ
ョートサイクル −4サイクル −温度40℃ −洗濯物の内訳 1)清潔な洗濯物1kg: −コットン150g(テリー) −編布コットン150g(下着) −織布コットン200g −PE/コットン300g −PE200g 2)白色度等級付け用:3種の白色で汚れのある物品(各
4つの複製物) 3)酸性赤色151号染料付着10×5cmナイロン:低い染料
移動レベルにするため 4)典型的洗濯汚物源を与えるために調製された汚れ −硬水(15grs/glln) −洗剤濃度=0.6% 試験操作: 試験の意図は、試験される組成物と参照組成物との間
で、漸次的に4回洗濯されたテキスタイル品の白色度を
比較するため等である。3種の汚れのある物品をこの試
験のために用いた。物品の各処理毎に、4つの複製物を
用いた。試験される物品は平坦な中間色勾配表面上で光
源と平行に並べる。光源として蛍光を用いる:標準日光
(D65)と適合するようにデザインされた1080ワットの
光を出す27フィリップス(Philips)“コールド”カラ
ーTL40/57。色T゜は74000Kであり、色反射率は優れて
おり(94)、光出力は46LM/Wである。差異はパネルスコ
ア単位(psu)で記録するが、正であれは参照処理より
も性能上よい。
評価基準(PSU等級) 0=同等 1=私にはこれがよいと思われる 2=私はこれがややよいと認める 3=これはとてもよい 4=これはかなりよい PSU等級データは統計的数え直しであり、4複製物の
平均が出され、LSD(最小有意差)が表IおよびIIで示
されている。
結論: 上記結果は、本発明のペルオキシダーゼ/43kD組合せ
が双方の成分の個別作用の合計よりも統計上有意に優れ
た性能を有することを明らかに示している。
例III〜VIII 下記組成物を製造する。
a)コンパクト顆粒洗剤:例II〜IV b)慣用的顆粒洗剤:例VおよびVI c)液体洗剤:例VIIおよびVIII 配列表 配列番号1: 配列番号2: 配列番号3: 配列番号4:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592043805 ONE PROCTER & GANB LE PLAZA,CINCINNAT I,OHIO,UNITED STAT ES OF AMERICA (72)発明者 ブッシュ,アルフレッド ベルギー国ロンデルジール、ハンデルス トラート、210 (56)参考文献 特公 昭61−16316(JP,B1) 特表 平3−505100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 3/386 D06L 3/02 C12S 11/00 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペルオキシダーゼ活性を示す酵素 過酸化水素または過酸化水素前駆体化合物、または過酸
    化水素を生成しうる酵素系、 前記ペルオキシダーゼ活性を示す酵素のための酸化性基
    質、および セルラーゼ を含んでなり、該セルラーゼが、添付の配列表の配列番
    号2で示されたアミノ酸配列を有し、試験溶液中セルラ
    ーゼタンパク質25×10-6重量%でC14CMC法に従い固定放
    射性標識カルボキシメチルセルロースを少くとも10%除
    去するものである、染料移り抑制組成物。
  2. 【請求項2】セルラーゼが、ヒューミコラ・インソレン
    スDSM1800に由来する高度精製43kDエンドグルカナーゼ
    に対する抗体と免疫反応性である、または上記43kDエン
    ドグルカナーゼと相同的である、均一なエンドグルカナ
    ーゼ成分から本質的になるものである、請求項1に記載
    の染料移り抑制組成物。
  3. 【請求項3】セルラーゼのエンドグルカナーゼ成分が5.
    1の等電点を有するものである、請求項2に記載の染料
    移り抑制組成物。
  4. 【請求項4】洗剤成分と組み合わせられて洗剤組成物を
    形成するものであり、前記エンドグルカナーゼ成分が、
    そのエンドグルカナーゼ成分またはそのエンドグルカナ
    ーゼ成分の前駆体をコードするDNA配列と、エンドグル
    カナーゼ成分またはその前駆体をコードするDNA配列を
    発現させる機能をコードするDNA配列とを保有した組換
    えDNAベクターで形質転換された宿主細胞を、エンドグ
    ルカナーゼ成分またはその前駆体を発現させる条件下で
    培地中において培養し、エンドグルカナーゼ成分を培養
    物から回収することからなる方法により産生され得るも
    のである、請求項2に記載の染料移り抑制組成物。
  5. 【請求項5】セルラーゼがヒューミコラの種により産生
    され得るものである、請求項3に記載の染料移り抑制組
    成物。
  6. 【請求項6】宿主細胞が、トリクロデルカおよびアスペ
    ルギルスから選択される真菌の株、またはハンセヌラも
    しくはサッカロミセスの株に属する酵母細胞である、請
    求項4に記載の染料移り抑制組成物。
  7. 【請求項7】宿主細胞が、細菌の株である、請求項4に
    記載の染料移り抑制組成物。
  8. 【請求項8】過酸化水素前駆体がペルボレートまたはペ
    ルカーボネートである、請求項1に記載の染料移り抑制
    組成物。
  9. 【請求項9】ペルボレートのレベルが洗浄溶液の1μM
    〜10mMである、請求項8に記載の染料移り抑制組成物。
  10. 【請求項10】追加酸化性基質が、Mn++イオン、クロリ
    ドイオン、ブロミドイオン、p−ヒドロキシケイ皮酸、
    2,4−ジクロロフェノールまたはそれらの混合物であ
    る、請求項1に記載の染料移り抑制組成物。
  11. 【請求項11】過酸化水素を生成しうる酵素系がグルコ
    ースオキシダーゼ、尿酸オキシダーゼ、ガラクトースオ
    キシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、アミンオキシダ
    ーゼ、アミノ酸オキシダーゼおよびコレステロールオキ
    シダーゼからなる群より選択されるオキシダーゼであ
    る、請求項1に記載の染料移り抑制組成物。
  12. 【請求項12】非粉酸性顆粒、安定化された液体または
    保護された酵素系の形をした洗剤添加物である、請求項
    1に記載の染料移り抑制組成物。
  13. 【請求項13】顆粒形、コンパクト顆粒形または液体形
    である、請求項12に記載の洗剤組成物。
  14. 【請求項14】布帛が洗浄液中で一緒に洗浄および/ま
    たはすすぎ洗いしたときに染色布帛から他の布帛へのテ
    キスタイル染料の移りを抑制するための方法であって、 上記布帛を請求項1に記載された組成物と接触させ、ペ
    ルオキシダーゼが0.01〜100mg/l洗浄溶液のレベルで用
    いられ、過酸化水素のレベルが洗浄溶液の0.001〜5mMで
    あり、追加酸化性基質の絶対量が1μM〜1mMであり、
    セルラーゼが0.005〜40mg酵素タンパク質/洗浄溶液リ
    ットルの量で加えられる、方法。
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