JP3265927B2 - 自動調理装置 - Google Patents

自動調理装置

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JP3265927B2
JP3265927B2 JP18239095A JP18239095A JP3265927B2 JP 3265927 B2 JP3265927 B2 JP 3265927B2 JP 18239095 A JP18239095 A JP 18239095A JP 18239095 A JP18239095 A JP 18239095A JP 3265927 B2 JP3265927 B2 JP 3265927B2
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    • A47J37/04Roasting apparatus with movably-mounted food supports or with movable heating implements; Spits
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    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21CMACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
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    • A21CMACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
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  • Grain Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばタコスを自
動調理する装置のように、食材を貯蔵し搬出する貯蔵搬
出装置を備えた自動調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動調理装置の動作概要をタコス
自動調理装置を例にして説明する。 (1)調理動作の概要 図3はタコス自動調理装置の調理動作を模式的に示した
図である。タコスを調理するために、まず、トティーヤ
(柔らかなタコスの皮)貯蔵搬出装置7からタコスの皮
を搬出し、図の右方向に移動するコンベアにのせる。コ
ンベア上の調理途中のタコスは、調理に必要な食材を供
給する各貯蔵搬出装置の搬出位置にくるよう順に移動さ
れ、各貯蔵搬出装置から食材が供給される。たとえば図
示のタコスの場合、順に供給される食材は、ひき肉貯蔵
搬出装置10から搬出されるひき肉、レタス貯蔵搬出装
置13から搬出されるレタス、チーズ貯蔵搬出装置14
から搬出されるチーズ、およびトマト貯蔵搬出装置15
から搬出されるトマトである。このようにして調理され
たタコスは、図の右端から商品として外部に取り出され
る。
【0003】なお、コンベアは常時移動しているのでは
なく、食材供給ごとに、タコスが各貯蔵搬出装置の食材
搬出位置にきて停止するようにコンベアを移動させ、搬
出位置に到着したとき食材を搬出する。また、上記のコ
ンベアの移動、貯蔵搬出装置の食材搬出などの各調理動
作は、タコス自動調理装置全体を制御するマスタ制御部
の指令によって行われる。 (2)食材貯蔵搬出装置の動作 食材貯蔵搬出装置の動作をチーズ貯蔵搬出装置を例にし
て説明する。
【0004】図4はチーズ貯蔵搬出装置の動作を模式的
に示した図である。なお、この図4は従来例であるとと
もに、後述するようにこの発明の一実施例でもある。チ
ーズ貯蔵搬出装置は、搬出用の食材(チーズ)を貯蔵す
る貯蔵搬出部300a、チーズを搬出するためのスパイ
ラルスクリュー304、補充用のチーズを保存する補充
部300b、補充時に補充部300bから貯蔵搬出部3
00aへチーズを移動するためのローラ301から構成
されている。なお、スパイラルスクリュー304とロー
ラ301は、それぞれモータ(図示していない)で駆動
される。
【0005】また、貯蔵搬出部300aのチーズが規定
量かどうかを検知するために、たとえば赤外線を出す食
材センサ投光部302と、この光線を受光する食材セン
サ受光部303とが、貯蔵搬出部300a内のチーズを
介して相対向する位置に設置されている。上記の、ロー
ラ301、スパイラルスクリュー304を駆動するモー
タ(図示していない)、食材センサ投光部302、およ
び食材センサ受光部303は、貯蔵搬出制御部に接続さ
れている。さら、この貯蔵搬出制御部は先述のマスタ制
御部に接続されている。
【0006】通常は、先述したように、調理中のタコス
がコンベアの移動によりチーズを搬出するスパイラルス
クリュー304の下方に到着すると食材が搬出される。
一方、貯蔵搬出部300a内のチーズ貯蔵量が規定量よ
り少なくなったことを食材センサ受光部303の変化に
より貯蔵搬出制御部が検知すると、ただちにローラ30
1を駆動させチーズを補充する。そうして、貯蔵搬出部
300a内のチーズが規定量になったことを食材センサ
受光部303により検知すると、ローラ301の駆動を
止め、補充を完了させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
動調理装置には次の問題がある。すなわち、食材センサ
受光部303が食材不足を検知すると、ただちに食材補
充のためローラ301が作動する。つまり、食材の補充
動作開始のタイミングは食材センサ受光部303の検知
によって決まり、その他の条件たとえば、コンベアで移
動あるいは待機しているタコスの位置や、食材搬出のタ
イミング、あるいはその他の調理装置の状態(たとえば
装置各室のドア開閉など)とは連携されていない。この
ため、次のような不都合や対応を考慮する必要がある。
【0008】たとえば、チーズ搬出中に食材が不足した
場合、ただちに食材補充が始まるので、食材不足のタコ
スとならないよう食材搬出をいったん止めて補充が完了
してから再度搬出を始める必要がある。つまり、食材不
足分に相当する残りの食材搬出時間を算出してから搬出
動作を再開させるなどの対応処置が必要になる。あるい
は、コンベアが、タコスに次の食材を供給する指令を待
機するために停止したとする。このとき、チーズ貯蔵搬
出部300a内のチーズが規定の貯蔵量より少なくなっ
たとすると、食材センサ受光部303からの信号でこの
状態を貯蔵搬出制御部が検知し、補充のためにローラ3
01を駆動させる。この際、他の食材用の貯蔵搬出装置
に食材を補充しようとその搬入ドアを開けたとすると、
危険防止などのため異常状態を示すアラームなどを発生
させる必要がある。
【0009】このように、従来は食材補充は、食材セン
サ受光部の食材の規定量の「あり」または「なし」だけ
によってただちに開始され、装置全体の動作とは必ずし
も連携されていなかった。このため、上記のように装置
の種々の動作状態を考慮して、装置の設計をしなければ
ならないため面倒で手間がかるとともに、装置の制御動
作も複雑になるおそれがあった。
【0010】さらに、上述したように食材搬出中に食材
が不足するかどうかをあらかじめ食材搬出前に検知して
いないため、食材補充中でも常に監視する必要がある。
そのため、チーズ補充中に食材センサ投光部と受光部の
前方をチーズが通過するたびに、食材センサ受光部がチ
ーズの「あり」「なし」を繰り返すので、ローラ301
を駆動するモータ駆動部に「駆動」「停止」を繰り返し
指令してしまう。しかし、モータ駆動部はその指令に追
従できなくなりローラ駆動部が正常に動作しないおそれ
があった。
【0011】この発明の目的は、装置の設計が容易で、
動作の確実な自動調理装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による自動調理
装置は、食材を貯蔵し搬出する貯蔵搬出部と、補充用の
食材を貯蔵する補充部とで構成される貯蔵搬出装置か
ら、マスタ制御部の指令によりコンベア上に順次食材を
供給し調理する自動調理装置において、貯蔵搬出部の食
材貯蔵量を検出する食材検出手段と、補充部から貯蔵搬
出部へ食材を補充する補充手段と、貯蔵搬出部から所定
量の食材を搬出する搬出手段と、マスタ制御部からコン
ベア始動開始の指令を受信したとき、食材検出手段によ
り貯蔵搬出部の食材貯蔵量を検出し、規定量の食材がな
いときは補充手段に対し所定量の食材の補充を指示し、
その後、マスタ制御部から搬出開始の指令を受信したと
き、搬出手段に対し食材の搬出を指示する貯蔵搬出制御
部とを備える。
【0013】また、上記発明において、食材検出手段
を、貯蔵搬出部の食材を介して相対向する位置に設置し
た光センサと光源としてもいい。
【0014】
【作用】貯蔵搬出制御部は、マスタ制御部からコンベア
始動開始の指令を受信したとき、食材検出手段により貯
蔵搬出部の食材貯蔵量を検出し、規定量の食材がないと
きは、補充手段に対し所定量の食材の補充を指示する。
その後、マスタ制御部から搬出開始の指令を受信したと
き、搬出手段に対し食材の搬出を指示する。
【0015】したがって、食材が不足した場合は、その
補充動作はコンベア始動開始時だけに行われるので、そ
れ以外の期間に補充動作が発生して他の装置などの動作
に影響を与えることがない。このため、自動調理装置の
各装置の動作連携が簡単になり動作が確実に行われると
ともに、装置の設計も容易になる。また、食材貯蔵量の
検出も上記タイミングで行われ、食材の補充中には行わ
れないので、食材の補充状況などによる誤検出によって
補充装置が異常動作するおそれがなくなる。さらに、補
充時には、食材が規定量になったことを検出して補充を
停止するのではなく、あらかじめ決めた所定量を補充す
るので、誤検出などによる誤動作がない。したがって、
装置の動作が確実に行われる。
【0016】さらに、食材検出手段を、光センサと光源
にすることにより、簡単により確実な動作が可能とな
る。
【0017】
【実施例】以下にこの発明をタコス自動調理装置へ適用
した場合の一実施例について説明する。 (1)タコス自動調理装置の全体動作の概要 図5と図6はタコス自動調理装置の例である。図5は正
面図、図6はそのVI−VIに沿った断面図である。こ
の発明に関係する各部の構成と動作概要について説明す
る。
【0018】この自動調理装置全体は鋼板製キャビネッ
ト1に組み込まれている。キャビネット1は、先述の各
貯蔵搬出装置を収納した食材収納空間2、各貯蔵搬出装
置から食材搬出を受けたタコスがコンベアによって移動
する調理空間3、およびユーティリティ空間4に区分さ
れる。食材収納空間2は、食材の保存温度などに応じて
いくつかの室に区分されている。
【0019】次に、装置の各部の機能について説明す
る。食材収納空間2は、2a,2b,2cの3室に区画
され、室2bと2cは断熱構造となっている。室2aは
常温の室で、トティーヤ貯蔵搬出装置7が設置されてい
る。室2bはヒータ8により約74℃に保温された室
で、タコシェル(固いタコスの皮)貯蔵搬出装置9と、
ひき肉貯蔵搬出装置10とが設置されている。室2cは
冷却器11で約4℃に冷却された室で、サワークリーム
貯蔵搬出装置12、レタス貯蔵搬出装置13、チーズ貯
蔵搬出装置14、およびトマト貯蔵搬出装置15が設置
されている。また、室2cに隣接したキャビネット右上
部は制御室で、タッチパネル付の操作用ディスプレイ1
6と主制御部17が設置されている。
【0020】次に、上記の各貯蔵搬出装置の動作につい
て説明する。トティーヤ貯蔵搬出装置7は3段の棚7a
を備え、この棚7a上にタコスの皮になるトティーヤ1
8を積み重ねて収納している。トティーヤ18は小麦粉
を溶いて円盤状に焼いたもので、たとえば直径180m
m、厚さ2mm程度の大きさである。このトティーヤ1
8を搬出するときは、送りねじで上下および前後方向に
移動する腕7bの先端に設けた吸盤により、空気で吸着
して1枚ずつ取り出し、加熱器7c内へ挿入する。加熱
器7cは、常時加熱された上下2枚の水平な電熱板を備
え、挿入されたトティーヤ18をこの電熱板ではさんで
瞬間加熱する。加熱後、トティーヤ18は、電熱板の中
心に左右方向に設けたスリットを通して上下動する板状
のプッシャで中心線上を押されて二つ折りにされながら
下方に突き出され、そのままの姿勢でシュータを通って
垂直に落ちる。
【0021】タコシェル貯蔵搬出装置9は多数の棚板を
備え、この棚板はスパイラルワイヤにより水平に支持さ
れて上から下に送られる。この各棚板上に、二つ折りの
タコシェル19が10枚くらいずつ重ねられ、折れ目が
手前側になるようにして、横倒し状態で置かれる。な
お、タコシェル19はとうもろこし粉を溶いて円盤状に
焼いてから二つ折りにして油で固く揚げたもので、たと
えば直径150mm、厚さ1mm程度の大きさである。
【0022】ひき肉貯蔵搬出装置10はホッパ10aを
備え、この内にペースト状に調製されたひき肉を貯蔵
し、攪拌機により常時攪拌されている。このひき肉は一
種のピストンポンプ作用によって搬出される。すなわ
ち、エアシリンダによりピストンが後退駆動されると、
ホッパ10aとピストンポンプのシリンダとの間の弁が
開き、ひき肉がシリンダ内に吸入される。次に、ピスト
ンが前進駆動されると、同じ弁が閉じるとともに、シリ
ンダと吐出口との間の弁が開き、シリンダ内のひき肉が
吐出口から押し出される。
【0023】サワークリーム貯蔵搬出装置12は、ヨー
グルト状のサワークリームをフレキシブルなチューブ内
に貯蔵している。このチューブをモータ駆動のローラで
しごくことにより、サワークリームが吐出口から押し出
される。レタス貯蔵装置13には糸状に千切りにされた
レタス、チーズ貯蔵搬出装置14にはチーズ、トマト貯
蔵搬出装置15にはサイコロ状に角切りにされたトマト
が、それぞれ貯蔵されている。これらの食材はいずれも
スクリュー装置によって搬出される。すなわち、各食材
タンクの下部にはスクリューが前後方向に水平に配置さ
れていて、スクリューを駆動モータで回転させると、ス
クリューのらせん状のフィンにより食材が軸方向に送ら
れ吐出口から押し出される。
【0024】次に、調理空間3について説明する。調理
空間3の手前寄りには、V字状断面(図6参照)をし
た、とい状のステンレス鋼板製の包装紙ガイド20が水
平に設置されている。包装紙入口端(図5の左端)に
は、包装紙をV字状に折り曲げるための、直径約10m
mの丸棒のロッド21が垂直に設置されている。このロ
ッド21の先端部は球面状にしてあり、包装紙ガイド2
0の底部と約0.1mmのすき間をあけて対向してい
る。
【0025】また、包装紙ガイド20の包装紙出口端
(図1の右端)に連続する位置に、包装紙ガイド20の
底面と同一レベルで平板状の受け板22が設置されてい
る。この受け板22の上方には、包装紙シール装置23
が設置されている。包装紙シール装置23の隣には、包
装紙切断装置24(鎖線で囲んで示した)が設置されて
いる。これらの装置23,24の上方には、包装紙送り
装置25が設置され、エアシリンダの駆動により、鎖線
位置と実線位置との間を左右に往復動する。
【0026】ユーティリティ空間4の図5の左端部に
は、テープ状の包装紙26のロールが回転自在に支持さ
れている。包装紙26は、たとえば幅が260mm、厚
さが45μmの上白紙で、ロールの外側になる面は圧接
されると接着する感圧性の接着剤が全面塗布されてい
る。この包装紙26は2つのガイドローラ27および2
8に巻き掛けられ、次いでモータ駆動される送りローラ
29を経てガイドローラ30に巻き掛けられた後、包装
紙ガイド20のV字状空間内に導かれる。ここで、包装
紙26はガイドローラ30を出るまでは平坦であるが、
ガイドローラ30を出ると中心線に沿って徐々にV字状
に変形され、包装紙ガイド20内に入るとその断面形状
に沿って折り曲げられた上、ロッド21と包装紙ガイド
20の底面との隙間を通過してそのまま包装紙ガイド2
0の右端に至っている。なお、包装紙26のロールは予
備のために2つ並べて設けられていて、一方を使い切る
とすぐに他方に切り替えられるようになっている。
【0027】上述した包装紙26の折り曲げ変形および
包装紙ガイド20内への導入は、装置の運転開始時にま
ず手作業で行う。すなわち、ガイドローラ30まで包装
紙26を巻き掛けたら、この包装紙26の先端を指でつ
まんでV字状に変形させ、ロッド21を潜らせながら包
装紙ガイド20内に導入し、そのまま先端がシール機構
23に重なるまで右に向かって引っ張る。その間、包装
紙26は中心線に沿ってロッド21の先端部でしごか
れ、包装紙ガイド20の内壁面に沿うV字状に折り曲げ
られながら包装紙ガイド20内を進行する。なお、V字
状に折り曲げられた包装紙26の左右上端面は包装紙ガ
イド20よりわずかに低い位置に収まるが、この包装紙
26のはみ出しを防止するために、包装紙ガイド20の
左右上端部には、図8に示すように逆U字状のキャップ
31が取り付けられている。
【0028】ユーティリティ空間4の右端部には、たと
えば左右2本のスパイラルワイヤ32が前後に水平に設
けられ、各々はモータ33(図6)により回転駆動され
るようになっている。図6に示すように、スパイラルワ
イヤ32の手前側は包装紙ガイド20の下方に位置し、
奥側は手前に向かって傾斜するシュータ34の上方に位
置している。シュータ34は前面に開口するフラッパ付
の取出口35に通じている。そして、包装紙ガイド20
の真下には、スパイラルワイヤ32の下面に近接し、か
つ左右のスパイラルワイヤ32にまたがるように幅の狭
いベルトコンベア36が左右方向に水平に設置され、そ
の奥にはスパイラルワイヤ32の下面に近接して受板3
7が前後に水平に設置されている。ユーティリティ空間
4にはその他、下部シール機構38、端末制御部39、
冷却器11に冷媒を供給する冷凍機ユニット40などが
収納されている。 (2)食材貯蔵搬出装置について この発明による食材貯蔵搬出装置の構造は、従来例で述
べた図4と同様であるが、その動作タイミングなどが後
述するように異なっている。
【0029】図1はこの発明の一実施例を示す構成ブロ
ック図である。この実施例は食材がチーズの場合である
が、その他の食材についても動作は同様である。100
は、装置全体を制御するCPUで、以下の機器が接続さ
れる。103は、チーズ貯蔵搬出装置14の食材ストッ
カ300(図4)内の貯蔵搬出部300aに貯蔵されて
いるチーズの貯蔵量を検知するための食材センサで、チ
ーズ貯蔵量が規定量以下になると入力装置101を介し
てCPU100にチーズ有無の信号を伝送する。この食
材センサ103としては、先述したような赤外線を投光
する食材センサ投光部302と、この光線を受信する食
材センサ受光部303とで構成できる。
【0030】105は、チーズ貯蔵搬出装置14の補充
部300bから貯蔵搬出部300aへチーズを補充する
ときに回転させるローラ301などを含む補充部で、出
力装置102、補充用ドライバ104を介して、CPU
100から駆動指令を受けるとローラ301を駆動して
チーズを補充する。107は、チーズ貯蔵搬出装置14
のスパイラルスクリュー304などを含む搬出部で、出
力装置102、搬出用ドライバ106を介して、CPU
100から搬出指令を受けるとスパイラルスクリュー3
04を駆動してチーズを搬出する。
【0031】109は、タコス自動調理装置の各部装置
に指令を与えるマスタ制御部であり、通信装置108を
介して、CPU100へ装置の動作を指令する。 (3)発明の要部動作 図2は、発明の要部動作を示すフローチャートである。
図1を参照しながら動作を説明する。
【0032】まず、調理途中のタコスに次の食材を供給
するために、マスタ制御部109がコンベア始動開始信
号を出す。この信号をCPU100が、通信装置108
を介して受信すると(ステップS200)、まず、次の
食材(この実施例ではチーズ)が貯蔵搬出装置内に規定
量あるかどうかを検出するために、食材センサ103か
らの信号を入力装置101を介して検出し、規定量のチ
ーズがあるかどうかの検出を行う(ステップS20
1)。規定量あれば(分岐Y)そのままステップS20
3へ進み、なければ(分岐N)、チーズ補充のために補
充部のローラ301を所定時間駆動したのち停止させ
(ステップS202)、ステップS203へ進む。
【0033】ステップS203では、CPU100がマ
スタ制御部109から搬出動作開始信号を受信すると、
スパイラルスクリュー304(図4)を所定時間駆動し
て食材をタコスに供給する(ステップS204)。食材
の搬出が終わったら、CPU100は、搬出完了信号を
通信装置108を介してマスタ制御部109に伝送して
(ステップS205)、一連の動作を終了する。
【0034】以上の動作により、食材が不足した場合、
その補充動作はコンベア始動開始時だけに行われるの
で、それ以外の期間に補充動作が発生して他の装置など
の動作に影響を与えることがないため、自動調理装置全
体の動作が簡単になり、設計も容易になる。また、食材
貯蔵量の検出が食材の補充中には行われないので、食材
の補充状況などによる誤検出によって補充装置が異常動
作するおそれがなくなる。さらに、補充時には、所定量
の食材を補充するので、誤検出などによる誤動作がな
く、装置の動作が確実に行われる。
【0035】なお、食材検出手段を、光センサと光源に
することにより、簡単により確実な動作が可能となる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、食材量検出および食
材補充をコンベア始動時だけにしたので、他の期間の条
件との連携を考えなくてもいいためシステムの設計が容
易にでき、装置の動作を確実にできる。また、食材補充
中に食材検出は行わないので、検出手段の誤動作やそれ
による搬出手段の異常動作がなくなる。
【0037】また、食材検出手段として光センサを用い
ると、より容易に食材の検出ができ装置の動作を確実に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である自動調理装置を示す
構成ブロック図
【図2】図1の発明に基づく動作を示すフローチャート
【図3】タコス自動調理装置の調理動作を示す図
【図4】チーズ貯蔵搬出装置の一例を示す図
【図5】タコス自動調理装置の一例を示す図
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図
【符号の説明】
7…トティーヤ貯蔵搬出装置、9…タコシェル貯蔵搬出
装置、10…ひき肉貯蔵搬出装置、12…サワークリー
ム貯蔵搬出装置、13…レタス貯蔵搬出装置、14…チ
ーズ貯蔵搬出装置、15…トマト貯蔵搬出装置、100
…CPU、101…入力装置、102…出力装置、10
3…食材センサ、104…補充用ドライバ、105…補
充部、106…搬出用ドライバ、107…搬出部、10
8…通信装置、109…マスタ制御部、300…食材ス
トッカ、300a…貯蔵搬出部、300b…補充部、3
01…ローラ、302…食材センサ投光部、303…食
材センサ受光部、304…スパイラルスクリュー。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65G 65/48 B65G 65/48 G

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食材を貯蔵し搬出する貯蔵搬出部と、補充
    用の食材を貯蔵する補充部とで構成される貯蔵搬出装置
    から、マスタ制御部の指令によりコンベア上に順次食材
    を供給し調理する自動調理装置において、貯蔵搬出部の
    食材貯蔵量を検出する食材検出手段と、補充部から貯蔵
    搬出部へ食材を補充する補充手段と、 貯蔵搬出部から所定量の食材を搬出する搬出手段と、マ
    スタ制御部からコンベア始動開始の指令を受信したとき
    のみ、食材検出手段により貯蔵搬出部の食材貯蔵量を検
    出し、規定量の食材がないときは補充手段に対し予め設
    定されている所定量の食材の補充を指示し、その後、マ
    スタ制御部から搬出開始の指令を受信したとき、搬出手
    段に対し食材の搬出を指示する貯蔵搬出制御部とを備え
    たことを特徴とする自動調理装置。
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