JP3265287B2 - 画像データの高能率符号化方法およびその装置 - Google Patents

画像データの高能率符号化方法およびその装置

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JP3265287B2
JP3265287B2 JP13473299A JP13473299A JP3265287B2 JP 3265287 B2 JP3265287 B2 JP 3265287B2 JP 13473299 A JP13473299 A JP 13473299A JP 13473299 A JP13473299 A JP 13473299A JP 3265287 B2 JP3265287 B2 JP 3265287B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの高能
率符号化方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に画像データの高能率符号化方式で
は、隣接画素との相関を利用してデータの圧縮を行う。
従ってTVカメラ出力等のインターレース画像を符号
化する場合は、ノンインターレース変換(フレームを構
成する信号に変換)し、ノンインターレースデータ(フレ
ームデータともいう)として、垂直方向の画素相関を強
くしてから符号化する方が圧縮効率が高くなる。 しか
し、一般的には、画像内に動きが生じた場合、ノンイン
ターレースデータでは動いた物体のエッジがライン単位
のくしの歯状になるなど、垂直方向の相関が著しく低下
する。 このため、動きのある部分では、インターレー
スデータ(フィールドデータともいう)で符号化した方が
良い場合が多い。従来、静止画用の高能率符号化装置な
どでは、図2に示すように、まずカメラ20から出力さ
れたインターレース画像21をA/D変換器22でディ
ジタル化する。 そして、A/D変換器22の出力であ
るインターレースデータ23を、フレームメモリ24で
フレームを構成するノンインターレースデータ25に変
換し、垂直方向の隣接画素の相関を強くしてから、符号
化処理部26で圧縮処理をすることが多い。ところが動
画に対しては、必ずしも上記の方式は適切でない。 例
えば、図3に示すように、画像内の物体Aが、フィール
ド1とフィールド2で動いた場合、インターレースデー
タとして見ると、図3のフィールド1,2に示したよう
になり、これをノンインターレースデータとして見る
と、図3のフレームに示した様になる。 これから明ら
かなように、動いた部分について見ると、ノンインター
レースデータにすると、動いた物体のエッジがライン単
位のくしの歯状になり、垂直方向の隣接画素の相関が極
端に劣化し圧縮しにくくなる。 むしろインターレース
データのまま処理した方が圧縮し易いが、動画像に対し
て常にインターレースデータとして扱えば、動きのある
部分ばかりではないため、全体の符号化効率は良くなら
ない。 従来技術にはこれを解決する適切な方法がなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には、
動画像に適用した場合、フィールド1とフィールド2の
間で動きのある部分においては、ノンインターレースデ
ータにしたことにより、垂直方向における隣接画素の相
関が低下してしまうため、圧縮しにくくなるという欠点
がある。本発明は、これらの欠点を除去し、入力インタ
レース画像をブロック符号化する場合、画像に応じてブ
ロックノンインターレースデータとブロックインターレ
ースデータを選択切り替えて、垂直方向における隣接画
素の相関が常に損なわれないようにし、動画像に対して
も適応的で効率よく符号化ができ、かつ復号化処理にお
いて、どちらのブロックデータが選択されたかを知るこ
とで、確実な復号処理ができることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、画像
データを符号化する場合、ノンインターレースデータと
インターレースデータの両方を作り、各々の垂直方向の
相関を求め、相対比較をし、両者の内より相関の強い方
のデータを選択し符号化するようにしたもので、基本的
に、動きのある部分はインターレースデータで、静止し
ている部分はノンインターレースデータで適応的に符号
化することを可能とした。 これにより、従来問題であ
った動画に対する劣化を改善し、より効率良く符号化す
ることができるようになる。図1は本発明の全体構成を
示すブロック図である。但し、説明の都合上、画像を所
定の基本処理ブロックに分割して符号化するブロック符
号化を前提とした。図において、カメラ1の出力である
インターレース画像2は、A/D変換器3に入力され、
そのA/D変換器3の出力であるインターレースデータ
4はノンインターレース変換部5に入力され、そのノン
インターレース変換部5の出力であるノンインターレー
スデータ6は、ブロック分割部7に入力され、そのブロ
ック分割部7の出力は後述のようなブロックノンインタ
ーレースデータ8となる。このブロックノンインターレ
ースデータ8は、セレクタ17と相関演算部11とイン
ターレース変換部9に入力される。 このインターレー
ス変換部9の出力であるブロックインターレースデータ
10は、セレクタ17と相関演算部12に入力される。
また、比較器15には前記相関演算部11,12の出力
で、相関の強弱を示す相関値13,14が入力され、比
較器15の出力である制御信号16はセレクタ17と符
号化処理部19に入力される。 このセレクタ17の出
力であるデータ18も符号化処理部19に入力される。
【0005】本発明の動作について以下に述べる。 図
1のカメラ1はインターレース画像2を出力し、そのイ
ンターレース画像2をA/D変換器3でディジタル化す
る。次にこのA/D変換器3の出力であるインターレー
スデータ4を、ノンインターレース変換部5によってデ
ータの並びを替え、フレームを構成するノンインターレ
ースデータ6とし、全体に垂直方向の隣接画素の相関を
強める。次にブロック分割部7で、ブロック符号化処理
がし易いように、後述の様なブロック単位のデータの並
びに変更し、かつ垂直方向に連続する2ブロックをペア
としたブロック順として、これをブロックノンインター
レースデータ8とする。このブロックノンインターレー
スデータ8をそのまま符号化処理すると、前述のように
動きのある部分で問題となる。そこで前記ペアのブロッ
クノンインターレースデータ8をインターレース変換部
9に入力し、2ブロック間でインターレース変換(フィ
ールドを構成する信号に変換)をする。例えば、図4
(a)に示すブロック1、ブロック2という垂直2ブロ
ックのブロックノンインターレースデータ8を前記イン
ターレース変換部9で処理したブロックインターレース
データ10は、図4(b)のように、フィールド1のデ
ータがブロック1、フィールド2のデータがブロック2
になる。 このとき、図4(b)のブロック1とブロック
2の境界に、画像として不連続な部分が生じ、画素の値
に大きな隔たりが生じる恐れがあり得るが、基本的にブ
ロック符号化では、ブロック内に前記隔たりが生じなけ
れば良いので問題とならない。
【0006】次に、前記ブロックノンインターレースデ
ータ8とブロックインターレースデータ10について、
それぞれ相関演算部11,12を用い、垂直方向の画素
相関を求める。具体的には、符号化処理部19の符号化
方式に対する圧縮のし易さを求めるわけで、符号化処理
部19の符号化方式が異なれば、前記相関演算部11,
12の内容も多少異なることはある。そして、その結果
である相関強度を示す相関値13,14を比較器15で
比較し、制御信号16によってセレクタ17を制御する
ことで、ブロックノンインターレースデータ8とブロッ
クインターレースデータ10の内より、圧縮し易い方を
データ18として後段の符号化処理部19に入力するこ
とができる。また、セレクタ制御信号16を符号化処理
部19に入力し、図4に示す2個の基本処理ブロックか
らなるブロックノンインターレースデータ8とブロック
インターレースデータ10のどちらを選択したかを示す
情報を、選択されたブロックノンインターレースデータ
8あるいはブロックインターレースデータ10の符号デ
ータに付加する。
【0007】従って、復号化処理では、この付加された
情報を基に、元の画像データの並びに構成することがで
きる。 ここで、上記のように、この選択情報は、垂直
方向のペアの基本処理ブロックに対する符号データ毎に
付加されているため、個々の基本処理ブロック毎に選択
情報を付加するものに比べ、符号データの伝送効率が向
上する。 また、ペアの基本処理ブロックに対する符号
データ毎に付加されているため、復号化処理時に、ペア
の基本処理ブロックの単位であるブロックノンインター
レースデータとブロックインターレースデータとの区別
が容易になる。以上のように本発明では、ブロックノン
インターレースデータ8とブロックインターレースデー
タ10の内より、圧縮し易い方を用いることで、基本的
に動きのない部分はブロックノンインターレースデータ
8を使用し、動きの激しい部分ではブロックインターレ
ースデータ10を使用して、効率よく符号化することが
できる。これにより、従来技術における動きのある部分
で垂直方向の画素相関が極端に低下し、圧縮劣化が著し
くなるという問題を解決することが可能である。なお、
前述では、基本的に動きのない部分はブロックノンイン
ターレースデータ8を、動きの激しい部分ではブロック
インターレースデータ10を選択して、符号化するとし
て説明したが、これはあくまで、基本的なデータの選択
を説明するものであって、必ずしも、常にこのように選
択がなされるものではない。
【0008】即ち、本発明は、前述のように、それぞれ
の相関値13,14を比較器15で比較することによ
り、ブロックノンインターレースデータ8とブロックイ
ンターレースデータ10の内より、圧縮し易い方のデー
タを求め、この圧縮し易い方のデータを選択して符号化
するものであるため、例えば、動きのない部分であって
も、相関値の比較の結果、圧縮し易い方のデータがブロ
ックインターレースデータ10であればこれを、動きの
激しい部分であっても、圧縮し易い方のデータがブロッ
クノンインターレースデータ8であれば、こちらを選択
して符号化する。また、前述ではペアのブロックを用い
てインターレース変換をする説明をしたが、前記画像と
しての不連続がブロック内に生じても問題ない符号化方
式(例えば、ブロック内をさらに小さいブロックで分割
して符号化する場合など)では、1ブロック毎にインタ
ーレース変換しても可能である。また、ブロック符号化
以外であれば、インターレース変換する単位は、任意で
ある。 さらに、図1のブロック分割部7から、図4
(b)に示すようなブロックインターレースデータ10
が出力されるようにし、インターレース変換部9にノン
インターレース変換部を設定しても可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1のブロック分割部7以
降の部分について、本発明のブロック符号化の一実施例
を図5に示す。 なお、ここで用いられる符号化方式
は、特開昭62−252217号(「データ符号化方
式」)公報等に示されている非等長ブロック分割符号化
方式で符号化するものを例として説明するが、ブロック
符号化であれば、この非等長ブロック分割符号化方式の
他、周知のブロック符号化方式においても、同様に適用
できることは言うまでもない。この符号化方式は、例え
ば16画素×16画素のブロックに対し、各ブロック内
の画素値の変化に応じて、16画素×16画素、8画素
×8画素、4画素×4画素、2画素×2画素の各ブロッ
クで適応的にさらにブロック分割をするもので、分割さ
れたブロック内の各画素の値を下記(1)式に示す双線
形関数で近似して圧縮符号化するものである。 なお、
この時、16画素×16画素を基本処理ブロックと呼ぶ
ことにする。 fi,j =aij+bi+cj+d ……………(1) ここで、(i,j)はブロック内の画素の位置を示すも
ので、iは水平位置、jは垂直位置とする。 fi,j は
(i,j)の位置の画素値の近似値となり、a,b,c,
dが(1)式の係数である。つまり、この符号化方式で
は、垂直方向の画素値変化は係数aとcのみで表現され
るため、複雑な画素値の変化には対応できず、単純に垂
直方向の画素の相関が強い方が圧縮し易いことになる。
【0010】では、図5の説明をする。ここでは、前記
非等長ブロック分割符号化の基本処理ブロックを16画
素×16画素とする。 従って、図5のデータ28は、
16画素×16画素に分割されたノンインターレースデ
ータで、かつ垂直方向に連続したペアの基本処理ブロッ
クになっているとする。 このデータ28は、ペアの基
本処理ブロック単位にメモり30に入力され、次にメモ
り30からの読み出し順を変えて、図4(b)に示した
ようなインターレースデータであるデータ32になる。
一方、ノンインターレースデータのデータ28はシフト
レジスタ29にも入力され、前記データ32が出力され
るまで遅延させられデータ31となる。ここで同期のと
られたデータ31とデータ32は、各々の垂直方向の画
素相関を求めるために、メモリ33とメモリ34に各々
入力される。次に、メモリ33,34から垂直方向の画
素相関を求めやすいように、各基本処理ブロック内のデ
ータを垂直方向に読み出しデータ35,36とする。そ
してデータ35はラッチ37と減算器41のbに、デー
タ36はラッチ38と減算器42のbに入力される。ラ
ッチ37とラッチ38の出力であるデータ39,40
は、それぞれ1画素遅れた画素データとして、前記減算
器41のaと減算器42のaに各々入力される。 ここ
で、減算器41,42はa−bの絶対値をcとして出力
するものとする。 従って、減算器41,42の出力で
あるデータ43,44には、垂直方向隣接画素間の差分
絶対値が得られる。次に、データ43を加算器45、デ
ータ47、ラッチ49、データ51のループによって積
和する。 データ44も同様に、加算器46、データ4
8、ラッチ50、データ52のループにより積和する。
従って、最終的にデータ51には、ノンインターレース
データの場合の隣接画素間の差分絶対値の積和がペアの
基本処理ブロック毎に得られ、データ52にはインター
レースデータの場合の隣接画素間の差分絶対値の積和が
ペアの基本処理ブロック毎に得られることになる。 こ
のデータ51とデータ52の値を相関値と呼ぶことにす
る。以上、垂直方向の画素相関の求め方を式(2)にま
とめる。
【0011】
【数1】
【0012】ここで、(i,j)は基本処理ブロック内の
画素の位置を示し、iは水平方向、jは垂直方向の位置
を示すものとする。また、ei,j は、ペアの基本処理ブ
ロックの一方の画素の値で、e'i,j は、もう一方の基
本処理ブロックの画素の値を示すものとする。従って、
(2)式により得られる相関値は、値が小さいほど相関
が強いことを示すことになる。これにより、比較器53
では、ノンインターレースデータであるデータ31の相
関値をデータ51から、またインターレースデータであ
るデータ32の相関値をデータ52から得ることがで
き、その大小を比較して値の小さい方、つまり、より相
関の強い方をスイッチ59で選択できるように制御信号
54を出力する。
【0013】一方、データ31,32は前記制御信号5
4が出力されるまでシフトレジスタ55,56で各々遅
延させられ、データ57,58としてスイッチ59に入
力される。そして、スイッチ59は相関の強い方の基本
処理ブロックのペアをデータ60として出力し、非等長
ブロック分割符号化部61の入力とする。ここで、制御
信号54は、どちらの符号化タイプのデータを選択した
かを示す情報として符号データに付加するために、非等
長ブロック分割符号化部61に入力される。以上によ
り、静止している部分と動きのある部分に対し、ブロッ
クインターレースデータ、ブロックノンインターレース
データを2つの基本処理ブロックごとに適応的に選択し
て圧縮することができる。
【0014】次に、前記相関値によってデータの選択が
行われる具体例を示す。まず、図6に、ペアの基本処理
ブロック内で斜線の物体が静止している場合のノンイン
ターレースデータを示す。これは、図5においてはデー
タ31に相当する。そして、この図6に示すデータをイ
ンターレースデータにしたものを、図7に示す。 これ
は、図5のデータ32に相当する。 この図7では、各
基本処理ブロック内に水平ラインのエッジが2本あり、
図6よりは圧縮しにくいものになっている。ここで、図
6、図7の斜線部分の輝度値を10、その背景の輝度値
を0とし、図5に示した相関値を演算算出する手段(3
3〜50)により、各データの相関値を前述の(2)式
に基づき求めると、 図6のノンインターレースデータの相関値=140 図7に示すインターレースデータの相関値=280 となる。そこで、これら相関値を図5の比較器53で比
較すると、140<280であるから、図6のノンイン
ターレースデータが正しく選択されることになる。
【0015】次に、図6の斜線の物体が、フィールド2
で水平方向に4画素移動した場合のノンインターレース
データを図8に示す。 これも図5のデータ31に相当
するが、従来問題となっていた動きにより垂直方向の相
関が低下した一例である。そして、図8に示すデータを
インターレースデータにしたものが図9で、図5のデー
タ32に相当する。ここで、図8と図9を比べると、明
らかにインターレースデータの図9の方が圧縮し易い。
そこで、図5に示した相関値を演算算出する手段(3
3〜50)により、各データの相関値を前述の(2)式
に基づき求めると、 図8のノンインターレースデータの相関値=1020 図9に示すインターレースデータの相関値= 200 となる。そこで、これら相関値を図5の比較器53で比
較すると、200<1020であるから、今度は、図9
のインターレースデータが、正しく選択されることにな
る。
【0016】以上のように、前記(2)式に基づき算出
したそれぞれの垂直方向の相関値の相対比較によって、
適切に、静止している部分はノンインターレースデータ
を、また動いている部分はインターレースデータを自動
的に選択し、圧縮符号化することが可能であることがわ
かる。以上説明したように、本発明では、ブロックイン
ターレースデータとブロックノンインターレースデータ
のそれぞれの垂直方向の画素相関を求め、相対比較を
し、両者の内より相関の強い方のデータを選択するた
め、どのような画像の場合であっても、実際に相関値が
低いブロックデータの方を選択して符号化することにな
り、より適応的で効率的な符号化ができる。さらに、こ
のブロック符号化において、ブロックノンインターレー
スデータとブロックインターレースデータのどちらを選
択したかを示す情報を、選択されたブロックノンインタ
ーレースデータかブロックインターレースデータの符号
データに付加しているため、復号化処理において、この
情報を基にして、元の画像データの並びに構成すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した如く本発明は、インターレ
ース走査により得られる画像データを符号化する場合、
ブロックインターレースデータとブロックノンインター
レースデータの内より相関の強い方のデータを選択して
符号化しており、実際に符号化のし易い方のデータを選
択して、より適応的で効率的な符号化ができると共に、
ブロックノンインターレースデータとブロックインター
レースデータのどちらを選択したかを示す情報を符号化
されたデータに付加しているため、復号化処理におい
て、この情報を基にして元の画像データの並びに構成す
ることができる。また、この選択情報は、垂直方向のペ
アの基本処理ブロックに対する符号データ毎に付加され
ているため、個々の基本処理ブロック毎に選択情報を付
加するものに比べて、符号データの伝送効率が向上す
る。 更に、復号化処理時に、ペアの基本処理ブロック
の単位であるブロックノンインターレースデータとブロ
ックインターレースデータとの区別が容易になる等、確
実な復号処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図
【図2】従来技術例を示すブロック図
【図3】動きのある場合に垂直方向の相関が無くなる例
を示す図
【図4】本発明によるブロック単位にインターレース変
換した例を示す図
【図5】本発明の一実施例を示す図
【図6】静止画をノンインターレースデータとして見た
【図7】静止画をインターレースデータとして見た図
【図8】動画をノンインターレースデータとして見た図
【図9】動画をインターレースデータとして見た図
【符号の説明】
5:ノンインターレース変換部、6:ノンインターレー
スデータ、7:ブロック分割部、8:ブロックノンイン
ターレースデータ、9:インターレース変換部、10:
ブロックインターレースデータ、11,12:相関演算
部、13,14:相関値、15:比較器、16:制御信
号、17:セレクタ、18:データ、19:符号化処理
部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−121372(JP,A) 特開 昭63−197185(JP,A) 特開 昭64−34067(JP,A) 特開 昭64−36173(JP,A) 特開 昭62−21389(JP,A) 八島由幸外2名「D−54適応ブロック 構成DCTを用いたHDTV−標準TV コンパチブル符号化」1989年電子情報通 信学会秋季全国大会講演論文集、社団法 人電子情報通信学会、平成1年9月、分 冊6.p54 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 H04N 7/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース走査により得られる画像
    データを符号化する高能率符号化方法において、当該画
    像データから、フレームデータで構成されかつ垂直方向
    に連続するペアの所定の基本処理ブロックに分割された
    ブロックノンインターレースデータと、フィールドデー
    タで構成されかつ垂直方向に連続するペアの所定の基本
    処理ブロックに分割されたブロックインターレースデー
    タの内のいずれか一方のデータを選択し、当該選択され
    たデータを上記所定の基本処理ブロック毎に符号化する
    と共に、どちらのデータを選択したかを示す情報を、符
    号化された上記垂直方向に連続するペアであるブロック
    ノンインターレースデータ毎、あるいは上記垂直方向に
    連続するペアであるブロックインターレースデータ毎に
    付加し、当該情報に基づき、所定の復号化処理を行うこ
    とを特徴とする画像データの高能率符号化方法。
  2. 【請求項2】 インターレース走査により得られる画像
    データを符号化する高能率符号化方法において、当該画
    像データから、フレームデータで構成されかつ垂直方向
    に連続するペアの所定の基本処理ブロックに分割された
    ブロックノンインターレースデータと、フィールドデー
    タで構成されかつ垂直方向に連続するペアの所定の基本
    処理ブロックに分割されたブロックインターレースデー
    タの内のいずれか一方のデータを、上記ペアの所定の基
    本処理ブロック毎のそれぞれの垂直方向の画素相関に基
    づき選択し、当該選択されたデータを上記所定の基本処
    理ブロック毎に符号化すると共に、どちらのデータを選
    択したかを示す情報を、符号化された上記垂直方向に連
    続するペアであるブロックノンインターレースデータ
    毎、あるいは上記垂直方向に連続するペアであるブロッ
    クインターレースデータ毎に付加し、当該情報に基づ
    き、所定の復号化処理を行うことを特徴とする画像デー
    タの高能率符号化方法。
  3. 【請求項3】 インターレース走査により得られる画像
    データを符号化する高能率符号化方法において、当該画
    像データから、フレームデータで構成されかつ垂直方向
    に連続するペアの所定の基本処理ブロックに分割された
    ブロックノンインターレースデータと、フィールドデー
    タで構成されかつ垂直方向に連続するペアの所定の基本
    処理ブロックに分割されたブロックインターレースデー
    タとを生成し、上記ブロックノンインターレースデータ
    と上記ブロックインターレースデータについて、それぞ
    れの垂直方向の画素相関を上記所定の基本処理ブロック
    毎に算出して上記それぞれのペアの所定の基本処理ブロ
    ック毎に求め、これら相関値を比較し、当該比較結果に
    基づき、生成された上記ブロックノンインターレースデ
    ータと上記ブロックインターレースデータの内のいずれ
    か一方のデータを選択し、当該選択されたデータを上記
    所定の基本処理ブロック毎に符号化すると共に、どちら
    のデータを選択したかを示す情報を、符号化された上記
    垂直方向に連続するペアであるブロックノンインターレ
    ースデータ毎、あるいは上記垂直方向に連続するペアで
    あるブロックインターレースデータ毎に付加し、当該付
    加された情報に基づき、当該情報に基づき、所定の復号
    化処理を行うことを特徴とする画像データの高能率符号
    化方法。
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八島由幸外2名「D−54適応ブロック構成DCTを用いたHDTV−標準TVコンパチブル符号化」1989年電子情報通信学会秋季全国大会講演論文集、社団法人電子情報通信学会、平成1年9月、分冊6.p54

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