JP3265270B2 - バウンダリ・スキャン・テスト機能を用いたac測定回路 - Google Patents
バウンダリ・スキャン・テスト機能を用いたac測定回路Info
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Description
置に組込まれるテスト回路に関し、特に、バウンダリス
キャン機能を組込んだ回路のAC測定回路に関する。
ンのAC測定は、図6に示すように、外部システムクロ
ックに対して、デバイス入力データの入力タイミングを
可変させながら、デバイス出力データが十分に安定する
観測ポイントで期待値と比較し、期待値通りにデータが
出力されているかどうかで、セットアップ/ホールド時
間等のAC(交流)特性の実力を判定している。
7に示すように、確実に動作するタイミングでデバイス
入力データを入力し、デバイス出力データを観測するポ
イントを可変させながらデバイス出力期待値と比較し、
期待値通りにデータが出力されているかどうかで、伝搬
遅延時間等のACの実力を判定している。
報には、集積回路の入出力ピン毎にバンダリ・スキャン
用のレジスタを備え、試験時にはテスト用クロックによ
り該レジスタを動作させ、該レジスタに設定された値を
集積回路内外に見せるように構成されたテスト回路にお
いて、このレジスタに対してテスト用クロックと集積回
路のシステム用クロックのいずれか一方を選択的に切り
替えて供給する切替機構を備え、JTAG方式のテスト
回路において集積回路内の任意部分の遅延診断を確実且
つ容易に行なえるようにしたテスト回路が提案されてい
る。この回路では、内部IOマクロからフリップフロッ
プ、フリップフロップから内部IOマクロまでAC測定
を行なうものである。
キャンレジスタを備えたLSIデバイスのAC測定を説
明するための図である。図8に示すように、デバイス入
力ピンIN1から初段のフリップ・フロップ8−3、内部
のフリップ・フロップ8−3−フリップ・フロップ8−
5間、最終段のフリップ・フロップ8−5からデバイス
出力ピンOUTまでを活性化させるテスト・パターンの入
力が必要とされ、テスト・パターン数(クロック数)が
多く、テスト時間が長くなっていた。
を活性化させるパターンを作成するのにも時間が掛かっ
ていた。
連れて、従来のAC測定手法のままでは、テスト時間、
テスト・パターン容量、テスト・パターン作成時間に限
界があるため、これらの問題点を改善することが要求さ
れている。
は、初段のフリップ・フロップでデータをラッチできる
かできないか、デバイス出力ピンのAC測定は最終段の
フリップ・フロップからのデータの遅延がどうかだけ判
定できればよいはずである。
のであって、その目的は、バウンダリ・スキャン・テス
ト機能を有するLSIデバイスの任意デバイス入力ピン
及びデバイス出力ピンのAC測定を内部のフリップ・フ
ロップ−フリップ・フロップ間とは独立させて行うこと
を可能としたAC測定回路を提供することにある。
明は、バウンダリ・スキャン・テスト機能を有するLS
Iデバイスにおいて、内部回路とバウンダリ・スキャン
・レジスタとの間に設けられるセレクタ回路と、デバイ
ス入力ピン及びデバイス出力ピンのAC測定実行用の私
的命令(JTAG規定の命令以外の規定外命令)の実行
を制御する制御回路を備え、前記セレクタ回路は、前記
制御回路から出力される制御信号により、前記内部回路
と前記バウンダリ・スキャン・レジスタとの間のデータ
パスの切替を行い、バウンダリ・スキャン・レジスタ機
能を用いて、前記デバイス入力ピンから初段のフリップ
・フロップまで、及び、最終段のフリップ・フロップか
ら前記デバイス出力ピンまでを、前記内部回路をなすフ
リップ・フロップ−フリップ・フロップ間の動作とは独
立して観測可能としたものである。
する。本発明は、バウンダリ・スキャン機能における私
的命令にLSIデバイスの内部ロジック・テスト用の複
数の私的命令(JTAG規定の命令以外の規定外命令)
及びその命令を制御する制御回路と、内部ロジックとバ
ウンダリ・スキャン・レジスタとのインターフェース回
路を設けることにより、LSIデバイスのデバイス入力
ピン及びデバイス出力ピンのAC測定を行うものであ
る。
ためのブロック図である。図1を参照すると、本発明の
実施の形態は、バウンダリ・スキャン・テスト機能を有
するLSIデバイスの回路構成に対し、内部回路1−5
とバウンダリ・スキャン・レジスタ1−4との間にイン
ターフェース回路1−1を備え、私的命令を制御する制
御回路1−2を追加して構成されている。
バイス入力ピンから初段のフリップ・フロップまで、最
終段のフリップ・フロップからデバイス出力ピンまでを
独立して観測することができる。
タ機能を用いて、内部のフリップ・フロップ−フリップ
・フロップ間の動作に関係なく、独立してLSIのデバ
イス入力ピンまたはデバイス出力ピンのAC測定を行う
ことができる。
レクト入力TMS、テスト・クロック信号TCK、テスト・リ
セットTRST、テスト・データ入力TDI、テスト・データ
出力TDO、TAPコントローラ1−10、シフトレジス
タと命令デコーダからなる命令レジスタ(IR)1−
7、バウンダリスキャンレジスタ1−4、テストデータ
入力TDIをそのままテストデータ出力TDOにバイパスさせ
るバイパスレジスタ1−6等のバウンダリ・スキャン・
テスト機能及びその構成は、例えばJTAG(Joint T
est Action Group)によりIEEE 1149.1として提案さ
れたバウンダリ・スキャン(JTAG)方式の組込み型試験
回路として公知であるので、その詳細な構成は省略す
る。
に説明する。図2は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図2を参照すると、本発明の一実施例におい
て、バウンダリ・スキャン・テスト機能を有するLSI
デバイスに対して、バウンダリ・スキャン・テスト機能
に、内部ロジック・テスト用の複数の私的命令(Mode_A
C_IN、Mode_AC_OUT)を命令レジスタ2−1に追加し、
その命令を命令デコーダ2−2でデコードした出力を入
力して制御出力信号Select_IN、Select_OUTを出力する
制御回路2−3を備えている。
よって、バウンダリ・スキャン・レジスタ(BSR)2−
9に取り込むデータを切り替える第1のセレクタ回路2
−4と、制御回路2−3からの制御信号によってバウン
ダリ・スキャン・レジスタ2−9からの出力データを切
り替える第2のセレクタ回路2−5と、最終段のフリッ
プ・フロップ2−12の前段に設けられ、通常のデータ
とテスト時のデータを切り替える第3のセレクタ回路2
−6とを追加する。
力データと、内部回路をなす組合せ回路2−14の出力
を入力するフリップ・フロップ(初段のフリップフロッ
プ)2−11の出力データとを入力し、制御回路2−3
からの制御出力信号Select_INで出力を切り替えてバウ
ンダリ・スキャン・レジスタ(BSR)2−9に入力す
る。
・スキャン・レジスタ2−9の通常出力を入力し、制御
回路2−3からの制御出力信号Select_OUTにより、出力
先を通常のパスか、第3のセレクタ回路2−6の入力に
切り替える。
クタ回路2−5で選択されたテスト・データと、通常の
パスのデータとを入力し、制御回路2−3からの制御出
力信号Select_OUTで切り替えて出力する。
る。先ず、デバイス入力ピンのAC測定の動作につい
て、図2、及び、図3のフローチャートと図4のタイミ
ング・チャートを用いて説明する。
て、TAPコントローラのTest−Logic-Resetステート
3−1から、テスト・モード・セレクト入力TMSによるT
MSロジック・シーケンス、及び、テスト・データ入力TD
Iにより、デバイス入力ピンのAC測定の私的命令Mode_
AC_INを、命令レジスタ2−1に設定する。
テート3−4で、初段のフリップ・フロップ2−11の
データ出力を、バウンダリ・スキャン・レジスタ2−9
に取り込むように、第1のセレクタ回路2−4を制御す
る。
あるタイミングで目的とする初段のフリップフロップ2
−11が活性化するデータを入力する。
チされたデータを、第1のセレクタ回路2−4を介し
て、Capture-DRステート3−4のテスト・クロックTCK
の立ち上がりエッジで、バウンダリ・スキャン・レジス
タ2−9に取り込み、Shift-DRステート3−5のテスト
・クロックTCKの立ち上がりエッジで、シリアルにシフ
トし、バウンダリ・スキャン・レジスタを通過させて、
図1のセレクタ1−11からトライステートバッファ1
−14のパスを介してテスト・データ出力TDOで観測
し、出力期待値と比較する。これにより、例えばデバイ
ス入力のシステム・クロックに対するセットアップ時間
及びホールド時間を測定することができる。なお、初段
のフリップ・フロップ2−11のデータ出力をテスト・
クロックTCKでラッチする際に、確実にラッチできるよ
うに十分な時間を確保しておく。
について、図2及び、図3のフローチャートと図5のタ
イミング・チャートを用いて説明する。
てTAPコントローラ1−10のTest−Logic-Resetス
テート3−1から、テスト・モード・セレクト入力TMS
によるTMSロジック・シーケンス及びテスト・データ入
力TDIにより、デバイス出力ピンのAC測定の私的命令M
ode_AC_OUTを命令レジスタに設定する。
テート3−4でバウンダリ・スキャン・レジスタ2−9
の通常の出力を、最終段のフリップ・フロップ2−12
のデータ入力となるように第2のセレクタ回路2−5を
制御し、Update−DRステート3−9で、第2のセレクタ
回路2−5の出力を最終段のフリップ・フロップ2−1
2のデータ入力となるように第3のセレクタ回路2−6
を制御する。
ックTCKの立ち上がりエッジで、最終段のフリップ・フ
ロップ2−12から、デバイス出力ピンが活性化するデ
ータをバウンダリ・スキャンレジスタ2−9に取り込
み、Update-DRステート3−9のテスト・クロックTCKの
立ち下がりエッジで、最終段のフリップ・フロップ2−
12のデータ入力として設定しておき、外部システム・
クロックを入力し、デバイス出力を観測して、出力期待
値と比較する。
ステートは、公知のものであり、その詳細な説明は省略
する。
内部のフリップ・フロップ−フリップ・フロップ間とは
独立させているので、任意のデバイス入力ピンから初段
のフリップ・フロップまで、任意の最終段のフリップ・
フロップからデバイス出力ピンまでを活性化させるテス
ト・パターンだけを必要とし、テスト時間の短縮、テス
ト・パターン数を削減し、テスト・パタン作成時間を短
縮する、という効果を奏する。
ば、バウンダリ・スキャン・テスト機能の一部を利用い
ているので、複雑かつ大規模なテスト回路の追加なしに
デバイス入力ピン及びデバイス出力ピンのAC測定を行
える、という効果を有する。
る。
ング図である。
ング図である。
ミング図である。
ミング図である。
ジスタ 2−11、2−12、2−13 フリップフロップ 2−14、2−15、2−16 組み合せ回路 8−1、8−7、8−8、8−9、8−12 バウンダ
リ・スキャンレジスタ 8−2、8−4、8−6、8−10 組み合せ回路 8−11 フリップフロップ 8−13 クリティカルパス
Claims (7)
- 【請求項1】バウンダリ・スキャン・テスト機能を有す
るLSIデバイスにおいて、 内部回路とバウンダリ・スキャン・レジスタとの間に設
けられるセレクタ回路と、デバイス入力ピン及びデバイ
ス出力ピンのAC測定実行用の私的命令(JTAG規定
の命令以外の規定外命令)の実行を制御する制御回路を
備え、前記セレクタ回路は、前記制御回路から出力される制御
信号により、前記内部回路と前記バウンダリ・スキャン
・レジスタとの間のデータパスの切替を行い、 バウンダリ・スキャン・レジスタ機能を用いて、前記デ
バイス入力ピンから初段のフリップ・フロップまで、及
び、最終段のフリップ・フロップから前記デバイス出力
ピンまでを、前記内部回路をなすフリップ・フロップ−
フリップ・フロップ間の動作とは独立して観測可能とし
た、ことを特徴とするLSIデバイス用テスト回路。 - 【請求項2】前記デバイス入力ピンのAC測定が、前記
デバイス入力ピンからのデバイス入力データが前記初段
のフリップ・フロップでラッチできるか否か判定するこ
とで行われる、ことを特徴とする請求項1記載のLSI
デバイス用テスト回路。 - 【請求項3】前記デバイス出力ピンのAC測定が、最終
段のフリップ・フロップからのデータの遅延を判定する
ことで行われる、ことを特徴とする請求項1又は2記載
のLSIデバイス用テスト回路。 - 【請求項4】バウンダリ・スキャン・テスト機能を有す
るLSIデバイスにおいて、 デバイス入力ピン及びデバイス出力ピンのAC測定実行
用の私的命令(JTAG規定の命令以外の規定外命令)
の実行を制御する制御回路と、 前記制御回路から出力される制御信号により、内部ロジ
ック回路とバウンダリ・スキャン・レジスタとの間のデ
ータパスの切替を行なうセレクタ群と、を備え、前記 AC測定実行用の私的命令の実行により、前記バウ
ンダリ・スキャン・レジスタを用いて、前記デバイス入
力ピンから、初段のフリップ・フロップまで、及び、最
終段のフリップ・フロップからデバイス出力ピンまで
を、前記内部ロジック回路をなすフリップ・フロップ−
フリップ・フロップ間の動作とは、独立して観測可能に
構成されてなる、ことを特徴とするLSIデバイス用テ
スト回路。 - 【請求項5】前記セレクタ群がデバイス入力データと、
初段のフリップ・フロップの出力データを入力し、前記
制御回路からの制御信号によって、前記バウンダリ・ス
キャン・レジスタに取り込むデータを切り替える第1の
セレクタと、 前記制御回路からの制御信号によって、前記バウンダリ
・スキャン・レジスタからの出力データの出力先を、通
常のパスもしくはテスト用のパスに切り替える第2のセ
レクタと、 最終段のフリップ・フロップの前段に設けられ、通常の
データと、テスト用パスのデータである前記第2のセレ
クタの出力とを入力し、前記制御回路からの制御信号に
よって、一方に切り替えて出力する第3のセレクタと、
を含む、ことを特徴とする請求項4記載のLSIデバイ
ス用テスト回路。 - 【請求項6】前記デバイス入力ピンのAC測定の私的命
令実行時、前記制御回路は、前記初段のフリップ・フロ
ップのデータ出力を、前記バウンダリ・スキャン・レジ
スタに取り込むように、前記第1のセレクタ回路を制御
することを特徴とする請求項5記載のLSIデバイス用
テスト回路。 - 【請求項7】前記デバイス出力ピンのAC測定の私的命
令実行時、前記制御回路は、前記バウンダリ・スキャン
・レジスタの通常の出力を、前記最終段のフリップ・フ
ロップのデータ入力となるように前記第2のセレクタ回
路の出力先を制御し、前記第2のセレクタ回路の出力を
前記最終段のフリップ・フロップのデータ入力となるよ
うに前記第3のセレクタ回路を制御することを特徴とす
る請求項5記載のLSIデバイス用テスト回路。
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