JP3263861B2 - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- Japan
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- glass container
- ray tube
- cathode ray
- funnel
- front panel
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/24—Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
- H01J9/26—Sealing together parts of vessels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
る。図1の(A)及び(B)に模式的な垂直断面図及び
水平断面図を示すように、この扁平型陰極線管の主要構
成部品は、ガラス容器10、電子銃12、蛍光面14及
び偏向ヨーク16である。電子銃12及び偏向ヨーク1
6は、通常の白黒受像管等の構造と概ね同じであるが、
蛍光面14が電子銃12の軸線に対して或る角度傾斜し
ており、しかも湾曲している点が通常の白黒受像管等と
異なっている。
スクリーンパネル22及びファンネル24から成り、こ
れらはフリット28の融着によって接合されている。
尚、フロントパネル20、スクリーンパネル22及びフ
ァンネル24を、以下、総称してガラス容器構成部品と
もいう場合がある。スクリーンパネル22の内面には蛍
光面14が設けられており、蛍光面14上の画像・映像
をフロントパネル20を通して観察する。
20とファンネル24とを接合する例で、従来の陰極線
管における問題点を説明する。フロントパネル20とフ
ァンネル24の一部を拡大した斜視図を図5の(A)及
び(B)に示す。所定の形状にフロントパネル20及び
ファンネル24を従来の方法で加工する。通常、フロン
トパネル20のコーナー部20B外側の曲率半径r1と
ファンネル24のコーナー部24B外側の曲率半径r2
は等しい。また、フロントパネル20の接合部分及びフ
ァンネル24の接合部分の厚さも等しい。
24の接合面20A及び24Aをフリットが介在した状
態で突き合わせて、フリットを焼成する。フリットの融
着によって、フロントパネル20とファンネル24とが
接合される。この状態の模式的な断面図を図6の(A)
に示す。図6中、参照番号28はフリットである。
に、接合部分の外面にはみ出したフリット28が下方に
流れてしまい、接合部分におけるリークが発生し易い。
特に、フロントパネル20とファンネル24のコーナー
部20B,24Bにおいては、フロントパネル20とフ
ァンネル24の接合面20A及び24Aよりもフリット
の乗りが悪く、リークが一層発生し易い。このようなリ
ークを防止するために、現状では、図6の(B)に示す
ように、フロントパネル20とファンネル24とを接合
する際、フリット28をフロントパネル20及びファン
ネル24の外面に盛り上げた状態とした後、フリットを
焼成している。このような作業は煩雑であり、フリット
を多量に使用する必要があり、しかも信頼性に乏しいと
いう問題を有している。
とファンネル24との接合、あるいは、場合によって
は、フロントパネル20とスクリーンパネル22の接合
においても発生する。
ス容器構成部品をフリットの融着によって接合させる
際、ガラス容器構成部品の接合部分の気密性劣化あるい
はリークを簡素な構造にて効果的に防止し得る、高信頼
性を有する陰極線管を提供することにある。
器構成部品をフリットの融着によって接合させて成るガ
ラス容器を備えた陰極線管であって、接合すべき2つの
ガラス容器構成部品の内、一方のガラス容器構成部品の
接合部分の少なくとも一部分が、他方のガラス容器構成
部品の接合部分よりも外側に突出しており、 該突出部分
に延在するフリットが、少なくとも、該他方のガラス容
器構成部品の外側表面を被覆していることを特徴とする
本発明の陰極線管によって達成することができる。一方
のガラス容器構成部品の接合部分の突出した部分は、接
合部分の全てであってもよいし、一部分であってもよ
い。好ましい態様においては、突出した部分はコーナー
部である。
をフリットの融着によって接合させて成るガラス容器を
備えた陰極線管であって、接合すべき2つのガラス容器
構成部品の内、一方のガラス容器構成部品のコーナー部
の外側の曲率半径が、他方のガラス容器構成部品のコー
ナー部の外側の曲率半径よりも小さく、且つ、該一方の
ガラス容器構成部品のコーナー部の一部分は、他方のガ
ラス容器構成部品のコーナー部よりも外側に突出してお
り、 該突出部分に延在するフリットが、少なくとも、該
他方のガラス容器構成部品のコーナー部の外側表面を被
覆していることを特徴とする本発明の陰極線管によって
達成することができる。
は、ガラス容器構成部品は、フロントパネル、スクリー
ンパネル及びファンネルから成り、接合すべき2つのガ
ラス容器構成部品は、フロントパネルとファンネル、ス
クリーンパネルとファンネル、あるいはフロントパネル
とスクリーンパネルから成る。
いては、陰極線管は扁平型陰極線管である。
器構成部品の接合部分の少なくとも一部分が、他方のガ
ラス容器構成部品の接合部分よりも外側に突出してい
る。この外側に突出した接合部分の一部分は、ガラス容
器構成部品を接合するためのフリットを溜める機能を果
たす。ガラス容器構成部品の外側にはみ出しそして接合
部分の一部分に溜まったフリットは、接合すべきガラス
容器構成部品の外側表面を確実に被覆する。従って、ガ
ラス容器構成部品の接合部分、特にコーナー部で発生し
易いリークを、ガラス容器構成部品の外側表面を被覆し
たフリットにより確実に且つ効果的に防止することがで
きる。
明する。この実施例においては、ガラス容器構成部品1
0は、フロントパネル20、スクリーンパネル22及び
ファンネル24から成り、陰極線管は、図1に示した扁
平型陰極線管であり、フロントパネル20とファンネル
24との接合部分に特徴を有する。
の方法で作製した。このフロントパネル20の斜視図を
図2の(A)に示す。この図において、具体的には、接
合面20Aが、ファンネルとの接合部分になる。接合面
20Aの厚さtは4.3±0.4mmである。また、フ
ロントパネル20のコーナー部20Bの外側の曲率半径
r1を5.0mm、内側の曲率半径r0を3.0mmとし
た。
法で作製した。ファンネル24の一部分の斜視図を図2
の(B)に示す。この図において、具体的には、接合面
24Aが、フロントパネルとの接合部分になる。接合面
24Aの厚さt’は4.1±0.4mmである。また、
ファンネル24のコーナー部24Bの外側の曲率半径r
2を3.5mm、内側の曲率半径r0を2.6mmとし
た。
接合したときの配置関係を、図3の平面図に示す。一方
のガラス容器構成部品(本実施例においては、ファンネ
ル24)のコーナー部24Bの一部分24Cが、他方の
ガラス容器構成部品(本実施例においては、フロントパ
ネル20)のコーナー部20Bよりも外側に突出してい
る。
ル24、及び所定の方法で作製したスクリーンパネル2
2をPbO/B2O3系のフリットで接合する。空気中
で、フリットの焼成温度を450゜C、焼成時間を30
分とした。こうしてガラス容器10を組み立て、更に従
来の方法に基づき陰極線管を完成させた。ガラス容器1
0のフロントパネル20とファンネル24の接合部分を
観察すると、ファンネル24のコーナー部24Bの外側
に突出した部分24Cは、フロントパネル20とファン
ネル24とを接合するためのフリット28を溜める機能
を果たしている。図4に模式的に示すように、フロント
パネル20及びファンネル24の接合部分の外側にはみ
出しそしてコーナー部の一部分に溜まったフリットは、
フロントパネル20及びファンネル24の外側表面を確
実に被覆していた。
部24の外側の曲率半径r2を5.2mm、即ち、フロ
ントパネル20のコーナー部20Bの外側の曲率半径r
1と略同一とした以外は同様の条件・方法で陰極線管を
作製した。作製した陰極線管を観察したところ、図6の
(A)に示すように、フリット28が接合部分の外側下
方、即ち、ファンネル24の方に流れ出し、フロントパ
ネル20の外側を十分被覆していなかった。
た陰極線管(試料数=2000)、及び比較例の製造方
法で作製した陰極線管(試料数=2889)のエアーリ
ーク不良率を測定した。測定の結果、実施例で述べた本
発明の陰極線管のエアーリーク不良率は0%であった。
これに対して、比較例の陰極線管のエアーリーク不良率
は約4%であった。以上のとおり、ガラス容器構成部品
の接合部分で発生し易いリークを、接合すべきガラス容
器構成部品の外側表面を確実に被覆したフリットによっ
て効果的に防止することができた。
に基づき説明したが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。ガラス容器等の大きさ、厚さ、コーナー
部の曲率半径等、あるいはフリットの材質や焼成条件・
方法等は適宜変更することができる。
部品の接合部分のコーナー部の外側の曲率半径を、他方
のガラス容器構成部品の接合部分のコーナー部の外側の
曲率半径よりも小さくすることによって、一方のガラス
容器構成部品の接合部分の一部分を、他方のガラス容器
構成部品の接合部分よりも外側に突出させたが、このよ
うな方法にはとらわれず、如何なる方法ともすることが
できる。例えば、一方のガラス容器構成部品のコーナー
部を多角形とし、コーナー部の一部分を、他方のガラス
容器構成部品のコーナー部よりも外側に突出させること
ができる。また、一方のガラス容器構成部品の接合部分
のコーナー部以外の部分をも、他方のガラス容器構成部
品の対応する接合部分よりも外側に突出させてもよい。
更に、一方のガラス容器構成部品の接合部分全体を、他
方のガラス容器構成部品の接合部分よりも外側に突出さ
せてもよい。
器構成部品の外側にはみ出しそして接合部分の外側に突
出した一部分に溜まったフリットは、焼成時、流動し
て、接合すべきガラス容器構成部品の外側表面を確実に
被覆する。従って、ガラス容器構成部品の接合部分で発
生し易いリークを、ガラス容器構成部品の外側表面を被
覆したフリットにより効果的に防止することができ、高
い信頼性を有する陰極線管を得ることができる。しか
も、本発明の陰極線管は、簡単な構造で、このような優
れた効果を奏することができ、陰極線管の製造コストが
増加することもない。また、ガラス容器構成部品へのフ
リットの塗布加工を大幅に改善することができ、フリッ
トの使用量を低減することができる。
パネル及びファンネルを例にとったガラス容器構成部品
の斜視図である。
ルの配置関係を示す平面図である。
ルとの接合部分の拡大図である。
を拡大した斜視図である。
との接合部分の拡大図である。
Claims (6)
- 【請求項1】ファンネルとパネルをフリットの融着によ
って接合させて成る陰極線管であって、ファンネル の接合部分の少なくとも一部分が、パネルの
接合部分よりも外側に突出しており、ファンネルの 該突出部分に延在するフリットが、少なく
とも、該パネルの外側表面を被覆していることを特徴と
する陰極線管。 - 【請求項2】ファンネルの接合部分の突出した部分はコ
ーナー部であることを特徴とする請求項1に記載の陰極
線管。 - 【請求項3】パネルは、フロントパネル又はスクリーン
パネルであることを特徴とする請求項1に記載の陰極線
管。 - 【請求項4】 ガラス容器構成部品をフリットの融着によ
って接合させて成るガラス容器を備えた陰極線管であっ
て、 接合すべき2つのガラス容器構成部品の内、一方のガラ
ス容器構成部品のコーナー部の外側の曲率半径が、他方
のガラス容器構成部品のコーナー部の外側の曲率半径よ
りも小さく、且つ、 該一方のガラス容器構成部品のコーナー部の一部分は、
他方のガラス容器構成部品のコーナー部よりも外側に突
出しており、 該突出部分に延在するフリットが、少なくとも、該他方
のガラス容器構成部品のコーナー部の外側表面を被覆し
ていることを特徴とする陰極線管。 - 【請求項5】 ガラス容器構成部品は、フロントパネル、
スクリーンパネル及びファンネルから成り、接合すべき
2つのガラス容器構成部品は、フロントパネルとファン
ネル、スクリーンパネルとファンネル、あるいはフロン
トパネルとスクリーンパネルから成ることを特徴とする
請求項4に記載の陰極線管。 - 【請求項6】 陰極線管は扁平型陰極線管であることを特
徴とする請求項5に記載の陰極線管。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17771792A JP3263861B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 陰極線管 |
KR1019930010575A KR100318556B1 (ko) | 1992-06-12 | 1993-06-11 | 편평형음극선관 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17771792A JP3263861B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05347135A JPH05347135A (ja) | 1993-12-27 |
JP3263861B2 true JP3263861B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=16035882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17771792A Expired - Lifetime JP3263861B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 陰極線管 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3263861B2 (ja) |
KR (1) | KR100318556B1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6328856Y2 (ja) * | 1979-04-12 | 1988-08-03 | ||
JPS59125055U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-23 | 日本電気硝子株式会社 | カラ−陰極線管用フアンネル |
JPS60177453U (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-25 | 日本電気株式会社 | 陰極線管 |
JPH0454677Y2 (ja) * | 1986-10-29 | 1992-12-22 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17771792A patent/JP3263861B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-06-11 KR KR1019930010575A patent/KR100318556B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100318556B1 (ko) | 2002-04-06 |
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JPH05347135A (ja) | 1993-12-27 |
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