JP3263444B2 - 太陽電池利用給電システム - Google Patents

太陽電池利用給電システム

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JP3263444B2 JP26130592A JP26130592A JP3263444B2 JP 3263444 B2 JP3263444 B2 JP 3263444B2 JP 26130592 A JP26130592 A JP 26130592A JP 26130592 A JP26130592 A JP 26130592A JP 3263444 B2 JP3263444 B2 JP 3263444B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽電池を利用したシス
テムにおいて常に太陽電池から電力を最大に供給できる
ようにした太陽電池利用給電システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】太陽電池は図6に示すような電力−電圧
特性を有する。光照射量が増大するに従って取り出し得
る電力が増大する傾向を示しているが、最大電力が取り
出せる動作電圧はその日射量や温度状態においてただ1
点であり、その状態により大きく変化する。太陽電池か
らできるだけ多くの電力を取り出すためには、太陽電池
の動作点を常に最大出力点で動作させるように制御する
必要がある。
【0003】従来ではこのような点を考慮して太陽電池
動作電圧を定電圧に制御する方式を採用している。図7
にこの方式の回路ブロック図を示す。この方式は電力制
御回路1の入力側において電圧検出器6で検出した入力
電圧信号と、ある電圧値に設定されたVrefとを誤差
増幅器10に入力し、電力制御回路1の入力電圧が設定
電圧値Vrefに等しくなるように制御する制御電圧信
号として出力する。この制御電圧信号はランプ波形発生
回路12から出力された鋸波と比較器11を用いて比較
し、変換装置4で入力電圧の制御を行うことにより最大
出力点を追尾する。
【0004】この方式の特徴は太陽電池の最大出力を取
り出せる動作電圧が日射量や温度状態にかかわらず、任
意の一定電圧に近似できると仮定して、疑似的に太陽電
池の最大出力点で動作させようという点にある。
【0005】また一方、太陽電池2または電力制御装置
の出力電圧,電流を検出し、電力を算出し、動作点の変
化に対して出力電力の変化率が0になるように制御する
方法がよく行われている。図8にこの方式の回路ブロッ
ク図を示す。この方式は太陽電池の動作点を操作する手
段を設け、その動作点を随時もしくは周期的に操作し、
その都度、太陽電池2または電力制御装置の出力電流,
出力電圧をそれぞれ電流検出器5,電圧検出器6で検出
し、この検出値を乗算器13により出力電力を算出し、
電力増減判断器14により出力電力の変化方向が常に増
加となるように動作点の操作方向を指定する。そして入
力電圧調節器15により動作点を変化させる操作を出力
電圧の増減がなくなるまで繰り返し行うことにより最大
出力点を追尾する方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例での前者の太陽
電池動作電圧定電圧制御方式では制御系は簡単なもので
構成されるが、あらかじめ設定した一定電圧値が最大出
力を取り出せる電圧値と一致しないことが予想され、そ
のため最大電力を出力することができず、無駄にする電
力が多くなる。特に温度変化によって最大出力点は大き
く変化するため、設定電圧をたびたび調整する必要があ
り、煩雑である。
【0007】後者の動作点の変化に対し出力電力の変化
率が0になるように制御する方法では温度や日射量の変
化にはある程度対応できるが、状態量の計測が多く制御
回路が複雑になった。
【0008】本発明は太陽電池を変換装置を介して独立
負荷もしくは他の電源系統に接続して電力を供給するよ
う構成した太陽電池給電システムにおいて、制御装置の
出力電流のみを検出する手段を設けておき、電力制御回
路出力電流が常に増加するように太陽電池出力電圧を指
定することにより最大出力点追尾制御を行うことを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、太陽電池を変
換装置を介して独立負荷もしくは他の電源系統に接続し
て電力を供給するよう構成した太陽電池利用給電システ
ムにおいて、前記変換装置の出力電流を検出する手段
と、前記太陽電池の出力電圧を検出する手段と、前記検
出された出力電流の増減結果に基づいて前記検出された
出力電圧を制御するための入力電圧指令値を出力する手
段と、前記検出された出力電圧と前記入力電圧指令値と
の誤差信号に基づいて前記検出された出力電圧を前記入
力電圧指令値に等しくなるように制御する手段、とを有
し、前記入力電圧指令値を出力する手段は、前記変換装
置の出力電流の増減結果が減の場合に前記入力電圧指令
値の増減方向を反転させて出力し、上記増減結果が増又
は同じ場合に前記入力電圧指令値の増減方向を維持させ
て出力することを特徴とする太陽電池利用給電システム
を提供する。また、本発明は、前記入力電圧指令値は、
予め定められた電圧範囲のステップ電圧であることを特
徴とする太陽電池利用給電システムを提供する。
【0010】
【作用】太陽電池の出力電圧は入力電圧指令値と等しく
なるように制御される。この制御により変換装置の入力
インピーダンスが変化し太陽電池の動作点が制御され
る。一方、太陽電池の出力電力は変換装置の出力電力が
最大の時に最大となり、さらに、変換装置の出力電力は
変換装置の出力電流が最大の時に最大となる。従って、
入力電圧指令値を変換装置の出力電流の増減結果に基づ
いて出力し、この出力電流が所定の最大出力点に対して
増加する方向に太陽電池の出力電圧を制御することによ
り、太陽電池の最大出力電力を追尾することができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係る太陽電池システムの実施
例につき、添付図面を参照にしながら詳細に説明する。
図1は本発明の制御方式を実施するための装置の一実施
例を示すものである。本発明の制御方式を実施する電力
制御回路1は太陽電池2と負荷3の間に挿入される。電
力制御回路1は図中示すようにパワーMOSFETなど
の高周波スイッチング素子をもつ変換装置4,電流検出
器5,電圧検出器6,A/D変換器7,CPU回路(マ
イクロコンピュータ)8,D/A変換器9,誤差増幅器
10,比較器11,ランプ波形発生回路12で構成され
る。
【0012】電力制御回路1の出力側において、電流検
出器5で変換装置4の出力電流信号(出力電流に比例し
た電圧信号)を検出してA/D変換器7でアナログ信号
をディジタル信号に変換した後、CPU回路8で、これ
が最大となるような入力電圧指令値を常に演算してお
り、この入力電圧指令値をD/A変換器9を介してアナ
ログ信号で出力している。この信号と電力制御回路1の
入力側において電圧検出器6で検出した入力電圧信号
(太陽電池2の出力電圧信号)とを誤差増幅器10に入
力し、電力制御回路1の入力電圧(太陽電池2の出力電
圧信号)が入力電圧指令値に等しくなるように制御する
制御電圧信号として出力する。
【0013】この制御電圧信号はランプ波形発生回路1
2から出力された鋸波と比較器11を用いて比較し、変
換装置4のスイッチング素子をオン・オフ制御するゲー
トパルス信号のデューティ比をフィードバック制御する
ことにより電力制御回路の入力インピーダンスが制御さ
れ、電力制御回路1の入力電圧がマイコンから出力され
た入力電圧指令値と等しくなるように制御が行われる。
【0014】これはデューティ比を制御すると太陽電池
の動作点が太陽電池特性曲線に沿って変化することによ
るもので、図2に太陽電池I−V特性曲線(デューティ
比と動作点)、図3にデューティと電力制御回路1の
力電圧、出力電流、出力電力の関係を表すグラフを示
す。
【0015】このとき図4に示したフローチャートに従
って、この入力電圧指令値をある方向(増加または減
少)に調整し、その結果電力制御回路1の出力電流値
(変換装置4の出力電流値)が前回の値より増加すれば
入力電圧指令値そのままの方向で更に1段階進め、出
力電流値が前回の値より減少すれば、指令値の調節方向
を反転し1段階戻す操作を繰り返すことにより最大出力
点を追尾する。以上の制御動作を図5にまとめている
が、入力電圧指令値はあらかじめ定めたある電圧範囲
で、ステップ電圧(本実施例では0.6V)毎に増減を
繰り返し、常に最大出力を提供する入力電圧値で制御さ
れる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、変換装置の出力電流の増減結
果に基づいて太陽電池の出力電圧を制御することによ
り、太陽電池の最大出力点を追尾可能な太陽電池利用給
電システムを簡単な回路構成で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式の実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】太陽電池の電流−電圧特性曲線である。
【図3】太陽電池のデューティ比と出力電圧,出力電
流,出力電力の関係を表す図である。
【図4】本発明におけるCPU回路の制御フローチャー
ト図である。
【図5】本発明において、電力制御回路の制御動作図で
ある。
【図6】太陽電池の電圧−電力特性曲線である。
【図7】従来例の回路ブロック図である。
【図8】他の従来例の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 電力制御回路 2 太陽電池 3 負荷 4 変換装置 5 電流検出器 6 電圧検出器 7 A/D変換器 8 CPU回路 9 D/A変換器 10 誤差増幅器 11 比較器 12 ランプ波形発生器 13 乗算器 14 電力増減判断器 15 入力電圧調節器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南野 光治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 中田 浩史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−200413(JP,A) 特開 昭58−179133(JP,A) 特開 平1−224817(JP,A) 特開 平5−297964(JP,A) 岡本光央、小玉博一、竹林司、南野光 治、沢井哲安 ,太陽電池エアコンシス テムの運転特性,シャープ技報,日本, シャープ株式会社,1992年 3月10日, 第52号・1992年3月,p19−22 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/67

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池を変換装置を介して独立負荷も
    しくは他の電源系統 に接続して電力を供給するよう構成した太陽電池利用給
    電システムにおいて、 前記変換装置の出力電流を検出する手段と、 前記太陽電池の出力電圧を検出する手段と、 前記検出された出力電流の増減結果に基づいて前記検出
    された出力電圧を制御するための入力電圧指令値を出力
    する手段と、 前記検出された出力電圧と前記入力電圧指令値との誤差
    信号に基づいて前記検出された出力電圧を前記入力電圧
    指令値に等しくなるように制御する手段、とを有し、 前記入力電圧指令値を出力する手段は、前記変換装置の
    出力電流の増減結果が減の場合に前記入力電圧指令値の
    増減方向を反転させて出力し、上記増減結果が増又は同
    じ場合に前記入力電圧指令値の増減方向を維持させて出
    力することを特徴とする太陽電池利用給電システム。
  2. 【請求項2】 前記入力電圧指令値は、予め定められた
    電圧範囲のステップ電圧であることを特徴とする請求項
    1に記載の太陽電池利用給電システム。
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WO2013080469A1 (ja) * 2011-11-29 2013-06-06 パナソニック 株式会社 電力変換装置
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岡本光央、小玉博一、竹林司、南野光治、沢井哲安 ,太陽電池エアコンシステムの運転特性,シャープ技報,日本,シャープ株式会社,1992年 3月10日,第52号・1992年3月,p19−22

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