JP3263431B2 - 給炭管閉塞防止装置 - Google Patents

給炭管閉塞防止装置

Info

Publication number
JP3263431B2
JP3263431B2 JP13058692A JP13058692A JP3263431B2 JP 3263431 B2 JP3263431 B2 JP 3263431B2 JP 13058692 A JP13058692 A JP 13058692A JP 13058692 A JP13058692 A JP 13058692A JP 3263431 B2 JP3263431 B2 JP 3263431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coal
pipe
feed pipe
scraper
prevention device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13058692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05317743A (ja
Inventor
征四朗 冨岡
勝 大崎
茂樹 田口
崇賢 山内
弘一 武信
剛夫 荒木
智計 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP13058692A priority Critical patent/JP3263431B2/ja
Publication of JPH05317743A publication Critical patent/JPH05317743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3263431B2 publication Critical patent/JP3263431B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体の供給管、特に石
炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給する給炭管の内壁に粉炭
が付着して管が閉塞するのを未然に防止する、給炭管閉
塞防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図は従来の給炭管の一例を示す縦断側
面図、図は同じく水平断面拡大図である。これらの図
中、1は鉛直な円筒形の給炭管、2はスクレーパ、3は
同スクレーパ2に取付けられたツメ、4は上記給炭管1
の上部に取付けられたホッパである。また、5はミル
(微粉炭粉砕機)、6はコンベア、7はモータ、8は減
速機、9はコンベア上の粉炭、10は投入中の粉炭であ
る。
【0003】給炭管1はモータ7により減速機8を介し
て回転される。内挿されたスクレーパ2はツメ3を有し
静止の状態を保つ。給炭管上端のホッパ4はコンベア6
で運ばれた若干湿分を含む粉炭9を受けるためのもの
で、投入された粉炭10は回転するホッパ4および給炭
管1の中を落下してミル5に入る。上記のように、給炭
管1内に静止したスクレーパ2が挿入され、給炭管1は
所定の回転数で回転するので、給炭管1の内壁に付着す
る粉炭はスクレーパ2によりかき落とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】湿分を含む粉炭の場
合、特に自家発電用ボイラやパイロットプラントなど小
規模プラントでは、給炭管径が小さいので、ホッパ4お
よび給炭管1内を降下する粉炭は、時間が経つにつれ挿
入されたスクレーパ表面に付着する。そうするとスクレ
ーパ2は、給炭管内壁に付着する粉炭をツメ3によりか
き落とすという本来の機能が低下し、遂には給炭管1が
閉塞して運転停止に至ることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、前記
従来の課題を解決するために、次のような給炭管閉塞防
止装置を提案するものである。 (1)石炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給する給炭管が鉛
直かつ軸線まわりに回転可能に構成されるとともに、管
壁に複数の貫通穴を有する静止したスクレーパ管が上記
給炭管に挿入され、かつ上記スクレーパ管に加熱気体を
供給する手段が設けられたことを特徴とする給炭管閉塞
防止装置。
【0006】(2)石炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給す
る給炭管が鉛直かつ軸線まわりに回転可能に構成される
とともに、パイプヒータもしくはマイクロヒータがスク
レーパとして上記給炭管に挿入されたことを特徴とする
給炭管閉塞防止装置。
【0007】(3)石炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給す
る給炭管の外周囲を取囲んで所定空間を保って同軸の外
筒が設けられ、同外筒に電熱線が取付けられたことを特
徴とする給炭管閉塞防止装置。
【0008】
【0009】
【作用】前記解決手段(1)においては、スクレーパ管
に加熱気体を供給し、同スクレーパ管の管壁に設けられ
た複数の貫通穴から所定圧力・温度をもった熱風を連続
または間欠的に吹き出す。そうすると、圧力による吹き
飛ばし効果に加えて、熱により付着粉炭の湿分低減が促
進され、その結果粉炭の付着力が低下する。
【0010】また解決手段(2)においては、パイプヒ
ータ、マイクロヒータ等を加熱することにより、これら
の表面温度がある温度以上に保持され、これら表面に接
触する湿分の多い粉炭の湿分低減が促進されて、その結
果粉炭の付着力低減の作用が生じる。また、給炭管内壁
に付着する粉炭をかき落とし、かつ付着抑制することも
できる。
【0011】更に解決手段(3)においては、給炭管の
外方を囲む外筒に設けられたヒータを加熱し給炭管外
表面を加熱する。そうすると、熱伝導により給炭管内表
面温度が上昇して、ある温度以上に保持される。その結
果、スクレーパ表面に接触する湿分の多い粉炭の湿分低
減が促進され、それにより粉炭の付着力が低減する作用
が生じる。
【0012】
【実施例】図1(a),(b)は本発明の第1実施例に
おけるスクレーパ管を示す縦断側面図である。これらの
図において、12はスクレーパ管、13は同スクレーパ
管12の管壁に設けられた複数の貫通穴(吹出し穴)、
14は加熱気体入口配管、15は電磁弁、16はタイマ
ーである。
【0013】図1(a)はスクレーパ管12の内部に所
定の圧力・温度をもった熱風(加熱空気または加熱ガ
ス)17を加熱気体入口配管14を通じて送り、スクレ
ーパ管12の管壁に設けた貫通穴(吹出し穴)13から
連続的に熱風を吹出す方式である。図1(b)も熱風1
7を図1(a)同様に供給し、電磁弁15とタイマー1
6の組合せにより、間欠的に吹出し穴13から吹出す方
式である。いずれの方式においても、圧力による吹飛ば
し効果に加えて、熱による付着粉炭の湿分低減が促進さ
れ、その結果粉炭の付着力が低下して、スクレーパ表面
および給炭管への成長が防止される効果が生じる。な
お、本実施例に用いる熱風としては、排ガスや加熱蒸気
等を適宜利用することができる。
【0014】次に図2は本発明の第2実施例を示すもの
で、図2(a)は平面図、図2(b)は縦断側面図であ
る。図中21は給炭管、22はパイプヒータ式スクレー
パ、23はツメ、24はホッパをそれぞれ示す。
【0015】本実施例は、従来のスクレーパに代わり、
パイプヒータまたはマイクロヒータをスクレーパとし
て、スクレーパ表面温度を所定の温度まで上昇させるも
のである。この方式においては、スクレーパ22の表面
温度を所定の温度に保持すれば、給炭管21内を落下し
てくる湿分の多い粉炭がスクレーパ22の表面に接触し
て湿分が低減し、粉炭の付着機能が低減する。また給炭
管21の内壁面においても、スクレーパ22の影響を受
けて粉炭の付着機能は低下する。万一付着してもスクレ
ーパ本来の機能により掻き落とすことができる。
【0016】次に図3は本発明の第3実施例を示す縦断
側面図である。本実施例は、給炭管31の外方を取囲ん
で同軸に外筒32を設置し保温材33を施すとともに、
その外筒32に電熱線35を巻いて外筒32を加熱し、
輻射熱により給炭管31の管表面温度を所定温度まで上
昇させるものである。こうして給炭管31の表面温度を
所定の温度に保持すれば、給炭管31内を落下する湿分
の多い粉炭が管内壁面に接触し、湿分が低減されて粉炭
の付着機能が低下する。なお、本実施例では、スクレー
パは不要であり、また給炭管を回転させる必要もない。
【0017】
【0018】上記各実施例においては、いずれも給炭管
の内部において粉炭を加熱除湿するものであった。とこ
ろが、貯炭場に放置された石炭を単にバケットエレベー
タ、石炭バンカー、ベルトコンベアの順に運搬してこれ
ら実施例の給炭管に供給するだけでは、湿分を特に多く
含む粉炭の場合、なお給炭管やスクレーパ表面に付着す
る恐れがある。そのような場合には、例えば図に示さ
れるような給炭管上流加熱式運搬装置を用いて石炭の前
処理を行なう。
【0019】図において、51は、貯炭場から運ばれ
た石炭58を高所にある石炭バンカー54まで持ち上げ
るバケットコンベアであり、ゆっくりとした回転で上昇
している。この時間を利用して熱風噴出管52から熱風
を送り込み、バケットコンベア51内の石炭を乾燥させ
る。この石炭は石炭出口53から熱風とともに出てゆ
き、石炭バンカー54の上部に落ちる。この落下する石
炭と熱風噴出管55から吹出す熱風の上昇気流とを交差
させて、石炭を更に乾燥させる。乾燥した石炭はバンカ
ー54内を落下してベルトコンベア56上に堆積し運搬
される。このベルトコンベア56にも中央部に熱風噴出
管57が設置されており、これから出た熱風が網目材で
作られたベルトコンベア56を通過し、堆積した石炭5
9を乾燥さる。そして十分に乾燥した石炭59は後続の
給炭管に落下する。
【0020】上記のように、バケットコンベア51、石
炭バンカー54、ベルトコンベア56にそれぞれ熱風通
風手段を設けることにより、供給される石炭が加熱さ
れ、石炭の表面湿分が低減すれば、後続の給炭管におけ
る粉炭の付着が低減する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。 1)給炭管内壁面やスクレーパ表面の温度がある温度以
上に保持されるため、粉炭の付着力が低下し、給炭管内
を落下する粉炭が給炭管内壁やスクレーパに接触しても
付着しない。したがって、投入される粉炭の含有湿分が
多くても給炭管は閉塞しにくい。 2)したがってまた、給炭管内径が小さくてすみ、給炭
管全体をコンパクトにできる。 3)投入される粉炭の含有湿分の管理や粒径の管理が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例におけるスクレーパ
管を示す縦断側面図である。
【図2】図2は本発明の第2実施例を示す平面図および
縦断側面図である。
【図3】図3は本発明の第3実施例を示す縦断側面図で
ある。
【図4】図4は上記各実施例に用いられる石炭前処理装
置を例示する概念図である。
【図5】図5は従来の給炭管の一例を示す縦断側面図で
ある。
【図6】図6は図5の水平断面拡大図である。
【符号の説明】
1 給炭管 2 スクレーパ 3 ツメ 4 ホッパ 5 ミル(微粉炭粉砕機) 6 コンベア 7 モータ 8 減速機 9,10 粉炭 12 スクレーパ管 13 貫通穴(吹出し穴) 14 加熱気体入口配管 15 電磁弁 16 タイマー 17 加熱気体(熱風) 21 給炭管 22 パイプヒータ式スクレーパ 23 ツメ 24 ホッパ 31 給炭管 32 外筒 33 保温材 35 電熱線 51 バケットコンベア 52 熱風噴出管 53 石炭出口 54 石炭バンカー 55 熱風噴出管 56 ベルトコンベア 57 熱風噴出管 58,59 石炭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 崇賢 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 武信 弘一 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 荒木 剛夫 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 広田 智計 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭63−39645(JP,A) 特開 昭51−133854(JP,A) 実開 昭56−154845(JP,U) 実開 昭62−187633(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 15/00 - 15/16 B02C 19/00 - 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給する給
    炭管が鉛直かつ軸線まわりに回転可能に構成されるとと
    もに、管壁に複数の貫通穴を有する静止したスクレーパ
    管が上記給炭管に挿入され、かつ上記スクレーパ管に加
    熱気体を供給する手段が設けられたことを特徴とする給
    炭管閉塞防止装置。
  2. 【請求項2】 石炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給する給
    炭管が鉛直かつ軸線まわりに回転可能に構成されるとと
    もに、パイプヒータもしくはマイクロヒータがスクレー
    パとして上記給炭管に挿入されたことを特徴とする給炭
    管閉塞防止装置。
  3. 【請求項3】 石炭焚ボイラ用ミルに石炭を供給する給
    炭管の外周囲を取囲んで所定空間を保って同軸の外筒が
    設けられ、同外筒に電熱線が取付けられたことを特徴と
    する給炭管閉塞防止装置。
JP13058692A 1992-05-22 1992-05-22 給炭管閉塞防止装置 Expired - Fee Related JP3263431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13058692A JP3263431B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 給炭管閉塞防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13058692A JP3263431B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 給炭管閉塞防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05317743A JPH05317743A (ja) 1993-12-03
JP3263431B2 true JP3263431B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=15037756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13058692A Expired - Fee Related JP3263431B2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 給炭管閉塞防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3263431B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2837631B2 (ja) * 1994-06-27 1998-12-16 住友ゴム工業株式会社 粉体計量装置
KR100521632B1 (ko) * 2001-05-23 2005-10-12 주식회사 포스코 리턴콜 처리장치 및 처리방법
JP2008019032A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The モータ制御装置及び方法
CA2757102A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Flsmidth A/S A feed shaft for feeding particulate material to a mill
CN109268867A (zh) * 2018-08-09 2019-01-25 芜湖鸣人热能设备有限公司 一种工业炉煤粉输送装置
KR102391104B1 (ko) * 2021-11-29 2022-04-26 한전케이피에스 주식회사 미분기 급탄관 막힘 방지 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05317743A (ja) 1993-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3263431B2 (ja) 給炭管閉塞防止装置
US20200247702A1 (en) Dual-airflow cyclone flash drying device
CN105819646A (zh) 一种用于从干燥污泥后的尾气中回收热量的系统和方法
CN105855273A (zh) 用于保护气氛下加热处理物料的连续输送装置
US3575119A (en) Electrical arc apparatus for disintegrating and incinerating a slurry organic material
US4573417A (en) Sand reclamation system embodying a combination thermal reclaimer and sand-to-sand heat exchanger apparatus
US5823123A (en) Transporting a particulate material to a discharge opening
GB2079915A (en) Solids drier
KR100295142B1 (ko) 로에연료를공급하는장치및방법
CN101074071B (zh) 多级喷淋粉料加湿方法及装置和基于多级喷淋粉料加湿的粉料无尘装车机
US3126577A (en) Apparatus for handling pellets of
CN209893911U (zh) 一种用于食品的烘干分拣装置
US3287819A (en) Waste disposal system
US4354439A (en) Method of and a device for feeding solid fuel in a fluidized bed hearth
JPH0229374Y2 (ja)
JPH0223932Y2 (ja)
CN210030098U (zh) 一种含泥废水分离装置
CN207407353U (zh) 一种尾气反料输送系统
CN208631531U (zh) 石灰球粉料环保生产用全密闭输送装置
SU739241A1 (ru) Устройство дл подготовки торфа к брикетированию
CN206959523U (zh) 碳酸钙干燥机构
US3446218A (en) Agglomerating finely divided material
JPS63127069A (ja) 粉粒体の乾燥方法とその装置
CN104089470A (zh) 一种节能环保型物料干燥装置
JPS5825265Y2 (ja) 乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011120

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees