JP3263204B2 - ロールの表面を洗浄する方法及びロールの表面を洗浄する装置 - Google Patents
ロールの表面を洗浄する方法及びロールの表面を洗浄する装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B3/00—Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
- B08B3/02—Cleaning by the force of jets or sprays
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D13/00—Arrangements or adaptations of air-treatment apparatus for aircraft crew or passengers, or freight space, or structural parts of the aircraft
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器の操作と同時にカ
レンダーロール、コータバッキンロール及び同様なロー
ルを洗浄する方法及びこの方法を実施するための装置に
関するものである。
レンダーロール、コータバッキンロール及び同様なロー
ルを洗浄する方法及びこの方法を実施するための装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】コータバッキンロール及びカレンダーロ
ール、特に軟質カレンダーのロールの洗浄は、機器が使
用されるに間、必要である。コーティングミックスがウ
エブ孔を介してコーティング中紙ウエブに貫入し、ロー
ル表面に被着するのに従い塵埃が蓄積する。コーティン
グミックスがベース紙の孔を介して接近するに応じて、
ロールは、塵埃を集める。軟質カレンダーのロールは、
ウエブを動かすことにより、到来した塵埃とコートダス
トから接着物を蓄積し、更に湿った厚いコートの領域が
ロール表面に接着するようにする。コーティングミック
スの貫入深さ、即ちウエブを貫通する濾過は、紙ウエブ
の多孔質性と厚さ並びに適用/ドクタブレード圧力及び
コーティングミックス性状によって決定される。薄いベ
ースウエブ及び高いコート重量を使用する最近の傾向に
より、コーティングミックスは、より多くの量がベース
ウエブを貫通して、以前遭遇していたのに比べてロール
上により多くの塵埃が蓄積する。ロールに被着したコー
トクランプは、乾燥を経てロールに強固に固着し、紙シ
ート上にマーキングを残す。かかるマーキングにより紙
質劣化が、ロール上の塵埃の蓄積が進行すると共に増大
する。
ール、特に軟質カレンダーのロールの洗浄は、機器が使
用されるに間、必要である。コーティングミックスがウ
エブ孔を介してコーティング中紙ウエブに貫入し、ロー
ル表面に被着するのに従い塵埃が蓄積する。コーティン
グミックスがベース紙の孔を介して接近するに応じて、
ロールは、塵埃を集める。軟質カレンダーのロールは、
ウエブを動かすことにより、到来した塵埃とコートダス
トから接着物を蓄積し、更に湿った厚いコートの領域が
ロール表面に接着するようにする。コーティングミック
スの貫入深さ、即ちウエブを貫通する濾過は、紙ウエブ
の多孔質性と厚さ並びに適用/ドクタブレード圧力及び
コーティングミックス性状によって決定される。薄いベ
ースウエブ及び高いコート重量を使用する最近の傾向に
より、コーティングミックスは、より多くの量がベース
ウエブを貫通して、以前遭遇していたのに比べてロール
上により多くの塵埃が蓄積する。ロールに被着したコー
トクランプは、乾燥を経てロールに強固に固着し、紙シ
ート上にマーキングを残す。かかるマーキングにより紙
質劣化が、ロール上の塵埃の蓄積が進行すると共に増大
する。
【0003】ロールを洗浄することは、手による洗浄及
びドクターブレードによるドクタリングにより行われて
きた以前からの技術である。湿ったスポンジによる手洗
浄は、煩わしく、時間がかかり、多くの人手を要する。
高速のウエブ速度及び塵埃蓄積の傾向のため、ロールが
急速に汚れて、ロールを洗浄する必要がしばしば生じ
る。ロールの手洗浄が遅く、塵埃の蓄積が速いので、人
間を連続ベースで洗浄作業に割当てなければならない。
走行するウエブ上に水を落とすことは許されないので、
注意深く仕事することが必要であり、また機器の運転中
かかる仕事を続けなければならない。最近の機器は、高
速ウエブ速度と広いウエブを得るように設計されている
ので、長いロールの手洗浄は、極めて厄介であり、かつ
危険である。
びドクターブレードによるドクタリングにより行われて
きた以前からの技術である。湿ったスポンジによる手洗
浄は、煩わしく、時間がかかり、多くの人手を要する。
高速のウエブ速度及び塵埃蓄積の傾向のため、ロールが
急速に汚れて、ロールを洗浄する必要がしばしば生じ
る。ロールの手洗浄が遅く、塵埃の蓄積が速いので、人
間を連続ベースで洗浄作業に割当てなければならない。
走行するウエブ上に水を落とすことは許されないので、
注意深く仕事することが必要であり、また機器の運転中
かかる仕事を続けなければならない。最近の機器は、高
速ウエブ速度と広いウエブを得るように設計されている
ので、長いロールの手洗浄は、極めて厄介であり、かつ
危険である。
【0004】ロールの手洗浄をドクターブレードの使用
に換えることができる。このような交換は、ドクターブ
レードの助けによりロール面からの塵埃除去を行う。水
が洗浄を助けるために使用される。ドクタリングによる
洗浄の欠点は、撥水、ドクターブレードによるロール面
の摩耗、10m/sec(600m/min)を越える
ウエブ速度での低い性能である。撥水は、散らかった仕
事環境となり、水がウエブにかかると、水が処理される
紙シートを汚す。洗浄されるロールとドクターブレード
との間の配置許容誤差のために、ドクターブレードは、
均等でない線形荷重をロール上に作用し、ドクターブレ
ードとロールの双方の高い摩耗速度を引き起こす。ロー
ル直線性に要する極めて厳密な要求のために、ロールの
僅かな磨耗さえも、紙シート質の低下となり、ロールの
交換が必要となる。高価なロールの交換は、機器の運転
停止を引き起こし、高い運転コストとなる。
に換えることができる。このような交換は、ドクターブ
レードの助けによりロール面からの塵埃除去を行う。水
が洗浄を助けるために使用される。ドクタリングによる
洗浄の欠点は、撥水、ドクターブレードによるロール面
の摩耗、10m/sec(600m/min)を越える
ウエブ速度での低い性能である。撥水は、散らかった仕
事環境となり、水がウエブにかかると、水が処理される
紙シートを汚す。洗浄されるロールとドクターブレード
との間の配置許容誤差のために、ドクターブレードは、
均等でない線形荷重をロール上に作用し、ドクターブレ
ードとロールの双方の高い摩耗速度を引き起こす。ロー
ル直線性に要する極めて厳密な要求のために、ロールの
僅かな磨耗さえも、紙シート質の低下となり、ロールの
交換が必要となる。高価なロールの交換は、機器の運転
停止を引き起こし、高い運転コストとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のことに鑑み、実
用性の高いロール表面洗浄方法が明らかに必要とされて
いる。本発明の目的は、高速で運転されている機器のコ
ータ及びカレンダーのロールを洗浄できる装置を実現す
ることである。
用性の高いロール表面洗浄方法が明らかに必要とされて
いる。本発明の目的は、高速で運転されている機器のコ
ータ及びカレンダーのロールを洗浄できる装置を実現す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄されるロ
ールの表面に高速のスチームジェットを噴射することに
基づいている。本発明に係る方法は、回転方向に回転す
るロールの表面を洗浄する方法において、直列に順次隣
接して接続された複数個のスチームチャンバを設けるス
テップと、前記隣接する複数個のスチームチャンバを前
記ロールに近接させて配置するステップと、前記隣接す
る複数個のスチームチャンバにスチームを噴射するステ
ップと、前記ロールに付着した塵埃を除去するよう洗浄
しているロールにスチームを供給するため、洗浄してい
るロールの回転方向に対して最後のスチームチャンバと
前記最後のチャンバに隣接したスチームチャンバとの間
に位置するスチーム噴射チャンバにおける洗浄すべきロ
ールにスチームを供給するようロールに対向する出口か
らスチームを供給するステップと、洗浄しているロール
の回転方向とは逆方向に前記スチーム噴射チャンバから
距離をとって配置した吸引チャンバにより供給したスチ
ーム及び除去した塵埃を洗浄しているロールの表面から
吸引してロールを洗浄するステップと、複数個のスチー
ムチャンネルを経て前記隣接したスチームチャンバにス
チームを導入することにより前記隣接したスチームチャ
ンバ、前記スチーム噴射チャンバ及び前記吸引チャンバ
を加熱ステップとよりなることを特徴とする。
ールの表面に高速のスチームジェットを噴射することに
基づいている。本発明に係る方法は、回転方向に回転す
るロールの表面を洗浄する方法において、直列に順次隣
接して接続された複数個のスチームチャンバを設けるス
テップと、前記隣接する複数個のスチームチャンバを前
記ロールに近接させて配置するステップと、前記隣接す
る複数個のスチームチャンバにスチームを噴射するステ
ップと、前記ロールに付着した塵埃を除去するよう洗浄
しているロールにスチームを供給するため、洗浄してい
るロールの回転方向に対して最後のスチームチャンバと
前記最後のチャンバに隣接したスチームチャンバとの間
に位置するスチーム噴射チャンバにおける洗浄すべきロ
ールにスチームを供給するようロールに対向する出口か
らスチームを供給するステップと、洗浄しているロール
の回転方向とは逆方向に前記スチーム噴射チャンバから
距離をとって配置した吸引チャンバにより供給したスチ
ーム及び除去した塵埃を洗浄しているロールの表面から
吸引してロールを洗浄するステップと、複数個のスチー
ムチャンネルを経て前記隣接したスチームチャンバにス
チームを導入することにより前記隣接したスチームチャ
ンバ、前記スチーム噴射チャンバ及び前記吸引チャンバ
を加熱ステップとよりなることを特徴とする。
【0007】更に、本発明に係る装置は、コータ又はカ
レンダーロールのバッキンロール等のロールの表面を洗
浄する洗浄装置であって、前記装置が、ロールにスチー
ムを噴射して洗浄するためスチームを導く導入手段と、
隣接した複数個のスチームチャンバと、及びスチームを
装置に供給する手段とを備え、スチーム噴射チャンバ
が、洗浄されるロールの回転方向に対して最後のスチー
ムチャンバと前記最後のチャンバに隣接したスチームチ
ャンバとの間に位置し、前記スチーム噴射チャンバは、
洗浄されるロールにスチームを噴射する目的でロールに
対面する出口を有し、更に前記導入手段としてのスチー
ムチャンネルは、前記チャンバを加熱するために各スチ
ームチャンバにスチームを供給するものとしたことを特
徴とする。
レンダーロールのバッキンロール等のロールの表面を洗
浄する洗浄装置であって、前記装置が、ロールにスチー
ムを噴射して洗浄するためスチームを導く導入手段と、
隣接した複数個のスチームチャンバと、及びスチームを
装置に供給する手段とを備え、スチーム噴射チャンバ
が、洗浄されるロールの回転方向に対して最後のスチー
ムチャンバと前記最後のチャンバに隣接したスチームチ
ャンバとの間に位置し、前記スチーム噴射チャンバは、
洗浄されるロールにスチームを噴射する目的でロールに
対面する出口を有し、更に前記導入手段としてのスチー
ムチャンネルは、前記チャンバを加熱するために各スチ
ームチャンバにスチームを供給するものとしたことを特
徴とする。
【0008】本発明は、顕著な効果を奏する。スチーム
ジェットは、ロールを損傷することなく、ロールの表面
に蓄積したコートクランプ及び他の塵埃を効果的に除去
することができる。ジェットにより噴射されたスチーム
は、ロールに密接して吸引され、それによりスチームが
周囲にまき散らされるのを避けることができる。ロール
面から離れた粒子は、紙ウエブにより取り去られ、又は
スチームと共に吸引される。従って、厄介で塵埃をまき
散らす撥水が避けられる。ロール面に噴射されるスチー
ムの量及び温度を妥当な値に制御することにより、大量
にロール面に水が蓄積することが防止され、洗浄プロセ
スが紙質に何の変化を引き起こさず、洗浄操作は紙ウエ
ブに何のマークも残さない。ロールが機械的手段により
処理されるわけではないので、洗浄操作は、何ら磨耗を
引き起こさず、ロール寿命は、ドクターブレード洗浄に
比較して長くなり、また紙質は良好に維持される。洗浄
装置の最も簡単な実施例は、全く複雑でない構成を有し
ている。
ジェットは、ロールを損傷することなく、ロールの表面
に蓄積したコートクランプ及び他の塵埃を効果的に除去
することができる。ジェットにより噴射されたスチーム
は、ロールに密接して吸引され、それによりスチームが
周囲にまき散らされるのを避けることができる。ロール
面から離れた粒子は、紙ウエブにより取り去られ、又は
スチームと共に吸引される。従って、厄介で塵埃をまき
散らす撥水が避けられる。ロール面に噴射されるスチー
ムの量及び温度を妥当な値に制御することにより、大量
にロール面に水が蓄積することが防止され、洗浄プロセ
スが紙質に何の変化を引き起こさず、洗浄操作は紙ウエ
ブに何のマークも残さない。ロールが機械的手段により
処理されるわけではないので、洗浄操作は、何ら磨耗を
引き起こさず、ロール寿命は、ドクターブレード洗浄に
比較して長くなり、また紙質は良好に維持される。洗浄
装置の最も簡単な実施例は、全く複雑でない構成を有し
ている。
【0009】洗浄工程は、運転プロセスと関連させて連
続運転に適して容易に自動化させることができる。この
ようにして、ロール洗浄性の制御が改善され、品質欠陥
が低下する。自動化された洗浄は、労働力の割当を減少
させ、危険な仕事を不要にする。スチーム洗浄は、全て
のウエブ速度で等しく効果的である。
続運転に適して容易に自動化させることができる。この
ようにして、ロール洗浄性の制御が改善され、品質欠陥
が低下する。自動化された洗浄は、労働力の割当を減少
させ、危険な仕事を不要にする。スチーム洗浄は、全て
のウエブ速度で等しく効果的である。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。洗浄装置は、中間コンパ
ートメント(中間室)6、7により相互に連結された3
個のスチームチャンバ2〜4を備えている。ロール1の
回転方向に対して第1のスチームチャンバ2は、スチー
ム入口パイプ5を有する。回転方向は、図面では矢印で
表示されている。スチームチャンバ2と第2のスチーム
チャンバ3の間の中間コンパートメントは、第1のスチ
ームチャンネル8を有し、第2のスチームチャンバ3と
第3のスチームチャンバ4との間の中間コンパートメン
ト7は、第2のスチームチャンネル9を有する。第3の
スチームチャンバ4を出て、弁チャンネル10が第2の
中間コンパートメントの中で弁12に接続するように配
設されている。噴射スチームチャンネル11は、第2の
スチームチャンバ3と第3のスチームチャンバ4との間
に位置し、かつ底壁として多孔板15を有するスチーム
噴射チャンバ14に弁12から接続するように配設され
ている。多孔板15は、ロール1の回転方向に対して2
0°で配列されたオリフィス孔を備えている。3列のオ
リフィス孔が普通使用される。弁12の数は、装置の断
面長さに依存し、通常2個以上の弁が使用される。
本発明をより詳細に説明する。洗浄装置は、中間コンパ
ートメント(中間室)6、7により相互に連結された3
個のスチームチャンバ2〜4を備えている。ロール1の
回転方向に対して第1のスチームチャンバ2は、スチー
ム入口パイプ5を有する。回転方向は、図面では矢印で
表示されている。スチームチャンバ2と第2のスチーム
チャンバ3の間の中間コンパートメントは、第1のスチ
ームチャンネル8を有し、第2のスチームチャンバ3と
第3のスチームチャンバ4との間の中間コンパートメン
ト7は、第2のスチームチャンネル9を有する。第3の
スチームチャンバ4を出て、弁チャンネル10が第2の
中間コンパートメントの中で弁12に接続するように配
設されている。噴射スチームチャンネル11は、第2の
スチームチャンバ3と第3のスチームチャンバ4との間
に位置し、かつ底壁として多孔板15を有するスチーム
噴射チャンバ14に弁12から接続するように配設され
ている。多孔板15は、ロール1の回転方向に対して2
0°で配列されたオリフィス孔を備えている。3列のオ
リフィス孔が普通使用される。弁12の数は、装置の断
面長さに依存し、通常2個以上の弁が使用される。
【0011】第1のスチームチャンバ2と第2のスチー
ムチャンバ3との間には、第1の中間コンパートメント
6に隣接して結合された吸引管19を有する吸引チャン
バ18が配置されている。スチームチャンバ2〜4は、
装置の端壁の間に延在するコンデンセートチャンネル1
7によって連結されている。コンデンセート出口ノズル
20は、第1のスチームチャンバ2と第3のスチームチ
ャンバ4に適合し、コンデンセート水の除去を行う。
ムチャンバ3との間には、第1の中間コンパートメント
6に隣接して結合された吸引管19を有する吸引チャン
バ18が配置されている。スチームチャンバ2〜4は、
装置の端壁の間に延在するコンデンセートチャンネル1
7によって連結されている。コンデンセート出口ノズル
20は、第1のスチームチャンバ2と第3のスチームチ
ャンバ4に適合し、コンデンセート水の除去を行う。
【0012】装置は、次のように操作される。スチーム
は、スチーム供給パイプ5を介して第1のスチームチャ
ンバ2に供給される。スチームは、第1のスチームチャ
ンバ2から第1のスチームチャンネル8を介して第2の
スチームチャンバ3に入り、更にそこから第2のスチー
ムチャンネル9を介して第3のスチームチャンバ4に入
る。第3のスチームチャンバ4から、スチームは、弁チ
ャンネル10に沿って弁12に入る。弁12は、例えば
圧力制御弁を使用する。システムのスチーム圧力が低く
約100kPaである時には、スチームは、弁12を介
してスチーム出口/ヘッダーパイプ13に行く。このよ
うにして、装置は、スチームを循環させることにより、
昇温された温度に維持され、装置の側部での凝縮が、避
けられる。ロール及びウエブに水が落下することは、ウ
エブに直接的な損傷を与えるので、凝縮の防止は、絶対
に必須である。このため、スチームは、ロールの回転方
向に対して第1のスチームチャンバ2に供給され、凝縮
温度以上の温度にチャンバを維持する。同様に、第2の
スチームチャンバ3及び第3のスチームチャンバ4は、
ロール1又はスチーム出口/ヘッダーパイプ13のいず
れかにスチームを入れる前にスチームを循環させること
により、加熱される。
は、スチーム供給パイプ5を介して第1のスチームチャ
ンバ2に供給される。スチームは、第1のスチームチャ
ンバ2から第1のスチームチャンネル8を介して第2の
スチームチャンバ3に入り、更にそこから第2のスチー
ムチャンネル9を介して第3のスチームチャンバ4に入
る。第3のスチームチャンバ4から、スチームは、弁チ
ャンネル10に沿って弁12に入る。弁12は、例えば
圧力制御弁を使用する。システムのスチーム圧力が低く
約100kPaである時には、スチームは、弁12を介
してスチーム出口/ヘッダーパイプ13に行く。このよ
うにして、装置は、スチームを循環させることにより、
昇温された温度に維持され、装置の側部での凝縮が、避
けられる。ロール及びウエブに水が落下することは、ウ
エブに直接的な損傷を与えるので、凝縮の防止は、絶対
に必須である。このため、スチームは、ロールの回転方
向に対して第1のスチームチャンバ2に供給され、凝縮
温度以上の温度にチャンバを維持する。同様に、第2の
スチームチャンバ3及び第3のスチームチャンバ4は、
ロール1又はスチーム出口/ヘッダーパイプ13のいず
れかにスチームを入れる前にスチームを循環させること
により、加熱される。
【0013】スチーム圧力が高くなると、弁12が噴射
スチームチャンバ11に開放し、スチームは、スチーム
噴射チャンバ14に入ることができる。そこから、スチ
ームは、オリフィス孔16を介して高速でロール1に噴
射される。典型的には、スチームジェットの噴射速度
は、100〜300m/secで、それにより、スチー
ムは、ロール面に大きな力を作用させる。ジェットはロ
ール1の面に被着したコート粒子に衝突し、過熱された
スチームは、コート粒子の被着物質を軟化し、粒子の分
離を助ける。このような軟化は、妥当なスチーム温度の
基準となる120°Cで比較的効果的である。好適に
は、過熱されたスチームが一般に使用される。粒子の分
離に関して言えば、粒子の分離は、ロール1の回転方向
と反対のスチームジェットにより推進されてロール1の
面を更新する。コート粒子に被着した他のものに衝突し
ている間に、分離された粒子は、ロール面に被着した他
の物質の分離を引き起こし、スチームジェットの洗浄効
果を促進する。明らかに、ロールの回転方向とは逆の方
向にスチームジェットを指向させることは、良好な洗浄
結果を達成するのに重要で、このためスチーム噴射オリ
フィス孔16は、多孔板15に対して15°〜25°の
角度で刻設されるべきである。15°〜25°の正確な
角度が、オリフィス孔16の中心線とロール面と前記中
心線の交差点でのロール面に引かれた接線との間で形成
されると理解すべきである。
スチームチャンバ11に開放し、スチームは、スチーム
噴射チャンバ14に入ることができる。そこから、スチ
ームは、オリフィス孔16を介して高速でロール1に噴
射される。典型的には、スチームジェットの噴射速度
は、100〜300m/secで、それにより、スチー
ムは、ロール面に大きな力を作用させる。ジェットはロ
ール1の面に被着したコート粒子に衝突し、過熱された
スチームは、コート粒子の被着物質を軟化し、粒子の分
離を助ける。このような軟化は、妥当なスチーム温度の
基準となる120°Cで比較的効果的である。好適に
は、過熱されたスチームが一般に使用される。粒子の分
離に関して言えば、粒子の分離は、ロール1の回転方向
と反対のスチームジェットにより推進されてロール1の
面を更新する。コート粒子に被着した他のものに衝突し
ている間に、分離された粒子は、ロール面に被着した他
の物質の分離を引き起こし、スチームジェットの洗浄効
果を促進する。明らかに、ロールの回転方向とは逆の方
向にスチームジェットを指向させることは、良好な洗浄
結果を達成するのに重要で、このためスチーム噴射オリ
フィス孔16は、多孔板15に対して15°〜25°の
角度で刻設されるべきである。15°〜25°の正確な
角度が、オリフィス孔16の中心線とロール面と前記中
心線の交差点でのロール面に引かれた接線との間で形成
されると理解すべきである。
【0014】スチームジェットは、ロール1と第2のス
チームチャンバ3との間の間隙に通って吸引チャンバ1
8の入口スリットに運ばれる。スチームは、吸引チャン
バ18に引き込まれ、更に吸引管19を介して適用され
た吸引によりスチーム出口/ヘッダーパイプに入る。こ
のようにして、洗浄スチームが周囲に散逸するのが、防
止される。ロール1から分離した塵埃の一部は、吸引さ
れたスチームに同伴され、分離された塵埃の大部分は、
ロールに残り、ウエブに被着する。ウエブに被着した分
離塵埃は、紙質にとって致命的ではない。
チームチャンバ3との間の間隙に通って吸引チャンバ1
8の入口スリットに運ばれる。スチームは、吸引チャン
バ18に引き込まれ、更に吸引管19を介して適用され
た吸引によりスチーム出口/ヘッダーパイプに入る。こ
のようにして、洗浄スチームが周囲に散逸するのが、防
止される。ロール1から分離した塵埃の一部は、吸引さ
れたスチームに同伴され、分離された塵埃の大部分は、
ロールに残り、ウエブに被着する。ウエブに被着した分
離塵埃は、紙質にとって致命的ではない。
【0015】図2に示すように、好適な実施例では、洗
浄装置23は、ロール1と平行に配列された案内レール
24の上に装着される。それによって、装置は、ロール
1の一部の上にのみ長さ方向に延びる。案内レール24
は、洗浄装置23の長さだけ少なくともロール1の長さ
を越え、それによって装置自身の洗浄を許容する。こ
は、ロール1から分離した粒子がスチームチャンバ2〜
4の低い面に被着し、次に蓄積された物質が十分に取り
除かれない限り、大きな塊で前記面から分離する傾向が
あるからである。図2に示す配置では、洗浄装置23
は、コートステーションと関連して取り付けられ、それ
によってコータユニット22がロール1の下に位置し、
ウエブ21は、コーティングユニットとロール1との間
の間隙を通過する。
浄装置23は、ロール1と平行に配列された案内レール
24の上に装着される。それによって、装置は、ロール
1の一部の上にのみ長さ方向に延びる。案内レール24
は、洗浄装置23の長さだけ少なくともロール1の長さ
を越え、それによって装置自身の洗浄を許容する。こ
は、ロール1から分離した粒子がスチームチャンバ2〜
4の低い面に被着し、次に蓄積された物質が十分に取り
除かれない限り、大きな塊で前記面から分離する傾向が
あるからである。図2に示す配置では、洗浄装置23
は、コートステーションと関連して取り付けられ、それ
によってコータユニット22がロール1の下に位置し、
ウエブ21は、コーティングユニットとロール1との間
の間隙を通過する。
【0016】ロール1は、先ず、案内レール21に沿っ
てロール1の縁に移動し、次いでスチーム供給に切り換
えることにより、図2に示す装置の助けで洗浄される。
洗浄装置の有効幅に相当するロール1の周囲領域が洗浄
された後、スチーム供給が、止められ、装置はロール上
の次の位置に移動し、下層の周囲領域が洗浄される。装
置が塵埃で汚くなった時、装置を脇に移動し、例えば手
で洗浄することができる。装置の移動及び洗浄サイクル
を完全に自動化することができ、それにより専用の人を
必要としない系統的なやり方でロール洗浄プロセスを行
うことができる。
てロール1の縁に移動し、次いでスチーム供給に切り換
えることにより、図2に示す装置の助けで洗浄される。
洗浄装置の有効幅に相当するロール1の周囲領域が洗浄
された後、スチーム供給が、止められ、装置はロール上
の次の位置に移動し、下層の周囲領域が洗浄される。装
置が塵埃で汚くなった時、装置を脇に移動し、例えば手
で洗浄することができる。装置の移動及び洗浄サイクル
を完全に自動化することができ、それにより専用の人を
必要としない系統的なやり方でロール洗浄プロセスを行
うことができる。
【0017】上述の他に、本発明は、別の実施例を有す
る。移動式装置をロール1の全長さより長い静止装置に
変えて使用することもできる。このような装置では、弁
手段を各ブロック毎に2乃至3の弁を有するようにする
こともできる。各ブロックは、シーケンスで切り換えら
れ、それにより装置の機能は、移動式装置の機能と同一
になる。別法として、弁の全部を同時に開放するように
制御することもできる。このようなやり方では、大量の
スチーム供給量を必要とする。ロール1の全長さより長
い洗浄装置には、洗浄を許す点に装置を移動するのを容
易にする傾斜装置又は他の装置を設けなければならな
い。
る。移動式装置をロール1の全長さより長い静止装置に
変えて使用することもできる。このような装置では、弁
手段を各ブロック毎に2乃至3の弁を有するようにする
こともできる。各ブロックは、シーケンスで切り換えら
れ、それにより装置の機能は、移動式装置の機能と同一
になる。別法として、弁の全部を同時に開放するように
制御することもできる。このようなやり方では、大量の
スチーム供給量を必要とする。ロール1の全長さより長
い洗浄装置には、洗浄を許す点に装置を移動するのを容
易にする傾斜装置又は他の装置を設けなければならな
い。
【0018】弁の数並びに弁を分散するブロックの数は
任意である。使用される弁の型式は、本発明の機能にと
って致命的でないので、必要に応じて制御することがで
きる。ロール周辺部に沿った大きな領域を洗浄すること
が所望である時には、スチームチャンバの数を3個より
多くすることができる。スチームの供給及び吸引を多段
で行うようにすることもできる。スチーム循環のルート
を異なるやり方で配置することもできる。例えば、先
ず、ロールの回転方向に対して端のチャンバにスチーム
を供給し、そこから他のチャンバに入れる。しかし、ス
チームルートの最後の部分として弁を使用するようにス
チーム循環を配置するのが望ましい。それにより、弁を
通過するスチームの温度をスチームによって加熱された
装置の他の部分の温度より高くならないようにすること
ができる。更に、吸引によるスチーム除去でなくスチー
ムジェットのみを使用することもでき、それにより、装
置は、例えばスチーム噴射チャンバの両側に2個のスチ
ームチャンバを有することができる。しかし、このよう
な配置は、スチームが周囲に飛散する。
任意である。使用される弁の型式は、本発明の機能にと
って致命的でないので、必要に応じて制御することがで
きる。ロール周辺部に沿った大きな領域を洗浄すること
が所望である時には、スチームチャンバの数を3個より
多くすることができる。スチームの供給及び吸引を多段
で行うようにすることもできる。スチーム循環のルート
を異なるやり方で配置することもできる。例えば、先
ず、ロールの回転方向に対して端のチャンバにスチーム
を供給し、そこから他のチャンバに入れる。しかし、ス
チームルートの最後の部分として弁を使用するようにス
チーム循環を配置するのが望ましい。それにより、弁を
通過するスチームの温度をスチームによって加熱された
装置の他の部分の温度より高くならないようにすること
ができる。更に、吸引によるスチーム除去でなくスチー
ムジェットのみを使用することもでき、それにより、装
置は、例えばスチーム噴射チャンバの両側に2個のスチ
ームチャンバを有することができる。しかし、このよう
な配置は、スチームが周囲に飛散する。
【0019】明らかに、スチームチャンバを加熱するの
に要するスチームを各チャンバに個別に供給することも
できる。しかし、かかる実施例は、不必要に複雑な構成
となる。ロールの長さにわたり洗浄装置を横断するよう
に移動させる実施例では、いずれの適当な装置をも移動
運動を実施するために使用できる。
に要するスチームを各チャンバに個別に供給することも
できる。しかし、かかる実施例は、不必要に複雑な構成
となる。ロールの長さにわたり洗浄装置を横断するよう
に移動させる実施例では、いずれの適当な装置をも移動
運動を実施するために使用できる。
【図1】本発明に係る装置の実施例の模式的断面図であ
る。
る。
【図2】コートステーションに適用された図1に示す装
置の模式的斜視図である。
置の模式的斜視図である。
1 ロール 2〜4 スチームチャンバ 5 スチーム供給パイプ 8〜11 スチームチャンネル 12〜16 弁、スチーム噴射チャンバ 15 多孔板 23 洗浄装置 24 案内レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−310437(JP,A) 特開 平2−242994(JP,A) 実開 昭59−143506(JP,U) 西独国特許出願公開3428388(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21G 1/00 - 9/00 B08B 1/00 - 17/06
Claims (19)
- 【請求項1】 回転方向に回転するロールの表面を洗浄
する方法において、 直列に順次隣接して接続された複数個のスチームチャン
バを設けるステップと、 前記隣接する複数個のスチームチャンバを前記ロールに
近接させて配置するステップと、 前記隣接する複数個のスチームチャンバにスチームを噴
射するステップと、 前記ロールに付着した塵埃を除去するよう洗浄している
ロールにスチームを供給するため、洗浄しているロール
の回転方向に対して最後のスチームチャンバと前記最後
のチャンバに隣接したスチームチャンバとの間に位置す
るスチーム噴射チャンバにおける洗浄すべきロールにス
チームを供給するようロールに対向する出口からスチー
ムを供給するステップと、 洗浄しているロールの回転方向とは逆方向に前記スチー
ム噴射チャンバから距離をとって配置した吸引チャンバ
により供給したスチーム及び除去した塵埃を洗浄してい
るロールの表面から吸引してロールを洗浄するステップ
と、 複数個のスチームチャンネルを経て前記隣接したスチー
ムチャンバにスチームを導入することにより前記隣接し
たスチームチャンバ、前記スチーム噴射チャンバ及び前
記吸引チャンバを加熱ステップとよりなることを特徴と
するロールの表面を洗浄する方法。 - 【請求項2】 前記スチームを供給するステップは、1
00〜300m/sの範囲の速度のジェットとしてスチ
ームを噴射させるものとした請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記ロールに供給されるスチームは過加
熱されたものとした請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記スチームを供給するステップは、前
記スチーム噴射チャンバから循環的に注入し、ロールの
ある領域を洗浄し、次いで前記スチーム噴射チャンバを
ロールの長さ方向に移動させて異なる領域を洗浄するも
のとした請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記隣接したスチームチャンバ、前記ス
チーム噴射チャンバ、及び前記吸引チャンバを、前記加
熱するステップにおいて、前記スチーム噴射チャンバか
ら前記ロールに供給するスチームの温度にほぼ等しい温
度まで加熱する請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 前記隣接したスチームチャンバ、前記ス
チーム噴射チャンバ、及び前記吸引チャンバを、前記加
熱するステップにおいて、前記スチームの噴射チャンバ
から前記ロールに供給するスチームの凝縮温度より高い
温度まで加熱する請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 前記隣接したスチームチャンバ、前記ス
チーム噴射チャンバ、及び前記吸引チャンバを、前記加
熱ステップにおいて、120℃より高い温度に加熱した
請求項5記載の方法。 - 【請求項8】 ロールの表面の 接面に対して15°〜
25°の範囲の角度で前記スチームをロールに供給する
請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 前記隣接した複数個のスチームチャンバ
のうちの1個から次の隣接チャンバにスチームを噴射す
る請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 前記スチーム噴射チャンバから洗浄し
ているロールに供給されるスチームは、前記隣接したス
チームチャンバのうちの最後のチャンバによって前記ス
チーム噴射チャンバに供給されるようにした請求項9記
載の方法。 - 【請求項11】 コータ又はカレンダーロールのバッキ
ンロール等のロールの表面を洗浄する洗浄装置であっ
て、 前記装置が、 ロール(1)にスチームを噴射して洗浄するためスチー
ムを導く導入手段(10〜16)と、 隣接した複数個のスチームチャンバ(2〜4)と、及び
スチームを装置に供給する手段(5)とを備え、 スチーム噴射チャンバ(14)が、洗浄されるロール
(1)の回転方向に対して最後のスチームチャンバ
(4)と前記最後のチャンバに隣接したスチームチャン
バ(3)との間に位置し、前記スチーム噴射チャンバ
は、洗浄されるロールにスチームを噴射する目的でロー
ルに対面する出口を有し、更に前記導入手段としてのス
チームチャンネル(8〜11)は、前記チャンバを加熱
するために各スチームチャンバ(2〜4)にスチームを
供給するものとしたことを特徴とするロールの表面を洗
浄する洗浄装置。 - 【請求項12】 吸引チャンバ(18)は、洗浄される
ロール(1)の回転方向に対して第1のスチームチャン
バ(2)と、前記第1のチャンバの次のスチームチャン
バ(3)との間に位置し、前記吸引チャンバは、洗浄さ
れるロールに噴射されるスチームを回収するためにロー
ルに対面した入口を有する、ことを特徴とする請求項1
1記載のロールの表面を洗浄する洗浄装置。 - 【請求項13】 ロール(1)に対面するスチーム噴射
チャンバ(14)の出口は、ロール(1)の回転方向と
反対方向に斜めに配列されたオリフィス孔(16)を有
する多孔板(15)によって覆われていることを特徴と
する請求項6または12記載のロールの表面を洗浄する
洗浄装置。 - 【請求項14】 ロールの表面の接線とオリフィス孔に
よって形成される角度は、15°〜25°であることを
特徴とする請求項11から13のうちのいずれか1項に
記載のロールの表面を洗浄する洗浄装置。 - 【請求項15】 洗浄されるロールにスチームを供給す
る手段は、圧力制御弁(12)を有し、圧力制御弁を介
して、スチームは、供給されるスチームの圧力を変える
ことにより戻り回路又はウエブ処理機器のいずれかに向
けられることを特徴とする請求項11から14のうちの
いずれか1項に記載のロールの表面を洗浄する洗浄装
置。 - 【請求項16】 弁(12)は、相互に独立して制御さ
れることのできる少なくとも2個の群に装置の長手方向
に分けられている、ことを特徴とする請求項15記載の
ロールの表面を洗浄する洗浄装置。 - 【請求項17】 複数個のスチームチャンバ(2〜4)
は、スチームチャンネルによって相互に接続されてい
て、ロールにスチームを噴射するための手段にスチーム
を供給するまえにチャンバの残部(3、4)を介して循
環するようにチャンバの1個(2)にスチームを供給す
る、ことを特徴とする請求項11から16のうちのいず
れか1項に記載のロールの表面を洗浄する洗浄装置。 - 【請求項18】 ロール(1)の面に近づけて装置(2
3)を支持し、ロールの長手方向軸に平行に装置を移動
させる手段(24)を備えている、ことを特徴とする請
求項11から17のうちのいずれか1項に記載のロール
の表面を洗浄する洗浄装置。 - 【請求項19】 装置が、洗浄されるロール(1)の全
長さにわたり延びるように構成されていることを特徴と
する請求項11から18のうちのいずれか1項に記載の
ロールの表面を洗浄する洗浄装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FI924961A FI94271C (fi) | 1992-11-03 | 1992-11-03 | Menetelmä telojen puhdistamiseksi ja telanpuhdistuslaite |
FI924961 | 1992-11-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264390A JPH06264390A (ja) | 1994-09-20 |
JP3263204B2 true JP3263204B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=8536147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27465893A Expired - Fee Related JP3263204B2 (ja) | 1992-11-03 | 1993-11-02 | ロールの表面を洗浄する方法及びロールの表面を洗浄する装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5519945A (ja) |
EP (1) | EP0608498B1 (ja) |
JP (1) | JP3263204B2 (ja) |
CA (1) | CA2102262A1 (ja) |
DE (1) | DE69308204T2 (ja) |
FI (1) | FI94271C (ja) |
Cited By (1)
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