JP3260265B2 - 船舶の緊急時操船方法 - Google Patents

船舶の緊急時操船方法

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JP3260265B2
JP3260265B2 JP29586595A JP29586595A JP3260265B2 JP 3260265 B2 JP3260265 B2 JP 3260265B2 JP 29586595 A JP29586595 A JP 29586595A JP 29586595 A JP29586595 A JP 29586595A JP 3260265 B2 JP3260265 B2 JP 3260265B2
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博敬 山本
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日本操舵システム株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/50Slowing-down means not otherwise provided for

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突など危険が予
想される場合における船舶の緊急時操船方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョイスティックと呼ばれる操作
器の1本の操縦レバーによって舵を制御する操船方法が
知られている。このジョイスティックにより操作する操
船システムとしては、例えば、2枚の高揚力舵の舵角を
組み合せてプロペラ後流の流れ方向を制御し、船体に3
60°全周方向にわたる任意の方向のスラストを与える
ベクツインシステムと称するものがある。
【0003】このベクツインシステムによる操船は主と
して船舶の離着岸時に行われる。一方、通常航海中の操
舵モードとしては、パイロットスタンドのハンドホイー
ルによる操舵や、予め目標針路を設定しておき、ジャイ
ロコンパスからの船首方位信号を受けて船首方位のずれ
を自動的に修正操舵するオートパイロット操舵や、これ
らの操舵が不能になった場合に直接舵取機油圧ポンプの
電磁弁を操作するノンフォローアップ操舵などがある。
【0004】図2に従来のベクツインシステムを組み込
んだ船舶の操舵機構を示す。図2において、左舷側舵1
1aおよび右舷側舵11bはそれぞれ高揚力舵であり、
左舷側舵11aおよび右舷側舵11bを制御するために
左舷側舵制御装置12aおよび右舷側舵制御装置12b
を設けている。左・右舷側舵制御装置12a,12bに
は各々舵取機13a,13bと、油圧ポンプ14a,1
4bと、電磁弁15a,15bと、フォローアップアン
プ16a,16bと、フィードバックポテンショメータ
17a,17bとを設けている。また、操舵スタンド1
8には左・右舷ノンフォローアップ操舵信号発信置19
a,19bと、左・右舷ハンドホイール操舵信号発信装
置20a,20bと、左・右舷オートパイロット操舵信
号発信装置21a,21bと、操舵モード切換スイッチ
22とを設けており、操舵モード切換スイッチ22に各
操舵信号発信装置および操作器(ジョイスティック)2
3を接続している。また、別途に主機関の操縦装置が設
けられ、主機関の起動停止、前進・後進の切換、回転速
度の制御が行えるようになっている。
【0005】このような操舵機構において、操舵モード
切換スイッチ22が操作器(ジョイスティック)23に
選択されている場合には、左舷側舵11aおよび右舷側
舵11bに対する指令舵角の指示信号として、操作器
(ジョイスティック)23の左舷舵角制御用ポテンショ
メータ23aおよび右舷舵角制御用ポテンショメータ2
3bから操作レバーの傾転方向と傾転量に応じた電圧信
号を左・右舷側舵制御装置12a,12bのフォローア
ップアンプ16a,16bに与える。
【0006】そして、電磁弁15a,15bを作動させ
て油圧ポンプ14a,14bから油を送って舵取機13
a,13bを作動させる。このときに、その作動量に応
じてフィードバックポテンショメータ17a,17bか
ら現在の舵角をフォローアップアンプ16a,16bへ
フィードバックさせ、左舷舵角制御用ポテンショメータ
23aおよび右舷舵角制御用ポテンショメータ23bか
らの信号と前記フィードバック信号が一致したときにフ
ォローアップアンプ16a,16bの出力を零となし、
電磁弁15a,15bを閉動させて油圧ポンプ14a,
14bからの油の吐出を停止し、舵取機13a,13b
を停止させる。このときの左舷舵角および右舷舵角は、
それぞれ操作器23の操作レバーの傾転方向と傾転量に
対応して定まる各舷舵角制御ポテンショメータ23a,
23bからの指示信号に一致する。このようにして、操
作器23の操作レバーの傾転方向と傾転量を任意に定め
ることにより、左舷舵角、右舷舵角を任意の組合せとす
ることができる。
【0007】操舵モード切換スイッチ22が操作器23
以外の操舵モードに設定されているときは、それぞれ選
択された位置により、操舵スタンド18でのハンドホイ
ールによる操舵、ノンフォローアップレバーでの非フィ
ードバック操舵、ジャイロコンパスからの船首方位信号
を用いて針路を自動的に保持させるオートパイロット操
舵の何れかが行える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成におい
て、航海中の緊急時、つまり衝突を回避するために緊急
に停船ないしは後進をしなければならないときには、以
下の操作を行っている。 1.操舵モード切換スイッチ22を操作器(ジョイステ
ィック)23による操舵モード位置(JS)に切換え
る。 2.操作器23を直後進位置に操作し、プロペラ後流に
より船舶の前進方向への慣性力に抗する後進力を船舶に
与えるように二枚の舵11a,11bの舵角を制御す
る。 3.停船までの前進距離を短縮するために、舵の回転角
の組合せが後進域になった時点で、主機関操縦ハンドル
を操作して回転速度を全速にする操作を手動で行なって
前記のスラスト力の増加を図る。
【0009】しかし、上述した操作は、緊急の場合の操
作としては多くのステップを踏まなければならず、上述
の操作を行うに、少なからぬ時間を要するとともに、操
作後も慣性が作用するので、その間の船の航走距離はか
なりのものに達する問題があった。また、緊急時におい
ては一刻も早く停船ないし後進させたいという操船者の
精神的負担は多大であり、なかなか停船に至らないとき
には操船者の緊張はその極に達する。
【0010】本発明は上記の課題を解決するもので、操
舵モードが如何なる設定位置にあるかにかかわらず、即
座にジョイスティックによる操縦モードに切換えて操船
を行うことができ、速やかな操舵により停船までの時間
と距離を短くすることができる船舶の緊急時操船方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の船舶の緊急時操船方法は、舵を制御す
る舵制御手段を、オートパイロット、舵輪、ジョイステ
ィック等の種々の操作手段により操作し、操舵スタンド
に設けた操舵モード切換スイッチを操作することにより
各操作手段毎に設定した操舵モードを切り換えて、舵制
御手段に対する各操作手段の支配を変更する船舶の操船
方法において、緊急時に、ジョイスティックの近傍に配
置した緊急操舵スイッチを起動することにより、通常の
如何なる操舵モードよりも優先してジョイスティックに
よる操縦モードに切り換える構成とするものである。
【0012】また、舵制御手段の舵取機を主油圧ポンプ
装置により駆動する状態で、緊急操舵スイッチの起動に
伴って、停止状態にある補助油圧ポンプ装置を起動し、
主・補助油圧ポンプ装置の駆動によって舵取機の転舵速
度を増大させる構成とするものである。
【0013】また、一基のプロペラ推進器が前進単一方
向に作動する状態で、プロペラ推進器の後方に配した2
枚の高揚力舵を舵制御手段で操作する船舶の操船方法で
あって、主機関を駆動源として主発電機を駆動する状態
で、緊急操舵スイッチの起動に伴って、主機関とは別途
の駆動源を有して停止常態にある補助発電機を起動し、
ジョイスティックを操作して2枚の高揚力舵にプロペラ
後流を後進推力として最大に作用させる舵角を与え、こ
の後進推力により船舶の前進方向への慣性力に抗する後
進力を船舶に与えて緊急停船ないし緊急後進させる構成
とするものである。
【0014】また、緊急操舵スイッチの起動に伴って、
停止状態にあるサイドスラスターを起動して操作可能状
態となす構成とするものである。上記した構成により、
船舶の離着岸時にはジョイスティックによる操舵を行
い。通常航海中には、パイロットスタンドの舵輪(ハン
ドホイール)による操舵や、予め目標針路を設定してお
き、ジャイロコンパスからの船首方位信号を受けて船首
方位のずれを自動的に修正操舵するオートパイロットに
よる操舵を行う。これらの操舵が不能になった場合に、
直接に舵取機の油圧ポンプの電磁弁を操作するノンフォ
ローアップ(非常操舵)による操舵を行う。
【0015】ところで、ジョイスティックは、操舵スタ
ンドに設けることも可能であるが、船舶の離着岸時に操
船者が船舶と岸壁との位置関係を目視しながら行う操船
に使用するために、操舵スタンドから離れた舷側に配置
してある。ジョイスティックは、操作者にとっては素早
い操作によって舵制御手段に指示を与えることができる
ので緊急時の操船に適した操作手段であるが、オートパ
イロットによる操舵を行っている状態で、緊急事態が生
じた場合に、操船者が操舵スタンドまで移動し、操舵モ
ード切換スイッチを操作して操舵モードを切り換えて後
に、ジョイスティックのある位置まで移動する必要があ
る。
【0016】これに対して、本願発明によれば、ジョイ
スティックのある位置において、緊急操舵スイッチを起
動することにより、操舵モードが如何なる設定位置にあ
るかにかかわらず、即座にジョイスティックによる操縦
モードに切換えて操船を行うことができ、緊急時に速や
かな操舵を行うことができる。
【0017】また、通常航海中は主油圧ポンプが単独で
駆動する舵取機を、緊急操船時には補助油圧ポンプで駆
動することにより、転舵速度を上げてより迅速な操舵を
行うことができる。
【0018】また、両高揚力舵を最大後進力が得られる
舵角に転舵させ、両高揚力舵によりプロペラ後流を後進
方向に転向させることによって後進推力を発生させる
が、反転したプロペラ後流が推進器に負荷として作用す
る。このため、従来においては主機関の回転速度が低下
することにより主発電機の発電量が低下する場合がある
が、本発明においては、緊急操舵スイッチの起動に伴っ
て、主機関とは別途の駆動源を有して停止常態にある補
助発電機を起動するので、緊急操船時においても必要電
力を安定供給し、制御用電力の不足による主機関の停止
等の事態を防止し、緊急時における推進力の確実な維持
を図ることができる。
【0019】また、緊急操舵スイッチの起動に伴って、
停止状態にあるサイドスラスターを起動して操作可能状
態となすので、その後はジョイスティックを操作するこ
とにより、舵によるスラスト力に加えてサイドスラスタ
ーによるスラスト力を操船に利用することができ、緊急
時に速やかな操船を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。始めに、本発明は1枚舵の船舶の操
舵機構にも適用可能であるが、本実施形態における操舵
機構は、図2に示したものと基本的な構成は同様であ
り、1基の前進単一方向に作動するプロペラ推進器の後
方に2枚の高揚力舵を配し、プロペラ推進器を作動させ
た状態において、2枚の高揚力舵の回転角位置を適宜組
合わせることにより、船体を直前進、前進左旋回、前進
右旋回、直後進、後進左旋回、後進右旋回、その場静
止、船尾のその場での左右移動等を行わせるものであ
る。
【0021】図1に概略的に示すように、操舵機構は主
たる構成として、ジョイスティック31と、ジョイステ
ィック31の近傍に設けた緊急操舵スイッチ32と、操
舵スタンド33と、操舵モード切換スイッチ34と、舵
を制御する舵制御手段35と、主機関を駆動源とする主
発電機36と、主機関とは別途の駆動源を有する補助発
電機37と、舵取機用の主油圧ポンプ38と、舵取機用
の補助油圧ポンプ39と、サイドスラスター40とを備
えており、各機器がラインL1〜L9によってジョイス
ティック31および操舵スタンド33に接続してある。
【0022】ジョイスティック31の近傍には、緊急操
舵スイッチ32の他に補助発電機起動ランプ41、油圧
ポンプ起動ランプ42、ジョイスティック操作不可表示
ランプ43、サイドスラスター操作可ランプ44が設け
てある。操舵スタンド33の操舵モード切換スイッチ3
4は、舵制御手段35を操作する操作手段として、オー
トパイロット、舵輪、ジョイスティック、非常操舵の何
れかを選択するものであり、操舵モード切換スイッチ3
4の操作により各操作手段毎に設定した操舵モードを切
り換えて、舵制御手段35に対する各操作手段の支配を
変更する。
【0023】上記した構成により、通常時において、主
発電機36は主機関を駆動源として稼働しており、舵取
機の油圧源として主油圧ポンプ38が稼働している。船
舶の離着岸時には、操舵モード切換スイッチ34により
ジョイスティック31の操舵モードを選択し、ジョイス
ティック31による操舵を行い。通常航海中には、操舵
モード切換スイッチ34を操作することにより、舵輪の
操舵モードを選択したり、ジャイロコンパスからの船首
方位信号を受けて船首方位のずれを自動的に修正操舵す
るオートパイロットによる操舵モードを選択する。これ
らの操舵が不能になった場合に、直接に舵取機の油圧ポ
ンプ38,39の電磁弁を操作する非常操舵(ノンフォ
ローアップ)による操舵モードを選択する。
【0024】ところで、ジョイスティック31は、操作
者にとっては素早い操作によって舵制御手段35に指示
を与えることができるので、緊急時の操船に適した操作
手段である。このため、通常の航行状態において、衝突
等の危険が迫る緊急事態となった時には、ジョイスティ
ック31の近傍に配置した緊急操舵スイッチ32を起動
し、緊急操舵起動信号線L1を通して操舵モードを、通
常の如何なる操舵モードよりも優先してジョイスティッ
ク31による操縦モードに切り換える。ジョイスティッ
ク31による操舵モードに切り換わると、操舵スタンド
33よりジョイスティック操作可OR不可の信号確認線
L2を通して信号が送信され、ジョイスティック31に
よる操作が不可能であれば、ジョイスティック操作不可
表示ランプ43が点灯する。
【0025】このとき、ジョイスティック31は、操舵
スタンド33に設けることも可能であるが、船舶の離着
岸時に操船者が船舶と岸壁との位置関係を目視しながら
行う操船に使用するために、操舵スタンド33から離れ
た舷側に配置してある。しかし、本実施形態によれば、
ジョイスティック31のある位置において、緊急操舵ス
イッチ32の起動により操舵モードを切換えて操船を行
うことができ、緊急時に速やかな操舵を行うことができ
る。
【0026】また、緊急操舵スイッチ32の起動に伴っ
て、舵取機用油圧ポンプ起動信号線L4を通して起動信
号を受けた補助油圧ポンプ39が起動し、通常航海中は
主油圧ポンプ38が単独で駆動する舵取機を、主・補助
油圧ポンプ38,39の駆動によって転舵速度を上げて
より迅速に駆動することができる。主・補助油圧ポンプ
38,39の駆動により油圧ポンプ起動ランプ42が点
灯する。
【0027】また、緊急操舵スイッチ32の起動に伴っ
て、補助発電機起動信号線L3を通して起動信号を受け
た補助発電機37が起動し、補助発電機37が起動する
と補助発電機起動ランプ41が点灯する。このため、両
高揚力舵によりプロペラ後流を後進方向に転向させるこ
とによって後進推力を発生させる緊急時にあって、反転
したプロペラ後流が推進器に負荷として作用し、主機関
の回転速度が低下することにより主発電機の発電量が低
下しても、緊急操船時の必要電力を安定供給し、制御用
電力の不足による主機関の停止等の事態を防止し、緊急
時における推進力の確実な維持を図ることができる。
【0028】また、緊急操舵スイッチ32の起動に伴っ
て、サイドスラスター起動信号線を通して起動信号を受
けたサイドスラスター40が起動して操作可能状態とな
り、サイドスラスター40が起動するとサイドスラスタ
ー操作可ランプ44が点灯する。その後はジョイスティ
ック31を操作することにより、舵によるスラスト力に
加えてサイドスラスター40によるスラスト力を操船に
利用することができ、緊急時に速やかな操船を行うこと
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ジ
ョイスティックのある位置において、緊急操舵スイッチ
を起動することにより、操舵モードが如何なる設定位置
にあるかにかかわらず、即座にジョイスティックによる
操縦モードに切換えて操船を行うことができ、緊急時に
速やかな操舵を行うことができ、補助油圧ポンプを駆動
することにより、転舵速度を上げてより迅速な操舵を行
うことができ、補助発電機を起動することにより、緊急
操船時においても必要電力を安定供給し、制御用電力の
不足による主機関の停止等の事態を防止し、緊急時にお
ける推進力の確実な維持を図ることができ、サイドスラ
スターを起動することにより、舵によるスラスト力に加
えてサイドスラスターによるスラスト力を操船に利用す
ることができ、緊急時に速やかな操船を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における操舵機構を示すブロ
ック図である。
【図2】従来の操舵機構を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 ジョイスティック 32 緊急操舵スイッチ 33 操舵スタンド 35 舵制御手段 37 補助発電機 39 補助油圧ポンプ 40 サイドスラスター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−52887(JP,A) 実公 昭46−28658(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一基のプロペラ推進器が前進単一方向に
    作動する状態で、プロペラ推進器の後方に配した2枚の
    高揚力舵を舵制御手段で制御し、舵制御手段を、オート
    パイロット、舵輪、ジョイスティック等の種々の操作手
    段により操作し、操舵スタンドに設けた操舵モード切換
    スイッチを操作することにより各操作手段毎に設定した
    操舵モードを切り換えて、舵制御手段に対する各操作手
    段の支配を変更する船舶の操船方法において、緊急時
    に、ジョイスティックの近傍に配置した緊急操舵スイッ
    チを起動することにより、通常の如何なる操舵モードよ
    りも優先してジョイスティックによる操縦モードに切り
    換えるとともに、主機関を駆動源として主発電機を駆動
    する状態で主機関とは別途の駆動源を有して停止常態に
    ある補助発電機を起動し、ジョイスティックを操作して
    2枚の高揚力舵にプロペラ後流を後進推力として最大に
    作用させる舵角を与え、この後進推力により船舶の前進
    方向への慣性力に抗する後進力を船舶に与えて緊急停船
    ないし緊急後進させることを特徴とする船舶の緊急時操
    船方法
  2. 【請求項2】 舵を制御する舵制御手段を、オートパイ
    ロット、舵輪、ジョイスティック等の種々の操作手段に
    より操作し、操舵スタンドに設けた操舵モード切換スイ
    ッチを操作することにより各操作手段毎に設定した操舵
    モードを切り換えて、舵制御手段に対する各操作手段の
    支配を変更する船舶の操船方法において、緊急時に、ジ
    ョイスティックの近傍に配置した緊急操舵スイッチを起
    動することにより、通常の如何なる操舵モードよりも優
    先してジョイスティックによる操縦モードに切り換える
    とともに、停止状態にあるサイドスラスターを起動して
    操作可能状態となすことを特徴とする船舶の緊急時操船
    方法
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