JP3259651B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
- Publication number
- JP3259651B2 JP3259651B2 JP04920197A JP4920197A JP3259651B2 JP 3259651 B2 JP3259651 B2 JP 3259651B2 JP 04920197 A JP04920197 A JP 04920197A JP 4920197 A JP4920197 A JP 4920197A JP 3259651 B2 JP3259651 B2 JP 3259651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- conductor
- antenna device
- base
- varicap diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
し、特に、広範囲の周波数を送受信する無線機器、例え
ばテレビ、ラジオ、ページャ等に用いられるアンテナ装
置に関する。
無線機器、例えばテレビ(90MHz〜800MHz)
に用いるアンテナ本体としては八木・宇田アンテナ、ホ
イップアンテナ等がある。しかしながら、八木・宇田ア
ンテナ、ホイップアンテナの場合には、広範囲の周波数
の電波を受信できるように帯域幅を広くするため、非常
に大きなものとなる。
8に示すようなチップアンテナ50が提案されている。
図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のA−A
線矢視断面図である。チップアンテナ50は、マイクロ
ストリップアンテナであり、平板状の誘電体基板51の
一方主面にはアンテナ素子となる放射電極52が、他方
主面にはグランド電極53が形成されている。誘電体基
板51は矩形の平板状の部材からなり、アルミナ等の誘
電体セラミックスや高分子材料より構成されている。放
射電極52は、誘電体基板51の一方主面より小さく形
成されており、一方、グランド電極53は誘電体基板5
1の他方主面全面にわたって形成されている。そして、
同軸給電線54の外部導体55がグランド電極53に、
中心導体56が誘電体基板51を貫いて放射電極52側
に設けられた給電点57に接続されている。そして、チ
ップアンテナ50の(帯域幅×利得)はチップアンテナ
50の形状によって決定されるが、チップアンテナ50
を構成する誘電体基板51の体積が一定ならば、(帯域
幅×利得)は一定である。したがって、帯域幅を広くす
るには、チップアンテナ50を構成する誘電体基板51
の体積を大きくするか、共振周波数の異なるチップアン
テナ50を複数並列に配置する方法が取られる。
のチップアンテナにおいては、広範囲の周波数を送受信
する無線機器に用いるために帯域幅を広くすると、チッ
プアンテナが大きくなったり、チップアンテナを複数搭
載したりと、無線機器におけるチップアンテナの占有面
積が大きくなる。その結果、チップアンテナが大きくな
り、小形の無線機器に搭載できないという問題が生じ
る。
めになされたものであり、広範囲の周波数を送受信する
無線機器に用いることができる小形のアンテナ装置を提
供することを目的とする。
るため本発明は、直方体状の基体と、該基体の長手方向
に螺旋状に巻回される導体と、給電用端子とを備え、等
価回路が直列接続されたインダクタンス成分、抵抗成分
及び容量成分からなるアンテナ本体と、少なくともバリ
キャップダイオードを備え、該バリキャップダイオード
が前記アンテナ本体の導体に直列接続される周波数調整
回路とからなることを特徴とする。また、本発明は、前
記アンテナ本体と、前記周波数調整回路とが実装基板上
に実装されていることを特徴とする。
本体の導体にバリキャップダイオードを直列接続するた
め、そのバリキャプダイオードへの印加電圧を調整し、
バリキャプダイオードの容量を調整することにより、ア
ンテナ装置の容量成分を調整することができる。
施例を説明する。図1に、本発明に係るアンテナ装置の
一実施例の回路図を示す。アンテナ装置10は、アンテ
ナ本体11と周波数調整回路12とを備える。
3で他端が自由端14の導体15を形成するインダクタ
ンス成分16及び抵抗成分17と、導体15の自由端1
4とグランドとの間に形成される容量成分18とが直列
接続された等価回路となる。
プダイオード19、コンデンサ20a、20b及び抵抗
21a、21bからなる。バリキャップダイオード19
のアノードは、コンデンサ20aを介してアンテナ装置
10が搭載される無線機器の高周波回路RFに接続され
るとともに、抵抗21aを介して接地される。
ードは、アンテナ本体11の給電用端子13に接続され
るとともに、抵抗21bとコンデンサ20bとからなる
直列回路を介して接地され、抵抗21bとコンデンサ2
0bとの接続点には、バリキャップダイオード19の印
加電圧を制御するコントロール電圧源Vcが接続され
る。
面図を示す。アンテナ装置10は、アンテナ本体11、
並びに周波数調整回路12を構成するバリキャップダイ
オード19、コンデンサ20a、20b及び抵抗21
a、21bを、伝送線路22a〜22d及びグランド電
極23が表面上に形成された実装基板24の上に実装す
ることにより構成される。
3は、伝送線路22aを介して、バリキャップダイオー
ド19のカソードに接続される。また、バリキャップダ
イオード19のアノードは、伝送線路22b、コンデン
サ20a及び伝送線路22cを介して高周波回路RFに
接続されるとともに、伝送線路22b及び抵抗21aを
介してグランド電極23に接続される。すなわち、アン
テナ本体11の導体15と直列に、バリキャップダイオ
ード19及びコンデンサ20aが接続される。
3は、伝送線路22a、抵抗21b、伝送線路22d及
びコンデンサ20bを介してグランド電極23に接続さ
れる。
酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とす
る直方体状の基体1の内部に、基体1の長手方向に螺旋
状に巻回される導体15と、基体1の表面に、導体15
に電圧を印加するための給電用端子13とを備える。こ
の際、導体15の一端は、基体1の表面に引き出され、
給電部2を形成し、給電用端子13に接続される。一
方、導体15の他端は、基体1の内部において自由端1
4を形成する。
の変形例の透視斜視図を示す。図4のアンテナ本体11
aは、直方体状の基体1aと、基体1aの表面に沿っ
て、基体1aの長手方向に螺旋状に巻回される導体15
aと、基体1aの表面に、導体15aに電圧を印加する
ための給電用端子13aとを備える。この際、導体15
aの一端は、基体1aの表面において、給電用端子13
aに接続される。また、導体15aの他端は、基体1a
の表面において自由端14aを形成する。この場合に
は、導体15aを基体1aの表面に螺旋状にスクリーン
印刷等で簡単に形成できるため、アンテナ本体11aの
製造工程が簡略化できる。
基体1bと、基体1bの表面に、ミアンダ状に形成され
る導体15bと、基体1bの表面に、導体15bに電圧
を印加するための給電用端子13bとを備える。この
際、導体15bの一端は、基体1bの表面において、給
電用端子13bに接続される。また、導体15bの他端
は、基体1bの表面において自由端14bを形成する。
この場合には、ミアンダ状の導体15bを基体1bの一
方主面のみ形成するため、基体1bの低背化が可能とな
り、それにともないアンテナ本体11bの低背化も可能
となる。なお、ミアンダ状の導体15bは、基体1bの
内部に形成されていてもよい。
いて、バリキャップダイオード19の印加電圧を0V
(容量値:8pF)とした場合の反射係数及び利得を、
図7に、図2に示すアンテナ装置10において、バリキ
ャップダイオード19の印加電圧を4V(容量値:2p
F)とした場合の反射係数及び利得を示す。そして、図
6及び図7中において、実線は反射係数、破線は利得を
示し、点A及び点B(図6及び図7中△印)はそれぞれ
の場合における共振周波数を示す。なお、コンデンサ2
0a、20bの容量値はそれぞれ1000pF、抵抗2
1a、21bの抵抗値はそれぞれ5kΩである。
19への印加電圧を0Vにすることにより、アンテナ装
置10の共振周波数が818MHz(点A)、利得が−
5dBdとなり、ダイオード19への印加電圧を4Vに
することにより、アンテナ装置10の共振周波数が87
7.5MHz(点B)、利得が−5dBdとなることが
わかる。
お、f0は共振周波数、Lは導体15のインダクタンス
成分16のインダクタンス値、C0は導体15の容量成
分18の容量値、Cdはバリキャップダイオード19の
容量値を示している。
6のインダクタンス値及び容量成分18の容量値が一定
の場合には、バリキャップダイオード19の印加電圧を
小さくする、すなわち容量値Cdを大きくすると共振周
波数f0は低く、バリキャップダイオード19の印加電
圧を大きくする、すなわち容量値Cdを小さくすると共
振周波数f0は高くなる。
ば、アンテナ本体の導体に、バリキャップダイオードを
直列接続するため、そのバリキャップダイオードへの印
加電圧を0Vから4Vに変化させることにより、アンテ
ナ装置の容量成分を変化させることができる。したがっ
て、アンテナ装置の利得を変化させずに、アンテナ装置
の共振周波数を818MHzから877.5MHzに移
動させることができる。
実装基板に実装されているため、アンテナ装置の小形化
が実現できる。従って、広範囲の周波数を送受信する携
帯用の無線機器に取り付けることができる。
ることにより、無線機器の筐体内部にアンテナ装置を収
納することができるため、その無線機器から突起部分を
無くすることができる。
ム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする誘電材料
により構成される場合について説明したが、基体として
はこの誘電材料に限定されるものではなく、酸化チタ
ン、酸化ネオジウムを主成分とする誘電材料、ニッケ
ル、コバルト、鉄を主成分とする磁性材料、あるいは誘
電材料と磁性材料の組み合わせでもよい。
について説明したが、それぞれが平行に配置された複数
本の導体を有していてもよい。この場合には、導体の本
数に応じて複数の共振周波数を有することが可能とな
り、1つのアンテナでマルチバンドに対応することが可
能となる。
Vを印可する場合について説明したが、印加電圧は可変
であればよく、その印加電圧値の可変範囲は、本発明の
実施にあたって必須の条件となるものではない。
ナ本体の導体にバリキャップダイオードを直列接続する
ため、そのバリキャプダイオードへの印加電圧を調整
し、バリキャプダイオードの容量を調整することによ
り、アンテナ装置の容量成分を調整することができる。
したがって、アンテナ装置の利得を変化させずに、アン
テナ装置の共振周波数を所望の周波数に調整することが
できる。その結果、アンテナ装置自体の帯域幅が狭くて
も、広範囲の周波数に対応することができ、広範囲の周
波数を送受信する無線機器に使用することができる。
実装基板に実装されているため、アンテナ装置の小形化
が実現できる。従って、広範囲の周波数を送受信する携
帯用の無線機器に取り付けることができる。
ることにより、無線機器の筐体内部にアンテナ装置を収
納することができるため、その無線機器から突起部分を
無くすることができる。
である。
斜視図である。
である。
視図である。
イオードへの印加電圧を0Vとした場合の反射係数及び
利得を示す図である。
イオードへの印加電圧を4Vとした場合の反射係数及び
利得を示す図である。
(a)のA−A線矢視断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 直方体状の基体と、該基体の長手方向に
螺旋状に巻回される導体と、給電用端子とを備え、等価
回路が直列接続されたインダクタンス成分、抵抗成分及
び容量成分からなるアンテナ本体と、 少なくともバリキャップダイオードを備え、該バリキャ
ップダイオードが前記アンテナ本体の導体に直列接続さ
れる周波数調整回路とからなることを特徴とするアンテ
ナ装置。 - 【請求項2】 前記アンテナ本体と、前記周波数調整回
路とが実装基板上に実装されていることを特徴とする請
求項1に記載のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04920197A JP3259651B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04920197A JP3259651B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247860A JPH10247860A (ja) | 1998-09-14 |
JP3259651B2 true JP3259651B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=12824391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04920197A Expired - Fee Related JP3259651B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259651B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041337A1 (ja) | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 移動体通信端末用放送受信機 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP04920197A patent/JP3259651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10247860A (ja) | 1998-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3427668B2 (ja) | アンテナ装置 | |
EP0944128B1 (en) | Antenna apparatus and portable radio device using the same | |
US7436360B2 (en) | Ultra-wide band monopole antenna | |
JP2002204118A (ja) | アンテナ | |
JP2005210680A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2000022421A (ja) | チップアンテナ及びそれを搭載した無線機器 | |
EP0863571B1 (en) | A mobile image apparatus and an antenna apparatus used for the mobile image apparatus | |
WO2002067373A1 (en) | Antenna systems including internal planar inverted-f antennas coupled with retractable antenna and wireless communicators incorporating same | |
US7046199B2 (en) | Monolithic low profile omni-directional surface-mount antenna | |
EP1349233B1 (en) | Antenna, and communication device using the same | |
EP0860896B1 (en) | Antenna device | |
EP0828310B1 (en) | Antenna device | |
US20070139271A1 (en) | Method for access to a medium by a multi-channel device | |
EP0762533A2 (en) | Antenna apparatus | |
JP2010087752A (ja) | マルチバンドアンテナ | |
EP0646986B1 (en) | Tunable circuit board antenna | |
JP3250479B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP3644193B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP3259651B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JPH09307331A (ja) | 整合回路及びそれを用いたアンテナ装置 | |
JPH1127025A (ja) | アンテナ装置 | |
JPH09232854A (ja) | 移動無線機用小型平面アンテナ装置 | |
JP2917316B2 (ja) | アンテナ | |
JP3829805B2 (ja) | 平面アンテナ | |
JP4329579B2 (ja) | アンテナ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |