JP3259402B2 - 粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法 - Google Patents
粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法Info
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Description
延機列の粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法
に関するものである。
ルとエッジャミルとのタンデム構造からなる粗ミルの入
側のシートバー通板路の両側に、対向する一対以上のサ
イドガイドを配設し、その開度をシートバーの幅(以下
板幅)よりも30〜50mm広く位置設定しておき、進
入してくるシートバーをラインセンタに誘導する(セン
タリングする)と共に斜行を防止するようにしている。
しかし、シートバーがスムースに進入できるようにサイ
ドガイドの開度を広く設定したまま通板するため、ガイ
ディング効果の満足なものとは言い難いものであった。
動方式のサイドガイドも開発され(日本鉄鋼協会、第5
1回ホットストリップ分科会51−4「薄物通板性の向
上対策」)、シートバーがサイドガイド内に進入すると
シートバー側縁との間隙が小さくなるように締込み、積
極的にガイディングして通板させるようになった。この
ようなサイドガイド装置の一例を図6に示す。図におい
てシートバーAは矢印Z方向に進行し、エッジャミルB
の入側及び水平ミルHの出側のシートバー通板路の両側
にはサイドガイドCが対向して設けられている。これら
のサイドガイドCは油圧シリンダDによって駆動され、
図7に示すようにピニオンスタンドE内のピニオンF及
びラックビームGを介して圧延ライン中心(以下ライン
センタ)に対して左右対称に、且つ前記シートバーAの
通板方向に対して直交方向にサイドガイドCが開閉する
ことにより、シートバーAのセンタリングを可能として
いる。
Aのセンタリングを行う場合は、シートバーAの先端部
がエッジャミルBに噛み込む前にシートバー側縁とサイ
ドガイドCとの間隙が小さくなるように両サイドガイド
Cを同時に締め込むことにより、斜行するシートバーA
を挟み込むようにしてシートバーAのセンタとエッジャ
ミルBのミルセンタとを一致させる。そして一旦、エッ
ジャミルBがシートバーAを噛み込めば該エッジャミル
Bの強大なセンタリング力によって少なくともシートバ
ーAのセンタがエッジャミルBのミルセンタ及びサイド
ガイドCのサイドガイドセンタからずれることはない。
Bのミルセンタや水平ミルHのミルセンタは所謂圧延機
列のラインセンタと一致していて、これらのミルセンタ
を故意にオフセンタ制御することは行われていない。一
方、水平ミルHの出側に設置された出側サイドガイドC
では、粗ミルから送出されたシートバーAの曲がり抑制
若しくは矯正のためにシートバー側縁との間隙をできる
だけ小さくすることが望まれる。
常テーブルローラと呼ばれる送給用横ローラが並設さ
れ、このテーブルローラの回転によってシートバーは所
定の搬送方向に所定の通板速度にて通板される。
な従来の粗ミルでは、通常、水平ミルH及びエッジャミ
ルBのハウジングや支柱等Jの構築物、設備上の制約か
ら、水平ミルHの横ロールとエッジャミルBの竪ロール
とを互いに直近に設置することが困難である。従って、
このような従来の粗ミルにおけるシートバーのセンタリ
ング方法では、シートバーAの先端部Aaに極端な曲が
りが発生している、所謂鼻曲がり材を圧延する場合、図
8に示すようにシートバーAのセンタSBCLはエッジャ
ミルBのミルセンタEMCL及びサイドガイドCのサイド
ガイドセンタSGCLとは一致するものの、当該シートバ
ーAの先端部Aaはセンタリング力から開放された状態
になるため、水平ミルHのミルセンタHMCL,即ちライ
ンセンタLCからオフセンタ状態になってしまう。この
ように鼻曲がりのシートバーAの先端部aだけがオフセ
ンタ状態で水平ミルHに噛み込まれると、この曲がりは
圧延後のシートバーAにおいてキャンバ増大が生じるた
め、製品精度が低下することは勿論、水平ミルHの出側
サイドガイドCに擦れたり著しい場合には衝突したりす
る虞れがあり、シートバー側縁に大きなキズがついた
り、著しい場合はシートバーやサイドガイドが破損する
危険もある。
及びエッジャミルのハウジングや支柱等の構築物の内側
に収納する形で、水平ミルの直近に収納型サイドガイド
を有する小型のサイドガイド装置を設置したものもあ
る。しかしながらこのサイドガイド装置は、設備上の制
約からどうしても小型化せざるを得ず、従ってガイディ
ング圧力を大きくするのにも限界があり、積極的なセン
タリング効果を期待できず、前記キャンバの抑制効果も
十分なものとは言い難い。また、個別のサイドガイド装
置を別途設置する必要がある分だけ設備費用が増大し、
そのためのスペースも逆に増大することになる。
れたものであり、省スペース,省コストを実現しなが
ら、十分なセンタリング効果及びキャンバ抑制効果を得
ることのできる粗ミルにおけるシートバーのセンタリン
グ方法を提供することを目的とするものである。
係る粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法は、
熱間連続圧延機の粗圧延機列にあって粗ミルにエッジャ
ミルと水平ミルとが並設され、シートバーはエッジャミ
ルから水平ミルへと通板圧延される粗ミルにおいて、当
該シートバーの通板方向に対する曲がり状態及び通板状
態を予め検出し、この曲がり状態及び通板状態から当該
シートバーの先端部が水平ミルのミルセンタに噛み込ん
だときのエッジャミルにおける当該シートバーのエッジ
ャオフセンタ量を算出し、当該シートバーの先端部が水
平ミルに噛み込む以前に前記水平ミルのミルセンタに略
一致すべく前記エッジャオフセンタ量分だけエッジャミ
ルのミルセンタをオフセンタ制御し、該エッジャミルを
オフセンタした状態で当該シートバーの先端部が水平ミ
ルに噛み込まれた後に、該先端部を水平ミルのミルセン
タに保持しながら、該エッジャミルのミルセンタをセン
タリング制御することを特徴とするものである。
るシートバーのセンタリング方法は、少なくとも前記エ
ッジャミルの入側にはシートバーの通板路の両側に、一
対以上のサイドガイドが対向して配置された粗ミルにお
いて、前記シートバーの通板方向に対する曲がり状態及
び通板状態から当該シートバーの先端部が水平ミルのミ
ルセンタに噛み込んだときのサイドガイドにおける当該
シートバーのサイドガイドオフセンタ量を算出し、当該
シートバーの先端部が水平ミルに噛み込む以前に前記水
平ミルのミルセンタに略一致すべく前記サイドガイドオ
フセンタ量分だけサイドガイドのサイドガイドセンタを
オフセンタ制御し、該サイドガイドをオフセンタした状
態で当該シートバーの先端部が水平ミルに噛み込まれた
後に、該先端部を水平ミルのミルセンタに保持しなが
ら、該サイドガイドのサイドガイドセンタをセンタリン
グ制御することを特徴とするものである。
ートバーのセンタリング方法では、予め検出した当該シ
ートバーの通板方向に対する曲がり状態及び通板状態か
ら当該シートバーの先端部が水平ミルのミルセンタに噛
み込んだときのエッジャミルにおける当該シートバーの
エッジャオフセンタ量を算出する。そして、トラッキン
グ監視等により、当該シートバーの先端部が水平ミルに
噛み込む以前に前記エッジャオフセンタ量分だけエッジ
ャミルのミルセンタをオフセンタ制御し、この状態で当
該シートバーの先端部を水平ミルに噛み込ませるので、
当該シートバーの先端部は水平ミルのミルセンタに対し
て一致する。続いて、当該シートバーの先端部が水平ミ
ルに噛み込まれた後に、該先端部を水平ミルのミルセン
タに保持しながら、該エッジャミルのミルセンタをセン
タリング制御すると、当該シートバーの先端部に曲がり
が生じている場合でも、該先端部はより引込み力の大き
な水平ミルによりミルセンタに保持されながら、曲がり
矯正力の強大なエッジャミルにより当該シートバーの先
端部以後がセンタリングされるため、水平ミル出側での
キャンバを抑制することができる。また、エッジャミル
の竪ロールは本来シートバーの通板方向に回転されてい
るものであるから、エッジャミルの竪ロールとシートバ
ー側縁が擦れたり衝突したりする虞れもない。
るシートバーのセンタリング方法では、前記シートバー
の通板方向に対する曲がり状態及び通板状態から当該シ
ートバーの先端部が水平ミルのミルセンタに噛み込んだ
ときのサイドガイドにおける当該シートバーのサイドガ
イドオフセンタ量を算出する。そして、前記エッジャミ
ルのオフセンタ制御と併せて、トラッキング監視等によ
り当該シートバーの先端部が水平ミルに噛み込む以前に
前記サイドガイドオフセンタ量分だけサイドガイドのサ
イドガイドセンタをオフセンタ制御し、この状態で当該
シートバーの先端部を水平ミルに噛み込ませる。このた
め、前記エッジャミルのオフセット制御と共に、エッジ
ャミルから送出された当該シートバーの先端部は特に曲
がり矯正力を付与されることなく自由状態となり、当該
シートバーの先端部は水平ミルのミルセンタに一致す
る。然る後、該先端部を水平ミルのミルセンタに保持し
ながら、前記エッジャミルのセンタリング制御と共にサ
イドガイドのサイドガイドセンタをセンタリング制御す
ることにより、シートバーのうちエッジャミル以後の長
尺な部分がセンタリングされるため、前記水平ミル出側
でのキャンバ抑制効果をより確実なものとすることがで
きる。
センタリング方法を実施化した熱間圧延機の一実施例を
示すものである。同図においてエッジャミルBと水平ミ
ルHとは互いに並設され、シートバーはエッジャミルB
から水平ミルHに対して矢印Z方向に通板される。エッ
ジャミルBの入側及び水平ミルHの出側のシートバー通
板路の両側には、対向する一対のサイドガイド1,2が
互いに平行に設置されている。また入側のサイドガイド
1の入側には、入側に向けて外側拡がりの案内用サイド
ガイド20が回動自在なるよう連設されており、該案内
用サイドガイド20の入側端部は、該端部に形成されて
いる長穴21を貫通してフレーム22に回動自在なるよ
う連結されている。ちなみに、入側サイドガイド1及び
出側サイドガイド2のシートバー通板路側面には回転自
在な竪ロール23が該通板路に突出するようにして、多
数本配設されている。
れたシートバー通板路の下方のフレーム22には、軸受
24を介して多数本のテーブルローラ3が、前記通板方
向と直交方向に配設されている。これらのテーブルロー
ラ3のうち、出側サイドガイド2の下方に配設された八
本のテーブルローラ3と、入側サイドガイド1の下方に
配設されたテーブルローラ3のうち出側の六本のテーブ
ルローラ3とはモータ4によって通板方向に直接回転さ
れるようにしてあり、入側サイドガイド1の下方に配設
されたその他のテーブルローラ3と、案内用サイドガイ
ド20の下方に配設されたテーブルローラ3とは、歯車
伝達機構等の駆動力伝達装置25を介して一基のモータ
5で前記通板方向に回転されるようにしてある。
ダスタンド26上の二本の油圧シリンダ6が連結されて
おり、これらの油圧シリンダ6によって単独に駆動され
る。そして、各サイドガイド1,2は二本の油圧シリン
ダ6を同期させることにより前記シートバーAの通板方
向に対して直交方向に、図1に実線で示す位置から仮想
線で示す位置まで互いに平行に移動される。また、前記
案内用サイドガイド20は、前記長穴21をほぼ回転中
心として入側のサイドガイド1と共に実線の位置から仮
想線の位置まで回転される。
介して所定の油圧が供給されるようにしてあり、該油圧
駆動装置7によって該油圧シリンダ6は所定の位置に所
定の圧力をかけた状態で停止できるようにしてある。従
って、各サイドガイド1,2の二本の横ビームの中心を
サイドガイドセンタと定義すると、この実施例では油圧
シリンダ6を制御することによってこのサイドガイドセ
ンタを通板路のセンタ(ラインセンタ)に対して図1の
上下方向に自在に設定することができる。
イドガイド制御装置8からの油圧設定信号によって制御
される。また、前記各モータ4,5はトラッキング制御
装置9からの制御信号によって回転制御されると共に、
その回転速度や回転数等の回転状況を例えば負荷電流値
の変化などによってトラッキング制御装置9に監視され
ている。そして、サイドガイド制御装置8はトラッキン
グ制御装置9と信号の授受を行い、トラッキング制御装
置9は更に上位の連続圧延機制御装置10と信号の授受
を行うようにしてある。なお、前記連続圧延機制御装置
10はシートバーAの各諸元や仕様に応じたミルの圧下
量,レベリングを始めとして通板速度の制御及び監視な
どを統括的に行うためのものであり、トラッキング制御
装置9は夫々のシートバーAの位置情報を得、前記モー
タ4,5の負荷電流値等から通板速度を監視し、該通板
速度に関与する夫々のミルの回転速度や搬送に必要なテ
ーブルローラ3の回転速度等を連続圧延機制御装置10
と共に制御するためのものである。
ないマイクロコンピュータが設置されており、トラッキ
ング制御装置9からのトラッキング情報や通板速度に従
って図2に示すように油圧駆動装置7の流量/油圧を制
御することによりサイドガイド1,2の開度及び位置制
御を行う。なお、この実施例では前記エッジャミルBと
水平ミルHとの間にそれらのミルのハウジングや支柱に
収納される形の収納型サイドガイド29が設けられてい
るが、この収納型サイドガイド29は前記サイドガイド
制御装置8による特別な制御は行われず、当該シートバ
ーの仕様諸元及び各ミルの圧下量から算出される所定の
開度に設定されたままとしてある。
タンデムミル等に使用される通常のエッジャミルとほぼ
同様のものであるが、同図の左右の竪ロール30はこれ
を移動させる位置設定用モータ31への制御信号により
ラインセンタに対して自在に移動させることができるよ
うにしてある。例えばこの実施例に用いたエッジャミル
Bは図2に示すように、主駆動用モータ32の回転力を
一本の回転軸33に与え、該回転軸33に取付けられた
二組の傘歯車34によって分岐して各竪ロール30に逆
向きに伝達する。一方、装置下部に設けられた二基の位
置設定用モータ31の回転力はネジ機構等の回転運動−
直線運動変換機構35によって直線運動力に変換され、
この直線運動力によって前記二つの竪ロール30を取付
け基部36及び傘歯車ユニット37ごと単独に移動させ
て、両竪ロール30間の間隙(ロール開度)を変更/調
整できるようにしてある。このとき、前記各傘歯車34
と回転軸33とはスプライン33aによって連結されて
いるので、竪ロール30及び傘歯車ユニット37の移動
に伴って前記各組の傘歯車34はスプライン33a上を
摺動して移動される。従って、両竪ロール30の間隙は
板幅及び所定の圧下量によって決定されるが、両竪ロー
ル30の中心をエッジャミルBのミルセンタとして、こ
のミルセンタをシートバーの曲がり(キャンバ)に合わ
せてラインセンタに対し、オフセンタしたりセンタリン
グしたりすることができる。
動装置は、図2に示すようにエッジャミル制御装置11
からの各設定信号によって制御される。また、エッジャ
ミル制御装置11は前記トラッキング制御装置9と信号
の授受を行い、このトラッキング制御装置9は前記と同
様に連続圧延機制御装置10と信号の授受を行うように
してある。
れないマイクロコンピュータが設置されており、該マイ
クロコンピュータに予め記憶されているプログラムに基
づいて主駆動用モータ32及び位置設定用モータ31の
回転速度/回転時間等の回転数を制御することにより両
竪ロール1の回転及び開度/位置制御を行う。そして本
発明のシートバーのセンタリング方法では、前記エッジ
ャミル制御装置11やサイドガイド制御装置8が所定の
プログラムに沿って機動するためにシートバーの曲がり
状態及び通板状態を検出する必要がある。この実施例で
は図1に示すように、前記案内用サイドガイド20の上
方に設けられたキャンバメータ検出部13の検出信号か
らキャンバメータ制御装置12によりシートバーの板幅
及びキャンバプロフィールや通板状態を算出し、これら
のデータを前記連続圧延機制御装置10に向けて送出す
る。
ータ検出部13及びキャンバメータ制御装置12の測定
原理について簡単に説明する。前記検出部13は圧延ラ
インセンタを基準としてシートバーのセンタ位置(オフ
センタ位置)を測定する3台のオフセンタ計から構成さ
れている。これらのオフセンタ計は例えば板幅計1台,
エッジセンサ2台等から構成されており、それらのセン
サには例えば下部光源方式のCCDカメラを用いてい
る。
手方向,y軸がシートバーの幅方向に対応し、xa,x
b,xcは夫々3台のオフセンタ計の位置に対応してい
るものとする。いま、シートバーの形状(キャンバプロ
フィール曲線)をxに関するn次の多項式として下記1
式で表されると仮定する。 y=F(x) =a0 +a1 ・x+………+an ・xn ………(1) 圧延中はこのシートバーがx軸の正方向に通板される
が、ここでは逆にシートバーが静止していて3台のオフ
センタ計がx軸の負方向に進行していくと捉えて理論を
展開する。
シートバーのセンタ位置をA,B,Cとし、A,Bを通
る直線と直線X=XC との交点をDとし、このときのC
−D間の距離をMと定義する。オフセンタの進行と共に
得られるこの算出関数Mの軌跡は下記2式のようなxに
関するn−2次の関数で表される。 y=G(x) =b0 +b1 ・x+………+bn-2 ・xn-2 ………(2) ここで、前記1式の各係数a0 ,a1 ,………,an と
b0 ,b1 ,………,bn-2 との間に簡単な方程式が成
立する。
ーの進行と共に、例えば所定時間毎にサンプリングする
等して一定長毎に測定し、この軌跡をn−2次の多項式
に近似して各係数を算出すれば前記1式よりシートバー
のキャンバプロフィールが求まることになる。このキャ
ンバプロフィールに、前記板幅センサで得られる板幅情
報を組み合わせればシートバーがどのような状態で通板
されているか、という通板状態の情報を得ることができ
る。
れたキャンバプロフィール,板幅及び通板状態等の情報
は前記連続圧延機制御装置10に向けて送出され、該連
続圧延機制御装置10ではこれに当該シートバーの仕様
諸元,各ミルの圧下量,圧延後の板幅・板厚情報をのせ
てトラッキング制御装置9に向けて送出する。更に、こ
のトラッキング制御装置9ではこれらの諸情報に当該シ
ートバーのトラッキング情報をのせて前記サイドガイド
制御装置8及びエッジャミル制御装置11に向けて送出
する。
びエッジャミル制御装置11で行われる処理とその作用
について説明する。なお、両制御装置8,11で算出さ
れる具体的な数値や制御信号の種類は異なるが、処理手
順そのものはほぼ同様のものであるので、ここでは簡単
のために各制御装置内での処理について一括して説明
し、具体的な作用についてその後に説明する。
バメータ制御装置12で算出された板幅から入側サイド
ガイド1の開度を算出する。このサイドガイド1の開度
は勿論、シートバーの斜行を矯正或いは抑制するもので
ある必要がある。次に、入側サイドガイド1の開度を前
記算出された開度に設定してシートバーを挟んだ状態
で、前記キャンバプロフィールから当該シートバーの先
端部を水平ミルHのミルセンタ,即ちラインセンタに一
致させたときに、入側サイドガイド部位で発生するシー
トバーのオフセンタをサイドガイドオフセンタ量として
算出する。
られたトラッキング情報から所定の通板速度でシートバ
ーが通板された場合に、当該シートバーの先端部が水平
ミルHに噛み込む時点(具体的には水平ミル噛み込み時
刻)を算出する。次に、トラッキング制御装置9から通
板速度,トラッキング位置を含むトラッキング情報を随
時読込み、前記水平ミル噛み込み時刻を補正する。
時刻以前に前記サイドガイドオフセンタ量分だけサイド
ガイドセンタをラインセンタに対してオフセンタ制御す
る。具体的には両サイドガイド1の開度を一定に保持し
たまま、夫々の横ビームの位置を変更することによりサ
イドガイドセンタをオフセンタするから、各横ビームの
位置を算出し、この横ビーム位置を満足する制御信号を
前記各油圧駆動装置7に向けて送出する。
ートバーの先端部が完全に水平ミルHに噛み込まれた
ら、入側サイドガイド1のサイドガイドセンタをライン
センタに対してセンタリングする。具体的には両サイド
ガイド1の開度を一定に保持したまま、夫々の横ビーム
の位置を変更することによりサイドガイドセンタをセン
タリングするから、各横ビームの位置を算出し、この横
ビーム位置を満足する制御信号を前記各油圧駆動装置7
に向けて送出する。
は、まずキャンバメータ制御装置12で算出された板幅
及び連続圧延機制御装置10で与えられるエッジャミル
圧下量からエッジャミルBの竪ロール30の開度を算出
する。次に、この竪ロール30の開度でシートバーを圧
延した場合に、当該シートバーが所定の通板速度で通板
されるに足る竪ロール30の回転速度を算出し、この回
転速度を満足する主駆動用モータ32の回転数を算出
し、その制御信号を該モータ32に向けて送出する。
れた開度に設定してシートバーを圧延している状態で、
前記キャンバプロフィールから当該シートバーの先端部
を水平ミルのミルセンタ,即ちラインセンタに一致させ
たときに、エッジャミル部位で発生するシートバーのオ
フセンタをエッジャミルオフセンタ量として算出する。
られたトラッキング情報から所定の通板速度でシートバ
ーが通板された場合に、当該シートバーの先端部が水平
ミルHに噛み込む時点(具体的には水平ミル噛み込み時
刻)を算出する。次に、トラッキング制御装置9から通
板速度,トラッキング位置を含むトラッキング情報を随
時読込み、前記水平ミル噛み込み時刻を補正する。
時刻以前に前記エッジャミルオフセンタ量分だけエッジ
ャミルセンタをラインセンタに対してオフセンタ制御す
る。具体的には両竪ロール30の開度を一定に保持した
まま、夫々の竪ロールの位置を変更することによりエッ
ジャミルセンタをオフセンタするから、各竪ロール30
の位置を算出し、この竪ロール位置を満足する制御信号
を前記各位置設定用モータ31に向けて送出する。
ートバーの先端部が完全に水平ミルHに噛み込まれた
ら、エッジャミルBのエッジャミルセンタをラインセン
タに対してセンタリングする。具体的には両竪ロール3
0の開度を一定に保持したまま、夫々の竪ロール30の
位置を変更することによりエッジャミルセンタをセンタ
リングするから、各竪ロール30の位置を算出し、この
竪ロール位置を満足する制御信号を前記各位置設定用モ
ータ31に向けて送出する。
り、図4に示すように当該シートバーAの先端部Aaが
水平ミルHに噛み込まれるまでの間は、エッジャミルB
及び入側サイドガイド1を前記エッジャミルオフセット
量及びサイドガイドオフセット量に合わせてオフセット
制御するため、当該シートバーAの先端部Aaが水平ミ
ルHのミルセンタHMCL即ちラインセンタLCに一致さ
れて水平ミルHに噛み込まれ、一旦、当該シートバーA
の先端部Aaが水平ミルHに噛み込まれたら、図5に示
すように水平ミルHの強大な引込み力によって該先端部
AaをラインセンタLCに保持しながらエッジャミルB
及び入側サイドガイド1をセンタリング制御するため
に、特にシートバーAの先端部Aaに発生した大きな曲
がりをエッジャミルBの強大なセンタリング効果によっ
て矯正或いは抑制し、またそれ以後の部位を入側サイド
ガイド1によってセンタリングすることにより、前記エ
ッジャミルBの曲がり矯正/抑制効果を確実なものとし
て、シートバーA全体の曲がりを抑制し且つシートバー
AのセンタSBCLをセンタリングすることが可能とな
る。
ガイドを通過する際に入側サイドガイドでシートバーを
締め込んで通板させると同時に当該シートバーの先端部
が水平ミルに噛み込むまでの間は該入側サイドガイドを
エッジャミルと共にオフセット制御するようにしたが、
エッジャミルによるシートバーの斜行抑制効果や曲がり
抑制効果及び、トラッキング制御装置とのやりとりによ
ってエッジャミルが当該シートバー先端部を噛み込む確
実性が十分に高い場合は、必ずしもシートバーをサイド
ガイドによって締め込みながら通板する必要はない。そ
してこのようにすれば、シートバー側縁とサイドガイド
との擦れや衝突が減少し、通板速度の低下やひいては生
産高の低下を抑制することができる。勿論、このような
センタリング制御を行った場合には、エッジャミルに噛
み込むまでの間にシートバーに極端な斜行が発生しない
ようにする必要があるし、またエッジャミルがシートバ
ーを噛み込んだら速やかにサイドガイドもシートバーを
オフセット位置において締め込み、その後も速やかにエ
ッジャミルと同様にセンタリング制御するなどの制御の
複雑性が発生する点に留意しなければならない。
バーのトラッキング情報や各ミルの圧下量、エッジャミ
ル及びサイドガイドのオフセット/センタリング制御に
合わせて、水平ミルの出側サイドガイドも従来と同様に
或いは従来以上に正確に開度制御する必要がある。なぜ
ならば、本発明のシートバーのセンタリング方法によれ
ば水平ミル出側のシートバーの曲がりや斜行は大幅に低
減されているから、該出側サイドガイドを十分に締め込
むことにより、その効果を更に確実にすることが可能で
あり、そのように制御することにより次行程におけるシ
ートバーのやりとりを容易化・正確化して、よりデッド
フラットなシートバーの製造を可能とすることができる
からである。
動するモータの負荷電流値変動から通板速度を間接的に
検出する構造のものを採用したが、この検出手段はこれ
に限定されるものでは全くなく、例えばレーザドップラ
式通板速度検出計を設けるなどして直接的に通板速度を
検出するようにしてもよい。また更に、この実施例では
入側サイドガイド及び出側サイドガイドを構成する横ビ
ームの夫々に油圧シリンダを二本ずつ、シートバー通板
路の両側に設置する構造としたが、例えばこのような構
造ではデッドスペースが大きくなり過ぎる懸念のある場
合には図7に示す従来のサイドガイド開閉機構を用い、
このサイドガイド開閉機構全体をシートバー通板路に対
して直交方向に移動する移動機構を設けるなどしてもよ
い。この場合には、開閉機構の構造は簡潔となり、また
その開度制御も板幅情報だけに基づけばよいから容易に
なるが、移動機構の構造は複雑で大掛かりなものとなる
のは回避し難いし、前記サイドガイド制御装置によるオ
フセンタ量算出もやや面倒なものとなるという一長一短
はある。
がり情報及び通板情報をキャンバメータによって得る構
造としたが、例えば前行程からのシートバーの送給情報
内にそれらの情報が予め含まれている場合にはそれを直
接使用することも可能であり、その情報検出手段はこれ
らに限定されるものではない。なおまた、この実施例で
はシートバーがサイドガイドを通過するときにサイドガ
イドを締め込むと同時にオフセット制御し、エッジャミ
ルに噛み込まれるときにエッジャミルをオフセット制御
するようにして、水平ミル噛み込み以前にシートバーの
先端部が水平ミルにセンタリングされるように制御する
が、例えばサイドガイド通過時にはサイドガイドセンタ
をラインセンタに一致させて締め込み、エッジャミル噛
み込み時にはエッジャミルセンタをラインセンタに一致
させておき、水平ミルの噛み込み直前に両者をオフセッ
ト制御するなどしてもよく、要はシートバーの先端部が
水平ミルに噛み込む以前であれば何時水平ミルやサイド
ガイドをオフセット制御しても問題はない。
けるシートバーのセンタリング方法によれば、シートバ
ーの先端部が水平ミルのミルセンタに噛み込んだときの
エッジャミルにおける当該シートバーのオフセンタ量を
算出し、当該シートバーの先端部が水平ミルに噛み込む
以前に、当該水平ミルのミルセンタに略一致すべく、こ
のオフセンタ量分だけエッジャミルのミルセンタをオフ
センタ制御し、当該シートバーの先端部が水平ミルに噛
み込まれた後に、該先端部を水平ミルのミルセンタに保
持しながら、該エッジャミルのミルセンタをセンタリン
グ制御することにより、当該シートバーの先端部を引込
み力の大きな水平ミルによりミルセンタに保持し、この
先端部に曲がりが生じている場合でも曲がり矯正力の大
きなエッジャミルによりこの曲がりを矯正或いは抑制す
る構成としたために、特にその他の付帯設備を設けるこ
となく、水平ミル出側でのキャンバを抑制することが可
能となる。
ドガイドも同様に制御することによって、シートバーの
うちエッジャミル以後の長尺な部分がセンタリングされ
るため、前記水平ミル出側でのキャンバ抑制効果をより
確実なものとすることができる。
ング方法を実施化した粗ミル設備の概略平面図である。
装置及びその制御装置の構造説明図である。
によるキャンバプロフィール算出方法の説明図である。
トバーのセンタリング方法においてシートバーの先端部
が水平ミルに噛み込む前の状態を示す作用説明図であ
る。
トバーのセンタリング方法においてシートバーの先端部
が水平ミルに噛み込んだ後の状態を示す作用説明図であ
る。
グ方法の一例を用いた粗ミル設備の概略平面図である。
図である。
シートバーのセンタリング状態を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱間連続圧延機の粗圧延機列にあって粗
ミルにエッジャミルと水平ミルとが並設され、シートバ
ーはエッジャミルから水平ミルへと通板圧延される粗ミ
ルにおいて、当該シートバーの通板方向に対する曲がり
状態及び通板状態を予め検出し、この曲がり状態及び通
板状態から当該シートバーの先端部が水平ミルのミルセ
ンタに噛み込んだときのエッジャミルにおける当該シー
トバーのエッジャオフセンタ量を算出し、当該シートバ
ーの先端部が水平ミルに噛み込む以前に前記水平ミルの
ミルセンタに略一致すべく前記エッジャオフセンタ量分
だけエッジャミルのミルセンタをオフセンタ制御し、該
エッジャミルをオフセンタした状態で当該シートバーの
先端部が水平ミルに噛み込まれた後に、該先端部を水平
ミルのミルセンタに保持しながら、該エッジャミルのミ
ルセンタをセンタリング制御することを特徴とする粗ミ
ルにおけるシートバーのセンタリング方法。 - 【請求項2】 少なくとも前記エッジャミルの入側には
シートバーの通板路の両側に、一対以上のサイドガイド
が対向して配置された粗ミルにおいて、前記シートバー
の通板方向に対する曲がり状態及び通板状態から当該シ
ートバーの先端部が水平ミルのミルセンタに噛み込んだ
ときのサイドガイドにおける当該シートバーのサイドガ
イドオフセンタ量を算出し、当該シートバーの先端部が
水平ミルに噛み込む以前に前記水平ミルのミルセンタに
略一致すべく前記サイドガイドオフセンタ量分だけサイ
ドガイドのサイドガイドセンタをオフセンタ制御し、該
サイドガイドをオフセンタした状態で当該シートバーの
先端部が水平ミルに噛み込まれた後に、該先端部を水平
ミルのミルセンタに保持しながら、該サイドガイドのサ
イドガイドセンタをセンタリング制御することを特徴と
する請求項1に記載の粗ミルにおけるシートバーのセン
タリング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03358093A JP3259402B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03358093A JP3259402B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238314A JPH06238314A (ja) | 1994-08-30 |
JP3259402B2 true JP3259402B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=12390469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03358093A Expired - Fee Related JP3259402B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 粗ミルにおけるシートバーのセンタリング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259402B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100765042B1 (ko) * | 2006-08-03 | 2007-10-09 | 주식회사 포스코 | 스트립 사이드 가이드 장치 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP03358093A patent/JP3259402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06238314A (ja) | 1994-08-30 |
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