JP3257382B2 - 半導体レ−ザモジュ−ル - Google Patents
半導体レ−ザモジュ−ルInfo
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Description
広く用いることのできる低コストで高性能の半導体レ−
ザモジュールに関する。
ータ信号を光信号として伝送するための光源となるもの
である。ここでは、光ファイバと一体化されたり、或い
は光コネクタと容易に結合できるように、レセプタクル
などに一体化されたものを半導体レ−ザモジュールと呼
ぶ。本発明は半導体レ−ザと、光ファイバ、光導波路な
ど光学素子を結合したモジュールの改良に関する。光フ
ァイバと半導体レ−ザのモジュールは、光ファイバを用
いた音声、映像、コンピュータのデータなどの通信用光
源、計測用光源などとして用いられる。半導体レ−ザモ
ジュールは、光通信の光源としても利用できるが光通信
システムそのものがなお未成熟である。
モジュールの構造を説明する。半導体レ−ザチップ1
は、金属製(例えば鉄、コバール、銅タングステン)の
ヘッダ2に半田材(例えば金錫AuSnや金ゲルマAu
Ge半田)を用いて固定される。さらに金ワイヤなどに
よって、リードピンの頂部とレ−ザの電極が接続(図で
は省略されている)される。リードピン4、5…は外部
の駆動回路などに接続されていて、駆動回路からレ−ザ
に励起電流を流す事ができるようになっている。半導体
レ−ザは駆動電流に応じた光を出す。
る。温度が上がると効率が低下し、下がると効率が高揚
する。そこで温度変化依存性を排除するために、常に半
導体レ−ザの平均的な発光出力を検知し、安定化させる
事が必要である。そこで半導体レ−ザ1の背後にモニタ
用のフォトダイオード6を設置する。半導体レ−ザチッ
プ1は背後Rにも光を出すようにできるから、その光の
強度をモニタフォトダイオード6によって監視する。モ
ニタフォトダイオードの光電流を、レ−ザの駆動回路に
フィードバックしレ−ザ光量を安定化させる。こうして
温度変化によらず、平均出力が一定になるようにする。
7によって集光され、効率よく光ファイバ8に入射す
る。レンズとしては、球レンズ、非球面レンズ、セルフ
ォックレンズなどが用いられる。レンズ7はホルダ−1
1によって支持される。光ファイバに入った光は、信号
光として光ファイバの中を伝搬してゆく。伝搬した光信
号は、受信側のフォトダイオードによって、電気信号に
変換され、もとの音声や、映像に戻される。
が共振器を形成し、ミラーによって多重反射された光が
同じ位相を持つような波長の光を発生する。一旦外部に
出た光の一部がレ−ザに戻ると、これとレ−ザ内部の光
が干渉する。戻り光によってレ−ザの励起状態が影響を
受けると発振状態が不安定になる。戻り光に弱いという
のがレ−ザの弱点である。そこで従来は、光ファイバの
端面10を斜めに研磨している。斜め研磨端面10で反
射された光はレ−ザには戻らない。戻り光の問題は光フ
ァイバを斜めに研磨することによって解決される。しか
し光ファイバが必ず斜め研磨できるとは限らない。図1
は光ファイバとレ−ザを組み合わせたモジュールの理念
形である。実際には様々のバリエーションがある。目的
によっては斜め研磨できないもの、斜め研磨がふさわし
くないものがある。
2種類のものがある。一つは光ファイバを固定したピグ
テイルタイプである。今一つは、光ファイバを着脱でき
るレセプタクルタイプである。それぞれについて説明す
る。
ュール]図2によってピグテイルタイプのモジュールの
例を述べる。レンズホルダ−11の前方にさらにフェル
ールホルダ−12が設けられる。フェルールホルダ−1
2は光ファイバの端部を保持するフェルール9を固定す
るものである。フェルールホルダ−12の端部13は、
レンズホルダ−11またはヘッダ2に固定される。光フ
ァイバ8は固定されている。ヘッダ2に対して光ファイ
バ8を着脱できない。光ファイバの端面10は斜めに研
磨されている。傾斜角は4゜〜8゜である。斜面になっ
ているために反射光がレ−ザチップ1に戻らない。これ
は先述の通りである。光ファイバの端面が半導体レ−ザ
に対して完全に固定されているから、斜め研磨端面を利
用する事ができる。戻り光の問題は解決されている。
機器に組み込む場合や、他の部品と前もって光ファイバ
によって結合される場合には便利である。光ファイバの
他端は、融着によって、他の機器や、他の部品の光ファ
イバと結合される。このタイプの難点は、光ファイバが
固定され着脱できないということである。光加入者系
や、計測器などに用いる場合は、通常の電気配線と同じ
ように、コンセント式に自由に抜き差しできる事が強く
望まれる。ピグテイルタイプのモジュールはこのような
要望に応える事ができない。
ジュール]通常の電気系統と同じように、光ファイバを
着脱自在にしたものがレセプタクルタイプである。図3
にレセプタクルタイプの半導体レ−ザモジュールの理念
型を示す。実際にこのようなものが使われている訳では
ない。レ−ザ、光ファイバなど基本構成要素は図1のも
のと共通する。レンズホルダ−11の前方がレセプタク
ル14になっている。これに対して着脱自在のコネクタ
15が設けられ、コネクタ15の中心の穴16にフェル
ール9が固定されている。フェルール9の先端がコネク
タ15の端面より突き出ている。
イバ8を含むフェルール9の先端が抜き差しできるよう
になっている。フェルール9を通し穴18に差し込ん
で、コネクタ15の雌ネジとレセプタクル14の雄ねじ
17を螺合させて、コネクタ15とレセプタクル14を
一体化する。このモジュールは光ファイバを着脱できる
単純な構成になっている。
直角である。斜め研磨されていない。平坦な端面19で
あるために反射光20が半導体レ−ザ1に戻る。先ほど
から述べている戻り光の問題が生ずる。
面を斜め研磨する事ができない。どうして斜めにできな
いのか?もしも端面が斜めに研磨してあると、たとえ規
格によって寸法を厳密に決めたとしても、光ファイバの
レセプタクルに対する嵌合方向、位置が着脱する度に異
なる。レ−ザの発光強度は軸線に対して回転対称ではな
い。チップの面に対して平行な方向にはビームは余り広
がらない。チップ面に対して直角の方向にビームは大き
く広がっている。
いので、光ファイバがレセプタクルの通し穴18で回転
すると光ファイバに入射する光の強度が大きく変動す
る。さらにネジの嵌合の度合いによって、光ファイバ端
の軸方向の位置も異なる。それによっても光ファイバに
入射するレ−ザ光の強度が変動する。このように、光フ
ァイバの端面が斜めに研磨されていると着脱の度に光フ
ァイバとレ−ザの結合効率が変化してしまう。これでは
正確な光信号の送受信を行う事ができない。
着脱するレセプタクルタイプのモジュールは光ファイバ
の端面を平坦にしなけらばならない。平坦にすれば光フ
ァイバ端部が回転しても入射光の強度は一定にする事が
できる。しかしそうすると反射光がレ−ザに戻るという
問題が再び浮上する。戻り光が深刻な問題になるために
図3のような単純なレセプタクル型のモジュールは実際
には未だ利用されていない。
という事は良く知られている。どのように不安定になる
のか?これを説明する。図4は反射戻り光の影響を示す
グラフである。
半導体レ−ザの光を入射させ、半導体レ−ザの励起電流
Idrv を上げていった時の光ファイバの他端で測った光
電流Pf(mW)と、光電流の駆動電流による微分dP
f/dIdrv (W/A)(つまり微分量子効率)を示
す。横軸は駆動電流Idrv (mA)である。下方にはP
fを、上方には微分量子効率を示す。
Aで0.5mWの発振出力が得られる。100mAで約
1.2mWの光出力となる。しかし電流に対する光出力
の関係は一様でない。電流が増えても光が増えない部分
もある。電流変化に対して光が大きく増える場合もあ
る。
よって一層はっきりする。はじめ微分量子効率は0.0
15W/Aである。駆動電流が40mAを越えるころか
ら微分量子効率が周期性の変動を始める。駆動電流が増
大するにつれて、変動の周期は短くなり変動の振幅は大
きくなってゆく。75mA、80mA、85mA、91
mA、96mAにおいて微分量子効率が0或いは負にな
っている。
82mA、88mA、94mA、99mAにおいて微分
量子効率が0.030W/Aになっている。平均の微分
量子効率が0.015W/Aであるから、±100%の
変動である。
もたらされる。半導体レ−ザを駆動すると高い電流密度
の電流が流れるから熱が発生する。熱によって半導体レ
−ザの活性層の屈折率が増大する。そのため共振器の光
学長が増大する。共振器の光学長が変動すると、レ−ザ
光の波長が変わる。光ファイバ端によって反射された光
がレ−ザに戻るが、これが内部の光と位相が一致すると
相互に強めあう。位相が異なると内部の光を弱めること
になる。
ファイバ端面からの反射光と内部共振器での反射光の間
の位相の差Δθが変化する。位相差の変動によって光出
力が変わるので、このようにPfが波を打つようになる
のである。つまり図3のように単純なレセプタクルタイ
プのモジュールは戻り光のために実際には役に立たない
という事である。そこでレセプタクルタイプのモジュー
ルは殆ど例外なく、次に述べるダミー光ファイバ方式を
用いていた。
ル型半導体レ−ザモジュール]図5にダミー光ファイバ
を用いたレセプタクルタイプのモジュールを示す。レセ
プタクル14の前方の穴に短いダミーファイバ23が固
定されている。ダミーファイバ23のレ−ザ側の面24
は斜めに研磨されている。反対側の面25は平坦面とな
っている。
6を持つ光ファイバ21、フェルール22が挿入固定さ
れている。コネクタ15はレセプタクル14に対して着
脱自在である。コネクタ15をレセプタクル14に嵌着
すると、光ファイバ端面26が、ダミーファイバ23の
後端面25に密着する。屈折率が同一の材料であるから
ここでの反射は殆どない。
なっているから、端面での反射光27はレ−ザには戻ら
ない。これはダミーファイバによって戻り光の困難を解
決している。
セプタクルタイプの半導体レ−ザモジュールは例外なく
ダミーファイバ方式を用いている。これはしかしながら
次の難点がある。余分なダミーファイバを使うのでダミ
ーファイバや、これの固定部品が必要となる。さらに組
立工数も増える。部品の加工費も増大する。為にコスト
高となる。
ぞれに光ファイバを敷設し、各家庭に送受信モジュール
を設置する事によって成り立つ。家庭に一つづつ必要な
ものであるから安価なものでなければならない。高額の
装置はとうていあまねく普及しない。ダミーファイバを
備えたモジュールはそれだけ高額の装置になる。光加入
者系システムの普及のためには、できるだけ装置を低コ
ストのものにしなければならない。可能である限り10
円でも1円でもコストを削減する必要がある。
セプタクルタイプの半導体レ−ザモジュールの供給が、
光加入者系を現実のものにするためには必須の条件とな
る。要するに、平坦な端面を持つ光ファイバを半導体レ
−ザに対向させて反射光がレ−ザに戻る条件において
も、半導体レ−ザが安定な動作を維持できるようにすれ
ばよい。つまり戻り光のあるレ−ザにおいて温度変動が
あっても、光出力が殆ど変わらないということが目標に
なる。これは難しい問題であって、どうして戻り光が半
導体レ−ザの動作不安定性を引き起こすのか?という問
題を直視する必要がある。従来は端面斜め切断によっ
て、或いは光アイソレータを挿入することによってその
問題を回避していたのである。
光ファイバの結合に於いて、周囲温度が変動したとき光
ファイバからの光出力が3dB程度も変動するというこ
とを問題にしている。そして半導体レ−ザの共振器長L
1と、半導体レ−ザ端面と光ファイバ端面の光学距離L
eの関係を適当に定める事によって戻り光の問題を解決
したという。これは、半導体レ−ザ端面と光ファイバ間
光学距離Leを半導体レ−ザの光学的共振器長L1の整
数倍にするからそのような動作不安定性が起こるのであ
って、半整数倍にすればそのような問題から免れる事が
できると主張している。つまり、
というのは屈折率を経路にそって積分したものである。
屈折率が1の空間では、通常の距離に等しい。屈折率の
異なる物質がある場合は、屈折率と厚みの積をたし合わ
せたものが光学的距離である。以下簡単に「距離」と言
うこともある。
イバ端面間距離Leが、内部共振器の整数倍であると、
光ファイバから反射された光と、共振器で反射された光
の位相が揃うから、互いに強めあう関係にある。光ファ
イバの端面とレ−ザの端面からなる平行面をここでは外
部共振器と呼んで、内部共振器と並行に論ずる事にしよ
う。つまり外部共振器の長さLeが、内部共振器長L1
の整数倍であると、両方の共振器が協力して誘導放出を
強めるように働く。
からずれた場合、外部共振器によって反射された光が、
レ−ザ内部に戻ると内部光と位相が合わないので、内部
励起を弱めるように作用する。ところが(2)のよう
に、外部共振器長Leを内部共振器長L1の半整数倍と
すると、外部共振器で反射されたものが内部光の励起を
抑制するようになっているから、これから多少条件がず
れても励起光の強度にさほど影響しないというのであ
る。
折率×長さ)のとき、(2)式で決まる点の±0.2m
mの範囲に光ファイバ端を設定すべきであると述べてい
る。つまりNL1と(N+1)L1の中間点(N+0.
5)L1の前後20%の範囲ならば戻り光の影響が最小
になり、出力変動が0.3dB以下になるというのであ
る。つまり 特公平7−87256のよしとする範囲
は、
L1の整数倍であると出力変動が3dBにも達するとい
う。このような結論は、しかしながら実験に基づいてい
たものではなく、全て計算による推論である。推論が正
しいとする裏付けになるような実験結果を示していな
い。
く、平行端面を有する光ファイバを着脱自在としたモジ
ュールを提供する事を目的とする。つまり光ファイバの
端面からの反射光がレ−ザに戻ってもそれが半導体レ−
ザの動作不安定性を引き起こさないようにした光送受信
モジュールを提供する事が本発明の目的である。その点
で前記の特公平7−87256号と共通する。しかし解
決の手段は相違する。
端面と反射体との距離として定義される外部共振器長L
aが、半導体レ−ザの光路の実効的な長さ(屈折率×長
さ)Lcの整数倍から整数倍+(1/6)の範囲、ある
いは整数倍+(5/6)から次の整数倍迄とする。つま
りNを整数とし、
って、戻り光があっても半導体レ−ザの動作が不安定に
ならないようにする事ができる。ダミーファイバなどの
部品を追加することなく、平坦面を持つ光ファイバが着
脱可能な光送受信モジュールを提供することができる。
−ザ端面から反射体までの距離、つまり外部共振器長L
aは、先述のLeと同じものである。これを図3によっ
て定義する。外部共振器長Laは、レ−ザ端からレンズ
の背面までの距離L1 と、レンズ背面から中心までの距
離L2 と、レンズ中心からレンズ前面迄の距離L3 と、
レンズの前面から光ファイバ端部までの距離L4 の和で
ある。
さそのものである。L2 +L3 はレンズの屈折率とレン
ズの厚みの積である。
モードの数からきている。通常用いられる半導体レ−ザ
は多モードである。複数の縦モードを持っている光源で
ある。つまり厳密に単色ではない。レ−ザ媒質が電流注
入によって発生し得る光の波長帯Wは有限の広がりを持
つ。かなり広い波長体の光を自然放出することができ
る。しかし内部共振器の長さLcの2倍、2Lcが光の
波長の整数倍であるという条件から、誘導放出される光
の波長は限定される。発光波長体Wの中にいくつかの誘
導放出可能な波長が含まれる。これらの波長を縦モード
という。しかし誘導放出可能な波長の数はそれほど多く
ない。
強度特性の一例を示すグラフである。これは1.3μm
帯の半導体レ−ザである。横軸はレ−ザ光の波長、縦軸
はレ−ザ光の強度である。ピーク強度を与えるものがモ
ードである。縦モードは数多くある。ここではλm を中
心にしてモードにλm-4 〜λm+4 の符号を振っている。
ピークの内でも最大の強度を与えるのは、λm+1 である
が、これから−10dBで線を引くと、−10dB迄に
含まれる縦モードはλm-3 〜λm+2 である。縦モードは
無数にあるが、その内強度の大きいものはせいぜい6〜
7モードしかない。その他の波長の光は弱くて殆ど考慮
する必要がない。
異なる7つの光だけを対象にすればよいことになる。内
部共振器長Lcは、全ての誘導放出波長の公倍数であ
る。波長は整数でないが、これらの整数倍のものを倍数
といい、ある数が二つ以上の数の倍数である場合公倍数
ということにする。今問題にしている有力な7つの波長
についてもLcは公倍数である。するとNLcは、7つ
の波長の公倍数である。(N+1)Lcも7つの波長の
公倍数である。NLc〜(N+1)Lcにはそれ以外に
7つの波長の公倍数は存在しない。
ると7つの波長の光全てが内外共振器の作用によって強
め合う。これを全面共振と呼ぼう。温度変動があり少し
条件が外れると、7つの波長全てが共振しなくなり(非
共振)光量の減少が著しい。つまり全面共振から非共振
へ変化する。これが戻り光による不安定性の本質であ
る。
7つの波長の倍数に当たる長さは数多く含まれる。7つ
の波長のいくつかの組についての公倍数もその範囲にい
くつか含まれる。外部共振器長Laを何れかの波長の倍
数或いは、いくつかの組の公倍数に等しくすると、それ
らの波長の光は戻り光によっては強められる。これを部
分的共振と呼ぼう。一つの波長の倍数である場合を1重
共振、公倍数である場合は多重共振が起きる。両方含め
て部分共振と呼ぼう。全ての波長が共振する場合が全面
共振である。
によってLaがその条件から外れる。ために光強度が減
少する。つまり部分的共振と非共振の間を変化するから
光量不安定になる。NLcから(1/6)Lcの間に
は、一つの波長について倍数が存在する。つまり1重共
振が一つだけ存在する。長さLcの区間を6つに分割し
た場合、部分共振点の分布が最も少ない区間である。そ
こで本発明はこの部分をLaの距離として好ましいもの
として選択する。
Lcの範囲{(N+(5/6))Lc〜(N+1)L
c}についても言える。この範囲では一つの波長の倍数
が一つ存在するだけである。1重部分共振が起こるだけ
である。部分共振点の密度が低い。本発明はそこでこの
部分をもLaの距離として選択する。
囲(NLc〜NLc+(1/6)Lc、(N+(5/
6))Lc〜(N+1)Lc)に外部共振器長Laを設
定するのである。これは長さLcの区間の1/3の部分
区間を選択するということである。
の間には、どの波長についても倍数が存在しない。つま
り部分共振点が一つもない。長さLcの区間を7つに分
割した場合、部分共振点の分布がもっとも少ない区間で
ある。そこで本発明はこの部分をLaの距離としてさら
に好ましいものとして選択する。
Lcの範囲{(N+(6/7))Lc〜(N+1)L
c}についても言える。この範囲でも部分共振点がな
い。本発明はそこでこの部分をさらに好ましいLaの距
離として選択する。そこで本発明は、より優れた範囲と
してこれら完全非共振の範囲(NLc〜NLc+(1/
7)Lc、(N+(6/7))Lc〜(N+1)Lc)
に外部共振器長Laを設定するのである。この条件は次
のように表現する事ができる。
cであってはならないから、これらとの関係を示す不等
号は等号を含まない。LaがNLcにいくら近くても良
いがNLcであってはいけない。部品の製造誤差、組立
誤差が十分に小さければLaとNLcの差は、無限小で
あって良い。
があるし、組立の公差も考慮して設計しなければならな
い。現在の技術によれば、これらの光学部品を組み合わ
せた場合、全体の誤差を±20μmに抑える事が可能で
である。将来的には全体の寸法公差をさらに減らすこと
ができるであろう。もしも寸法公差を±20μmとする
と、設計の際、NLcや(N+1)Lcから、20μm
以上離さなければならない。すると前述の式は、
るから、不等号が、等号入りの不等号になる。さらによ
り望ましい範囲は、(8)、(9)に対応して、
m、屈折率を3.73とすると、光学的共振器長は11
19μmとなる。これの1/6は186.5μmであ
る。これが好ましい範囲である。これから20μmを除
いても、160μmの良好な範囲が残る。十分に設計、
製作可能な幅をもつ。
(10)によって決まる範囲の方が(7)、(8)の範
囲よりも狭いことになる。従ってLc≦8400μmで
あれば(9)、(10)の範囲では部分共振点が一つも
ないことになる。
響の低減方法についてさらに具体的に説明する。レ−ザ
チップの長さをL0 とし、発光波長に対する等価屈折率
をn0 とする。チップの共振器長Lcは、Lc=n0 L
0 である。InGaAsP系の1.3μm光レ−ザを例
に取ると、L0 =300μm、n0 =3.73である。
内部共振器長は、Lc=1.119mmとなる。
=L1 +n1 D+L4 によって計算される。n1 はレン
ズの屈折率である。La/Lcの倍率Nを様々に変え
て、レ−ザ発振のパワーと、微分量子効率を測定した。
7)]LaをLcの5倍とした。La=5Lc=5.5
95mm。このモジュールに於いて、半導体レ−ザの励
起電流を0mAから100mAまで変化させて、半導体
レ−ザを発光させ、その強度を調べた。図7にその結果
を示す。20mAから発光を始める。それ以後100m
Aまで駆動電流にほぼ比例して光出力Pf(mW)が増
大する。発光強度の増大と共にチップの温度が上昇す
る。それと共に内部共振器長が少しづつ増大する。光出
力を電流によって微分した微分量子効率は大きく変動す
る。平均値が約0.016W/Aであるが、この上下に
大きい振幅で振動する。変動幅は駆動電流に比例して増
加する。電流が50mAの時に、微分量子効率の変動は
±70%にも達する。
動幅は±100%になる。駆動電流が100mAでは、
変動の範囲は平均値の上下±150%にもなる。93m
A、97mAにおいては微分量子効率がマイナスになる
時もある。このように電流と光出力の関係が、線形から
大きくはずれると電流によって変調した光信号が正確に
電気信号の大きさに対応しなくなる。つまり光通信の信
号としては不適当である。
ある事が望ましいとされる。LaがLcの整数倍とした
図7の結果はその要求を満足することができない。これ
は僅かな温度の変動によって、全ての縦モードが内外の
共振器において強め合う状態から全く強め合わない状態
へ変化するからである。為に電流に帯する光出力の変動
が大きいのである。
8)]LaをLcの5.5倍とした。La=5.5Lc
=6.1545mmである。半導体レ−ザの励起電流を
0mAから100mAまで変化させて、半導体レ−ザを
発光させ、その強度を調べた。結果を図8に示す。20
mAから発光を始め、以後100mAまで駆動電流にほ
ぼ比例して光出力Pf(mW)が増大する。微分量子効
率は大きく変動する。平均値が約0.016W/Aであ
るが、此の上下に大きい振幅で振動する。変動幅は駆動
電流に比例して増加する。電流が50mAの時に、微分
量子効率の変動は±40%にも達する。
動幅は±100%になる。駆動電流が81mA、86m
Aでは、微分量子効率がマイナスになる。望ましいとさ
れる±50%の基準を満たすことができない。La/L
cの比を半整数にするのは、前記の特開平3−1808
5号が推奨するものである。しかし半整数の比は最良の
ものでなく、基準を満足できない。比が半整数である
と、7つの縦モードの内、4つが外部共振器によって共
振する。温度変動によってこの比から僅かに外れるだけ
で、完全に非共振になってしまう。このように共振、非
共振の交代が起こるので光出力の変動が大きくなるので
ある。
6)}倍の場合(図9)]LaをLcの(5+(5/
6))倍とした。La=6.527mmである。半導体
レ−ザの励起電流を0mAから100mAまで変化させ
て、半導体レ−ザを発光させ、その強度を調べた。結果
を図9に示す。20mAから発光を始め、以後100m
Aまで駆動電流にほぼ比例して光出力Pf(mW)が増
大する。微分量子効率はあまり変化しない。駆動電流が
50mAで平均値の±20%の程度である。駆動電流が
100mAの時ですら、微分量子効率が±30%であ
る。此の実施例は先述の±50%以下という基準を満足
している。
と光出力の線形性が優れている。図7の整数倍の場合に
比較してその卓越性が良く分かる。図8の半整数倍の場
合に比べても変動幅の小ささが明瞭に分かる。この結果
は先程説明した特開平3−18085号と矛盾する。
6)}倍の場合(図10)]LaをLcの(5+1+
(1/6))倍とした。La=6.900mmである。
半導体レ−ザの励起電流を0mAから100mAまで変
化させて、半導体レ−ザを発光させ、その強度を調べ
た。結果を図10に示す。20mAから発光を始め、以
後100mAまで駆動電流に比例して光出力Pf(m
W)が増大する。微分量子効率はあまり変化しない。駆
動電流が50mAで平均値の±20%の程度である。駆
動電流が100mAの時でも、微分量子効率が±36%
である。此の実施例も先述の±50%以下という基準を
満足している。これも微分量子効率の変動が極めて小さ
く、電流と光出力の線形性が優れている。
数倍であることが、半導体レ−ザモジュールに最上の線
形性を与えるものではないことがわかる。そして、整数
倍を除き、整数倍の前後±1/6の範囲にある時に微分
量子効率の変動が最も小さくなるという全く意外な結果
が得られた。どうして、整数倍の±(1/6)の近傍が
このように優れた線形性を与えるのか?何故整数倍の±
(1/6)の範囲が、戻り光の影響を小さくできるのか
?これが謎として新たに現れる。
の現象を解釈した。図11はレ−ザの内部共振器におい
て定在波ができている状態を示す。ミラー1、ミラー2
とあるのは、半導体レ−ザの両端面のミラーを表す。縦
モードはこの間に定在波を作ることができ、しかもレ−
ザ媒質によって発光する波長領域にあることが条件にな
る。内部共振器の実効長さLcを整数で割った値が定在
波の半波長であり得る。つまりλ=2Lc/m(mは整
数)である。図6に示したように、半導体レ−ザの媒質
が発生し得る波長にはかなりの広がりがあり、6〜7つ
の波長が存在し得る。
−ザの共振器の長さを300μmとし1.3μmに対す
る屈折率をn=3.73とする。Lc=1119μmと
なる。本発明はこの場合、図12に示すようにNLcの
前後186.5μmの範囲に外部共振器をおくというこ
とである。半導体レーザの発光スペクトルは幅を持つガ
ウシアンに少し似ているが前後非対称であり、厳密にガ
ウシアンではない。励起可能な波長は1310μm〜1
317μmと仮定する。するとm=1700に対してλ
=1316.5nm、m=1701に対してλ=131
5.7nm、m=1702に対してλ=1314.9n
m、m=1703に対してλ=1314.2、m=17
04に対してλ=1313.4nm、m=1705に対
してλ=1312.6nm、m=1706の対してλ=
1311.8nmとなる。
波長の有力な光が含まれるとする。図6に示したよう
に、勿論もっと多くの縦モードが含まれるが強度の大き
いものはこの7つであるとする。最高の強度をもつ縦モ
ードから10dBの範囲では、7つのモードしかない。
外部共振器長Laを内部共振器長Lcで割った値が、N
+(1/2)、N+(5/6)、N+(6/7)、N+
1、N+1+(1/7)、N+1+(1/6)、N+1
+(1/2)の場合にこれらの波長の光が、外部共振器
長の長さの約数になるかどうかを表す。端数をβによっ
て代表させると、
長さ2Laは、 2La=Nmλ+βmλ (14)
光の位相はこれをλで割って2πを掛けたものである。
2πは1周期を表すものであるから、簡単のためにこれ
を省き、外部共振器にいくつの波長が含まれるかという
ことを求めると、
含む。内部共振器に存在する定在波との位相の差はβm
の端数に2πを乗じたものである。つまり内外の共振器
における位相の差Δθは
[Z]は、Zの端数部分ということである。βは勿論1
以下の正数である。βが有理数であると仮定すると、こ
れは
(16)に代入すると Δθ=2π[pm/q] (18)
数qが自然数mの約数であるときのみである。反対にq
の倍数であるmのみが位相差Δθを0にすることができ
る。
に順にA〜Gの名前を付けよう。m=1700の光を
A、1701の光をB、1702の光をC、1703の
光をD、1704の光をE、1705の光をF、170
6の光をGとする。
7つの全モードが外部共振器長の約数になる。A〜G全
てのモードが外部共振器で反射された戻ってきたとして
レ−ザ内部の同じモードの光と位相が同じになり共振す
る。外部ミラーによって反射された光が内部で共振する
場合を○によって示す。つまり○によって示されるモー
ドは、内外で共振する事を意味する。
である場合、波長λが外部共振器で反射されたものが、
レ−ザの内部のものと位相がそろう。つまりA、C、
E、Gの偶数モード4つが内外共振器によって強め合
う。奇数モードB、D、Fのみが半波長違うので内外共
振器で打ち消しあう。
長が外部共振器の約数になるのはE(1704)のみで
ある。mが6の倍数であるのは、m=1704だけだか
らである。これは外部共振器で反射されて帰ってきたも
のが内部の同じモードの光を強める。その他の6つのモ
ードA、B、C、D、F、G全ては内外の位相差が0で
なく、外部共振器で反射されたものとレ−ザ内部の光が
打ち消しあう。このような関係はβの分母によって決ま
る。これは(15)から明白である。
である。モードEだけが共振条件を満たす。La/Lc
=N+(1/7)、(6/7)の場合は、モードB(m
=1701)だけが内の共振条件を満たす。1701の
みが7の倍数であるからである。
内部の共振器に励起されている光と位相が合致するモー
ドの数は、β=0で7つ、β=1/2で4つ、β=1/
6、5/6で1つ、β=1/7、6/7で一つである。
る。La/Lcの比に関し、これら位相整合数が1〜7
であるものは全て孤立点である。その点を少しでも離れ
ると外部光と内部光の位相が合わなくなる。つまり打ち
消しあう。非共振である。位相整合数が1〜7のものに
La/Lcを設定しておくと、温度変動によって比の値
がずれるので、整合数が0に代わり光出力が変動するこ
とになる。
ことによって、位相整合数が1〜7(部分共振)から、
位相整合数が0(非共振)に遷移するのがいけないので
ある。この遷移によってレ−ザのパワーが変動してしま
う。この遷移は共振/非共振の遷移ということもでき
る。
(0<β<1)のβを変数として考えると、β=p/q
という有理数によって表現される点である。しかもqは
7以下の自然数である。7つのモードを考えており、そ
のモードは連続する7つのmをもつ。7つの連続する自
然数は、必ずその中に7の倍数、6の倍数、5の倍数、
4の倍数を一つ含む。7つの連続する自然数はその中に
3の倍数を必ず2つ含む。7つの連続する自然数はその
中に2の倍数を3個、あるいは4個含む。であるから、
β=p/q(qは2〜7の自然数、pは1〜6の自然
数)である点のみで部分共振が起こる。その他の点では
非共振である。温度変動があって非共振状態のままであ
るように設定できればパワー変動が僅かになる。
が、その変域に部分共振点を含まないようにすることに
よって、レ−ザパワーの揺らぎを小さくできるというこ
とになる。つまり部分共振点をできるだけ避けたところ
にβの値を設定すれば良いということである。qは7以
下の自然数(2、3、…、7)であり、p/qは1より
小さい(1≦p≦q−1)のであるから、部分共振点の
数はNからN+1の間に、
2と3の公約数であり4は2の倍数であるために、21
個の部分共振点の幾つかが重なる。
を全て書き下すのは簡単である。1/7、1/6、1/
5、1/4、2/7、1/3(2)、2/5、3/7、
1/2(3)、4/7、3/5、2/3(2)、5/
7、3/4、4/5、5/6、6/7
項、(3)3重項である。部分共振点の密度が最も濃密
であるのは、β=0.5の近くである。これから離れる
に従って部分共振点密度が低下して行く。β=0.5の
近傍の3/7≦β<4/7の1/7の狭い範囲に、部分
共振点がなんと4個もある。しかしβが、0<β≦1/
7又は6/7≦β<1の境界の近傍では部分共振点が一
つしかない。0<β<1/7には部分共振点がひとつも
ない。であるから最も良いのは、
を設定することである。この範囲において部分共振点は
一つしかない。式(21)の表現は、先述の(7)、
(8)の表現と等価である。次に良いのは、
2つしかない。(22)は先述の(4)、(5)の表現
と等価である。本発明はこの範囲をLaの位置設定の範
囲として選択する。
は、Lcの整数倍の前の1/6と、後の1/6の範囲
(全体の33%)を、Laの好ましい範囲として採用す
る。前述の特公平7−87256号は、反対に半整数倍
の前後1/5の範囲(全体の40%)をLaの好ましい
範囲として採用しようと言っていた。両者は全く相反す
る。重なるところはない。同じ目的を追求しながらどう
してこのような事があるのか?不思議な事である。本発
明は実験に基づいている。特公平7−87256は単に
推論である。本発明の確実さはこれが実験の結果によっ
ているということにより保証される。
面等価反射率Reというものを考える。そして、半導体
レ−ザの後ろ方向の出射パワーに対して、前方向の出射
パワーを計算する。これは前面等価反射率の逆数の平方
根に比例するとしている。だから前面等価反射率が小さ
くなれば前面出射パワーが増加する。全面等価反射率が
大きくなれば全面出射パワ−が減少する。そして256
号の発明者は、前面等価反射率Reとして、
の反射率、Rr は光ファイバ端の反射率である。後面に
出るパワ−Poと前面に出るレ−ザパワ−Prの比は、
の前端の反射率である。これは変数Leを含む。Leを
共振器長Lcによって割った値を規格化距離とし、これ
が整数Nから一つ大きい整数N+1までの値を取るとき
の上記の比の値を数値計算している。そして規格化距離
が整数値N、N+1に近いときに振動が激しく振幅が大
きいといいうこと、N+0.5の近くでは変動が少ない
ことを発見している。
食い違いがどうして発生するのか?原因は幾つか考えら
れる。発振スペクトルの分布をガウシアンとしている
が、これは必ずしも正しくない。分布は時々刻々変動す
るものである。静的なものではない。9つのスペクトル
を仮定しているがこれも必ずしも正しくない。実際には
その内の2本あるいは3本のみが発振しているのであ
る。時間的に発振する波長が9本のスペクトルの間で交
代するのである。だから反射率が変化すると発振線自体
が変化する。
づくものである。実験によって得られた結果を、本発明
者は独自の整数論的な考察によって説明している。それ
は特公平7−87256とは全く違う観点に立ってい
る。前面反射率のように静的な概念によっては半導体レ
−ザの動的な特性を理解することは難しい。これは9つ
のモ−ドに重みIiを付けて平均している。しかし実際
には、ある外部共振器長が変化してゆくと、9つの内最
も条件に合致した何本かのスペクトルが強く発振してい
るのである。平均値で光っているのではない。外部共振
器長が変化すると重みIi自体が変動してしまうのであ
る。
内部共振器で反射されるものと位相が合致すると、エネ
ルギ−の点で僅かに優越する。これが他のモ−ドのエネ
ルギ−を吸い取って強いの実在モ−ドになるのかもしれ
ない。このようにモ−ドの変化が起こってゆくというこ
とを定性的に論じた物が前記の理由付けである。前面等
価反射率という概念よりもダイナミックに半導体レ−ザ
の動作を巧く説明できると考える。
例を説明する。レ−ザチップ1が、ヘッダ(パッケー
ジ)2のポール3の側面に固定される。半導体レ−ザチ
ップはInGaAsPを活性層に用いた1.3μm光用
ファブリペロレ−ザである。チップのキャビティ長は標
準の300μmである。チップをまずAuGe半田によ
って、AlN製のサブマウントに固定し、さらにサブマ
ウントをAuSnによって鉄製のヘッダに取り付けられ
る。
を有する。パッケージ2には予め、モニタ用のフォトダ
イオード6が中央部に固定されている。このフォトダイ
オードはInGaAsを受光層とするPINフォトダイ
オードである。これは半導体レ−ザ1の後方に出てくる
光出力を監視するものである。
1、受光素子チップ6の電極は、直径30μmのAu線
によってパッケージ2のピン4、5、…に接続される。
次に集光系としてレンズホルダ−11と球レンズ7が一
体となった球レンズキャップを、プロジェクション溶接
によってパッケージ2の端面に溶接した。内部は不活性
ガスによって置換されている。
形のレセプタクル14がヘッダ2に対して溶接される。
これは調芯した後に溶接される。レセプタクル14の他
端は開口28になっている。開口28の内側面にはスト
ッパ29が固着される。一方光ファイバ30は端部が平
坦に研磨されている。終端部がフェルール31によって
把持され、フェルール31がコネクタ32によって保持
される。コネクタ32の雌ネジと、レセプタクル14の
雄ネジが螺子部33において螺合するようになってい
る。フェルール31の先端は、レセプタクルの開口28
に挿入離脱することができる。
端がストッパ29に当たって止まる。これによって軸方
向の位置が決まる。コネクタ32を廻しネジによって、
コネクタ32をレセプタクル14に固定する。光ファイ
バの端部が平坦であるから、光ファイバが開口28で回
転しても半導体レ−ザからの入射光量には変化がない。
この点で斜め研磨光ファイバと異なる。
は1.5であった。つまりL2 =L3 =1125μmで
ある。光ファイバの端面とレ−ザの端面の距離Laは、
内部共振器長Lcの{N+(6/7)}倍の位置に設定
した。ここでN=5、β=6/7とした。内部共振器長
Lc=1119μmであるから、La=(41/7)L
c=6554μmとなる。L1 とL2 が未知数である。
これだけでは値が決まらない。しかし半導体レ−ザから
の発散角に対して、光ファイバの入射角の比を決める
と、半導体レ−ザとレンズ中心の距離(L1 +L2 /
n)と、レンズ中心と光ファイバ端面の距離(L3 /n
+L4 )の比が決まる。これは大体1:3〜1:4の程
度に決める事が多い。ここでは4倍にしている。すると
L1 とL4 が決定される。
なる。軸方向の距離パラメータが計算によって決まる。
軸垂直方向には、軸合わせをする。半導体レ−ザを発光
させた状態で、光ファイバの他端での光の強度をパワー
メータによって監視しレセプタクルをヘッダに対して相
対移動させ、光量が最大になる点を求め、そこでレセプ
タクルをヘッダに対してYAGレ−ザによって溶接し固
定する。
動電流を変えながら光出力Pf(mW)を測定した図1
4にその結果を示す。20mAから100mAまでほぼ
正比例した光出力が得られる。微分量子効率(W/A)
は0.010W/A〜0.020W/Aの間にある。平
均値0.016W/Aからのズレは±35%の範囲に入
る。これは駆動電流が100mAの近傍での揺らぎであ
る。駆動電流は50mAの程度で使用する事が多い。5
0mAの駆動電流に対しては微分量子効率の最大の揺ら
ぎは±20%以下である。
効率の揺らぎは平均値から±50%以下である事が要求
される。本発明はその要求を十分に満足することができ
る。本発明の優れた効果が明瞭に分かる。
よる半導体レ−ザモジュールを示す。パッケージ35の
中心部にモニタ用のフォトダイオードチップ36が傾い
て設けられる。ポール37の側面には、サブマウント3
8、レ−ザチップ39が固定される。球レンズ40を接
着剤41によって取り付けたキャップ42がパッケージ
35に溶接される。パッケージ35には、リードピン4
3、44、45が設けられる。開口47を有する円筒形
のスリーブ46がパッケージ35の面に溶接される。レ
セプタクル49がフェルールホルダ−50を介して、フ
ェルール51を保持する。フェルール51は光ファイバ
52の先端を把持している。光ファイバの先端53は軸
方向に対して垂直な平坦面となっている。スリ−ブとレ
セプタクルを軸垂直方向に位置合わせしてYAG溶接す
る。
mm、屈折率が1.5である。つまりL2 =L3 =11
25μmである。レ−ザ端面と光ファイバの光学距離L
aは、La=(4+7/8)Lcによって決めた。つま
りN=4、β=7/8の例である。残りのパラメ−タ
は、拡大率を1.5倍として、L1 =1120μm、L
4 =2085μmとした。完成したモジュールの特性を
評価した。図14に示したものとほぼ同様の安定したレ
−ザ出力を実現できた。
イバの距離Laが、内部共振器長Lcの整数倍を避け、
整数倍から前後(1/6)Lcの範囲に入るように設定
しているので、反射光が半導体レ−ザに戻っても位相
が、内部共振器によって決まる光の位相と合致しない。
ために温度変化による半導体レ−ザの出力変動が小さく
なる。微分量子効率の変動も所望の範囲に入っている。
つまり平坦な光ファイバを半導体レ−ザに対向させても
戻り光により半導体レ−ザの動作が不安定にならない。
持つ光ファイバ端をモジュールに着脱する事ができる。
図5に示す従来のモジュールに比較してダミーファイバ
を省く事ができる。部品点数を減らし、組立工数を減少
させる事ができる。モジュールをより安価に製造できる
から、光加入者系の加入者側のモジュールとして広く採
用できる。これによって光加入者系の普及がより一層促
進されよう。
が、これは結合効率を高めるための工夫にすぎない。本
発明は勿論レンズを含まないモジュールにも同様に適用
する事ができる。結合効率が低くても差し支えない低パ
ワーの半導体レ−ザモジュールの場合はレンズは不要で
ある。この場合も本発明の外部共振器長Laの設定は有
効である。この場合(n=1)Laは、単に半導体レ−
ザと光ファイバの空間的な距離に等しい。
合は、収差の小さい非球面レンズを使う事が望ましい。
この場合、L2 +L3 はレンズの屈折率nと厚みDの積
nDによって与えられる。球レンズは安価であるが収差
が大きく、レ−ザ光を狭く絞りきれない。
いて説明したが、光ファイバに限らず、どのような受光
体についても、端面位置の設定に関して本発明を適用で
きる。例えば光導波路にレ−ザ光を導入する場合、光導
波路の端面がレ−ザビームに対して垂直であれば反射光
がレ−ザに戻る。その場合においても本発明を適用する
ことによって、レ−ザ出力を安定化させることができ
る。
測定器において、半導体レ−ザの戻り光を防ぐためにア
イソレータを挿入したものがあるが、本発明によってそ
のような高額な部品を省く事もできる。
ザモジュールの原理的構成図。
イル型の半導体レ−ザモジュールの構成を示す縦断面
図。
バを含むレセプタクル型半導体レ−ザモジュールの縦断
面図。
型半導体レ−ザモジュールにおいて、駆動電流Idrv
(mA)を増加させた時の、レ−ザの発光量Pf(m
W)と、微分量子効率dPf/dIdrv (W/A)の測
定結果を示すグラフ。
クル型半導体レ−ザモジュールの縦断面図。
を示すグラフ。横軸は発光波長(μm)、縦軸は対数表
示した発光強度。
aが、半導体レ−ザの光学的共振器長Lcの整数倍とし
た半導体レ−ザモジュールにおいて、駆動電流Idrv
(mA)を増加させた時の、レ−ザの発光量Pf(m
W)と、微分量子効率dPf/dIdrv (W/A)の測
定結果を示すグラフ。
aが、半導体レ−ザの光学的共振器長Lcの(整数+1
/2)倍とした半導体レ−ザモジュールにおいて、駆動
電流Idrv (mA)を増加させた時の、レ−ザの発光量
Pf(mW)と、微分量子効率dPf/dIdrv (W/
A)の測定結果を示すグラフ。
aが、半導体レ−ザの光学的共振器長Lcの(整数+5
/6)倍とした半導体レ−ザモジュールにおいて、駆動
電流Idrv (mA)を増加させた時の、レ−ザの発光量
Pf(mW)と、微分量子効率dPf/dIdrv (W/
A)の測定結果を示すグラフ。
Laが、半導体レ−ザの光学的共振器長Lcの(整数+
1/6)倍とした半導体レ−ザモジュールにおいて、駆
動電流Idrv (mA)を増加させた時の、レ−ザの発光
量Pf(mW)と、微分量子効率dPf/dIdrv (W
/A)の測定結果を示すグラフ。
に於いて反射され位相が揃うことによって定在波がで
き、その波長が光学的共振器長の2倍を整数mで割った
値2Lc/mになる事を示す波動図。
長さの範囲を、共振器長の整数倍の点NLcの前後に取
った場合の範囲が、Lc=1119μmの例において、
186.5μmあることを示す説明図。
イバを着脱自在に保持できるレセプタクル型半導体レ−
ザモジュールの縦断面図。
ザモジュールにおいて、駆動電流Idrv を増加(mA)
させた時の、レ−ザの発光量Pf(mW)と、微分量子
効率dPf/dIdrv (W/A)の測定結果を示すグラ
フ。
ジュールの縦断面図。
Claims (12)
- 【請求項1】 半導体レーザチップと半導体レーザチッ
プからの光を受けその一部を戻り光として半導体レーザ
チップに向かって反射する受光体を含む光学系におい
て、半導体レーザチップの光学的共振器長をLc、半導
体レーザチップの出射側端面から受光体の光入射端面ま
での光学距離をLaとし、Nを整数とするとき、 NLc<La≦{N+(1/6)}Lc または {N+(5/6)}Lc≦La<(N+1)Lc の範囲に光学距離Laを設定することを特徴とする半導
体レーザモジュール。 - 【請求項2】 半導体レーザチップと半導体レーザチッ
プからの光を受けその一部を戻り光として半導体レーザ
チップに向かって反射する受光体を含む光学系におい
て、半導体レーザチップの光学的共振器長をLc、半導
体レーザチップの出射側端面から受光体の光入射端面ま
での光学距離をLaとし、Nを整数とするとき、 NLc+20μm≦La≦{N+(1/6)}Lc または {N+(5/6)}Lc≦La≦(N+1)Lc−20
μm の範囲に光学距離Laを設定することを特徴とする半導
体レーザモジュール。 - 【請求項3】 半導体レーザチップと半導体レーザチッ
プからの光を受けその一部を戻り光として半導体レーザ
チップに向かって反射する受光体を含む光学系におい
て、半導体レーザチップの光学的共振器長をLc、半導
体レーザチップの出射側端面から受光体の光入射端面ま
での光学距離をLaとし、Nを整数とするとき、 NLc<La≦{N+(1/7)}Lc または {N+(6/7)}Lc≦La<(N+1)Lc の範囲に光学距離Laを設定することを特徴とする半導
体レーザモジュール。 - 【請求項4】 半導体レーザチップと半導体レーザチッ
プからの光を受けその一部を戻り光として半導体レーザ
チップに向かって反射する受光体を含む光学系におい
て、半導体レーザチップの光学的共振器長をLc、半導
体レーザチップの出射側端面から受光体の光入射端面ま
での光学距離をLaとし、Nを整数とするとき、 NLc+20μm≦La≦{N+(1/7)}Lc または {N+(6/7)}Lc≦La≦(N+1)Lc−20
μm の範囲に光学距離Laを設定することを特徴とする半導
体レーザモジュール。 - 【請求項5】 受光体の半導体レーザチップに対向する
端面が、半導体レーザチップからの光の進行方向(光
軸)に対して垂直であって端面は半導体レーザチップの
光の一部を反射して戻り光として半導体レーザチップに
返すことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の半
導体レーザモジュール。 - 【請求項6】 半導体レーザチップとその発光光を受け
る受光体との間に集光用のレンズを設けた事を特徴とす
る請求項1〜5の何れかに記載の半導体レーザモジュー
ル。 - 【請求項7】 受光体が光軸に垂直な端面を持つ光ファ
イバであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記
載の半導体レーザモジュール。 - 【請求項8】 受光体が光軸に垂直な端面を持つ光導波
路であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載
の半導体レーザモジュール。 - 【請求項9】 パッケージと、パッケージに固定された
半導体レーザチップと、パッケージに固定され集光レン
ズを有するレンズホルダーと、光コネクタと嵌合するた
めのレセプタクルとを含み、半導体レーザチップが発光
波長1.3μm帯のInGaAsPより成ることを特徴
とする請求項1〜7の何れかに記載の半導体レーザモジ
ュール。 - 【請求項10】 半導体レーザチップの前記受光体に向
かう面と反対側の端面から出る光をモニタするInGa
As系のpin−PDを有することを特徴とする請求項
9に記載の半導体レーザモジュール。 - 【請求項11】 球レンズの屈折率が1.4〜1.6、
球レンズの直径が1mm〜2mm、半導体レーザチップ
の光学的共振器長Lcが1000mm〜1500mm、
整数値Nが5であって、半導体レーザチップの端面と光
ファイバの端面の光学的距離LaがLa={5+(6/
7)}Lcとしたことを特徴とする請求項9又は10に
記載の半導体レーザモジュール。 - 【請求項12】 球レンズの屈折率が1.4〜1.6、
球レンズの直径が1mm〜2mm、半導体レーザチップ
の光学的共振器長Lcが1000mm〜1500mm、
整数値Nが4であって、半導体レーザチップの端面と、
光ファイバの端面の光学的距離LaがLa={4+(7
/8)}Lcとしたことを特徴とする請求項9又は10
に記載の半導体レーザモジュール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33794395A JP3257382B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 半導体レ−ザモジュ−ル |
TW85100190A TW309667B (ja) | 1995-11-30 | 1996-01-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33794395A JP3257382B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 半導体レ−ザモジュ−ル |
Publications (2)
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