JP3256560B2 - 自動車用音場補正機能を有する音響再生装置 - Google Patents

自動車用音場補正機能を有する音響再生装置

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JP3256560B2
JP3256560B2 JP28292891A JP28292891A JP3256560B2 JP 3256560 B2 JP3256560 B2 JP 3256560B2 JP 28292891 A JP28292891 A JP 28292891A JP 28292891 A JP28292891 A JP 28292891A JP 3256560 B2 JP3256560 B2 JP 3256560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音場補正機能を有する
自動車用音響再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は本件出願人による特
開平2−7699に開示されており、これは簡略化され
て図6に示されている。自動車の車室において、主スピ
ーカ1からの直接音DRは、運転者などの聴取者2の右
耳ERに入射する。このスピーカ1からの破線で示され
る経路を辿り、窓ガラスなどの内壁3において反射した
音RRもまた、右耳ERに入射する。聴取者2のヘッド
レストには、補助スピーカ4が設けられ、この補助スピ
ーカ4から右耳ERに入射される直接音HRaは、反射
音RRと同一の音圧レベルで逆相とされて相互に干渉す
る。こうして補助スピーカ4からの直接音HRaによっ
て反射音RRをキャンセルして打消す。聴取者2の左耳
ELに向けられた補助スピーカ5もまた、その左耳EL
に入射する反射音を打消す音響を発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような図6に示さ
れる先行技術では、補助スピーカ4,5は聴取者2側に
向けられているので、右補助スピーカ4からの音響が聴
取者2の左耳ELに到達し、また左補助スピーカ5から
の音響が聴取者2の右耳ERに到達し、したがって希望
する音場が正確に得られないという問題がある。
【0004】さらにこの先行技術では、反射音RRと補
助スピーカ4からの直接音HRaとが相互に干渉して反
射音RRが打消される領域が狭く、したがって右耳ER
および聴取者2の位置が僅かにずれただけで、補助スピ
ーカ4の直接音HRaによる反射音RRの打消しが不可
能になる。このことは、もう1つの補助スピーカ5に関
しても同様である。
【0005】本発明の目的は、反射音を確実に打消すこ
とができ、しかもその反射音を打消すことができる領域
を広くすることができるようにした自動車用音場補正機
能を有する音響再生装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、主スピーカ
と、自動車の車室内の聴取者の移動自在な座席の位置を
検出する検出手段と、検出手段の出力に応答し、主スピ
ーカから車室の内壁で反射して座席の前記内壁側の聴取
者の耳に伝播する音のみで構成される音場の前記座席位
置に対応する伝達関数の逆関数である伝達関数を有し、
主スピーカへ与える音響信号が入力される打消し音響信
号発生手段と、打消し音響信号発生手段からの出力が与
えられ、座席の聴取者の前記耳付近に設けられ、内壁寄
りに正面軸を傾斜させた補助スピーカとを含むことを特
徴とする自動車用音場補正機能を有する音響再生装置で
ある。
【0007】また本発明は、自動車の車室内の聴取者の
移動自在な座席の前方左方に設けられ、左の音響信号が
与えられる左主スピーカと、座席の前方右方に設けら
れ、右の音響信号が与えられる右主スピーカと、座席の
近傍で左方に設けられ、左の内壁寄りに正面軸を傾斜さ
せた左補助スピーカと、座席の近傍で右方に設けられ、
右の内壁寄りに正面軸を傾斜させた右補助スピーカと、
座席の位置を検出する検出手段と、検出手段の出力に応
答し、右の主スピーカから左側の内壁で反射して座席の
聴取者の左側の耳に伝播する音のみで構成される音場の
前記座席位置に対応する伝達関数の逆関数である伝達関
数を有し、右の音響信号が入力され、出力を、左の補助
スピーカに与える第1打消し音響信号発生手段と、検出
手段の出力に応答し、左の主スピーカから右側の内壁で
反射して座席の聴取者の右側の耳に伝播する音のみで構
成される音場の前記座席位置に対応する伝達関数の逆関
数である伝達関数を有し、左の音響信号が入力され、出
力を、右の補助スピーカに与える第2打消し音響信号発
生手段とを含むことを特徴とする自動車用音場補正機能
を有する音響再生装置である。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明に従えば、補助スピーカは、座席の聴取
者の耳付近に設けられ、内壁寄りに正面軸が傾斜されて
おり、この補助スピーカには、主スピーカから内壁で反
射して聴取者の内壁側の耳に伝播する音のみで構成され
る音場の座席位置に対応する伝達関数の逆関数である伝
達関数を有する打消し音響信号発生手段に、主スピーカ
へ与える音響信号が入力されたときに得られる打ち消し
音響信号発生手段からの出力が与えられ、こうして補助
スピーカからの音響出力によって、車室内壁から反射し
てくる主スピーカによる音響の打消しを行うことができ
る。座席は、自動車の車室内に前後に移動自在に設けら
れており、その座席に聴取者が着席する。座席が前後に
移動して調整設定されることによって、その座席に着席
している聴取者の体、特に頭部で、主スピーカから窓ガ
ラスなどの車室内壁までの経路が断たれることがあり、
このように座席の位置に依存して、前記音場の伝達関数
が変化する。本発明では、このような聴取者における前
記音場の伝達関数の変化にかかわらず、反射音を打消し
て、その反射音による悪影響を防ぐ。
【0011】こうして聴取者のたとえば右耳付近に設け
られている補助スピーカからの直接音が、その聴取者の
反対側である左耳に入ることが防がれ、あるいはまた聴
取者の左耳付近に設けられている補助スピーカからの直
接音が聴取者の右耳に入射されることが防がれ、希望す
る音場を得ることができるようになる。
【0012】さらに本発明に従えば、この補助スピーカ
の正面軸は、内壁寄りに傾斜されており、聴取者の耳に
向けて正面軸が設定されてはいないので、スピーカから
の音響の内壁による反射音の打消し領域を広くすること
ができる。したがって聴取者の頭の位置、したがって耳
の位置がずれても、反射音の打消しを補助スピーカによ
って確実に行うことができ、希望する音場を得ることが
できる領域を広くすることができる。
【0013】また本発明に従えば、自動車の車室の運転
席および/または助手席などの座席の前方左右に主スピ
ーカがそれぞれ備えられ、座席の近傍で左右には補助ス
ピーカが設けられ、これらの左右の補助スピーカは、左
右の窓ガラスなどのような内壁寄りに正面軸がそれぞれ
傾斜されており、座席の位置は、検出手段によって検出
され、検出手段の出力にそれぞれ応答する第1および第
2打消し音響信号発生手段には、右および左の音響信号
が入力され、各出力は、左右の補助スピーカにそれぞれ
与えられ、これらの第1および第2打消し音響信号発生
手段の伝達関数は、右および左の主スピーカから左側お
よび右側の各内壁で反射して座席の聴取者の左側および
右側の耳に伝播する音のみで構成される各音場の座席の
位置に対応する伝達関数の逆関数であり、これによって
左右の各内壁による右および左の主スピーカからの音響
の反射音が左右の補助スピーカでそれぞれ打消されるこ
とになる。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す簡略化した系統図である。自動車6の車室7には運転
席および助手席である座席としての座席8,9が設けら
れており、その前方左右に主スピーカFL,FRがそれ
ぞれ取付けられる。これらの主スピーカFL,FRに
は、音響信号発生源10から左音響信号がライン11を
介して、また右音響信号がライン12を介して、さらに
増幅回路13,14を介して与えられる。座席8,9の
ヘッドレスト8a,9aには、補助スピーカHR,HL
がそれぞれ設けられる。座席8,9は、手動またはモー
タなどによって、前後(図1の上下方向)に移動自在で
あり、希望する位置で調整して設定することができる。
【0017】図2は、座席8付近の拡大した平面図であ
る。車室7を形成する自動車6の側部には、内壁である
左右の窓ガラスである窓板33,34が設けられる。車
体6の扉に設けられる右側の窓板34には、左主スピー
カFLからの音響が参照符16で示されるように伝播さ
れ、その窓板34によって参照符17で示されるように
反射し、座席8に着座している聴取者である運転者の右
耳ER2に入射してくる。補助スピーカHRは、この反
射音17を打消すために、正面軸18が、窓板34寄り
に傾斜されており、音場の正面方向19に対して角度θ
を有する。この角度θは、たとえば数1で示されるよう
に選ばれる。
【0018】
【数1】0° ≦ θ ≦ 45° 角度θを大きくし過ぎると、補助スピーカHRからの音
響が窓板34で反射されてその反射音が右耳ER2に入
射されるおそれがあり、したがって角度θを数1のよう
に選んで、補助スピーカHRからの音響の窓板34によ
る反射音が右耳ER2に入射しないようにする。助手席
9のヘッドレスト9aに設けられている補助スピーカH
Rもまた、補助スピーカHRと対称に設けられ、窓板3
3による主スピーカFRからの音響の反射音を打消す。
【0019】左音響信号は、ライン11から、第2打消
し音響信号発生手段20を経て、その出力は増幅回路2
1によって増幅されて右補助スピーカHRに与えられ
る。右音響信号はライン12からもう1つの第1打消し
音響信号発生手段22に与えられ、その出力は増幅回路
23で増幅され、左補助スピーカHLに与えられる。
【0020】図3を参照して、左主スピーカFLからの
直接音は図1の参照符24で示されるようにして運転席
8の聴取者の左耳EL2に、図3(1)で示される音圧
レベルで入射される。この左主スピーカFLからの直接
音はまた、聴取者の右耳ER2に、図3(2)の小さい
音圧レベル25で示されるようにして入射される。さら
に左主スピーカFLからの直接音16は、窓板34によ
って反射され、その反射音17は、図3(2)の音圧レ
ベル26で示されるようにして右耳ER2に入射され
る。この実施例ではこのような反射音17の音響を打消
すために、第2打消し音響信号発生手段20は、左主ス
ピーカFLから窓板34で反射して運転席8の窓板34
側の聴取者の右耳ER2に伝播する音16,17のみで
構成される音場の伝達関数HL1の逆関数1/HL1で
ある伝達関数を有する。これによって補助スピーカHR
からの音響は、反射音17を打消し、したがって右耳E
Rには、反射波17が入射することが防がれる。このた
めの構成を図4および図5を参照してさらに説明する。
【0021】図4は、座席8に関連して設けられている
第2検出手段36の構成を示す簡略化した図である。座
席8には、運転者である聴取者61が着席しており、こ
の座席8には背もたれ部62およびヘッドレスト63が
設けられ、ヘッドレスト63には前述の補助スピーカH
Rが取付けられる。座席8の前後(図1の上下方向、図
4の左右方向)の位置は、第2検出手段36によって検
出される。
【0022】図5は、第2検出手段36の具体的な構成
を示す電気回路図である。座席8の前後の移動経路に沿
って抵抗体39が設けられており、この抵抗体39の前
後の各端部40,41は、一方の電位+Vccと接地電
位とされる。座席8には接触片42が取付けられてお
り、この接触片42は、抵抗体39に接触して摺動す
る。したがってこの接触片42のライン43から導出さ
れる電圧は、座席8の前後の位置を表す。もう1つの座
席9および第1検出手段35もまた、同様に構成され、
その座席9の位置を表す信号はライン44から導出さ
れ、第1打消し音響信号発生手段22に与えられる。
【0023】第2打消し音響信号発生手段20は、第2
検出手段36の出力に応答し、左の主スピーカFLから
右側の窓板34で反射して運転席8の運転者である聴取
者の右側の耳ER2に伝播する音のみで構成される音場
の前記座席8の位置に対応する伝達関数HL1の逆関数
1/HL1である伝達関数を有する。この第2打消し音
響信号発生手段20には、ライン11からの左の音響信
号が入力され、その出力は増幅回路21を経て、右の補
助スピーカHRに与えられる。
【0024】補助スピーカHRは、聴取者の窓板34側
の右耳ER2付近に設けられており、窓板34寄りに正
面軸が角度θだけ傾斜されているので、その補助スピー
カHRからの直接音が、右耳ER2および左耳EL2に
入射することが防がれ、これによって希望する音場が確
実に得られることになる。しかもこの補助スピーカHR
は、上述のように窓板34寄りに正面軸18が傾斜され
ており、したがって反射音17を打消すことができる領
域が広い。したがって聴取者の頭および耳ER2,EL
2の位置がずれても、反射音17を確実に打消して、希
望する音場を得ることができる。このことは助手席9に
おける聴取者に関しても同様である。第1打消し音響信
号発生手段22は、主スピーカFRから開閉される窓板
33で反射して助手席9の窓板33側の聴取者の左耳E
R1に伝播する音のみで構成される音場の座席9の位置
に対応する伝達関数HR1の逆関数1/HR1である伝
達関数を有する。すなわち第1打消し音響信号発生手段
22は、第1検出手段35の出力に応答し、右の主スピ
ーカFRから左側の窓板33で反射して助手席9である
聴取位置の助手の聴取者の左側の耳ER1に伝播する音
のみで構成される音場の前記座席9の位置に対応する伝
達関数HR1の逆関数1/HR1である伝達関数を有す
る。この第1打消し音響信号発生手段22には、ライン
12からの右の音響信号が入力され、その出力は増幅回
路23を経て左の補助スピーカHLに与えられる。右主
スピーカFRからの音27は、窓板33によって反射さ
れ、その反射音29は、左補助スピーカHLからの音3
0によって打消される。
【0025】本発明の他の実施例として、主スピーカF
Lと補助スピーカHRとそれらに関連する増幅回路1
3,21および一方の打消し音響信号発生手段20だけ
が設けられ、主スピーカFRと補助スピーカHLなどが
省略されたときにおいても、反射音17による悪影響を
防ぐことができ、本発明を実施することができる。
【0026】上述の実施例では運転席8と助手席9とが
設けられたけれども、本発明の他の実施例としてたとえ
ば運転席8だけが設けられ、そのヘッドレスト8aに補
助スピーカHR,HLがそれぞれ設けられるようにして
もよく、このときもまた、本発明が同様に実施される。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、補助スピ
ーカを、自動車の移動自在な座席における聴取者の窓板
などの内壁側の耳付近に設け、その補助スピーカの正面
軸を、内壁寄りに傾斜させ、この補助スピーカには、主
スピーカから内壁で反射して聴取位置の内壁側の聴取者
の耳に伝播する音のみで構成される前記座席の位置に対
応した音場の伝達関数の逆関数である伝達関数を有し、
主スピーカへ与える音響信号を入力するようにしたの
で、内壁による主スピーカからの音の反射音の打消しを
行うことができるのは勿論、補助スピーカからの直接音
が、内壁側の耳だけでなく、反対側の耳に入射されるこ
とを防ぐことができ、座席の位置に拘らず常に希望する
音場を得ることが可能になる。さらにこの補助スピーカ
の正面軸は、上述のように内壁寄りに傾斜されており、
すなわち内壁に向けられて打消しを行う音響が補助スピ
ーカから発生されるので、聴取者の頭、したがって耳の
位置がずれても、その反射音の打消しを行う領域が広い
ので、希望する音場を得ることが可能である。
【0034】さらに本発明によれば、自動車の車室の運
転席および/または助手席などのような聴取位置である
座席の前方左右に主スピーカをそれぞれ設け、座席の近
傍で左右には補助スピーカがそれぞれ設けられ、これら
の左右の各補助スピーカの正面軸は、内壁寄りにそれぞ
れ傾斜されており、座席の位置は、検出手段によって検
出され、検出手段の出力に応答する第1および第2打消
し音響信号発生手段は、右および左の各音響信号が入力
され、各出力は左右の補助スピーカにそれぞれ与えら
れ、これらの第1および第2打消し音響信号発生手段の
伝達関数は、右および左の主スピーカから左側および右
側の各内壁で反射して座席の聴取者の左側および右側の
耳に伝播する音のみで構成される各音場の前記座席の位
置に対応する伝達関数の逆関数であり、こうして各内壁
による反射音を打消すことができるようになる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す簡略化し
た系統図である。
【図2】運転席8付近の拡大した平面図である。
【図3】図1および図2に示される実施例の聴取状態を
示す図である。
【図4】座席8および第2検出手段36に関連する構成
を示す簡略化した側面図である。
【図5】第2検出手段36の具体的な構成を示す電気回
路図である。
【図6】先行技術を簡略化して示す平面図である。
【符号の説明】
6 自動車 7 車室 8 運転席 9 助手席 10 音響信号発生源 13,14,21,23 増幅回路 20,22 打消し音響信号発生手段 33 左側の内壁 34 右側の内壁 35,36 検出手段 FR,FL 主スピーカ HR,HL 補助スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−7699(JP,A) 特開 平3−35700(JP,A) 特開 平1−293100(JP,A) 実開 昭62−5800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04S 1/00 H04R 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主スピーカと、 自動車の車室内の聴取者の移動自在な座席の位置を検出
    する検出手段と、 検出手段の出力に応答し、主スピーカから車室の内壁で
    反射して座席の前記内壁側の聴取者の耳に伝播する音の
    みで構成される音場の前記座席位置に対応する伝達関数
    の逆関数である伝達関数を有し、主スピーカへ与える音
    響信号が入力される打消し音響信号発生手段と、 打消し音響信号発生手段からの出力が与えられ、座席の
    聴取者の前記耳付近に設けられ、内壁寄りに正面軸を傾
    斜させた補助スピーカとを含むことを特徴とする自動車
    用音場補正機能を有する音響再生装置。
  2. 【請求項2】 自動車の車室内の聴取者の移動自在な座
    席の前方左方に設けられ、左の音響信号が与えられる左
    主スピーカと、 座席の前方右方に設けられ、右の音響信号が与えられる
    右主スピーカと、 座席の近傍で左方に設けられ、左の内壁寄りに正面軸を
    傾斜させた左補助スピーカと、 座席の近傍で右方に設けられ、右の内壁寄りに正面軸を
    傾斜させた右補助スピーカと、 座席の位置を検出する検出手段と、 検出手段の出力に応答し、右の主スピーカから左側の内
    壁で反射して座席の聴取者の左側の耳に伝播する音のみ
    で構成される音場の前記座席位置に対応する伝達関数の
    逆関数である伝達関数を有し、右の音響信号が入力さ
    れ、出力を、左の補助スピーカに与える第1打消し音響
    信号発生手段と、 検出手段の出力に応答し、左の主スピーカから右側の内
    壁で反射して座席の聴取者の右側の耳に伝播する音のみ
    で構成される音場の前記座席位置に対応する伝達関数の
    逆関数である伝達関数を有し、左の音響信号が入力さ
    れ、出力を、右の補助スピーカに与える第2打消し音響
    信号発生手段とを含むことを特徴とする自動車用音場補
    正機能を有する音響再生装置。
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